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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024049609
(43)【公開日】2024-04-10
(54)【発明の名称】ガイドワイヤ
(51)【国際特許分類】
   A61M 25/09 20060101AFI20240403BHJP
【FI】
A61M25/09 514
A61M25/09 516
【審査請求】未請求
【請求項の数】5
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022155939
(22)【出願日】2022-09-29
(71)【出願人】
【識別番号】390030731
【氏名又は名称】朝日インテック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100111615
【弁理士】
【氏名又は名称】佐野 良太
(74)【代理人】
【識別番号】100162156
【弁理士】
【氏名又は名称】村雨 圭介
(72)【発明者】
【氏名】花井 愛珠
(72)【発明者】
【氏名】牛田 圭亮
【テーマコード(参考)】
4C267
【Fターム(参考)】
4C267AA29
4C267BB03
4C267BB04
4C267BB11
4C267BB12
4C267BB13
4C267BB38
4C267CC08
4C267CC20
4C267GG24
4C267HH07
(57)【要約】
【課題】コアに対するコーティングの接着性が改善され、かつ、ガイドワイヤ全体の細径化に適したガイドワイヤを提供する。
【解決手段】ガイドワイヤ10は、長尺状のコア1と、コア1の先端側の外周面に配置された外装体2と、外装体2の基端側に設けられ、外装体2とコア1とを固定する固定部3と、コア1の基端側を被覆する被覆部4とを備える。固定部3は、外装体2からコア1の基端側に向かう方向に延びる延在部31を有している。被覆部4は、延在部31を内包するが、外装体2を内包しないように設けられている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
長尺状のコアと、
前記コアの先端側の外周面に配置された外装体と、
前記外装体の基端側に設けられ、前記外装体と前記コアとを固定する固定部と、
前記コアの基端側を被覆する被覆部とを備え、
前記固定部が、前記外装体から前記コアの基端側に向かう方向に延びる延在部を有し、
前記被覆部が、前記延在部を内包するが、前記外装体を内包しないように設けられている、ガイドワイヤ。
【請求項2】
前記延在部が、前記コアの外周面に配置されており、
前記被覆部の先端部が、前記延在部の外周面に接合されている、請求項1に記載のガイドワイヤ。
【請求項3】
前記外装体の最大外径をφ1と定義し、前記被覆部の最大外径をφ2と定義したとき、φ1≧φ2を満足する、請求項1に記載のガイドワイヤ。
【請求項4】
前記固定部が樹脂系接着剤から構成され、
前記被覆部がコーティング樹脂から構成される、請求項1に記載のガイドワイヤ。
【請求項5】
金属材料からなる補強部をさらに備え、
前記補強部は、下記の(1)及び(2)からなる群から選択される少なくとも1つを満足する、請求項1に記載のガイドワイヤ。
(1)前記補強部が、前記固定部よりも先端側に設けられる。
(2)前記補強部が、前記固定部に内包されるように設けられる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ガイドワイヤに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、血管、消化器官等の人体の管状器官に挿入されるカテーテル状の医療器具を標的部位に誘導するために、ガイドワイヤが用いられている。
【0003】
ガイドワイヤとして、弾性を有する長尺状のコアにウレタン樹脂等によるコーティングを施したガイドワイヤが知られている。このようなガイドワイヤの1つとして、図5に示すようなハーフジャケット型と呼ばれるガイドワイヤ300がある。ハーフジャケット型のガイドワイヤ300は、長尺状のコア301と、コア301の先端側に設けられた先端コイル302とを備え、先端コイル302を除く部分がコーティング(ジャケット)303により被覆された構造を有している。図5に示すようなハーフジャケット型のガイドワイヤ300において、コア301と先端コイル302とは、金属のロウ材によるロウ付け部304によって接合されている。
【0004】
ロウ材は、コーティング材、特に、ウレタン樹脂に対する接着性が低い。そのため、図5に示すようなガイドワイヤ300では、ロウ付け部304とコーティング303との境界部305付近でコーティング303がコア301から剥離しやすいという問題がある。
【0005】
