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特開2024-47125作業機械の測定システム、作業機械、及び作業機械の測定方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024047125
(43)【公開日】2024-04-05
(54)【発明の名称】作業機械の測定システム、作業機械、及び作業機械の測定方法
(51)【国際特許分類】
   E02F 9/26 20060101AFI20240329BHJP
【FI】
E02F9/26 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022152569
(22)【出願日】2022-09-26
(71)【出願人】
【識別番号】000001236
【氏名又は名称】株式会社小松製作所
(74)【代理人】
【識別番号】110002147
【氏名又は名称】弁理士法人酒井国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】市川 安曇
(72)【発明者】
【氏名】内田 陽介
(72)【発明者】
【氏名】島野 佑基
【テーマコード(参考)】
2D015
【Fターム(参考)】
2D015HA03
2D015HB05
(57)【要約】
【課題】作業機が届かない2点間の距離を測定すること。
【解決手段】作業機械の測定システムは、位置センサの検出データに基づいて作業機械の位置を算出する位置算出部と、作業機械の位置に基づいて、作業機械が有する作業機の位置を算出する作業機位置算出部と、作業機械の作業現場の所定のポイントの位置を記憶する施工データ記憶部と、ポイントの位置と作業機の位置との距離を算出する距離算出部と、を備える。
【選択図】図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
位置センサの検出データに基づいて作業機械の位置を算出する位置算出部と、
前記作業機械の位置に基づいて、前記作業機械が有する作業機の位置を算出する作業機位置算出部と、
前記作業機械の作業現場の所定のポイントの位置を記憶する施工データ記憶部と、
前記ポイントの位置と前記作業機の位置との距離を算出する距離算出部と、を備える、
作業機械の測定システム。
【請求項2】
前記距離算出部は、前記ポイントの位置と前記作業機の位置との一方の位置を始点とし、他方の位置を終点として、前記距離を算出する、
請求項1に記載の作業機械の測定システム。
【請求項3】
前記施工データ記憶部は、複数の前記ポイントの位置のそれぞれを記憶し、
複数の前記ポイントから前記距離の算出に使用するポイントを選択するポイント位置選択部を備える、
請求項1に記載の作業機械の測定システム。
【請求項4】
前記施工データ記憶部は、前記作業現場に予め設定された位置を前記ポイントの位置として記憶する、
請求項1に記載の作業機械の測定システム。
【請求項5】
前記施工データ記憶部は、前記作業機位置算出部により算出された前記作業機の位置を前記ポイントの位置として記憶する、
請求項1に記載の作業機械の測定システム。
【請求項6】
前記距離は、前記ポイントの位置と前記作業機の位置との直線距離、前記ポイントの位置と前記作業機の位置との水平方向の距離、及び前記ポイントの位置と前記作業機の位置との鉛直方向の距離を含む、
請求項1に記載の作業機械の測定システム。
【請求項7】
前記距離算出部は、水平面に対する前記ポイントの位置と前記作業機の位置とを結ぶラインの傾斜角度を算出する、
請求項1に記載の作業機械の測定システム。
【請求項8】
前記距離算出部により算出された前記距離を表示装置に表示させる表示制御部を備える、
請求項1に記載の作業機械の測定システム。
【請求項9】
請求項1に記載の作業機械の測定システムを備える、
作業機械。
【請求項10】
位置センサの検出データに基づいて作業機械の位置を算出することと、
前記作業機械の位置に基づいて、前記作業機械が有する作業機の位置を算出することと、
前記作業機械の作業現場の所定のポイントの位置を記憶することと、
前記ポイントの位置と前記作業機の位置との距離を算出することと、を含む、
作業機械の測定方法。
【請求項11】
前記ポイントの位置と前記作業機の位置との一方の位置を始点とし、他方の位置を終点として、前記距離を算出する、
請求項10に記載の作業機械の測定方法。
【請求項12】
複数の前記ポイントの位置のそれぞれを記憶し、
複数の前記ポイントから前記距離の算出に使用するポイントを選択する、
請求項10に記載の作業機械の測定方法。
【請求項13】
予め設定された前記作業現場の位置を前記ポイントの位置として記憶する、
請求項10に記載の作業機械の測定方法。
【請求項14】
前記作業機械の位置に基づいて算出された前記作業機の位置を前記ポイントの位置として記憶する、
請求項10に記載の作業機械の測定方法。
【請求項15】
