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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024048649
(43)【公開日】2024-04-09
(54)【発明の名称】粉塵固化システム
(51)【国際特許分類】
   B30B 9/28 20060101AFI20240402BHJP
   B65G 53/04 20060101ALI20240402BHJP
【FI】
B30B9/28 G
B65G53/04 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022154677
(22)【出願日】2022-09-28
(71)【出願人】
【識別番号】000191009
【氏名又は名称】新東工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100161425
【弁理士】
【氏名又は名称】大森 鉄平
(72)【発明者】
【氏名】齋藤 功
(72)【発明者】
【氏名】西川 心太郎
【テーマコード(参考)】
3F047
【Fターム(参考)】
3F047CA15
3F047DB08
(57)【要約】
【課題】粉塵を固化する装置において、装置外に再飛散する粉塵の量を低減できる技術を提供する。
【解決手段】粉塵固化システムは、粉塵が投入される投入口と粉塵を排出する排出口とを含むホッパとホッパの排出口から供給される粉塵を加圧してペレットを形成する固化ユニットとを有する固化装置と、固化装置のホッパ内を負圧にする吸引装置と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
粉塵が投入される投入口と前記粉塵を排出する排出口とを含むホッパと前記ホッパの前記排出口から供給される前記粉塵を加圧してペレットを形成する固化ユニットとを有する固化装置と、
前記固化装置の前記ホッパ内を負圧にする吸引装置と、
を備える粉塵固化システム。
【請求項2】
前記固化ユニットは、
前記粉塵を加圧する加圧ユニットと、
前記加圧ユニットの下方に配置され、前記加圧ユニットから排出された前記粉塵を貯留する下ホッパと、を有し、
前記固化ユニットの前記下ホッパと前記ホッパとを接続する接続管を備える、請求項1に記載の粉塵固化システム。
【請求項3】
前記接続管に設けられ、前記下ホッパに貯留された前記粉塵を前記ホッパに移送する移送ユニットを備える、請求項2に記載の粉塵固化システム。
【請求項4】
前記移送ユニットはエアで駆動する、請求項3に記載の粉塵固化システム。
【請求項5】
前記加圧ユニットはエアシリンダを有し、
前記移送ユニットは、前記エアシリンダから排気されたエアで駆動する、請求項4に記載の粉塵固化システム。
【請求項6】
前記吸引装置はエアで駆動する、請求項1~5の何れか一項に記載の粉塵固化システム。
【請求項7】
前記固化装置の前記ホッパの投入口に接続される吸引管を備える、請求項1~5の何れか一項に記載の粉塵固化システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、粉塵固化システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、廃棄物を固化する装置を開示する。この装置は、廃棄物を貯留するホッパと、ホッパの下方に設けられた圧縮室と、圧縮室の上方と側方から圧縮して廃棄物を固化する圧縮手段とを備える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平04-123898号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に記載の装置にあっては、廃棄物が粉塵である場合、ホッパに粉塵を投入する際に粉塵が再飛散するおそれがある。本開示は、粉塵を固化する装置において、装置外に再飛散する粉塵の量を低減できる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一側面に係る粉塵固化システムは、粉塵が投入される投入口と粉塵を排出する排出口とを含むホッパとホッパの排出口から供給される粉塵を加圧してペレットを形成する固化ユニットとを有する固化装置と、固化装置のホッパ内を負圧にする吸引装置と、を備える。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、粉塵を固化する装置において、装置外に再飛散する粉塵の量を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1図1は、一実施形態に係る粉塵固化システムの装置正面を示す斜視図である。
図2図2は、一実施形態に係る粉塵固化システムの装置背面を示す斜視図である。
図3図3は、図1の固化ユニットの斜視図である。
図4図4は、図3の排出シュートの詳細を説明する図である。
