(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024048546
(43)【公開日】2024-04-09
(54)【発明の名称】制御盤、配線基板、及び、配線基板の形成方法
(51)【国際特許分類】
H02B 1/20 20060101AFI20240402BHJP
H05K 1/18 20060101ALN20240402BHJP
【FI】
H02B1/20 Q
H02B1/20 T
H05K1/18 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022154511
(22)【出願日】2022-09-28
(71)【出願人】
【識別番号】000006666
【氏名又は名称】アズビル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】上山 大輝
(72)【発明者】
【氏名】村上 和隆
【テーマコード(参考)】
5E336
5G016
【Fターム(参考)】
5E336AA16
5E336CC60
5E336GG30
5G016DB08
5G016DC07
(57)【要約】
【課題】制御盤でのケーブルの配線作業の手間を低減する。
【解決手段】制御盤10は、機器11A~11Gと、機器11A~11Gの後方に配置され機器11A~11Gを支持する機器支持部12と、機器支持部12の後方に配置され、機器11A~11Gと電気的に接続される配線基板13と、を備える。配線基板13は、機器11A~11Gとケーブル15を介して電気的に接続されるコネクタ13BA~13BCを備え、コネクタ13BA~13BCは、正面から見て機器支持部12及び機器11A~11Gと重ならない位置に配置されている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
機器と、
前記機器の後方に配置され前記機器を支持する機器支持部と、
前記機器支持部の後方に配置され、前記機器と電気的に接続される配線基板と、を備え、
前記配線基板は、前記機器とケーブルを介して電気的に接続されるコネクタを備え、
前記コネクタは、正面から見て前記機器支持部及び前記機器と重ならない位置に配置されている、
制御盤。
【請求項2】
前記配線基板は、柔軟性を有する、
請求項1に記載の制御盤。
【請求項3】
前記配線基板は、導電インクにより形成された配線を備える、
請求項1に記載の制御盤。
【請求項4】
前記機器、前記機器支持部、及び、前記配線基板を収容する筐体をさらに備え、
前記筐体は、
前記機器支持部を収容し、かつ、後面部に開口を有する筐体本体と、
前記開口を開閉可能に前記筐体本体に取り付けられ、前記配線基板を支持する後扉と、を備える、
請求項1に記載の制御盤。
【請求項5】
機器と、前記機器の後方に配置され前記機器を支持する機器支持部と、を備える制御盤に使用される配線基板であり、前記機器支持部の後方に配置され、前記機器と電気的に接続されるように構成された配線基板であって、
配線が形成された基板本体と、
前記配線に電気的に接続された状態で前記基板本体に設けられ、前記機器とケーブルを介して接続されるコネクタと、を備え、
前記コネクタは、前記配線基板が前記機器支持部の後方に配置されたときに、前記制御盤の正面から見て前記機器支持部及び前記機器と重ならない位置に配置されている、
配線基板。
【請求項6】
請求項5に記載の配線基板の形成方法であって、
前記基板本体に印刷又は三次元造形により前記配線を形成する第1ステップと、
前記基板本体に前記コネクタを設ける第2ステップと、を備え、
前記第1ステップは、前記制御盤を設置する現場で行われる、
配線基板の形成方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御盤、配線基板、及び、配線基板の形成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されているように、制御盤は、フィールド機器を制御するコントローラなどの機器と、この機器の後方に配置され、この機器を支持する機器支持部と、機器支持部の後方に配置され、この機器とケーブルを介して電気的に接続される配線基板と、を備える。配線基板には、ケーブルが接続されるコネクタが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の制御盤では、配線基板のコネクタが機器又は支持部の後方に配置されるため、両者を接続するケーブルが長くなり、ケーブルの配線作業に手間がかかる。
【0005】
本発明は、制御盤でのケーブルの配線作業の手間を低減することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に係る制御盤は、機器と、前記機器の後方に配置され前記機器を支持する機器支持部と、前記機器支持部の後方に配置され、前記機器と電気的に接続される配線基板と、を備え、前記配線基板は、前記機器とケーブルを介して電気的に接続されるコネクタを備え、前記コネクタは、正面から見て前記機器支持部及び前記機器と重ならない位置に配置されている。
