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  • 特開-コネクタのゴム栓及びコネクタ 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024050448
(43)【公開日】2024-04-10
(54)【発明の名称】コネクタのゴム栓及びコネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/58 20060101AFI20240403BHJP
【FI】
H01R13/58
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023145687
(22)【出願日】2023-09-07
(31)【優先権主張番号】202222600206.0
(32)【優先日】2022-09-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】515249628
【氏名又は名称】サングロー パワー サプライ カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000604
【氏名又は名称】弁理士法人 共立特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヂャンリィアン シェン
【テーマコード(参考)】
5E021
【Fターム(参考)】
5E021FA05
5E021FA08
5E021FA14
5E021FB07
5E021FC02
5E021GA01
5E021GB10
(57)【要約】      (修正有)
【課題】ケーブルが通過するための複数の穿孔が設けられた弾性本体の支持が十分で、弛みにくいゴム栓を提供する
【解決手段】ゴム栓3は、ケーブル5が通過するための複数の穿孔3aが設けられた弾性本体を含み、ゴム栓は、弾性本体の中部に埋設された第1の支持体を含む支持体を含み、複数の穿孔は、第1の支持体を取り囲んで設けられ、支持体の硬度は、弾性本体の硬度よりも大きい。本出願におけるゴム栓は、弾性本体の弾性材質の特性により、係止爪22が第1のナット4による押圧を受けて収縮し周囲からゴム栓を締める場合に、ゴム栓は、係止爪に締付けられるために一定の歪みを生じることができ、ケーブルを外側から中部へ押し付け、同時に中部にはより硬度の高い支持体(ゴム栓の中部骨格に相当)が設けられることにより、弾性本体の中部の支持が不十分で、弛みやすいという問題が改善され、ケーブルが締付け過程においてクランプされることを保証する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コネクタのゴム栓であって、ケーブルが通過するための複数の穿孔が設けられた弾性本体と、前記弾性本体に埋設された第1の支持体を含む支持体とを含み、複数の前記穿孔は、前記第1の支持体を取り囲んで設けられ、前記支持体の硬度は、前記弾性本体の硬度よりも大きいことを特徴とするコネクタのゴム栓。
【請求項2】
前記穿孔の横断面は円形であり、前記第1の支持体の横断面の各辺は内凹弧状であり、前記内凹弧状は前記穿孔に正対し、かつ前記穿孔と同心であることを特徴とする請求項1に記載のコネクタのゴム栓。
【請求項3】
前記支持体はさらに、第2の支持体を含み、前記第2の支持体と前記第1の支持体は、少なくとも1つの前記穿孔を取り囲んで設けられることを特徴とする請求項1に記載のコネクタのゴム栓。
【請求項4】
前記第2の支持体は、前記穿孔の外側に位置することを特徴とする請求項3に記載のコネクタのゴム栓。
【請求項5】
前記第2の支持体の少なくとも一部は、隣接する前記穿孔の間に位置することを特徴とする請求項3に記載のコネクタのゴム栓。
【請求項6】
前記穿孔と前記弾性本体の横断面は、いずれも円形であり、前記第2の支持体の横断面の輪郭は、順次に接している2つの側辺と底辺を含み、2つの前記側辺はいずれも内凹弧状であり、前記底辺は外凸弧状であり、前記内凹弧状と前記穿孔とは同心であり、前記外凸弧状と前記弾性本体とは同心であり、2つの前記側辺が接する位置は、隣接する前記穿孔の間の部分に向けられることを特徴とする請求項4又は5に記載のコネクタのゴム栓。
