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特開2024-51291情報提供装置、情報提供方法、およびプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024051291
(43)【公開日】2024-04-11
(54)【発明の名称】情報提供装置、情報提供方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240404BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022157369
(22)【出願日】2022-09-30
(71)【出願人】
【識別番号】309007911
【氏名又は名称】サントリーホールディングス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100115749
【弁理士】
【氏名又は名称】谷川 英和
(72)【発明者】
【氏名】能仁 賢彦
(72)【発明者】
【氏名】赤間 康弘
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】コンテンツの配信スケジュールに応じた適切な情報提供ができなかった。
【解決手段】コンテンツの情報を含む画面を出力する指示である画面指示を受信する画面指示受信部421と、現在時を取得し、現在時に対して選択条件に合致する配信時間情報に対応する1以上の各コンテンツ識別子で識別されるコンテンツに関する情報である表示コンテンツ情報を、コンテンツ識別子と対になるコンテンツ情報が格納されるコンテンツ情報管理部411とコンテンツの配信の時間帯を特定する配信時間情報とコンテンツ識別子とを対応付ける1または2以上のスケジュール情報が格納されるスケジュール管理部412とを参照して取得し、当該1以上の表示コンテンツ情報を有する画面情報を構成する画面取得部431と、当該画面情報を送信する画面送信部141とを具備する情報提供装置4により、コンテンツの配信スケジュールに応じたコンテンツの適切な情報提供を行える。
【選択図】図23
【特許請求の範囲】
【請求項1】
配信されるコンテンツに関する情報を含む画面を出力する指示である画面指示をユーザ端末から受信する画面指示受信部と、
前記画面指示受信部が前記画面指示を受信した場合に、現在時を取得し、当該現在時に対して選択条件に合致する配信時間情報に対応する1以上の各コンテンツ識別子で識別されるコンテンツに関する情報である表示コンテンツ情報を、コンテンツ識別子と対になるコンテンツ情報が格納されるコンテンツ情報管理部とコンテンツの配信の時間帯を特定する配信時間情報とコンテンツ識別子とを対応付ける1または2以上のスケジュール情報が格納されるスケジュール管理部とを参照して取得し、当該1以上の表示コンテンツ情報を有する画面情報を構成する画面取得部と、
前記画面取得部が取得した前記画面情報を前記ユーザ端末に送信する画面送信部とを具備する情報提供装置。
【請求項2】
第一配信時間情報が特定する時間帯においてコンテンツの配信者端末から送信され、リアルタイムに配信される第一種コンテンツ、および第二配信時間情報が特定する時間帯において配信される第二種コンテンツの少なくとも2種類以上のコンテンツをユーザ端末に配信する送信部をさらに具備し、
前記画面取得部は、
前記画面情報が有する表示コンテンツ情報に対応するコンテンツが、第一種コンテンツであるか第二種コンテンツであるかを区別可能な前記画面情報を構成する、請求項1記載の情報提供装置。
【請求項3】
前記画面取得部は、
前記画面情報が有する表示コンテンツ情報に対応するコンテンツが第一種コンテンツである場合のみ、当該表示コンテンツ情報に対応付けて、配信中である旨の情報である配信中情報を含む前記画面情報を構成する、請求項2記載の情報提供装置。
【請求項4】
前記画面取得部は、
前記現在時が、前記配信時間情報が特定する配信開始時刻に対して視聴促進条件に合致するほど迫っているか否かを判断し、当該視聴促進条件に合致する場合であり、当該配信時間情報と対になるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツが第一種コンテンツである場合に、当該コンテンツの視聴を促す視聴促進情報を含む前記画面情報を構成する、請求項2または請求項3記載の情報提供装置。
【請求項5】
前記画面取得部は、
現在時を取得し、当該現在時を含む時間帯を特定する配信時間情報に対応するコンテンツ識別子が存在する場合と存在しない場合とで、異なる前記画面情報を構成する、請求項1記載の情報提供装置。
【請求項6】
コンテンツ識別子と対になるコンテンツ情報が格納されるコンテンツ情報管理部と、コンテンツの配信の時間帯を特定する配信時間情報と、コンテンツ識別子とを対応付ける1または2以上のスケジュール情報が格納されるスケジュール管理部と、画面指示受信部と、画面取得部と、画面送信部とにより実現される情報提供方法であって、
前記画面指示受信部が、配信されるコンテンツに関する情報を含む画面を出力する指示である画面指示をユーザ端末から受信する画面指示受信ステップと、
前記画面取得部が、前記画面指示受信ステップで前記画面指示を受信した場合に、現在時を取得し、当該現在時に対して選択条件に合致する配信時間情報に対応する1以上の各コンテンツ識別子で識別されるコンテンツに関する情報である表示コンテンツ情報を、コンテンツ識別子と対になるコンテンツ情報が格納されるコンテンツ情報管理部とコンテンツの配信の時間帯を特定する配信時間情報とコンテンツ識別子とを対応付ける1または2以上のスケジュール情報が格納されるスケジュール管理部とを参照して取得し、当該1以上の表示コンテンツ情報を有する画面情報を構成する画面取得ステップと、
前記画面送信部が、前記画面情報を前記ユーザ端末に送信する画面送信ステップとを具備する情報提供方法。
【請求項7】
コンテンツ識別子と対になるコンテンツ情報が格納されるコンテンツ情報管理部と、コンテンツの配信の時間帯を特定する配信時間情報とコンテンツ識別子とを対応付ける1または2以上のスケジュール情報が格納されるスケジュール管理部とにアクセス可能なコンピュータを、
配信されるコンテンツに関する情報を含む画面を出力する指示である画面指示をユーザ端末から受信する画面指示受信部と、
前記画面指示受信部が前記画面指示を受信した場合に、現在時を取得し、当該現在時に対して選択条件に合致する配信時間情報に対応する1以上の各コンテンツ識別子で識別されるコンテンツに関する情報である表示コンテンツ情報を、前記コンテンツ情報管理部と前記スケジュール管理部とを参照して取得し、当該1以上の表示コンテンツ情報を有する画面情報を構成する画面取得部と、
前記画面情報を前記ユーザ端末に送信する画面送信部として機能させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、配信されるコンテンツに関する情報を提供する情報提供装置等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、ユーザの質問情報への回答結果に応じて適切な運動コンテンツ情報を選択して提示するサーバ等があった(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第6970480号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来技術においては、コンテンツの配信スケジュールに応じた、コンテンツに関する適切な情報提供ができなかった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本第一の発明の情報提供装置は、配信されるコンテンツに関する情報を含む画面を出力する指示である画面指示をユーザ端末から受信する画面指示受信部と、画面指示受信部が画面指示を受信した場合に、現在時を取得し、現在時に対して選択条件に合致する配信時間情報に対応する1以上の各コンテンツ識別子で識別されるコンテンツに関する情報である表示コンテンツ情報を、コンテンツ識別子と対になるコンテンツ情報が格納されるコンテンツ情報管理部とコンテンツの配信の時間帯を特定する配信時間情報とコンテンツ識別子とを対応付ける1または2以上のスケジュール情報が格納されるスケジュール管理部とを参照して取得し、1以上の表示コンテンツ情報を有する画面情報を構成する画面取得部と、当該画面情報をユーザ端末に送信する画面送信部とを具備する情報提供装置である。
【0006】
かかる構成により、コンテンツの配信スケジュールに応じた、コンテンツに関する適切な情報提供を行える。
【0007】
また、本第二の発明の情報提供装置は、第一の発明に対して、第一配信時間情報が特定する時間帯においてコンテンツの配信者端末から送信され、リアルタイムに配信される第一種コンテンツ、および第二配信時間情報が特定する時間帯において配信される第二種コンテンツの少なくとも2種類以上のコンテンツをユーザ端末に配信する送信部をさらに具備し、画面取得部は、画面情報が有する表示コンテンツ情報に対応するコンテンツが、第一種コンテンツであるか第二種コンテンツであるかを区別可能な画面情報を構成する、情報提供装置である。
【0008】
かかる構成により、生放送コンテンツである第一種コンテンツと、録画・時間指定コンテンツである第二種コンテンツとが区別可能に、情報提供を行える。
【0009】
また、本第三の発明の情報提供装置は、第二の発明に対して、画面取得部は、画面情報が有する表示コンテンツ情報に対応するコンテンツが第一種コンテンツである場合のみ、表示コンテンツ情報に対応付けて、配信中である旨の情報である配信中情報を含む画面情報を構成する、情報提供装置である。
【0010】
かかる構成により、生放送コンテンツである第一種コンテンツについて、配信中の時間帯において、配信中である旨をユーザに適切に知らせることができる。
【0011】
また、本第四の発明の情報提供装置は、第二または第三の発明に対して、画面取得部は、現在時が、配信時間情報が特定する配信開始時刻に対して視聴促進条件に合致するほど迫っているか否かを判断し、視聴促進条件に合致する場合であり、配信時間情報と対になるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツが第一種コンテンツである場合に、コンテンツの視聴を促す視聴促進情報を含む画面情報を構成する、情報提供装置である。
【0012】
かかる構成により、生放送コンテンツの視聴を促進できる結果、配信者の満足度を向上できる。
【0013】
また、本第五の発明の情報提供装置は、第一から第四いずれか1つの発明に対して、画面取得部は、現在時を取得し、現在時を含む時間帯を特定する配信時間情報に対応するコンテンツ識別子が存在する場合と存在しない場合とで、異なる画面情報を構成する、情報提供装置である。
【0014】
かかる構成により、コンテンツを配信中の時間帯と非配信中の時間帯とで異なる画面が出力されることにより、ユーザは、配信中のコンテンツに素早くアクセスできる。
【0015】
本配信装置は、第一配信時間情報が特定する時間帯において、コンテンツの配信者端末から送信される第一種コンテンツに対する配信の指示である第一指示をユーザ端末から受信する第一受信部と、第一配信時間情報が特定する時間帯において、配信者端末から送信された第一種コンテンツを受信するコンテンツ受信部と、コンテンツ受信部が受信した第一種コンテンツを、第一配信時間情報が特定する時間帯において、第一指示を送信したユーザ端末に配信する第一配信部と、第二配信時間情報が特定する時間帯において配信される第二種コンテンツに対する配信の指示である第二指示をユーザ端末から受信する第二受信部と、第二配信時間情報に対応付き、第二配信時間情報が特定する時間帯において、ユーザ端末に配信される第二種コンテンツが格納される第二格納部から、第二受信部が受信した第二指示に対応する第二種コンテンツを、第二種コンテンツに対応する第二配信時間情報が特定する時間において、取得し、第二指示を送信したユーザ端末に、第二種コンテンツを配信する第二配信部と、オンデマンドにより配信される第三種コンテンツに対する配信の指示である第三指示をユーザ端末から受信する第三受信部と、第三受信部が受信した第三指示に対応する第三種コンテンツを、オンデマンドにより配信される第三種コンテンツが格納される第三格納部から取得し、第三種コンテンツを、第三指示を送信したユーザ端末に配信する第三配信部とを具備する配信装置である。
【0016】
かかる構成により、ユーザの嗜好や生活リズム等により、ユーザがコンテンツを選択して、視聴できる。
【0017】
また、本配信装置は、上記の発明に対して、第一受信部は、2以上のユーザ端末から第一指示を受信し、第一種コンテンツの配信中に、2以上の各ユーザ端末からユーザ映像を受信するユーザ映像受信部をさらに具備し、第一配信部は、2以上の各ユーザ端末に、ユーザ映像受信部が受信したユーザ映像のうち、1以上の他のユーザのユーザ映像と、第一種コンテンツとを配信し、第二受信部は、2以上のユーザ端末から第二指示を受信し、第二配信部は、2以上の各ユーザ端末に、1以上の他のユーザのユーザ映像を配信しない、配信装置である。
【0018】
かかる構成により、コンテンツの種類に応じて、他のユーザの状況を知れたり、知れなかったりでき、ユーザの嗜好等により、ユーザがコンテンツを選択して、視聴できる。
【0019】
また、本配信装置は、上記発明に対して、第二受信部は、2以上のユーザ端末から第二指示を受信し、第二種コンテンツの配信中に、2以上の各ユーザ端末からユーザ映像を受信するユーザ映像受信部をさらに具備し、第二配信部は、2以上の各ユーザ端末に、ユーザ映像受信部が受信したユーザ映像のうち、1以上の他のユーザのユーザ映像と、第二種コンテンツとを配信する、配信装置である。
【0020】
かかる構成により、録画コンテンツである第二種コンテンツの視聴の際にも、他のユーザのユーザ映像を見ることができる。
【0021】
また、本配信装置は、上記の発明に対して、第一種コンテンツ、第二種コンテンツ、または第三種コンテンツを出力した2以上の各ユーザ端末から、出力されたコンテンツに関してユーザが入力した入力情報を受信する入力情報受信部と、入力情報受信部が受信した入力情報に対して統計処理を行い、統計処理結果を取得し、統計処理結果を出力する統計処理部とをさらに具備する配信装置である。
【0022】
かかる構成により、3種類以上の各コンテンツに関するユーザの入力に基づいて、統計処理を行い、統計処理結果を取得できる。
【0023】
また、本配信装置は、上記の発明に対して、入力情報は、出力されたコンテンツの種類を識別する種類識別子に対応付き、統計処理部は、少なくとも3つの各種類識別子ごとの統計処理結果を取得し、種類識別子ごとの統計処理結果を出力する、配信装置である。
【0024】
かかる構成により、3種類以上の各コンテンツに関するユーザの入力に基づいて、コンテンツの種類ごとの統計処理を行い、統計処理結果を取得できる。
【0025】
また、本配信装置は、上記発明に対して、第一種コンテンツに対する視聴予約を特定する第一予約指示をユーザ端末から受信する第一予約受信部と、第二種コンテンツに対する視聴予約を特定する第二予約指示をユーザ端末から受信する第二予約受信部とをさらに具備し、統計処理部は、第一予約指示および第二予約指示を用いて、コンテンツの視聴予約に関する統計処理結果を取得する、配信装置である。
【0026】
かかる構成により、コンテンツに対する視聴予約に関する情報に基づいて、統計処理を行い、統計処理結果を取得できる。
【0027】
また、本配信装置は、上記の発明に対して、統計処理結果を用いて、コンテンツに関するレコメンド情報を取得するレコメンド取得部と、レコメンド情報をユーザ端末に送信するレコメンド送信部とをさらに具備する配信装置である。
【0028】
かかる構成により、3種類以上の各コンテンツに関するユーザの入力に基づいて、統計処理を行い、統計処理結果を用いて、ユーザに対してレコメンドできる。
【0029】
また、本配信装置は、上記の発明に対して、レコメンド取得部は、ユーザが視聴したコンテンツに関する視聴履歴情報、ユーザが視聴予約したコンテンツに関する予約履歴情報、ユーザが入力した入力情報のうち1種類以上のユーザ情報が、ユーザ識別子に対応付けて格納されるユーザ管理部を参照し、ユーザ識別子で識別されるユーザが視聴すべきコンテンツに関するレコメンド情報を取得する、配信装置である。
【0030】
かかる構成により、3種類以上の各コンテンツに対するユーザの視聴履歴、予約履歴、または入力情報に基づいて、統計処理を行い、統計処理結果を用いて、ユーザに対してレコメンドできる。
【0031】
また、本配信装置は、上記の発明に対して、第一種コンテンツの配信中に、ユーザ端末のユーザからのコミュニケーション情報を受信し、コミュニケーション情報を、配信者端末に送信するコミュニケーション部をさらに具備する配信装置である。
【0032】
かかる構成により、第一種コンテンツの配信中に、ユーザからのコミュニケーション情報を配信者に送信できる。
【0033】
また、本配信装置は、上記の発明に対して、一のコンテンツを識別するコンテンツ識別子に対応付く指示であり、一のコンテンツに関する第一サイズの画面を出力する指示である画面指示をユーザ端末から受信する画面指示受信部と、第一サイズの画面を構成するための情報であり、一のコンテンツに関する画面を構成するための情報であり、一のコンテンツを第一サイズより大きい第二サイズの画面で視聴するために指示されるユーザインターフェイス部品を有する画面を構成するための情報である画面情報が格納される画面格納部から、画面指示に対応する一のコンテンツに関する画面を構成するための画面情報を取得する画面取得部と、画面取得部が取得した画面情報を、ユーザ端末に送信する画面送信部と、ユーザ端末からユーザインターフェイス部品に対する指示に対応する情報を受信し、情報に対応する第二サイズの画面を構成するための画面情報または画面情報にアクセスするためのアクセス情報を出力する切替支援部とをさらに具備する配信装置である。
【0034】
かかる構成により、ユーザがコンテンツを視聴しやすい環境に誘導できる。
【発明の効果】
【0035】
本発明による情報提供装置によれば、コンテンツの配信スケジュールに応じた、コンテンツに関する適切な情報提供を行える。
【図面の簡単な説明】
【0036】
図1】実施の形態1における情報システムAの概念図
図2】同情報システムAのブロック図
図3】同配信装置1のブロック図
図4】同配信装置1の動作例について説明するフローチャート
図5】同視聴指示処理の例について説明するフローチャート
図6】同第一配信処理の例について説明するフローチャート
図7】同第二配信処理の例について説明するフローチャート
図8】同統計処理の例について説明するフローチャート
図9】同レコメンド処理の例について説明するフローチャート
図10】同警告処理の例について説明するフローチャート
図11】同視聴終了処理の例について説明するフローチャート
図12】同ユーザ端末2の動作例について説明するフローチャート
