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特開2024-49842ロボット遠隔操作制御装置、ロボット遠隔操作制御方法、およびプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024049842
(43)【公開日】2024-04-10
(54)【発明の名称】ロボット遠隔操作制御装置、ロボット遠隔操作制御方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   B25J 13/08 20060101AFI20240403BHJP
【FI】
B25J13/08 A
【審査請求】未請求
【請求項の数】11
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022156322
(22)【出願日】2022-09-29
(71)【出願人】
【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100165179
【弁理士】
【氏名又は名称】田▲崎▼ 聡
(74)【代理人】
【識別番号】100126664
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 慎吾
(74)【代理人】
【識別番号】100154852
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 太一
(74)【代理人】
【識別番号】100194087
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 伸一
(72)【発明者】
【氏名】知久 健
【テーマコード(参考)】
3C707
【Fターム(参考)】
3C707BS27
3C707ES04
3C707JS03
3C707JS07
3C707JU03
3C707JU12
3C707KS21
3C707KT03
3C707KT05
3C707KT06
3C707KT15
3C707KW05
3C707KX10
3C707LW12
3C707LW15
(57)【要約】
【課題】操作者の操作に対する違和感を低減できるロボット遠隔操作制御装置、ロボット遠隔操作制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】ロボット遠隔操作制御装置は、ロボットを操作者が遠隔操作するロボット遠隔操作制御において、ロボットの存在する空間の空間情報を取得する空間情報センサと、ロボットの存在する空間を前記空間情報から再現した空間再現画像を前記操作者に提示する画像出力部と、ロボットの三次元モデルと空間情報に基づいて前記ロボットの姿勢を計算するロボット姿勢計算部と、空間情報とロボット姿勢計算部が計算した情報から、操作者の視点によるロボットの見え方を計算し、ロボットの身体による空間遮蔽を消した画像を空間再現画像として描画する空間再現画像描画部と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロボットを操作者が遠隔操作するロボット遠隔操作制御において、
前記ロボットの存在する空間の空間情報を取得する空間情報センサと、
前記ロボットの存在する空間を前記空間情報から再現した空間再現画像を前記操作者に提示する画像出力部と、
前記ロボットの三次元モデルと前記空間情報に基づいて前記ロボットの姿勢を計算するロボット姿勢計算部と、
前記空間情報と前記ロボット姿勢計算部が計算した情報から、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算し、前記ロボットの身体による空間遮蔽を消した画像を空間再現画像として描画する空間再現画像描画部と、
を備えるロボット遠隔操作制御装置。
【請求項2】
ロボットを操作者が遠隔操作するロボット遠隔操作制御において、
前記ロボットの存在する空間の空間情報を取得する空間情報センサと、
前記ロボットの存在する空間を前記空間情報から再現した空間再現画像を前記操作者に提示する画像出力部と、
前記ロボットの三次元モデルと前記空間情報に基づいて前記ロボットの姿勢を計算し、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算するロボット姿勢計算部と、
前記空間情報と前記ロボット姿勢計算部が計算した情報から、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算し、前記操作者の任意の視点の画像を空間再現画像として描画する空間再現画像描画部と、
を備えるロボット遠隔操作制御装置。
【請求項3】