【請求項7】
前記支持体の数は複数であり、複数の前記支持体は、互いに独立又は互いに接続してもよく、もしくは、複数の前記支持体の一部が互いに独立し、他の一部が互いに接続していることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載のコネクタのゴム栓。
【請求項8】
前記支持体は金属又はプラスチックであることを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載のコネクタのゴム栓。
【請求項9】
請求項1~5のいずれか1項に記載のコネクタのゴム栓を含み、さらに、接続座と第1のナットを含み、前記接続座には、雄ねじが設けられた第1の雄ねじ段が設けられ、前記第1の雄ねじ段は複数の係止爪に接し、前記ゴム栓は複数の前記係止爪に位置し、前記第1のナットと前記第1の雄ねじ段とは螺合することで前記係止爪を動かして前記ゴム栓を締付けることを特徴とするコネクタ。
【請求項10】
前記接続座は、前記係止爪から離れる一端にさらに第2の雄ねじ段が設けられ、前記コネクタには、前記第2の雄ねじ段と螺合する第2のナットが設けられていることを特徴とする請求項9に記載のコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気部品という技術分野に関し、具体的には、コネクタのゴム栓及びコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
現在のコネクタは、ケーブル付きのアセンブリが貫入するために使用され、ケーブルアセンブリは、ケーブルとピンを含み、コネクタが相応するデバイスに接続された後、ピンは、対応する電気部品を挿入接続することができる。コネクタにはゴム栓が設けられ、ケーブルがゴム栓を通過するが、コネクタがゴム栓に引っかかった後に、ケーブルを締付けることができ、しかし、ゴム栓に複数のケーブルが貫設されると、ケーブルが有効的にクランプされることができない。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0003】
本出願は、コネクタのゴム栓を提供し、前記ゴム栓は、ケーブルが通過するための複数の穿孔が設けられた弾性本体と、前記弾性本体に埋設された第1の支持体を含む支持体とを含み、複数の前記穿孔は、前記第1の支持体を取り囲んで設けられ、前記支持体の硬度は、前記弾性本体の硬度よりも大きい。
【0004】
1つの具体的な実施形態では、前記穿孔の横断面は円形であり、前記第1の支持体の横断面の各辺は内凹弧状であり、前記内凹弧状は前記穿孔に正対し、かつ前記穿孔と同心である。
【0005】
1つの具体的な実施形態では、前記支持体はさらに、第2の支持体を含み、前記第2の支持体と前記第1の支持体は、少なくとも1つの前記穿孔を取り囲んで設けられる。
【0006】
1つの具体的な実施形態では、前記第2の支持体は、前記穿孔の外側に位置し、隣接する前記穿孔の間の部分に向けられる。
【0007】
1つの具体的な実施形態では、前記第2の支持体の少なくとも一部は、隣接する前記穿孔の間に位置する。
【0008】
1つの具体的な実施形態では、前記穿孔と前記弾性本体の横断面は、いずれも円形であり、前記第2の支持体の横断面の輪郭は、順次に接している2つの側辺と底辺を含み、2つの前記側辺はいずれも内凹弧状であり、前記底辺は外凸弧状であり、前記内凹弧状と前記穿孔とは同心であり、前記外凸弧状と前記弾性本体とは同心であり、2つの前記側辺が接する位置は、隣接する前記穿孔の間の部分に向けられる。
【0009】
1つの具体的な実施形態では、前記支持体の数は複数であり、複数の前記支持体は、互いに独立又は互いに接続してもよく、もしくは、複数の前記支持体の一部が互いに独立し、他の一部が互いに接続している。
【0010】
1つの具体的な実施形態では、前記支持体は金属又はプラスチックである。
【0011】
