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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024047800
(43)【公開日】2024-04-08
(54)【発明の名称】面接システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/1053 20230101AFI20240401BHJP
   G06Q 10/1093 20230101ALI20240401BHJP
【FI】
G06Q10/10 322
G06Q10/10 344
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022153494
(22)【出願日】2022-09-27
(71)【出願人】
【識別番号】512010199
【氏名又は名称】株式会社ApplyNow
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100182006
【弁理士】
【氏名又は名称】湯本 譲司
(72)【発明者】
【氏名】葛原 昭
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA08
5L049AA13
(57)【要約】
【課題】応募から可能な限り早くオンライン面接を開始できる面接システムを提供する。
【解決手段】一実施形態に係る面接システムにおいて、面接の候補日時を応募者用端末T1に表示する機能では、面接官が面接可能であって且つ時間間隔が一定とされた複数の時間帯を表示する。複数の時間帯のうちの最初の時間帯は、応募者による応募を受け付けた時刻が含まれる時間帯の次の時間帯である。面接の日時を受け付ける機能では、応募を受け付けた時刻が含まれる時間帯の次の時間帯を選択可能である。
【選択図】図6
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サーバと、前記サーバと通信可能であって応募者が使用する応募者用端末と、前記サーバと通信可能であって前記応募者と面接を行う面接官が使用する面接官用端末と、を備え、募集者からの依頼に応じて前記面接官が前記応募者と面接を行う面接システムであって、
前記サーバは、
前記応募者用端末から前記応募者による応募を受け付ける機能と、
前記応募者用端末への面接依頼書面を生成する機能と、
前記面接依頼書面を前記応募者用端末に送信する機能と、
前記面接の候補日時を前記応募者用端末に表示する機能と、
前記面接の候補日時から前記応募者によって選択された前記面接の日時を受け付ける機能と、
前記面接の日時を前記面接官用端末に通知する機能と、
前記日時に行われる前記応募者及び前記面接官の面接の動画を生成する機能と、
前記動画を前記募集者に送信する機能と、
を有し、
前記応募者用端末は、
前記サーバから前記面接依頼書面を受信する機能と、
前記応募者に前記面接の候補日時から前記面接の日時を選択させる機能と、
前記募集者による採否を受信する機能と、
外部サイトを通じて前記募集者に応募する機能と、
を有し、
前記サーバの前記応募を受け付ける機能では、
前記外部サイトを介して前記応募者による応募を受け付け、
前記面接の候補日時を前記応募者用端末に表示する機能では、
前記面接官が面接可能であって且つ時間間隔が一定とされた複数の時間帯を表示し、
複数の前記時間帯のうちの最初の時間帯は、前記応募者による応募を受け付けた時刻が含まれる時間帯の次の時間帯であり、
前記面接の日時を受け付ける機能では、
前記応募を受け付けた時刻が含まれる時間帯の次の前記時間帯を選択可能である、
面接システム。
【請求項2】
各前記時間帯の前記時間間隔は30分以下である、
請求項1に記載の面接システム。
【請求項3】
前記サーバは、
前記応募者用端末に前記面接が開始されるまでの時間を表示する機能を有する、
請求項1又は2に記載の面接システム。
【請求項4】
前記外部サイトは、求人サイト、及び前記募集者が所属する企業のサイトを含む、
請求項1又は2に記載の面接システム。
【請求項5】
前記応募者用端末は、
前記面接を行った前記面接官を評価する機能を有し、
前記サーバは、
前記評価を、前記面接官を管理する事務局に通知する機能を有する、
請求項1又は2に記載の面接システム。
【請求項6】
前記サーバは、
前記募集者に前記面接官を評価させる機能と、
前記動画を解析する機能と、
前記募集者及び前記動画の少なくともいずれかから得られた前記面接官の評価を記憶する機能と、
前記記憶する機能によって記憶されている前記面接官の評価を前記面接官用端末に通知する機能と、
を有する、
請求項1又は2に記載の面接システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、動画を用いて面接を行う面接システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、求人管理システムが記載されている。求人管理システムは、求人管理サーバと、求人管理サーバと通信ネットワークを介して接続されるユーザ端末とを含む。求人管理サーバは、オンライン上の求人情報サイトを管理するサーバである。求職者であるユーザは、自身のユーザ端末から求人情報サイトにアクセスすることにより、企業の求人情報を閲覧することができる。
【0003】
求人管理サーバは、面接条件取得機能、求職者情報取得機能、面接可否判断機能、面接確約通知機能、面接日時決定機能、求人情報提示機能、及び応募受付機能を有する制御装置と、外部記憶装置とを備える。外部記憶装置には、面接確約条件管理テーブルと、求職者情報管理テーブルと、面接日程管理テーブルとが実装されている。
【0004】
面接確約条件管理テーブルには、求人者である各企業等が予め登録した面接確約条件が記憶されている。求職者情報管理テーブルには、ユーザが予め登録したプロフィールの情報が記憶されている。面接日程管理テーブルには、求人者が予め登録した面接可能な日時の情報が記憶されている。
【0005】
ユーザは、自身のユーザ端末から求人情報サイトにアクセスし、自身のアカウントでログインする。ユーザ端末のディスプレイには、求人を行っている各企業、募集職種、勤務地及び待遇等である情報のリストを含む求人情報一覧画面が表示される。ユーザがリストの中から企業を選択する操作を行うと、求人管理サーバは当該ユーザが当該企業の面接確約条件を満たしているか否かを判断する。
【0006】
ユーザが面接確約条件を満たしていると判断されると、ユーザ端末に面接確約者用求人画面が表示される。面接確約者用求人画面には、書類選考無しで面接に進めることを知らせるメッセージや、面接日時の選択を行う画面に移行するためのボタン等が表示される。ユーザがボタンを操作すると、面接日程選択画面が表示される。
【0007】
面接日程選択画面には、面接日程管理テーブルに登録されている面接の受付が可能な日時の情報が表示される。具体的には、当該企業が予め登録した面接可能な日時の中から既に面接の予定が確約した日時を除いた、未だ空いている日時が表示される。ユーザが選択可能な日時の中から希望の日時の選択ボタンを操作すると、応募完了画面が表示される。応募完了画面には、選択した面接日時を確認する内容等が表示される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【特許文献1】特開2020-140460号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
前述した求人管理システムでは、ユーザが面接確約条件を満たしているか否かが判断され、ユーザが面接確約条件を満たしていると判断されたときに書類選考無しで面接に進めることを知らせるメッセージが表示される。この場合、ユーザは面接日程選択画面において面接の日時を選択することができる。
【0010】
ところで、オンライン面接を行う面接システムでは、応募者が応募をしてから可能な限り早く面接を開始したいというニーズがある。この場合、応募者は効率よくオンライン面接を受けることができ、応募者とのオンライン面接を行う面接官も効率よくオンライン面接を行うことができる。よって、応募が行われてから可能な限り早くオンライン面接を開始できることが求められる。
【0011】
本開示は、応募から可能な限り早くオンライン面接を開始できる面接システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本開示に係る面接システムは、(1)サーバと、サーバと通信可能であって応募者が使用する応募者用端末と、サーバと通信可能であって応募者と面接を行う面接官が使用する面接官用端末と、を備える。面接システムは、募集者からの依頼に応じて面接官が応募者と面接を行う面接システムである。サーバは、応募者用端末から応募者による応募を受け付ける機能と、応募者用端末への面接依頼書面を生成する機能と、面接依頼書面を応募者用端末に送信する機能と、面接の候補日時を応募者用端末に表示する機能と、面接の候補日時から応募者によって選択された面接の日時を受け付ける機能と、面接の日時を面接官用端末に通知する機能と、当該日時に行われる応募者及び面接官の面接の動画を生成する機能と、動画を募集者に送信する機能と、を有する。応募者用端末は、サーバから面接依頼書面を受信する機能と、応募者に面接の候補日時から面接の日時を選択させる機能と、募集者による採否を受信する機能と、外部サイトを通じて募集者に応募する機能と、を有する。サーバの応募を受け付ける機能では、外部サイトを介して応募者による応募を受け付ける。面接の候補日時を応募者用端末に表示する機能では、面接官が面接可能であって且つ時間間隔が一定とされた複数の時間帯を表示する。複数の時間帯のうちの最初の時間帯は、応募者による応募を受け付けた時刻が含まれる時間帯の次の時間帯である。面接の日時を受け付ける機能では、応募を受け付けた時刻が含まれる時間帯の次の時間帯を選択可能である。
【0013】
