(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024048574
(43)【公開日】2024-04-09
(54)【発明の名称】横紐支持具
(51)【国際特許分類】
A01G 9/12 20060101AFI20240402BHJP
【FI】
A01G9/12 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022154554
(22)【出願日】2022-09-28
(71)【出願人】
【識別番号】514074762
【氏名又は名称】有限会社シーム
(74)【代理人】
【識別番号】100197642
【弁理士】
【氏名又は名称】南瀬 透
(74)【代理人】
【識別番号】100099508
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 久
(74)【代理人】
【識別番号】100219483
【弁理士】
【氏名又は名称】宇野 智也
(72)【発明者】
【氏名】山 和幸
【テーマコード(参考)】
2B023
【Fターム(参考)】
2B023AA05
2B023AC03
2B023AD13
2B023AF02
(57)【要約】
【課題】葉の成長に伴う横紐の高さ調整を容易に行うことが可能な横紐支持具の提供。
【解決手段】土に挿し込み可能な棒状の第1挿込部10と、第1挿込部10に連続して第1挿込部10の延びる方向に延び、横紐を掛けるための紐掛け部21が所定間隔で複数設けられた支持部20とを備えた支持具本体2を有する横紐支持具であり、紐掛け部21は支持部20に所定間隔で複数設けられているため、葉の成長に合わせて選択した紐掛け部21に横紐を掛け替えるだけで横紐の高さ調整を容易に行うことができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
土に挿し込み可能な棒状の第1挿込部と、
前記第1挿込部に連続して前記第1挿込部の延びる方向に延び、横紐を掛けるための紐掛け部が所定間隔で複数設けられた支持部と
を備えた支持具本体を有する横紐支持具。
【請求項2】
土に挿し込み可能な棒状の第2挿込部と、
前記第2挿込部に連続して前記第2挿込部の延びる方向に延びる延長部と、
前記延長部の端部に前記第1挿込部が挿入されて連結される連結部と
を備えた延長アタッチメントを有する請求項1記載の横紐支持具。
【請求項3】
前記第2挿込部は、前記連結部に挿入して連結可能な形状である請求項2記載の横紐支持具。
【請求項4】
前記紐掛け部は、前記横紐を保持する紐保持部と、前記紐保持部へ前記横紐を導く紐導入部とを備え、
前記紐保持部は、前記紐導入部との接続部分の隙間を狭める第1返し部を備え、
前記紐導入部は、入口部分の隙間を狭める第2返し部を備える
請求項1から3のいずれか1項に記載の横紐支持具。
【請求項5】
前記第1挿込部は、側面に突起を備え、
前記連結部は、軸方向に切り欠かれて前記突起を前記第1挿込部の挿入方向に導入する突起導入部と、前記突起導入部に連通され、かつ周方向に切り欠かれて前記突起が係合される突起係合部と、前記突起導入部の切り欠かれた部分を橋渡しして連結する架橋部とを備える
請求項2または3に記載の横紐支持具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、横紐の高さを変更可能に支持する横紐支持具に係り、より詳しくはイチゴの玉出し作業に用いられる横紐支持具に関する。
【背景技術】
【0002】
イチゴ栽培において、イチゴの実に太陽光が多く当たるようにイチゴの玉出し作業が行われる(例えば、非特許文献1参照。)。イチゴの玉出し作業では、例えば非特許文献2に記載のイチゴ玉出し棒を用いて横紐を取り付け、この横紐を用いて葉を除けることにより、イチゴの日当たりを良くする。
【0003】
図7は従来のイチゴ玉出し棒100の使用例を示す斜視図である。
