(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024048373
(43)【公開日】2024-04-08
(54)【発明の名称】カメラモジュール及びこれを含むカメラモジュールアセンブリ
(51)【国際特許分類】
H04N 23/50 20230101AFI20240401BHJP
H04N 23/57 20230101ALI20240401BHJP
H04N 23/55 20230101ALI20240401BHJP
G03B 17/17 20210101ALI20240401BHJP
G03B 19/00 20210101ALI20240401BHJP
G03B 30/00 20210101ALI20240401BHJP
G03B 5/00 20210101ALI20240401BHJP
G02B 7/28 20210101ALI20240401BHJP
G03B 13/36 20210101ALI20240401BHJP
G03B 17/02 20210101ALI20240401BHJP
【FI】
H04N23/50
H04N23/57
H04N23/55
G03B17/17
G03B19/00
G03B30/00
G03B5/00 J
G02B7/28 P
G03B13/36
G03B17/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】20
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023156325
(22)【出願日】2023-09-21
(31)【優先権主張番号】10-2022-0122861
(32)【優先日】2022-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2023-0028729
(32)【優先日】2023-03-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(71)【出願人】
【識別番号】390019839
【氏名又は名称】三星電子株式会社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Electronics Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】129,Samsung-ro,Yeongtong-gu,Suwon-si,Gyeonggi-do,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】金 敏 旭
(72)【発明者】
【氏名】趙 庸 植
(72)【発明者】
【氏名】權 鍾 勳
(72)【発明者】
【氏名】睦 鎭 明
(72)【発明者】
【氏名】李 承 學
(72)【発明者】
【氏名】鄭 泳 奎
【テーマコード(参考)】
2H011
2H054
2H101
2H151
2K005
5C122
【Fターム(参考)】
2H011CA11
2H054BB02
2H101FF00
2H151FA03
2H151FA75
2K005CA22
2K005CA53
5C122EA41
5C122EA54
5C122FB11
5C122FB15
5C122FC01
5C122FC02
5C122FD01
5C122GE05
5C122GE11
5C122HA82
5C122HB01
(57)【要約】
【課題】全体厚さを減少させることができるカメラモジュール及びこれを含むカメラモジュールアセンブリを提供する。
【解決手段】本発明によるカメラモジュールは、第1反射面を有する第1反射部材と、第1反射面から第1方向に離隔される望遠レンズと、第1反射面から第1方向と交差する第2方向に離隔される第2反射部材と、イメージセンサーを支持するセンサー支持部材と、を有し、第2反射部材は、第1反射面から反射された光をセンサー支持部材に向かって反射させる第2反射面を含み、センサー支持部材は、第2反射面から第1方向及び第2方向の各々に交差する第3方向に離隔される。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1反射面を有する第1反射部材と、
前記第1反射面から第1方向に離隔される望遠レンズと、
前記第1反射面から前記第1方向と交差する第2方向に離隔される第2反射部材と、
イメージセンサーを支持するセンサー支持部材と、を有し、
前記第2反射部材は、前記第1反射面から反射された光を前記センサー支持部材に向かって反射させる第2反射面を含み、
前記センサー支持部材は、前記第2反射面から前記第1方向及び前記第2方向の各々に交差する第3方向に離隔されることを特徴とするカメラモジュール。
【請求項2】
前記第2反射部材は、前記第1反射面で反射された光を前記第2反射面に反射する第3反射面をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項3】
前記第2反射部材は、五角プリズムを含むことを特徴とする請求項2に記載のカメラモジュール。
【請求項4】
前記第1反射部材を移動させるスタビライザーをさらに有し、
前記スタビライザーは、
前記第1反射部材を支持する反射ホルダーと、
スタビライザーハウジングと、
前記反射ホルダーを前記スタビライザーハウジングに対して移動させる第1アクチュエータと、を含むことを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項5】
前記スタビライザーは、前記反射ホルダーの背面上の中間ホルダーをさらに含み、
前記第1アクチュエータは、
