IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社オービックの特許一覧

特開2024-4696差額チェック装置、差額チェック方法、及び差額チェックプログラム
<>
  • 特開-差額チェック装置、差額チェック方法、及び差額チェックプログラム 図1
  • 特開-差額チェック装置、差額チェック方法、及び差額チェックプログラム 図2
  • 特開-差額チェック装置、差額チェック方法、及び差額チェックプログラム 図3
  • 特開-差額チェック装置、差額チェック方法、及び差額チェックプログラム 図4
  • 特開-差額チェック装置、差額チェック方法、及び差額チェックプログラム 図5
  • 特開-差額チェック装置、差額チェック方法、及び差額チェックプログラム 図6
  • 特開-差額チェック装置、差額チェック方法、及び差額チェックプログラム 図7
  • 特開-差額チェック装置、差額チェック方法、及び差額チェックプログラム 図8
  • 特開-差額チェック装置、差額チェック方法、及び差額チェックプログラム 図9
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024004696
(43)【公開日】2024-01-17
(54)【発明の名称】差額チェック装置、差額チェック方法、及び差額チェックプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 40/12 20230101AFI20240110BHJP
【FI】
G06Q40/00 400
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022104452
(22)【出願日】2022-06-29
(71)【出願人】
【識別番号】398040527
【氏名又は名称】株式会社オービック
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】滑川 翔太
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 貴詞
(72)【発明者】
【氏名】上野 剛光
【テーマコード(参考)】
5L055
【Fターム(参考)】
5L055BB63
(57)【要約】
【課題】CASSの精算業務を効率化することが可能な差額チェック装置、差額チェック方法、及び差額チェックプログラムを提供すること。
【解決手段】本実施の形態に係る差額チェック装置は、対象の航空会社に対するMAWB(Master Air Waybill)料金データを入力して記憶部に格納する入力手段と、前記対象の航空会社が前記CASSにアップロードした請求データであるCASSデータを当該CASSからダウンロードして前記記憶部に格納する取込手段と、前記記憶部に格納したMAWB料金データとCASSデータを照合して、照合結果のレポートを出力する照合手段と、を備えている。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
制御部を備え、CASS(Cargo Accounts Settlement System)にネットワークを介してデータ通信可能に構成された差額チェック装置であって、
前記制御部は、
対象の航空会社に対するMAWB(Master Air Waybill)料金データを入力して記憶部に格納する入力手段と、
前記対象の航空会社が前記CASSにアップロードした請求データであるCASSデータを当該CASSからダウンロードして前記記憶部に格納する取込手段と、
前記記憶部に格納したMAWB料金データとCASSデータを照合して、照合結果のレポートを出力する照合手段と、
を備えたことを特徴とする差額チェック装置。
【請求項2】
前記MAWB料金データは、MAWB NO、Date of Issue、IATA WT/CHG、Commission、Net WT/CHG、Due Carrierを含み、
前記CASSデータは、MAWBNO、IATA WT/CHG、Commission、Incentive、Due Carrier、取込年月、前半又は後半のTermを含み、
前記照合手段は、前記MAWB料金データと前記CASSデータをMAWB NO単位で照合することを特徴とする請求項1に記載の差額チェック装置。
【請求項3】
前記照合手段は、前記MAWB料金データと前記CASSデータについて、Net WT/CHGとDue Carrierの少なくとも一方が合致しない場合は、不一致と判定し、当該CASSデータのNet WT/CHGは、Net WT/CHG=IATA WT/CHG-Commission-Incentiveで算出することを特徴とする請求項2に記載の差額チェック装置。
【請求項4】
前記照合手段は、前記MAWB料金データのDate of Issueと前記CASSデータの取込年月及びTermとが一致しない場合は、データ無と判定することを特徴とする請求項2に記載の差額チェック装置。
【請求項5】
前記照合手段では、抽出条件指定画面で出力メインデータとして、MAWB料金データ又はCASSデータをオペレータが指定可能であり、指定されたデータを基準とした照合結果のレポートを出力することを特徴とする請求項1~4のいずれか1つに記載の差額チェック装置。
【請求項6】
制御部を備え、ネットワークを介してCASS(Cargo Accounts Settlement System)にデータ通信可能に構成された情報処理装置が実行する差額チェック方法であって、
前記制御部において実行される、
対象の航空会社に対するMAWB(Master Air Waybill)料金データを入力して記憶部に格納する入力工程と、
