IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 富士ゼロックス株式会社の特許一覧

<>
  • 特開-情報処理装置及びプログラム 図1
  • 特開-情報処理装置及びプログラム 図2
  • 特開-情報処理装置及びプログラム 図3
  • 特開-情報処理装置及びプログラム 図4
  • 特開-情報処理装置及びプログラム 図5
  • 特開-情報処理装置及びプログラム 図6
  • 特開-情報処理装置及びプログラム 図7
  • 特開-情報処理装置及びプログラム 図8
  • 特開-情報処理装置及びプログラム 図9
  • 特開-情報処理装置及びプログラム 図10
  • 特開-情報処理装置及びプログラム 図11
  • 特開-情報処理装置及びプログラム 図12
  • 特開-情報処理装置及びプログラム 図13
  • 特開-情報処理装置及びプログラム 図14
  • 特開-情報処理装置及びプログラム 図15
  • 特開-情報処理装置及びプログラム 図16
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024047459
(43)【公開日】2024-04-05
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20240329BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20240329BHJP
   B41J 29/42 20060101ALI20240329BHJP
【FI】
G06F3/12 373
G06F3/12 319
H04N1/00 127A
B41J29/42 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022153090
(22)【出願日】2022-09-26
(71)【出願人】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】上江洲 吉美
(72)【発明者】
【氏名】松岡 敬生
(72)【発明者】
【氏名】佐谷 哲
【テーマコード(参考)】
2C061
5C062
【Fターム(参考)】
2C061AP07
2C061AR03
2C061AS02
2C061CQ23
2C061CQ34
5C062AA05
5C062AB22
5C062AB38
5C062AB42
5C062AC04
5C062AC22
5C062AC34
5C062AF07
(57)【要約】
【課題】データの電子出力による用紙削減の貢献を評価可能にすることができる情報処理装置及びプログラムを得る。
【解決手段】情報処理装置としてのサーバ10は、データの電子出力に関する情報を取得する取得部11Aと、取得した上記データの電子出力に関する情報を用いて、当該データを用紙により出力した場合における当該用紙の仮想出力枚数を導出する導出部11Bと、導出した仮想出力枚数を用いて、上記データの電子出力により削減された当該用紙の削減値を表示するための制御を行う制御部11Cと、を備える。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
データの電子出力に関する情報を取得し、
取得した前記データの電子出力に関する情報を用いて、前記データを用紙により出力した場合における前記用紙の仮想出力枚数を導出し、
導出した前記仮想出力枚数を用いて、前記データの電子出力により削減された前記用紙の削減値を表示するための制御を行う、
情報処理装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、
前記データの電子出力に関する情報の履歴を記憶した記憶部から前記履歴を取得し、
取得した前記履歴を用いて、前記用紙の出力枚数の総量、及び前記仮想出力枚数の総量を導出し、
導出した前記用紙の出力枚数の総量及び前記用紙の仮想出力枚数の総量の合計量に対する、当該用紙の仮想出力枚数の総量の比を示す前記用紙の削減率を導出し、
導出した前記用紙の削減率を、前記削減値として表示するための制御を行う、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記プロセッサは、
前記用紙へ複数面を纏めて印刷した集約印刷を示す情報の履歴を更に取得し、
取得した前記集約印刷を示す情報の履歴を用いて、前記集約印刷による前記用紙の削減率を更に導出し、
前記集約印刷による前記用紙の削減率を、前記電子出力による前記用紙の削減率と共に表示するための制御を行う、
請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、
前記電子出力による前記用紙の削減率、及び前記集約印刷による前記用紙の削減率の各々を個別に表示するための制御を行う、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、
前記電子出力による前記用紙の削減率と、前記集約印刷による前記用紙の削減率とを合成した合成削減率を導出し、
導出した前記合成削減率を表示するための制御を行う、
請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、
前記電子出力の種類を示す情報を更に取得し、
取得した情報が示す種類の各々別に前記用紙の削減値を表示するための制御を行う、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記電子出力の種類は、スキャン画像の出力、印刷による出力、及び印刷画像の出力、の少なくとも1種類である、
請求項6に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、
前記データの電子出力に関する情報の履歴を各々ユーザ毎に記憶した記憶部から前記履歴を取得し、
取得した前記履歴を用いて、前記ユーザ毎に前記削減値を導出し、
導出した前記ユーザ毎の前記削減値を表示するための制御を行う、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、
前記データの電子出力に関する情報として、当該電子出力を行った時点の情報を取得する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、
前記データの用紙への出力に対応する電子データの外部装置への送信に関する送信情報を更に取得し、
取得した前記送信情報が示す送信に応じて、前記電子データを用いて前記データを用紙に出力した場合における当該用紙の削減値を導出する、
請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項11】
データの電子出力に関する情報を取得し、
取得した前記データの電子出力に関する情報を用いて、前記データを用紙により出力した場合における前記用紙の仮想出力枚数を導出し、
導出した前記仮想出力枚数を用いて、前記データの電子出力により削減された前記用紙の削減値を表示するための制御を行う、
処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、印刷環境負荷を総合的に評価可能なレポートを出力すると共に、利用者が環境負荷の低減の動機付けを長期に渡って維持することを可能とすることを目的とした環境貢献支援装置が開示されている。
【0003】
