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特開2024-49855ウォーキングポール用連結具および連結具付きウォーキングポール
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024049855
(43)【公開日】2024-04-10
(54)【発明の名称】ウォーキングポール用連結具および連結具付きウォーキングポール
(51)【国際特許分類】
   A45B 9/00 20060101AFI20240403BHJP
【FI】
A45B9/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022156340
(22)【出願日】2022-09-29
(71)【出願人】
【識別番号】593171570
【氏名又は名称】羽立工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100136674
【弁理士】
【氏名又は名称】居藤 洋之
(72)【発明者】
【氏名】佐々木 周作
(57)【要約】
【課題】連結作業の作業性を高めることができる、ウォーキングポール用連結具および連結具付きウォーキングポールを提供する。
【解決手段】連結具付きウォーキングポール10は、第1ウォーキングポール12と、第2ウォーキングポール14と、ウォーキングポール用連結具16,18とを備える。ウォーキングポール用連結具は、第1ウォーキングポールに取り付け可能に構成された第1取付部24を有する第1連結部20と、第2ウォーキングポールに取り付け可能に構成された第2取付部38を有する第2連結部22とを備える。第1連結部20は、第1磁石で形成された第1吸着部を有し、第2連結部22は、第2磁石または強磁性体で形成された第2吸着部を有する。第1連結部20の第1接触面34および第2連結部22の第2接触面46は、第1ウォーキングポール12と第2ウォーキングポール14との間で、これらの並び方向Xから互いに対向するように形成される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ウォーキングの際に使用者の一方の手で操作される第1ウォーキングポールと、ウォーキングの際に使用者の他方の手で操作される第2ウォーキングポールとを、互いに平行に並べて連結するためのウォーキングポール用連結具であって、
前記第1ウォーキングポールに取り付け可能に構成された第1取付部を有する第1連結部と、
前記第2ウォーキングポールに取り付け可能に構成された第2取付部を有する第2連結部とを備え、
前記第1連結部は、第1磁石で形成された第1吸着部を有し、
前記第2連結部は、前記第1磁石に磁力で吸着される第2磁石または強磁性体で形成された第2吸着部を有する、ウォーキングポール用連結具。
【請求項2】
前記第1連結部は、平坦面に形成された第1接触面を有し、
前記第2連結部は、平坦面に形成された第2接触面を有し、
前記第1吸着部および前記第2吸着部は、前記第1接触面と前記第2接触面とが面接触した状態で互いに吸着可能なように構成される、請求項1に記載のウォーキングポール用連結具。
【請求項3】
前記第1接触面および前記第2接触面は、前記第1ウォーキングポールと前記第2ウォーキングポールとの間で、これらの並び方向から互いに対向するように形成される、請求項2に記載のウォーキングポール用連結具。
【請求項4】
前記第1接触面および前記第2接触面は、前記第1ウォーキングポールと前記第2ウォーキングポールとの間で、これらの並び方向に対して直交する方向から互いに対向するように形成される、請求項2に記載のウォーキングポール用連結具。
【請求項5】
前記第1連結部は、前記第1吸着部を被覆するとともに前記第1接触面を構成する第1被覆部を有し、
前記第2連結部は、前記第2吸着部を被覆するとともに前記第2接触面を構成する第2被覆部を有する、請求項2ないし4のいずれか1項に記載のウォーキングポール用連結具。
【請求項6】
前記第1被覆部および前記第2被覆部は、ゴム状弾性を有する軟質材料で形成される、請求項5に記載のウォーキングポール用連結具。
【請求項7】
前記第1吸着部は、前記第1接触面に露出するように構成され、
前記第2吸着部は、前記第2接触面に露出するように構成される、請求項2ないし4のいずれか1項に記載のウォーキングポール用連結具。
【請求項8】
前記第2吸着部は、前記第2磁石で形成される、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のウォーキングポール用連結具。
【請求項9】
前記第1取付部は、前記第1ウォーキングポールに対して着脱自在に構成され、
前記第2取付部は、前記第2ウォーキングポールに対して着脱自在に構成される、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のウォーキングポール用連結具。
【請求項10】