この面接システムは、サーバと、応募者が使用する応募者用端末と、面接官が使用する面接官用端末とを備え、募集者からの依頼に応じて面接が行われる。サーバは、応募者用端末への面接依頼書面を生成する機能と、応募者用端末に面接依頼書面を送信する機能と、面接の候補日時を応募者用端末に表示する機能とを有する。応募者用端末には、面接依頼書面が送信されて面接の候補日時が表示されるので、応募から面接の日時の選択までの過程をスムーズにできる。サーバは、上記の候補日時から応募者によって選択された面接の日時を受け付ける機能と、当該面接の日時を面接官用端末に通知する機能とを有する。面接の候補日時を面接官の都合が良い日時としておくことで面接官にとって都合が良い日時が選択されるので、面接官の負荷を低減させることができる。更に、サーバが応募者用端末から面接の日時を受け付けると、面接の日時が面接官用端末に通知される。従って、面接官自身が面接の日時を調整しなくても自動的に面接の日時が通知されるので、この点でも面接官の負荷を低減できる。サーバは、応募者及び面接官による面接の動画を生成する機能と、生成した動画を募集者に送信する機能とを有する。募集者は依頼さえすれば応募者と面接官による面接の動画を入手できるので、募集者の負荷を低減させることができる。応募者用端末は外部サイトを通じて募集者に応募する機能を有し、サーバの応募を受け付ける機能では外部サイトを介して応募者による応募を受け付ける。すなわち、サーバは外部サイトと連携して応募者の応募を受け付けるので、サーバの負荷を低減させると共に応募者の情報を効率よく取得できる。更に、面接の候補日時を応募者用端末に表示する機能では、時間間隔が一定とされた複数の時間帯が表示される。複数の時間帯のうちの最初の時間帯は応募を受け付けた時刻が含まれる時間帯の次の時間帯であり、応募者用端末では当該次の時間帯を選択可能である。よって、応募者は応募してから次の時間帯で直ぐに面接を受けられるので、可能な限り早くオンライン面接を開始できる。従って、応募者は効率よくオンライン面接を受けることができ、面接官も効率よくオンライン面接を行うことができる。
【0014】
(2)上記(1)において、各時間帯の時間間隔は30分以下であってもよい。この場合、応募者は、長くても30分待てばオンライン面接を受けることができる。従って、オンライン面接を一層効率よく受けることができる。
【0015】
(3)上記(1)又は(2)において、サーバは、応募者用端末に面接が開始されるまでの時間を表示する機能を有してもよい。この場合、応募者は、応募者用端末を見ることによって、あと何分で面接が開始されるかを把握することができる。
【0016】
(4)上記(1)~(3)のいずれかにおいて、外部サイトは、求人サイト、及び募集者が所属する企業のサイトを含んでもよい。この場合、応募者は、求人サイトから応募を行うこともできるし、企業のサイトから応募を行うこともできる。従って、応募を一層効率よく行うことができる。
【0017】
(5)上記(1)~(4)のいずれかにおいて、応募者用端末は、面接を行った面接官を評価する機能を有してもよく、サーバは、評価を、面接官を管理する事務局に通知する機能を有してもよい。この場合、応募者は面接官の評価を行うことができる。応募者による評価は面接官を管理する事務局に通知されるので、面接官を管理する事務局は、面接官によって行われた面接の評価を把握できる。従って、面接官の質の向上に寄与する。
【0018】
(6)上記(1)~(5)のいずれかにおいて、サーバは、募集者に面接官を評価させる機能と、動画を解析する機能と、募集者及び動画の少なくともいずれかから得られた面接官の評価を記憶する機能と、記憶する機能によって記憶されている面接官の評価を面接官用端末に通知する機能と、を有してもよい。この場合、募集者から得られた面接官の評価、及び動画の解析によって得られた面接官の評価を記憶できる。更に、記憶されている面接官の評価は面接官用端末に通知される。従って、面接官は、自分の評価を把握できるので、面接のモチベーションを高めることができ、面接の質の向上に寄与する。
【発明の効果】
【0019】
本開示によれば、応募から可能な限り早くオンライン面接を開始できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】実施形態に係る面接システムの構成の一例を示すブロック図である。
図2】応募者用端末に表示される募集画面の一例を示す図である。
図3】応募者基本情報入力画面の一例を示す図である。
図4】応募者の情報一覧を模式的に示す図である。
図5】面接依頼書面の一例を示す図である。
図6】面接の候補日時を表示する画面の一例を示す図である。
図7】面接官用端末に面接の日時が登録された画面の例を示す図である。
図8】(a)及び(b)は、面接が開始されるまでの時間を表示する例を示す図である。
図9】応募者と面接官による面接の動画の例を示す図である。
図10】面接官が行う応募者への質問と応募者による回答欄の例を示す図である。
図11】面接の動画添付画面の例を示す図である。
図12】募集者が面接の動画を再生する画面の例を示す図である。
図13】実施形態に係る面接方法の工程の例を示すシーケンス図である。
図14図13とは別の工程の例を示すシーケンス図である。
図15】面接官用端末に表示される画面の一例を示す図である。
図16】応募者用端末に表示される面接官の評価を登録する画面の一例を示す図である。
図17】面接官の管理画面の例を示す図である。
図18】面接官の活動実績を示す画面の例を示す図である。
図19】募集者が所属する企業に対する面接官の相性データを表示する画面の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下では、図面を参照しながら本開示に係る面接システムの実施形態について説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。また、図面は、理解の容易化のため、一部を誇張又は簡略化して描いており、画面のレイアウト等の記載は図面に記載のものに限定されない。すなわち、面接システムにおいて用いられる画面のレイアウト等は、後述する例に限られず適宜変更可能である。
【0022】
一実施形態に係る面接システムは、人材を採用する人材採用システム及び採用選考システムのいずれかを含んでおり、応募者の面接を効率よく行うことを可能とする。面接システムでは、例えば、応募者及び面接官がスマートフォン、パソコン又はモバイル端末を使って時間と場所を選ばずに面接を行い、企業等である募集者は当該面接の動画を用いて応募者の評価を行う。
【0023】
従来から、応募者が自分自身を撮影して自己PR等の動画を作成し、応募者によって撮影された動画を募集者が受信して評価する採用選考システムが知られている。しかしながら、この採用選考システムでは、応募者が一方的に動画を作成して募集者に送付するので、募集者は応募者の自然な会話等の姿を見ることができず応募者の採否を判断しづらいという問題が生じうる。
【0024】
従来から、企業等の募集者は、採用選考以外の業務を抱えながら応募者との面接を行っている。しかしながら、応募者との面接のためには、面接のための時間等を確保する必要があって面接の準備等に時間を要するため、募集者が本来の業務に集中できないという現状がある。例えば、募集者が飲食店の店長である場合、店舗をオペレーションするという本来の業務の他に面接に時間等を費やさなければならないので、募集者の負荷が大きいという現状がある。
【0025】
そこで、一実施形態に係る面接システムでは、募集者からの依頼に応じて募集者とは異なる組織に属する面接官が応募者との面接をオンラインで行い、募集者は当該面接の動画を受信する。よって、募集者は依頼のみで応募者の面接の動画を受信して応募者の評価を行うことが可能であるため、募集者の負担を著しく低減させることができる。
【0026】
より具体的には、募集者は、依頼をするだけで面接官と面接を行う応募者の動画を受信できるので、採用の手間を著しく低減できる。更に、面接官と面接を行う応募者の動画を受信できるので、募集者は、面接官と話す応募者のインタラクティブなやりとり、すなわち、双方向でコミュニケーションをしている応募者の姿を把握できる。その結果、募集者は、他人と話すときの応募者の表情、話し方、及び話題の特徴を把握できるので、応募者の採否をより高精度に判断できる。
【0027】
募集者は、応募者の面接の状況に応じて当該動画の早送り又はスキップが可能であるため、応募者の採否をスピーディーに判断できる。すなわち、見たくない応募者の動画を早送りしたりスキップしたりできると共に、見たい応募者の動画をじっくり見ることができる。その結果、応募者の採否の判断に要する時間を著しく低減できる。更に、オンライン面接が行われることによって応募者の負担、及び面接官の負担も低減させることができる。
【0028】
本開示において、「応募者」は、募集者の求人に応募する者を示しており、例えば、パートアルバイトに応募する者、契約社員に応募する者、及び正社員に応募する者である。「面接官」は、応募者とオンライン面接を行う者である。例えば、「面接官」は、募集者とは異なる者であり、応募者と面接を行うために斡旋された者である。また、「面接官」は、応募者との面接を委託された者であってもよい。
【0029】
ところで、面接では、例えば圧迫面接等、応募者にとって好ましくない態様の面接が行われることもあり、面接の質の点で改善の余地がある。そこで、以下の実施形態に係る面接システムは、面接官を管理する事務局を備え、事務局が面接官の評価を把握している。面接官の評価は、後述する面接官用端末に通知される。例えば、応募者によって面接官に低い評価が付けられた場合には、事務局が当該低い評価がなされた旨を面接官に通知し、必要に応じて面接官を指導する。よって、面接官による面接の質を向上させることができる。
【0030】
「募集者」は、応募者を募集する人又は組織であり、例えば、事業を行う企業等の経営体であってもよい。「募集者」は、一般的な会社だけでなく、個人企業、又は事務所であってもよい。「募集者」は、応募者を評価する者であってもよく、飲食店の店長等の採用責任者、及び採用責任者に指名されたベテランのアルバイト等を含む。「募集者」は、応募者の採用不採用(採否)を決定する者であってもよく、例えば、飲食店の店長、マネージャー、本社社員、役職者及び経営者等を含む。
【0031】
