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特開2024-51637印刷管理システム、端末装置のためのコンピュータプログラム、及び、管理装置のためのコンピュータプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024051637
(43)【公開日】2024-04-11
(54)【発明の名称】印刷管理システム、端末装置のためのコンピュータプログラム、及び、管理装置のためのコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
G06F 3/12 20060101AFI20240404BHJP
H04N 1/34 20060101ALI20240404BHJP
【ＦＩ】
G06F3/12 373
G06F3/12 303
G06F3/12 336
G06F3/12 392
H04N1/34 200
【審査請求】未請求
【請求項の数】16
【出願形態】ＯＬ
(21)【出願番号】P 2022157907
(22)【出願日】2022-09-30
(71)【出願人】
【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】八谷 昌幸
(57)【要約】
【課題】適切な処理を実行可能な印刷管理システムを実現すること。
【解決手段】第１の端末装置は、画像データを印刷装置に送信することなく、第１のデータ形式を有する第１の画像データを第２のデータ形式を有する第２の画像データに変換するための第１の指示が取得される場合に、第２の画像データの生成を第１のドライバに実行させ、第２の画像データに従った印刷に関連する印刷関連情報を入力するための入力画面を表示し、印刷関連情報を管理装置に送信する。管理装置は、第１の端末装置から受信される印刷関連情報をメモリに記憶させる。印刷関連情報がメモリに記憶された後に、印刷関連情報は、第１の端末装置のユーザに印刷費用を支給することに関連する支給関連処理を実行するために利用される。
【選択図】図１
【解決手段】第１の端末装置は、画像データを印刷装置に送信することなく、第１のデータ形式を有する第１の画像データを第２のデータ形式を有する第２の画像データに変換するための第１の指示が取得される場合に、第２の画像データの生成を第１のドライバに実行させ、第２の画像データに従った印刷に関連する印刷関連情報を入力するための入力画面を表示し、印刷関連情報を管理装置に送信する。管理装置は、第１の端末装置から受信される印刷関連情報をメモリに記憶させる。印刷関連情報がメモリに記憶された後に、印刷関連情報は、第１の端末装置のユーザに印刷費用を支給することに関連する支給関連処理を実行するために利用される。
【選択図】図１
【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷管理システムであって、
第１の端末装置と、管理装置と、を備え、
前記第１の端末装置は、
画像データを印刷装置に送信することなく、第１のデータ形式を有する第１の画像データを第２のデータ形式を有する第２の画像データに変換するための第１の指示が取得される場合に、前記第２の画像データの生成を第１のドライバに実行させ、
前記第１の指示が取得される場合に、前記第２の画像データに従った印刷に関連する印刷関連情報を入力するための入力画面を表示部に表示させ、
前記入力画面において前記印刷関連情報が入力される場合に、前記印刷関連情報を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、前記第１の端末装置から受信される前記印刷関連情報をメモリに記憶させ、
前記印刷関連情報が前記メモリに記憶された後に、前記印刷関連情報は、前記第１の端末装置のユーザに印刷費用を支給することに関連する支給関連処理を実行するために利用される、
印刷管理システム。
第１の端末装置と、管理装置と、を備え、
前記第１の端末装置は、
画像データを印刷装置に送信することなく、第１のデータ形式を有する第１の画像データを第２のデータ形式を有する第２の画像データに変換するための第１の指示が取得される場合に、前記第２の画像データの生成を第１のドライバに実行させ、
前記第１の指示が取得される場合に、前記第２の画像データに従った印刷に関連する印刷関連情報を入力するための入力画面を表示部に表示させ、
前記入力画面において前記印刷関連情報が入力される場合に、前記印刷関連情報を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、前記第１の端末装置から受信される前記印刷関連情報をメモリに記憶させ、
前記印刷関連情報が前記メモリに記憶された後に、前記印刷関連情報は、前記第１の端末装置のユーザに印刷費用を支給することに関連する支給関連処理を実行するために利用される、
印刷管理システム。
【請求項2】
前記印刷管理システムは、さらに、第２の端末装置を備え、
前記第１の端末装置は、さらに、
画像データを印刷装置に送信するための第２の指示が取得される場合に、特定の印刷識別情報に関連する特定の識別関連情報を含む印刷画像を表わす第３の画像データの生成と、特定の印刷装置への前記第３の画像データの送信と、を第２のドライバに実行させ、
前記第２の指示が取得される場合に、前記特定の印刷識別情報と印刷ログ情報とを前記管理装置に送信し、
前記第２の端末装置は、
前記第３の画像データによって表わされる前記印刷画像が前記特定の印刷装置によって印刷媒体に印刷された後に、印刷済み媒体に含まれる前記特定の識別関連情報に関連する前記特定の印刷識別情報の入力と、前記印刷済み媒体の管理方法の入力と、を受け付ける場合に、前記特定の印刷識別情報と、前記管理方法を示す方法情報と、を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、
前記第１の端末装置から前記特定の印刷識別情報と前記印刷ログ情報とを受信し、
前記第２の端末装置から前記特定の印刷識別情報と前記方法情報とを受信し、
前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とを前記メモリに記憶させ、
前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とが前記メモリに記憶された後に、前記印刷ログ情報は、前記支給関連処理を実行するために利用される、請求項１に記載の印刷管理システム。
前記第１の端末装置は、さらに、
画像データを印刷装置に送信するための第２の指示が取得される場合に、特定の印刷識別情報に関連する特定の識別関連情報を含む印刷画像を表わす第３の画像データの生成と、特定の印刷装置への前記第３の画像データの送信と、を第２のドライバに実行させ、
前記第２の指示が取得される場合に、前記特定の印刷識別情報と印刷ログ情報とを前記管理装置に送信し、
前記第２の端末装置は、
前記第３の画像データによって表わされる前記印刷画像が前記特定の印刷装置によって印刷媒体に印刷された後に、印刷済み媒体に含まれる前記特定の識別関連情報に関連する前記特定の印刷識別情報の入力と、前記印刷済み媒体の管理方法の入力と、を受け付ける場合に、前記特定の印刷識別情報と、前記管理方法を示す方法情報と、を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、
前記第１の端末装置から前記特定の印刷識別情報と前記印刷ログ情報とを受信し、
前記第２の端末装置から前記特定の印刷識別情報と前記方法情報とを受信し、
前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とを前記メモリに記憶させ、
前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とが前記メモリに記憶された後に、前記印刷ログ情報は、前記支給関連処理を実行するために利用される、請求項１に記載の印刷管理システム。
【請求項3】
第１の端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記第１の端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
画像データを印刷装置に送信することなく、第１のデータ形式を有する第１の画像データを第２のデータ形式を有する第２の画像データに変換するための第１の指示が取得される場合に、前記第２の画像データの生成を第１のドライバに実行させる第１のドライバ制御部と、
前記第１の指示が取得される場合に、前記第２の画像データに従った印刷に関連する印刷関連情報を入力するための入力画面を表示部に表示させる表示制御部と、
前記入力画面において前記印刷関連情報が入力される場合に、前記印刷関連情報を管理装置に送信する関連情報送信部であって、前記管理装置では、前記第１の端末装置から受信される前記印刷関連情報がメモリに記憶され、前記印刷関連情報が前記メモリに記憶された後に、前記印刷関連情報は、前記第１の端末装置のユーザに印刷費用を支給することに関連する支給関連処理を実行するために利用される、前記関連情報送信部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
前記第１の端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
画像データを印刷装置に送信することなく、第１のデータ形式を有する第１の画像データを第２のデータ形式を有する第２の画像データに変換するための第１の指示が取得される場合に、前記第２の画像データの生成を第１のドライバに実行させる第１のドライバ制御部と、
前記第１の指示が取得される場合に、前記第２の画像データに従った印刷に関連する印刷関連情報を入力するための入力画面を表示部に表示させる表示制御部と、
前記入力画面において前記印刷関連情報が入力される場合に、前記印刷関連情報を管理装置に送信する関連情報送信部であって、前記管理装置では、前記第１の端末装置から受信される前記印刷関連情報がメモリに記憶され、前記印刷関連情報が前記メモリに記憶された後に、前記印刷関連情報は、前記第１の端末装置のユーザに印刷費用を支給することに関連する支給関連処理を実行するために利用される、前記関連情報送信部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
【請求項4】
前記第１の指示は、前記第１のドライバに対応する第１のプリンタキューを指定することを含む、請求項３に記載のコンピュータプログラム。
【請求項5】
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
画像データを印刷装置に送信するための第２の指示が取得される場合に、特定の印刷識別情報に関連する特定の識別関連情報を含む印刷画像を表わす第３の画像データの生成と、特定の印刷装置への前記第３の画像データの送信と、を第２のドライバに実行させる第２のドライバ制御部であって、前記第３の画像データによって表わされる前記印刷画像が前記特定の印刷装置によって印刷媒体に印刷された後に、印刷済み媒体に含まれる前記特定の識別関連情報に関連する前記特定の印刷識別情報の入力と、前記印刷済み媒体の管理方法の入力と、が第２の端末装置によって受け付けられる場合に、前記特定の印刷識別情報と、前記管理方法を示す方法情報と、が前記第２の端末装置から前記管理装置に送信され、前記第２のドライバ制御部と、
前記第２の指示が取得される場合に、前記特定の印刷識別情報と印刷ログ情報とを前記管理装置に送信するログ情報送信部であって、前記管理装置では、前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とが前記メモリに記憶され、前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とがメモリに記憶された後に、前記印刷ログ情報は、前記支給関連処理を実行するために利用される、前記ログ情報送信部と、
として機能させる、請求項３に記載のコンピュータプログラム。
画像データを印刷装置に送信するための第２の指示が取得される場合に、特定の印刷識別情報に関連する特定の識別関連情報を含む印刷画像を表わす第３の画像データの生成と、特定の印刷装置への前記第３の画像データの送信と、を第２のドライバに実行させる第２のドライバ制御部であって、前記第３の画像データによって表わされる前記印刷画像が前記特定の印刷装置によって印刷媒体に印刷された後に、印刷済み媒体に含まれる前記特定の識別関連情報に関連する前記特定の印刷識別情報の入力と、前記印刷済み媒体の管理方法の入力と、が第２の端末装置によって受け付けられる場合に、前記特定の印刷識別情報と、前記管理方法を示す方法情報と、が前記第２の端末装置から前記管理装置に送信され、前記第２のドライバ制御部と、
前記第２の指示が取得される場合に、前記特定の印刷識別情報と印刷ログ情報とを前記管理装置に送信するログ情報送信部であって、前記管理装置では、前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とが前記メモリに記憶され、前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とがメモリに記憶された後に、前記印刷ログ情報は、前記支給関連処理を実行するために利用される、前記ログ情報送信部と、