前記距離は、前記ポイントの位置と前記作業機の位置との直線距離、前記ポイントの位置と前記作業機の位置との水平方向の距離、及び前記ポイントの位置と前記作業機の位置との鉛直方向の距離を含む、
請求項10に記載の作業機械の測定方法。
【請求項16】
水平面に対する前記ポイントの位置と前記作業機の位置とを結ぶラインの傾斜角度を算出する、
請求項10に記載の作業機械の測定方法。
【請求項17】
算出された前記距離を表示装置に表示させることを含む、
請求項10に記載の作業機械の測定方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、作業機械の測定システム、作業機械、及び作業機械の測定方法に関する。
【背景技術】
【0002】
作業機械に係る技術分野において、特許文献1に開示されているような掘削機械が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-074318号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
作業現場において、作業機械の作業機が届かない2点間の距離を測定したいという要望がある。例えば川の中のように作業機械又は作業者が立ち入ることが困難な場所の2点間の距離を測定できる技術が要望される。
【0005】
本開示は、作業機が届かない2点間の距離を測定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に従えば、位置センサの検出データに基づいて作業機械の位置を算出する位置算出部と、作業機械の位置に基づいて、作業機械が有する作業機の位置を算出する作業機位置算出部と、作業機械の作業現場の所定のポイントの位置を記憶する施工データ記憶部と、ポイントの位置と作業機の位置との距離を算出する距離算出部と、を備える、作業機械の測定システムが提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、作業機が届かない2点間の距離を測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、実施形態に係る作業機械を示す斜視図である。
図2図2は、実施形態に係る作業機械を示す模式図である。
図3図3は、実施形態に係る作業機械の運転室を示す図である。
図4図4は、実施形態に係る作業機械の制御システムを示すブロック図である。
図5図5は、実施形態に係る表示装置に表示される作業画面を示す図である。
図6図6は、実施形態に係るポイントの位置と作業機の位置との距離の測定方法を示すフローチャートである。
図7図7は、実施形態に係るポイントの位置と作業機の位置との距離の測定において表示装置に表示される測定画面の遷移図である。
図8図8は、実施形態に係るポイントの位置と作業機の位置との距離の測定において表示装置に表示される測定画面の遷移図である。
図9図9は、実施形態に係るコンピュータシステムを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本開示は実施形態に限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
【0010】
[作業機械]
図1は、実施形態に係る作業機械1を示す斜視図である。図2は、実施形態に係る作業機械1を示す模式図である。図3は、実施形態に係る作業機械1の運転室2を示す図である。
【0011】
作業機械1は、作業現場において稼働する。実施形態において、作業機械1は、油圧ショベルである。以下の説明において、作業機械1を適宜、油圧ショベル1、と称する。
【0012】
油圧ショベル1は、走行体3と、旋回体4と、作業機5と、油圧シリンダ6と、操作装置7と、車載モニタ8と、位置センサ9と、傾斜センサ10と、姿勢センサ11と、制御装置12とを備える。
【0013】
図2に示すように、作業現場に3次元の現場座標系(Xg,Yg,Zg)が規定される。旋回体4に3次元の車体座標系(Xm,Ym,Zm)が規定される。
【0014】
現場座標系は、作業現場に規定された現場基準点Ogから南北に伸びるXg軸、現場基準点Ogから東西に伸びるYg軸、及び現場基準点Ogから鉛直に伸びるZg軸により構成される。
【0015】
車体座標系は、旋回体4に規定された代表点Omから旋回体4の前後方向に伸びるXm軸、代表点Omから旋回体4の左右方向に伸びるYm軸、及び代表点Omから旋回体4の上下方向に伸びるZm軸により構成される。旋回体4の代表点Omを基準として、+Xm方向は旋回体4の前方であり、-Xm方向は旋回体4の後方であり、+Ym方向は旋回体4の左方であり、-Ym方向は旋回体4の右方であり、+Zm方向は旋回体4の上方であり、-Zm方向は旋回体4の下方である。
【0016】
走行体3は、旋回体4を支持した状態で走行する。走行体3は、一対の履帯3Aを有する。履帯3Aの回転により、走行体3は、走行動作する。走行体3の走行動作は、前進動作及び後進動作を含む。油圧ショベル1は、走行体3により作業現場を移動することができる。
