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特開2024-51847決済管理装置、決済管理方法、およびプログラム
<図1>
  • 特開-決済管理装置、決済管理方法、およびプログラム 図1
  • 特開-決済管理装置、決済管理方法、およびプログラム 図2
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  • 特開-決済管理装置、決済管理方法、およびプログラム 図10
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024051847
(43)【公開日】2024-04-11
(54)【発明の名称】決済管理装置、決済管理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 20/38 20120101AFI20240404BHJP
   G06Q 30/0207 20230101ALI20240404BHJP
【FI】
G06Q20/38 350
G06Q30/02 320
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022158208
(22)【出願日】2022-09-30
(71)【出願人】
【識別番号】519110124
【氏名又は名称】PayPay株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149548
【弁理士】
【氏名又は名称】松沼 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100154852
【弁理士】
【氏名又は名称】酒井 太一
(74)【代理人】
【識別番号】100181124
【弁理士】
【氏名又は名称】沖田 壮男
(74)【代理人】
【識別番号】100194087
【弁理士】
【氏名又は名称】渡辺 伸一
(72)【発明者】
【氏名】馬場 一
(72)【発明者】
【氏名】松永 麻見
(72)【発明者】
【氏名】大塚 千壽子
【テーマコード(参考)】
5L020
5L030
5L049
5L055
【Fターム(参考)】
5L020AA71
5L030BB07
5L049BB07
5L055AA71
(57)【要約】
【課題】適切にインセンティブを取得すること。
【解決手段】加盟店、加盟店群、店舗、店舗群、或いは一以上の加盟店と一以上の店舗の組み合わせであるグループごとに実施されるキャンペーンの設定情報を記憶部に記憶させるキャンペーン設定部と、前記キャンペーンの設定情報を参照し、第1期間において前記キャンペーンの対象となる加盟店または店舗に関する電子決済が要求された場合、前記キャンペーンに係る特典を反映させて前記利用者から決済金額を徴収する処理を行う決済処理部と、を備え、前記決済処理部は、前記第1期間よりも後の第2期間において、前記第1期間に前記キャンペーンの対象となっていた前記グループにおいて電子決済を行った利用者に関して、同じグループにおける電子決済が要求された場合、当該グループを所管する加盟店へ課金を行う、決済管理装置。
【選択図】図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
利用者に電子決済サービスを提供する決済管理装置であって、
加盟店、加盟店群、店舗、店舗群、或いは一以上の加盟店と一以上の店舗の組み合わせであるグループごとに実施されるキャンペーンの設定情報を記憶部に記憶させるキャンペーン設定部と、
前記キャンペーンの設定情報を参照し、第1期間において前記キャンペーンの対象となる加盟店または店舗に関する電子決済が要求された場合、前記キャンペーンに係る特典を反映させて前記利用者から決済金額を徴収する処理を行う決済処理部と、
を備え、
前記決済処理部は、前記第1期間よりも後の第2期間において、前記第1期間に前記キャンペーンの対象となっていた前記グループにおいて電子決済を行った利用者に関して、同じグループにおける電子決済が要求された場合、当該グループを所管する加盟店へ課金を行う、
決済管理装置。
【請求項2】
前記決済処理部は、前記第1期間よりも後の第2期間において、前記第1期間に前記キャンペーンの対象となっていた前記グループにおいて電子決済を行った利用者に関して、同じグループにおける電子決済が要求された場合、当該グループに支払われる売上額から前記課金に係る金額を差し引くことで、当該グループを所管する加盟店へ課金を行う、
請求項1記載の決済管理装置。
【請求項3】
前記決済処理部は、
第1期間において前記キャンペーンの対象となる前記グループに関する電子決済が要求されたことで、前記キャンペーンに係る特典を反映させて決済金額を徴収する処理を行った利用者の一覧情報を記憶部に記憶させておき、
前記第2期間において前記第1期間に前記キャンペーンの対象となっていた前記グループにおける電子決済が要求され、且つ前記電子決済に係る利用者が前記一覧情報に含まれる場合、当該グループを所管する加盟店へ課金を行う、
