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特開2024-53594情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024053594
(43)【公開日】2024-04-16
(54)【発明の名称】情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0645 20230101AFI20240409BHJP
【FI】
G06Q30/06 350
【審査請求】未請求
【請求項の数】13
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022159913
(22)【出願日】2022-10-04
(71)【出願人】
【識別番号】503376518
【氏名又は名称】東芝ライフスタイル株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100205785
【弁理士】
【氏名又は名称】▲高▼橋 史生
(74)【代理人】
【識別番号】100203297
【弁理士】
【氏名又は名称】橋口 明子
(74)【代理人】
【識別番号】100175824
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100135301
【弁理士】
【氏名又は名称】梶井 良訓
(72)【発明者】
【氏名】磯貝 俊紀
【テーマコード(参考)】
5L030
5L049
【Fターム(参考)】
5L030BB68
5L049AA22
5L049BB68
(57)【要約】
【課題】利便性の向上を図ることができる情報処理システム、情報処理方法、およびプログラムを提供することである。
【解決手段】実施形態の情報処理システムは、表示制御部を備える。前記表示制御部は、購入または譲渡により利用可能である第1家電機器に関する第1表示と、期間ごとの料金支払いに基づく貸し出しにより利用可能である第2家電機器に関する第2表示とを端末装置の表示画面に表示させる場合に、前記第1表示を第1態様で表示させ、前記第2表示を前記第1態様とは異なる第2態様で表示させる。
【選択図】図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
購入または譲渡により利用可能である第1家電機器に関する第1表示と、期間ごとの料金支払いに基づく貸し出しにより利用可能である第2家電機器に関する第2表示とを端末装置の表示画面に表示させる場合に、前記第1表示を第1態様で表示させ、前記第2表示を前記第1態様とは異なる第2態様で表示させる表示制御部、
を備えた情報処理システム。
【請求項2】
前記第1表示は、前記第1家電機器に関する画面に遷移するための操作用の表示であり、前記第2表示は、前記第2家電機器に関する画面に遷移するための操作用の表示である、
請求項1に記載の情報処理システム。
【請求項3】
前記第1表示は、前記第1家電機器の種類に対応する図柄を含む絵表示であり、
前記第2表示は、前記第2家電機器の種類に対応する図柄を含む絵表示であり、
前記第1態様と前記第2態様とは、絵表示の色、絵表示に含まれる文字あるいは記号の色、または、絵表示に付加される文字あるいは記号が異なる、
請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項4】
前記表示制御部は、前記第2家電機器に関する1つ以上の画面に、前記第2家電機器に関する契約情報を示す画面に遷移するための操作部を表示させる、
請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項5】
前記表示制御部は、
前記第1家電機器に関する画面に、前記第1家電機器の機器登録を削除するための操作部を表示させ、
前記第2家電機器に関する前記画面に、前記第2家電機器の機器登録を削除するための操作部を表示させない、または利用不可の態様で表示させる、
請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項6】
購入または譲渡により利用可能である1つ以上の家電機器に関する複数の第1通知と、前記貸し出しにより利用可能である1つ以上の家電機器に関する複数の第2通知とを前記端末装置が外部から受信した場合、受信した複数の通知のなかから前記複数の第2通知を選別して表示させる操作を受け付け可能な操作受付部をさらに備えた、