図7に示すように、イチゴの玉出し作業では、葉S3を引っ掛けるための横紐S2を張る。この横紐S2の高さを調整するため、イチゴ玉出し棒100を数メートルおきに土S1に挿し、上端部の輪101を利用して横紐S2を張る。横紐S2は葉S3を引っ掛けて支持するため、相当なテンションを掛けて張る。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
【非特許文献1】“イチゴの玉だし 11/25-26”,[online],2014年11月26日,[令和4年9月13日検索],インターネット<URL:https://blog.goo.ne.jp/k_nouen/e/207b613a916543928df90e9bf43e46f5>
【非特許文献2】“C-1652|イチゴ玉出し棒”,[online],タキゲン製造株式会社,[令和4年9月13日検索],インターネット<URL:https://www.takigen.co.jp/pdf/T-003/C-1652.pdf>
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そして、葉S3の成長に伴い、横紐S2の位置を徐々に高くしていく必要があるため、土S1に挿しているイチゴ玉出し棒100を上に引き上げるが、この引き上げたイチゴ玉出し棒100を挿していた箇所は空洞となっているうえ、横紐S2には相当なテンションが掛かっているため、引き上げたイチゴ玉出し棒100が押し下げられてしまい、横紐S2の高さを上手く調整できなくなることがある。
【0006】
そこで、本発明においては、葉の成長に伴う横紐の高さ調整を容易に行うことが可能な横紐支持具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の横紐支持具は、土に挿し込み可能な棒状の第1挿込部と、第1挿込部に連続して第1挿込部の延びる方向に延び、横紐を掛けるための紐掛け部が所定間隔で複数設けられた支持部とを備えた支持具本体を有するものである。
【0008】
本発明の横紐支持具によれば、支持具本体の第1挿込部を土に挿し込み、支持部の紐掛け部に横紐を掛け、この横紐に葉を引っ掛けることができる。また、紐掛け部は支持部に所定間隔で複数設けられているため、葉の成長に合わせて選択した紐掛け部に横紐を掛け替えるだけで横紐の高さ調整を容易に行うことができる。このとき、第1挿込部の土への挿し込み高さは変わらないため第1挿込部の下に空洞が形成されることがなく、横紐に相当なテンションが掛かっていても、横紐支持具が押し下げられることがない。
【0009】
本発明の横紐支持具は、土に挿し込み可能な棒状の第2挿込部と、第2挿込部に連続して第2挿込部の延びる方向に延びる延長部と、延長部の端部に第1挿込部が挿入されて連結される連結部とを備えた延長アタッチメントを含むものであることが望ましい。この延長アタッチメントの連結部に支持具本体の第1挿込部を挿入して連結し、延長アタッチメントの第2挿込部を土に差し込むと、横紐をかけるための紐掛け部が所定間隔で複数設けられた支持部の高さを高くすることができる。
【0010】
ここで、第2挿込部は、連結部に挿入して連結可能な形状であることが望ましい。これにより、上記のように延長アタッチメントの連結部に支持具本体の第1挿込部を挿入して連結し、さらにこの延長アタッチメントの第2挿込部を別の延長アタッチメントの連結部に挿入して連結することができ、複数の延長アタッチメントによりさらに支持部の高さを高くすることができる。
【0011】
また、紐掛け部は、横紐を保持する紐保持部と、紐保持部へ横紐を導く紐導入部とを備え、紐保持部は、紐導入部との接続部分の隙間を狭める第1返し部を備え、紐導入部は、入口部分の隙間を狭める第2返し部を備えることが望ましい。これにより、紐掛け部の紐導入部へ入口部分から掛けた横紐は、第2返し部により紐導入部から抜けにくくなり、紐導入部から紐保持部へ導かれた横紐は、第1返し部により紐保持部から抜けにくくなる。
【0012】
