(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024005111
(43)【公開日】2024-01-17
(54)【発明の名称】システム、方法及び制御装置
(51)【国際特許分類】
G06Q 30/015 20230101AFI20240110BHJP
【FI】
G06Q30/02 470
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022105145
(22)【出願日】2022-06-29
(71)【出願人】
【識別番号】000214272
【氏名又は名称】長瀬産業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001782
【氏名又は名称】弁理士法人ライトハウス国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】遠藤 雅大
(72)【発明者】
【氏名】吉川 蒼
(72)【発明者】
【氏名】大津山 雄太
(72)【発明者】
【氏名】志水 傑
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049BB08
(57)【要約】
【課題】
本発明は、商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を提供するための新規なシステムを提供することを目的とする。
【解決手段】
所定の空間において、第1出力装置と、第2出力装置とを備えるシステムであって、第1出力装置が、商品若しくはサービス、又は、商品若しくはサービスを提供する事業者に関する第1情報を出力する第1出力手段を備え、第2出力装置が、商品若しくはサービス、又は、商品若しくはサービスを提供する事業者に関する第2情報を出力する第2出力手段を備える、システム。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の空間において、第1出力装置と、第2出力装置とを備えるシステムであって、
第1出力装置が、商品若しくはサービス、又は、商品若しくはサービスを提供する事業者に関する第1情報を出力する第1出力手段を備え、
第2出力装置が、商品若しくはサービス、又は、商品若しくはサービスを提供する事業者に関する第2情報を出力する第2出力手段を備える、
システム。
【請求項2】
第1出力手段が、複数の異なる第1情報を切り替えて出力するものであり、
第2出力手段が、第1出力手段により出力される第1情報と連動して、第1情報に対応する商品若しくはサービス、又は、事業者に関する第2情報を出力する、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
制御装置を備え、
制御装置が、第1出力装置へ、商品若しくはサービス又は事業者に関する第1情報を送信する第1送信手段を備え、
第1出力装置が、制御装置から第1情報を受信する第1受信手段を備え、
第1出力手段が、受信した第1情報を出力する、
請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項4】
制御装置を備え、
制御装置が、第2出力装置へ信号を送信する第2送信手段を備え、
第2出力装置が、制御装置から信号を受信する第2受信手段を備え、
信号が、第1出力手段により出力される第1情報に対応する、商品若しくはサービス又は事業者に関する第2情報を特定することが可能なものであり、
第2出力手段が、信号により特定される第2情報を出力する、
請求項2に記載のシステム。
【請求項5】
所定の空間を撮像する撮像手段と、
撮像された所定の空間の画像情報に応じて、第1出力手段により出力する商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を特定する情報特定手段と
を備え、
第1出力手段が、特定された商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を出力する、
請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項6】
所定の空間が移動体内の空間である、
請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項7】
第2情報が、商品又はサービスの購入又は利用を可能とするためのウェブサイトのURL、又は、事業者に関する情報を閲覧するためのウェブサイトのURLを特定する情報を含む、
請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項8】
第2出力装置が、第1出力装置より、所定の空間の利用者に近い位置に設置されている、請求項1又は2に記載のシステム。
【請求項9】
所定の空間において、第1出力装置と、第2出力装置とを備えるシステムにおいて実行される方法であって、
第1出力装置にて、商品若しくはサービス、又は、商品若しくはサービスを提供する事業者に関する第1情報を出力する第1出力ステップを有し、
第2出力装置にて、商品若しくはサービス、又は、商品若しくはサービスを提供する事業者に関する第2情報を出力する第2出力ステップを有する、
方法。
【請求項10】
