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特開2024-48781データ管理装置、データ管理システムおよびデータ管理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024048781
(43)【公開日】2024-04-09
(54)【発明の名称】データ管理装置、データ管理システムおよびデータ管理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 10/08 20240101AFI20240402BHJP
   G06Q 30/06 20230101ALI20240402BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240402BHJP
【FI】
G06Q10/08
G06Q30/06
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022154870
(22)【出願日】2022-09-28
(71)【出願人】
【識別番号】000003757
【氏名又は名称】東芝ライテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(74)【代理人】
【識別番号】100108855
【弁理士】
【氏名又は名称】蔵田 昌俊
(74)【代理人】
【識別番号】100179062
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 正
(74)【代理人】
【識別番号】100075672
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 隆司
(74)【代理人】
【識別番号】100153051
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 直樹
(74)【代理人】
【識別番号】100162570
【弁理士】
【氏名又は名称】金子 早苗
(72)【発明者】
【氏名】伊東 慧
(72)【発明者】
【氏名】竹村 真也
(72)【発明者】
【氏名】秦 由季
(72)【発明者】
【氏名】前田 晶子
(72)【発明者】
【氏名】阿部 周平
(72)【発明者】
【氏名】日野 弘喜
(72)【発明者】
【氏名】櫻井 公人
(72)【発明者】
【氏名】中里 圭佑
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049AA16
5L049BB72
5L049CC11
(57)【要約】
【課題】食品に対する紫外線の照射条件を含む情報を管理できるデータ管理装置、データ管理システムおよびデータ管理方法を提供する。
【解決手段】実施形態によれば、データ管理装置は、第1の取得部と第2の取得部と管理部とを有する。第1の取得部は、食品への紫外線の照射条件を取得する。第2の取得部は、食品の識別情報を取得する。管理部は、食品の識別情報と食品に対する紫外線の照射条件とを紐づけてデータベースに保存する。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
食品への紫外線の照射条件を取得する第1の取得部と;
前記食品の識別情報を取得する第2の取得部と;
前記食品の識別情報と前記食品に対する前記紫外線の照射条件とを紐づけてデータベースに保存する管理部と;
を有するデータ管理装置。
【請求項2】
前記食品に紫外線を照射したときの環境情報を取得する第3の取得部を有し、
前記管理部は、前記第3の取得部により取得した前記環境情報を前記食品の識別情報に紐づけて前記データベースに保存する、
請求項1に記載のデータ管理装置。
【請求項3】
食品へ紫外線を照射する紫外線照射部と;
前記食品へ識別情報を付与する識別情報付与部と;
前記紫外線照射部から前記食品へ照射する紫外線の照射条件を取得する第1の取得部と、前記識別情報付与部から前記識別情報を取得する第2の取得部と、前記食品の識別情報と前記食品に対する前記紫外線の照射条件とを紐づけてデータベースに保存する管理部と、を有するデータ管理装置と;
を有するデータ管理システム。
【請求項4】
食品に照射された紫外線の照射条件を取得するステップと;
前記食品に対する識別情報を付与するステップと;
前記食品の識別情報と前記食品に対する紫外線の照射条件とを紐づけてデータベースに保存するステップと;
を有するデータ管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、データ管理装置、データ管理システムおよびデータ管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、食品の鮮度を示す情報を管理するというシステムが知られている。従来のシステムは、個々の食品にIDを付与し、各食品のIDに対して収穫日時や加工日時などの情報をデータベースに記録する。また、従来のシステムには、食品のIDに対して食品の画像および食品の画像から読み取れる情報もデータベースに記録するものがある。