前記対象の航空会社が前記CASSにアップロードした請求データであるCASSデータを当該CASSからダウンロードして前記記憶部に格納する取込工程と、
前記記憶部に格納したMAWB料金データとCASSデータを照合して、照合結果のレポートを出力する照合工程と、
を含むことを特徴とする差額チェック方法。
【請求項7】
制御部を備え、ネットワークを介してCASS(Cargo Accounts Settlement System)にデータ通信可能に構成された情報処理装置で実行するための差額チェックプログラムであって、
前記制御部において、
対象の航空会社に対するMAWB(Master Air Waybill)データを入力して記憶部に格納する入力工程と、
前記対象の航空会社が前記CASSにアップロードした請求データであるCASSデータを当該CASSからダウンロードして前記記憶部に格納する取込工程と、
前記記憶部に格納したMAWB料金データとCASSデータを照合して、照合結果のレポートを出力する照合工程と、
を実行するための差額チェックプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、差額チェック装置、差額チェック方法、及び差額チェックプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、発注者と航空会社間の航空運賃の精算方式にCASS(Cargo Accounts Settlement System)というシステムがある。航空会社はCASSを導入することで各発注者への個別請求書を作成することなく、CASSを通しての一括精算が可能となる。発注者は各航空会社からの個別請求書を受領するのではなく、CASSを通した一括請求書を受け取っているが、発注者は自社で管理している取引データと照合を行ってから支払業務を行っており、これを「CASS精算業務」と呼ぶ。従来、CASSを使用したシステムとして、例えば、特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006-244198号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1では、CASSの精算業務を効率化することに関して、何ら記載されていない。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、CASSの精算業務を効率化することが可能な差額チェック装置、差額チェック方法、及び差額チェックプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備え、CASS(Cargo Accounts Settlement System)にネットワークを介してデータ通信可能に構成された差額チェック装置であって、前記制御部は、対象の航空会社に対するMAWB(Master Air Waybill)料金データを入力して記憶部に格納する入力手段と、前記対象の航空会社が前記CASSにアップロードした請求データであるCASSデータを当該CASSからダウンロードして前記記憶部に格納する取込手段と、前記記憶部に格納したMAWB料金データとCASSデータを照合して、照合結果のレポートを出力する照合手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】
また、本発明の一態様によれば、前記MAWB料金データは、MAWB NO、Date of Issue、IATA WT/CHG、Commission、Net WT/CHG、Due Carrierを含み、前記CASSデータは、MAWBNO、IATA WT/CHG、Commission、Incentive、Due Carrier、取込年月、前半又は後半のTermを含み、前記照合手段は、前記MAWB料金データと前記CASSデータをMAWB NO単位で照合することにしてもよい。
【0008】
また、本発明の一態様によれば、前記照合手段は、前記MAWB料金データと前記CASSデータについて、Net WT/CHGとDue Carrierの少なくとも一方が合致しない場合は、不一致と判定し、当該CASSデータのNet WT/CHGは、Net WT/CHG=IATA WT/CHG-Commission-Incentiveで算出することにしてもよい。
【0009】
また、本発明の一態様によれば、前記照合手段は、前記MAWB料金データのDate of Issueと前記CASSデータの取込年月及びTermとが一致しない場合は、データ無と判定することにしてもよい。
【0010】
また、本発明の一態様によれば、前記照合手段は、抽出条件指定画面で出力メインデータとして、MAWB料金データ又はCASSデータをオペレータが指定可能であり、指定されたデータを基準とした照合結果のレポートを出力することにしてもよい。
【0011】
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備え、ネットワークを介してCASS(Cargo Accounts Settlement System)にデータ通信可能に構成された情報処理装置が実行する差額チェック方法であって、前記制御部において実行される、対象の航空会社に対するMAWB(Master Air Waybill)料金データを入力して記憶部に格納する入力工程と、前記対象の航空会社が前記CASSにアップロードした請求データであるCASSデータを当該CASSからダウンロードして前記記憶部に格納する取込工程と、前記記憶部に格納したMAWB料金データとCASSデータを照合して、照合結果のレポートを出力する照合工程と、を含むことを特徴とする。
