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特開2024-52463閉鎖なマルチスペースの区域で知能的な循環の空気調節を行う正負圧システム及びその方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024052463
(43)【公開日】2024-04-11
(54)【発明の名称】閉鎖なマルチスペースの区域で知能的な循環の空気調節を行う正負圧システム及びその方法
(51)【国際特許分類】
   F24F 7/007 20060101AFI20240404BHJP
   A01G 9/24 20060101ALI20240404BHJP
   F24F 1/0038 20190101ALI20240404BHJP
   F24F 7/06 20060101ALI20240404BHJP
   F24F 13/02 20060101ALI20240404BHJP
   F24F 8/22 20210101ALI20240404BHJP
   F24F 8/10 20210101ALI20240404BHJP
   F24F 11/74 20180101ALI20240404BHJP
   A61L 9/20 20060101ALI20240404BHJP
   G16Y 20/10 20200101ALI20240404BHJP
   F24F 7/003 20210101ALI20240404BHJP
   F24F 110/64 20180101ALN20240404BHJP
   F24F 110/66 20180101ALN20240404BHJP
   F24F 110/70 20180101ALN20240404BHJP
   F24F 110/72 20180101ALN20240404BHJP
   F24F 110/74 20180101ALN20240404BHJP
【FI】
F24F7/007 B
A01G9/24 A
F24F1/0038
F24F7/06 Z
F24F13/02 D
F24F8/22
F24F8/10
F24F11/74
A61L9/20
G16Y20/10
F24F7/003
F24F110:64
F24F110:66
F24F110:70
F24F110:72
F24F110:74
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022193154
(22)【出願日】2022-12-01
(31)【優先権主張番号】111137326
(32)【優先日】2022-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(71)【出願人】
【識別番号】518307488
【氏名又は名称】映興電子股▲フン▼有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【弁理士】
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】王憲栄
(72)【発明者】
【氏名】黄郁文
(72)【発明者】
【氏名】頼柄源
【テーマコード(参考)】
2B029
3L056
3L058
3L080
3L260
4C180
【Fターム(参考)】
2B029MA00
3L056BD01
3L058BG03
3L058BG04
3L080AA04
3L080AC01
3L080AC02
3L260AA06
3L260AA16
3L260AB07
3L260BA09
3L260BA13
3L260BA64
3L260CA14
3L260CA17
3L260DA10
3L260EA07
3L260FB45
3L260FC02
3L260FC03
3L260FC06
3L260GA02
3L260HA01
3L260JA12
3L260JA13
4C180AA02
4C180AA07
4C180BB08
4C180DD03
4C180HH05
4C180KK01
4C180KK04
4C180LL20
(57)【要約】      (修正有)
【課題】本発明は、知能的な循環の空気調節を行う正負圧システムを提供する。