【0017】
旋回体4は、走行体3に支持される。旋回体4は、走行体3よりも上方に配置される。旋回体4は、走行体3に支持された状態で旋回軸RXを中心に旋回動作する。旋回軸RXは、Zm軸に平行である。旋回体4の旋回動作は、左旋回動作及び右旋回動作を含む。運転室2は、旋回体4に設けられる。
【0018】
作業機5は、旋回体4に支持される。作業機5は、作業を実施する。実施形態において、作業機5により実施される作業は、掘削対象を掘削する掘削作業及び掘削物を積込対象に積み込む積込作業を含む。
【0019】
作業機5は、ブーム5Aと、アーム5Bと、バケット5Cとを含む。ブーム5Aの基端部は、旋回体4の前部に回動可能に連結される。アーム5Bの基端部は、ブーム5Aの先端部に回動可能に連結される。バケット5Cの基端部は、アーム5Bの先端部に回動可能に連結される。
【0020】
油圧シリンダ6は、作業機5を動作させる。油圧シリンダ6は、ブームシリンダ6Aと、アームシリンダ6Bと、バケットシリンダ6Cとを含む。ブームシリンダ6Aは、ブーム5Aを上げ動作及び下げ動作させる。アームシリンダ6Bは、アーム5Bを掘削動作及びダンプ動作させる。バケットシリンダ6Cは、バケット5Cを掘削動作及びダンプ動作させる。ブームシリンダ6Aの基端部は、旋回体4に連結される。ブームシリンダ6Aの先端部は、ブーム5Aに連結される。アームシリンダ6Bの基端部は、ブーム5Aに連結される。アームシリンダ6Bの先端部は、アーム5Bに連結される。バケットシリンダ6Cの基端部は、アーム5Bに連結される。バケットシリンダ6Cの先端部は、バケット5Cに連結される。
【0021】
図3に示すように、操作装置7は、運転室2に配置される。操作装置7は、走行体3、旋回体4、及び作業機5の少なくとも一つを動作させるために操作される。操作装置7は、運転室2に搭乗したオペレータに操作される。オペレータは、運転室2に配置された運転シート14に着座した状態で、操作装置7を操作することができる。
【0022】
操作装置7は、旋回体4及び作業機5の動作のために操作される左作業レバー7A及び右作業レバー7Bと、走行体3の動作のために操作される左走行レバー7C及び右走行レバー7Dと、左フットペダル7E及び右フットペダル7Fとを含む。
【0023】
左作業レバー7Aが前後方向に操作されることにより、アーム5Bがダンプ動作又は掘削動作する。左作業レバー7Aが左右方向に操作されることにより、旋回体4が左旋回動作又は右旋回操作する。右作業レバー7Bが左右方向に操作されることにより、バケット5Cが掘削動作又はダンプ動作する。右作業レバー7Bが前後方向に操作されることにより、ブーム5Aが下げ動作又は上げ動作する。なお、左作業レバー7Aが前後方向に操作されたときに旋回体4が右旋回動作又は左旋回動作し、左作業レバー7Aが左右方向に操作されたときにアーム5Bがダンプ動作又は掘削動作してもよい。
【0024】
左走行レバー7Cが前後方向に操作されることにより、走行体3の左側の履帯3Aが前進動作又は後進動作する。右走行レバー7Dが前後方向に操作されることにより、走行体3の右側の履帯3Aが前進動作又は後進動作する。
【0025】
左フットペダル7Eは、左走行レバー7Cと連動する。右フットペダル7Fは、右走行レバー7D連動する。左フットペダル7E及び右フットペダル7Fが操作されることにより、走行体3が前進動作又は後進動作されてもよい。
【0026】
車載モニタ8は、運転室2に配置される。車載モニタ8は、運転シート14の右前方に配置される。車載モニタ8は、表示装置8Aと、入力装置8Bと、警報装置8Cとを有する。
【0027】
表示装置8Aは、規定の表示データを表示する。表示装置8Aとして、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)又は有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electroluminescence Display)のようなフラットパネルディスプレイが例示される。
【0028】
入力装置8Bは、オペレータに操作されることにより入力データを生成する。入力装置8Bとして、ボタンスイッチ、コンピュータ用キーボード、及びタッチパネルが例示される。
【0029】
警報装置8Cは、規定の警報を出力する。実施形態において、警報装置8Cは、警報音を出力する音声出力装置である。なお、警報装置8Cは、警報光を出力する発光装置でもよい。
【0030】
位置センサ9は、現場座標系における旋回体4の位置を検出する。位置センサ9は、全球測位衛星システム(GNSS:Global Navigation Satellite System)を利用して現場座標系における旋回体4の位置を検出する。全地球航法衛星システムは、全地球測位システム(GPS:Global Positioning System)を含む。全地球航法衛星システムは、緯度、経度、及び高度の座標データで規定される位置を検出する。位置センサ9は、GNSS衛星からGNSS電波を受信するGNSS受信機を含む。位置センサ9は、旋回体4に配置される。実施形態において、位置センサ9は、旋回体4のカウンタウエイトに配置される。