前記空間再現画像描画部は、前記空間情報と前記ロボット姿勢計算部が計算した情報から、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算して、前記ロボットの身体が前記操作者の視界を遮蔽しているか否かを判別し、前記ロボットの身体が前記操作者の視界を遮蔽している場合に、前記操作者の任意の視点の画像を空間再現画像として描画する、
請求項1に記載のロボット遠隔操作制御装置。
【請求項4】
前記ロボットを操作する操作者の状態の操作者状態情報を取得する情報取得部を更に備え、
前記ロボット姿勢計算部は、前記ロボットの三次元モデルと前記空間情報センサと前記操作者状態情報に基づいて前記ロボットの姿勢を計算する、
請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載のロボット遠隔操作制御装置。
【請求項5】
前記空間情報センサは、位置が既知であり、時系列にデータを取得し、タイムスタンプを付与する、
請求項1または請求項2に記載のロボット遠隔操作制御装置。
【請求項6】
前記空間再現画像描画部は、前記空間情報と教師データである前記操作者の視点の画像を用いて学習したモデルを用いて、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算する、
請求項1または請求項2に記載のロボット遠隔操作制御装置。
【請求項7】
前記操作者状態情報に基づき前記ロボットの操作量を決定する操作量決定部、を更に備える、
請求項4に記載のロボット遠隔操作制御装置。
【請求項8】
ロボットを操作者が遠隔操作するロボット遠隔操作制御装置が、
前記ロボットの存在する空間の空間情報を取得し、
前記ロボットの三次元モデルと前記空間情報に基づいて前記ロボットの姿勢を計算し、
前記空間情報と前記ロボットの姿勢を計算した情報から、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算し、前記ロボットの身体による空間遮蔽を消した画像を空間再現画像として描画して前記操作者に提示する、
ロボット遠隔操作制御方法。
【請求項9】
ロボットを操作者が遠隔操作するロボット遠隔操作制御装置が、
前記ロボットの存在する空間の空間情報を取得し、
前記ロボットの三次元モデルと前記空間情報に基づいて前記ロボットの姿勢を計算し、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算し、
前記空間情報と前記ロボットの姿勢を計算した情報から、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算し、前記操作者の任意の視点の画像を空間再現画像として描画して前記操作者に提示する、
ロボット遠隔操作制御方法。
【請求項10】
ロボットを操作者が遠隔操作するロボット遠隔操作制御装置のコンピュータに、
前記ロボットの存在する空間の空間情報を取得させ、
前記ロボットの三次元モデルと前記空間情報に基づいて前記ロボットの姿勢を計算させ、
前記空間情報と前記ロボットの姿勢を計算した情報から、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算させ、前記ロボットの身体による空間遮蔽を消した画像を空間再現画像として描画して前記操作者に提示させる、
プログラム。
【請求項11】
ロボットを操作者が遠隔操作するロボット遠隔操作制御装置のコンピュータに、
前記ロボットの存在する空間の空間情報を取得させ、
前記ロボットの三次元モデルと前記空間情報に基づいて前記ロボットの姿勢を計算し、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算させ、
前記空間情報と前記ロボットの姿勢を計算した情報から、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算させ、前記操作者の任意の視点の画像を空間再現画像として描画して前記操作者に提示させる、
プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ロボット遠隔操作制御装置、ロボット遠隔操作制御方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的なロボットの場合は、頭部に前方を撮影する撮影装置を備えている(例えば特許文献1参照)。このようなロボットを遠隔操作する場合は、ロボットの頭部に取り付けられた魚眼カメラを用いて、操作者の視点に近い画像を操作者に提示していた(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-46350号公報