図5図5は、粉塵固化システムのエア配管系統図である。
図6図6は、変形例に係る粉塵固化システムの装置正面を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[本開示の実施形態の概要]
最初に、本開示の実施形態の概要を説明する。
【0009】
(条項1) 本開示の一側面に係る粉塵固化システムは、粉塵が投入される投入口と粉塵を排出する排出口とを含むホッパとホッパの排出口から供給される粉塵を加圧してペレットを形成する固化ユニットとを有する固化装置と、固化装置のホッパ内を負圧にする吸引装置と、を備える。
【0010】
条項1に係る粉塵固化システムにおいては、吸引装置が固化装置のホッパ内を負圧にする。このため、粉塵がホッパの投入口に投入されたときに粉塵がホッパ内に吸引され、粉塵がホッパ内から吹き出にくくなる。よって、粉塵固化システムは、装置外に再飛散する粉塵の量を低減できる。
【0011】
(条項2) 条項1に記載の粉塵固化システムにおいて、前記固化ユニットは、粉塵を加圧する加圧ユニットと、加圧ユニットの下方に配置され、加圧ユニットから排出された粉塵を貯留する下ホッパと、を有してもよい。粉塵固化システムは、固化ユニットの下ホッパとホッパとを接続する接続管を備えてもよい。この場合、下ホッパ内は、吸引装置によって接続管を介して減圧される。このため、加圧ユニットから排出された粉塵が下ホッパ内に吸引されて下ホッパ内に収容され易くなるとともに、粉塵が下ホッパから吹き出にくくなる。これにより、粉塵固化システムは、例えば加圧ユニットからペレットを取り出すときにおいて、装置外に再飛散する粉塵の量を低減できる。
【0012】
(条項3) 条項2に記載の粉塵固化システムは、接続管に設けられ、下ホッパに貯留された粉塵をホッパに移送する移送ユニットを備えてもよい。移送ユニットによって、粉塵が下ホッパからホッパへとより確実に移送できる。
【0013】
(条項4) 条項3に記載の粉塵固化システムにおいて、移送ユニットはエアで駆動してもよい。エアで駆動するとは、粉塵をホッパに移送するための力(吸引力など)を、エアによって発生させることである。エアで駆動させることにより、粉塵固化システムは、電気火花の発生を抑制し、粉塵への着火リスクを低減できる。
【0014】
(条項5) 条項4に記載の粉塵固化システムにおいて、加圧ユニットはエアシリンダを有し、移送ユニットは、エアシリンダから排気されたエアで駆動してもよい。この場合、粉塵固化システムは、エアを再利用できる。
【0015】
(条項6) 条項1~5の何れか一項に記載の粉塵固化システムにおいて、吸引装置はエアで駆動してもよい。エアで駆動させることにより、粉塵固化システムは、電気火花の発生を抑制し、粉塵への着火リスクを低減できる。
【0016】
(条項7) 条項1~6の何れか一項に記載の粉塵固化システムは、固化装置のホッパの投入口に接続される吸引管を備えてもよい。これにより、粉塵を収容したボックスを持ち上げて投入口に粉塵を注ぐ必要はなく、ボックス内に吸引管を入れるだけでボックス内の粉塵が固化装置のホッパに自動投入される。
【0017】
[本開示の実施形態の例示]
図面を参照しながら本開示の実施形態が詳細に説明される。図面の説明において同一要素には同一符号が付され、重複する説明は省略される。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。「上」「下」「左」「右」の語は、図示する状態に基づくものであり、便宜的なものである。
【0018】
[粉塵固化システムの一例]
一実施形態に係る粉塵固化システムは、例えば工場などで収集された粉塵を固化するシステムである。粉塵(ダスト)とは、気体中に浮遊できる程度に微細な粉体であり、金属材料等のレーザ加工、プラズマ加工、および溶接などの際に発生するヒュームなどを含む。固化とは、粉体を押し固めることである。本実施形態においては、粉体が固化されて得られる物体をペレットという。粉塵は、例えば、集塵機で収集されてペール缶(ボックス)に収容される。一実施形態に係る粉塵固化システムは、ペール缶などに収容された粉塵を固化してペレットを形成する。
【0019】
図1は、一実施形態に係る粉塵固化システムの装置正面を示す斜視図である。図2は、一実施形態に係る粉塵固化システムの装置背面を示す斜視図である。図3は、図1の固化ユニット22の斜視図である。図中のX方向及びY方向が水平方向であり、Z方向が垂直方向である。以下ではZ方向を上下方向ともいう。
【0020】
図1及び図2に示されるように、粉塵固化システム1は、固化装置2及び吸引装置3を備える。固化装置2は、粉塵を固化する装置であり、吸引装置3は、固化装置2から粉塵が装置外へ再飛散することを防止するための装置である。
【0021】