【解決手段】マルチスペース、空調システム、マルチ吸気システムを含み、スペースの内に負圧を生じるための排気システムとセンサーが設置され、スペースに排気システムと空調システムとを連結するための吸気システムが設置され、センサーはスペースの内の空気の品質を検知して、且つメッセージをサーバーに伝送し用いられ、空調システムは内部循環又は外部循環を以って、空気を入れて、且つ空気の温度と湿度を調節し、吸気システムは転換器を有し、転換器はT字継ぎ目2位相転向器であり、自由に開閉ができ、且つ空気を指定のスペースに吸入・排出させ、転換器の一端の出口に濾過機能及び殺菌機能を持つ浄化器と連結し、吸入された空気を浄化し、吸気システムを利用して、空気をスペースの内に吸入することができ、正圧が生じる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
知能的な循環の空気調節を行う正負圧システムであって、マルチ閉鎖なスペースと、空調システムと、マルチ吸気システムとを含み、
前記スペースの内に排気システムとセンサーとが設置され、当該排気システムに排気モーターが設置され、空気を抽出して、前記スペースの外に排出して、前記スペースに負圧が生じ、空気を循環させ、前記センサーは前記スペースの内の空気の品質を検知して、且つ関連なメッセージを無線でサーバーに伝送し用いられ、前記センサーは二酸化炭素濃度、一酸化炭素濃度、ホルムアルデヒド濃度、総揮発性有機化合物濃度、ばい菌濃度、真菌濃度、PM10、PM2.5、オゾン濃度を検知でき、
前記空調システムは空調機を有し、内部循環又は外部循環を以って、空気を入れて、且つ空気の温度と湿度を調節し、当該空調機にメイン制御器が設置され、且つ送風モーターを制御して連結し、空気を輸送するのに用いられ、当該送風モーターは前記マルチ吸気システムと連結し、
前記吸気システムは当該スペースと連通し、且つ転換器を有し、前記転換器はT字継ぎ目2位相転向器であり、自由に開、閉ができ、且つ空気を指定の当該スペースに吸入と排出させ、当該転換器の一端の出口に浄化器と連結し、前記浄化器は濾過機能を有して、且つUVランプで吸入される空気を照射して、殺菌して、その空気を浄化することができ、当該吸気システムを利用して、空気を当該スペースの内に吸入することができ、前記スペースに正圧が生じ、空気を循環させ、当該転換器の入口において、前記転換器を用いて、他の当該吸気システム又は他の前記送風モーターとを連結することを特徴とする知能的な循環の空気調節を行う正負圧システム。
【請求項2】
前記メイン制御器は制御装置で制御されることができ、当該制御装置は制御パネル、リモコン又は行動通信装置であることを特徴とする請求項1の知能的な循環の空気調節を行う正負圧システム。
【請求項3】
前記センサーはIoT無線伝送の方法でデータ数値をサーバーに伝送することができ、前記排気システム、空調システム、吸気システムはIoT無線伝送の方法でデータ数値と制御指令を受信することができることを特徴とする請求項1の知能的な循環の空気調節を行う正負圧システム。
【請求項4】
知能的な循環の空気調節を行う方法であって、請求項1ないし請求項3のいずれの知能的な循環の空気調節を行う正負圧システムに用いられ、以下のステップを含み、
センサーでスペースの内の状態を検出し、IoTでデータをサーバーに無線伝送した後、スペースを判断する空気検出ステップと、
当該センサーで各前記スペースのどっちのスペースの空気の品質が最悪かを感知して、数値を判断するスペース判断ステップと、
当該センサーで測った前記スペースの内の二酸化炭素濃度、一酸化炭素濃度、ホルムアルデヒド濃度、総揮発性有機化合物濃度、ばい菌濃度、真菌濃度、PM10、PM2.5、オゾン濃度の数値を判断して、基準を超える範囲にあれば、プッシュ型放送して属性を判断し、安全な範囲にあれば、浄化して調節し、危険な範囲にあれば、快速な排気をする数値判断ステップと、
基準範囲を超えているカテゴリーを判断し、ばい菌濃度、真菌濃度、PM10、PM2.5の物理的又は生物的なカテゴリーの数値が基準を超えていれば、浄化して調節し、二酸化炭素濃度、一酸化炭素濃度、ホルムアルデヒド濃度、総揮発性有機化合物濃度、オゾン濃度の化学的なカテゴリーの数値が基準を超えていれば、換気して調節する属性判断ステップと、
浄空調機で空気の温度を調節して、吸気システムを経て浄化器によって、入れられた空気を濾過、殺菌、浄化して、当該スペースの内に入れて、且つ排気システムを併せて、前記スペースの内の空気を抽出する浄化調節ステップと、
前記空調機で外部の空気を入れて、当該吸気システムを経て当該スペースの内に入れ、前記排気システムを併せて前記スペースの内の空気を抽出し、当該スペースの中身を取り替えて、更新する換気調節ステップと、
直ちに前記空調機で外部の空気を入れて当該吸気システムによって当該スペースの内に速やかに吸入し、且つ同時に前記排気システムを併せて前記スペースの内の空気を速やかに抽出し、緊急に空気の危害を避ける効果を奏する快速排気ステップと、