【特許文献2】特許第6940879号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献2等に記載の従来の技術では、ロボットの動作中、ロボットの頭部に搭載された画像を操縦に用いた場合、ロボットの身体が操作者の視界を遮ってしまい、物体の操作を正常に行えない場合があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであって、操作者の操作に対する違和感を低減できるロボット遠隔操作制御装置、ロボット遠隔操作制御方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るロボット遠隔操作制御装置は、ロボットを操作者が遠隔操作するロボット遠隔操作制御において、前記ロボットの存在する空間の空間情報を取得する空間情報センサと、前記ロボットの存在する空間を前記空間情報から再現した空間再現画像を前記操作者に提示する画像出力部と、前記ロボットの三次元モデルと前記空間情報に基づいて前記ロボットの姿勢を計算するロボット姿勢計算部と、前記空間情報と前記ロボット姿勢計算部が計算した情報から、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算し、前記ロボットの身体による空間遮蔽を消した画像を空間再現画像として描画する空間再現画像描画部と、を備えるロボット遠隔操作制御装置である。
【0007】
(2)上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るロボット遠隔操作制御装置は、ロボットを操作者が遠隔操作するロボット遠隔操作制御において、前記ロボットの存在する空間の空間情報を取得する空間情報センサと、前記ロボットの存在する空間を前記空間情報から再現した空間再現画像を前記操作者に提示する画像出力部と、前記ロボットの三次元モデルと前記空間情報に基づいて前記ロボットの姿勢を計算し、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算するロボット姿勢計算部と、前記空間情報と前記ロボット姿勢計算部が計算した情報から、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算し、前記操作者の任意の視点の画像を空間再現画像として描画する空間再現画像描画部と、を備えるロボット遠隔操作制御装置である。
【0008】
(3)また、本発明の一態様に係るロボット遠隔操作制御装置は、前記空間再現画像描画部が、前記空間情報と前記ロボット姿勢計算部が計算した情報から、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算して、前記ロボットの身体が前記操作者の視界を遮蔽しているか否かを判別し、前記ロボットの身体が前記操作者の視界を遮蔽している場合に、前記操作者の任意の視点の画像を空間再現画像として描画する、上記(1)に記載のロボット遠隔操作制御装置である。
【0009】
(4)また、本発明の一態様に係るロボット遠隔操作制御装置は、前記ロボットを操作する操作者の状態の操作者状態情報を取得する情報取得部を更に備え、前記ロボット姿勢計算部は、前記ロボットの三次元モデルと前記空間情報センサと前記操作者状態情報に基づいて前記ロボットの姿勢を計算する、上記(1)から(3)のうちのいずれか1つに記載のロボット遠隔操作制御装置である。
【0010】
(5)また、本発明の一態様に係るロボット遠隔操作制御装置は、前記空間情報センサが、位置が既知であり、時系列にデータを取得し、タイムスタンプを付与する、上記(1)から(4)のうちのいずれか1つに記載のロボット遠隔操作制御装置である。
【0011】
(6)また、本発明の一態様に係るロボット遠隔操作制御装置は、前記空間再現画像描画部が、前記空間情報と教師データである前記操作者の視点の画像を用いて学習したモデルを用いて、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算する、上記(1)から(5)のうちのいずれか1つに記載のロボット遠隔操作制御装置である。
【0012】
(7)また、本発明の一態様に係るロボット遠隔操作制御装置は、前記操作者状態情報に基づき前記ロボットの操作量を決定する操作量決定部、を更に備える、上記(4)に記載のロボット遠隔操作制御装置である。
【0013】
(8)上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るロボット遠隔操作制御方法は、ロボットを操作者が遠隔操作するロボット遠隔操作制御装置が、前記ロボットの存在する空間の空間情報を取得し、前記ロボットの三次元モデルと前記空間情報に基づいて前記ロボットの姿勢を計算し、前記空間情報と前記ロボットの姿勢を計算した情報から、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算し、前記ロボットの身体による空間遮蔽を消した画像を空間再現画像として描画して前記操作者に提示する、ロボット遠隔操作制御方法である。
