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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024051430
(43)【公開日】2024-04-11
(54)【発明の名称】照明装置
(51)【国際特許分類】
   F21S 8/00 20060101AFI20240404BHJP
   F21V 21/02 20060101ALI20240404BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20240404BHJP
   F21V 23/06 20060101ALI20240404BHJP
   F21S 8/08 20060101ALI20240404BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240404BHJP
【FI】
F21S8/00 100
F21V21/02 300
F21V23/00 160
F21V23/06
F21S8/08
F21Y115:10
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022157601
(22)【出願日】2022-09-30
(71)【出願人】
【識別番号】390005267
【氏名又は名称】YKK AP株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000637
【氏名又は名称】弁理士法人樹之下知的財産事務所
(72)【発明者】
【氏名】戸川 厚
【テーマコード(参考)】
3K014
【Fターム(参考)】
3K014AA01
3K014BA03
3K014HA03
(57)【要約】
【課題】罫書き線に対して容易に位置合わせでき、かつ、電灯具からの配線を正しい方向に延出できる照明装置を提供すること。
【解決手段】照明装置1は、被取付物に固定される取付金具3と、取付金具3に取り付けられる電灯具2とを有する。取付金具3は、平面視で基準位置を挟んで対向する位置に形成された一対の第1の穴32と、基準位置を挟んで対向する位置に形成され、一対の第1の穴32を結ぶ第1仮想線に対して直交する第2仮想線上に形成された一対の第2の穴33と、電灯具2の配線24が延出する配線方向を示す配線方向指示部34とを有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被取付物に固定される取付金具と、前記取付金具に取り付けられる電灯具とを有する照明装置であって、
前記取付金具は、
平面視で基準位置を挟んで対向する位置に形成された一対の第1の穴と、
前記基準位置を挟んで対向する位置に形成され、一対の前記第1の穴を結ぶ第1仮想線に対して直交する第2仮想線上に形成された一対の第2の穴と、
前記電灯具の配線が延出する配線方向を示す配線方向指示部と、
を有することを特徴とする照明装置。
【請求項2】
請求項1に記載の照明装置において、
前記取付金具の前記基準位置には中心穴が形成されている
ことを特徴とする照明装置。
【請求項3】
請求項2に記載の照明装置において、
前記配線には他の配線と連結するコネクタが取り付けられ、
前記中心穴は前記コネクタおよび前記配線を挿通可能なサイズで形成されている
ことを特徴とする照明装置。
【請求項4】
請求項2に記載の照明装置において、
前記中心穴と、前記第1の穴または前記第2の穴とを連通する開口が形成されている
ことを特徴とする照明装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
カーポート等の支柱に照明装置を取り付ける場合、支柱の側面に照明固定金具を取り付け、この照明固定金具に灯具を固着して設置した外構用照明装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2016-115591号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
外構用照明装置を支柱、梁、コンクリート壁などに取り付ける場合、正確な取付位置を設定するために支柱等に罫書き線を引き、この罫書き線に合わせて灯具取付金具を取り付けることが求められる。
