(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024051934
(43)【公開日】2024-04-11
(54)【発明の名称】冷蔵庫および冷蔵庫の運転方法
(51)【国際特許分類】
F25D 11/00 20060101AFI20240404BHJP
F25D 17/06 20060101ALI20240404BHJP
F25D 21/06 20060101ALI20240404BHJP
【FI】
F25D11/00 101E
F25D17/06 316
F25D21/06 J
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022158332
(22)【出願日】2022-09-30
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り 令和4年9月15日にNippon食の森 あざれあへ販売
(71)【出願人】
【識別番号】000208503
【氏名又は名称】大和冷機工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100096703
【弁理士】
【氏名又は名称】横井 俊之
(72)【発明者】
【氏名】熊本 拓馬
(72)【発明者】
【氏名】竹谷 翔平
(72)【発明者】
【氏名】秋本 要
(72)【発明者】
【氏名】平 欣一郎
(72)【発明者】
【氏名】水上 義之
【テーマコード(参考)】
3L045
3L046
3L345
【Fターム(参考)】
3L045AA02
3L045BA01
3L045CA02
3L045DA02
3L045EA01
3L045LA09
3L045MA12
3L045MA15
3L045PA02
3L045PA03
3L045PA04
3L046AA02
3L046BA01
3L046CA12
3L046LA04
3L046MA02
3L046MA03
3L046MA04
3L345AA03
3L345AA17
3L345AA20
3L345BB01
3L345CC01
3L345EE13
3L345EE45
3L345EE48
3L345EE49
3L345EE53
3L345FF13
3L345FF44
3L345FF48
3L345HH12
3L345HH32
3L345HH36
3L345HH42
3L345KK02
3L345KK03
3L345KK04
(57)【要約】
【課題】 冷却運転停止後に、庫内湿度が高い状態が維持されないようにする。
【解決手段】 庫内ファンモーター42aと、庫内を冷却する冷却機構(冷却ユニット50,蒸発器ユニット42)と、操作部である操作パネル70とを備える冷蔵庫およびその運転方法であって、冷却機構が冷却運転をしていないときに(ステップS105~S140)、操作パネル70での所定の操作がされることを検知し(ステップS105)、冷却機構が冷却運転をしていないときに操作パネル70での所定の操作が検知されると、庫内ファンモーター42aを運転させ(ステップS115)、所定時間経過後に庫内ファンモーター42aの運転を停止させる(ステップS125,S135,S140)。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
庫内ファンモーターと、庫内を冷却する冷却機構と、操作部とを備える冷蔵庫であって、
前記冷却機構が冷却運転をしていないときに、前記操作部での操作に対応して、前記庫内ファンモーターを運転させる運転モードを備えることを特徴とする冷蔵庫。
【請求項2】
前記冷蔵庫は、開閉可能な扉と、前記扉が開いているか否かを検知する開閉検知スイッチとを備え、前記開閉検知スイッチでの検知結果に基づいて、前記扉が開いている時に、前記運転モードを実施可能とすることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項3】
前記冷蔵庫は、タイマーを備えており、前記タイマーによって所定の設定時間が経過した時に前記運転モードを終了させることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項4】
前記冷蔵庫は、所定の運転中に表示するランプを備え、前記運転モードを実施している時は、前記ランプを点滅させることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項5】
