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  • 特開-ヘルスビタミン 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024050368
(43)【公開日】2024-04-10
(54)【発明の名称】ヘルスビタミン
(51)【国際特許分類】
   A23K 50/10 20160101AFI20240403BHJP
   A23K 20/174 20160101ALI20240403BHJP
【FI】
A23K50/10
A23K20/174
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022167967
(22)【出願日】2022-09-29
(71)【出願人】
【識別番号】322008553
【氏名又は名称】北勝商事株式会社
(72)【発明者】
【氏名】▲吉▼田 勝紀
【テーマコード(参考)】
2B005
2B150
【Fターム(参考)】
2B005BA01
2B005BA07
2B150AA02
2B150AB10
2B150AC01
2B150AC26
2B150CA03
2B150CA22
2B150CJ08
2B150DC23
2B150DE01
2B150DE02
2B150DE11
2B150DE14
2B150DH04
2B150DH06
2B150DH21
2B150DH24
(57)【要約】      (修正有)
【課題】従来の牛用ビタミン剤(飼料添加剤)には、カビ毒吸着剤が混合されていないため、飼料添加剤とカビ毒吸着剤は別々で購入しなければならなかった。
【解決手段】牛用ビタミン剤に、カビ毒吸着剤があらかじめ混合されている。
【効果】牛用ビタミン剤とカビ毒吸着剤をミキシングする行程が簡易化することができる。ミキシングのムラが均一になることにより、一頭一頭が確実に両成分(ビタミン剤、カビ毒吸着剤)を摂取することができる。
【選択図】なし
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カビ毒吸着剤を混合したビタミン剤(牛用飼料添加剤)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
ヘルスビタミン(以下、本発明と呼ぶ)は、ビタミン剤(牛用飼料添加剤)に、カビ毒吸着剤を予め混合することで、牛たちが確実にビタミン剤とカビ毒吸着剤を摂取することにある。
【背景技術】
【0002】
酪農家の方々は、牛の粗飼料(牧草、ワラ、乾草、サイレージ等)にビタミン剤が配合されている牛用飼料添加剤とカビ毒吸着剤を給与している。従来、牛用飼料添加剤におけるビタミン剤では、ビタミン補給のみ目的としていた。牛へのビタミン剤の給与は、栄養状態の低下に伴う下痢や肺炎、乳量不安定、繁殖障害などによるビタミン欠乏症の予防のため使用される。また、カビ毒吸着剤の給与は、サイレージの給与によるカビ毒汚染対策のため給与する。北海道の酪農家は特に、サイレージ化(家畜用飼料の一種で、飼料作物をサイロなどで発酵させたもの。穀物を用いるものや藁を用いるものがある。)された牧草を給与する。サイレージ産生の各段階や貯蔵中、カビ毒の発生する要因が高まるとされている。したがって、カビ毒を体内に取り込んでしまうことがあるため、対策としてカビ毒吸着剤を給与する。
前述した必要性から、我が社では、▲1▼ビタミン剤とカビ毒吸着剤を、別々に購入し、混合(以降ミキシングと呼ぶ)給与することの意味、▲2▼別々に購入して給与すると、配合にムラができてしまうのでは、と疑問に思った。
そこで、ビタミン剤にあらかじめカビ毒吸着剤を配合することで、別々に購入する必要がなくなり、給与の際、均一に必要量が給与できると考え、本発明に至った。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ビタミン補給をしながらカビ毒対策品を同時に摂取することができる。また、酪農家の方々がビタミン剤とカビ毒吸着剤をミキシングする行程が簡易化できる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明を、搾乳・育成牛用飼料に混合給与する。給与量は、仔牛15~20g/日、成牛100g/日。成分量については、図1に示す。
【発明の効果】
【0005】
本発明により、従来は別途で購入されていたビタミン剤とカビ毒吸着剤は、別々で購入する必要がなくなる。しかし、別々で購入することで、ビタミン剤とカビ毒吸着剤をミキシングすることにより起こる、配合のムラ。また、配合のムラによって引き起こされる、牛たちへ必要な給与量が給与できているかという疑問については、未解明である。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】本発明の成分表である。
図1