(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024046940
(43)【公開日】2024-04-05
(54)【発明の名称】護岸構造
(51)【国際特許分類】
E02B 3/14 20060101AFI20240329BHJP
E02B 3/02 20060101ALN20240329BHJP
【FI】
E02B3/14 301
E02B3/02 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022152323
(22)【出願日】2022-09-26
(71)【出願人】
【識別番号】594105741
【氏名又は名称】東栄商興株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100197642
【弁理士】
【氏名又は名称】南瀬 透
(74)【代理人】
【識別番号】100099508
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 久
(74)【代理人】
【識別番号】100219483
【弁理士】
【氏名又は名称】宇野 智也
(72)【発明者】
【氏名】島谷 幸宏
(72)【発明者】
【氏名】末松 吉生
【テーマコード(参考)】
2D118
【Fターム(参考)】
2D118AA05
2D118AA10
2D118BA01
2D118BA03
2D118CA07
2D118DA01
2D118FA06
2D118HA12
2D118HA20
2D118HA34
2D118HB04
2D118HD03
(57)【要約】
【課題】集中豪雨などによる河川の氾濫を抑制することができる護岸構造を提供する。
【解決手段】複数の底なし箱型ブロック10を階段状に段積みし、胴込め材42には栗石などの粒状材を用い、裏込め材43には栗石、単粒度砕石、自然石などの粒状材を用いて構築された護岸構造100において、底なし箱型ブロック10と背後地K3との間に充填された裏込め材43の控長43Lを、胴込め材42の控長42Lの7倍に設定している。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
底なし箱型ブロックを階段状に段積みし、前記底なし箱型ブロックに充填される胴込め材及び前記底なし箱型ブロックと背後地との間に充填される裏込め材には粒状材を用いて構築する護岸構造において、前記裏込め材の控長を、前記胴込め材の控長と同等以上としたことを特徴とする護岸構造。
【請求項2】
前記底なし箱型ブロックの裏込め材である粒状材が前記背後地と直結して繋がっている請求項1記載の護岸構造。
【請求項3】
前記底なし箱型ブロックの裏込め材である粒状材と前記背後地との間に吸出し防止材を配置した請求項1記載の護岸構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、河川の流水に伴う浸食や洗堀などから河岸を保護し、河川の氾濫を抑制するために設けられる護岸構造に関する。
【背景技術】
【0002】
近年の気候変動により想定外の集中豪雨が全国各地を襲っている。これらの集中豪雨により河川の氾濫や堤防の決壊などが各地で多発している。このような河川堤防における氾濫の防止策として、河道を拡幅するという方法がある。この方法は、河道水が流れる横断面積を大きくすることにより、河道水位を低下させて流速を低下させるとともに、流下能力を増大させ、これによって河川の氾濫を抑制するものである。
【0003】
一方、本発明に関連する従来技術として、例えば、本出願人が特許文献1において開示している「空積みブロック擁壁の基礎部構造」がある。この「空積みブロック擁壁の基礎部構造」は、背後地の法面に沿わせて基礎地盤上に栗石等の粒径材を敷設して基礎部を形成し、この基礎部に最下段の空積みブロックの滑動抵抗力を強化する滑動抵抗板を配置し、基礎部上に空積みブロックを段積みして構築する空積みブロック擁壁の基礎部構造であって、基礎部には、擁壁を構成する擁壁構成部材を配置する際にその配置基準となる配置基準体を、それ専用の丁張りを掛けて配置したことを特徴とするものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前述したように、河川堤防における氾濫の防止策として河道を拡幅する方法は、原理的で極めて有効な方法であるが、河川流域の地形上の制約や土地収用の問題などがあり、現状の河川において河道を拡幅することは困難である。
【0006】
一方、特許文献1において開示している「空積みブロック擁壁の基礎部構造」は、滑動抵抗性に優れ、擁壁構成部材の配置作業効率を著しく向上させることができ、河川の流水に伴う浸食や洗堀などから河岸を保護する機能を有しているが、想定外の集中豪雨による河川の氾濫を抑制することを目的としたものではない。
