IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 大田 圭一の特許一覧

<>
  • 特開-コーヒードリッパー 図1
  • 特開-コーヒードリッパー 図2
  • 特開-コーヒードリッパー 図3
  • 特開-コーヒードリッパー 図4
  • 特開-コーヒードリッパー 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024000477
(43)【公開日】2024-01-05
(54)【発明の名称】コーヒードリッパー
(51)【国際特許分類】
   A47J 31/02 20060101AFI20231225BHJP
【FI】
A47J31/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022115081
(22)【出願日】2022-06-20
(71)【出願人】
【識別番号】506413878
【氏名又は名称】大田 圭一
(72)【発明者】
【氏名】大田 圭一
【テーマコード(参考)】
4B104
【Fターム(参考)】
4B104AA02
4B104BA54
4B104EA30
(57)【要約】
【課題】 1つのコーヒードリッパーで抽出量や好みに応じて複数のリブ形状に変更ができ、簡単に様々なコーヒーの抽出を楽しむことを目的とする。
【解決手段】 略円錐台形状のコーヒードリッパーであって、コーヒードリッパーの内周にはペーパーフィルターとの間に空間を設けるために複数のリブが設けられ、略円錐台形状は大きさの異なる少なくとも2つ以上の略円錐台形状を上下に積み上げて1つ略円錐台形状とし、大きさの異なる少なくとも2つ以上の略円錐台形状は一方を円周方向に回転させることで内周の全体における複数のリブの位置関係を変更可能とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ペーパーフィルターを収納可能な略円錐台形状のコーヒードリッパーであって、前記コーヒードリッパーの内周には前記ペーパーフィルターとの間に空間を設けるために複数のリブが設けられ、前記略円錐台形状は大きさの異なる少なくとも2つ以上の略円錐台形状を上下に積み上げて1つ略円錐台形状となることを特徴とするコーヒードリッパー。
【請求項2】
前記大きさの異なる少なくとも2つ以上の略円錐台形状は一方を円周方向に回転させることで前記内周の全体における前記複数のリブの位置関係を変更可能とすることを特徴とする請求項1に記載のコーヒードリッパー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コーヒードリッパーの内部に設けられるリブの形状を簡単に変化させるためのものである。
【背景技術】
【0002】
コーヒードリッパーはリブの形状によって抽出速度が変わり味わいにも影響があることから様々な形状のものが存在する。抽出量や味の好みによってコーヒードリッパーを使い分けることが一般的である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の目的は、1つのコーヒードリッパーで抽出量や味の好みに応じて複数のリブ形状に変更ができ、簡単に様々なコーヒーの抽出を楽しむことを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の目的を達成するため、本発明のコーヒードリッパーは、略円錐台形状のコーヒードリッパーであって、前記コーヒードリッパーの内周には前記ペーパーフィルターとの間に空間を設けるために複数のリブが設けられ、前記略円錐台形状は大きさの異なる少なくとも2つ以上の略円錐台形状を上下に積み上げて1つ略円錐台形状となることを特徴とするものある。
【0005】
また本発明によれば、前記大きさの異なる少なくとも2つ以上の略円錐台形状は一方を円周方向に回転させることで前記内周の全体における前記複数のリブの位置関係を変更可能とするものである。
【0006】
以上の構成によれば、略円錐台形状の一方を回転させてリブの形状を変えることで抽出量や好みに応じた様々なコーヒーの抽出をおこなうことができる。
【0007】
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明のコーヒードリッパーの断面図である。
図2】本発明のコーヒードリッパーの1つ目の例における平面図である。
図3】本発明のコーヒードリッパーの2つ目の例における平面図である。
図4】本発明のコーヒードリッパーの3つ目の例における平面図である。
図5】本発明のコーヒードリッパーの4つ目の例における平面図である。図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図1にコーヒーの抽出の例を示す。下部略円錐台形状部4に設けられる保持部7を用いて上下に積み重ねられた上部略円錐台形状部3と下部略円錐台形状部4の一方を回転させてリブ5とリブ6のように全てのリブが下部から上部まで続くように調整した。
【0010】
保持部7は大きくして積み重ねを安定させたり、予め1つ以上の回転位置を定めるために保持部7には凹部と上部略円錐台形状3には凸部を設けて回転位置を特定しやすくしても良い。
【0011】
一般的にリブが下部から上部まで続いている場合はペーパーフィルター1とリブの間に空間が設けられ通気が良好におこなわれ抽出速度が速くなる傾向がある。もしリブが途中で途切れていた場合はペーパーフィルターが内周に密着することから通気が妨げられ抽出速度が遅くなる傾向がある。
【0012】
例えば最も抽出が速いと想定されるリブの形状を図2に示す。全てのリブは下部略円錐台形状4から上部略円錐台形状3まで続いており良好に通気がおこなわれる。
【0013】
次に抽出速度を遅くするために、上部略円錐台形状3を回転させたリブの形状を図3に示す。一部のリブは途中で途切れており図2と比べると一部で通気が損なわれている。
【0014】
次に抽出速度を更に遅くするために、上部略円錐台形状3を回転させたリブの形状を図4に示す。一部のリブ以外は途中で途切れており図3と比べると更に通気が損なわれている。
【0015】
次に抽出速度を最も遅くするために、上部略円錐台形状3を回転させたリブの形状を図5に示す。全てのリブは途中で途切れており何れも通気が損なわれている。
【0016】
以上のように上部略円錐台形状3を回転させることでリブの形状を変化させることが可能になりコーヒーの抽出速度への影響を変更することが出来る。
【符号の説明】
【0017】
1 ペーパーフィルター
2 取っ手
3 上部略円錐台形状
4 下部略円錐台形状
5 上部リブ
6 下部リブ
7 保持部
図1
図2
図3
図4
図5