(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024047357
(43)【公開日】2024-04-05
(54)【発明の名称】防災灯制御装置および照明制御システム
(51)【国際特許分類】
H05B 47/18 20200101AFI20240329BHJP
H05B 47/16 20200101ALI20240329BHJP
H05B 47/105 20200101ALI20240329BHJP
H05B 47/14 20200101ALI20240329BHJP
【FI】
H05B47/18
H05B47/16
H05B47/105
H05B47/14
【審査請求】未請求
【請求項の数】17
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022152933
(22)【出願日】2022-09-26
(71)【出願人】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003199
【氏名又は名称】弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】岩坪 幸喜
【テーマコード(参考)】
3K273
【Fターム(参考)】
3K273PA08
3K273QA38
3K273RA08
3K273SA03
3K273SA08
3K273SA09
3K273SA20
3K273SA21
3K273SA22
3K273SA23
3K273SA32
3K273SA33
3K273SA35
3K273SA37
3K273SA43
3K273SA47
3K273SA48
3K273SA60
3K273TA03
3K273TA12
3K273TA13
3K273TA15
3K273TA17
3K273TA27
3K273TA39
3K273TA42
3K273TA47
3K273TA52
3K273TA68
3K273TA71
3K273TA72
3K273TA73
3K273UA05
3K273UA27
3K273UA29
3K273VA09
(57)【要約】
【課題】防災灯を容易に管理できる防災灯制御装置および照明制御システムを得ることを目的とする。
【解決手段】本開示に係る防災灯制御装置は、通信線を介して防災灯と通信する通信部と、商用電源の通電時に二次電池を充電し、前記商用電源の停電時に前記通信線を介して前記二次電池の電力を前記防災灯に供給して、前記防災灯を点灯させる充放電制御回路と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信線を介して防災灯と通信する通信部と、
商用電源の通電時に二次電池を充電し、前記商用電源の停電時に前記通信線を介して前記二次電池の電力を前記防災灯に供給して、前記防災灯を点灯させる充放電制御回路と、
を備えることを特徴とする防災灯制御装置。
【請求項2】
前記二次電池の点検を行う自己点検回路を備えることを特徴とする請求項1に記載の防災灯制御装置。
【請求項3】
前記自己点検回路は、前記二次電池から擬似負荷に対して放電を実施して前記二次電池の自己点検を行い、
前記自己点検は、前記充放電制御回路が前記商用電源の電力を前記防災灯に供給している状態で実施されることを特徴とする請求項2に記載の防災灯制御装置。
【請求項4】
予め定められたスケジュールに従って照明制御装置から送信される自己点検指令に応じて、前記自己点検回路は前記自己点検を実施することを特徴とする請求項3に記載の防災灯制御装置。
【請求項5】
前記自己点検回路は、前記充放電制御回路が前記二次電池の電力を前記防災灯に供給している状態で、前記二次電池の定期点検を行うことを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の防災灯制御装置。
【請求項6】
前記通信部は、前記点検の結果を照明制御装置に送信することを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の防災灯制御装置。
【請求項7】
前記自己点検回路は、前記充放電制御回路が前記二次電池の電力を前記防災灯に供給している状態で、前記二次電池の定期点検を行い、
前記自己点検の実施周期は、前記定期点検の実施周期より短いことを特徴とする請求項3に記載の防災灯制御装置。
【請求項8】
前記通信部は、前記点検時に前記防災灯に対して前記防災灯の照度の情報を要求することを特徴とする請求項2から4の何れか1項に記載の防災灯制御装置。
【請求項9】
前記通信線は、カテゴリ3以上のLANケーブルであることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の防災灯制御装置。
【請求項10】
前記通信線は、UL94V-0以上の樹脂部を有し、CTIが120V以上の耐火ケーブルであることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の防災灯制御装置。
【請求項11】