図1は、本実施形態において例示する面接システム1のブロック図である。例えば、面接システム1は、情報端末において実行されるアプリケーション等のプログラムである。面接システム1は、例えば、情報端末と通信可能なサーバ上で実行されてもよい。「情報端末」は、例えば、携帯端末である。「携帯端末」は、例えば、スマートフォンを含む携帯電話、タブレット又はノートパソコン等、携帯可能な情報端末を示している。「情報端末」は、携帯端末以外の端末であってもよく、例えば、パソコンであってもよい。
【0032】
「情報端末」は、一例として、オペレーティングシステム及びソフトウェア(アプリケーション)等を実行するプロセッサ(例えばCPU)と、ROM及びRAMによって構成される主記憶部と、フラッシュメモリ等によって構成される補助記憶部と、無線通信モジュール等によって構成される通信制御部と、入力装置と、ディスプレイ等の出力装置とを備える。但し、「情報端末」の構成は、上記に限定されず適宜変更可能である。
【0033】
「情報端末」の各機能要素は、プロセッサ又は記憶部(例えば前述した主記憶部又は補助記憶部)に所定のソフトウェアを読み込ませて当該ソフトウェアを実行することによって実現される。プロセッサは、当該ソフトウェアに従って、前述した通信制御部、入力装置又は出力装置を動作させ、記憶部におけるデータの読み出し及び書き出しを行う。「情報端末」の処理に用いられるデータ又はデータベースは記憶部に格納される。
【0034】
面接システム1は、複数のコンピュータによって構成される分散処理システムであってもよいし、クライアントサーバシステム、又はクラウドシステムであってもよい。面接システム1は、面接プログラムを備えていてもよい。本実施形態に係る面接システム1は、例えば、メインモジュール、データ取得モジュール、判定モジュール、及び出力モジュールを含む。
【0035】
データ取得モジュール、判定モジュール、及び出力モジュールが実行されることによって面接システム1の各機能要素が機能する。面接システム1は、一例として、CD-ROM、DVD-ROM、又は半導体メモリ等の有形の記憶媒体に固定的に記録された上で提供されるものであってもよい。また、面接プログラムは、搬送波に重畳されたデータ信号として通信ネットワークを介して提供されるものであってもよい。
【0036】
面接システム1は、例えば、サーバ10を備える。一例として、サーバ10は、応募者の情報端末である応募者用端末T1、面接官の情報端末である面接官用端末T2、募集者の端末である募集者用端末T3、及び事務局の情報端末である事務局用端末T4のそれぞれと通信可能とされている。サーバ10は、一例として、オペレーティングシステム及びアプリケーションプログラム等を実行するプロセッサ(例えばCPU)と、ROM及びRAMによって構成される主記憶部と、ハードディスク又はフラッシュメモリ等で構成される補助記憶部と、ネットワークカード又は無線通信モジュールで構成される通信制御部と、キーボード又はマウス等の入力装置と、モニタ等の出力装置とを備える。但し、サーバ10の構成は上記に限定されず適宜変更可能である。
【0037】
サーバ10の各機能要素は、プロセッサ又は主記憶部に所定のソフトウェアを読み込ませて当該ソフトウェアを実行することによって実現される。プロセッサは、当該ソフトウェアに従って、前述した通信制御部、入力装置又は出力装置を動作させ、主記憶部又は補助記憶部におけるデータの読み出し及び書き込みを行う。サーバ10の処理に必要なデータ又はデータベースは主記憶部又は補助記憶部に格納される。
【0038】
本実施形態において、サーバ10は、受信した情報を記憶する記憶部31と、応募者用端末T1、面接官用端末T2、募集者用端末T3及び事務局用端末T4のそれぞれに表示する画面を制御する表示制御部32とを備える。応募者用端末T1、面接官用端末T2、募集者用端末T3及び事務局用端末T4のそれぞれに表示される各画面は、例えば、表示制御部32によって制御される。
【0039】
面接システム1は、募集者からの依頼に応じて応募者と面接官との面接を実行するシステムである。例えば、面接システム1(一例としてサーバ10)は、機能的構成要素として、応募通知受付部11、応募者情報登録部12、面接依頼書面生成部13、面接依頼通知部14、面接日時決定部15、面接官決定部16、面接動画生成部17、面接動画送信部18、採否結果通知部19、雇用契約部20及び面接官評価部21を有する。
【0040】
応募通知受付部11は、応募者用端末T1から応募者による応募を受け付ける機能を有する。図2に一例として示されるように、応募通知受付部11は、外部サイトGを介して応募者による応募を応募者用端末T1から受け付ける。すなわち、応募者用端末T1は、外部サイトGを通じて応募を行わせる機能を有する。
【0041】
外部サイトGは、例えば、求人サイトである。求人サイトとは、オンライン上で提供される求人情報、並びに、就職活動及び転職活動の情報を提供するサイトを示している。求人サイトは、例えば、求人媒体である。求人媒体は、求人のために応募者と企業との仲介を行う媒体である。
【0042】
応募者が応募を行うときに、応募者用端末T1に外部サイトGが表示される。外部サイトGは、一例として、面接システム1の外部のサーバによって表示されるサイトである。例えば、外部サイトGは、面接システム1を構築した会社とは異なる会社によって構築されたサイトである。
【0043】
外部サイトGは、募集者が所属する企業のサイトであってもよい。すなわち、外部サイトGは自社サイトであってもよい。外部サイトGは、一例として、応募者用端末T1に表示される求人画面D1である。求人画面D1には、例えば、勤務地の画像情報D11、勤務地の地図D12、募集者からのメッセージD13、募集者情報D14、勤務条件D15、仕事内容D16、待遇D17及び面接申し込みボタンD18が表示される。
【0044】
本実施形態に係る面接システム1では、面接申し込みボタンD18を押すことによって当日に面接を受けることが可能である。例えば、画像情報D11は勤務地の写真及び動画を含んでおり、募集者情報D14は募集者である採用責任者の氏名及び肩書を含んでいる。勤務条件D15は、例えば、給与、勤務地、勤務期間及び勤務時間を含んでいる。
【0045】
例えば、応募者用端末T1に表示された求人画面D1において面接申し込みボタンD18が押下されると、図3に示されるように、応募者用端末T1に応募者基本情報入力画面D2が表示される。本実施形態において「押下」とは、画面に表示されたボタン又はリンク等を、タップすること又はクリックすることを含んでいる。
【0046】
応募者基本情報入力画面D2は、例えば、組織名D21、応募者氏名入力部D22、応募者ふりがな入力部D23、応募者性別入力部D24、応募者生年月日入力部D25、応募者メールアドレス入力部D26、応募者電話番号入力部D28、及び次へボタンD27を表示する。組織名D21は、応募対象の組織(例えば店舗又は会社)が選択される組織名入力部であってもよい。なお、応募者基本情報入力画面D2は、例えば、組織名D21、応募者氏名入力部D22、応募者ふりがな入力部D23、応募者性別入力部D24、応募者生年月日入力部D25、応募者メールアドレス入力部D26、及び次へボタン27の全てを表示しなくてもよく、例えば、応募者生年月日入力部D25、応募者メールアドレス入力部D26、応募者電話番号入力部D28、及び次へボタンD27のみを表示してもよい。
【0047】
例えば、応募通知受付部11は、応募者氏名入力部D22、応募者ふりがな入力部D23、応募者性別入力部D24、応募者生年月日入力部D25、応募者メールアドレス入力部D26、及び応募者電話番号入力部D28に応募者の情報が入力されて次へボタンD27が押下されたときに応募者による応募を受け付ける。
【0048】
例えば、応募者の情報が入力されたとき(一例として次へボタンD27が押下されたとき)に面接システム1に入力された旨の通知が送信されてもよい。この場合、応募通知受付部11は、当該通知の受領後に外部サイトGにアクセスして外部サイトGから応募者の情報を受け付けてもよい。具体例として、応募通知受付部11は、外部サイトGの管理画面にログインして応募者の情報を取得してもよい。
【0049】
例えば、応募者の情報が入力されたときに、当該応募者の情報が面接システム1の外部のATS(採用管理システム:Applicant Tracking System)に記憶されてもよい。この場合、応募者情報登録部12は、ATSから当該応募者の情報を取り込んで記憶部31に記憶する。
【0050】
図4に示されるように、応募者情報登録部12は、例えば、応募者の情報をテーブルデータD29として記憶部31に記憶させる。テーブルデータD29は、例えば、外部サイトカラムK1、応募日時カラムK2、氏名カラムK3、及びメールアドレスカラムK4を有する。
【0051】
テーブルデータD29には、応募者基本情報入力画面D2において入力された応募者の情報がレコードデータとして入力される。例えば、応募者用端末T1に表示された外部サイトGの種類が外部サイトカラムK1に入力され、応募者が応募した日時(一例として、次へボタンD27が押下された日時)が応募日時カラムK2に入力される。
【0052】
そして、応募者氏名入力部D22に入力された応募者の氏名が氏名カラムK3に入力され、応募者メールアドレス入力部D26に入力された応募者のメールアドレスがメールアドレスカラムK4に入力される。例えば、テーブルデータD29には、応募者が応募したときに応募者情報登録部12によって自動で応募者の情報が入力される。しかしながら、テーブルデータD29への応募者の情報の入力は手動によって行われてもよい。
【0053】
面接依頼書面生成部13は、応募者用端末T1への面接依頼書面を生成する機能を有する。図5は、面接依頼書面生成部13によって生成される一例としての面接依頼書面Mを示している。面接依頼書面Mは、電磁的に生成される書面である。一例として、面接依頼書面Mは電子メールの文面である。
【0054】
面接依頼書面Mは、応募者氏名M1、挨拶文M2、面接日時選択依頼文M3、及び備考文M4を含んでいる。応募者氏名M1としては、応募者氏名入力部D22に入力された応募者の氏名が表示される。挨拶文M2は、例えば、募集者が所属する組織名(一例として店舗名)及び定型的な挨拶文を有する。
