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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024052510
(43)【公開日】2024-04-11
(54)【発明の名称】農業スマート種まきロボット装置
(51)【国際特許分類】
   A01C 7/08 20060101AFI20240404BHJP
【FI】
A01C7/08 310
【審査請求】有
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023100590
(22)【出願日】2023-06-20
(31)【優先権主張番号】202211214030.3
(32)【優先日】2022-09-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(71)【出願人】
【識別番号】522084902
【氏名又は名称】鄭州航空工業管理学院
(71)【出願人】
【識別番号】519035632
【氏名又は名称】華北水利水電大学
(74)【代理人】
【識別番号】100145470
【弁理士】
【氏名又は名称】藤井 健一
(72)【発明者】
【氏名】曹再輝
(72)【発明者】
【氏名】施歌
(72)【発明者】
【氏名】于永鈴
(72)【発明者】
【氏名】宗思生
(72)【発明者】
【氏名】施進発
【テーマコード(参考)】
2B054
【Fターム(参考)】
2B054AA15
2B054BA01
2B054BB01
2B054CA02
2B054CB02
2B054DA08
2B054DB04
2B054DC06
2B054DD09
2B054DD22
2B054DE03
(57)【要約】      (修正有)
【課題】農業スマート種まきロボット装置を提供する。
【解決手段】支持プレートの下方に支持脚が装着され、上方に駆動機構制御システム、種貯蔵室が配置され、下方に筐体が配置され、支持脚の下端に垂直な回転軸が貫通配置され、回転軸の両端は支持脚の下端に回転可能に接続され、回転軸に対応するところにスプロケットが配置され、スプロケットは回転軸に被装されており且つスプラインに接続され、回転軸は伝動アセンブリを通じて駆動機構に接続され、駆動機構は伝動アセンブリを通じて回転軸を回転させることが可能で、スプロケットの外側にチェーンが噛合され、チェーンは複数のチェーンプレートの首尾がヒンジ接続され、チェーンプレートに穴開けアセンブリが装着され、穴開けアセンブリは地面に穴を開けて種子を播くことができ、一定の間隔を開けて均一に地面に種子を播くことができ、各種子に十分な成長空間を持たせることができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
支持プレートを含み、支持プレートの下方に、支持脚が固定的に装着される農業スマート種まきロボット装置であって、
支持プレートの上方に、駆動機構、制御システム、種貯蔵室が配置され、支持プレートの下方に、複数の下端に開口された筐体が配置され、筐体において且つ支持脚の下端に対応するところに、何れも同一の筐体に垂直な回転軸が貫通配置され、回転軸の両端は、何れも対応する支持脚の下端に回転可能に接続され、筐体内において且つ回転軸に対応するところに、何れもスプロケットが配置され、スプロケットは何れも回転軸に被装されており且つスプラインに接続され、回転軸は伝動アセンブリを通じて駆動機構に接続され、駆動機構は伝動アセンブリを通じて回転軸の回転させることが可能であり、同じ筐体内のスプロケットの外側に、何れも同一のチェーンが噛合され、チェーンは複数のチェーンプレートの首尾がヒンジ接続されることで構成され、チェーンプレートに、何れも穴開けアセンブリが装着され、穴開けアセンブリは、地面に穴を開けることができ、チェーンの中央にベルトアセンブリが配置され、チェーンプレートが回転するとベルトアセンブリを駆動して回転させ、ベルトアセンブリの上方に、種分けアセンブリが配置され、ベルトアセンブリにより種分けアセンブリの作動を駆動することができ、種分けアセンブリは間隔を空けて種貯蔵室内の一定数の種子をベルトアセンブリに落下させながら等間隔に分布させ、ベルトアセンブリはその上に等間隔に分布された種子を順次異なる開穴に輸送することを特徴とする農業スマート種まきロボット装置。
【請求項2】
前記穴開けアセンブリは、第1溝を含み、前記チェーンプレートがスプロケットの反対側に向かっている片側に、何れも円筒形の第1溝が開設され、第1溝内に何れも円錐形のドリルが配置され、第1溝の開口部に、何れも円弧形の第1切欠きが開設され、第1溝の底面に、第1貫通穴が開設され、第1貫通穴にギアポストが配置され、ギアポストの下端は、対応するドリルの頂面に固定接続され、ギアポストにリングギアが摺動接続され、リングギアは軸受を介して第1貫通穴に回動可能に接続され、ギアポストにおいて且つドリルと軸受の間に、第1ばねが被装され、第1ばねの両端は、それぞれドリルと軸受に固定接続され、ギアポストの上端は、何れも接触ブロックに回動可能に接続され、筐体の内壁において且つ地面に近いチェーンプレートに対応する側面に、1本の水平なラックが固定的に装着され、ギアポストは何れもラックと噛合することができ、ギアポストとドリルの間に、種まきアセンブリが配置され、種まきアセンブリは穴を開けた後に種を播くことができることを特徴とする請求項1に記載の農業スマート種まきロボット装置。