【0014】
(9)上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るロボット遠隔操作制御方法は、ロボットを操作者が遠隔操作するロボット遠隔操作制御装置が、前記ロボットの存在する空間の空間情報を取得し、前記ロボットの三次元モデルと前記空間情報に基づいて前記ロボットの姿勢を計算し、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算し、前記空間情報と前記ロボットの姿勢を計算した情報から、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算し、前記操作者の任意の視点の画像を空間再現画像として描画して前記操作者に提示する、ロボット遠隔操作制御方法である。
【0015】
(10)上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るプログラムは、ロボットを操作者が遠隔操作するロボット遠隔操作制御装置のコンピュータに、前記ロボットの存在する空間の空間情報を取得させ、前記ロボットの三次元モデルと前記空間情報に基づいて前記ロボットの姿勢を計算させ、前記空間情報と前記ロボットの姿勢を計算した情報から、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算させ、前記ロボットの身体による空間遮蔽を消した画像を空間再現画像として描画して前記操作者に提示させる、プログラムである。
【0016】
(11)上記目的を達成するため、本発明の一態様に係るプログラムは、ロボットを操作者が遠隔操作するロボット遠隔操作制御装置のコンピュータに、前記ロボットの存在する空間の空間情報を取得させ、前記ロボットの三次元モデルと前記空間情報に基づいて前記ロボットの姿勢を計算し、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算させ、前記空間情報と前記ロボットの姿勢を計算した情報から、前記操作者の視点による前記ロボットの見え方を計算させ、前記操作者の任意の視点の画像を空間再現画像として描画して前記操作者に提示させる、プログラムである。
【発明の効果】
【0017】
上述した(1)~(11)によれば、ロボットの身体による遮蔽を消去することにより、操作者の操作に対する違和感を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】実施形態に係るロボット遠隔操作制御システムの構成例を示す図である。
図2】実施形態に係るロボットの例とカメラの設置箇所の例を示す図である。
図3】実施形態に係る関節角度情報のデータ形式例を示す図である。
図4】実施形態に係る画像情報のデータ形式例を示す図である。
図5】実施形態に係る空間再現画像描画部が行う処理の例を説明するための図である。
図6】実施形態に係る空間再現画像描画部が備えるモデルの入出力の例を示す図である。
図7】実施形態に係るロボット遠隔操作制御システムが行う処理手順のフローチャートである。
図8】ロボットの腕が操作者の視線を遮っている状態の画像例を示す図である。
図9】ロボットの腕が操作者の視線を遮っている状態の画像例を示すイメージ図である。
図10】遮蔽された部分を消すように合成した画像の一例のイメージ図である。
図11】ロボットの身体を消した状態の見え方の画像の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明に用いる図面では、各部材を認識可能な大きさとするため、各部材の縮尺を適宜変更している。
なお、実施形態を説明するための全図において、同一の機能を有するものは同一符号を用い、繰り返しの説明は省略する。
また、本願でいう「XXに基づいて」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含む。また、「XXに基づいて」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含む。「XX」は、任意の要素(例えば、任意の情報)である。
【0020】
[概要]
本実施形態では、ロボットを遠隔操作する場合、ロボットの身体(例えばハンドやエンドエフェクタ)によって作業対象の対象物体等が遮られても、遮られてないように精製した画像を操作者に提供する。提供する画像は、既知情報であるロボットの姿勢、ロボットの三次元モデル情報、撮影装置の取り付け位置情報等を用いて合成する。
本実施形態によれば、ロボットの身体による遮蔽を消去することにより、操作者の操作に対する違和感を低減することができる。
【0021】
[ロボット遠隔操作制御システムの構成]
ロボット遠隔操作制御システムの構成例を説明する。