前記第1取付部は、ゴム状弾性を有する材料で形成され、前記第1ウォーキングポールの外面に装着される環状またはC字状の第1本体部を有し、
前記第2取付部は、ゴム状弾性を有する材料で形成され、前記第2ウォーキングポールの外面に装着される環状またはC字状の第2本体部を有し、
前記第1本体部の内径は、前記第1ウォーキングポールの外径よりも小さく定められ、
前記第2本体部の内径は、前記第2ウォーキングポールの外径よりも小さく定められる、請求項9に記載のウォーキングポール用連結具。
【請求項11】
前記第1取付部は、前記第1ウォーキングポールの外面に装着されるC字状の第1本体部と、前記第1本体部の開いた部分を締め付けるための第1締付け機構とを有し、
前記第2取付部は、前記第2ウォーキングポールの外面に装着されるC字状の第2本体部と、前記第2本体部の開いた部分を締め付けるための第2締付け機構とを有する、請求項9に記載のウォーキングポール用連結具。
【請求項12】
第1ウォーキングポールと、第2ウォーキングポールと、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のウォーキングポール用連結具とを備える連結具付きウォーキングポールであって、
少なくとも1つの前記第1連結部が、前記第1ウォーキングポールに取り付けられており、
少なくとも1つの前記第2連結部が、前記第2ウォーキングポールに取り付けられている、連結具付きウォーキングポール。
【請求項13】
2つ以上の前記第1連結部が、前記第1ウォーキングポールに軸方向へ互いに間隔を隔てて取り付けられており、
2つ以上の前記第2連結部が、前記第2ウォーキングポールに軸方向へ互いに間隔を隔てて取り付けられている、請求項12に記載の連結具付きウォーキングポール。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、2本のウォーキングポールを互いに平行に並べて連結するためのウォーキングポール用連結具および当該連結具を備える連結具付きウォーキングポールに関する。
【背景技術】
【0002】
2本のウォーキングポールを用いるウォーキング(ノルディックウォーキング)は、身体に負担をかけることなく、高い運動効果が得られることから、一般の大人の健常者に限らず、子供、老人、身障者などの間でも幅広く受け入れられている。しかし、2本のウォーキングポールをばらばらの状態で保管したり、運搬したりすることは不便であるという問題があった。そのため、従来から、2本のウォーキングポールを束ねるための様々な器具が開発されており、その一例が下記特許文献1に記載されている。
【0003】
特許文献1に記載されたポールクリップは、一方のウォーキングポールに装着される第1ポールクリップと、他方のウォーキングポールに装着される第2ポールクリップとを備えている。第1ポールクリップは、上下二段に構成された第1凸部および第1凹部を有しており、第2ポールクリップは、上下二段に構成された第2凹部および第2凸部を有している。2本のウォーキングポールを連結する際には、第1ポールクリップの第1凸部および第1凹部と、第2ポールクリップの第2凹部および第2凸部とが、互いに位置合わせされて、嵌め合わされる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】意匠登録第1643678号公報
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載されたポールクリップでは、2本のウォーキングポールを連結する際に、第1凸部および第1凹部と第2凹部および第2凸部とを互いに位置合わせしたり、嵌め合わせたりする必要があり、特に、子供、老人および身障者にとって、連結作業の作業性がよくないという問題があった。
【発明の概要】
【0006】
本発明は上記問題に対処するためになされたものであり、その目的は、連結作業の作業性を高めることができる、ウォーキングポール用連結具および連結具付きウォーキングポールを提供することにある。
【0007】
上記目的を達成するため、本発明に係るウォーキングポール用連結具の特徴は、ウォーキングの際に使用者の一方の手で操作される第1ウォーキングポールと、ウォーキングの際に使用者の他方の手で操作される第2ウォーキングポールとを、互いに平行に並べて連結するためのウォーキングポール用連結具であって、前記第1ウォーキングポールに取り付け可能に構成された第1取付部を有する第1連結部と、前記第2ウォーキングポールに取り付け可能に構成された第2取付部を有する第2連結部とを備え、前記第1連結部は、第1磁石で形成された第1吸着部を有し、前記第2連結部は、前記第1磁石に磁力で吸着される第2磁石または強磁性体で形成された第2吸着部を有することにある。
【0008】
この構成によれば、第1吸着部と第2吸着部とを互いに磁力で吸着させることによって、第1連結部と第2連結部とを簡単に連結できる。また、第1連結部および第2連結部の表面に異物が付着している場合でも、磁力は減衰され難いので、第1連結部と第2連結部とを大きな力(連結力)で連結できる。