所定の空間内の第1出力装置にて、複数の異なる、商品若しくはサービス、又は、商品若しくはサービスを提供する事業者に関する第1情報を切り替えて出力し、所定の空間内の第2出力装置にて、第1出力装置により出力される第1情報と連動して、第1情報に対応する商品若しくはサービス、又は、商品若しくはサービスを提供する事業者に関する第2情報を出力するようにして、
第1出力装置にて第1情報を出力するための情報、及び、第2出力装置にて第2情報を出力するための情報を送信する送信手段
を備える、制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を提供するためのシステム、方法及び制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、バス、電車等の公共交通機関では、車両の側面上部、中吊り、吊り革などに広告を掲示することが行われている。例えば、特許文献1では、公共交通機関の車両内の中吊り、天井側面に設けられた広告媒体に関する情報を提供するためのウェブサイトのアドレスを特定できる画像情報を、携帯電話で撮像できるように、車両内の小型表示板に表示するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を提供するための新規なシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の課題は、
[1]所定の空間において、第1出力装置と、第2出力装置とを備えるシステムであって、第1出力装置が、商品若しくはサービス、又は、商品若しくはサービスを提供する事業者に関する第1情報を出力する第1出力手段を備え、第2出力装置が、商品若しくはサービス、又は、商品若しくはサービスを提供する事業者に関する第2情報を出力する第2出力手段を備える、システム;
[2]第1出力手段が、複数の異なる第1情報を切り替えて出力するものであり、第2出力手段が、第1出力手段により出力される第1情報と連動して、第1情報に対応する商品若しくはサービス、又は、事業者に関する第2情報を出力する、前記[1]に記載のシステム;
[3]制御装置を備え、制御装置が、第1出力装置へ、商品若しくはサービス又は事業者に関する第1情報を送信する第1送信手段を備え、第1出力装置が、制御装置から第1情報を受信する第1受信手段を備え、第1出力手段が、受信した第1情報を出力する、前記[1]又は[2]に記載のシステム;
[4]制御装置を備え、制御装置が、第2出力装置へ信号を送信する第2送信手段を備え、第2出力装置が、制御装置から信号を受信する第2受信手段を備え、信号が、第1出力手段により出力される第1情報に対応する、商品若しくはサービス又は事業者に関する第2情報を特定することが可能なものであり、第2出力手段が、信号により特定される第2情報を出力する、前記[2]又は[3]に記載のシステム;
[5]所定の空間を撮像する撮像手段と、撮像された所定の空間の画像情報に応じて、第1出力手段により出力する商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を特定する情報特定手段とを備え、第1出力手段が、特定された商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を出力する、前記[1]~[4]のいずれかに記載のシステム;
[6]所定の空間が移動体内の空間である、前記[1]~[5]のいずれかに記載のシステム;
[7]第2情報が、商品又はサービスの購入又は利用を可能とするためのウェブサイト、又は、事業者に関する情報を閲覧するためのウェブサイトのURLを特定する情報を含む、前記[1]~[6]のいずれかに記載のシステム;
[8]第2出力装置が、第1出力装置より、所定の空間の利用者に近い位置に設置されている、前記[1]~[7]のいずれかに記載のシステム;
[9]所定の空間において、第1出力装置と、第2出力装置とを備えるシステムにおいて実行される方法であって、第1出力装置にて、商品若しくはサービス、又は、商品若しくはサービスを提供する事業者に関する第1情報を出力する第1出力ステップを有し、第2出力装置にて、商品若しくはサービス、又は、商品若しくはサービスを提供する事業者に関する第2情報を出力する第2出力ステップを有する、方法;
[10]所定の空間内の第1出力装置にて、複数の異なる、商品若しくはサービス、又は、商品若しくはサービスを提供する事業者に関する第1情報を切り替えて出力し、所定の空間内の第2出力装置にて、第1出力装置により出力される第1情報と連動して、第1情報に対応する商品若しくはサービス、又は、商品若しくはサービスを提供する事業者に関する第2情報を出力するようにして、第1出力装置にて第1情報を出力するための情報、及び、第2出力装置にて第2情報を出力するための情報を送信する送信手段を備える、制御装置;
により達成することができる。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を提供するための新規なシステムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】本発明の実施の形態にかかるシステムの構成を示すブロック図である。
【
図2】本発明の実施の形態にかかる制御装置の構成を示すブロック図である。
【