請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項7】
前記表示制御部は、前記第2家電機器に関する1つ以上の画面に、前記第2家電機器の保守を依頼するための画面に遷移するための操作部を表示させる、
請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項8】
前記表示制御部は、前記貸し出しにより利用可能である家電機器の新機種の登場を示す通知を前記端末装置が外部から受信した場合、前記通知を前記表示画面に表示させる、
請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項9】
前記表示制御部は、前記第2家電機器に関して所定条件が満たされた場合、ユーザの操作を伴わずに、前記第2家電機器の残りの利用可能日数を示す案内を表示する、
請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項10】
前記表示制御部は、前記貸し出しにより利用可能である家電機器の機器登録があることに応じて、広告または料金支払いに利用可能なポイントの取得に関する情報を表示させる、
請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項11】
前記表示制御部は、複数の家電機器に関して共通する1つ以上の画面に、前記貸し出しに関する設定画面に遷移するための操作部を表示させる、
請求項1または請求項2に記載の情報処理システム。
【請求項12】
コンピュータが、
購入または譲渡により利用可能である第1家電機器を示す第1表示と、期間ごとの料金支払いに基づく貸し出しにより利用可能である第2家電機器を示す第2表示とを端末装置の表示画面に表示させる場合に、前記第1表示を第1態様で表示させ、前記第2表示を前記第1態様とは異なる第2態様で表示させる、
ことを含む情報処理方法。
【請求項13】
コンピュータに、
購入または譲渡により利用可能である第1家電機器を示す第1表示と、期間ごとの料金支払いに基づく貸し出しにより利用可能である第2家電機器を示す第2表示とを端末装置の表示画面に表示させる場合に、前記第1表示を第1態様で表示させ、前記第2表示を前記第1態様とは異なる第2態様で表示させる表示制御部、
を実現させるプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
期間ごとの料金支払いにより家電機器が利用可能になるサービスが提案されている。このようなサービスに用いられる情報処理システムは、利便性の向上が期待されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2022-16440号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明が解決しようとする課題は、利便性の向上を図ることができる情報処理システム、情報処理方法、およびプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
実施形態の情報処理システムは、表示制御部を備える。前記表示制御部は、購入または譲渡により利用可能である第1家電機器に関する第1表示と、期間ごとの料金支払いに基づく貸し出しにより利用可能である第2家電機器に関する第2表示とを端末装置の表示画面に表示させる場合に、前記第1表示を第1態様で表示させ、前記第2表示を前記第1態様とは異なる第2態様で表示させる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】実施形態の家電サービス提供システムの全体構成を示す図。
図2】実施形態の家電機器の機能構成を示すブロック図。
図3】実施形態の機器管理サーバの機能構成を示すブロック図。
図4】実施形態の機器登録DBの内容の一例を示す図。
図5】実施形態のサービス管理サーバの機能構成を示すブロック図。
図6】実施形態の契約情報DBの内容の一例を示す図。
図7】実施形態の端末装置の機能構成を示すブロック図。
図8】実施形態の利用機器情報の内容の一例を示す図。
図9】実施形態の通知情報の内容の一例を示す図。
図10】実施形態の表示画面に表示される表示内容の一例を示す図。
図11】実施形態の家電機器を操作可能な個別操作画面の一例を示す図。
