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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024053437
(43)【公開日】2024-04-15
(54)【発明の名称】計数装置
(51)【国際特許分類】
   G06M 7/00 20060101AFI20240408BHJP
【FI】
G06M7/00 341A
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022159728
(22)【出願日】2022-10-03
(71)【出願人】
【識別番号】000005326
【氏名又は名称】本田技研工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001807
【氏名又は名称】弁理士法人磯野国際特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】勝谷 宜生
(57)【要約】
【課題】搬送経路を逆方向に搬送される物品はカウントせずに、進行方向に流れる物品のみをカウントする計数装置を提供する。
【解決手段】計数装置S1に、回転軸10を中心に回転可能に軸支されたカム本体31と、カム本体31の回転方向に沿ってカム本体31上に延在し、始点P1と終点P2との間にカムピーク34が設定されたカム山32と、カム山32に付勢保持された制御子37と、カム本体31の回転に連動して変位可能に、且つレール101上を往復移動可能に配置されたトロリー103の頂面104aに乗り上げ可能に配置された被押圧子23と、を設け、カム山32のカムプロフィールは、制御子37がカムピーク34と終点P2との間に位置した状態で、被押圧子23がトロリー103の頂面104aに乗り上げるように設定する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転軸を中心に回転可能に軸支されたカム本体と、
該カム本体の回転方向に沿って該カム本体上に延在し、始点と終点との間にカムピークが設定されたカム山と、
該カム山に付勢保持された制御子と、
該カム本体の回転に連動して変位可能に、且つレール上を往復移動可能に配置されたトロリーの進行方向に沿った面に乗り上げ可能に配置された被押圧子と、

を備え、
該カム山のカムプロフィールは、
該制御子が、該カム山を該始点から該終点に向かって変位した場合、カムピークを通過した後に該被押圧子が該トロリーの進行方向に沿った面に乗り上げ、
該制御子が、該カム山を該終点から該始点に向かって変位した場合、該終点と該カムピークとの間で該トロリーの進行方向に沿った面に乗り上げるように設定された
ことを特徴とする計数装置。
【請求項2】
請求項1に記載の計数装置において、
前記被押圧子は、
前記回転軸と連動して回転可能に軸支された回動体に配置された
ことを特徴とする計数装置。
【請求項3】
請求項1、または請求項2に記載の計数装置において、
前記カムプロフィールは、
前記カムピークから前記終点にかけて、カムリフト量が減少するように設定された
ことを特徴とする計数装置。
【請求項4】
請求項1、または請求項2に記載の計数装置において、
前記カム本体は、
前記カム山が該カム本体の回転方向に沿って、連続して複数配置され、
該カム山と同数の前記被押圧子が、
回転軸周りに等角度間隔で配置され、
隣り合う該被押圧子の間隔は、
前記トロリーの進行方向に沿った面の進行方向に沿った寸法よりも小さく設定された
ことを特徴とする計数装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、物品の搬送を行うハンガーの数を計測する計数装置に関する。
【背景技術】
【0002】
搬送経路に沿って流れる物品の数を計測するために様々な手法が提案されている。
たとえば、特許文献1では、接触子が物品を乗り越える際の上下動を利用して、数を計測する手法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開平2-014170号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような構成では、たとえば、搬送経路上の計数装置が設置された箇所を、物品が何らかの理由で逆流した場合に、逆流した物品の数もカウントしてしまうという問題がある。
【0005】