【0055】
例えば、面接日時選択依頼文M3は、応募者と面接官との面接の日時候補を表示するサイトへのリンクを示すURLと、当該日時候補から面接の日時を選択する旨のメッセージとを有する。備考文M4は、例えば、今後の面接の進め方、オンライン面接のURLを送信する旨、及び注意事項を有する。
【0056】
面接依頼通知部14は、面接依頼書面Mを応募者用端末T1に送信する機能を有する。応募者用端末T1は、サーバ10から面接依頼書面Mを受信する機能を有する。例えば、面接依頼通知部14は、面接依頼書面Mを電子メールの本文として応募者用端末T1に送信する。面接依頼書面Mには面接日時選択依頼文M3が記載されているので、面接依頼書面Mを受信した応募者は面接日時選択依頼文M3から面接の日時を調整すればよいことを把握できる。
【0057】
面接日時決定部15は、面接の候補日時を応募者用端末T1に表示する機能を有する。図6に示されるように、応募者用端末T1には、例えば、今すぐ面接を行う場合における日時が面接可能日時表示部D32に表示される。「今すぐ面接」とは、応募者が可能な限り早く面接を受けることができる機能を示している。
【0058】
ところで、求人に応募する応募者の間では、応募してから可能な限り早く面接を受けたいというニーズがあった。しかしながら、実際には応募した当日に面接を受けることは難しく、応募者の上記のニーズに対応できていないという現状があった。これに対し、本実施形態に係る面接システム1では、応募してから最短数分後に面接を受けることが可能である。よって、面接システム1では、応募者は応募した当日に面接を受けることが可能であるため、上記のニーズを満たすことができる。
【0059】
面接可能日時表示部D32は、例えば、面接日時調整画面D3に含まれる態様で応募者用端末T1に表示される。しかしながら、応募者用端末T1に面接可能日時表示部D32のみが表示されてもよい。このように、面接日時調整画面D3及び面接可能日時表示部D32のレイアウトは特に限定されない。
【0060】
例えば、面接可能日時表示部D32には、面接官が面接可能であって且つ時間間隔が一定とされた複数の時間帯が表示される。「時間帯」は、ある時刻からある時刻までの間の時間の帯(一定の時間)を示しており、例えば、面接開始時刻から面接終了時刻までの一定の時間を示している。「時間間隔」は、面接が行われる時間帯(時間の枠)を示しており、例えば、想定される面接の最長の時間である。図6の例では、時間帯及び時間間隔は30分である。しかしながら、時間帯及び時間間隔は、30分以下(一例として20分)であってもよく、適宜変更可能である。
【0061】
面接可能日時表示部D32に表示される複数の時間帯のうち最初の時間帯は、応募者による応募を受け付けた時刻が含まれる時間帯の次の時間帯である。「応募を受け付けた時刻」は、例えば、面接の候補日時を表示する画面(一例として面接日時調整画面D3)にアクセスした時刻である。図6は、応募者が8月21日日曜日の12時30分から13時00分までの間(一例として12時45分)に応募を行った例を示しており、「応募者による応募を受け付けた時刻が含まれる時間帯」は8月21日日曜日の12時30分から13時00分までである。
【0062】
そして、「応募者による応募を受け付けた時刻が含まれる時刻が含まれる時間帯の次の時間帯」は8月21日日曜日の13時00分から13時30分までであるため、面接可能日時表示部D32には最初(例えば一番上)に8月21日日曜日の13時00分から13時30分までの時間帯が表示される。よって、8月21日日曜日の12時30分から13時00分まで(一例として8月21日日曜日の12時45分)に応募を行った応募者は13時00分から面接を受けることが可能である。
【0063】
すなわち、応募者は、応募を受け付けた時刻が含まれる時間帯の次の時間帯を面接の時間帯として選択可能である。図6の例において、8月21日日曜日の13時00分から13時30分以降の時間帯としては、同日の13時30分から14時00分、同日の14時00分から14時30分・・・というように一定の時間間隔で複数の時間帯が表示される。
【0064】
例えば、面接日時決定部15は、以上の面接可能日時表示部D32を含む面接日時調整画面D3を応募者用端末T1に表示する。一例として、面接日時調整画面D3は、面接可能日時一覧D31と、面接可能日時表示部D32と、後日面接予約ボタンD33と、確認ボタンD34とを含む。
【0065】
例えば、面接可能日時一覧D31は、時間帯D35と、面接可能時間帯D36とを表示する。時間帯D35には応募者の画面操作に応じて異なる日時が表示され、操作によって時間帯D35に表示される日時を変更可能である。面接可能時間帯D36は、面接官が面接可能な時間帯を示している。
【0066】
面接官は、例えば、募集者とは異なる企業に所属する。面接官は、応募者がどの募集者の面接を受けようとしているかを把握していなくてもよい。例えば、当該企業には、複数の面接官が登録されている。一例として、当該企業には10人以上且つ1000人以下の面接官が登録されている。例えば、当該企業は事務局を有し、事務局は複数の面接官を管理している。
【0067】
面接官は、当該企業に所属する被雇用者であってもよく、一例として、副業を行う被雇用者として雇われた面接官であってもよい。この場合、面接官として雇われた者は、副業として自分の時間又は経験等を有効利用できる。また、面接官は、面接を委託された業務委託先であってもよい。すなわち、応募者に対して業務委託先としての面接官がマッチングされてもよい。業務委託先は、事業会社であってもよいし、個人事業主であってもよい。
【0068】
例えば、面接可能時間帯D36は、時間帯D35の面接可能時間帯D36以外の時間帯とは異なる色彩によって表示される。図6では、一例として、面接可能時間帯D36を斜線によって示している。一例として、複数の面接官が予め確保されており、面接可能時間帯D36は複数の面接官のうち少なくとも1人の面接官が面接可能な時間帯を示している。
【0069】
応募者用端末T1は、面接の候補日時から応募者に面接の日時を選択させる機能を有する。応募者は、前述した面接可能日時表示部D32から面接可能な日時を選択してもよいし、面接可能時間帯D36から面接可能な日時を選択してもよい。例えば、応募者が面接可能時間帯D36から時間帯を選択した場合、応募者が選択した時間帯は面接可能時間帯D36の他の時間帯(応募者が選択していない時間帯)とは異なる色彩によって表示される。図6では、一例として、応募者が選択した時間帯を面接可能時間帯D36の他の時間帯よりも濃い斜線によって示している。
【0070】
後日面接予約ボタンD33は、例えば、面接可能日時表示部D32に面接可能な時間帯がない場合に押下されるボタンである。後日面接予約ボタンD33が押下されると、例えば、元々面接可能日時表示部D32に表示されている日の次の日の時間帯が表示される。確認ボタンD34は、面接の日時を確定させるボタンである。例えば、応募者が面接可能日時表示部D32又は面接可能時間帯D36から面接の日時を選択して応募者によって確認ボタンD34が押下されたときに、面接日時決定部15は応募者と面接官との面接の日時を確定する。このように、面接日時決定部15では、応募者は、面接官との面接の日時を容易に確定させることができる。
【0071】
面接日時決定部15は、面接の候補日時から応募者によって選択された面接の日時を受け付ける機能を有する。例えば、面接日時決定部15は、応募者によって面接可能日時表示部D32又は面接可能時間帯D36から面接の日時が選択された状態で確認ボタンD34が押下されたときに確定した面接の日時を受け付ける。
【0072】
例えば、面接日時決定部15は、面接システム1として用いられる外部ツールであってもよい。このように面接日時決定部15が外部ツールである場合、面接システム1に実装する機能を簡易にすることができる。しかしながら、面接日時決定部15は外部ツールでなくてもよい。
【0073】
例えば、面接日時決定部15は、面接の日時を応募者用端末T1に通知する機能を有する。面接官決定部16は、図7に示されるように、確定した面接の日時を示す面接日時確定画面D5を面接官用端末T2に表示してもよい。例えば、面接日時確定画面D5は面接官用端末T2のカレンダー機能と連動している。一例として、面接官決定部16は、面接官の面接官用端末T2のカレンダーに決定した面接の日時を登録する。カレンダーへの日時の登録は自動登録によって行われてもよい。
【0074】
面接官決定部16は、応募者と面接を行う面接官を決定する機能を有する。面接官決定部16は、複数の面接官から応募者と面接を行う面接官を決定する。面接官決定部16は、例えば、応募者が応募している企業と相性がよい面接官を決定する。面接官決定部16による面接官の決定については後に詳述する。例えば、面接官決定部16によって面接官が決定された後に、面接日時決定部15が当該面接官の面接官用端末T2に面接の日時を通知してもよい。このように、面接官用端末T2はサーバ10から面接の日時を受信する。
【0075】
一例として、面接日時決定部15は複数の面接官のうち応募者が選択した日時が空いている面接官の全員の面接官用端末T2に当該日時を通知してもよい。そして、面接官決定部16は当該応募者と面接を行う一人の面接官を決定する。面接官決定部16は、例えば、応募者と面接を行う一人の面接官を自動で決定する。しかしながら、面接官決定部16は、面接官を自動以外の方法で決定してもよい。
【0076】
例えば、面接官決定部16は、決定した面接官のカレンダーに面接の日時を登録すると共に面接官用端末T2に面接日時確定画面D5を表示する。面接日時確定画面D5は、例えば、面接の日時D51、面接を依頼する旨の文章D52、応募者との面接案内リンクD53、及び応募者の情報D54を有する。
【0077】
面接案内リンクD53は、面接の日時D51に行われる応募者とのオンライン面接のURLを含む。面接官は、面接案内リンクD53をクリックすることによって応募者とオンライン面接を行うことが可能である。応募者の情報D54は、例えば、応募者の氏名、応募者のメールアドレス、及び応募者の電話番号を含む。この場合、急に日時の変更が必要になったとき等に面接官から応募者に連絡することが可能である。但し、応募者の情報D54に表示される情報は上記の例に限定されない。