【0009】
本発明に係るウォーキングポール用連結具の他の特徴は、前記第1連結部は、平坦面に形成された第1接触面を有し、前記第2連結部は、平坦面に形成された第2接触面を有し、前記第1吸着部および前記第2吸着部は、前記第1接触面と前記第2接触面とが面接触した状態で互いに吸着可能なように構成されることにある。
【0010】
この構成によれば、第1接触面と第2接触面との面接触により、第1連結部と第2連結部とを安定した状態で連結できる。また、第1接触面および第2接触面に付着した異物を容易に除去できる。
【0011】
本発明に係るウォーキングポール用連結具の他の特徴は、前記第1接触面および前記第2接触面は、前記第1ウォーキングポールと前記第2ウォーキングポールとの間で、これらの並び方向から互いに対向するように形成されることにある。
【0012】
この構成によれば、第1連結部と第2連結部とを着脱する際に、第1ウォーキングポールおよび第2ウォーキングポールの並び方向から第1接触面と第2接触面とを互いに近づけたり、遠ざけたりすることができるので、着脱作業を直感的な操作で行い易い。また、第1連結部および第2連結部における第1ウォーキングポールおよび第2ウォーキングポールから出っ張る部分の長さ(出っ張り長さ)を短くすることができるので、使用者は、出っ張る部分に気を取られることがなく、ウォーキングに集中することができる。
【0013】
本発明に係るウォーキングポール用連結具の他の特徴は、前記第1接触面および前記第2接触面は、前記第1ウォーキングポールと前記第2ウォーキングポールとの間で、これらの並び方向に対して直交する方向から互いに対向するように形成されることにある。
【0014】
この構成によれば、第1ウォーキングポールと第2ウォーキングポールとを並び方向へ離隔させることによって、第1接触面と第2接触面とを互いに滑らせながら引き離すことができるので、第1連結部と第2連結部とを互いに離隔させる作業を行い易い。また、この作業が容易であることから、第1吸着部と第2吸着部との間に作用する磁力を大きくすることが可能であり、第1連結部と第2連結部とを大きな力(連結力)で連結できる。
【0015】
本発明に係るウォーキングポール用連結具の他の特徴は、前記第1連結部は、前記第1吸着部を被覆するとともに前記第1接触面を構成する第1被覆部を有し、前記第2連結部は、前記第2吸着部を被覆するとともに前記第2接触面を構成する第2被覆部を有することにある。
【0016】
この構成によれば、第1吸着部および第2吸着部に対する異物の付着や汚損を防止できる。
【0017】
本発明に係るウォーキングポール用連結具の他の特徴は、前記第1被覆部および前記第2被覆部は、ゴム状弾性を有する軟質材料で形成されることにある。
【0018】
この構成によれば、第1接触面および第2接触面に異物が付着している場合でも、第1被覆部および第2被覆部が弾性変形されることによって接触状態が保持されるので、安定した連結状態を得ることができる。
【0019】
本発明に係るウォーキングポール用連結具の他の特徴は、前記第1吸着部は、前記第1接触面に露出するように構成され、前記第2吸着部は、前記第2接触面に露出するように構成されることにある。
【0020】
この構成によれば、第1吸着部と第2吸着部との間で磁力の減衰が生じ難いので、第1連結部と第2連結部とを大きな力(連結力)で連結できる。
【0021】
本発明に係るウォーキングポール用連結具の他の特徴は、前記第2吸着部は、前記第2磁石で形成されることにある。
【0022】
この構成によれば、第1磁石および第2磁石によって大きな吸着力を得ることが可能であり、第1連結部と第2連結部とを大きな力(連結力)で連結できる。
【0023】
本発明に係るウォーキングポール用連結具の他の特徴は、前記第1取付部は、前記第1ウォーキングポールに対して着脱自在に構成され、前記第2取付部は、前記第2ウォーキングポールに対して着脱自在に構成されることにある。
【0024】
この構成によれば、ウォーキングポール用連結具を既存のウォーキングポールに取り付けることができる。また、ウォーキングポール用連結具を使用しないときには、これをウォーキングポールから取り外すことができる。
【0025】
本発明に係るウォーキングポール用連結具の他の特徴は、前記第1取付部は、ゴム状弾性を有する材料で形成され、前記第1ウォーキングポールの外面に装着される環状またはC字状の第1本体部を有し、前記第2取付部は、ゴム状弾性を有する材料で形成され、前記第2ウォーキングポールの外面に装着される環状またはC字状の第2本体部を有し、前記第1本体部の内径は、前記第1ウォーキングポールの外径よりも小さく定められ、前記第2本体部の内径は、前記第2ウォーキングポールの外径よりも小さく定められることにある。
【0026】