本発明は、前述の点に鑑みてなされたものであり、搬送経路を逆方向に搬送される物品はカウントせずに、進行方向に流れる物品のみをカウントする計数装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記の目的を達成するために、本発明に係る計数装置は、回転軸を中心に回転可能に軸支されたカム本体と、該カム本体の回転方向に沿って該カム本体上に延在し、始点と終点との間にカムピークが設定されたカム山と、該カム山に付勢保持された制御子と、該カム本体の回転に連動して変位可能に、且つレール上を往復移動可能に配置されたトロリーの進行方向に沿った面に乗り上げ可能に配置された被押圧子と、を備え、該カム山のカムプロフィールは、該制御子が、該カム山を該始点から該終点に向かって変位した場合、カムピークを通過した後に該被押圧子が該トロリーの進行方向に沿った面に乗り上げ、該制御子が、該カム山を該終点から該始点に向かって変位した場合、該終点と該カムピークとの間で該トロリーの進行方向に沿った面に乗り上げるように設定されたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、搬送経路を逆方向に搬送される物品はカウントせずに、進行方向に流れる物品のみをカウントする計数装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施形態の計数装置の構成を示す概要図で、初期状態を示す。
図2図1の計数装置の左側面図である。
図3】本実施形態の計数装置を構成する受動回転部と回転制御部とを示す要部拡大図である。
図4】本実施形態の計数装置の働きを示す図で、初期状態からトロリーが前進し、前側トロリーが前側被押圧子に当接した状態を示す。
図5】本実施形態の計数装置の働きを示す図で、図4の状態からトロリーがさらに前進し、前側被押圧子が前側トロリーに乗り上げた状態を示す。
図6】本実施形態の計数装置の働きを示す図で、図5の状態からトロリーがさらに前進し、後側被押圧子が前側トロリーから離れる状態を示す。
図7】本実施形態の計数装置の働きを示す図で、図6の状態からトロリーがさらに前進し、後側被押圧子が前側トロリーから離れた状態を示す。
図8】本実施形態の計数装置の働きを示す図で、図7の状態からトロリーがさらに前進し、後側トロリーが後側被押圧子に接近した状態を示す。
図9】本実施形態の計数装置の働きを示す図で、図8の状態からトロリーがさらに前進し、後側トロリーが後側被押圧子に当接した状態を示す。
図10】本実施形態の計数装置の働きを示す図で、図9の状態からトロリーがさらに前進し、後側被押圧子が後側トロリーに乗り上げた状態を示す。
図11】本実施形態の計数装置の働きを示す図で、図10の状態からトロリーがさらに前進し、次の前側被押圧子が後側トロリーから離れる状態を示す。
図12】本実施形態の計数装置の働きを示す図で、図11の状態からトロリーがさらに前進し、次の前側被押圧子が後側トロリーから離れた状態を示す。
図13】本実施形態の計数装置の働きを示す図で、図12の状態からトロリーが後退し、次の前側被押圧子が後側トロリーに乗り上げた状態を示す。
図14】本実施形態の計数装置の働きを示す図で、図13の状態からトロリーがさらに後退し、次の前側被押圧子が後側トロリーから離れた状態を示す。
図15】本実施形態の計数装置の働きを示す図で、図14の状態からトロリーが後退し、次の前側被押圧子が前側トロリーに乗り上げた状態を示す。
図16】本実施形態の計数装置の働きを示す図で、図15の状態からトロリーがさらに後退し、次の前側被押圧子が前側トロリーから離れた状態を示す。
図17】回転制御部の変形例(変形例1)を示す要部拡大図である。
図18】計数表示部の変形例(変形例2)を示す要部拡大図である。
図19】計数表示部の別の変形例(変形例3)を示す要部拡大図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の一実施形態の計数装置S1について、図1図16を参照して詳細に説明する。
なお、説明において、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
本実施形態の計数装置S1は、レール101上に設定された地点(以下、計数地点PCと称する)を進行方向に沿って通過するハンガー102の数をカウントするための装置である。
そこで、ハンガー102を搬送する搬送装置100について説明を行ってから計数装置S1の説明を行う。
【0010】
なお、本実施形態において、進行方向とは、図1における左側から右側へ進む方向を指す。そして、ハンガー102が進行方向に沿って移動する場合を前進すると称する。
また、進行方向とは逆の方向(図1における右側から左側へ進む方向)を逆方向と称する。そして、ハンガー102が逆方向に沿って移動する場合を後退すると称する。
【0011】
搬送装置100は、レール101、トロリー103を備えている(図1図2参照)。
なお、本実施形態の搬送装置100では、レール101上に直列配置されたトロリー103が、2つ一組で、1つのハンガー102を吊り下げ、移動する。
そこで、本実施形態では、進行方向後方のトロリー103が、進行方向に沿って移動しつつ、計数地点PCに差し掛かったところで、ハンガー102が計数地点PCを通過したとみなし、カウントする。
なお、本実施形態では、計数地点PCの位置を、後述する回転軸10の中心を通過する鉛直線(以下、計数地点線LCと称する)が交差するレール101上の部位とする。
【0012】
