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特開2024-47591株主総会招集通知電子化対応支援装置、株主総会招集通知電子化対応支援装置の制御方法および株主総会招集通知電子化対応支援プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024047591
(43)【公開日】2024-04-05
(54)【発明の名称】株主総会招集通知電子化対応支援装置、株主総会招集通知電子化対応支援装置の制御方法および株主総会招集通知電子化対応支援プログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/00 20230101AFI20240329BHJP
【FI】
G06Q10/00
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2024013544
(22)【出願日】2024-01-31
(62)【分割の表示】P 2022153033の分割
【原出願日】2022-09-26
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り ・ウェブサイトのアドレス https://api01-platform.stream.co.jp/apiservice/plt3/NDQ20A%3d%3d%23NTU40A%3d%3d%23356%231e0%230%233FE2A05BC400%23Mzo30jk6Yjpk0zEw0zEw0zEw%23 掲載日 令和4年9月26日
(71)【出願人】
【識別番号】597095599
【氏名又は名称】株式会社プロネクサス
(74)【代理人】
【識別番号】110000338
【氏名又は名称】弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
(72)【発明者】
【氏名】西谷 達郎
(72)【発明者】
【氏名】酒井 哲也
(72)【発明者】
【氏名】杉中 正敏
(72)【発明者】
【氏名】田中 浩輝
(57)【要約】
【課題】株主総会招集通知に関する書類が電子化された法改正後の運用に適した株主総会招集通知電子化対応支援装置を実現する。
【解決手段】株主総会招集通知電子化対応支援装置(10)は、原本データを記憶し、掲載開始日時および掲載終了日時を取得し、掲載開始日時に電子書類の原本データを掲載装置(20)に送信し、電子書類を特定のURLに掲載することを開始させ、掲載終了日時に電子書類の掲載を終了させ、掲載開始日時から掲載終了日時まで、株主総会招集通知に関する電子書類が継続して掲載装置に掲載されているかを監視する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
株主総会招集通知に関する電子書類の原本データを記憶する記憶部と、
前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を開始する日時である掲載開始日時、および、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了する日時である掲載終了日時を取得する取得部と、
前記掲載開始日時に、前記原本データを掲載装置に送信し、前記株主総会招集通知に関する電子書類を特定のURLに掲載することを開始させるとともに、前記掲載終了日時に、前記掲載装置に、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了させる掲載管理部と、
前記掲載開始日時から前記掲載終了日時まで、前記株主総会招集通知に関する電子書類が継続して前記掲載装置に掲載されているかを監視する監視部と、
を備え、
前記監視部は、前記掲載装置において前記電子書類の掲載が中断されていた期間を、前記株主総会招集通知を作成した企業が監視の結果を確認するための管理ページに表示させることを特徴とする株主総会招集通知電子化対応支援装置。
【請求項2】
株主総会招集通知に関する電子書類の原本データを記憶する記憶部と、
前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を開始する日時である掲載開始日時、および、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了する日時である掲載終了日時を取得する取得部と、
前記掲載開始日時に、前記原本データを掲載装置に送信し、前記株主総会招集通知に関する電子書類を特定のURLに掲載することを開始させるとともに、前記掲載終了日時に、前記掲載装置に、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了させる掲載管理部と、
前記掲載開始日時から前記掲載終了日時まで、前記株主総会招集通知に関する電子書類が継続して前記掲載装置に掲載されているか、および、前記掲載装置に掲載されている前記株主総会招集通知に関する電子書類が、前記原本データに対して改ざんされていないかを監視する監視部と、
を備え、
前記監視部は、前記掲載装置における前記電子書類の掲載の中断および改ざんについての監視の経過のログを生成し、前記株主総会招集通知を作成した企業が監視の結果を確認するための管理ページに、監視の結果のレポートをダウンロードするためのUIを表示させることを特徴とする株主総会招集通知電子化対応支援装置。
【請求項3】
株主総会招集通知に関する電子書類の原本データを記憶する記憶部と、
前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を開始する日時である掲載開始日時、および、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了する日時である掲載終了日時を取得する取得部と、
前記掲載開始日時に、前記原本データを掲載装置に送信し、前記株主総会招集通知に関する電子書類を特定のURLに掲載することを開始させるとともに、前記掲載終了日時に、前記掲載装置に、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了させる掲載管理部と、
前記掲載装置に掲載されている前記株主総会招集通知に関する電子書類が、前記原本データに対して改ざんされていないかを監視する監視部と、
を備え、
前記監視部は、前記掲載装置が掲載している前記電子書類に外部の端末がアクセスした場合に、当該電子書類のハッシュ値と前記原本データのハッシュ値とを比較し、当該電子書類のハッシュ値が前記原本データのハッシュ値と異なる場合、当該電子書類が改ざんされていることを示す表示を前記外部の端末に表示させることを特徴とする株主総会招集通知電子化対応支援装置。
【請求項4】
株主総会招集通知電子化対応支援装置が、株主総会招集通知に関する電子書類の原本データを記憶する記憶工程と、
前記株主総会招集通知電子化対応支援装置が、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を開始する日時である掲載開始日時、および、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了する日時である掲載終了日時を取得する取得工程と、
前記株主総会招集通知電子化対応支援装置が、前記掲載開始日時に、前記原本データを掲載装置に送信し、前記株主総会招集通知に関する電子書類を特定のURLに掲載することを開始させるとともに、前記掲載終了日時に、前記掲載装置に、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了させる掲載管理工程と、
