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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024048384
(43)【公開日】2024-04-08
(54)【発明の名称】シワ改善剤
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/49 20060101AFI20240401BHJP
   A61K 8/99 20170101ALI20240401BHJP
   A61K 8/9789 20170101ALI20240401BHJP
   A61Q 19/08 20060101ALI20240401BHJP
   A61Q 19/00 20060101ALI20240401BHJP
   A61P 17/00 20060101ALI20240401BHJP
   A61K 31/455 20060101ALI20240401BHJP
   A61K 31/353 20060101ALI20240401BHJP
   A61K 36/48 20060101ALI20240401BHJP
【FI】
A61K8/49
A61K8/99
A61K8/9789
A61Q19/08
A61Q19/00
A61P17/00
A61K31/455
A61K31/353
A61K36/48
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023161822
(22)【出願日】2023-09-26
(31)【優先権主張番号】P 2022154148
(32)【優先日】2022-09-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(71)【出願人】
【識別番号】000135324
【氏名又は名称】株式会社ノエビア
(72)【発明者】
【氏名】笹岡 美和
【テーマコード(参考)】
4C083
4C086
4C088
【Fターム(参考)】
4C083AA031
4C083AA032
4C083AA111
4C083AA112
4C083AA122
4C083AB032
4C083AC022
4C083AC072
4C083AC102
4C083AC122
4C083AC242
4C083AC302
4C083AC422
4C083AC432
4C083AC442
4C083AC482
4C083AC491
4C083AC582
4C083AC662
4C083AC841
4C083AC842
4C083AC851
4C083AC852
4C083AD092
4C083AD152
4C083AD222
4C083AD282
4C083AD411
4C083AD432
4C083AD492
4C083AD572
4C083AD621
4C083AD622
4C083AD661
4C083CC02
4C083CC04
4C083CC05
4C083DD41
4C083EE12
4C086AA01
4C086AA02
4C086BA08
4C086BC19
4C086MA02
4C086MA04
4C086NA05
4C086ZA89
4C088AB61
4C088AC04
4C088BA06
4C088CA25
4C088MA02
4C088MA63
4C088NA05
4C088ZA89
4C088ZC75
(57)【要約】
【課題】
特定の成分を併用することにより、相乗的に高いシワの改善効果を発揮するシワ改善剤を提供することを課題とする。
【解決手段】
ナイアシンアミドと豆乳発酵液又はイソフラボンを有効成分として含有するシワ改善剤を提供する。またさらに、ナイアシンアミドと豆乳発酵液又はイソフラボンに加えて、ビタミンA類またはその誘導体、カロテノイド類またはその誘導体、ビタミンE類またはその誘導体、コエンザイムQ10からなる群から選ばれる1種または2種以上の油溶性有効成分及び/又はタンパク質の加水分解物、酵母培養エキスから選択される1種又は2種以上を含有するシワ改善剤を提供する。
【選択図】 なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
成分(A)ナイアシンアミドと、成分(B)豆乳発酵液を有効成分として含有するシワ改善剤。
【請求項2】
成分(A)ナイアシンアミドと、成分(C)イソフラボンを有効成分として含有するシワ改善剤。
【請求項3】
さらに成分(D)として、ビタミンA類またはその誘導体、カロテノイド類またはその誘導体、ビタミンE類またはその誘導体、コエンザイムQ10からなる群から選ばれる1種または2種以上の油溶性有効成分を含有する請求項1に記載のシワ改善剤。
【請求項4】
さらに成分(E)としてタンパク質の加水分解物および酵母培養エキスから選択される1種又は2種以上を含有する請求項1又は3に記載のシワ改善剤。
【請求項5】