レール101は、搬送経路に沿って延在する金属材で構成されている。
トロリー103は、レール101上を往復移動可能に配置された台車である。
なお、トロリー103がレール101上を移動する際の動力は、作業者による人力、図外に設けられ、車輪に連結された電動モーター等、搬送経路の状況に応じて適宜選定される。
また、トロリー103は、トロリー本体104、吊り部105を備えている。
【0013】
トロリー本体104は、レール101に上から被さるように配置されている。
トロリー本体104は、直方体形状を有し、内部に車輪(図示せず)を備えている。
そして、車輪がレール101上を転動することで、トロリー103がレール101上を滑らかに移動する。
【0014】
吊り部105は、トロリー本体104の下縁部から下方に垂下する腕状部材である。
吊り部105は、その下端にハンガー102が固定される。
そして、ハンガー102には、所定の数の所定の物品(図示せず)が、適宜吊り下げられる。
【0015】
次に、本実施形態の計数装置S1について説明する(図1図16参照)。
計数装置S1は、回転軸10、受動回転部20、回転制御部30、計数表示部40を備えている。
回転軸10は、軸心周りに回転可能な状態でケース(図示せず)に軸支されている(図1図2参照)。
なお、回転軸10は、図1における反時計回りに回転した場合を正転、時計回りに回転した場合を逆転とする。
回転軸10は、受動回転部20、回転制御部30、計数表示部40を連結している(図1図2参照)。
【0016】
次に受動回転部20について説明する(図3参照)。
受動回転部20は、トロリー103がレール101上を移動する際に、トロリー本体104によって、押し退けられつつ、回転する構成である。
受動回転部20は、回動体21、被押圧子23を備えている。
【0017】
回動体21は、板状部材からなり、回転軸10が板面を貫通するように固定されている。
これにより、回動体21は、回転軸10を中心にして、回転軸10とともに回転する。
また、回動体21は、4つの回動腕22を備えている。
【0018】
回動腕22は、回転軸10が貫通する回動体21の部位から、放射状に延在している。
4つの回動腕22は、それぞれが同一形状、および同一寸法に形成されている。
各回動腕22は、回転軸10の周りに等角度間隔(90度間隔)で設けられている。つまり、回動体21は、十字形状を呈している。
また、回動腕22は、その腕の長さが、回転軸10の回転方向に隣り合う回動腕22の先端に設置される被押圧軸24の間隔D24が、頂面104a(進行方向に沿った面)の進行方向に沿った寸法D104よりも狭くなるように設定されている(図5図10参照)。
【0019】
そして、回動体21は、回転軸10を中心に回転する中で、隣り合う回動腕22の両方、またはどちらか一方が、頂面104aに当接可能な位置に配置されている。
このため、回動腕22がトロリー103に押し退けられた際に、2つの被押圧子23が同時にトロリー本体104の頂面104a上に位置することができる。
【0020】
被押圧子23は、各回動腕22の先端に配置されている。
被押圧子23は、移動するトロリー103によって、押し退けられつつ、トロリー本体104の上部をなぞるように変位する構成である。
被押圧子23には、外輪と内輪との間にボールが嵌め込まれたベアリングを採用している。
【0021】
被押圧子23は、その内輪に、回動腕22の先端に設けられた軸(以下、被押圧軸24と称する)が挿嵌されている。
つまり、被押圧子23は、その外輪が自在に回転できるように、回動腕22に組付けられている。
このため、被押圧子23が押し退けられる際に、ベアリングの外輪がトロリー本体104の表面に当接しつつ、転動することで、回動体21、および回転軸10が滑らかに回転する。
【0022】
次に、回転制御部30について説明する(図3参照)。
回転制御部30は、トロリー103が被押圧子23を押し退ける際に、被押圧子23が所定の位置に保持されているように、回動体21、および回転軸10の回転を制御するための構成である。
回転制御部30は、カム本体31、カム制御体35を備えている。
【0023】
カム本体31は、板状部材からなり、回転軸10が板面を貫通するように固定されている。
これにより、カム本体31は、回転軸10を中心にして、回転軸10とともに回転する。
つまり、カム本体31は、回動体21とともに回転するため、被押圧子23は、カム本体31の回転に連動して変位する。
また、カム本体31は、その周縁に、径方向に凹凸しつつ、回転方向に沿って延在するカム山32が形成されている。
【0024】
カム山32は、作動角が90度に設定されている。
そして、カム本体31には、同一プロフィールのカム山32が、回転軸10周りに4つ連続して形成されている。
つまり、被押圧子23と同数のカム山32が、カム本体31に形成され、隣り合うカム山32は、一方の終点P2と他方の始点P1とが重なって配置されている。
【0025】
また、カム山32の始点P1と終点P2は、カムリフト量(カム山の高さ)が同一、且つ最小に設定されている。