この構成によれば、第1ウォーキングポールおよび第2ウォーキングポールの外面に装着された第1取付部および第2取付部を、それらの弾性力に抗して、周方向および軸方向へ移動させることができる。したがって、第1ウォーキングポールおよび第2ウォーキングポールに対するウォーキングポール用連結具の位置を適宜調整することができる。
【0027】
本発明に係るウォーキングポール用連結具の他の特徴は、前記第1取付部は、前記第1ウォーキングポールの外面に装着されるC字状の第1本体部と、前記第1本体部の開いた部分を締め付けるための第1締付け機構とを有し、前記第2取付部は、前記第2ウォーキングポールの外面に装着されるC字状の第2本体部と、前記第2本体部の開いた部分を締め付けるための第2締付け機構とを有することにある。
【0028】
この構成によれば、第1締付け機構および第2締付け機構を緩めることによって、第1取付部および第2取付部を第1ウォーキングポールおよび第2ウォーキングポールに対して周方向および軸方向へ移動させることが可能であり、第1連結部および第2連結部の位置を適宜調整することができる。
【0029】
上記目的を達成するため、本発明に係る連結具付きウォーキングポールの特徴は、第1ウォーキングポールと、第2ウォーキングポールと、上記のウォーキングポール用連結具とを備える連結具付きウォーキングポールであって、少なくとも1つの前記第1連結部が、前記第1ウォーキングポールに取り付けられており、少なくとも1つの前記第2連結部が、前記第2ウォーキングポールに取り付けられていることにある。
【0030】
この構成によれば、第1吸着部と第2吸着部とを互いに磁力で吸着させることによって、第1連結部と第2連結部とを簡単に連結できる。また、第1連結部および第2連結部の表面に異物が付着している場合でも、磁力は減衰され難いので、第1連結部と第2連結部とを大きな力(連結力)で連結できる。
【0031】
本発明に係る連結具付きウォーキングポールの他の特徴は、2つ以上の前記第1連結部が、前記第1ウォーキングポールに軸方向へ互いに間隔を隔てて取り付けられており、2つ以上の前記第2連結部が、前記第2ウォーキングポールに軸方向へ互いに間隔を隔てて取り付けられていることにある。
【0032】
この構成によれば、2つ以上の第1連結部と2つ以上の第2連結部とによって、第1ウォーキングポールと第2ウォーキングポールとを安定して連結できる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1】第1実施形態に係る連結具付きウォーキングポールの構成を示す正面から見た立体図であり、(A)は、ウォーキング時の状態を示す立体図、(B)は、保管時の状態を示す立体図である。
図2】第1実施形態に係る連結具付きウォーキングポールの構成を示す図1(B)に対応する部分拡大図である。
図3】(A)は、第1実施形態に係るウォーキングポール用連結具の構成を示す斜視図であり、(B)は、第1実施形態に係るウォーキングポール用連結具の第1連結部の構成を示す斜視図である。
図4図3(B)に示した第1連結部の構成を示す図であり、(A)は正面図、(B)は平面図である。
図5図3(B)に示した第1連結部の構成を示す図であり、(C)は左側面図、(D)は(C)におけるVD-VD線断面図である。
図6】(A)は、第2実施形態に係るウォーキングポール用連結具の構成を示す斜視図であり、(B)は、第2実施形態に係るウォーキングポール用連結具の第1連結部の構成を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、本発明に係るウォーキングポール用連結具および連結具付きウォーキングポールの実施形態について、図面を参照しながら説明する。
【0035】
(第1実施形態の構成)
図1は、第1実施形態に係る連結具付きウォーキングポール10の構成を示す正面から見た立体図であり、図1(A)は、ウォーキング時の状態を示す立体図、図1(B)は、保管時の状態を示す立体図である。図2は、連結具付きウォーキングポール10の構成を示す図1(B)に対応する部分拡大図である。
【0036】
図1(A),(B)に示すように、連結具付きウォーキングポール10は、ウォーキングの際に使用者の一方の手で操作される第1ウォーキングポール12と、ウォーキングの際に使用者の他方の手で操作される第2ウォーキングポール14と、これらを互いに平行に並べて連結するための2つのウォーキングポール用連結具16,18とを備えている。
【0037】
図1(A)に示すように、第1ウォーキングポール12は、長さ調整可能に構成された棒状のシャフト12aと、シャフト12aの下端部に取り付けられたラバーチップ12bと、シャフト12aの上端部に取り付けられたグリップ12cと、グリップ12cに取り付けられたストラップ12dとを有している。図2に示すシャフト12aの外径Mは、特に限定されるものではないが、本実施形態では、16mmに定められている。
【0038】
図1(A)に示すように、第2ウォーキングポール14は、長さ調整可能に構成された棒状のシャフト14aと、シャフト14aの下端部に取り付けられたラバーチップ14bと、シャフト14aの上端部に取り付けられたグリップ14cと、グリップ14cに取り付けられたストラップ14dとを有している。シャフト14aの外径は、特に限定されるものではないが、本実施形態では、16mmに定められている。