一方、近年では、食品の鮮度を維持するための鮮度維持装置が開発されている。例えば、鮮度維持装置としては、食品に紫外線を照射することで食品の鮮度を維持することができる紫外線照射装置などが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2021-136026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のシステムは、食品の鮮度に関する情報を記録するものであって、鮮度維持装置による鮮度維持処理の内容を記録するものではないため、鮮度がどの程度維持されるかを推定することができない。また、従来のシステムでは、実際の食品に対して過去に実施された鮮度維持処理の内容を確認したり、鮮度維持の効果を検証することも困難であるという問題がある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、食品に対する紫外線の照射条件を含む情報を管理できるデータ管理装置、データ管理システムおよびデータ管理方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
実施形態によれば、データ管理装置は、第1の取得部と第2の取得部と管理部とを有する。第1の取得部は、食品への紫外線の照射条件を取得する。第2の取得部は、食品の識別情報を取得する。管理部は、食品の識別情報と食品に対する紫外線の照射条件とを紐づけてデータベースに保存する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、食品に対する紫外線の照射条件を含む情報を管理できるデータ管理装置、データ管理システムおよびデータ管理方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1図1は、第1の実施形態に係るデータ管理装置を含むデータ管理システムの構成例を示す図である。
図2図2は、第1の実施形態に係るデータ管理装置の構成例を示すブロック図である。
図3図3は、第1の実施形態に係るデータ管理システムにおける紫外線照射装置の構成例を示す図である。
図4図4は、第1の実施形態に係るデータ管理装置が有するデータベースの構成例を示す図である。
図5図5は、第1の実施形態に係るデータ管理システムの動作例を説明するためのフローチャートである。
図6図6は、第2の実施形態に係るデータ管理装置を含むデータ管理システムの構成例を示す図である。
図7図7は、第2の実施形態に係るデータ管理システムの動作例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
実施形態のデータ管理装置(16)は、第1の取得部(25、ST14、ST26)と第2の取得部(25、ST16、ST23)と管理部(21)とを有する。第1の取得部(25、ST14、ST26)は、食品への紫外線の照射条件を取得する。第2の取得部(25、ST16、ST23)は、食品の識別情報を取得する。管理部は、食品の識別情報と食品に対する紫外線の照射条件とを紐づけてデータベースに保存する。これにより、データ管理装置(16)は、食品に対する識別情報と紫外線の照射条件とを紐づけてデータベースに保存することができ、個々の食品ごとに紫外線の照射条件を管理できる。
【0010】
実施形態のデータ管理装置(16)は、さらに、食品に紫外線を照射したときの環境情報を取得する第3の取得部(25、26、ST17、ST27)を有し、前記管理部(21)は、第3の取得部(25、26、ST17、ST27)により取得した環境情報を食品の識別情報に紐づけてデータベースに保存する。これにより、データ管理装置(16)は、食品に対する識別情報に紫外線の照射条件と環境情報とを紐づけてデータベースに保存することができ、個々の食品ごとに紫外線の照射条件と紫外線を照射したときの環境情報とを管理できる。
【0011】
実施形態のデータ管理システム(1、101)は、紫外線照射部(12)と識別情報付与部(13)とデータ管理装置(16)とを有する。紫外線照射部(12)は、食品へ紫外線を照射する。識別情報付与部(13)は、前記食品へ識別情報を付与する。データ管理装置(16)は、前記紫外線照射部(12)から前記食品へ照射する紫外線の照射条件を取得する第1の取得部(25、ST14、ST26)と、前記識別情報付与部(13)から前記識別情報を取得する第2の取得部(25、ST16、ST23)と、前記食品の識別情報と前記食品に対する前記紫外線の照射条件とを紐づけてデータベースに保存する管理部(21)と、を有する。これにより、データ管理装置(16)が食品に対する識別情報と紫外線の照射条件とを紐づけてデータベースに保存するとともに、当該食品に識別情報を付与することができる。
【0012】