前記通信部と、前記充放電制御回路と、前記二次電池は、1つの分電盤に収納されることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の防災灯制御装置。
【請求項12】
前記商用電源から前記充放電制御回路に直流電源を供給するAC/DC回路を備え、
前記AC/DC回路が供給する前記直流電源と、前記二次電池が供給する直流電源の大きさは同じであることを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の防災灯制御装置。
【請求項13】
二次電池と、
防災灯と、
通信線を介して前記防災灯と通信し、商用電源の通電時に前記二次電池を充電し、前記商用電源の停電時に前記通信線を介して前記二次電池の電力を前記防災灯に供給して、前記防災灯を点灯させる防災灯制御装置と、
を備えることを特徴とする照明制御システム。
【請求項14】
前記防災灯制御装置に前記二次電池の点検を指示する照明制御装置を備えることを特徴とする請求項13に記載の照明制御システム。
【請求項15】
前記照明制御装置は、前記点検の結果を蓄積および解析し、解析結果を外部に出力することを特徴とする請求項14に記載の照明制御システム。
【請求項16】
前記照明制御装置は、防災システムと接続され、前記防災システムからの情報に応じて、予め設定された複数の避難誘導パターンから避難誘導パターンを抽出し、前記防災灯が前記抽出された避難誘導パターンに対応するメッセージの表示または音声の出力を行うように、前記防災灯制御装置を制御することを特徴とする請求項14または15に記載の照明制御システム。
【請求項17】
前記照明制御装置は、セキュリティシステムと接続され、前記セキュリティシステムからの要求に応じて、前記防災灯が画像情報または音声情報を取得するように、前記防災灯制御装置を制御することを特徴とする請求項14または15に記載の照明制御システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、防災灯制御装置および照明制御システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、バッテリと、誘導表示体を表示する表示部と、点灯ユニットとを備えた誘導灯装置が開示されている。点灯ユニットは、常時には商用電源からの給電によって光源を点灯させるとともに、非常時にはバッテリからの給電により光源を点灯させて誘導表示体を照明する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、誘導灯に二次電池が設けられる。このため、二次電池の交換に例えば脚立を用いた作業が必要となり、二次電池の管理のための費用および時間が大きくなるおそれがある。
【0005】
本開示は、上述の課題を解決するためになされたもので、防災灯を容易に管理できる防災灯制御装置および照明制御システムを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示に係る防災灯制御装置は、通信線を介して防災灯と通信する通信部と、商用電源の通電時に二次電池を充電し、前記商用電源の停電時に前記通信線を介して前記二次電池の電力を前記防災灯に供給して、前記防災灯を点灯させる充放電制御回路と、を備える。
【0007】
本開示に係る照明制御システムは、二次電池と、防災灯と、通信線を介して前記防災灯と通信し、商用電源の通電時に前記二次電池を充電し、前記商用電源の停電時に前記通信線を介して前記二次電池の電力を前記防災灯に供給して、前記防災灯を点灯させる防災灯制御装置と、を備える。
【発明の効果】
【0008】
本開示に係る防災灯制御装置および照明制御システムでは、防災灯制御装置から防災灯に二次電池の電力が供給される。従って、各防災灯に二次電池が設けられる場合と比較して、防災灯を容易に管理できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1】実施の形態1に係る照明制御システムの構成を示す図である。
【
図2】実施の形態1に係るPOE-HUBの構成を示すブロック図である。
【
図3】実施の形態1に係る誘導灯の構成を示すブロック図である。
【
図4】実施の形態1に係る表示パネルの例を示す図である。
【
図5】実施の形態2に係る照明制御システムの構成を示す図である。
【
図6】実施の形態2に係る誘導灯の構成を示すブロック図である。
【
図8】実施の形態2に係る照明制御システムの通信シーケンスを示す図である。
【
図9】実施の形態2に係る照明制御装置の自己点検および定期点検のフローチャートである。
【
図10】実施の形態2に係るPOE-HUBの自己点検のフローチャートである。
【
図11】実施の形態2に係るPOE-HUBの定期点検のフローチャートである。
【
図12】実施の形態3に係る照明制御システムの構成を示す図である。
【
図13】実施の形態4に係る防災灯制御装置の構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
各実施の形態に係る防災灯制御装置および照明制御システムについて図面を参照して説明する。同じまたは対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