【0078】
例えば、面接日時決定部15は、面接の日時が確定すると、図8(a)に示されるように、応募者用端末T1に面接案内画面D4を表示する。面接案内画面D4は、一例として、面接参加ボタンD41、面接案内リンクD42、面接開始時刻までのカウントダウンD43、面接開始時刻D44、及び面接官画面D45を有する。
【0079】
面接参加ボタンD41は、面接開始時刻D44に行われる面接官とのオンライン面接のURLを含んでいる。しかしながら、面接開始時刻D44の一定時間前(例えば3分前)にならなければ面接参加ボタンD41を押下することができない。面接案内リンクD42は、面接案内サイトへのリンクである。面接案内サイトには、面接開始時刻D44から始まる面接の進め方が記載されている。
【0080】
例えば、サーバ10は、応募者用端末T1に面接が開始されるまでの時間を表示する機能を有する。面接が開始されるまでの時間は、例えば、カウントダウンD43として表示される。一例として、カウントダウンD43は面接開始時刻までの時間を分単位で表示する。しかしながら、カウントダウンD43は面接開始時刻までの時間を分単位及び秒単位で表示してもよい。この場合、応募者は面接開始時刻までの時間を容易に且つ詳細に把握できる。
【0081】
面接開始時刻D44は面接日時決定部15によって決定された面接開始時刻を示している。面接官画面D45は、例えば、面接官の顔が表示されたアイコンを含んでいる。このアイコンは、例えば、面接官によって変更可能である。一例として、面接官画面D45は、面接を担当する旨のメッセージ、上記のアイコン、及び面接官の名前を含んでいてもよい。この場合、応募者は、面接官画面D45を見ることによって面接官の名前等を容易に把握することができる。
【0082】
図8(b)に示されるように、面接開始時刻D44の一定時間前を過ぎると、面接参加ボタンD41が押下可能な面接参加ボタンD47に変化する。応募者は、この面接参加ボタンD47を押下することによって面接官とのオンライン面接に参加することが可能である。また、面接開始時刻D44の一定時間前を過ぎたときに、面接官画面D45の表示が変化してもよい。一例として、面接官画面D45の面接を担当する旨のメッセージが、面接官が待機している旨のメッセージに変化する。
【0083】
応募者と面接官とのオンライン面接は、面接開始時刻D44に開始される。応募者が前述した面接参加ボタンD47をクリックすると、応募者と面接官とのオンライン面接が開始される。図9に示されるように、面接動画生成部17は、応募者用端末T1及び面接官用端末T2のそれぞれに面接動画D6(面接の動画)を表示すると共に面接動画D6を録画する。これにより、応募者X及び面接官Yは、携帯端末で面接を行うことができる。
【0084】
面接動画生成部17は、応募者X及び面接官Yの面接の動画を生成する。一例として、応募者用端末T1に表示される面接動画D6では応募者Xの画像より面接官Yの画像が大きく表示され、面接官用端末T2に表示される面接動画D6では面接官Yの画像より応募者Xの画像が大きく表示されてもよい。この場合、応募者Xは面接官Yの顔をよく見ることができ、面接官Yは応募者Xの顔をよく見ることができる。
【0085】
一例として、面接動画D6は、ミュートボタンD61、参加者ボタンD62、停止ボタンD63、画面共有ボタンD64、及び詳細ボタンD65を有する。ミュートボタンD61が押下されると面接の相手に音声が出力されなくなる。参加者ボタンD62が押下されると面接の参加者の一覧が表示される。面接の参加者は、例えば、1人の応募者X、及び1人の面接官Yである。
【0086】
例えば、画面共有ボタンD64が押下されると、応募者用端末T1に表示された画面、又は面接官用端末T2に表示された画面が応募者Xと面接官Yとの間で共有される。例えば、詳細ボタンD65が押下されると動画の詳細設定画面(一例として、カメラ及びスピーカの設定画面)が表示される。
【0087】
例えば、図10に示されるように、面接が行われているときに面接官用端末T2に面接記録画面D7が表示されてもよい。面接官用端末T2は応募者Xとの面接の記録を受け付ける機能を有し、例えば、面接官Yは面接記録画面D7に応募者Xとの面接を記録する。一例として、面接記録画面D7は、面接官Yの氏名D71、応募者Xへの質問D72、及び質問に対する応募者Xの回答を入力可能な回答欄D73を有する。例えば、面接動画生成部17は、回答欄D73に入力された応募者Xの回答を受け付ける機能を有する。
【0088】
氏名D71には、面接官Yの氏名が入力可能とされていてもよいし、面接の前に予め自動入力されてもよい。面接記録画面D7は、例えば、複数(一例として5つ)の質問D72を有する。一例として、複数の質問D72は、予め設定された定型的な質問である。しかしながら、質問D72は、定型的な質問に限られず、カスタマイズが可能であってもよい。更に、複数の質問D72の少なくともいずれかが募集者によって提供されたものであってもよい。この場合、募集者のニーズにマッチした質問を応募者Xに対して行うことが可能となる。
【0089】
例えば、回答欄D73は質問D72ごとに設けられる。回答欄D73には、応募者Xへの質問D72に対する応募者Xからの回答が面接官Yによって入力される。但し、応募者Xの回答は応募者X自身によって入力されてもよい。更に、面接記録画面D7は、面接官Yによる回答欄D73への入力を確定させる完了ボタンD74を有していてもよい。完了ボタンD74が押下されることによって回答欄D73への回答の入力が完了する。これにより、面接の記録が面接官用端末T2からサーバ10に送信され、サーバ10は当該面接の記録を受信する。
【0090】
例えば、面接官Y及び応募者Xのいずれかによって面接動画D6の停止ボタンD63(図9参照)が押下されると面接が終了する。例えば、応募者Xと面接官Yとの面接が完了すると、面接動画D6が録画された動画ファイルが自動で作成され、当該動画ファイルが面接動画送信部18によって募集者用端末T3に送信される。面接動画送信部18は、面接の動画を募集者に送信する機能を有する。
【0091】
図11に示されるように、例えば、面接動画送信部18は、面接官用端末T2に動画送信画面D8を表示する。動画送信画面D8は、面接動画D6が添付された旨の表示D81と、ファイルを選択ボタンD82と、備考記載欄D83とを有する。例えば、面接動画D6は自動で添付される。備考記載欄D83には、面接官Yによる面接のメモが入力される。メモは、例えば、面接時における応募者Xの状況である。メモとしては、一例として、応募者Xが遅刻した事実が入力される。面接動画D6、及び備考記載欄D83に入力された内容は面接動画送信部18によって募集者用端末T3に送信される。
【0092】
例えば、面接動画送信部18は、前述した質問D72、及び質問D72に対する応募者Xの回答を募集者に送信してもよい。この場合、面接動画送信部18は面接動画D6と共に面接記録画面D7に入力された面接の記録を募集者用端末T3に送信する。面接の記録が面接動画D6と共に募集者用端末T3に送信されることにより、募集者は容易に且つ十分に面接の情報を取得できる。
【0093】
面接動画送信部18は、面接動画D6と共に面接の記録を募集者に送信する。募集者は、募集者用端末T3が受信した面接動画D6から応募者の採否を判断する。募集者用端末T3は面接動画D6を再生する機能を有する。図12に示されるように、募集者用端末T3には面接動画D6の再生動画である再生画面D9が表示される。一例として、募集者用端末T3には再生画面D9と共に応募者Xへの質問が表示される。例えば、募集者用端末T3には備考欄D91が表示され、備考欄D91には面接官Yによって入力された備考記載欄D83の記載が表示される。
【0094】
なお、再生画面D9と共にリピートボタン、停止ボタン、逆再生ボタン、一時停止ボタン、及び早送りボタンが表示されてもよい。この場合、募集者は、再生画面D9を再生するときにリピートボタン、停止ボタン、逆再生ボタン、一時停止ボタン、及び早送りボタンを操作することによって、自分の都合に合わせて再生画面D9を見ることが可能である。例えば、気になる応募者Xの再生画面D9を再生するときには複数回再生画面D9を再生したり、時間がないとき等には再生画面D9の再生を早送りしたりスキップしたりすることが可能である。面接の音声が文字起こしされて再生画面D9に表示されてもよい。再生画面D9においてチャプターとしてシーンごとにスキップ再生が可能であってもよい。更に、再生画面D9において複数段階で再生速度が設定可能とされていてもよい。これらの機能を有する場合、再生画面D9の視聴、及び採否等の判断を一層効率的に行うことが可能となる。
【0095】
例えば、募集者は、再生画面D9及び受信した面接記録画面D7から応募者Xの採否を判定する。採否結果通知部19は、募集者による採否を受信する機能を有する。すなわち、採否結果通知部19は、募集者による応募者Xの採否を受け付ける機能を有する。例えば、採否結果通知部19は、応募者Xの採否を判定するための評価画面D10を募集者用端末T3に表示する。
【0096】
評価画面D10は、募集者用端末T3において募集者によって操作される。一例として、評価画面D10は、評価入力部D101、コメント入力部D102、採否入力部D103、評価修正部D104、及び確定ボタンD105を有する。例えば、評価入力部D101には、応募者Xに対する総合評価、及び面接のときの表情の評価のそれぞれが複数段階(一例として5段階)で入力される。上記の他に、評価入力部D101には、応募者Xの話し方、話の内容、及びシフトのマッチング度合いのそれぞれが複数段階で入力されてもよい。評価修正部D104が押下されると、評価入力部D101への入力が修正可能な状態となる。
【0097】
コメント入力部D102には、例えば、応募者Xの面接、及び面接記録画面D7に入力された記録について募集者が気付いた点がコメントとして入力される。採否入力部D103には応募者Xの採否が入力される。一例として、採否入力部D103には、合格ボタン、及び不合格ボタンが表示される。採否入力部D103の合格ボタンが押下されると合格(採用)、採否入力部D103の不合格ボタンが押下されると不合格(不採用)となる。