ところで、特許文献1には、コア2と、コア2に連結されて先端方向に延在する先端部材3と、コア2の先端付近より延在するコイル4とを含むガイドワイヤ1において、先端部材3が、コア2と並行するように接合部6で連結されており、接合部6を覆うように円筒状に形成された樹脂外筒部7の内部にコイル4と先端部材3の本体部31とを含むことが記載されている。特許文献1のガイドワイヤ1では、接合部6が樹脂外筒部7の内部に埋設されていることにより、樹脂外筒部7がコア2から剥離することは抑制されるが、ガイドワイヤ1全体の外径を小さく抑制することが難しいという問題がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開2010-252938号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ロウ材は、コーティング、特に、ウレタン樹脂に対する接着性が低いことが知られている。そのため、図5に示すようなガイドワイヤ300では、ロウ付け部304とコーティング303との境界部305付近でコーティング303がコア301から剥離しやすいという問題がある。また、特許文献1に開示のガイドワイヤでは、ガイドワイヤ全体の細径化が難しいという問題がある。
【0008】
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、コアに対するコーティング(被覆部)の接着性が改善され、かつ、ガイドワイヤ全体の細径化に適したガイドワイヤを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、本発明は、長尺状のコアと、前記コアの先端側の外周面に配置された外装体と、前記外装体の基端側に設けられ、前記外装体と前記コアとを固定する固定部と、前記コアの基端側を被覆する被覆部とを備え、前記固定部は、前記外装体から前記コアの基端側に向かう方向に延びる延在部を有し、前記被覆部は、前記延在部を内包するが、前記外装体を内包しないように設けられている、ガイドワイヤを提供する(発明1)。
【0010】
かかる発明(発明1)によれば、固定部が外装体からコアの基端側に向かう方向に延びる延在部を有し、被覆部が延在部を内包するように設けられているので、コアに対する被覆部の接着性を向上させることができる。また、被覆部が外装体を内包しないように設けられているので、ガイドワイヤ全体の細径化が実現されやすい。
【0011】
上記発明(発明1)において、前記延在部が、前記コアの外周面に配置されていてもよく、前記被覆部の先端部が、前記延在部の外周面に接合されていてもよい(発明2)。
【0012】
かかる発明(発明2)によれば、コアに対する被覆部の接着性をより向上させることができる。
【0013】
上記発明(発明1,2)において、前記外装体の最大外径をφ1と定義し、前記被覆部の最大外径をφ2と定義したとき、φ1≧φ2を満足することが好ましい(発明3)。
【0014】
かかる発明(発明3)によれば、固定部とコアとの境界部付近で被覆部がコアからより剥離しにくくなる。
【0015】
上記発明(発明1-3)において、前記固定部が樹脂系接着剤から構成されることが好ましく、前記被覆部がコーティング樹脂から構成されることが好ましい(発明4)。
【0016】
かかる発明(発明4)によれば、コアに対する被覆部の接着性をより一層向上させることができる。
【0017】
上記発明(発明1-4)は、金属材料からなる補強部をさらに備えていてもよく、前記補強部が、下記の(1)及び(2)からなる群から選択される少なくとも1つを満足してもよい(発明5)。
(1)前記補強部が、前記固定部よりも先端側に設けられる。
(2)前記補強部が、前記固定部に内包されるように設けられる。
【0018】
かかる発明(発明5)によれば、外装体とコアとの固定度を向上させることができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、コアに対する被覆部の接着性が改善され、かつ、ガイドワイヤ全体の細径化に適したガイドワイヤを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の第一実施形態に係るガイドワイヤの構造を示す全体断面図である。
図2図1の固定部周辺の拡大図である。
図3】本発明の第一実施形態に係るガイドワイヤの固定部の変形例を示す断面図である。
図4】本発明の第一実施形態に係るガイドワイヤの補強部の例を示す断面図であって、(a)は第1の例、(b)は第2の例である。
図5】従来のハーフジャケット型のガイドワイヤの構造を示す全体断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明は、以下に説明する実施形態にのみ限定されるものではなく、記載された実施形態はあくまでも本発明の技術的特徴を説明するための例示にすぎない。また、各図面に示す形状や寸法はあくまでも本発明の内容の理解を容易にするために示したものであり、実際の形状や寸法を正しく反映したものではない。
【0022】