本出願は、さらに、コネクタを提供し、前記のいずれか1項に記載のコネクタのゴム栓を含み、さらに、接続座と第1のナットを含み、前記接続座には、雄ねじが設けられた第1の雄ねじ段が設けられ、前記第1の雄ねじ段は複数の係止爪に接し、前記ゴム栓は複数の前記係止爪に位置し、前記第1のナットと前記第1の雄ねじ段とは螺合することで前記係止爪を動かして前記ゴム栓を締付ける。
【0012】
1つの具体的な実施形態では、前記接続座は、前記係止爪から離れる一端にさらに第2の雄ねじ段が設けられ、前記コネクタには、前記第2の雄ねじ段と螺合する第2のナットが設けられる。
【0013】
本出願におけるゴム栓は、弾性本体の弾性材質の特性により、係止爪が第1のナットによる押圧を受けて収縮し周囲からゴム栓を締める場合に、ゴム栓は、係止爪に締付けるために一定の歪みを生じることができ、ケーブルを外側から中部へ押し付け、同時に中部にはより硬度の高い第1の支持体(ゴム栓の中部骨格に相当)が設けられることにより、弾性本体の中部の支持が不十分で、弛みやすいという問題が改善され、これによりケーブルが締付け過程においてクランプされることを保証する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本出願の第1の実施例におけるコネクタの爆発図である。
図2図1におけるコネクタを箱体に取り付けた概略図である。
図3図2におけるA-A部位の断面図である。
図4図1におけるゴム栓の概略図である。
図5】本出願の第2の実施例におけるゴム栓の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
当業者が本発明をよりよく理解するために、以下では、本発明について図面及び具体的な実施形態を結合してさらに詳細に説明する。
【実施例0016】
図1~3を参照し、図1は、本出願の第1の実施例におけるコネクタの爆発図であり、図2は、図1におけるコネクタを箱体に取り付けた概略図であり、図3は、図2におけるA-A部位の断面図である。
【0017】
この実施例におけるコネクタは、接続座2、ゴム栓3、第1のナット4を含み、接続座2は、本体部21を含み、本体部21には、雄ねじが設けられた第1の雄ねじ段211が設けられ、第1の雄ねじ段211には、第1の雄ねじ段211の端部を取り囲むように周方向に分布する複数の係止爪22に接し、複数の係止爪22が取り囲んで筒体を形成し、ゴム栓3は複数の係止爪22に位置し、ゴム栓3には、ケーブル52が通過するための穿孔3aが設けられ、ゴム栓3には具体的には複数の穿孔3aが設けられ、例えば2つ又はこれ以上の穿孔3aが設けられ、図1では、4つの穿孔3aが設けられ、このように、複数本のケーブル52を取り付けることができる。図1に示すように、ケーブルアセンブリ5は、ケーブル52と、ケーブル52に接続されたピン51とを含み、ケーブル52は穿孔3aを通過し、第1のナット4が接続座2に接続されてない時に、係止爪22は、ゴム栓3を締付けていなく、第1のナット4と第1の雄ねじ段211とは螺合された後、第1のナット4は、回動してきつく締める過程において係止爪22を半径方向に押さえて収縮させることでゴム栓3を締付ける締め口を有し、この場合には、係止爪22とゴム栓3とは、共に第1のナット4の内孔に位置している。
【0018】
理解のために、引き続き図4を参照して、図4は、図1におけるゴム栓3の概略図である。
【0019】
本実施例におけるゴム栓3は、例えば絶縁ゴムのような弾性材質で製造された弾性本体31を含み、図1、4では、弾性本体31は、略円柱形構成であり、弾性本体31には、ケーブル52が通過するための複数の穿孔3aが設けられ、穿孔3aは、軸方向に沿って弾性本体31の両端を貫通し、図4には4つの穿孔3aが図示されているが、穿孔3aの数は限定せず、4つより多くても少なくてもよいことが分かる。なお、本実施例におけるゴム栓3はさらに、支持体を含み、図4には弾性本体31に設けられた第1の支持体321を示し、具体的には、第1の支持体321は、弾性本体31の中部に位置し、支持体の硬度は弾性本体31の硬度よりも大きい、硬度とは物理学の専門用語であり、材料は、局所的に硬い物がその表面に押し込まれることに抵抗する能力を硬度と言い、支持体の硬度は弾性本体31の硬度よりも大きいと、同程度の圧力を受ける時に、支持体の変形量は、弾性本体31の変形量よりも小さい。