図12】実施形態の表示画面に表示される表示内容の別の一例を示す図。
図13】実施形態の表示画面に表示される表示内容のさらに別の一例を示す図。
図14】実施形態の家電機器を操作可能な個別操作画面の一例を示す図。
図15】実施形態のいくつか別の画面例を示す図。
図16】実施形態の設定変更対象の家電機器を選択可能な選択画面の一例を示す図。
図17】実施形態の機器登録された家電機器の設定画面の一例を示す図。
図18】実施形態の共有登録された家電機器の設定画面の一例を示す図。
図19】実施形態の通知一覧画面の内容の一例を示す図。
図20】実施形態の家電機器を操作可能な個別操作画面の一例および設定項目の一覧を示す設定画面の一例を示す図。
図21】実施形態の表示画面に表示される通知の一例を示す図。
図22】実施形態の表示画面に表示される通知の一例を示す図。
図23】実施形態の表示画面に表示される操作部の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、実施形態の情報処理システム、情報処理方法、およびプログラムを、図面を参照して説明する。以下の説明では、同一または類似の機能を有する構成に同一の符号を付す。そして、それら構成の重複する説明は省略する場合がある。本出願で「XXに基づく」とは、「少なくともXXに基づく」ことを意味し、XXに加えて別の要素に基づく場合も含み得る。また「XXに基づく」とは、XXを直接に用いる場合に限定されず、XXに対して演算や加工が行われたものに基づく場合も含み得る。本出願で「XXまたはYY」とは、XXとYYのうちいずれか一方の場合に限定されず、XXとYYの両方の場合も含み得る。これは選択的要素が3つ以上の場合も同様である。XXおよびYYは、任意の要素(例えば任意の情報)である。
【0008】
本出願で「取得」とは、送信要求を送信して能動的に取得する場合に限定されず、他の装置から送信される情報を受動的に受信することで取得する場合も含み得る。また「取得」とは、外部から得られた情報に対して演算または加工などを行い、目的の情報を内部で生成することで得る場合も含み得る。本出願では「使用」と「利用」を実質的に同じ意味で用いており、互いに読み替え可能である。本出願では「データベース」を「DB」と表記する。
【0009】
(実施形態)
<1.全体構成>
図1は、実施形態の家電サービス提供システム1の全体構成を示す図である。家電サービス提供システム1は、例えば、1つ以上の家電機器100、機器管理サーバ200、サービス管理サーバ300、および端末装置400の家電管理アプリAPPを含む。後述するネットワークNWは、例えば、インターネット、セルラー網、Wi-Fi網、LPWA(Low Power Wide Area)、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、またはその他の公衆回線や専用回線などを状況に応じて利用すればよい。
【0010】
家電機器100は、主として家庭で使用される電気機器である。家電機器100は、ユーザUによって利用される家電機器であり、ユーザUの住居内に配置される。家電機器100は、例えば、ユーザUの住居内に設置された無線ルータWRおよびモデムMを介してネットワークNWと接続される。家電機器100は、ネットワークNWを介して、機器管理サーバ200と通信可能である。家電機器100は、冷蔵庫100A、衣類処理機100B、空気調和機100C、調理用家電機器100D、または照明装置100Eなどであるが、これらに限定されない。衣類処理機100Bは、洗濯機またはクローゼット型の衣類処理機などである。調理用家電機器100Dは、オーブンレンジ、電子レンジ、トースター、または炊飯器などである。以下では説明の便宜上、「衣類処理機」を「洗濯機」、「空気調和機」を「エアコン」と称する場合がある。
【0011】
本実施形態では、ユーザUは、家電機器100に関するサブスクリプションサービス(定額利用サービス)を利用することで、1つ以上の家電機器100を利用可能である。サブスクリプションサービスは、例えば、月額の定額制で家電機器100を借りて利用可能になるサービスである。サブスクリプションサービスは、「期間ごとの料金支払いに基づく貸し出しにより家電機器が利用可能になるサービス」の一例である。ただし、「期間ごとの料金支払いに基づく貸し出しにより家電機器が利用可能になるサービス」は、定額利用サービスに限定されず、期間ごとの家電機器の使用量に応じて料金が異なる変動制の料金体系を持つサービスなどでもよい。
