(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024049266
(43)【公開日】2024-04-09
(54)【発明の名称】書籍等を含む創る絵本
(51)【国際特許分類】
B42D 1/00 20060101AFI20240402BHJP
【FI】
B42D1/00 B
【審査請求】有
【請求項の数】3
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022166527
(22)【出願日】2022-09-28
(71)【出願人】
【識別番号】522405163
【氏名又は名称】江原 勲
(72)【発明者】
【氏名】江原 勲
(57)【要約】
【課題】 本発明は、絵本、書籍等を購入した、あるいはweb媒体で手にした幼児、児童、成人等自らが、その絵本、書籍等に描かれた絵画を見て、その絵画にそったストーリーを考え、言葉を創作して、その絵本、書籍等に自らが言葉を書き込んで、その幼児、児童、成人等が創造する空想の絵本、書籍等を完成させることができる、一コマ以上の書籍等を含む創る絵本を得るにある。
【解決手段】 本発明は、絵本、書籍等の台紙と、この台紙に記載された言葉を書き込むことができる絵画と、この絵画を見て、その絵画にそったストーリーを考えて言葉を創作して、前記絵画に記載できる言葉の書き込み枠とからなることを特徴とする、一コマ以上の書籍等を含む創る絵本を提供する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
絵本、書籍等の台紙と、この台紙に記載された言葉を書き込むことができる絵画と、この絵画を見て、その絵画にそったストーリーを考えて言葉を創作して前記絵画に記載できる言葉の書き込み枠とからなることを特徴とする一コマ以上の書籍等を含む創る絵本。
【請求項2】
絵本、書籍等の台紙と、この台紙に記載された、絵画を描くことができる言葉と、この言葉を読んでそれに沿った絵画を描くことができる前記台紙に設けられた絵画スペースとからなることを特徴とする一コマ以上の書籍等を含む創る絵本。
【請求項3】
絵本、書籍等の台紙と、この台紙に記載された言葉を書き込むことができる絵画と、この絵画を見て、その絵画にそったストーリーを考え言葉を創作して前記絵画に記載できる言葉の書き込み枠と、前期絵画を見て、その絵画にそったストーリーを考えて言葉を創作して前記言葉の書き込み枠に記載する言葉と、前記絵本、書籍等の台紙に記載された、絵画を描くことができる言葉と、この言葉を読んでそれに沿った絵画を描くことができる前記絵本、書籍等の台紙に設けられた絵画スペースとからなることを特徴とする一コマ以上の書籍等を含む創る絵本。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、創る絵本、書籍等を購入した、あるいはweb媒体で手にした幼児、児童、小学生、中学生、高校生、大学生、成人等自らが、その書籍等を含む創る絵本を見て、その書籍等を含む創る絵本の作者となることを誘引することができる、一コマ以上の、書籍等を含む創る絵本に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の幼児、児童、成人等が購入またはweb媒体で手にした絵本、書籍等は、作者及び挿入される絵画の画家との両者により作成され、その完成されたストリートと絵画を読者である幼児、児童、成人等が文字を読んで、絵画を見て楽しむものとなっている。このため、絵本、書籍等を購入した幼児、児童、成人等は、その絵本、書籍等の絵画を見ること、文字を読むことにとどまっていた。
このため、描かれた絵画にそったストーリーを、幼児、児童、成人等、自らが考え、言葉や絵画を創作して、絵本、書籍等に書き込んで絵本、書籍等を完成させるという、創作する喜び、楽しさを享受することができるものではなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、以上のような従来の具合により、絵本、書籍等、を購入した、あるいはweb媒体で手にした幼児、児童、成人等、自らが、その絵本、あるいは書籍等に描かれた絵画を見て、その絵画にそった、ストーリーを考え、言葉を創作して、その絵画に自らが言葉を書き込んで、その幼児、児童、成人等、が創造する空想の絵本、書籍等、を完成させたり、台紙に記載された、絵画を描くことができる言葉と、この言葉を読んで、それに沿った絵画を描くことができる台紙に設けられた絵画スペースにストーリーを考え、絵画スペースに絵画を描いて絵本、書籍等を自らが完成させることができる、一コマ以上の書籍等を含む創る絵本を提供することを目的としている。
【0005】
本発明の前記ならびにその他の目的と新規な特徴は次の説明を添付図面と照らし合わせて読むと、より完全に明らかになるであろう。
ただし、図面はもっぱら解説のためのものであって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は絵本、書籍等の台紙と、この台紙に記載された言葉を書き込むことができる絵画と、この絵画を見て、その絵画にそったストーリーを考えて言葉を創作して、前記絵画に記載できる言葉の書き込み枠とで書籍等を含む創る絵本を構成している。
また、本発明は、絵本、書籍等の台紙と、この台紙に記載された、絵画を描くことができる言葉と、この言葉を読んでそれに沿った絵画を描くことができる前記台紙に設けられた絵画スペースとで書籍等を含む創る絵本を構成している。