請求項1記載の決済管理装置。
【請求項4】
前記決済処理部は、前記第2期間において前記第1期間に前記キャンペーンの対象となっていた前記グループにおける電子決済が要求され、且つ前記電子決済に係る利用者が前記一覧情報に含まれる場合、前記利用者から前記要求された電子決済の決済金額を徴収する処理と連動して、当該グループを所管する加盟店へ課金を行う、
請求項3記載の決済管理装置。
【請求項5】
前記決済処理部は、前記キャンペーンに係る特典の負担額を、前記電子決済サービスの運営者からの支払い額として算出する、
請求項1記載の決済管理装置。
【請求項6】
利用者に電子決済サービスを提供する決済管理装置であって、
所定期間において、加盟店、加盟店群、店舗、店舗群、或いは一以上の加盟店と一以上の店舗の組み合わせであるグループにおける電子決済が要求された場合、前記グループに対応する一覧情報を参照し、前記電子決済に係る利用者が前記一覧情報に含まれる場合、前記利用者から前記要求された電子決済の決済金額を徴収する処理と連動して、当該グループを所管する加盟店へ課金を行う決済処理部を備える、
決済管理装置。
【請求項7】
利用者に電子決済サービスを提供する決済管理装置が、
加盟店、加盟店群、店舗、店舗群、或いは一以上の加盟店と一以上の店舗の組み合わせであるグループごとに実施されるキャンペーンの設定情報を記憶部に記憶させ、
前記キャンペーンの設定情報を参照し、第1期間において前記キャンペーンの対象となる加盟店または店舗に関する電子決済が要求された場合、前記キャンペーンに係る特典を反映させて前記利用者から決済金額を徴収する処理を行い、
前記第1期間よりも後の第2期間において、前記第1期間に前記キャンペーンの対象となっていた前記グループにおいて電子決済を行った利用者に関して、同じグループにおける電子決済が要求された場合、当該グループを所管する加盟店へ課金を行う、
決済管理方法。
【請求項8】
利用者に電子決済サービスを提供する決済管理装置が、
所定期間において、加盟店、加盟店群、店舗、店舗群、或いは一以上の加盟店と一以上の店舗の組み合わせであるグループにおける電子決済が要求された場合、前記グループに対応する一覧情報を参照し、
前記電子決済に係る利用者が前記一覧情報に含まれる場合、前記利用者から前記要求された電子決済の決済金額を徴収する処理と連動して、当該グループを所管する加盟店へ課金を行う、
決済管理方法。
【請求項9】
利用者に電子決済サービスを提供する決済管理装置のプロセッサに、
加盟店、加盟店群、店舗、店舗群、或いは一以上の加盟店と一以上の店舗の組み合わせであるグループごとに実施されるキャンペーンの設定情報を記憶部に記憶させる処理と、
前記キャンペーンの設定情報を参照し、第1期間において前記キャンペーンの対象となる加盟店または店舗に関する電子決済が要求された場合、前記キャンペーンに係る特典を反映させて前記利用者から決済金額を徴収する処理と、
前記第1期間よりも後の第2期間において、前記第1期間に前記キャンペーンの対象となっていた前記グループにおいて電子決済を行った利用者に関して、同じグループにおける電子決済が要求された場合、当該グループを所管する加盟店へ課金を行う処理と、
を実行させるためのプログラム。
【請求項10】
利用者に電子決済サービスを提供する決済管理装置のプロセッサに、
所定期間において、加盟店、加盟店群、店舗、店舗群、或いは一以上の加盟店と一以上の店舗の組み合わせであるグループにおける電子決済が要求された場合、前記グループに対応する一覧情報を参照する処理と、
前記電子決済に係る利用者が前記一覧情報に含まれる場合、前記利用者から前記要求された電子決済の決済金額を徴収する処理と連動して、当該グループを所管する加盟店へ課金を行う処理と、
を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、決済管理装置、決済管理方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
電子決済の分野において、所定割合を決済額から割り引くなどのキャンペーンが実施される場合がある。キャンペーンは広告に類似するものと考えられ、その効果を知りたいというニーズが存在する。これに関連し、特許文献1には、広告コンテンツが表示されるデジタルサイネージに対応する位置に設置された送客側無線LAN通信手段と、広告コンテンツの広告対象となる商業空間に設置された集客側無線LAN通信手段と、無線端末が、送客側無線LAN通信手段の通信エリアに進入した後、集客側無線LAN通信手段の通信エリアに進入したことを検出した場合に、広告コンテンツによる送客結果の情報を更新する送客結果更新手段とを備える広告システムの発明が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014-157497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の技術では、キャンペーンの効果に関して、どのようにインセンティブを取得するのかについて考慮がなされていなかった。