図13】同コンテンツ管理表を示す図
図14】同ユーザ管理表を示す図
図15】同画面例を示す図
図16】同画面例を示す図
図17】同画面例を示す図
図18】同画面例を示す図
図19】同画面例を示す図
図20】同画面例を示す図
図21】実施の形態2における情報システムBの概念図
図22】同情報システムBの第一のブロック図
図23】同情報提供装置4の第一のブロック図
図24】同情報提供装置4の第二のブロック図
図25】同情報提供装置4の動作例について説明するフローチャート
図26】同スケジュール画面構成処理の例について説明するフローチャート
図27】同レッスン画面構成処理の例について説明するフローチャート
図28】同画面例を示す図
図29】同画面例を示す図
図30】同画面例を示す図
図31】上記実施の形態におけるコンピュータシステムの概観図
図32】同コンピュータシステムのブロック図
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下、配信装置、情報提供装置等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
【0038】
(実施の形態1)
本実施の形態において、第一種コンテンツ(生放送コンテンツと言っても良い)、第二種コンテンツ(録画・時間指定コンテンツと言っても良い)、および第三種コンテンツ(録画・オンデマンドコンテンツと言っても良い)といった性質の異なる3種類のコンテンツの配信を行える配信装置を具備する情報システムについて説明する。なお、第一種コンテンツ、第二種コンテンツ、および第三種コンテンツは、映像と音声とを有することは好適であるが、映像のみでも良い。
【0039】
また、本実施の形態において、ユーザ端末で生放送コンテンツの視聴中に、他の視聴者の映像も当該ユーザ端末で出力でき、録画・時間指定コンテンツの視聴中には、他の視聴者の映像は当該ユーザ端末で出力できないようにする配信装置を具備する情報システムについて説明する。
【0040】
また、本実施の形態において、ユーザ端末で録画・時間指定コンテンツの視聴中において、ユーザ端末で他の視聴者の映像も出力できるようにする配信装置を具備する情報システムについて説明する。
【0041】
また、本実施の形態において、視聴者からの入力情報に対して統計処理する配信装置を具備する情報システムについて説明する。なお、本実施の形態において、配信装置は、例えば、ユーザごと、コンテンツの種類ごと、またはコンテンツごとに統計処理を行い、統計処理結果を取得する。また、配信装置は、統計処理において、例えば、視聴予約の統計処理結果を得る。
【0042】
また、本実施の形態において、統計処理結果を用いて、ユーザにコンテンツをレコメンドする配信装置を具備する情報システムについて説明する。
【0043】
また、本実施の形態において、生放送コンテンツの配信中に、配信者とユーザとのコミュニケーションが可能な配信装置を具備する情報システムについて説明する。
【0044】
さらに、本実施の形態において、スマートフォン等の第一サイズの操作画面において、パソコンやテレビやプロジェクター等の第一サイズより大きい第二サイズの画面でコンテンツを視聴するように誘導するためのインターフェイスを具備する画面情報を送信する配信装置を具備する情報システムについて説明する。
【0045】
なお、本実施の形態において、情報Xが情報Yに対応付いていることは、情報Xから情報Yを取得できること、または情報Yから情報Xを取得できることであり、その対応付けの方法は問わない。情報Xと情報Yとがリンク付いていても良いし、同じバッファに存在していても良いし、情報Xが情報Yに含まれていても良いし、情報Yが情報Xに含まれている等でも良い。
【0046】
図1は、本実施の形態における情報システムAの概念図である。情報システムAは、配信装置1、1または2以上のユーザ端末2、および1または2以上の配信者端末3を備える。
【0047】
配信装置1は、コンテンツを配信するサーバである。コンテンツは、ここでは、動画を含む。コンテンツは、音声を含むことは好適である。コンテンツは、例えば、運動コンテンツである。運動コンテンツとは、ユーザが運動することを支援するためのコンテンツである。運動コンテンツは、例えば、エクササイズのコンテンツ、フィットネスのコンテンツ、ストレッチのコンテンツ、ダンスのコンテンツ、ヨガのコンテンツ、有酸素運動のコンテンツ、エアロビクスのコンテンツ、リラクゼーションのコンテンツ、筋トレのコンテンツ、ボクササイズのコンテンツである。ここでのコンテンツは、ユーザが、単に視聴するだけのコンテンツではなく、ユーザが、何らかの運動ができるコンテンツであることは好適である。
【0048】
配信装置1は、いわゆるサーバである。配信装置1は、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバであるが、その種類は問わない。
【0049】
ユーザ端末2は、コンテンツを視聴するユーザが使用する端末である。ユーザ端末2は、例えば、いわゆるパソコン、スマートフォン、タブレット端末であるが、その種類は問わない。
【0050】
配信者端末3は、配信者が使用する端末である。配信者とは、コンテンツを配信する者である。配信者は、例えば、運動コンテンツのおける運動を指導する者である。配信者は、例えば、エクササイズのコンテンツ、フィットネスのコンテンツ、ストレッチのコンテンツ等におけるトレーナーである。配信者端末3は、例えば、いわゆるパソコン、スマートフォン、タブレット端末であるが、その種類は問わない。
【0051】
配信装置1と1以上の各ユーザ端末2、配信装置1と1以上の各配信者端末3とは、インターネット、LAN等のネットワークにより、通信可能である。
【0052】
図2は、本実施の形態における情報システムAのブロック図である。図3は、配信装置1のブロック図である。
【0053】
配信装置1は、格納部11、受信部12、処理部13、および送信部14を備える。格納部11は、画面格納部111、コンテンツ格納部112、およびユーザ管理部113を備える。コンテンツ格納部112は、第一格納部1121、第二格納部1122、および第三格納部1123を備える。受信部12は、画面指示受信部121、第一予約受信部122、第二予約受信部123、コンテンツ受信部124、第一受信部125、第二受信部126、第三受信部127、ユーザ映像受信部128、および入力情報受信部129を備える。処理部13は、画面取得部131、予約部132、切替支援部133、コンテンツ蓄積部134、合成部135、コミュニケーション部136、入力情報蓄積部137、統計処理部138、およびレコメンド取得部139を備える。送信部14は、画面送信部141、第一配信部142、第二配信部143、第三配信部144、およびレコメンド送信部145を備える。
【0054】
ユーザ端末2は、ユーザ格納部21、ユーザ受付部22、ユーザ処理部23、ユーザ送信部24、ユーザ受信部25、およびユーザ出力部26を備える。
【0055】
配信者端末3は、配信者格納部31、配信者受付部32、配信者処理部33、配信者送信部34、配信者受信部35、および配信者出力部36を備える。
【0056】
配信装置1を構成する格納部11には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、画面情報、3種類以上のコンテンツ、ユーザ情報、入力情報、レコメンド条件、1または2以上のスケジュール情報である。
【0057】
レコメンド条件とは、レコメンド情報を送信するための条件である。レコメンド条件は、例えば、「視聴者数が最大である、かつユーザが未視聴であること」「ユーザの満足度が閾値以上のコンテンツと同じ属性値を有する、かつユーザが未視聴であること」である。
【0058】
スケジュール情報とは、コンテンツを配信するスケジュールに関する情報である。スケジュール情報は、例えば、コンテンツ識別子と配信時間情報とを有する。
【0059】
コンテンツ識別子とは、コンテンツを識別する情報である。コンテンツ識別子は、例えば、ID、コンテンツ名、URLである。スケジュール情報が有するコンテンツ識別子は、第一種コンテンツまたは第二種コンテンツの識別子である。
【0060】
配信時間情報とは、コンテンツを配信する時間帯を特定する情報である。配信時間情報は、コンテンツの配信開始時刻を有する。配信時間情報は、コンテンツの配信終了時刻を有しても良い。つまり、配信時間情報は、コンテンツの配信開始時刻のみを特定する情報でも良いし、配信開始時刻と配信終了時刻とを特定する情報でも良い。
【0061】
画面格納部111には、1または2以上の画面情報が格納される。画面情報は、例えば、画面識別子に対応付いている。画面識別子とは、画面を識別する情報である。画面識別子は、例えば、URL、IDである。
【0062】
画面情報とは、ユーザ端末2に出力される画面を構成するための情報である。画面情報は、例えば、HTML、XML等で記述されるが、その実現方法は問わない。なお、画面は、例えば、視聴予約するコンテンツを選択するための画面、視聴するコンテンツを選択するための画面、コンテンツの紹介のための画面である。
【0063】
画面情報は、例えば、一のコンテンツに関する画面を構成するための情報である。画面情報は、第一サイズの画面を構成するための情報であっても良く、第一サイズより大きい第二サイズの画面を構成するための情報であっても良く、タブレット用の画面を構成するための情報であっても良い。
【0064】
なお、第一サイズの画面を有するユーザ端末2は、例えば、スマートフォン、時計型
端末であるが、問わない。第二サイズの画面を有するユーザ端末2は、例えば、パソコン、テレビ、プロジェクターであるが、問わない。
【0065】
画面情報は、例えば、スマートフォン等の第一サイズの画面を構成するための情報であり、一のコンテンツに関する画面を構成するための情報であり、特定のユーザインターフェイス部品を有する画面を構成するための情報である。
【0066】
特定のユーザインターフェイス部品は、一のコンテンツをパソコン等の第二サイズのユーザ端末2で視聴するために指示されるためのユーザインターフェイスである。ユーザインターフェイス部品(以下、適宜、「UI部品」という)とは、ユーザインターフェイスを構成する部品である。UI部品は、例えば、ユーザによる選択対象である。UI部品は、例えば、ボタン、チェックボックス、メニュー項目である。UI部品を有する画面を構成するための画面情報は、部品情報を有する。部品情報は、UI部品を構成するための情報である。
【0067】
コンテンツ格納部112には、3以上のコンテンツが格納される。コンテンツは、例えば、後述する第一種コンテンツ、後述する第二種コンテンツ、後述する第三種コンテンツである。
【0068】
コンテンツには、1以上のコンテンツ属性値が対応付いていることは好適である。コンテンツ属性値は、例えば、種類識別子、ジャンル識別子、配信者識別子、難易度識別子である。種類識別子は、例えば、「第二種コンテンツ」「第三種コンテンツ」である。
【0069】
ジャンル識別子とは、コンテンツのジャンルを識別する情報である。ジャンル識別子は、例えば、「エクササイズ」「フィットネス」「ヨガ」「有酸素運動」「エアロビクス」「リラクゼーション」「筋トレ」「ダンス」「ボクササイズ」「マッサージ」「ストレッチ」である。
【0070】
配信者識別子とは、コンテンツの配信者を識別する情報である。配信者識別子は、例えば、第一種コンテンツの配信者を識別する情報である。配信者識別子は、例えば、配信者のID、配信者の氏名、メールアドレス、電話番号、配信者端末3のIPアドレスである。
【0071】
難易度識別子とは、コンテンツの難易度を特定する情報である。コンテンツの難易度とは、運動の難易度、コンテンツの運動についていき難さである。難易度識別子は、例えば、「初心者向け」「中級者向け」「上級者向け」「1」「2」「5」「A」「B」「C」である。
【0072】
第一格納部1121には、第一種コンテンツが格納される。第一格納部1121には、例えば、配信中の第一種コンテンツが一時的に格納される。第一格納部1121には、例えば、配信された第一種コンテンツが永続的に格納される。第一種コンテンツは、生放送コンテンツと言っても良い。第一種コンテンツの配信時間が決まっている。第一種コンテンツの配信中において、ユーザは、配信者とのコミュニケーションが可能であることは好適である。なお、ユーザは視聴者と言っても良い。第一種コンテンツには、通常、種類識別子「第一種コンテンツ」が対応付いている。
【0073】
第一種コンテンツとは、コンテンツの配信者の配信者端末3から、第一配信時間情報が特定する時間帯において配信されるコンテンツである。第一配信時間情報は、第一種コンテンツの配信時間情報である。第一種コンテンツは、例えば、コンテンツ識別子、コンテンツの配信者の配信者識別子、種類識別子「第一種コンテンツ」、第一配信時間情報に対応付いている。第一種コンテンツは、後述する第一受信部125が受信した後述する第一指示に対応する。
【0074】
第二格納部1122には、1または2以上の第二種コンテンツが、予め格納されている。第二種コンテンツは、録画・時間指定コンテンツと言っても良い。録画・時間指定コンテンツは、録画されているコンテンツであり、特定の時間帯に配信されるコンテンツである。第二種コンテンツの配信中において、通常、ユーザは、配信者とのコミュニケーションができない。第二種コンテンツの配信中において、ユーザ間のコミュニケーションができても良い。
【0075】
第二種コンテンツとは、第二配信時間情報が特定する時間帯において、ユーザ端末2に配信されるコンテンツである。第二配信時間情報は、第二種コンテンツの第二配信時間情報である。第二種コンテンツは、例えば、コンテンツ識別子、コンテンツの配信者の配信者識別子、種類識別子「第二種コンテンツ」、第二配信時間情報に対応付いている。第二種コンテンツは、後述する第二受信部126が受信した後述する第二指示に対応する。
【0076】
第三格納部1123には、1または2以上の第三種コンテンツが、予め格納されている。第三種コンテンツは、録画・オンデマンドコンテンツと言っても良い。録画・オンデマンドコンテンツは、録画されているコンテンツであり、オンデマンドによりダウンロードされるコンテンツである。第三種コンテンツの配信中において、ユーザは、配信者とのコミュニケーションができない。また、第三種コンテンツの配信時間は決まっていない。
【0077】
第三種コンテンツは、例えば、コンテンツ識別子、コンテンツの配信者の配信者識別子、種類識別子「第三種コンテンツ」に対応付いている。第三種コンテンツは、後述する第三受信部127が受信した後述する第三指示に対応する。
【0078】
同じ内容のコンテンツが、第一種コンテンツ、第二種コンテンツ、および第三種コンテンツとして、格納部11に格納されていることは好適である。
【0079】
ユーザ管理部113には、1または2以上のユーザ情報が格納される。ユーザ情報とは、ユーザに関する情報である。ユーザ情報は、視聴履歴情報、予約履歴情報、入力情報のうち1または2種類以上の情報を含む。ユーザ情報は、ユーザ識別子に対応付いている。
【0080】
ユーザ識別子とは、ユーザを識別する情報である。ユーザ識別子は、例えば、ユーザID、メールアドレス、電話番号である。
【0081】
視聴履歴情報とは、ユーザが視聴したコンテンツに関する情報である。視聴履歴情報は、1または2以上の視聴情報を有する。視聴情報とは、ユーザが視聴したコンテンツに関する情報である。視聴情報は、例えば、ユーザが視聴したコンテンツのコンテンツ識別子を有する。視聴情報は、例えば、ユーザがコンテンツを視聴した時を特定する視聴時情報を有する。視聴時情報は、時間帯を特定する配信時間情報でも良い。視聴情報は、通常、ユーザ識別子に対応付いている。視聴履歴情報は、例えば、一のコンテンツを視聴した回数を有する。
【0082】
予約履歴情報とは、ユーザが視聴予約したコンテンツに関する情報である。なお、視聴予約を、適宜、予約と言う。予約履歴情報は、1または2以上の予約情報を有する。予約情報とは、コンテンツの視聴予約に関する情報である。予約情報は、例えば、ユーザが予約したコンテンツのコンテンツ識別子を有する。予約情報は、通常、ユーザ識別子に対応付いている。
【0083】
入力情報とは、ユーザが入力した情報である。入力情報は、通常、ユーザがコンテンツに関して入力した情報である。入力情報は、例えば、視聴したコンテンツの満足度、視聴したコンテンツに対するコメントである。満足度は、評価値、レベル等と言っても良い。
【0084】
受信部12は、各種の指示や情報を受信する。各種の指示や情報は、例えば、後述する画面指示、後述する第一予約指示、後述する第二予約指示、コンテンツ、後述する第一指示、後述する第二指示、後述する第三指示、後述するユーザ映像、入力情報である。
【0085】
画面指示受信部121は、画面指示をユーザ端末2から受信する。画面指示とは、画面情報の出力の要求である。画面指示は、例えば、一のコンテンツを識別するコンテンツ識別子に対応付く指示であり、一のコンテンツに関する第一サイズの画面を出力する指示である。
【0086】
第一予約受信部122は、第一予約指示をユーザ端末2から受信する。第一予約指示とは、第一種コンテンツに対する視聴予約を特定する指示である。第一予約指示は、通常、第一種コンテンツを特定する情報を有する。第一種コンテンツを特定する情報は、例えば、第一種コンテンツのコンテンツ識別子、または第一種コンテンツが配信される時間帯を特定する配信時間情報である。
【0087】
第二予約受信部123は、第二予約指示をユーザ端末2から受信する。第二予約指示とは、第二種コンテンツに対する視聴予約を特定する指示である。第二予約指示は、通常、第二種コンテンツを特定する情報を有する。第二種コンテンツを特定する情報は、例えば、第二種コンテンツのコンテンツ識別子、または第二種コンテンツが配信される時間帯を特定する配信時間情報である。
【0088】
コンテンツ受信部124は、第一配信時間情報が特定する時間帯において、配信者端末3から送信された第一種コンテンツを受信する。コンテンツ受信部124は、通常、配信者端末3から第一種コンテンツを受信するが、配信者端末3から第一種コンテンツを受信した図示しないサーバから、第一種コンテンツを受信しても良い。
【0089】
第一受信部125は、第一指示をユーザ端末2から受信する。第一受信部125は、2以上のユーザ端末2から第一指示を受信することは好適である。なお、第一指示とは、第一種コンテンツに対する配信の指示である。第一指示は、通常、第一種コンテンツを特定する情報を有する。第一指示は、例えば、URL、URI、コンテンツ識別子を有する。
【0090】
第二受信部126は、第二指示をユーザ端末2から受信する。第二指示とは、第二種コンテンツに対する配信の指示である。第二指示は、通常、第二種コンテンツを特定する情報を有する。第二指示は、例えば、URL、URI、コンテンツ識別子を有する。
【0091】
第三受信部127は、第三指示をユーザ端末2から受信する。第三指示とは、第三種コンテンツに対する配信の指示である。第三指示は、通常、第三種コンテンツを特定する情報を有する。第三指示は、例えば、URL、URI、コンテンツ識別子を有する。