【0007】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、集中豪雨などによる河川の氾濫を抑制することができる護岸構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明に係る護岸構造は、底なし箱型ブロックを階段状に段積みし、胴込め材及び裏込め材には粒状材を用いて構築する護岸構造において、前記裏込め材の控長を、前記胴込め材の控長と同等以上としたことを特徴とする。
【0009】
このような構成とすれば、階段状に天端開口部が形成されるとともに、河道の外側(底なし箱型ブロックの背面側)に、底なし箱型ブロックに充填された胴込め材と、底なし箱型ブロックの背面側に充填された裏込め材と、から成る多孔質空間が形成され、これらの天端開口部を介して河道水が遅延なく多孔質空間に貯留されるため、これに応じて河道水の水位が下がり(河道水の水位を低下させる作用)、河道水の流速が低下する(河道水の流速を低下させる作用)。
【0010】
また、胴込め材が充填された底なし箱型ブロックを階段状に段積みしたことにより形成された各段の底なし箱型ブロックの天端開口部の近傍では乱流が生じ、この乱流の大きさに準じて貯留水が開口面から流出することにより、貯留水の流下量が増加し、これにより、河道水の流下能力が増加する(河道水の流下能力を増加させる作用)。
【0011】
さらに、多孔質空間の天端開口部近傍に生じる乱流の大きさは、流水(流下)速度に準
ずるが、この際の各段の天端開口部近傍の流速は、天端開口部を形成しない護岸よりも遅くなるため、底なし箱型ブロック近傍における河道水の流速が低下する(ブロック近傍の河道水の流速を低下させる作用)。
【0012】
このように、本発明に係る護岸構造は、「河道水の水位を低下させる作用」、「河道水の流速を低下させる作用」、「河道水の流下能力を増加させる作用」及び「ブロック近傍における河道水の流速を低下させる作用」を有するため、集中豪雨などによる氾濫の抑制に有効である。
【0013】
次に、前記護岸構造においては、前記底なし箱型ブロックの裏込め材である粒状材を前記背後地と直結して繋げることができる。
【0014】
このような構成とすれば、多孔質空間に貯留された河道水が背後地へ浸透することにより、河川の水位がさらに低下し、流速が低下するため、これらの作用によってピーク時の流量が抑制され、氾濫の抑制に有効となる。
【0015】
次に、前記護岸構造においては、前記底なし箱型ブロックの裏込め材である粒状材と前記背後地との間に吸出し防止材を配置することができる。
【0016】
このような構成とすれば、多孔質空間に貯留された河道水の流動などによって背後地の土砂が流出するのを防止することができる。
【発明の効果】
【0017】
本発明により、集中豪雨などによる河川の氾濫の抑制に有効な護岸構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の実施形態である護岸構造を示す一部省略垂直断面図である。
【
図2】
図1に示す護岸構造の一部省略拡大図である。
【
図3】
図1に示す護岸構造の基礎部の一部省略拡大図である。
【
図4】
図1に示す護岸構造を構成する底なし箱型ブロックを示す一部省略斜視図である。
【
図5】
図4中の矢線A方向から見た底なし箱型ブロックの一部省略側面図である。
【
図6】(a)は
図3に示す護岸構造の基礎部を構成する配置基準体の一部省略平面図であり、(b)は前記配置基準体の一部省略側面図である。
【
図7】(a)は
図3に示す護岸構造の基礎部を構成する滑動抵抗板を示す一部省略平面図であり、(b)は前記滑動抵抗板の一部省略側面図である。
【
図8】その他の実施形態である護岸構造を示す一部省略垂直断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、
図1~
図8に基づいて、本発明の実施形態である護岸構造100,200について説明する。
【0020】
初めに、
図1~
図7に基づいて護岸構造100について説明する。
図1,
図2に示すように、護岸構造100は、河川K2の背後地K3の法面に沿って河川K2の流れ方向に延設されている。護岸構造100は、底部層40上に形成された基礎部41上に構築され、階段状に段積みされた複数の底なし箱型ブロック10x,10と、胴込め材42及び裏込め材43などを備えている。底部層40は河床K1の地盤中に、均しコンクリートまたはクラッシャーランなど(図示せず)を打設して形成されている。
【0021】
また、
図1に示すように、護岸構造100において、最上部に位置する底なし箱型ブロック10の裏込め材43上にはクラッシャーラン45が打設され、クラッシャーラン45の上面には道路が形成されている。
【0022】
図3に示すように、基礎部41は、配置基準体20と、滑動抵抗板30と、配置基準体20と滑動抵抗板30との間及び滑動抵抗板30の周囲に充填された基礎部用栗石D1などで形成されている。