【0039】
図2に示すように、2つのウォーキングポール用連結具16,18のそれぞれは、第1ウォーキングポール12と第2ウォーキングポール14とを着脱可能に連結する器具であり、互いに同一の構成を備えている。つまり、両者は、同じ形状、同じ大きさ、同じ材料で形成されている。以下では、一方のウォーキングポール用連結具16について説明し、他方のウォーキングポール用連結具18の説明は省略する。なお、図1(A)および図2において、他方のウォーキングポール用連結具18の各部分には、一方のウォーキングポール用連結具16の各部分と同じ符号を付している。
【0040】
図3(A)は、ウォーキングポール用連結具16の構成を示す斜視図であり、図3(B)は、ウォーキングポール用連結具16の第1連結部20の構成を示す斜視図である。図4および図5は、図3(B)に示した第1連結部20の構成を示す図であり、図4(A)は正面図、図4(B)は平面図、図5(C)は左側面図である。図5(D)は、図5(C)におけるVD-VD線断面図である。
【0041】
図3(A)に示すように、ウォーキングポール用連結具16は、第1連結部20と、第2連結部22とを備えている。
【0042】
図3(B)に示すように、第1連結部20は、第1ウォーキングポール12(図2)に取り付け可能に構成された第1取付部24と、第1吸着部26と、第1吸着部26を支持する第1支持部28と、第1吸着部26を被覆する第1被覆部30とを有している。
【0043】
図4(A),(B)に示すように、第1取付部24は、第1ウォーキングポール12(図2)に対して着脱自在に構成された環状の第1本体部32を有している。第1本体部32は、ゴム状弾性を有する材料で形成されており、第1本体部32の自然状態の内径D(図4(B))は、図2に示す第1ウォーキングポール12を構成するシャフト12aの外径Mよりも小さく(D<M)定められている。
【0044】
したがって、図4(B)に示す第1本体部32を弾性変形させて、その内径Dを拡径させることによって、第1取付部24を第1ウォーキングポール12(図2)の外面に装着することができる。また、装着後は、第1本体部32の復元力によって、第1取付部24の内面を第1ウォーキングポール12(図2)の外面に密接させて、固定することができる。
【0045】
上記復元力の大きさは、使用者が手で力を加えることによって固定状態を解除できる程度、すなわち第1取付部24を第1ウォーキングポール12(図2)に対して周方向および軸方向へ移動させることができる程度に定められている。したがって、使用者は、第1ウォーキングポール12(図2)に対する第1連結部20の位置を適宜調整することができる。
【0046】
なお、ゴム状弾性を有する材料は、特に限定されるものではないが、本実施形態では、ショア硬度A40~A50程度のTPU(熱可塑性ポリウレタン)またはシリコーン(ケイ素樹脂)が用いられている。また、第1本体部32の大きさは、特に限定されるものではないが、本実施形態では、内径15mm、最大外径19.4mm、軸方向長さ17mmに定められている。
【0047】
図5(C),(D)に示すように、第1吸着部26は、第1磁石で形成された円板状の部材であり、後述する第1接触面34と第2接触面46とが面接触した状態で、第2吸着部40に対して吸着可能なように構成されている。第1吸着部(第1磁石)26の磁力が、第1連結部20と第2連結部22(図3(A))とを連結するための連結力として用いられる。
【0048】
なお、第1磁石の種類は、特に限定されるものではないが、本実施形態では、ネオジム磁石(磁力200mT)が用いられている。また、第1吸着部26の大きさは、特に限定されるものではないが、本実施形態では、直径14mm、厚さ3mmに定められている。第1吸着部26の大きさや磁力の大きさは、後述する第2吸着部40に対する十分な吸着力が得られる範囲内で適宜変更されてもよい。
【0049】
図5(D)に示すように、第1支持部28は、第1吸着部26の一方面26aおよび外周面26bを覆うようにして、第1吸着部26を支持する支持部本体28aと、支持部本体28aを第1取付部24に繋ぐ繋ぎ部28bとを有している。支持部本体28aは、左側面視(図5(C))で円形となり、かつ、正面視(図4(A))および平面視(図4(B))で円形の一部を切り取った形状となるように形成されている。つまり、支持部本体28aは、全体として、角のない丸みのある形状に形成されている。
【0050】
なお、第1支持部28の材料は、特に限定されるものではないが、本実施形態では、ショア硬度A40~A50程度のTPU(熱可塑性ポリウレタン)またはシリコーン(ケイ素樹脂)が用いられている。また、支持部本体28aの大きさは、特に限定されるものではないが、本実施形態では、左側面視の最大外径20.2mm、正面視の軸方向長さ6.6mmに定められている。そして、本実施形態では、第1取付部24を構成する第1本体部32と、第1支持部28とが、上記材料を用いて一体成形されている。