この環境貢献支援装置は、両面削減算出部と、集約削減算出部と、用紙削減率算出部と、印刷状況キャラクタ選択部と、用紙再利用率算出部と、再利用状況キャラクタ選択部と、用紙削減メッセージ選択部と、用紙再利用メッセージ選択部と、アドバイス設定部と、レポート作成部とが備えられている。そして、この環境貢献支援装置は、レポート作成部が、用紙削減率算出部で算出した用紙削減率に対応したキャラクタと、用紙再利用率算出部で算出した用紙再利用率に対応したキャラクタと、アドバイス設定部で設定されるメッセージと、を所定のフォームに編集する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2013-012198号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、用紙に画像形成を行う場合、画像形成装置において両面印刷、及び複数頁を1頁に印刷する集計印刷によって、用紙への出力枚数を削減することで、用紙の使用量の低減等による環境への貢献度が向上する。また、これら両面印刷、及び集計印刷の履歴を用いて用紙への出力枚数に関する削減値を把握することも可能である。
【0006】
一方、近年では、用紙に印刷等の画像形成を行うことなく、データを保存する電子化が行われており、当該電子化でも用紙への出力枚数を削減することが可能である。しかし、データを保存する電子化に関する検討は不十分であり、両面印刷、及び集計印刷による実際の用紙の削減に、電子化を含めて、環境への貢献度を、ユーザが把握することには検討の余地がある。
【0007】
本開示は、データの電子出力による用紙削減の貢献を評価可能にすることができる情報処理装置及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、第1態様に係る情報処理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、データの電子出力に関する情報を取得し、取得した前記データの電子出力に関する情報を用いて、前記データを用紙により出力した場合における前記用紙の仮想出力枚数を導出し、導出した前記仮想出力枚数を用いて、前記データの電子出力により削減された前記用紙の削減値を表示するための制御を行う。
【0009】
また、第2態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサが、前記データの電子出力に関する情報の履歴を記憶した記憶部から前記履歴を取得し、取得した前記履歴を用いて、前記用紙の出力枚数の総量、及び前記仮想出力枚数の総量を導出し、導出した前記用紙の出力枚数の総量及び前記用紙の仮想出力枚数の総量の合計量に対する、当該用紙の仮想出力枚数の総量の比を示す前記用紙の削減率を導出し、導出した前記用紙の削減率を、前記削減値として表示するための制御を行うものである。
【0010】
また、第3態様に係る情報処理装置は、第2態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサが、前記用紙へ複数面を纏めて印刷した集約印刷を示す情報の履歴を更に取得し、取得した前記集約印刷を示す情報の履歴を用いて、前記集約印刷による前記用紙の削減率を更に導出し、前記集約印刷による前記用紙の削減率を、前記電子出力による前記用紙の削減率と共に表示するための制御を行うものである。
【0011】
また、第4態様に係る情報処理装置は、第3態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサが、前記電子出力による前記用紙の削減率、及び前記集約印刷による前記用紙の削減率の各々を個別に表示するための制御を行うものである。
【0012】
また、第5態様に係る情報処理装置は、第3態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサが、前記電子出力による前記用紙の削減率と、前記集約印刷による前記用紙の削減率とを合成した合成削減率を導出し、導出した前記合成削減率を表示するための制御を行うものである。
【0013】
また、第6態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサが、前記電子出力の種類を示す情報を更に取得し、取得した情報が示す種類の各々別に前記用紙の削減値を表示するための制御を行うものである。
【0014】
また、第7態様に係る情報処理装置は、第6態様に係る情報処理装置において、前記電子出力の種類が、スキャン画像の出力、印刷による出力、及び印刷画像の出力、の少なくとも1種類であるものである。
【0015】
また、第8態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサが、前記データの電子出力に関する情報の履歴を各々ユーザ毎に記憶した記憶部から前記履歴を取得し、取得した前記履歴を用いて、前記ユーザ毎に前記削減値を導出し、導出した前記ユーザ毎の前記削減値を表示するための制御を行うものである。
【0016】
また、第9態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサが、前記データの電子出力に関する情報として、当該電子出力を行った時点の情報を取得するものである。
【0017】
また、第10態様に係る情報処理装置は、第1態様に係る情報処理装置において、前記プロセッサが、前記データの用紙への出力に対応する電子データの外部装置への送信に関する送信情報を更に取得し、取得した前記送信情報が示す送信に応じて、前記電子データを用いて前記データを用紙に出力した場合における当該用紙の削減値を導出するものである。
【0018】
更に、上記目的を達成するために、第11態様に係るプログラムは、データの電子出力に関する情報を取得し、取得した前記データの電子出力に関する情報を用いて、前記データを用紙により出力した場合における前記用紙の仮想出力枚数を導出し、導出した前記仮想出力枚数を用いて、前記データの電子出力により削減された前記用紙の削減値を表示するための制御を行う、処理をコンピュータに実行させる。
【発明の効果】
【0019】
第1態様及び第11態様によれば、データの電子出力による用紙削減の貢献を評価可能にすることができる。
【0020】
第2態様によれば、削減率により、用紙の削減量と用紙の総量との相関関係をユーザが把握可能となる。
【0021】
第3態様によれば、集約印刷による用紙の削減率を、電子出力による用紙の削減率と共にユーザが把握可能となる。
【0022】
第4態様によれば、電子出力による用紙の削減率と、集約印刷による用紙の削減率とを、ユーザが個別に把握可能となる。
【0023】
第5態様によれば、電子出力と集約印刷の両者を含めて総合的な削減率をユーザが把握可能となる。
【0024】
第6態様によれば、データの電子出力の種類別の削減値を、ユーザが把握可能となる。
【0025】
第7態様によれば、データの電子出力の具体的な種類に応じた削減率を、ユーザが把握可能となる。
【0026】
第8態様によれば、複数のユーザ各々に対する削減値を、ユーザが把握可能となる。
【0027】
第9態様によれば、電子データの作成時点における削減値を、ユーザが把握可能となる。
【0028】
第10態様によれば、電子データの外部装置への配信による削減値を、ユーザが把握可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】本開示の実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示すブロック図である。
図2】本開示の実施形態に係るサーバのハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図3】本開示の実施形態に係る端末装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