前記掲載開始日時から前記掲載終了日時まで、前記株主総会招集通知に関する電子書類が継続して前記掲載装置に掲載されているかを監視する監視工程と、
を含み、
前記監視工程では、前記掲載装置において前記電子書類の掲載が中断されていた期間を、前記株主総会招集通知を作成した企業が監視の結果を確認するための管理ページに表示させることを特徴とする株主総会招集通知電子化対応支援装置の制御方法。
【請求項5】
株主総会招集通知電子化対応支援装置が、株主総会招集通知に関する電子書類の原本データを記憶する記憶工程と、
前記株主総会招集通知電子化対応支援装置が、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を開始する日時である掲載開始日時、および、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了する日時である掲載終了日時を取得する取得工程と、
前記株主総会招集通知電子化対応支援装置が、前記掲載開始日時に、前記原本データを掲載装置に送信し、前記株主総会招集通知に関する電子書類を特定のURLに掲載することを開始させるとともに、前記掲載終了日時に、前記掲載装置に、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了させる掲載管理工程と、
前記掲載開始日時から前記掲載終了日時まで、前記株主総会招集通知に関する電子書類が継続して前記掲載装置に掲載されているか、および、前記掲載装置に掲載されている前記株主総会招集通知に関する電子書類が、前記原本データに対して改ざんされていないかを監視する監視工程と、
を含み、
前記監視工程では、前記掲載装置における前記電子書類の掲載の中断および改ざんについての監視の経過のログを生成し、前記株主総会招集通知を作成した企業が監視の結果を確認するための管理ページに、監視の結果のレポートをダウンロードするためのUIを表示させることを特徴とする株主総会招集通知電子化対応支援装置の制御方法。
【請求項6】
株主総会招集通知電子化対応支援装置が、株主総会招集通知に関する電子書類の原本データを記憶する記憶工程と、
前記株主総会招集通知電子化対応支援装置が、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を開始する日時である掲載開始日時、および、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了する日時である掲載終了日時を取得する取得工程と、
前記株主総会招集通知電子化対応支援装置が、前記掲載開始日時に、前記原本データを掲載装置に送信し、前記株主総会招集通知に関する電子書類を特定のURLに掲載することを開始させるとともに、前記掲載終了日時に、前記掲載装置に、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了させる掲載管理工程と、
前記掲載装置に掲載されている前記株主総会招集通知に関する電子書類が、前記原本データに対して改ざんされていないかを監視する監視工程と、
を含み、
前記監視工程では、前記掲載装置が掲載している前記電子書類に外部の端末がアクセスした場合に、当該電子書類のハッシュ値と前記原本データのハッシュ値とを比較し、当該電子書類のハッシュ値が前記原本データのハッシュ値と異なる場合、当該電子書類が改ざんされていることを示す表示を前記外部の端末に表示させることを特徴とする株主総会招集通知電子化対応支援装置の制御方法。
【請求項7】
請求項1~3のいずれか1項に記載の株主総会招集通知電子化対応支援装置としてコンピュータを機能させるための株主総会招集通知電子化対応支援プログラムであって、前記記憶部、前記取得部、前記掲載管理部および前記監視部としてコンピュータを機能させるための株主総会招集通知電子化対応支援プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、株主総会招集通知電子化対応支援装置、株主総会招集通知電子化対応支援装置の制御方法および株主総会招集通知電子化対応支援プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、株主総会招集通知に関する書類は基本的には印刷物として株主に郵送され、一部がWEBページに掲載されるに留まっていた。また、特許文献1には、議決権の行使を効率的にかつ安全に行うことができる会社支配支援システムが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2003-85355号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、近年、法改正により、株主総会招集通知に関する書類を含む株主総会資料の電子提供制度が施行された。そのため、株主総会招集通知に関する書類を含む株主総会資料の電子化を支援する技術が求められているが、特許文献1に記載の技術は、議決権行使に関するものであり、法改正後の運用に適した株主総会招集通知に関する書類の電子化を支援する技術ではない。本発明の一態様は、株主総会招集通知に関する書類が電子化されるようになった法改正後の運用に適した株主総会招集通知電子化対応支援装置およびその関連技術を実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る株主総会招集通知電子化対応支援装置は、株主総会招集通知に関する電子書類の原本データを記憶する記憶部と、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を開始する日時である掲載開始日時、および、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了する日時である掲載終了日時を取得する取得部と、前記掲載開始日時に、前記原本データを掲載装置に送信し、前記株主総会招集通知に関する電子書類を特定のURLに掲載することを開始させるとともに、前記掲載終了日時に、前記掲載装置に、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了させる掲載管理部と、前記掲載開始日時から前記掲載終了日時まで、前記株主総会招集通知に関する電子書類が継続して前記掲載装置に掲載されているかを監視する監視部と、を備え、前記監視部は、前記掲載装置において前記電子書類の掲載が中断されていた期間を、前記株主総会招集通知を作成した企業が監視の結果を確認するための管理ページに表示させる。
【0006】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る株主総会招集通知電子化対応支援装置は、株主総会招集通知に関する電子書類の原本データを記憶する記憶部と、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を開始する日時である掲載開始日時、および、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了する日時である掲載終了日時を取得する取得部と、前記掲載開始日時に、前記原本データを掲載装置に送信し、前記株主総会招集通知に関する電子書類を特定のURLに掲載することを開始させるとともに、前記掲載終了日時に、前記掲載装置に、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了させる掲載管理部と、前記掲載開始日時から前記掲載終了日時まで、前記株主総会招集通知に関する電子書類が継続して前記掲載装置に掲載されているか、および、前記掲載装置に掲載されている前記株主総会招集通知に関する電子書類が、前記原本データに対して改ざんされていないかを監視する監視部と、を備え、前記監視部は、前記掲載装置における前記電子書類の掲載の中断および改ざんについての監視の経過のログを生成し、前記株主総会招集通知を作成した企業が監視の結果を確認するための管理ページに、監視の結果のレポートをダウンロードするためのUIを表示させる。