として機能させる、請求項３に記載のコンピュータプログラム。
【請求項6】
前記第２の指示は、前記第２のドライバに対応する第２のプリンタキューを指定することを含む、請求項５に記載のコンピュータプログラム。
【請求項7】
前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷に必要な費用を入力するための第１の入力領域を含み、
前記印刷関連情報は、入力済みの前記費用を示す費用情報を含む、請求項３に記載のコンピュータプログラム。
前記印刷関連情報は、入力済みの前記費用を示す費用情報を含む、請求項３に記載のコンピュータプログラム。
【請求項8】
前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷に必要な印刷媒体の枚数を入力するための第２の入力領域を含み、
前記印刷関連情報は、入力済みの前記枚数を示す枚数情報を含む、請求項３に記載のコンピュータプログラム。
前記印刷関連情報は、入力済みの前記枚数を示す枚数情報を含む、請求項３に記載のコンピュータプログラム。
【請求項9】
前記入力画面は、前記第２の画像データの送信先のメールアドレスを入力するための第３の入力領域を含み、
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
入力済みのメールアドレスを宛先アドレスとして含む電子メールであって、前記第２の画像データが添付されている前記電子メールの生成をメーラプログラムに実行させるメーラ制御部として機能させる、請求項３に記載のコンピュータプログラム。
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
入力済みのメールアドレスを宛先アドレスとして含む電子メールであって、前記第２の画像データが添付されている前記電子メールの生成をメーラプログラムに実行させるメーラ制御部として機能させる、請求項３に記載のコンピュータプログラム。
【請求項10】
前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷の実行と不実行とのどちらかを選択するための選択領域と、前記選択領域において印刷の実行が選択される場合に前記支給関連処理に必要な情報が入力されるべき入力領域と、を含み、
前記印刷関連情報は、入力済みの前記情報を含む、請求項３に記載のコンピュータプログラム。
前記印刷関連情報は、入力済みの前記情報を含む、請求項３に記載のコンピュータプログラム。
【請求項11】
管理装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記管理装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
第１の指示が第１の端末装置によって取得された後に、前記第１の端末装置から画面データ要求が受信される場合に、入力画面を表わす入力画面データを前記第１の端末装置に送信する画面データ送信部であって、前記第１の指示は、画像データを印刷装置に送信することなく、第１のデータ形式を有する第１の画像データを第２のデータ形式を有する第２の画像データに変換するための指示であり、前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷に関連する印刷関連情報を入力するための画面である、前記画面データ送信部と、
前記入力画面において前記印刷関連情報が入力される場合に、前記第１の端末装置から前記印刷関連情報を受信する関連情報受信部と、
前記印刷関連情報をメモリに記憶させる第１の記憶制御部であって、前記印刷関連情報が前記メモリに記憶された後に、前記印刷関連情報は、前記第１の端末装置のユーザに印刷費用を支給することに関連する支給関連処理を実行するために利用される、前記第１の記憶制御部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
前記管理装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
第１の指示が第１の端末装置によって取得された後に、前記第１の端末装置から画面データ要求が受信される場合に、入力画面を表わす入力画面データを前記第１の端末装置に送信する画面データ送信部であって、前記第１の指示は、画像データを印刷装置に送信することなく、第１のデータ形式を有する第１の画像データを第２のデータ形式を有する第２の画像データに変換するための指示であり、前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷に関連する印刷関連情報を入力するための画面である、前記画面データ送信部と、
前記入力画面において前記印刷関連情報が入力される場合に、前記第１の端末装置から前記印刷関連情報を受信する関連情報受信部と、
前記印刷関連情報をメモリに記憶させる第１の記憶制御部であって、前記印刷関連情報が前記メモリに記憶された後に、前記印刷関連情報は、前記第１の端末装置のユーザに印刷費用を支給することに関連する支給関連処理を実行するために利用される、前記第１の記憶制御部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
【請求項12】
画像データを印刷装置に送信するための第２の指示が前記第１の端末装置によって取得される場合に、特定の印刷識別情報に関連する特定の識別関連情報を含む印刷画像を表わす第３の画像データの生成と、特定の印刷装置への前記第３の画像データの送信と、が前記第１の端末装置によって実行され、
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
前記第２の指示が前記第１の端末装置によって取得される場合に、前記第１の端末装置から前記特定の印刷識別情報と印刷ログ情報とを受信するログ情報受信部と、
前記第３の画像データによって表わされる前記印刷画像が前記特定の印刷装置によって印刷媒体に印刷された後に、印刷済み媒体に含まれる前記特定の識別関連情報に関連する前記特定の印刷識別情報の入力と、前記印刷済み媒体の管理方法の入力と、が第２の端末装置によって受け付けられる場合に、前記第２の端末装置から、前記特定の印刷識別情報と、前記管理方法を示す方法情報と、を受信する方法情報受信部と、
前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とをメモリに記憶させる第２の記憶制御部であって、前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とが前記メモリに記憶された後に、前記印刷ログ情報は、前記支給関連処理を実行するために利用される、前記第２の記憶制御部と、
として機能させる、請求項１１に記載のコンピュータプログラム。
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
前記第２の指示が前記第１の端末装置によって取得される場合に、前記第１の端末装置から前記特定の印刷識別情報と印刷ログ情報とを受信するログ情報受信部と、
前記第３の画像データによって表わされる前記印刷画像が前記特定の印刷装置によって印刷媒体に印刷された後に、印刷済み媒体に含まれる前記特定の識別関連情報に関連する前記特定の印刷識別情報の入力と、前記印刷済み媒体の管理方法の入力と、が第２の端末装置によって受け付けられる場合に、前記第２の端末装置から、前記特定の印刷識別情報と、前記管理方法を示す方法情報と、を受信する方法情報受信部と、
前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とをメモリに記憶させる第２の記憶制御部であって、前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とが前記メモリに記憶された後に、前記印刷ログ情報は、前記支給関連処理を実行するために利用される、前記第２の記憶制御部と、
として機能させる、請求項１１に記載のコンピュータプログラム。
【請求項13】
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
前記印刷関連情報が前記メモリに記憶された後に、前記印刷関連情報を利用して前記支給関連処理を実行する関連処理実行部として機能させる、請求項１１に記載のコンピュータプログラム。
前記印刷関連情報が前記メモリに記憶された後に、前記印刷関連情報を利用して前記支給関連処理を実行する関連処理実行部として機能させる、請求項１１に記載のコンピュータプログラム。
【請求項14】
前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷に必要な費用を入力するための第１の入力領域を含み、
前記印刷関連情報は、入力済みの前記費用を示す費用情報を含む、請求項１１に記載のコンピュータプログラム。
前記印刷関連情報は、入力済みの前記費用を示す費用情報を含む、請求項１１に記載のコンピュータプログラム。
【請求項15】
前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷に必要な印刷媒体の枚数を入力するための第２の入力領域を含み、
前記印刷関連情報は、入力済みの前記枚数を示す枚数情報を含む、請求項１１に記載のコンピュータプログラム。
前記印刷関連情報は、入力済みの前記枚数を示す枚数情報を含む、請求項１１に記載のコンピュータプログラム。
【請求項16】
前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷の実行と不実行とのどちらかを選択するための選択領域と、前記選択領域において印刷の実行が選択される場合に前記支給関連処理に必要な情報が入力されるべき入力領域と、を含み、
前記印刷関連情報は、入力済みの前記情報を含む、請求項１１に記載のコンピュータプログラム。
前記印刷関連情報は、入力済みの前記情報を含む、請求項１１に記載のコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書は、印刷管理システムに関する技術を開示する。
【背景技術】
【0002】
特許文献１には、ユーザが自宅の印刷装置を利用する場合に、私用の印刷と業務用の印刷とを区別して管理する技術が開示されている。この技術では、業務用の印刷に係る印刷費用が算出される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開２０２２－０４６０６５号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の特許文献１では、ユーザが自宅外の印刷装置において業務用の印刷を実行させる状況が想定されていない。本明細書では、適切な処理を実行可能な印刷管理システムを実現するための技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本明細書によって開示される印刷管理システムは、第１の端末装置と、管理装置と、を備えてもよい。第１の端末装置は、画像データを印刷装置に送信することなく、第１のデータ形式を有する第１の画像データを第２のデータ形式を有する第２の画像データに変換するための第１の指示が取得される場合に、前記第２の画像データの生成を第１のドライバに実行させ、前記第１の指示が取得される場合に、前記第２の画像データに従った印刷に関連する印刷関連情報を入力するための入力画面を前記表示部に表示させ、前記入力画面において前記印刷関連情報が入力される場合に、前記印刷関連情報を前記管理装置に送信してもよい。前記管理装置は、前記第１の端末装置から受信される前記印刷関連情報をメモリに記憶させてもよい。前記印刷関連情報が前記メモリに記憶された後に、前記印刷関連情報は、前記第１の端末装置のユーザに印刷費用を支給することに関連する支給関連処理を実行するために利用されてもよい。
【0006】
上記の印刷管理システムでは、第１の端末装置は、画像データが印刷装置に送信されない第１の指示を取得する場合に、入力画面に入力される印刷関連情報を管理装置に送信する。これにより、印刷関連情報に基づいて支給関連処理が実行される。このために、適切な処理を実行可能な印刷管理システムが実現される。
【0007】
第１の端末装置を実現するためのコンピュータプログラム、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記録媒体、第１の端末装置そのもの、及び、第１の端末装置によって実行される方法も新規で有用である。管理装置を実現するためのコンピュータプログラム、当該コンピュータプログラムを記憶するコンピュータ可読記録媒体、管理装置そのもの、及び、管理装置によって実行される方法も新規で有用である。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】印刷管理システムの概略を示す。
【図2】各装置の制御構成を示す。
【図3】管理テーブルの一例を示す。
【図4】文書編集アプリケーションによって表示される各画面の一例を示す。
【図5】各装置の処理のシーケンス図を示す。
【図6】印刷管理アプリケーションによって表示される各画面の一例を示す。
【図8】ユーザ宅にプリンタが設置された後の処理のシーケンス図を示す。
【図9】第３実施例の処理のシーケンス図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