【0092】
ユーザ映像受信部128は、第一種コンテンツの配信中に、1または2以上の各ユーザ端末2からユーザ映像を受信する。なお、ここでのユーザ端末2は、当該第一種コンテンツを出力している端末である。また、ユーザ映像とは、ユーザ端末2から送信された映像である。ユーザ映像は、例えば、ユーザ端末2に設置されたカメラが撮影した映像である。ユーザ映像は音声を含んでも良い。ユーザ映像は、通常、コンテンツを視聴しているユーザを撮影した映像である。
【0093】
ユーザ映像受信部128は、例えば、第二種コンテンツの配信中に、1または2以上の各ユーザ端末2からユーザ映像を受信する。なお、ここでのユーザ端末2は、当該第二種コンテンツを出力している端末である。ユーザ映像は、通常、コンテンツを視聴しているユーザを撮影した映像である。
【0094】
入力情報受信部129は、第一種コンテンツ、第二種コンテンツ、または第三種コンテンツを出力した2以上の各ユーザ端末2から、入力情報を受信する。入力情報は、出力されたコンテンツに関してユーザが入力した情報である。
【0095】
入力情報受信部129は、通常、コンテンツ識別子に対応付く入力情報を受信する。入力情報は、例えば、出力されたコンテンツの種類を識別する種類識別子に対応付く。入力情報は、通常、当該入力情報を入力したユーザのユーザ識別子に対応付く。
【0096】
処理部13は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、画面取得部131、予約部132、切替支援部133、コンテンツ蓄積部134、合成部135、コミュニケーション部136、入力情報蓄積部137、統計処理部138、レコメンド取得部139が行う処理である。
【0097】
画面取得部131は、受信された画面指示に対応する画面情報を画面格納部111から取得する。かかる画面情報は、例えば、一のコンテンツに関する画面を構成するために情報であり、第一サイズの画面を構成するための情報である。かかる画面情報は、例えば、当該一のコンテンツを第二サイズの画面で視聴するために指示されるユーザインターフェイス部品を有する画面を構成するための情報である。
【0098】
予約部132は、受信部12が受信した予約指示に応じて、予約処理を行う。予約処理とは、予約情報を格納部11に蓄積する処理である。予約部132は、例えば、受信部12が受信した予約指示に応じて、当該予約指示に対応するコンテンツ識別子を含む予約情報を、予約指示を送信したユーザのユーザ識別子に対応付けて蓄積する。予約情報とは、視聴予約の情報である。予約情報は、例えば、コンテンツ識別子とユーザ識別子とを有する。予約情報は、例えば、コンテンツ識別子に対応付くユーザ識別子、またはユーザ識別子に対応付くコンテンツ識別子である。
【0099】
予約部132は、例えば、第一予約受信部122が第一予約指示を受信した場合、当該第一予約指示に応じた予約処理を行う。予約部132は、例えば、当該第一予約指示に対応するコンテンツ識別子を含む予約情報を、予約指示を送信したユーザのユーザ識別子に対応付けてユーザ管理部113に蓄積する。予約部132は、例えば、当該第一予約指示に対応するユーザ識別を含む予約情報を、該第一予約指示に対応するコンテンツ識別子に対応付けてコンテンツ格納部112に蓄積する。
【0100】
予約部132は、例えば、第二予約受信部123が第二予約指示を受信した場合、当該第二予約指示に応じた予約処理を行う。予約部132は、例えば、当該第二予約指示に対応するコンテンツ識別子を含む予約情報を、予約指示を送信したユーザのユーザ識別子に対応付けてユーザ管理部113に蓄積する。予約部132は、例えば、当該第二予約指示に対応するユーザ識別を含む予約情報を、当該第二予約指示に対応するコンテンツ識別子に対応付けてコンテンツ格納部112に蓄積する。
【0101】
切替支援部133は、ユーザインターフェイス部品に対する指示に対応する情報をユーザ端末2から受信し、当該情報に対応するパソコン等の第二サイズの画面の画面情報または画面情報にアクセスするためのアクセス情報を出力する。なお、アクセス情報は、例えば、URL、URIである。また、ここでの出力とは、例えば、送信であるが、蓄積でも良い。蓄積とは、例えば、ユーザ識別子と対になるウェブページへの蓄積であり、後に、当該ユーザ識別子で識別されるユーザがアクセス可能である。
【0102】
切替支援部133は、例えば、UI部品に対する指示に対応する情報をユーザ端末2から受信した場合に、当該ユーザ端末2に対するメールアドレス宛に、当該情報に対応するパソコン等の第二サイズの画面の画面情報にアクセスするためのアクセス情報を送信する。UI部品に対する指示に対応する情報は、例えば、コンテンツ識別子、URL、UI部品識別子である。
【0103】
コンテンツ蓄積部134は、受信部12が受信したコンテンツを蓄積する。コンテンツ蓄積部134は、例えば、第一受信部125が受信した第一種コンテンツを、第一格納部1121に蓄積する。
【0104】
合成部135は、第一受信部125が受信した第一種コンテンツと、1または2以上のユーザ映像とを合成する。なお、ユーザ映像は、ユーザ端末2から送信され、ユーザ映像受信部128が受信した映像である。
【0105】
第一種コンテンツと1または2以上のユーザ映像との合成とは、第一種コンテンツと1以上のユーザ映像とを一画面に有する映像を構成することである。合成部135は、公知のテレビ会議システムの技術等により、実現可能であるので、詳細な説明は省略する。
【0106】
合成部135は、例えば、第二受信部126が受信した第二種コンテンツと、1または2以上のユーザ映像とを合成する。
【0107】
コミュニケーション部136は、第一種コンテンツの配信中に、ユーザ端末2のユーザからのコミュニケーション情報を受信し、当該コミュニケーション情報を、配信者端末3に送信する。かかることにより、第一種コンテンツの配信中に、第一種コンテンツを視聴しているユーザの意見や感想等が配信者に伝えることができる。
【0108】
コミュニケーション部136は、例えば、第一種コンテンツの配信中に、配信者端末3の配信者からのコミュニケーション情報を受信し、当該コミュニケーション情報を、1または2以上のユーザ端末2に送信する。かかることにより、第一種コンテンツの配信中に、第一種コンテンツの配信者の意見や感想等が視聴者であるユーザに伝えることができる。
【0109】
コミュニケーション部136は、例えば、第二種コンテンツの配信中に、ユーザ端末2のユーザからのコミュニケーション情報を受信し、当該コミュニケーション情報を、他のユーザのユーザ端末2に送信する。かかることにより、同じ第二種コンテンツを視聴しているユーザ間でのコミュニケーションを支援できる。
【0110】
コミュニケーション情報は、例えば、ユーザが入力した文字列、ユーザの音声である。コミュニケーション情報は、例えば、配信者が入力した文字列でも良い。
【0111】
入力情報蓄積部137は、入力情報受信部129が受信した入力情報を蓄積する。入力情報蓄積部137は、例えば、入力情報受信部129が受信した入力情報を、当該入力情報に対応するコンテンツ識別子、および当該入力情報を送信したユーザのユーザ識別子に対応付けて、ユーザ管理部113に蓄積する。
【0112】
統計処理部138は、入力情報受信部129が受信した2以上の入力情報に対して統計処理を行い、統計処理結果を取得し、統計処理結果を出力する。入力情報受信部129が受信した入力情報は、例えば、ユーザ管理部113の入力情報である。
【0113】
統計処理結果は、コンテンツ識別子ごとの統計値、種類識別子ごとの統計値、ユーザ識別子ごとの統計値である。
【0114】
統計値は、例えば、2以上の入力情報の代表値である。代表値は、例えば、平均値、中央値である。統計値は、例えば、2以上の入力情報である満足度の代表値である。統計値は、例えば、予約数、単位期間の予約数、予約数の代表値、視聴数、単位期間の視聴数、視聴数の代表値、予約したが視聴しなかった割合いである。なお、予約数とは、予約したコンテンツの数である。視聴数とは、視聴したコンテンツの数。または視聴したユーザの数である。
【0115】
統計処理部138は、例えば、少なくとも3つの各種類識別子ごとの統計処理結果を取得し、種類識別子ごとの統計処理結果を出力する。
【0116】
統計処理部138は、第一予約指示および第二予約指示を用いて、コンテンツの視聴予約に関する統計処理結果を取得する。統計処理部138は、第一予約指示および第二予約指示を用いて、コンテンツ識別子ごとまたは種類識別子ごとの、予約したが視聴しなかった割合いを取得する。統計処理部138は、コンテンツの視聴数に関する統計処理結果を取得する。
【0117】
レコメンド取得部139は、統計処理部138が取得した統計処理結果を用いて、コンテンツに関するレコメンド情報を取得する。レコメンド取得部139は、ユーザ管理部113を参照し、ユーザ識別子で識別されるユーザが視聴すべきコンテンツに関するレコメンド情報を取得する。
【0118】
レコメンド取得部139は、ユーザの視聴履歴情報、または予約履歴情報を用いて、レコメンド情報を取得することは好適である。
【0119】
レコメンド情報とは、ユーザに推薦するコンテンツに関する情報である。レコメンド情報は、例えば、ユーザに推薦するコンテンツを特定する情報を含む。レコメンド情報は、例えば、1または2以上のコンテンツ識別子を含む。
【0120】
レコメンド情報は、例えば、ユーザが視聴したコンテンツとの類似度が閾値以上であり、視聴したコンテンツとは異なる曜日、または同じ時間に配信されるコンテンツに関する情報である。レコメンド情報は、例えば、ユーザが視聴したコンテンツとの類似度が閾値以上であり、当該ユーザが未視聴のコンテンツに関する情報である。
【0121】
送信部14は、各種の情報を送信する。各種の情報は、例えば、画面情報、各種のコンテンツ、レコメンド情報である。
【0122】
画面送信部141は、画面取得部131が取得した画面情報を、ユーザ端末2に送信する。
【0123】
第一配信部142は、コンテンツ受信部124が受信した第一種コンテンツを、第一配信時間情報が特定する時間帯において、第一指示を送信したユーザ端末2に配信する。
【0124】
第一配信部142は、2以上の各ユーザ端末に、ユーザ映像受信部128が受信したユーザ映像のうち、1以上の他のユーザのユーザ映像と、第一種コンテンツとを配信することは好適である。なお、他のユーザとは、ユーザ映像が送信されるユーザ端末2のユーザではないユーザである。他のユーザは、ユーザ映像が送信されるユーザ端末2のユーザと同じコンテンツを視聴している他のユーザである。
【0125】
第二配信部143は、第二配信時間情報が特定する時間において、当該第二配信時間情報に対応する第二種コンテンツを第二格納部1122から取得し、第二指示を送信したユーザ端末2に、取得した第二種コンテンツを配信する。
【0126】
第二配信部143は、2以上の各ユーザ端末2に、1以上の他のユーザのユーザ映像を配信しないことは好適である。1以上の他のユーザのユーザ映像を配信しないことは、第二種コンテンツを配信する場合は、ユーザ映像はユーザ端末2に配信しないことである。
【0127】
第二配信部143は、2以上の各ユーザ端末2に、ユーザ映像受信部128が受信したユーザ映像のうち、1以上の他のユーザのユーザ映像と、第二種コンテンツとを配信しても良い。
【0128】
第三配信部144は、第三受信部127が受信した第三指示に対応する第三種コンテンツを第三格納部1123から取得し、当該第三種コンテンツを、第三指示を送信したユーザ端末2に配信する。
【0129】
レコメンド送信部145は、レコメンド取得部139が取得したレコメンド情報をユーザ端末2に送信する。
【0130】
ユーザ端末2を構成するユーザ格納部21には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、ユーザ識別子である。
【0131】
ユーザ受付部22は、各種の指示や情報を受け付ける。各種の情報や指示等とは、例えば、入力情報、コミュニケーション情報、第一指示、第二指示、第三指示、第一予約指示、第二予約指示、画面指示である。
【0132】
各種の情報や指示等の入力手段は、タッチパネルやキーボードやマウスやメニュー画面によるもの等、何でも良い。
【0133】
ユーザ処理部23は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、受け付けられた情報や指示等を、送信する構造の情報や指示等にする処理である。各種の処理は、例えば、受信された情報を出力する構造の情報にする処理である。
【0134】
ユーザ送信部24は、各種の情報や指示等を配信装置1に送信する。各種の情報や指示等は、例えば、入力情報、コミュニケーション情報、第一指示、第二指示、第三指示、第一予約指示、第二予約指示、画面指示である。
【0135】
ユーザ受信部25は、各種の情報を配信装置1から受信する。各種の情報は、例えば、各種のコンテンツ、他のユーザのユーザ映像、統計処理結果である。
【0136】
ユーザ出力部26は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、各種の画面、各種のコンテンツ、他のユーザのユーザ映像、統計処理結果である。
【0137】
ここで、出力とは、通常、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影であるが、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であっても良い。
【0138】
配信者端末3を構成する配信者格納部31には、各種の情報が格納される。各種の情報とは、例えば、配信者識別子である。
【0139】
配信者受付部32は、各種の指示や情報を受け付ける。各種の情報や指示等とは、例えば、コンテンツ、コミュニケーション情報である。
【0140】
配信者受付部32は、例えば、カメラを含み、例えば、運動する配信者を撮影して、第一種コンテンツを取得する。配信者受付部32は、例えば、マイクを含み、配信者の音声を取得する。なお、第一種コンテンツは、動画だけではなく、音声を有することは好適である。
【0141】
配信者処理部33は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、受け付けられた情報や指示等を、送信する構造の情報や指示等にする処理である。各種の処理は、例えば、受信された情報を出力する構造の情報にする処理である。
【0142】
配信者送信部34は、各種の情報や指示等を配信装置1に送信する。各種の情報や指示等は、例えば、コンテンツ、コミュニケーション情報である。
【0143】
配信者受信部35は、各種の情報を配信装置1から受信する。各種の情報は、例えば、1または2以上のユーザのユーザ映像、入力情報、統計処理結果である。
【0144】
配信者出力部36は、各種の情報を出力する。各種の情報は、例えば、1以上のユーザのユーザ映像、入力情報、統計処理結果である。
【0145】
ここで、出力とは、通常、ディスプレイへの表示、プロジェクターを用いた投影であるが、プリンタでの印字、音出力、外部の装置への送信、記録媒体への蓄積、他の処理装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念であっても良い。
【0146】
格納部11、画面格納部111、コンテンツ格納部112、ユーザ管理部113、入力情報管理部114、第一格納部1121、第二格納部1122、第三格納部1123、ユーザ格納部21、および配信者格納部31は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0147】
格納部11等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部11等で記憶されるようになってもよい。
【0148】
受信部12、画面指示受信部121、第一予約受信部122、第二予約受信部123、コンテンツ受信部124、第一受信部125、第二受信部126、第三受信部127、ユーザ映像受信部128、入力情報受信部129、ユーザ受信部25、および配信者受信部35は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0149】
処理部13、画面取得部131、予約部132、切替支援部133、コンテンツ蓄積部134、合成部135、コミュニケーション部136、入力情報蓄積部137、統計処理部138、レコメンド取得部139、ユーザ処理部23、および配信者処理部33は、通常、プロセッサやメモリ等から実現され得る。処理部13等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、プロセッサは、CPU、MPU、GPU等であり、その種類は問わない。
【0150】
送信部14、画面送信部141、第一配信部142、第二配信部143、第三配信部144、レコメンド送信部145、ユーザ送信部24、および配信者送信部34は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送手段で実現されても良い。
【0151】
ユーザ受付部22、および配信者受付部32は、タッチパネルやキーボード等の入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
【0152】
ユーザ出力部26、および配信者出力部36は、ディスプレイやスピーカー等の出力デバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。ユーザ出力部26等は、出力デバイスのドライバーソフトまたは、出力デバイスのドライバーソフトと出力デバイス等で実現され得る。
【0153】
次に、情報システムAの動作例について説明する。まず、配信装置1の動作例について、図4のフローチャートを用いて説明する。
【0154】
(ステップS401)画面指示受信部121は、ユーザ端末2から画面指示を受信したか否かを判断する。画面指示を受信した場合はステップS402に行き、画面指示を受信しなかった場合はステップS404に行く。
【0155】
(ステップS402)画面取得部131は、ステップS401で受信された画面指示に対応する画面情報を画面格納部111から取得する。なお、画面指示に対応する画面情報は、例えば、画面指示に含まれる画面識別子で識別される画面情報である。
【0156】
(ステップS403)画面送信部141は、ステップS402で取得した画面情報を、画面指示を送信してきたユーザ端末2に送信する。ステップS401に戻る。
【0157】
(ステップS404)切替支援部133は、UI部品に対する指示の情報をユーザ端末2から受信したか否かを判断する。当該指示の情報を受信した場合はステップS405に行き、指示の情報を受信しなかった場合はステップS408に行く。
【0158】
なお、UI部品に対する指示の情報は、ユーザ端末2に対応するユーザ識別子に対応付いている。
【0159】