前記スタビライザーハウジングに対して固定される第1コイルと、
前記中間ホルダーの背面上に結合される第1磁石と、を含むことを特徴とする請求項4に記載のカメラモジュール。
【請求項6】
前記第1コイルは、2つが提供され、
前記2つの第1コイルは、前記第1方向に離隔配置されることを特徴とする請求項5に記載のカメラモジュール。
【請求項7】
前記スタビライザーは、前記反射ホルダーを前記スタビライザーハウジングに対して移動させる第2アクチュエータをさらに含み、
前記第2アクチュエータは、
前記スタビライザーハウジングに固定される第2コイルと、
前記反射ホルダーの側面上の第2磁石と、を含むことを特徴とする請求項4に記載のカメラモジュール。
【請求項8】
前記望遠レンズの軸(axis)は、前記第1方向に平行であることを特徴とする請求項1に記載のカメラモジュール。
【請求項9】
外部から受信した光を反射する第1反射部材と、
前記第1反射部材で反射された光を反射する第2反射部材と、
前記第2反射部材で反射された光を受信するイメージセンサーを支持するセンサー支持部材と、を有し、
前記第1反射部材は、光を前記第2反射部材に向かって反射する第1反射面を含み、
前記第2反射部材は、
前記第1反射面で反射された光を反射する第3反射面と、
前記第3反射面で反射された光を前記センサー支持部材に向かって反射する第2反射面と、を含み、
前記第1反射面は、第1法線を有し、前記第2反射面は、第2法線を有し、前記第3反射面は、前記第2法線と一点で交わる第3法線を有し、
前記第1法線は、前記第2法線と前記第3法線とによって定義される平面と一点で交わることを特徴とするカメラモジュール。
【請求項10】
外部からの光が前記第1反射部材に到達する前に光が通過するように前記第1反射部材上に配置される望遠レンズをさらに有することを特徴とする請求項9に記載のカメラモジュール。
【請求項11】
前記第2反射部材は、五角プリズムを含み、
前記第2反射面及び前記第3反射面の各々は、前記五角プリズムの側面の内の1つであることを特徴とする請求項9に記載のカメラモジュール。
【請求項12】
前記第1反射部材は、ミラー(mirror)を含むことを特徴とする請求項9に記載のカメラモジュール。
【請求項13】
前記第1反射部材は、
前記第1反射面の反対側に配置される支持面と、
前記第1反射面と前記支持面を連結する連結面と、をさらに含み、
前記連結面は、前記第1反射面と鋭角(acute angle)をなすことを特徴とする請求項12に記載のカメラモジュール。
【請求項14】
第1反射面を有する第1反射部材と、
前記第1反射面から離隔される第2反射面を有する第2反射部材と、
前記第2反射面から離隔されるセンサー支持部材と、
前記センサー支持部材に結合され、前記第2反射部材で反射された光を受信する前面を有するイメージセンサーと、を有し、
前記第1反射面の法線は、前記イメージセンサーの前記前面と平行であることを特徴とするカメラモジュールアセンブリ。
【請求項15】
前記イメージセンサーは、CCD(Charge Coupled Device)又はCIS(CMOS Image Sensor)を含むことを特徴とする請求項14に記載のカメラモジュールアセンブリ。
【請求項16】
前記センサー支持部材は、前記イメージセンサーを前記第2反射面に向かう方向に移動させるAF装置を含むことを特徴とする請求項14に記載のカメラモジュールアセンブリ。
【請求項17】
前記AF装置は、
AFハウジングと、
前記イメージセンサーが固定結合されるAFキャリヤーと、
前記AFハウジングと前記AFキャリヤーとの間に配置され、前記AFキャリヤーを前記AFハウジングに対して移動させるAFアクチュエータと、を含むことを特徴とする請求項16に記載のカメラモジュールアセンブリ。
【請求項18】
前記AFアクチュエータは、
前記AFハウジングに対して固定されるAFコイルと、
前記AFキャリヤーに固定結合されるAF磁石と、を含むことを特徴とする請求項17に記載のカメラモジュールアセンブリ。
【請求項19】
前記AF装置は、前記AFハウジングと前記AFキャリヤーとの間のガイドボールをさらに含み、
前記AFキャリヤーは、前記ガイドボールによって支持されることを特徴とする請求項17に記載のカメラモジュールアセンブリ。
【請求項20】
第1反射部材と、
前記第1反射部材で反射された光を反射する第2反射部材と、
前記第2反射部材で反射された光を受信するイメージセンサーを支持するセンサー支持部材と、を有し、
前記第1反射部材は、
光を反射するように前記第2反射部材に向かう第1反射面と、
前記第1反射面反対側に配置され、前記第1反射面に平行である支持面と、
前記第1反射面と前記支持面を連結する連結面と、を含み、
前記第2反射部材は、前記第1反射面で反射された光を前記センサー支持部材に向かって反射する第2反射面を含み、
前記連結面は、前記支持面と鈍角(obtuse angle)をなすことを特徴とするカメラモジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カメラモジュール及びこれを含むカメラモジュールアセンブリに関し、特に、体積を減少させることができるカメラモジュール及びこれを含むカメラモジュールアセンブリに関する。
【背景技術】
【0002】
電子装置の発達につれ、様々な電子装置が私たちの生活に密着される様々な分野に適用されている。
このような電子装置は、機能及びユーザの好みに応じてサイズで発売されている。
例えば、電子装置は、広い視認性確保と操作の利便性のための大画面タッチディスプレイを含み得る。
電子装置は、少なくとも1つのカメラモジュールを含み得る。
