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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024000475
(43)【公開日】2024-01-05
(54)【発明の名称】ビリヤードキューの製造方法
(51)【国際特許分類】
   A63D 15/08 20060101AFI20231225BHJP
【FI】
A63D15/08
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022109340
(22)【出願日】2022-06-20
(71)【出願人】
【識別番号】508101270
【氏名又は名称】株式会社アダムジャパン
(74)【代理人】
【識別番号】100070057
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 眞治
(74)【代理人】
【識別番号】100158713
【弁理士】
【氏名又は名称】岩瀬 眞紀子
(72)【発明者】
【氏名】関根 沙織
(72)【発明者】
【氏名】関口 貴啓
(72)【発明者】
【氏名】堀田 洋一
(57)【要約】
【課題】 従来のビリヤードキューのシヤフトでは、手球を所定の方向に力強く撞くことがやや困難であるという問題があるし、長期間使用していると異音が発生するなどの問題を解消することである。
【解決手段】 シャフトの穴に、中央部には横幅が大きいカ-ボン強化プラスチック繊維を、横方向に多数本並べるとともに横方向に積層し、上端部と下端部には横幅が小さいグラス強化プラスチク繊維を、横方向に多数本並べるとともに横方向に積層して帯状繊維からなる円形パイプの穴の中に、円形の発泡合成樹脂の緩衝材を収納した円形パイプを、シャフトの穴に、収納した木材シャフトと木材バットとを着脱自在具で止着したビリヤードキューの製造方法である。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
円形の木材のシャフトと円形の木材のバットとからなるビリヤードキューにおいて、円形の木材のシャフトの円形穴に挿入する円形パイプとして、中央部には横幅が大きいカ-ボン強化プラスチック繊維を、横方向に多数本並べるとともに横方向に積層し、上端部には横幅が小さいグラス強化プラスチック繊維を、横方向に多数本並べるとともに横方向に積層し、下端部には横幅がやや大きいグラス強化プラスチック繊維を、水平方向に多数本並べるとともに横方向に積層して水平方向に長い帯状繊維にし、該長い帯状繊維を水平方向から斜め下方向に変更してから斜め上方向に変更して熱硬化性樹脂液入り容器の中を移動させることより熱硬化性樹脂液を含浸させた後に、長い帯状繊維を水平方向に移動してマンドレルに巻き付け終了直前に所定の長さに切断して所定の長さだけの帯状繊維をマンドレルに巻き付けることにより円形パイプを形成し、該円形パイプを自然乾燥させて熱硬化性樹脂液をやや硬化させてから、円形パイプからマンドレルを引き抜いた後に、該円形パイプを、最初は高温の炉が100度C位で30分位で乾燥した後は炉の温度を60度C位で30分位で時間で乾燥してから、自然乾燥して円形パイプの円形パイプを造り、該円形パイプの円形中空パイプの穴に、断面円形の長い発泡合成樹脂の緩衝材を収納した円形パイプを木材のシャフトの円形穴に挿入し、円形の木材のバットと円形の木材のシャフトとを着脱自在具で止着することを特徴としたるビリヤードキューの製造方法。
【請求項2】