【0012】
本実施形態では、ユーザUの住居にある複数の家電機器100は、購入または譲渡によりユーザUが利用可能である1つ以上の家電機器100K(第1家電機器、以下では便宜上「購入家電機器100K」と称する)と、上記サブスクリプションサービスによりユーザUが利用可能である1つ以上の家電機器100S(第2家電機器、以下では便宜上「貸出家電機器100S」)とを含む。図1に示す例では、冷蔵庫100Aおよび照明装置100Eの各々が「購入家電機器100K」の一例に該当し、衣類処理機100B、空気調和機100C、および調理用家電機器100Dの各々が「貸出家電機器100S」の一例に該当する。
【0013】
機器管理サーバ200は、家電機器100を管理する管理サーバである。例えば、機器管理サーバ200は、家電機器100の状態および遠隔操作を管理する。機器管理サーバ200は、1つまたは複数のサーバ装置(例えばクラウドサーバ)により構成される。機器管理サーバ200は、ネットワークNWを介して、家電機器100、サービス管理サーバ300、および端末装置400と通信可能である。機器管理サーバ200は、ネットワークNW中のルータに含まれる情報処理部など、エッジコンピューティングやフォグコンピューティングを行う情報処理部を含んでもよい。機器管理サーバ200は、クラウドサーバに限定されず、ユーザUの住居にあるコンピュータでもよく、家庭内ルータ(例えば無線ルータWR)などでもよい。
【0014】
サービス管理サーバ300は、家電機器100Sに関するサブスクリプションサービスを管理するサーバである。サービス管理サーバ300は、1つまたは複数のサーバ装置(例えばクラウドサーバ)により構成される。サービス管理サーバ300は、ネットワークNWを介して、機器管理サーバ200および端末装置400と通信可能である。サービス管理サーバ300は、ネットワークNW中のルータに含まれる情報処理部など、エッジコンピューティングやフォグコンピューティングを行う情報処理部を含んでもよい。本実施形態では説明の便宜上、機器管理サーバ200とサービス管理サーバ300とを独立した装置として説明するが、機器管理サーバ200とサービス管理サーバ300とは、1つの装置により一体に実現されてもよい。
【0015】
端末装置400は、ユーザUが使用するコンピュータである。端末装置400は、例えば、スマートフォンまたはタブレット端末装置のような携帯端末装置である。ただし、端末装置400は、携帯端末装置に限定されず、パーソナルコンピュータなどでもよい。端末装置400は、例えば、表示装置401と、入力装置402と、通信部403とを有する。表示装置401は、種々の情報を表示可能な表示画面401aを有する。入力装置402は、ユーザUの入力を受け付け可能である。入力装置402は、例えば表示装置401の表示画面401aと重ねて設けられたタッチパネルである。入力装置402は、端末装置400に設けられたカメラやマイクなどを含み得る。通信部403は、無線通信可能な通信モジュールである。通信部403は、無線ルータWRおよびモデムMを介してまたは直接にネットワークNWと接続される。通信部403は、ネットワークNWを介して、家電機器100、機器管理サーバ200、およびサービス管理サーバ300と通信可能である。
【0016】
端末装置400には、アプリケーションプログラムPがインストールされ、以下に説明する機能がサポートされる。アプリケーションプログラムPは、例えば、家電機器100を管理(例えば設定状態や遠隔操作を管理)するためのアプリケーションプログラムであり、且つ、サブスクリプションサービスを利用するためアプリケーションプログラムでもある。以下では、アプリケーションプログラムPが実行されることで起動されるアプリケーションソフトウェアを「家電管理アプリAPP」と称する。家電管理アプリAPPでは、購入家電機器100Kと、貸出家電機器100Sとが一括管理される。
【0017】
家電管理アプリAPPは、「情報処理システム」の一例である。なお本出願で言う「情報処理システム」は、上記例に限定されず、機器管理サーバ200により実現されてもよく、サービス管理サーバ300により実現されてもよく、端末装置400の家電管理アプリAPPと、機器管理サーバ200と、サービス管理サーバ300とのうち任意の2つ以上の組み合わせにより実現されてもよい。端末装置400は、「コンピュータ」の一例である。アプリケーションプログラムPは、「プログラム」の一例である。