図1は、本実施形態に係るロボット遠隔操作制御システムの構成例を示す図である。図1に示すように、ロボット遠隔操作制御システム9は、例えば、ロボット1と、第2撮影部2(空間情報センサ)と、HMD3と、操作検出部4と、ロボット遠隔操作制御装置5と、ロボットモデル記憶部6を備える。
【0022】
ロボット1は、例えば、第1撮影部11(空間情報センサ)と、センサ12(空間情報センサ)と、アーム13と、エンドエフェクタ14と、駆動部15を備える。
【0023】
ロボット遠隔操作制御装置5は、例えば、取得部51と、操作量決定部52と、ロボット姿勢計算部53と、空間再現画像描画部54と、制御部55と、記憶部56と、画像出力部57を備える。
取得部51は、例えば、画像取得部511と、センサ情報取得部512と、操作者情報取得部513(情報取得部)を備える。
【0024】
ロボット1は、例えば、片腕アームロボット、双腕アームロボット、および多腕アームロボット、アームロボット等のうちのいずれかである。
【0025】
第1撮影部11は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)撮影装置またはCMOS(Complementary Metal-Oxide-Semiconductor)撮影装置である。第1撮影部11は、例えば、魚眼レンズまたは広角レンズ等を備える。第1撮影部11は、例えば、ロボット1の頭部やエンドエフェクタ14に取り付けられている。第1撮影部11は、例えば、RGB(赤緑青)画像を撮影するRGBカメラと深度画像を撮影する深度カメラを備えている。第1撮影部11が撮影する画像は、ロボットの存在する空間の空間情報である。なお、ロボット1に取り付けられている第1撮影部11の位置は、既知であり、例えばロボットモデル記憶部6に記憶されている。第1撮影部11は、時系列にデータを取得し、タイムスタンプを付与する。
【0026】
センサ12は、例えば6軸センサである。また、センサ12は、アーム13の各関節や、エンドエフェクタ14の各関節の関節角度を検出する。センサ12は、ロボット1の関節に取り付けられている関節トルクセンサである。このように、センサ12は、ロボット1が使用するセンサ情報を検出する。なお、第1撮影部11もセンサ12の1つであってもよい。センサ12は、時系列にデータを取得し、タイムスタンプを付与する。
【0027】
アーム13は、先端にエンドエフェクタ14が接続されている。
【0028】
エンドエフェクタ14は、少なくとも2つの指部を備える。エンドエフェクタ14が備える指の数は、3つ以上であってもよい。
【0029】
第2撮影部2は、例えばロボット1の作業環境に設置されている。第2撮影部2は、例えば、RGB(赤緑青)画像を撮影するRGBカメラと深度画像を撮影する深度カメラを備えている。第2撮影部2が撮影する画像は、ロボットの存在する空間の空間情報である。なお、第2撮影部2の設置位置は、既知であり、例えばロボットモデル記憶部6に記憶されている。第2撮影部2は、時系列にデータを取得し、タイムスタンプを付与する。
【0030】
HMD3は、操作者が頭部に装着する、例えばヘッドマウントディスプレイである。HMD3は、例えば、操作者に画像を提示する画像表示部31と、操作者の視線を検出する視線検出部32と、ロボット遠隔操作制御装置5と情報の送受信を行う通信部(不図示)等を備える。
【0031】
操作検出部4は、操作者の操作指示を検出する。操作検出部4は、例えば、データグローブ等である。
【0032】
ロボットモデル記憶部6は、例えばロボット1の三次元形状モデル(含む寸法等)を記憶する。
【0033】
ロボット遠隔操作制御装置5は、ロボットの存在する空間の空間情報と、ロボット1を操作する操作者の状態を示す操作者状態情報と、ロボットモデルとを用いて、ロボット1の身体による空間遮蔽を消した画像を空間再現画像として描画する。
【0034】
画像取得部511は、第1撮影部11が撮影した画像と、第2撮影部2が撮影した画像を取得する。
【0035】
センサ情報取得部512は、センサ12からセンサ12が検出したエンドエフェクタ14の各関節の関節角度を取得する。なお、センサ情報取得部512が、なお、撮影部(第1撮影部11、第2撮影部2)が撮影した画像をセンサ情報として取得してもよい。あるいは、センサ情報取得部512は、操作検出部4が検出した操作者状態情報をセンサ情報として取得してもよい。
【0036】
操作者情報取得部513は、例えば、操作検出部4から、ロボット1を操作する操作者の状態の操作者状態情報を取得する。操作者状態情報によって、ロボット1をどのように動作させたいか、またはどのようにロボット1に動作してほしいかが分かる。なお、操作者情報取得部513は、視線検出部32が検出した視線情報も取得するようにしてもよい。
【0037】
操作量決定部52は、操作者状態情報に基づいてロボット1の操作量を決定する。
