(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024050365
(43)【公開日】2024-04-10
(54)【発明の名称】真空ブレーカー
(51)【国際特許分類】
B67B 7/20 20060101AFI20240403BHJP
A47G 21/00 20060101ALI20240403BHJP
B67B 7/16 20060101ALI20240403BHJP
【FI】
B67B7/20
A47G21/00 V
B67B7/16
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022167206
(22)【出願日】2022-09-29
(71)【出願人】
【識別番号】522407329
【氏名又は名称】株式会社トキトモ産業
(72)【発明者】
【氏名】代元 勅教
【テーマコード(参考)】
3B115
3E081
【Fターム(参考)】
3B115AA22
3B115BA27
3B115DA04
3B115DB15
3E081AA16
3E081AB06
3E081AC02
3E081BB44
3E081BB52
3E081BC08
3E081EE21
(57)【要約】
【課題】 四つ爪キャップ式広口瓶の、キャップ回し操作を容易にする器具を提供する
【解決手段】 形状が電気抵抗記号Ω(オーム)又はアルファベットのO(オー)に類似した棒鋼の一端が扁平形状の「ヘラ」を有した構造体である事を特徴とする真空ブレーカー。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
つまみ部の形状が電気抵抗記号Ω(オーム)に類似した棒鋼の一端が扁平形状の「ヘラ」を有した構造体である事を特徴とする真空ブレーカー。
【請求項2】
つまみ部の形状がアルファベットのO(オー)に類似した棒鋼の一端が扁平形状の「ヘラ」を有した構造体である事を特徴とする真空ブレーカー。
【請求項3】
つまみ部の形状が電気抵抗記号Ω(オーム)に類似した棒鋼の一端が扁平形状の「ヘラ」を有し、他端に柄を接続した構造体である事を特徴とする真空ブレーカー。
【請求項4】
つまみ部の形状がアルファベットのO(オー)に類似した棒鋼の一端が扁平形状の「ヘラ」を有し、他端に柄を接続した構造体である事を特徴とする真空ブレーカー。
【請求項5】
狭隘隙間に挿入する舌片形状の「ヘラ」が親指と人差し指でつまむ「つまみ部」に連結された構造体である事を特徴とする真空ブレーカー。
【請求項6】
狭隘隙間に挿入する舌片形状の「ヘラ」が、親指と人差し指でつまむ「つまみ部」及び柄に連結された構造体である事を特徴とする真空ブレーカー。
【請求項7】
厚さ1~1.5mm、幅4~5mm、長さ10~15mm、の舌片形状の鋼材「へら」が、親指と人差し指でつまむ「つまみ部」に連結された構造体である事を特徴とする真空ブレーカー。
【請求項8】
厚さ1~1.5mm、幅4~5mm、長さ10~15mm、の舌片形状の鋼材「へら」が親指と人差し指でつまむ「つまみ部」及び柄に連結された構造体である事を特徴とする真空ブレーカー。
【請求項9】
厚さ1~1.5mm、幅4~5mm、長さ10~15mm、の舌片形状の鋼材「へら」が、外径3~5mmの鋼材製の親指と人差し指でつまむ「つまみ部」及び柄に連結された構造体である
事を特徴とする真空ブレーカー。
【請求項10】
厚さ1~1.5mm、幅4~5mm、長さ10~15mm、の舌片形状の鋼材「へら」が、外径3~5mmの鋼材棒を加工して出来た、親指と人差し指でつまむ「つまみ部」及び柄と連結して、一筆書の如く一体化された構造体である事を特徴とする真空ブレーカー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は四つ爪キャップ式広口瓶の、キャップ回し操作を容易にする器具としての真空ブレーカーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
ジャムやマヨネーズ等ペースト状の食品は、四つ爪キャップ式広口瓶の容器に充填されて、市販されているが、瓶の中が真空になっている為、四つ爪キャップがガラス瓶に強力密着しているので、初回の開封は容易でない。
その為、キャップ回し道具が各種考案されて市販されている。
【特許文献1】特許第0000号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
四つ爪キャップ式広口瓶の、瓶の中は真空になっている為、四つ爪キャップがガラス瓶に強力密着しているので、初回の開封時は、強い握力が要求されているので、握力が弱いお年寄りや、年少者にとって、初回の開封作業は容易でない。
本発明は上記の問題点を解決しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
初回の開封時に於いて、四つ爪キャップがガラス瓶に強力密着している原因の真空を解除(真空をブレーク)する為に、四つ爪キャップとガラス瓶の隙間に「ヘラ」を差込み、四つ爪キャップを僅かに変形させて微小隙間を創り出して、大気の空気を瓶の中に侵入(真空ブレーク)させる道具である。
【発明の効果】
【0005】
本発明の道具を使って瓶の中の真空を解除(真空をブレーク)すれば、弱い握力でも、容易に四つ爪キャップを回す(開封する)事が可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の道具の使い方、実施の形態を説明する。
本発明の実施形態は下記の三種類ある。すなわち、
1)つまみ部の形状が電気抵抗記号Ω(オーム)に類似したタイプ
2)つまみ部の形状がアルファベットのO(オー)に類似したタイプ
3)柄が無い、コンパクトタイプ
今回は 1)つまみ部の形状が電気抵抗記号Ω(オーム)に類似したタイプ
を例に、説明する。
図1は使用状況説明図である。ガラス瓶を手に持って真空ブレーカーの先端部「ヘラ」を、四つ爪キャップとガラス瓶の隙間に「ヘラ」を差込んだ状態を示している。
図2は
図1のガラス瓶と「ヘラ」の状況詳細図である。
図3は
図2の断面図である。
図4はガラス瓶を掴んだ状態で「ヘラ」を僅かに左右に捻って、キャップを最大限1mm程度変形させている状態を示している。
四つ爪キャップとの間に微小隙間が発生して空気が侵入し、ガラス瓶の中の真空がブレークされる。
図5は真空ブレーカーの各部位の名称を示した平面図である。
発明は、以上の構成よりなっている。
尚、本発明の標準品は、「ヘラ」、つまみ部、柄、の3部位から成り立っているが、
図8に示すように柄が無い、「ヘラ」、つまみ部分、の2部位だけで、柄が無い、コンパクトタイプも、実用品として、通用する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図8】本発明の平面図(つまみ部の形状がアルファベットのO(オー)に類似したタイプ)
【符号の説明】
【0008】
1 「ヘラ」
2 つまみ部
3 柄