図4】本開示の実施形態に係るサーバの機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図5】本開示の実施形態に係るプリンタドライバ名データベースの構成の一例を示す模式図である。
図6】本開示の実施形態に係る仮想印刷ジョブログデータベースの構成の一例を示す模式図である。
図7】本開示の実施形態に係る物理印刷ジョブログデータベースの構成の一例を示す模式図である。
図8】本開示の実施形態に係る集計結果データベースの構成の一例を示す模式図である。
図9】本開示の実施形態に係る個別印刷ジョブログデータベースの構成の一例を示す模式図である。
図10】本開示の実施形態に係る印刷ジョブログ登録処理の一例を示すフローチャートである。
図11】本開示の実施形態に係る印刷ジョブログ送信処理の一例を示すフローチャートである。
図12】本開示の実施形態に係る印刷ジョブログ格納処理の一例を示すフローチャートである。
図13】本開示の実施形態に係る集計処理の一例を示すフローチャートである。
図14】本開示の実施形態に係る表示制御処理の一例を示すフローチャートである。
図15】本開示の実施形態に係る集計画面の一例を示す正面図である。
図16】本開示の実施形態に係る集計画面の他の例を示す正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、図面を参照して、本開示の実施の形態について詳細に説明する。なお、ここでは、本開示の技術を、複数の事業所を有する複数の会社を対象として、用紙の削減値を示す情報を表示するサービス(以下、「用紙削減値表示サービス」という。)を提供する情報処理システムに適用した場合について説明する。
【0031】
まず、図1を参照して、本実施形態に係る情報処理システム1の構成を説明する。図1は、本実施形態に係る情報処理システム1の構成の一例を示すブロック図である。
【0032】
図1に示すように、本実施形態に係る情報処理システム1は、本開示の技術の情報処理装置としてのサーバ10と、複数の端末装置30A、30B、・・・と、複数の画像形成装置50A、50B、・・・と、を含む。なお、以下では、端末装置30A、30B、・・・を区別することなく説明する場合は単に「端末装置30」と総称する。また、以下では、画像形成装置50A、50B、・・・を区別することなく説明する場合は単に「画像形成装置50」と総称する。
【0033】
本実施形態に係るサーバ10は、用紙削減値表示サービスを提供するうえで中心的な役割を有するものであり、本実施形態に係る端末装置30は、上述した複数の会社の各事業所に所属するユーザ(以下、単に「ユーザ」という。)が各々所有するものである。そして、本実施形態に係る画像形成装置50は、上記複数の会社の各事業所に設けられたものであり、ユーザにより、端末装置30を用いて利用可能とされているものである。
【0034】
サーバ10及び端末装置30の例としては、パーソナルコンピュータ及びサーバコンピュータ等の情報処理装置が挙げられる。また、本実施形態では、画像形成装置50として、画像印刷機能、画像読取機能、及び画像送信機能等を有するデジタル複合機を適用している。但し、この形態に限るものではなく、画像印刷機能のみを有する画像形成装置や、画像印刷機能及び画像読取機能のみを有する画像形成装置等の他の画像形成装置を画像形成装置50として適用する形態としてもよい。
【0035】
画像形成装置50A、50B、・・・は、全てが同一の仕様のものとは限らず、実行可能なサービスが異なったり、当該サービスの設定可能な項目が異なったり、装備されているオプション品が異なったりしてもよいことは言うまでもない。
【0036】
サーバ10と、端末装置30と、画像形成装置50と、は、ネットワークNを介して接続されており、サーバ10は、端末装置30、及び画像形成装置50とネットワークNを介して相互に通信可能とされている。
【0037】
なお、本実施形態では、ネットワークNとして、インターネット、電話回線網等の公共の通信回線と、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等の企業内の通信回線とを組み合わせたものを適用しているが、この形態に限定されるものではない。例えば、ネットワークNとして、上記公共の通信回線、及び企業内の通信回線の何れか一方のみを適用する形態としてもよい。また、本実施形態では、ネットワークNとして有線及び無線の通信回線を適用しているが、この形態に限定されるものではなく、無線の通信回線及び有線の通信回線の何れか一方のみを適用する形態としてもよい。
【0038】
次に、図2を参照して、本実施形態に係るサーバ10の構成を説明する。図2は、本実施形態に係るサーバ10のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0039】
図2に示すように、本実施形態に係るサーバ10は、プロセッサとしてのCPU(Central Processing Unit)11、一時記憶領域としてのメモリ12、不揮発性の記憶部13、キーボード及びマウス等の入力部14、液晶ディスプレイ等の表示部15、媒体読み書き装置(R/W)16、及び通信インタフェース(I/F)部18を備えている。CPU11、メモリ12、記憶部13、入力部14、表示部15、媒体読み書き装置16、及び通信I/F部18はバスB1を介して互いに接続されている。媒体読み書き装置16は、記録媒体17に書き込まれている情報の読み出し及び記録媒体17への情報の書き込みを行う。
【0040】
本実施形態に係る記憶部13はHDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等によって実現される。記憶媒体としての記憶部13には、印刷ジョブログ格納プログラム13A、集計プログラム13B、及び表示制御プログラム13Cが記憶されている。印刷ジョブログ格納プログラム13A、集計プログラム13B、及び表示制御プログラム13Cの各プログラムは、当該各プログラムが書き込まれた記録媒体17が媒体読み書き装置16に接続され、媒体読み書き装置16が記録媒体17からの当該各プログラムの読み出しを行うことで、記憶部13へ記憶(インストール)される。CPU11は、印刷ジョブログ格納プログラム13A、集計プログラム13B、及び表示制御プログラム13Cの各プログラムを記憶部13から適宜読み出してメモリ12に展開し、当該各プログラムが有するプロセスを順次実行する。
【0041】
また、記憶部13には、プリンタドライバ名データベース13D、仮想印刷ジョブログデータベース13E、物理印刷ジョブログデータベース13F、及び集計結果データベース13Gが記憶されている。なお、これらのデータベースについては、詳細を後述する。
【0042】
次に、図3を参照して、本実施形態に係る端末装置30の構成を説明する。図3は、本実施形態に係る端末装置30のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。
【0043】
図3に示すように、本実施形態に係る端末装置30は、プロセッサとしてのCPU31、一時記憶領域としてのメモリ32、不揮発性の記憶部33、キーボード及びマウス等の入力部34、液晶ディスプレイ等の表示部35、媒体読み書き装置(R/W)36、及び通信I/F部38を備えている。CPU31、メモリ32、記憶部33、入力部34、表示部35、媒体読み書き装置36、及び通信I/F部38はバスB2を介して互いに接続されている。媒体読み書き装置36は、記録媒体37に書き込まれている情報の読み出し及び記録媒体37への情報の書き込みを行う。
【0044】