【0038】
ロボット姿勢計算部53は、ロボット1の三次元モデルと、センサ情報取得部512が取得した情報を用いてロボットの姿勢を計算する。または、ロボット姿勢計算部53は、ロボット1の三次元モデルと、センサ情報取得部512が取得した情報と、操作者情報取得部513が取得した情報を用いてロボットの姿勢を計算する。
【0039】
空間再現画像描画部54は、空間情報と、ロボット姿勢計算部53が計算した情報から、操作者視点のロボットの見え方を計算し、ロボット1の身体が操作者の視界を遮っているか否かを判別する。ロボット1の身体が操作者の視界を遮っている場合、空間再現画像描画部54は、空間情報と、ロボット姿勢計算部53が計算した情報から、ロボット1の身体による空間遮蔽を消した画像を空間再現画像として描画する。空間再現画像描画部54は、生成した画像をHMD3に提供する。
【0040】
制御部55は、操作量決定部52が決定した操作量に基づいて、ロボット1の動作を制御する。
【0041】
記憶部56は、例えば、ロボット1の制御に必要な値、プログラム等を記憶する。記憶部56は、取得された情報を一時的に記憶する。
【0042】
画像出力部57は、ロボットの存在する空間を空間情報から再現した空間再現画像を操作者に見せるために、HMD3に出力する。
【0043】
[ロボットの構成例]
まず、ロボットの例と、カメラの設置箇所の例を説明する。
図2は、本実施形態に係るロボットの例とカメラの設置箇所の例を示す図である。
ロボット1は、例えば、ボディ16、頭部17、アーム13(13L、13R)、ハンド(エンドエフェクタ)14(14L、14R)を備える。なお、以下の説明では、エンドエフェクタ14を、ハンド14とも言う。
ハンド14は、例えば掌の甲側の手首に第1撮影部11a、11bが設置されている。頭部17は、第1撮影部11c、11dを備える。
また、ロボット1の作業空間に、第2撮影部2が設置されている。
【0044】
なお、ロボット1の頭部の第1撮影部11c、11dが、第2撮影部2であってもよい。
なお、図2に示した例では、ハンド14が指部を5つ備える例を示したが、指部は2つ以上であればよい。また、図2では、両腕のロボットの例を示したが、片腕であってもよい。また、撮影部の数は一例であり、これに限らない。また、撮影部は、掌、指先、手首の全のうち、少なくとも1つであってもよく、ハンド14に複数備えていてもよい。
【0045】
[取得するデータ形式]
次に、ロボット遠隔操作制御装置5が取得するデータ形式例を説明する。
図3は、本実施形態に係る関節角度情報のデータ形式例を示す図である。図3のように、関節角度情報には、タイムスタンプが関連付けられている。
図4は、本実施形態に係る画像情報のデータ形式例を示す図である。図4のように、画像情報には、タイムスタンプが関連付けられている。
なお、関節角度情報、画像情報は、記憶部56が、例えば一時的に記憶する。
【0046】
[操作量決定部が行う処理例]
次に、操作量決定部52が行う処理の例を説明する。
操作量決定部52は、操作者情報取得部513が取得した操作者状態情報に基づいて、ロボット1の操作量を決定する。なお、操作量決定部52は、例えば、画像取得部511が取得した画像を用いて、対象物体、対象物体の位置、対象物体の形状等を推定して、推定した対象物体に関する情報も用いてロボット1の操作量を決定するようにしてもよい。また、操作量決定部52は、操作者情報取得部513が取得した操作者状態情報に基づいて、作業に関するタクソノミー情報(例えば参考文献1参照)を推定し、推定したタクソノミー情報も用いてロボット1の操作量を決定するようにしてもよい。
【0047】
参考文献1;Thomas Feix, Javier Romero,他,“The GRASP Taxonomy of Human GraspTypes” IEEE Transactions on Human-Machine Systems ( Volume: 46, Issue: 1, Feb.2016),IEEE,p66-77
【0048】
[ロボット姿勢計算部が行う処理例]
次に、ロボット姿勢計算部53が行う処理の例を説明する。
ロボット姿勢計算部53は、センサ情報取得部512が取得した関節角度情報(含むタイムスタンプ)と、ロボットモデル記憶部6が記憶する三次元形状モデルを用いて、ロボット1の姿勢を例えば所定時間毎に計算する。なお、ロボット姿勢計算部53は、作業に応じてアーム13やエンドエフェクタ14の姿勢を計算し、例えばボディ16や頭部17等の姿勢を計算しなくてもよい。
【0049】
[空間再現画像描画部が行う処理例]
次に、空間再現画像描画部54が行う処理の例を説明する。