【請求項3】
前記ベルトアセンブリはベルトを含み、前記筐体内において且つチェーンの中央の筐体の開口部に近いところに、環状のベルトが配置され、ベルトは4つのベルトプーリーによって張られ、ここで、本装置の進行方向に近いスプロケットのベルトプーリーは筐体の内壁に回転可能に接続され、残りの3つのベルトプーリーは調整アセンブリを介して筐体に接続され、調整アセンブリはベルトプーリーの位置を調整することができ、ベルトプーリーが作動状態にあるとき、ベルトの下方に、中央部が低く両端部が高く互いに対称な斜面が形成され、ベルトの外側面に、複数の第3溝が均一に分布され、前記接触ブロックは該斜面に当接することができることを特徴とする請求項2に記載の農業スマート種まきロボット装置。
【請求項4】
前記調整アセンブリは電動スライドブロックを含み、前記残りの3つのベルトプーリーの一端に、何れも電動スライドブロックが回転可能に接続され、電動スライドブロックは、何れも制御システムに電気的に接続され、筐体の内壁において且つもう一つの進行方向から離れたスプロケットに近いベルトプーリーに対応するところに、水平な第1電動ガイドレールが固定的に装着され、対応する電動スライドブロックは第1電動ガイドレールに摺動可能に装着され、他の2つのベルトプーリーは筐体の中央部に位置し、且つその中の一方のベルトプーリーが他方のベルトプーリーの直上に位置し、筐体の中央部に位置する2つの電動スライドブロックの片側に、同一の垂直な第2電動ガイドレールが配置され、対応する電動スライドブロックは第2電動ガイドレールに摺動可能に装着されることを特徴とする請求項3に記載の農業スマート種まきロボット装置。
【請求項5】
前記種まきアセンブリは通路を含み、前記ギアポストとドリルの内部軸線に、通路が開設され、接触ブロックの端面に、円錐形の拡開口が開設され、拡開口は通路と連通し、ドリルにおいて且つ通路に対応するところに、円錐形のプラグが配置され、プラグにおいて且つドリルに対応する片側の周方向に、複数のガイドバーが均一に分布され、ガイドバーはプラグに固定接続され、ドリルにおいて且つガイドバーに対応するところに、何れもガイド溝が開設され、ガイドバーは何れも対応するガイド溝内に入り込み、且つそれと摺動可能に接続され、ガイドバーと、対応するガイド溝の底面直径に、何れも第2ばねが配置され、第2ばねはガイドバーを通じてプラグを押して通路から遠ざかることを特徴とする請求項2に記載の農業スマート種まきロボット装置。
【請求項6】
前記種分けアセンブリは、種分けボックスを含み、前記筐体内部の中央において且つベルトの上方に、種分けボックスが固定的に装着され、種分けボックスと種貯蔵室の間は種輸送パイプを通じて接続され、筐体の内壁において且つ種分けボックスとベルトの間に、円筒形の種分けディスクが回転可能に装着され、種分けボックスの側面において且つ種分けディスクに対応するところに、第2貫通穴が開設され、種分けディスクの上側面は第2貫通穴内に入り込んで且つ種分けボックスと摺動可能に接続され、種分けディスクの側面の週方向に、複数の第2溝が均一に開設され、且つ第2溝の大きさは種子の大きさよりも大きいが、2つの種子を同時に貯蔵することはできなく、前記筐体の中央の上方に位置するベルトプーリーが最上端にある場合、種分けディスクの側面はベルトに接触することを特徴とする請求項4に記載の農業スマート種まきロボット装置。
【請求項7】
前記筐体と支持プレートの間に、2本の筐体の長手方向に垂直な第1ガイドレールが配置され、第1ガイドレールは、何れも支持プレートに固定接続され、筐体の頂面において且つ第1ガイドレールに対応するところに、何れも第1スライドブロックが固定的に装着され、第1スライドブロックは、何れも対応する第1ガイドレールに摺動可能に接続され、同一の第1ガイドレールの隣接する第1スライドブロックの間、及びその一方の筐体における第1スライドブロックと隣接する支持脚との間に、何れも第1電動伸縮レバーが固定的に装着され、第1電動伸縮レバーは、何れも制御システムに電気的に接続されることを特徴とする請求項1に記載の農業スマート種まきロボット装置。
【請求項8】
前記筐体の内壁において、ベルトの上方に位置し且つ種分けディスクの回転方向の一側に、ラッパ状の第1ホッパが固定的に装着され、第1ホッパのラッパ口は上向きであり、第1ホッパの下端はベルトに向いて開口され、且つ下端の開口に数本のブラシ毛が固定的に装着され、ブラシ毛は何れもベルトに均一に当接されることを特徴とする請求項6に記載の農業スマート種まきロボット装置。
【請求項9】