図3】本発明の実施の形態にかかる制御処理のフローチャートを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態について説明をするが、本発明の趣旨に反しない限り、本発明は以下の実施の形態に限定されない。
【0009】
本発明のシステムは、所定の空間において、第1出力装置と、第2出力装置とを少なくとも備える。所定の空間は、適宜設定することができるものであり、特に限定されないが、例えば、移動体内の空間や施設内の空間があげられる。移動体は、特に限定されないが、例えば、バス、タクシー又は電車などの車両、フェリー又は貨物船などの船舶、ドローン、ヘリコプター、飛行船、グライダー又はジェット機などの航空機、エレベータ等があげられる。施設は、特に限定されないが、例えば、病院や高齢者施設の待合室やカフェ、飲食店、ショッピングモール、映画館、遊戯施設などの商品やサービスを提供するための施設があげられる。なお、所定の空間は、車両などの物理的に区切られた空間だけでなく、物理的に区切られていない開放された空間も含む概念である。
【0010】
第1出力装置及び第2出力装置は、情報の出力が可能なものであれば、特に限定されない。例えば、第1出力装置及び/又は第2出力装置は、表示装置であってもよく、この場合の情報の出力とは、表示装置における情報の表示をいう。また、第1出力装置及び/又は第2出力装置は、指向性スピーカー等の音声出力装置であってもよく、この場合の情報の出力とは、音声出力装置における情報の音声出力をいう。
【0011】
さらに、第1出力装置及び/又は第2出力装置は、通信装置であってもよく、この場合の情報の出力とは、通信装置における情報の通信(送信)をいう。通信の方式としては、特に限定されず、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)等の無線通信、Felica(登録商標)などの非接触型IC等、音波を用いた通信、光を用いた通信などがあげられる。
【0012】
第1出力装置及び/又は第2出力装置は、表示装置による表示機能、音声出力装置による音声出力機能、及び、通信装置による通信機能のうちのいずれか1の機能のみを備えていてもよく、これらの機能のうちの複数の機能を備えていてもよい。
【0013】
第1出力装置及び第2出力装置は、同じ出力形式のものであってもよく、異なる出力形式のものであってもよい。例えば、第1出力装置及び第2出力装置の両方が表示装置であってもよく、第1出力装置及び第2出力装置の両方が音声出力装置であってもよく、第1出力装置及び第2出力装置の両方が通信装置であってもよい。
【0014】
第1出力装置が表示装置であり、第2出力装置が音声出力装置又は通信装置のいずれかであってもよい。また、第1出力装置が音声出力装置であり、第2出力装置が表示装置又は通信装置のいずれかであってもよい。さらに、第1出力装置が通信装置であり、第2出力装置が表示装置又は音声出力装置のいずれかであってもよい。特に、第1出力装置が表示装置である場合に、第2出力装置が、表示装置、指向性スピーカー等の音声出力装置、又は、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)等の無線通信、Felica(登録商標)等の非接触型IC、音波を用いた通信、若しくは、光を用いた通信等の通信装置であることが好ましい。
【0015】
第1出力装置及び第2出力装置は、いずれも商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を出力するものである。第1出力装置にて商品又はサービスについての情報を出力する場合に、第2出力装置にて、第1出力装置と同じ商品、同じサービスについての情報を出力してもよく、第2出力装置にて、第1出力装置で出力した商品、サービスと関連する商品、サービスについての情報や、第1出力装置で出力した商品、サービスを提供する事業者についての情報を出力してもよい。第1出力装置で出力した商品、サービスと関連する商品、サービスとは、例えば、第1出力装置で出力した商品、サービスを使用又は利用する際に、付随して使用される商品又は利用されるサービスなどがあげられる。
【0016】
また、第1出力装置にて事業者についての情報を出力する場合に、第2出力装置にて、第1出力装置で出力した事業者が提供する商品、サービスについての情報を出力してもよい。
【0017】
第1出力装置にて商品若しくはサービス又は事業者についての情報を出力し、第2出力装置にて、第1出力装置と同じ商品、同じサービス、同じ事業者についての情報を出力する場合であっても、第1出力装置にて出力される情報と、第2出力装置にて出力される情報が異なるものであってもよい。この場合、第1出力装置にて出力される情報には含まれない情報が、第2出力装置にて出力される情報に含まれていてもよく、第2出力装置にて出力される情報には含まれない情報が、第1出力装置にて出力される情報に含まれていてもよい。
【0018】
例えば、第1出力装置において、商品又はサービスを紹介する動画情報を出力しているような場合に、第2出力装置において、第1出力装置において紹介されている商品又はサービスを購入又は利用するためのウェブサイトにアクセスするための情報(例えば、URL又はURLを特定できる2次元コード)を表示することができる。
【0019】