(ステップS405)切替支援部133は、UI部品に対する指示に対応する情報に対応するアクセス情報(例えば、URL)を格納部11から取得する。なお、アクセス情報は、UI部品を含む画面に表示されていた情報が特定するコンテンツと同じコンテンツに関する画面の画面情報であり、パソコン等の第二サイズの画面の画面情報にアクセスするための情報である。
【0160】
(ステップS406)切替支援部133は、ステップS404で受信された情報に対応するユーザ識別子を取得する。次に、切替支援部133は、当該ユーザ識別子と対になる送信先情報(例えば、メールアドレス、携帯電話の電話番号)をユーザ管理部113から取得する。
【0161】
(ステップS407)切替支援部133は、ステップS406で取得した送信先情報に対して、ステップS405で取得したアクセス情報を送信する。ステップS401に戻る。
【0162】
(ステップS408)受信部12は、ユーザ端末2から予約指示を受信したか否かを判断する。受信部12が予約指示を受信した場合はステップS409に行き、受信しなかった場合はステップS410に行く。
【0163】
なお、予約指示は、当該予約指示を送信したユーザのユーザ識別子に対応付いている。また、受信部12の予約指示の受信は、第一予約受信部122による第一予約指示の受信、または第二予約受信部123による第二予約指示の受信である。
【0164】
(ステップS409)予約部132は、ステップS408で受信部12が受信した予約指示に応じて、予約処理を行う。ステップS401に戻る。
【0165】
なお、予約部132は、例えば、受信された予約指示に対応するコンテンツ識別子を含む予約情報を、予約指示を送信したユーザ端末2に対応するユーザ識別子に対応付けて蓄積する。
【0166】
(ステップS410)受信部12は、ユーザ端末2から視聴指示を受信したか否かを判断する。受信部12が視聴指示を受信した場合はステップS411に行き、受信しなかった場合はステップS412行く。
【0167】
(ステップS411)処理部13は、受信された視聴指示に対応する処理を行う。ステップS401に戻る。なお、かかる処理は、視聴指示処理と言う。視聴指示処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0168】
(ステップS412)処理部13は、図示しない時計から現在時刻を取得する。次に、処理部13は、コンテンツ格納部112を参照し、第一種コンテンツまたは第二種コンテンツの配信開始時刻になったか否かを判断する。コンテンツの配信開始時刻になった場合はステップS413に行き、コンテンツの配信開始時刻になっていない場合はステップS416に行く。
【0169】
(ステップS413)処理部13は、コンテンツ格納部112を参照し、配信開始時刻になった対象のコンテンツが、第一種コンテンツであるか、第二種コンテンツであるかを判断する。第一種コンテンツである場合はステップS414に行き、第二種コンテンツである場合はステップS415に行く。
【0170】
(ステップS414)第一配信部142は、配信開始時刻になった対象の第一種コンテンツを配信する処理を行う。ステップS401に戻る。なお、かかる処理を第一配信処理という。第一配信処理の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
【0171】
(ステップS415)第二配信部143は、配信開始時刻になった対象の第二種コンテンツを配信する処理を行う。ステップS401に戻る。なお、かかる処理を第二配信処理という。第二配信処理の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0172】
(ステップS416)処理部13は、統計処理のタイミングであるか否かを判断する。統計処理のタイミングであればステップS417に行き、統計処理のタイミングでなければステップS418に行く。なお、統計処理のタイミングは、例えば、予め決められた時刻になった場合、ユーザからの指示が受信された場合である。
【0173】
(ステップS417)統計処理部138は、統計処理を行う。ステップS401に戻る。統計処理の例について、図8のフローチャートを用いて説明する。
【0174】
(ステップS418)処理部13は、レコメンド処理のタイミングであるか否かを判断する。レコメンド処理のタイミングであればステップS419に行き、レコメンド処理のタイミングでなければステップS420に行く。なお、レコメンド処理のタイミングは、例えば、予め決められた時刻になった場合、ユーザからの指示が受信された場合である。
【0175】
(ステップS419)レコメンド取得部139等は、レコメンド処理を行う。ステップS401に戻る。なお、レコメンド処理の例について、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0176】
(ステップS420)処理部13等は、視聴予約したユーザに対して、警告処理を行う。警告処理の例について、図10のフローチャートを用いて説明する。
【0177】
なお、図4のフローチャートにおいて、配信装置1は、処理の途中でも、1以上のユーザ端末2から、種々の指示や情報(例えば、画面指示、予約指示、視聴指示等)を受信し、当該指示や情報に対応する処理を行う、とする。つまり、配信装置1は、種々の処理を並行して行えることは好適である。
【0178】
また、図4のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0179】
次に、ステップS411の視聴指示処理の例について、図5のフローチャートを用いて説明する。
【0180】
(ステップS501)処理部13は、受信された視聴指示に対応するコンテンツ識別子を取得する。処理部13は、当該コンテンツ識別子と対になる種類識別子を取得する。処理部13は、当該種類識別子が「第三種コンテンツ」であるか否かを判断する。「第三種コンテンツ」であればステップS502に行き、「第三種コンテンツ」でなければステップS506に行く。
【0181】
(ステップS502)処理部13は、受信された視聴指示に対応するコンテンツ識別子で識別される第三種コンテンツを第三格納部1123から取得する。なお、処理部13は、通常、配信の終了まで、順次、第三種コンテンツを取得する。
【0182】
(ステップS503)第三配信部144は、ステップS502で取得された第三種コンテンツを、視聴指示を送信してきたユーザ端末2に送信する。なお、第三配信部144は、通常、配信の終了まで、順次、ステップS502で取得された第三種コンテンツを配信する。
【0183】
(ステップS504)処理部13は、配信を終了するか否かを判断する。配信を終了する場合はステップS505に行き、終了しない場合はステップS502に戻る。なお、配信を終了する場合は、例えば、当該第三種コンテンツを最後まで配信した場合、当該第三種コンテンツを視聴していたユーザのユーザ端末2から終了指示を受信した場合である。
【0184】
(ステップS505)処理部13は、視聴終了処理を行う。上位処理にリターンする。なお、視聴終了処理の例について、図10のフローチャートを用いて説明する。
【0185】
(ステップS506)処理部13は、図示しない時計から現在時刻を取得する。
【0186】
(ステップS507)処理部13は、受信された視聴指示に対応するコンテンツ識別子と対になる配信時間情報をコンテンツ格納部112から取得する。次に、処理部13は、現在時刻が、配信時間情報が示す配信時間帯であるか否かを判断する。配信時間帯であればステップS413に行き、配信時間帯でなければステップS508に行く。なお、配信時間帯でなければ、ここでは、視聴予約を行うことになる、とする。また、配信時間帯であれば、コンテンツが配信されるユーザ端末2が一つ追加になる。
【0187】
(ステップS508)処理部13は、受信された視聴指示に対応するユーザ識別子を取得し、当該ユーザ識別子を図示しないバッファに一時蓄積する。上位処理にリターンする。なお、かかるバッファは、視聴予約したユーザのユーザ識別子を格納するバッファである。そして、第一配信部142または第二配信部143は、配信時間情報が示す配信開始時刻になった場合に、当該バッファの中の1以上の各ユーザ識別子に対応するユーザ端末2に、コンテンツを配信する。
【0188】
次に、ステップS414の第一配信処理の例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
【0189】
(ステップS601)コンテンツ受信部124は、配信開始時刻に対応する配信者端末3から、第一種コンテンツを受信したか否かを判断する。第一種コンテンツを受信した場合はステップS602に行き、第一種コンテンツを受信しなかった場合はステップS601に戻る。
【0190】
(ステップS602)コンテンツ蓄積部134は、ステップS601で受信された第一種コンテンツを取得する。また、コンテンツ蓄積部134は、当該第一種コンテンツを第一格納部1121に蓄積する。
【0191】
(ステップS603)ユーザ映像受信部128は、1または2以上の各ユーザ端末2からユーザ映像を受信したか否かを判断する。ユーザ映像を受信した場合はステップS604に行き、ユーザ映像を受信しなかった場合はステップS605に行く。
【0192】
(ステップS604)合成部135は、ステップS603で取得されたユーザ映像を取得する。
【0193】
(ステップS605)コミュニケーション部136は、コミュニケーション情報を受信したか否かを判断する。コミュニケーション情報を受信した場合はステップS606に行き、コミュニケーション情報を受信しなかった場合はステップS607に行く。
【0194】
(ステップS606)コミュニケーション部136は、受信されたコミュニケーション情報を取得する。
【0195】
(ステップS607)合成部135は、ステップS601で受信された第一種コンテンツを含む画面を構成する。なお、かかる画面は、第一種コンテンツのみ、第一種コンテンツと1または2以上のユーザ映像、第一種コンテンツと1または2以上のコミュニケーション情報、または第一種コンテンツと1以上のユーザ映像と1以上のコミュニケーション情報を有する。
【0196】
(ステップS608)第一配信部142は、ステップS606で構成された画面を、視聴している1または2以上の各ユーザのユーザ識別子に対応するユーザ端末2に配信する。なお、かかる1または2以上のユーザ識別子は、図示しないバッファに格納されているユーザ識別子である。かかる1以上の各ユーザ識別子は、当該コンテンツを視聴しているユーザの識別子である。
【0197】
(ステップS609)処理部13は、配信を終了するか否かを判断する。配信を終了する場合はステップS610に行き、終了しない場合はステップS601に戻る。なお、配信を終了する場合は、例えば、当該第一種コンテンツを最後まで配信した場合である。
【0198】
(ステップS610)処理部13は、視聴終了処理を行う。視聴終了処理の例について、図10のフローチャートを用いて説明する。
【0199】
次に、ステップS415の第二配信処理の例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
【0200】
(ステップS701)第二配信部143は、配信開始時刻に対応する第二種コンテンツを、第二格納部1122から取得する。
【0201】
(ステップS702)ユーザ映像受信部128は、1または2以上の各ユーザ端末2からユーザ映像を受信したか否かを判断する。ユーザ映像を受信した場合はステップS703に行き、ユーザ映像を受信しなかった場合はステップS605に行く。
【0202】
(ステップS703)合成部135は、ステップS702で受信された1または2以上のユーザ映像を取得する。
【0203】
(ステップS704)合成部135は、ステップS701で取得された第二種コンテンツとステップS703で取得した1以上のユーザ映像とを含む画面を構成する。
【0204】
(ステップS705)第二配信部143は、視聴予約しているユーザ端末2および視聴中のユーザ端末2に、第二種コンテンツを含む画面を配信する。
【0205】
(ステップS706)処理部13は、配信を終了するか否かを判断する。配信を終了する場合はステップS707に行き、終了しない場合はステップS701に戻る。なお、配信を終了する場合は、例えば、当該第二種コンテンツを最後まで配信した場合である。
【0206】
(ステップS707)処理部13は、視聴終了処理を行う。視聴終了処理の例について、図10のフローチャートを用いて説明する。
【0207】
次に、ステップS417の統計処理の例について、図8のフローチャートを用いて説明する。
【0208】
(ステップS801)統計処理部138は、カウンタiに1を代入する。
【0209】
(ステップS802)統計処理部138は、i番目のユーザ識別子が存在するか否かを判断する。i番目のユーザ識別子が存在する場合はステップS803に行き、存在しない場合はステップS810に行く。
【0210】
(ステップS803)統計処理部138は、カウンタjに1を代入する。
【0211】
(ステップS804)統計処理部138は、ユーザごとに取得するべきj番目の統計値が存在するか否かを判断する。j番目の統計値が存在する場合はステップS805に行き、存在しない場合はステップS809に行く。なお、ユーザごとに取得するべき統計値は、予め決まっている。
【0212】
(ステップS805)統計処理部138は、ユーザごとに取得するべきj番目の統計値の取得に使用する1または2以上の元情報であり、i番目のユーザ識別子と対になる1以上の元情報を、ユーザ管理部113から取得する。元情報は、例えば、ユーザが視聴したコンテンツのコンテンツ識別子、ユーザが入力した入力情報、ユーザが視聴したコンテンツの種類識別子である。
【0213】
(ステップS806)統計処理部138は、ステップS805で取得した1以上の元情報を用いて、ユーザごとに取得するべきj番目の統計値に対応する演算を行い、j番目の統計値を取得する。統計値は、例えば、単位期間内にユーザが視聴したコンテンツの数、単位期間内にユーザが視聴したコンテンツの種類識別子ごとの数、単位期間内にユーザが視聴したコンテンツの満足度の平均値、単位期間内にユーザが視聴したコンテンツの満足度が閾値以上であるコンテンツに共通するコンテンツ属性値である。なお、統計値は、通常、数値であるが、数値でなくても良い。
【0214】
また、例えば、格納部11に、ユーザごとに取得するべきj番目の統計値の識別子に対応付けて、演算式が格納されている、とする。
【0215】
(ステップS807)統計処理部138は、ステップS806で取得したj番目の統計値を、i番目のユーザ識別子と対にして、ユーザ管理部113に蓄積する。
【0216】
(ステップS808)統計処理部138は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS804に戻る。
【0217】
(ステップS809)統計処理部138は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS802に戻る。
【0218】
(ステップS810)統計処理部138は、カウンタiに1を代入する。
【0219】
(ステップS811)統計処理部138は、i番目の種類が存在するか否かを判断する。i番目の種類が存在する場合はステップS812に行き、存在しない場合はステップS818に行く。種類は、例えば、「第一種コンテンツ」「第二種コンテンツ」「第三種コンテンツ」の3つのうちのいずれかである。
【0220】
(ステップS812)統計処理部138は、カウンタjに1を代入する。
【0221】
(ステップS813)統計処理部138は、コンテンツの種類ごとに取得するべきj番目の統計値が存在するか否かを判断する。j番目の統計値が存在する場合はステップS814に行き、存在しない場合はステップS818に行く。なお、コンテンツの種類ごとに取得するべき統計値は、予め決まっている。
【0222】
(ステップS814)統計処理部138は、コンテンツの種類ごとに取得するべきj番目の統計値の取得に使用する1または2以上の元情報であり、i番目の種類識別子と対になる1以上の元情報を、コンテンツ格納部112から取得する。なお、元情報は、例えば、コンテンツを視聴したユーザのユーザ識別子、コンテンツを視聴したユーザが入力した入力情報である。
【0223】
(ステップS815)統計処理部138は、ステップS814で取得した1以上の元情報を用いて、コンテンツの種類ごとに取得するべきj番目の統計値に対応する演算を行い、j番目の統計値を取得する。なお、統計値は、例えば、コンテンツの種類ごとの単位期間の視聴者数、コンテンツの種類ごとの満足度の平均値である。
【0224】
なお、例えば、格納部11に、コンテンツの種類ごとに取得するべきj番目の統計値の識別子に対応付けて、演算式が格納されている、とする。
【0225】
(ステップS816)統計処理部138は、ステップS815で取得したj番目の統計値を、i番目の種類識別子と対にして、コンテンツ格納部112に蓄積する。
【0226】
(ステップS817)統計処理部138は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS813に戻る。
【0227】
(ステップS818)統計処理部138は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS811に戻る。
【0228】
(ステップS819)統計処理部138は、カウンタiに1を代入する。
【0229】
(ステップS820)統計処理部138は、i番目のコンテンツが存在するか否かを判断する。i番目のコンテンツが存在する場合はステップS821に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0230】
(ステップS821)統計処理部138は、カウンタjに1を代入する。
【0231】
(ステップS822)統計処理部138は、コンテンツごとに取得するべきj番目の統計値が存在するか否かを判断する。j番目の統計値が存在する場合はステップS823に行き、存在しない場合はステップS827に行く。なお、コンテンツごとに取得するべき統計値は、予め決まっている。
【0232】
(ステップS823)統計処理部138は、コンテンツごとに取得するべきj番目の統計値の取得に使用する1または2以上の元情報であり、i番目のコンテンツ識別子と対になる1以上の元情報を、コンテンツ格納部112から取得する。なお、元情報は、例えば、コンテンツを視聴したユーザのユーザ識別子、コンテンツを視聴したユーザが入力した入力情報である。
【0233】
(ステップS824)統計処理部138は、ステップS823で取得した1以上の元情報を用いて、コンテンツごとに取得するべきj番目の統計値に対応する演算を行い、j番目の統計値を取得する。なお、統計値は、例えば、コンテンツごとの単位期間の視聴者数、コンテンツごとの満足度の平均値である。
【0234】
なお、例えば、格納部11に、コンテンツごとに取得するべきj番目の統計値の識別子に対応付けて、演算式が格納されている、とする。