（第１実施例）
（印刷管理システム２の構成及び処理の概略：図１）
図１に示されるように、印刷管理システム２は、ノートＰＣ１０とプリンタ１００Ａと携帯端末２００とサーバ３００とを備える。変形例では、ノートＰＣ１０に代えて、デスクトップＰＣが利用されてもよい。
（印刷管理システム２の構成及び処理の概略：図１）
図１に示されるように、印刷管理システム２は、ノートＰＣ１０とプリンタ１００Ａと携帯端末２００とサーバ３００とを備える。変形例では、ノートＰＣ１０に代えて、デスクトップＰＣが利用されてもよい。
【0010】
ノートＰＣ１０は、或るユーザの自宅４に設置されている。携帯端末２００は、上記のユーザによって携帯されるスマートフォンである。ノートＰＣ１０と携帯端末２００とは、ユーザ宅４のLocal Area Network（ＬＡＮ）に接続可能であり、ＬＡＮを介して相互に通信可能である。プリンタ１００Ａは、ユーザ宅４の外部、例えばコンビニエンスストア、共用ワーキングスペース等に設置されている。サーバ３００は、インターネット上に設置されている。ノートＰＣ１０と携帯端末２００とは、サーバ３００と通信可能である。
【0011】
本実施例では、或る企業に所属する上記のユーザがユーザ宅４でリモートワークを行なう状況を想定している。ユーザ宅４には印刷装置が設置されていない。このため、ユーザは、ノートＰＣ１０を利用して業務を行ない、業務によって生成された文書データを自宅外のプリンタ１００Ａが解釈可能なデータ形式に変換させ、変換済みデータを携帯端末２００に記憶させる。そして、ユーザは、携帯端末２００をコンビニエンスストア等に持参して、携帯端末２００を利用してプリンタ１００Ａに印刷を実行させる。この場合、ユーザがプリンタ１００Ａを利用するための印刷費用を支払うので、上記の企業が当該印刷費用をユーザに支給する必要がある。このような仕組みを実現するために、本実施例の印刷管理システム２が利用される。
【0012】
印刷管理システム２の動作の概略を説明する。ノートＰＣ１０は、Ｓ１０において、Microsoft（登録商標）社のWord形式、Excel形式等を有する文書データを生成するためのアプリケーションにおいて、ユーザからPortable Document Format（ＰＤＦ）変換指示を取得する。この場合、ノートＰＣ１０は、ＰＤＦデータを識別するデータＩＤを生成し、Ｓ１２において、印刷関連情報を入力するための入力画面を表示する。印刷関連情報は、ＰＤＦデータに従った印刷を自宅外の印刷装置に実行させるのに必要な印刷費用を含む。ノートＰＣ１０は、Ｓ１４において、印刷関連情報の入力を受け付けると、Ｓ１６において、データＩＤと印刷関連情報とをサーバ３００に送信する。
【0013】
次いで、ノートＰＣ１０は、データＩＤを含むUniform Resource Locator（ＵＲＬ）をコード化することによってＱＲコード（登録商標）を生成する。当該ＵＲＬは、サーバ３００の位置情報を含む。ノートＰＣ１０は、文書データを変換して、ＱＲコードを含むＰＤＦ画像を表わすＰＤＦデータを生成する。そして、ノートＰＣ１０は、Ｓ１８において、電子メールを利用して、ＰＤＦデータを携帯端末２００に送信する。
【0014】
その後、ユーザは、プリンタ１００Ａが設置されているコンビニエンスストア等に携帯端末２００を持参する。携帯端末２００は、ユーザから印刷指示を取得すると、Ｓ２０において、ＰＤＦデータをプリンタ１００Ａに送信する。ここでのＰＤＦデータの送信は、Ｗｉ－Ｆｉを利用した送信であってもよいし、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）を利用した送信であってもよい。この場合、プリンタ１００Ａは、Ｓ２２において、ＰＤＦデータによって表わされるＰＤＦ画像を用紙に印刷する。印刷済み用紙は、上記のＱＲコードを含む。なお、ユーザは、ノートＰＣ１０から携帯型メモリ（例えばＵＳＢメモリ）にＰＤＦデータを格納させてもよい。この場合、ユーザは、携帯型メモリをプリンタ１００Ａに接続して、ＰＤＦデータをプリンタ１００Ａに供給してもよい。
【0015】
携帯端末２００は、Ｓ３０において、ＱＲコードを撮影してデコードすることによって、データＩＤを含むＵＲＬを取得する。この場合、携帯端末２００は、ＵＲＬにアクセスしてデータＩＤをサーバ３００に送信する。携帯端末２００は、さらに、Ｓ３２において、印刷済み用紙の管理方法を入力するための入力画面を表示し、Ｓ３４において、入力済みの管理方法を示す方法情報をサーバ３００に送信する。
【0016】
サーバ３００は、Ｓ１６において、ノートＰＣ１０からデータＩＤと印刷関連情報とを受信し、Ｓ３４において、携帯端末２００からデータＩＤと方法情報とを受信する。この場合、サーバ３００は、データＩＤに関連付けて印刷関連情報と方法情報とを記憶する。その後、サーバ３００は、Ｓ４０において、印刷関連情報に基づいて、印刷費用をユーザに支給することに関連する支給関連処理を実行する。支給関連処理は、当該ユーザに支給されるべき印刷費用の総額を計算したり、計算済みの総額を出力したりすることを含む。
【0017】
その後、Ｓ５０において、プリンタ１００Ｂがユーザ宅４に設置される。これにより、ユーザは、自宅外のプリンタ１００Ａを利用しなくても、業務のための印刷をプリンタ１００Ｂに実行させることができる。業務のための印刷がプリンタ１００Ｂによって実行されると、プリンタ１００Ｂの消耗品（例えば色材、用紙）が消費される。この場合も、上記の企業が印刷費用をユーザに支給する必要がある。印刷管理システム２は、この仕組みも実現することができる。
【0018】
【0019】
（ノートＰＣ１０の構成）
ノートＰＣ１０は、操作部１２と、表示部１４と、Local Area Network（ＬＡＮ）インターフェース２０と、制御部３０と、を備える。各部１２～３０は、バス線に接続されている。
ノートＰＣ１０は、操作部１２と、表示部１４と、Local Area Network（ＬＡＮ）インターフェース２０と、制御部３０と、を備える。各部１２～３０は、バス線に接続されている。
【0020】
操作部１２は、様々な情報をノートＰＣ１０に入力するためのインターフェースであり、マウス、キーボード等を備える。表示部１４は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。ＬＡＮインターフェース２０は、ユーザ宅のＬＡＮに接続可能である。当該ＬＡＮは、有線ＬＡＮであってもよいし無線ＬＡＮであってもよい。
【0021】
制御部３０は、ＣＰＵ３２とメモリ３４とを備える。ＣＰＵ３２は、メモリ３４に格納されているプログラム４０等に従って、様々な処理を実行する。メモリ３４は、Read Only Memory（ＲＯＭ）、Random Access Memory（ＲＡＭ）等によって構成される。メモリ３４は、ＯＳプログラム４０と、複数個のアプリケーション４２，４４，５０，６０，７０と、を記憶する。以下では、ＯＳプログラムのことを「ＯＳ」と記載し、アプリケーションのことを「アプリ」と記載する。
【0022】
ＯＳ４０は、ノートＰＣ１０の基本的な動作を制御するためのプログラムである。ブラウザアプリ４２は、ウェブサーバにアクセスして、ウェブページを表示するためのプログラムである。文書編集アプリ４４は、文書を編集したり生成したりするためのプログラムであり、例えば、Microsoft（登録商標）社のWord、Excel、PowerPoint等である。メーラアプリ４６は、電子メールの送信及び受信を実行するためのプログラムである。これらのプログラム４０～４６は、通常、ノートＰＣ１０の出荷段階からノートＰＣ１０にインストールされている。
【0023】
印刷管理アプリ５０は、後述のドライバ７０，８０に処理を指示したり、サーバ３００との通信を実行したりするためのプログラムである。仮想プリンタ６０は、ＱＲコードを生成してＱＲコードを画像に付加するためのプログラムである。これらのプログラム５０，６０は、ノートＰＣ１０が出荷された後に、ノートＰＣ１０にダウンロードされてインストールされる。各プログラム５０，６０は、例えばサーバ３００を所有するサービス事業者から提供される。
【0024】
ＰＤＦドライバ７０は、文書データを変換してＰＤＦデータを生成するためのプログラムである。ＰＤＦドライバ７０も、通常、ノートＰＣ１０の出荷段階からノートＰＣ１０にインストールされている。ＰＤＦドライバ７０に代えて、例えば、ＸＰＳドライバ、ＰＣＬ（Printer Command Languageの略）ドライバ、ＰＳ（Post Scriptの略）ドライバ等が採用されてもよい。一般的に言うと、或るデータ形式を有する画像データを印刷装置が解釈可能なデータ形式を有する画像データに変換可能なドライバが採用されればよい。
【0025】
プリンタドライバ８０は、印刷データを生成して印刷データをプリンタ１００Ｂに送信するためのプログラムである。従って、プリンタドライバ８０は、プリンタ１００Ｂがユーザ宅４に設置された後に、ノートＰＣ１０にインストールされる。プリンタドライバ８０は、プリンタ１００Ｂと共に出荷されるメディアからノートＰＣ１０にダウンロードされてもよいし、プリンタ１００Ｂのベンダによって設置される図示省略のサーバからノートＰＣ１０にダウンロードされてもよい。
【0026】
メモリ３４は、複数個のプリンタキュー６２，７２を備える。また、プリンタドライバ８０がノートＰＣ１０にインストールされると、メモリ３４は、さらに、プリンタキュー８２を備える。各プリンタキュー６２，７２，８２は、ＯＳ４０によってメモリ３４内に生成される。仮想プリンタキュー６２は、仮想プリンタ６０に割り当てられる記憶領域である。仮想プリンタキュー６２は、他のアプリケーションから仮想プリンタ６０に供給される前のデータ、及び、仮想プリンタ６０によって生成されるデータ（即ち仮想プリンタ６０から他のアプリケーションに供給されるデータ）を一時的に記憶する。同様に、ＰＤＦプリンタキュー７２、プリンタキュー８２は、それぞれ、ＰＤＦドライバ７０、プリンタドライバ８０に割り当てられる記憶領域である。各プリンタキュー７２，８２は、対応するドライバに供給される前のデータ、及び、対応するドライバによって生成されるデータを一時的に記憶する。
【0027】
（プリンタ１００Ａ，１００Ｂの構成）
プリンタ１００Ａは、印刷機能を実行可能な周辺装置である。プリンタ１００Ａは、操作部１１２と、表示部１１４と、印刷実行部１１６と、ＬＡＮインターフェース１２０と、制御部１３０と、を備える。各部１１２～１３０は、バス線に接続されている。
プリンタ１００Ａは、印刷機能を実行可能な周辺装置である。プリンタ１００Ａは、操作部１１２と、表示部１１４と、印刷実行部１１６と、ＬＡＮインターフェース１２０と、制御部１３０と、を備える。各部１１２～１３０は、バス線に接続されている。
【0028】
操作部１１２は、様々な情報をプリンタ１００Ａに入力するためのインターフェースであり、ボタン、タッチスクリーン等を備える。表示部１１４は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。印刷実行部１１６は、インクジェット方式、レーザー方式等の印刷機構を備える。ＬＡＮインターフェース１２０は、コンビニエンスストア等のＬＡＮに接続されている。
【0029】
制御部１３０は、ＣＰＵ１３２とメモリ１３４とを備える。ＣＰＵ１３２は、メモリ１３４に格納されているプログラム１４０に従って、様々な処理を実行する。メモリ１３４は、ＲＯＭ、ＲＡＭ等によって構成される。
【0030】
プリンタ１００Ｂは、プリンタ１００Ａと同様の構成を備える。ただし、プリンタ１００ＢのＬＡＮインターフェース１２０は、ユーザ宅４のＬＡＮに接続される。
【0031】
（携帯端末２００の構成）
携帯端末２００は、操作部２１２と、表示部２１４と、カメラ２１６と、ＬＡＮインターフェース２２０と、制御部２３０と、を備える。各部２１２～２３０は、バス線に接続されている。
携帯端末２００は、操作部２１２と、表示部２１４と、カメラ２１６と、ＬＡＮインターフェース２２０と、制御部２３０と、を備える。各部２１２～２３０は、バス線に接続されている。
【0032】
操作部２１２は、様々な情報を携帯端末２００に入力するためのインターフェースであり、ボタン、タッチスクリーン等を備える。表示部２１４は、様々な情報を表示するためのディスプレイである。表示部２１４は、タッチスクリーンとして機能する。カメラ２１６は、画像を撮影するためのデバイスである。本実施例では、カメラ２１６は、印刷済み用紙に含まれるＱＲコードを撮影するために利用される。ＬＡＮインターフェース２２０は、ユーザ宅のＬＡＮに接続可能である。
【0033】
制御部２３０は、ＣＰＵ２３２とメモリ２３４とを備える。ＣＰＵ２３２は、メモリ２３４に格納されているプログラム２４０等に従って、様々な処理を実行する。メモリ２３４は、ＲＯＭ、ＲＡＭ等によって構成される。ＯＳ２４０は、携帯端末２００の基本的な動作を制御するためのプログラムである。ブラウザアプリ２４２は、ウェブサーバにアクセスして、ウェブページを表示するためのプログラムである。印刷アプリ２５０は、自宅外のプリンタ１００Ａに印刷を実行させるためのプログラムである。
【0034】
（サーバ３００の構成）