なお、第2出力装置において、第1出力装置において紹介されている商品若しくはサービス又は事業者についての情報を提供するウェブサイトにアクセスするための情報を表示するような場合、空間を効率的に活用する観点から、第1出力装置を、大型の表示画面を有するものとし、第2出力装置を、第1出力装置よりも小型の表示画面を有するものとすることが好ましい。また、空間を効率的に活用する観点から、所定の空間における第1出力装置の数は、第2出力装置の数よりも少なくすることが好ましい。
【0020】
以下では、所定の空間が、バス又は電車などの公共交通機関であり、第1出力装置及び第2出力装置が表示装置である場合について、主に説明をする。
図1は、本発明の実施の形態にかかるシステムの構成を示すブロック図である。
【0021】
本発明のシステム1は、バス又は電車などの車両2内に、第1出力装置3、第2出力装置4、制御装置5及び撮像装置6を備えている。制御装置5は、第1出力装置3、第2出力装置4又は撮像装置6のそれぞれと通信接続が可能である。
【0022】
なお、
図1では、制御装置5は、車両2内に設置されているが、車両2外に設置されていてもよい。制御装置5が車両2外に設置されている場合であっても、制御装置5は、第1出力装置3、第2出力装置4及び/又は撮像装置6と通信接続をすることで、第1出力装置3及び第2出力装置4にいて出力する情報を制御することができる。
【0023】
本発明のシステムにおいて制御装置5は必須の構成ではなく、第1出力装置3が、後述する制御装置5の機能を有していてもよく、後述する制御装置5で実行される処理が、第1出力装置3にて実行されてもよい。第2出力装置4が、後述する制御装置5の機能を有していてもよく、後述する制御装置5で実行される処理が、第2出力装置4にて実行されてもよい。
【0024】
第1出力装置3及び第2出力装置4は、それぞれ通信インタフェースを有しており、無線又は有線により制御装置5と通信接続し、データを受信することが可能である。また、第1出力装置3及び第2出力装置4は、それぞれ、制御部、RAM及びストレージ部を備えていてもよい。
【0025】
第1出力装置3の車両2内の位置は、特に限定されない。第1出力装置3は、車両2内にいる利用者から視た場合に、障害物が少なく、視認のしやすい位置に設置されていることが好ましく、例えば、車両2の天井、内側面上部などがあげられる。車両2がバスである場合、第1出力装置3は、例えば、バスの天井、内側面上部だけでなく、中吊り、運転席の背面などに設置されていることが好ましい。車両2が電車である場合、第1出力装置3は、例えば、電車の天井、内側面上部だけでなく、中吊りなどがあげられる。また、第1出力装置3は、曲面型のディスプレイであってもよく、車両2の内側面上部の曲面状の壁に沿うように設置することもできる。
【0026】
第2出力装置4の車両2内の位置は、特に限定されない。第2出力装置4は、車両2の利用者が、出力された情報を簡便に利用しやすいように、例えば、座席の肘掛や前の座席の背面などの位置に座席ごとに設ける、或いは、座席の近傍に設けるなど、第1出力装置3と比べて、利用者に近い位置に設けることが好ましい。第2出力装置4において出力される情報が、ウェブサイトのURLを特定するコード(例えば、QRコード(登録商標)等の2次元コード)であるような場合、利用者は、携帯端末にて該コードを読み取る必要がある。そのため、第2出力装置4を、第1出力装置3と比べて、利用者や所定の空間の床面に近い位置に設けることにより、利用者がウェブサイトへアクセスしやすい状況をつくることができる。ただし、この場合、利用者が携帯端末を利用することで盗撮をしていると間違われることのないように、第2出力装置4の位置を、車両2の窓近傍や、他の利用者も見える高さとすることが好ましい。
【0027】
第2出力装置4にて出力された情報を、利用者により簡便に利用しやすくするために、第2出力装置4は、第1出力装置3よりも小型の表示画面を有するものであることが好ましく、第1出力装置3よりも利用者の近くに設置されていることが好ましく、第1出力装置3よりも多くの数が設けられることが好ましい。一方で、第1出力装置3にて出力された情報を、利用者により視認しやすくするために、第1出力装置3は、第2出力装置4よりも大型の表示画面を有するものであることが好ましく、第2出力装置4よりも利用者や所定の空間の床面からは遠い位置に設置されていることが好ましい。
【0028】
撮像装置6は、車両2内を撮像することができる。撮像装置6は、車両2の天井や内側面上部に設置することが好ましい。撮像装置6にて撮像して得られた画像情報は、無線又は有線による通信により制御装置5へ送信される。制御装置5では、受信した画像情報を解析し、その解析結果に応じて、第1出力装置3にて出力する商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を特定することができる。
【0029】
例えば、制御装置5では、受信した画像情報をもとに、車両2内の利用者の数に関する情報(例えば、利用者の数、乗車率(定員に対する利用者の割合))を特定し、特定した利用者の数に関する情報に応じて、第1出力装置3にて出力する商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を変更することができる。
【0030】