本実施形態に係る記憶部33はHDD、SSD、フラッシュメモリ等によって実現される。記憶媒体としての記憶部33には、印刷ジョブログ登録プログラム33A及び印刷ジョブログ送信プログラム33Bが記憶されている。印刷ジョブログ登録プログラム33A及び印刷ジョブログ送信プログラム33Bの各プログラムは、当該各プログラムが書き込まれた記録媒体37が媒体読み書き装置36に接続され、媒体読み書き装置36が記録媒体37からの当該各プログラムの読み出しを行うことで、記憶部33へ記憶(インストール)される。CPU31は、印刷ジョブログ登録プログラム33A及び印刷ジョブログ送信プログラム33Bの各プログラムを記憶部33から読み出してメモリ32に展開し、当該各プログラムが有するプロセスを順次実行する。
【0045】
また、記憶部33には、個別印刷ジョブログデータベース33Cが記憶されている。なお、個別印刷ジョブログデータベース33Cについても、詳細を後述する。
【0046】
次に、図4を参照して、本実施形態に係るサーバ10の機能的な構成について説明する。図4は、本実施形態に係るサーバ10の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
【0047】
図4に示すように、サーバ10は、取得部11A、導出部11B、及び制御部11Cを含む。サーバ10のCPU11が、印刷ジョブログ格納プログラム13A、集計プログラム13B、及び表示制御プログラム13Cを実行することで、取得部11A、導出部11B、及び制御部11Cとして機能する。
【0048】
本実施形態に係る取得部11Aは、データの電子出力に関する情報を取得する。なお、ここでいう「データの電子出力」とは、データの用紙による物理的な出力のみならず、当該物理的な出力が可能となる電子的なデータを作成することを意味する。
【0049】
また、本実施形態に係る導出部11Bは、取得部11Aによって取得されたデータの電子出力に関する情報を用いて、当該データを用紙により出力した場合における当該用紙の仮想出力枚数を導出する。そして、本実施形態に係る制御部11Cは、導出部11Bによって導出された仮想出力枚数を用いて、上記データの電子出力により削減された上記用紙の削減値を表示するための制御を行う。
【0050】
なお、本実施形態では、制御部11Cが対象としている表示として、端末装置30の表示部35による可視表示を適用しているが、これに限るものではない。例えば、音声再生装置による可聴表示や、画像形成装置による永久可視表示を、制御部11Cが対象としている表示として適用する形態としてもよい。また、本実施形態では、制御部11Cによる表示の対象とする表示装置として端末装置30の表示部35を適用しているが、これに限るものではない。例えば、画像形成装置50の表示部や、サーバ10そのものの表示部15を、制御部11Cによる表示の対象とする表示装置として適用する形態としてもよい。
【0051】
ここで、本実施形態に係る取得部11Aは、上記データの電子出力に関する情報の履歴を記憶した記憶部(本実施形態では、記憶部13)から当該履歴を取得する。また、本実施形態に係る導出部11Bは、取得部11Aによって取得された履歴を用いて、上記用紙の出力枚数の総量、及び上記仮想出力枚数の総量を導出する。更に、本実施形態に係る導出部11Bは、導出した上記用紙の出力枚数の総量及び上記用紙の仮想出力枚数の総量の合計量に対する、当該用紙の仮想出力枚数の総量の比を示す上記用紙の削減率を導出する。そして、本実施形態に係る制御部11Cは、導出部11Bによって導出された上記用紙の削減率を、上記削減値として表示するための制御を行う。
【0052】
また、本実施形態に係る取得部11Aは、上記用紙へ複数面を纏めて印刷した集約印刷を示す情報の履歴を更に取得する。なお、ここでいう「集約印刷」とは、用紙の両面に印刷する両面印刷と、複数頁を1頁に印刷する集計印刷とを含む印刷を意味する。また、本実施形態に係る導出部11Bは、取得部11Aによって取得された集約印刷を示す情報の履歴を用いて、当該集約印刷による上記用紙の削減率を更に導出する。そして、本実施形態に係る制御部11Cは、集約印刷による上記用紙の削減率を、上記電子出力による上記用紙の削減率と共に表示するための制御を行う。
【0053】
ここで、本実施形態に係る導出部11Bは、上記電子出力による上記用紙の削減率と、上記集約印刷による上記用紙の削減率とを合成した合成削減率を導出する。そして、本実施形態に係る制御部11Cは、導出部11Bによって導出された合成削減率を表示するための制御を行う。但し、この形態に限るものではなく、制御部11Cが、上記電子出力による上記用紙の削減率、及び上記集約印刷による上記用紙の削減率の各々を個別に表示するための制御を行う形態としてもよい。
【0054】
また、本実施形態に係る取得部11Aは、上記データの電子出力に関する情報の履歴を各々ユーザ毎に記憶した記憶部(本実施形態では、記憶部13)から当該履歴を取得し、本実施形態に係る導出部11Bは、取得部11Aによって取得された履歴を用いて、ユーザ毎に削減値を導出する。そして、本実施形態に係る制御部11Cは、導出部11Bによって導出されたユーザ毎の上記削減値を表示するための制御を行う。
【0055】
次に、図5を参照して、本実施形態に係るプリンタドライバ名データベース13Dについて説明する。図5は、本実施形態に係るプリンタドライバ名データベース13Dの構成の一例を示す模式図である。
【0056】
本実施形態に係るプリンタドライバ名データベース13Dは、本実施形態に係る情報処理システム1が対応しているプリンタドライバの名称を示す情報が登録されるデータベースである。本実施形態に係るプリンタドライバ名データベース13Dは、一例として図5に示すように、種別、及びプリンタドライバ名の各情報が関連付けられて記憶される。
【0057】
本実施形態に係る情報処理システム1では、プリンタドライバとして、データの用紙による物理的な出力(印刷)を行うための物理プリンタ(本実施形態では、画像形成装置50)に対する制御を行うプリンタドライバが適用されている。また、本実施形態に係る情報処理システム1では、プリンタドライバとして、上記物理的な出力(印刷)が可能となる電子的なデータ(以下、「電子データ」という。)を作成するプリンタドライバも適用されている。このように、電子データを作成するプリンタドライバは、当該電子データとして仮想的なプリンタ(以下、「仮想プリンタ」という。)により印刷可能なデータを作成するものであるため、以下では「仮想プリンタ用のプリンタドライバ」という。
【0058】
プリンタドライバ名データベース13Dにおける種別は、物理プリンタ用のプリンタドライバ、及び仮想プリンタ用のプリンタドライバの別を示す情報であり、プリンタドライバ名は、上述したプリンタドライバの名称そのものを示す情報である。なお、仮想プリンタ用のプリンタドライバ名としては、「DocuWorks Printer Driver」、「Microsoft Print To PDF」等が例示される。また、物理プリンタ用のプリンタドライバ名としては、「FUJIFILM Apeos C5570」等が例示される。
【0059】
次に、図6を参照して、本実施形態に係る仮想印刷ジョブログデータベース13Eについて説明する。図6は、本実施形態に係る仮想印刷ジョブログデータベース13Eの構成の一例を示す模式図である。
【0060】
本実施形態に係る仮想印刷ジョブログデータベース13Eは、仮想プリンタ用のプリンタドライバによって作成された電子データの印刷に関する情報である印刷情報の履歴である、仮想プリンタによる印刷ジョブログが登録されるデータベースである。本実施形態に係る仮想印刷ジョブログデータベース13Eは、一例として図6に示すように、会社、事業所、及び印刷情報の各情報が関連付けられて記憶される。