前記筐体内部において且つ本装置の進行方向に位置するベルトプーリーと、地面に近いチェーンプレートとの間に、ラッパ口を上向きにした第2ホッパが配置され、第2ホッパは筐体の内壁に固定接続され、第2ホッパの下端開口部にカバープレートが配置され、カバープレートは第2ホッパにヒンジ接続され、該接続部にトーションスプリングが配置され、トーションスプリングにより第2ホッパを自ら閉じさせ、カバープレートの底面に垂直なトリガーレバーが固定的に装着されることを特徴とする請求項5に記載の農業スマート種まきロボット装置。
【請求項10】
前記筐体の外側において且つ本装置の進行方向から離れた一端且つ地面に近いところに、V字状のスクレーパが配置され、スクレーパは連接棒を介して筐体にヒンジ接続され、連接棒に第2電動伸縮レバーがヒンジ接続され、第2電動伸縮レバーの他端は筐体にヒンジ接続され、第2電動伸縮レバーは制御システムに電気的に接続されることを特徴とする請求項1~9の何れか一項に記載の農業スマート種まきロボット装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は農業機械の分野に関し、具体的には農業スマート種まきロボット装置に関する。
【背景技術】
【0002】
農業は動植物の成長発育規則を利用して、人工栽培・育成によって製品を獲得する産業であり、農業は国民経済の中で重要な産業であり、農業栽培活動を行う際に、種まきは非常に重要な一環であり、伝統的な種まき方式は通常人工的に種まきを行い、効率が低いだけでなく、労働強度が大きいため、種まき機を用いて種まきを行う必要がある。
【0003】
公開番号CN109220023Aの発明特許は、種まきロボットを開示し、ラック、耕起アセンブリ及び種搬送機構を含み、種搬送機構は、種まきボックス、種まきパイプ、スライドレール、駆動モータ、回転軸、調整装置及び複数の種まきホイールを含み、2つの隣接する種まきホイールの種まき溝の口径が異なり、調整装置によりモータをスライドガイドレールの延在方向に移動させるように駆動し、回転軸を回転させることで種まきホイールを動かして種まき穴を覆い、該装置は実際の状況に応じて種まき速度を容易に調整することができるが、種まきする前に耕起アセンブリを通じて地面に種まき用の溝を開設し、種子を深い土壌に種まきすることが難しく、種まき中に種子間の間隔を制御することが困難であるため、コムギ、エンドウなどの種まきの深さ及び間隔に高く要求されない農作物に適用しかできなく、トウモロコシ、落花生、キュウリなどの種まきの深さや、一定の間隔が高く要求される農作物に適していないが、従来のトウモロコシ、落花生、キュウリなどの農作物の栽培は、通常、人工的に穴を掘って種まきの間隔を制御しているが、この方法は労働強度が大きく、効率が高くない。
【0004】
したがって、上記の問題をどのように解決するかは、現在当業者が解決しなければならない問題である。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
従来技術に存在する不足を解決するために、本発明は農業スマート種まきロボット装置を提供する。
【0006】
本発明の技術的手段は、以下の通り、農業スマート種まきロボット装置であり、支持プレートを含み、支持プレートの下方に、支持脚が固定的に装着され、支持プレートの上方に、駆動機構、制御システム、種貯蔵室が配置され、支持プレートの下方に、複数の下端に開口された筐体が配置され、筐体において且つ支持脚の下端に対応するところに、何れも同一の筐体に垂直な回転軸が貫通配置され、回転軸の両端は、何れも対応する支持脚の下端に回転可能に接続され、筐体内において且つ回転軸に対応するところに、何れもスプロケットが配置され、スプロケットは何れも回転軸に被装されており且つスプラインに接続され、回転軸は伝動アセンブリを通じて駆動機構に接続され、駆動機構は伝動アセンブリを通じて回転軸の回転させることが可能であり、同じ筐体内のスプロケットの外側に、何れも同一のチェーンが噛合され、チェーンは複数のチェーンプレートの首尾がヒンジ接続されることで構成され、チェーンプレートに、何れも穴開けアセンブリが装着され、穴開けアセンブリは、地面に穴を開けることができ、チェーンの中央にベルトアセンブリが配置され、チェーンプレートが回転するとベルトアセンブリを駆動して回転させ、ベルトアセンブリの上方に、種分けアセンブリが配置され、ベルトアセンブリにより種分けアセンブリの作動を駆動することができ、種分けアセンブリは間隔を空けて種貯蔵室内の一定数の種子をベルトアセンブリに落下させながら等間隔に分布させ、ベルトアセンブリはその上に等間隔に分布された種子を順次異なる開穴に輸送する。
【0007】
