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特開2024-49268二輪車と連結した台車を足場として操縦する軽車両
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  • 特開-二輪車と連結した台車を足場として操縦する軽車両 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024049268
(43)【公開日】2024-04-09
(54)【発明の名称】二輪車と連結した台車を足場として操縦する軽車両
(51)【国際特許分類】
   B62H 1/12 20060101AFI20240402BHJP
   B62J 43/16 20200101ALI20240402BHJP
   B62J 43/26 20200101ALI20240402BHJP
   B62J 25/04 20200101ALI20240402BHJP
【FI】
B62H1/12 A
B62J43/16
B62J43/26
B62J25/04
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022166529
(22)【出願日】2022-09-28
(71)【出願人】
【識別番号】710012025
【氏名又は名称】道家 環
(72)【発明者】
【氏名】道家 環
(57)【要約】
【課題】二輪車は登坂時、横風向かい風の時、重量物を搭載した場合等の状況では操縦安定性が低下する。
電動化に於いて重いバッテリーでは操縦安定性の悪化が避けられず、
高価な軽量バッテリーの利用が必須となり4輪車に対するコスト競争力が、損なわれてしまう。
【解決手段】二輪車と全輪自在車輪の台車とをアーチ型の連結器により連結し、
台車を足場とし、足の伸縮により二輪車を操縦することで、
操縦安定性悪化させずに重量物の積載が可能となり、
安価な鉛バッテリーを用いた軽車両が実現可能となる。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
全輪を自在車輪とした台車と二輪車を、アーチレールを用いた連結器により連結し、台車を足場として二輪車を操縦する軽車両。図1,2,3、4参照
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
二輪車の高効率、小回りの良さを活かしながら重量貨物を搭載した場合でも操縦安定性が悪化しない軽車両。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
二輪車は小回りが効いて運動効率が高いが、
登坂時や向かい風、重量貨物の積載時に操縦安定性が悪化する。
この為電動化において高価な軽量バッテリーの使用が必須となり電動二輪車のコストアップの原因となっている。
【0003】
既存の電動車両の大半が車載バッテリーを充電する方式では
・多数の充電設備が必要であり費用だけでなくその製造・設置においてCO2の排出増加の懸念がある。
・今後交換式バッテリー車が主流となった場合、充電設備は無駄になる。
・急速充電を用いた場合充電効率が低下する。
という問題点がある。
【課題を解決するための手段】
【0004】
全輪を自在車輪とした台車と二輪車を連結し、
台車を足場として二輪車を操縦することにより
二輪車のバランスをとる必要を無くし、
両足の屈伸により二輪車を傾斜させて操縦するようにした。図9参照
この時足場となる台車は二輪車に対し相対位置が一意とならなければ運転者に安定感が得られない為、台車の前後を二輪車に取り付けた前・後のプッシュボードで挟み前後位置を固定し、
台車に取り付けたアーチレールを、二輪車に取り付けたシザースロッド上・下によって挟み、上下左右の位置決めを行うことで、台車と二輪車の相対位置を一意となる(二輪車を傾斜させても台車の位置が変らない)様にした。
図7図8参照
【発明の効果】
【0005】
二輪車の操縦に必須のバランスをとるという事を不要とし、
単純な足の屈伸で操縦することで、
特に重量物を搭載した場合の操縦安定性が向上した。
電動化する場合、安価な鉛バッテリーの使用が可能となった。
【0006】
安価な鉛バッテリーならば事前に充電済みのバッテリーを用意し、
使用済みバッテリーと交換することで簡便で効率の良い運用が可能となる。
又、既存バッテリー充電器にて充電が可能なため充電設備が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】車両全体上面図
図2】車体全体正面図
図3】二輪車と台車の相関 1二輪車を2台車中央に乗せて連結器により連結する。
図4】車体全体側面図
図5】台車とアーチレールの相関 上面図
図6】台車とアーチレールの相関 正面図 3アーチレールは4台車中央の地表面からアーチ内面が5アーチ半径となる位置に固定される
図7】二輪車と台車の連結部 7二輪車の側面と台車の上面図 二輪車に取り付けた6プッシュボード前・後に台車受圧面が挟まれ、二輪車に対して台車の前後位置を固定する。
図8】アーチレールとシザースロッドの相関図 二輪車に取り付けた8シザースロッド上・下は二輪車の傾斜に伴い7アーチレール上を移動し、二輪車に対して台車の上下左右の位置を固定する。
図9】操縦イメージ 9 左折時 9操縦者は右足を曲げ、左足を伸ばし二輪車を右傾させる。10 直進時 10操縦者は左右均等に二輪車を直立させる。11 右折時 11操縦者は左足を曲げ、右足を伸ばし二輪車を左傾させる。
図10】汎用電動車両イメージ 12台車上に13バッテリー、14荷台、15天面ステーを設置し貨物重量及び風の操縦安定性への影響を緩和する。
図11】貨物運搬用電動車両イメージ 汎用車両に対し、16後輪の小径化、17ホイールベース延長に伴い18アーチレールを3列化し19貨物積載部を拡大する。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11