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る株主総会招集通知電子化対応支援装置は、株主総会招集通知に関する電子書類の原本データを記憶する記憶部と、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を開始する日時である掲載開始日時、および、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了する日時である掲載終了日時を取得する取得部と、前記掲載開始日時に、前記原本データを掲載装置に送信し、前記株主総会招集通知に関する電子書類を特定のURLに掲載することを開始させるとともに、前記掲載終了日時に、前記掲載装置に、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了させる掲載管理部と、前記掲載装置に掲載されている前記株主総会招集通知に関する電子書類が、前記原本データに対して改ざんされていないかを監視する監視部と、を備え、前記監視部は、前記掲載装置が掲載している前記電子書類に外部の端末がアクセスした場合に、当該電子書類のハッシュ値と前記原本データのハッシュ値とを比較し、当該電子書類のハッシュ値が前記原本データのハッシュ値と異なる場合、当該電子書類が改ざんされていることを示す表示を前記外部の端末に表示させる。
【0008】
本発明の各態様に係る株主総会招集通知電子化対応支援装置の制御方法も、本発明の範疇に入る。また、本発明の各態様に係る株主総会招集通知電子化対応支援装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記株主総会招集通知電子化対応支援装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより前記株主総会招集通知電子化対応支援装置をコンピュータにて実現させる株主総会招集通知電子化対応支援プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
【発明の効果】
【0009】
本発明の一態様によれば、株主総会招集通知に関する書類が電子化されるようになった法改正後の運用に適した株主総会招集通知電子化対応支援装置およびその関連技術を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】実施形態1に係る株主総会招集通知電子化対応支援システムの構成の一例を示すブロック図である。
図2】実施形態1に係る株主総会招集通知電子化対応支援システムの処理の一例を示すフロー図である。
図3】株主総会招集通知に関する電子書類の一例を示す図である。
図4】実施形態2に係る株主総会招集通知電子化対応支援システムの構成の一例を示す図である。
図5】実施形態2に係る株主総会招集通知電子化対応支援システムの処理の一例を示すフロー図である。
図6】データの生成について説明するための図である。
図7】印刷データの一例を示す図である。
図8】実施形態3に係る株主総会招集通知電子化対応支援システムの構成の一例を示す図である。
図9】実施形態3に係る株主総会招集通知電子化対応支援システムの処理の一例を示すフロー図である。
図10】WEBページの生成について説明するための図である。
図11】WEBページの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
<実施形態1>
以下、本発明の実施形態1に係る株主総会招集通知電子化対応支援システム1および株主総会招集通知電子化対応支援システムの処理(株主総会招集通知電子化対応支援装置の制御方法)S1について説明する。
【0012】
〔株主総会招集通知電子化対応支援システム1〕
図1を用いて、株主総会招集通知電子化対応支援システム1について説明する。図1は、実施形態1に係る株主総会招集通知電子化対応支援システム1の構成の一例を示すブロック図である。株主総会招集通知電子化対応支援システム1は、株主総会招集に係る実務を支援する。図1に示すように、株主総会招集通知電子化対応支援システム1は、株主総会招集通知電子化対応支援装置10と、掲載装置20と、端末装置30とを備える。
【0013】
[株主総会招集通知電子化対応支援装置10]
株主総会招集通知電子化対応支援装置10は、株主総会招集に係る実務を支援する。株主総会招集通知電子化対応支援装置10としては、例えば、サーバなどが挙げられる。図1に示すように、株主総会招集通知電子化対応支援装置10は、取得部11と、制御部12と、記憶部13と、通信部14とを備える。
【0014】
(取得部11)
取得部11は、株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を開始する日時である掲載開始日時、および、株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了する日時である掲載終了日時を取得する。また、取得部11は、掲載装置20が株主総会招集通知に関する電子書類を掲載する掲載場所のアクセス情報を取得してもよい。例えば、取得部11は、WEBページのURL(Uniform Resource Locator)などの電子アドレスをアクセス情報として取得してもよい。「株主総会招集通知に関する電子書類」としては、例えば、後述の図3に示すような電子提供措置事項Pを含む、株主総会招集通知のPDFファイルなどが挙げられる。「掲載開始日時」としては、例えば、株主総会日の3週間前、または、株主総会招集通知に関する電子書類に対応する書面を株主に郵送した日のいずれか早い日などが挙げられる。「掲載終了日時」としては、例えば、株主総会日後3か月を経過する日などが挙げられる。
【0015】
(制御部12)
制御部12は、株主総会招集通知電子化対応支援装置10の処理を統括的に制御する。図1に示すように、制御部12は、生成部121と、掲載管理部122と、監視部123とを備える。生成部121は、株主総会招集通知に関する電子書類の原本データを生成する。掲載管理部122は、掲載開始日時に、原本データを掲載装置20に送信し、株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を開始させる。また、掲載管理部122は、掲載終了日時に、掲載装置20に株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了させる。監視部123は、掲載開始日時から掲載終了日時まで、株主総会招集通知に関する電子書類が継続して掲載装置20に掲載されているか、および、掲載装置20に掲載されている株主総会招集通知に関する電子書類が、原本データに対して改ざんされていないかを監視する。
【0016】
(記憶部13)
記憶部13は、株主総会招集通知に関する電子書類の原本データを記憶する。
【0017】
(通信部14)