本明細書において、「先端側」とは、ガイドワイヤの軸線方向に沿う方向であって、ガイドワイヤが標的部位に向かって進行する方向を意味する。「基端側」とは、ガイドワイヤの軸線方向に沿う方向であって、上記先端側と反対の方向を意味する。また、「先端」とは、任意の部材または部位における先端側の端部、「基端」とは、任意の部材または部位における基端側の端部をそれぞれ示す。なお、図1においては、図示左側が体内へと挿入される「先端側」であり、図示右側が手技者によって操作される「基端側」である。
【0023】
図1は、本発明の実施形態に係るガイドワイヤ10の構造を示す全体断面図である。ガイドワイヤ10は、長尺状のコア1と、外装体2と、固定部3と、被覆部4とを備える。外装体2は、コア1の先端側の外周面に配置されている。固定部3は、外装体2の基端側に設けられ、外装体2とコア1とを固定している。被覆部4は、コア1の基端側を被覆している。ガイドワイヤ10において、固定部3は、外装体2からコア1の基端側に向かう方向に延びる延在部31を有し、被覆部4は、延在部31を内包するが、外装体2を内包しないように設けられている。ガイドワイヤ10の先端には、コア1の先端部11と外装体2の先端部22とを接合する先端チップ6が設けられている。
【0024】
ガイドワイヤ10では、固定部3が外装体2からコア1の基端側に向かう方向に延びる延在部31を有し、被覆部4が延在部31を内包するように設けられていることにより、固定部3と被覆部4との接着面積が増加するので、コア1に対する被覆部4の接着性を向上させることができる。また、被覆部4が外装体2を内包しないように設けられているので、ガイドワイヤ10全体の細径化が実現されやすい。
【0025】
図2は、図1の固定部3周辺の拡大図である。図2に示すように、延在部31は、コア1の外周面1Sに配置されていてもよい。延在部31は、コア1の外周面1Sを取り囲むように略円錐状に配置されていてもよい。このように配置された延在部31の外周面31Sに、被覆部4の先端部41が接合されていてもよい。被覆部4の先端部41は、延在部31の外周面31Sを取り囲むように接合されていてもよい。このような構造によれば、コア1に対する被覆部4の接着性をより向上させることができる。
【0026】
被覆部4に内包され、かつ、外装体2からコア1の基端側に向かう方向に延びる延在部31を有している限り、固定部3の形状は、図2に示す例に限定されない。図3は、ガイドワイヤ1の固定部3の変形例を示す断面図である。図3に示すように、固定部3は、外周面31Sに凹凸構造32を有していてもよい。このような構造によれば、固定部3と被覆部4との接着面積がより増加することに加えて、外周面31Sと被覆部4の先端部41の内周面41Sとの摩擦係数の増加により、延在部31と被覆部4との接着性が向上するので、コア1に対する被覆部4の接着性をより一層向上させることができる。
【0027】
凹凸構造32は、規則的であってもよく、不規則的であってもよい。凹凸構造32は、例えば、延在部31の外周面31Sに、研磨等により微細な傷を付けることにより形成することができる。
【0028】
図1に示すように、ガイドワイヤ10において、外装体2の最大外径をφ1と定義し、被覆部4の最大外径をφ2と定義する。ガイドワイヤ10は、φ1≧φ2を満足することが好ましい。このような構造によれば、固定部3とコア1との境界部付近で被覆部4がコア1からより剥離しにくくなる。
【0029】
ガイドワイヤ10は、1≦φ1/φ2≦2を満足することがより好ましい。
【0030】
ガイドワイヤ10において、φ1/φ2=1を満足することがさらに好ましい。φ1/φ2=1を満足すると、断面視において、固定部3と被覆部4とが面一である構造が実現されやすい。このような構造によれば、固定部3とコア1との境界部付近で被覆部4がコア1からより一層剥離しにくい。
【0031】
固定部3は、樹脂系接着剤から構成されていてもよい。樹脂系接着剤としては、例えば、エポキシ系接着剤、ウレタン系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、アクリル系接着剤等が挙げられる。エポキシ系接着剤は、ウレタン樹脂に対する投錨性に優れるため、被覆部4が、ウレタン樹脂から構成される場合には、固定部3はエポキシ系接着剤から構成されることが好ましい。
【0032】
被覆部4は、コーティング樹脂から構成されていてもよい。コーティング樹脂は、疎水性を有する樹脂であることが好ましい。疎水性を有する樹脂としては、例えば、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂、ナイロン樹脂等が挙げられる。被覆部4は、下記2つの理由から、ウレタン樹脂で構成されることが好ましい。1つ目の理由は、ウレタン樹脂と疎水性を有する樹脂との親和性がよいことである。2つ目の理由は、ウレタン樹脂は硬度制御が容易であるため、使用範囲が広がり、使いやすいことである。
【0033】
コア1は、ガイドワイヤ10の軸となる長尺状の部材である。図1に示すように、コア1は、基端側に太径部1a、先端側に細径部1bを有し、太径部1aと細径部1bとの間に基端側から先端側に向かって外径が減少するテーパー部1cを有していてもよい。太径部1a及びテーパー部1cは、コア1の基端側におおむね対応している。細径部1bは、コア1の先端側におおむね対応している。
