IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社河合楽器製作所の特許一覧

<>
  • 特開-ドロップアクションを有するピアノ 図1
  • 特開-ドロップアクションを有するピアノ 図2
  • 特開-ドロップアクションを有するピアノ 図3
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024050328
(43)【公開日】2024-04-10
(54)【発明の名称】ドロップアクションを有するピアノ
(51)【国際特許分類】
   G10C 3/163 20190101AFI20240403BHJP
   G10C 1/02 20060101ALI20240403BHJP
【FI】
G10C3/163
G10C1/02
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022157143
(22)【出願日】2022-09-29
(71)【出願人】
【識別番号】000001410
【氏名又は名称】株式会社河合楽器製作所
(74)【代理人】
【識別番号】100114775
【弁理士】
【氏名又は名称】高岡 亮一
(74)【代理人】
【識別番号】100121511
【弁理士】
【氏名又は名称】小田 直
(74)【代理人】
【識別番号】100095566
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 友雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179453
【弁理士】
【氏名又は名称】會田 悠介
(74)【代理人】
【識別番号】100208580
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 玲奈
(72)【発明者】
【氏名】山下 光夫
(57)【要約】      (修正有)
【課題】アクションの良好な動作を確保するとともに、鍵の長さを低減し、ピアノの奥行をコンパクト化することができる、ドロップアクションを有するピアノを提供する。
【解決手段】ドロップアクションを有するピアノ1は、前後方向に延び、後端部において回動自在に支持され、演奏者によって操作される第1鍵2Aと、第1鍵2Aの下側に配置され、中央部において回動自在に支持されるとともに、前端部に第1鍵2Aが当接する第2鍵2Bと、第1鍵2A及び第2鍵2Bの後方、かつ、下方に配置され、上方への回動によりハンマー4を駆動し、打弦を行わせるためのウィッペン21を有するアクション3と、第2鍵2Bの後端部とウィッペン21に連結され、第1鍵2Aが押鍵されるのに応じて第2鍵2Bの後端部が上方に回動するのに伴い、ウィッペン21を持ち上げ、上方に回動させる連結材(線材13)と、を備える。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前後方向に延び、後端部において回動自在に支持され、演奏者によって操作される第1鍵と、
前記第1鍵の下側に配置され、中央部において回動自在に支持されるとともに、前端部に前記第1鍵が当接する第2鍵と、
前記第1鍵及び前記第2鍵の後方かつ下方に配置され、上方への回動によりハンマーを駆動し、打弦を行わせるためのウィッペンを有するアクションと、
前記第2鍵の後端部と前記ウィッペンに連結され、前記第1鍵が押鍵されるのに応じて前記第2鍵の後端部が上方に回動するのに伴い、前記ウィッペンを持ち上げ、上方に回動させる連結材と、
を備えることを特徴とする、ドロップアクションを有するピアノ。
【請求項2】
前記連結材は、可撓性を有し、前記第2鍵の後端部と前記ウィッペンの間に張設された線材であることを特徴とする、請求項1に記載のドロップアクションを有するピアノ。
【請求項3】
前記第2鍵の後端部上面にねじ込まれるとともに、前記線材が巻き付けられた軸部を有する調整ねじをさらに備え、
前記線材の引張度合は、前記調整ねじを回し、前記軸部への前記線材の巻取り量を変更することによって調整されることを特徴とする、請求項2に記載のドロップアクションを有するピアノ。
【請求項4】
前記アクションは、前記ハンマーが前記第1鍵よりも下方に位置するように、前記第1鍵及び前記第2鍵の下方に配置されていることを特徴とする、請求項2又は3に記載のドロップアクションを有するピアノ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、鍵盤の下方に配置されたアクションであるドロップアクションを有するピアノに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、ドロップアクションを有するピアノとして、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。図3に示すように、このピアノ101は、前後方向に延び、中央部においてバランスピン102aに回動自在に支持された鍵102(白鍵及び黒鍵)と、鍵102の後方に配置され、押鍵時、ハンマー104を駆動するアクション103を備える。アクション103の構成は、アップライトピアノのアクションと基本的に同じであり、主な構成要素は、後端部を中心として回動自在のウィッペン105と、ウィッペン105に取り付けられたジャック106と、ハンマー104を一体に有し、ジャック106が下側から当接する回動自在のバット107などである。