【0011】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る照明制御システム100の構成を示す図である。照明制御システム100は、二次電池ユニット3と、複数の誘導灯5と、POE-HUB2を備える。POE-HUB2は誘導灯5に対してPoE(Power over Ethernet)給電を行う。POE-HUB2は防災灯制御装置に該当する。二次電池ユニット3は二次電池を備える。POE-HUB2と二次電池ユニット3は、1つの分電盤1に収納されている。分電盤1はEPS(Electric Pipe Space)とも呼ばれる。POE-HUB2は、商用電源6より給電され、二次電池ユニット3の充電と放電の制御を行う。
【0012】
POE-HUB2と複数の誘導灯5は、通信線4で接続されている。通信線4は、例えばカテゴリ3以上の規格のLAN(Local Area Network)ケーブルである。通信線4は、例えば600V以下の消防用設備の非常電源回路等に用いられ、露出配線および金属電線管配線等に使用できる耐火ケーブルである。通信線4は、UL94V-0以上の樹脂部を有し、CTI(Comparative Tracking Index)が120V以上の耐火ケーブルであると良い。POE-HUB2は、通信線4を介して複数の誘導灯5に例えばDC45Vの直流電源を供給し、通信線4を介して複数の誘導灯5とEthernet(登録商標)による通信を行う。
【0013】
図2は、実施の形態1に係るPOE-HUB2の構成を示すブロック図である。電源端子台20は、商用電源6から電力を供給される。端子台27には、二次電池ユニット3が接続される。コネクタ28aは、後述する照明制御装置7とのEthernet通信を行うために設けられる。照明制御装置7は、POE-HUB2に二次電池ユニット3の点検等を指示する。コネクタ28bは、複数の誘導灯5と通信線4を介して接続される。コネクタ28a、28bは例えばRJ45コネクタである。
【0014】
電源端子台20から給電された商用電源6は、AC/DC回路21にてDC45Vに変換される。停電検知回路22は、AC/DC回路21への入力を検出して、常時、停復電状況を監視している。停電検知回路22は、停電時には停電情報を充放電制御回路23に出力する。充放電制御回路23は、DC45VをDC5Vに降圧し、停電検知回路22とPSEコントロール回路24と自己点検回路25に電源を供給している。
【0015】
商用電源6の供給時には、AC/DC回路21のDC45Vは、充放電制御回路23を通してPSEコントロール回路24に入力される。これにより、コネクタ28b、通信線4を介して誘導灯5にDC45Vが給電される。コネクタ28aに接続される照明制御装置7からの信号は、PHY29のICで処理され、イーサーネットスイッチ回路30によりMACアドレスが指定され、PSEコントロール回路24において指定されたポートに分配される。
【0016】
PSE(Power Sourcing Equipment)コントロール回路24は、各コネクタ28bに給電する電源を、IEEE802.3af電源インタフェースポートに準拠して管理する。図示していないが、PSEコントロール回路24には、突入電流制限機能、シグネチャ抵抗の切り離し機能、サーマルシャットダウン保護機能を備える。PSEコントロール回路24は、充放電制御回路23からのDC45Vと、イーサーネットスイッチ回路30からのEthernet信号を通信線4から送信する。コネクタ28a、28b、PHY29、イーサーネットスイッチ回路30、PSEコントロール回路24は、通信線4を介して誘導灯5と通信する通信部に該当する。
【0017】
次に、商用電源6が供給されているときに、二次電池ユニット3を充電する動作について説明する。充放電制御回路23は、商用電源6の通電時には、自己点検回路25をパスして、商用電源6から二次電池ユニット3を充電する。ユーザは、二次電池ユニット3に表示されたICタグまたはバーコードを読込装置により読み取ることで、二次電池ユニット3の電池形名、電池タイプおよび製造日を取得することができる。取得した情報は、POE-HUB2にEthernet経由で設定することができる。これにより、容易に充電管理を行う事ができる。また、取得された情報はコネクタ28aを介して照明制御装置7に通知される。
【0018】
次に、商用電源6が停電時の動作について説明する。停電検知回路22は停電を検知すると、停電情報を充放電制御回路23に出力する。充放電制御回路23は、停電によりAC/DC回路21からのDC45Vの出力が無くなる前に、電源をAC/DC回路21から、二次電池ユニット3のDC45Vに切り替える。このように充放電制御回路23は、周辺回路の動作を中断させない様に、周辺回路に給電を行う。二次電池ユニット3からのDC45Vは、充放電制御回路23を介してPSEコントロール回路24に入力され、通信線4を介して誘導灯5に出力される。このように、充放電制御回路23は、商用電源6の停電時に、通信線4を介して二次電池ユニット3の電力を誘導灯5に供給して、誘導灯5を点灯させる。
【0019】