【0018】
<2.家電機器>
次に、家電機器100について説明する。
図2は、家電機器100の機能構成を示すブロック図である。家電機器100は、例えば、アクチュエータ110、センサ部120、操作部130、通信部140、制御部150、および記憶部190を有する。
【0019】
アクチュエータ110は、家電機器100を動作させる駆動部である。センサ部120は、家電機器100の状態を検出可能な検出部である。センサ部120は、例えば、温度、湿度、電圧、電流、振動、または回転速度などを計測する1以上のセンサを含む。センサ部120により検出された家電機器100の状態を示す情報(以下「状態情報191」と称する)は、記憶部190に記憶される。
【0020】
操作部130は、家電機器100に設けられた操作ボタンまたはタッチパネルなどを含む。操作部130は、例えば、家電機器100の設定内容を指定または変更するユーザUの操作を受け付ける。家電機器100の設定内容は、各種制御に関する制御量や、目標値、閾値、タイマ設定、動作モードなどのうち1つ以上を含む。家電機器100の設定内容を示す情報(以下「設定情報192」と称する)は、記憶部190に記憶される。
【0021】
通信部140は、例えば、無線ルータWRと接続可能な無線通信モジュールである。通信部140は、ネットワークNWを介して機器管理サーバ200と通信可能である。
【0022】
制御部150は、家電機器100に搭載されたCPU(Central Processing Unit)のような1つ以上のハードウェアプロセッサがプログラムを実行することにより実現される。ただし、制御部150の一部または全部は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、またはFPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。
【0023】
制御部150は、家電機器100の全体を統括的に制御する。例えば、制御部150は、状態情報191および設定情報192に基づき、アクチュエータ110を制御することで家電機器100を動作させる。また、制御部150は、機器管理サーバ200からの制御指令に基づいて家電機器100を制御する。また、制御部150は、状態情報191および設定情報192の内容に変化があった場合、または所定周期で、状態情報191および設定情報192を機器管理サーバ200に送信する。
【0024】
記憶部190は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、またはSSD(Solid State Drive)などの組み合わせにより実現される。記憶部190は、各種情報を記憶する。例えば、記憶部190は、状態情報191と、設定情報192とを記憶する。
【0025】
<3.機器管理サーバ>
次に、機器管理サーバ200について説明する。
図3は、機器管理サーバ200の機能構成を示すブロック図である。機器管理サーバ200は、例えば、機器登録部210、情報取得部220、要求取得部230、機器制御部240、情報送信部250、および記憶部290を有する。
【0026】
機器登録部210、情報取得部220、要求取得部230、機器制御部240、および情報送信部250は、機器管理サーバ200に搭載されたCPUのような1つ以上のハードウェアプロセッサがプログラムを実行することにより実現される。ただし、これら機能部の一部または全部は、ASIC、PLD、またはFPGAなどのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。なお、これら機能部は、複数のサーバ装置に分かれて設けられてもよい。また、これら機能部のうち1つ以上は、機器管理サーバ200に代えて、家電機器100、サービス管理サーバ300、または端末装置400の家電管理アプリAPPに設けられてもよい。
【0027】
(機器登録部)
機器登録部210は、家電機器100の機器登録を受け付ける。本出願で「機器登録」とは、家電機器100と、当該家電機器100を利用するユーザU(例えば家族における代表ユーザ)とを対応付けることを意味する。例えば、機器登録は、ユーザUのアカウント(以下「ユーザID」と称する)と、ユーザUが使用する家電機器100の識別情報(以下「機器ID」と称する)とを対応付けて機器登録DB291に登録することで行われる。