例えば、電子装置は、ディスプレイ周辺又はディスプレイを通じて配置される少なくとも1つのカメラモジュールを含み得る。
従って、カメラモジュールの改良等が今後の課題となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】米国特許出願公開第2021/0199936号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記従来の電子装置における課題に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、全体厚さを減少させることができるカメラモジュール及びこれを含むカメラモジュールアセンブリを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、全体体積を減少させながらも、一定数値以上のBFL(Back Focal Length)を確保することができるカメラモジュール及びこれを含むカメラモジュールアセンブリを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、イメージを安定化させることができるカメラモジュール及びこれを含むカメラモジュールアセンブリを提供することにある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は以上で言及した課題に制限されなく、言及されないその他の課題は下の記載から当業者に明確に理解されるべきである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた本発明によるカメラモジュールは、第1反射面を有する第1反射部材と、前記第1反射面から第1方向に離隔される望遠レンズと、前記第1反射面から前記第1方向と交差する第2方向に離隔される第2反射部材と、イメージセンサーを支持するセンサー支持部材と、を有し、前記第2反射部材は、前記第1反射面から反射された光を前記センサー支持部材に向かって反射させる第2反射面を含み、前記センサー支持部材は、前記第2反射面から前記第1方向及び前記第2方向の各々に交差する第3方向に離隔されることを特徴とする。
【0007】
また、上記目的を達成するためになされた本発明によるカメラモジュールは、外部から受信した光を反射する第1反射部材と、前記第1反射部材で反射された光を反射する第2反射部材と、前記第2反射部材で反射された光を受信するイメージセンサーを支持するセンサー支持部材と、を有し、前記第1反射部材は、光を前記第2反射部材に向かって反射する第1反射面を含み、前記第2反射部材は、前記第1反射面で反射された光を反射する第3反射面と、前記第3反射面で反射された光を前記センサー支持部材に向かって反射する第2反射面と、を含み、前記第1反射面は、第1法線を有し、前記第2反射面は、第2法線を有し、前記第3反射面は、前記第2法線と一点で交わる第3法線を有し、前記第1法線は、前記第2法線と前記第3法線とによって定義される平面と一点で交わることを特徴とする。
【0008】
上記目的を達成するためになされた本発明によるカメラモジュールアセンブリは、第1反射面を有する第1反射部材と、前記第1反射面から離隔される第2反射面を有する第2反射部材と、前記第2反射面から離隔されるセンサー支持部材と、前記センサー支持部材に結合され、前記第2反射部材で反射された光を受信する前面を有するイメージセンサーと、を有し、前記第1反射面の法線は、前記イメージセンサーの前記前面と平行であることを特徴とする。
【0009】
また、上記目的を達成するためになされた本発明によるカメラモジュールは、第1反射部材と、前記第1反射部材で反射された光を反射する第2反射部材と、前記第2反射部材で反射された光を受信するイメージセンサーを支持するセンサー支持部材と、を有し、前記第1反射部材は、光を反射するように前記第2反射部材に向かう第1反射面と、前記第1反射面反対側に配置され、前記第1反射面に平行である支持面と、前記第1反射面と前記支持面を連結する連結面と、を含み、前記第2反射部材は、前記第1反射面で反射された光を前記センサー支持部材に向かって反射する第2反射面を含み、前記連結面は、前記支持面と鈍角(obtuse angle)をなすことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明に係るカメラモジュール及びこれを含むカメラモジュールアセンブリによれば、全体厚さを減少させることができる。
また、全体体積を減少させながらも、一定数値以上のBFLを確保することができる。
また、イメージを安定化させることができる。
【0011】
本発明の効果は以上で言及したことに制限されなく、言及されないその他の効果は下の記載から当業者に明確に理解されるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の実施形態によるカメラモジュールアセンブリの概略構成を示す斜視図である。
【
図2】本発明の実施形態によるカメラモジュールアセンブリの概略構成を示す部分分解斜視図である。
【
図3】本発明の実施形態によるカメラモジュールアセンブリの概略構成を示す部分分解斜視図である。
【
図4】本発明の実施形態によるカメラモジュールアセンブリの概略構成を示す分解斜視図である。
【
図5】本発明の実施形態によるカメラモジュールアセンブリの示す斜視図である。
【
図6】本発明の実施形態による第1反射部材とスタビライザーを示す斜視図である。
【
図7】本発明の実施形態による第1反射部材とスタビライザーを示す分解斜視図である。
【
図8】本発明の実施形態による第2反射部材とプリズムハウジングを示す斜視図である。