さらに成分(D)として、ビタミンA類またはその誘導体、カロテノイド類またはその誘導体、ビタミンE類またはその誘導体、コエンザイムQ10からなる群から選ばれる1種または2種以上の油溶性有効成分を含有する請求項2に記載のシワ改善剤。
【請求項6】
さらに成分(E)としてタンパク質の加水分解物および酵母培養エキスから選択される1種又は2種以上を含有する請求項2又は5に記載のシワ改善剤。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ナイアシンアミドと豆乳発酵液又はイソフラボンを有効成分として含有するシワ改善剤に関する。
【背景技術】
【0002】
ナイアシンアミドと大豆エキスを含有するシワ改善用皮膚外用剤(特許文献1特開2019-210216号公報)が知られている。
【0003】
加水分解大豆抽出物を水中油型乳化化粧料に配合することも知られている(特許文献2特開平2-90936号公報)。
また、成分を併用して皮膚外用剤に配合することも数多く検討されている。しかしながら、単に併用すれば効果が相乗的に向上するものではなく、相加的に効果が向上するもの、効果を相殺するものなど、その併用による効果は、予測不可能な効果であり、より少量で、より高い効果の得られる成分の併用に関するニーズは非常に高い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2019-210216号公報
【特許文献2】特開平2-90936号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特定の成分を併用することにより、相乗的に高いシワの改善効果を発揮するシワ改善剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
成分(A)ナイアシンアミドと、成分(B)豆乳発酵液を有効成分として含有するシワ改善剤。
成分(A)ナイアシンアミドと、成分(C)イソフラボンを有効成分として含有するシワ改善剤。
さらに成分(D)として、ビタミンA類またはその誘導体、カロテノイド類またはその誘導体、ビタミンE類またはその誘導体、コエンザイムQ10からなる群から選ばれる1種または2種以上の油溶性有効成分を含有するシワ改善剤。
さらに成分(E)としてタンパク質の加水分解物および酵母培養エキスから選択される1種又は2種以上を含有するシワ改善剤。
【発明の効果】
【0007】
本発明のシワ改善剤は、ナイアシンアミドと豆乳発酵液又はイソフラボンを有効成分として併用することにより、相乗的に高いシワの改善効果を発揮する。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下本発明を実施するための形態を説明する。
【0009】
本発明で用いる成分(A)ナイアシンアミドは、水溶性ビタミンB群の一つであり、ニコチン酸アミドともよばれる。ナイアシンアミドは、市販品を使用してもよく、食品添加物規格適合品、医薬部外品原料規格適合品、日本薬局方適合品いずれを用いてもよい。
【0010】
ナイアシンアミドの配合量は、シワ改善剤全量に対し0.01質量%以上とすることが好ましく、0.05質量%以上とすることがさらに好ましく、10質量%以下とすることが好ましく、7質量%以下とすることがさらに好ましく、0.01質量%以上10質量%以下とすることが好ましく、0.05質量%以上7質量%以下とすることがさらに好ましい。
【0011】
本発明で用いる成分(B)豆乳発酵液は、ダイズの種子から得た豆乳を乳酸菌(Lactobacillus delbrueckii) で発酵した培養液である。所望に応じてエタノールを加えて、ろ過を行うが、製造工程は特に限定されるものではない。この豆乳発酵液中には、成分としてイソフラボンが多く含まれている。用いるダイズの品種としては、特に限定されないがフクユタカ、ユキホマレ、タマホマレ、里のほほえみ、リュウホウ、エンレイ、ゆきぴりかなどが挙げられ、これらから1種又は2種以上を併用して用いる。これらのなかでもシワ改善効果の点からフクユタカ、タマホマレが好ましく、1種又は2種を用いることが好ましい。
【0012】
豆乳発酵液の配合量は、シワ改善剤全量に対し0.0001質量%以上とすることが好ましく、0.001質量%以上とすることがさらに好ましく、10質量%以下とすることが好ましく、5質量%以下とすることがさらに好ましく、0.0001質量%以上10質量%以下とすることが好ましく、0.001質量%以上5質量%以下とすることがさらに好ましい。
【0013】
本発明で用いる成分(C)イソフラボンは、マメ科(Fabaceae)植物に多く含まれるイソフラボン類に分類されるフラボノイドの一種である。本発明で使用するイソフラボンは、通常皮膚外用剤に配合されるものを用いることができる。イソフラボンとしては、プエラリン、ダイジン、ゲニスチン、ダイゼイン、グリシテイン、ゲニステイン、プラテンセイン、シュードバプチゲニン、イリロン、フォルモノネチン、バイオカニンA、プルネチン等が挙げられる。これらの中から1種を単独で又は2種以上を用いても良い。中でもダイゼイン及び/又はゲニステインを用いることが好ましい。