円形の木材のシャフトと円形の木材のバットとからなるビリヤードキューにおいて、円形の木材のシャフトの円形穴に挿入する円形パイプとして、中央部には横幅が大きいカ-ボン強化プラスチック繊維を、横方向に多数本並べるとともに横方向に積層し、上端部には横幅がやや大きいグラス強化プラスチック繊維を、横方向に多数本並べるとともに横方向に積層して、下端部には横幅が小さいグラス強化プラスチック繊維を、横方向に多数本並べるとともに横方向に積層して水平方向に長い帯状繊維にし、該長い帯状繊維を水平方向から、垂直方向に変更して長い帯状繊維の左側と右側の双方から熱硬化性樹脂液を噴射して長い帯状繊維に熱硬化性樹脂液を含浸させた後に、長い帯状繊維を水平方向から下方向に変更して巻き付け終了直前に所定の長さに切断して所定の長さだけの帯状繊維をマンドレルに巻き付けることにより円形パイプを形成し、該円形パイプを自然乾燥させて熱硬化性樹脂液をやや硬化させてから、円形パイプからマンドレルを引き抜いた後に、該円形パイプを最初は高温の炉が100度C位で30分位で乾燥し、その後は炉が60度C位で30分位で時間で乾燥してその後は自然乾燥して円形パイプを造り、該円形パイプの穴に、断面円形の長い発泡合成樹脂の緩衝材を収納した円形パイプを木材のシャフトの円形穴に挿入し、円形の木材のバットと円形の木材のシャフトとを着脱自在具でめ止着することを特徴としたるビリヤードキューの製造方法。
【請求項3】
円形の木材のシャフトと円形の木材のバットとからなるビリヤードキューにおいて、円形の木材のシャフトの円形穴に挿入する円形パイプが、中央部には横幅が大きいカ-ボン強化プラスチック繊維を、横方向に多数本並べるとともに横方向に積層し、上端部と下端部には横幅が小さいグラス強化プラスチック繊維を横方向に多数本並べるとともに横方向に積層して該長い帯状繊維を水平方向から、垂直方向に変更して長い帯状繊維の左側と右側の双方から熱硬化性樹脂液を噴射して長い帯状繊維に熱硬化性樹脂液を含浸させた後に、長い帯状繊維を下方向から上方向に変更してから水平方向に変更し、更に下方向に変更して巻き付け終了直前に所定の長さに切断して所定の長さだけの帯状繊維をマンドレルに巻き付けることにより円形パイプを形成し、該円形パイプに含有する熱硬化性樹脂液を自然乾燥させて熱硬化性樹脂液をやや硬化した円形パイプからマンドレルを引き抜いた後に、該円形パイプを最初は高温の炉が100度C位で30分位で乾燥し、その後は炉が60度C位で30分位で時間で乾燥してその後は自然乾燥して円形パイプを造り、該円形パイプの穴に、断面円形の長い発泡合成樹脂の緩衝材を収納した円形パイプを木材のシャフトの円形穴に挿入し、円形の木材のバットと円形の木材のシャフトとを着脱自在具でめ止着することを特徴としたるビリヤードキューの製造方法。
【請求項4】
円形パイプが、合成樹脂フイルムで被覆されているとともにその外側に接着剤を塗布した細い糸を連続的に螺旋状に巻き付けて、加熱した請求項1から請求項3に記載のビリヤードキューの製造方法。
【請求項5】
円形パイプが、合成樹脂フイルムで被覆されているとともにその外側に接着剤を塗布して円形パイプの前端部又は後端部の1方にフック用の輪を設けた細い糸を連続的に螺旋状に巻き付けて、加熱した請求項1から請求項3に記載のビリヤードキューの製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は木材のシャフトと円形の木材のバットからなるビリヤードキューの製造方法に関わるものである。
特に手球を撞いた時にシャフトのしなりのコントロ-ル性が良くし、長時間使用しても内部構造が壊れることがなく、外部に異音を発しない構成にしたビリヤードキューの製造方法に関わるものである。
【背景技術】
【0002】
従来のビリヤードキューの製造方法は、シャフト中央部の長手方向に、断面扇形パイ形)に切断した柱状木材を6個挿入した製造方法がある(下記特許文献1・特表平11-502428号公報参照)。
【0003】
しかしながら、この特表平11-502428号公報記載の製造方法で製造したシヤフトでは、シヤフトの先端で手球を撞く時に、シヤフトをしならせて、コントロールすることがやや困難であるために、手球を所定の方向に力強く撞くことがやや困難であるという欠点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【特許文献】特表平11-502428号公報
【発明の概要】
【0004】
【発明が解決使用とする課題】
【0005】