【0098】
例えば、面接官評価部21は、募集者に面接官Yを評価させる機能を有する。募集者による面接官Yの評価は、一例として、募集者用端末T3に表示されるいいねボタンD100が押された回数によって決定される。より具体的には、募集者によっていいねボタンD100が押されるといいねボタンD100が点灯し、点灯したいいねボタンD100の数によって募集者による面接官Yの評価が決定される。なお、いいねボタンD100に代えて、高評価ボタン(例えばグッドボタン又はサムズアップボタン)、及び低評価ボタン(バッドボタン又はサムズダウンボタン)が表示されてもよい。
【0099】
例えば、面接官評価部21は、前述した面接動画D6(動画、図9参照)を解析する機能を有する。一例として、面接官評価部21は、面接動画D6における話し方(話の間及び声の大きさ)、及び表情から面接官Yを評価する。更に、面接官評価部21は、募集者及び面接動画D6の少なくともいずれかから得られた面接官Yの評価を記憶する機能を有する。すなわち、面接官評価部21は、募集者による面接官Yの評価、及び面接動画D6の解析の結果得られた面接官Yの評価を記憶部31に記憶する。
【0100】
採否結果通知部19は、採否を応募者用端末T1に通知する機能を有する。より具体的には、募集者によって確定ボタンD105が押下されると、評価画面D10において入力された情報が募集者用端末T3からサーバ10に通知される。このとき、採否結果通知部19は、例えば、応募者用端末T1に採否をメールで通知する。
【0101】
雇用契約部20は、応募者を雇用するための雇用契約書を作成する機能を有する。例えば、採否結果通知部19は、募集者による応募者Xの採用を受け付けたときに、応募者Xを採用する旨の通知と共に雇用契約書を応募者用端末T1に送信する。確定ボタンD105が押下されると、例えば、応募者Xを採用する旨と共に雇用契約部20が雇用契約書を応募者用端末T1に送信する。
【0102】
上記の雇用契約書には、例えば、送信された日付、雇用期間、勤務場所、勤務時間、賃金及び雇用契約書同意確認ボタンが含まれている。この雇用契約書同意確認ボタンは、例えば、同意するボタン、及び同意しないボタンを含んでいる。応募者Xが雇用契約書に同意する場合には同意するボタンが押下され、応募者Xが雇用契約書に同意しない場合には同意しないボタンが押下される。なお、雇用契約書には、雇用形態(正社員、契約社員又はアルバイト等)、所属の職務、休憩時間、所定時間を超える勤務の有無、休日、休暇、契約の更新の有無又は退職等に関する事項が含まれていてもよい。
【0103】
次に、本実施形態に係る面接方法について図13を参照しながら説明する。図13は本実施形態に係る面接方法の例を示すシーケンス図である。図13は、前述した面接システム1を用いて応募者Xと面接官Yとの間で行われる面接方法の流れの例を示している。例えば、募集者は、求人サイトである外部サイトGに求人を掲載する(ステップS1)。
【0104】
図2及び図13に示されるように、ステップS1では、募集者は、求人画面D1を外部サイトGに掲載する。応募者Xは、応募者用端末T1によって求人画面D1を見て外部サイトGに応募する(ステップS2)。図2図3及び図13に示されるように、応募者Xは、例えば、求人画面D1の面接申し込みボタンD18を押下し、応募者用端末T1に表示された応募者基本情報入力画面D2に入力を行って次へボタンD27を押下する。
【0105】
次へボタンD27が押下されると、例えば、応募通知受付部11は、外部サイトGにアクセスして外部サイトGから応募者Xの情報を受信する(ステップS3)。これにより、応募通知受付部11が応募者Xによる応募を受け付ける。応募通知受付部11が応募を受け付けると、応募者情報登録部12が応募者Xの情報を登録する(ステップS4)。
【0106】
図4及び図13に示されるように、応募者情報登録部12は、応募通知受付部11が受け付けた応募者Xの情報をテーブルデータD29として記憶部31に記憶する。このとき、テーブルデータD29に新たな応募者Xの情報を示すレコードが追加される。図5及び図13に示されるように、応募者情報登録部12が記憶部31に応募者Xの情報を登録した後に面接依頼書面生成部13が面接依頼書面Mを生成する(ステップS5)。例えば、面接依頼書面Mには予め応募者氏名M1が記載される。
【0107】
次に、面接依頼通知部14が面接依頼書面Mを応募者用端末T1に送信する(ステップS6)。このとき、面接依頼通知部14は、面接依頼書面Mが掲載された電子メールを生成し、当該電子メールを応募者用端末T1に送信してもよい。前述したように、面接依頼書面Mには面接の日時候補を表示するサイトへのリンクが含まれているので、応募者は面接の日時を調整すべきことを把握できる。
【0108】
応募者Xが面接の日時候補を表示するサイトへのリンクをクリックすると、図6及び図13に示されるように、面接日時決定部15が面接日時調整画面D3を応募者用端末T1に表示する。応募者Xは、面接日時調整画面D3において面接可能日時表示部D32又は面接可能時間帯D36から面接の日時を選択し、確認ボタンD34を押下することによって面接の日時を決定する(ステップS7)。
【0109】
応募者Xによって面接の日時が決定されると、面接官決定部16が面接官Yを決定する(ステップS8)。例えば、面接官決定部16は予め待機している複数の面接官から応募者Xと面接を行う一人の面接官Yを決定する。本実施形態では、面接官決定部16は、予め定められた規則に基づいて面接官Yを決定する。面接官Yの決定方法については後に詳述する。しかしながら、面接官決定部16は、ランダムに面接官Yを決定してもよい。
【0110】
面接官決定部16が面接官Yを決定した後には、決定された面接官Yの面接官用端末T2に面接日時決定部15が面接の日時を通知する(ステップS9)。例えば、面接官決定部16は、決定した面接官Yのカレンダーへの当該日時の登録を行うと共に、確定された面接の日時を示す面接日時確定画面D5を面接官用端末T2に表示してもよい。
【0111】
そして、面接日時決定部15は当該日時を応募者用端末T1に通知する(ステップS10)。図8(a)、図8(b)及び図13に示されるように、面接日時決定部15は、応募者用端末T1に面接案内画面D4を表示してもよい。これにより、決定された日時に応募者Xと面接官Yとがオンライン面接を行うことが可能となる。
【0112】
そして、決められた日時に応募者Xと面接官Yとのオンライン面接が行われる(ステップS11)。具体的には、応募者X及び面接官Yのそれぞれが当該日時に面接案内リンクをクリックすることによってオンライン面接が開始し、図9及び図13に示されるように、面接動画生成部17が面接動画D6を応募者用端末T1及び面接官用端末T2のそれぞれに表示する。
【0113】
面接動画生成部17は、面接の開始と共に面接動画D6の録画を開始する(ステップS12)。面接官Yは、応募者Xとのオンライン面接を行うと共に、図10及び図13に示されるように、面接官用端末T2に面接記録画面D7を表示して面接の記録を行う(ステップS13)。具体的には、面接官Yは、面接記録画面D7を表示して質問D72に記載された質問を応募者Xに行い、応募者Xから得られた回答を回答欄D73に入力していく。オンライン面接が終了すると(ステップS14)、面接動画生成部17による面接動画D6の生成が終了する(ステップS15)。そして、面接動画送信部18が面接動画D6及び面接の記録を募集者用端末T3に送信する(ステップS16)。
【0114】
図11及び図13に示されるように、ステップS16では、面接動画送信部18が面接官用端末T2に動画送信画面D8を表示する。このとき、面接動画D6が自動添付され、面接官Yによって備考記載欄D83にメモが入力される。面接動画D6、及び備考記載欄D83に入力されたメモは、募集者用端末T3に送信される。なお、面接動画D6の送信と共に、面接記録画面D7に入力された面接の記録が募集者用端末T3に送信されてもよい。
【0115】
募集者は、面接動画D6、及び面接の記録を受信すると、面接動画D6、及び面接の記録から応募者の評価を行う。図12及び図13に示されるように、募集者は募集者用端末T3に再生画面D9を表示して面接動画D6を再生し、再生画面D9から応募者Xの情報を取得する。
【0116】
そして、募集者は、応募者Xの評価を募集者用端末T3に表示された評価画面D10に入力し、確定ボタンD105を押下することによって応募者Xに対する評価を確定させる。このとき、評価画面D10に入力された応募者Xに対する採否が採否結果通知部19によってサーバ10に通知される(ステップS17)。
【0117】
そして、採否結果通知部19は応募者Xに対する採否を応募者用端末T1に送信する(ステップS18)。なお、募集者が採用の判断をしたときに雇用契約部20が雇用契約書を作成し、応募者用端末T1への採用通知と共に当該雇用契約書が応募者用端末T1に送信されてもよい。以上の工程を経て面接方法の一連の工程が完了する。
【0118】
続いて、変形例に係る面接方法について図14を参照しながら説明する。図14は変形例に係る面接方法の例を示すシーケンス図である。図14の一部の工程は、図13の一部の工程と重複するため、以下の説明では、図13の説明と重複する説明を適宜省略する。まず、募集者は自社サイトに求人を掲載する(ステップS21)。
【0119】
図2及び図14に示されるように、ステップS21では、募集者は、求人画面D1を自社サイトに掲載する。応募者Xは、自社サイトの求人情報を閲覧する(ステップS22)。そして、応募者Xは、自社サイトにおいて応募者情報の入力を行うと共に面接日時を決定する(ステップS23)。
【0120】
以上の工程を経て、応募通知受付部11が応募者Xによる応募を受け付ける。応募通知受付部11が応募を受け付けると、応募者情報登録部12が応募者Xの情報を登録する(ステップS24)。応募者Xによって面接の日時が決定され、且つ応募者Xの情報が登録されると、面接官決定部16が面接官Yを決定する(ステップS25)。
【0121】
その後の工程は、図13に示される例と同一である。すなわち、面接官決定部16が面接官Yを決定した後には、決定された面接官Yの面接官用端末T2に面接日時決定部15が面接の日時を通知する(ステップS26)。そして、面接日時決定部15は当該日時を応募者用端末T1に通知する(ステップS27)。