【0061】
上記会社は、本実施形態に係る情報処理システム1が対応している会社の名称を示す情報であり、上記事業所は、対応する会社の事業所の名称を示す情報である。そして、上記印刷情報は、対応する事業所において仮想プリンタ用のプリンタドライバを用いて作成された電子データに関する、上述した印刷情報そのものを示す情報である。図6に示すように、本実施形態では、印刷情報に、UUID(Universally Unique Identifier)、印刷日時、ユーザ名、論理ページ数、物理ページ数、及びプリンタドライバ名の各情報が含まれる。
【0062】
上記UUIDは、対応する電子データを識別するために当該電子データ毎に異なるものとして付与された情報である。また、上記印刷日時は、対応する電子データを作成した日時を示す情報であり、上記ユーザ名は、対応する電子データを作成したユーザの氏名を示す情報である。また、上記論理ページ数は、対応する電子データにより印刷対象としている文書のページ数を示す情報であり、上記物理ページ数は、対応する電子データにより印刷対象とする文書を実際に印刷した場合のページ数を示す情報である。更に、上記プリンタドライバ名は、対応する電子データを作成したプリンタドライバの名称を示す情報である。
【0063】
本実施形態に係るプリンタドライバは、上述した集約印刷(本実施形態では、両面印刷及び集計印刷)が設定可能とされており、集約印刷を行うことで、対象とする文書の実際のページ数より、用紙による印刷枚数を少なくすることができる。本実施形態に係る物理ページ数は、この用紙による印刷枚数を示すものであり、集約印刷を行うことで、論理ページ数より少ないページ数で用紙による印刷を行うことができる。
【0064】
図6に示す例では、A社の神奈川事業所において作成された、UUIDとして「1234567」が付与された電子データに対応する文書は、実際のページ数は10であるが、両面印刷、若しくは用紙の1ページに対して文書の2ページ分の集計印刷を行う。このため、この場合は物理ページ数が、論理ページ数の半分の5となっている。
【0065】
次に、図7を参照して、本実施形態に係る物理印刷ジョブログデータベース13Fについて説明する。図7は、本実施形態に係る物理印刷ジョブログデータベース13Fの構成の一例を示す模式図である。
【0066】
本実施形態に係る物理印刷ジョブログデータベース13Fは、物理プリンタ用のプリンタドライバによる、画像形成装置50による印刷に関する情報である印刷情報の履歴である、物理プリンタによる印刷ジョブログが登録されるデータベースである。
【0067】
図7に示すように、本実施形態に係る物理印刷ジョブログデータベース13Fは、図6に示した仮想印刷ジョブログデータベース13Eと比較して、対応するプリンタドライバが物理プリンタ用のプリンタドライバとされている点のみが相違している。このため、物理印刷ジョブログデータベース13Fについての、これ以上の説明は省略する。
【0068】
次に、図8を参照して、本実施形態に係る集計結果データベース13Gについて説明する。図8は、本実施形態に係る集計結果データベース13Gの構成の一例を示す模式図である。
【0069】
本実施形態に係る集計結果データベース13Gは、電子データの作成や集約印刷によって達成される、環境改善に対する貢献度を示す情報が登録されるデータベースである。本実施形態に係る集計結果データベース13Gは、一例として図8に示すように、会社、事業所、及び集計結果の各情報が関連付けられて記憶される。
【0070】
上記会社及び上記事業所の各情報は、仮想印刷ジョブログデータベース13E及び物理印刷ジョブログデータベース13Fの会社及び事業所の各情報と各々同一の情報である。そして、上記集計結果は、対応する会社別や対応する事業所別の、上述した環境改善に対する貢献度を示す情報の集計結果を示す情報である。
【0071】
図8に示すように、本実施形態では、上記集計結果を示す情報として、電子ファイル比率、印刷枚数抑制比率、及び紙削減数の3種類の情報を適用している。印刷枚数抑制比率が、本開示の技術における用紙の削減率及び合成削減率に相当する。以下、上記3種類の情報の算出方法について説明する。なお、以下の数式において、RLPは電子化しない場合(即ち、直接印刷した場合)の論理ページ数を表し、RPPは電子化しない場合の物理ページ数を表す。また、以下の数式において、VLPは電子化した場合の論理ページ数を表し、VPPは電子化した場合の物理ページ数を表す。
【0072】
本実施形態に係る紙削減数vrnは、文書の印刷にあたり、削減される用紙のページ数を示す情報であり、一例として次の式(1)により算出される。
【0073】
【数1】
【0074】
即ち、式(1)によって算出される紙削減数vrnは、電子化によって印刷されなかったページ数(即ち、論理ページ数VLP)と、電子化されることなく印刷されたが、集約印刷によって削減されたページ数(即ち、論理ページ数RLPから物理ページ数RPPを減じて得られた値)との合計値としている。
【0075】
また、本実施形態に係る印刷枚数抑制比率vrrは、文書の印刷にあたり、削減される用紙のページ数の、当該文書の全ページ数に対する割合を示す情報であり、一例として次の式(2)により算出される。
【0076】
【数2】
【0077】
即ち、式(2)によって算出される印刷枚数抑制比率vrrは、電子化しない場合の論理ページ数RLP及び電子化した場合の論理ページ数VLPの合計量(即ち、文書の総ページ数)に対する紙削減数vrnの割合としている。
【0078】
そして、本実施形態に係る電子ファイル比率efrは、文書の印刷にあたり、電子化した用紙のページ数の、当該文書の全ページ数に対する割合を示す情報であり、一例として次の式(3)により算出される。
【0079】
【数3】
【0080】
即ち、式(3)によって算出される電子ファイル比率efrは、電子化しない場合の論理ページ数RLP及び電子化した場合の論理ページ数VLPの合計量である文書の総ページ数に対する、電子化した場合の論理ページ数VLPの割合としている。
【0081】
なお、上述した式(1)~式(3)の各数式は一例であり、新たな項を追加したり、各項に係数を乗じたりするといったように、各種変更を加えたものとしてもよいことは言うまでもない。
【0082】
図8に示すように、本実施形態では、上記集計結果を示す情報として、以上の3種類の集計結果が、全社、事業所別、及びユーザ別の各々毎に登録される。
【0083】
次に、図9を参照して、本実施形態に係る個別印刷ジョブログデータベース33Cについて説明する。図9は、本実施形態に係る個別印刷ジョブログデータベース33Cの構成の一例を示す模式図である。
【0084】
本実施形態に係る個別印刷ジョブログデータベース33Cは、対応する端末装置30を用いるユーザに関する、上述した印刷ジョブログが登録されるデータベースである。本実施形態に係る個別印刷ジョブログデータベース33Cは、一例として図9に示すように、上述した仮想印刷ジョブログデータベース13E及び物理印刷ジョブログデータベース13Fと同様の印刷情報(UUID、印刷日時、ユーザ名、論理ページ数、物理ページ数、及びプリンタドライバ名の各情報)が関連付けられて記憶される。
【0085】
但し、個別印刷ジョブログデータベース33Cでは、対応するプリンタドライバの種類として、仮想プリンタ用と物理プリンタ用の2種類ともに適用されている。なお、UUID、印刷日時、ユーザ名、論理ページ数、物理ページ数、及びプリンタドライバ名は、上述した仮想印刷ジョブログデータベース13E及び物理印刷ジョブログデータベース13Fにおける同一名称のものと同一の情報である。このため、これらの情報についての、これ以上の説明は省略する。
【0086】