浄化調節ステップ、換気調節ステップ又は快速排気ステップを行った後、再度空気検出ステップを行うことを特徴とする知能的な循環の空気調節を行う方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は閉鎖なマルチスペースの区域で知能的な循環の空気調節を行う正負圧システム及びその方法に関し、特に、密閉なスペース内の空気の品質を検知し、且つ各スペースに独立的に吸気と排気させる知能的な循環の空気調節を行う正負圧システム及びその方法を示す。
【背景技術】
【0002】
今迄、2019年末からCOVID-19感染病は爆発的に発生する情況が始まり、COVID-19は1種類の呼吸気管疾病で、直近の防疫観念において、それは空気の品質より更なる重大な問題になり、PM2.5などの浮遊粒子で空気の品質不良によるもたらした呼吸気管への影響はまだ不明だが、COVID-19に感染すると直接的に患者の健康を脅かし、かつ後遺症は非常に多く、COVID-19の1つの伝染経路はエアロゾルで、エアロゾルに付着して空間内に飛散し、特に密閉なエアコン空調環境には、浮遊粒子に存在して20分間まで散布することになり、早期防疫政策は室内と室外のソーシャル・ディスタンスを以って感染を避けるが、勉強、仕事の行為は長時間密閉空間にいる必要があり、時間の幅が長くなって大幅に感染確率が高まるが、その状況において、感染を下げるキーポイントは有効な換気制御であり、空気中のエアロゾルの濃度を下げてウイルスの付着を防止する。
【0003】
そのため、室内の空気の品質に対する制御・管理はかなり重要で、解決できる多種類の手法があり、一つ目は分室分流であり、各空間は独立的に吸気し、独立的に排気して交差感染の可能性がないことを確保し、それは横向き制御であり、二つ目は分層制御であり、各階の中央立坑の排気回流を制御・管理して各層の空気を互いに連通させず、それは縦向き制御であり、三つ目は配流分配であり、空気清浄度の需要によって空気の流れの方向と流量を分配する。
【0004】
従来のエアコン空調システムは、熱交換した後に、冷たい空気を室内に吹き込むだけで、室内の空気循環を強ならず、ウイルスの滞留条件を作り、且つ各空間は独立的な吸気と排気を行ず、交差感染の可能性を有し、オフィスビル、隔離ホテルの中に非常に多い閉鎖な空間があり、空気を循環並びに調節しなければならず、ウイルス、ばい菌、ホコリ、化学性物質の危害こそを確実に防止できる。
【0005】
従って、本発明者は、これを鑑みて、発明の構想を考え出し、長年の経験をもって設計し、多くの議論とサンプルの試行試験、及びいくつかの修正と改善を経て、本発明を完成した。
【発明の概要】
【0006】
本発明が解決しようとする技術問題は従来の技術に存在する前記欠点に対して、閉鎖なマルチスペースの区域で知能的な循環の空気調節を行う正負圧システム及びその方法を提供するする。
【0007】
問題を解決する技術ポイント
本発明の知能的な循環の空気調節を行う正負圧システムは、マルチ閉鎖なスペース、空調システム、マルチ吸気システムを含み、ここで、前記スペースの内に排気システムとセンサーが設置され、当該排気システムに排気モーターが設置され、空気を抽出して、前記スペースの外に排出して、前記スペースに負圧が生じ、空気を循環させ、前記センサーは前記スペースの内の空気の品質を検知して、且つ関連なメッセージを無線でサーバーに伝送し用いられ、前記センサーは二酸化炭素濃度、一酸化炭素濃度、ホルムアルデヒド濃度、総揮発性有機化合物濃度、ばい菌濃度、真菌濃度、PM10、PM2.5、オゾン濃度を検知できる;前記空調システムは空調機を有し、内部循環又は外部循環を以って、空気を入れて、且つ空気の温度と湿度を調節し、当該空調機にメイン制御器が設置され、且つ送風モーターを制御して連結し、空気を輸送するのに用いられ、当該送風モーターは前記マルチ吸気システムと連結する;前記吸気システムは当該スペースと連通し、且つ転換器を有し、前記転換器はT字継ぎ目2位相転向器であり、自由に開、閉ができ、且つ空気を指定の当該スペースに吸入と排出させ、前記転換器の一端の出口に浄化器と連結し、前記浄化器は濾過機能を有して、且つUVランプで吸入される空気を照射して、殺菌して、その空気を浄化することができ、当該吸気システムを利用して、空気を当該スペースの内に吸入することができ、前記スペースに正圧が生じ、空気を循環させ、当該転換器の入口において、前記転換器を用いて、他の当該吸気システム又は他の前記送風モーターとを連結する。
【0008】