【0028】
本実施形態では、機器登録部210は、購入家電機器100Kの機器登録と、貸出家電機器100Sの機器登録とを受け付け可能である。購入家電機器100Kの機器登録は、例えば、端末装置400の家電管理アプリAPPに対するユーザUの操作(例えば、ユーザIDと機器IDとを対応付けるための操作)に基づいて行われる。一方で、貸出家電機器100Sの機器登録は、例えば、サブスクリプションサービスの契約に関する情報に基づき、サービス管理サーバ300が機器管理サーバ200に機器登録に必要な情報を送信することで行われる。本実施形態の例では、貸出家電機器100Sの機器登録は、ユーザUによっては直接行われない。
【0029】
また本実施形態では、機器登録部210は、家電機器100の共有登録を受け付ける。本出願で「共有登録」とは、代表ユーザによって機器登録された家電機器100と、当該家電機器100を利用する代表ユーザ以外のユーザU(例えば代表ユーザと同じ家族のユーザU、以下「共有ユーザ」と称する)とを対応付けることを意味する。共有ユーザは、共有登録された家電機器100の状態確認および遠隔操作などが端末装置400の家電管理アプリAPPを用いて実行可能である。
【0030】
本実施形態では、機器登録部210は、購入家電機器100Kの共有登録と、貸出家電機器100Sの共有登録とを受け付け可能である。購入家電機器100Kの共有登録は、例えば、端末装置400の家電管理アプリAPPに対する共有ユーザまたは代表ユーザの操作(例えば、共有ユーザのユーザIDと機器IDとを対応付けるための操作、および/または共有登録を許可する操作)に基づいて行われる。一方で、貸出家電機器100Sの共有登録は、例えば、サブスクリプションサービスの契約に関する情報に基づき、サービス管理サーバ300が機器管理サーバ200に共有登録に必要な情報を送信することで行われる。本実施形態の例では、貸出家電機器100Sの共有登録は、ユーザUによっては直接行われない。
【0031】
図4は、機器登録DB291の内容の一例を示す図である。機器登録DB291では、機器登録された家電機器100が、購入家電機器100Kであるか、貸出家電機器100Sであるかを示す情報が付加されている。このため、機器管理サーバ200は、機器登録DB291を参照することで、各家電機器100が、購入家電機器100Kであるか、貸出家電機器100Sであるかを判定することができる。
【0032】
(情報取得部)
次に、図3に戻り、情報取得部220について説明する。
情報取得部220は、家電機器100の状態情報191および設定情報192を家電機器100から取得する。情報取得部220は、取得した最新の家電機器100の状態情報191および設定情報192と、当該家電機器100の機器識別情報(機器ID)とを対応付けて機器状態DB292に記憶させる。
【0033】
(要求受付部)
要求受付部230は、端末装置400から種々の要求を受け付ける。例えば、要求受付部230は、機器状態DB292に記憶された情報を端末装置400に送信させるための要求を受け付け可能である。また、要求取得部230は、家電機器100を遠隔操作するための要求を受け付け可能である。
【0034】
(機器制御部)
機器制御部240は、家電機器100の遠隔制御を管理する。例えば、機器制御部240は、家電機器100を遠隔操作するための要求が要求取得部230により受け付けられた場合、受け付けられた要求に応じた家電機器100の制御命令を生成し、生成した制御命令を家電機器100に送信する。これにより、家電機器100の遠隔制御が行われる。
【0035】
(情報送信部)
情報送信部250は、端末装置400に種々の情報を送信する。例えば、情報送信部250は、家電機器100の最新状態を示す情報を送信させるための要求が要求受付部230により受け付けられた場合、受け付けられた要求に応じた家電機器100の最新状態を示す状態情報を機器状態DB292に基づいて生成し、生成した状態情報を端末装置400に送信する。
【0036】