次に、図10図15を参照して、本実施形態に係る情報処理システム1の作用を説明する。まず、図10を参照して、印刷ジョブログ登録処理を実行する場合の端末装置30の作用を説明する。図10は、本実施形態に係る印刷ジョブログ登録処理の一例を示すフローチャートである。
【0087】
本実施形態では、何れかの端末装置30において、ユーザにより、物理プリンタによる印刷、又は仮想プリンタによる印刷(上述した電子データの作成)を行ったタイミングで、自身のCPU31が印刷ジョブログ登録プログラム33Aを実行することで、図10に示す印刷ジョブログ登録処理が実行される。なお、以下では、上記物理プリンタによる印刷、又は仮想プリンタによる印刷を行った際に用いたプリンタドライバを「対象ドライバ」という。
【0088】
図10のステップ100で、CPU31は、自装置に搭載されたOS(Operating System)から自装置にログインした際に得られたユーザを特定する情報(以下、「ユーザ情報」という。)を取得する。本実施形態では、ユーザ情報として、ユーザの氏名を示す情報を適用しているが、これに限るものではない。例えば、ユーザの各々毎に予め付与されたID(Identification)情報をユーザ情報として適用する形態としてもよい。
【0089】
ステップ102で、CPU31は、対象ドライバから印刷設定(両面印刷であるか否か、集計印刷であるか否か、集計印刷である場合の用紙1面あたりの印刷ページ数等)を示す情報、及びプリンタドライバ名の各情報を取得する。ステップ104で、CPU31は、以上の処理によって取得した各情報を用いて上述した印刷情報を作成し、作成した印刷情報を個別印刷ジョブログデータベース33Cに記憶(登録)し、その後に本印刷ジョブログ登録処理を終了する。
【0090】
以上の印刷ジョブログ登録処理を物理プリンタによる印刷、及び仮想プリンタによる印刷(電子データの作成)を実行する度に実行することで、一例として図9に示す個別印刷ジョブログデータベース33Cが構築されることになる。
【0091】
次に、図11を参照して、印刷ジョブログ送信処理を実行する場合の端末装置30の作用を説明する。図11は、本実施形態に係る印刷ジョブログ送信処理の一例を示すフローチャートである。
【0092】
本実施形態では、端末装置30の各々において、予め定められたタイミング(本実施形態では、毎日の午後6時となったタイミング)で、自身のCPU31が印刷ジョブログ送信プログラム33Bを実行することで、図11に示す印刷ジョブログ送信処理が実行される。
【0093】
図11のステップ130で、CPU31は、この時点から遡った1日分の印刷情報を個別印刷ジョブログデータベース33Cから読み出す。ステップ132で、CPU31は、読み出した印刷情報をサーバ10に送信し、その後に本印刷ジョブログ送信処理を終了する。
【0094】
以上の印刷ジョブログ送信処理により、端末装置30の各々からサーバ10に対して、端末装置30の各々において実行された物理プリンタによる印刷、及び仮想プリンタによる印刷の各印刷に対応する印刷情報が1日毎に送信(アップロード)されることになる。
【0095】
次に、図12を参照して、印刷ジョブログ格納処理を実行する場合のサーバ10の作用を説明する。図12は、本実施形態に係る印刷ジョブログ格納処理の一例を示すフローチャートである。
【0096】
本実施形態では、サーバ10において、何れかの端末装置30から印刷情報が受信されたタイミングで、自身のCPU11が印刷ジョブログ格納プログラム13Aを実行することで、図12に示す印刷ジョブログ格納処理が実行される。
【0097】
図12のステップ300で、CPU11は、プリンタドライバ名データベース13Dを参照し、端末装置30から受信した印刷情報におけるプリンタドライバ名に対応する種別を特定する。これにより、CPU11は、当該プリンタドライバ名に対応するプリンタドライバが仮想プリンタ用のものか、物理プリンタ用のものかを特定する。
【0098】
ステップ302で、CPU11は、仮想印刷ジョブログデータベース13E及び物理印刷ジョブログデータベース13Fのうちの特定した種別に対応するデータベースに対して受信した印刷情報を格納し、その後に本印刷ジョブログ格納処理を終了する。なお、印刷情報の格納先とする会社及び事業所は、受信した印刷情報に含まれるユーザ名が示すユーザが所属する会社及び事業所を特定することで特定することができる。このため、図示は省略するが、サーバ10の記憶部13には、各ユーザの会社及び事業所を特定するためのデータベースも構築されている。
【0099】
以上の印刷ジョブログ格納処理により、仮想印刷ジョブログデータベース13E及び物理印刷ジョブログデータベース13Fに、各々に対応する印刷情報が順次格納されることで、これらのデータベースが構築されることになる。
【0100】
次に、図13を参照して、集計処理を実行する場合のサーバ10の作用を説明する。図13は、本実施形態に係る集計処理の一例を示すフローチャートである。
【0101】
本実施形態では、サーバ10において、予め定められたタイミング(本実施形態では、毎日の午前0(零)時となったタイミング)で、CPU11が集計プログラム13Bを実行することで、図13に示す集計処理が実行される。
【0102】
図13のステップ330で、CPU11は、この時点から遡った1日分の印刷情報を仮想印刷ジョブログデータベース13E及び物理印刷ジョブログデータベース13Fから読み出す。ステップ332で、CPU11は、読み出した印刷情報を用いて、上述したように電子ファイル比率efr、印刷枚数抑制比率vrr、及び紙削減数vrnの3種類の情報を、会社、事業所、及びユーザの各々別に算出する。ステップ334で、CPU11は、算出した情報を、集計結果データベース13Gに記憶(登録)し、その後に本集計処理を終了する。なお、本実施形態では、上記会社別の上記3種類の情報を、対応する会社に所属する全てのユーザに関する、対応する情報の平均値として算出している。また、本実施形態では、上記事業所別の上記3種類の情報も、対応する事業所に所属する全てのユーザに関する、対応する情報の平均値として算出している。但し、この形態に限るものではなく、対象とするユーザを一部のユーザに制限したり、平均値に代えて中央値や最頻値を適用したりする形態としてもよい。
【0103】
以上の集計処理により、集計結果データベース13Gの登録内容が1日毎に更新されることになる。
【0104】
このように、本実施形態では、集計結果を直近の1日分の情報に対応するものに更新する形態としているが、これに限るものではない。例えば、集計結果を直近の1か月分の情報に対応するものに更新する形態としてもよいし、集計結果を過去に蓄積された全ての情報に対応するものに更新する形態としてもよい。また、本実施形態では、集計結果を1日毎に更新する形態としているが、これに限るものではない。例えば、1か月毎や、3か月毎等に集計結果を更新する形態としてもよい。
【0105】
次に、図14を参照して、表示制御処理を実行する場合のサーバ10の作用を説明する。図14は、本実施形態に係る表示制御処理の一例を示すフローチャートである。
【0106】
本実施形態では、サーバ10において、何れかの端末装置30に対するユーザによる操作に応じて、上記集計処理による集計結果の表示を要求する要求情報が当該ユーザを特定する情報(本実施形態では、上述したユーザ情報)と共に受信されたタイミングで、CPU11が表示制御プログラム13Cを実行する。これにより、図14に示す表示制御処理が実行される。
【0107】