前記冷蔵庫は、前記庫内の温度を表示する温度表示素子を備えており、前記運転モードを実施している時は、前記温度表示素子は温度を表示する代わりに前記運転モードを表す表示を行うことを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
【請求項6】
庫内ファンモーターと、庫内を冷却する冷却機構と、操作部とを備える冷蔵庫の運転方法であって、
前記冷却機構が冷却運転をしていないときに、前記操作部での所定の操作がされることを検知する工程と、
前記冷却機構が冷却運転をしていないときに前記操作部での所定の操作が検知されると、前記庫内ファンモーターを運転させる工程と、
所定時間経過後に前記庫内ファンモーターの運転を停止させる工程とを実施することを特徴とする冷蔵庫の運転方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、冷蔵庫および冷蔵庫の運転方法に関する。
【背景技術】
【0002】
冷蔵庫の一種として洋菓子等をディスプレイ展示して販売する特許文献1などに開示される冷蔵ショーケースが知られている。冷蔵ショーケースは、営業終了後、庫内の商品を取り出してショーケースの運転を停止させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の冷蔵ショーケースの場合、運転を停止されると、庫内温度の上昇とともに、蒸発器に付着した霜が溶け、庫内湿度が上昇する。庫内温度が高くなった後で、庫内湿度が高い状態が継続するのは、運転再開後に食品を保存する環境として好ましくない。
本発明は、運転停止後に、庫内湿度が高い状態が維持されないようにする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するため、本発明の一実施形態においては、庫内ファンモーターと、庫内を冷却する冷却機構と、操作部とを備える冷蔵庫であって、前記冷却機構が冷却運転をしていないときに、前記操作部での操作に対応して、前記庫内ファンモーターを運転させる運転モードを備える構成としてある。
上記構成において、冷却機構での冷却運転を停止した後、操作部で所定の操作を行なうと、これに対応して、庫内ファンモーターを運転させる運転モードを実施する。
冷却機構は停止しているものの、庫内ファンモーターが運転されるので、庫内の空気を強制的に循環させ、早期に庫内を乾燥させる。
【0006】
本発明の他の実施形態においては、前記冷蔵庫は、開閉可能な扉と、前記扉が開いているか否かを検知する開閉検知スイッチとを備え、前記開閉検知スイッチでの検知結果に基づいて、前記扉が開いている時に、前記運転モードを実施可能とする構成としてある。
上記構成において、冷蔵庫は、開閉可能な扉を備えているとともに、この扉が開いているか否かを検知する開閉検知スイッチを備えている。
開閉検知スイッチでの検知結果に基づいて、扉が開いている時に、運転モードを実施する。扉が開いている時に、庫内ファンモーターが運転されることで、外気との換気が促され、霜の溶解を促進しつつ、溶解によって高湿度となった空気を排気し、より湿度の低い外気が入りやすくなるため、庫内の乾燥が促進される。
【0007】
本発明の他の実施形態においては、前記冷蔵庫は、タイマーを備えており、前記タイマーによって所定の設定時間が経過した時に前記運転モードを終了させる構成としてある。
上記構成において、冷蔵庫は、タイマーを備えているため、このタイマーによって所定の設定時間が経過した時に上述した運転モードを終了させる。予め設定しておいた時間が経過したら自ら運転を停止するため、人手によってスイッチを切るような操作を必要としない。
【0008】
本発明の他の実施形態においては、前記冷蔵庫は、所定の運転中に表示するランプを備え、前記運転モードを実施している時は、前記ランプを点滅させる構成としてある。
上記構成において、冷蔵庫は、所定の運転中に表示するランプを備えており、上述した運転モードを実施している時は、前記ランプを点滅させる。すなわち、表示ランプの表示を見れば、通常の運転を行っているのか、上述した運転モードを行っているのかを、独立した表示器を備えることなく表示する。
【0009】
本発明の他の実施形態においては、前記冷蔵庫は、前記庫内の温度を表示する温度表示素子を備えており、前記運転モードを実施している時は、前記温度表示素子は温度を表示する代わりに前記運転モードを表す表示を行う構成としてある。