サーバ３００は、印刷管理システム２を実現するためのサービスを提供するサービス事業者によってインターネットに設置される。サービス事業者は、プリンタ１００Ａ又は１００Ｂのベンダと同じであってもよいし異なってもよい。サーバ３００は、インターネットに設置される物理的なサーバであってもよいし、クラウド上の仮想サーバ、仮想マシン等であってもよい。変形例では、サーバ３００は、例えば上記の企業内のネットワークに設置される管理ＰＣであってもよい。別の変形例では、サーバ３００は、別体に構成されている複数個のデバイスによって構成されてもよい。例えば、サーバ３００は、ノートＰＣ１０及び携帯端末２００との通信を実行するためのサーバと、当該サーバとは別体に構成されているデータベースと、によって構成されてもよい。
サーバ３００は、印刷管理システム２を実現するためのサービスを提供するサービス事業者によってインターネットに設置される。サービス事業者は、プリンタ１００Ａ又は１００Ｂのベンダと同じであってもよいし異なってもよい。サーバ３００は、インターネットに設置される物理的なサーバであってもよいし、クラウド上の仮想サーバ、仮想マシン等であってもよい。変形例では、サーバ３００は、例えば上記の企業内のネットワークに設置される管理ＰＣであってもよい。別の変形例では、サーバ３００は、別体に構成されている複数個のデバイスによって構成されてもよい。例えば、サーバ３００は、ノートＰＣ１０及び携帯端末２００との通信を実行するためのサーバと、当該サーバとは別体に構成されているデータベースと、によって構成されてもよい。
【0035】
サーバ３００は、通信インターフェース３２０と、制御部３３０と、を備える。通信インターフェース３２０は、インターネットに接続されている。制御部３３０は、ＣＰＵ３３２とメモリ３３４とを備える。ＣＰＵ３３２は、メモリ３３４に格納されているプログラム３４０に従って、様々な処理を実行する。メモリ３３４は、ＲＯＭ、ＲＡＭ等によって構成される。
【0036】
（管理テーブル３５０の内容：図３）
メモリ３３４は、管理テーブル３５０を記憶する。管理テーブル３５０は、ノートＰＣ１０及び携帯端末２００から受信される情報を記憶するためのテーブルである。図３を参照して、管理テーブル３５０の内容を説明する。
メモリ３３４は、管理テーブル３５０を記憶する。管理テーブル３５０は、ノートＰＣ１０及び携帯端末２００から受信される情報を記憶するためのテーブルである。図３を参照して、管理テーブル３５０の内容を説明する。
【0037】
管理テーブル３５０では、ユーザＩＤとデータＩＤと日時情報と印刷枚数と用紙サイズと色情報と申請費用と管理方法とが関連付けて記憶される。ユーザＩＤは、企業に所属する個々のユーザに割り当てられるＩＤである。データＩＤは、ＰＤＦデータ又は印刷データを識別するＩＤである。日時情報は、ＰＤＦ変換又は印刷が実行された日時である。印刷枚数は、印刷に利用される用紙の枚数である。用紙サイズは、印刷に利用される用紙のサイズである。色情報は、モノクロ印刷又はカラー印刷を示す情報である。申請費用は、ユーザから申請される印刷費用である。管理方法は、印刷済み用紙の管理方法である。
【0038】
（印刷のための各画面：図４）
図４を参照して、ノートＰＣ１０に表示される各画面の内容を説明する。画面ＳＣ１０に示されるように、ユーザは、文書編集アプリ４４を利用して、文字列「ＡＡＡＡＡ」等を含む文書画像を表わす文書データを生成する。ユーザは、文書画像の印刷を望む場合に、画面ＳＣ１０内のファイルボタンＢ１を選択する。この場合、文書編集アプリ４４は、画面ＳＣ１２を表示する。
図４を参照して、ノートＰＣ１０に表示される各画面の内容を説明する。画面ＳＣ１０に示されるように、ユーザは、文書編集アプリ４４を利用して、文字列「ＡＡＡＡＡ」等を含む文書画像を表わす文書データを生成する。ユーザは、文書画像の印刷を望む場合に、画面ＳＣ１０内のファイルボタンＢ１を選択する。この場合、文書編集アプリ４４は、画面ＳＣ１２を表示する。
【0039】
ユーザは、画面ＳＣ１２内の印刷ボタンＢ２を選択する。この場合、文書編集アプリ４４は、画面ＳＣ１４を表示する。画面ＳＣ１４は、プリンタキューを選択するための選択欄ＳＡ１を含む。初期状態では、選択欄ＳＡ１は、現在のデフォルトドライバであるＰＤＦドライバ７０に対応するＰＤＦプリンタキュー７２の名称「To PDF」を示す。ユーザは、選択欄ＳＡ１内のボタンＢ３を選択し、画面ＳＣ１６において、ＰＤＦプリンタキュー７２の名称「To PDF」に代えて、仮想プリンタ６０に対応する仮想プリンタキュー６２の名称「Virtual」を指定する。
【0040】
ユーザは、画面ＳＣ１８内のプロパティボタンＢ４を選択する。この場合、文書編集アプリ４４は、画面ＳＣ２０を表示する。画面ＳＣ２０は、文書画像の出力先を選択するための選択欄ＳＡ２を含む。ユーザは、選択欄ＳＡ２内においてＰＤＦプリンタキュー７２を指定して、文書画像の出力先としてＰＤＦドライバ７０を指定する。その後、ユーザは、画面ＳＣ１８を再び表示させて、画面ＳＣ１８内の印刷ボタンＢ５を選択する。これにより、図５の各処理が実行される。
【0041】
（各デバイス１０，１００Ａ，２００，３００の処理：図５）
図５を参照して、各デバイスによって実行される処理を説明する。以下では、各デバイスのＣＰＵを主体として処理の内容を説明せずに、各デバイスそのもの又はアプリを主体として処理の内容を説明する。ノートＰＣ１０において、アプリは、ＯＳ４０を介して、ＣＰＵ等のハードウェア及びドライバを制御する。携帯端末２００において、アプリは、ＯＳ２４０を介してハードウェアを制御する。サーバ３００において、プログラム３４０は、ＯＳを介してハードウェアを制御する。ハードウェア、ドライバ等がＯＳを介してアプリによって制御されることは、本明細書では適宜省略して説明する。
図５を参照して、各デバイスによって実行される処理を説明する。以下では、各デバイスのＣＰＵを主体として処理の内容を説明せずに、各デバイスそのもの又はアプリを主体として処理の内容を説明する。ノートＰＣ１０において、アプリは、ＯＳ４０を介して、ＣＰＵ等のハードウェア及びドライバを制御する。携帯端末２００において、アプリは、ＯＳ２４０を介してハードウェアを制御する。サーバ３００において、プログラム３４０は、ＯＳを介してハードウェアを制御する。ハードウェア、ドライバ等がＯＳを介してアプリによって制御されることは、本明細書では適宜省略して説明する。
【0042】
文書編集アプリ４４は、Ｔ１０において、図４の画面ＳＣ１６内の選択欄ＳＡ１において仮想プリンタキュー６２の名称「Virtual」の選択を受け付け、画面ＳＣ２０内の選択欄ＳＡ２においてＰＤＦプリンタキュー７２の名称「To PDF」の選択を受け付け、画面ＳＣ１８内の印刷ボタンＢ５の選択を受け付ける。この場合、文書編集アプリ４４は、仮想プリンタキュー６２に対応する仮想プリンタ６０に処理を指示する。
【0043】
仮想プリンタ６０は、Ｔ１５において、印刷管理アプリ５０に処理を指示する。このように、仮想プリンタ６０が文書編集アプリ４４と印刷管理アプリ５０との間で指示の受け渡し役を担うのは、文書編集アプリ４４には印刷管理アプリ５０に関する情報が登録されないので、文書編集アプリ４４が印刷管理アプリ５０に直接的に指示することができないからである。
【0044】
印刷管理アプリ５０は、入力画面ＳＣ３０を表示する。図６に示されるように、入力画面ＳＣ３０は、ＱＲコードの印刷を実行するのか否かを選択するための選択欄５００と、費用を入力するための入力欄５０２と、ＰＤＦデータの送信先のメールアドレスを入力するための入力欄５０４と、任意の情報を入力するための入力欄５０６と、を含む。
【0045】
ユーザは、ＰＤＦデータによって表わされるＰＤＦ画像の印刷を自宅外のプリンタ１００Ａに実行させる場合には、選択欄５００において「有」を選択する。ユーザは、ＰＤＦ画像の印刷を自宅外のプリンタ１００Ａに実行させない場合には、選択欄５００において「無」を選択する。ユーザは、選択欄５００において「有」を選択する場合には、ＰＤＦ画像の印刷をプリンタ１００Ａに実行させるのに必要な費用を入力欄５０２に入力する。この場合、ユーザは、さらに、携帯端末２００に設定されているメールアドレスを入力欄５０４に入力する。ユーザは、選択欄５００において「無」を選択する場合には、費用を入力欄５０２に入力しない。この場合、ユーザは、ＰＤＦデータの送信先のメールアドレスを入力欄５０４に入力してもよいし入力しなくてもよい。このように、選択欄５００が設けられているので、ユーザは、ＰＤＦ画像の印刷を自宅外のプリンタ１００Ａに実行させるのか否かを選択することができる。そして、ユーザは、ＰＤＦ画像の印刷をプリンタ１００Ａに実行させる場合には、支給関連処理に必要な情報を入力欄５０２に入力することができる。
【0046】
印刷管理アプリ５０は、Ｔ２０において、選択欄５００において「有」の選択を受け付け、入力欄５０２において「３０円」の入力を受け付け、入力欄５０４において「user1
【0047】
mail.com」の入力を受け付ける。そして、印刷管理アプリ５０は、ＯＫボタンの選択を受け付けると、仮想プリンタ６０に処理を指示する。
【0048】
仮想プリンタ６０は、ユニークな文字列であるデータＩＤ「Ｐ１」を生成し、次いで、データＩＤ「Ｐ１」とサーバ３００の位置情報とを含むＵＲＬを生成する。仮想プリンタ６０は、ＵＲＬをコード化することによってＱＲコード４１０を生成する。仮想プリンタ６０は、Ｔ３０において、ＱＲコード４１０を文書画像に付加して、付加済み画像４００を生成する。そして、仮想プリンタ６０は、印刷管理アプリ５０に処理を指示する。
【0049】
印刷管理アプリ５０は、Ｔ３２において、印刷指示をＰＤＦドライバ７０に供給することによって、ＰＤＦドライバ７０に処理を指示する。
【0050】
ＰＤＦドライバ７０は、Ｔ３４において、付加済み画像４００を変換して、ＰＤＦ画像を表わすＰＤＦデータ４２０を生成する。そして、ＰＤＦドライバ７０は、印刷管理アプリ５０に処理を指示する。
【0051】
印刷管理アプリ５０は、Ｔ４０において、メール生成指示をメーラアプリ４６に供給することによって、メーラアプリ４６に処理を指示する。
【0052】
メーラアプリ４６は、Ｔ４２において、メール送信画面ＳＣ３２を表示部１４に表示させる。図６に示されるように、メール送信画面ＳＣ３２は、送信ボタン５１０と、宛先欄５１２と、件名欄５１４と、本文欄５１６と、を含む。宛先欄５１２には、入力画面ＳＣ３０内の入力欄５０４に入力されたメールアドレス「user1
【0053】
mail.com」が自動的に記述されている。また、ＰＤＦデータ４２０が添付ファイルとして自動的に設定されている。このために、ユーザは、電子メールを容易に送信することができる。
【0054】
メーラアプリ４６は、Ｔ４４において、件名欄５１４において件名の入力を受け付け、本文欄５１６において本文の入力を受け付け、送信ボタン５１０の選択を受け付ける。この場合、メーラアプリ４６は、Ｔ４６において、宛先欄５１２に記述されているメールアドレス「user1
【0055】
mail.com」を送信先として、ＰＤＦデータ４２０を含む電子メールを送信する。本ケースでは、メールアドレス「user1
【0056】
mail.com」が携帯端末２００に設定されているので、電子メールは携帯端末２００に送信される。
【0057】
印刷管理アプリ５０は、さらに、Ｔ５０において、ユーザＩＤ「Ｕ１」とデータＩＤ「Ｐ１」と印刷関連情報とをサーバ３００に送信する。ユーザＩＤ「Ｕ１」は、ノートＰＣ１０のユーザを識別するＩＤであり、メモリ３４に予め記憶されている。印刷関連情報は、入力画面ＳＣ３０内の入力欄５０２に入力された費用「３０円」を含む。仮に入力画面ＳＣ３０内の入力欄５０６に何らかの情報が入力された場合には、印刷関連情報は、さらに、当該情報を含む。
【0058】
サーバ３００は、Ｔ５０において、ノートＰＣ１０からユーザＩＤ「Ｕ１」等を受信すると、Ｔ５２において、これらの情報を管理テーブル３５０に記憶させる。即ち、サーバ３００は、ユーザＩＤ「Ｕ１」とデータＩＤ「Ｐ１」と申請費用「３０円」とを関連付けて管理テーブル３５０に記憶させる。サーバ３００は、さらに、ユーザＩＤ「Ｕ１」等の受信日時を日時情報として管理テーブル３５０に記憶させる。本ケースでは、印刷枚数、用紙サイズ、及び、色情報は管理テーブル３５０に記憶されない。また、この時点では、管理方法は管理テーブル３５０にまだ記憶されない。
【0059】
なお、入力画面ＳＣ３０内の選択欄５００において「無」が選択される場合には、仮想プリンタ６０は、Ｔ３０の処理を実行せず、印刷管理アプリ５０は、Ｔ５０の処理を実行しない。ＰＤＦ画像の印刷が自宅外のプリンタ１００Ａによって実行されないので、印刷費用をユーザに支給する必要がないからである。
【0060】
（図５の続きの処理：図７）
その後、ユーザは、プリンタ１００Ａが設置されているコンビニエンスストア等に携帯端末２００を持参する。そして、ユーザは、携帯端末２００内の印刷アプリ２５０を起動させる。印刷アプリ２５０は、Ｔ１１０において、ユーザから、ＰＤＦデータ４２０によって表わされるＰＤＦ画像の印刷指示を受け付けると、Ｔ１１２において、ＰＤＦデータ４２０をプリンタ１００Ａに送信する。
その後、ユーザは、プリンタ１００Ａが設置されているコンビニエンスストア等に携帯端末２００を持参する。そして、ユーザは、携帯端末２００内の印刷アプリ２５０を起動させる。印刷アプリ２５０は、Ｔ１１０において、ユーザから、ＰＤＦデータ４２０によって表わされるＰＤＦ画像の印刷指示を受け付けると、Ｔ１１２において、ＰＤＦデータ４２０をプリンタ１００Ａに送信する。