また、例えば、制御装置5では、受信した画像情報をもとに、車両2内の複数の利用者の性別や年齢を特定し、特定した利用者の性別に関する情報(例えば、男女比)や、利用者の年齢に関する情報(例えば、平均年齢や年齢分布)に応じて、第1出力装置3にて出力する商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を変更することができる。よって、車両2内の利用者の男性の比率が多い場合は、男性向けの商品又はサービスに関する情報を優先して、第1出力装置3にて出力をすることができ、車両2内の利用者の女性の比率が多い場合は、女性向けの商品又はサービスに関する情報を優先して、第1出力装置3にて出力をすることができる。また、車両2内の利用者の年齢にあわせた商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を優先して、第1出力装置3にて出力をすることができる。
【0031】
第1出力装置3では、複数の異なる商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を切り替えて出力される。例えば、第1出力装置3において、1分間、商品Aについての情報を出力した後に、また、1分間、商品Bについての情報を出力し、さらに、1分間、商品Cについての情報を出力するといったように、時間の経過とともに、出力の対象となる商品若しくはサービス又は事業者が切り替えられる。また、商品Aについての情報を出力した後に、サービスDについての情報を出力し、さらに、その後に事業者Eについての情報を出力するなど、商品、サービス及び事業者についての情報を入れ替わり出力することもできる。
【0032】
第1出力装置3にて出力される商品若しくはサービス又は事業者に関する情報は、予め定められた再生リストにより、出力される順序、時間が定められていてもよい。再生リストのデータは、制御装置5に格納されており、制御装置から第1出力装置3に送信するようにしてもよい。
【0033】
また、第1出力装置3で出力される商品若しくはサービス又は事業者に関する情報と連動して、第2出力装置4にて出力される商品若しくはサービス又は事業者に関する情報が切り替わる。例えば、第1出力装置3において、1分間、商品Aについての情報を出力した後に、1分間、商品Bについての情報を出力し、さらに、1分間、商品Cについての情報を出力するような場合に、第2出力装置4においても、1分間、商品Aについての情報を出力した後に、1分間、商品Bについての情報を出力し、さらに、1分間、商品Cについての情報を出力することができる。
【0034】
この場合、第1出力装置3において出力される商品若しくはサービス又は事業者に関する情報が切り替わると同時に、第2出力装置4において出力される商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を切り替えてもよい。
【0035】
また、第1出力装置3において出力される商品若しくはサービス又は事業者に関する情報が切り替わってから所定の時間(例えば、数秒~数十秒)が経過した後に、第2出力装置4において出力される商品又はサービスに関する情報を切り替えてもよい。
【0036】
該所定の時間は、適宜設計することができる。このように、第2出力装置4において時間をずらして、商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を出力することで、第2出力装置4において出力される情報が、商品、サービス又は事業者についてのウェブサイトのURLを特定するための情報であるような場合、第1出力装置3において出力される商品若しくはサービス又は事業者に関する情報が切り替わったとしても、利用者は、切り替わる前の商品、サービス、事業者についてのウェブサイトのURLを、時間の余裕をもって、携帯端末にて取得することが可能となる。
【0037】
なお、本発明における「連動」は、第1出力装置3と第2出力装置4において出力される情報の切り替わりに所定の時間のずれがある場合も含む概念である。
【0038】
制御装置5は、第1出力装置3及び/又は第2出力装置4と通信接続が可能であり、第1出力装置3及び/又は第2出力装置4にて出力される情報を制御することができる。
図2は、本発明の実施の形態にかかる制御装置の構成を示すブロック図である。制御装置5は、制御部11、RAM12、ストレージ部13及び通信インタフェース14を少なくとも備え、それぞれ内部バスにより接続されている。
【0039】
制御部11は、CPUやROMから構成され、ストレージ部13に格納されたプログラムを実行し、制御装置5の制御を行う。また、制御部11は時間を計時する内部タイマを備えている。RAM12は、制御部11のワークエリアである。ストレージ部13は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。制御部11は、プログラム及びデータをRAM12から読み出し、プログラム実行処理を行う。
【0040】
本発明のシステムは、車両2を稼働させることで、起動させることができる。例えば、車両2のエンジンを稼働させることで、本発明のシステムの起動を開始することができる。また、車両2のエンジンをかけた後に、車両2の運転席に設けられた操作部を操作する(例えば、所定のボタンを押下する)ことにより、システムの起動が開始されてもよい。システムが起動すると、制御処理の実行が開始される。
【0041】