固化装置2は、フレーム20によって支持される。固化装置2は、ホッパ21及び固化ユニット22を備える。ホッパ21は、固化ユニット22の上方に配置され、粉塵を貯留する中空の容器である。ホッパ21は、粉塵が投入される投入口21aと粉塵を排出する排出口21bとを含む。投入口21aは、ホッパ21の上部に形成され、排出口21bは、ホッパ21の下部に形成される。収集済みの粉塵は、作業員などにより、ホッパ21の投入口21aに投入され、ホッパ21内に貯留される。ホッパ21の排出口21bには固化ユニット22が接続され、ホッパ21に貯留された粉塵は、固化ユニット22へ供給される。
【0022】
図3に示されるように、固化ユニット22は、ホッパ21の下方に配置される。固化ユニット22は、供給された粉塵を圧縮し、ペレットを形成する。固化ユニット22は、粉塵を圧縮するための一対のエアシリンダ221,222(加圧ユニットの一例)を備える。一対のエアシリンダ221,222それぞれのロッドは対向配置される。ロッド間には、粉塵が充填される加圧室が画成され、一対のエアシリンダ221,222の少なくとも一方のロッドが移動することで加圧室内の粉塵が圧縮される。形成されたペレットは、排出シリンダ202の動作によって、加圧室から、固化ユニット22の下方に接続された排出シュート223に落下する。排出シュート223に落下したペレットは、排出シュート223の下方に配置された排出用ペール缶51へ排出される。
【0023】
なお、固化ユニット22は、ホッパ21から固化ユニット22への粉塵の充填を安定させるために、ホッパ21の下端の粉塵を撹拌するための撹拌用アクチュエータ201を備えてもよい。
【0024】
固化装置2は、各構成要素を動作させるためのエア配管系統を有する。エア配管系統は、エアの供給源に接続される供給口25を有する。エア配管系統は、供給口25に供給されたエアを制御するバルブを有し、固化ユニット22の一対のエアシリンダ221,222、排出シリンダ202、撹拌用アクチュエータ201などの各構成要素に供給するエアを制御する。エア配管系統のバルブは、図1に示されるバルブケース23内に収容される。エア配管系統の詳細については後述する。
【0025】
固化の対象となる粉塵は、図1に示される投入用ペール缶52内に収集される。作業員は、投入用ペール缶52の上部にアタッチメント53を装着する。アタッチメント53は、投入用ペール缶52の内部に連通し、投入口21aに係合する排出口を有する。作業員は、投入用ペール缶52の上下を反転させてアタッチメント53をホッパ21の投入口21aに係合させる。投入用ペール缶52内の粉塵は、重力によってホッパ21へ供給される。アタッチメント53は混入防止用の篩を内部に有する。これにより、粉塵は篩を介してホッパ21へ供給され、粉塵より大きい金属片などがホッパ21へ供給されることが防止される。
【0026】
図1及び図2に示されるように、固化装置2は、投入用ペール缶52内の粉塵をホッパ21の投入口21aに効率良く投入させるためにエア配管24を備えてもよい。エア配管24には、上述したエア配管系統によってエアが供給される。アタッチメント53は、エア配管24に接続可能なエア導入口を備える。エア配管24は、アタッチメント53がホッパ21の投入口21aに係合されたときに、アタッチメント53のエア導入口に接続される。これにより、エア配管24からエア導入口を介してアタッチメント53内にエアが供給され、アタッチメント53内の篩がエアによって振動し、投入用ペール缶52内の粉塵がホッパ21へ効率良く投入される。
【0027】
吸引装置3は、例えばホッパ21の上方に配置される。吸引装置3は、ホッパ21内を負圧にするための排気エジェクタ31を備える。排気エジェクタ31は、上述したエア配管系統によって供給されるエアによって駆動する。ホッパ21は、フィルタ32及び排気口33を介して装置外に連通する。排気エジェクタ31が動作することにより、ホッパ21内の気体は、フィルタ32及び排気口33を介して装置外へ排気される。このように、吸引装置3を動作させることにより、ホッパ21内が負圧となる。
【0028】
吸引装置3は、一例として投入用ペール缶52内の粉塵をホッパ21の投入口21aに投入させるときに動作する。これにより、粉塵がホッパ21の投入口21aに投入されるときに、ホッパ21内から吹き出ようとする粉塵がホッパ21内に吸引される。
【0029】
固化装置2は、排出シュート223からペレットを排出するときに、粉塵が装置外に再飛散することを防止する構成をさらに備えてもよい。図4は、図3の排出シュート223の詳細を説明する図である。図4に示されるように、一対のエアシリンダ221,222の下方に配置された排出シュート223には、例えば2つの下ホッパ224a,224bが設けられる。2つの下ホッパ224a,224bには、それぞれ吸引口225a,225bが設けられる。吸引口225a,225bは、粉塵を通過させるスリットとして構成される。一対のエアシリンダ221,222から落下した粉塵、又は、ペレットに付着した粉塵は、吸引口225a,225bを介して下ホッパ224a,224bに収容される。また、ペレットの固化が不十分な場合に発生する小さな破片、固化装置2から剥離した粉塵も下ホッパ224a,224bに収容され、装置外へ排出されることが抑制される。
【0030】
固化ユニット22の下ホッパ224a,224bは、ホッパ21と接続されてもよい。下ホッパ224a,224bの下端には、排出口226a,226bが設けられる。排出口226a,226bは、接続管27a,27bによってホッパ21と接続される。吸引装置3によってホッパ21内が負圧となったとき、下ホッパ224a,224b内は、接続管27a,27bを介して減圧される。このため、一対のエアシリンダ221,222から排出された粉塵が下ホッパ224a,224bに収容され易くなるとともに、下ホッパ224a,224b内から吹き出そうとする粉塵が下ホッパ224a,224b内に吸引される。そして、下ホッパ224a,224bに貯留された粉塵は、接続管27a,27bを介して吸い上げられ、ホッパ21へ戻される。
【0031】
接続管27a,27bには、より効率良く下ホッパ224a,224b内を減圧するために、移送エジェクタ28a,28b(移送ユニットの一例)が設けられてもよい。移送エジェクタ28a,28bは、上述したエア配管系統によって供給されるエアによって駆動する。移送エジェクタ28a,28bにより、下ホッパ224a,224bに貯留された粉塵は、より効率良く吸い上げられ、ホッパ21へ戻される。
【0032】
操作盤26は、粉塵固化システム1を統括制御するコントローラである。操作盤26は、例えばPLC(Programmable Logic Controller)として構成される。操作盤26は、CPU(Central Processing Unit)などのプロセッサと、RAM(RandomAccess Memory)及びROM(Read Only Memory)などのメモリと、タッチパネル、マウス、キーボード、ディスプレイなどの入出力装置と、ネットワークカードなどの通信装置とを含むコンピュータシステムとして構成されてもよい。操作盤26は、メモリに記憶されているコンピュータプログラムに基づくプロセッサの制御のもとで、粉塵固化システム1の各構成要素を動作させる。
【0033】
[エア配管系統の一例]
図5は、粉塵固化システム1のエア配管系統図である。図5に示されるように、エア配管系統には、図中左下に示される供給口25からエアが供給される。供給されたエアは、主に2つに分岐され、固化ユニット22及び排気エジェクタ31に供給される。なお、エア配管24へ接続される管路は省略する。
【0034】
固化ユニット22に供給されるエアは、電磁弁を介して各構成要素に供給される。エアシリンダ221及び撹拌用アクチュエータ201には、第1電磁弁321を介してエアが供給される。エアシリンダ222には、第2電磁弁322を介してエアが供給される。排出シリンダ202には、第3電磁弁302を介してエアが供給される。
【0035】
第1電磁弁321、第2電磁弁322、及び第3電磁弁302は、一対のエアシリンダ221,222及び排出シリンダ202から排気されたエアを、第4電磁弁328へ供給可能である。移送エジェクタ28a,28bには、第4電磁弁328を介してエアが供給される。移送エジェクタ28a,28bは、一対のエアシリンダ221,222及び排出シリンダ202から排気されたエアによって駆動するため、新たなエアを供給する必要がなく、省エネな粉塵再吸引が可能となる。また、粉塵固化システム1の構成要素はエアで動作するため、電気火花の発生を抑止することができ、粉塵への着火リスクが低減する。
【0036】
[実施形態のまとめ]
粉塵固化システム1においては、吸引装置3が固化装置2のホッパ21内を負圧にする。このため、粉塵がホッパ21の投入口21aに投入されたときに粉塵がホッパ21内に吸引され、粉塵がホッパ21内から吹き出にくくなる。よって、粉塵固化システム1は、装置外に再飛散する粉塵の量を低減できる。
【0037】
以上、種々の例示的実施形態について説明してきたが、上述した例示的実施形態に限定されることなく、様々な省略、置換、及び変更がなされてもよい。
【0038】
図6は、変形例に係る粉塵固化システムの装置正面を示す斜視図である。図6に示されるように、粉塵固化システム1は、固化装置2のホッパ21の投入口21aに接続される吸引管29を備えてもよい。吸引管29の先端は、投入用ペール缶52内に差し込まれる。これにより、粉塵を収容した投入用ペール缶52を持ち上げて投入口21aに粉塵を注ぐ必要はなく、投入用ペール缶52内の粉塵が固化装置2のホッパ21に自動投入される。
【0039】
粉塵固化システム1は、2つの下ホッパを備える必要はなく、1つの下ホッパを備えてもよいし、3つ以上の下ホッパを備えてもよい。また、粉塵固化システム1は、下ホッパを備えなくてもよい。
【符号の説明】
【0040】
1…粉塵固化システム、2…固化装置、3…吸引装置、21…ホッパ、21a…投入口、21b…排出口、22…固化ユニット、221,222…エアシリンダ(加圧ユニットの一例)、224a,224b…下ホッパ、27a,27b…接続管、28a,28b…移送エジェクタ(移送ユニットの一例)、29…吸引管。
図1
図2
図3
図4
図5
図6