【0061】
プリンタ１００Ａは、Ｔ１１２において、携帯端末２００からＰＤＦデータ４２０を受信すると、Ｔ１２０において、ＰＤＦデータ４２０によって表わされるＰＤＦ画像を用紙に印刷する。これにより、印刷済み用紙がユーザに提供される。
【0062】
ユーザは、Ｔ１２０において、印刷済み用紙を取得すると、携帯端末２００を利用して管理方法の申請を行なう。携帯端末２００のカメラ２１６は、Ｔ１３０において、印刷済み用紙に含まれるＱＲコードを撮影してデコードすることによって、ＵＲＬを取得する。そして、カメラ２１６は、ＵＲＬを含む起動指示をブラウザアプリ２４２に供給することによって、ブラウザアプリ２４２に処理を指示する。
【0063】
ブラウザアプリ２４２は、Ｔ１４０において、ＵＲＬを含む管理画面データ要求をサーバ３００に送信して、Ｔ１４２において、サーバ３００から管理画面データを受信する。ブラウザアプリ２４２は、Ｔ１４４において、管理画面データによって表わされる管理画面ＳＣ４０を表示部２１４に表示させる。図６に示されるように、管理画面ＳＣ４０は、管理方法を選択するための複数個のボタンを含む。自宅破棄、自宅保管は、それぞれ、ユーザ宅４で印刷済み用紙を破棄、保管することを意味する。会社破棄、会社保管は、それぞれ、上記の企業の事業所で印刷済み用紙を破棄、保管することを意味する。配布は、印刷済み用紙を例えば取引先で配布することを意味する。ブラウザアプリ２４２は、Ｔ１５０において、管理画面ＳＣ４０内の１個のボタンの選択を受け付けると、Ｔ１５２において、選択済みの管理方法（例えば「会社保管」）を示す方法情報をサーバ３００に送信する。
【0064】
サーバ３００は、Ｔ１５２において、携帯端末２００から方法情報を受信すると、Ｔ１５４において、Ｔ１４０で受信済みのデータＩＤ「Ｐ１」に関連付けて方法情報を管理テーブル３５０に記憶させる。方法情報が管理テーブル３５０に記憶されるので、管理者は、印刷済み用紙の利用状況を管理することができる。
【0065】
なお、本実施例では、携帯端末２００は、Ｔ１４０において、データＩＤ「Ｐ１」をサーバ３００に送信し、その後、Ｔ１５２において、方法情報をサーバ３００に送信する。これに代えて、変形例では、携帯端末２００は、管理方法の入力を受け付けた後に、データＩＤ「Ｐ１」と方法情報とをまとめてサーバ３００に送信してもよい。後述の図８の処理にも本変形例を適用可能である。
【0066】
その後、サーバ３００は、所定のタイミング（例えば月末）が到来すると、Ｔ１６０において、支給関連処理を実行する。支給関連処理の詳細は後述する。
【0067】
（ユーザ宅４へのプリンタ１００Ｂの設置後の処理：図８）
続いて、図８を参照して、プリンタ１００Ｂがユーザ宅４に設置された後に、各デバイス１０，１００Ｂ，２００，３００によって実行される処理の内容を説明する。
続いて、図８を参照して、プリンタ１００Ｂがユーザ宅４に設置された後に、各デバイス１０，１００Ｂ，２００，３００によって実行される処理の内容を説明する。
【0068】
文書編集アプリ４４は、Ｔ２１０において、図４の画面ＳＣ１６内の選択欄ＳＡ１において仮想プリンタキュー６２「Virtual」の選択を受け付け、その後、画面ＳＣ２０内の選択欄ＳＡ２においてプリンタドライバ８０に対応するプリンタキュー８２（即ちプリンタ１００Ｂに対応するプリンタキュー８２）の名称「mfp_BBB」の選択を受け付ける。そして、文書編集アプリ４４は、画面ＳＣ１８内の印刷ボタンＢ５の選択を受け付ける。この場合、文書編集アプリ４４は、仮想プリンタキュー６２に対応する仮想プリンタ６０に処理を指示する。
【0069】
仮想プリンタ６０は、まず、ユニークな文字列であるデータＩＤ「Ｐ４」を生成し、次いで、データＩＤ「Ｐ４」とサーバ３００の位置情報とを含むＵＲＬを生成する。仮想プリンタ６０は、ＵＲＬをコード化することによってＱＲコード４５０を生成する。仮想プリンタ６０は、Ｔ２３０において、ＱＲコード４５０を文書画像に付加して、付加済み画像４４０を生成する。そして、仮想プリンタ６０は、印刷管理アプリ５０に処理を指示する。
【0070】
印刷管理アプリ５０は、データＩＤ「Ｐ４」、印刷枚数、用紙サイズ、及び、色情報を特定する。そして、印刷管理アプリ５０は、Ｔ２３２において、印刷指示をプリンタドライバ８０に供給することによって、プリンタドライバ８０に処理を指示する。
【0071】
プリンタドライバ８０は、Ｔ２３４において、付加済み画像４５０を変換して、プリンタ１００Ｂが解釈可能なデータ形式を有する印刷画像を表わす印刷データ４６０を生成する。そして、プリンタドライバ８０は、Ｔ２４０において、印刷データ４６０をプリンタ１００Ｂに送信する。
【0072】
プリンタ１００Ｂは、Ｔ２４０において、ノートＰＣ１０から印刷データ４６０を受信すると、Ｔ２４２において、印刷データ４６０によって表わされる印刷画像を用紙に印刷する。これにより、印刷済み用紙がユーザに提供される。
【0073】
印刷管理アプリ５０は、さらに、Ｔ２５０において、ユーザＩＤ「Ｕ１」とデータＩＤ「Ｐ４」と印刷ログ情報とをサーバ３００に送信する。印刷ログ情報は、印刷枚数、用紙サイズ、及び、色情報（本ケースでは「６」、「Ａ４」、「モノクロ」）を含む。
【0074】
サーバ３００は、Ｔ２５０において、ノートＰＣ１０からユーザＩＤ「Ｕ１」等を受信すると、Ｔ２５２において、これらの情報を管理テーブル３５０に記憶させる。即ち、サーバ３００は、ユーザＩＤ「Ｕ１」とデータＩＤ「Ｐ４」と印刷枚数「６」と用紙サイズ「Ａ４」と色情報「モノクロ」とを関連付けて記憶する。サーバ３００は、さらに、ユーザＩＤ「Ｕ１」等の受信日時を日時情報として記憶する。本ケースでは、申請費用は管理テーブル３５０に記憶されない。また、この時点では、管理方法は管理テーブル３５０にまだ記憶されない。
【0075】
ユーザは、Ｔ２４２において、印刷済み用紙を取得すると、携帯端末２００を利用して管理方法の申請を行なう。携帯端末２００のカメラ２１６は、Ｔ３３０において、印刷済み用紙に含まれるＱＲコードを撮影してデコードすることによって、ＵＲＬを取得する。そして、カメラ２１６は、ＵＲＬを含む起動指示をブラウザアプリ２４２に供給することによって、処理をブラウザアプリ２４２に指示する。
【0076】
ブラウザアプリ２４２は、Ｔ３４０において、ＵＲＬを含む管理画面データ要求をサーバ３００に送信して、Ｔ３４２において、サーバ３００から管理画面データを受信する。その後の処理は、図７のＴ１５０～Ｔ１６０と同様である。即ち、方法情報が携帯端末２００からサーバ３００に送信され、データＩＤ「Ｐ４」に関連付けて方法情報が管理テーブル３５０に記憶される。そして、所定のタイミング（例えば月末）が到来すると、支給関連処理が実行される。
【0077】
（支給関連処理）
続いて、サーバ３００によって実行される支給関連処理の内容を説明する。サーバ３００は、所定のタイミング（例えば月末）が到来すると、図７のＴ１６０において、支給関連処理を実行する。サーバ３００は、まず、管理テーブル３５０に記憶されている複数個のユーザＩＤのうちの１個のユーザＩＤ（例えば「Ｕ１」）を特定する。次いで、サーバ３００は、特定済みのユーザＩＤに関連付けられている１個のデータＩＤ（例えば「Ｐ１」）を特定する。サーバ３００は、特定済みのデータＩＤに関連付けて管理方法を示す方法情報が記憶されていることを条件として、特定済みのデータＩＤに関連付けられている印刷関連情報（即ち申請費用）又は印刷ログ情報（即ち、印刷枚数、用紙サイズ、及び、色情報）に基づいて印刷費用を特定する。
続いて、サーバ３００によって実行される支給関連処理の内容を説明する。サーバ３００は、所定のタイミング（例えば月末）が到来すると、図７のＴ１６０において、支給関連処理を実行する。サーバ３００は、まず、管理テーブル３５０に記憶されている複数個のユーザＩＤのうちの１個のユーザＩＤ（例えば「Ｕ１」）を特定する。次いで、サーバ３００は、特定済みのユーザＩＤに関連付けられている１個のデータＩＤ（例えば「Ｐ１」）を特定する。サーバ３００は、特定済みのデータＩＤに関連付けて管理方法を示す方法情報が記憶されていることを条件として、特定済みのデータＩＤに関連付けられている印刷関連情報（即ち申請費用）又は印刷ログ情報（即ち、印刷枚数、用紙サイズ、及び、色情報）に基づいて印刷費用を特定する。
【0078】
具体的には、サーバ３００は、特定済みのデータＩＤに印刷関連情報（即ち申請費用）が関連付けられている場合には、申請費用そのものを印刷費用として特定する。例えば、サーバ３００は、データＩＤ「Ｐ１」に対応する印刷費用として「３０円」を特定する。一方、サーバ３００は、特定済みのデータＩＤに印刷ログ情報（即ち、印刷枚数、用紙サイズ、及び、色情報）が関連付けられている場合には、以下の処理を実行する。即ち、サーバ３００は、色情報がモノクロ印刷を示す場合には、用紙サイズに関わらず、印刷枚数に単価１０円を乗じて得られる金額を印刷費用として算出する。例えば、データＩＤ「Ｐ４」に関連付けて、印刷枚数「６」、用紙サイズ「Ａ４」、及び、色情報「モノクロ」が記憶されている（図３参照、図８のＴ２５２参照）。この場合、サーバ３００は、６０円（６枚×１０円）を印刷費用として算出する。また、サーバ３００は、カラー印刷の場合には、用紙サイズに関わらず、印刷枚数に単価５０円を乗じて得られる金額を印刷費用として算出する。なお、変形例では、用紙サイズに応じて単価が変更されてもよい。
【0079】
サーバ３００は、特定済みのデータＩＤに関連付けて方法情報が記憶されていない場合には、特定済みのデータＩＤに関連付けられている印刷関連情報又は印刷ログ情報に基づいて印刷費用を特定しない。このように、管理方法が携帯端末２００に入力されないと、印刷費用がユーザに支給されないので、管理方法の入力をユーザに促すことができる。
【0080】
サーバ３００は、特定済みのユーザＩＤに関連付けられている全てのデータＩＤについて、上記のように印刷費用を特定する。そして、サーバ３００は、これらの印刷費用の総額を算出し、特定済みのユーザＩＤと算出済みの総額とを対応付けて所定のテーブルに記憶させる。次いで、サーバ３００は、他の全てのユーザＩＤのそれぞれについても総額を算出し、当該ユーザＩＤと総額とを対応付けて上記の所定のテーブルに記憶させる。
【0081】
サーバ３００は、さらに、上記の所定のテーブルを利用して、複数のユーザのそれぞれについて、当該ユーザの印刷費用を当該ユーザの給与に計上する処理を実行し、さらに、印刷費用を含む給与を当該ユーザの給与受け取り口座に振り込む処理を実行する。これにより、各ユーザに印刷費用が支給される。
【0082】
上述したように、サーバ３００は、（Ａ）データＩＤに関連付けて方法情報が記憶されているのか否かを判断すること（即ち当該データＩＤに対応する印刷が印刷費用の支給対象であるのか否かを判断すること）、（Ｂ）印刷関連情報又は印刷ログ情報に基づいて印刷費用を特定すること、（Ｃ）所定期間におけるユーザの印刷費用の総額を算出すること、（Ｄ）印刷費用の総額をユーザの給与に計上すること、及び、（Ｅ）印刷費用の総額をユーザの口座に振り込むこと、を実行する。変形例では、サーバ３００は、（Ａ）～（Ｅ）の全てを実行しなくてもよく、（Ａ）～（Ｅ）のうちの一部の処理のみを実行してもよい。例えば、サーバ３００は、（Ａ）～（Ｃ）のみを実行して上記の所定のテーブルを生成し、上記の所定のテーブルを管理者端末に送信してもよい。この場合、管理者は、（Ｄ）及び（Ｅ）を実行することができる。一般的に言うと、サーバ３００は、（Ａ）～（Ｅ）の全ての処理を実行してもよいし、（Ａ）～（Ｅ）のうちの一部である１個以上の処理のみを実行してもよい。より一般的に言うと、支給関連処理は、（Ａ）のみ、（Ｂ）のみ、（Ｃ）のみ、（Ｄ）のみ、又は、（Ｅ）のみを含んでいてもよいし、（Ａ）～（Ｅ）のうちの２個以上を含んでいてもよいし、（Ａ）～（Ｅ）の全てを含んでいてもよい。
【0083】
（第１実施例の効果）
本実施例の印刷管理システム２では、ノートＰＣ１０は、印刷データが印刷装置に送信されないＰＤＦ変換指示を取得する場合（図５のＴ１０）に、入力画面ＳＣ３０に入力される印刷関連情報をサーバ３００に送信する（Ｔ５０）。これにより、印刷関連情報に基づいて支給関連処理が実行される（図７のＴ１６０）。このために、適切な処理を実行可能な印刷管理システム２が実現される。
本実施例の印刷管理システム２では、ノートＰＣ１０は、印刷データが印刷装置に送信されないＰＤＦ変換指示を取得する場合（図５のＴ１０）に、入力画面ＳＣ３０に入力される印刷関連情報をサーバ３００に送信する（Ｔ５０）。これにより、印刷関連情報に基づいて支給関連処理が実行される（図７のＴ１６０）。このために、適切な処理を実行可能な印刷管理システム２が実現される。
【0084】
（対応関係）
ノートＰＣ１０、携帯端末２００、プリンタ１００Ｂ、サーバ３００が、それぞれ、「第１の端末装置」、「第２の端末装置」、「特定の印刷装置」、「管理装置」の一例である。ＰＤＦドライバ７０、プリンタドライバ８０が、それぞれ、「第１のドライバ」、「第２のドライバ」の一例である。データＩＤ「Ｐ４」が、「特定の印刷識別情報」の一例である。ＱＲコード４５０が、「特定の識別関連情報」の一例である。印刷管理アプリ５０及び仮想プリンタ６０が、「第１の端末装置のためのコンピュータプログラム」の一例である。図５のＴ１０の指示が、「第１の指示」の一例である。図８のＴ２１０の指示が、「第２の指示」の一例である。入力画面ＳＣ３０が、「入力画面」の一例である。選択欄５００が、「選択領域」の一例である。入力欄５０２が、「第１の入力領域」及び「入力領域」の一例である。入力欄５０４が、「第３の入力領域」の一例である。