カム山32は、始点P1の終点P2側に円弧状の凹部からなる円弧凹部33が形成されている。
円弧凹部33は、その凹面の曲率が後述する制御子37の外周の曲率と同一に設定されている。
このため、制御子37は、始点P1に位置した状態で、円弧凹部33に嵌っている。
【0026】
また、カム山32には、円弧凹部33の直後にカムピーク34が設定されている。
カムピーク34は、カムリフト量が最も大きく設定された部位である。
つまり、カムピーク34は、カム山32の中間点よりも始点P1側に設定されている。
さらに、カム山32は、カムピーク34から終点P2に向かって、カムリフト量が徐々に小さくなるように設定されている。
【0027】
カム制御体35は、カム本体31の回転、つまり回転軸10の回転を制御するための構成である。
カム制御体35は、制御腕36、制御子37、付勢ばね38を備えている。
【0028】
制御腕36は、棒状の部材で構成されている。
制御腕36は、下端側が揺動可能となるように、上端がケース(図示せず)に支持されている。
制御腕36は、その揺動面とカム本体31の回転面とが平行になるように支持されている。
つまり、制御腕36を揺動可能に支持する軸としての揺動軸36aは、回転軸10と平行になるように設定されている。
【0029】
揺動軸36aは、その位置が、揺動軸36aと回転軸10とを結ぶ直線が、鉛直線と平行になるように設定されている。
つまり、揺動軸36aは、計数地点線LC上に設定されている。
また、制御腕36は、その長さが、下端に配置される制御子37が、計数地点線LCから離れた部位で、カム山32の始点P1、および円弧凹部33に接するように設定されている。
【0030】
制御子37は、制御腕36の下端に配置されている。
制御子37には、被押圧子23と同様に、外輪と内輪との間にボールが嵌め込まれたベアリングを採用している。
制御子37は、その内輪に、制御腕36の先端に設けられた軸(以下、制御軸37aと称する)に内輪が挿嵌されている。
つまり、制御子37は、その外輪が自在に回転できるように、制御腕36に組付けられている。
【0031】
制御子37は、付勢ばね38の付勢力によって、カム山32に押し付けられつつ、カム山表面をなぞるように変位する。
そして、制御子37は、始点P1に位置した状態で、計数地点線LCから離れた位置で、カム山32の円弧凹部33に嵌っている。
このため、始点P1では、制御子37がカム山32に作用する力は、回転軸10を中心とする接線方向の分力と径方向の分力との合力と考えることができる。
【0032】
円弧凹部33に作用する力が、接線方向の分力のみであれば、カム本体31は、回転軸10を中心に回転する。
ところが、接線方向の分力に加えて、径方向の分力が作用することで、径方向の分力に対して、カム本体31、および回転軸10は、径方向への移動ができないため、カム本体31は、回転できずに平衡状態となる。
つまり、制御子37がカム山32の始点P1に位置した状態が保持される。
【0033】
付勢ばね38は、巻きバネで構成され、一端がケース(図示せず)内に支持され、他端が制御腕36の上端側に固定されている。
付勢ばね38は、圧縮反力によって、制御腕36、および制御子37を図3における反時計回りの方向へ付勢している。
【0034】
このように構成されたカム制御体35は、付勢ばね38の付勢力よりも大きな回転力が外部からカム本体31に作用した場合には、外部からの回転力によるカム本体31の回転を許容する。
また、外力が付勢ばね38の付勢力よりも小さな場合、および外力が作用しない場合には、付勢ばね38の付勢力によって、制御子37がカム山32に押し付けられる。
そして、制御子37がカム山32に押し付けられた際のカム山32との傾斜角に応じて、カム本体31が回転する。
【0035】
次に、計数表示部40について説明する(図1参照)。
計数表示部40は、回転軸10の回転から、ハンガー102が計数地点PCを通過したとみなし、通過したハンガー102をカウントし、表示するための構成である。
計数表示部40は、計数回動体41、検知レバー42、表示器44を備えている。
【0036】
計数回動体41は、板状部材からなり、板面を貫通するように、回転軸10が固定されている。
これにより、計数回動体41は、回転軸10を中心にして、回転軸10とともに回転する。
計数回動体41は、計数腕41a、計数子41bを備えている。
【0037】
計数腕41aは、回転軸10を中心に、180度間隔で径方向に沿って放射状に延在している。
各計数腕41aは、同一形状、および同一寸法で構成されている。
つまり、計数回動体41は、短冊状の板材からなり、その板面の中央部分を回転軸10が貫通している。
【0038】
計数子41bは、計数腕41aの先端に配置されている。
計数子41bには、被押圧子23と同様に、外輪と内輪との間にボールが嵌め込まれたベアリングを採用している。
計数子41bは、その内輪に計数腕41aの先端に設けられた計数軸が挿嵌されている。
つまり、計数子41bは、その外輪が自在に回転できるように計数腕41aに組付けられている。