【0005】
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、適切にインセンティブを取得することができる決済管理装置、決済管理方法、およびプログラムを提供することを目的の一つとする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様は、利用者に電子決済サービスを提供する決済管理装置であって、加盟店、加盟店群、店舗、店舗群、或いは一以上の加盟店と一以上の店舗の組み合わせであるグループごとに実施されるキャンペーンの設定情報を記憶部に記憶させるキャンペーン設定部と、前記キャンペーンの設定情報を参照し、第1期間において前記キャンペーンの対象となる加盟店または店舗に関する電子決済が要求された場合、前記キャンペーンに係る特典を反映させて前記利用者から決済金額を徴収する処理を行う決済処理部と、を備え、前記決済処理部は、前記第1期間よりも後の第2期間において、前記第1期間に前記キャンペーンの対象となっていた前記グループにおいて電子決済を行った利用者に関して、同じグループにおける電子決済が要求された場合、当該グループを所管する加盟店へ課金を行うものである。
【発明の効果】
【0007】
本発明の一態様によれば、適切にインセンティブを取得することができる決済管理装置、決済管理方法、およびプログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。
図2】電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その1)である。
図3】電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図(その2)である。
図4】第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。
図5】利用者情報172の内容の一例を示す図である。
図6】加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。
図7】キャンペーン設定情報178の内容の一例を示す図である。
図8】キャンペーン適用済利用者一覧情報180の内容の一例を示す図である。
図9】決済処理部130により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図10】キャンペーンに関連する処理の概要を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照し、本発明の決済管理装置、決済管理方法、およびプログラムの制御方法の実施形態について説明する。アプリケーションプログラムと決済サーバ(決済管理装置の一例)は、協働して電子決済サービスを提供する。以下の説明ではアプリケーションプログラムを決済アプリと称する。電子決済サービスは、店舗における商品やサービスの購買に係る決済をサポートするサービスである。店舗とは、例えば、現実空間に存在する物理的な店舗(実店舗)であるが、電子商取引の仮想店舗を含んでもよい。仮想店舗は、電子決済サービスの運営者とは異なる主体によって提供されるものを含んでもよい。その場合、仮想店舗における買い物の決済の際に、電子決済サービスのインターフェース画面に遷移するように制御される。電子決済サービスにおいて、店舗は、例えば加盟店(ブランド)に属するものとして扱われ、店舗において購買行動が行われた際の決済などの処理は、主として利用者と加盟店の間で行われる。これに代えて、決済などの処理が利用者と店舗との間で行われてもよい。加盟店は、店舗を束ねるものであり、ブランドと称されてもよい。
【0010】
[電子決済サービス]
図1は、電子決済サービスが実現されるための構成の一例を示す図である。電子決済サービスは、決済サーバ100を中心として実現される。決済サーバ100は、例えば、一以上の利用者端末装置10、一以上の第1店舗端末装置50、及び一以上の第2店舗端末70のそれぞれとネットワークNWを介して通信する。ネットワークNWは、例えば、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線基地局、プロバイダ装置などを含む。
【0011】
利用者端末装置10は、例えば、スマートフォンやタブレット端末等の可搬型端末装置である。利用者端末装置10は、少なくとも、光学読取機能、通信機能、表示機能、入力受付機能、プログラム実行機能を有するコンピュータ装置である。以下の説明では、これらの機能を実現するための構成をそれぞれカメラ、通信装置、タッチパネル、CPU(Central Processing Unit)等と称する。利用者端末装置10では、CPU等のプロセッサにより決済アプリ20が実行されることで、決済サーバ100と連携して電子決済サービスを利用者に提供するように動作する。決済アプリ20は、例えば、アプリケーションストアから利用者端末装置10にインストールされ、カメラ、通信装置、タッチパネルなどを制御する。