【0012】
また、上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御部を備え、ネットワークを介してCASS(Cargo Accounts Settlement System)にデータ通信可能に構成された情報処理装置で実行するための差額チェックプログラムであって、前記制御部において、対象の航空会社に対するMAWB(Master Air Waybill)データを入力して記憶部に格納する入力工程と、前記対象の航空会社が前記CASSにアップロードした請求データであるCASSデータを当該CASSからダウンロードして前記記憶部に格納する取込工程と、前記記憶部に格納したMAWB料金データとCASSデータを照合して、照合結果のレポートを出力する照合工程と、を実行するための差額チェックプログラムであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、CASSの精算業務を効率化することが可能になるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1図1は、従来のCASS精算業務の仕組みを説明するための図である。
図2図2は、本実施の形態に係る差額チェック装置の構成の一例を示すブロック図である。
図3図3は、本実施形態に係る差額チェック装置の制御部の全体の処理の一例を示すフロー図である。
図4図4は、本実施形態に係る差額チェック装置の制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。
図5図5は、本実施形態に係る差額チェック装置の制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。
図6図6は、本実施形態に係る差額チェック装置の制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。
図7図7は、本実施形態に係る差額チェック装置の制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。
図8図8は、本実施形態に係る差額チェック装置の制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。
図9図9は、本実施形態に係る差額チェック装置の制御部の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は本実施形態により限定されるものではない。
【0016】
[1.概要]
例えば、発注者と航空会社間の航空運賃の精算方式にCASS(Cargo Accounts Settlement System)というシステムがある。航空会社はCASSを導入することで各発注者への個別請求書を作成することなく、CASSを通しての一括精算が可能となる。発注者は各航空会社からの個別請求書を受領するのではなく、CASSを通した一括請求書を受け取っているが、発注者は自社で管理している取引データと照合を行ってから支払業務を行っており、これを「CASS精算業務」と呼ぶ。
【0017】
しかしながら、従来はExcelやPDF等を用いてCASS精算業務を行っているが、前半(1~15日)・後半(16~末日)に分けて月2回のCASS精算業務を行う必要があることや、航空会社により請求される基準日が相違すること、業界特有の特殊な料金設定により計算が煩雑なことから、取引データとの照合が煩雑になっている。
【0018】
そこで、本実施の形態では、取引データ(MAWB料金データ)とCASSデータ(請求データ)の照合結果をレポート(Cass Report)で確認できるようにすることで、一致せずに確認しなければならない案件を早期に特定できるようにして、CASSの精算業務を効率化した。
【0019】
また、CASS精算業務を経理担当者が行っていることも多く、従来では不一致案件を特定しても経理にて原因特定はできず、現場への確認連絡および訂正業務を強いられていたが、取引データの取込を行うことで、現場での事前チェックも簡易的に行えるようになった。
【0020】
図1は、従来のCASS精算業務の仕組みを説明するための図である。従来のCASS精算業務の仕組みを、図1を参照して説明する。発注者は、MAWB(Master Air Waybill)の入力を行って、取引データ(原価データ)としてファイルに格納すると共に、航空会社(例えば、航空会社A,B,C)に輸送依頼を出力する。MAWB(Master Air Waybill)は、航空運送状であり、航空会社へ支払う航空運賃・サーチャージが記載される。
【0021】
航空会社では、輸送依頼を受け取ると、輸送を行い、輸送実績に応じた請求データをCASSにアップロードする。
【0022】
発注者は、CASSからCASSデータ(請求データ)をPDF、CSV、Excel等のファイル形式で月に2回ダウンロードする。CASSデータは、MAWBのIssue Dateにて前半・後半が分かれ、前半は1日~15日分、後半は、16日~31日分である。
【0023】
発注者は、取引データ(原価データ)とCASSデータを照合する。具体的には、(1)MAWB単位で料金が一致しているか、(2)MAWB単位で発行日付(IssueDate)が一致しているかを照合する。
【0024】
発注者は、照合結果が一致する場合(○)は、支払業務を行う。照合結果が一致しない場合(×)は、取引データを確認したり、航空会社へ問い合わせを行う。
【0025】
本実施の形態の差額チェック装置は、航空貨物の取り扱いがあり、航空会社との精算に「CASS」を導入している業界に広く適用可能である。
【0026】
[2.構成]