【0122】
決められた日時に応募者Xと面接官Yとのオンライン面接が行われ(ステップS28)、面接動画生成部17は、面接の開始と共に面接動画D6の録画を開始する(ステップS29)。そして、面接官Yは、応募者Xとのオンライン面接を行うと共に、面接官用端末T2に面接記録画面D7を表示して面接の記録を行う(ステップS30)。
【0123】
オンライン面接が終了すると(ステップS31)、面接動画生成部17による面接動画D6の生成が終了する(ステップS32)。そして、面接動画送信部18が面接動画D6及び面接の記録を募集者用端末T3に送信する(ステップS33)。募集者は、応募者Xの評価を募集者用端末T3に表示された評価画面D10に入力し、確定ボタンD105を押下することによって応募者Xに対する評価を確定させる。そして、評価画面D10に入力された応募者Xに対する採否が採否結果通知部19によってサーバ10に通知される(ステップS34)。採否結果通知部19は応募者Xに対する採否を応募者用端末T1に送信する(ステップS35)。以上の工程を経て変形例に係る面接方法の一連の工程が完了する。
【0124】
本実施形態に係る面接システム1では、面接官Yの管理を行うことによって面接官Yによる面接の質の向上が実現される。以下では、面接官Yの管理について説明する。図15に示されるように、例えば、サーバ10は、面接官用端末T2に面接官マイページ画面D110を表示する機能を有する。
【0125】
面接官マイページ画面D110は、例えば、面接官YのランクD111、面接官Yの識別情報D112、面接官Yの面接予定一覧D113、及び面接官Yの面接実績D114を有する。ランクD111は、例えば、面接官Yのレベルを示している。一例として、ランクD111は、事務局による研修の結果によって決定される。ランクD111は5段階評価であってもよく、例えば、ランクAが最もレベルが高く、ランクEが最もレベルが低いことを示していてもよい。
【0126】
例えば、ランクD111が高いほど、面接官Yの報酬が高くなってもよい。一例として、面接官Yの報酬は単価と面接実績D114の積によって決定され、ランクD111が高いほど当該単価が高くなるようにしてもよい。この場合、例えば、面接官Yは、研修の結果次第でランクD111を上げて報酬を増やすことができるので、面接に対するモチベーションを高めることができる。
【0127】
識別情報D112は、例えば、面接官YのID(識別番号)、面接官Yの氏名、面接官Yのメールアドレス、及び登録日を含んでいる。面接予定一覧D113には、面接官Yが行う予定の面接の日時の一覧が表示される。面接実績D114には、面接官Yが行った面接の実績が表示される。
【0128】
図16に示されるように、本実施形態に係る面接システム1において、面接官評価部21は、応募者用端末T1に面接官評価画面D120を表示する機能を有する。そして、応募者用端末T1は面接を行った面接官Yを評価する機能を有する。面接官評価画面D120は、例えば、応募者Xが面接官Yとの面接を終えた後に応募者用端末T1に表示される。これにより、応募者Xは面接後直ぐに面接官Yの評価を行うことができる。
【0129】
面接官評価画面D120は、例えば、複数段階での面接官Yの評価が可能な評価入力部D121と、良評価入力部D122と、悪評価入力部D123と、その他入力部D124とを有する。例えば、評価入力部D121には、応募者Xによる面接の評価が複数段階で入力される。応募者Xは、評価入力部D121において、「とてもよかった」又は「あまりよくなかった」等のラジオボタンに入力可能である。
【0130】
良評価入力部D122は、面接において応募者Xが良いと思った事項が決定される。良評価入力部D122には、予め複数の良かった点が項目としてリストアップされていて、応募者Xはリストアップされた複数の項目から一つ又は複数の項目を選択可能である。悪評価入力部D123は、面接において応募者Xが悪いと思った事項が決定される。悪評価入力部D123には、予め複数の悪かった点が項目としてリストアップされていて、応募者Xはリストアップされた複数の項目から一つ又は複数の項目を選択可能である。その他入力部D124には、面接に関して応募者Xが気付いた点等が入力される。
【0131】
以上、面接官評価画面D120の例について説明した。しかしながら、面接官評価画面の態様は、上記の面接官評価画面D120に限定されない。例えば、面接官評価画面は、評価入力部を有していてもよく、当該評価入力部は複数(一例として3個)の星マークを有する。この場合、星マークにタップして塗りつぶす星マークの数を決定することによって面接官Yを評価する。塗りつぶされた星マークの数が多いほど評価が高いことを示している。この面接官評価画面では、例えば、面接官Yの3段階評価(又は5段階評価)が可能となっている。
【0132】
例えば、サーバ10は、評価を面接官用端末T2に通知する機能を有する。より具体的には、面接官評価画面D120において評価入力部D121に入力された評価が事務局に通知され、面接官用端末T2には事務局から当該評価が通知される。例えば、応募者Xが圧迫面接を受けて評価入力部D121に低い評価が入力されたときには、当該低い評価が事務局に通知される。このとき、事務局は、面接官用端末T2に当該低い評価を受けたことを通知して、面接官Yに指導等を行うことが可能である。
【0133】
図17は、事務局が所有する事務局用端末T4に表示される面接官管理画面D130の例を示している。面接官管理画面D130は、例えば、面接官Yの詳細情報を示す詳細情報一覧D133を有する。例えば、詳細情報一覧D133は、応募者による面接官Yの評価と、募集者による面接官Yの評価とを含んでいる。
【0134】
応募者による面接官Yの評価は、例えば、評価入力部D121に入力された応募者の評価の平均値を示している。募集者による面接官Yの評価は、例えば、企業評価として表示される。企業評価については、後に詳述する。なお、詳細情報一覧D133には、面接官Yの評価の他、面接予約数等が併せて表示されてもよい。
【0135】
面接官管理画面D130は、例えば、面接官YのランクD131、識別情報D132、及び編集ボタンD134を有する。ランクD131及び識別情報D132のそれぞれは、例えば、前述したランクD111及び識別情報D112のそれぞれと同一である。例えば、事務局では編集ボタンD134を押下することによって面接官管理画面D130に表示された情報を編集可能である。
【0136】
図18は、事務局用端末T4に表示される面接官Yのサマリー画面D140の例を示している。サマリー画面D140は、例えば、面接官情報一覧表D141を有する。一例として、面接官情報一覧表D141では、面接官のID、面接官の氏名、面接官のランク、面接官のメールアドレス、応募者による面接官の評価、及び募集者による面接官の評価が面接官ごとに表示される。事務局では、面接官情報一覧表D141を見ることによって、どの面接官が優秀で良好な実績を上げているかを一目で把握することができる。
【0137】
図19は、募集者(企業)による面接官の評価画面D150の例を示している。評価画面D150は、例えば、事務局用端末T4に表示される。評価画面D150は、一人の面接官の募集者による評価を募集者ごとに表示している。図19の例では、AAAという募集者による面接官の評価、BBBという募集者による面接官の評価、及び、CCCという募集者による面接官の評価が表示されている。
【0138】
募集者による面接官の評価は、一例として、いいねボタンD100(図12参照)が押された回数(点灯したいいねボタンD100の数)によって決定される。図19の例では、山田という面接官は、AAAという募集者からは15回いいねボタンD100が押され、BBBという募集者からは22回いいねボタンD100が押され、CCCという募集者からは6回いいねボタンD100が押されたことを示している。
【0139】
例えば、面接官評価部21は、記憶部31に記憶されている面接官の評価を面接官用端末T2に通知する。一例として、面接官評価部21は、評価画面D150に表示されている評価を面接官用端末T2に通知してもよい。この場合、面接官は面接に対するモチベーションを高めることができる。
【0140】
例えば、面接官決定部16は、評価画面D150に表示される募集者の評価から面接官と募集者との相性データを出力してもよい。一例として、相性データは、面接官と募集者とのマッチング度合いを数値化したデータである。相性データは、いいねボタンD100が押された数であってもよいし、いいねボタンD100が押された数とは異なる要素が加味されたデータであってもよい。例えば、相性データの数値は、いいねボタンD100が押された数、面接官の年齢、及び面接官の性別によって決定されてもよい。例えば、面接官決定部16は、応募者が応募する募集者との相性データの数値が一定値以上である面接官を決定する。この場合、募集者と相性が良い面接官を自動的に決定することができる。
【0141】
次に、本実施形態に係る面接システム1から得られる作用効果についてより詳細に説明する。図1に示されるように、面接システム1は、サーバ10と、応募者Xが使用する応募者用端末T1と、面接官Yが使用する面接官用端末T2とを備え、募集者からの依頼に応じて面接が行われる。サーバ10は、応募者用端末T1への面接依頼書面Mを生成する機能と、応募者用端末T1に面接依頼書面Mを送信する機能と、面接の候補日時を応募者用端末T1に表示する機能とを有する。応募者用端末T1には、面接依頼書面Mが送信されて面接の候補日時が表示されるので、応募から面接の日時の選択までの過程をスムーズにできる。
【0142】
サーバ10は、上記の候補日時から応募者Xによって選択された面接の日時を受け付ける機能と、当該面接の日時を面接官用端末T2に通知する機能とを有する。面接の候補日時を面接官Yの都合が良い日時としておくことで面接官Yにとって都合が良い日時が選択されるので、面接官Yの負荷を低減させることができる。更に、サーバ10が応募者用端末T1から面接の日時を受け付けると、面接の日時が面接官用端末T2に通知される。従って、面接官Y自身が面接の日時を調整しなくても自動的に面接の日時が通知されるので、この点でも面接官Yの負荷を低減できる。サーバ10は、応募者X及び面接官Yによる面接の動画を生成する機能と、生成した動画を募集者に送信する機能とを有する。募集者は依頼さえすれば応募者Xと面接官Yによる面接の動画を入手できるので、募集者の負荷を低減させることができる。