例えば、情報送信部250は、機器登録DB291に基づき、購入家電機器100Kの状態情報には、当該家電機器100が購入家電機器100Kであることを示す情報(例えば所定の第1識別子)を付加する。そして、情報送信部250は、第1識別子が付加された購入家電機器100Kの状態情報を端末装置400に送信する。一方で、情報送信部250は、機器登録DB291に基づき、貸出家電機器100Sの状態情報には、当該家電機器100が貸出家電機器100Sであることを示す情報(例えば所定の第2識別子)を付加する。そして、情報送信部250は、第2識別子が付加された貸出家電機器100Sの状態情報を端末装置400に送信する。ただし、家電機器100が購入家電機器100Kと貸出家電機器100Sとのうちいずれであるかが端末装置400の家電管理アプリAPPで管理される場合、上述した第1識別子および第2識別子は省略されてもよい。
【0037】
記憶部290は、例えば、RAM、ROM、EEPROM、SSD、またはHDD(Hard Disk Drive)などの組み合わせにより実現される。記憶部290は、各種情報を記憶する。例えば、記憶部290は、機器登録DB291と、機器状態DB292を記憶する。
【0038】
<4.サービス管理サーバ>
次に、サービス管理サーバ300について説明する。
図5は、サービス管理サーバ300の機能構成を示すブロック図である。サービス管理サーバ300は、例えば、契約情報管理部310、報知部320、保守依頼受付部330、ポイント管理部340、広告配信部350、および記憶部390を有する。
【0039】
契約情報管理部310、報知部320、保守依頼受付部330、およびポイント管理部340、広告配信部350は、サービス管理サーバ300に搭載されたCPUのような1つ以上のハードウェアプロセッサがプログラムを実行することにより実現される。ただし、これら機能部の一部または全部は、ASIC、PLD、またはFPGAなどのハードウェアによって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアとの協働によって実現されてもよい。なお、これら機能部は、複数のサーバ装置に分かれて設けられてもよい。また、これら機能部のうち1つ以上は、サービス管理サーバ300に代えて、家電機器100、機器管理サーバ200、または端末装置400の家電管理アプリAPPに設けられてもよい。
【0040】
(契約情報管理部)
契約情報管理部310は、ユーザUの契約情報を管理する。本出願で「契約情報」とは、サブスクリプションサービスにおける登録情報を意味する。契約情報は、例えば、家電機器100の貸出有効期間などを含む。貸出有効期間は、「利用可能日数」の一例である。
【0041】
契約情報管理部310は、サブスクリプションサービスによる新しい貸出が申し込まれた場合に、家電機器100の貸出を受けるユーザUのユーザIDと、貸出対象の家電機器100の機器IDと、家電機器100の貸出有効期間(例えば残りの貸出有効日数)とが対応付けられた契約情報AGを生成し、生成した契約情報AGを契約情報DB391に記憶する。「貸出有効日数」とは、サブスクリプションサービスの契約満了日(貸出家電機器100Sの返却予定日)までの残り日数である。貸出有効日数は、ユーザUによる契約更新の申請が行われた場合、契約更新後の日数に更新される。
【0042】
図6は、契約情報DB391の内容の一例を示す図である。機器登録DB291に含まれる契約情報AGは、上述したように、サブスクリプションサービスにより貸し出された家電機器100の貸出有効期間(例えば残りの貸出有効日数)を含む。このため、サービス管理サーバ300は、契約情報DB391を参照することで、各家電機器100の残りの貸出有効日数を示す情報を取得することができる。
【0043】
(報知部)
報知部320は、サブスクリプションサービスに関する各種通知をユーザUの端末装置400に送信する。各種通知は、サービス管理サーバ300のメンテナンスのお知らせなどである。本実施形態では、報知部320は、貸出有効日数が所定日数未満になると、所定の通知をユーザUの端末装置400に送信する。所定の通知は、ユーザUが貸出を受けている貸出家電機器100Sの貸出有効日数が所定日数未満であることを示す通知である。
【0044】
(保守依頼受付部)
保守依頼受付部330は、貸出家電機器100Sの保守に関するユーザUからの依頼を受け付ける。本出願で「保守」とは、修理、点検、または清掃などのうち1つ以上を意味する。保守依頼受付部330は、例えば、端末装置400を通じてユーザUに1つ以上の質問を行うことで、保守に関する内容(保守内容およびユーザU宅へのサービス業者の訪問予定日)などをユーザUに提案する。
【0045】
(ポイント管理部)