【0003】
ウィッペン105の前端部には、エクステンションレバー108の下端部が回動自在に連結されている。エクステンションレバー108は、上下方向に延び、上端部において、エクステンションプレート109や固定具110を介して、鍵102の後端部上面にねじ込まれたキャプスタンスクリュー111に連結されている。以上の構成では、鍵102は、押鍵時、バランスピン102aを中心として回動し、その後端部が上方に移動することにより、エクステンションレバー108を介して、ウィッペン105の前端部を持ち上げる。これに伴い、ウィッペン105が上方に回動し、ジャック106がバット107を突き上げ、ハンマー104を後方に回動させることによって、弦Sがハンマー104で打弦される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実公昭49-2178号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来のピアノでは、鍵102の後端部とアクション103のウィッペン105をエクステンションレバー108で直結し、鍵102の押鍵時、その後端部と一緒に移動するエクステンションレバー108によって、ウィッペン105を上方に回動させるように構成されている。このため、例えば鍵102の押鍵ストロークと同程度のウィッペン105の回動ストロークを確保しようとすると、鍵102の支点であるバランスピン102aから鍵102の後端までの長さを、前端までの長さと同程度に設定することが必要になる。その分、鍵102の全体長さが大きくなり、ひいてはピアノ101の奥行(前後方向長さ)が増大してしまう。
【0006】
また、エクステンションレバー108を、金属(例えばステンレスや鉄)などの剛体で構成した場合には、その全体重さが大きいことで、鍵102の静荷重が過大になりがちであるとともに、エクステンションレバー108の動きが鈍くなり、打弦の応答性や連打性に悪影響を及ぼす。このため、エクステンションレバー108の長さには限界があり、アクション103を鍵102に対して極端に下側に配置することが困難になる。実際、従来のピアノ101では、図3に示すように、アクション103は鍵102に対して若干低いだけであり、ハンマー104は鍵102よりも上方に若干、突出している。このため、鍵102やハンマー104を覆う屋根(図示せず)の高さ、ひいてはピアノ101の高さを低くすることができず、あるいは、屋根のフラット化が妨げられてしまう。
【0007】
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、アクションの良好な動作を確保するとともに、鍵の長さを低減し、ひいてはピアノの奥行をコンパクト化することができる、ドロップアクションを有するピアノを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この目的を達成するために、請求項1に係る発明は、ドロップアクションを有するピアノであって、前後方向に延び、後端部において回動自在に支持され、演奏者によって操作される第1鍵と、第1鍵の下側に配置され、中央部において回動自在に支持されるとともに、前端部に第1鍵が当接する第2鍵と、第1鍵及び第2鍵の後方かつ下方に配置され、上方への回動によりハンマーを駆動し、打弦を行わせるウィッペンを有するアクションと、第2鍵の後端部とウィッペンに連結され、第1鍵が押鍵されるのに応じて第2鍵の後端部が上方に回動するのに伴い、ウィッペンを持ち上げ、上方に回動させる連結材と、を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明によるピアノは、演奏者によって操作される第1鍵と、その下側に配置された第2鍵と、第1鍵及び第2鍵の後方かつ下方に配置されたアクションと、第2鍵の後端部とアクションのウィッペンに連結された連結材を備える。第1鍵が押鍵されるのに応じて第2鍵の後端部が上方に回動するのに伴い、連結材がウィッペンを持ち上げ、上方に回動させることにより、ハンマーが駆動され、ハンマーによる打弦が行われる。
【0010】
この場合、上述した第1鍵及び第2鍵の支持位置と両者の連結関係、すなわち、第1鍵が後端部において回動自在に支持され、第2鍵が中央部において回動自在に支持されるとともに、前端部に第1鍵が当接するという関係から、第1鍵が押鍵された際、その押鍵ストロークと同等の第2鍵の後端部の回動ストロークを得ることが可能である。その結果、連結材によって駆動されるウィッペンの回動量を確保し、ハンマーを十分に駆動することによって、アクションの良好な動作を確保することができる。また、第2鍵が第1鍵の下側に配置されていることで、鍵が支点の前後両側に同等に延びる従来の場合と比較して、鍵盤装置全体の前後方向の長さを短縮でき、それにより、ピアノの奥行をコンパクト化することができる。