【0143】
応募者用端末T1は外部サイトGを通じて募集者に応募する機能を有し、サーバ10の応募を受け付ける機能では外部サイトGを介して応募者Xによる応募を受け付ける。すなわち、サーバ10は外部サイトGと連携して応募者Xの応募を受け付けるので、サーバ10の負荷を低減させると共に応募者Xの情報を効率よく取得できる。
【0144】
更に、図6図8(a)及び図8(b)に示されるように、面接の候補日時を応募者用端末T1に表示する機能では、時間間隔が一定とされた複数の時間帯が表示される。複数の時間帯のうちの最初の時間帯は応募を受け付けた時刻が含まれる時間帯の次の時間帯であり、応募者用端末T1では当該次の時間帯を選択可能である。よって、応募者Xは応募してから次の時間帯で直ぐに面接を受けられるので、可能な限り早くオンライン面接を開始できる。従って、応募者Xは効率よくオンライン面接を受けることができ、面接官Yも効率よくオンライン面接を行うことができる。
【0145】
本実施形態において、各時間帯の時間間隔は30分以下であってもよい。この場合、応募者Xは、長くても30分待てばオンライン面接を受けることができる。従って、オンライン面接を一層効率よく受けることができる。
【0146】
本実施形態において、サーバ10は、応募者用端末T1に面接が開始されるまでの時間を表示(カウントダウン表示)する機能を有してもよい。この場合、応募者Xは、応募者用端末T1を見ることによって、あと何分で面接が開始されるかを把握することができる。
【0147】
本実施形態において、外部サイトGは、求人サイト、及び募集者が所属する企業のサイトを含んでもよい。この場合、応募者Xは、求人サイトから応募を行うこともできるし、企業のサイトから応募を行うこともできる。従って、応募を一層効率よく行うことができる。
【0148】
本実施形態において、応募者用端末T1は、面接を行った面接官Yを評価する機能を有してもよく、サーバ10は、評価を、面接官Yを管理する事務局(例えば事務局用端末T4)に通知する機能を有してもよい。この場合、応募者Xは面接官Yの評価を行うことができる。応募者Xによる評価は面接官Yを管理する事務局に通知されるので、面接官Yを管理する事務局は、面接官Yによって行われた面接の評価を把握できる。従って、面接官Yの質の向上に寄与する。
【0149】
本実施形態において、サーバ10は、募集者に面接官Yを評価させる機能と、面接動画D6を解析する機能と、募集者及び面接動画D6の少なくともいずれかから得られた面接官Yの評価を記憶する機能と、記憶する機能によって記憶されている面接官Yの評価を面接官用端末T2に通知する機能と、を有してもよい。この場合、募集者から得られた面接官Yの評価、及び面接動画D6の解析によって得られた面接官Yの評価を記憶できる。更に、記憶されている面接官Yの評価は面接官用端末T2に通知される。従って、面接官Yは、自分の評価を把握できるので、面接のモチベーションを高めることができ、面接の質の向上に寄与する。
【0150】
以上、本開示に係る面接システム及び面接方法の実施形態について説明した。以上のように、募集者は、面接動画D6を見ながら応募者を評価すると共に、面接動画D6を見ながら面接官を評価できる。また、面接の終了後に応募者が面接官を評価する。すなわち、面接官を評価する評価フォームに応募者が面接官の評価を入力し、評価が入力された評価フォームがサーバ10にアップロードされる。例えば、サーバ10に蓄積された面接官の評価に応じて面接官決定部16が面接官を決定する。具体的には、より評価が高い面接官に面接の機会が多く与えられ、より評価が低い面接官に与えられる面接の機会が低減してもよい。この場合、面接官の質をより高めることが可能となる。
【0151】
但し、本開示に係る面接システム及び面接方法は、前述した実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲において変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。すなわち、面接システムの各部の構成及び機能、並びに、面接方法の各工程の内容及び順序は、上記の要旨を変更しない範囲において適宜変更可能である。
【0152】
例えば、前述の実施形態では、表示制御部32によって応募者用端末T1、面接官用端末T2及び募集者用端末T3のそれぞれに面接システム1の画面が表示される。前述した実施形態では、求人画面D1、応募者基本情報入力画面D2、面接日時調整画面D3、面接案内画面D4、面接日時確定画面D5、面接動画D6、面接記録画面D7、動画送信画面D8、再生画面D9及び評価画面D10が表示される例について説明した。しかしながら、これらの画面のレイアウト及び表示内容は適宜変更可能である。例えば、画面表示されるボタンは、例えばリンクであってもよく、ボタン以外の態様であってもよい。
【0153】
前述の実施形態では、雇用契約部20が雇用契約書を作成し雇用契約書が採否の通知と共に応募者用端末T1に送信される例について説明した。しかしながら、雇用契約書が作成されなくてもよく雇用契約部20を省略することも可能である。また、前述の実施形態では、募集者が評価画面D10を用いて応募者を評価する例について説明した。しかしながら、募集者は、評価画面D10を使わずに応募者を評価してもよい。
【0154】
前述の実施形態では、面接官が回答欄に応募者の回答を入力し、当該回答がサーバ10にアップロードされる例について説明した。しかしながら、例えば、面接中又は面接後に応募者が回答欄に回答を入力し、応募者によって入力された回答がサーバ10にアップロードされてもよい。すなわち、面接官ではなく、応募者自身が質問に対する回答をアップロードしてもよい。また、応募者が面接動画以外の情報をアップロードしてもよい。更に、応募者が回答を入力し、当該回答がサーバ10にアップロードされた後に、面接官が面接動画D6をアップロードしてもよい。この場合も前述と同様の効果が得られる。
【0155】
前述の実施形態では、応募通知受付部11、応募者情報登録部12、面接依頼書面生成部13、面接依頼通知部14、面接日時決定部15、面接官決定部16、面接動画生成部17、面接動画送信部18、採否結果通知部19、雇用契約部20及び面接官評価部21を有するサーバ10を備える面接システム1について説明した。しかしながら、本開示に係る面接システムは、応募通知受付部11、応募者情報登録部12、面接依頼書面生成部13、面接依頼通知部14、面接日時決定部15、面接官決定部16、面接動画生成部17、面接動画送信部18、採否結果通知部19、雇用契約部20及び面接官評価部21の少なくともいずれかを有しないシステムであってもよい。このように、本開示に係る面接システムの機能構成は、前述した実施形態のものに限られず適宜変更可能である。
【符号の説明】
【0156】
1…面接システム、10…サーバ、11…応募通知受付部、12…応募者情報登録部、13…面接依頼書面生成部、14…面接依頼通知部、15…面接日時決定部、16…面接官決定部、17…面接動画生成部、18…面接動画送信部、19…採否結果通知部、20…雇用契約部、21…面接官評価部、27…ボタン、31…記憶部、32…表示制御部、A…ランク、D1…求人画面、D2…応募者基本情報入力画面、D3…面接日時調整画面、D4…面接案内画面、D5…面接日時確定画面、D6…面接動画、D7…面接記録画面、D8…動画送信画面、D9…再生画面、D10…評価画面、D11…画像情報、D12…地図、D13…メッセージ、D14…募集者情報、D15…勤務条件、D16…仕事内容、D17…待遇、D18…面接申し込みボタン、D21…組織名、D22…応募者氏名入力部、D23…応募者ふりがな入力部、D24…応募者性別入力部、D25…応募者生年月日入力部、D26…応募者メールアドレス入力部、D27…次へボタン、D28…応募者電話番号入力部、D29…テーブルデータ、D31…面接可能日時一覧、D32…面接可能日時表示部、D33…後日面接予約ボタン、D34…確認ボタン、D35…時間帯、D36…面接可能時間帯、D41…面接参加ボタン、D42…面接案内リンク、D43…カウントダウン、D44…面接開始時刻、D45…面接官画面、D47…面接参加ボタン、D51…日時、D52…文章、D53…面接案内リンク、D54…応募者の情報、D61…ミュートボタン、D62…参加者ボタン、D63…停止ボタン、D64…画面共有ボタン、D65…詳細ボタン、D71…氏名、D72…質問、D73…回答欄、D74…完了ボタン、D81…文、D82…ファイル添付部、D100…ボタン、D101…評価入力部、D102…コメント入力部、D103…採否入力部、D104…評価修正部、D105…確定ボタン、D110…面接官マイページ画面、D111…ランク、D112…識別情報、D113…面接予定一覧、D114…面接実績、D120…面接官評価画面、D121…評価入力部、D130…面接官管理画面、D131…ランク、D132…識別情報、D133…詳細情報一覧、D134…編集ボタン、D140…サマリー画面、D141…面接官情報一覧表、D150…評価画面、E…ランク、G…外部サイト、K1…外部サイトカラム、K2…応募日時カラム、K3…氏名カラム、K4…メールアドレスカラム、M…面接依頼書面、M1…応募者氏名、M2…挨拶文、M3…面接日時選択依頼文、M4…備考文、PR…自己、S1…ステップ、S16…ステップ、T1…応募者用端末、T2…面接官用端末、T3…募集者用端末、T4…事務局用端末、X…応募者、Y…面接官。

図1
図2
図3
図4
図5
図6
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図8
図9
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図12
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