また、充放電制御回路23は停電検知回路22からの停電情報に応じて、PHY29、イーサーネットスイッチ回路30、PSEコントロール回路24、通信線4を介して、誘導灯5に停電情報を通知する。停電情報を受けた誘導灯5は、法定照度を維持する最低の明るさに切り替わる。
【0020】
図3は、実施の形態1に係る誘導灯5の構成を示すブロック図である。誘導灯5は、RJ45コネクタであるコネクタ28cより、DC45VとEthernet信号を受ける。PD(Powered Device)制御回路40は、IEEE802.3afに準拠し、電源インタフェースポートを管理する。PD制御回路40は、コネクタ28cで受信した信号からDC45Vを取り出す。LED制御部41は、DC45Vを供給されてLED42を定電流制御し、表示パネル43を規定した明るさで点灯させる。
図4(a)~(f)は、実施の形態1に係る表示パネル43の例を示す図である。
【0021】
このように本実施の形態では、誘導灯5に二次電池ユニット3を内蔵せずに、分電盤1に二次電池ユニット3を設ける。POE-HUB2は、通信線4を介してDC45Vの供給とLAN通信を行う機能に加えて、二次電池ユニット3の充放電を制御する機能を有する。停電時には、POE-HUB2において商用電源6から二次電池ユニット3に電源が切り替わり、通信線4を介して誘導灯5に給電される。このため、電池交換時には、分電盤1内の二次電池を交換すれば良く、電池交換を用意にできる。特に、複数の誘導灯5について脚立等を用いて二次電池の交換作業を行う必要がなく、誘導灯5を容易に管理できる。
【0022】
また本実施の形態では、複数の誘導灯と、複数の誘導灯を集中管理するための機器とを、電源線と信号線で接続する構成と比較して、配線数を低減できる。また、複数の誘導灯5とPOE-HUB2はLANケーブルである通信線4で接続すれば良い。このため、電気工事者等の資格保有者による作業を省略できる。さらに、二次電池ユニット3と誘導灯5が離れて設けられるため、火災時における二次電池ユニット3の周囲温度条件を改善できる。
【0023】
また本実施の形態では、商用電源6から充放電制御回路23に直流電源を供給するAC/DC回路21が供給する直流電源と、二次電池ユニット3が供給する直流電源の大きさは同じである。二次電池ユニット3の電圧を45V定格とする事により、POE-HUB2に昇圧回路または降圧回路が不要になる。これにより、POE-HUB2を小型化できる。また、誘導灯5においても、二次電池ユニット3が設けられない事により充放電制御回路を削減できる。従って、誘導灯5の小型化、軽量化が可能となる。
【0024】
POE-HUB2に接続される機器は、誘導灯5に限らず、非常灯等の防災灯であっても良い。POE-HUB2に接続される通信線4の数は限定されず、4本、8本、16本等でも良い。
【0025】
本実施の形態では、IEEE802.3afの規格に対応するように、AC/DC回路21と二次電池ユニット3の直流電源をDC45Vとした。これに限らず、給電電圧がDC44V~DC57V、受電電圧がDC36V~DC57Vであっても良い。本実施の形態では、IEEE802.3afの規格に対応するものとしたが、二次電池ユニット3の電圧はIEEE802.3atの規格に対応していても良い。
【0026】
また、LED制御部41は定電流制御に限らず、LED42の電流または電圧の何れかを制御すれば良い。
【0027】
これらの変形は、以下の実施の形態に係る防災灯制御装置および照明制御システムについて適宜応用することができる。なお、以下の実施の形態に係る防災灯制御装置および照明制御システムについては実施の形態1との共通点が多いので、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
【0028】
実施の形態2.
図5は、実施の形態2に係る照明制御システム200の構成を示す図である。照明制御システム200において照明制御装置7は、防災システム8およびセキュリティシステム9とEthernetで接続される。照明制御装置7と、防災システム8およびセキュリティシステム9間において、BACnetの通信プロトコルで情報が送受信される。なお、POE-HUB2の構成は実施の形態1における構成と同様である。
【0029】
図6は、実施の形態2に係る誘導灯205の構成を示すブロック図である。PD制御回路40は、コネクタ28cで受信した信号からDC45VとEthernet信号の2つを取り出す。実施の形態1と同様に、PD制御回路40により取り出されたDC45Vを電源として、LED制御部41はLED42を定電流制御し、規定した明るさで点灯させる。一方、Ethernet信号は、PHY44と制御回路45により処理される。
【0030】
フォトダイオード47はLED42の明るさを測定して照度情報を取得する。照度情報は制御回路45に入力され、PHY44、PD制御回路40、通信線4を介してPOE-HUB2に通知される。音声回路49は、誘導灯205の周囲の音声を録音し、音声情報を取得する。音声情報は制御回路45に入力され、PHY44、PD制御回路40、通信線4を介してPOE-HUB2に通知される。カメラ50は例えば誘導灯205の周辺の画像を取得する。取得された画像情報は、画像処理部46を介して制御回路45に入力され、PHY44、PD制御回路40、通信線4を介してPOE-HUB2に通知される。