さらに、本発明は、絵本、書籍等の台紙と、この台紙に記載された言葉を書き込むことができる絵画と、この絵画を見て、その絵画にそったストーリーを考えて言葉を創作して前記絵画に記載できる言葉の書き込み枠と、前記絵画を見てその絵画にそったストーリーを考えて言葉を創作して前記言葉の書き込み枠に記載する言葉と、前記絵本、書籍等の台紙に記載された、絵画を描くことができる言葉と、この言葉を読んでそれに沿った絵画を描くことができる前記絵本や書籍等の台紙に設けられた絵画スペースとで一コマ以上の書籍等を含む創る絵本を構成している。
【発明の効果】
【0007】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙する効果が得られる。
(1) 絵本、書籍等の台紙と、この台紙に記載された言葉を書き込むことができる絵画と、この絵画を見て、その絵画にそったストーリーを考えて言葉を創作して、前記絵画に記載できる言葉の書き込み枠とから構成されているので、絵画を見てその絵画にそったストーリーを考えて言葉を創作して言葉の書き込み枠に書き込むことにより、幼児、児童、成人等、自らが絵本、書籍等を創ることができる。
したがって、完成された絵本、書籍等から与えられたものより、自らが、絵本、書籍等を創り出すことの楽しさや、喜びを感じることができ、幼児、児童、成人等は創作することの頭脳を育成訓練することができる。
【0008】
(2) 絵本、書籍等の台紙と、この台紙に記載された、絵画を描くことができる言葉と、この言葉を読んでそれに沿った絵画を描くことができる前記台紙に設けられた絵画スペースとで構成されているので、絵画を描くことができる言葉から、その言葉に沿ったストーリーを考えて絵画を創作して絵画スペースにその絵画を書き込むことにより、幼児、児童、成人等自らが絵本、書籍等を創ることができる。
したがって、幼児、児童、成人等は、完成された絵本から与えられたものより、自らが絵本、書籍等を創り出すことの楽しさや、喜びを感じることができ、創作することの頭脳を育成訓練することができる。
【0009】
(3)請求項3は前記(1)、(2)と同様な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明を実施するための第1の形態の正面図。
【
図2】本発明を実施するための第1の形態の使用状態の正面図。
【
図3】本発明を実施するための第2の形態の正面図。
【
図4】本発明を実施するための第2の形態の使用状態の正面図。
【
図5】本発明を実施するための第3の形態の正面図。
【
図6】本発明を実施するための第3の形態の使用状態の正面図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、図面に示す本発明を実施するための形態により、本発明を詳細に説明する。
【0012】
図1および
図2に示す本発明を実施するための第1の実施の形態において、1は本発明を実施するための創る絵本、書籍で、この創る絵本、書籍1は印刷することができる紙、厚紙等の絵本、書籍の台紙2と、この絵本、書籍の台紙2に記載あるいは印刷された言葉を書き込むことができる絵画3と、この絵画3を見て、その絵画3にそったストーリーを考えて言葉を創作して前記絵画3に記載できる言葉の書き込み枠4とで構成されている。
【0013】
上記構成の創る絵本、書籍1は、幼児、児童、小学生、中学生、高校生、大学生、成人等自らが、その創る絵本、書籍1の台紙2に印刷された絵画3を見て、その絵画3にそったストーリーを考え、言葉を創作して、その考えた言葉5を言葉の書き込み枠4に
図2に示すように書き込むことにより、幼児、児童、成人等自らが、作成した絵本、書籍1Aが出来上がる。
【0014】
なお、この実施例では1枚の台紙2を用いて創る絵本、書籍1を構成したが、表表紙、裏表紙の付いた創る絵本、書籍にしたり、複数枚の台紙2を用いた創る絵本、書籍にしてもよい。
【発明を実施するための異なる形態】
【0015】
次に、
図3ないし
図6に示す本発明を実施するための異なる形態につき説明する。なお、これらの本発明を実施するための異なる形態の説明に当たって、前記本発明を実施するための第1の形態と同一構成部分には同一符号を付して重複する説明を省略する。
【0016】
図3および
図4に示す本発明を実施するための第2の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、台紙2に記載された、絵画を描くことができる言葉5と、この言葉5を読んで、それに沿った絵画を描くことができる前記台紙2に設けられた絵画スペース6とを設けた創る絵本、書籍1Bにした点で、このように構成した創る絵本、書籍1Bは、絵画を描くことができる言葉5から、その言葉に沿ったストーリーを考えて絵画を創作して、絵画スペース6にその絵画3を
図4に示すように書き込むことにより、幼児、児童、成人等自らが、作成した絵本、書籍1Cにすることが出来る。
【0017】
図5および
図6に示す本発明を実施するための第3の形態において、前記本発明を実施するための第1の形態と主に異なる点は、台紙2に、絵画を描くことができる言葉5と、この言葉5を読んで、それに沿った絵画を描くことができる絵画スペース6とを設けた点で、このように構成した創る絵本、書籍1Dにしても、絵画3の言葉の書き込み枠4に言葉を書き込み、絵画スペース6に絵画3を書き込むことにより、幼児、児童、成人等自らが作成した絵本、書籍1Eにすることができる。
【産業上の利用可能性】
【0018】
本発明は、絵画を見て、それに沿った文章を考えたり、文章を読んで、それに沿った絵画を描いたりして、読者となる幼児、児童、成人等が絵本、書籍等を作成することとなり、新たな幼児、児童、成人等の創造する頭脳を育成する紙媒体産業、あるいはweb媒体産業等で利用される。
【符号の説明】
【0019】
1、 1B、1D: 創る絵本、書籍、
1A、1C、1E,: 作成した絵本、書籍、
2: 台紙、
3: 絵画、
4: 言葉の書き込み枠、
5: 言葉、
6: 絵画スペース。