【0020】
ゴム栓3の支持体は弾性本体31内に埋設されており、ゴム栓3の軸方向に沿って弾性本体31を貫通してもよく、又は、軸方向に局所的に設けられてもよく、明らかに、軸方向に貫通して設けられる方が、ゴム栓3全体の硬度向上効果がより高い。
【0021】
支持体は、具体的には接着の方式により弾性本体31に固定されることができ、図4を例として、弾性本体31に、軸方向に沿って貫通する取り付け孔を設けており、孔壁及び第1の支持体321の外壁には接着剤を塗布することができ、第1の支持体321は、取り付け孔に組み込まれてから孔壁に接着固定されることができる。第1の支持体321は、弾性本体31に嵌め込まれて圧入固定されてもよく、即ち、第1の支持体321は、取り付け孔内に締まり嵌めにより圧入されて弾性本体31に固定されることも可能であり、第1の支持体321は、弾性本体31に係着固定されてもよく、例えば、第1の支持体321は弾性本体31と一体形成されることができ、射出、加硫などのプロセスに類似し、第1の支持体321の両端のサイズを取り付け孔のサイズよりも大きくすることができるので、第1の支持体321は、弾性本体31から抜けなく、固定を実現する。支持体を弾性本体31に埋設する方式は複数であり、本実施例において制限はしないことが分かる。
【0022】
分析により、背景技術において複数のケーブルをクランプすることができないのは、複数のケーブルの場合に弾性本体の中部の支持が不十分で弛みやすいので、複数のケーブルをクランプできない又はより大きなクランプ力が必要になるためである。本実施例では、弾性本体31の中部に第1の支持体321が設けられ、このように、弾性本体31の弾性材質の特性により、係止爪22は、第1のナット4による押圧を受けて収縮し周囲からゴム栓3を締める場合に、ゴム栓3は、係止爪22に締付けるために一定の歪みを生じることができ、ケーブル52を外側から中部へ押し付け、同時に中部にはより硬度の高い支持体(ゴム栓3の中部骨格に相当)が設けられることにより、ケーブル52が締付け過程においてクランプされることを保証する。
【0023】
図4では、第1の支持体321は弾性本体31の中部に設けられ、弾性本体31には、複数本のケーブル52を取り付けることが可能な複数の穿孔3aが設けられ、複数の穿孔3aは、第1の支持体321を取り囲んで設けられる。第1のナット4は周囲からゴム栓3を締める時に、穿孔3a内のケーブル52は金属部品を有し、その変形力伝達能力が不十分であるため、穿孔3aの内側に位置する弾性本体31の部分はケーブル52を押圧することができず、即ち、弾性本体31のうちのケーブル52で囲まれた中部は、支持が欠如している主な部位であり、ここに第1の支持体321を設けることで、弾性本体31をよりよく支持し、かつ弾性本体31と協働してケーブル52をクランプすることができる。
【0024】
図4に示すように、弾性本体31には4つの穿孔3aが設けられ、この時、中部に位置する第1の支持体321の横断面は菱形であってもよく、かつ、菱形の各辺は内凹弧状であり、内凹弧状である辺は対応する穿孔3aに向けられ、穿孔3aの横断面も円形であり、この時、内凹弧状と穿孔3aとは同心に設けられ、このように、第1の支持体321の内凹弧状の辺は、形状的に穿孔3aの孔壁の外形に合わせることにより、第1の支持体321と穿孔3aとの間の弾性本体31の部分を支持するように、押圧に対してより強く耐えられる。
【0025】
本実施例では、第1の支持体321の材質は、金属又はプラスチックであってもよく、材質は簡単で取得しやすく、もちろん、硬度が弾性本体31の硬度よりも大きい材質であればよく、金属又はプラスチックに限らない。
【0026】