【0012】
第1店舗端末装置50は、例えば、店舗に設置される。第1店舗端末装置50は、少なくとも、商品価格取得機能、光学読取機能、プログラム実行機能、通信機能を有するコンピュータ装置である。第1店舗端末装置50は、いわゆるPOS(Point of Sale)装置を含み、POS装置によって商品価格取得機能や光学読取機能を実現してもよい。店舗コード画像60は、店舗に置かれ、QRコード(登録商標)等のコード画像が紙やプラスチックの媒体に印刷されたものである。なお、店舗コード画像60は、店舗に置かれたディスプレイ(スマートフォンなどの端末装置のディスプレイでもよい)によって表示されてもよい。
【0013】
第2店舗端末装置70は、加盟店の運営者によって使用される。第2店舗端末装置70は、スマートフォンやタブレット端末、パーソナルコンピュータ等である。第2店舗端末装置70では、加盟店向けインターフェース72が動作する。加盟店向けインターフェース72は、加盟店向けアプリであってもよいし、ブラウザであってもよい。加盟店向けインターフェース72は、加盟店の運営者によるクーポンの設定等を受け付け、決済サーバ100に送信する。スマートフォンである第2店舗端末装置70は、加盟店向けアプリを実行することで、店舗コード画像に相当するコード画像を表示したり、利用者端末装置10が表示するコード画像を読み取ったりする機能を有する。
【0014】
決済サーバ100は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50から受信した決済情報に基づいて電子決済を実現する。第1店舗端末装置50は、POS装置と加盟店サーバを含む場合があり、その場合、POS装置から加盟店サーバを介して決済情報が決済サーバ100に送信される。以下の説明では、これを特に区別せず、第1店舗端末装置50から決済情報が送信されるものとする。
【0015】
図2および図3は、電子決済の大まかな流れを例示したシーケンス図である。電子決済には、パターン1とパターン2の二つが存在してよい。
【0016】
図2に示すパターン1(以下、ユーザスキャンと称する)の場合、決済アプリ20が起動した状態の利用者端末装置10が、光学読取機能によって店舗コード画像60をデコードする(S1)。店舗コード画像60には、店舗URL(Uniform Resource Locator)の情報が含まれている。この店舗URLは、電子決済サービスのドメインに対して店舗を識別可能な情報が付加されたものであり、決済サーバ100において加盟店IDや店舗ID等との対応付けがなされている(後述)。決済アプリ20は、店舗URLとアカウントIDを含む第1決済情報を決済サーバ100に送信する(S2)。決済サーバ100は、店舗URLに対応する加盟店ID、店舗IDから、店舗情報(後述)を検索して加盟店名と店舗名の情報を取得し(S3)、決済アプリ20に送信する(S4)。利用者は、加盟店名や店舗名が表示された画面において、決済金額を利用者端末装置10に入力する(S5)。そして、利用者端末装置10は、少なくとも決済金額を含む第2決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S6)。決済サーバ100は、受信した第2決済情報に基づいて電子決済を行う(S7)。そして、決済サーバ100は、決済完了通知(決済完了画面を表示するための情報)を決済アプリ20に送信し(S8)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S9)。なお、店舗コード画像60が店舗に置かれたディスプレイによって表示される場合、店舗コード画像60には、店舗URLだけでなく決済金額の情報が含まれる場合がある。この場合、利用者が決済金額を入力する手順が省略され、第1決済情報に決済金額の情報が含められて決済サーバ100に送信される。加盟店名や店舗名の情報は、決済完了画面に含めて表示されてよい。
【0017】
図3に示すパターン2(以下、ストアスキャンと称する)の場合、決済アプリ20の起動時、決済アプリ20において支払う操作が行われたとき、自動更新のタイミング(例えば1分おき)になったとき、およびその他のタイミングで、決済アプリ20はワンタイムコードの発行要求を決済サーバ100に送信する(S11)。決済サーバ100はワンタイムコードを生成し(S12)、決済アプリ20に送信する(S13)。決済アプリ20は、ワンタイムコードに基づいて生成した、QRコードやバーコード等のコード画像を表示する(S14)。利用者は利用者端末装置10の表示面を第1店舗端末装置50に翳し(提示し)、第1店舗端末装置50は、光学読取機能によってコード画像をデコードし、ワンタイムコード等を取得する(S15)。そして、第1店舗端末装置50は、ワンタイムコード、決済金額、加盟店ID、店舗ID等を含む決済情報を生成し、決済サーバ100に送信する(S16)。決済金額の情報は、予めバーコード読み取りや手入力等によって取得されている。決済サーバ100は、受信した情報に基づいて、ワンタイムコードに対応する利用者を特定し、電子決済を行う(S17)。そして、決済サーバ100は、決済完了通知を決済アプリ20に送信し(S18)、決済アプリ20は決済完了画面を表示する(S19)。