図14のステップ350で、CPU11は、集計結果データベース13Gから全ての情報を読み出す。ステップ352で、CPU11は、読み出した情報を用いて、予め定められた構成とされた集計画面を表示させることができる画面情報を作成する。ステップ354で、CPU11は、作成した画面情報を、アクセス元の端末装置30に送信し、その後に本表示制御処理を終了する。
【0108】
以上の表示制御処理により、アクセス元の端末装置30の表示部35には、上記集計画面が表示されることになる。
【0109】
図15には、本実施形態に係る集計画面の一例が示されている。
【0110】
図15に示すように、この集計画面では、アクセス元のユーザが所属する事業所に関する、横軸を印刷枚数抑制比率vrrとし、縦軸を電子ファイル比率efrとして、紙削減数vrnが多いほど大きな径とされた円をユーザ別にプロットしたグラフが表示される。また、このグラフでは、アクセス元のユーザが所属する会社の全社の平均値を示す直線、及び他の会社の平均値を示す直線がグラフ上に表示される。
【0111】
従って、この集計画面を参照することにより、ユーザは、自身に関する印刷枚数抑制比率vrr、電子ファイル比率efr、及び紙削減数vrnを、他のユーザや自身が所属する会社全体の平均値及び他社の平均値と比較しつつ、直感的に把握することができる。
【0112】
このように、本実施形態では、集計画面の表示を端末装置30から要求情報を受信したタイミングで当該端末装置30により行う形態としているが、これに限るものではない。例えば、仮想プリンタ及び物理プリンタにより印刷を行ったタイミングで集計画面を表示する形態としてもよいし、集計画面を表示する装置は端末装置30に限らず、画像形成装置50やサーバ10によって集計画面を表示する形態としてもよい。
【0113】
なお、上記実施形態では、電子出力の種類については言及しなかったが、電子出力の種類の各々別に用紙の削減値を表示する形態としてもよい。
【0114】
この形態の具体的な一例としては、取得部11Aが、上記電子出力の種類を示す情報を更に取得し、制御部11Cが、取得した情報が示す種類の各々別に用紙の削減値を表示するための制御を行う形態を例示することができる。
【0115】
この形態において、上記電子出力の種類としては、スキャン画像の出力、印刷による出力、及び印刷画像の出力、の少なくとも1種類を適用する形態としてもよい。ここで、スキャン画像の出力には、ダイレクト・ファクシミリ送信、及び画像形成装置50から端末装置30へのスキャンデータ送信が含まれ、印刷画像の出力には、電子メールによる送信が含まれる。なお、ダイレクト・ファクシミリ送信は、クライアント上で作成した文書を、デバイスにプリントするのと同様の操作で、デバイスを通じて相手方のファクスに送信する機能である。
【0116】
図16には、この形態における集計画面の一例が示されている。図16に示すように、この集計画面では、印刷による出力に関する用紙の削減率(図16では「プリント削減率」と表記。)、スキャン画像に関する用紙の削減率(図16では「コピー削減率」と表記。)、及びファクシミリ送信に関する用紙の削減率(図16では「FAX削減率」と表記。)が表示される。従って、この集計画面を参照することにより、ユーザは、電子出力の種類毎の用紙の削減率を直感的に把握することができる。
【0117】
なお、図16に示す集計画面では、集計結果の表示対象とする範囲がボタン35Aによって指定可能とされており、ユーザは、何れかのボタン35Aを指定することで、所望の範囲を対象とした集計結果を表示することができる。また、図16に示す集計画面では、図15に示したものと同様のグラフが表示され、更に、削減電力、削減CO2、常緑樹保護といった、その他の環境への貢献度を示す情報も表示されている。従って、この集計画面を参照することで、これらの情報も容易に把握することができる。
【0118】
また、この形態において、取得部11Aによる上記種類を示す情報の取得は、端末装置30から行う形態としてもよいし、画像形成装置50から行う形態としてもよい。
【0119】
なお、集計画面の構成は、図15及び図16に示したものに限るものではなく、一部の情報を削除したり、新たな情報を追加したり、各情報の表示位置や表示の大きさを変更したりしてもよいことは言うまでもない。
【0120】
また、上記実施形態では、データの電子出力に関する情報として、当該電子出力を行った時点の情報を取得することで、作成された電子データそのものによる用紙の削減値を導出して表示する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、取得部11Aにより、データの用紙への出力に対応する電子データの外部装置への送信に関する送信情報を更に取得する形態としてもよい。この形態では、導出部11Bにより、取得部11Aによって取得された送信情報が示す送信に応じて、電子データを用いて上記データを用紙に出力した場合における当該用紙の削減値を導出し、制御部11Cにより、当該削減値を表示する。
【0121】
即ち、上記実施形態では、仮想プリンタにより作成された電子データについては当該作成による用紙の削減のみが考慮されていたが、実際には、当該電子データが外部装置に送信されることで、用紙の削減効果が、送信数や、送信先での利用形態に応じて享受されることになる。そこで、上記送信情報を用いて用紙の削減値を導出して提示する形態を採用することで、電子データの外部装置への配信による削減値を、ユーザが把握可能となる。
【0122】
また、上記実施形態では、上記電子出力による上記用紙の削減率と、上記集約印刷による上記用紙の削減率とを合成した合成削減率を導出し、導出した合成削減率を表示する場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、上記電子出力による上記用紙の削減率、及び上記集約印刷による上記用紙の削減率の各々を個別に表示するための制御を行う形態としてもよい。
【0123】
この場合、上述した紙削減数vrn及び印刷枚数抑制比率vrrの算出式として、式(1)に代えて次の式(4)を適用し、式(2)に代えて次の式(5)を適用する形態としてもよい。これらの式により、集約印刷による用紙の削減値を加味しない紙削減数及び印刷枚数抑制比率を得ることができる。
【0124】
【数4】
【0125】
【数5】
【0126】
また、上記実施形態では、本開示の技術を、サーバ10を含むシステムに適用した場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、単一の画像形成装置50による用紙の削減値を表示する形態とする場合には、当該画像形成装置50と端末装置30のみを用いたシステムに、本開示の技術を適用する形態としてもよい。この場合、上記実施形態における端末装置30とサーバ10との各種情報のやり取りが不要になる。また、この場合、集計処理は、端末装置30と画像形成装置50の何れで実行してもよい。
【0127】
また、上記実施形態では、各種データベース13D~13Gをサーバ10に登録した場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば、何れかの端末装置30や、何れかの画像形成装置50や、サーバ10からアクセス可能な他の装置に、これらのデータベースを登録する形態としてもよい。
【0128】
以上、実施形態を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されない。発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることができ、該変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
【0129】