【
図9】本発明の実施形態による第2反射部材とプリズムハウジングを示す分解斜視図である。
【
図10】本発明の実施形態によるイメージセンサーとセンサー支持部材を示す斜視図である。
【
図11】本発明の実施形態によるイメージセンサーとセンサー支持部材を示す分解斜視図である。
【
図12】本発明の実施形態によるカメラモジュール駆動方法を説明するためのフローチャートである。
【
図13】本発明の実施形態によるカメラモジュール駆動方法を説明するための断面図である。
【
図14】本発明の実施形態によるカメラモジュール駆動方法を説明するための平面図である。
【
図15】本発明の実施形態によるカメラモジュール駆動方法を説明するための部分断面図である。
【
図16】本発明の実施形態によるカメラモジュール駆動方法を説明するための部分断面図である。
【
図17】本発明の実施形態によるカメラモジュールアセンブリの使用状態を示す平面図である。
【
図18】本発明の実施形態によるカメラモジュールの第1反射部材を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に、本発明に係るカメラモジュール及びこれを含むカメラモジュールアセンブリを実施するための形態の具体例を図面を参照しながら説明する。。
本明細書の全文に亘って同一の参照符号は、同一の構成要素を指称する。
【0014】
図1は、本発明の実施形態によるカメラモジュールアセンブリの概略構成を示す斜視図であり、
図2は、本発明の実施形態によるカメラモジュールアセンブリの概略構成を示す部分分解斜視図であり、
図3は、本発明の実施形態によるカメラモジュールアセンブリの概略構成を示す部分分解斜視図である。
【0015】
以下では、D1を第1方向、第1方向D1に交差するD2を第2方向、第1方向D1及び第2方向D2の各々に交差するD3を第3方向と称する。
第1方向D1は、上下方向と称される。
第1方向D1及び第2方向D2の各々は水平方向と称される。
第1方向D1と第2方向D2は、例えば、互いに大略直交する。第1方向D1と第3方向D3は、例えば、互いに大略垂直である。
第2方向D2と第3方向D3は、例えば、互いに大略垂直である。
【0016】
図1~
図3を参考すると、カメラモジュールアセンブリAが提供される。
カメラモジュールアセンブリAは、外部から光を受信して、電気的信号を生成する。
このために、カメラモジュールアセンブリAは、カメラモジュール(未符号)及びイメージセンサー6を含む。
カメラモジュールは、カメラモジュールアセンブリAの中でイメージセンサー6を除いた残りの構成を意味する。
イメージセンサー6は、カメラモジュールに結合される。
イメージセンサー6は、カメラモジュールが受信した光信号を電気的信号に変換する。
イメージセンサー6は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)又はCIS(CMOS Image Sensor)を含むが、これに限定されるものではない。
【0017】
カメラモジュールアセンブリAは、電子装置に使用され得る。
例えば、カメラモジュールアセンブリAは、スマートフォン及び/又はパッド等に使用される。
このために、カメラモジュールアセンブリAは、第1反射部材2、望遠レンズアセンブリ8、スタビライザー1、第2反射部材4、プリズムハウジング3、センサー支持部材5、連結基板7、連結端子9、及びハウジングHを含む。
【0018】
第1反射部材2は、光を反射する。
より具体的には、第1反射部材2は、望遠レンズアセンブリ8を通過した光を反射する。
このために、第1反射部材2は、第1反射面21(
図5参照)を含む。
第1反射部材2は、例えば、ミラー(mirror)を含む。
しかし、これに限定されるものではなく、第1反射部材2は、プリズム(prism)を含んでもよい。
第1反射部材2は、第1方向D1に平行に進行する光を水平方向に反射する。
第1反射部材2で反射された光は、第2反射部材4に移動する。
即ち、第1反射部材2は、望遠レンズアセンブリ8を通過した光を第2反射部材4に反射させる。
これに対する詳細な内容は、後述する。
【0019】
望遠レンズアセンブリ8は、第1反射部材2上に配置される。
より具体的には、望遠レンズアセンブリ8は、第1反射部材2から第1方向D1に離隔配置される。
外部の光は、望遠レンズアセンブリ8を通じてカメラモジュールアセンブリAの内部に流入する。
外部の光は、第1方向D1に平行である方向に移動し、望遠レンズアセンブリ8を通過する。
即ち、外部の光は、望遠レンズアセンブリ8を実質的な垂直方向に通過する。
これに対する詳細な内容は、後述する。
【0020】
スタビライザー1は、第1反射部材2を支持する。
スタビライザー1は、第1反射部材2を移動させる。
例えば、スタビライザー1は、第1反射部材2を平行移動及び/又は回転移動させる。
これを通じて、イメージセンサー6に入射される光を補正する。
即ち、スタビライザー1は、光学式手ブレ補正装置(Optical Image Stabilization:OIS)であり得る。
スタビライザー1に対する詳細な内容は、後述する。
【0021】
第2反射部材4は、第1反射部材2から反射された光を反射させる。
第2反射部材4は、光をイメージセンサー6に向かって水平方向に反射させる。
第2反射部材4は、第1反射部材2から第2方向D2に離隔配置される。
第2反射部材4に対する詳細な内容は、後述する。
【0022】
プリズムハウジング3は、第2反射部材4を支持する。
プリズムハウジング3は、スタビライザー1及びセンサー支持部材5の各々に結合される。