【0235】
(ステップS825)統計処理部138は、ステップS824で取得したj番目の統計値を、i番目のコンテンツ識別子と対にして、コンテンツ格納部112に蓄積する。
【0236】
(ステップS826)統計処理部138は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS822に戻る。
【0237】
(ステップS827)統計処理部138は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS820に戻る。
【0238】
次に、ステップS419のレコメンド処理の例について、図9のフローチャートを用いて説明する。
【0239】
(ステップS901)レコメンド取得部139は、カウンタiに1を代入する。
【0240】
(ステップS902)レコメンド取得部139は、ユーザ管理部113に、i番目のユーザ識別子が存在するか否かを判断する。i番目のユーザ識別子が存在する場合はステップS903に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0241】
(ステップS903)レコメンド取得部139は、カウンタjに1を代入する。
【0242】
(ステップS904)レコメンド取得部139は、格納部11に、j番目のレコメンド条件が存在するか否かを判断する。j番目のレコメンド条件が存在する場合はステップS905に行き、存在しない場合はステップS909に行く。
【0243】
(ステップS905)レコメンド取得部139は、j番目のレコメンド条件の判断に使用する1または2以上の情報であり、i番目のユーザ識別子と対になる1以上の情報を取得する。レコメンド条件の判断に使用する情報は、例えば、ユーザの満足度が閾値以上であるコンテンツの1以上のコンテンツ属性値、一のコンテンツに対する2以上の各ユーザの満足度である。
【0244】
(ステップS906)レコメンド取得部139は、ステップS905で取得した1以上の情報が、j番目のレコメンド条件に合致するか否かを判断する。j番目のレコメンド条件に合致する場合はステップS907に行き、合致しない場合はステップS908に行く。
【0245】
(ステップS907)レコメンド取得部139は、j番目のレコメンド条件に対応するレコメンド情報を格納部11から取得し、図示しないバッファに一時蓄積する。
【0246】
(ステップS908)レコメンド取得部139は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS904に戻る。
【0247】
(ステップS909)レコメンド取得部139は、図示しないバッファにレコメンド情報が存在するか否かを判断する。レコメンド情報が存在する場合はステップS910に行き、存在しない場合はステップS912に行く。
【0248】
(ステップS910)レコメンド送信部145は、図示しないバッファから1以上のレコメンド情報を読み出し、送信するレコメンド情報を構成する。
【0249】
(ステップS911)レコメンド送信部145は、i番目のユーザ識別子と対になる送信先情報をユーザ管理部113から取得する。次に、レコメンド送信部145は、当該送信先情報が示す送信先に、ステップS910で構成したレコメンド情報を送信する。
【0250】
(ステップS912)レコメンド送信部145は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS902に戻る。
【0251】
次に、ステップS420の警告処理の例について、図10のフローチャートを用いて説明する。
【0252】
(ステップS1001)処理部13は、図示しない時計から現在時刻を取得する。
【0253】
(ステップS1002)処理部13は、カウンタiに1を代入する。
【0254】
(ステップS1003)処理部13は、予定された時刻に配信を開始するi番目のコンテンツが存在するか否かを判断する。i番目のコンテンツが存在する場合はステップS1004に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。
【0255】
(ステップS1004)処理部13は、i番目のコンテンツのコンテンツ識別子と対になる配信時間情報が有する配信開始時刻を取得する。
【0256】
(ステップS1005)処理部13は、配信開始時刻と現在時刻とを用いて、現在時刻が警告条件(例えば、「配信開始時刻-現在時刻<=閾値」)を満たすか否かを判断する。警告条件を満たす場合はステップS1006に行き、を満たさない場合はステップS1008に行く。
【0257】
(ステップS1006)処理部13は、i番目のコンテンツのコンテンツ識別子に対応する1以上の各予約情報に対応するユーザ識別子を取得する。つまり、処理部13は、i番目のコンテンツの視聴予約者の1以上のユーザ識別子を取得する。
【0258】
(ステップS1007)送信部14は、ステップS1006で取得した1以上の各ユーザ識別子と対になる送信先情報をユーザ管理部113から取得する。次に、送信部14は、1以上の各送信先情報が示す送信先に、i番目のコンテンツの配信が間もなく開始されることを示す警告情報を送信する。
【0259】
(ステップS1008)処理部13は、カウンタiを1,インクリメントする。ステップS1003に戻る。
【0260】
次に、ステップS505等の視聴終了処理の例について、図11のフローチャートを用いて説明する。
【0261】
(ステップS1101)処理部13は、視聴されたコンテンツのコンテンツ識別子を取得する。
【0262】
(ステップS1102)処理部13は、コンテンツを視聴した1以上の各ユーザのユーザ識別子を取得する。
【0263】
(ステップS1103)処理部13は、ステップS1101で取得したコンテンツ識別子と、ステップS1102で取得した1以上のユーザ識別子とを用いて、視聴情報を構成する。なお、視聴情報は、例えば、コンテンツ識別子とユーザ識別子とを有する。
【0264】
(ステップS1104)処理部13は、ステップS1103で構成した1または2以上の視聴情報を、格納部11に蓄積する。
【0265】
(ステップS1105)入力情報受信部129は、1以上のユーザ端末2から入力情報を受信したか否かを判断する。入力情報を受信した場合にはステップS1106に行き、入力情報を受信しなかった場合にはステップS1105に戻る。
【0266】
(ステップS1106)入力情報蓄積部137は、ステップS1105で受信された1以上の入力情報を蓄積する。上位処理にリターンする。入力情報蓄積部137は、例えば、ユーザ識別子とコンテンツ識別子とに対応付いて、受信された入力情報を蓄積する。
【0267】
次に、ユーザ端末2の動作例について、図12のフローチャートを用いて説明する。
【0268】
(ステップS1201)ユーザ受付部22は、画面指示を受け付けたか否かを判断する。画面指示を受け付けた場合はステップS1202に行き、受け付けなかった場合はステップS1205に行く。
【0269】
(ステップS1202)ユーザ処理部23は、送信する画面指示を構成する。ユーザ送信部24は、当該画面指示を配信装置1に送信する。
【0270】
(ステップS1203)ユーザ受信部25は、配信装置1から画面情報を受信したか否かを判断する。画面情報を受信した場合はステップS1204に行き、画面情報を受信しなかった場合はステップS1203に戻る。
【0271】
(ステップS1204)ユーザ処理部23は、受信された画面情報を用いて、出力する画面を構成する。ユーザ出力部26は、ステップS1204で構成された画面を出力する。ステップS1201に戻る。
【0272】
(ステップS1205)ユーザ受付部22は、UI部品に対する指示を受け付けたか否かを判断する。当該指示を受け付けた場合はステップS1206に行き、受け付けなかった場合はステップS1207に行く。
【0273】
(ステップS1206)ユーザ処理部23は、送信する指示を構成する。ユーザ送信部24は、当該指示を配信装置1に送信する。ステップS1201に戻る。
【0274】
(ステップS1207)ユーザ受付部22は、アクセス情報の取得指示を受け付けたか否かを判断する。当該指示を受け付けた場合はステップS1208に行き、受け付けなかった場合はステップS1209に行く。なお、アクセス情報の取得指示は、例えば、電子メールのメーラーのオープンの指示、対応するメールのオープンの指示である。
【0275】
(ステップS1208)ユーザ処理部23は、アクセス情報の取得指示に応じて、アクセス情報を取得する。ユーザ出力部26は、当該アクセス情報を出力する。ステップS1201に戻る。なお、当該アクセス情報の出力は、例えば、一のメールの出力である。
【0276】
(ステップS1209)ユーザ受付部22は、予約指示を受け付けたか否かを判断する。当該予約指示を受け付けた場合はステップS1210に行き、受け付けなかった場合はステップS1211に行く。なお、予約指示は、例えば、コンテンツ識別子を有する。
【0277】
(ステップS1210)ユーザ処理部23は、送信する予約指示を構成する。ユーザ送信部24は、当該予約指示を配信装置1に送信する。ステップS1201に戻る。なお、送信される予約指示は、通常、ユーザ識別子を有する。
【0278】
(ステップS1211)ユーザ受付部22は、視聴指示を受け付けたか否かを判断する。当該視聴指示を受け付けた場合はステップS1212に行き、受け付けなかった場合はステップS1218に行く。なお、視聴指示は、例えば、コンテンツ識別子を有する。
【0279】
(ステップS1212)ユーザ処理部23は、送信する視聴指示を構成する。ユーザ送信部24は、当該視聴指示を配信装置1に送信する。なお、送信される視聴指示は、通常、ユーザ識別子を有する。
【0280】
(ステップS1213)ユーザ受信部25は、配信装置1から、視聴指示に対応するコンテンツを受信したか否かを判断する。コンテンツを受信した場合はステップS1214に行き、コンテンツを受信しなかった場合はステップS1215に行く。なお、ここでのコンテンツには、ユーザ映像、コミュニケーション情報が含まれていても良い。
【0281】
(ステップS1214)ユーザ処理部23は、受信されたコンテンツを含む画面を構成する。ユーザ出力部26は、構成された画面を出力する。
【0282】
(ステップS1215)ユーザ処理部23は、コンテンツの出力の処理を終了するか否かを判断する。処理を終了する場合はステップS1216に行き、処理を終了しない場合はステップS1213に戻る。
【0283】
(ステップS1216)ユーザ受付部22は、入力情報を受け付けたか否かを判断する。入力情報を受け付けた場合はステップS1217に行き、入力情報を受け付けなかった場合はステップS1216に戻る。
【0284】
(ステップS1217)ユーザ処理部23は、送信する入力情報等を構成する。入力情報等は、例えば、入力情報とコンテンツ識別子とユーザ識別子とを有する。次に、ユーザ送信部24は、入力情報等を配信装置1に送信する。ステップS1201に戻る。
【0285】
(ステップS1218)ユーザ受信部25は、情報を配信装置1から受信したか否かを判断する。情報を受信した場合はステップS1219に行き、受信しなかった場合はステップS1201に戻る。
【0286】
(ステップS1219)ユーザ処理部23は、受信された情報を用いて、出力する画面を構成する。ユーザ出力部26は、構成された画面を出力する。ステップS1201に戻る。なお、画面は、受信された情報を含む。また、ここでの情報は、例えば、レコメンド情報、警告情報、統計処理結果である。
【0287】
なお、図12のフローチャートにおいて、ユーザ端末2のユーザ受付部22はコミュニケーション情報を受け付け、ユーザ処理部23は当該コミュニケーション情報を送信するコミュニケーション情報にし、ユーザ送信部24は当該コミュニケーション情報を、配信装置1に送信しても良い。かかるコミュニケーション情報の受け付けは、第一種コンテンツの視聴中のみであることは好適である。ただし、第二種コンテンツの視聴中に、コミュニケーション情報を受け付けても良い。
【0288】
また、図12のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0289】
次に、配信者端末3の動作例について説明する。例えば、配信時間情報が示す配信開始時刻になった際に、配信者(例えば、トレーナー)からの指示に応じて、配信者端末3が有するカメラは、運動する配信者の撮影を開始する。そして、配信者受付部32は、撮影された映像を取得する。また、配信者受付部32は、配信者端末3が有するマイクにより集音された配信者の音声を取得する。次に、配信者処理部33は、送信する第一種コンテンツを構成する。第一種コンテンツは、ここでは映像と音声とを有する。次に、配信者送信部34は、構成された第一種コンテンツを配信装置1に送信する。
【0290】
配信者が配信の終了の指示を入力するまで、または配信時間情報が示す配信終了時刻まで、配信者端末3は、第一種コンテンツを取得し、配信装置1に送信し続ける。
【0291】
また、配信者端末3は、例えば、当該配信者が配信している第一種コンテンツの視聴者である1または2以上の各ユーザのユーザ映像を含む画面情報を受信し、当該画面情報を用いた画面を出力する。また、配信者端末3は、例えば、当該配信者が配信している第一種コンテンツの視聴者である1または2以上の各ユーザからの入力情報を含む画面情報を受信し、当該画面情報を用いた画面を出力する。配信者端末3は、例えば、配信装置1から統計処理結果を受信し、出力する。
【0292】
以下、本実施の形態における情報システムAの具体的な動作例について説明する。
【0293】
今、配信装置1のコンテンツ格納部112には、図13に示す構造を有するコンテンツ管理表が格納されている、とする。コンテンツ管理表とは、コンテンツに関する情報を管理する表である。コンテンツ管理表は、「ID」「コンテンツ識別子」「配信時間情報」「コンテンツ属性値」「予約履歴情報」「視聴履歴情報」「満足度代表値」を有する1以上のレコードを管理する。「配信時間情報」は「曜日」「時間帯」を有する。「コンテンツ属性値」は「種類」「ジャンル」「配信者」「難易度」を有する。「予約履歴情報」は「日付」「予約者数」を有する。「視聴履歴情報」は「日付」「視聴者数」を有する。
【0294】
「ID」は、レコードを識別する情報である。「コンテンツ識別子」は、ここではコンテンツのIDであるが、コンテンツ名等でも良い。「時間帯」は、開始時刻のみでも良いし、開始時刻と終了時刻の両方を有しても良い。「種類」は種類識別子である。「ジャンル」はジャンル識別子である。「配信者」は配信者識別子である。「難易度」は難易度識別子である。「予約者数」は、対応するコンテンツに対して視聴予約したユーザの数である。「視聴者数」は、対応するコンテンツを視聴したユーザの数である。「満足度代表値」は、ここでは、対応するコンテンツを視聴した後の2以上の視聴者がユーザ端末2から配信装置1に送信した満足度の平均値である。
【0295】
また、配信装置1のユーザ管理部113には、図14に示す構造を有するユーザ管理表が格納されている、とする。ユーザ管理表とは、ユーザに関する情報を管理する表である。ユーザ管理表は、「ID」「ユーザ識別子」「ユーザ属性値」「予約履歴情報」「視聴履歴情報」「入力情報」を有する1以上のレコードを管理する。「ユーザ属性値」は、「年齢」「性別」「メールアドレス」を有する。「予約履歴情報」は「日付」「コンテンツ識別子」を有する。「視聴履歴情報」は「日付」「コンテンツ識別子」を有する。「入力情報」は「満足度」「コメント」を有する。「予約履歴情報」の「コンテンツ識別子」は、ユーザが視聴予約したコンテンツの識別子である。「視聴履歴情報」の「コンテンツ識別子」は、ユーザが視聴したコンテンツの識別子である。「入力情報」は、ユーザのコンテンツの視聴後に、ユーザが入力し、ユーザ端末2から配信装置1に送信された情報である。
【0296】
かかる状況において、以下の3つの具体例について説明する。具体例1において、手軽に視聴予約やコンテンツの一覧の表示等が可能なスマートフォンであるユーザ端末2が出力した画面から、画面サイズが大きく、コンテンツを視聴し易いパソコンに誘導するためのユーザインターフェイスについて説明する。具体例2において、ユーザが第一種コンテンツを視聴中に、他のユーザのユーザ映像を視聴したり、配信者(トレーナー)に対して情報を送信したりする処理について説明する。具体例3において、ユーザが第二種コンテンツおよび第三種コンテンツを視聴中には、他のユーザのユーザ映像は視聴できず、自分の映像は視聴できる処理について説明する。
【0297】
(具体例1)
ユーザ識別子「U001」で識別されるユーザAは、コンテンツ配信スケジュールを出力する画面指示を、自身のスマートフォンであるユーザ端末2Sに入力した、とする。すると、ユーザ端末2Sは、当該画面指示を受け付け、コンテンツ配信スケジュールを出力する画面指示を配信装置1に送信する。
【0298】
次に、配信装置1は、当該画面指示を受信し、図13のコンテンツ管理表を参照し、コンテンツ配信スケジュールの画面情報を構成し、当該画面情報をユーザ端末2Sに送信する。
【0299】
次に、ユーザ端末2Sが、コンテンツ配信スケジュールの画面情報を受信し、当該画面情報を用いて、コンテンツ配信スケジュールの画面を構成し、出力する。かかる画面例は、図15である。
【0300】
次に、ユーザAは、図15の1501のコンテンツの視聴予約をするために、図15の1501のボックスを指示した、とする。
【0301】
すると、ユーザ端末2Sは、図15の1501に対応する画面指示を受け付ける。なお、かかる画面指示は、図15の1501に対応するコンテンツの視聴予約(レッスン予約)の画面情報の送信指示である。そして、ユーザ端末2Sは、当該画面指示を配信装置1に送信する。
【0302】
次に、配信装置1は、当該画面指示を受信する。そして、配信装置1は、当該画面指示に対応する画面情報を画面格納部111から取得し、ユーザ端末2Sに送信する。
【0303】
次に、ユーザ端末2Sは、当該画面情報を受信し、当該画面情報に対応する画面を出力する。かかる画面例は、図16である。図16は、スマートフォンにおける画面例である。
【0304】
次に、ユーザAは、第一種コンテンツの視聴には、画面サイズが大きいパソコンを用いたいと考え、ユーザ端末2Sの画面(図16)の「パソコンでレッスン参加」ボタン1601を指示した、とする。
【0305】
次に、ユーザ端末2Sのユーザ受付部22は、UI部品1601に対する指示を受け付ける。次に、ユーザ処理部23は、送信する指示を構成する。なお、かかる指示は、第一種コンテンツ(生放送)1501へのアクセスためのURLを送信させる指示である。また、当該指示は、第一種コンテンツ(生放送)1501に対応するコンテンツ識別子「C011」を含む、とする。次に、ユーザ送信部24は、当該指示を配信装置1に送信する。
【0306】