前記の欠点を解消したいという課題とともに長期間安定した状態で手玉を長期間所定の方向に所定の力で撞くことができるようにした発明である。
更に長期間使用しても内部構造が崩れることがなく、外部に異音を発することがないようにし、1本のビリヤードキューを安価で大量に製造できるようにした発明である。
【発明が解決するため手段】
【0006】
この発明はビリヤードキューの円形の木材のシャフトの円形穴に挿入する円形パイプが中央部に横幅が大きいカ-ボン強化プラスチック繊維を、横方向に多数本並べて横方向に積層するとともに上端部には横幅が小さいグラス強化プラスチック繊維を、横方向に多数本並べて横方向に積層し、下端部には横幅が小さいグラス強化プラスチック繊維を、横方向に多数本並べて横方向に積層して、右端部には横幅がやや大きいグラス強化プラスチック繊維を、水平方向に多数本並べて横方向に積層した一単位の帯状繊維を、水平方向に多数連結した長い帯状繊維にする。
この長い帯状繊維に熱硬化性樹脂液を含浸させてから、巻き付け終了直前に所定の長さに切断して帯状繊維をマンドレルに巻き付けて乾燥した円形パイプを形成する。
この円形パイプをマンドレルから引き抜いて、この円形パイプを所定の温度で乾燥円形パイプの穴に緩衝材を収納した円形パイプを、木材のシャフトの円形穴に挿入し、円形の木材のバットと円形の木材のシャフトとを着脱自在具で止着してビリヤードキューを製造する。
【発明の効果】
【0007】
この発明のビリヤードキューの請求項1は、中央部には横幅が大きいカ-ボン強化プラスチック繊維積層体と上端部には横幅が小さいグラス強化プラスチック繊維積層体と下端部には横幅がやや大きいグラス強化プラスチック繊維積層体を、水平方向に長い帯状繊維にし、この長い帯状繊維に熱硬化性樹脂液を含浸して同時で一体的に接着してから、長い帯状繊維を水平方向に移動してマンドレルに巻き付け終了直前に切断してマンドレルに巻き付けて円形パイプを造るので、円形パイプを連続して大量に製造することができるとともに1本の円形パイプの製造費を安価にすることができる。
この円形パイプの穴に長い円形の発泡合成樹脂の緩衝材を収納したために木材のシャフトの木材部に与える衝撃を和らげることができるし、異音を発生を無くすることができるとともにシャフトの木材部等が損傷するのを防止することができる。
この効果のために、シャフトの木材部等の損傷を防止することができるので、シャフトなどのビリヤードキューを長期間良好な状態で使用することができる。
上級者などは強度がやや大きい長いカーボンファバー強化プラスチック繊維の特性に利用して、大きな力で中央線よりやや右側の位置で手球を撞くことにより、木材のシャフトは大きくしなり(図19の符号75)、その反発力の元に戻ろうとする強く押し出す力と、ビリヤードキューを撞いた時にの腕の押し出す力と、の双方の合体した大きな力で手玉(図19の符号71)を図19の符号76の方向に手玉を強く撞くことができる。
更に、最初にビリヤードキューが手球に当たるのは、先端部の断面円形の中空の短いグラスファバー強化プラスチック繊維であるので、グラスファバー強化プラスチック繊維は、カーボンファバー強化プラスチック繊維より強度が小さいので最初から上級者などは強度がやや大きい長いカーボンファバー強化プラスチック繊維の特性に利用して球を撞くこともできるし、上級者などは強度がやや大きい長いカーボンファバー強化プラスチック繊維の特性に利用して、大きな力で中央線よりやや右側の位置で手球を撞くことにより、木材のシャフトは大きくしなり(図20の符号75)、その反発力の元に戻ろうとする強く押し出す力と、ビリヤードキューを撞いた時にの腕の押し出す力と、の双方の合体した大きな力で手玉(図20符号71)を図20、符号76の方向に手玉を強く撞くことができる。
【発明の効果】
【0008】