プリズムハウジング3は、第2反射部材4を一定位置に固定させる。
例えば、プリズムハウジング3に結合された第2反射部材4とスタビライザー1及び/又はセンサー支持部材5との間の相対的距離は、一定である。
プリズムハウジング3に対する詳細な内容は、後述する。
【0023】
センサー支持部材5は、イメージセンサー6を支持する。
センサー支持部材5は、イメージセンサー6を移動させる。
例えば、センサー支持部材5は、イメージセンサー6を第3方向D3に移動させる。
したがって、イメージセンサー6に結ばれる像の焦点を調節することができる。
即ち、センサー支持部材5は、AF装置を含む。
センサー支持部材5は、プリズムハウジング3に結合される。
センサー支持部材5は、第2反射部材4から第3方向D3に離隔配置される。
これに対する詳細な内容は、後述する。
【0024】
連結基板7の一側は、センサー支持部材5に結合される。
或いは、連結基板7の一側は、イメージセンサー6に結合される。
連結基板7は、イメージセンサー6に電気的に連結される。
連結基板7は、イメージセンサー6と外部素子を電気的に連結する。
連結基板7は、例えば、印刷回路基板(Printed Circuit Board:PCB)を含む。
より具体的に、連結基板7は、FPCB(Flexible PCB)を含む。
連結端子9は、連結基板7に結合される。
連結端子9を通じてイメージセンサー6で生成された電気的信号が外部に伝達される。
【0025】
ハウジングHは、第1反射部材2、スタビライザー1、第2反射部材4、プリズムハウジング3、センサー支持部材5、連結基板7、連結端子9、及び/又はイメージセンサー6を覆う。
ハウジングHは、外部の衝撃からイメージセンサー6等を保護する。
【0026】
図4は、本発明の実施形態によるカメラモジュールアセンブリの概略構成を示す分解斜視図であり、
図5は、本発明の実施形態によるカメラモジュールアセンブリの一部を示す斜視図である。
【0027】
図4及び
図5を参考すると、望遠レンズアセンブリ8は、レンズハウジング81及び望遠レンズ83を含む。
レンズハウジング81は、第1方向D1に延長される貫通孔(未符号)を提供する。
レンズハウジング81は、望遠レンズ83を支持する。
レンズハウジング81内に望遠レンズ83が配置される。
望遠レンズ83は、第1反射面21から第1方向D1に離隔配置される。
望遠レンズ83は、第1方向D1に平行である軸(axis、未図示)を有する。
【0028】
外部の光は、望遠レンズ83を第1方向D1に通過して第1反射部材2に到達する。
望遠レンズ83は、凸レンズ及び/又は凹レンズ等を含む。
望遠レンズ83は、複数が提供され得る。
複数の望遠レンズ83は、第1方向D1に配列される。
外部の光が複数の望遠レンズ83を通過し、拡大される。
以下では、便宜上、望遠レンズ83は単数で記述することにする。
【0029】
第1反射部材2は、第1反射面21を含む。
第1反射面21は、第1法線N1を有する。
第1法線N1は、第1方向D1及び第2方向D2によって定義される仮想の平面上に位置する。
即ち、第1法線N1は、第3方向D3と実質的に垂直になる。
第1法線N1は、第2方向D2と第1角度α(
図7参照)をなす。
したがって、第1反射面21は、第2反射部材4及び望遠レンズ83に向かう。
第1反射面21は、望遠レンズ83を通過した光を第2反射部材4に向かって反射させる。
【0030】
第2反射部材4は、第2反射面41及び第3反射面43を含む。
第3反射面43は、第1反射面21から第2方向D2に離隔配置される。
第3反射面43は、第1反射面21で反射された光を反射させる。
例えば、第3反射面43は、第1反射面21で反射された光を第2反射面41に反射させる。
第3反射面43は、第3法線N3を有する。
第3法線N3は、第2方向D2及び第3方向D3によって定義される仮想の平面上に位置する。
即ち、第3法線N3は、第1方向D1と実質的に垂直である。
【0031】
第2反射面41は、第1反射面21から第2方向D2に離隔配置される。
第2反射面41は、第3反射面43で反射された光を反射させる。
例えば、第2反射面41は、第3反射面43で反射された光をイメージセンサー6に反射させる。
第2反射面41は、第2法線N2を有する。
第2法線N2は、第2方向D2及び第3方向D3によって定義される仮想の平面上に位置する。
即ち、第2法線N2は、第1方向D1と実質的に垂直である。
【0032】
第2反射部材4は、五角プリズム(prism)を含む。
この場合、第2反射面41及び第3反射面43の各々は、五角プリズムの側面の内の1つである。
しかし、これに限定されるものではなく、第2反射部材4は、ミラー(mirror)を含み得る。
以上では、第2反射部材4が第1反射部材2で反射された光を2回反射させるものとして叙述したが、これに限定されるものではない。
例えば、第2反射部材4は、第1反射部材2で反射された光を1回反射させてイメージセンサー6に送ることもできる。
或いは、第2反射部材4は、第1反射部材2で反射された光を3回以上反射させてイメージセンサー6に送ることもできる。
【0033】
イメージセンサー6は、第2反射面41から第3方向D3に離隔配置される。
イメージセンサー6の前面61は、第2反射面41に向かう。
第2反射面41で反射された光は、イメージセンサー6の前面61に到達する。
第2法線N2と一点で会う(交わる)第3法線N3と、第2法線N2によって仮想の平面が定義される。
第1法線N1は、第2法線N2と第3法線N3によって定義される仮想の平面と一点で会う(交わる)。
第1法線N1は、第2法線N2及び第3法線N3の各々とねじれた位置に配置される。