また、第1挿込部は、側面に突起を備え、連結部は、軸方向に切り欠かれて突起を第1挿込部の挿入方向に導入する突起導入部と、突起導入部に連通され、かつ周方向に切り欠かれて突起が係合される突起係合部と、突起導入部の切り欠かれた部分を橋渡しして連結する架橋部とを備えることが望ましい。これにより、第1挿込部の突起が連結部の突起導入部に導入され、その後、周方向に回転させて突起係合部に突起を係合させる際、突起導入部の切り欠かれた部分が架橋部により連結されているため、切り欠かれた部分が拡がることが防止される。
【発明の効果】
【0013】
(1)土に挿し込み可能な棒状の第1挿込部と、第1挿込部に連続して第1挿込部の延びる方向に延び、横紐を掛けるための紐掛け部が所定間隔で複数設けられた支持部とを備えた支持具本体を有する横紐支持具によれば、横紐に相当なテンションが掛かっていても、横紐支持具が押し下げられることがなく、葉の成長に合わせて選択した紐掛け部に横紐を掛け替えることで横紐の高さ調整を容易に行うことが可能となる。
【0014】
(2)土に挿し込み可能な棒状の第2挿込部と、第2挿込部に連続して第2挿込部の延びる方向に延びる延長部、延長部の端部に第1挿込部が挿入されて連結される連結部とを備えた延長アタッチメントを含む横紐支持具によれば、延長アタッチメントを連結して横紐をかけるための紐掛け部が所定間隔で複数設けられた支持部の高さを高くすることができ、横紐の高さ調整の自由度を向上させることができる。
【0015】
(3)第2挿込部が連結部に挿入して連結可能な形状であることにより、複数の延長アタッチメントを連結することが可能となり、複数の延長アタッチメントによりさらに支持部の高さを高くすることができ、横紐の高さ調整の自由度をさらに向上させることができる。
【0016】
(4)紐掛け部が、横紐を保持する紐保持部と、紐保持部へ横紐を導く紐導入部とを備え、紐保持部は、紐導入部との接続部分の隙間を狭める第1返し部を備え、紐導入部は、入口部分の隙間を狭める第2返し部を備えることにより、紐掛け部に掛けた横紐が二重に抜けにくくなり、安定して横紐を支持することが可能となる。
【0017】
(5)第1挿込部が、側面に突起を備え、連結部が、軸方向に切り欠かれて突起を第1挿込部の挿入方向に導入する突起導入部と、突起導入部に連通され、かつ周方向に切り欠かれて突起が係合される突起係合部と、突起導入部の切り欠かれた部分を橋渡しして連結する架橋部とを備えることにより、突起導入部の切り欠かれた部分が拡がることが防止され、横紐に相当なテンションが掛かっても安定して支持することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本発明の実施の形態における横紐支持具の支持具本体を示す図であって、(A)は背面図、(B)は左側面図、(C)は正面図、(D)は(B)のI-I断面図である。
【
図2】本発明の実施の形態における横紐支持具の延長アタッチメントを示す図であって、(A)は背面図、(B)は左側面図、(C)は正面図である。
【
図3】
図1の支持具本体に
図2の延長アタッチメントを連結した状態を示す横紐支持具の斜視図である。
【
図5】横紐を成長が早い箇所や遅い箇所に合わせて掛け替える様子を示す説明図である。
【
図6】横紐支持具の別の使用例を示す説明図である。
【
図7】従来のイチゴ玉出し棒の使用例を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1は本発明の実施の形態における横紐支持具の支持具本体を示す図であって、(A)は背面図、(B)は左側面図、(C)は正面図、(D)は(B)のI-I断面図、
図2は本発明の実施の形態における横紐支持具の延長アタッチメントを示す図であって、(A)は背面図、(B)は左側面図、(C)は正面図である。
【0020】
図1に示すように、本発明の実施の形態における横紐支持具1(