この発明のビリヤードキューの請求項2は、中央部には横幅が大きいカ-ボン強化プラスチック繊維積層体と上端部には横幅がやや大きいグラス強化プラスチック繊維積層体と下端部には横幅が小さいグラス強化プラスチック繊維積層体を、横幅が小さいグラス強化プラスチック繊維積層体と下端部には横幅がやや大きいグラス強化プラスチック繊維積層体を、水平方向に長い帯状繊維にし、この長い帯状繊維に熱硬化性樹脂液を含浸して同時で一体的に接着してから、長い帯状繊維をやや上方向などに変更してマンドレルに巻き付け終了直前に切断してマンドレルに巻き付けて円形パイプを造るので、円形パイプを連続して大量に製造することができるとともに1本の円形パイプの製造費を安価にすることができる。
この円形パイプの穴に長い円形の発泡合成樹脂の緩衝材を収納したために木材のシャフトの木材部に与える衝撃を和らげることができるし、異音を発生を無くすることができるとともにシャフトの木材部等が損傷するのを防止することができる。
これらの効果があるために、シャフトなどを長期間安定して使用することができるし、初心者は、最初のうちはビリヤードキューで小さい力で手球を撞くことができるとともに手球を予定の直線方向等に容易に撞くことができる。
【発明の効果】
【0009】
この発明のビリヤードキューの請求項3は、中央部には横幅が大きいカ-ボン強化プラスチック繊維積層体と上端部には横幅が小さいグラス強化プラスチック繊維積層体と下端部には横幅が小さいグラス強化プラスチック繊維積層体を、水平方向に多数連結した長い帯状繊維にし、この長い帯状繊維に噴射した熱硬化性樹脂液により長い帯状繊維を同時で一体的に接着することができる。
この一体的に接着した長い帯状繊維、マンドレルに巻き付け終了直前に切断してマンドレルに、巻き付けて円形パイプを造るので、円形パイプを連続して大量に製造することができるとともに1本の円形パイプの製造費を安価にすることができる。
この円形パイプの穴に長い円形の発泡合成樹脂の緩衝材を収納したために木材のシャフトの木材部に与える衝撃を和らげることができるし、異音を発生を無くすることができるとともにシャフトの木材部等が損傷するのを防止することができる。
これらの効果があるために、シャフトなどを長期間安定して使用することができるし、特に初心者は最初からビリヤードキューで小さい力で手球を撞くことができるとともに手球を予定の直線方向等に容易に撞くことができる。
これらの効果があるために、シャフトなどを長期間安定して使用することができる。
そして、先端部の断面円形の中空の横幅が短いグラスファバー強化プラスチック繊維が長期間して損傷した時は、円形パイプを木材のシャフトから取り外して円形パイプの前後方向を逆にしてシャフトの穴に挿入することより、ビリヤードキューとて継続して使用することができる。
【発明の効果】
【0010】
この発明のビリヤードキューの請求項4は、請求項1から請求項3に記載のビリヤードキューの製造方法で製造したビリヤードキューの円形パイプを被覆した合成樹脂フイルムの外側に、接着剤を塗布した細い糸を連続的に螺旋状に巻き付けた後に、加熱したので円形パイプに被覆した合成樹脂フイルムが収縮して円形パイプの表面凹凸を解消できる。
このために円形パイプを木材のシャフトの円形穴に挿入し易くすることができるとともに円形パイプを木材をシャフトの円形穴に良く密着させることができるし、この両部材の密着したことにより
ビリヤードキューを使用時に異音を発生を無くすことができるし、シャフトの木材部に与える衝撃を殆ど無くすることができる。
【発明の効果】
【0011】
この発明のビリヤードキューの請求項5は、請求項1から請求項3に記載のビリヤードキューの製造方法で製造したビリヤードキューの円形パイプに接着剤を塗布した合成樹脂フイルムを被覆するとともに合成樹脂フイルムの外側に接着剤を塗布した細い糸を連続的に螺旋状に巻き付けるとともに細い糸の端部にフックの輪を設けて加熱したので、円形パイプに被覆した合成樹脂フイルムが収縮して円形パイプの表面が円形パイプの表面凹凸を解消できる。
このために円形パイプを木材のシャフトの円形穴に挿入し易くすることができるとともに円形パイプを木材をシャフトの円形穴に良く密着させることができるし、この両部材の密着したことによりビリヤードキューを使用時に異音を発生を無くすことができるし、シャフトの木材部に与える衝撃を殆ど無くすることができる。