第1法線N1は、イメージセンサー6の前面61に平行である。
【0034】
外部の光は、第1方向D1に平行である方向に移動し、望遠レンズ83を通過する。
即ち、外部の光は、望遠レンズ83を垂直に通過する。
望遠レンズ83を通過した光は、第1反射面21によって水平方向に反射される。
第1反射面21によって反射された光は、第3反射面43及び/又は第2反射面41で水平方向に反射される。
第3反射面43及び/又は第2反射面41で水平方向に反射された光は、イメージセンサー6の前面61に入射する。
【0035】
説明しなかった
図4の他の構成に対しては、
図6~
図11を参考して後述する。
図6は、本発明の実施形態による第1反射部材とスタビライザーを示す斜視図であり、
図7は、本発明の実施形態による第1反射部材とスタビライザーを示す分解斜視図である。
図6、
図7、及び
図4を参考すると、第1法線N1は、第2方向D2と第1角度αを形成する。
第1角度αは、例えば、約45°であるが、これに限定されるものではない。
【0036】
スタビライザー1は、反射ホルダー13、中間ホルダー15、スタビライザーハウジング11、第1コイル支持部材12、第1アクチュエータ17、及び第2アクチュエータ19を含む。
反射ホルダー13は、第1反射部材2を支持する。
より具体的には、反射ホルダー13は、第1法線N1が第2方向D2と第1角度αを形成するように第1反射部材2を支持する。
このために、反射ホルダー13は、支持面13sを含む。
支持面13sは、第1反射面21と実質的に平行であるが、これに限定されるものではない。
【0037】
中間ホルダー15は、反射ホルダー13の背面上に結合される。
中間ホルダー15は、スタビライザーハウジング11と反射ホルダー13との間に位置する。
スタビライザーハウジング11は、内部空間11h、背面露出孔11b、及び側面露出孔11sを提供する。
内部空間11h内に、反射ホルダー13及び/又は中間ホルダー15が配置される。
背面露出孔11b及び側面露出孔11sを通じて内部空間11h内の反射ホルダー13及び/又は中間ホルダー15が第1コイル支持部材12に露出される。
【0038】
第1コイル支持部材12は、スタビライザーハウジング11に結合される。
第1コイル支持部材12は、スタビライザーハウジング11に固定される。
第1コイル支持部材12は、スタビライザーハウジング11の側面を囲む。
第1コイル支持部材12は、例えば、FPCBを含むが、これに限定されるものではない。
【0039】
第1アクチュエータ17は、反射ホルダー13をスタビライザーハウジング11に対して移動させる。
例えば、第1アクチュエータ17は、反射ホルダー13をスタビライザーハウジング11に対して第2方向D2に移動させる。
このために、第1アクチュエータ17は、第1磁石171及び第1コイル173を含む。
即ち、第1アクチュエータ17は、VCM(Voice Coil Motor)であり得る。
第1磁石171は、中間ホルダー15の背面上に結合される。
第1コイル173は、スタビライザーハウジング11に固定される。
例えば、第1コイル173は、第1コイル支持部材12の前面上に固定結合されて、スタビライザーハウジング11に固定される。
第1コイル173は、複数が提供される。
例えば、2つの第1コイル173が提供される。
2つの第1コイル173は、第1方向D1に離隔配置される。
しかし、以下では特別な事情がない限り、第1コイル173は、単数で記述する。
以上で、第1アクチュエータ17がVCMであることを基準に図示し、叙述したが、これに限定されるものではない。
即ち、第1アクチュエータ17は、他の形態のアクチュエータを含んでもよい。
【0040】
第2アクチュエータ19は、反射ホルダー13をスタビライザーハウジング11に対して移動させる。
例えば、第2アクチュエータ19は、反射ホルダー13をスタビライザーハウジング11に対して第3方向D3に移動させる。
このために、第2アクチュエータ19は、第2磁石191及び第2コイル193を含む。
即ち、第2アクチュエータ19は、VCM(Voice Coil Motor)であり得る。
第2磁石191は、反射ホルダー13の側面上に結合される。
第2コイル193は、スタビライザーハウジング11に固定される。
例えば、第2コイル193は、第1コイル支持部材12の内側面上に固定結合されて、スタビライザーハウジング11に固定される。
【0041】
図8は、本発明の実施形態による第2反射部材とプリズムハウジングを示す斜視図であり、
図9は、本発明の実施形態による第2反射部材とプリズムハウジングを示す分解斜視図である。
図8、
図9、及び
図4を参考すると、プリズムハウジング3は、プリズム配置空間3h、第1側面露出孔3s、及び第2側面露出孔3bを提供する。
プリズム配置空間3h内に第2反射部材4が配置される。
第1側面露出孔3s及び第2側面露出孔3bの各々を通じて、第2反射部材4の側面の内の少なくとも一部が露出される。
【0042】
図10は、本発明の実施形態によるイメージセンサーとセンサー支持部材を示す斜視図であり、
図11は、本発明の実施形態によるイメージセンサーとセンサー支持部材を示す分解斜視図である。
図10、
図11、及び
図4を参考すると、イメージセンサー6の前面61は、第4法線N4を有する。
第4法線N4は、例えば、第3方向D3に平行である。
【0043】
センサー支持部材5は、AFハウジング51、AFコイル支持部材52、AFキャリヤー53、AFアクチュエータ55、AFカバー57、及びガイドボール59を含む。
AFハウジング51は、AF内部空間51h、AF前面露出孔51f、AF下部露出孔51b、及びボールグルーブ51gを提供する。