計数子41bは、回転する計数腕41aとともに回転しつつ、検知レバー42の左端側を押し下げる。
【0039】
検知レバー42は、棒状の部材で構成され、その中央部分が検知軸42aを介して、ケース(図示せず)に揺動可能に軸支されている。
つまり、検知レバー42は、図1における左端側が押し下げられると、右端側が上昇するように支持されている。
検知レバー42は、その左端側が計数子41bと当接可能に配置されている。
また、検知レバー42は、その右端側に表示器44のトリガー45が、連係棒43を介して連係されている。
そして、検知レバー42の右端側がトリガー45を引き上げることで、表示器44に表示される数が加算される。
【0040】
表示器44は、計数地点PCを通過したハンガー102の総数を表示するための構成である。
表示器44は、トリガー45を操作することで、数がカウントされる。
【0041】
<計数装置の働き>
次に、計数装置S1の働きについて説明する(図1図16参照)。
なお、説明の都合上、進行方向前方のトロリー103を前側トロリー103Fと称し、進行方向後側のトロリー103を後側トロリー103Rと称する。
また、前側トロリー103Fと連係する回動腕22を前側回動腕22Fと称し、後側トロリー103Rと連係する回動腕22を後側回動腕22Rと称する。
そして、前側回動腕22Fの先端に配置される被押圧子23を前側被押圧子23Fと称し、後側回動腕22Rの先端に配置される被押圧子23を後側被押圧子23Rと称する。
【0042】
さらに、前側回動腕22Fと連係するカム山32を前側カム山32と称し、後側回動腕22Rと連係するカム山32を後側カム山32と称する。
加えて、前側被押圧子23Fの被押圧軸24の中心と、回転軸10の中心とを結ぶ直線を被押圧線L24と称する(図3参照)。
被押圧線L24と、当接するトロリー103に向かう方向とのなす角を迎え角25と称する。
【0043】
次に、計数開始前の初期状態について説明する(図1参照)。
初期状態の搬送装置100は、前側トロリー103F、および後側トロリー103Rが、レール101上における計数地点PCの後方に位置している。
また、初期状態の計数装置S1は、回転制御部30を構成する制御子37がカム山32の始点P1に位置した状態で付勢保持されつつ、円弧凹部33と係合している。
このため、カム本体31、および回転軸10が回転できない平衡状態になっている。
【0044】
受動回転部20では、トロリー103が前進する際の前側回動腕22Fの迎え角25が鈍角、トロリー103が後退する際の前側回動腕22Fの迎え角25が鋭角となるように、回動体21が配置されている(図3図12参照)。
前進時の迎え角25が鈍角であることで、トロリー103の前面104bが被押圧子23を前方に押した際に、制御子37がカム山32のカムピーク34を越えた後に、被押圧子23がトロリー本体104の頂面104aに乗り上げる。
また、後退時の迎え角25が鋭角であることで、トロリー103の後面104cが被押圧子23を後方に押した際に、制御子37がカム山32のカムピーク34を越えずに、被押圧子23がトロリー本体104の頂面104aに乗り上げる。
【0045】
計数表示部40では、検知レバー42が、略水平となるように配置されつつ、計数腕41aは、その先端が左上方を指すように配置されている。
つまり、計数腕41aは、12時間表示のアナログ時計における短針が、10時から11時の辺りを指すように配置されている。
【0046】
次に、トロリー103が初期状態の位置から前進し、計数地点PCを通過する場合の計数装置S1の働きについて説明する(図1図12参照)。
トロリー103が前進することで、前側トロリー103Fの前面104bが、前側被押圧子23Fを前方に押す(図1図4参照)。
前側被押圧子23Fが前方に押されることで、回動体21が反時計回りに回転を始める。
【0047】
回動体21が反時計回りに回転することで、回動体21と連動して、カム本体31が反時計回りに回転する。
カム本体31が反時計回りに回転することで、カム山32の始点P1に位置していた制御子37が、付勢ばね38の付勢力に抗して、カムピーク34を乗り越える(図5参照)。
【0048】
なお、カム山32は、カムピーク34以降は下り勾配に設定されている。
また、付勢ばね38の付勢力によって、制御子37は、カム山32に押し付けられている。
このため、カム本体31は、被押圧子23が前面104bから離れた後も自律的に正転する(図5図7参照)。
【0049】
カム本体31が正転することで、回動体21も正転し、前側被押圧子23Fが前側トロリー103Fの前面104bに押し退けられるようにして、頂面104aに乗り上げる(図5参照)。
前側被押圧子23Fが頂面104aに乗り上げた後もカム本体31が付勢力によって自律的に正転するため、後側被押圧子23Rが、前側トロリー103Fの頂面104aに押し付けられる(図6参照)。
さらに、トロリー103が前進すると、頂面104aが後側被押圧子23Rから離れる(図7参照)。