そして、製造した新円形パイプをシャフトに挿入する時は、金属棒の先端に設けたフックを円形パイプに巻き付けた糸の輪に入れて金属棒で後方に引き入れることにより簡単に挿入することができる。
更に、ビリヤードキューを長期間使用して円形パイプが損傷した円形パイプをシャフトの穴から取り出す時は、細い糸の先端部に設けた糸の輪に長い針金の端に設けたフックを挿入して長い針金で円形パイプをシャフトから容易に引出すことができる。
新円形パイプを前記のとおりにしてシャフトの穴に挿入してビリヤードキューとして再使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】 第1ビリヤードキューの平面図である。
図2】 第1長い帯状繊維の平面図である。
図3】 第1製造機の側面図である。
図4】 第1シャフトの横断面図である。
図5】 第1シャフトの縦断面図である。
図6】 第2ビリヤードキューの平面図である。
図7】 第2長い帯状繊維の平面図である。
図8】 第2製造機の側面図である。
図9】 第2シャフトの横断面図である。
図10】 第2シャフトの縦断面図である。
図11】 第3ビリヤードキューの平面図である。
図12】 第3長い帯状繊維の平面図である。
図13】 第3製造機の側面図である。
図14】 第3シャフトの横断面図である。
図15】 第3シャフトの縦断面図である。
図16】 円形パイプの横断面図である。
図17】 別の円形パイプの横断面図である。
図18】 長い針金の平面図である。
図19】 シャフト使用時の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【実施例0013】
図1から図5に図示したように、円形の木材のシャフト2と円形の木材のバット3とからなるビリヤードキュー1において、このシャフトに貫通した断面円形の中空の穴2Aを先端から後端まで貫通して設け、このシャフトの中空の穴に、中央部には横幅が大きいカ-ボン強化プラスチック繊維4を、横方向に多数本並べるとともに横方向に積層し、上端部には横幅が小さいグラス強化プラスチック繊維5を、横方向に多数本並べるとともに横方向に積層し、更に下端部には横幅がやや大きいグラス強化プラスチック繊維6を、横方向に多数本並べて積層して帯状にした長い帯状繊維7を回転ロ-ルで水平方向から斜め下方向に変更してから斜め上方向に変更して熱硬化性樹脂液入り容器8の中を移動させることより熱硬化性樹脂液を含浸させた後に、長い帯状繊維を水平方向に移動して巻き付け終了直前に所定の長さに切断機9で切断して所定の長さだけの帯状繊維を,下側に2個の回転ロ-ル10Aと10Bと上側に回転する1個の回転ロ-ル11とでマンドレル12に巻き付けて円形パイプ13を造る。
この円形パイプを3個の回転ロ-ルから取り外して自然乾燥させて熱硬化性樹脂液をやや硬化させてから、円形パイプからマンドレルを引き抜いた後に、この円形パイプを最初は高温の炉が100度C位で30分位で乾燥した後は炉の温度を60度C位で30分位で時間で乾燥してから、自然乾燥して円形パイプを造る。
この円形パイプの円形パイプの穴に、断面円形の長い発泡合成樹脂の緩衝材14を収納した円形パイプを木材のシャフトの円形穴に挿入し、このシャフトとバットとを着脱自在具で止着してビリヤードキューを造る。
【実施例0014】
図6から図10に図示したように、円形の木材のシャフト22と円形の木材のバット23とからなるビリヤードキュー21の円柱形のシャフトに貫通した断面円形の中空の穴22Aを先端部から後端部まで貫通して設ける。
このシャフトに貫通した断面円形の中空の穴に、中央部には横幅が大きいカ-ボン強化プラスチック繊維24を、横方向に多数本並べるとともに横方向に積層し、上端部には横幅がやや大きいグラス強化プラスチック繊維25を横方向に多数本並べるとともに横方向に積層して、更に下端部には横幅が小さいグラス強化プラスチク繊維26を、横方向に多数本並べるとともに横方向に積層して帯状にした長い帯状繊維27を、回転ロール28で垂直に変更して熱硬化性樹脂液を帯状繊維の左側と右側の両側から噴射機29で噴射して熱硬化性樹脂液を含浸させる。