次に、配信装置1の切替支援部133は、UI部品1601に対する指示の情報をユーザ端末2Sから受信する。次に、切替支援部133は、UI部品に対する指示に対応する情報に対応するアクセス情報を格納部11から取得する。なお、アクセス情報は、ここでは、コンテンツ識別子「C011」で識別されるコンテンツへのURLである、とする。
【0307】
次に、切替支援部133は、受信された情報に対応するユーザ識別子「U001」を取得する。次に、切替支援部133は、当該ユーザ識別子と対になる送信先情報(ここでは、ユーザAのメールアドレス「x@A.jp」)をユーザ管理表から取得した、とする。次に、切替支援部133は、取得したメールアドレス「x@A.jp」宛に、取得したアクセス情報を含む電子メールを送信する。
【0308】
次に、ユーザAは、使用する端末を、パソコンであるユーザ端末2Pに変更し、メーラーを起動し、メールアドレス「x@A.jp」宛に届いた電子メールをオープンした、とする。すると、一の電子メールには、第一種コンテンツ(生放送)1501にアクセスするためのURLが含まれていた、とする。次に、ユーザAは、ユーザ端末2Pの画面のURLを指示した、とする。
【0309】
すると、ユーザ端末2Pのユーザ受付部22は、第一種コンテンツ1501の視聴指示を受け付ける。次に、ユーザ処理部23は、送信する視聴指示を構成する。次に、ユーザ送信部24は、当該視聴指示を配信装置1に送信する。なお、かかる視聴指示は、第一種コンテンツ1501のコンテンツ識別子「C011」に対応する、とする。
【0310】
次に、配信装置1の受信部12は、ユーザ端末2Pから当該視聴指示を受信する。そして、処理部13は、第一種コンテンツ1501の配信開始時刻になっていることを検知する。また、コンテンツ受信部124は、第一種コンテンツ1501に対応する配信者端末3から、コンテンツ識別子「C011」で識別される第一種コンテンツを受信する。そして、第一配信部142は、受信された第一種コンテンツを含む画面を、ユーザAを含む、2以上の各ユーザのユーザ識別子に対応するユーザ端末2に配信する。
【0311】
次に、ユーザAを含む、2以上の各ユーザのユーザ端末2は、コンテンツ識別子「C011」で識別される第一種コンテンツを受信し、出力する。
【0312】
以上、本具体例において、ユーザは、例えば、タッチパネルを用いて、コンテンツの一覧の表示や視聴予約等を手軽にできるスマートフォンから、画面サイズが大きく、コンテンツの視聴がし易いパソコンに切り換えて、コンテンツを視聴できた。
【0313】
なお、ユーザが視聴したいコンテンツが予約対象ではないコンテンツ(例えば、第三種コンテンツ、または配信開始時刻が経過し、配信中のコンテンツ)である場合、ユーザ端末2における画面は、図16に代えて、例えば、図17のようになる。かかる画面でも、画面が小さいスマートフォンから、コンテンツが視聴し易い、画面サイズが大きいパソコンへの誘導のためのUI部品1701が、画面(図17)に存在する。
【0314】
(具体例2)
ユーザAを含む85人のユーザが、現在、第一種コンテンツ1501を視聴し、運動を行っている、とする。
【0315】
そして、85人の視聴者のうち、5名のユーザが、ユーザ映像の他者への配信を許容している、とする。なお、ユーザ映像の他者への配信を許容するか否かを特定するフラグが、例えば、ユーザ識別子に対応付けて、配信装置1の格納部11に格納されている、とする。なお、ユーザ映像の他者への配信を許容するか否かを特定するフラグは、許可フラグと言う。
【0316】
そして、配信装置1のコンテンツ受信部124は、配信者端末3から第一種コンテンツを受信し続ける。また、コンテンツ蓄積部134は、受信された第一種コンテンツを取得し、第一格納部1121に蓄積する。
【0317】
また、ユーザ映像受信部128は、許可フラグが「他者への配信を許容する」値に対応するユーザ端末2を含む、5または6以上の各ユーザ端末2からユーザ映像を受信する。そして、合成部135は、受信された第一種コンテンツと、ユーザ映像の他者への配信を許容する許可フラグと対になる5つの各ユーザ識別子に対応する5つのユーザ映像を取得する。次に、合成部135は、第一種コンテンツと5つのユーザ映像とを合成し、5つのユーザ映像を含む画面情報を構成する。次に、第一配信部142は、合成された画面情報を、視聴している各ユーザのユーザ識別子に対応するユーザ端末2および配信者端末3に配信する。なお、第一配信部142は、5つのユーザ映像を含む画面情報を85名の全視聴者のユーザ端末2に送信しても良いし、ユーザ映像を提供している5名のユーザ端末2にのみ送信しても良い。5つのユーザ映像を含む画面情報を5名のユーザ端末2にのみ送信する場合、第一配信部142は、他の80名のユーザ端末2には、5つのユーザ映像を含まない画面情報を送信する。
【0318】
そして、少なくとも、他者への配信を許容する許可フラグに対応するユーザ端末2は、第一種コンテンツと5つのユーザ映像とが合成された画面情報を受信し、当該画面情報を用いて画面を構成し、当該画面を出力する。なお、5つのユーザ映像を含む画面例は、図18である。図18の画面では、ユーザは、自分以外のユーザがどのように運動に取り組んでいるかが把握でき、運動の効率が上がったり、楽しく運動を頑張れたりする。
【0319】
また、図18の画面の出力中に、ユーザAは、自分のユーザ端末2Pに、チャットまたは音声により、「腰が痛いので、立って、運動しても良いでしょうか?」を、入力した、とする。
【0320】
すると、ユーザ端末2Pは、当該コミュニケーション情報「腰が痛いので、立って、運動しても良いでしょうか?」を受け付け、当該コミュニケーション情報を配信装置1に送信する。
【0321】
次に、配信装置1のコミュニケーション部136は、当該コミュニケーション情報を受信する。そして、合成部135は、受信された第一種コンテンツ、5つのユーザ映像、および当該コミュニケーション情報を含む画面情報を構成する。次に、第一配信部142は、構成された画面情報を、本第一種コンテンツを視聴している各ユーザのユーザ識別子に対応するユーザ端末2および配信者端末3に配信する。
【0322】
次に、各ユーザ端末2および配信者端末3は、第一種コンテンツ、5つのユーザ映像、および当該コミュニケーション情報を含む画面情報を受信し、当該画面情報を用いて画面を構成し、当該画面を出力する。かかる出力例は、図19である。
【0323】
そして、図19のコミュニケーション情報1901を見た、または聴いた配信者は、「大丈夫です。立って、運動してください。」と発声し、かかる音声が配信装置1に送信され、配信装置1経由で、各ユーザのユーザ端末2に送信され、出力される。
【0324】
以上、本具体例において、ユーザが第一種コンテンツを視聴中に、他のユーザのユーザ映像を視聴したり、配信者(トレーナー)に対して情報を送信したりできる。
【0325】
なお、本具体例において、ユーザの音声情報が、ユーザ端末2または配信装置1で音声認識され、取得された文字列が、1または2以上のユーザ端末2および配信者端末3に送信されることは好適である。
【0326】
(具体例3)
次に、ユーザは、ユーザ端末2に、第二種コンテンツまたは第三種コンテンツの視聴指示を入力した、とする。すると、当該視聴指示がユーザ端末2から配信装置1に送信される。ここで、視聴指示は、コンテンツ識別子「C001」を含む、とする。
【0327】
次に、配信装置1は、当該視聴指示を受信する。次に、処理部13は、コンテンツ識別子「C001」と対になる種類識別子「2」を、コンテンツ管理表(図13)から取得する。また、処理部13は、図示しない時計から現在時刻「7:00」を取得する。次に、処理部13は、コンテンツ識別子「C001」と対になる配信時間情報「<曜日>月~日 <時間帯>7:00-8:00」をコンテンツ管理表(図13)から取得する。そして、次に、処理部13は、現在時刻が、配信時間情報が示す配信時間帯であると判断する。
【0328】
次に、第二配信部143は、第二配信処理を行う。つまり、第二配信部143は、コンテンツ識別子「C001」のコンテンツを第二格納部1122から読み出し、視聴予約している、または視聴指示を送信した1以上の各ユーザのユーザ端末2に配信する。
【0329】
次に、ユーザ端末2は、コンテンツ識別子「C001」のコンテンツを受信する。そして、ユーザ端末2は、ユーザ端末2に含まれるカメラで撮影した画像と、受信された第二種コンテンツとを合成し、出力する。かかる出力例は、図20である。図20において、インストラクターの映像と、ユーザ端末2のカメラで撮影した自分の映像(2001)とを比較して、適切に運動できる。また、図20において、他のユーザのユーザ映像は視聴できない。
【0330】
以上、本具体例において、ユーザが第二種コンテンツおよび第三種コンテンツを視聴中には、他のユーザのユーザ映像は視聴できず、自分の映像は視聴できる結果、運動が上手くないユーザが恥ずかしいことはなく、かつ自分の運動能力を上げるための映像を得ることができる。
【0331】
以上、本実施の形態によれば、3以上の種類のコンテンツから、ユーザの嗜好や生活リズム等により、ユーザがコンテンツを選択して、視聴できる。
【0332】
また、本実施の形態によれば、コンテンツの種類に応じて、他のユーザの状況を知れたり、知れなかったりでき、ユーザの嗜好等により、ユーザがコンテンツを選択して、視聴できる。なお、本実施の形態において、同一の内容のコンテンツに対して、第一種コンテンツ、第二種コンテンツ、第三種コンテンツを含む3以上の各種類のコンテンツが、ユーザに提供可能であることは好適である。また、本実施の形態において、同一の内容のコンテンツが同じ時間帯において、第一種コンテンツと第二種コンテンツとを含む2種類以上のコンテンツ、または第一種コンテンツと第三種コンテンツとを含む2種類以上のコンテンツとして準備され、ユーザが選択できることは好適である。
【0333】
また、本実施の形態において、録画コンテンツである第二種コンテンツの視聴の際にも、他のユーザのユーザ映像を見ることができても良い。
【0334】
また、本実施の形態によれば、3種類以上の各コンテンツに関するユーザの入力に基づいて、統計処理を行い、統計処理結果を取得できる。ユーザの入力に基づくことは、例えば、入力情報に基づくこと、視聴予約、視聴指示等に基づくことである。
【0335】
また、本実施の形態によれば、3種類以上の各コンテンツに関するユーザの入力に基づいて、コンテンツの種類ごとの統計処理を行い、統計処理結果を取得できる。
【0336】
また、本実施の形態によれば、コンテンツに対する視聴予約に関する情報に基づいて、統計処理を行い、統計処理結果を取得できる。
【0337】
また、本実施の形態によれば、3種類以上の各コンテンツに関するユーザの入力に基づいて、統計処理を行い、統計処理結果を用いて、ユーザに対してレコメンドできる。
【0338】
また、本実施の形態によれば、3種類以上の各コンテンツに対するユーザの視聴履歴、予約履歴、または入力情報に基づいて、統計処理を行い、統計処理結果を用いて、ユーザに対してレコメンドできる。
【0339】
さらに、本実施の形態によれば、第一種コンテンツの配信中に、ユーザからのコミュニケーション情報を配信者に送信できる。本実施の形態において、第一種コンテンツの配信中に、他のユーザからのコミュニケーション情報をユーザに送信しても良い。
【0340】
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における配信装置1を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンピュータを、第一配信時間情報が特定する時間帯において、コンテンツの配信者端末から送信される第一種コンテンツに対する配信の指示である第一指示をユーザ端末から受信する第一受信部と、前記第一配信時間情報が特定する時間帯において、前記配信者端末から送信された第一種コンテンツを受信するコンテンツ受信部と、前記コンテンツ受信部が受信した前記第一種コンテンツを、前記第一配信時間情報が特定する時間帯において、前記第一指示を送信した前記ユーザ端末に配信する第一配信部と、第二配信時間情報が特定する時間帯において配信される第二種コンテンツに対する配信の指示である第二指示をユーザ端末から受信する第二受信部と、第二配信時間情報に対応付き、当該第二配信時間情報が特定する時間帯において、ユーザ端末に配信される第二種コンテンツが格納される第二格納部から、前記第二受信部が受信した前記第二指示に対応する前記第二種コンテンツを、当該第二種コンテンツに対応する前記第二配信時間情報が特定する時間において、取得し、前記第二指示を送信した前記ユーザ端末に、当該第二種コンテンツを配信する第二配信部と、オンデマンドにより配信される第三種コンテンツに対する配信の指示である第三指示をユーザ端末から受信する第三受信部と、前記第三受信部が受信した前記第三指示に対応する前記第三種コンテンツを、オンデマンドにより配信される第三種コンテンツが格納される第三格納部から取得し、当該第三種コンテンツを、前記第三指示を送信した前記ユーザ端末に配信する第三配信部として機能させるためのプログラムである。
【0341】
(実施の形態2)
本実施の形態において、配信スケジュールに応じた画面情報であり、配信するコンテンツを案内する画面情報を、ユーザ端末に送信できる情報提供装置について説明する。
【0342】
また、本実施の形態において、生配信コンテンツと録画・時間指定コンテンツとで取り扱いが異なる情報提供装置について説明する。情報提供装置は、例えば、生配信コンテンツの配信中のみ、コンテンツを配信中である旨を示す画面情報を送信し、録画・時間指定コンテンツの配信中は、そのような画面情報を送信しない。
【0343】
また、本実施の形態において、生配信コンテンツの配信開始より閾値以内の前(例えば、15分前)において、視聴を促す視聴画面を構成する画面情報をユーザ端末に送信する情報提供装置について説明する。
【0344】
さらに、本実施の形態において、配信するコンテンツを案内する画面情報が、コンテンツの配信中とコンテンツの配信中でない場合とで、異なる画面情報となる情報提供装置について説明する。
【0345】
なお、本実施の形態において、情報Xが情報Yに対応付いていることは、情報Xから情報Yを取得できること、または情報Yから情報Xを取得できることであり、その対応付けの方法は問わない。情報Xと情報Yとがリンク付いていても良いし、同じバッファに存在していても良いし、情報Xが情報Yに含まれていても良いし、情報Yが情報Xに含まれている等でも良い。
【0346】
図21は、本実施の形態における情報システムBの概念図である。情報システムBは、情報提供装置4、1または2以上のユーザ端末2、および1または2以上の配信者端末3を備える。
【0347】
情報提供装置4は、配信される2以上のコンテンツに関する情報を提供するサーバである。なお、ここでのコンテンツも、実施の形態1におけるコンテンツと同様であることは好適である。ここで、配信されるコンテンツは、3種類以上のコンテンツであることは好適である。
【0348】
情報提供装置4は、コンテンツをユーザ端末に配信する装置であることは好適である。
かかる場合、情報提供装置4は、配信装置1の機能の全部または一部を有する。つまり、情報提供装置4は、配信装置1の構成要素の全部または一部を有する。ただし、情報提供装置4は、コンテンツに関する情報提供を行うが、コンテンツを配信しなくても良い。
【0349】
情報提供装置4は、いわゆるサーバである。情報提供装置4は、例えば、クラウドサーバ、ASPサーバであるが、その種類は問わない。
【0350】
情報提供装置4と1以上の各ユーザ端末2、情報提供装置4と1以上の各配信者端末3とは、インターネット、LAN等のネットワークにより、通信可能である。
【0351】
図22は、本実施の形態における情報システムBの第一のブロック図である。情報システムBの第一のブロック図は、情報提供装置4が配信装置1の機能を全て有する場合のブロック図である。かかる場合の情報提供装置4のブロック図は、図23である。
【0352】
なお、上述した通り、情報提供装置4は、配信装置1のコンテンツを配信する機能を有さなくても良い。かかる場合、情報システムBは、配信装置1、情報提供装置4、1または2以上のユーザ端末2、および1または2以上の配信者端末3を備える。かかる場合の情報提供装置4のブロック図は、例えば、図24である。
【0353】
なお、以下、情報システムBの構成は図22に示すブロック図の構成であり、かつ情報提供装置4の構成は図23に示すブロック図の構成である場合を例として説明する。
【0354】
情報提供装置4は、格納部41、受信部42、処理部43、および送信部14を備える。格納部41は、画面格納部111、コンテンツ格納部112、ユーザ管理部113、コンテンツ情報管理部411、およびスケジュール管理部412を備える。コンテンツ格納部112は、第一格納部1121、第二格納部1122、および第三格納部1123を備える。受信部42は、画面指示受信部421、第一予約受信部122、第二予約受信部123、コンテンツ受信部124、第一受信部125、第二受信部126、第三受信部127、ユーザ映像受信部128、および入力情報受信部129を備える。処理部43は、画面取得部431、予約部132、切替支援部133、コンテンツ蓄積部134、合成部135、コミュニケーション部136、入力情報蓄積部137、統計処理部138、およびレコメンド取得部139を備える。送信部14は、画面送信部141、第一配信部142、第二配信部143、第三配信部144、およびレコメンド送信部145を備える。
【0355】
情報提供装置4を構成する格納部41には、各種の情報が格納される。各種の情報は、例えば、画面情報、3種類以上のコンテンツ、コンテンツ情報、ユーザ情報、入力情報、レコメンド条件、1または2以上のスケジュール情報、選択条件、視聴促進条件である。
【0356】
選択条件とは、コンテンツ情報を選択するための条件である。選択条件は、通常、配信時間情報に関する条件である。選択条件は、例えば、「本日の日付に該当する配信時間情報に対応すること(本日、配信されるコンテンツであること)」、「現在時刻を含む配信時間情報または現在時刻以降の配信時間情報であり、本日の日付に該当する配信時間情報に対応すること(本日であり、今後に配信されるコンテンツであること)」である。
【0357】
視聴促進条件とは、特定のコンテンツの視聴を促すための条件である。視聴促進条件は、例えば、配信時間情報に関する条件である。視聴促進条件は、例えば、配信時間情報と現在時との関係に関する条件である。視聴促進条件は、例えば、コンテンツの種類識別子に関する条件である。視聴促進条件は、例えば、「配信開始時刻-現在時>=閾値時間(例えば、10分)」、「コンテンツの種類識別子=第一種コンテンツ AND 配信開始時刻-現在時>=閾値時間」である。
【0358】
コンテンツ情報管理部411には、1または2以上のコンテンツ情報が格納される。コンテンツ情報は、コンテンツ識別子と対になる情報である。コンテンツ情報とは、配信されるコンテンツに関する情報である。コンテンツ情報は、1以上のコンテンツ属性値を有する。コンテンツ属性値は、例えば、コンテンツを表すサムネイル画像、コンテンツの名称、種類識別子、ジャンル識別子、配信者識別子、難易度識別子、アクセス情報である。なお、サムネイル画像は、コンテンツに含まれる動画の中の一静止画でも良い。