【0007】
一例として、前記配線基板は、柔軟性を有する。
【0008】
一例として、前記配線基板は、導電インクにより形成された配線を備える。
【0009】
一例として、前記機器、前記機器支持部、及び、前記配線基板を収容する筐体をさらに備え、前記筐体は、前記機器支持部を収容し、かつ、後面部に開口を有する筐体本体と、前記開口を開閉可能に前記筐体本体に取り付けられ、前記配線基板を支持する後扉と、を備える。
【0010】
上記課題を解決するため、本発明に係る配線基板は、機器と、前記機器の後方に配置され前記機器を支持する機器支持部と、を備える制御盤に使用される配線基板であり、前記機器支持部の後方に配置され、前記機器と電気的に接続されるように構成された配線基板であって、配線が形成された基板本体と、前記配線に電気的に接続された状態で前記基板本体に設けられ、前記機器とケーブルを介して接続されるコネクタと、を備え、前記コネクタは、前記配線基板が前記機器支持部の後方に配置されたときに、前記制御盤の正面から見て前記機器支持部及び前記機器と重ならない位置に配置されている。
【0011】
上記課題を解決するため、本発明に係る配線基板の形成方法は、上記配線基板の形成方法であり、前記基板本体に印刷又は三次元造形により前記配線を形成する第1ステップと、前記基板本体に前記コネクタを設ける第2ステップと、を備え、前記第1ステップは、前記制御盤を設置する現場で行われる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、制御盤でのケーブルの配線作業の手間が低減される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】
図1は、本発明の実施形態に係る制御盤の扉が開いた状態の正面図である。
【
図3】
図3は、制御盤の形成方法のフローチャートである。
【
図4】
図4は、
図1の制御盤に機器を新たに追加したときの正面図である。
【
図5】
図5は、変形例に係る制御盤の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態及びその変形例について、図面を参照して説明する。
【0015】
(実施形態)
図1及び
図2に示すように、本発明の一実施形態に係る制御盤10は、機器11A~11Gと、機器11A~11Gを支持する機器支持部12と、を備える。制御盤10は、さらに、機器11A~11Gと電気的に接続される配線基板13と、配線基板13を支持する基板支持部14と、を備える。制御盤10は、さらに、機器11A~11Gと配線基板13とを電気的に接続する複数のケーブル15と、上記各要素11A~11G及び12~15を収容する箱状の筐体16と、を備える。制御盤10は、自立盤として構成されている。
【0016】
筐体16は、前面部及び上面部が開口している本体16Aと、本体16Aの前面部の開口を開閉可能に本体16Aに取り付けられた扉16Bと、本体16Aの上面部の開口を閉じる蓋16Cと、を備える。扉16Bは、制御盤10内の機器11A~11Gなどの保守及び点検時に開けられる。蓋16Cは、配線基板13の配置時に本体16Aから取り外される。蓋16Cは、その下面に筒状の突出部16CA~16CDを備える。突出部16CA~16CDの詳細については、後述する。
【0017】
機器11A~11Gのそれぞれは、制御盤10の外部に設けられたフィールド機器又は設備を制御するコントローラなどからなる。機器11A~11Gを総称して、機器11ともいう。機器11は、1又は複数のケーブル15を介して、配線基板13と電気的に接続される。機器11は、配線基板13を介して、他の機器11、及び又は、制御盤10の外部の各種設備と通信可能に接続される。
【0018】
機器支持部12は、機器11の後方に配置され、機器11を後方から支持する。機器支持部12は、上下方向に延びた一対の棒状部材12A及び12Bと、左右方向に延び、かつ、その両端が棒状部材12A及び12Bにそれぞれ固定された棒状部材12C~12Eと、を備える。棒状部材12A~12Eとして、DINレールが採用されてもよい(下記の棒状部材14A及び14Bについても同じ)。
【0019】
棒状部材12A及び12Bの各下端は、筐体16の本体16Aの底面に固定される。棒状部材12A及び12Bの各上端は、筐体16の後述の蓋16Cの筒状の突出部16CA及び16CBに挿入される。このような構成により、棒状部材12A及び12Bは、筐体16により支持される。
【0020】
棒状部材12Cには、機器11A~11Bが左右横並びで固定される。同様に、棒状部材12Dには、機器11C~11Dが固定され、棒状部材12Eには、機器11E~11Gが固定される。
【0021】
配線基板13は、機器11及び機器支持部12の後方に配置される。配線基板13は、柔軟性を有するフレキシブル基板に導電インクで配線H(
図1では省略、
図2では一部のみ描かれている。)を印刷した基板本体13Aと、印刷された配線Hに接続された状態で基板本体13Aに固定されたコネクタ13BA~13BCと、を備える。コネクタ13BA~13BCのそれぞれにケーブル15が接続されることで、配線基板13と機器11とが電気的に接続される。配線基板13は、配線Hに接続された抵抗、インダクタンス、及び、コンデンサなどを備えてもよい。