【0031】
位置センサ9は、第1位置センサ9Aと、第2位置センサ9Bとを含む。第1位置センサ9Aと第2位置センサ9Bとは、旋回体4の異なる位置に配置される。実施形態において、第1位置センサ9Aと第2位置センサ9Bとは、旋回体4において左右方向に間隔をあけて配置される。第1位置センサ9Aは、第1位置センサ9Aが配置されている位置を示す第1測位位置を検出する。第2位置センサ9Bは、第2位置センサ9Bが配置されている位置を示す第2測位位置を検出する。
【0032】
傾斜センサ10は、旋回体4の加速度及び角速度を検出する。傾斜センサ10は、慣性計測装置(IMU:Inertial Measurement Unit)を含む。傾斜センサ10は、旋回体4に配置される。実施形態において、傾斜センサ10は、運転室2の下方に設置される。
【0033】
姿勢センサ11は、作業機5の姿勢を検出する。作業機5の姿勢は、作業機5の角度を含む。姿勢センサ11は、旋回体4に対するブーム5Aの角度を検出する第1姿勢センサ11Aと、ブーム5Aに対するアーム5Bの角度を検出する第2姿勢センサ11Bと、アーム5Bに対するバケット5Cの角度を検出する第3姿勢センサ11Cとを含む。姿勢センサ11は、油圧シリンダ6のストロークを検出するストロークセンサでもよいし、作業機5の角度を検出するポテンショメータでもよい。
【0034】
[制御システム]
図4は、実施形態に係る作業機械1の制御システム30を示すブロック図である。油圧ショベル1は、制御システム30を備える。制御システム30は、測定システム300を含む。制御システム30は、車載モニタ8と、位置センサ9と、傾斜センサ10と、姿勢センサ11と、制御装置12とを有する。制御装置12は、油圧ショベル1を制御する。制御装置12は、コンピュータシステムを含む。
【0035】
車載モニタ8は、コントローラ40を有する。コントローラ40は、施工データ記憶部15と、入力データ取得部18と、距離算出部23と、表示制御部24と、ポイント位置選択部25とを有する。
【0036】
制御装置12は、車体データ記憶部16と、操作データ取得部17と、センサデータ取得部19と、位置方位算出部20と、傾斜角算出部21と、作業機位置算出部22と、走行制御部26と、旋回制御部27と、作業機制御部28とを有する。
【0037】
施工データ記憶部15は、作業現場に規定される設計面を記憶する。設計面は、油圧ショベル1の外部に存在するコンピュータシステムにより作成される。設計面は、例えば設計室のような油圧ショベル1の外部施設において作成される。設計面は、現場座標系において規定される面である。複数の設計面により、作業現場の目標地形データが規定される。油圧ショベル1は、目標地形データに基づいて、作業現場を施工する。
【0038】
また、施工データ記憶部15は、作業現場の所定のポイントの位置を記憶する。ポイントの位置は、現場座標系において規定される。施工データ記憶部15は、複数のポイントの位置のそれぞれを記憶する。ポイントの位置は、例えば測量作業により取得される。例えば、3次元センサにより施工現場の地形の3次元データが測定され、3次元データにより規定される作業現場の地形の表面の複数の位置のそれぞれがポイントの位置として施工データ記憶部15に記憶されてもよい。実施形態において、施工データ記憶部15は、作業現場に予め設定された位置をポイントの位置として記憶する。
【0039】
車体データ記憶部16は、油圧ショベル1の車体データを記憶する。油圧ショベル1の車体データは、作業機5の寸法を含む。作業機5の寸法は、ブーム5Aの長さ、アーム5Bの長さ、及びバケット5Cの長さを含む。また、油圧ショベル1の車体データは、走行体3の寸法及び旋回体4の寸法を含む。
【0040】
操作データ取得部17は、操作装置7が操作されることにより生成された操作データを取得する。
【0041】
入力データ取得部18は、入力装置8Bが操作されることにより生成された入力データを取得する。
【0042】
センサデータ取得部19は、位置センサ9の検出データ、傾斜センサ10の検出データ、及び姿勢センサ11の検出データを取得する。
【0043】
位置方位算出部20は、位置センサ9の検出データに基づいて、現場座標系における旋回体4の位置及び方位角を算出する。上述のように、位置センサ9は、GNSS電波を受信するGNSS受信機を含む。位置方位算出部20は、GNSS電波に基づいて、旋回体4の位置及び方位角を算出する。旋回体4の方位角は、例えばXg軸を基準とする旋回体4の方位角である。
【0044】