さらに、前記穴開けアセンブリは、第1溝を含み、前記チェーンプレートがスプロケットの反対側に向かっている片側に、何れも円筒形の第1溝が開設され、第1溝内に何れも円錐形のドリルが配置され、第1溝の開口部に、何れも円弧形の第1切欠きが開設され、第1溝の底面に、第1貫通穴が開設され、第1貫通穴にギアポストが配置され、ギアポストの下端は、対応するドリルの頂面に固定接続され、ギアポストにリングギアが摺動接続され、リングギアは軸受を介して第1貫通穴に回動可能に接続され、ギアポストにおいて且つドリルと軸受の間に、第1ばねが被装され、第1ばねの両端は、それぞれドリルと軸受に固定接続され、ギアポストの上端は、何れも接触ブロックに回動可能に接続され、筐体の内壁において且つ地面に近いチェーンプレートに対応する側面に、1本の水平なラックが固定的に装着され、ギアポストは何れもラックと噛合することができ、ギアポストとドリルの間に、種まきアセンブリが配置され、種まきアセンブリは穴を開けた後に種を播くことができる。
【0008】
さらに、前記ベルトアセンブリはベルトを含み、前記筐体内において且つチェーンの中央の筐体の開口部に近いところに、環状のベルトが配置され、ベルトは4つのベルトプーリーによって張られ、ここで、本装置の進行方向に近いスプロケットのベルトプーリーは筐体の内壁に回転可能に接続され、残りの3つのベルトプーリーは調整アセンブリを介して筐体に接続され、調整アセンブリはベルトプーリーの位置を調整することができ、ベルトプーリーが作動状態にあるとき、ベルトの下方に、中央部が低く両端部が高く互いに対称な斜面が形成され、ベルトの外側面に、複数の第3溝が均一に分布され、前記接触ブロックは該斜面に当接することができる。
【0009】
さらに、前記調整アセンブリは電動スライドブロックを含み、前記残りの3つのベルトプーリーの一端に、何れも電動スライドブロックが回転可能に接続され、電動スライドブロックは、何れも制御システムに電気的に接続され、筐体の内壁において且つもう一つの進行方向から離れたスプロケットに近いベルトプーリーに対応するところに、水平な第1電動ガイドレールが固定的に装着され、対応する電動スライドブロックは第1電動ガイドレールに摺動可能に装着され、他の2つのベルトプーリーは筐体の中央部に位置し、且つその中の一方のベルトプーリーが他方のベルトプーリーの直上に位置し、筐体の中央部に位置する2つの電動スライドブロックの片側に、同一の垂直な第2電動ガイドレールが配置され、対応する電動スライドブロックは第2電動ガイドレールに摺動可能に装着される。
【0010】
さらに、前記種まきアセンブリは通路を含み、前記ギアポストとドリルの内部軸線に、通路が開設され、接触ブロックの端面に、円錐形の拡開口が開設され、拡開口は通路と連通し、ドリルにおいて且つ通路に対応するところに、円錐形のプラグが配置され、プラグにおいて且つドリルに対応する片側の周方向に、複数のガイドバーが均一に分布され、ガイドバーはプラグに固定接続され、ドリルにおいて且つガイドバーに対応するところに、何れもガイド溝が開設され、ガイドバーは何れも対応するガイド溝内に入り込み、且つそれと摺動可能に接続され、ガイドバーと、対応するガイド溝の底面直径に、何れも第2ばねが配置され、第2ばねはガイドバーを通じてプラグを押して通路から遠ざかる。
【0011】
さらに、前記種分けアセンブリは、種分けボックスを含み、前記筐体内部の中央において且つベルトの上方に、種分けボックスが固定的に装着され、種分けボックスと種貯蔵室の間は種輸送パイプを通じて接続され、筐体の内壁において且つ種分けボックスとベルトの間に、円筒形の種分けディスクが回転可能に装着され、種分けボックスの側面において且つ種分けディスクに対応するところに、第2貫通穴が開設され、種分けディスクの上側面は第2貫通穴内に入り込んで且つ種分けボックスと摺動可能に接続され、種分けディスクの側面の週方向に、複数の第2溝が均一に開設され、且つ第2溝の大きさは種子の大きさよりも大きいが、2つの種子を同時に貯蔵することはできなく、前記筐体の中央の上方に位置するベルトプーリーが最上端にある場合、種分けディスクの側面はベルトに接触する。
【0012】
さらに、前記筐体と支持プレートの間に、2本の筐体の長手方向に垂直な第1ガイドレールが配置され、第1ガイドレールは、何れも支持プレートに固定接続され、筐体の頂面において且つ第1ガイドレールに対応するところに、何れも第1スライドブロックが固定的に装着され、第1スライドブロックは、何れも対応する第1ガイドレールに摺動可能に接続され、同一の第1ガイドレールの隣接する第1スライドブロックの間、及びその一方の筐体における第1スライドブロックと隣接する支持脚との間に、何れも第1電動伸縮レバーが固定的に装着され、第1電動伸縮レバーは、何れも制御システムに電気的に接続される。
【0013】
さらに、前記筐体の内壁において、ベルトの上方に位置し且つ種分けディスクの回転方向の一側に、ラッパ状の第1ホッパが固定的に装着され、第1ホッパのラッパ口は上向きであり、第1ホッパの下端はベルトに向いて開口され、且つ下端の開口に数本のブラシ毛が固定的に装着され、ブラシ毛は何れもベルトに均一に当接される。
【0014】
さらに、前記筐体内部において且つ本装置の進行方向に位置するベルトプーリーと、地面に近いチェーンプレートとの間に、ラッパ口を上向きにした第2ホッパが配置され、第2ホッパは筐体の内壁に固定接続され、第2ホッパの下端開口部にカバープレートが配置され、カバープレートは第2ホッパにヒンジ接続され、該接続部にトーションスプリングが配置され、トーションスプリングにより第2ホッパを自ら閉じさせ、カバープレートの底面に垂直なトリガーレバーが固定的に装着される。