さらに、前記メイン制御器は制御装置で制御されることができ、当該制御装置は制御パネル、リモコン又は行動通信装置である。
【0009】
ここで、前記センサーはIoT無線伝送の方法でデータ数値をサーバーに伝送することができ、前記排気システム、空調システム、吸気システムはIoT無線伝送の方法でデータ数値と制御指令を受信することができることは好ましい。
【0010】
本発明の知能的な循環の空気調節を行う方法は、前記知能的な循環の空気調節を行う正負圧システムに用いられ、以下のステップを含み、空気検出ステップ、センサーでスペースの内の状態を検出し、IoTでデータをサーバーに無線伝送した後、スペースを判断し、スペース判断ステップ、当該センサーで各前記スペースのどっちのスペースの空気の品質が最悪かを感知して、数値を判断し、数値判断ステップ、当該センサーで測った前記スペースの内の二酸化炭素濃度、一酸化炭素濃度、ホルムアルデヒド濃度、総揮発性有機化合物濃度、ばい菌濃度、真菌濃度、PM10、PM2.5、オゾン濃度の数値を判断して、基準を超える範囲にあれば、プッシュ型放送して属性を判断し、安全な範囲にあれば、浄化して調節し、危険な範囲にあれば、快速な排気をし、属性判断ステップ、基準範囲を超えているカテゴリーを判断し、ばい菌濃度、真菌濃度、PM10、PM2.5の物理的又は生物的なカテゴリーの数値が基準を超えていれば、浄化して調節し、二酸化炭素濃度、一酸化炭素濃度、ホルムアルデヒド濃度、総揮発性有機化合物濃度、オゾン濃度の化学的なカテゴリーの数値が基準を超えていれば、換気して調節し、浄化調節ステップ、空調機で空気の温度を調節して、吸気システムを経て浄化器によって、入れられた空気を濾過、殺菌、浄化して、当該スペースの内に入れて、且つ排気システムを併せて、前記スペースの内の空気を抽出することができ、換気調節ステップ、前記空調機で外部の空気を入れて、当該吸気システムを経て当該スペースの内に入れ、前記排気システムを併せて前記スペースの内の空気を抽出し、当該スペースの中身を取り替えて、更新し、快速排気ステップ、直ちに前記空調機で外部の空気を入れて当該吸気システムによって当該スペースの内に速やかに吸入し、且つ同時に前記排気システムを併せて前記スペースの内の空気を速やかに抽出し、緊急に空気の危害を避ける効果を奏することができ、浄化調節ステップ、換気調節ステップ又は快速排気ステップを行った後、再度に空気検出ステップを行う
従来技術と比べて得た効果
本発明の知能的な循環の空気調節を行う正負圧システム及び知能的な循環の空気調節を行う方法によれば、前記転換器によって指定のスペースへの配流と分配することができ、且つ浄化器で濾過、殺菌、消毒することができ、また排気システムと吸気システムでそれぞれ負圧と正圧を生じ、空気循環を行うことができ、且つセンサーを利用して空気の品質をモリタリングし、且つリアルタイムに空気を調節することを実施でき、知能化の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】本発明の知能的な循環の空気調節を行う正負圧システムの平面図である。
【0012】
図2】本発明の知能的な循環の空気調節を行う方法のフローチャートである。
【0013】
図3】、本発明の知能的な循環の空気調節を行う正負圧システムの使用状態の1つの概念図であり、当該転換器で配流することを示す。
【0014】
図4】本発明の知能的な循環の空気調節を行う正負圧システムの使用状態のもう1つの概念図であり、当該転換器で配流し、浄化器を用いて空気の品質を調節することを示す。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本発明の目的、特徴、及び効果をよく理解及び認識できるように、以下は図面の簡単な説明の図面を参照しながら、詳しく説明する。
【0016】
まず、図1図3図4に示すように、本発明が提供する知能的な循環の空気調節を行う正負圧システムは、マルチ閉鎖なスペース(10)、空調システム(20)、マルチ吸気システム(30)を含み、ここで、前記スペース(10)の内に排気システム(11)とセンサー(12)が設置され、前記排気システム(11)に排気モーター(111)が設置され、空気を抽出して、前記スペース(10)の外に排出して、前記スペース(10)に負圧が生じ、空気を循環させ、前記センサー(12)は前記スペース(10)の内の空気の品質を検知して、且つ関連なメッセージを無線でサーバーに伝送し用いられ、前記センサー(12)は二酸化炭素濃度、一酸化炭素濃度、ホルムアルデヒド濃度、総揮発性有機化合物濃度、ばい菌濃度、真菌濃度、PM10、PM2.5、オゾン濃度を