【0031】
図7は、実施の形態2に係る表示部48を示す図である。表示部48は2つのエリアである表示部48a、48bを有する。表示部48aには、
図4に示される表示パネル43の画像が表示される。表示部48bには、後述する避難誘導パターンに応じたメッセージが表示される。表示部48bに表示されるメッセージは、「非常階段Aへ」、「非常階段Bへ」、「使用中止」、「エレベータ停止」等である。また、LED制御部41は、LED42に流れる電流を制御して、避難誘導パターンに応じて表示部48aの明るさを減光、増光または点滅させる事ができる。点滅は、例えば対応するエリアの使用中止を表示する場合に実施される。
【0032】
また、避難誘導パターンに応じて、音声回路49は音声を出力する事ができる。音声回路49が出力する音声例は、「非常階段Aへ移動ください」、「非常階段Bへ移動ください」、「こちらは使用中止です」、「エレベータ停止中です」、「上層階へ移動ください」、「下層階へ移動ください」等である。
【0033】
図8は、実施の形態2に係る照明制御システム200の通信シーケンスを示す図である。まず、
図8を用いて自己点検時の動作について説明する。POE-HUB2は、二次電池ユニット3の点検を行う自己点検回路25を備える。自己点検回路25は、二次電池ユニット3から擬似負荷26に対して放電を実施して、二次電池ユニット3の自己点検を行う。擬似負荷26は定格負荷とも呼ばれ、例えば誘導灯205のLED42のVfおよび電流の特性に相当する特性を有する。
【0034】
自己点検は、充放電制御回路23が商用電源6の電力を誘導灯205に供給している状態で実施される。自己点検は、停電時の法定点検時間を満足する二次電池ユニット3の容量を残した状態で実施される。自己点検回路25は、例えば電池残量計であるGas Gauge ICを使用して、電池残量の検出を行っている。
【0035】
照明制御装置7は、予め定められたスケジュールに従って、設定された日時にPOE-HUB2に対して自己点検指令を送信する(ステップ100)。POE-HUB2は自己点検指令に応じて自己点検モードに切り替わる(ステップ101)。充放電制御回路23はAC/DC回路21のDC45VをPSEコントロール回路24に出力した状態で、自己点検回路25を起動する。これにより、自己点検回路25は自己点検を実施する。自己点検回路25は二次電池ユニット3のDC45Vを充放電制御回路23には出力しない状態で動作する。
【0036】
自己点検回路25は二次電池ユニット3の出力を無負荷状態にし、二次電池ユニット3の電圧V1を測定する。次に、自己点検回路25は、二次電池ユニット3から定格電流Iを流した時の二次電池ユニット3の電圧V2を測定する。自己点検回路25は、電圧V1、V2の電圧差と定格電流Iの関係から、二次電池ユニット3の内部インピーダンスを算出する。
【0037】
次に自己点検回路25は、電流測定方式で電池容量を測定する。電流測定方式では、放電電流I2を時間単位で積算することで、電池容量の変化分を測定する。電流測定方式はクーロンカウンタ方式とも呼ばれる。電池容量は、規定電流を規定時間流した時の電圧V3を測定し、内部インピーダンスの値も考慮した電圧測定方式で測定されても良い。なお、自己点検回路25は、二次電池ユニット3の温度を測定する機能も備えている。
【0038】
測定された内部インピーダンス、電池容量、無負荷時の電池電圧V1、規定電流を規定時間流した後の電池電圧V3は、図示しないメモリ等に第1点検情報として保存される。
【0039】
電池容量の測定が完了すると、充放電制御回路23は、POE-HUB2に接続された複数の誘導灯205に対して自己点検指令を送信する(ステップ102)。自己点検指令により充放電制御回路23は、PHY29、イーサーネットスイッチ回路30、PSEコントロール回路24、通信線4を介して、誘導灯205に対して誘導灯205の照度の情報を要求する。自己点検指令を受信した誘導灯205は、フォトダイオード47により表示パネル43の照度を測定する(ステップ103)。誘導灯205は、照度情報と誘導灯205の運転時間を点検結果通知としてPOE-HUB2に応答する(ステップ104)。POE-HUB2は照度情報、運転時間を第2点検情報としてメモリ等に保存する。
【0040】
POE-HUB2は、第1点検情報と第2点検情報を、自己点検応答として照明制御装置7に送信する(ステップ105)。照明制御装置7は、受信した第1点検情報と第2点検情報を不揮発メモリに保存する(ステップ106)。このように、POE-HUB2は定期的に自己点検の結果を収集し、照明制御装置7に通知する。
【0041】
次に、ユーザが実施する定期点検について
図8を用いて説明する。自己点検回路25は、充放電制御回路23が二次電池ユニット3の電力を誘導灯205に供給している状態で、二次電池ユニット3の定期点検を行う。定期点検は法定点検とも呼ばれる。
【0042】