この熱硬化性樹脂液を含浸させた帯状繊維を案内ロールで水平方向からやや上方向に移動してから水平方向に移動して巻き付け終了直前に所定の長さに切断機30で切断して所定の長さだけの帯状繊維を、マンドレル31の下に2個の巻ロール32Aとと32Bとを回転し、マンドレル31の上に1個の巻ロール33を回転してマンドレルに、巻き付けて円形パイプ34を造る。
更に、この円形パイプに含浸している熱硬化性樹脂液を自然乾燥させて、熱硬化性樹脂液がやや硬化した円形パイプを、最初は炉の温度が100度C位で30分位で乾燥した後は炉の温度が60C位で30分位で時間で乾燥してから、自然乾燥して円形パイプを造り、この円形パイプの穴に、断面円形の長い発泡合成樹脂の緩衝材35を収納した円形パイプを、木材のシャフトの円形穴に、挿入してから、円形の木材のバットと円形の木材のシャフトとを着脱在具でめ止着したビリヤードキューの製造する。
【実施例0015】
図11から図15に図示したように、円形の木材のシャフト42と円形の木材のバット43からなるビリヤードキュー41の円柱形のシャフトに貫通した断面円形の中空の穴42Aを先端部から後端部まで貫通して設ける。
このシャフトに貫通した断面円形の中空の穴に、中央部には横幅が大きいカ-ボン強化プラスチック繊維44を、横方向に多数本並べるとともに横方向に積層し、上端部と下端部には横幅が小さいグラス強化プラスチク繊維45A、45Bを、横方向に多数本並べるとともに横方向に積層して帯状繊維46を、横方向に多数本並べるとともに横方向に積層して帯状にした長い帯状にした繊維47を、回転ロール48で垂直に変更して熱硬化性樹脂液を長い帯状繊維の左側と右側の両側から噴射機49で噴射して長い帯状繊維に熱硬化性樹脂液を含浸させる。
この熱硬化性樹脂液を含浸させた長い帯状繊維を案内ロールで斜め上方向にしてから水平方向に移動し、斜め下方向にして巻き付け終了直前に所定の長さに切断機50で切断して所定の長さだけの帯状繊維を、マンドレル51の下に2個の巻ロール52Aと52Bとを回転し、マンドレルの上に1個の巻ロール53を回転してマンドレルに、巻き付けて円形パイプ54を造る。
更に、この円形パイプに含浸している熱硬化性樹脂液を自然乾燥させて、熱硬化性樹脂液がやや硬化した円形パイプを、最初は炉の温度が100度C位で30分位で乾燥した後は炉の温度が60C位で30分位で時間で乾燥してから、自然乾燥して円形パイプを造り、この円形パイプの穴54Aに、断面円形の長い発泡合成樹脂の緩衝材55を収納した円形パイプを、木材のシャフトの円形穴に、挿入してから、円形の木材のバットと円形の木材のシャフトとを着脱在具でめ止着したビリヤードキューの製造する。
【実施例0016】
図16に図示したように、前記の請求項1から請求項3に記載のビリヤードキューの製造方法で製造したビリヤードキューの円形パイプ61が、合成樹脂フイルム62に被覆されているとともにその外側に接着剤を塗布した細い糸63を連続的に螺旋状に巻き付けて、加熱した円形パイプであり、円形パイプの穴61Aに断面円形の長い発泡合成樹脂の緩衝材64を収納した円形パイプである。
【実施例0017】
図17に図示したように、前記の請求項1から請求項3に記載のビリヤードキューの製造方法で製造したビリヤードキューの円形パイプ65が、合成樹脂フイルム66で被覆するともにその外側に接着剤を塗布した細い糸67を連続的に螺旋状に巻き付けて、細い糸の前端部にフック用の輪67Aを形成し、加熱した円形パイプであり、円形パイプの穴65Aに断面円形の長い発泡合成樹脂の緩衝材68を収納した円形パイプである。
なお、フック用の輪は細い糸の後端部でも良い。
【産業上の利用可能性】
【0018】
この発明はビリヤードキューを大量生産することができるし、誰もがこのビリヤードキューを使用して手球を直線方向に撞ける。更に手球を比較的簡単にしならせることができるためにビリヤードキュー業界の発展に寄与することができる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19