【0051】
図5(D)に示すように、第1被覆部30は、第1吸着部26を被覆するとともに平坦な第1接触面34を構成する部分であり、ゴム状弾性を有する軟質材料によって、第1吸着部26の他方面26cを覆う円板状に形成されている。
【0052】
第1接触面34は、第1取付部24を構成する第1本体部32の軸方向に対して直交する方向へ向くように形成されている。より詳しく説明すると、第1接触面34は、第1接触面34の中心を通って、第1接触面34と直交する直線L1が、第1本体部32の中心線L2に対して点Pで直交するように形成されている。したがって、第1連結部20を第1ウォーキングポール12(図2)に取り付けた状態では、上記直線L1は、第1ウォーキングポール12の中心線Q1に対して直交する。
【0053】
なお、第1被覆部30の材料は、特に限定されるものではないが、本実施形態では、ショア硬度A40~A50程度のTPU(熱可塑性ポリウレタン)またはシリコーン(ケイ素樹脂)が用いられている。また、第1被覆部30の大きさは、特に限定されるものではないが、本実施形態では、左側面視(図5(C))の外径16.8mm、断面視(図5(D))の厚さ0.8mmに定められている。そして、本実施形態では、第1取付部24の第1本体部32と、第1支持部28と、第1被覆部30とが、上記材料を用いて一体成形されている。
【0054】
図3(A)に示すように、第2連結部22は、第2ウォーキングポール14(図2)に取り付け可能に構成された第2取付部38と、第2吸着部40と、第2吸着部40を支持する第2支持部42と、第2吸着部40を被覆する第2被覆部44とを有している。これらの部分については、第1連結部20の対応する部分と同様に構成されているため、詳細な説明は省略する。ただし、第2連結部22の構成部分のうち、第2ウォーキングポール14(図2)との関係で寸法などが定められる部分についは、上記第1連結部20の説明中の「第1ウォーキングポール12」を「第2ウォーキングポール14」と読み替えるものとする。
【0055】
本実施形態では、第2被覆部44で構成される第2接触面46は、第2取付部38を構成する第2本体部48の軸方向に対して直交する方向へ向くように形成されている。より詳しく説明すると、図3(A)に示す第2接触面46は、第2接触面46の中心を通って、第2接触面46と直交する直線L3が、第2本体部48の中心線L4に対して直交するように形成されている。したがって、第2連結部22を図2に示す第2ウォーキングポール14に取り付けた状態では、上記直線L3は、第2ウォーキングポール14の中心線Q2に対して直交する。
【0056】
図2に示すように、第1連結部20の第1接触面34は、第1ウォーキングポール12の中心線Q1に対して直交する方向へ向くように形成されており、第2連結部22の第2接触面46は、第2ウォーキングポール14の中心線Q2に対して直交する方向へ向くように形成されている。言い換えると、第1接触面34および第2接触面46は、第1ウォーキングポール12と第2ウォーキングポール14との間で、これらの並び方向Xから互いに対向するように形成されている。
【0057】
図2に示すように、本実施形態では、連結具付きウォーキングポール10の2つのウォーキングポール用連結具16,18が同一の構成を備えており、ウォーキングポール用連結具16の第1連結部20および第2連結部22が同一の構成を備えている。したがって、連結具付きウォーキングポール10では、第1連結部20およびこれと同一の第2連結部22が合計4つ使用されている。つまり、第1ウォーキングポール12には、2つの第1連結部20,20が軸方向へ互いに間隔を隔てて取り付けられており、第2ウォーキングポール14には、2つの第2連結部22,22が軸方向へ互いに間隔を隔てて取り付けられている。
【0058】
(実施形態に係る横笛の効果)
本実施形態によれば、上記構成により以下の各効果を奏することができる。すなわち、図3(A)に示す第1吸着部26と第2吸着部40とを互いに磁力で吸着させることによって、第1連結部20と第2連結部22とを簡単に連結できる。また、第1連結部20および第2連結部22の表面に異物が付着している場合でも、磁力は減衰され難いので、第1連結部20と第2連結部22とを大きな力(連結力)で連結できる。
【0059】
図2に示すように、第1接触面34と第2接触面46との面接触により、第1連結部20と第2連結部22とを安定した状態で連結できる。また、第1接触面34および第2接触面46に付着した異物を容易に除去できる。
【0060】
図1(A)に示すように、第1連結部20と第2連結部22とを着脱する際に、第1ウォーキングポール12および第2ウォーキングポール14の並び方向から第1接触面34と第2接触面46とを互いに近づけたり、遠ざけたりすることができるので、着脱作業を直感的な操作で行い易い。また、第1連結部20および第2連結部22における第1ウォーキングポール12および第2ウォーキングポール14から出っ張る部分の長さ(出っ張り長さ)を短くすることができるので、使用者は、出っ張る部分に気を取られることがなく、ウォーキングに集中することができる。