【0018】
なお、上記のいずれか一方のみのパターンで電子決済が行われてもよい。また、図2で説明した「アカウントID」は、利用者の識別情報として用いられ得る他の情報(例えば電話番号)であってもよい。また、ストアスキャンにおいてワンタイムコードの発行が省略され、決済アプリ20は、利用者のアカウントIDに基づいて生成したコード画像を表示してもよい。その場合、決済サーバ100は、ワンタイムコードに対応する利用者を特定するのに代えて、アカウントIDに対応する利用者を特定する。
【0019】
[決済サーバ]
図4は、第1実施形態に係る決済サーバ100の構成図である。決済サーバ100は、例えば、通信部110と、決済コンテンツ提供部120と、決済処理部130と、情報管理部140と、キャンペーン設定部150と、記憶部170とを備える。決済処理部130は、キャンペーン適用判断部132と、課金処理部134と、精算処理部136とを備える。通信部110および記憶部170以外の構成要素は、例えば、CPUなどのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予めHDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD-ROMなどの着脱可能な記憶媒体(非一過性の記憶媒体)に格納されており、記憶媒体がドライブ装置に装着されることで記憶装置にインストールされてもよい。
【0020】
記憶部170は、HDDやフラッシュメモリ、RAM(Random Access Memory)などである。記憶部170は、決済サーバ100がネットワークを介してアクセス可能なNAS(Network Attached Storage)装置であってもよい。記憶部170には、利用者情報172、決済コンテンツ情報174、加盟店/店舗情報176、キャンペーン設定情報178、キャンペーン適用済利用者一覧情報180などの情報が格納される。キャンペーン設定情報178は「設定情報」の一例であり、キャンペーン適用済利用者一覧情報180は「一覧情報」の一例である。
【0021】
通信部110は、ネットワークNWに接続するための通信インターフェースである。通信部110は、例えばネットワークインターフェースカードである。
【0022】
決済コンテンツ提供部120は、例えば、Webサーバの機能を有し、電子決済サービスの各種画面を表示するための情報(コンテンツ)を利用者端末装置10に提供する。決済コンテンツ提供部120は、決済コンテンツ情報174から適宜、必要なコンテンツを読み出して利用者端末装置10に提供する。利用者端末装置10は、決済アプリ20によってコンテンツが再生された状態で利用者による各種入力を受け付け、前述した決済情報などを決済サーバ100に送信する。
【0023】
決済処理部130は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50により送信された決済情報に基づいて、決済処理を行う。決済処理部130は、利用者情報172を参照しながら決済処理を行う。
【0024】
図5は、利用者情報172の内容の一例を示す図である。利用者情報172は、利用者の登録情報の一例である。利用者情報172は、例えば、利用者URL、アカウントID、電話番号、パスワードの他、メールアドレス、利用者ID、氏名・住所・生年月日、登録日、チャージ残高、後払い設定、後払い枠、後払い利用額、後払い利用可能額、決済方法設定、銀行口座、クレジットカード番号、チャージ履歴情報、決済履歴情報などの情報が対応付けられたものである。利用者URLは、利用者間の送金処理に使用される。電子決済サービスへの新規登録時には、電話番号およびパスワードの登録が必須となる。アカウントIDは、決済サーバ100によって利用者に発行されるものであり、利用者IDは、利用者が任意に設定できる(設定しなくてもよい)IDである。メールアドレス、および氏名・住所・生年月日も同様に、利用者が任意に設定できる(設定しなくてもよい)情報である。登録日とは利用者が電子決済サービスに登録した日(アカウントを作成した日)である。以下、これらの情報が対応付けられた利用者のインスタンス(電子決済口座)のことをアカウントと称する。
【0025】