定期点検は、照明制御装置7で点検操作(ステップ130)が実施されることで開始される。点検操作に応じて、照明制御装置7は定期点検通知をPOE-HUB2に通知する(ステップ131)。定期点検通知は、Ethernet信号としてPHY29を介して充放電制御回路23で処理される。充放電制御回路23は、定期点検モードになると、規定時間だけAC/DC回路21のDC45Vを遮断し、二次電池ユニット3のDC45Vにて動作する。自己点検回路25は、二次電池ユニット3での動作を開始してから規定時間後に、二次電池ユニット3の電圧を測定する。測定結果は第3点検情報としてメモリ等に保存される。なお、定期点検においても、自己点検と同様に電池容量が測定されても良い。
【0043】
次に自己点検におけるステップ102~104と同様の動作が実施され、第2点検情報が取得される。POE-HUB2は、第2点検情報と第3点検情報を、定期点検応答として照明制御装置7に送信する(ステップ132)。照明制御装置7は、第3点検情報に基づき合否判定を行うと共に、ステップ106と同様に、受信した第2点検情報、第3点検情報を不揮発メモリに保存する。
【0044】
なお、POE-HUB2は図示しない不揮発メモリを備え、点検情報を数回分保存可能である。また、POE-HUB2が備える図示しない表示LEDには、点検中であること、および点検結果の合否を表示できる。
【0045】
次に、火災発生時の動作について
図8を用いて説明する。まず、防災システム8が火災を検出する(ステップ110)。防災システム8は照明制御装置7に火災発生箇所通知を送信する(ステップ111)。火災発生箇所通知には、例えば火災発生地点の情報が含まれる。照明制御装置7は、火災発生箇所通知に応じて避難誘導パターンを抽出し(ステップ112)、POE-HUB2に避難誘導パターンを通知する(ステップ113)。POE-HUB2は、受信した避難誘導パターンを誘導灯205に通知する(ステップ114)。これにより、誘導灯205において上述したメッセージの表示、音声出力の内容が選択される(ステップ115)。
【0046】
次に、セキュリティシステム9において画像確認操作があった場合(ステップ120)の動作について
図8を用いて説明する。画像確認操作は、例えば避難状況の確認のために実施される。ここでは、複数の誘導灯205のうち、避難状況を確認したいエリアの誘導灯205に対して画像確認操作を行う例について説明する。画像確認操作に応じて、セキュリティシステム9は1つの誘導灯205を指定して、照明制御装置7に画像要求を送信する(ステップ121)。次に照明制御装置7は、1つの誘導灯205を指定して、POE-HUB2に画像要求を送信する(ステップ122)。POE-HUB2は、指定された誘導灯205に対して、Ethernet信号として画像要求を送信する(ステップ123)。
【0047】
画像要求に応じて、誘導灯205はカメラ50で画像情報を取得し、音声回路49で周囲の音声情報を録音する(ステップ124)。誘導灯205は、画像情報と音声情報を画像応答としてPOE-HUB2に応答する(ステップ125)。さらにPOE-HUB2は、画像情報と音声情報を画像応答として照明制御装置7に応答する(ステップ126)。照明制御装置7は画像情報と音声情報を画像応答としてセキュリティシステム9に応答する(ステップ127)。
【0048】
図9は、実施の形態2に係る照明制御装置7の自己点検および定期点検のフローチャートである。メイン処理が開始されると(ステップ220)、照明制御装置7は火災の有無チェックを行い(ステップ221)、火災がある場合は優先して、防災システム8からの情報に応じて予め設定された複数の避難誘導パターンから避難誘導パターンを抽出する(ステップ222)。次に照明制御装置7は、POE-HUB2を介して誘導灯205に対して抽出した避難誘導パターン通知を行う(ステップ223)。つまり照明制御装置7は、誘導灯205が、抽出された避難誘導パターンに対応するメッセージの表示または音声の出力を行うように、POE-HUB2を制御する。
【0049】
一方火災がない場合は、照明制御装置7は画像要求の有無をチェックする(ステップ224)。画像要求がある場合は、POE-HUB2を介して誘導灯205に画像要求を行う(ステップ225)。つまり、照明制御装置7は、セキュリティシステム9からの要求に応じて、誘導灯205が画像情報または音声情報を取得するように、POE-HUB2を制御する。
【0050】
次に照明制御装置7は、定期点検操作の有無をチェックする(ステップ226)。定期点検操作がある場合は、定期点検処理を実施し(ステップ226)、定期点検の終了後は火災の有無のチェックをする(ステップ221)。次に照明制御装置7は、自己点検の日時に該当するかのチェックを行い(ステップ228)、自己点検の日時に該当する場合は、自己点検処理を実施する(ステップ229)。照明制御装置7は、自己点検の終了後は火災の有無のチェックをする(ステップ221)。
【0051】
自己点検の実施周期は、定期点検の実施周期より短くても良い。自己点検は、二次電池ユニット3の劣化特性を細かく検出するために、例えば月1回以上を目安に実施される。定期点検は例えば年1回実施される。
【0052】