図3は、本発明の実施の形態にかかる制御処理のフローチャートを示す図である。まず、システムが起動すると(ステップS1)、制御装置5が、第1出力装置3へ商品若しくはサービス又は事業者に関する動画情報(音声情報を含むものでもよい)を送信する(ステップS2)。第1出力装置3は、制御装置5から動画情報を受信し(ステップS3)、受信した動画情報を出力する(ステップS4)。第1出力装置3における動画情報の出力は、例えば、ストリーミング方式で実行される。ここで、制御装置5から送信され、第1出力装置3にて出力される動画情報の内容は、特に限定されないが、商品、サービス又は事業者を紹介するものであることが好ましい。
【0042】
また、ステップS2にて動画情報を送信するのと略同時に(或いは、所定の時間をずらして)、制御装置5が、第2出力装置4へ、第1出力装置3にて出力された商品若しくはサービス又は事業者に対応する情報を特定する信号を送信する(ステップS5)。第2出力装置4では、制御装置5から信号を受信する(ステップS6)。第2出力装置4では、信号と、第2出力装置4にて出力する情報が関連付けて記憶されており、ステップS6にて受信した信号に応じて、第2出力装置4において出力する情報が特定される(ステップS7)。そして、特定された情報が、第2出力装置4にて出力される(ステップS8)。
【0043】
ステップS2~S4と、ステップS5~S8とが、並行して実行される。ステップS4及びS8における情報の出力が開始されて所定の時間が経過し、1つの商品、サービス又は事業者についての動画情報の再生が完了すると(ステップS9)、次の商品、サービス又は事業者の動画情報について、ステップS2~S4及びステップS5~S8の処理が実行される。ステップS2~S9の処理は、システムの稼働を終了するまで、繰り返し実行される。
【0044】
ステップS2及びS5において、制御装置5から第1出力装置3へ送信される動画情報、及び、第2出力装置4へ送信される信号は、制御装置5に記憶された再生リストにより、送信される順序、時間等が定められていてもよい。
【0045】
また、ステップS2にて第1出力装置3へ送信される動画情報の順序を、制御装置5において、ランダムに選択することもできる。この場合、ステップS5にて第2出力装置4へ送信される信号は、選択された動画情報に対応する信号が送信される。
【0046】
制御装置5では、第1出力装置3に送信する商品若しくはサービス又は事業者に関する情報と、信号とを関連付けて記憶している。ステップS5では、ステップS2にて送信される商品若しくはサービス又は事業者に関する情報に関連付けられている信号が、送信される。このような構成とすることで、第1出力装置3にて出力された商品若しくはサービス又は事業者に対応する情報を、第2出力装置4にて出力することができる。
【0047】
また、制御装置5において、時間に関する情報と関連付けて、第1出力装置3へ送信する商品若しくはサービス又は事業者に関する情報、及び、第2出力装置4へ送信する信号を記憶しておくこともできる。この場合、ステップS2及びS5では、該関連付けに従って、時間の経過に応じて、商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を第1出力装置3へ送信し、信号を第2出力装置4へ送信する。時間に関する情報は、システムが起動してからの経過時間や、第1出力装置3において情報の出力が開始されてからの経過時間など、時間の経過を特定できる情報であれば、特に限定されない。
【0048】
ステップS8において、第2出力装置4にて、商品又はサービスに関する情報として、商品又はサービスを購入する又は利用するためのウェブサイトのURLを特定できるコード(例えば、1次元コード又は2次元コード)を表示した場合、利用者は、所有するスマートフォンなどの携帯端末にて、コードを読み取り、ウェブサイトにアクセスすることができる。ウェブサイトでは、第1出力装置3にて紹介された商品又はサービスについてのより詳細な情報を閲覧することが可能であり、また、これらの商品を購入する、又は、サービスを利用するための申し込みや決済までを行うことができる。
【0049】
ステップS8において、第2出力装置4にて、事業者に関する情報として、事業者についての情報が掲載されたウェブサイトのURLを特定できるコード(例えば、1次元コード又は2次元コード)を表示した場合、利用者は、所有するスマートフォンなどの携帯端末にて、コードを読み取り、ウェブサイトにアクセスすることができる。ウェブサイトでは、事業者の事業内容を確認することができる。また、第1出力装置3にて、事業者を紹介する情報を出力し、ウェブサイトにおいて、事業者の求人募集に応募できるような構成とすることもできる。
【0050】
ここでは、第2出力装置4にて、商品若しくはサービス又は事業者についてのウェブサイトのURLを特定できるコードを表示画面に表示する構成としたが、他の方法を採用することも可能である。第2出力装置4にて、Bluetooth、Wi-Fi等の無線通信によりウェブサイトのURLを特定できる情報を送信する場合は、利用者の所有する端末にて、専用のアプリケーションやAirdrop(登録商標)等の機能を利用して、この情報を受信することができる。第2出力装置4にて、非接触型ICを利用した通信によりウェブサイトのURLを特定できる情報を送信する場合は、利用者の所有する端末を、第2出力装置4にタッチする、或いは、所定の距離内になるように近づけることで、この情報を端末にて受信することができる。