図3参照。)の支持具本体2は、土S1に挿し込み可能な棒状の第1挿込部10と、横紐S2を掛けるための紐掛け部21が所定間隔で複数設けられた支持部20とを備える。支持部20は、第1挿込部10に連続して第1挿込部10の延びる方向、すなわち軸方向に延びている。なお、本実施形態においては、第1挿込部10の長さは約3cm、支持部20の長さは約15cmであり、紐掛け部21は約3.5cm間隔で4個設けられているが、これらは適宜変更可能である。
【0021】
第1挿込部10は、
図1(D)に示すように略十字状断面を有する。第1挿込部10が土S1に挿し込まれた際、この略十字状断面に土S1が絡むことによって、支持具本体2が軸方向周りに回転してしまうことが防止される。また、第1挿込部10は、後述する延長アタッチメント3の連結部41に挿入して、延長アタッチメント3と連結することが可能となっている。第1挿込部10は、延長アタッチメント3の連結部41に固定するための突起11を側面に備える。
【0022】
紐掛け部21は、横紐S2を保持する紐保持部22と、紐保持部22へ横紐S2を導く紐導入部23とを備える。紐保持部22は、紐導入部23との接続部分24の隙間を狭める第1返し部25を備える。紐導入部23は、入口部分26の隙間を狭める第2返し部27を備える。第1返し部25は、入口部分26から接続部分24に向かって斜め下方へ延びている。第2返し部27は紐導入部23の上方から下方へ向かって延びている。また、支持部20の紐掛け部21が設けられている側と反対側の端部に沿って、補強用のフランジ28が設けられている。
【0023】
図2に示すように、本発明の実施の形態における横紐支持具1(
図3参照。)の延長アタッチメント3は、土S1に挿し込み可能な棒状の第2挿込部30と、第2挿込部30に連続して第2挿込部30の延びる方向に延びる棒状の延長部40とを備える。延長部40の端部には、第1挿込部10が挿入されて連結される連結部41を備える。なお、本実施形態においては、第2挿込部30の長さは約4cm、延長部40の長さは約10cmであるが、これらは適宜変更可能である。
【0024】
第2挿込部30は、第1挿込部10と同様に略十字状断面を有する。これにより、第2挿込部30が土S1に挿し込まれた際、この略十字状断面に土S1が絡むことによって、横紐支持具1が軸方向周りに回転してしまうことが防止される。また、第2挿込部30は、先細り形状となっており、土S1内へスムーズに挿し込むことが可能となっている。
【0025】
さらに、第2挿込部30には、軸方向に対して垂直方向にリブ32が設けられている。土S1に第2挿込部30が挿し込まれた際、このリブ32上に土S1が載るため、第2挿込部30が土S1から抜けにくくなっている。また、延長部40の下部側面には、この延長部40の下部が土S1内に挿し込まれた際に、土S1が絡みついて抜けにくくするため、凹凸46が設けられている。
【0026】
さらに、本実施形態においては、第2挿込部30は、別の延長アタッチメント3の連結部41に挿入して連結可能な形状となっている。これにより、複数の延長アタッチメント3を連結して横紐支持具1の全体の長さを調整することが可能となっている。また、第2挿込部30にも、第1挿込部10の突起11と同様に、延長アタッチメント3の連結部41に固定するための突起31を側面に備えている。
【0027】
連結部41は、第1挿込部10および第2挿込部30が挿入される挿入穴42と、挿入穴42の側面が軸方向に切り欠かれて第1挿込部10および第2挿込部30の挿入方向に突起11,31を導入する突起導入部43と、突起導入部43の下端部に連通され、かつ延長部40の周方向に挿入穴42の側面が切り欠かれて突起11,31が係合される突起係合部44と、突起導入部43の切り欠かれた部分を橋渡しして連結する架橋部45とを備える。
【0028】
図3は
図1の支持具本体2に
図2の延長アタッチメント3を連結した状態を示す横紐支持具1の斜視図である。支持具本体2の第1挿込部10の突起11(
図1参照。)の位置が連結部41の突起導入部43の位置と合うようにして、支持具本体2の第1挿込部10を延長アタッチメント3の連結部41の挿入穴42に挿入する。そして、突起11が突起導入部43の下端部に到達した後、支持具本体2または延長アタッチメント3を周方向に回転し、突起11を突起係合部44に係合させると、