【0023】
ここで、
図4~
図7に基づいて、底なし箱型ブロック10,10x、配置基準体20並びに滑動抵抗板30について説明する。
【0024】
図4,
図5に示すように、底なし箱型ブロック10は、前壁1、後壁2、左側壁3及び右側壁4で囲まれ、上面及び下面が開口した胴込め領域5を備え、左側壁3の外面3a及び右側壁4の外面4aにそれぞれ柱状の間隔保持片(凸状部)6,7が突設されている。左側壁3及び右側壁4の後部寄りの部分には、それぞれ円形の貫通孔8,9が開設されている。底なし箱型ブロック10の胴込め領域5の上面は開口しているため、
図1に示すように、複数の底なし箱型ブロック10x,10を階段状に段積みしたとき、各段に天端開口部11が形成される。
【0025】
次に、
図6(a),(b)に示すように、配置基準体20は、面部形成片21と左右一対の突設片22,23と膨出片24,25とを備え、これらが鉄筋コンクリート等で一体成形されている。面部形成片21は、左右方向(擁壁延設方向)に長手状の横長四角形板状に形成されて、起立状に配置されている。左右一対の突設片22,23は、面部形成片21の背面から後方へ向けて突設されている。
【0026】
突設片22,23は、それぞれ側面視にて前後方向に横長の四角形状に形成されるとともに、平面視にて前方から後方へ向けて縮幅する相互に線対称な台形状に形成されている。面部形成片21の左右外側端面と突設片22,23の外側面前部には、これらを前後方向に跨るように四角形板状の膨出片24,25が形成されている。
【0027】
一体成形された面部形成片21と左右一対の突設片22,23と膨出片24,25の各上端面は、均平な面一の面に形成されている。両突設片22,23と両膨出片24,25の上端面は、最下段の底なし箱型ブロック10の前壁1の下面と、左側壁3及び右側壁4の下面とを受ける受面22a,23a,24a,25aとなすとともに、これらの受面22a,23a,24a,25a上に載置された最下段の底なし箱型ブロック10が水平に横架・支持されるようにしている。
【0028】
次に、
図7(a),(b)に示すように、基礎部用の滑動抵抗板30は、その下部面に、滑動抵抗板30を自立補助するための左右一対の自立補助片31,32が突設されており、鉄筋コンクリート等で一体成形されている。滑動抵抗板30は、配置基準体20の左右一対の突設片22,23の突設片間隔L2(
図6参照)と略同一の左右幅であり、四角形板状に形成されて、起立状に配置されている。
【0029】
左右一対の自立補助片31,32の上端面31a,32aは、後方へ向けて下り傾斜状に形成されるとともに、下端面31b,32bは、滑動抵抗板30の下端面30aと均平な面一の面に形成されており、それらの最大高さは、
図6に示す配置基準体20の突設片22,23の受面22a,23aの高さと同一に形成されているが、上端面31a,32aの最大高さは、受面22a,23aの高さそれよりも低く形成することもできる。
【0030】
このように、滑動抵抗板30と左右一対の自立補助片31,32とで平面視コ字状に形成されているため、底部層40上に滑動抵抗板30を起立状に配置することで、自立補助片31,32を介して滑動抵抗板30の自立性を高めることができる。
【0031】
図1,
図3に示すように、基礎部41は底部層40の上に配設され、基礎部41の上に最下段の底なし箱型ブロック10xが配置され、この最下段の底なし箱型ブロック10xの上に複数個(本実施形態では9個)の底なし箱型ブロック10が階段状に段積みされている。底なし箱型ブロック10x,10には胴込め材42(栗石などの粒状材)が充填され、底なし箱型ブロック10と背後地K3との間には裏込め材43(栗石、単粒度砕石、自然石などの粒状材)が充填されている。
【0032】
図1,
図3に示すように、基礎部41は、河床K1の地盤中に護岸構造100の延設方向に沿って形成された凹状溝部44内に敷設されている。前述したように、基礎部41は、配置基準体20と、滑動抵抗板30と、配置基準体20と滑動抵抗板30の間及び滑動抵抗板30の周囲に充填された基礎部用栗石D1などで形成されている。
【0033】
基礎部41と最下段の底なし箱型ブロック10xとの境界部分には、これらを跨るように基礎部用の滑動抵抗板30が配置され、この滑動抵抗板30により、最下段の底なし箱型ブロック10xの滑動抵抗力が強化されている。また、
図3に示すように、最下段の底なし箱型ブロック10xとその上の底なし箱型ブロック10との境界部分には中間用の滑動抵抗板30xが配置されている。
【0034】
図4に示すように、底なし箱型ブロック10,10xの内部には胴込め領域5が形成されており、段積みされた底なし箱型ブロック10の胴込め領域5の上下境界部分を跨るように胴込め材42が充填されている。
【0035】
図1に示すように、底なし箱型ブロック10x,10を階段状に段積みし、胴込め材42及び裏込め材43には粒状材を用いて構築された護岸構造100において、