【0014】
イソフラボンの配合量は、シワ改善剤全量に対し0.0000002質量%以上とすることが好ましく、0.000008質量%以上とすることがさらに好ましく、0.02質量%以下とすることが好ましく、0.004質量%以下とすることがさらに好ましく、0.0000002質量%以上0.02質量%以下とすることが好ましく、0.000008質量%以上0.004質量%以下がさらに好ましい。
【0015】
本発明のシワ改善剤は、成分(A)ナイアシンアミドと、成分(B)豆乳発酵液又は成分(C)イソフラボンを配合することにより、相乗的に高いシワの改善効果を発揮する。
【0016】
本発明のシワ改善剤は、成分(A)ナイアシンアミドと、成分(B)豆乳発酵液又は成分(C)イソフラボンに加えて、さらに成分(D)として、ビタミンA類またはその誘導体、カロテノイド類またはその誘導体、ビタミンE類またはその誘導体、コエンザイムQ10からなる群から選ばれる1種または2種以上の油溶性有効成分を含有する。
【0017】
ビタミンA類またはその誘導体としては、レチノイン酸、レチノール、レチナール、酢酸レチノール、パルミチン酸レチノール、レチニルアセテート、レチニルパルミテート、レチノイン酸トコフェリルが挙げられる。
【0018】
カロテノイド類またはその誘導体としては、アクチニオエリスロール、アスタキサンチン、ビキシン、カンタキサンチン、カプサンチン、カプソルビン、アポカロテナール、β-12’-アポ-カロテナール、α-カロチン、β-カロチン、γ-カロチン、β-クリプトキサンチン、ルテイン、リコピン、ビオレリトリン、ゼアキサンチン、及びそれらのうちヒドロキシル又はカルボキシルを含有するもののエステル類が挙げられる。
【0019】
ビタミンE類またはその誘導体としては、αトコフェロール、βトコフェロール、γトコフェロール、δトコフェロール、トコトリエノール、トコフェルソランが挙げられる。
【0020】
これらのなかでも、シワ改善効果と使用感の観点から、ビタミンAまたはその誘導体、カロテノイド類、ビタミンE類またはその誘導体から選ばれる1種または2種以上を用いることが好ましい。
【0021】
成分(D)油溶性有効成分を配合する場合の配合量は、特に限定されるものではないが、シワ改善剤全量に対し0.000001質量%以上とすることが好ましく、0.00001質量%以上とすることがさらに好ましく、5質量%以下とすることが好ましく、3質量%以下とすることがさらに好ましく、0.000001質量%以上5質量%以下とすることが好ましく、0.00001質量%以上3質量%以下とすることがさらに好ましい。
【0022】
本発明のシワ改善剤は、成分(A)ナイアシンアミドと、成分(B)豆乳発酵液又は成分(C)イソフラボンに加えて、さらに成分(E)として、タンパク質の加水分解物及び/又は酵母培養エキスを配合してもよい。タンパク質の加水分解物は、タンパク質又はタンパク質を含む抽出液を酸、アルカリ、酵素等を用いて加水分解して得られるものであり、加水分解コラーゲン、加水分解エラスチン、加水分解シルク、加水分解セリシン、加水分解フィブリン、加水分解コンキオリン、加水分解ローヤルゼリーなどが挙げられる。また酵母エキスは、酵母の培養上清及び/又は酵母培養液から自己消化などの操作によって抽出したエキス等であり、酵母の種類としては、特に限定されないが、Saccharomyces cerevisiae、Endomyces magnusii等が挙げられる。これらは、定法に従って製造しても良いし、市販品を購入して使用しても良い。
【0023】
成分(E)タンパク質の加水分解物及び/又は酵母培養エキスを配合する場合の配合量は、特に限定されるものではないが、シワ改善剤全量に対し0.0001質量%以上とすることが好ましく、0.01質量%以上とすることがさらに好ましく、5質量%以下とすることが好ましく、3質量%以下とすることがさらに好ましく、0.0001質量%以上5質量%以下とすることが好ましく、0.01質量%以上3質量%以下とすることがさらに好ましい。
【0024】
本発明のシワ改善剤は、成分(D)および成分(E)を併用して配合することもできる。
【0025】
本発明のシワ改善剤は、上述の成分の他に、通常のシワ改善剤に用いられる任意成分を、本発明の効果を阻害しない程度に配合することができる。具体的には、油剤、界面活性剤、増粘剤、防腐剤、香料、保湿剤、抗酸化剤、抗炎症剤、抗菌剤等を挙げることができる。
【0026】
本発明のシワ改善剤の剤型は、特に限定されず、水系、油系、乳化型等いずれの剤型でもよい。
【0027】
本発明のシワ改善剤は定法により調製することができる。
【0028】
本発明のシワ改善剤は、例えば、ローション剤、乳剤、軟膏の剤型で用いることができる。
【0029】