また、灯具取付金具に取り付けられる灯具には電源に接続される配線が設けられており、この配線の延出方向は固定金具に灯具を取り付けた際に決定する。したがって、固定金具を正しい向きで支柱などに取り付けなければ、配線を正しい方向に延出できない課題がある。
【0005】
本発明の目的は、罫書き線に対して容易に位置合わせでき、かつ、電灯具からの配線を正しい方向に延出できる照明装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の照明装置は、被取付物に固定される取付金具と、前記取付金具に取り付けられる電灯具とを有する照明装置であって、前記取付金具は、平面視で基準位置を挟んで対向する位置に形成された一対の第1の穴と、前記基準位置を挟んで対向する位置に形成され、一対の前記第1の穴を結ぶ第1仮想線に対して直交する第2仮想線上に形成された一対の第2の穴と、前記電灯具の配線が延出する配線方向を示す配線方向指示部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、罫書き線に対して容易に位置合わせでき、かつ、電灯具からの配線を正しい方向に延出できる照明装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施形態の照明装置を示す分解斜視図である。
図2】実施形態の照明装置を示す分解斜視図である。
図3】実施形態の取付金具を示す平面図である。
図4】実施形態の取付金具を示す側面図である。
図5】実施形態の照明装置の要部を示す断面図である。
図6】実施形態の取付金具を柱および梁に取り付けた状態を示す図である。
図7】変形例の取付金具を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態の照明装置1を図面に基づいて説明する。
照明装置1は、図1、2に示すように、電灯具2と、取付金具3とを備える。電灯具2は、円筒状に形成されたボディ部21と、ボディ部21の一方の端部に装着された透光部22と、ボディ部21の他方の端部に取り付けられたカバー部23とを有する。
ボディ部21は、アルミダイカスト等で成形され、内部にLED等の発光ユニットを内蔵する。
透光部22は、アクリル樹脂などの透光性を有する部材で成形され、発光ユニットから照射される光を拡散して外部に放出可能に構成されている。
透光部22およびカバー部23は、照明装置1を透光部22側から見た平面視で円形に形成され、それらの外周面はボディ部21の外周面に連続する。
カバー部23は、ボディ部21と同じく円筒状に形成され、ボディ部21の端部開口を密閉可能に塞ぐことができるように構成されている。カバー部23の外周壁230には、発光ユニットから延出される配線24を引き出すための開口溝231と、カバー部23を取付金具3に固定するボルト25が挿通される一対の貫通孔232とが形成されている。
また、外周壁230の内周面には、対向位置に形成された一対のリブ233が形成されている。
配線24の端部には他の配線と接続するためのコネクタ241が設けられている。
なお、電灯具2のボディ部21、透光部22、カバー部23が重なる方向をZ軸方向、前記Z軸方向に直交し、かつ、配線24が延出される方向をX軸方向、Z軸方向およびX軸方向に直交する方向をY軸方向とする。
【0010】
取付金具3は、ベース部30と、連結部40とを備える。ベース部30は、円板状に形成された金属板であり、連結部40はベース部30から切り起こされた一対の切り起こし片である。
ベース部30には、図3にも示すように、中心穴31と、一対の第1の穴32と、一対の第2の穴33と、配線方向指示部34と、中心穴31と第2の穴33とを連通する開口35と、一対の位置決め突起36とが形成されている。
中心穴31は、ベース部30をZ軸方向から見た平面視で中心位置となる基準位置に、配線24のコネクタ241が挿入可能なサイズで形成されている。なお、基準位置は、後述するように、取付金具3を取り付ける柱などの被取付物に引かれた縦罫書き線および横罫書き線の交差点に対応する位置を示し、本実施形態ではベース部30の平面中心位置である。
【0011】