【0022】
配線基板13のコネクタ13BA~13BCを総称してコネクタ13Bともいう。コネクタ13Bは、制御盤10を正面(ここでは、前方)から見たときに、機器11及び機器支持部12と重ならない位置に配置されている。特に、各コネクタ13Bの、ケーブル15が接続される複数の接続部分全てが、機器11及び機器支持部12と重ならない位置に配置されている。このため、機器11とコネクタ13Bとにケーブル15を接続する作業が容易となっている。この点の詳細は後述する。
【0023】
基板支持部14は、配線基板13の後方に配置され、配線基板13を後方から支持する。基板支持部14は、上下方向に延びた一対の棒状部材14A及び14Bを備える。棒状部材14A及び14Bの各下端は、筐体16の底面に固定される。棒状部材14A及び14Bの各上端は、蓋16Cの筒状の突出部16CC及び16CDに挿入される。このような構成により、棒状部材14A及び14Bは、筐体16により支持される。配線基板13は、棒状部材14A及び14Bに固定されることで支持される。
【0024】
上記のような構成の制御盤10を所定の現場(ビルなどの建物の制御室)に新規に設置する工程を、
図3を参照して説明する。
【0025】
まず、制御盤10の設置者は、制御盤10の組立て前の部品、つまり、各機器11と、各支持部12及び14と、配線が未印刷の基板本体13Aと、各コネクタ13Bと、筐体16と、を現場に搬入する(ステップS11)。
【0026】
次に、設置者は、各支持部12及び14を筐体16に固定し(ステップS12)、機器支持部12に機器11A~11Gを固定する(ステップS13)。ステップS13において、設置者は、機器11A~11Gの配置を決定する。例えば、機器11A~11Gには、不図示の他のケーブルにより配線基板13を介さずに直接接続される機器11が含まれる場合がある。この場合、これら機器11は互いに近くに配置された方がよい。また、機器11A~11Gに、制御盤10設置後の保守点検がしやすいように、近くに配置された方がよい機器11も含まれる場合もある。さらに、制御盤10を使用するユーザ(建物の管理者など)による機器11の配置の希望もある。また、機器11A~11Gのうちの一部が、以前からユーザにより所有されている場合、つまり設置者が現場に来て初めて把握する機器11がある場合もある。作業者は、これらを考慮して、機器11の配置を決定する。ここでは、
図1のような配置が決定される。
【0027】
次に、作業者は、機器11の配置に応じた基板本体13Aの配線パターンを決定し、決定した配線パターンを、現場にある又は現場に持ち込んだプリンタにより導電インクを用いて基板本体13Aに印刷する(ステップS14)。配線には、コネクタ13BA~13BCとの接続部も含まれる。なお、印刷時の上記現場とは、当該現場と同じ建物内の任意の部屋などであってもよい。
【0028】
その後、作業者は、配線印刷後の基板本体13Aを、筐体16の上面部の開口から挿入し、基板支持部14に固定する(ステップS15)。基板本体13Aの基板支持部14への固定は、例えば、正面からボルトなどを用いて行われる。
【0029】
その後、作業者は、コネクタ13BA~13BCを基板本体13Aに固定する(ステップS16)。ステップS14及びS16により、配線基板13が形成される。配線基板13には、外部接続のための各種ケーブル(図示略)が接続される。各種ケーブルは、まとめて筐体16の後部に設けられた不図示の貫通孔及び又は所定のダクトを介して、接続先のフィールド機器まで引き回される。ステップS15などで、当該ケーブルの引き回しなども行われる。
【0030】
その後、作業者は、機器11同士を不図示のケーブルで接続するとともに、ケーブル15の両端を機器11とコネクタ13Bとにそれぞれ接続する(ステップS17)。その後、作業者は、筐体16の蓋16Cを本体16Aに取り付け、扉16Bを閉めるなどの他の作業を行う(ステップS18)。これにより設置作業が終了する。
【0031】
ステップS17について、従来は、コネクタ13Bが、機器11又は機器支持部12と重なる位置、つまり、これらの後方に配置されていたため、ケーブル15を機器11又は機器支持部12の裏側に回りこませなければならず、その分長いケーブル15が必要であった。このため、ケーブル15を接続する配線作業に手間がかかった。この実施の形態では、上述のように、コネクタ13Bが、制御盤10を正面から見たときに、機器11及び機器支持部12と重ならない位置に配置されている。このため、ケーブル15を前記裏側に回り込ませる必要がなくなり、ケーブル15を短くでき、したがって、配線作業の手間が軽減される。
【0032】
また、従来は、ケーブル15の配線長を現場で決定し、ケーブル15を現場で加工及び作製していたが、本実施の形態では、ケーブル15を介して接続される機器11とコネクタ13Bとの間の距離は概ね一定距離内に収まるので、ケーブル15の長さも所定範囲内(例えば、15cm以下)となる。従って、この実施の形態では、ケーブル15を事前加工しておいて、現場に持ち込むことができ、ケーブル15の現場での加工の手間が省かれる。