ノートＰＣ１０、携帯端末２００、プリンタ１００Ｂ、サーバ３００が、それぞれ、「第１の端末装置」、「第２の端末装置」、「特定の印刷装置」、「管理装置」の一例である。ＰＤＦドライバ７０、プリンタドライバ８０が、それぞれ、「第１のドライバ」、「第２のドライバ」の一例である。データＩＤ「Ｐ４」が、「特定の印刷識別情報」の一例である。ＱＲコード４５０が、「特定の識別関連情報」の一例である。印刷管理アプリ５０及び仮想プリンタ６０が、「第１の端末装置のためのコンピュータプログラム」の一例である。図５のＴ１０の指示が、「第１の指示」の一例である。図８のＴ２１０の指示が、「第２の指示」の一例である。入力画面ＳＣ３０が、「入力画面」の一例である。選択欄５００が、「選択領域」の一例である。入力欄５０２が、「第１の入力領域」及び「入力領域」の一例である。入力欄５０４が、「第３の入力領域」の一例である。
【0085】
図５のＴ２０、Ｔ３２、Ｔ４０、Ｔ５０が、それぞれ、「表示制御部」、「第１のドライバ制御部」、「メーラ制御部」、「関連情報送信部」によって実行される処理の一例である。図８のＴ２３２、Ｔ２５０が、それぞれ、「第２のドライバ制御部」、「ログ情報送信部」によって実行される処理の一例である。
【0086】
（第２実施例：図６）
本実施例では、図５のＴ２０において、入力画面ＳＣ３０に代えて、入力画面ＳＣ６０が表示される。図６に示されるように、入力画面ＳＣ６０は、紙への出力（即ち印刷）を実行するのか否かを選択するための選択欄５２０と、用紙サイズ、印刷枚数、及び、色情報を入力するための入力欄５２２と、任意の情報を入力するための入力欄５２４と、を含む。
本実施例では、図５のＴ２０において、入力画面ＳＣ３０に代えて、入力画面ＳＣ６０が表示される。図６に示されるように、入力画面ＳＣ６０は、紙への出力（即ち印刷）を実行するのか否かを選択するための選択欄５２０と、用紙サイズ、印刷枚数、及び、色情報を入力するための入力欄５２２と、任意の情報を入力するための入力欄５２４と、を含む。
【0087】
ユーザは、ＰＤＦ画像の印刷を自宅外のプリンタ１００Ａに実行させる場合には、選択欄５２０において「有」を選択する。ユーザは、ＰＤＦ画像の印刷を自宅外のプリンタ１００Ａに実行させない場合には、選択欄５２０において「無」を選択する。ユーザは、選択欄５２０において「有」を選択する場合には、自宅外のプリンタ１００Ａによって実行されるべき印刷の内容を入力欄５２２に入力する。具体的には、ユーザは、用紙サイズを入力し、印刷用紙（即ちＰＤＦ画像のページ数×部数）を入力し、モノクロ印刷又はカラー印刷のどちらかを入力する。ユーザは、選択欄５２０において「無」を選択する場合には、用紙サイズ、印刷枚数、及び、色情報を入力欄５２２に入力しない。
【0088】
印刷管理アプリ５０は、図５のＴ５０において、ユーザＩＤ「Ｕ１」とデータＩＤ「Ｐ１」と印刷関連情報とをサーバ３００に送信する。本実施例では、印刷関連情報は、入力欄５２２に入力された各情報（即ち、用紙サイズ、印刷枚数、及び、色情報）を含む。この場合、Ｔ５２では、ユーザＩＤ「Ｕ１」とデータＩＤ「Ｐ１」とに関連付けて、印刷関連情報に含まれる各情報が管理テーブル３５０に記憶される。
【0089】
本実施例では、サーバ３００は、以下のようにして支給関連処理（図７のＴ１６０）を実行する。サーバ３００は、印刷関連情報（即ち、用紙サイズ、印刷枚数、及び、色情報）に基づいて印刷費用を特定する。即ち、サーバ３００は、色情報がモノクロ印刷を示す場合には、用紙サイズに関わらず、印刷枚数に単価１０円を乗じて得られる金額を印刷費用として算出する。また、サーバ３００は、色情報がモカラー印刷を示す場合には、用紙サイズに関わらず、印刷枚数に単価５０円を乗じて得られる金額を印刷費用として算出する。その他の処理は、第１実施例と同様である。
【0090】
なお、入力画面ＳＣ６０は、メールアドレスを入力するための入力欄を含まない。この場合、例えば、ユーザは、メーラアプリ４６を起動させて、ノートＰＣ１０に記憶されたＰＤＦデータ４２０が添付された電子メールを携帯端末２００に送信してもよい。また、例えば、ユーザは、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）等の無線通信を利用して、ＰＤＦデータ４２０を携帯端末２００に送信してもよい。変形例では、入力画面ＳＣ６０は、メールアドレスを入力するための入力欄を含んでいてもよい。
【0091】
（第２実施例の効果）
本実施例では、ユーザは、入力画面ＳＣ６０に印刷枚数、色情報等を入力すればよく、費用を入力せずに済む。このために、ユーザは、自宅外のプリンタ１００Ａの利用料金がわからなくても、印刷費用の支給を受けることができる。本実施例では、入力画面ＳＣ６０が、「入力画面」の一例である。選択欄５２０が、「選択領域」の一例である。入力欄５２２が、「第２の入力領域」及び「入力領域」の一例である。
本実施例では、ユーザは、入力画面ＳＣ６０に印刷枚数、色情報等を入力すればよく、費用を入力せずに済む。このために、ユーザは、自宅外のプリンタ１００Ａの利用料金がわからなくても、印刷費用の支給を受けることができる。本実施例では、入力画面ＳＣ６０が、「入力画面」の一例である。選択欄５２０が、「選択領域」の一例である。入力欄５２２が、「第２の入力領域」及び「入力領域」の一例である。
【0092】
（第３実施例：図９）
続いて、第３実施例を説明する。本実施例は、図５に代えて図９の処理が実行される点を除いて、第１実施例と同様である。第１実施例では、印刷管理アプリ５０は、入力画面ＳＣ３０を予め有しており、サーバ３００から画面データを受信しなくても、入力画面ＳＣ３０を表示部１４に表示させることができる。本実施例では、印刷管理アプリ５０は、サーバ３００から、入力画面ＳＣ３０を表わす画面データを受信する。
続いて、第３実施例を説明する。本実施例は、図５に代えて図９の処理が実行される点を除いて、第１実施例と同様である。第１実施例では、印刷管理アプリ５０は、入力画面ＳＣ３０を予め有しており、サーバ３００から画面データを受信しなくても、入力画面ＳＣ３０を表示部１４に表示させることができる。本実施例では、印刷管理アプリ５０は、サーバ３００から、入力画面ＳＣ３０を表わす画面データを受信する。
【0093】
【0094】
ブラウザアプリ４２は、Ｔ４５０において、印刷管理アプリ５０から起動指示を取得すると、Ｔ４６０において、起動指示内のＵＲＬを含む画面データ要求をサーバ３００に送信して、Ｔ４６２において、サーバ３００から入力画面データを受信する。そして、ブラウザアプリ２４２は、Ｔ４６４において、受信済みの入力画面データによって表わされる入力画面ＳＣ３０を表示部１４に表示させる。なお、Ｔ４６４では、入力画面ＳＣ３０に代えて、第２実施例の入力画面ＳＣ６０が表示されてもよい。
【0095】
ブラウザアプリ２４２は、Ｔ４６６において、図５のＴ２２と同様の選択を受け付けると、Ｔ４７０において、ユーザＩＤ「Ｕ１」とデータＩＤ「Ｐ１」と印刷関連情報（即ち費用「３０円」）とをサーバ３００に送信する。これにより、Ｔ４７２において、ユーザＩＤ「Ｕ１」及びデータＩＤ「Ｐ１」に関連付けて申請費用「３０円」がサーバ３００内の管理テーブル３５０に記憶される。その後、図５のＴ３０～Ｔ４６と同様の処理が実行される。また、図７及び図８の処理は、第１実施例と同様である。
【0096】
（第３実施例の効果）
本実施例では、サーバ３００は、入力画面ＳＣ３０を表わす入力画面データをノートＰＣ１０に送信し（図９のＴ４６０）、ノートＰＣ１０から印刷関係情報を受信する（Ｔ４７０）。これにより、サーバ３００は、印刷関係情報に基づいて支給関連処理を適切に実行することができる（図７のＴ１６０）。従って、適切な処理を実行可能な印刷管理システム２が実現される。他にも第１及び第２実施例と同様の構成については、第１及び第２実施例と同様の様々な効果が得られる。
本実施例では、サーバ３００は、入力画面ＳＣ３０を表わす入力画面データをノートＰＣ１０に送信し（図９のＴ４６０）、ノートＰＣ１０から印刷関係情報を受信する（Ｔ４７０）。これにより、サーバ３００は、印刷関係情報に基づいて支給関連処理を適切に実行することができる（図７のＴ１６０）。従って、適切な処理を実行可能な印刷管理システム２が実現される。他にも第１及び第２実施例と同様の構成については、第１及び第２実施例と同様の様々な効果が得られる。
【0097】
（対応関係）
図９のＴ４６２、Ｔ４７０、Ｔ４７２が、それぞれ、「画面データ送信部」、「関連情報受信部」、「第１の記憶制御部」によって実行される処理の一例である。図７のＴ１６０が、「関連処理実行部」によって実行される処理の一例である。図８のＴ２５０が、「ログ情報受信部」によって実行される処理の一例である。Ｔ３４０及び図８で引用する図７のＴ１５２が、「方法情報受信部」によって実行される処理の一例である。Ｔ２５２及び図８で引用する図７のＴ１５４が、「第２の記憶制御部」によって実行される処理の一例である。
図９のＴ４６２、Ｔ４７０、Ｔ４７２が、それぞれ、「画面データ送信部」、「関連情報受信部」、「第１の記憶制御部」によって実行される処理の一例である。図７のＴ１６０が、「関連処理実行部」によって実行される処理の一例である。図８のＴ２５０が、「ログ情報受信部」によって実行される処理の一例である。Ｔ３４０及び図８で引用する図７のＴ１５２が、「方法情報受信部」によって実行される処理の一例である。Ｔ２５２及び図８で引用する図７のＴ１５４が、「第２の記憶制御部」によって実行される処理の一例である。
【0098】
以上、本明細書が開示する技術の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。以下に変形例を列挙する。
【0099】
（変形例１）ユーザ宅４にプリンタ１００Ｂが設置されることが想定できない状況では、図８の処理が実行されなくてもよい。即ち、印刷管理アプリ５０及び仮想プリンタ６０は、図８の処理を実行するためのプログラムを備えていなくてもよい。本変形例では、「第１の端末装置」は、第３の画像データの生成及び送信を第２のドライバに実行させなくてもよいし、印刷ログ情報を管理装置に送信しなくてもよい。「第２の端末装置」は、方法情報を管理装置に送信しなくてもよい。「管理装置」は、印刷ログ情報と方法情報とをメモリに記憶させなくてもよい。
【0100】
（変形例２）図６の入力画面ＳＣ３０は、選択欄５００を含まなくてもよい。この場合、仮想プリンタ６０は、ＱＲコード４１０を文書画像に常に付加し（図５のＴ３０）、印刷管理アプリ５０は、印刷関連情報をサーバ３００に常に送信してもよい（Ｔ５０）。一般的に言うと、「入力画面」は、選択領域を含まなくてもよい。
【0101】
（変形例３）サーバ３００は、支給関連処理を実行しなくてもよい。即ち、サーバ３００は、上記の（Ａ）～（Ｅ）のいずれの処理も実行しなくてもよい。この場合、サーバ３００は、例えば、管理テーブル３５０そのものを管理者のデバイスに送信してもよい。管理者は、管理テーブル３５０内の各情報に基づいて印刷費用を算出し、各ユーザの印刷費用の総額を算出し、各ユーザに印刷費用を支給するための手続きを行なってもよい。即ち、支給関連処理は、管理者によって実行されてもよい。本変形例では、「関連処理実行部」を省略可能である。
【0102】
（変形例４）印刷管理アプリ５０及び仮想プリンタ６０は、別々のプログラムでなくてもよい。即ち、印刷管理アプリ５０の処理及び仮想プリンタ６０の処理のそれぞれを実現可能な１個のプログラムがノートＰＣ１０にインストールされてもよい。
【0103】
（変形例５）ノートＰＣ１０の各処理（例えば図５のＴ１０～Ｔ５０、図８のＴ２１０～Ｔ２４０、Ｔ２５０）が、携帯端末２００によって実行されてもよい。本変形例では、携帯端末２００が、「第１の端末装置」及び「第２の端末装置」の一例である。別の変形例では、携帯端末２００の各処理（例えば図７のＴ１１０、Ｔ１３０～Ｔ１５２、図８のＴ３３０～Ｔ３４２）が、ノートＰＣ１０によって実行されてもよい。本変形例では、ノートＰＣ１０が、「第１の端末装置」及び「第２の端末装置」の一例である。
【0104】
（変形例６）携帯端末２００には、データＩＤ及び方法情報をサーバ３００に送信するための専用アプリがインストールされてもよい。一般的に記載すると、当該専用アプリ（即ちコンピュータプログラム）は、第２の端末装置のコンピュータを、特定の印刷識別情報の入力を受け付ける第１の受付部と、印刷済み媒体の管理方法の入力を受け付ける第２の受付部と、特定の印刷識別情報と、管理方法を示す方法情報と、を管理装置に送信する送信部と、として機能させてもよい。
【0105】
（変形例７）携帯端末２００に代えて、ＱＲコードリーダ及び細断実行ボタンを備えるシュレッダが利用されてもよい。シュレッダは、印刷済み媒体が細断位置にセットされた状態で細断実行ボタンが押下されると、印刷済み媒体に含まれるＱＲコードをＱＲコードリーダによって読み取った後に、印刷済み媒体を細断する。シュレッダは、細断が完了すると、ＱＲコードをデコードしてデータＩＤを特定し、データＩＤと「細断」を示す方法情報とをサーバ３００に送信する。「細断」を示す方法情報は、文字列「細断」が明示された情報であってもよいし、自装置がシュレッダであることを示す装置種別情報、モデル名等であってもよい。本変形例では、シュレッダが「第２の端末装置」の一例であり、「細断実行ボタンの押下」が「印刷済み媒体の管理方法の入力」の一例である。