図3に示すように支持具本体2に延長アタッチメント3が連結される。
【0029】
図4は横紐支持具1の使用例を示す説明図である。
図4に示すように、横紐支持具1を数メートルおきに土S1に挿し、紐掛け部21に横紐S2を張る。横紐S2は紐掛け部21の入口部分26から紐導入部23へ導かれ、接続部分24の隙間から紐保持部22までスムーズに入っていく。一方、紐保持部22に保持された横紐S2は、第1返し部25に引っ掛かるため、接続部分24から抜けにくい。また、本実施形態における横紐支持具1では、この接続部分24から抜けてしまった場合であっても、紐導入部23に第2返し部27が設けられているため、入口部分26から抜けにくい。
【0030】
初期の低い位置のイチゴの葉S3を押さえる際は、最も低い位置の紐掛け部21を使用して横紐S2を張る。また、横紐S2は葉S3を引っ掛けて支持するため、相当なテンションを掛けて張る。そして、葉S3の成長とともに横紐S2を上の高い位置の紐掛け部21に順次掛け替えていくようにする。このとき、第1挿込部10の土S1への挿し込み高さは変わらないため第1挿込部10の下に空洞が形成されることがなく、横紐S1に相当なテンションが掛かっていても、横紐支持具1が押し下げられることがない。
【0031】
このように、本実施形態における横紐支持具1では、葉S3の成長に合わせて選択した紐掛け部21に横紐S2を掛け替えるだけで、横紐S2の高さ調整を容易に行うことができ、葉S3の成長とともに横紐S2を掛け替えることで、イチゴの実に覆い被さろうとする葉S3を抑えて、イチゴの実に光を当てることができる。また、イチゴの実が葉S3に隠れることを予防することができ、未収穫のイチゴを減らすことができる。
【0032】
図5は横紐S2を成長が早い箇所や遅い箇所に合わせて掛け替える様子を示す説明図である。
図5に示すように、本実施形態における横紐支持具1では、複数の紐掛け部21を備えているため、数メートルおきに設置している横紐支持具1に掛けている横紐S2を、成長が早い箇所や遅い箇所に合わせて掛け替えることができる。このときも、第1挿込部10の土S1への挿し込み高さは変わらないため第1挿込部10の下に空洞が形成されることがなく、横紐S1に相当なテンションが掛かっていても、横紐支持具1が押し下げられることがない。
【0033】
図6は横紐支持具1の別の使用例を示す説明図である。
図6に示すように、横紐支持具1の紐掛け部21には、メモやタグ等S4を取り付けることが可能である。このように、メモやタグ等S4を病気が出た箇所にピンポイントで目印として設置したり、複数の横紐支持具1間で病気が出ている箇所に設置したりすることで、栽培の目安として利用することも可能である。
【0034】
なお、
図4~
図6に示す例では、横紐支持具1として支持具本体2のみを用いた例について説明しているが、横紐支持具1として支持具本体2に延長アタッチメント3を固定した場合も同様に使用することが可能である。また、横紐支持具1の長さが足りない場合には、さらに別の延長アタッチメント3を取り付けて使用することが可能であり、本実施形態における横紐支持具1では、延長アタッチメント3を1本追加するごとに約10cm延長することが可能となっている。
【産業上の利用可能性】
【0035】
本発明の横紐支持具は、イチゴの玉出し作業に用いられる横紐支持具として有用であり、特に、横紐の高さを変更可能に支持する横紐支持具として好適である。
【符号の説明】
【0036】
1 横紐支持具
2 支持具本体
3 延長アタッチメント
10 第1挿込部
11 突起
20 支持部
21 紐掛け部
22 紐保持部
23 紐導入部
24 接続部分
25 第1返し部
26 入口部分
27 第2返し部
28 フランジ
30 第2挿込部
31 突起
32 リブ
40 延長部
41 連結部
42 挿入穴
43 突起導入部
44 突起係合部
45 架橋部