チャージ残高は、利用者が予めアカウントに送金することで設定された電子マネーの残高を示す情報である。送金の手段としては、指定業者(銀行)のATM(Automatic Teller Machine)からの送金、登録された銀行口座からの送金などがある。後払い設定は、後払いによる電子決済を可能とするための設定が済んでいるか否かを示す情報であり、「済」と「未」のいずれかに設定される。後払い枠は月ごとに利用可能な後払いの限度額であり、後払い利用額は、当月に既に利用された後払いの金額であり、後払い利用可能額は、後払い枠から後払い利用額を差し引いて求められる、当月に利用可能な後払いの金額である。図では後払い枠を一つだけ示しているが、実際には更に日ごとの上限額などが存在し、それらの低い方が後払い枠に設定されてよい。後払いの更なる詳細については後述する。決済方法設定は、その時点において利用者がチャージ残高による電子決済を行うのか、後払いによる決済を行うのかを示す設定情報である。銀行口座とクレジットカード番号のそれぞれは、電子決済サービスに入金可能な銀行口座またはクレジットカード番号の情報(口座番号、カード番号)である。チャージ履歴情報は、利用者が予め電子決済サービスに送金してチャージ残高を増加させた履歴である。決済履歴情報は、利用者が行った決済の内訳(日時、購買行動が行われた店舗の店舗ID、決済金額、決済方法など)を、決済ごとに示す情報である。
【0026】
図6は、加盟店/店舗情報176の内容の一例を示す図である。加盟店/店舗情報176は、例えば、店舗URLに対して加盟店IDと店舗IDが対応付けられた第1テーブル176Aと、加盟店IDに対して加盟店名と売上金(前述)が対応付けられた第2テーブル176Bと、店舗IDに対して店舗IDが対応付けられた第3テーブル176Cとを含む。加盟店/店舗情報176には、これらの情報の他、加盟店または店舗のカテゴリ、店舗の所在地、決済パターン等の情報が含まれてもよい。
【0027】
情報管理部140は、利用者端末装置10や第2店舗端末装置70から取得した情報に基づいて、利用者情報172および加盟店/店舗情報176を管理する。情報管理部130は、利用者情報172および加盟店/店舗情報176について新規レコードの追加、編集、削除などを行う。
【0028】
決済処理部130は、利用者端末装置10または第1店舗端末装置50から決済情報が取得されると、利用者情報172を参照して当該利用者の「決済方法設定」を取得する。決済処理部130は、「決済方法設定」が「チャージ残高」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。決済処理部130は、例えば、利用者IDに対応付けて管理しているチャージ残高を減少させ、加盟店の売上金の項目値を増加させることで、電子決済を行う。加盟店の売上金の項目値は、例えば、それ自体が電子マネーとして使用されるものでは無く、加盟店と電子決済サービスとの取り決めに応じたサイクルで、売上金の項目値に対応する金額が銀行口座に送金される。
【0029】
決済処理部130は、「設定情報」が「後払い」に設定されている利用者に関して、以下のように電子決済を行う。後払いとは、電子決済サービスの運営者とは別主体であるクレジットカード会社との連携による「クレジット払い」とは別枠で設定されるものであり、電子決済サービスの運営者が与信者となって、後払い枠の範囲内でチャージ残高に依存しない電子決済を許容するものである。なお後払いサービスを受けるために、電子決済サービスの運営者が提供するクレジットカードの取得が要求されてよい。後払いで利用された金額は、一か月分まとめて翌月の支払日に、例えば銀行口座からの引き落としによって決済される。この場合、決済処理部130は、後払い利用額に決済金額を加算し、後払い利用可能額から同額を差し引くことで暫定決済を行い、締め日になると上記のように当月分の決済を翌月の支払い日に引き落とすための処理を行う。なお暫定決済の時点で決済金額が後払い利用可能額を超える場合は、エラー通知が決済アプリケーション20に返信される。
【0030】
[キャンペーン]
以下、決済サーバ100によるキャンペーンに関連する処理について説明する。キャンペーンとは、所定のグループにおいて、キャンペーン対象期間内に電子決済がなされた場合、利用者に対して決済金額を割り引くなどの特典を付与することをいう。グループとは、加盟店、加盟店群、店舗、店舗群、或いは一以上の加盟店と一以上の店舗の組み合わせである。グループは、一つの加盟店のみ含むものでもよいし、一つの店舗のみ含むものでもよい。特典には、割り引き以外にも、次回以降の電子決済に使用できるクーポンを付与したり、景品を授与したりすることが含まれてよい。また、キャンペーンの対象となるのは全ての利用者であってもよいし、年齢層、居住地、性別などで絞り込まれた利用者であってもよい。利用者に特典が付与された利用者を「キャンペーン適用済利用者」と称する。キャンペーン対象期間は、第1期間、あるいは所定期間の一例である。キャンペーンは、例えば、初回限定クーポン(キャンペーンの対象となるグループにて、まだ電子決済を行っていない利用者限定のクーポン)、休眠ユーザ向けクーポン(所定期間、電子決済サービスの利用が無い利用者向けのクーポン)という形で設定される。
【0031】