【0050】
後側被押圧子23Rが頂面104aから離れると、さらにカム本体31が自律的に正転し、制御子37は、前側カム山32の終点P2、つまり後側カム山32の始点P1に到達する(図8参照)。
後側カム山32の始点P1に到達した制御子37は、円弧凹部33に係合して、平衡状態となる。
【0051】
このように、制御子37が、前側カム山32の始点P1から終点P2に移動するまでの間に、カム本体31は、回転軸10を中心に反時計方向へ90度回転する(図1図8参照)。
そして、カム本体31が回転する間に、計数回動体41も連動して、回転軸10を中心に反時計方向へ90度回転する。
計数回動体41が90度回転することで、計数子41bは、表示器44がカウントしない程度に、検知レバー42の左端側を僅かに押し下げる。
【0052】
トロリー103がさらに前進を続けると、後側トロリー103Rの前面104bが、後側被押圧子23Rを前方へ押す(図9参照)。
そして、これ以降は、前側トロリー103Fと受動回転部20、および回転制御部30との連係による動作と同様に、後側トロリー103Rと受動回転部20、および回転制御部30とが、連動する(図10図16参照)。
【0053】
また、計数表示部40では、後側被押圧子23Rが前方へ押されることで、回転軸10と連動し、計数回動体41が正転する。
そして、計数回動体41が正転することで、計数子41bが、円運動をしつつ、検知レバー42の左端側を押し下げる。
計数子41bが検知レバー42の左端側を押し下げることで、検知レバー42の右端側が上昇し、連係棒43を介して、トリガー45を引き上げる。
【0054】
トリガー45が引き上げられた表示器44は、今まで表示していた数字に1を加算した数字を新たに表示する(図8図9参照)。
つまり、表示器44が、トロリー103の通過をカウントする。
なお、計数子41bが検知レバー42を押し下げるタイミングは、制御子37が後側カム山32のカムピーク34を越えるタイミング、および後側トロリー103Rの前面104bが計数地点PCを通過するタイミングとほぼ一致するように設定されている。
【0055】
そして、制御子37がカムピーク34を越え、終点P2に到達するまでの間、計数回動体41が正転を続けることで、計数子41bは、円運動を続け、検知レバー42から離間する方向へ上昇する(図10図12参照)。
計数子41bが上昇することで、検知レバー42は、トリガー45によって右端側が引き下げられて、略水平な状態に戻る。
そして、後側トロリー103Rが計数地点を通過した後の計数装置S1は、初期状態となる。
つまり、トロリー103が前進し、被押圧子23を押し退けて、回動体21が、反時計回りに所定の角度を回転することで、ハンガー102が計数地点PCを通過したとみなして、計数表示部はカウントする。
なお、ここで所定の角度とは、制御子37が、前側カム山32の始点P1から終点P2まで移動し、さらに後側カム山32の始点P1からカムピーク34を通過する間に、回動体21が、反時計回りに回転する角度である。
【0056】
次に、計数地点PCを通過したトロリー103が後退する場合の計数装置S1の働きについて説明する(図12図16参照)。
トロリー103が後退すると、後側トロリー103Rの後面が、後側被押圧子23Rを後方へ押す。
後方に押された後側被押圧子23Rは、時計回りに円運動を行い、上方へ移動しつつ、後側トロリー103Rの頂面に乗り上げる(図13参照)。
【0057】
後面104c側から頂面104aに乗り上げる際に、制御子37は、後側カム山32の終点P2から始点P1側へ変位する。
制御子37は、始点P1側へ変位するものの、カムピーク34よりも終点P2側で頂面104aに乗り上げるため、それ以上は始点P1側へ変位しない。
つまり、終点P2側からカムピーク34を越えることはない。
これにより、計数子41bが検知レバー42を押し下げる程には、回転軸10が回転しないため、表示器44は、後側トロリー103Rの後退をカウントしない。
【0058】
後側トロリー103Rが、さらに後退して、前側トロリー103Fの後面104cが後側被押圧子23Rを後方へ押し、後側被押圧子23Rは、前側トロリー103Fの頂面に乗り上げる(図14図16参照)。
このような場合にも前述と同様に、計数子41bが検知レバー42を押し下げる程には、回転軸10が回転しないため、表示器44は、前側トロリー103Fの後退をカウントしない。
つまり、トロリー103が後退し、被押圧子23を押し退けて、回動体21が、時計回りに所定の角度を回転しても、ハンガー102が計数地点PCを通過したと判定されず、計数表示部はカウントしない。
なお、ここで所定の角度とは、前側か、後側かを問わず、被押圧子23が、トロリー103の後面104cに後方へ押され、トロリー103の頂面104aに乗り上げる間に、回動体21が、時計回りに回転する角度である。
後面104c側から頂面104aに乗り上げる際に、制御子37は、後側カム山32の終点P2から始点P1側へ変位する。