一対の第1の穴32は、基準位置つまり中心穴31を挟んで対向する位置に形成されている。一対の第1の穴32を結ぶ第1仮想線L1は、X軸方向に沿った線である。この第1の穴32は、罫書き線に対する位置合わせを行うのぞき穴として用いられ、さらに、柱や梁などの被取付物に取付金具3を固定するネジが挿通されるネジ挿通用の穴として用いられる場合がある。
【0012】
一対の第2の穴33は、基準位置つまり中心穴31を挟んで対向する位置であり、かつ、一対の第2の穴33を結ぶ第2仮想線L2が、第1仮想線L1に対して直交する位置に形成されている。第2仮想線L2は、Y軸方向に沿った線である。第2の穴33は、第1の穴32と同じく、罫書き線に対する位置合わせを行うのぞき穴として用いられ、さらに、柱や梁などの被取付物に取付金具3を固定するネジが挿通されるネジ挿通用の穴として用いられる場合がある。
第1の穴32と第2の穴33とは基準位置を中心とする同心円上に形成されている。第2の穴33は、第1の穴32のように独立した穴ではなく、連通部331を介して開口35に繋がった切欠き形状である。第2の穴33は、前述したように取付金具3を被取付物に固定するネジが挿通される場合があるため、連通部331の開口幅は、第2の穴33に挿通されたネジが連通部331から外れないように、ネジ山の外径よりも小さい寸法とされている。
【0013】
配線方向指示部34は、本実施形態では、一対の第1の穴32の一方と、中心穴31との間に形成された矢印の刻印である。
開口35は、連結部40をプレスによる切り曲げ加工等で形成する際に開口される。この開口35を介して中心穴31および第2の穴33も連続しているので、これらの中心穴31、第2の穴33、開口35は、一度のプレス加工で形成することができる。すなわち、開口35は、中心穴31から連結部40の基端部まで連続して形成され、さらに、連通部331を介して第2の穴33にも連続している。一対の連結部40の幅方向中心位置間を結ぶ第3仮想線L3と第1仮想線L1との交差角度は60度である。
【0014】
一対の位置決め突起36は、中心穴31を挟んで対向する位置に設けられ、図4にも示すように、ベース部30の上面から突出して形成されている。一対の位置決め突起36を結ぶ第4仮想線L4は、X軸方向およびY軸方向と異なる方向とされている。第4仮想線L4と第1仮想線L1との交差角度は54度である。
位置決め突起36は、図5に示すように、カバー部23の下面に取付金具3を装着した際に、リブ233の側面に当接して位置決めするために設けられている。
一対の連結部40は、外周壁230の内周面に沿って配置され、ボルト25が螺合されるネジ穴41が形成されている。
【0015】
次に、照明装置1を柱6や梁7に取り付ける手順について図6を参照して説明する。柱6および梁7は、点線61、71で挟まれた幅方向中心部分に厚肉部62、72が形成されており、この厚肉部62、72に取付金具3をネジ止めする。
柱6に取付金具3を取り付ける場合は、まず、柱6に縦罫書き線65および横罫書き線66を引く。そして、取付金具3を配線24の延出方向を踏まえて位置決めする。すなわち、配線24を柱6に沿って下方に延出する場合、配線方向指示部34の矢印が下向きとなるように取付金具3を配置し、第1の穴32から縦罫書き線65を確認し、第2の穴33から横罫書き線66を確認し、中心穴31から縦罫書き線65および横罫書き線66の交差部分を確認する。これにより、縦罫書き線65、横罫書き線66を基準に取付金具3を位置決めできる。そして、厚肉部62に重なる第1の穴32からネジを厚肉部62にネジ込んで取付金具3を柱6に取り付ける。
【0016】
梁7に取付金具3を取り付けるには、梁7に縦罫書き線75および横罫書き線76を引き、取付金具3を配線24の延出方向を踏まえて位置決めする。
例えば、配線24を梁7に沿って右方向に延出する場合は、配線方向指示部34の矢印が右向きとなるように取付金具3を配置し、第1の穴32から横罫書き線76を確認し、第2の穴33から縦罫書き線75を確認し、中心穴31から縦罫書き線75および横罫書き線76の交差部分を確認する。これにより、縦罫書き線75、横罫書き線76を基準に取付金具3を位置決めできる。そして、厚肉部72に重なる第1の穴32からネジを厚肉部72にネジ込んで取付金具3を梁7に取り付ける。