位置方位算出部20は、第1位置センサ9Aにより検出される第1測位位置及び第2位置センサ9Bにより検出される第2測位位置の少なくとも一方に基づいて、旋回体4の位置を算出する。位置方位算出部20は、第1位置センサ9Aにより検出される第1測位位置と第2位置センサ9Bにより検出される第2測位位置との相対位置に基づいて、旋回体4の方位角を算出する。
【0045】
傾斜角算出部21は、傾斜センサ10の検出データに基づいて、旋回体4の傾斜角を算出する。旋回体4の傾斜角は、旋回体4のロール角及びピッチ角を含む。ロール角とは、Xg軸を中心とする傾斜方向における旋回体4の傾斜角をいう。ピッチ角とは、Yg軸を中心とする傾斜方向における旋回体4の傾斜角をいう。傾斜角算出部21は、傾斜センサ10の検出データに基づいて、旋回体4のロール角及びピッチ角を算出する。
【0046】
作業機位置算出部22は、位置方位算出部20により算出された作業機械1の位置に基づいて、作業機5の位置を算出する。実施形態において、作業機位置算出部22は、車体データ記憶部16に記憶されている油圧ショベル1の車体データと、位置方位算出部20により算出された旋回体4の位置及び方位角と、傾斜角算出部21により算出された旋回体4の傾斜角と、姿勢センサ11の検出データとに基づいて、現場座標系における作業機5の位置を算出する。作業機5の位置は、バケット5Cの位置を含む。バケット5Cの位置は、バケット5Cの先端部(刃先)の位置を含む。
【0047】
距離算出部23は、施工データ記憶部15に記憶されているポイントの位置と作業機位置算出部22により算出された作業機5の位置との距離を算出する。上述のように、ポイントの位置及び作業機5の位置のそれぞれは、現場座標系において規定される。そのため、距離算出部23は、現場座標系において、ポイントの位置と作業機5の位置との距離を算出することができる。
【0048】
距離算出部23は、ポイントの位置と作業機5の位置との一方の位置を始点とし、他方の位置を終点として、距離を算出する。
【0049】
距離算出部23は、ポイントの位置と作業機5の位置との距離として、ポイントの位置と作業機5の位置との直線距離、ポイントの位置と作業機5の位置との水平方向の距離、及びポイントの位置と作業機5の位置との鉛直方向の距離を算出することができる。また、距離算出部23は、水平面に対するポイントの位置と作業機5の位置とを結ぶラインの傾斜角度(勾配)を算出することができる。
【0050】
距離算出部23は、入力装置8Bからの入力データに基づいて、距離を算出する。運転室2に搭乗した油圧ショベル1のオペレータは、入力装置8Bを操作することにより、複数のポイントから距離の算出に使用するポイントを選択することができる。
【0051】
ポイント位置選択部25は、複数のポイントから距離の算出に使用するポイントを選択する。ポイント位置選択部25は、入力装置8Bが操作されることにより生成された入力データに基づいて、施工データ記憶部15に記憶されている複数のポイントから距離の算出に使用するポイントを選択する。
【0052】
表示制御部24は、車載モニタ8の表示装置8Aを制御する。表示制御部24は、規定の表示データを表示装置8Aに表示させる。実施形態において、表示制御部24は、距離算出部23により算出された距離を表示装置8Aに表示させる。また、表示制御部24は、距離算出部23により算出されたポイントの位置と作業機5の位置とを結ぶラインの勾配を表示装置8Aに表示させる。
【0053】
走行制御部26は、操作データ取得部17により取得された操作装置7の操作データに基づいて、走行体3を制御する。
【0054】
旋回制御部27は、操作データ取得部17により取得された操作装置7の操作データに基づいて、旋回体4を制御する。
【0055】
作業機制御部28は、操作データ取得部17により取得された操作装置7の操作データに基づいて、作業機5を制御する。
【0056】
[作業画面]
図5は、実施形態に係る表示装置8Aに表示される作業画面31を示す図である。油圧ショベル1が掘削作業中においては、表示制御部24は、表示装置8Aに作業画面31を表示させる。図5に示すように、作業画面31に、表示エリア31Aと表示エリア31Bと表示エリア31Cとが規定される。
【0057】
作業画面31には、油圧ショベル1を示すシンボル画像101が表示される。油圧ショベル1のシンボル画像101は、現場座標系において作業現場を側方から見たときの油圧ショベル1を示す第1シンボル画像101Aと、現場座標系において作業現場を上方から見たときの油圧ショベル1を示す第2シンボル画像101Bとを含む。
【0058】
表示エリア31Aには、作業現場を側方から見たときの油圧ショベル1を示す第1シンボル画像101Aと、作業現場を側方から見たときの目標施工面150とが表示される。
【0059】
表示エリア31Bには、バケット5Cを示すシンボル画像501Cと、作業対象の目標形状を示す目標施工面150とが表示される。表示エリア31Bには、バケット5Cを後方から見たときのシンボル画像501Cと目標施工面150とが表示される。
【0060】