実施形態のデータ管理方法は、食品に照射された紫外線の照射条件を取得するステップ(ST14)と、食品に対する識別情報を付与するステップ(ST15)と、前記食品の識別情報と前記食品に対する紫外線の照射条件とを紐づけてデータベースに保存するステップ(ST18)とを有する。これにより、食品に対する識別情報と紫外線の照射条件とを紐づけてデータベースに保存することができ、個々の食品ごとに紫外線の照射条件を管理できる。
【0013】
以下、第1および第2の実施形態について、図面を参照して説明する。
第1および第2の実施形態に係るデータ管理装置を含むデータ管理システムは、管理対象物とする食品ごとの紫外線の照射条件を示す情報を管理(収集および管理)するシステムである。以下に説明する第1および第2の実施形態では、管理対象物を紫外線の照射によって鮮度の維持(腐敗などの防止)が図られる食品とする。また、第1および第2の実施形態に係るデータ管理システムは、食品に紫外線を照射する紫外線照射装置を含む紫外線照射システムに適用されることを想定するものとする。
【0014】
(第1の実施形態)
以下、第1の実施形態について説明する。
図1は、第1の実施形態に係るデータ管理装置16を含むデータ管理システム1の構成例を示す図である。
図1に示す構成例において、データ管理システム1は、搬送装置11、紫外線照射装置12、識別情報付与装置13、カメラ14、環境計測装置15、および、データ管理装置16を有する。また、搬送装置11、紫外線照射装置12、識別情報付与装置13およびカメラ14は、食品に紫外線を照射する紫外線照射システムを構成する。
【0015】
搬送装置11は、紫外線の照射対象となる食品を搬送する。搬送装置11は、紫外線照射装置12からの紫外線が照射される照射領域に食品を搬送する。また、搬送装置11は、紫外線照射装置12から照射される紫外線が食品の全面にまんべんなく照射されるように食品を搬送するようにしても良い。例えば、搬送装置11は、紫外線が照射される照射領域において食品の向きを変化(例えば、回転)させながら食品を搬送する。
【0016】
紫外線照射装置12は、食品に紫外線を照射する装置である。紫外線照射装置12は、紫外線を照射する紫外線照射器45(図3参照)を備え、紫外線照射器45が照射する紫外光を搬送装置11により搬送される食品に照射するように設置する。例えば、紫外線照射装置12は、紫外線を照射する照射領域が搬送装置11による搬送路の所定区間となるように構成する。
【0017】
識別情報付与装置13は、紫外線照射装置12が紫外線を照射する食品に識別情報を付与する。識別情報付与装置13は、食品に対して識別情報を物理的に付与するものであっても良いし、食品から読み取れる固有な情報を識別情報として付与するものであっても良い。食品に対して物理的に識別情報を付与する手段としては、食品に貼り付けるラベルに識別情報を示す情報を印字しても良いし、食品に特殊インクなどで識別情報を示す情報を印字しても良い。また、食品から読み取れる固有な情報としては、カメラ14で撮影する食品の画像から抽出する特徴量(例えば、特徴点、食品の形状、食品の模様など)であっても良いし、紫外線照射の前段階で食品に添付されているラベル等に記録されている情報を識別情報としても良い。識別情報の付与は、紫外線照射の前に行われてもよいし、紫外線照射の後に行われてもよい。
【0018】
カメラ14は、紫外線照射装置12が紫外線を照射する食品の画像を撮影する。カメラ14は、搬送装置11が食品を搬送する搬送路において紫外線照射装置12からの紫外線が照射される照射区間を撮影するように設置する。カメラ14は、紫外線照射装置12が食品に紫外線が照射されている状態を示す画像を撮影するものであれば良い。カメラ14は、動画を撮影するものであっても良いし、静止画を撮影するものであっても良い。
【0019】
環境計測装置15は、紫外線照射装置12が食品に紫外線を照射したときの環境を示す情報(環境情報)を計測するデバイスにより構成される。環境計測装置15は、例えば、環境情報として、気温、湿度などを計測する。環境計測装置15は、計測した環境情報をデータ管理装置16あるいは紫外線照射装置12に供給する。
【0020】
データ管理装置16は、食品に関するデータを管理する。データ管理装置16は、食品の識別情報に紐づけて、紫外線照射装置12による紫外線の照射条件、および、環境情報を保存するデータベース16aを有する。データ管理装置16は、識別情報を、識別情報付与装置13から直接的に受け取ってもよいし、識別情報付与装置13から紫外線照射装置12やカメラ14を経由して受け取ってもよい。
【0021】
データ管理装置16は、紫外線照射装置12に接続され、紫外線照射装置12から識別情報に紐づけた照射条件を示す情報を取得する。また、データ管理装置16は、紫外線照射装置12、識別情報付与装置13およびカメラ14からそれぞれ情報を収集することにより、識別情報に紐づけた照射条件を示す情報を取得するようにしても良い。
【0022】
また、データ管理装置16は、環境計測装置15に接続し、紫外線照射装置12が食品に紫外線を照射したときの環境情報を取得する。また、データ管理装置16は、気象情報サーバ17と通信し、環境情報として気象情報サーバ17から気象情報を取得するようにしても良い。
【0023】