通信部14は、掲載装置20の通信部21および端末装置30の通信部33と通信を行う。例えば、図1に示すように、通信部14は、インターネットなどのネットワークN1およびN2を介して通信部21および33と有線または無線通信を行う。ここでいう「使用者」は、掲載装置20に掲載された株主総会招集通知に関する電子書類が改ざんまたは掲載の中断がされていないかどうかを端末装置30の表示部31などを介して認識する者を意味する。使用者としては、例えば、株主および投資家などが挙げられる。このように、上述の例では、株主総会招集通知電子化対応支援システム1は1つの端末装置30を備え、当該端末装置30の使用者は株主などである例について説明している。ただし、本実施形態では、株主総会招集通知電子化対応支援システム1は、図1に示す株主などの使用者の端末装置30とは別の端末装置を備えていてもよい。また、別の端末装置の使用者は、後述の生成部121が株主総会招集通知に関する電子書類の原本データや、株主総会招集通知に関する電子書類が保管されており、株主や投資家などの端末装置30の使用者がアクセスする中扉(LP)ページを生成するための入力情報(例えば、第1の設定情報や第2の設定情報など)を別の端末装置を介して入力し、監視状況確認用の管理ページを視認する者でもよい。別の端末装置の使用者としては、例えば、株主総会招集通知を作成する企業などが挙げられる。
【0018】
[掲載装置20]
掲載装置20は、株主総会招集通知に関する電子書類を掲載する。図1に示すように、掲載装置20は、通信部21と、制御部22と、表示部23と、記憶部24とを備える。掲載装置20は、端末装置30を介して電子書類が改ざんまたは掲載の中断がされていないかどうかを視認することができるところに株主総会招集通知に関する電子書類を掲載するものであれば特に限定されない。すなわち、掲載装置20は、株主総会招集通知電子化対応支援装置10から原本データが送信され、株主総会招集通知に関する電子書類を直接的に掲載するサーバであってもよいし、株主総会招集通知に関する電子書類を間接的に掲載するものであってもよい。株主総会招集通知に関する電子書類を間接的に掲載する掲載装置20としては、例えば、コンテンツデリバリーネットワーク(CDN; Contents Delivery Network)などに株主総会招集通知に関する電子書類を掲載させるサーバなどが挙げられる。図1に示す例では、掲載装置20の数は1つであるが、掲載装置20の数は複数であってもよい。
【0019】
(通信部21)
通信部21は、インターネットなどのネットワークN1およびN3を介して通信部14および33と有線または無線通信を行う。
【0020】
(制御部22)
制御部22は、掲載装置20の処理を統括的に制御する。図1に示すように、制御部22は、掲載部221を備える。掲載部221は、通信部21に、端末装置30の表示部31に表示される株主総会招集通知に関する電子書類のデータを端末装置30の通信部33へと送信させることにより、結果的に端末装置30の表示部31に株主総会招集通知に関する電子書類を掲載させる。
【0021】
(記憶部24)
記憶部24は、株主総会招集通知に関する電子書類の原本データなどの各種データを記憶する。記憶部24としては、例えば、不揮発性メモリを備えるものなどが挙げられる。
【0022】
[端末装置30]
端末装置30は、掲載装置20に掲載される株主総会招集通知に関する電子書類を表示する。端末装置30としては、例えばスマートフォンなどの携帯通信端末、タブレットなどの携帯端末およびパーソナルコンピュータ(パソコン)などの固定端末が挙げられる。図1に示す例では端末装置30の数は1つであるが端末装置の数は複数であってもよい。
【0023】
(表示部31)
表示部31は、掲載装置20に掲載される電子書類を表示する。表示部31としては、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイおよびタッチパネルなどが挙げられる。
【0024】
(制御部32)
制御部32は、端末装置30の処理を統括的に制御する。図1に示すように、制御部32は、表示制御部321を備える。表示制御部321は、掲載装置20に掲載される電子書類を表示部31に表示させる。
【0025】
(通信部33)
通信部33は、インターネットなどのネットワークN2およびN3を介して通信部14および21と有線または無線通信を行う。
【0026】
〔株主総会招集通知電子化対応支援システムの処理S1〕
以下、図2および3を用いて、株主総会招集通知電子化対応支援システムの処理S1について説明する。図2は、実施形態1に係る株主総会招集通知電子化対応支援システムの処理S1の一例を示すフロー図である。図3は、株主総会招集通知に関する電子書類の一例を示す図である。株主総会招集通知電子化対応支援システムの処理S1は、少なくとも生成工程S11と、記憶工程S12と、取得工程S13と、掲載管理工程S14とを含み、図2に示すように監視工程S15をさらに含んでもよい。
【0027】
[生成工程S11]
生成工程S11では、株主総会招集通知電子化対応支援装置10の生成部121は、株主総会招集通知に関する電子書類の原本データを生成する。例えば、生成部121は、株主総会招集通知を作成する企業から入力された第1の設定情報や第2の設定情報などの入力情報に基づいて、株主総会招集通知に関する電子書類の原本データを生成する。第1の設定情報および第2の設定情報は、それぞれ後述の実施形態2および3において詳細に説明する。一例として、生成部121は、図3に示す電子提供措置事項Pを含む株主総会招集通知に関する電子書類の原本データとして生成する。電子提供措置事項Pは、株主に郵送するための株主総会招集通知に関する書面に対応し、後述の狭義の株主総会招集通知、議案などの株主総会参考書類、事業報告、計算書類(連結・単体)および監査報告書などを含む。
【0028】
[記憶工程S12]
記憶工程S12では、株主総会招集通知電子化対応支援装置10の記憶部13は、株主総会招集通知に関する電子書類の原本データを記憶する。これにより、セキュアな環境下において原本データを保管することができる。
【0029】
[取得工程S13]
取得工程S13では、株主総会招集通知電子化対応支援装置10の取得部11は、掲載開始日時および掲載終了日時を取得する。例えば、取得部11は、通信部14および33を介して、端末装置30などから掲載開始日時および掲載終了日時を取得してもよい。株主総会招集通知電子化対応支援装置10のユーザが、株主総会招集通知を作成する企業から口頭または書面により、これらの日時を伝達された場合、取得部11は、株主総会招集通知電子化対応支援装置10のユーザからの入力を直接的に受け付けて、これらの日時を取得してもよい。また、取得部11は、掲載装置20が株主総会招集通知に関する電子書類を掲載する掲載場所のアクセス情報を取得してもよい。例えば、取得部11は、URLなどの電子アドレスをアクセス情報として取得してもよい。
【0030】
[掲載管理工程S14]
掲載管理工程S14では、株主総会招集通知電子化対応支援装置10の掲載管理部122は、掲載開始日時に、原本データを掲載装置20に送信し、株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を開始させる。また、掲載管理部122は、掲載終了日時に、掲載装置20に、株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了させる。これにより、株主総会招集通知に関する書類が電子化されるようになった法改正後の運用に適した株主総会招集通知電子化対応支援装置10を実現することができる。
【0031】
[監視工程S15]
監視工程S15では、株主総会招集通知電子化対応支援装置10の監視部123は、掲載開始日時から掲載終了日時まで、株主総会招集通知に関する電子書類が継続して掲載装置20に掲載されているか、および、掲載装置20に掲載されている株主総会招集通知に関する電子書類が、原本データに対して改ざんされていないかを監視する。