図2を参照して、本実施形態に係る差額チェック装置100の構成の一例について説明する。図2は、差額チェック装置100の構成の一例を示すブロック図である。
【0027】
差額チェック装置100は、例えば、市販のデスクトップ型パーソナルコンピュータである。なお、差額チェック装置100は、デスクトップ型パーソナルコンピュータのような据置型情報処理装置に限らず、市販されているノート型パーソナルコンピュータ、PDA(Personal Digital Assistants)、スマートフォン、タブレット型パーソナルコンピュータなどの携帯型情報処理装置であってもよい。
【0028】
差額チェック装置100は、制御部102と通信インターフェース部104と記憶部106と入出力インターフェース部108と、を備えている。差額チェック装置100が備えている各部は、任意の通信路を介して通信可能に接続されている。
【0029】
通信インターフェース部104は、ルータ等の通信装置及び専用線等の有線又は無線の通信回線を介して、差額チェック装置100をネットワーク300に通信可能に接続する。通信インターフェース部104は、他の装置と通信回線を介してデータを通信する機能を有する。ここで、ネットワーク300は、差額チェック装置100と、サーバ200、航空会社システム400・・・、CASS500等とを相互に通信可能に接続する機能を有し、例えばインターネットやLAN(Local Area Network)等である。航空会社システム400・・・は、例えば、航空会社A、B、C等のシステムであり、ネットワーク300を介して差額チェック装置100とデータ通信可能に構成されている。CASS500は、ネットワーク300を介して差額チェック装置100とデータ通信可能に構成されており、航空会社から請求データがアップロードされる。差額チェック装置100は、CASS500から、CASSデータ(請求データ)をPDF、CSV、Excel等のファイル形式でダウンロード可能に構成されている。
【0030】
入出力インターフェース部108には、入力装置112及び出力装置114が接続されている。出力装置114には、モニタ(家庭用テレビを含む)の他、スピーカやプリンタを用いることができる。入力装置112には、キーボード、マウス、及び、マイクの他、マウスと協働してポインティングデバイス機能を実現するモニタを用いることができる。なお、以下では、出力装置114をモニタ114とし、入力装置112をキーボード112又はマウス112として記載する場合がある。また、モニタ114に情報を表示して、ユーザが入力装置112を操作すること等を、「UIを介したユーザ操作」と記載する場合がある。
【0031】
記憶部106には、各種のデータベース、テーブル、及びファイルなどが格納される。記憶部106には、OS(Operating System)と協働してCPU(Central Processing Unit)に命令を与えて各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録される。記憶部106として、例えば、RAM(Random Access Memory)・ROM(Read Only Memory)等のメモリ装置、ハードディスクのような固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び光ディスク等を用いることができる。記憶部106は、取引データファイル106a、CASSデータファイル106b等を備えている。
【0032】
取引データファイル106aは、MAWB料金データを格納するためのファイルである。MAWB料金データは、MAWB NO、Date of Issue、IATA WT/CHG(公示運賃)、Commission、Net WT/CHG(航空会社へ支払う運賃)、Due Carrier(航空会社へ支払うサーチャージ)を含んでいてもよい。
【0033】
CASSデータファイル106bは、CASSデータを格納するためのファイルである。CASSデータは、MAWB NO、IATA WT/CHG、Commission、Incentive、Due Carrier、取込年月、Termを含んでいてもよい。「Commission」及び「Incentive」は、航空会社毎に割合が異なっている。
【0034】
図2に戻り、制御部102は、差額チェック装置100を統括的に制御するCPU等である。制御部102は、OS等の制御プログラム・各種の処理手順等を規定したプログラム・所要データなどを格納するための内部メモリを有し、格納されているこれらのプログラムに基づいて種々の情報処理を実行する。
【0035】
制御部102は、記憶部106に格納されている、取引データファイル106a、CASSデータファイル106b等にアクセス可能に構成されている。なお、取引データファイル106a、CASSデータファイル106bは、他の場所(例えば、サーバ200)に設けられていてもよく、制御部102がアクセス可能な構成であればよい。
【0036】
制御部102は、機能概念的に、MAWB入力部102aと、CASSデータ取得部(取込部)102bと、照合部102cと、画面表示制御部102dと、を備えている。
【0037】
MAWB入力部102aは、例えば、対象の航空会社(例えば、航空会社A、B、C)の航空会社システム400のWebサイトから輸送依頼の申込を行うと共に、MAWB(Master Air Waybill)料金データを入力して、取引データファイル106aに格納する。
【0038】
CASSデータ取得部102bは、対象の航空会社がCASS500にアップロードした請求データであるCASSデータをCASS500からダウンロードしてCASSデータファイル106bに格納する。