【0051】
第2出力装置4にて、音波や光を利用した通信によりウェブサイトのURLを特定できる情報を送信する場合は、利用者の所有する端末にて、専用のアプリケーションの機能を利用して、この情報を受信することができる。第2出力装置4にて、指向性スピーカーにより、ウェブサイトのURLを特定できる情報を音声出力する場合は、利用者がこの情報を聞き取り、聞き取った情報をもとに利用者の所有する端末を操作する、又は、利用者が所有する端末において音声入力することで、この情報を利用することが可能となる。
【0052】
例えば、バスや電車等の公共交通機関では、複数の異なる路線で、複数の車両2が運航されている。例えば、第2出力装置4に表示された2次元コードを利用して、ウェブサイトにアクセスした利用者の数、このウェブサイトにおいて商品又はサービスを購入又は利用した人の数、又は、商品又はサービスの購入又は利用による売上を、路線毎又は車両2毎に測定する必要がある場合、路線毎又は車両2毎に、異なるURLが第2出力装置4による出力で特定されるようにすることができる。この場合、URLが異なっていても、ウェブサイトにおいて表示される内容を同一又は実質的に同一なものとすることが好ましい。
【0053】
また、車両2において、複数の第2出力装置4が設置されている場合に、第2出力装置4を識別できる識別情報が、第2出力装置毎に付与されていてもよい。この場合、第2出力装置4において出力される情報が異なるものとなるように、制御装置5から識別情報ごとに送信する信号を異なるものとすることができる。なお、第2出力装置4毎に、出力のために記憶しておく情報を異なるものとすることで、同じ信号を受信した場合であっても、複数の第2出力装置4において出力される情報を異なるものとすることができる。
【0054】
また、第2出力装置4にて表示される2次元コード及び/又は2次元コードから特定されるURLに、第2出力装置の識別情報を特定できる情報が含まれていてもよい。このようにすることで、第2出力装置4に表示された2次元コードを利用して、ウェブサイトにアクセスした利用者の数、このウェブサイトにおいて商品又はサービスを購入又は利用した人の数、又は、商品又はサービスの購入又は利用による売上を、第2出力装置4毎に集計することが可能となる。
【0055】
なお、本発明における「商品又はサービスの購入又は利用を可能とするためのウェブサイトのURL」とは、商品又はサービスの購入又は利用の申請又は決済が可能なページに直接的にアクセスできるURLだけでなく、商品又はサービスの購入又は利用の申請又は決済が可能なページと同じドメインを有するページのURL、商品又はサービスの購入又は利用の申請方法又は決済方法が掲載されたページのURL、商品又はサービスの購入又は利用の申請又は決済のための問い合わせ方法が掲載されたページのURL、商品又はサービスの購入又は利用の申請又は決済が可能なページへ遷移することが可能なページのURL等を含む概念である。
【0056】
また、車両2が、バスや路面電車等の公共交通機関である場合に、第1出力装置3にて、該公共交通機関の路線周辺の店舗に関する店舗情報を動画で表示することができる。この場合に、第2出力装置4では、第1出力装置3にて表示した店舗情報に関するウェブサイトへのアクセスを可能とする情報(例えば、QRコード(登録商標)などの2次元コード)を表示することができる。このウェブサイトでは、例えば、前記店舗情報に対応する店舗で使用可能なクーポン等の特典を、アクセスしたユーザへ付与することが可能である。
【0057】
この場合、車両2が走行している場所に応じて、第1出力装置3にて表示される店舗情報が特定される構成を採用することができる。例えば、車両2がA駅の近くを走行中の場合(或いは、A駅に到着する前である場合)は、第1出力装置3にてA駅周辺に存在する店舗や事業所に関する情報を表示し、第2出力装置4にて、この表示されたA駅周辺に存在する店舗や事業所に関するウェブサイトへアクセス可能な情報を表示する。同様に、車両2がB駅の近くを走行中の場合(或いは、B駅に到着する前である場合)は、第1出力装置3にてB駅周辺に存在する店舗や事業所に関する情報を表示し、第2出力装置4にて、この表示されたB駅周辺に存在する店舗や事業所に関するウェブサイトへアクセス可能な情報を表示する。
【0058】
このように、車両2の走行している場所に応じて、第1出力装置3にて表示する情報を特定する場合、車両2から、車両2の走行場所を特定する信号(或いは、第1出力装置3にて表示する情報を特定する信号)が制御装置5へ送信される。制御装置5では、受信した信号に応じて、第1出力装置3にて表示する情報を特定することができる。
【0059】
また、第1出力装置3は、常に、商品若しくはサービス又は事業者に関する情報のみを表示していなくてもよい。例えば、第1出力装置3にて、商品に関する情報を表示した後に、天気予報やニュースなどの商品、サービス及び事業者のいずれに関する情報とも関連のない情報を表示し、その後に再度、商品に関する情報を表示することもできる。
【0060】