【0032】
例えば、監視部123は、15分ごとなど、所定の期間ごとに株主総会招集通知に関する電子書類が掲載されたURL(Uniform Resource Locator)に対してHTTP(HyperText Transfer Protocol)通信による接続を行う。監視部123は、この接続(リクエスト)に対するレスポンスの値が正常でない場合、30秒ごとなど、所定の期間ごとに複数回(例えば、3回)HTTP通信を繰り返し、レスポンスの値が正常でないと判定した場合には、掲載装置20に上述の電子書類が掲載されていないと判定する。監視部123は、掲載装置20に掲載されている株主総会招集通知に関する電子書類のハッシュ値と原本データのハッシュ値とを所定の期間ごとに比較し、原本データに対して改ざんされていないかどうかを監視してもよい。また、監視部123は、掲載装置20が上述の電子書類を掲載しているURLに対するアクセスおよびアクセスの可否の少なくとも1つを監視し、監視の結果を記憶部13に記憶してもよい。このような構成により、サイバー攻撃などによる掲載装置20に掲載されている株主招集通知に関する電子書類の未掲載および改ざんを要因とした株主総会招集手続の瑕疵を株主総会招集通知電子化対応支援装置10のユーザが第三者に問われた際などに第三者への改ざんや掲載の中断の証明として利用できる。また、監視部123は、監視の経過のログを取得してもよい。これにより、ユーザの手間およびコストを低減することができる。
【0033】
また、監視部123は、株主総会招集通知を作成する企業に監視の結果を通知してもよい。例えば、監視部123は、あらかじめ、通信部14に、監視状況確認用の管理ページに、株主総会招集通知を作成する企業がアクセスするためのURL(Uniform Resource Locator)Uを含む電子提供措置事項Pを始めとする株主総会招集通知に関する電子書類を、株主総会招集通知を作成する企業が使用する別の端末装置へと送信させてもよい。なお、ここでいう「管理ページ」は、掲載装置20が株主総会招集通知に関する電子書類を掲載する掲載場所であるWEBページおよび中扉ページとは異なる別のサイトである。監視の結果が得られた後、監視部123は、管理ページに監視の結果を反映させたり、通信部14に、監視の結果が管理ページに反映された旨を示す通知を別の端末装置へと送信させたりしてもよい。また、別の端末装置には、監視の結果が反映された管理ページが表示されてもよい。これにより、株主総会招集通知を作成する企業が監視の結果を視認できる。
【0034】
株主総会招集通知を作成する企業が使用する別の端末装置には、掲載期間の間、いつでも株主総会招集通知を作成する企業が監視の結果を視認することができるように、掲載期間の間、監視の結果が管理ページに反映されるたびに反映された監視の結果が表示されていてもよい。例えば、別の端末装置には、掲載期間中、株主総会招集通知に関する電子書類の掲載が一度も中断されていないと判定した場合、監視の結果として、掲載の状況が正常であることを示す「正常稼働」という文字が掲載された管理ページが表示されていてもよい。別の端末装置には、掲載期間中、株主総会招集通知に関する電子書類の掲載が過去に中断したものの、現在は中断していないと判定した場合、監視の結果として、「正常稼働(過去の中断が発生)」という文字が掲載された管理ページが表示されていてもよい。また、別の端末装置には、株主総会招集通知に関する電子書類の掲載が中断していると判定した場合、監視の結果として、「中断発生中」という文字が掲載された管理ページが表示されていてもよい。過去または現在に掲載の中断が発生した場合、管理ページには、掲載の中断が発生した中断日時を示すURLおよび掲載が中断されていた期間の少なくとも一方が表示されていてもよい。また、監視部123は、監視の結果のレポートを、株主総会招集通知を作成する企業に通知してもよい。この場合、監視部123は、管理ページにレポートをダウンロードさせるためのUI(User Interface)を反映してもよい。
【0035】
また、端末装置30の使用者が掲載装置20に掲載されている株主総会招集通知に関する電子書類を開いた場合、監視部123は、当該電子書類のハッシュ値と原本データのハッシュ値とを比較してもよい。当該電子書類のハッシュ値が原本データのハッシュ値と同じである場合、監視部123は、中扉ページにその旨を反映してもよい。表示制御部321が、その旨が反映された中扉ページを表示部31にポップアップ表示させることにより、当該電子書類が改ざんされていないことを端末装置30の使用者に示すことができる。当該電子書類のハッシュ値が原本データのハッシュ値と異なる場合、監視部123は、中扉ページにその旨を反映してもよい。表示制御部321が、その旨が反映された中扉ページを表示部31にポップアップ表示させることにより、当該電子書類が改ざんされていることを端末装置30の使用者に示すことができる。
【0036】
<実施形態2>
以下、実施形態2に係る株主総会招集通知電子化対応支援システム1Xについて説明する。説明の便宜上、上述の実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。以下の実施形態3においても同様にその説明を省略する。
【0037】
〔株主総会招集通知電子化対応支援システム1X〕
図4は、実施形態2に係る株主総会招集通知電子化対応支援システム1Xの構成の一例を示すブロック図である。株主総会招集通知電子化対応支援システム1Xは、実施形態1に係る株主総会招集通知電子化対応支援装置10の代わりに、株主総会招集通知電子化対応支援装置10Xを備えている。
【0038】
[株主総会招集通知電子化対応支援装置10X]
株主総会招集通知電子化対応支援装置10Xは、実施形態1における制御部12の代わりに制御部12Xを備え、第1の設定情報取得部15をさらに備えている。制御部12Xは、実施形態1における生成部121の代わりに生成部121Xを備えている。第1の設定情報取得部15は、株主総会招集通知に関する書面が、原本データのどの部分に対応する部分を含むかを示す第1の設定情報を取得する。換言すれば、第1の設定情報取得部15は、株主総会招集通知に関する書面を生成するための情報として、原本データから抜粋する部分を示す第1の設定情報を取得してもよい。例えば、第1の設定情報取得部15は、後述の図6に示す各種ボタンにそれぞれ対応する株主総会招集通知に関する書面を生成するための情報として、これらの書面が原本データのどの項目とそれぞれ紐づいているのかを設定した第1の設定情報を取得してもよい。
【0039】
生成部121Xは、原本データに基づき、株主総会招集通知に関する書面を交付するための書面交付用の印刷データをさらに生成し、第1の設定情報に応じた印刷データを生成してもよい。ここでいう「株主総会招集通知に関する書面」は、アクセス通知と交付書面とを包含する。例えば、生成部121Xは、株主総会招集通知を作成する企業が印刷データ用の選択ボタンUI12を選択した場合に設定される第1の設定情報に応じた印刷データであるアクセス通知を印刷データとして生成してもよい。また、生成部121Xは、株主総会招集通知を作成する企業が交付書面用の選択ボタンUI13を選択した場合に設定される第1の設定情報に応じた印刷データである、書面を請求した株主に郵送する交付書面を印刷データとして生成してもよい。
【0040】
〔株主総会招集通知電子化対応支援システムの処理S1X〕