【0011】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載のドロップアクションを有するピアノにおいて、連結材は、可撓性を有し、第2鍵の後端部とウィッペンの間に張設された線材であることを特徴とする。
【0012】
この構成によれば、請求項1の連結材として、可撓性を有し、第2鍵の後端部とウィッペンの間に張設された線材が用いられる。これにより、従来のエクステンションレバーの場合と比較して、連結材が軽量化されることで、第1鍵の静荷重が低減される。また、線材の動きが軽快になるととともに、打弦後に線材が撓んで戻りやすくなることによって、打弦の応答性や連打性を向上させることができる。
【0013】
請求項3に係る発明は、請求項2に記載のドロップアクションを有するピアノにおいて、第2鍵の後端部上面にねじ込まれるとともに、線材が巻き付けられた軸部を有する調整ねじをさらに備え、線材の引張度合は、調整ねじを回し、軸部への線材の巻取り量を変更することによって調整されることを特徴とする。
【0014】
この構成によれば、第2鍵の後端部上面にねじ込まれた調整ねじを上方から操作して回すことにより、調整ねじの軸部への線材の巻取り量を変更し、線材の引張度合を調整することによって、第1鍵の静荷重や打弦の応答性及び連打性などを容易に調整することができる。
【0015】
請求項4に係る発明は、請求項2又は3に記載のドロップアクションを有するピアノにおいて、アクションは、ハンマーが第1鍵よりも下方に位置するように、第1鍵及び第2鍵の下方に配置されていることを特徴とする。
【0016】
この構成によれば、アクション及びその上側のハンマーが第1鍵よりも下方に配置されるので、第1鍵やハンマーなどを覆う屋根の高さ、ひいてはピアノの高さを低くするとともに、屋根のフラット化によって、ピアノの意匠性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明を適用したピアノの鍵盤、アクション及びハンマーなどを離鍵状態において示す、一部を破断した側面図である。
図2図1のピアノを打弦時の状態において示す側面図である。
図3】従来のピアノの鍵盤、アクション及びハンマーなどを示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1及び図2に示すように、本発明を適用したピアノ1は、鍵盤2、ドロップアクションとしてのアクション3、及びハンマー4などを備える。なお、以下の説明では、演奏者側から見たときのピアノ1の手前側を「前」、奥側を「後」として説明する。
【0019】
鍵盤2は、ピアノ1の左右方向に並んだ多数の第1鍵2A(白鍵及び黒鍵、各1つのみ図示)と、第1鍵2Aの下側に配置され、左右方向に並んだ多数の第2鍵2B(1つのみ図示)を有する。各第1鍵2Aは、前後方向(図1の左右方向)に延び、その後端部において、棚板5上の筬6に立設されたバランスピン6aに回動自在に支持され、前部において、フロントピン7によって案内されている。第1鍵2Aの下面の前部には、棚板5を貫通して下方に延びるアクチュエータピン8が一体に設けられている。
【0020】
第2鍵2Bは、棚板5とその下側の底板9との間に配置されている。棚板5と底板9の間には支持板10が取り付けられており、第2鍵2Bは、その前端から全体長さの約1/3の位置において、支持板10に支点10aを介して回動自在に支持されている。第2鍵2Bの前端部には、対応する第1鍵2Aに設けたアクチュエータピン8が上方から当接し、また、第2鍵2Bの後部は、第1鍵2Aの離鍵状態において、底板9の上面に設けられた下限ストッパ11に載置されている。また、第2鍵2Bの上面後端部には調整ねじ12がねじ込まれ、そのすぐ後ろ側には、上下方向に貫通するガイド孔2cが形成されており、後述する線材13の上端部が、調整ねじ12の軸部に巻き付けられるとともに、ガイド孔2cに通されている。
【0021】
アクション3は、第1鍵2A及び第2鍵2Bの後方かつ下方に配置されており、第1鍵2Aごとに設けられたウィッペン21を有する。ウィッペン21は、その後端部において、左右方向に渡されたセンターレール22にウィッペンフレンジ21aを介して回動自在に支持されている。ウィッペン21の前端部には、リング部23aを有する取付ねじ23がねじ込まれており、このリング部23aに線材13の下端部が係合し、取り付けられている。
【0022】
線材13は、適度な可撓性及び強度を有する材料、例えば、芯材として高強度ナイロンを用い、その表面をファイバーやカーボンなどでコーティングしたもので構成されており、第2鍵2Bの調整ねじ12とウィッペン21の取付ねじ23の間に張設されている。その引張度合は、調整ねじ12を回し、その軸部への線材13の巻取り量を変更することによって、調整される。
【0023】