【0061】
図3(A)に示すように、第1吸着部26が第1被覆部30で被覆されており、第2吸着部40が第2被覆部44で被覆されているので、第1吸着部26および第2吸着部40に対する異物の付着や汚損を防止できる。また、第1接触面34および第2接触面46に異物が付着している場合でも、第1被覆部30および第2被覆部44が弾性変形されることによって接触状態が保持されるので、安定した連結状態を得ることができる。
【0062】
図3(A)に示す第1吸着部26の第1磁石と、第2吸着部40の第2磁石とによって、大きな吸着力を得ることが可能であり、第1連結部20と第2連結部22とを大きな力(連結力)で連結できる。
【0063】
図2に示す第1取付部24は、第1ウォーキングポール12に対して着脱自在に構成されており、図2に示す第2取付部38は、第2ウォーキングポール14に対して着脱自在に構成されているので、ウォーキングポール用連結具16,18を既存のウォーキングポール(図示省略)に取り付けることができる。また、ウォーキングポール用連結具16,18を使用しないときには、これらをウォーキングポール12,14から取り外すことができる。
【0064】
図2に示す第1取付部24の環状の第1本体部32が第1ウォーキングポール12の外面に弾性力で密接され、図2に示す第2取付部38の環状の第2本体部48が第2ウォーキングポール14の外面に弾性力で密接されるので、第1取付部24および第2取付部38を、弾性力に抗して周方向および軸方向へ移動させることができる。したがって、第1ウォーキングポール12および第2ウォーキングポール14に対するウォーキングポール用連結具16,18の位置を適宜調整することができる。
【0065】
図1(A)に示すように、2つの第1連結部20,20が、第1ウォーキングポール12に軸方向へ互いに間隔を隔てて取り付けられており、2つの第2連結部22,22が、第2ウォーキングポール14に軸方向へ互いに間隔を隔てて取り付けられているので、第1ウォーキングポール12と第2ウォーキングポール14とを安定して連結できる。
【0066】
(変形例)
なお、本発明の実施にあたっては、上記実施形態に限定されず、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の変更が可能である。すなわち、図3(A)に示すように、上記実施形態では、第1連結部20が第1磁石で形成された第1吸着部26を有し、第2連結部22が第2磁石で形成された第2吸着部40を有しているが、第2連結部22は、第1吸着部(第1磁石)26に磁力で吸着される強磁性体で形成された第2吸着部(図示省略)を有していてもよい。この場合、第1連結部20が第2ウォーキングポール14に取り付けられ、第2連結部22が第1ウォーキングポール12に取り付けられてもよい。
【0067】
上記実施形態では、図2に示す第1連結部20の第1取付部24が第1ウォーキングポール12に対して着脱自在に構成され、図2に示す第2連結部22の第2取付部38が第2ウォーキングポール14に対して着脱自在に構成されているが、第1取付部24および第2取付部38は、第1ウォーキングポール12および第2ウォーキングポール14に対して取り外しできないように構成されてもよい。
【0068】
図2に示すように、上記実施形態では、第1連結部20の第1接触面34が平坦面に形成され、第2連結部22の第2接触面46が平坦面に形成されているが、第1接触面34および第2接触面46は、互いに篏合可能な凹凸面に形成されてもよい。
【0069】
図3(A)に示すように、上記実施形態では、第1吸着部26、第1支持部28および第1被覆部30が円形に形成され、第2吸着部40、第2支持部42および第2被覆部44が円形に形成されているが、これらは、多角形、楕円形、異形などの他の形状に形成されてもよい。
【0070】
図3(A)に示すように、上記実施形態では、第1連結部20を構成する第1取付部24の第1本体部32が、ゴム状弾性を有する材料で環状に形成され、第2連結部22を構成する第2取付部38の第2本体部48が、ゴム状弾性を有する材料で環状に形成されているが、第1本体部32および第2本体部48は、ゴム状弾性を有する材料でC字状に形成されてもよい。
【0071】
図1(A),(B)に示すように、上記実施形態では、2つの第1連結部20が、第1ウォーキングポール12に軸方向へ互いに間隔を隔てて取り付けられ、2つの第2連結部22が、第2ウォーキングポール14に軸方向へ互いに間隔を隔てて取り付けられているが、第1連結部20および第2連結部22の数は、1つでもよいし、3つ以上でもよい。つまり、ウォーキングポール用連結具の数は、1つでもよいし、3つ以上でもよい。ただし、第1ウォーキングポール12と第2ウォーキングポール14とを安定して連結するためには、2つ以上であることが望ましい。