上記構成において、冷蔵庫は、庫内の温度を表示する温度表示素子を備えている。上述した運転モードを実施している時は、温度表示素子は温度を表示する代わりに運転モードを表す表示を行う。すなわち、独立した表示器を備えることなく、この運転モードを実施していることを表示する。
【0010】
本発明は、形ある冷蔵庫としての発明のみでなく、その運転方法としての発明も成立する。
すなわち、上記課題を解決するため、本発明の一実施形態においては、庫内ファンモーターと、庫内を冷却する冷却機構と、操作部とを備える冷蔵庫の運転方法であって、前記冷却機構が冷却運転をしていないときに、前記操作部での所定の操作がされることを検知する工程と、前記冷却機構が冷却運転をしていないときに前記操作部での所定の操作が検知されると、前記庫内ファンモーターを運転させる工程と、所定時間経過後に前記庫内ファンモーターの運転を停止させる工程とを実施する構成としてある。
【0011】
上記構成において、本発明では、前記冷却機構が冷却運転をしていないときに、前記操作部での所定の操作がされることを検知すると、前記冷却機構が冷却運転をしていないときに前記操作部での所定の操作が検知されると、前記庫内ファンモーターを運転させ、所定時間経過後に前記庫内ファンモーターの運転を停止させる。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、冷却運転の停止後に、早期に庫内を乾燥させることができ、食品の保存庫として好適な冷蔵庫、冷蔵庫の運転方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【
図1】本発明の一実施形態にかかる冷蔵ショーケースの断面図である。
【
図2】冷蔵ショーケースの主要な構成を示すブロック図である。
【
図3】冷蔵ショーケースの操作パネルの一部を示す図である。
【
図4】冷蔵ショーケースの主要な制御を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる冷蔵ショーケースの断面図であり、
図2は、この冷蔵ショーケースの主要な構成を示すブロック図である。
図において、冷蔵ショーケースは、横長の本体ケース10を有し、本体ケース10内の下部は機械室20が配置されている。本体ケース10内は、上部空間が商品展示室30となっており、その下方には熱交換室40が配置されている。商品展示室30は、複数の商品棚31と照明32が配置され、熱交換室40は、これらの商品棚31の最下部に配置されている。
【0015】
熱交換室40は、機械室20に収容される冷却ユニット50から冷媒を供給されている。具体的には、熱交換室40には、蒸発器ユニット42が収容され、蒸発器ユニット42に供給される冷媒の冷熱を、庫内ファンモーター42aとファン42bとからなる蒸発器ファン42cによって商品展示室30に送風し、商品展示室30内を冷却する。
【0016】
また、機械室20の冷却ユニット50は、圧縮機51と、凝縮器52と、凝縮器ファン53とを備えている。圧縮機51で圧縮されて温度が上昇した冷媒は、凝縮器52に送られ、凝縮器ファン53からの送風を受けて温度が低下する。温度低下後の冷媒は上述した蒸発器ユニット42に供給され、その内部にて気化して冷熱を発生する。なお、凝縮器ファン53は、凝縮器ファンモーター53aとファン53bとを備えている。冷却ユニット50と蒸発器ユニット42とによって冷却機構を構成する。
【0017】
図3は、冷蔵ショーケースの操作パネルの一部を示す図である。
この冷蔵ショーケースには、操作ボタン71や表示パネル72を備える操作パネル70が備えられている。操作ボタン71の具体的なボタンは特に限定されるものではないが、本実施形態においては、くもり止めボタン71aと、温度設定のプラスボタン71bとマイナスボタン71cと、電源スイッチ71dと、照明スイッチ71eとが備えられている。また、表示パネル72も各種の実装形態が可能であるが、本実施形態においては、温度を表示するための二桁分の7セグメントLEDが備えられている。この操作パネル70は、操作部に相当する。
【0018】
また、
図1には示していないが、この他に、冷却ユニット50と熱交換室40の運転を制御する制御部60を備えている。