表示エリア31Cには、作業現場を上方から見たときの油圧ショベル1を示す第2シンボル画像101Bと、作業現場を上方から見たときの目標施工面150とが表示される。
【0061】
表示制御部24は、表示エリア31A及び表示エリア31Cのそれぞれに表示されるシンボル画像101の視点を任意に変更可能である。表示制御部24は、表示エリア31Bに表示されるシンボル画像501Cの視点を任意に変更可能である。表示制御部24は、表示エリア31A、表示エリア31B、及び表示エリア31Cのそれぞれに表示される目標施工面150の視点を任意に変更可能である。例えば、表示制御部24は、作業現場を上方から見たときの油圧ショベル1を示す第2シンボル画像101Bと、作業現場を上方から見たときの目標施工面150とを表示エリア31Aに表示してもよい。また、作業画面31には、表示エリア31A、表示エリア31B、及び表示エリア31Cのうち1つ又は2つの表示エリアが表示されてもよい。
【0062】
操作装置7が操作され、走行体3及び旋回体4の少なくとも一方が動作すると、走行体3及び旋回体4の少なくとも一方に連動して、作業画面31において、目標施工面150が変化する。例えば、旋回体4が南を向いている場合、表示エリア31Cには、油圧ショベル1を東側から見たときの目標施工面150が表示される。旋回体4の旋回により旋回体4が東を向いた場合、表示エリア31Cには、油圧ショベル1を北側から見たときの目標施工面150が表示される。
【0063】
また、操作装置7が操作され、作業機5が動作すると、作業機5に連動して、作業画面31において、シンボル画像501Cの位置及びシンボル画像101における作業機の姿勢が変化する。油圧ショベル1のオペレータは、作業画面31を確認しながら、作業機5のバケット5Cが目標施工面150に沿って移動するように、操作装置7を操作することができる。表示制御部24は、表示装置8Aに作業画面31を表示することにより、オペレータの操作をアシストすることができる。
【0064】
[測定画面]
図6は、実施形態に係るポイントの位置と作業機5の位置との距離の測定方法を示すフローチャートである。図7及び図8のそれぞれは、実施形態に係るポイントの位置と作業機5の位置との距離の測定において表示装置8Aに表示される測定画面32の遷移図である。測定画面32には、作業現場を側方から見たときの油圧ショベル1を示す第1シンボル画像101A及び作業現場を上方から見たときの油圧ショベル1を示す第2シンボル画像101Bのそれぞれが表示される。
【0065】
距離の測定において、表示制御部24は、表示装置8Aに測定画面32を表示させる。不図示のメニュー画面においてオペレータにより測定画面32が選択されることにより、表示制御部24は、表示装置8Aに測定画面32を表示させることができる。
【0066】
図7に示すように、測定画面32の第1画面32Aに、表示エリア32Fと表示エリア32Gとが規定される。表示エリア32Fには、作業現場を側方から見たときの油圧ショベル1を示す第1シンボル画像101A及び目標施工面150が表示される。表示エリア32Gには、作業現場を上方から見たときの油圧ショベル1を示す第2シンボル画像101B及び目標施工面150が表示される(ステップS1)。
【0067】
第1画面32Aの下部に、作業現場の2点間の距離を測定するときの始点を指定するために操作される始点ボタン33A及び始点ボタン33Bと、終点を指定するために操作される終点ボタン34A及び終点ボタン34Bとが表示される。始点ボタン33Aが操作されることにより、作業機5の位置が2点間の距離を測定するときの始点に指定される。始点ボタン33Bが操作されることにより、作業現場に予め設定されているポイントの位置が2点間の距離を測定するときの始点に指定される。終点ボタン34Aが操作されることにより、作業機5の位置が2点間の距離を測定するときの終点に指定される。終点ボタン34Bが操作されることにより、作業現場に予め設定されているポイントの位置が2点間の距離を測定するときの終点に指定される。
【0068】
作業機5の位置を始点とする場合、オペレータは、操作装置7を操作して作業機5の位置を調整して始点を指定した後、始点ボタン33Aを操作する。作業現場に予め設定されたポイントの位置を始点とする場合、オペレータは、始点ボタン33Bを操作する。ここでは、ポイントの位置が始点に指定されることとする。始点ボタン33Bが操作されると、作業現場に予め設定された複数のポイントの位置のそれぞれが第2画面32Bに表示される。オペレータは、第2画面32Bに表示された複数のポイントの位置から任意のポイントの位置を始点に指定する。
【0069】
第2画面32Bがタップされることにより入力装置8Bが操作される。入力データ取得部18は、入力装置8Bが操作されることにより生成された始点の入力データを取得する(ステップS2)。
【0070】