【0106】
（変形例８）仮想プリンタ６０は、図５のＴ３０において、ＱＲコードの代わりに、データＩＤを示す文字列そのものを文書画像に付加して、付加済み画像４００を生成してもよい。この場合、ブラウザアプリは、図７のＴ１３０において、ＱＲコードの撮影に代えて、データＩＤを示す文字列そのものの入力を受け付けて、Ｔ１４０において、管理画面データ要求をサーバ３００に送信してもよい。当該ブラウザアプリは、ノートＰＣ１０のブラウザアプリ４２であってもよいし、携帯端末２００のブラウザアプリ２４２であってもよい。本変形例では、データＩＤを示す文字列が、「特定の印刷識別情報」及び「特定の識別関連情報」の一例である。
【0107】
（変形例９）上記の実施例では、図５及び図７～図９の各処理がソフトウェア（例えば印刷管理アプリ５０）によって実行されるが、これらの各処理のうちの少なくとも１つが論理回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
【0108】
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独で、あるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【0109】
本特許出願時の特許請求の範囲において、各請求項が一部の請求項のみに従属している場合であっても、各請求項が当該一部の請求項のみに従属可能であることに限定されない。技術的に矛盾しない範囲において、各請求項は、出願時に従属していない他の請求項にも従属可能である。即ち、各請求項の技術は以下のように様々に組み合わせることができる。
（項目１）
印刷管理システムであって、
第１の端末装置と、管理装置と、を備え、
前記第１の端末装置は、
画像データを印刷装置に送信することなく、第１のデータ形式を有する第１の画像データを第２のデータ形式を有する第２の画像データに変換するための第１の指示が取得される場合に、前記第２の画像データの生成を第１のドライバに実行させ、
前記第１の指示が取得される場合に、前記第２の画像データに従った印刷に関連する印刷関連情報を入力するための入力画面を表示部に表示させ、
前記入力画面において前記印刷関連情報が入力される場合に、前記印刷関連情報を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、前記第１の端末装置から受信される前記印刷関連情報をメモリに記憶させ、
前記印刷関連情報が前記メモリに記憶された後に、前記印刷関連情報は、前記第１の端末装置のユーザに印刷費用を支給することに関連する支給関連処理を実行するために利用される、
印刷管理システム。
（項目２）
前記印刷管理システムは、さらに、第２の端末装置を備え、
前記第１の端末装置は、さらに、
画像データを印刷装置に送信するための第２の指示が取得される場合に、特定の印刷識別情報に関連する特定の識別関連情報を含む印刷画像を表わす第３の画像データの生成と、特定の印刷装置への前記第３の画像データの送信と、を第２のドライバに実行させ、
前記第２の指示が取得される場合に、前記特定の印刷識別情報と印刷ログ情報とを前記管理装置に送信し、
前記第２の端末装置は、
前記第３の画像データによって表わされる前記印刷画像が前記特定の印刷装置によって印刷媒体に印刷された後に、印刷済み媒体に含まれる前記特定の識別関連情報に関連する前記特定の印刷識別情報の入力と、前記印刷済み媒体の管理方法の入力と、を受け付ける場合に、前記特定の印刷識別情報と、前記管理方法を示す方法情報と、を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、
前記第１の端末装置から前記特定の印刷識別情報と前記印刷ログ情報とを受信し、
前記第２の端末装置から前記特定の印刷識別情報と前記方法情報とを受信し、
前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とを前記メモリに記憶させ、
前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とが前記メモリに記憶された後に、前記印刷ログ情報は、前記支給関連処理を実行するために利用される、項目１に記載の印刷管理システム。
（項目３）
第１の端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記第１の端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
画像データを印刷装置に送信することなく、第１のデータ形式を有する第１の画像データを第２のデータ形式を有する第２の画像データに変換するための第１の指示が取得される場合に、前記第２の画像データの生成を第１のドライバに実行させる第１のドライバ制御部と、
前記第１の指示が取得される場合に、前記第２の画像データに従った印刷に関連する印刷関連情報を入力するための入力画面を表示部に表示させる表示制御部と、
前記入力画面において前記印刷関連情報が入力される場合に、前記印刷関連情報を管理装置に送信する関連情報送信部であって、前記管理装置では、前記第１の端末装置から受信される前記印刷関連情報がメモリに記憶され、前記印刷関連情報が前記メモリに記憶された後に、前記印刷関連情報は、前記第１の端末装置のユーザに印刷費用を支給することに関連する支給関連処理を実行するために利用される、前記関連情報送信部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
（項目４）
前記第１の指示は、前記第１のドライバに対応する第１のプリンタキューを指定することを含む、項目３に記載のコンピュータプログラム。
（項目５）
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
画像データを印刷装置に送信するための第２の指示が取得される場合に、特定の印刷識別情報に関連する特定の識別関連情報を含む印刷画像を表わす第３の画像データの生成と、特定の印刷装置への前記第３の画像データの送信と、を第２のドライバに実行させる第２のドライバ制御部であって、前記第３の画像データによって表わされる前記印刷画像が前記特定の印刷装置によって印刷媒体に印刷された後に、印刷済み媒体に含まれる前記特定の識別関連情報に関連する前記特定の印刷識別情報の入力と、前記印刷済み媒体の管理方法の入力と、が第２の端末装置によって受け付けられる場合に、前記特定の印刷識別情報と、前記管理方法を示す方法情報と、が前記第２の端末装置から前記管理装置に送信され、前記第２のドライバ制御部と、
前記第２の指示が取得される場合に、前記特定の印刷識別情報と印刷ログ情報とを前記管理装置に送信するログ情報送信部であって、前記管理装置では、前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とが前記メモリに記憶され、前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とがメモリに記憶された後に、前記印刷ログ情報は、前記支給関連処理を実行するために利用される、前記ログ情報送信部と、
として機能させる、項目３又は４に記載のコンピュータプログラム。
（項目６）
前記第２の指示は、前記第２のドライバに対応する第２のプリンタキューを指定することを含む、項目５に記載のコンピュータプログラム。
（項目７）
前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷に必要な費用を入力するための第１の入力領域を含み、
前記印刷関連情報は、入力済みの前記費用を示す費用情報を含む、項目３から６のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
（項目８）
前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷に必要な印刷媒体の枚数を入力するための第２の入力領域を含み、
前記印刷関連情報は、入力済みの前記枚数を示す枚数情報を含む、項目３から７のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
（項目９）
前記入力画面は、前記第２の画像データの送信先のメールアドレスを入力するための第３の入力領域を含み、
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
入力済みのメールアドレスを宛先アドレスとして含む電子メールであって、前記第２の画像データが添付されている前記電子メールの生成をメーラプログラムに実行させるメーラ制御部として機能させる、項目３から８のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
（項目１０）
前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷の実行と不実行とのどちらかを選択するための選択領域と、前記選択領域において印刷の実行が選択される場合に前記支給関連処理に必要な情報が入力されるべき入力領域と、を含み、
前記印刷関連情報は、入力済みの前記情報を含む、項目３から９のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
（項目１１）
管理装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記管理装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
第１の指示が第１の端末装置によって取得された後に、前記第１の端末装置から画面データ要求が受信される場合に、入力画面を表わす入力画面データを前記第１の端末装置に送信する画面データ送信部であって、前記第１の指示は、画像データを印刷装置に送信することなく、第１のデータ形式を有する第１の画像データを第２のデータ形式を有する第２の画像データに変換するための指示であり、前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷に関連する印刷関連情報を入力するための画面である、前記画面データ送信部と、
前記入力画面において前記印刷関連情報が入力される場合に、前記第１の端末装置から前記印刷関連情報を受信する関連情報受信部と、
前記印刷関連情報をメモリに記憶させる第１の記憶制御部であって、前記印刷関連情報が前記メモリに記憶された後に、前記印刷関連情報は、前記第１の端末装置のユーザに印刷費用を支給することに関連する支給関連処理を実行するために利用される、前記第１の記憶制御部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
（項目１２）
画像データを印刷装置に送信するための第２の指示が前記第１の端末装置によって取得される場合に、特定の印刷識別情報に関連する特定の識別関連情報を含む印刷画像を表わす第３の画像データの生成と、特定の印刷装置への前記第３の画像データの送信と、が前記第１の端末装置によって実行され、
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
前記第２の指示が前記第１の端末装置によって取得される場合に、前記第１の端末装置から前記特定の印刷識別情報と印刷ログ情報とを受信するログ情報受信部と、
前記第３の画像データによって表わされる前記印刷画像が前記特定の印刷装置によって印刷媒体に印刷された後に、印刷済み媒体に含まれる前記特定の識別関連情報に関連する前記特定の印刷識別情報の入力と、前記印刷済み媒体の管理方法の入力と、が第２の端末装置によって受け付けられる場合に、前記第２の端末装置から、前記特定の印刷識別情報と、前記管理方法を示す方法情報と、を受信する方法情報受信部と、
前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とをメモリに記憶させる第２の記憶制御部であって、前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とが前記メモリに記憶された後に、前記印刷ログ情報は、前記支給関連処理を実行するために利用される、前記第２の記憶制御部と、
として機能させる、項目１１に記載のコンピュータプログラム。
（項目１３）
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
前記印刷関連情報が前記メモリに記憶された後に、前記印刷関連情報を利用して前記支給関連処理を実行する関連処理実行部として機能させる、項目１１又は１２に記載のコンピュータプログラム。
（項目１４）
前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷に必要な費用を入力するための第１の入力領域を含み、
前記印刷関連情報は、入力済みの前記費用を示す費用情報を含む、項目１１から１３のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
（項目１５）
前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷に必要な印刷媒体の枚数を入力するための第２の入力領域を含み、