引き続き図3を参照し、接続座2は係止爪22から離れる一端にさらに第2の雄ねじ段213が設けられ、第2の雄ねじ段213と第1の雄ねじ段211との間に環状フランジ212を有し、コネクタはさらに、第2の雄ねじ段213と螺合する第2のナット1を含む。図3では、箱体の箱壁100には取り付け孔が設けられ、コネクタの第2の雄ねじ段213は、左から右へ箱壁100を通過して箱壁100における左側に位置する第1の側に位置し、環状フランジ212は、箱壁100における右側に位置する第2の側に係止設置され、第1の側と第2の側とは、箱体の内側と外側であってもよいし、外側と内側であってもよい。そして、第2のナット1と第2の雄ねじ段213とを螺合してきつく締めると、コネクタを箱壁100に固定可能となり、ケーブル52は、ゴム栓3の穿孔3aを通過した後に、ケーブル52のピン51は、接続を必要とする電気素子と接続することができ、ケーブル52をオンとする。
【実施例0027】
図5を参照し、図5は、本出願の第2の実施例におけるゴム栓3の概略図である。
【0028】
この実施例は、基本的に第1の実施例と同様であり、ゴム栓3は、中部に位置する第1の支持体321に加えて、第1の支持体321の外側に設けられた第2の支持体322を含む。このように、複数の支持体を分散設置することにより、弾性本体31をより全面的かつ均等に支持することができる。
【0029】
図5に示すように、第2の支持体322は、具体的には穿孔3aの外側(外とは、即ち、弾性本体31の中部から離れる方向)に位置し、弾性本体31の外周部分に近い。しかも、第2の支持体322は、隣接する穿孔3aの間の部分に向けられる。このように、第1の支持体321とともに、ケーブル52の近傍の弾性本体31の部分を良好に支持することができることで、基本的に穿孔3aを取り囲む弾性本体31の部分を支持することができる。図5では、それぞれの穿孔3aは、2つの第2の支持体322と1つの第1の支持体321で取り囲まれ、もちろん、穿孔3aはより多くの支持体で取り囲まれることも可能である。
【0030】
支持体が穿孔3aを取り囲んで設けられる方式はこれに限定せず、例えば、第2の支持体322は、なくとも一部が隣接する穿孔3aの間に位置し、即ち、隣接する穿孔3aの間に設けられてもよく、又は、一部が隣接する穿孔3aの間に位置し、他の一部が穿孔3aの外側に位置してもよく、又は同時に穿孔3aの半径方向における外側に支持体が設けられてもよく、第1の支持体321とともに、ケーブル52の近傍の弾性本体31を良好に支持する目的を達成することができる。
【0031】
図5では、第2の支持体322の横断面の輪郭は、2つの側辺と底辺を含み、かつ2つの側辺は内凹弧状であり、底辺は外凸弧状であり、2つの側辺が接する位置は、隣接する穿孔3aの間に向けられ、底辺は2つの側辺の外側にあり、穿孔3aと弾性本体31の横断面はいずれも円形であるため、内凹弧状は穿孔3aと同心に設けられることが可能となる。このように、穿孔3aの孔壁の形状によりよく合わせ、力に適応して、隣接する穿孔3aの間の弾性本体31をより良好に支持することができ、しかも、弾性本体31の空間を活用して比較的に合理的な支持体の数、大きさを設けることができる。
【0032】
支持体の位置は、実施例1、2の配置方式に限定せず、他の態様であってもよく、例えば、弾性本体31の中部及び隣接する穿孔3aの間に複数の円柱体、四角形体等の支持体を配置してもよく、ここで詳細に説明しないことが理解される。また、複数の支持体の間は、互いに接続してもよく、又は一部が接続し、一部が独立してもよく、全て互いに独立してもよい。
【0033】
本文では具体的な例を適用して本出願の原理及び実施形態を説明し、以上の実施例の説明は、ただ本出願の方法及びその核心的な考えの理解を助けるものである。当技術分野の当業者にとって、本出願の原理を逸脱しない前提で、さらに本出願に対して若干の改良及び修飾をすることも可能であり、これらの改良及び修飾も本出願の請求項の保護範囲にあることを指摘すべきである。
【符号の説明】
【0034】
100 ・・・箱壁;
1 ・・・第2のナット;
2 ・・・接続座;
21 ・・・本体部;
211 ・・・第1の雄ねじ段;
212 ・・・環状フランジ;
213 ・・・第2の雄ねじ段;
22 ・・・係止爪;
3 ・・・ゴム栓;
3a ・・・穿孔;
31 ・・・弾性本体;
321 ・・・第1の支持体;
322 ・・・第2の支持体;
4 ・・・第1のナット;
5 ・・・ケーブルアセンブリ;
51 ・・・ピン;
52 ・・・ケーブル。
図1
図2
図3
図4
図5