【0039】
照合部102cは、取引データファイル106aに格納したMAWB料金データとCASSデータファイル106bに格納したCASSデータを照合して、照合結果のレポートを出力(表示出力及び/又は印刷出力)する。
【0040】
照合部102cは、MAWB料金データとCASSデータをMAWB NO単位で照合してもよい。照合部102cは、料金(Net WT/CHGとDue Carrier)の少なくとも一方が合致しない場合は、不一致と判定し、当該CASSデータのNet WT/CHGは、Net WT/CHG=IATA WT/CHG-Commission-Incentiveで算出することにしてもよい。また、照合部102cは、日付の照合を行い、MAWB料金データのDate of IssueとCASSデータの取込年月及びTermとが一致しない場合は、データ無と判定することにしてもよい。
【0041】
また、照合部102cは、例えば、モニタ114に表示される抽出条件指定画面上でオペレータにより指定される抽出条件に従って、MAWB料金データとCASSデータを照合して、照合結果のレポートを出力してもよい。この場合、抽出条件指定画面で出力メインデータとして、MAWB料金データ又はCASSデータをオペレータが指定可能として、指定されたMAWB料金データ又はCASSデータを基準(ベース)とした照合結果のレポートを出力してもよい。
【0042】
画面表示制御部102dは、モニタ114に表示する各種画面(例えば、抽出条件指定画面等)の表示及びその入力を制御する。
【0043】
[3.具体例]
図3図9を参照して、本実施の形態における差額チェック装置100の制御部102の処理の具体例について説明する。
【0044】
(3-1.全体の処理)
図3は、本実施の形態における差額チェック装置100の制御部102の全体の処理の概略を説明するためのフローを示す図である。図3を参照して、本実施の形態における差額チェック装置100の制御部102の全体の処理の概略を説明する。以下、差額チェック装置100を単に「発注者側」と称する場合がある。
【0045】
図4において、MAWB入力部102aは、MAWB入力を行う(ステップS1)。具体的には、MAWB入力では、MAWB入力部102aは、例えば、対象の航空会社(例えば、航空会社A、B、C)の航空会社システム400のWebサイトから輸送依頼の申込を行うと共に、MAWB(Master Air Waybill)料金データを入力して、取引データファイル106aに格納する。当該航空会社システム400では、輸送依頼を受け取ると輸送を行い、輸送実績に応じた請求データをCASS500にアップロードする。なお、航空会社への輸送依頼は、電話、メール、FAX等で行ってもよい。
【0046】
CASSデータ取得部102bは、CASSデータ取込処理を実行する(ステップS2)。具体的には、CASSデータ取得部102bは、CASS500のWebサイトの取込指定画面で対象のファイルを指定して、請求データであるCASSデータのファイルをダウンロードしてCASSデータファイル106bに格納する。CASS500からCASSデータ(請求データ)を月に2回ダウンロードする。CASSデータは、MAWBのIssueDateにて前半・後半が分かれ、前半は1日~15日分、後半は、16日~31日分である。
【0047】
照合部102cは、照合処理を実行する(ステップS3)。具体的には、照合処理では、照合部102cは、取引データファイル106aに格納したMAWB料金データとCASSデータファイル106bに格納したCASSデータを照合して、照合結果のレポートを出力する。
【0048】
照合部102cは、MAWB料金データとCASSデータをMAWB NO単位で照合してもよい。照合部102cは、料金(Net WT/CHGとDue Carrier)の少なくとも一方が合致しない場合は、不一致と判定し、当該CASSデータのNet WT/CHGは、Net WT/CHG=IATA WT/CHG-Commission-Incentiveで算出することにしてもよい。また、照合部102cは、日付の照合を行い、MAWB料金データのDate of IssueとCASSデータの取込年月及びTermとが一致しない場合は、データ無と判定することにしてもよい。
【0049】
また、照合部102cは、例えば、モニタ114に表示される抽出条件指定画面上でオペレータにより指定される抽出条件に従って、MAWB料金データとCASSデータを照合して、照合結果のレポートを出力してもよい。この場合、抽出条件指定画面で出力メインデータとして、MAWB料金データ又はCASSデータをオペレータが指定可能として、指定されたMAWB料金データ又はCASSデータを基準(ベース)とした照合結果のレポートを出力してもよい。
【0050】
レポートを見て、照合結果が一致する場合(○)は、支払業務を行うことができる。照合結果が一致しない場合(×)は、MAWB料金データを確認したり、航空会社へ問い合わせを行うことができる。
【0051】
(3-2.サンプルデータ)
図4図9は、本実施の形態における差額チェック装置100の制御部102の処理の具体例を説明するためのサンプルデータを示す図である。図4図11を参照して、本実施の形態における差額チェック装置100の制御部102の処理の具体例を説明する。
【0052】
(通常の場合(照合結果が一致する場合))
図4及び図5を参照して、通常の場合(照合結果が一致する場合)の例を説明する。
【0053】
(S1:MAWB入力)