気象情報サーバ17は、気温、湿度、天候、気圧などの気象情報を提供するサーバである。例えば、気象情報サーバ17は、インターネットなどのネットワーク上で気象情報を公開するサーバ装置であっても良い。
【0024】
次に、実施形態に係わるデータ管理システム1におけるデータ管理装置16の構成について説明する。
図2は、実施形態に係わるデータ管理システム1におけるデータ管理装置16の構成例を示すブロック図である。
図2に示すように、データ管理装置16は、プロセッサ21、システムメモリ22、データメモリ23、通信部25、および、外部通信部26を有する。
【0025】
プロセッサ21は、管理部の一例である。プロセッサ21は、システムメモリ22又はデータメモリ23などに記憶されたプログラムを実行することにより各種の処理を実現する。プロセッサ21は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、マイコン、FPGA(Field Programmable Gate Array)、および、DSP(Digital Signal processor)などで構成される。
【0026】
システムメモリ22は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、NVM(Non-Volatile Memory)などの記憶装置により構成される。システムメモリ22は、プロセッサ21が処理を実行するための使用するメモリを含む。例えば、システムメモリ22は、プロセッサ21が実行するプログラムあるいは設定データなどを記憶する。
【0027】
データメモリ23は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)などの書き換え可能な不揮発性の記憶装置により構成される。例えば、データメモリ23は、画像データ、プロセッサ21による処理結果、あるいは、設定情報などを記憶する。データメモリ23は、データベース16aを有する。データベース16aは、食品の識別情報と当該食品に紫外線照射装置12が紫外線を照射した条件(照射条件)と紫外線を照射したときの環境を示す環境情報とを紐づけた情報を保存する。
【0028】
通信部25は、紫外線照射装置12、識別情報付与装置13および環境計測装置15と通信するためのインターフェースである。また、通信部25は、紫外線照射装置12を含むデータ管理システム(紫外線照射システム)を構成する各装置が接続されるローカルエリアネットワークでのデータ通信を行うLANインターフェースであっても良い。通信部25は、カメラ14と通信を行ってもよい。
【0029】
通信部25は、第1、第2および第3の取得部として機能する。第1の取得部としての通信部25は、紫外線照射装置12から食品に対する紫外線の照射条件を取得する。また、第2の取得部としての通信部25は、識別情報付与装置13が食品に付与する識別情報を取得する。第3の取得部としての通信部25は、環境計測装置15から環境情報を取得する。なお、第2の取得部としての通信部25は、識別情報付与装置13から直接食品の識別情報を取得するようにしても良いし、紫外線照射装置12から識別情報付与装置13が食品に付与した識別情報を取得するようにしても良い。
【0030】
外部通信部26は、紫外線照射システム外の外部装置と通信するためのインターフェースである。例えば、外部通信部26は、気象情報を提供する気象情報サーバ17と通信する。外部通信部26は、第3の取得部の一例としても機能する。第3の取得部としての外部通信部26は、環境情報としての気象情報を気象情報サーバ17から取得する。
【0031】
次に、実施形態に係わる紫外線照射装置12の構成について説明する。
図3は、実施形態に係わる紫外線照射装置12の構成例を示すブロック図である。
紫外線照射装置12は、プロセッサ41、システムメモリ42、データメモリ43、通信部44、紫外線照射器45、カメラインターフェース46、および、デバイスインターフェース47などを有する。
【0032】
プロセッサ41は、システムメモリ42又はデータメモリ43などに記憶されたプログラムを実行することにより各種の処理を実現する。プロセッサ41は、例えば、CPU、ASIC、マイコン、FPGAおよびDSPなどで構成される。
【0033】
システムメモリ42は、ROM、RAMおよびNVMなどの記憶装置により構成される。システムメモリ42は、プロセッサ41が処理を実行するための使用するメモリを含む。例えば、システムメモリ42は、プロセッサ41が実行するプログラムあるいは設定データなどを記憶する。
【0034】
データメモリ43は、HDD、SSDなどの書き換え可能な不揮発性の記憶装置により構成される。例えば、データメモリ43は、画像データ、プロセッサ41による処理結果、あるいは、設定情報などを記憶する。
通信部44は、データ管理装置16と通信するためのインターフェースである。また、通信部44は、環境計測装置15と通信するようにしても良い。
【0035】