【0033】
制御盤10に新たな機能を追加したい場合には、
図4に示すように、新たな機器11Zが制御盤10に追加される。このような場合、作業者は、制御盤10に、機器支持部12を構成する新たな棒状部材12Zを追加し、当該棒状部材12Zに機器11Zを固定する。また、作業者は、機器11Zに接続されたケーブル15の他端が接続されるコネクタ13BZ及び当該コネクタ13BZに接続された配線が追加された新たな配線基板13を用意する。新たな配線基板13は、上記と同様、現場で印刷などにより形成されてもよいし、工場などで予め形成されて現場に搬入されてもよい。新しい配線基板13と古い配線基板13との交換は、蓋16Cをあけて行われればよい。このとき、配線基板13を筐体16内に配置したときのコネクタ13Bの高さは、機器支持部12の棒状部材12C~12Dよりも高い。このため、新旧の配線基板13を抜き取ったり挿入したりする時、コネクタ13Bが棒状部材12Cなどに引っかかるが、柔軟性を有する基板本体13Aを撓ますことで、この引っかかりを避けることができる。なお、上記でステップS16の前にステップS15が行われてもよく、この場合であっても、配線基板13の挿入時に基板本体13Aを撓ますことで、前記引っかかりを避けることができる。
【0034】
この実施の形態では、配線基板13が柔軟性を有するため、例えば、配線基板13(特に基板本体13A)を、運搬しやすいように変形させて(例えば丸めて)持ち運びができる。従って、配線基板13が大型であっても、その運搬が容易となる。
【0035】
また、配線基板13の配線が、プリンタによる導電インクを用いた印刷で形成されるので、この配線Hを現場で形成できる。これにより、配線Hのパターン、換言すると、機器11の配置を現場で柔軟に決定できる。また、現場での配線Hの形成により、配線H形成前の基板本体13Aの運搬時に、配線Hの断線などを気にすることなく基板本体13Aを変形させることができる。また、プリンタによる印刷により、配線基板13の大型化が許容される。従前は、製造方法の制約により基板の大型化が困難であった。
【0036】
(変形例)
図5に示す変形例に係る制御盤110のように、筐体16の代わりに
図5に示す筐体116が採用されてもよい。制御盤110の他の構成については、制御盤10の構成に準じる。筐体116は、前面部及び後面部が開口している筒状の本体116Aと、上記扉16Bと同様の構成で、本体116Aの前面部の開口を開閉可能に本体116Aに固定された前扉116Bと、を備える。筐体116は、さらに、本体116Aの後面部の開口を開閉する後扉116Cと、を備える。後扉116Cには、基板支持部14(棒状部材14A及び14B)が固定されており、基板支持部14を介して配線基板13を支持する。後扉116Cは、配線基板13を直接支持してもよい。後扉116Cを開くと、当該後扉116Cに追従して、配線基板13が本体116Aから外部に現れるので、配線基板13の交換が容易となる。
【0037】
また、配線基板13の基板本体13Aに、配線H及び又はコネクタ13Bを、3Dプリンタを用い、導電インクなどを材料として三次元造形してもよい。これによっても、配線基板13を、制御盤10を設置する現場で形成できる。
【0038】
配線基板13は、フレキシブル基板でなくてもよい。配線基板13は、絶縁物の上に配線パターン印刷した大型の構造物であってもよい。
【0039】
基板支持部14→配線基板13→機器支持部12→機器11の順で各要素が設置されてもよい。
【0040】
上記で説明した各要素の形状は、適宜変更可能である。特に、機器支持部12及び基板支持部14の形状などは任意である。正面から見て機器11及び機器支持部12と重ならない位置に配置されたコネクタ13Bは、少なくとも1つあればよい。これにより、最低限このコネクタに接続するケーブル15の配線作業が容易となる。なお、この少なくとも1つのコネクタ13Bは、ケーブル15が接続される複数の接続部分全てが機器11及び機器支持部12と重ならない位置に配置されるとよい。
【0041】
(本発明の範囲)
以上、実施形態及び変形例を参照して本発明を説明したが、本発明は、上記実施形態及び変形例に限定されるものではない。例えば、本発明には、本発明の技術思想の範囲内で当業者が理解し得る、上記実施形態及び変形例に対する様々な変更が含まれる。上記実施形態及び変形例に挙げた各構成は、矛盾の無い範囲で適宜組み合わせることができる。
【符号の説明】
【0042】
10…制御盤、11A~11G…機器、11Z…機器、12…機器支持部、12A~12E…棒状部材、12Z…棒状部材、13…配線基板、13A…基板本体、13BA~13BC…コネクタ、13BZ…コネクタ、14…基板支持部、14A~14B…棒状部材、15…ケーブル、16…筐体、16A…本体、16B…扉、16C…蓋、16CA~16CD…突出部、110…制御盤、116…筐体、116A…本体、116B…前扉、116C…後扉、H…配線。