MAWB入力部102aは、例えば、対象の航空会社(例えば、航空会社A、B、C)の航空会社システム400のWebサイトから輸送依頼の申込を行うと共に、MAWB(Master Air Waybill)料金データを入力して、取引データファイル106aに格納する。当該航空会社システム400では、輸送依頼を受け取ると輸送を行い、輸送実績に応じた請求データをCASS500にアップロードする。
【0054】
図4(A)は、MAWB料金データのデータ例を示している。MAWB料金データは、MAWBNO、Date of Issue、IATA WT/CHG、Commission、Net WT/CHG(航空会社へ支払う運賃)、Due Carrier(航空会社へ支払うサーチャージ)の項目を備えている。同図に示す例では、1行目は、MAWB NO「A001」、Date of Issue「2022/05/01」、IATA WT/CHG「217,305」、Commission「10,865」、Net WT/CHG「61,460」、Due Carrier「10,158」、2行目は、MAWB NO「A002」、Date of Issue「2022/05/10」、IATA WT/CHG「99,000」、Commission「4,950」、Net WT/CHG「30,000」、Due Carrier「4,900」、3行目は、MAWB NO「A003」、Date of Issue「2022/05/15」、IATA WT/CHG「1,094,400」、Commission「54,720」、Net WT/CHG「969,000」、Due Carrier「60,920」となっている。
【0055】
(S2:CASSデータ取込処理)
CASSデータ取得部102bは、対象の航空会社がCASS500にアップロードした請求データであるCASSデータをCASS500からダウンロードしてCASSデータファイル106bに格納する。
【0056】
図4(B)は、CASSダウンロードデータのデータ例を示す図である。CASSダウンロードデータは、対象の航空会社がCASS500にアップロードしたデータである。
【0057】
図4(C)は、取込指定画面の表示例を示す図である。取込指定画面では、取込年月、Term(前半又は後半)、ファイルパスの取込指定条件を指定して、請求データ(請求データ)を取り込む。同図に示す例では、取込年月「2022/05」、Term「前半」、ファイルパス「¥¥XXXXX¥CASS(5月前半)」が指定されている。CASSダウンロードデータから取込指定条件を満たすデータをCASSデータとして取り込んで、CASSデータファイル106bに格納する。
【0058】
図4(D)は、取り込んだCASSデータのデータ例を示す図である。CASSデータは、MAWBNO、IATA WT/CHG、Commission、Incentive、Due Carrier、取込年月、Termの項目を備えている。同図に示す例では、1行目は、MAWBNO「A001」、IATA WT/CHG「217,305」、Commission「10,865」、Incentive「144,980」、Due Carrier「10,158」、取込年月「2022/05」、Term「前半」、2行目は、MAWBNO「A002」、IATA WT/CHG「99,000」、Commission「4,950」、Incentive「64,050」、Due Carrier「4,900」、取込年月「2022/05」、Term「前半」、3行目は、MAWBNO「A003」、IATA WT/CHG「1,094,400」、Commission「54,720」、Incentive「70,680」、Due Carrier「60,920」、取込年月「2022/05」、Term「前半」となっている。
【0059】
(S3:照合処理)
照合部102cは、例えば、モニタ114に表示される抽出条件指定画面上でオペレータにより指定される抽出条件に従って、MAWB料金データとCASSデータを照合して、照合結果の帳票形式のレポートであるCASS Reportを出力する。
【0060】
図4(E)は、抽出条件指定画面の例を示す図である。抽出条件指定画面では、出力メインデータ「MAWB料金データorCASSデータ」、IssueDate、取込年月、前半/後半、照合条件(全件or不一致のみ)を指定する。「出力メインデータ」は、CASS Reportの基準(ベース)とするデータを指定するためのものである。指定されたデータを基準として、照合結果(一致:○、不一致:×)が出力される。照合条件で、「全件」を指定すると全件の照合結果が出力され、「不一致のみ」を指定すると、不一致のデータについての照合結果だけが出力される。
【0061】
同図に示す例では、出力メインデータ「CASSデータ」、CASS取込年月「2022/05」、「前半」、CASS照合「全件」が指定されている。
【0062】
図4(F)は、MAWB料金データとCASSデータの転送表の例を示している。転送表は、出力項目、転送元、転送項目を含んでいる。MAWB料金データは、MAWB NO、Issue Date、IATA WT/CHG、Commission、Incentive、Net WT/CHG、Due Carrierを出力項目とする。Incentiveは、MAWB料金データの項目にないので、IATA WT/CHG-Commission-Net WT/CHGで算出して転送する。
【0063】
CASSデータは、MAWB NO、IATA WT/CHG、Commission、Incentive、Net WT/CHG、Due Carrier、Mismatchを出力項目とする。Net WT/CHGは、CASSデータの項目にないので、IATA WT/CHG-Commission-Incentiveで算出して転送する。ここで、CASSデータが「Mismatch(照合結果)」の項目を備えているのは、図4(E)で、出力メインデータに指定されているからである。出力メインデータがMAWB料金データの場合は、MAWB料金データが「Mismatch(照合結果)」の項目を備える。