図10は、実施の形態2に係るPOE-HUB2の自己点検のフローチャートである。自己点検が開始されると(ステップ200)、電池回路へ切替処理が実施される(ステップ201)。
図10における電池回路へ切替処理では、AC/DC回路の出力するDC45Vで誘導灯205を制御した状態で、自己点検回路25が二次電池ユニット3から出力されるDC45Vを制御する。初めに、自己点検回路25は、二次電池ユニット3のインピーダンス測定を実施する(ステップ202)。インピーダンスの測定方法は、ステップ101で説明した通りである。自己点検回路25は、設定時間(ステップ204)、二次電池ユニット3の電圧の放電カーブを測定する(ステップ203)。インピーダンスと放電カーブは、第1点検情報としてメモリ等に保存される。
【0053】
次にインピーダンスと放電カーブの測定が終了すると、インピーダンスと放電カーブは、第1点検情報としてメモリ等に保存される(ステップ205)。次に自己点検回路25は、PHY29を介して、第1点検情報、第2点検情報を点検結果として照明制御装置7に送信する(ステップ206)。以上で自己点検が完了する(ステップ207)。自己点検では短時間で点検を行うために、定期点検より大電流を流せる負荷を用いて放電カーブ、つまり電圧推移を測定する。
【0054】
図11は、実施の形態2に係るPOE-HUB2の定期点検のフローチャートである。定期点検が開始されると(ステップ210)、電池回路へ切替処理が実施される(ステップ211)。
図11における電池回路へ切替処理では、AC/DC回路21の出力を停止して、二次電池ユニット3から出力されるDC45Vにて誘導灯205を点灯させる。二次電池ユニット3による誘導灯205の点灯が開始してから定格時間経過後に(ステップ212)、自己点検回路25は二次電池ユニット3の電圧を測定する(ステップ213)。自己点検回路25は測定結果を第3点検情報として保存する。
【0055】
次に誘導灯205の第2点検情報が収集される(ステップ214)。全ての誘導灯205について第2点検情報の収集が終了すると(ステップ215)、自己点検回路25は、第2点検情報と第3点検情報をメモリ等に保存する(ステップ216)。次に自己点検回路25は、PHY29を介して、第2点検情報、第3点検情報を点検結果として照明制御装置7に送信する(ステップ217)。以上で定期点検が完了する(ステップ218)。定期点検では、決められた負荷で決められた時間放電させ、電池容量が規定以上あるかをチェックする。
【0056】
このように本実施の形態では、定期点検および自己点検を容易に自動化することができる。また、二次電池の劣化情報を自動で収集できる。さらに本実施の形態では、誘導灯205からPOE-HUB2に二次電池についての点検結果、劣化情報等を送信する必要がない。このため、データの通信量を抑制できる。
【0057】
誘導灯205に接続されたカメラ50は、POE対応のセキュリティカメラであっても良い。
【0058】
実施の形態3.
図12は、実施の形態3に係る照明制御システム300の構成を示す図である。照明制御装置7は、点検結果をクラウド10に蓄積しても良い。クラウド10に蓄積される情報は、例えば照明制御装置7が定期点検および自己点検で入手した情報であり、二次電池ユニット3の電池形名、電池タイプ、製造日および第1~第3点検情報等である。なお、クラウド10は、サーバであっても良い。
【0059】
照明制御装置7は、クラウド10に蓄積された点検結果等の情報を解析し、解析結果を外部に出力する。ここで、外部に出力することには、POE-HUB2の表示LEDへの表示、外部機器への表示、印刷可能な情報への変換等が含まれる。これにより、解析結果として、二次電池ユニット3の寿命、信頼性データおよび交換時期等をユーザに提供する事ができる。クラウド10を使用することで、二次電池の品質分析が容易になり、セキュリティおよびシステムの信頼性を向上させることができる。
【0060】
実施の形態4.
図13は、実施の形態4に係る防災灯制御装置402の構成を示すブロック図である。防災灯制御装置402は、POE-HUB2と同様の機能を有する。防災灯制御装置402は、充放電制御ユニット402bと、汎用のPOE-HUB402aとで構成されている。汎用品であるPOE-HUB402aにおいて、電源端子台33から入力される電源がAC/DC回路34で変換され、PSEコントロール回路24、コネクタ28bを介して誘導灯205に供給される。コネクタ28a、PHY29、イーサーネットスイッチ回路30の機能は、実施の形態2における機能と同様である。
【0061】
充放電制御ユニット402bは、POE-HUB402aの前段に接続される。充放電制御ユニット402bにおいて、電源端子台20に商用電源6が接続され、端子台32にPOE-HUB402aの電源端子台33が接続される。端子台27には二次電池ユニット3が接続される。本実施の形態では、AC/DC回路21または二次電池ユニット3からのDC45Vは、DC/AC回路31によりAC100Vに変換される。AC/DC回路21、停電検知回路22、充放電制御回路23、自己点検回路25、擬似負荷26の機能は、実施の形態2における機能と同様である。