紫外線照射器45は、紫外線を照射する。紫外線照射器45は、照射する紫外線が搬送装置11により搬送される食品に照射されるように設置される。紫外線照射器45が照射する紫外線は、食品に照射することで、食品の外気に露出する表面(外皮など)に存在する菌の活動を抑制(もしくは失活)させることで、食品の鮮度低下を抑制し、鮮度を維持する効果が期待できる光である。紫外線照射器45が照射する紫外線は、波長が380nm以下の光であればよい。また、紫外線照射器45は、特定の波長の紫外線を照射するようにしても良いし、プロセッサ41からの制御指示に応じて照射する紫外線の波長を調整できるようにしても良い。
【0036】
カメラインターフェース46は、カメラ14を接続する。カメラインターフェース46は、カメラ14が撮影した紫外線を照射中(もしくは、紫外線照射前後)の食品の画像を入力する。カメラインターフェース46は、カメラ14が撮影する食品に紫外線を照射されている様子を示す動画を入力するものであっても良いし、静止画を入力するものであっても良い。
【0037】
デバイスインターフェース47は、識別情報付与装置13又は識別情報読取装置18(第2の実施形態で説明する)に接続する。例えば、デバイスインターフェース47は、紫外線を照射した食品に対して識別情報付与装置13が付与した識別情報を取得する。また、デバイスインターフェース47は、紫外線照射装置12から食品に識別情報を付与する指示を識別情報付与装置13へ供給するようにしても良い。
【0038】
次に、第1の実施形態に係るデータ管理装置16が有するデータベース16aに保存する情報について説明する。
図4は、第1の実施形態に係わるデータ管理装置16が有するデータベース16aの構成例を示す図である。
図4に示す構成例において、データベース16aは、食品の識別情報に対応づけて、紫外線の照射条件、および、環境情報およびその他の情報を記憶する。
【0039】
図4に示す例において、データベース16aには、紫外線の照射条件として、「照射有無」、「積算光量」、「波長」、および、「画像」などを記憶する。
「照射有無」は、識別情報の食品に紫外線を照射したか否かを示す情報である。「積算光量」は、食品に紫外線を照射した時間および食品に照射した紫外線の光量を示す情報である。例えば、W(ワット)、J(ジュール)の単位の数字で表記される情報である。「積算光量」は、搬送装置11の搬送速度の情報を含むものであってもよい。この場合、積算光量の数字と、搬送速度の数字(例えば、mm/s)が併記される。「波長」は、食品に照射した紫外線の波長を示す情報である、「画像」は、食品に紫外線を照射したときの画像である。「画像」は、例えば、食品に紫外線を照射している間にカメラ14が撮影した動画又は静止画である。「画像」は、食品における紫外線を照射する/照射した領域を含むことが望ましい。また、「画像」としては、さらに、紫外線を照射する前の食品をカメラ14が撮影した画像と紫外線を照射した後の食品をカメラ14が撮影した画像とを保存するようにしても良い。「画像」によって、食品のどの領域に紫外線が照射されたか、後で把握することが可能となる。
【0040】
図4に示す例において、データベース16aには、環境情報として、「温度」および「湿度」などを記憶する。「温度」は、食品に紫外線を照射したときの温度(気温)である。「湿度」は、食品に紫外線を照射したときの湿度である。「温度」および「湿度」は、環境計測装置15により計測される情報である。また、「温度」および「湿度」は、気象情報サーバ17から取得される情報であっても良い。環境情報は、環境計測装置15あるいは気象情報サーバ17などから取得可能な情報であれば良く、「温度」および「湿度」以外の情報を含むものであっても良い。
【0041】
図4に示す例において、データベース16aは、その他の情報として、紫外線の照射条件および環境情報以外の情報を記憶するようにしても良い。例えば、その他の情報としては、紫外線の照射を実行した場所を示す情報、紫外線の照射を実行した時刻、食品の産地、食品の収穫日時、食品の加工日時などの情報をデータベース16aに保存するようにしても良い。
【0042】
次に、第1の実施形態に係るデータ管理装置16を含むデータ管理システム1の動作について説明する。
図5は、第1の実施形態に係るデータ管理装置16を含むデータ管理システム1の動作例を説明するためのフローチャートである。
まず、データ管理システム1においては、搬送装置11が処理対象とする食品を紫外線照射装置12による紫外線の照射領域に搬送する(ST11)。
【0043】
紫外線照射装置12は、搬送装置11により搬送される食品に対して紫外線を照射する(ST12)。紫外線照射装置12のプロセッサ21は、紫外線の照射条件に応じて各部を設定して紫外線照射器45により紫外線を照射させる。これにより、搬送装置11に搬送される食品には、紫外線の照射領域(所定区間)において紫外線照射器45が照射する紫外線が照射される。
【0044】