アクション3のウィッペン21以外の構成は、アップライトピアノのアクションと基本的に同じであり、以下、簡単に説明する。アクション3は、ジャック24、バット25及びダンパーレバー26などを有し、これらは第1鍵2Aごとに設けられている。
【0024】
ジャック24は、前方に延びる基部と、基部の後端部から上方に延びるハンマー突上げ部からL字状に形成されており、両者の角部において、ウィッペン21の中央に回動自在に取り付けられている。
【0025】
バット25は、センターレール22にバットフレンジ25aを介して回動自在に支持されており、第1鍵2Aの離鍵状態において、ジャック24のハンマー突上げ部が下側から当接している。バット25の上面にはハンマー4のハンマーシャンク4aが立設され、その上端部にはハンマーヘッド4bが設けられている。ハンマーヘッド4bは、第1鍵2Aの離鍵状態において、後方に張られた弦Sに対向している。
【0026】
また、ダンパーレバー26は、上下方向に延び、その中央部において、センターレール22にダンパーフレンジ26aを介して回動自在に支持されており、上端部にはダンパー26bが設けられている。第1鍵2Aの離鍵状態において、ダンパー26bは弦Sを押圧しており、ダンパーレバー26の下端部には、ウィッペン21の後端部に立設されたスプーン27が前方から対向している。
【0027】
次に、上述した構成のピアノ1の動作について説明する。演奏者により、図1に示す離鍵状態から第1鍵2Aが押鍵されると、第1鍵2Aは、後端部のバランスピン6aを中心として下方(図1の時計方向)に回動し、アクチュエータピン8を介して第2鍵2Bの前端部を押下する。これにより、第2鍵2Bは、支点10aを中心として、第1鍵1Aと同様、時計方向に回動し、その後端部が上方に移動することによって、線材13を介してウィッペン21を持ち上げる。これに伴い、ウィッペン21が上方に回動し、ウィッペン21に設けられたジャック24がバット25を突き上げることによって、バット25と一体のハンマー4が後方に回動し、弦Sを打弦する(図2の状態)。
【0028】
また、ウィッペン21の回動に伴い、それと一体のスプーン27が後方に移動し、ダンパーレバー26の下端部を押圧することによって、ダンパーレバー26が時計方向に回動し、ダンパー26bが弦Sから離れることで、弦Sの振動による発音が確保される。
【0029】
以上のように、本実施形態によれば、第1鍵2Aの押鍵ストロークと同等の第2鍵2Bの後端部の回動ストロークを得ることができ、その結果、線材13によって駆動されるウィッペン21の回動量を確保し、ハンマー4を十分に駆動することによって、アクション3の良好な動作を確保することができる。また、第2鍵2Bが第1鍵2Aの下側に配置されていることで、鍵が支点の前後両側に同等に延びる従来の場合と比較して、鍵盤装置全体の前後方向の長さを短縮でき、それにより、ピアノ1の奥行をコンパクト化することができる。
【0030】
また、第2鍵2Bの後端部とウィッペン21の間に、連結材として、可撓性を有する線材13が張設されている。これにより、従来のエクステンションレバーの場合と比較して、連結材が軽量化されることで、第1鍵2Aの静荷重が低減される。また、線材13の動きが軽快になるととともに、打弦後に線材13が撓んで戻りやすくなることによって、打弦の応答性や連打性を向上させることができる。
【0031】
さらに、第2鍵2Bの後端部上面にねじ込まれた調整ねじ12を上方から操作して回すことにより、調整ねじ12の軸部への線材13の巻取り量を変更し、線材13の引張度合を調整することによって、第1鍵2Aの静荷重や打弦の応答性及び連打性などを容易に調整することができる。
【0032】
また、アクション3及びその上側のハンマー4が第1鍵2Aよりも下方に配置されるので、第1鍵2Aやハンマー4などを覆う屋根の高さ、ひいてはピアノの高さを低くするとともに、屋根のフラット化によって、ピアノ1の意匠性を向上させることができる。
【0033】
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、第2鍵2Bの後端部とウィッペン21を連結する連結材として、可撓性を有する線材13を用いているが、従来の場合と同様、金属などから成る剛性を有する材質を採用することも、本発明の範囲内である。
【0034】
また、線材13として、例えば、芯材に高強度ナイロンを用い、表面をファイバーやカーボンなどでコーティングしたものを用いると説明したが、適度な可撓性及び強度を有する限り、他の材質のものを採用してもよい。さらに、実施形態では、第1鍵2Aの動きを第2鍵2Bに伝達するためのアクチュエータピン8を、第1鍵2A側に設けているが、第2鍵2B側に設け、上方に突出するように構成してもよい。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部の構成を適宜、変更することが可能である。
【符号の説明】
【0035】
1 ピアノ
2A 第1鍵
2B 第2鍵
3 アクション
4 ハンマー
6a バランスピン(第1鍵の支点)
10a 支点(第2鍵の支点)
12 調整ねじ
13 線材(連結材)
21 ウィッペン
図1
図2
図3