ポイント位置選択部25は、入力装置8Bが操作されることにより生成された入力データに基づいて、施工データ記憶部15に記憶されている複数のポイントから距離の算出に使用するポイントを選択する。ポイント位置選択部25は、第2画面32Bにおいて指定された位置に対応するポイントを選択する。表示制御部24は、始点となるポイントの位置を示す始点シンボル35Aを表示装置8Aに表示させる。第2画面32Bがタップされることにより、始点が確定される。始点が確定されることにより、測定画面32が第2画面32Bから第3画面32Cに遷移する。
【0071】
なお、オペレータは、入力装置8Bを操作して、2点間の距離を測定するときの始点を指定してもよい。入力装置8Bがタッチパネルを含む場合、オペレータは、第1画面32Aの任意の位置をタップしてもよい。
【0072】
作業機5の位置を終点とする場合、オペレータは、操作装置7を操作して作業機5の位置を調整して終点を指定した後、終点ボタン34Aを操作する。作業現場に予め設定されたポイントの位置を終点とする場合、オペレータは、終点ボタン34Bを操作する。ここでは、作業機5の位置が終点に指定されることとする。オペレータは、操作装置7を操作して、バケット5Cの刃先を作業現場の任意の位置に位置付ける。
【0073】
バケット5Cの刃先が作業現場の任意の位置に位置付けられた後、終点ボタン34Aが操作されることにより、表示制御部24は、バケット5Cの測定基準点の入力を促す表示データを表示装置8Aに表示させる(ステップS3)。
【0074】
バケット5Cの測定基準点は、バケット5Cの刃先のうち、車幅方向において左部、中央部、及び右部のいずれかに設定される。第4画面32Dにおいて、「Left」、「Middle」、「Right」の文字データが表示される。オペレータは、バケット5Cの測定基準点を刃先の左部に設定する場合、「Left」を選択する。オペレータは、バケット5Cの測定基準点を刃先の中央部に設定する場合、「Middle」を選択する。オペレータは、バケット5Cの測定基準点を刃先の右部に設定する場合、「Right」を選択する。
【0075】
バケット5Cの測定基準点が選択されることにより、測定画面32が第4画面32Dから第5画面32Eに遷移する。第5画面32Eの表示エリア32Fには、作業現場を側方から見たときの油圧ショベル1を示す第1シンボル画像101A及び目標施工面150が表示される。第5画面32Eの表示エリア32Gには、作業現場を上方から見たときの油圧ショベル1を示す第2シンボル画像101B及び目標施工面150が表示される。
【0076】
バケット5Cの測定基準点が選択されることにより、作業機位置算出部22は、現場座標系におけるバケット5Cの刃先の位置を算出する。作業機位置算出部22は、ステップS3において指定されたバケット5Cの測定基準点の位置を算出する(ステップS4)。
【0077】
距離算出部23は、ステップS3において指定された始点であるポイントの位置と、ステップS4において算出された終点であるバケット5Cの測定基準点の位置との距離を算出する(ステップS5)。
【0078】
表示制御部24は、終点となるバケット5Cの測定基準点の位置を示す終点シンボル35Bを表示装置8Aに表示させる。また、表示制御部24は、ステップS5において距離算出部23により算出された距離を第5画面32Eの表示エリア32Hに表示させる(ステップS6)。
【0079】
表示制御部24は、表示エリア32Hに、ポイントの位置と作業機5の位置との距離として、ポイントの位置と作業機5の位置との直線距離、ポイントの位置と作業機5の位置との水平方向の距離、及びポイントの位置と作業機5の位置との鉛直方向の距離を表示させる。また、表示制御部24は、表示エリア32Hに、ポイントの位置と作業機5の位置とを結ぶラインの勾配を表示させる。
【0080】
以上、ポイントの位置が始点に指定され、作業機5の位置が終点に指定される例について説明した。作業機5の位置が始点に指定され、ポイントの位置が終点に指定されてもよい。また、ポイントの位置が始点及び終点に指定されてもよい。作業機5の位置が始点及び終点に指定されてもよい。作業機5の位置が始点に指定される場合、始点ボタン33Aが操作されることにより、表示制御部24は、バケット5Cの測定基準点の入力を促す表示データを表示装置8Aに表示させる。ポイントの位置が終点に指定される場合、終点ボタン34Bが操作されることにより、第5画面32Eを表示させる。
【0081】
[コンピュータシステム]
図9は、実施形態に係るコンピュータシステム1000を示すブロック図である。上述の制御装置12は、コンピュータシステム1000を含む。コンピュータシステム1000は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサ1001と、ROM(Read Only Memory)のような不揮発性メモリ及びRAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリを含むメインメモリ1002と、ストレージ1003と、入出力回路を含むインターフェース1004とを有する。上述の制御装置12の機能は、コンピュータプログラムとしてストレージ1003に記憶されている。プロセッサ1001は、コンピュータプログラムをストレージ1003から読み出してメインメモリ1002に展開し、プログラムに従って上述の処理を実行する。なお、コンピュータプログラムは、ネットワークを介してコンピュータシステム1000に配信されてもよい。