例えば、紫外線照射装置12のプロセッサ21は、紫外線の照射条件の1つとして、紫外線照射器45が照射する紫外線の波長を設定する。具体的には、プロセッサ21は、デフォルト設定に従って紫外線の波長を設定しても良いし、処理対象とする食品の種類や状態などに応じて紫外線の波長を設定しても良いし、図示しない操作装置で入力されるオペレータの指定に応じて紫外線の波長を設定しても良い。
【0045】
また、紫外線照射装置12のプロセッサ21は、紫外線の照射条件の1つである積算光量又は照射時間に応じて搬送装置11に紫外線の照射領域(所定区間)における食品の搬送速度を指定しても良い。具体的には、プロセッサ21は、搬送装置11の搬送速度をデフォルト設定のままとしても良いし、処理対象とする食品の種類や状態などに応じて搬送速度を指定しても良いし、図示しない操作装置で入力されるオペレータの指定に応じて搬送速度を設定しても良い。
【0046】
カメラ14は、紫外線照射装置12からの紫外線が照射されている食品の画像を撮影する(ST13)。例えば、カメラ14は、紫外線照射装置12からの指示に応じて食品を撮影した画像を紫外線照射装置12へ供給するようにしても良いし、照射領域を撮影した画像を所定の周期で紫外線照射装置12へ供給するようにしても良い。なお、ST13の処理は、ST12の前に実施されてもよい。
【0047】
紫外線照射装置12のプロセッサ41は、食品に紫外線を照射する制御を行うとともに、カメラインターフェース46によりカメラ14が撮影した紫外線を照射中(もしくは、紫外線の照射前や照射後)の食品の画像を取得する。例えば、プロセッサ41は、カメラ14が撮影する画像から照射領域における食品の画像を抽出し、抽出した紫外線を照射中の食品の画像として取得する。プロセッサ41は、紫外線を照射中の食品の画像を当該食品に対する紫外線の照射条件の1つとする。
【0048】
紫外線照射装置12のプロセッサ41は、食品に対する紫外線の照射条件を特定すると、食品に対する紫外線の照射条件を示す情報を通信部44によりデータ管理装置16へ送信する。このとき、プロセッサ41は、食品に対する紫外線の照射位置を特定し、照射位置を示す情報をデータ管理装置16へ送信してもよい。データ管理装置16は、紫外線照射装置12が食品に照射した紫外線の照射条件を示す情報や、紫外線の照射位置を示す情報を通信部25により受信(取得)する(ST14)。例えば、データ管理装置16のプロセッサ21は、紫外線照射装置12から取得した紫外線の照射条件を示す情報や照射位置を示す情報をメモリに保持する。
【0049】
また、識別情報付与装置13は、紫外線照射装置12による紫外線の照射領域を通過する食品に対して識別情報を付与する(ST15)。ここで、識別情報付与装置13は、自身が発行する識別情報を食品に付与しても良いし、紫外線照射装置12又はデータ管理装置16が発行する識別情報を食品に付与するようにしても良いし、食品の画像から抽出する特徴量を識別情報とするようにしても良い。なお、ST13の処理が、ST12より前に実施される場合は、ST15の処理もST12より前に実施されてもよい。
【0050】
識別情報付与装置13が食品に識別情報を付与すると、データ管理装置16は、通信部25により食品に付与した識別情報を取得する(ST16)。例えば、データ管理装置16は、識別情報付与装置13から食品に付与した識別情報を取得するようにしても良い。この場合、データ管理装置16のプロセッサ21は、識別情報付与装置13から取得する食品の識別情報と紫外線照射装置12から取得する当該食品の紫外線の照射条件とを対応づける。
【0051】
また、データ管理装置16は、識別情報付与装置13が食品に付与した識別情報を紫外線照射装置12から取得するようにしても良い。この場合、データ管理装置16は、食品の識別情報と当該食品の紫外線の照射条件とを対応させた情報として紫外線照射装置12から取得するようにしても良い。これにより、データ管理装置16のプロセッサ21は、食品の識別情報と当該食品の紫外線の照射条件とを紫外線照射装置12からの情報として対応づけることができる。
【0052】
データ管理装置16のプロセッサ21は、食品の識別情報と紫外線の照射条件とを取得すると、さらに、環境情報を取得する(ST17)。例えば、データ管理装置16のプロセッサ21は、通信部25により通信する環境計測装置15から温度および湿度などの環境情報を取得する。また、データ管理装置16のプロセッサ21は、外部通信部26により通信する気象情報サーバ17から食品に紫外線を照射したときの気象情報に含まれる温度および湿度などの環境情報を取得するようにしても良い。
【0053】
データ管理装置16のプロセッサ21は、食品の識別情報と紫外線の照射条件と環境情報とを取得すると、それらの情報を紐づけてデータベース16aに保存する(ST18)。例えば、データ管理装置16のプロセッサ21は、図4に示すようなデータベース16aに、食品の識別情報を記録し、さらに、食品の識別情報に対応づけて紫外線の照射条件と環境情報とを記録する。
【0054】