制御子37は、始点P1側へ変位するものの、カムピーク34よりも終点P2側で頂面104aに乗り上げるため、それ以上は始点P1側へ変位しない。
以上のようにして、トロリー103が前進した場合には、後側トロリー103Rが計数地点PCを通過する際にカウントされるが、トロリー103が後退して計数地点PCを通過した場合には、カウントされない。
【0059】
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
本実施形態のカムプロフィールは、制御子37がカム山32を始点P1から終点P2に向かって変位した際に、カムピーク34を通過した後に被押圧子23がトロリー103の頂面104aに乗り上げるように設定されている。
また、本実施形態のカムプロフィールは、制御子37がカム山32を終点P2から始点P1に向かって変位した際に、終点P2とカムピーク34との間でトロリー103の頂面104aに乗り上げるように設定されている。
そして、本実施形態の計数装置S1では、制御子37がカムピーク34を越えることで、検知レバー42が回転するように構成されている。
【0060】
つまり、トロリー103の前進、後退を問わず、制御子37がカムピーク34を越えなければ、検知レバー42は、揺動するのみで回転しない。
このため、トロリー103が前進し、被押圧子23がトロリー103を乗り越えた場合には、制御子37がカムピーク34を越えるため、検知レバー42が回転する。
【0061】
ところが、トロリー103が後退し、被押圧子23がトロリー103を乗り越えた場合には、制御子37が終点P2とカムピーク34との間を変位する。
このため、制御子37はカムピーク34を越えないので、検知レバー42は、回転せずに揺動するのみである。
これによって、計数装置S1は、逆方向に流れるハンガー102をカウントせずに、搬送経路を進行方向に流れたハンガー102の数のみをカウントすることができる。
【0062】
また、本実施形態の計数回動体41は、回転軸10とともに回転し、前側トロリー103Fが計数地点PCを通過した場合には、検知レバー42を空振りするように構成されている。
そして、計数回動体41は、前側トロリー103Fに続く後側トロリー103Rが計数地点PCを通過した場合に、検知レバー42を押し下げるように構成されている。
つまり、計数回動体41の回転する角度に応じて、計数表示部40がカウントを行うように構成されている。
これによって、比較的単純な構成で計数地点PCを通過するハンガー102の数を正確にカウントすることができる。
【0063】
また、本実施形態では、カムプロフィールは、カムピーク34から終点P2にかけて、カムリフト量が減少するように設定されている。
このため、制御子37からカム山32に付与される付勢力が、カム本体31、および回転軸10が正転する方向に作用する。
これによって、トロリー103の移動速度が遅く、被押圧子23が頂面104aに乗り上げたままで、回転が止まってしまうような場合であっても、自律的に回転軸10を正転させ、制御子37が終点P2へ変位することができる。
つまり、トロリー103の速度が遅くても、トロリー103が通過した後は、計数装置S1を初期状態に戻すことができるため、進行方向、および逆方向に移動するトロリー103を確実に捉えることができる。
【0064】
また、本実施形態では、隣り合う被押圧子23の間隔D24が、頂面104aの前後方向の寸法D104よりも小さくなるように設定されている。
このため、前側被押圧子23Fが頂面104aに乗り上げると、回動体21が回転して、後側被押圧子23Rも頂面104aに乗り上げる。
つまり、トロリー103が計数地点PCを通過する際に、2つの被押圧子23が頂面104a上に同時に位置しているタイミングがある。
【0065】
これによって、トロリー103の移動速度が速く、押された被押圧子23によって、回動体21が回転し過ぎてしまうような場合であっても、回動体21の回転を制御することができる。
つまり、トロリー103の速度が速くても、トロリー103が通過した後は、計数装置S1を初期状態に戻すことができるため、進行方向、および逆方向に移動するトロリー103を確実に捉えることができる。
【0066】
なお、本実施形態の計数装置S1では、トロリー103の進行方向に沿った面として、頂面104aを採用しているが、このような形態に限定するものではない。
たとえば、2つのトロリー103で、台座を支え、台座の上に物品を乗せる形態の搬送装置の場合には、被押圧子23がトロリーの底面(図示せず)、および側面(図示せず)に乗り上げる形態とすることが可能である。
そして、このような形態であっても本実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0067】
次に、回転制御部30の変形例(以下、変形例1と称する)について説明する(図17参照)。
なお、説明において、前述の実施形態と同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