【0072】
図1(A)に示すように、上記実施形態では、第1接触面34および第2接触面46が、第1ウォーキングポール12と第2ウォーキングポール14との間で、これらの並び方向Xから互いに対向するように形成されているが、第1接触面34および第2接触面46は、並び方向Xに対して直交する方向から互いに対向するように形成されてもよい。
【0073】
図3(A)に示すように、上記実施形態では、第1吸着部26が、第1接触面34を構成する第1被覆部30で被覆されており、第2吸着部40が、第2接触面46を構成する第2被覆部44で被覆されているが、第1吸着部26および第2吸着部40は、第1接触面34および第2接触面46に露出するように構成されてもよい。
【0074】
図3(B)に示すように、上記実施形態では、第1連結部20の第1取付部24が、ゴム状弾性を有する材料で環状に形成された第1本体部32を有しているが、第1連結部の第1取付部は、板ばね状の弾性を有していてもよいし、弾性を有しない2つのC字状の部材をヒンジ部で連結することによって構成されてもよい。
【0075】
図6(A)は、第2実施形態に係るウォーキングポール用連結具50の構成を示す斜視図であり、図6(B)は、ウォーキングポール用連結具50の第1連結部52の構成を示す断面図である。
【0076】
図6(A)に示すウォーキングポール用連結具50では、第1連結部52の第1取付部56が、第1ウォーキングポール12の外面に装着されるC字状の第1本体部58と、第1本体部58の開いた部分を締め付けるための第1締付け機構60とを有している。第1本体部58は、PA(ポリアミド樹脂)などの合成樹脂で形成されており、板ばね状の弾性を有している。図6(B)に示すように、第1締付け機構60は、第1本体部58に組み込まれたナット60aと、ナット60aに螺合されるボルト60bとを有している。第1連結部52が第1ウォーキングポール12に対して着脱される際には、ボルト60bが外された状態で第1本体部58が弾性変形されることによって、開いた部分がさらに開かれる。
【0077】
図6(A)に示す第2連結部54は、第1連結部52と同様に構成されている。つまり、第2連結部54は、第1連結部52の第1取付部56、第1本体部58および第1締付け機構60に対応する第2取付部62、第2本体部64および第2締付け機構66を有している。
【0078】
この構成によれば、図6(B)に示す第1締付け機構60のボルト60bを緩めることによって、第1取付部56を第1ウォーキングポール12に対して周方向および軸方向へ移動させることが可能であり、第1連結部52の位置を適宜調整することができる。第2連結部54は、第1連結部52と同様に構成されているので、第2連結部54の位置も同様に調整することができる。なお、第1締付け機構60および第2締付け機構66の具体的な構成は、適宜変更されてもよく、例えば、締付けベルトを用いた構成(図示省略)が用いられてもよい。
【0079】
また、図6(A)に示すウォーキングポール用連結具50では、第1接触面68および第2接触面70が、第1ウォーキングポール12と第2ウォーキングポール14との間で、並び方向Xに対して直交する方向から互いに対向するように形成されている。
【0080】
この構成によれば、第1ウォーキングポール12と第2ウォーキングポール14とを並び方向Xへ離隔させることによって、第1接触面68と第2接触面70とを互いに滑らせながら引き離すことが可能であり、第1連結部52と第2連結部54とを互いに離隔させる作業を行い易い。また、この作業が容易であることから、第1吸着部72と第2吸着部74との間に作用する磁力を大きくすることが可能であり、第1連結部52と第2連結部54とを大きな力(連結力)で連結できる。
【0081】
さらに、図6(A)に示すウォーキングポール用連結具50では、第1吸着部72および第2吸着部74が、インサート成形によって、第1接触面68および第2接触面70に露出するように構成されている。
【0082】
この構成によれば、第1吸着部72と第2吸着部74との間における磁力の減衰が生じ難いので、第1連結部52と第2連結部54とを大きな力(連結力)で連結できる。
【符号の説明】
【0083】
L1,L3…直線、L2,L4…中心線、D…内径、M…外径、P…点、Q1,Q2…中心線、10…連結具付きウォーキングポール、12…第1ウォーキングポール、14…第2ウォーキングポール、12a,14a…シャフト、16,18,50…ウォーキングポール用連結具、20,52…第1連結部、22,54…第2連結部、24,56…第1取付部、26,72…第1吸着部、28…第1支持部、28a…支持部本体、28b…繋ぎ部、30…第1被覆部、32,58…第1本体部、34,68…第1接触面、38,62…第2取付部、40,74…第2吸着部、42…第2支持部、44…第2被覆部、46,70…第2接触面、48,64…第2本体部。

図1
図2
図3
図4
図5
図6