【0064】
MAWB料金データとCASSデータをMAWB NO単位でマッチングする。図5は、CASS REPORTの一例を示す図である。CASS REPORTには、ヘッダー部に、期間と、CASS照合条件が記載され、本体部に、照合項目(MAWB NO、IssueDate、IATA WT/CHG、Commission、Incentive、Net WT/CHG、DueCarrier)と、MAWB料金データと、CASSデータの値と、Mismatchが記載される。Net WT/CHG、Due Carrierのいずれかが不一致の場合は、Mismatch(照合結果)を「不一致:×」とする。Date of Issueと、取込年月及びTermが一致しない場合は、データ無と判定する(CASSデータを基準とする場合は、MAWB料金データ無し、MAWB料金データを基準とする場合は、CASSデータ無しとする)。
【0065】
「Mismatch」の出力例は例えば、以下のパターン1~パターン6となる。
(パターン1):合致→「〇」
(パターン2):Net WT/CHGに差異がある→「×(Net WT/CHG)」
(パターン3):Due Carrierに差異がある→「×(Due Carrier)」
(パターン4):Net WT/CHGとDue Carrierともに差異がある→「×(Net WT/CHG & Due Carrier)」
(パターン5):CASSデータが存在しない→「No Cass Data」
(パターン6):MAWB料金データが存在しない→「No MAWB Data」
【0066】
図5に示す例では、全てのMAWB NOで照合項目が合致しており、CASSデータを基準とした「Mismatch」は、「〇:合致」となっている。
【0067】
(日付(前半・後半)の認識が両者で異なっていた場合)
図6及び図7を参照して、日付(前半・後半)の認識が両者で異なっていた場合の例を説明する。
【0068】
図6(A)において、MAWB料金データのMAWBNO「A003」のDate of issueが「2022/05/16」であった場合のCASS REPORTは、図7のようになる。図6のそれ以外のデータは図4と同様である。
【0069】
図7において、MAWB NO「A003」については、CASS側は2022/05(前半)で認識していたが、発注者側は2022/05(後半)(2022/5/16)で認識していた場合、CASSデータを基準とした「Mismatch」は、「No MAWB Data」となる。
【0070】
(Net WT/CHG、Due Carrierが両者で異なっていた場合)
図8及び図9を参照して、Net WT/CHG、Due Carrierが両者で異なっていた場合の例を説明する。
【0071】
図8において、CASSデータのMAWBNO「A001」のIncentive「134,980」、MAWB料金データのMAWBNO「A002」のDue Carrier「6,900」、CASSデータのMAWBNO「A003」のIncentive「96,280」、Due Carrier「51,860」であった場合のCASS REPORTは、図9のようになる。図8のそれ以外のデータは、図4と同様である。
【0072】
「IATA WT/CHG」はMAWB上に記載される公示運賃となるが、そこから「Commission」「Incentive」を差し引いたものが最終的な支払運賃(=Net WT/CHG)となる。航空会社毎にCommitionやIncentiveの割合が異なることから、「Net WT/CHG」の算出が煩雑化し、双方の認識金額が乖離するケースも少なくはない。
【0073】
図9において、MAWB NO「A001」の「Mismatch」は、×(Net WT/CHG)、MAWB NO「A002」の「Mismatch」は、×(Due Carrier)、MAWB NO「A003」の「Mismatch」は、×(Net WT/CHG&Due Carrier)となっている。
【0074】
以上説明したように、本実施の形態によれば、対象の航空会社に対するMAWB(Master Air Waybill)料金データを入力して取引データファイル106aに格納するMAWB入力部102aと、対象の航空会社がCASS500にアップロードした請求データであるCASSデータを当該CASSからダウンロードしてCASSデータファイル106bに格納するCASSデータ取得部102bと、取引データファイル106aに格納したMAWB料金データとCASSデータファイル106bに格納したCASSデータを照合して、照合結果のレポートを出力する照合部102cと、を備えているので、照合結果のレポートを確認することで、不一致の案件を早期に特定でき、CASSの精算業務を効率化することが可能となる。
【0075】
[4.国連が主導する持続可能な開発目標(SDGs)への貢献]
本実施形態により、業務効率化や企業の適切な経営判断を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標8及び9に貢献することが可能となる。
【0076】
また、本実施形態により、廃棄ロス削減や、ペーパレス・電子化を推進することに寄与することができるので、SDGsの目標12、13及び15に貢献することが可能となる。
【0077】
また、本実施形態により、統制、ガバナンス強化に寄与することができるので、SDGsの目標16に貢献することが可能となる。
【0078】
[5.他の実施形態]