また、配線24を梁7から柱6に沿って下方向に延出する場合は、配線方向指示部34の矢印が下向きとなるように取付金具3を配置し、第1の穴32から縦罫書き線75を確認し、第2の穴33から横罫書き線76を確認し、中心穴31から縦罫書き線75および横罫書き線76の交差部分を確認する。これにより、縦罫書き線75、横罫書き線76を基準に取付金具3を位置決めできる。そして、厚肉部72に重なる第2の穴33からネジを厚肉部72にネジ込んで取付金具3を梁7に取り付ける。
【0017】
次に、取付金具3に電灯具2を取り付ける。すなわち、電灯具2の開口溝231から引き出された配線24を取付金具3の配線方向指示部34の矢印方向に向けた状態で取付金具3に合わせて電灯具2を配置する。この際、連結部40は、外周壁230の内側に配置する。そして、位置決め突起36とリブ233とを当接させて電灯具2を位置決めすると、貫通孔232とネジ穴41とが同軸上に位置し、ボルト25を貫通孔232からネジ穴41に螺合して電灯具2を取付金具3に取り付けることができる。以上により、照明装置1を柱6や梁7に取り付けることができる。
【0018】
また、照明装置1を取り付ける柱6や梁7に配線24を内部に挿通する開口が形成されている場合は、配線24を中心穴31に通し、柱6等に形成された開口を介して柱6等の内部に配線してもよい。
【0019】
[実施形態の効果]
照明装置1によれば、電灯具2を取り付ける取付金具3に互いに直交方向に形成された一対の第1の穴32と、一対の第2の穴33とを設けたので、これらの第1の穴32、第2の穴33から柱6や梁7などの被取付物に引かれた縦罫書き線65、75および横罫書き線66、76を確認でき、取付金具3を縦罫書き線65、75および横罫書き線66、76に対して容易に位置合わせできる。
また、配線方向指示部34によって取付金具3を配線24が正しい方向に延出される向きで設置できるので、取付金具3に電灯具2を取り付けた際に、電灯具2からの配線24を正しい方向に延出できる。
【0020】
取付金具3のベース部30の基準位置に中心穴31が形成されているので、縦罫書き線65、75および横罫書き線66、76の交差部分を中心穴31から確認でき、取付金具3をより簡単に位置決めすることができる。
中心穴31は配線24のコネクタ241を挿通可能なサイズで形成されているので、電灯具2から延出される配線24を、中心穴31を介して引き出すことができる。このため、柱6などの被取付部に配線挿通用の穴を形成し、この穴と中心穴31の位置を一致させることで、配線24を被取付部の配線挿通用の穴を通して配置することもできる。
【0021】
中心穴31と第2の穴33とを開口35を介して連通しているので、中心穴31、第2の穴33、開口35を1度のプレス加工で形成できる。このため、加工工数を少なくでき、短時間および低コストで取付金具3を製造できる。
【0022】
[変形例]
取付金具は、前記実施形態に限定されず、図7に示す取付金具3Bを用いてもよい。取付金具3Bは、ベース部30Bに形成される中心穴31Bのサイズが小さく、罫書き線の確認用途のみで設けられている点と、一対の第1の穴32Bと一対の第2の穴33Bとが共に独立した貫通孔であり、連結部40Bを切り曲げるために形成される開口35Bとは連通していない点とが取付金具3と相違する。取付金具3Bには、配線方向指示部34と同様に刻印された矢印からなる配線方向指示部34Bが形成されている。
この取付金具3によっても、罫書き線を確認できる中心穴31B、第1の穴32B、第2の穴33Bを備えているので、取付金具3Bを罫書き線に対して容易に位置合わせできる。また、配線方向指示部34Bによって取付金具3Bを配線24が正しい方向に延出される向きで設置できるので、取付金具3Bに電灯具2を取り付けた際に、電灯具2からの配線24を正しい方向に延出できる。
また、中心穴31Bのサイズが小さいため、中心穴31Bから配線24やコネクタ241を挿通することはできないが、ベース部30Bにおける開口面積が小さいため、ベース部30Bの剛性を向上できる。
【0023】
取付金具は、罫書き線に対して位置決めをするために、直交配置される一対の第1の穴32および一対の第2の穴33を備えていればよく、中心穴31は必ずしも設けなくてもよい。