本発明のシワ改善剤は、真皮線維芽細胞におけるMMP1因子の発現を相乗的に減少させ、コラーゲンの分解を抑制することにより、シワ改善効果を発揮する。
【実施例0030】
以下、実施例により本発明を具体的に説明するが、これにより本発明の範囲が限定されるものではない。なお、配合量は特に断りのない限り質量%である。
【0031】
MMP1はmatrix metalloproteinase 1の略であり、生体内の細胞外マトリックスであるコラーゲンなどを分解する機能をもつ。発現が亢進することによりシワ、たるみなどの皮膚老化の原因となることが知られている。
【0032】
次に、実施例等に用いる豆乳発酵液の調製方法を示す。
【0033】
[豆乳発酵液1]
日本国九州産大豆(品種フクユタカ)から得られた豆乳を乳酸菌(Lactobacillus delbrueckii) で発酵して得られた培養液をろ過し、豆乳発酵液1とした。
【0034】
[豆乳発酵液2]
日本国滋賀県産大豆(品種タマホマレ)から得られた豆乳を乳酸菌(Lactobacillus delbrueckii)で発酵して得られた培養液をろ過し、豆乳発酵液2とした。
【0035】
また、豆乳発酵液と効果を比較するためのダイズエキスとしては、乾燥、粉砕したダイズ種子を、水を溶媒として60℃~90℃で撹拌しながら1時間以上抽出を行ったのち、プロテアーゼを用いて加水分解し、酵素失活処理後、ろ過したものを用いた。
【0036】
[MMP1因子発現抑制作用]
ヒト新生児由来皮膚線維芽細胞を5×105個/ウェルとなるように6ウェルプレートに播種し、0.5%のFBSを含有するDMEM培地にて一晩培養した。成分を表2に示す量添加した培地に交換し、37℃、5% CO2インキュベーター内で24時間培養した。採取した細胞から、市販のRNA抽出キット(Quick Gene RNA Cultured Cell HC Kit S)を使用してRNAを抽出し、cDNA合成後に下記のプライマーを使用してサイバーグリーン法によるリアルタイムPCRにより遺伝子発現を確認した。なお内部標準としてGAPDHを使用した。プライマー情報を表1に、測定結果を表2に示す。測定結果は、成分を添加しなかった場合の遺伝子発現量を1とした場合の相対値で示した。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】
表2に示した通り、成分(A)ナイアシンアミドと、成分(B)豆乳発酵液を併用して用いることにより、真皮線維芽細胞におけるMMP1因子の発現が相乗的に減少した。
【0040】
[実施例3]美容液
(1)流動パラフィン 10.0(質量%)
(2)メチルフェニルポリシロキサン 4.0
(3)水素添加パーム核油 0.5
(4)水素添加大豆リン脂質 0.1
(5)モノステアリン酸ポリオキシエチレン
ソルビタン(20E.O.) 1.3
(6)モノステアリン酸ソルビタン 1.0
(7)アスタキサンチン 0.01
(8)パルミチン酸レチノール 0.05
(9)グリセリン 4.0
(10)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(11)カルボキシビニルポリマー 0.15
(12)精製水 全量を100とする量
(13)アルギニン(1質量%水溶液) 20.0
(14)豆乳発酵液1 0.005
(15)ナイアシンアミド 2.0
(16)加水分解コラーゲン(注1) 0.1
(17)酵母エキス(注2) 0.2
(注1)PROMOIS WU-32R(成和化成株式会社製)
(注2)酵母抽出液(丸善製薬株式会社製)
製法:(1)~(8)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(9)~(12)の水相成分を80℃にて加熱溶解する。これに前記油相成分を攪拌しながら加え、ホモジナイザーにより均一に乳化する。冷却後40℃にて、(13)~(17)を順次加え、均一に混合する。
【0041】
[実施例4]クリーム
(1)流動パラフィン 10.0(質量%)
(2)ステアリン酸 2.0
(3)水素添加パーム核油 0.5
(4)水素添加大豆リン脂質 0.1
(5)セタノール 3.6
(6)親油型モノステアリン酸グリセリン 2.0
(7)グリセリン 10.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)アルギニン(20質量%水溶液) 15.0
(10)精製水 全量を100とする量
(11)カルボキシビニルポリマー(1質量%水溶液) 15.0
(12)ナイアシンアミド 6.0
(13)豆乳発酵液2 0.05
(14)レチノール(注3) 0.0001
(注3)Retinol 50C(BASFジャパン製)
製法:(1)~(6)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(7)~(10)の水相成分を80℃にて加熱溶解する。これに前記油相成分を攪拌しながら加え、ホモジナイザーにより均一に乳化する。乳化終了後、(11)を加え、冷却を開始し、40℃にて(12)~(14)を加え、均一に混合する。