制御部60の制御に利用するため、所定の時間例えば30分の経過を監視するタイマー61と、商品展示室30の扉33の開閉状態を検知する扉スイッチ62と、商品展示室30の庫内温度を測定する温度センサ63とを備えている。
【0019】
すなわち、制御部60は、操作ボタン71や扉スイッチ62と温度センサ63からの入力に基づいて、圧縮機51と、庫内ファンモーター42aと、凝縮器ファンモーター53aの運転と停止を制御し、また、表示パネル72の表示を制御している。
【0020】
次に、上記構成からなる本実施形態の動作を説明する。
図4は、冷蔵ショーケースの主要な制御を示すフローチャートである。
制御部60は、操作パネル70の各操作ボタンの操作を監視しており、電源スイッチ71dが押し下げられると、冷却運転を開始し、再度、電源スイッチ71dが押し下げられると、冷却運転を停止する。例えば、開店前に電源スイッチ71dは押し下げられて冷却運転が開始され、閉店後に電源スイッチ71dが押し下げられて冷却運転を停止する。冷却運転は、冷却機構を構成する冷却ユニット50と蒸発器ユニット42とを稼働させることを意味しており、制御部60は温度センサ63にて庫内の温度を検出し、設定される庫内温度を維持するように冷却機構を制御している。
【0021】
図4に示すフローチャートにおいて、制御部60は、ステップS100にて、冷却機構は運転中か判断する。本実施形態においては、冷却機構の運転を停止後に庫内を早期に乾燥させる。このため、冷却機構が運転中でないと判断された時に、ステップS105~S140の処理を実行する。
まず、ステップS105では、特定のボタン操作がされたかを判断する。別途、この運転モードのために独立したスイッチを設けることも可能であるが、本実施形態では、既存の装備品を利用する。具体的には、くもり止めボタン71aと温度設定のプラスボタン71bの同時押しがされているか否かを判断し、この操作がされている時にこの運転モードが指示されたものとしている。むろん、かかる操作は一例に過ぎず、他のボタンの組み合わせであっても良い。
【0022】
ステップS110では、扉スイッチ62での検知状況を判断し、開であると検知されている時にこの運転モードを実行する。扉33が開いていれば庫内の空気を循環させることで外気を導入し、かつ、庫内の空気を排出できるため、乾燥の効率が良くなる。従って、本実施形態では扉スイッチ62にて扉33の開閉状況を検知している。ただし、扉スイッチ62は必須ではなく、ユーザーが自発的に扉33を開くことを前提として、この運転モードを実施するようにしても良い。
【0023】
このように、冷蔵庫である本冷蔵ショーケースは、開閉可能な扉33と、扉33が開いているか否かを検知する開閉検知スイッチである扉スイッチ62とを備え、開閉検知スイッチでの検知結果に基づいて、扉33が開いている時に、本運転モードを実施可能としている。
【0024】
扉スイッチ62が開を検知していたら、制御部60は、ステップS115にて、庫内ファンモーター42aを運転し、その他の冷却機構は停止を維持する。停止するのは、圧縮機51と、凝縮器ファンモーター53aである。続いて、ステップS120では、制御部60は、運転表示ランプとしての表示パネル72を「CL」表示として点滅させる。表示パネル72は、2桁の7セグメントLEDであり、「CL」表示が可能であるが、これは一例に過ぎず、他の表示としても良い。
【0025】
このように、冷蔵庫である本冷蔵ショーケースは、所定の運転中に表示する表示ランプとしての表示パネル72を備え、本運転モードを実施している時は、この表示パネル72を点滅させており、また、庫内の温度を表示する表示パネル72(温度表示素子)を備えており、本運転モードを実施している時は、表示パネル72は温度を表示する代わりに運転モードを表す表示(「CL」)を行なっている。
【0026】
制御部60は、以上のように本運転モードの実行を開始するが、ステップS125では、タイマーカウントを開始する。タイマー61は、一例として30分の計時を開始し、30分経過後にタイマー終了を制御部60に通知する。30分というのは一例に過ぎず、ユーザーが長くしたり、短くできるようにしても良い。例えば、上述した「CL」の表示と、残り時間を交互に表示するようにしたり、この運転モード中は温度設定のプラスボタン71bとマイナスボタン71cとで、時間を長くしたり短くさせるようにしても良い。
【0027】