配線方向指示部34は、矢印の刻印に限定されず、矢印以外のマークでもよいし、配線方向側の第1の穴32のみを長孔にしてもよく、作業者が配線方向と認識できるものであればよい。また、配線方向指示部34は、中心穴31と、第1の穴32との間に形成されるものに限定されず、中心穴31と第2の穴33との間に形成してもよい。
【0024】
電灯具2および取付金具3、3BのZ軸方向から見た平面形状は円形に限らず、三角形以上の多角形でもよいし、楕円形、ハート型、星形などでもよく、意匠性を踏まえて適宜設定すればよい。また、取付金具3、3Bは、電灯具2と異なる平面形状でもよく、さらには罫書き線の交差点に対応する基準位置が取付金具の平面中心位置ではなく、平面中心位置からずれた位置に設定されるものでもよい。
電灯具2の構成は前記実施形態に限定されず、取付金具3、3Bに取付可能なものであればよい。例えば、柱6や梁7に取り付けられる照明装置1の場合、光の照射方向を下向きなどに設定可能な電灯具2を用いてもよい。
照明装置1が取り付けられる被取付物は、柱6や梁7に限定されず、建物の外壁や塀、バルコニー等のデッキ材や床材でもよい。
【0025】
[発明のまとめ]
本発明の照明装置は、被取付物に固定される取付金具と、前記取付金具に取り付けられる電灯具とを有する照明装置であって、前記取付金具は、平面視で基準位置を挟んで対向する位置に形成された一対の第1の穴と、前記基準位置を挟んで対向する位置に形成され、一対の前記第1の穴を結ぶ第1仮想線に対して直交する第2仮想線上に形成された一対の第2の穴と、前記電灯具の配線が延出する配線方向を示す配線方向指示部と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、電灯具を取り付ける取付金具に、互いに直交方向に形成された一対の第1の穴と、一対の第2の穴とを設けたので、これらの穴から柱などの被取付物に引かれた罫書き線を確認でき、取付金具を罫書き線に対して容易に位置合わせできる。また、配線方向指示部によって取付金具を配線が正しい方向に延出される向きで設置できるので、取付金具に電灯具を取り付けた際に、電灯具からの配線を正しい方向に延出できる。
【0026】
本発明の照明装置において、前記取付金具の前記基準位置には中心穴が形成されていることが好ましい。
本発明によれば、取付金具の基準位置に中心穴が形成されているので、罫書き線の交差部分を中心穴から確認でき、取付金具をより簡単に位置決めすることができる。
【0027】
本発明の照明装置において、前記配線には他の配線と連結するコネクタが取り付けられ、前記中心穴は前記コネクタおよび前記配線を挿通可能なサイズで形成されていることが好ましい。
本発明によれば、中心穴は配線やコネクタを挿通可能なサイズで形成されているので、電灯具から延出される配線を、中心穴を介して引き出すことができる。このため、照明装置を取り付ける柱などの被取付部に配線挿通用の穴を形成し、この穴と中心穴の位置を一致させることで、配線を被取付部の配線挿通用の穴を通して配置することもできる。
【0028】
本発明の照明装置において、前記中心穴と、前記第1の穴または前記第2の穴とを連通する開口が形成されていることが好ましい。
本発明によれば、中心穴と第1の穴または第2の穴を連通しているので、中心穴と第1または第2の穴を1度のプレス加工で形成できる。このため、加工工数を少なくでき、短時間および低コストで取付金具を製造できる。
【符号の説明】
【0029】
1…照明装置、2…電灯具、3…取付金具、3B…取付金具、6…柱、7…梁、21…ボディ部、22…透光部、23…カバー部、24…配線、25…ボルト、30…ベース部、30B…ベース部、31…中心穴、31B…中心穴、32…第1の穴、32B…第1の穴、33…第2の穴、33B…第2の穴、34…配線方向指示部、34B…配線方向指示部、35…開口、35B…開口、36…位置決め突起、40…連結部、40B…連結部、41…ネジ穴、65…縦罫書き線、66…横罫書き線、75…縦罫書き線、76…横罫書き線、230…外周壁、231…開口溝、232…貫通孔、233…リブ、241…コネクタ、331…連通部、L1…第1仮想線、L2…第2仮想線、L3…第3仮想線、L4…第4仮想線。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7