以下、図5~7を用いて、株主総会招集通知電子化対応支援システムの処理S1Xについて説明する。図5は、実施形態2に係る株主総会招集通知電子化対応支援システムの処理S1Xの一例を示すフロー図である。図6は、データの生成について説明するための図である。図7は、印刷データの一例を示す図である。株主総会招集通知電子化対応支援システムの処理S1Xは、第1の設定情報取得工程S21と、生成工程S22と、記憶工程S23と、取得工程S24と、掲載管理工程S25と、監視工程S26とを含む。記憶工程S23、取得工程S24、掲載管理工程S25および監視工程S26は、実施形態1における記憶工程S12、取得工程S13、掲載管理工程S14および監視工程S15と同様である。また、図5の各工程の順番は、あくまで一例であり、以下の各処理が実行できる範囲であれば、異なる順番であってもよい。また、図5に示す例では、株主総会招集通知電子化対応支援システムの処理S1Xは、監視工程S26を含むが、本実施形態では、株主総会招集通知電子化対応支援システムの処理S1Xは、監視工程S16を含まなくてもよい。
【0041】
[第1の設定情報取得工程S21]
第1の設定情報取得工程S21では、株主総会招集通知電子化対応支援システム1Xの第1の設定情報取得部15は、株主総会招集通知に関する書面が、原本データのどの部分に対応する部分を含むかを示す第1の設定情報を取得する。
【0042】
以下、図6を用いて第1の設定情報取得工程S21の一例を説明する。図6に示す例では、株主総会招集通知を作成する企業が使用する別の端末装置にデータの選択ボタンを含むページが表示されている。別の端末装置が企業から原本データ用の選択ボタンUI11の選択を受け付けた場合、第1の設定情報取得部15は、通信部33および14を介して原本データを生成する第1の設定情報を取得する。別の端末装置が企業から印刷データ用の選択ボタンUI12の選択を受け付けた場合、第1の設定情報取得部15は、通信部33および14を介して印刷データを生成する第1の設定情報を取得する。別の端末装置が企業から書面を請求した株主に郵送する交付書面用の選択ボタンUI13の選択を受け付けた場合、第1の設定情報取得部15は、通信部33および14を介して交付書面を生成する第1の設定情報を取得する。
【0043】
第1の設定情報取得部15は、印刷データを生成する第1の設定情報を取得する際に、あらかじめ複数種類の印刷データのうち、いずれの種類の印刷データを生成するのかを示す第1の設定情報を取得してもよい。例えば、表示部31に複数種類の印刷データにそれぞれ対応するチェックボックスが表示されており、株主総会招集通知を作成する企業が使用する別の端末装置が企業からいずれかのチェックボックスの選択を受け付けた場合、第1の設定情報取得部15は、当該チェックボックスに対応する印刷データを生成することを示す第1の設定情報を取得してもよい。これにより、企業は、複数種類の印刷データのうち、いずれの種類の印刷データを生成するのかを逐一選択しなくても済むため、生成部121Xは印刷データを効率的に生成できる。複数種類の印刷データとしては、例えば、以下の(1)~(4)などが挙げられる。
(1)図7の株主総会の開催日時や場所、電子提供措置事項PのURL(Uniform Resource Locator)等が記載された狭義の招集通知P3
(2)狭義の招集通知P3および議案などの株主総会参考書類
(3)狭義の招集通知P3、株主総会に上程する予定の議案の要旨である株主総会参考書類および図7の業績サマリーなどの任意書類P4
(4)狭義の招集通知P3、参考書類、株主総会招集通知を作成する企業の事業の経過や成果を示す事業報告、当該会社の計算書類(連結計算書類・計算書類)および監査法人および監査役会による監査報告書
【0044】
上述の例では、第1の設定情報取得部15は、株主総会招集通知を作成する企業によるチェックボックスおよび選択ボタンの選択を介して第1の設定情報を取得しているが、本実施形態では、このような形態に限定されない。株主総会招集通知電子化対応支援装置10のユーザが企業から口頭または書面により第1の設定情報を伝達された場合、第1の設定情報取得部15は株主総会招集通知電子化対応支援装置10のユーザからの入力を受け付けて第1の設定情報を取得してもよい。上述の例では、第1の設定情報取得部15は、あらかじめ企業によるチェックボックスの選択を介して、複数種類の印刷データのうち、いずれの種類の印刷データを生成するのかを示す第1の設定情報を取得している。ただし、第1の設定情報取得部15は、原本データ用の選択ボタンUI11および交付書面用の選択ボタンUI12とまとめて、いずれの種類の印刷データを生成するのかを示す第1の設定情報を取得してもよい。
【0045】
[生成工程S22]
生成工程S22では、株主総会招集通知電子化対応支援システム1Xの生成部121Xは、原本データに基づいて、株主総会招集通知に関する書面の印刷データをさらに生成する。例えば、生成部121Xは、原本データのうち狭義の招集通知P3などの書類を抜粋して印刷データを生成してもよい。生成部121Xは、設定情報に応じた印刷データを生成してもよい。例えば、生成部121Xは、原本データから設定情報に応じた書類を抜粋することにより、設定情報に応じた印刷データを生成してもよい。これにより、各株主総会招集通知を作成する企業が選択ボタンなどを選択するだけで、生成部121Xは、電子化により生成される書面の印刷データなどの書類の種類が多様化した法改正後の運用に適しており、各企業の要望に応じた書面の印刷データを自動的に生成できる。生成部121Xが印刷データを生成するタイミングは特に限定されないが、例えば、書面の印刷データに対応する印刷物が株主総会から2週間前までに株主に郵送可能なように印刷データを生成すればよい。
【0046】
<実施形態3>
以下、実施形態3に係る株主総会招集通知電子化対応支援システム1Yについて説明する。
【0047】
〔株主総会招集通知電子化対応支援システム1Y〕
図8は、実施形態3に係る株主総会招集通知電子化対応支援システム1Yの構成の一例を示すブロック図である。株主総会招集通知電子化対応支援システム1Yは、実施形態2に係る株主総会招集通知電子化対応支援装置10Xの代わりに、株主総会招集通知電子化対応支援装置10Yを備えている。
【0048】
[株主総会招集通知電子化対応支援装置10Y]
株主総会招集通知電子化対応支援装置10Yは、実施形態2における制御部12Xの代わりに制御部12Yを備え、第2の設定情報取得部16をさらに備えている。制御部12Yは、実施形態2における生成部121Xの代わりに生成部121Yを備えている。
【0049】
第2の設定情報取得部16は、WEBページのテンプレートに関する第2の設定情報を取得する。例えば、第2の設定情報取得部16は、株主総会招集通知電子化対応支援装置10Yのユーザから、当該ユーザが株主総会招集通知を作成する企業から口頭または書面での申し込みの際に要望された情報の入力を受け付けることにより、第2の設定情報を取得してもよい。第2の設定情報取得部16は、複数種類のテンプレートにそれぞれ対応する選択ボタンの中から企業が機械的に選択した情報を第2の設定情報として取得してもよい。
【0050】
テンプレートとしては、株主総会招集通知を作成する企業の要望によって詳細が異なるが、大きく分けると、オリジナル版テンプレートおよび簡略版テンプレートなどが挙げられる。「オリジナル版テンプレート」とは、原本データの内容に沿った企業オリジナルのテンプレートを意味し、「簡略版テンプレート」とは、オリジナル版テンプレートに比べて原本データの内容を簡略化したテンプレートを意味する。ここで、簡略版テンプレートは、あくまでオリジナル版テンプレートに比べて相対的に原本データの内容を簡略化したものであり、オリジナル版テンプレートと同様に原本データの内容を抜粋したものとする。オリジナル版テンプレートは、企業の要望に応じて異なっており、後述の変更情報に基づいて変更されるものであるため、オリジナル版テンプレートが原本データの内容に沿っている度合いは特に限定されない。また、簡略版テンプレートには、さらに3以上5以下などの複数種類の簡略版テンプレートが含まれていてもよい。