【0082】
コンピュータプログラム又はコンピュータシステム1000は、上述の実施形態に従って、位置センサ9の検出データに基づいて油圧ショベル1の位置を算出することと、油圧ショベル1の位置に基づいて、油圧ショベル1が有する作業機5の位置を算出することと、油圧ショベル1の作業現場の所定のポイントの位置を記憶することと、ポイントの位置と作業機5の位置との距離を算出することと、を実行することができる。
【0083】
[効果]
以上説明したように、実施形態に係る油圧ショベル1の測定システム300は、位置センサ9の検出データに基づいて油圧ショベル1の位置を算出する位置方位算出部20と、油圧ショベル1の位置に基づいて、油圧ショベル1が有する作業機5の位置を算出する作業機位置算出部22と、油圧ショベル1の作業現場の所定のポイントの位置を記憶する施工データ記憶部15と、ポイントの位置と作業機5の位置との距離を算出する距離算出部23と、を備える。
【0084】
実施形態によれば、作業現場の2点間の距離を測定する場合において、作業現場に予め設定されたポイントの位置が始点及び終点のいずれか一方に指定されることにより、始点及び終点のいずれか一方に油圧ショベル1の作業機5が届かなくても、測定システム300は、2点間の距離を測定することができる。
【0085】
[その他の実施形態]
上述の実施形態において、施工データ記憶部15は、作業現場に予め設定された位置をポイントの位置として記憶することとした。施工データ記憶部15は、作業機位置算出部22により算出された作業機5の位置をポイントの位置として記憶してもよい。すなわち、施工データ記憶部15に記憶されるポイントの位置は、所定の3次元センサにより予め検出されてもよいし、バケット5Cの刃先を用いて算出されてもよい。
【0086】
上述の実施形態において、施工データ記憶部15、車体データ記憶部16、操作データ取得部17、入力データ取得部18、センサデータ取得部19、位置方位算出部20、傾斜角算出部21、作業機位置算出部22、距離算出部23、表示制御部24、ポイント位置選択部25、走行制御部26、旋回制御部27、及び作業機制御部28のそれぞれが、別々のハードウエアにより構成されてもよい。
【0087】
上述の実施形態において、作業機械1が走行体3及び旋回体4を有する油圧ショベルであることとした。作業機械1は走行体3及び旋回体4を有しなくてもよい。作業機械1は、作業機を有していればよく、例えばブルドーザでもよいしホイールローダでもよい。
【符号の説明】
【0088】
1…油圧ショベル(作業機械)、2…運転室、3…走行体、3A…履帯、4…旋回体、5…作業機、5A…ブーム、5B…アーム、5C…バケット、6…油圧シリンダ、6A…ブームシリンダ、6B…アームシリンダ、6C…バケットシリンダ、7…操作装置、7A…左作業レバー、7B…右作業レバー、7C…左走行レバー、7D…右走行レバー、7E…左フットペダル、7F…右フットペダル、8…車載モニタ、8A…表示装置、8B…入力装置、8C…警報装置、9…位置センサ、9A…第1位置センサ、9B…第2位置センサ、10…傾斜センサ、11…姿勢センサ、11A…第1姿勢センサ、11B…第2姿勢センサ、11C…第3姿勢センサ、12…制御装置、14…運転シート、15…施工データ記憶部、16…車体データ記憶部、17…操作データ取得部、18…入力データ取得部、19…センサデータ取得部、20…位置方位算出部、21…傾斜角算出部、22…作業機位置算出部、23…距離算出部、24…表示制御部、25…ポイント位置選択部、26…走行制御部、27…旋回制御部、28…作業機制御部、30…制御システム、31…作業画面、31A…表示エリア、31B…表示エリア、31C…表示エリア、32…測定画面、32A…第1画面、32B…第2画面、32C…第3画面、32D…第4画面、32E…第5画面、32F…表示エリア、32G…表示エリア、32H…表示エリア、33A…始点ボタン、33B…始点ボタン、34A…終点ボタン、34B…終点ボタン、35A…始点シンボル、35B…終点シンボル、101…シンボル画像、101A…第1シンボル画像、101B…第2シンボル画像、150…目標施工面、300…測定システム、501C…シンボル画像、1000…コンピュータシステム、1001…プロセッサ、1002…メインメモリ、1003…ストレージ、1004…インターフェース、Og…現場基準点、Om…代表点、RX…旋回軸。
図1
図2
図3
図4
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図7
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図9