【0015】
さらに、前記筐体の外側において且つ本装置の進行方向から離れた一端且つ地面に近いところに、V字状のスクレーパが配置され、スクレーパは連接棒を介して筐体にヒンジ接続され、連接棒に第2電動伸縮レバーがヒンジ接続され、第2電動伸縮レバーの他端は筐体にヒンジ接続され、第2電動伸縮レバーは制御システムに電気的に接続される。
【発明の効果】
【0016】
本発明は農業スマート種まきロボット装置を提供し、達成した有益な効果は以下の通り、本装置は各チェーンプレートに穴開けアセンブリを配置することによって、本装置は移動中に地面に均一に複数のマトリックスを呈する種まき用穴を開設することができると同時に、種まきを行うことが可能であり、しかも必要に応じて本装置の移動速度を変えることによって、穴開けと種まきの速度を自動的に変更することができ、ユーザーの操作をより簡単に便利にし、しかも穴開けアセンブリは回転しながら穴を開けることによって、地面により深い穴を開けやすくようになり、それによって種まきの深さに高く要求される農作物に適用すると同時に、筐体内部に種分けアセンブリを配置することによって、種を一定数に分け、しかもベルトを通じて種まきアセンブリに輸送し、種まきアセンブリは穴開けが完了した瞬間に種を地面の穴に投入する設計は、種まき効率が高いだけでなく、種子を一定の間隔をあけて均一に地面に播くことができ、各植物が十分な成長空間を持つことができると同時に、種子が土壌中の養分を均一に吸収することができ、それによって種子がより良い成長できる一方、種子の分布が均一であるため、後期成熟後の収穫にも便利である。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本発明の一つの実施例の構造概略図である。
図2図1におけるA方向の拡大図である。
図3図1におけるI箇所の部分拡大図である。
図4図1におけるII箇所の部分拡大図である。
図5図1におけるIII箇所の部分拡大図である。
図6図1におけるIV箇所の部分拡大図である。
図7】本実施例におけるプラグが伸びだし時の状態図である。
図8図1におけるV箇所の部分拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の理解を容易にするために、以下に添付図面を用いて本発明の具体的な実施形態を説明する。
【0019】
以下、本発明の実施形態における図面に関連して、本発明の実施形態における技術的態様を明確に、完全に説明する。明らかに、説明された実施形態は本発明の一部の実施形態にすぎず、すべての実施形態ではない。本発明における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働を行うことなく取得した他のすべての実施例は、本発明の保護の範囲に属する。
【0020】
本願の説明において、用語「中央」、「上」、「下」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「内」、「外」などが示す方位または位置関係は、図面に基づいて示される方位または位置関係であり、単に本発明の説明を容易にし、説明を簡略化するためのものであって、指定された装置または要素が特定の方位、特定の方位で構成され操作されるので、本発明に対する制限とは理解できない。さらに、「第1」、「第2」、「第3」という用語は、説明の目的のためだけに使用され、相対的な重要性を示したり暗示したりするために理解されていない。
【0021】
説明すべきなのは、コンポーネントを別のコンポーネントに直接配置することも、中央に配置することもできる。1つのコンポーネントが別のコンポーネントに「設定」されていると考えられる場合、それは別のコンポーネントに直接設定されているか、中央コンポーネントが同時に存在している可能性がある。1つのコンポーネントが別のコンポーネントに「固定」されていると考えられる場合、それは別のコンポーネントに直接固定されているか、中央コンポーネントが同時に存在している可能性がある。
【0022】
特に定義がない限り、本明細書で使用される何れもの技術用語および科学用語は、本発明の技術分野に属する当業者が一般に理解するものと同じ意味である。本明細書において本発明の明細書において使用される用語は、特定の実施形態を説明する目的だけであって、本発明を限定することを目的とするものではない。本明細書で使用される用語「または/および」は、1つまたは複数の関連する列挙されたアイテムの任意および何れもの組合せを含む。
【0023】