【0051】
生成部121Yは、原本データに基づいて、株主総会招集通知に関する電子書類に含まれる株主総会招集通知に関するWEBページへのアクセス情報によってアクセスされるWEBページであって、当該WEBページにアクセスする端末装置30の種類に応じた表示態様で表示されるWEBページを生成してもよい。端末装置30が、上述の電子書類に含まれる電子提供措置事項PのQRコード(登録商標)CをWEBページのアクセス情報として読み込むことにより、端末装置30の使用者は、WEBサイトにアクセスできる。なお、このWEBサイトは、実施形態1における監視の結果を表示する管理ページとは異なる。また、生成部121Yは、第2の設定情報に応じたWEBページを生成してもよい。
【0052】
〔株主総会招集通知電子化対応支援システムの処理S1Y〕
以下、図9~11を用いて、株主総会招集通知電子化対応支援システムの処理S1Yについて説明する。図9は、実施形態3に係る株主総会招集通知電子化対応支援システムの処理S1Yの一例を示すフロー図である。図10は、WEBページW1およびW2の生成について説明するための図である。図11は、WEBページW1の一例を示す図である。株主総会招集通知電子化対応支援システムの処理S1Yは、第1の設定情報取得工程S31と、第2の設定情報取得工程S32と、生成工程S33と、記憶工程S34と、取得工程S35と、掲載管理工程S36と、監視工程S37とを含む。第1の設定情報取得工程S31、記憶工程S34、取得工程S35、掲載管理工程S36および監視工程S37は、実施形態2における第1の設定情報取得工程S21、記憶工程S23、取得工程S24、掲載管理工程S25および監視工程S26と同様である。また、図9の各工程の順番は、以下の各処理が実行できる範囲であれば、異なる順番であってもよい。
【0053】
[第2の設定情報取得工程S32]
第2の設定情報取得工程S32では、株主総会招集通知電子化対応支援システム1Yの第2の設定情報取得部16は、WEBページのテンプレートに関する第2の設定情報を取得する。例えば、第2の設定情報取得部16は、株主総会招集通知電子化対応支援装置10Yのユーザから入力を受け付けることにより、原本データに対して記載形式が忠実となるように原本データから内容を抜粋するオリジナル版テンプレートをWEBページのテンプレートに関する第2の設定情報として取得する。また、第2の設定情報取得部16は、株主総会招集通知電子化対応支援装置10Yのユーザから入力を受け付けることにより、原本データの内容をオリジナル版テンプレートに比べて図示などにより簡略化した簡略版テンプレートをWEBページのテンプレートに関する第2の設定情報として取得する。
【0054】
[生成工程S33]
生成工程S33では、株主総会招集通知電子化対応支援システム1Yの生成部121Yは、原本データに基づき、株主総会招集通知に関する電子書類に含まれる株主総会招集通知に関するWEBページへのアクセス情報によりアクセスされるWEBページであって、WEBページにアクセスする端末装置の種類に応じた表示態様で表示されるWEBページを生成してもよい。生成部121Yは第2の設定情報に応じたWEBページを生成してもよい。
【0055】
以下、図10および11を用いて生成工程S33の一例について説明する。例えば、第2の設定情報取得部16がオリジナル版テンプレートをWEBページのテンプレートに関する第2の設定情報として取得した場合、生成部121Yは、原本データからオリジナル版テンプレートに沿った内容を抜粋することにより、図10に示すオリジナル版WEBページW1を生成する。第2の設定情報取得部16が簡略版テンプレートをWEBページのテンプレートに関する第2の設定情報として取得した場合、生成部121Yは、原本データから簡略版テンプレートに沿った内容を抜粋することにより、図10の簡略版WEBページW2を生成する。図10に示す例のように、生成部121Yは、原本データの文字情報をアイコンに置き換えたり、原本データの数値情報をグラフに置き換えたりして簡略版WEBページW2を生成してもよい。このように、生成部121Yは、オリジナル版WEBページW1と比べて原本データから抜粋する文字情報や数値情報が少なく、原本データをわかりやすく簡略化した簡略版WEBページW2を生成してもよい。
【0056】
また、生成部121Yがオリジナル版WEBページW1を生成し、端末装置30の種類がスマートフォン30Xである場合、表示制御部321は、スマートフォン30Xに応じた小さい表示サイズのWEBページW1Xを表示部31に表示させてもよい。この場合、表示制御部321は、スマートフォン30Xにあらかじめ設定された端末装置30の種類を示す種別情報などに基づいて、オリジナル版WEBページW1の表示態様を変更してもよい。端末装置30の種類がタブレット30Yである場合、表示制御部321は、種別情報に基づいて、タブレット30Yに応じた中くらいの表示サイズのWEBページW1Yを表示部31に表示させてもよい。端末装置30の種類がパソコン30Zである場合、表示制御部321は、パソコン30Zに応じた横幅が広く表示サイズが大きいWEBページW1Zを表示部31に表示させてもよい。
【0057】
これにより、生成部121Yは、各端末装置30に適したWEBページを、株主総会招集通知電子化対応支援装置10Yのユーザの手間なく迅速に生成できる。例えば、端末装置30がスマートフォン30Xなどの小さい携帯通信端末である場合でも、生成部121Yは、携帯通信端末に適した、端末装置30の使用者が見やすく、株主総会招集通知を作成する企業の要望に応じたWEBページW1Xを生成できる。生成部121Yは、第2の設定情報に応じたWEBページを生成することにより、各企業の要望により応じたWEBページを生成できる。このように、生成部121Yは、端末装置30ごとにWEBページを生成し直すのではなく、端末装置30の種類に応じて表示部31に表示されるWEBページの大きさが変更可能となるように、あらかじめWEBページを生成してもよい。これにより、表示制御部321の制御のみによって表示部31に表示されるWEBページの大きさを端末装置30の種類ごとに調整でき、生成部121Yは、様々な種類の端末装置30での閲覧を可能とするWEBページを効率的に生成できる。
【0058】
また、第2の設定情報取得部16が、オリジナル版テンプレートを変更するための変更情報を取得している場合、生成部121Yは、変更情報に基づいて、変更後のオリジナル版テンプレートに応じたWEBページを生成してもよい。これにより、株主総会招集通知を作成する企業の要望にさらに応じたWEBページW1を生成できる。
【0059】
上述の例では、生成部121Yは、WEBページを自動的に生成しているが、本実施形態では、WEBページの生成は全自動ではなく、WEBページの生成には人による作業が含まれていてもよい。例えば、上述の例では、生成部121Yは、原本データから、第2の設定情報取得部16が取得した第2の設定情報が示すテンプレートに沿った内容を抜粋することにより、WEBページを自動的に生成している。ただし、本実施形態では、生成部121Yが生成したWEBページを人が校正してもよい。同様に、印刷データの生成は全自動ではなく、印刷データの生成には人による作業が含まれていてもよい。例えば、生成部121Yが選択ボタンによる第1の設定情報に基づいて生成した印刷データに対して、人が転記などの作業を行ってもよい。
【0060】