【0359】
スケジュール管理部412には、1または2以上のスケジュール情報が格納される。スケジュール情報とは、コンテンツが配信されるスケジュールを特定する情報である。スケジュール情報とは、コンテンツが配信される時間帯を特定する情報である。スケジュール情報は、コンテンツの配信の時間帯を特定する配信時間情報とコンテンツ識別子とを対応付ける情報である。
【0360】
受信部42は、各種の指示や情報を受信する。各種の指示や情報は、例えば、後述する画面指示、第一予約指示、第二予約指示、コンテンツ、第一指示、第二指示、第三指示、ユーザ映像、入力情報である。
【0361】
画面指示受信部421は、配信されるコンテンツに関する情報を含む画面を出力する指示である画面指示をユーザ端末2から受信する。なお、ユーザ端末2から指示等を受信することは、ユーザ端末2から送信された指示等を受信することであり、他の装置が経由されても良い。なお、配信されるコンテンツに関する情報を含む画面は、適宜、紹介画面という。コンテンツに関する情報は、例えば、後述する表示コンテンツ情報である。
【0362】
ここでの画面指示は、例えば、スケジュール画面指示、レッスン画面指示である。スケジュール画面指示とは、スケジュール画面の出力の指示である。スケジュール画面とは、配信中のコンテンツ、または/およびこれから配信されるコンテンツに関する情報を含む画面である。レッスン画面指示とは、レッスン画面の出力の指示である。レッスン画面とは、一のコンテンツに対するアクションを行うための画面である。一のコンテンツに対するアクションは、例えば、視聴予約、視聴開始、当該コンテンツを視聴するためのユーザ端末2の切り替え処理である。切り替え処理は、通常、スマートフォンからパソコンへの切り替えの処理である。
【0363】
処理部43は、各種の処理を行う。各種の処理は、例えば、画面取得部431、予約部132、切替支援部133、コンテンツ蓄積部134、合成部135、コミュニケーション部136、入力情報蓄積部137、統計処理部138、レコメンド取得部139が行う処理である。
【0364】
画面取得部431は、画面指示受信部421が画面指示を受信した場合に、現在時を取得し、当該現在時に対して選択条件に合致する配信時間情報に対応する1以上の各コンテンツ識別子で識別されるコンテンツに関する情報である表示コンテンツ情報を、コンテンツ情報管理部411とスケジュール管理部412とを参照して取得し、当該1以上の表示コンテンツ情報を有する画面情報を構成する。
【0365】
なお、現在時とは、通常、現在時刻であるが、本日の日付けでも良い。画面取得部431は、例えば、図示しない時計またはNTPサーバから現在時を取得する。
【0366】
画面取得部431は、例えば、画面情報が有する表示コンテンツ情報に対応するコンテンツが、第一種コンテンツであるか第二種コンテンツであるかを区別可能な画面情報を構成する。
【0367】
画面取得部431は、例えば、画面情報が有する表示コンテンツ情報に対応するコンテンツが第一種コンテンツである場合のみ、当該表示コンテンツ情報に対応付けて、配信中である旨の情報である配信中情報を含む画面情報を構成する。
【0368】
画面取得部431は、例えば、画面情報が有する表示コンテンツ情報に対応するコンテンツが第一種コンテンツである場合のみ、当該表示コンテンツ情報に対応付けて、配信中である旨の情報である配信中情報を含む画面情報を構成する。
【0369】
画面取得部431は、例えば、現在時が、配信時間情報が特定する配信開始時刻に対して視聴促進条件に合致するほど迫っているか否かを判断し、視聴促進条件に合致する場合であり、配信時間情報と対になるコンテンツ識別子で識別されるコンテンツが第一種コンテンツである場合に、コンテンツの視聴を促す視聴促進情報を含む画面情報を構成する。
【0370】
画面取得部431は、例えば、現在時を取得し、当該現在時を含む時間帯を特定する配信時間情報に対応するコンテンツ識別子が存在する場合と、存在しない場合とで、異なる画面情報を構成する。つまり、画面取得部431は、現在、配信中のコンテンツが存在する場合と、存在しない場合とで、異なる画面情報を構成することは好適である。
【0371】
画面取得部431は、例えば、現在時刻において、配信中の第一種コンテンツまたは第二種コンテンツが存在する場合には、「現在配信中のコンテンツが存在する」旨の配信中情報を含む画面情報を構成する。
【0372】
画面取得部431は、例えば、現在時刻において、配信中の第一種コンテンツが存在する場合には、「現在配信中のコンテンツが存在する」旨の配信中情報を含む画面情報を構成する。そして、画面取得部431は、現在配信中のコンテンツが第二種コンテンツである場合では、例えば、「現在配信中のコンテンツが存在する」旨の配信中情報を含まない画面情報を構成する。
【0373】
送信部14は、第一配信時間情報が特定する時間帯においてコンテンツの配信者端末3から送信され、リアルタイムに配信される第一種コンテンツ、および第二配信時間情報が特定する時間帯において配信される第二種コンテンツの少なくとも2種類以上のコンテンツをユーザ端末2に配信することは好適である。なお、送信部14は、実施の形態1で説明した通り、第一種コンテンツ、第二種コンテンツ、および第三種コンテンツを含む3種類以上のコンテンツをユーザ端末2に配信することは好適である。
【0374】
格納部41、コンテンツ情報管理部411、およびスケジュール管理部412は、不揮発性の記録媒体が好適であるが、揮発性の記録媒体でも実現可能である。
【0375】
格納部41等に情報が記憶される過程は問わない。例えば、記録媒体を介して情報が格納部41等で記憶されるようになってもよく、通信回線等を介して送信された情報が格納部41等で記憶されるようになってもよく、あるいは、入力デバイスを介して入力された情報が格納部41等で記憶されるようになってもよい。
【0376】
受信部42、および画面指示受信部421は、通常、無線または有線の通信手段で実現されるが、放送を受信する手段で実現されても良い。
【0377】
処理部43、および画面取得部431は、通常、プロセッサやメモリ等から実現され得る。処理部43等の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。なお、プロセッサは、CPU、MPU、GPU等であり、その種類は問わない。
【0378】
次に、情報システムBを構成する情報提供装置4の動作例について、図25のフローチャートを用いて説明する。なお、ここでは、情報提供装置4の動作のうち、配信装置1が行わなかった動作について説明する。
【0379】
(ステップS2501)画面指示受信部421は、ユーザ端末2から画面指示を受信したか否かを判断する。画面指示を受信した場合はステップS2502に行き、受信しなかった場合はステップS2508に行く。
【0380】
(ステップS2502)画面取得部431は、ステップS2501で受信された画面指示がスケジュール画面指示であるか否かを判断する。スケジュール画面指示であればステップS2503に行き、スケジュール画面指示でなければステップS2504に行く。
【0381】
(ステップS2503)画面取得部431は、スケジュール画面を構成する。ステップS2507に行く。なお、ここでのスケジュール画面構成処理の例について、図26のフローチャートを用いて説明する。
【0382】
(ステップS2504)画面取得部431は、ステップS2501で受信された画面指示がレッスン画面指示であるか否かを判断する。レッスン画面指示であればステップS2505に行き、レッスン画面指示でなければステップS2506行く。
【0383】
(ステップS2505)画面取得部431は、レッスン画面を構成する。ステップS2507に行く。なお、ここでのレッスン画面構成処理の例について、図27のフローチャートを用いて説明する。
【0384】
(ステップS2506)画面取得部431は、ステップS2501で受信された画面指示が特定する画面情報を構成する。
【0385】
(ステップS2507)画面送信部141は、画面取得部431が構成した画面情報を、画面指示を送信してきたユーザ端末2に送信する。
【0386】
(ステップS2508)受信部42は、UI部品に対する指示の情報を受信したか否かを判断する。かかる情報を受信した場合はステップS2509に行き、かかる情報を受信しなかった場合はステップS2510に行く。
【0387】
(ステップS2509)処理部43等は、図4のフローチャートを用いて説明したステップS405~ステップS407の処理を行う。ステップS2501に戻る。
【0388】
(ステップS2510)受信部42は、その他の指示等を受信したか否かを判断する。その他の指示等を受信した場合はステップS2511に行き、受信しなかった場合はステップS2501に戻る。なお、その他の指示等は、例えば、予約指示、視聴指示、第一種コンテンツである。
【0389】
(ステップS2511)処理部43は、その他の指示等に応じた処理を行う。かかる処理の例は、図4等のフローチャートを用いて説明した。
【0390】
なお、図25のフローチャートにおいて、電源オフや処理終了の割り込みにより処理は終了する。
【0391】
次に、ステップS2503のスケジュール画面構成処理の例について、図26のフローチャートを用いて説明する。
【0392】
(ステップS2601)画面取得部431は、図示しない時計等から現在時を取得する。
【0393】
(ステップS2602)画面取得部431は、受信された画面指示に対応するユーザ識別子を取得する。
【0394】
(ステップS2603)画面取得部431は、カウンタiに1を代入する。
【0395】
(ステップS2604)画面取得部431は、コンテンツ情報管理部411にi番目のコンテンツ情報が存在するか否かを判断する。i番目のコンテンツ情報が存在する場合はステップS2605に行き、存在しない場合はステップS2614に行く。
【0396】
(ステップS2605)画面取得部431は、i番目のコンテンツ情報に含まれる配信時間情報、種類識別子等を取得する。
【0397】
(ステップS2606)画面取得部431は、ステップS2601で取得した現在時とステップS2605で取得した配信時間情報とを用いて、i番目のコンテンツ情報に対応するi番目のコンテンツが、選択条件に合致するか否かを判断する。選択条件に合致する場合はステップS2607に行き、選択条件に合致しない場合はステップS2613に行く。
【0398】
(ステップS2607)画面取得部431は、ステップS2601で取得した現在時とステップS2605で取得した配信時間情報とを用いて、i番目のコンテンツが配信中であるか否かを判断する。i番目のコンテンツが配信中であればステップS2608に行き、配信中でなければステップS2609に行く。
【0399】
(ステップS2608)画面取得部431は、配信中フラグを格納部41から取得し、当該配信中フラグをi番目のコンテンツ識別子に対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積する。ステップS2611に行く。
【0400】
(ステップS2609)画面取得部431は、ステップS2601で取得した現在時とステップS2605で取得した配信時間情報と種類識別子とを用いて、i番目のコンテンツが視聴促進条件を満たすか否かを判断する。視聴促進条件を満たす場合はステップS2610に行き、視聴促進条件を満たさない場合はステップS2611に行く。
【0401】
(ステップS2610)画面取得部431は、視聴促進フラグを格納部41から取得し、当該視聴促進フラグをi番目のコンテンツ識別子に対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積する。
【0402】
(ステップS2611)画面取得部431は、ユーザ管理部113を参照し、ステップS2602で取得したユーザ識別子およびi番目のコンテンツ識別子と対になる予約履歴情報が存在するか否かを判断する。かかる予約履歴情報が存在する場合はステップS2612に行き、存在しない場合はステップS2613に行く。なお、かかる予約履歴情報が存在する場合は、ステップS2602で取得したユーザ識別子で識別されるユーザが、i番目のコンテンツの視聴予約をしている場合である。
【0403】
(ステップS2612)画面取得部431は、予約フラグを格納部41から取得し、当該予約フラグをi番目のコンテンツ識別子に対応付けて、図示しないバッファに一時蓄積する。
【0404】
(ステップS2613)画面取得部431は、カウンタiを1、インクリメントする。ステップS2604に戻る。
【0405】
(ステップS2614)画面取得部431は、スケジュール画面雛形を画面格納部111から取得する。なお、スケジュール画面雛形とは、スケジュール画面情報を構成する元になる情報であり、かかる雛形も画面情報である、と言っても良い。
【0406】
(ステップS2615)画面取得部431は、カウンタjに1を代入する。
【0407】
(ステップS2616)画面取得部431は、j番目の選択コンテンツが存在するか否かを判断する。j番目の選択コンテンツが存在する場合はステップS2617に行き、存在しない場合は上位処理にリターンする。なお、選択コンテンツとは、ステップS2606で選択条件に合致すると判断されたコンテンツである。選択コンテンツは、当該コンテンツに関する情報が、スケジュール画面情報に含まれるコンテンツである。
【0408】
(ステップS2617)画面取得部431は、j番目の選択コンテンツのコンテンツ情報に含まれる情報であり、スケジュール画面情報の構成に使用される情報を取得する。次に、画面取得部431は、j番目の選択コンテンツに対応するフラグ(ここでは、配信中フラグ、視聴促進フラグ、予約フラグのいずれか1以上)を取得する。次に、画面取得部431は、取得したフラグに対応する情報(例えば、アイコン、文字列)を格納部41から取得する。次に、画面取得部431は、取得したコンテンツの情報、および取得したフラグに対応する情報を含む表示コンテンツ情報を構成する。なお、表示コンテンツ情報とは、スケジュール画面情報に含まれるコンテンツの情報である。表示コンテンツ情報は、コンテンツ情報管理部411に含まれるコンテンツ情報のうちの一部または全部の情報を有する。表示コンテンツ情報は、コンテンツが対応するフラグに対応する情報を有する。なお、コンテンツに対応するフラグが存在しない場合、表示コンテンツ情報には、フラグに対応する情報は含まれない。
【0409】
(ステップS2618)画面取得部431は、ステップS2617で取得した表示コンテンツ情報を、スケジュール画面雛形の中に配置する。
【0410】
(ステップS2619)画面取得部431は、カウンタjを1、インクリメントする。ステップS2614に戻る。
【0411】
次に、ステップS2505のレッスン画面構成処理の例について、図27のフローチャートを用いて説明する。
【0412】
(ステップS2701)画面取得部431は、レッスン画面雛形を画面格納部111から取得する。なお、レッスン画面雛形とは、レッスン画面情報を構成する元になる情報であり、かかる雛形も画面情報である、と言っても良い。
【0413】
(ステップS2702)画面取得部431は、レッスン画面指示に対応するコンテンツ識別子を取得する。
【0414】
(ステップS2703)画面取得部431は、ステップS2702で取得したコンテンツ識別子と対になるアクセス情報を、コンテンツ情報管理部411から取得する。
【0415】
(ステップS2704)画面取得部431は、「パソコンでレッスン参加」ボタン情報を構成し、レッスン画面雛形に配置する。
【0416】
なお、「パソコンでレッスン参加」ボタン情報は、「パソコンでレッスン参加」ボタンを構成するための情報である。「パソコンでレッスン参加」ボタンは、上述したUI部品の一例である。「パソコンでレッスン参加」ボタン情報は、当該ボタンが指示された際のアクションとして、例えば、「send_mail($メールアドレス,$アクセス情報)」を有する。「send_mail($メールアドレス,$アクセス情報)」の「send_mail」は、変数「$メールアドレス」の値であるメールアドレス宛に、変数「$アクセス情報」を含む電子メールを送信することを示す関数(メソッド、モジュールでも良い)である。変数「$メールアドレス」には、レッスン画面指示に対応するユーザ識別子と対になるメールアドレスが代入される。変数「$アクセス情報」には、ステップS2703で取得されたアクセス情報が代入される。
【0417】
つまり、詳細には、画面取得部431は、例えば、レッスン画面指示に対応するユーザ識別子と対になるメールアドレス(例えば、「xxx@y.com」)をユーザ管理部113から取得する。次に、画面取得部431は、例えば、ステップS2703で取得されたアクセス情報(例えば、「URL1」)を取得する。次に、画面取得部431は、例えば、「パソコンでレッスン参加」ボタン情報に含まれるアクション情報「send_mail(xxx@y.com,URL1)」を構成する。次に、画面取得部431は、例えば、「パソコンでレッスン参加」ボタン情報の形状情報を格納部41から取得する。次に、画面取得部431は、例えば、「パソコンでレッスン参加」ボタン情報の形状情報とアクション情報「send_mail(xxx@y.com,URL1)」とを有する「パソコンでレッスン参加」ボタン情報を構成し、当該ボタン情報をレッスン画面雛形に配置する。
【0418】
(ステップS2705)画面取得部431は、レッスン画面指示に対応するユーザ識別子とコンテンツ識別子とを取得する。次に、画面取得部431は、当該ユーザ識別子と当該コンテンツ識別子とが対応付いた予約情報がユーザ管理部113に存在するか否かを判断する。予約情報が存在する場合はステップS2707に行き、存在しない場合はステップS2706に行く。
【0419】
なお、ユーザ識別子とコンテンツ識別子とが対応付いた予約情報が存在する場合は、当該ユーザが当該コンテンツの視聴予約をしている場合である。
【0420】
(ステップS2706)画面取得部431は、当該ユーザ識別子と当該コンテンツ識別子とを含む予約ボタン情報を構成し、当該予約ボタン情報をレッスン画面雛形に配置する。
【0421】
(ステップS2707)画面取得部431は、当該コンテンツ識別子と対になるコンテンツ属性値等であり、レッスン画面情報に含めるコンテンツ属性値等を取得し、レッスン画面雛形に配置する。上位処理にリターンする。なお、以上の処理により、レッスン画面情報が構成された。
【0422】
以下、本実施の形態における情報システムBの具体的な動作例について説明する。ここでは、ユーザが使用するユーザ端末2は、例えば、スマートフォンである、とする。
【0423】
今、情報提供装置4のユーザ管理部113には、図14に示す構造を有するユーザ管理表が格納されている、とする。また、情報提供装置4の格納部41には、図13に示す構造を有するコンテンツ管理表が格納されている、とする。
【0424】