図2に示すように、底なし箱型ブロック10x,10と背後地K3との間に充填された裏込め材43の控長43Lは、底なし箱型ブロック10x,10の胴込め領域5に充填された胴込め材42の控長42Lの7倍としている。
【0036】
なお、裏込め材43の控長43Lは、胴込め材42の控長42Lと同等以上としているが、河川流域の地形状上の制約、土地収用の問題、経済性の問題などを考慮して、裏込め材43の控長43Lの上限は、例えば、胴込め材42の控長42Lの10倍程度、若しくは、
図1に示すように堤防50の幅員50w(堤防50の頂部の平坦部分の横幅)の2/3程度としている。
【0037】
図1に示す護岸構造100においては、階段状に天端開口部11が形成されるとともに、河道Rの外側に、底なし箱型ブロック10x,10に充填された胴込め材42と、底なし箱型ブロック10x,10の背面側に充填された裏込め材43と、から成る多孔質空間Sが形成され、これらの天端開口部11を介して河道水Wが遅延なく多孔質空間Sに貯留されるため、これに応じて河道水Wの水位が下がり(河道水Wの水位を低下させる作用)、河道水Wの流速が低下する(河道水Wの流速を低下させる作用)。
【0038】
また、最下段の底なし箱型ブロック10xの上に、胴込め材42が充填された複数の底なし箱型ブロック10を階段状に段積みしたことにより形成された各段の底なし箱型ブロック10,10xの天端開口部11の近傍では乱流が生じ、この乱流の大きさに準じて、多孔質空間S内の貯留水が天端開口部11の開口面から流出することにより、貯留水の流下量が増加し、恰も河川の幅が広がったような状態となり、これにより、河道水Wの流下能力が増加することになる(河道水Wの流下能力を増加させる作用)。
【0039】
さらに、多孔質空間Sの天端開口部11近傍に生じる乱流の大きさは、流水(流下)速度に準ずるが、この際の各段の天端開口部11近傍の流速は、天端開口部11を形成しない護岸よりも遅くなるため、底なし箱型ブロック10,10x近傍における河道水Wの流速が低下する(底なし箱型ブロック10近傍の河道水Wの流速を低下させる作用)。
【0040】
このように、本実施に係る護岸構造100は、「河道水Wの水位を低下させる作用」、「河道水Wの流速を低下させる作用」、「河道水Wの流下能力を増加させる作用」及び「底なし箱型ブロック10近傍における河道水Wの流速を低下させる作用」を有するため、集中豪雨などによる氾濫の抑制に有効である。
【0041】
また、
図1に示す護岸構造100においては、底なし箱型ブロック10の裏込め材43である粒状材が背後地K3と直結して繋がっている。このような構成とすれば、裏込め材43などで形成された多孔質空間Sに貯留された河道水Wが背後地K3へ浸透することにより、河川K2の水位がさらに低下し、流速が低下するため、これらの作用によってピーク時の流量が抑制され、氾濫の抑制に有効となる。
【0042】
次に、
図8に基づいて、その他の実施形態である護岸構造200について説明する。なお、
図8に示す護岸構造200において、
図1~
図3に示す護岸構造100と共通する部分については、
図1~
図3中の符号と同じ符号を付して説明を省略する。
【0043】
図8に示す護岸構造200においては、底なし箱型ブロック10の裏込め材43である粒状材と背後地K3との間に吸出し防止材46を配置している。このような構成とすれば、胴込め材42と裏込め材43で形成された多孔質空間S(
図1,
図2参照)に貯留された河道水(図示せず)の流動などによって背後地K3の土砂が流出するのを防止することができる。その他の部分の構造、機能は
図1に示す護岸構造100と同様である。
【0044】
なお、
図1~
図8に基づいて説明した護岸構造100,200は、本発明に係る護岸構造を例示するものであり、本発明に係る護岸構造は、前述した護岸構造100,200に限定されない。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明に係る護岸構造は、河川の法面などの護岸施設の施工技術として、土木建設業などの産業分野において広く利用することができる。
【符号の説明】
【0046】
1 前壁
2 後壁
3 左側壁
3a,4a 外面
4 右側壁
5 胴込め領域
6,7 間隔保持片(凸状部)
8,9 貫通孔
10,10x 底なし箱型ブロック
11 天端開口部
20 配置基準体
21 面部形成片
22,23 突設片
22a,23a,24a,25a 受面
24,25 膨出片
30,30x 滑動抵抗板
30a,31b,32b 下端面
31,32 自立補助片
31a,32a 上端面
40 底部層
41 基礎部
42 胴込め材
43 裏込め材
44 凹状溝部
45 クラッシャーラン
46 吸出し防止材
50 堤防
50w 幅員
100,200 護岸構造
D1 基礎部用栗石
K1 河床
K2 河川
K3 背後地
R 河道
S 多孔質空間
W 河道水