また、上記実施形態は、クレーム(請求項)にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。前述した実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件の組み合わせにより種々の発明が抽出される。実施の形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、効果が得られる限りにおいて、この幾つかの構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【0130】
また、上記実施形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えば、CPU等)や、専用のプロセッサ(例えば、GPU: Graphics Processing Unit、ASIC: Application Specific Integrated Circuit、FPGA: Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス、等)を含むものである。
【0131】
更に、上記実施形態では、各種処理を、プログラムを実行することにより、コンピュータを利用してソフトウェア構成により実現する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、各種処理を、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成の組み合わせによって実現する形態としてもよい。
【0132】
その他、上記実施形態で説明したサーバ10及び端末装置30の構成は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要な部分を削除したり、新たな部分を追加したりしてもよいことは言うまでもない。
【0133】
また、上記実施形態で説明した各種処理の流れも一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよいことは言うまでもない。
【0134】
(付記)
(((1)))
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
データの電子出力に関する情報を取得し、
取得した前記データの電子出力に関する情報を用いて、前記データを用紙により出力した場合における前記用紙の仮想出力枚数を導出し、
導出した前記仮想出力枚数を用いて、前記データの電子出力により削減された前記用紙の削減値を表示するための制御を行う、
情報処理装置。
(((2)))
前記プロセッサは、
前記データの電子出力に関する情報の履歴を記憶した記憶部から前記履歴を取得し、
取得した前記履歴を用いて、前記用紙の出力枚数の総量、及び前記仮想出力枚数の総量を導出し、
導出した前記用紙の出力枚数の総量及び前記用紙の仮想出力枚数の総量の合計量に対する、当該用紙の仮想出力枚数の総量の比を示す前記用紙の削減率を導出し、
導出した前記用紙の削減率を、前記削減値として表示するための制御を行う、
(((1)))に記載の情報処理装置。
(((3)))
前記プロセッサは、
前記用紙へ複数面を纏めて印刷した集約印刷を示す情報の履歴を更に取得し、
取得した前記集約印刷を示す情報の履歴を用いて、前記集約印刷による前記用紙の削減率を更に導出し、
前記集約印刷による前記用紙の削減率を、前記電子出力による前記用紙の削減率と共に表示するための制御を行う、
(((2)))に記載の情報処理装置。
(((4)))
前記プロセッサは、
前記電子出力による前記用紙の削減率、及び前記集約印刷による前記用紙の削減率の各々を個別に表示するための制御を行う、
(((3)))に記載の情報処理装置。
(((5)))
前記プロセッサは、
前記電子出力による前記用紙の削減率と、前記集約印刷による前記用紙の削減率とを合成した合成削減率を導出し、
導出した前記合成削減率を表示するための制御を行う、
(((3)))に記載の情報処理装置。
(((6)))
前記プロセッサは、
前記電子出力の種類を示す情報を更に取得し、
取得した情報が示す種類の各々別に前記用紙の削減値を表示するための制御を行う、
(((1)))から(((5)))の何れか1項に記載の情報処理装置。
(((7)))
前記電子出力の種類は、スキャン画像の出力、印刷による出力、及び印刷画像の出力、の少なくとも1種類である、
(((6)))に記載の情報処理装置。
(((8)))
前記プロセッサは、
前記データの電子出力に関する情報の履歴を各々ユーザ毎に記憶した記憶部から前記履歴を取得し、
取得した前記履歴を用いて、前記ユーザ毎に前記削減値を導出し、
導出した前記ユーザ毎の前記削減値を表示するための制御を行う、
(((1)))から(((7)))の何れか1項に記載の情報処理装置。
(((9)))
前記プロセッサは、
前記データの電子出力に関する情報として、当該電子出力を行った時点の情報を取得する、
(((1)))から(((8)))の何れか1項に記載の情報処理装置。
(((10)))
前記プロセッサは、
前記データの用紙への出力に対応する電子データの外部装置への送信に関する送信情報を更に取得し、
取得した前記送信情報が示す送信に応じて、前記電子データを用いて前記データを用紙に出力した場合における当該用紙の削減値を導出する、
(((1)))から(((9)))の何れか1項に記載の情報処理装置。
【0135】
(((1)))に係る情報処理装置によれば、データの電子出力による用紙削減の貢献を評価可能にすることができる。
(((2)))に係る情報処理装置によれば、削減率により、用紙の削減量と用紙の総量との相関関係をユーザが把握可能となる。
(((3)))に係る情報処理装置によれば、集約印刷による用紙の削減率を、電子出力による用紙の削減率と共にユーザが把握可能となる。
(((4)))に係る情報処理装置によれば、電子出力による用紙の削減率と、集約印刷による用紙の削減率とを、ユーザが個別に把握可能となる。
(((5)))に係る情報処理装置によれば、電子出力と集約印刷の両者を含めて総合的な削減率をユーザが把握可能となる。
(((6)))に係る情報処理装置によれば、データの電子出力の種類別の削減値を、ユーザが把握可能となる。
(((7)))に係る情報処理装置によれば、データの電子出力の具体的な種類に応じた削減率を、ユーザが把握可能となる。
(((8)))に係る情報処理装置によれば、複数のユーザ各々に対する削減値を、ユーザが把握可能となる。
(((9)))に係る情報処理装置によれば、電子データの作成時点における削減値を、ユーザが把握可能となる。
(((10)))に係る情報処理装置によれば、電子データの外部装置への配信による削減値を、ユーザが把握可能となる。
【符号の説明】
【0136】
1 情報処理システム
10 サーバ
11 CPU
11A 取得部
11B 導出部
11C 制御部
12 メモリ
13 記憶部
13A 印刷ジョブログ格納プログラム
13B 集計プログラム
13C 表示制御プログラム
13D プリンタドライバ名データベース
13E 仮想印刷ジョブログデータベース
13F 物理印刷ジョブログデータベース
13G 集計結果データベース
14 入力部
15 表示部
16 媒体読み書き装置
17 記録媒体
18 通信I/F部
30 端末装置
31 CPU
32 メモリ
33 記憶部
33A 印刷ジョブログ登録プログラム
33B 印刷ジョブログ送信プログラム
33C 個別印刷ジョブログデータベース
34 入力部
35 表示部
36 媒体読み書き装置
37 記録媒体
38 通信I/F部
50 画像形成装置
N ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16