【0034】
コア1を形成する材料として、例えば、ステンレス合金(SUS304、SUS316等)、Ni-Ti合金等の超弾性合金、ピアノ線、ニッケル-クロム系合金、コバルト合金、タングステン等が挙げられる。
【0035】
コア1の基端側の外周面は、被覆部4により被覆されている。コア1の先端側の外周面は、外装体2により覆われている。
【0036】
外装体2は円筒状の形状を有し、軸方向に延びる中空部にコア1の先端側が内挿されている。本実施形態において、外装体2は、コイル体21から構成されている。コイル体21は、素線を密に巻回することにより形成され、典型的には、1本の素線を密に巻回した1条コイルである。コイル体21は、複数の素線を並べて帯状体とし、この帯状体を密に巻回した多条コイルであってもよい。コイル体21を構成する素線は、中実の線材であってもよく、複数の撚り線を互いに撚り合わせた構造を有する撚り線材であってもよい。
【0037】
図2に示すように、固定部3は、コイル体21の少なくとも基端側の外周面まで延びていてもよい。このような構造によれば、外装体2と固定部3とのつなぎ目がより滑らかになるため、ガイドワイヤ10のハンドリング性が向上する。
【0038】
ガイドワイヤ10は、金属材料からなる補強部5をさらに備えていてもよい。補強部5は、下記の(1)及び(2)からなる群から選択される少なくとも1つを満足してもよい。補強部5により、外装体2とコア1との固定度を向上させることができる。
(1)補強部5は、固定部3よりも先端側に設けられる。
(2)補強部5は、固定部3に内包されるように設けられる。
【0039】
図4は、補強部5の例を示す断面図であって、(a)は第1の例、(b)は第2の例である。
【0040】
図4(a)に示すように、補強部5は、固定部3よりも先端側に設けられていてもよい。この場合、補強部5は、固定部3よりも先端側において、コア1の外周面に配置されていてもよい。
【0041】
図4(b)に示すように、補強部5は、固定部3に内包されるように設けられていてもよい。この場合、補強部5は、固定部3に内包されるように、コア1の外周面に配置されていてもよい。
【0042】
補強部5は、金属材料からなる。金属材料として、例えば、ロウ材、金属はんだが挙げられる。このような金属材料は、樹脂系接着剤に比べて高い強度を付与する。そのため、ガイドワイヤ10が、金属材料からなる補強部5をさらに備えることにより、外装体2とコア1との固定度を向上させることができる。ロウ材として、例えば、銀ロウ又は金ロウを使用できる。金属はんだとして、例えば、亜鉛、Sn-Ag合金、Au-Sn合金等を使用できる。
【0043】
ガイドワイヤ10は、図4(a)に示す補強部5と、図4(b)に示す補強部5との両方を備えていてもよい。このような構造によれば、外装体2とコア1との固定度をより向上させることができる。
【0044】
〔ガイドワイヤの製造方法〕
本実施形態におけるガイドワイヤ10は、例えば、以下の方法により製造することができる。
【0045】
まず、コイル体21から構成される外装体2がコア1の先端側に位置するように、外装体2にコア1を内挿する。次に、外装体2の基端側に外装体2からコア1の基端側に向かう方向に延びる延在部31が形成されるように、固定部3となりうる材料(例えば、樹脂系接着剤)を塗布する。固定部3となりうる材料は、外装体2の基端側の外周面にさらに塗布されてもよい。最後に、延在部31を内包するが、外装体2を内包しないように、被覆部4となりうる材料(例えば、液状のコーティング樹脂)を塗布する。これにより、ガイドワイヤ10が得られる。
【0046】
なお、ガイドワイヤ10が図4(a)に示す補強部5を備える場合には、コア1を外装体2に内挿した後に、補強部5となりうる材料(例えば、ロウ材)で補強部5を形成し、その後、外装体2の基端側に、固定部3となりうる材料を塗布すればよい。
【0047】
ガイドワイヤ10が図4(b)に示す補強部5を備える場合には、コア1を外装体2に内挿した後に、外装体2の基端側に、補強部5となりうる材料(例えば、ロウ材)で補強部5を形成し、その後、補強部5を内包するように、固定部3となりうる材料(例えば、樹脂系接着剤)を塗布すればよい。
【0048】
以上、本発明に係るガイドワイヤについて図面に基づいて説明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されることはなく、種々の変更実施が可能である。例えば、上記実施形態では、コアが、基端側に太径部、先端側に細径部、太径部と細径部との間にテーパー部を有する場合を例として説明したが、本発明のガイドワイヤに用いられるコアは、基端側から先端側に渡って一定の外径を有するものであってもよい。
【符号の説明】
【0049】
10 ガイドワイヤ
1 コア
1S 外周面
1a 太径部
1b 細径部
1c テーパー部
11 先端部
2 外装体
21 コイル体
22 先端部
3 固定部
31 延在部
31S 外周面
32 凹凸構造
4 被覆部
41 先端部
41S 内周面
5 補強部
6 先端チップ
図1
図2
図3
図4
図5