【0062】
このように、汎用のPOE-HUB402aと、充放電制御ユニット402bを組み合わせて防災灯制御装置402を構成しても良い。
【0063】
なお、各実施の形態で説明した技術的特徴は適宜に組み合わせて用いても良い。
【0064】
以下、本開示の諸態様を付記としてまとめて記載する。
(付記1)
通信線を介して防災灯と通信する通信部と、
商用電源の通電時に二次電池を充電し、前記商用電源の停電時に前記通信線を介して前記二次電池の電力を前記防災灯に供給して、前記防災灯を点灯させる充放電制御回路と、
を備えることを特徴とする防災灯制御装置。
(付記2)
前記二次電池の点検を行う自己点検回路を備えることを特徴とする付記1に記載の防災灯制御装置。
(付記3)
前記自己点検回路は、前記二次電池から擬似負荷に対して放電を実施して前記二次電池の自己点検を行い、
前記自己点検は、前記充放電制御回路が前記商用電源の電力を前記防災灯に供給している状態で実施されることを特徴とする付記2に記載の防災灯制御装置。
(付記4)
予め定められたスケジュールに従って照明制御装置から送信される自己点検指令に応じて、前記自己点検回路は前記自己点検を実施することを特徴とする付記3に記載の防災灯制御装置。
(付記5)
前記自己点検回路は、前記充放電制御回路が前記二次電池の電力を前記防災灯に供給している状態で、前記二次電池の定期点検を行うことを特徴とする付記2から4の何れか1項に記載の防災灯制御装置。
(付記6)
前記通信部は、前記点検の結果を照明制御装置に送信することを特徴とする付記2から5の何れか1項に記載の防災灯制御装置。
(付記7)
前記自己点検回路は、前記充放電制御回路が前記二次電池の電力を前記防災灯に供給している状態で、前記二次電池の定期点検を行い、
前記自己点検の実施周期は、前記定期点検の実施周期より短いことを特徴とする付記3に記載の防災灯制御装置。
(付記8)
前記通信部は、前記点検時に前記防災灯に対して前記防災灯の照度の情報を要求することを特徴とする付記2から7の何れか1項に記載の防災灯制御装置。
(付記9)
前記通信線は、カテゴリ3以上のLANケーブルであることを特徴とする付記1から8の何れか1項に記載の防災灯制御装置。
(付記10)
前記通信線は、UL94V-0以上の樹脂部を有し、CTIが120V以上の耐火ケーブルであることを特徴とする付記1から9の何れか1項に記載の防災灯制御装置。
(付記11)
前記通信部と、前記充放電制御回路と、前記二次電池は、1つの分電盤に収納されることを特徴とする付記1から10の何れか1項に記載の防災灯制御装置。
(付記12)
前記商用電源から前記充放電制御回路に直流電源を供給するAC/DC回路を備え、
前記AC/DC回路が供給する前記直流電源と、前記二次電池が供給する直流電源の大きさは同じであることを特徴とする付記1から11の何れか1項に記載の防災灯制御装置。
(付記13)
二次電池と、
防災灯と、
通信線を介して前記防災灯と通信し、商用電源の通電時に前記二次電池を充電し、前記商用電源の停電時に前記通信線を介して前記二次電池の電力を前記防災灯に供給して、前記防災灯を点灯させる防災灯制御装置と、
を備えることを特徴とする照明制御システム。
(付記14)
前記防災灯制御装置に前記二次電池の点検を指示する照明制御装置を備えることを特徴とする付記13に記載の照明制御システム。
(付記15)
前記照明制御装置は、前記点検の結果を蓄積および解析し、解析結果を外部に出力することを特徴とする付記14に記載の照明制御システム。
(付記16)
前記照明制御装置は、防災システムと接続され、前記防災システムからの情報に応じて、予め設定された複数の避難誘導パターンから避難誘導パターンを抽出し、前記防災灯が前記抽出された避難誘導パターンに対応するメッセージの表示または音声の出力を行うように、前記防災灯制御装置を制御することを特徴とする付記14または15に記載の照明制御システム。
(付記17)
前記照明制御装置は、セキュリティシステムと接続され、前記セキュリティシステムからの要求に応じて、前記防災灯が画像情報または音声情報を取得するように、前記防災灯制御装置を制御することを特徴とする付記14から16の何れか1項に記載の照明制御システム。
【符号の説明】
【0065】
1 分電盤、2 POE-HUB、3 二次電池ユニット、4 通信線、5 誘導灯、6 商用電源、7 照明制御装置、8 防災システム、9 セキュリティシステム、10 クラウド、20 電源端子台、21 AC/DC回路、22 停電検知回路、23 充放電制御回路、24 PSEコントロール回路、25 自己点検回路、26 擬似負荷、27 端子台、28a、28b、28c コネクタ、30 イーサーネットスイッチ回路、31 DC/AC回路、32 端子台、33 電源端子台、34 AC/DC回路、40 PD制御回路、41 LED制御部、43 表示パネル、45 制御回路、46 画像処理部、47 フォトダイオード、48、48a、48b 表示部、49 音声回路、50 カメラ、100 照明制御システム、200 照明制御システム、205 誘導灯、300 照明制御システム、402 防災灯制御装置、402a POE-HUB、402b 充放電制御ユニット