検知できる;前記空調システム(20)は空調機(21)を有し、内部循環又は外部循環を以って、空気を入れて、且つ空気の温度と湿度を調節し、前記空調機(21)にメイン制御器(211)が設置され、且つ送風モーター(212)を制御して連結し、空気を輸送するのに用いられ、前記送風モーター(212)は前記マルチ吸気システム(30)と連結する;前記吸気システム(30)は前記スペース(10)と連通し、且つ転換器(31)を有し、前記転換器(31)はT字継ぎ目2位相転向器であり、自由に開、閉ができ、且つ空気を指定の前記スペース(10)に吸入と排出させ、前記転換器(31)の一端の出口に浄化器(32)と連結し、前記浄化器(32)は濾過機能を有して、且つUVランプで吸入される空気を照射して、殺菌して、その空気を浄化することができ、前記吸気システム(30)を利用して、空気を前記スペース(10)の内に吸入することができ、前記スペース(10)に正圧が生じ、空気を循環させ、前記転換器(31)の入口において、前記転換器(31)を用いて、他の前記吸気システム(30)又は他の前記送風モーター(212)とを連結する。
【0017】
図3及び図4に示すように、前記構造によって、前記空調機(21)で空気を入れて、且つ前記吸気システム(30)によって各前記スペース(10)に吸入して、正圧が生じ、前記転換器(31)はT字継ぎ目2位相転向器であり、且つ空気の吸入と排出を定めることができ、前記転換器(31)によって空気が指定の前記スペース(10)に吸入することを制御できるので、空気は前記吸気システム(30)の転換器(31)より選択して、直接に前記転換器(31)の一つの出口によって直接に排出し、又は前記転換器(31)の他の出口によって前記浄化器(32)を経て濾過、殺菌、浄化してから排出し、前記排気システム(11)は当該排気モーター(111)によって前記スペース(10)の内の空気を抽出して、負圧が生じ、前記排気システム(11)と当該吸気システム(30)で空気の循環調節の効果を奏する。
【0018】
前記スペース(10)の温度又は湿度がユーザーに不適を感じさせる時に、当該空調機(21)によって空気の温度と湿度を調節して、且つ当該吸気システム(30)で前記スペース(10)の内に送入して、ユーザーを体感に相対的に心地よい環境の中に居させ、前記スペース(10)の内のPM10、PM2.5などの浮遊粒子の含有量が高すぎる時に、当該浄化器(32)によって空気の中のPM10、PM2.5を濾過、除去して、ユーザーの肺部を保護し、更に病毒の付着及び伝播を避け、空気の中のばい菌濃度、真菌濃度も当該浄化器(32)によってUV光線での殺菌消毒を行って、ユーザーが閉鎖な空間に交差感染することを防止し、前記スペース(10)の内の二酸化炭素濃度、一酸化炭素濃度、ホルムアルデヒド濃度、総揮発性有機化合物濃度、オゾン濃度が高すぎる時に、当該空調機(21)によって外部空気を導入して当該吸気システム(30)を経て、当該排気システム(11)と併せて当該スペース(10)の空気を抽出して、人体が有害物質を吸入することを避ける。
【0019】
図1に示すように、本発明は知能的な循環の空気調節を行う正負圧システムを提供し、ここで、前記メイン制御器(211)は制御装置(40)で制御されることができ、前記制御装置(40)は制御パネル、リモコン又は行動通信装置であり、有線又は無線で前記メイン制御器(211)を制御することができる。
【0020】
本発明は知能的な循環の空気調節を行う正負圧システムを提供し、ここで、前記センサー(12)はIoT無線伝送の方法でデータ数値をサーバーに伝送することができ、前記排気システム(11)、空調システム(20)、吸気システム(30)はIoT無線伝送の方法でデータ数値と制御指令を受信することができる。
【0021】
図1及び図2に示すように、本発明は知能的な循環の空気調節を行う方法を提供し、前記知能的な循環の空気調節を行う正負圧システムに用いられ、当該方法は以下のステップを含む:空気を検出する(S10)のは、センサー(12)でスペース(10)の内の状態を検出し、IoTでデータをサーバーに無線伝送した後、スペースを判断する(S11);スペースを判断する(S11)のは、当該センサー(12)で各前記スペース(10)のどっちのスペースの空気の品質が最悪かを感知して、数値を判断する(S12);数値を判断する(S12)のは、当該センサー(12)で測ったスペース(10)の内の二酸化炭素濃度、一酸化炭素濃度、ホルムアルデヒド濃度、総揮発性有機化合物濃度、ばい菌濃度、真菌濃度、PM10、PM2.5、オゾン濃度の数値を判断して、基準を超える範囲にあれば、プッシュ型放送して属性を判断し(S13)、安全な範囲にあれば、浄化して調節し(S14)、危険な範囲にあれば、快速な排気(S16)をする;属性を判断する(S13)のは、基準範囲を超えているカテゴリーを判断し、ばい菌濃度、真菌濃度、PM10、PM2.5の物理的又は生物的なカテゴリーの数値が基準を超えていれば、浄化して調節し(S14)、二酸化炭素濃度、一酸化炭素濃度、ホルムアルデヒド濃度、総揮発性有機化合物濃度、オゾン濃度の化学的なカテゴリーの数値が基準を超えていれば、換気して調節する(S15);浄化して調節する(S14)のは、空調機(21)で空気の温度を調節して、吸気システム(30)を経て浄化器(32)によって、入れられた空気を濾過、殺菌、浄化して、当該スペース(10)の内に入れて、且つ排気システム(11)を併せて、前記スペース(10)の内の空気を抽出する;換気して調節する(S15)のは、前記空調機(21)で外部の空気を入れて、当該吸気システム(30)を経て当該スペース(10)の内に吸入し、前記排気システム(11)を併せて前記スペース(10)の内の空気を抽出し、当該スペース(10)の中身を取り替えて、更新する;快速な排気(S16)をするのは,直ちに前記空調機(21)で外部の空気を入れて当該吸気システム(30)によって当該スペース(10)の内に速やかに吸入し、且つ同時に前記排気システム(11)を併せて前記スペース(10)の内の空気を速やかに抽出し、緊急に空気の危害を避ける効果を奏することができる;浄化して調節する(S14)ステップ、換気して調節する(S15)ステップ又は快速な排気(S16)をするステップを行った後、再度に空気を検出する(S10)のを行う。
【0022】
前記知能的な循環の空気調節を行う正負圧システム及びその方法によれば、以下の利点がある:(一)前記転換器(31)はT字継ぎ目2位相転向器であり、自由に開、閉して空気を指定の前記スペース(10)に吸入、排出させることができるため、特定の当該スペース(10)に対して同時かつ独立に吸気、排気及び循環するのを行うことができ、かつマルチ当該スペース(10)への配流、分配することができる;(二)前記転換器(31)はマルチ当該スペース(10)への配流、配向することができるため、前記センサー(12)を併せて当該スペース(10)の清潔度の情報を獲得することができ、清潔度の要求によって空気の使用順番と進行方向をアレンジする;(三)前記スペース(10)の中に前記センサー(12)を取り付けるため、空気を検出する(S10)ステップにリアルタイムに二酸化炭素濃度、一酸化炭素濃度、ホルムアルデヒド濃度、総揮発性有機化合物濃度、ばい菌濃度、真菌濃度、PM10、PM2.5、オゾン濃度の数値の検出を行うことができ、九種類の空気品質を検出する効果を奏することができ、かつIoTでサーバーにデータを無線伝送することによって、後続の知能評価とメッセージをプッシュ型放送するのを行い、知能化の効果を奏する;(四)スペースを判断する(S11)ステップには、各前記スペース(10)のどっちのスペースの空気の品質が最悪かを判断することができるため、当該転換器(31)を併せて、浄化して調節する(S14)ステップ、換気して調節する(S15)ステップ又は快速な排気(S16)をするステップを優先的に行うことができ、どっちの前記スペース(10)の空気の品質を保つことができ、連続的な換気又は浄化ではなく、省エネの効果を奏する;(五)数値を判断する(S12)ステップ及び属性を判断する(S13)ステップには、空気の品質の危険な程度とカテゴリーに基づいて、応じる措置を取ることができて、更に使用者が密閉且つマルチ当該スペース(10)での呼吸する品質と安全を確保することができ、且つ前記転換器(31)を併せて独立に吸気、排気して、更に各当該スペース(10)の中の調節された空気が長時間に循環されなくて交差感染の危険が生じることを避ける。
【0023】
以上は、本発明に係る1つの実施例に過ぎないため、本発明の実施範囲を制限するものではない。即ち、本発明の特許請求の範囲内で行われる変化、修飾なども本発明の範囲に属すべきである。
【符号の説明】
【0024】
10 スペース
11 排気システム
111 排気モーター
12 センサー
20 空調システム
21 空調機
211 メイン制御器
212 送風モーター
30 吸気システム
31 転換器
32 浄化器
40 制御装置
S10 空気を検出する
S11 スペースを判断する
S12 数値を判断する
S13 属性を判断する
S14 浄化して調節する
S15 換気して調節する
S16 快速な排気をする
図1
図2
図3
図4