AF内部空間51hにAFキャリヤー53が配置される。
AF前面露出孔51f及びAF下部露出孔51bの各々を通じてAF内部空間51hが外部に露出される。
ボールグルーブ51gにガイドボール59が配置される。
【0044】
AFコイル支持部材52は、AFハウジング51に結合される。
AFコイル支持部材52は、AFハウジング51に固定される。
AFコイル支持部材52は、例えば、FPCBを含むが、これに限定されるものではない。
AFコイル支持部材52は、ヨーク(yoke)等をさらに含むこともできる。
AFキャリヤー53は、イメージセンサー6を支持する。
即ち、イメージセンサー6は、AFキャリヤー53に固定結合される。
AFキャリヤー53は、AF内部空間51hに挿入される。
AF内部空間51hに挿入されたAFキャリヤー53の前面は、AF前面露出孔51fによって外部に露出される。
AF内部空間51hに挿入されたAFキャリヤー53の下面は、AF下部露出孔51bによって外部に露出される。
【0045】
AFアクチュエータ55は、AFキャリヤー53とAFハウジング51との間に位置する。
AFアクチュエータ55は、AFキャリヤー53をAFハウジング51に対して移動させる。
例えば、AFアクチュエータ55は、AFキャリヤー53をAFハウジング51に対して第3方向D3に移動させる。
このために、AFアクチュエータ55は、AF磁石551及びAFコイル553を含む。
即ち、AFアクチュエータ55は、VCM(Voice Coil Motor)であり得る。
AF磁石551は、AFキャリヤー53に固定結合される。
例えば、AF磁石551は、AFキャリヤー53の内部に挿入される。
AFコイル553は、AFハウジング51に固定される。
例えば、AFコイル553は、AFコイル支持部材52上に結合されて、AFハウジング51に対して固定される。
以上で、AFアクチュエータ55がVCMであることを基準に図示し、叙述したが、これに限定されるものではない。
即ち、AFアクチュエータ55は、他の形態のアクチュエータを含んでもよい。
【0046】
AFカバー57は、AFハウジング51及び/又はAFキャリヤー53上に結合される。
AFカバー57は、AFハウジング51内に挿入されたAFキャリヤー53がAFハウジング51で逸脱しないように防ぐことがきる。
ガイドボール59は、AFハウジング51とAFキャリヤー53との間に位置する。
ガイドボール59は、ボールグルーブ51gに配置される。
AFキャリヤー53は、ガイドボール59によって支持される。
ガイドボール59によって、AFキャリヤー53の移動がガイドされる。
ガイドボール59は、複数が提供される。
しかし、以下では便宜上ガイドボール59は、単数で記述するようにする。
【0047】
図12は、本発明の実施形態によるカメラモジュール駆動方法を説明するためのフローチャートである。
図12を参考すると、カメラモジュール駆動方法(S)が提供される。
カメラモジュール駆動方法(S)は、
図1~
図11を参考して説明したカメラモジュールアセンブリA(
図1参照)を利用して撮影する方法である。
【0048】
カメラモジュール駆動方法(S)は、光が望遠レンズを垂直に通過する段階(段階S1)、
望遠レンズを通過した光が第1反射部材によって反射されて水平方向に移動する段階(段階S2)、
第1反射部材によって反射された光が第2反射部材によって反射される段階(段階S3)、及び
第2反射部材によって反射された光がイメージセンサーに到達する段階(段階S4)を含む。
【0049】
以下では13~
図16を参考して
図12のカメラモジュール駆動方法(S)を詳細に説明する。
図13は、本発明の実施形態によるカメラモジュール駆動方法を説明するための断面図である。
図13及び
図12を参考すると、光が望遠レンズを垂直に通過する段階(段階S1)は、光LGが望遠レンズ83を第1方向D1に平行に通過することを含む。
光LGは、望遠レンズ83を垂直に通過し、拡大される。
【0050】
望遠レンズを通過した光が第1反射部材によって反射されて水平方向に移動する段階(段階S2)は、光LGが第1反射部材2によって反射されることを含む。
より具体的には、光LGは、第1反射面21によって水平方向に反射される。
即ち、第1反射面21は、垂直に入射された光LGを水平方向に反射する。
第1反射面21によって反射された光LGは、第2反射部材4に向かう。
【0051】
図14は、本発明の実施形態によるカメラモジュール駆動方法を説明するための平面図である。
図14及び
図12を参考すると、第1反射部材によって反射された光が第2反射部材によって反射される段階(段階S3)は、光LGが第3反射面43によって反射されることを含む。
第3反射面43で反射された光LGは、第2反射面41に到達する。
第2反射面41は、光LGを再び反射する。
【0052】
第2反射部材によって反射された光がイメージセンサーに到達する段階(段階S4)は、第2反射面41で反射された光LGがイメージセンサー6の前面61に入射されることを含む。
光LGは、水平方向に移動してイメージセンサー6に到達する。
イメージセンサー6に光LGが入射されれば、イメージセンサー6は、これを電気的信号に変換する。
【0053】
図15は、本発明の実施形態によるカメラモジュール駆動方法を説明するための部分断面図である。
図15を参考すると、第1アクチュエータ17によって第1反射部材2が移動する。
より具体的には、2つの第1コイル173に互いに異なる信号が印加されて、第1アクチュエータ17が反射ホルダー13及び第1反射部材2を回転させる。
第1反射部材2は、第3方向D3に平行である軸を中心に回転する。
図に示さなかったが、第2アクチュエータ19(