変形例1では、前述の実施形態の回転制御部30と比較して、カム山32の形状、およびカム制御体35の構成が異なる。
前述の実施形態のカム山32は、始点P1とカムピーク34との間に円弧凹部33が形成されている。
これに対して、変形例1のカム山32は、始点P1からカムピーク34にかけて、カムリフト量が直線的に増大するようにカムプロフィールが設定されている。
【0068】
また、前述の実施形態のカム制御体35は、振り子のように揺動可能に軸支されている。
これに対して、変形例1のカム制御体35は、回転軸10の径方向に沿って延在する制御腕36が径方向に沿って往復移動可能に配置されている。
また、制御腕36は、付勢ばね38によって、回転軸10の中心に向かって付勢保持されている。
【0069】
このように構成することによって、前述の実施形態と同様に、カムピーク34以降は、カム本体31が自律的に正転する。
そして、制御子37が終点P2(次のカム山32の始点P1)に到達すると、カム本体31が回転せずに、初期状態が保持される。
なお、付勢力によって、制御子37がカムピーク34から終点P2に向かって変位し、カム本体31が自律的に回転するような構成であれば、回転制御部30の構成として適宜採用することができる。
そして、前述の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
【0070】
次に、計数表示部40における2つの変形例(以下、変形例2、3と称する)について説明する(図18図19参照)。
なお、説明において、前述の実施形態と同一の要素には、同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
変形例2は、前述の実施形態の計数表示部40と比較して、計数回動体41を構成する計数腕41aの数が4本になっている点が異なる(図18参照)。
なお、計数回動体41に回転軸10が固定されている点は、前述の実施形態と同様である。
【0071】
これは、1つのトロリー103でハンガー102を吊り下げ、搬送する構成となっていることが要因となっている。
そこで、計数表示部40は、トロリー103が計数地点PCを通過する毎に、ハンガー102の通過をカウントすることになる。
このため、計数回動体41は、回転軸10が90度回転する毎に、計数子41bが検知レバー42を押し下げるように構成されている。
【0072】
計数回動体41の4本の計数腕41aは、それぞれが同一形状、および同一寸法に形成されている。
また、各計数腕41aは、回転軸10が貫通する計数回動体41の部位から、放射状に延在しつつ、回転軸10の周りに等角度間隔(90度間隔)で設けられている。
つまり、変形例2の計数回動体41は、十字形状を呈している。
【0073】
変形例3は、前述の実施形態の計数表示部40と比較して、計数回動体41を構成する計数腕41aの数が1本になっている点が異なる(図19参照)。
なお、計数回動体41に回転軸10が固定されている点は、前述の実施形態と同様である。
これは、4つのトロリー103でハンガー102を吊り下げ、搬送する構成となっていることが要因となっている。
【0074】
そこで、計数表示部40は、4つ目のトロリー103が計数地点PCを通過する毎に、ハンガー102の通過をカウントする構成となっている。
このため、計数回動体41は、回転軸10が360度回転する毎に、計数子41bが検知レバー42を押し下げるように構成されている。
【0075】
つまり、変形例2、3に示すように、搬送される物品によって、ハンガー102を吊り下げるトロリー103の数が変更される場合には、計数回動体41を適切な数の計数腕41aを有するものに交換するのみで対応が可能である。
つまり、計数回動体41を交換することで、カウントに要する計数回動体41の回転角度を適宜変更することができる。
これによって、高い汎用性を発揮することができる。
【0076】
なお、前述の実施形態の計数装置S1では、計数回動体41が回転軸10に固定されているが、このような形態に限定するものではない。
たとえば、歯車機構(図示せず)を介して回転軸10に計数回動体41を連結する構成とすることも可能である。
これにより、カウントに要する計数回動体41の回転角度を適切なギヤ比の歯車機構に変更することで、適宜変更することができる。
たとえば、2つのトロリー103でハンガーを吊り下げているところを3つのトロリー103でハンガー102を吊り下げ、搬送する構成に搬送装置100を変更する場合にもギヤ比の異なる歯車機構に交換するのみで対応することができる。
したがって、より高い汎用性を発揮することができる。
【符号の説明】
【0077】
S1 計数装置
10 回転軸
21 回動体
23 被押圧子
31 カム本体
32 カム山
34 カムピーク
37 制御子
101 レール
103 トロリー
104a 頂面(トロリーの進行方向に沿った面)
P1 始点
P2 終点
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19