本発明は、農業スマート種まきロボット装置を提供し、図1図7に示すのは本発明の一つの実施形態であり、水平な支持プレート1を含み、支持プレート1の上方に、駆動機構、制御システム、種貯蔵室、電源などの部品が配置され、駆動機構と電源は何れも制御システムに電気的に接続され、支持プレート1の下方に、複数の互いに平行な長尺状の筐体2が配置され、筐体2の下端に、何れも開口され、筐体2と支持プレート1の間に、2本の筐体2の長手方向に垂直な第1ガイドレール3が配置され、第1ガイドレール3は、何れも支持プレート1に固定接続され、筐体2の頂面において且つ第1ガイドレール3に対応するところに、何れも第1スライドブロック4が固定的に装着され、第1スライドブロック4は、何れも対応する第1ガイドレール3に摺動可能に接続され、図2に示すように、支持プレート1の下方において且つ第1ガイドレール3に近い端面に、何れも支持脚5が配置され、支持脚5の上端は何れも支持プレート1に固定接続され、同一の第1ガイドレール3の隣接する第1スライドブロック4の間、及びその一方の筐体2における第1スライドブロック4と隣接する支持脚5との間に、何れも第1電動伸縮レバー6が固定的に装着され、第1電動伸縮レバーは何れも制御システムに電気的に接続されており、第1電動伸縮レバーの伸長又は短縮を制御することにより第1スライドブロックを第1ガイドレール上でスライドさせることができ、さらに筐体と筐体との間の間隔を制御することができる。
【0024】
図2に示すように、筐体2において且つ支持脚5の下端に対応するところに、何れも同一の筐体2に垂直な回転軸7が貫通配置され、回転軸7は筐体2と接触せず、回転軸7の両端は、何れも対応する支持脚5の下端に回転可能に接続される。
【0025】
図1に示すように、筐体2の内部において且つ回転軸7に対応するところに、何れもスプロケット8が配置され、スプロケット8は何れも回転軸7に被装されており且つスプラインに接続され、すなわち、回転軸はスプロケットにトルクを伝達することができ、且つスプロケットは回転軸に沿ってスライド可能であり、スプロケット8は、対応する筐体2の内壁に回転可能に接続され、回転軸7は伝動アセンブリ50を通じて駆動機構に接続され、すなわち駆動機構は伝動アセンブリ50を通じて回転軸の回転させることが可能であり、さらにスプラインを通じてスプロケットを回転させ、同じ筐体2内の二つのスプロケット8の外側に、何れも同一のチェーン9が噛合され、スプロケットはチェーンを動かして回転させ、本装置を地上100上で移動できるようにする。
【0026】
図4図5に示すように、チェーン9は複数のチェーンプレート901の首尾がヒンジ接続されることで構成され、チェーンプレート901がスプロケットの反対側に向かっている片側に、何れも円筒形の第1溝902が開設され、第1溝902内に何れも円錐形のドリル903が配置され、且つドリル903の円錐面は、何れも対応する第1溝902の開口部に向かっており、第1溝902の開口部に、何れも円弧形の第1切欠き904が開設され、ドリルで穴をあける際に排出された土壌に十分な堆積空間を持たせるようにし、
第1溝902の底面に、第1貫通穴905が開設され、第1貫通穴905にギアポスト906が配置され、ギアポスト906の下端は、対応するドリル903の頂面に固定接続され、ギアポスト906にリングギア907が摺動接続され、リングギア906は軸受908を介して第1貫通穴905に回動可能に接続され、ギアポスト906において且つドリル903と軸受908の間に、第1ばね909が被装され、第1ばね909の両端は、それぞれドリルと軸受908の内輪に固定接続され、ドリルが力を受けないときに第1溝に自動的に戻らせるようにし、ギアポスト906の上端に、何れも接触ブロック910が回動可能に接続され、筐体2の内壁において且つ地面に近いチェーンプレート901に対応する側面に、1本の水平なラック10が固定的に装着され、ギアポスト906は何れもラック10と噛合することができ、すなわち、チェーンプレート901が地面の片側に移動してラックに近づくと、対応するギアポストがラックに噛合し、このとき、チェーンプレートの移動が続くことにつれて、ギアポストがラックによって回転し、さらに対応するドリルが回転する。
【0027】
図1図3図4に示すように、筐体2内において且つチェーン9の中央の筐体の開口部に近いところに、環状のベルト11が配置され、ベルト11は4つのベルトプーリー12によって張られ、ここで、本装置の進行方向に近いスプロケットのベルトプーリー12は筐体2の内壁に回転可能に接続され、残りの3つのベルトプーリー12の一端は、何れも電動スライドブロック13に回転可能に接続され、電動スライドブロック13は何れも制御システムに電気的に接続され、筐体の内壁において且つもう一つの進行方向から離れたスプロケットに近いベルトプーリーに対応するところに、、水平な第1電動ガイドレールが固定的に装着され、対応する電動スライドブロック13は第1電動ガイドレール14に摺動可能に装着され、他の2つのベルトプーリー12は筐体3の中央部に位置し、且つその中の一方のベルトプーリー12が他方のベルトプーリー12の直上に位置し、筐体2の中央部に位置する2つの電動スライドブロック13の片側に、同一の垂直な第2電動ガイドレール15が配置され、対応する電動スライドブロック13は第2電動ガイドレール15に摺動可能に装着される。