以上のように、第1の実施形態に係るデータ管理システムは、データ管理装置が食品に照射された紫外線の照射条件を取得し、紫外線を照射した食品に対して識別情報付与装置によって識別情報を付与し、データ管理装置が食品に対して付与した識別情報に当該食品に対する紫外線の照射条件と環境情報とを紐づけてデータベースに保存する。これにより、データ管理システムは、個々の食品に対する紫外線の照射条件や紫外線を照射したときの環境情報などを管理できる。
【0055】
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について説明する。
図6は、第2の実施形態に係るデータ管理装置16を含むデータ管理システム101の構成例を示す図である。
図6に示す構成例において、データ管理システム101は、搬送装置11、識別情報読取装置18、紫外線照射装置12、カメラ14、環境計測装置15、および、データ管理装置16を有する。図6に示す第2の実施形態に係るデータ管理システム101は、図1に示す第1の実施形態に係るデータ管理システム1において識別情報付与装置13を省略し、識別情報読取装置18を追加した構成となっている。
【0056】
第2の実施形態に係るデータ管理システム101において、搬送装置11、紫外線照射装置12、カメラ14、環境計測装置15、データ管理装置16、および、気象情報サーバ17は、第1の実施形態で説明したものと同様な構成で実現できるため、同一箇所に同一番号を付して詳細な説明を省略するものとする。
【0057】
識別情報読取装置18は、食品に付与されている識別情報を読み取るデバイスである。識別情報読取装置18は、食品に付与されている識別情報の形態に応じた構成を備えるものである。
例えば、食品に貼り付けられたラベルに識別情報を示す情報を印字されている場合、識別情報読取装置18は、食品に貼り付けられたラベルに表示されている識別情報を示す情報を読み取る構成を備える。このラベルは、例えば、1次元コードや2次元コードの形で識別情報が表示されており、識別情報読取装置18によって、その識別情報が読み取られる。また、このラベルは、文字によって人間でも読み取ることが可能な形態で識別情報が表示されており、識別情報読取装置18によって、その識別情報が読み取られる(電子データ化される)形態であってもよい。このとき、識別情報読取装置18は、例えばカメラである。
【0058】
また、食品に特殊インク(UVインクなど)で識別情報を示す情報を印字されている場合、識別情報読取装置18は、食品に印字されている識別情報を示す情報を読み取る構成を備える。例えば、食品にUVインクで識別情報が印字されている場合、識別情報読取装置18は、UVインクに含まれる蛍光体が励起される波長の光を食品に照射した状態で識別情報を示す情報を読み取る構成とする。
【0059】
また、食品の画像から抽出される特徴量(例えば、特徴点、食品の形状、食品の模様など)を識別情報とする場合、識別情報読取装置18は、カメラで撮影した食品の画像から識別情報とする特徴量を抽出する構成を備えるものとする。なお、食品を識別するための特徴量としては、食品の画像から抽出される特徴点、食品の形状、食品の模様、食品に付加される特定部位の特徴量(ヘタの形状など)などを用いるようにしても良い。
【0060】
なお、識別情報読取装置18は、紫外線照射装置12に含まれるデバイスであっても良い。例えば、食品にUVインクで識別情報が印字されている場合、紫外線照射装置12が食品に照射する紫外線がUVインクで印字された情報を読み取り可能とする波長領域であることも考えられる。この場合、紫外線照射装置12は、紫外線照射装置12が食品に紫外線を照射している間に読取可能となる識別情報を示す情報を読み取る構成(識別情報読取装置18に相当するデバイス)を備えるものとしても良い。
【0061】
次に、第2の実施形態に係るデータ管理システム101の動作について説明する。
図7は、第2の実施形態に係るデータ管理システム101の動作例を説明するためのフローチャートである。
まず、データ管理システム101においては、搬送装置11が処理対象とする食品を識別情報読取装置18による識別情報の読取領域に搬送する(ST21)。
【0062】
識別情報読取装置18は、識別情報の照射領域を通過する食品から識別情報を読み取る(ST22)。上述したように、識別情報読取装置18は、食品に貼り付けされたラベルから識別情報を読み取っても良いし、食品に印字された識別情報を読み取っても良いし、食品の画像から抽出する特徴量を識別情報として読み取るようにしても良い。
【0063】
識別情報読取装置18が食品の識別情報を読み取ると、データ管理装置16は、通信部25により食品の識別情報を取得する(ST23)。例えば、データ管理装置16は、識別情報読取装置18から食品の識別情報を取得するようにしても良い。この場合、データ管理装置16のプロセッサ21は、識別情報付与装置13から取得する食品の識別情報を保持し、後で紫外線照射装置12から取得する当該食品の紫外線の照射条件を対応づけるようにする。
【0064】