〔ソフトウェアによる実現例〕
株主総会招集通知電子化対応支援装置10、10Xおよび10Y(以下、「装置」と呼ぶ)の機能は、当該装置としてコンピュータを機能させるためのプログラムであって、当該装置の各制御ブロック(特に制御部12、12Xおよび12Yに含まれる各部)としてコンピュータを機能させるためのプログラムにより実現することができる。
【0061】
この場合、上記装置は、上記プログラムを実行するためのハードウェアとして、少なくとも1つの制御装置(例えばプロセッサ)と少なくとも1つの記憶装置(例えばメモリ)を有するコンピュータを備えている。この制御装置と記憶装置により上記プログラムを実行することにより、上記各実施形態で説明した各機能が実現される。
【0062】
上記プログラムは、一時的ではなく、コンピュータ読み取り可能な、1または複数の記録媒体に記録されていてもよい。この記録媒体は、上記装置が備えていてもよいし、備えていなくてもよい。後者の場合、上記プログラムは、有線または無線の任意の伝送媒体を介して上記装置に供給されてもよい。
【0063】
また、上記各制御ブロックの機能の一部または全部は、論理回路により実現することも可能である。例えば、上記各制御ブロックとして機能する論理回路が形成された集積回路も本発明の範疇に含まれる。この他にも、例えば量子コンピュータにより上記各制御ブロックの機能を実現することも可能である。
【0064】
また、上記各実施形態で説明した各処理は、AI(Artificial Intelligence:人工知能)に実行させてもよい。この場合、AIは上記制御装置で動作するものであってもよいし、他の装置(例えばエッジコンピュータまたはクラウドサーバ等)で動作するものであってもよい。
【0065】
〔付記事項〕
本発明の態様1に係る株主総会招集通知電子化対応支援装置は、株主総会招集通知に関する電子書類の原本データを生成する生成部と、前記原本データを記憶する記憶部と、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を開始する日時である掲載開始日時、および、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了する日時である掲載終了日時を取得する取得部と、前記掲載開始日時に、前記原本データを掲載装置に送信し、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を開始させるとともに、前記掲載終了日時に、前記掲載装置に、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了させる掲載管理部と、を備える。
【0066】
本発明の態様2に係る株主総会招集通知電子化対応支援装置は、上記態様1において、前記掲載開始日時から前記掲載終了日時まで、前記株主総会招集通知に関する電子書類が継続して前記掲載装置に掲載されているか、および、前記掲載装置に掲載されている前記株主総会招集通知に関する電子書類が、前記原本データに対して改ざんされていないかを監視する監視部を備えていてもよい。
【0067】
本発明の態様3に係る株主総会招集通知電子化対応支援装置は、上記態様1において、前記生成部は、前記原本データに基づいて、前記株主総会招集通知に関する書面を交付するための書面交付用の印刷データを生成してもよい。
【0068】
本発明の態様4に係る株主総会招集通知電子化対応支援装置は、上記態様4において、前記株主総会招集通知に関する書面が、前記原本データのどの部分に対応する部分を含むかを示す第1の設定情報を取得する第1の設定情報取得部を備え、前記生成部は、前記第1の設定情報に応じた前記印刷データを生成してもよい。
【0069】
本発明の態様5に係る株主総会招集通知電子化対応支援装置は、上記態様1~4のいずれか1つにおいて、前記株主総会招集通知に関する電子書類は、前記株主総会招集通知に関するWEBページへのアクセス情報を含み、前記生成部は、前記原本データに基づいて、前記アクセス情報によってアクセスされるWEBページであって、当該WEBページにアクセスする端末装置の種類に応じた表示態様で表示される前記WEBページを生成してもよい。
【0070】
本発明の態様6に係る株主総会招集通知電子化対応支援装置は、上記態様5において、前記WEBページのテンプレートに関する第2の設定情報を取得する第2の設定情報取得部を備え、前記生成部は、前記第2の設定情報に応じた前記WEBページを生成してもよい。
【0071】
本発明の態様7に係る株主総会招集通知電子化対応支援装置の制御方法は、株主総会招集通知電子化対応支援装置が、株主総会招集通知に関する電子書類の原本データを生成する生成工程と、前記株主総会招集通知電子化対応支援装置が、前記原本データを記憶する記憶工程と、前記株主総会招集通知電子化対応支援装置が、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を開始する日時である掲載開始日時、および、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了する日時である掲載終了日時を取得する取得工程と、前記株主総会招集通知電子化対応支援装置が、前記掲載開始日時に、前記原本データを掲載装置に送信し、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を開始させるとともに、前記掲載終了日時に、前記掲載装置に、前記株主総会招集通知に関する電子書類の掲載を終了させる掲載管理工程と、を含む。
【0072】
本発明の各態様に係る株主総会招集通知電子化対応支援装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記株主総会招集通知電子化対応支援装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより上記株主総会招集通知電子化対応支援装置をコンピュータにて実現させる株主総会招集通知電子化対応支援プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
【0073】
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
【0074】
本発明は、株主総会招集通知に関する書類が電子化されるようになった法改正後の運用に適した株主総会招集通知電子化対応支援装置およびその関連技術を実現でき、企業や株主が導入しやすい環境を提供できる。そのため、本発明は、持続可能な開発目標(SDGs)の目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」の達成に貢献できる。
【符号の説明】
【0075】
1、1X、1Y 株主総会招集通知電子化対応支援システム
10、10X、10Y 株主総会招集通知電子化対応支援装置
11 取得部
12、12X、12Y、22、32 制御部
12、12X、121、121X、121Y 生成部
13、24 記憶部
15 第1の設定情報取得部
16 第2の設定情報取得部
20 掲載装置
30 端末装置
122 掲載管理部
123 監視部
S1、S1X、S1Y 株主総会招集通知電子化対応支援システムの処理(株主総会招集通知電子化対応支援装置の制御方法)
S11、S22、S33 生成工程
S12、S23、S34 記憶工程
S13、S24、S35 取得工程
S14、S25、S36 掲載管理工程
S15、S16、S26、S37 監視工程
W1、1X、1Y、1Z WEBページ
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