図1に示すように、電動スライドブロックは中間下方に位置するベルトプーリーを第2電動ガイドレールの最下方に移動させ、且つスプロケットに近い2つのベルトプーリーと合わせてベルトの下方に2つの互いに対称な斜面を形成させ、この時ベルトは作動状態にあり、チェーンプレートがベルトの下方に移動すると、対応するギアポストの上端の接触ブロックがベルトに接触し、摩擦力によってベルトを回転させ、ベルト斜面の作用下でチェーンの回転に伴い、ギアポストは下に移動し、回転したドリルを押して第1溝を突き出し、さらにドリルは地面に穴をあけることができ、チェーンプレートがベルトの中央部に移動すると、ドリルは地面の最も深い位置にあり、移動を続けると、ギアポストはベルトの別の斜面に従ってゆっくりと上に移動させ、ドリルを徐々に第1溝内に戻らせて、電動スライドブロックが中間下方に位置するベルトプーリーを駆動して第2電動ガイドレールに沿って上に移動すると、電動スライドブロックが中間上方に位置するベルトプーリーを駆動して第2電動ガイドレールに沿って下に移動させ、スプロケットに近い電動スライドブロックが対応するベルトプーリーを駆動して対応するスプロケットの方向に移動させ、ベルトの下方が水平状に張られるまで、この時ベルトは非作動状態にあり、この時チェーンプレート上のドリルは伸びなく、これにより、本装置は路面を正常に移動することができ、路面に破壊を与えることがない。
【0028】
図1図3図4に示すように、筐体2内部の中央において且つベルト11の上方に、円筒形の種分けボックス16が固定的に装着され、種分けボックス16の端面は、筐体2の内壁に固定接続され、種分けボックス16と種貯蔵室の間は種輸送パイプ17を通じて接続され、種貯蔵室内の植物種子は、重力により種輸送パイプを介して種分けボックス16内に入ることができ、種分けボックス16とベルト11の間に、円筒形の種分けディスク18が回転可能に装着され、種分けディスク18は筐体2の内壁に回転可能に接続され、種分けボックス16の側面において且つ種分けディスク18に対応するところに、第2貫通穴19が開設され、図3に示すように、種分けディスク18の上側面は第2貫通穴19内に入り込んで且つ種分けボックスと摺動可能に接続されることで、第2貫通穴を通して種子が自発的に落下することが回避され、種分けディスク18の側面の週方向に、複数の第2溝20が均一に開設され、且つ第2溝20の大きさは種子の大きさよりも大きいが、2つの種子を同時に貯蔵することはできなく、電動スライドブロックが筐体の中央の上方に位置するベルトプーリーを最上端に移動させる場合、種分けディスク18の側面はベルト11に接触し、このとき回転するベルトは種分けディスクを回転させることができ、このとき種分けボックス内の種子は第2溝に入り、且つ種分けディスクの回転に伴って第2貫通穴を通って1粒ずつ種分けボックスの外に移動し(種子の大きさが異なるため、2粒または3粒、すなわち種分けディスクは同時に1~3粒の種子を出力する可能性もあり、いずれも本装置の使用に影響しない)、ベルトの外側面に数個の第3溝21が均一に分布し、分種ディスクが回転を続けると、第2溝20内の種子はベルトの第3溝内にそれぞれ落下し、且つベルトの回転に伴って移動する。
【0029】
図4図6に示すように、ギアポスト906とドリル903の内部軸線に、通路911が開設され、接触ブロック910の端面に、円錐形の拡開口912が開設され、拡開口912は通路911と連通し、ドリル903において且つ通路911に対応するところに、円錐形のプラグ913が配置され、プラグ913において且つドリル903に対応する片側の周方向に、複数のガイドバー914が均一に分布され、ガイドバー914はプラグ913に固定接続され、ドリル903において且つガイドバー914に対応するところに、何れもガイド溝915が開設され、ガイドバー914は何れも対応するガイド溝915内に入り込み、且つそれと摺動可能に接続され、ガイドバー914と、対応するガイド溝915の底面直径に、何れも第2ばね916が配置され、第2ばねはガイドバーを通じてプラグを押して通路から遠ざかることで、通路を自然な状態で開き、チェーンプレートが地面に接触するまで移動すると、プラグも地面に突き当たり、第2のばねの作用を相殺して、プラグによって通路を塞がせ、このチェーンプレートがベルトの下に移動すると、ベルト上の第3溝内の種子が対応する拡開口に落ち、通路内に入り、ドリルが地面に穴を開けた後、ドリルが上に移動すると、プラグは地面から離れ、このとき第2のばねによってプラグが開き、通路内の種子が地面に掘られた穴に落下する。
【0030】
図3に示すように、筐体内部の中央において且つベルトの上方に、種分けボックスが固定的に装着され、種分けボックスと種貯蔵室の間は種輸送パイプを通じて接続され、筐体の内壁において且つ種分けボックスとベルトの間に、円筒形の種分けディスクが回転可能に装着され、種分けボックスの側面において且つ種分けディスクに対応するところに、第2貫通穴が開設され、種分けディスクの上側面は第2貫通穴内に入り込んで且つ種分けボックスと摺動可能に接続され、種分けディスクの側面の週方向に、複数の第2溝が均一に開設され、且つ第2溝の大きさは種子の大きさよりも大きいが、2つの種子を同時に貯蔵することはできなく、前記筐体の中央の上方に位置するベルトプーリーが最上端にある場合、種分けディスクの側面はベルトに接触する。