図7参照)によって第1反射部材2は、第3方向D3に移動する。
第1アクチュエータ17及び/又は第2アクチュエータ19によって、第1反射面21が移動する。
したがって、望遠レンズ83(
図5参照)を通過して第1反射面21に入射された光の経路を変更することができる。
【0054】
図16は、本発明の実施形態によるカメラモジュール駆動方法を説明するための部分断面図である。
図16を参考すると、AFアクチュエータ55によってイメージセンサー6が移動する。
より具体的には、AFアクチュエータ55がAFキャリヤー53を第3方向D3に移動させて、イメージセンサー6の位置を調節する。
したがって、イメージセンサー6に結ばれる光の焦点を調節することができる。
【0055】
本発明の実施形態によるカメラモジュール及びこれを含むカメラモジュールアセンブリによれば、望遠レンズを垂直に通過した光を、水平方向に反射させる。
第1反射部材によって反射された光を、第2反射部材を利用して再び水平方向に反射させた後、イメージセンサーに入射させる。
即ち、第1反射部材で反射された後、イメージセンサーに入射される前まで、光の経路は水平方向である。
第1反射部材、第2反射部材、及びイメージセンサーは、水平方向に配置される。
したがって、カメラモジュールの全体厚さを減少させることができる。
【0056】
本発明の実施形態によるカメラモジュール及びこれを含むカメラモジュールアセンブリによれば、第1反射部材によって反射される前に、光が望遠レンズを通過する。
したがって、望遠レンズを通過した光がイメージセンサーに入射される前まで、光の経路が長くなる。
即ち、BFL(Back Focal Length)が増加する。
より具体的には、カメラモジュールの水平方向への長さを減少させながらも、充分なBFLを確保することができる。
【0057】
本発明の実施形態によるカメラモジュール及びこれを含むカメラモジュールアセンブリによれば、スタビライザーを利用して第1反射部材を移動させる。
したがって、イメージを安定化させることができる。
第1反射部材を移動させてイメージを安定化させるので、イメージの安定化のためにイメージセンサーを移動させる必要がない。
したがって、イメージセンサーの移動のための別の構成が省略されて、カメラモジュールの体積を減少させることができる。
【0058】
図17は、本発明の実施形態によるカメラモジュールアセンブリの使用状態を示した図面である。
図17を参考すると、カメラモジュールアセンブリAが電子装置SPに適用される。
電子装置SPは、例えば、スマートフォンであり得る。
この場合、カメラモジュールアセンブリAは、電子装置SPの背面BSに露出される。
しかし、これに限定されるものではなく、カメラモジュールアセンブリAは、他の電子装置に適用されてもよい。
【0059】
図18は、本発明の実施形態によるカメラモジュールの第1反射部材を示した側面図である。
以下では
図1~
図17を参考して説明したものと実質的に同一又は類似な内容に対することは説明を省略する。
図18を参考すると、第1反射部材2aが提供される。
第1反射部材2aは、第1反射面21a、支持面23a、及び連結面25aを含む。
【0060】
第1反射面21aは、
図7を参考して説明したものと実質的に同一又は類似である。
支持面23aは、第1反射面21aの反対側に位置する。
支持面23aは、第1反射面21aに実質的に平行である。
連結面25aは、第1反射面21aと支持面23aを連結する。
連結面25aは、支持面23aと鈍角(obtuse angle:β)をなす。
また、連結面25aは、第1反射面21aと鋭角(acute angle:γ)をなす。
即ち、第1反射部材2aは、面取り(chamfer)構造を有する。
第1反射部材2aの高さh1は、約4.0mm~約6.50mmであり得る。
より具体的には、第1反射部材2aの高さh1は、約5.61mm以下であり得る。
しかし、これらの数値に限定されるものではない。
【0061】
本発明の実施形態によるカメラモジュール及びこれを含むカメラモジュールアセンブリによれば、第1反射部材が面取り構造を有するので、第1反射部材の高さ及び/又は水平方向への幅を減少させることができる。
したがって、カメラモジュールアセンブリ全体の体積を減少させることができる。
【0062】
尚、本発明は、上述の実施形態に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【符号の説明】
【0063】
1 スタビライザー
2 第1反射部材
3 プリズムハウジング
3b 第2側面露出孔
3h プリズム配置空間
3s 第1側面露出孔
4 第2反射部材
5 センサー支持部材
6 イメージセンサー
7 連結基板
8 望遠レンズアセンブリ
9 連結端子
11 スタビライザーハウジング
11b 背面露出
11h 内部空間
11s 側面露出孔
12 第1コイル支持部材
13 反射ホルダー
13s 支持面
15 中間ホルダー
17 第1アクチュエータ
19 第2アクチュエータ
21 第1反射面
41 第2反射面
43 第3反射面
51 AFハウジング
51b AF下部露出孔
51f AF前面露出孔
51g ボールグルーブ
51h AF内部空間
52 AFコイル支持部材
53 AFキャリヤー
55 AFアクチュエータ
57 AFカバー
59 ガイドボール
61 前面
81 レンズハウジング
83 望遠レンズ
171 第1磁石
173 第1コイル
191 第2磁石
193 第2コイル
551 AF磁石
553 AFコイル
A カメラモジュールアセンブリ
H ハウジング
N1 第1法線
N2 第2法線
N3 第3法線