本発明は、上述した実施形態以外にも、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内において種々の異なる実施形態にて実施されてよいものである。
【0079】
例えば、実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部又は一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。
【0080】
また、本明細書中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各処理の登録データや検索条件等のパラメータを含む情報、画面例、データベース構成については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
【0081】
また、差額チェック装置100に関して、図示の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。
【0082】
例えば、差額チェック装置100が備える処理機能、特に制御部にて行われる各処理機能については、その全部又は任意の一部を、CPU及び当該CPUにて解釈実行されるプログラムにて実現してもよく、また、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現してもよい。尚、プログラムは、本実施形態で説明した処理を情報処理装置に実行させるためのプログラム化された命令を含む一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録されており、必要に応じて差額チェック装置100に機械的に読み取られる。すなわち、ROM又はHDD(Hard Disk Drive)などの記憶部などには、OSと協働してCPUに命令を与え、各種処理を行うためのコンピュータプログラムが記録されている。このコンピュータプログラムは、RAMにロードされることによって実行され、CPUと協働して制御部を構成する。
【0083】
また、このコンピュータプログラムは、差額チェック装置100に対して任意のネットワークを介して接続されたアプリケーションプログラムサーバに記憶されていてもよく、必要に応じてその全部又は一部をダウンロードすることも可能である。
【0084】
また、本実施形態で説明した処理を実行するためのプログラムを、一時的でないコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納してもよく、また、プログラム商品として構成することもできる。ここで、この「記録媒体」とは、メモリーカード、USB(Universal Serial Bus)メモリ、SD(Secure Digital)カード、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)、EEPROM(登録商標)(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、MO(Magneto-Optical disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、及び、Blu-ray(登録商標) Disc等の任意の「可搬用の物理媒体」を含むものとする。
【0085】
また、「プログラム」とは、任意の言語又は記述方法にて記述されたデータ処理方法であり、ソースコード又はバイナリコード等の形式を問わない。なお、「プログラム」は必ずしも単一的に構成されるものに限られず、複数のモジュールやライブラリとして分散構成されるものや、OSに代表される別個のプログラムと協働してその機能を達成するものをも含む。なお、実施形態に示した各装置において記録媒体を読み取るための具体的な構成及び読み取り手順ならびに読み取り後のインストール手順等については、周知の構成や手順を用いることができる。
【0086】
記憶部に格納される各種のデータベース等は、RAM、ROM等のメモリ装置、ハードディスク等の固定ディスク装置、フレキシブルディスク、及び、光ディスク等のストレージ手段であり、各種処理やウェブサイト提供に用いる各種のプログラム、テーブル、データベース、及び、ウェブページ用ファイル等を格納する。
【0087】
また、差額チェック装置100は、既知のパーソナルコンピュータ又はワークステーション等の情報処理装置として構成してもよく、また、任意の周辺装置が接続された当該情報処理装置として構成してもよい。また、差額チェック装置100は、当該装置に本実施形態で説明した処理を実現させるソフトウェア(プログラム又はデータ等を含む)を実装することにより実現してもよい。
【0088】
更に、装置の分散・統合の具体的形態は図示するものに限られず、その全部又は一部を、各種の付加等に応じて又は機能負荷に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。すなわち、上述した実施形態を任意に組み合わせて実施してもよく、実施形態を選択的に実施してもよい。
【符号の説明】
【0089】
100 差額チェック装置
102 制御部
102a MAWB入力部
102b CASSデータ取得部
102c 照合部
102d 画面表示制御部
104 通信インターフェース部
106 記憶部
106a 取引データファイル
106b CASSデータファイル
108 入出力インターフェース部
112 入力装置
114 出力装置
200 サーバ
300 ネットワーク
400 航空会社システム
500 CASS
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9