また、情報提供装置4の格納部41には、選択条件「本日であり、今後、配信されるコンテンツであること」が格納されている、とする。なお、選択条件は、例えば、「$本日日付=配信時間情報.日付 AND (現在時刻⊂配信時間情報が示す時間帯 OR 現在時刻<配信時間情報が示す配信開始時刻)」と表記され得る。
【0425】
また、格納部41には、視聴促進条件「配信中または15以内に配信される第一種コンテンツであること」または「ユーザが以前に視聴予約し、視聴しなかったコンテンツであること」が格納されている、とする。なお、視聴促進条件は、例えば、「種類識別子=“第一種コンテンツ” AND 配信時間情報が示す配信開始時刻-現在時刻<=15分」、「予約履歴情報.コンテンツ識別子=$コンテンツ識別子 AND 視聴履歴情報.コンテンツ識別子=NULL」と表記され得る。
【0426】
かかる状況において、ユーザ識別子「U001」で識別されるユーザAは、ユーザ端末2に、スケジュール画面指示を入力した、とする。すると、当該ユーザ端末2は、ユーザ識別子「U001」を含むスケジュール画面指示を構成し、当該指示を情報提供装置4に送信する。
【0427】
次に、情報提供装置4の画面指示受信部421は、ユーザ識別子「U001」を含むスケジュール画面指示を受信する。
【0428】
次に、情報提供装置4の画面取得部431は、図示しない時計等から現在時刻「2021年10月26日 9:02」を取得した、とする。
【0429】
次に、画面取得部431は、コンテンツ管理表(図13)を参照し、各コンテンツの配信時間情報を取得し、現在時刻と各コンテンツの配信時間情報とを用いて、選択条件に合致するコンテンツを決定する。ここで、画面取得部431は、5つのコンテンツを決定し、5つのコンテンツ識別子を取得した、とする。そして、画面取得部431は、5つのコンテンツ識別子を図示しないバッファに一時蓄積する。なお、5つのコンテンツは、「2021年10月26日」に配信されるコンテンツであり、現在時刻「9:02」に配信中または現在時刻以降に配信されるコンテンツである。また、ここで、取得された5つのコンテンツ識別子は、例えば、「C301」「C302」「C303」「C304」「C305」であった、とする。
【0430】
また、画面取得部431は、現在時刻「2021年10月26日 9:02」と、「C301」と対になる配信時間情報「2021年10月26日 9:00~9:10」を用いて、当該コンテンツが配信中である、と判断した、とする。そして、画面取得部431は、コンテンツ識別子「C301」に対応付けて、配信中フラグを一時蓄積する。
【0431】
また、画面取得部431は、コンテンツ識別子「C301」と対になる種類識別子「1」を、コンテンツ管理表(図13)から取得した、とする。そして、画面取得部431は、現在時刻「2021年10月26日 9:02」、当該コンテンツの配信時間情報「2021年10月26日 9:00~9:10」、および種類識別子「1」を用いて、「C301」で識別されるコンテンツが、格納部41の視聴促進条件を満たすと判断する。そして、画面取得部431は、コンテンツ識別子「C301」に対応付けて、視聴促進フラグを一時蓄積する。
【0432】
また、画面取得部431は、ユーザ管理表(図14)を参照し、ユーザ識別子「U001」と対になる予約履歴情報および視聴履歴情報から、コンテンツ識別子「C304」が「ユーザが以前に視聴予約し、視聴しなかったコンテンツであること」に該当するコンテンツのコンテンツ識別子である、と判断した、とする。そして、画面取得部431は、コンテンツ識別子「C304」に対応付けて、視聴促進フラグを一時蓄積する。
【0433】
さらに、画面取得部431は、5つのコンテンツのうち、「C302」「C303」「C305」で識別されるコンテンツは、視聴促進条件を満たさないと判断した、とする。
【0434】
また、画面取得部431は、ユーザ管理表(図14)を参照し、ユーザ識別子「U001」と対になる予約履歴情報のうち、日付「10/26」を含み、かつ選択されている5つのコンテンツのコンテンツ識別子「C301」「C302」「C303」「C304」「C305」のいずれかを含む予約履歴情報が存在するか否かを判断する。ここで、画面取得部431は、例えば、日付「10/26」を含み、かつコンテンツ識別子「C302」を含む予約履歴情報が存在する、と判断した、とする。そして、画面取得部431は、コンテンツ識別子「C302」に対応付けて、予約フラグを一時蓄積する。また、画面取得部431は、コンテンツ識別子「C301」「C303」「C304」「C305」のうちのいずれかを含む予約履歴情報は存在しなかった、と判断した、とする。
【0435】
次に、画面取得部431は、スケジュール画面雛形を画面格納部111から取得する。また、画面取得部431は、5つの各コンテンツ識別子「C301」「C302」「C303」「C304」「C305」と対になるコンテンツ情報に含まれる情報(例えば、コンテンツ属性値、配信時間情報)であり、スケジュール画面情報に含まれると決められている情報を、コンテンツ管理表(図13)取得する。なお、ここで、スケジュール画面情報に含まれる情報は、例えば、サムネイル画像、配信時間情報、コンテンツ属性値である「種類」、タイトル、レベル、配信時間(運動時間)、講師名である、とする。また、サムネイル画像、タイトル、レベル、配信時間(運動時間)、講師名は、コンテンツ属性値として、コンテンツ管理表(図13)に格納されている、とする。なお、サムネイル画像は、コンテンツを構成するいずれかの静止画でも良い。
【0436】
次に、画面取得部431は、5つの各コンテンツごとに、コンテンツ識別子と対になるフラグを図示しないバッファから取得する。フラグは、配信中フラグ、視聴促進フラグ、または予約フラグである。
【0437】
次に、画面取得部431は、5つの各コンテンツごとに、取得した情報、フラグに対応する情報を含む表示コンテンツ情報を構成する。次に、画面取得部431は、5つの各コンテンツの表示コンテンツ情報を、配信時間情報が示す時刻の順に、スケジュール画面雛形に配置する。以上の処理により、スケジュール画面情報が構成された。
【0438】
次に、画面送信部141は、画面取得部431が構成した画面情報を、画面指示を送信してきたユーザ端末2に送信する。
【0439】
次に、当該ユーザ端末2は、画面情報を受信し、当該画面情報から画面を構成し、当該画面を出力する。かかる画面の例は、図28である。
【0440】
図28において、2801は、コンテンツ識別子「C301」で識別されるコンテンツの表示コンテンツ情報である。2802は、コンテンツ識別子「C302」で識別されるコンテンツの表示コンテンツ情報である。2803は、コンテンツ識別子「C303」で識別されるコンテンツの表示コンテンツ情報である。また、2804は、配信中フラグに対応する情報である。2805は、視聴促進フラグに対応する情報である。2806は、第一種コンテンツであるコンテンツを示す情報である。2807は、予約フラグに対応する情報である。2807により、ユーザは、自分が予約しているコンテンツが把握できる。また、2808は、予約フラグに対応しない第一種コンテンツまたは第二種コンテンツに対する表示コンテンツ情報に付加される情報である。かかる情報は、予約ボタン情報である。予約ボタン情報が示す予約ボタンが指示されることにより、対応するコンテンツの視聴予約が行われる。2809は、現在、配信中であるコンテンツの表示コンテンツ情報に付加される枠である。なお、配信中であるコンテンツが存在しない場合、スケジュール画面には、2809のような枠は含まれない。
【0441】
次に、ユーザは、図28の画面を、下側にスクロールした、とする。すると、ユーザ端末2の画面は、図28から図29に変更される、とする。図29の2901は、コンテンツ識別子「C304」で識別されるコンテンツの表示コンテンツ情報である。2902は、コンテンツ識別子「C305」で識別されるコンテンツの表示コンテンツ情報である。
【0442】
次に、ユーザは、図29の画面において、視聴促進フラグに対応し(おすすめであり(2903参照))、本ユーザが未予約(2905参照)であるコンテンツ(コンテンツ識別子「C304」)の詳細を見るために、当該コンテンツの表示コンテンツ情報の領域2905を指示した、とする。
【0443】
すると、当該ユーザ端末2は、レッスン画面指示を受け付ける、とする。そして、ユーザ端末2は、コンテンツ識別子「C304」およびユーザ識別子「U001」を有するレッスン画面指示を構成し、情報提供装置4に送信する。
【0444】
次に、情報提供装置4の画面指示受信部421は、ユーザ端末2からレッスン画面指示を受信する。
【0445】
次に、画面取得部431は、レッスン画面雛形を画面格納部111から取得する。次に、画面取得部431は、レッスン画面指示に対応するコンテンツ識別子「C304」を取得する。次に、画面取得部431は、コンテンツ識別子「C304」と対になるアクセス情報(ここではURL)を、コンテンツ管理表(図13)から取得する。そして、画面取得部431は、「パソコンでレッスン参加」ボタン情報を構成し、レッスン画面雛形に配置する。
【0446】
また、画面取得部431は、ユーザ管理表(図14)を参照し、予約履歴情報の中で、ユーザ識別子「U001」と対になるコンテンツ識別子「C304」が存在しない、と判断する。つまり、画面取得部431は、ユーザ識別子「U001」で識別されるユーザが、コンテンツ識別子「C304」で識別されるコンテンツの視聴予約をしていない、と判断する。次に、画面取得部431は、当該ユーザ識別子と当該コンテンツ識別子とを含む予約ボタン情報を構成し、レッスン画面雛形に配置する。なお、ユーザが視聴予約している場合は、画面取得部431は、予約ボタン情報を構成しない。
【0447】
次に、画面取得部431は、当該コンテンツ識別子「C304」と対になるコンテンツ属性値等であり、レッスン画面情報に含めるコンテンツ属性値等を、コンテンツ管理表(図13)等から取得し、レッスン画面雛形に配置する。なお、ここで取得される情報は、例えば、サムネイル画像、種類識別子「第一種コンテンツ」に対応する情報(ここでは、文字列「生放送」を含む情報)、配信時間情報、タイトル、視聴予約している人数である。なお、画面取得部431は、コンテンツ識別子「C304」と対になる予約者数を、コンテンツ管理表(図13)から取得する。
【0448】
以上の処理により、レッスン画面情報が構成された。
【0449】
次に、画面送信部141は、画面取得部431が構成したレッスン画面情報を、当該ユーザ端末2に、送信する。
【0450】
次に、当該ユーザ端末2は、レッスン画面情報を受信し、レッスン画面を構成し、出力する。かかるレッスン画面の例は、図30である。図30の3001は、予約ボタンである。3002は、「パソコンでレッスン参加」ボタンである。3003はサムネイル画像、3004は種類識別子「第一種コンテンツ」に対応する情報、3005は配信時間情報、3006はタイトル、3007は視聴予約している人数である。
【0451】
ユーザが、図30の3001を指示することにより、視聴予約が行われる。視聴予約が行われることは、ここでは、ユーザ識別子「U001」に対応付けて、コンテンツ識別子「C304」を含む予約履歴情報が、ユーザ管理表(図14)に蓄積され、コンテンツ識別子「C304」と対になる予約者数が1、インクリメントされることである。
【0452】
また、ユーザが、図30の3002を指示することにより、情報提供装置4の切替支援部133による切替支援処理が行われる。なお、切替支援処理は、切替支援部133が行う処理である。切替支援処理は、例えば、ユーザのメールアドレス宛に、コンテンツ識別子「C304」と対になるアクセス情報を、電子メール送信することである。かかることにより、ユーザは、スマートフォンによる操作の後、パソコンで、コンテンツを視聴できる。
【0453】
以上、本実施の形態によれば、コンテンツの配信スケジュールに応じた、コンテンツに関する適切な情報提供を行える。つまり、情報提供装置4は、コンテンツの配信スケジュールに応じた、コンテンツの情報提供画面の自動変更技術を採用する装置である、と言える。
【0454】
また、本実施の形態によれば、生放送コンテンツである第一種コンテンツと、録画・時間指定コンテンツである第二種コンテンツとが区別可能に情報提供を行える。なお、上記の具体例においては、第一種コンテンツには「生放送」と表記されたが、第二種コンテンツには、そのような表記がなかった(図28図29参照)。
【0455】
また、本実施の形態によれば、生放送コンテンツである第一種コンテンツについて、配信中の時間帯において、配信中である旨をユーザに適切に知らせることができる(図28の2804参照)。
【0456】
また、本実施の形態によれば、生放送コンテンツの視聴を促進できる結果、配信者の満足度を向上できる(図28の2805、図29の2903参照)。
【0457】
さらに、本実施の形態によれば、コンテンツを配信中の時間帯と非配信中の時間帯とで異なる画面が出力されることにより、ユーザは、配信中のコンテンツに素早くアクセスできる(図28の2809参照)。
【0458】
なお、本実施の形態における処理は、ソフトウェアで実現しても良い。そして、このソフトウェアをソフトウェアダウンロード等により配布しても良い。また、このソフトウェアをCD-ROMなどの記録媒体に記録して流布しても良い。なお、このことは、本明細書における他の実施の形態においても該当する。なお、本実施の形態における情報提供装置4を実現するソフトウェアは、以下のようなプログラムである。つまり、このプログラムは、コンテンツ識別子と対になるコンテンツ情報が格納されるコンテンツ情報管理部と、コンテンツの配信の時間帯を特定する配信時間情報とコンテンツ識別子とを対応付ける1または2以上のスケジュール情報が格納されるスケジュール管理部とにアクセス可能なコンピュータを、配信されるコンテンツに関する情報を含む画面を出力する指示である画面指示をユーザ端末から受信する画面指示受信部と、前記画面指示受信部が前記画面指示を受信した場合に、現在時を取得し、当該現在時に対して選択条件に合致する配信時間情報に対応する1以上の各コンテンツ識別子で識別されるコンテンツ情報を前記コンテンツ情報管理部から取得し、当該1以上のコンテンツ情報を用いて、画面情報を構成する画面取得部と、前記画面取得部が取得した前記画面情報を前記ユーザ端末に送信する画面送信部として機能させるためのプログラムである。
【0459】
また、図31は、本明細書で述べたプログラムを実行して、上述した種々の実施の形態の情報提供装置4等を実現するコンピュータの外観を示す。上述の実施の形態は、コンピュータハードウェア及びその上で実行されるコンピュータプログラムで実現され得る。図31は、このコンピュータシステム300の概観図であり、図32は、システム300のブロック図である。
【0460】
図31において、コンピュータシステム300は、CD-ROMドライブを含むコンピュータ301と、キーボード302と、マウス303と、モニタ304とを含む。
【0461】
図32において、コンピュータ301は、CD-ROMドライブ3012に加えて、MPU3013と、CD-ROMドライブ3012等に接続されたバス3014と、ブートアッププログラム等のプログラムを記憶するためのROM3015と、MPU3013に接続され、アプリケーションプログラムの命令を一時的に記憶するとともに一時記憶空間を提供するためのRAM3016と、アプリケーションプログラム、システムプログラム、及びデータを記憶するためのハードディスク3017とを含む。ここでは、図示しないが、コンピュータ301は、さらに、LANへの接続を提供するネットワークカードを含んでも良い。
【0462】
コンピュータシステム300に、上述した実施の形態の情報提供装置4等の機能を実行させるプログラムは、CD-ROM3101に記憶されて、CD-ROMドライブ3012に挿入され、さらにハードディスク3017に転送されても良い。これに代えて、プログラムは、図示しないネットワークを介してコンピュータ301に送信され、ハードディスク3017に記憶されても良い。プログラムは実行の際にRAM3016にロードされる。プログラムは、CD-ROM3101またはネットワークから直接、ロードされても良い。
【0463】
プログラムは、コンピュータ301に、上述した実施の形態の情報提供装置4等の機能を実行させるオペレーティングシステム(OS)、またはサードパーティープログラム等は、必ずしも含まなくても良い。プログラムは、制御された態様で適切な機能(モジュール)を呼び出し、所望の結果が得られるようにする命令の部分のみを含んでいれば良い。コンピュータシステム300がどのように動作するかは周知であり、詳細な説明は省略する。
【0464】
なお、上記プログラムにおいて、情報を送信するステップや、情報を受信するステップなどでは、ハードウェアによって行われる処理、例えば、送信ステップにおけるモデムやインターフェースカードなどで行われる処理(ハードウェアでしか行われない処理)は含まれない。
【0465】
また、上記プログラムを実行するコンピュータは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、あるいは分散処理を行ってもよい。
【0466】
また、上記各実施の形態において、一の装置に存在する2以上の通信手段は、物理的に一の媒体で実現されても良いことは言うまでもない。
【0467】
また、上記各実施の形態において、各処理は、単一の装置によって集中処理されることによって実現されてもよく、あるいは、複数の装置によって分散処理されることによって実現されてもよい。
【0468】
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
【産業上の利用可能性】
【0469】
以上のように、本発明にかかる情報提供装置4は、コンテンツの配信スケジュールに応じた、コンテンツに関する適切な情報提供を行えるという効果を有し、コンテンツを配信するサーバ等として有用である。
【符号の説明】
【0470】
1 配信装置
2 ユーザ端末
3 配信者端末
4 情報提供装置
14 送信部
41 格納部
42 受信部
43 処理部
111 画面格納部
112 コンテンツ格納部
113 ユーザ管理部
122 第一予約受信部
123 第二予約受信部
124 コンテンツ受信部
125 第一受信部
126 第二受信部
127 第三受信部
128 ユーザ映像受信部
129 入力情報受信部
132 予約部
133 切替支援部
134 コンテンツ蓄積部
135 合成部
136 コミュニケーション部
137 入力情報蓄積部
138 統計処理部
139 レコメンド取得部
141 画面送信部
142 第一配信部
143 第二配信部
144 第三配信部
145 レコメンド送信部
411 コンテンツ情報管理部
412 スケジュール管理部
421 画面指示受信部
431 画面取得部
1121 第一格納部
1122 第二格納部
1123 第三格納部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32