【0031】
図8に示すように、筐体内部において且つ本装置の進行方向に位置するベルトプーリー12と、地面に近いチェーンプレート901との間に、ラッパ口を上向きにした第2ホッパ24が配置され、第2ホッパ24は筐体2の内壁に固定接続され、第2ホッパ24の下端開口部にカバープレート25が配置され、カバープレート25は第2ホッパ24にヒンジ接続され、該接続部にトーションスプリングが配置され、トーションスプリングにより第2ホッパを自ら閉じさせ、カバープレート25の底面に垂直なトリガーレバー26が固定的に装着され、ベルトが回転して第3溝を第2ホッパの上に移動させると、第3溝内の種子が第2ホッパ内に落下し、チェーンプレートが第2ホッパの下を通過すると、対応する接触ブロックがトリガーレバーを押し、カバープレートはトーションスプリングの力を相殺し、ヒンジ接続箇所の周りを回転して開き、第2ホッパ内の種子を拡開口内に落下させる。
【0032】
図1に示すように、筐体2の外側において且つ本装置の進行方向から離れた一端且つ地面に近いところに、V字状のスクレーパ27が配置され、スクレーパは連接棒28を介して筐体2にヒンジ接続され、連接棒28に第2電動伸縮レバー29がヒンジ接続され、第2電動伸縮レバー29の他端は筐体2にヒンジ接続され、第2電動伸縮レバー29は制御システムに電気的に接続され、本装置が前に移動すると、スクレーパは地上の土壌を掻き、土壌を再び地面に落として対応する穴に入れ、種子を覆い、本装置は路面で走行すると、第2電動伸縮レバーを収縮させ、スクレーパを上に持ち上げ、本装置を路面で正常に移動させることができる。
【0033】
図1に示すように、支持プレート1の進行方向の片側には牽引構造60が固定的に装着され、本装置は牽引車の牽引によっても動作することができ、駆動機構の使用に合わせて、本装置により強い動力を持たせ、本装置の移動速度をより速くし、かつ旋回を容易にすることができ、スプロケット8の側面に、ギヤポスト906と接触ブロック910が通過するための環状溝が開設され、ギヤポスト906と接触ブロック910は、スプロケットと
干渉しないようにする。
【0034】
以上のように、本装置を使用する場合、駆動機構は伝動アセンブリを通じて回転軸を駆動して回転させて、回転する回転軸によってスプロケットを回転させ、スプロケットによってチェーンを回転させ、その後、制御システムによって電動スライドブロックの移動を制御し、ベルトを作動状態にさせ、ベルトに近いチェーンプレートは接触ブロックを通じてベルトを駆動して回転させ、ベルト上の斜面も接触ブロックとギヤポストを通じてドリルを押して第1溝を伸びだし、地の下に移動し、同時にラックとギヤポストの作用の下で、ドリルを回転させて、ドリルを地面に種まきのための穴を掘ることができると同時に、種貯蔵室内の種子も種分け箱と種分けディスクを通じてベルト上の第3溝内に落ちて、それから対応するギヤポストとドリルの中間の通路を通って穴内に落ちて、最後にスクレーパの作用の下で、穴の口に積んだ土壌が再び穴内に入って、種に覆いかぶさる。
【0035】
本装置は各チェーンプレートに穴開けアセンブリを配置することによって、本装置は移動中に地面に均一に複数のマトリックスを呈する種まき用穴を開設することができると同時に、種まきを行うことが可能であり、しかも必要に応じて本装置の移動速度を変えることによって、穴開けと種まきの速度を自動的に変更することができ、ユーザーの操作をより簡単に便利にし、しかも穴開けアセンブリは回転しながら穴を開けることによって、地面により深い穴を開けやすくようになり、それによって種まきの深さに高く要求される農作物に適用すると同時に、筐体内部に種分けアセンブリを配置することによって、種を一定数に分け、しかもベルトを通じて種まきアセンブリに輸送し、種まきアセンブリは穴開けが完了した瞬間に種を地面の穴に投入する設計は、種まき効率が高いだけでなく、種子を一定の間隔をあけて均一に地面に播くことができ、各植物が十分な成長空間を持つことができると同時に、種子が土壌中の養分を均一に吸収することができ、それによって種子がより良い成長できる一方、種子の分布が均一であるため、後期成熟後の収穫にも便利である。
【0036】
以上述べた本発明の実施形態は、本発明の保護範囲を限定するものではない。本発明の精神及び原則の範囲内で行われた修正、等価置換及び改良等は、本発明の請求項の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
図3
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図5
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図7
図8