図5は、本実施形態に係る空間再現画像描画部が行う処理の例を説明するための図である。空間再現画像描画部54は、空間情報とロボット姿勢情報から、ロボット1の身体による空間遮蔽を消した画像を空間再現画像として描画する。より具体的には、まず、空間再現画像描画部54は、操作者の視点におけるロボットの見え方を計算する。空間再現画像描画部54は、計算した操作者の視点におけるロボットの見え方が、操作者の視界を遮っている場合、取得された画像を用いて、視界が遮られてない画像に変換して提示する。
【0050】
なお、空間再現画像描画部54は、学習済みモデルを備えるようにしてもよい。図6は、本実施形態に係る空間再現画像描画部が備えるモデルの入出力の例を示す図である。
モデル541は、予め画像情報と関節角度情報とロボットモデル情報を入力して、提供画像を教師データとして提供画像を出力するように学習さえるようにしてもよい。そして、空間再現画像描画部54は、操作時に学習済みモデルに画像情報と関節角度情報とロボットモデル情報を入力して、提供画像を出力させるようにしてもよい。なお、モデルは、例えばDNN(Deep Neural Network)やRNN(Recurrent Neural Network)等のネットワークで構成されていてもよい。
【0051】
[処理手順例]
次に、ロボット遠隔操作制御システム9が行う処理手順例を説明する。図7は、本実施形態に係るロボット遠隔操作制御システムが行う処理手順のフローチャートである。
【0052】
(ステップS1)画像取得部511は、第1撮影部11が撮影した画像と、第2撮影部2が撮影した画像を取得する。
【0053】
(ステップS2)センサ情報取得部512は、センサ12が検出したセンサ情報(含む関節角度情報)を取得する。
【0054】
(ステップS3)操作者情報取得部513は、HMD3と操作検出部4から操作者状態情報を取得する。
【0055】
(ステップS4)ロボット姿勢計算部53は、センサ情報取得部512が取得した情報に基づいて、ロボット1の姿勢を計算する。なお、ロボット姿勢計算部53は、操作者状態情報に基づいて、ロボット1の姿勢を計算するようにしてもよい。または、ロボット姿勢計算部53は、センサ情報取得部512が取得した情報と、操作者状態情報に基づいて、ロボット1の姿勢を計算するようにしてもよい。
【0056】
(ステップS5)空間再現画像描画部54は、取得した情報、ロボットの三次元形状モデルを用いて、操作者の視点におけるロボットの見え方を計算する。
【0057】
(ステップS6)空間再現画像描画部54は、計算した操作者の視点におけるロボットの見え方において、操作者の視界をロボット1の身体(アーム13、エンドエフェクタ14、頭部17、ボディ等)が遮っているか否かを判別する。空間再現画像描画部54は、作者の視界をロボット1の身体が遮っている場合(ステップS6;YES)、ステップS7の処理に進める。空間再現画像描画部54は、作者の視界をロボット1の身体が遮っていない場合(ステップS6;NO)、ステップS9の処理に進める。
【0058】
(ステップS7)空間再現画像描画部54は、取得された画像を、操作者の視点の画像に変換する。なお、空間再現画像描画部54は、例えば学習済みのモデルを用いて、取得された画像を、操作者の視点の画像に変換するようにしてもよい。
【0059】
(ステップS8)空間再現画像描画部54は、取得した画像に基づいて生成した操作者の視点における見え方の画像に変換した画像を合成することで、ロボット1の身体による遮蔽を消すように操作者の視点の画像を合成する。
【0060】
(ステップS9)ロボット1の身体が操作者の視界を遮っていない場合、空間再現画像描画部54は、取得した画像に基づいて生成した操作者の視点における見え方の画像を、画像出力部57によって操作者に提供する。ロボット1の身体が操作者の視界を遮っている場合、空間再現画像描画部54は、取得した画像に基づいて生成した操作者の視点における見え方の画像に変換した画像を合成した画像を、画像出力部57によって操作者に提供する。
【0061】
なお、図7に示した操作手順は一例であり、これに限らない。例えば、ステップS1~S3の処理は、この順に限らず、または同時に並行に行ってもよい。
【0062】
[操作者の視界を遮っているか否かの判別方法]
ここで、操作者の視界を遮っているか否かの判別方法の一例を説明する。
ロボット遠隔操作制御装置5は、対象物体を把持する前、撮影された画像から、対象物体の位置や状態を把握することができる。また、ロボット遠隔操作制御装置5は、センサ情報取得部512が取得する情報、ロボットモデル記憶部6が記憶するロボット1の三次元モデルから、ロボットの姿勢等を把握できる。
【0063】
ロボット遠隔操作制御装置5は、これらの情報とロボット1の三次元モデルと撮影された画像を用いて、操作者の視界の画像を作成する。ロボット遠隔操作制御装置5は、対象物体の位置、ロボット1のアーム13、エンドエフェクタ14の位置や姿勢の情報に基づいて、生成した操作者の視界の画像において、操作者の視界をロボット1の身体を遮っているか否かを判別する。