また、データ管理装置16は、識別情報読取装置18が食品から読み取った識別情報を紫外線照射装置12から取得するようにしても良い。この場合、紫外線照射装置12は、識別情報読取装置18が読み取った食品の識別情報を一時的に保持し、当該食品に対する紫外線の照射条件が特定された後に、当該食品の識別情報と紫外線の照射条件とを対応させた情報としてデータ管理装置16へ供給するようにすれば良い。これにより、データ管理装置16は、紫外線照射装置12から食品の識別情報と当該食品の紫外線の照射条件とを取得することができる。
【0065】
また、搬送装置11は、識別情報読取装置18による識別情報の読取領域を通過した食品を紫外線照射装置12による紫外線の照射領域へ搬送する。紫外線照射装置12は、搬送装置11により紫外線の照射領域が設定された所定区間に搬送される食品に対して紫外線を照射する(ST24)。紫外線照射装置12のプロセッサ21は、紫外線の照射条件に応じて各部を設定して紫外線照射器45により紫外線を照射させる。これにより、搬送装置11に搬送される食品には、紫外線の照射領域(所定区間)において紫外線照射器45が照射する紫外線が照射される。
【0066】
例えば、紫外線照射装置12のプロセッサ21は、上述したように、紫外線の照射条件に含まれる情報である紫外線照射器45が照射する紫外線の波長を設定するとともに、紫外線の照射条件に含まれる情報である積算光量又は照射時間に応じて搬送装置11に紫外線の照射領域(所定区間)における食品の搬送速度を制御する。
【0067】
また、カメラ14は、紫外線照射装置12からの紫外線が照射されている食品の画像を撮影する(ST25)。例えば、カメラ14は、紫外線照射装置12からの指示に応じて紫外線の照射領域を撮影した画像を紫外線照射装置12へ供給するようにしても良いし、照射領域を撮影した画像を所定の周期で紫外線照射装置12へ供給するようにしても良い。
【0068】
紫外線照射装置12のプロセッサ41は、食品に紫外線を照射するとともに、カメラインターフェース46によりカメラ14が撮影した紫外線を照射中の食品の画像を取得する。例えば、プロセッサ41は、カメラ14が撮影する画像から照射領域における食品の画像を抽出し、抽出した紫外線を照射中の食品の画像として取得する。プロセッサ41は、紫外線を照射中の食品の画像を当該食品に対する紫外線の照射条件の1つとする。
【0069】
紫外線照射装置12のプロセッサ41は、食品に対する紫外線の照射条件を特定すると、食品に対する紫外線の照射条件を示す情報を通信部44によりデータ管理装置16へ送信する。データ管理装置16は、紫外線照射装置12が食品に照射した紫外線の照射条件を示す情報を通信部25によって受信(取得)する(ST26)。
【0070】
例えば、データ管理装置16のプロセッサ21は、紫外線照射装置12から取得した紫外線の照射条件を当該食品の識別情報に対応づけてメモリに保持する。なお、データ管理装置16のプロセッサ21は、上述したように、紫外線照射装置12から食品の識別情報と紫外線の照射条件とを対応づけた情報を取得するようにしても良い。
【0071】
また、データ管理装置16のプロセッサ21は、食品の識別情報と紫外線の照射条件とを取得すると、さらに、当該食品に紫外線を照射したときの環境情報を取得する(ST27)。例えば、データ管理装置16のプロセッサ21は、通信部25により通信する環境計測装置15から温度および湿度などの環境情報を取得する。また、データ管理装置16のプロセッサ21は、外部通信部26により通信する気象情報サーバ17から食品に紫外線を照射したときの気象情報に含まれる温度および湿度などの環境情報を取得するようにしても良い。
【0072】
データ管理装置16のプロセッサ21は、食品の識別情報と紫外線の照射条件と環境情報とを取得すると、それらの情報を紐づけてデータベース16aに保存する(ST28)。これにより、データ管理装置16のプロセッサ21は、図4に示すようなデータベース16aに、食品の識別情報を記録し、さらに、食品の識別情報に対応づけて紫外線の照射条件と環境情報とを記録することができる。
【0073】
以上のように、第2の実施形態に係るデータ管理システムは、紫外線の照射対象となる食品の識別情報を識別情報読取装置によって読み取り、データ管理装置が食品の識別情報と食品に照射された紫外線の照射条件とを取得し、データ管理装置が食品の識別情報に当該食品に対する紫外線の照射条件と環境情報とを紐づけてデータベースに保存する。これにより、データ管理システムは、食品に付与されている識別情報を認識した上で、個々の食品に対する紫外線の照射条件や紫外線を照射したときの環境情報などを管理できる。
【0074】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0075】
1、101…データ管理システム、11…搬送装置、12…紫外線照射装置、13…識別情報付与装置、14…カメラ、15…環境計測装置、16…データ管理装置、16a…データベース、17…気象情報サーバ、21…プロセッサ(管理部)、22…システムメモリ、23…データメモリ、25…通信部(第1、第2、第3の取得部)、26…外部通信部(第3の取得部)。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7