【0042】
[実施例5]化粧水
(1)エタノール 15.0(質量%)
(2)ポリオキシエチレン(40E.O.)硬化ヒマシ油 0.3
(3)香料 0.1
(4)精製水 全量を100とする量
(5)クエン酸 0.02
(6)クエン酸ナトリウム 0.1
(7)グリセリン 1.0
(8)ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(9)ナイアシンアミド 4.0
(10)豆乳発酵液2 0.02
(11)加水分解コラーゲン(注1) 0.5
(12)酵母エキス(注2) 0.05
製法:(1)に(2)及び(3)を溶解する。溶解後、(4)~(8)を順次添加した後、十分に撹拌し、(9)~(12)を加え、均一に混合する。
【0043】
[実施例6]美容液
(1)精製水 全量を100とする量(質量%)
(2)グリセリン 10.0
(3)ショ糖脂肪酸エステル 1.3
(4)カルボキシビニルポリマー(1質量%水溶液) 17.5
(5)アルギン酸ナトリウム(1質量%水溶液) 15.0
(6)モノラウリン酸ポリグリセリル 1.0
(7)マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 3.0
(8)N-ラウロイル -L-グルタミン酸
ジ(フィトステリル-2-オクチルドデシル) 2.0
(9)硬化パーム油 2.0
(10)スクワラン(オリーブ由来) 1.0
(11)ベヘニルアルコール 0.75
(12)1,3-ブチレングリコール 10.0
(13)L-アルギニン(10質量%水溶液) 2.0
(14)ナイアシンアミド 5.5
(15)ゲニステイン 0.001
製法:(1)~(6)の水相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。一方、(7)~(12)の油相成分を混合し、75℃にて加熱溶解する。次いで、上記水相成分に油相成分を添加して予備乳化を行った後、ホモミキサーにて均一に乳化する。冷却後50℃にて(13)を、40℃にて(14)~(15)を加え、均一に混合する。
【0044】
[実施例7]水性ジェル
(1)カルボキシビニルポリマー 0.5(質量%)
(2)精製水 全量を100とする量
(3)水酸化ナトリウム(10質量%水溶液) 0.5
(4)グリセリン 10.0
(5)1,3-ブチレングリコール 10.0
(6)エタノール 10.0
(7)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(8)香料 0.1
(9)ナイアシンアミド 3.5
(10)ダイゼイン 0.00005
(11)レチノール(注3) 0.001
製法:(1)を(2)に加え、均一に攪拌した後、(3)を加える。均一に攪拌した後、
(4)に予め溶解した(5)を加える。均一に攪拌した後、予め混合しておいた(6)~
(11)を加え、均一に攪拌混合する。
【0045】
[実施例8]美容液
(1)流動パラフィン 10.0(質量%)
(2)メチルフェニルポリシロキサン 4.0
(3)水素添加パーム核油 0.5
(4)水素添加大豆リン脂質 0.1
(5)モノステアリン酸ポリオキシエチレン
ソルビタン(20E.O.) 1.3
(6)モノステアリン酸ソルビタン 1.0
(7)グリセリン 4.0
(8)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(9)カルボキシビニルポリマー 0.15
(10)精製水 全量を100とする量
(11)アルギニン(1質量%水溶液) 20.0
(12)ゲニステイン 0.0001
(13)ナイアシンアミド 2.0
(14)加水分解コラーゲン(注1) 0.1
(15)酵母エキス(注2) 0.2
製法:(1)~(6)の油相成分を80℃にて加熱溶解する。一方(7)~(11)の水相成分を80℃にて加熱溶解する。これに前記油相成分を攪拌しながら加え、ホモジナイザーにより均一に乳化する。冷却後40℃にて、(12)~(15)を順次加え、均一に混合する。
【0046】
[実施例9]化粧水
(1)エタノール 15.0(質量%)
(2)ポリオキシエチレン(40E.O.)硬化ヒマシ油 0.3
(3)香料 0.1
(4)精製水 全量を100とする量
(5)クエン酸 0.02
(6)クエン酸ナトリウム 0.1
(7)グリセリン 1.0
(8)ヒドロキシエチルセルロース 0.1
(9)ナイアシンアミド 4.0
(10)ダイゼイン 0.00001
(11)レチノール(注3) 0.01
(12)加水分解コラーゲン(注1) 0.2
(13)酵母エキス(注2) 0.5
製法:(1)に(2)及び(3)を溶解する。溶解後、(4)~(8)を順次添加した後、十分に撹拌し、(9)~(13)を加え、均一に混合する。
【配列表】
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