【0064】
図8は、ロボットの腕が操作者の視線を遮っている状態の画像例を示す図である。図8は、ロボット1の腕、ハンドが作業を行っている状態を、ロボットの三次元モデルを用いて描画した画像の一例である。例えば、腕やハンドによって対象物体が遮られることで、操作者の視線を遮っている状態の例である。
【0065】
図9は、ロボットの腕が操作者の視線を遮っている状態の画像例を示すイメージ図である。図9の例では、右のハンド14Rによって対象物体objが遮られている。このように、操作者の視界が遮られた画像を提供されても、操作者は、対象物体objが遮られているため、把持操作指示を行えないか、または把持操作指示を行いにくい。
【0066】
このため、本実施形態では、このように操作者の視線が遮られている場合に、取得した画像に基づいて、生成したロボット1によって遮蔽された部分を消すように操作者の視点における見え方の画像に変換した画像を合成する。図10は、遮蔽された部分を消すように合成した画像の一例のイメージ図である。ロボット遠隔操作制御装置5は、図10のように、対象物体objが手のひら等で遮られている部分を、取得した画像やロボット1の三次元モデルを用いて、遮られていないように画像を生成する。なお、ロボット遠隔操作制御装置5は、例えば、遮っている手のひらの部分を半透明にして対象物体objが見えるように画像を生成するようにしてもよい。
【0067】
以上のように本実施形態では、既知のロボット1の詳細な三次元形状情報と、取得したタイムスタンプ付きのロボット1の各関節角度の情報と、取得したタイムスタンプ付きの画像を用いて、操作者視線の遮蔽を消去した画像を生成して合成するようにした。
【0068】
これにより、本実施形態によれば、ロボットの身体による遮蔽を消去することにより、操作者の操作に対する違和感を低減できる。
【0069】
また、ロボット1の身体形状は操作者の身体形状と異なるため、ロボット1の頭部に搭載されている第1撮影部11が撮影した画像では、ロボット1の腕等によって視界が遮蔽され操作に違和感があった。本実施形態によれば、このような違和感を低減することができる。
【0070】
[変形例]
上述した例では、操作者の視点の画像を提供する例を説明したが、提供する画像は、これに限らない。ロボット遠隔操作制御装置5は、撮影部(第1撮影部11、第2撮影部2)の位置と姿勢情報が既知であるため、取得した情報を用いて任意の視点の画像を合成して提供することも可能である。ロボット遠隔操作制御装置5は、例えば、図11のように、ロボット1の身体を消した状態の見え方の画像を提供することも可能である。
【0071】
図11は、ロボットの身体を消した状態の見え方の画像の一例を示す図である。図11の例では、例えば、テーブル上に置かれているいくつかの物体と、右手の指部、左手のグリッパー以外のアーム等を消去した画像の例である。
【0072】
以上のように変形例では、既知のロボット1の詳細な三次元形状情報と、取得したタイムスタンプ付きのロボット1の各関節角度の情報と、取得したタイムスタンプ付きの画像を用いて、任意の視点の画像を生成するようにした。
【0073】
なお、任意の視点の画像の提供は、例えば、操作者がHMD3や操作検出部4の視線検出結果を操作に基づいて、行うようにしてもよい。
【0074】
なお、本発明におけるロボット遠隔操作制御装置5の機能の全てまたは一部を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによりロボット遠隔操作制御装置5が行う処理の全てまたは一部を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
【0075】
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよい。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
【0076】
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形および置換を加えることができる。
【符号の説明】
【0077】
9…ロボット遠隔操作制御システム、1…ロボット、2…第2撮影部、3…HMD、4…操作検出部、5…ロボット遠隔操作制御装置、6…ロボットモデル記憶部、11…第1撮影部、12…センサ、13…アーム、14…エンドエフェクタ、15…駆動部、31…画像表示部、32…視線検出部、51…取得部、52…操作量決定部、53…ロボット姿勢計算部、54…空間再現画像描画部、55…制御部、56…記憶部、511…画像取得部、512…センサ情報取得部、513…操作者情報取得部、541…モデル
図1
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