このような、商品、サービス及び事業者とは関連のない情報を第1出力装置3にて表示するタイミングは、適宜設定することができるが、例えば、所定の時間ごとに定期的に商品、サービス又は事業者とは関連のない情報を表示してもよく、車両2が駅や停留所に到着した際に、商品、サービス及び事業者とは関連のない情報を表示してもよい。車両2が駅や停留所に到着して発車するまでは、人の出入りが発生するため、第1出力装置3にて表示される内容が十分に閲覧されなくなる可能性もあるため、車両2が駅や停留所に到着した際に、商品、サービス及び事業者とは関連のない情報を表示することは好ましい。
【0061】
例えば、車両2が駅や停留所に到着した際に、第1出力装置3にて表示する情報を特定する場合、車両2から、車両2の駅や停留所に到着したことを特定する信号(或いは、第1出力装置3にて表示する情報を特定する信号)が制御装置5へ送信される。制御装置5では、受信した信号に応じて、第1出力装置3において、商品、サービス又は事業者に関する情報を表示するのか、或いは、天気予報やニュースなどの商品、サービス及び事業者のいずれとも関連のない情報を表示するのかを、特定することができる。
【0062】
第1出力装置3にて、商品、サービス及び事業者のいずれとも関連のない情報を表示している間、第2出力装置4において何も表示しないように制御することができる。また、第1出力装置3にて、商品、サービス及び事業者のいずれとも関連のない情報を表示している間、第1出力装置3と同様に、天気予報やニュースなどの商品、サービス及び事業者のいずれとも関連のない情報を表示するように制御することもできる。
【0063】
本発明によれば、所定の空間において、第1出力装置と、第2出力装置とを備えるシステムであって、第1出力装置が、商品若しくはサービス又は事業者に関する第1情報を出力する第1出力手段を備え、第2出力装置が、商品若しくはサービス又は事業者に関する第2情報を出力する第2出力手段を備えることで、所定の空間において、商品若しくはサービス又は事業者について第1出力装置及び第2出力装置にて異なる情報を提供することができる。
【0064】
本発明によれば、第1出力手段が、複数の異なる第1情報を切り替えて出力するものであり、第2出力手段が、第1出力手段により出力される第1情報と連動して、第1情報に対応する商品若しくはサービス又は事業者に関する第2情報を出力することで、商品若しくはサービス又は事業者について連動した情報を提供することができる。
【0065】
本発明によれば、制御装置を備え、制御装置が、第1出力装置へ商品若しくはサービス又は事業者に関する第1情報を送信する第1送信手段を備え、第1出力装置が、制御装置から第1情報を受信する第1受信手段を備え、第1出力手段が、受信した第1情報を出力することにより、第1出力装置において、制御装置から送信する情報にしたがって、商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を表示することができる。
【0066】
本発明によれば、制御装置を備え、制御装置が、第2出力装置へ信号を送信する第2送信手段を備え、第2出力装置が、制御装置から信号を受信する第2受信手段を備え、信号が、第1出力手段により出力される第1情報に対応する商品若しくはサービス又は事業者に関する第2情報を特定することが可能なものであり、第2出力手段が、信号により特定される第2情報を出力することで、商品若しくはサービス又は事業者について連動した情報を提供することができる。
【0067】
本発明によれば、所定の空間を撮像する撮像手段と、撮像された所定の空間の画像情報に応じて、第1出力手段により出力する商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を特定する情報特定手段とを備え、第1出力手段が、特定された商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を出力することで、所定の空間の状態に応じて、特定された商品若しくはサービス又は事業者に関する情報を出力することができる。
【0068】
本発明によれば、所定の空間が移動体内の空間であることで、移動体内において、商品若しくはサービス又は事業者について第1出力装置及び第2出力装置にて異なる情報を提供することができる。
【0069】
本発明によれば、第2情報が、商品又はサービスの購入又は利用を可能とするためのウェブサイトのURL、又は、事業者に関する情報を閲覧するためのウェブサイトのURLを特定する情報を含むものであることで、利用者が、第1出力装置から得られた商品若しくはサービス、事業者についての情報をもとに、第2出力装置を利用して、商品又はサービスの購入又は利用するためのウェブサイト、又は、事業者に関する情報を閲覧するためのウェブサイトにアクセスすることができる。
【0070】
本発明によれば、所定の空間内の第1出力装置にて複数の異なる、商品若しくはサービス又は事業者に関する第1情報を切り替えて出力し、所定の空間内の第2出力装置にて、第1出力装置により出力される第1情報と連動して、第1情報に対応する商品若しくはサービス又は事業者に関する第2情報を出力できるようにして、第1出力装置にて第1情報を出力するための情報、及び、第2出力装置にて第2情報を出力するための情報を送信する送信手段を備える制御装置により、所定の空間において、商品若しくはサービス又は事業者について連動した情報を提供することができる。
【符号の説明】
【0071】
1 システム、 2 車両、 3 第1出力装置、 4 第2出力装置、
5 制御装置、 6 撮像装置、 11 制御部、 12 RAM、
13 ストレージ部、 14 通信インタフェース