キャンペーンの各種情報(キャンペーンの対象となるグループ、割引率、所定期間など)は、予め加盟店の運営者などにより、加盟店向けインターフェース72に対して入力されることで取得される。これに代えて、加盟店の運営者と電子決済サービスの運営者との間で口頭で合意したキャンペーンの各種情報が、電子決済サービスの運営者によって決済サーバ100に入力されてもよい。キャンペーン設定部150は、このように何らかの手法で取得された各種情報を、キャンペーン設定情報178として記憶部170に記憶させる。図7は、キャンペーン設定情報178の内容の一例を示す図である。キャンペーン設定情報178は、例えば、キャンペーンIDに対して、キャンペーンの対象となるグループ、キャンペーン対象期間、特典内容(例えば割引率)、課金期間などの情報が対応付けられたものである。課金期間は、キャンペーン対象期間よりも後の期間に設定される。例えば、課金期間の開始日は、キャンペーン対象期間の終了日の翌日以降に設定される。課金期間は、第2期間の一例である。なお、特典内容に関しては、景品表示法等によって上限が定められるため、その範囲内で設定される。
【0032】
決済処理部130のキャンペーン適用判断部132は、電子決済が要求された場合(前述したように、決済情報が利用者端末装置10または第1店舗端末装置50から受信された場合)、キャンペーン設定情報178を参照し、電子決済が行われる加盟店または店舗がキャンペーンの対象となるグループに含まれ、且つ現在の日時がキャンペーン対象期間内であるか否かを判定する。キャンペーン適用判断部132により、電子決済が行われる加盟店または店舗がキャンペーンの対象となるグループに含まれ、且つ現在の日時がキャンペーン対象期間内であると判定された場合、決済処理部130は、キャンペーンに係る特典を反映させて利用者から決済金額を徴収する処理を行う。このとき、特典に相当する費用は、例えば電子決済サービスの運営者が負担する。従って、決済処理部130は、キャンペーンに係る特典の負担額を、電子決済サービスの運営者からの支払い額として算出し、記憶部170に格納する。
【0033】
キャンペーンに係る特典を反映させて利用者から決済金額を徴収する処理を行った場合、決済処理部130は、当該利用者を、キャンペーンの対象である(或いは対象であった)グループと対応付けてキャンペーン適用済利用者一覧情報180に記憶させておく。図8は、キャンペーン適用済利用者一覧情報180の内容の一例を示す図である。キャンペーン適用済利用者一覧情報180は、キャンペーンIDに対して、グループと、キャンペーン適用済利用者の例えばアカウントIDとを対応付けた情報である。なお、課金期間が経過すると、そのキャンペーンIDに関連する情報は、削除または無効化されるようにしてもよい。或いは、キャンペーン適用済利用者一覧情報180にも課金期間に関する情報が付加されてもよい。
【0034】
課金処理部134は、キャンペーン対象期間にキャンペーン対象のグループにおいて電子決済を行った利用者に関して、課金期間に同じグループにおける電子決済が要求された場合、当該グループを所管する加盟店へ課金を行う(インセンティブを取得する)。例えば、課金処理部134は、グループを所管する加盟店に(例えば、グループが一つの加盟店を含む場合はその加盟店に、グループが一つの店舗を含む場合は店舗の属する加盟店に、グループが複数の加盟店を含む場合は複数の加盟店を束ねる代表的な加盟店に)支払われる売上金から、送客実績による課金に係る金額を差し引くことで、グループを所管する加盟店へ課金を行う。決済処理部130は、送客実績による課金に係る金額が差し引かれた売上金を、図6で説明した第2テーブル176Bの売上金の値に加算する。第2テーブル176Bの売上金の値は、加盟店向けインターフェース72によってほぼリアルタイムに閲覧可能である。課金に係る金額は、キャンペーンに係る特典の金額と同等でもよいし、異なってもよい。このとき、課金処理部134は、電子決済サービスの利用手数料を併せてグループに課金してもよい。送客実績による課金が売上金の3%、電子決済サービスの利用手数料が2%であるとすると、計5%がグループに課金されることになる。
【0035】
課金処理部134は、電子決済が要求された場合(同上)、キャンペーン適用済利用者一覧情報180を参照し、電子決済に係るグループ、および利用者が、キャンペーン適用済利用者一覧情報180に含まれるか否かを判定する。課金処理部134は、含まれると判定した場合に、上記のようにグループを所管する加盟店へ課金を行う。
【0036】
課金処理部134の処理は、利用者から電子決済の決済金額を徴収する処理(前述したように、チャージ残高を減少させたり、後払い利用額に決済金額を加算したりする処理)と連動して(同期して)行われる。利用者から電子決済の決済金額が徴収されると、決済完了通知画面が利用者端末装置10により表示されるが、これと前後して(例えばほぼ同時刻に)、課金が反映された加盟店等の売上金が、加盟店向けインターフェース72によって閲覧可能となる。
【0037】
精算処理部136は、加盟店の売上金を、加盟店と電子決済サービスとの間で締結された取り決めに従うタイミングで(例えば、毎日、或いは週または月ごとに)、金融機関の加盟店売上金振込先口座に入金する処理(精算処理)を行う。この精算処理は、電子決済の決済金額を徴収する処理とは非同期に行われる。