前記印刷関連情報は、入力済みの前記枚数を示す枚数情報を含む、項目１１から１４のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
（項目１６）
前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷を実行するのか否かを選択するための選択領域と、前記選択領域において印刷を実行することが選択される場合に前記支給関連処理に必要な情報が入力されるべき入力領域と、を含み、
前記印刷関連情報は、入力済みの前記情報を含む、項目１１から１５のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
（項目１）
印刷管理システムであって、
第１の端末装置と、管理装置と、を備え、
前記第１の端末装置は、
画像データを印刷装置に送信することなく、第１のデータ形式を有する第１の画像データを第２のデータ形式を有する第２の画像データに変換するための第１の指示が取得される場合に、前記第２の画像データの生成を第１のドライバに実行させ、
前記第１の指示が取得される場合に、前記第２の画像データに従った印刷に関連する印刷関連情報を入力するための入力画面を表示部に表示させ、
前記入力画面において前記印刷関連情報が入力される場合に、前記印刷関連情報を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、前記第１の端末装置から受信される前記印刷関連情報をメモリに記憶させ、
前記印刷関連情報が前記メモリに記憶された後に、前記印刷関連情報は、前記第１の端末装置のユーザに印刷費用を支給することに関連する支給関連処理を実行するために利用される、
印刷管理システム。
（項目２）
前記印刷管理システムは、さらに、第２の端末装置を備え、
前記第１の端末装置は、さらに、
画像データを印刷装置に送信するための第２の指示が取得される場合に、特定の印刷識別情報に関連する特定の識別関連情報を含む印刷画像を表わす第３の画像データの生成と、特定の印刷装置への前記第３の画像データの送信と、を第２のドライバに実行させ、
前記第２の指示が取得される場合に、前記特定の印刷識別情報と印刷ログ情報とを前記管理装置に送信し、
前記第２の端末装置は、
前記第３の画像データによって表わされる前記印刷画像が前記特定の印刷装置によって印刷媒体に印刷された後に、印刷済み媒体に含まれる前記特定の識別関連情報に関連する前記特定の印刷識別情報の入力と、前記印刷済み媒体の管理方法の入力と、を受け付ける場合に、前記特定の印刷識別情報と、前記管理方法を示す方法情報と、を前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、
前記第１の端末装置から前記特定の印刷識別情報と前記印刷ログ情報とを受信し、
前記第２の端末装置から前記特定の印刷識別情報と前記方法情報とを受信し、
前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とを前記メモリに記憶させ、
前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とが前記メモリに記憶された後に、前記印刷ログ情報は、前記支給関連処理を実行するために利用される、項目１に記載の印刷管理システム。
（項目３）
第１の端末装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記第１の端末装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
画像データを印刷装置に送信することなく、第１のデータ形式を有する第１の画像データを第２のデータ形式を有する第２の画像データに変換するための第１の指示が取得される場合に、前記第２の画像データの生成を第１のドライバに実行させる第１のドライバ制御部と、
前記第１の指示が取得される場合に、前記第２の画像データに従った印刷に関連する印刷関連情報を入力するための入力画面を表示部に表示させる表示制御部と、
前記入力画面において前記印刷関連情報が入力される場合に、前記印刷関連情報を管理装置に送信する関連情報送信部であって、前記管理装置では、前記第１の端末装置から受信される前記印刷関連情報がメモリに記憶され、前記印刷関連情報が前記メモリに記憶された後に、前記印刷関連情報は、前記第１の端末装置のユーザに印刷費用を支給することに関連する支給関連処理を実行するために利用される、前記関連情報送信部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
（項目４）
前記第１の指示は、前記第１のドライバに対応する第１のプリンタキューを指定することを含む、項目３に記載のコンピュータプログラム。
（項目５）
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
画像データを印刷装置に送信するための第２の指示が取得される場合に、特定の印刷識別情報に関連する特定の識別関連情報を含む印刷画像を表わす第３の画像データの生成と、特定の印刷装置への前記第３の画像データの送信と、を第２のドライバに実行させる第２のドライバ制御部であって、前記第３の画像データによって表わされる前記印刷画像が前記特定の印刷装置によって印刷媒体に印刷された後に、印刷済み媒体に含まれる前記特定の識別関連情報に関連する前記特定の印刷識別情報の入力と、前記印刷済み媒体の管理方法の入力と、が第２の端末装置によって受け付けられる場合に、前記特定の印刷識別情報と、前記管理方法を示す方法情報と、が前記第２の端末装置から前記管理装置に送信され、前記第２のドライバ制御部と、
前記第２の指示が取得される場合に、前記特定の印刷識別情報と印刷ログ情報とを前記管理装置に送信するログ情報送信部であって、前記管理装置では、前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とが前記メモリに記憶され、前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とがメモリに記憶された後に、前記印刷ログ情報は、前記支給関連処理を実行するために利用される、前記ログ情報送信部と、
として機能させる、項目３又は４に記載のコンピュータプログラム。
（項目６）
前記第２の指示は、前記第２のドライバに対応する第２のプリンタキューを指定することを含む、項目５に記載のコンピュータプログラム。
（項目７）
前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷に必要な費用を入力するための第１の入力領域を含み、
前記印刷関連情報は、入力済みの前記費用を示す費用情報を含む、項目３から６のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
（項目８）
前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷に必要な印刷媒体の枚数を入力するための第２の入力領域を含み、
前記印刷関連情報は、入力済みの前記枚数を示す枚数情報を含む、項目３から７のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
（項目９）
前記入力画面は、前記第２の画像データの送信先のメールアドレスを入力するための第３の入力領域を含み、
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
入力済みのメールアドレスを宛先アドレスとして含む電子メールであって、前記第２の画像データが添付されている前記電子メールの生成をメーラプログラムに実行させるメーラ制御部として機能させる、項目３から８のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
（項目１０）
前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷の実行と不実行とのどちらかを選択するための選択領域と、前記選択領域において印刷の実行が選択される場合に前記支給関連処理に必要な情報が入力されるべき入力領域と、を含み、
前記印刷関連情報は、入力済みの前記情報を含む、項目３から９のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
（項目１１）
管理装置のためのコンピュータプログラムであって、
前記管理装置のコンピュータを、以下の各部、即ち、
第１の指示が第１の端末装置によって取得された後に、前記第１の端末装置から画面データ要求が受信される場合に、入力画面を表わす入力画面データを前記第１の端末装置に送信する画面データ送信部であって、前記第１の指示は、画像データを印刷装置に送信することなく、第１のデータ形式を有する第１の画像データを第２のデータ形式を有する第２の画像データに変換するための指示であり、前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷に関連する印刷関連情報を入力するための画面である、前記画面データ送信部と、
前記入力画面において前記印刷関連情報が入力される場合に、前記第１の端末装置から前記印刷関連情報を受信する関連情報受信部と、
前記印刷関連情報をメモリに記憶させる第１の記憶制御部であって、前記印刷関連情報が前記メモリに記憶された後に、前記印刷関連情報は、前記第１の端末装置のユーザに印刷費用を支給することに関連する支給関連処理を実行するために利用される、前記第１の記憶制御部と、
として機能させる、コンピュータプログラム。
（項目１２）
画像データを印刷装置に送信するための第２の指示が前記第１の端末装置によって取得される場合に、特定の印刷識別情報に関連する特定の識別関連情報を含む印刷画像を表わす第３の画像データの生成と、特定の印刷装置への前記第３の画像データの送信と、が前記第１の端末装置によって実行され、
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
前記第２の指示が前記第１の端末装置によって取得される場合に、前記第１の端末装置から前記特定の印刷識別情報と印刷ログ情報とを受信するログ情報受信部と、
前記第３の画像データによって表わされる前記印刷画像が前記特定の印刷装置によって印刷媒体に印刷された後に、印刷済み媒体に含まれる前記特定の識別関連情報に関連する前記特定の印刷識別情報の入力と、前記印刷済み媒体の管理方法の入力と、が第２の端末装置によって受け付けられる場合に、前記第２の端末装置から、前記特定の印刷識別情報と、前記管理方法を示す方法情報と、を受信する方法情報受信部と、
前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とをメモリに記憶させる第２の記憶制御部であって、前記特定の印刷識別情報に関連付けて前記印刷ログ情報と前記方法情報とが前記メモリに記憶された後に、前記印刷ログ情報は、前記支給関連処理を実行するために利用される、前記第２の記憶制御部と、
として機能させる、項目１１に記載のコンピュータプログラム。
（項目１３）
前記コンピュータプログラムは、前記コンピュータを、さらに、
前記印刷関連情報が前記メモリに記憶された後に、前記印刷関連情報を利用して前記支給関連処理を実行する関連処理実行部として機能させる、項目１１又は１２に記載のコンピュータプログラム。
（項目１４）
前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷に必要な費用を入力するための第１の入力領域を含み、
前記印刷関連情報は、入力済みの前記費用を示す費用情報を含む、項目１１から１３のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
（項目１５）
前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷に必要な印刷媒体の枚数を入力するための第２の入力領域を含み、
前記印刷関連情報は、入力済みの前記枚数を示す枚数情報を含む、項目１１から１４のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
（項目１６）
前記入力画面は、前記第２の画像データに従った印刷を実行するのか否かを選択するための選択領域と、前記選択領域において印刷を実行することが選択される場合に前記支給関連処理に必要な情報が入力されるべき入力領域と、を含み、
前記印刷関連情報は、入力済みの前記情報を含む、項目１１から１５のいずれか一項に記載のコンピュータプログラム。
【符号の説明】
【0110】
２：印刷管理システム、１０：ノートＰＣ、１２：操作部、１４：表示部、２０：ＬＡＮインターフェース、３０：制御部、３２：ＣＰＵ、３４：メモリ、１００Ａ，１００Ｂ：プリンタ、１１２：操作部、１１４：表示部、１１６：印刷実行部、１２０：ＬＡＮインターフェース、１３０：制御部、１３２：ＣＰＵ、１３４：メモリ、２００：携帯端末、２１２：操作部、２１４：表示部、２１６：カメラ、２２０：ＬＡＮインターフェース、２３０：制御部、２３２：ＣＰＵ、２３４：メモリ、３００：サーバ、３２０：通信インターフェース、３３０：制御部、３３２：ＣＰＵ、３３４：メモリ
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】