タイマー61が終了した時は、制御部60は、ステップS135にて、タイマー終了と判断でき、ステップS140にて、庫内ファンモーター42aの運転を停止させる。むろん、このときは、その他の冷却機構も停止している。
【0028】
このように、冷蔵庫である本冷蔵ショーケースは、タイマー61を備えており、タイマー61によって所定の設定時間が経過したときに運転モードを終了させている。
【0029】
以上のように、冷却運転を停止した後は、蒸発器ユニット42には霜が付着していることも多いが、扉33が開かれた状態で、庫内ファンモーター42aだけを所定時間だけ運転させると、商品展示室30の庫内の空気が強制的に循環され、かつ、外気を導入したり、庫内の空気を排出するので、庫内は早期に乾燥した状態となる。
【0030】
なお、タイマー61が終了するまでの間に、ユーザーが運転を停止させる必要が生じる可能性もある。このため、タイマー61が終了するまでの間、制御部60は、ステップS130にて、上述したボタン操作がされたか判断しており、具体的には、くもり止めボタン71aと温度設定のプラスボタン71bの同時押しがされたと判断すると、制御部60は、ステップS140に移行して、庫内ファンモーター42aの運転を停止させる。
【0031】
本運転モードは冷却運転がされていない時に実行するものであり、ステップS100にて、冷却機構は運転中であると判断されている時に、くもり止めボタン71aと温度設定のプラスボタン71bの同時押しがされると、制御部60は、ステップS155にて、ボタン操作ありと検知し、ステップS160にて、運転表示ランプを警告表示にする。警告表示は特に限定されるものではなく、例えば、表示パネル72に「Er」と表示して点滅させ、数秒後に停止させるようなことが可能である。むろん、制御部60は、ステップS165にて、冷却機構の運転を継続する。
【0032】
このように、本実施形態では、庫内ファンモーター42aと、庫内を冷却する冷却機構(冷却ユニット50,蒸発器ユニット42)と、操作部である操作パネル70とを備える冷蔵庫としての冷蔵ショーケースであって、冷却機構が冷却運転をしていないときに、操作パネル70での操作に対応して、庫内ファンモーター42aを運転させる運転モードを備えている。
【0033】
また、本発明は形ある装置としての発明にとどまらず、その方法としても有効であり、庫内ファンモーター42aと、庫内を冷却する冷却機構(冷却ユニット50,蒸発器ユニット42)と、操作部である操作パネル70とを備える冷蔵庫の運転方法であって、冷却機構が冷却運転をしていないときに(ステップS105~S140)、操作パネル70での所定の操作がされることを検知する工程(ステップS105)と、冷却機構が冷却運転をしていないときに操作パネル70での所定の操作が検知されると、庫内ファンモーター42aを運転させる工程(ステップS115)と、所定時間経過後に庫内ファンモーター42aの運転を停止させる工程(ステップS125,S135,S140)とを実施している。
【0034】
なお、本発明は上記実施例に限られるものでないことは言うまでもない。当業者であれば言うまでもないことであるが、
・上記実施例の中で開示した相互に置換可能な部材および構成等を適宜その組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術であって上記実施例の中で開示した部材および構成等と相互に置換可能な部材および構成等を適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
・上記実施例の中で開示されていないが、公知技術等に基づいて当業者が上記実施例の中で開示した部材および構成等の代用として想定し得る部材および構成等と適宜置換し、またその組み合わせを変更して適用すること
は本発明の一実施例として開示されるものである。
【符号の説明】
【0035】
10…本体ケース、20…機械室、30…商品展示室、31…商品棚、32…照明、33…扉、40…熱交換室、42…蒸発器ユニット、42a…庫内ファンモーター、42b…ファン、42c…蒸発器ファン、50…冷却ユニット、51…圧縮機、52…凝縮器、53…凝縮器ファン、53a…凝縮器ファンモーター、53b…ファン、60…制御部、61…タイマー、62…扉スイッチ、63…温度センサ、70…操作パネル、71…操作ボタン、71a…くもり止めボタン、71b…プラスボタン、71c…マイナスボタン、71d…電源スイッチ、71e…照明スイッチ、72…表示パネル。