【0038】
図9は、決済処理部130により実行される処理の流れの一例を示すフローチャートである。まず、決済処理部130は、電子決済の要求があるまで待機する(S200)。電子決済の要求があると、決済処理部130のキャンペーン適用判断部132は、キャンペーン設定情報178を参照し、電子決済が行われる加盟店または店舗がキャンペーン対象のグループに含まれ、且つ現在の日時がキャンペーン対象期間内であるか否か、すなわちキャンペーン対象の電子決済であるか否かを判定する(S202)。S202において肯定的な判定結果が得られた場合、決済処理部130は、キャンペーンに係る特典を反映させて利用者から決済金額を徴収する処理を行う(S204)。
【0039】
S202において否定的な判定結果が得られた場合、決済処理部130の課金処理部134は、キャンペーン適用済利用者一覧情報180を参照し、電子決済に係るグループ、および利用者が、キャンペーン適用済利用者一覧情報180に含まれるか否か、すなわち課金対象の電子決済であるか否かを判定する(S206)。
【0040】
S206において肯定的な判定結果が得られた場合、課金処理部134は、利用者から電子決済の決済金額を徴収する処理と連動して、グループを所管する加盟店へ課金を行う(S208)。一方、S206において否定的な判定結果が得られた場合、決済処理部130は、通常の決済処理を行う(S210)。
【0041】
図10は、上記説明したキャンペーンに関連する処理の概要を示す図である。キャンペーン対象期間内に、キャンペーン対象のグループで利用者が電子決済を行うと、決済サーバ100はキャンペーン設定情報178を参照して、キャンペーン対象の電子決済であることを特定し、その利用者の例えばアカウントIDをキャンペーン適用済利用者一覧情報180に登録する。ここでは、キャンペーン対象期間にキャンペーン対象のグループで電子決済を行った利用者を利用者群Aと表記する。
【0042】
キャンペーン対象期間の終了後、課金期間内に、利用者群Aが同じグループに含まれる加盟店または店舗に再来店して電子決済を行った場合、決済サーバ100は、キャンペーン適用済利用者一覧情報180を参照してキャンペーン適用済利用者であることを確認する。この場合、電子決済と連動してグループを所管する加盟店に対する課金がなされる。一方、キャンペーン対象期間内にキャンペーン対象のグループで電子決済を行っていない利用者群Bについて、決済サーバ100は、キャンペーン適用済利用者一覧情報180を参照してキャンペーン適用済利用者でないことを確認する。この場合、電子決済のみが行われる。
【0043】
グループを所管する加盟店へ課金に関して、キャンペーンに応じて電子決済を行った利用者が同じグループに再来店した場合、それは電子決済サービスの運営者が負担して実施されたキャンペーンの効果によるものである可能性があり、グループから電子決済サービスの運営者に対して課金に相当する金額が支払われるのが妥当な経済活動と考えられる。従って、このようにすることで、電子決済サービスの運営者は、キャンペーンの効果があったと推察される利用者の購買行為について、加盟店や店舗から課金額(インセンティブ)を取得することができる。つまり、加盟店や店舗等からインセンティブを適切に取得することができる。加盟店等の側においても実績ベースで課金がなされるため、有効な費用コントロールが可能となる。つまり、課金の金額が高いということは、対応する売上金も高くなっているということであるため、課金による負担のみが増大するという現象は生じにくい。
【0044】
また、この種の課金に関して本発明を適用しない場合、例えば、課金期間の終了後にマニュアルでデータを突合し、過去のデータを振り返ってキャンペーン適用済利用者であるかを判定し、キャンペーン適用済利用者であった利用者の電子決済について課金の金額を計算することも考えられる。しかしながら、その方法では、課金の金額の推移をリアルタイムに近い形で確認することができず、また一度に大きい処理負荷が発生する場合もある。この点、本発明によれば、課金の金額をよりリアルタイムに近いタイミングで計算することができ、処理負荷を平準化することもできる。
【0045】
以上説明した実施形態によれば、加盟店や店舗等から適切にインセンティブを取得することができる。
【0046】
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
【符号の説明】
【0047】
10 利用者端末装置
20 決済アプリ
100 決済サーバ
120 決済コンテンツ提供部
130 決済処理部
132 キャンペーン適用判断部
134 課金処理部
136 精算処理部
140 情報管理部
150 キャンペーン設定部
170 記憶部
178 キャンペーン設定情報
180 キャンペーン適用済利用者一覧情報
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10