ポイント管理部340は、各ユーザUが保有するポイントに関する管理を行う。本出願で「ポイント」とは、金銭の代替として料金支払いなどに利用可能な点数を意味する。ポイントは、「金銭代替点数」と読み替えられてもよい。例えば、ポイント管理部340は、記憶部390に記憶されたポイント管理DB392に基づき、各ユーザUが保有するポイントを管理する。ポイント管理DB392では、各ユーザUのユーザIDと、当該ユーザIDに対して付与されたポイントの残高が対応付けられて管理される。
【0046】
本実施形態では、ポイント管理部340は、所定条件が満たされたユーザUに対してポイントを付与する。例えば、ポイント管理部340は、所定条件が満たされたユーザUに対して、ポイント付与の抽選を提供し、抽選結果に応じたポイントを付与する。「所定条件」は、例えば、サブスクリプションサービスの利用開始から所定日数が経過した場合や、前回の抽選から所定日数が経過した場合などである。
【0047】
(広告配信部)
広告配信部350は、サブスクリプションサービスにより貸し出される新商品(新機種)や新サービスの追加があった場合、新商品または新サービスに関する広告を配信する。広告配信部350は、例えば、サブスクリプションサービスを利用中のユーザUの端末装置400に上記広告を配信する。
【0048】
(記憶部)
記憶部390は、例えば、RAM、ROM、EEPROM、SSD、またはHDDなどの組み合わせにより実現される。記憶部390は、各種情報を記憶する。例えば、記憶部390は、契約情報DB391と、ポイント管理DB392を記憶する。
【0049】
<5.端末装置>
次に、端末装置400について説明する。
図7は、端末装置400の機能構成を示すブロック図である。端末装置400は、例えば、情報取得部410、表示制御部420、操作受付部430、情報送信部440、および記憶部490を有する。
【0050】
情報取得部410、表示制御部420、操作受付部430、および情報送信部440は、端末装置400に搭載されたCPUのような1つ以上のハードウェアプロセッサがアプリケーションプログラムPを実行することにより実現される。言い換えると、情報取得部410、表示制御部420、操作受付部430、および情報送信部440は、家電管理アプリAPPに含まれるソフトウェア機能部である。
【0051】
(情報取得部)
情報取得部410は、機器管理サーバ200またはサービス管理サーバ300と通信を行うことで、機器管理サーバ200またはサービス管理サーバ300から各種情報を取得する。例えば、情報取得部410は、家電機器100の最新状態を示す情報、または家電機器100遠隔操作を行うための情報を機器管理サーバ200から取得する。また、情報取得部410は、貸出家電機器100Sのサブスクリプションサービスに関する情報をサービス管理サーバ300から取得する。
【0052】
例えば、情報取得部410は、機器管理サーバ200から種々の通知を取得するとともに、サービス管理サーバ300から種々の通知を取得する。機器管理サーバ200から取得する通知は、家電機器100の状態(例えば動作状態)または不具合(エラー)に関する通知である。機器管理サーバ200から取得する通知は、例えば、購入家電機器100Kの状態または不具合に関する通知と、貸出家電機器100Sの状態または不具合に関する通知とを含む。一方で、サービス管理サーバ300から取得する通知は、サブスクリプションサービスに関する通知である。例えば、サービス管理サーバ300から取得する通知は、残りの貸出有効期間や契約内容の変更など、サブスクリプションサービスの契約に関する通知である。情報取得部410は、取得した通知を、記憶部490に記憶される通知情報492の一部として記憶する。
【0053】
(表示制御部)
表示制御部420は、端末装置400の表示装置401を制御することで、表示装置401の表示画面401aに表示される内容を制御する。例えば、以下に説明する表示画面401aに関する表示は、表示制御部420によって実現される。表示制御部420によって実現される表示については、詳しく後述する。
【0054】
操作受付部430は、家電管理アプリAPPに関連して入力装置402に対して行われるユーザUの操作を受け付ける。例えば、以下に説明する表示画面401aに表示される各種操作部に対するユーザUの操作は、操作受付部430によって受け付けられる。
【0055】
情報送信部440は、操作受付部430による受け付けられた各種操作に応じた情報または信号を、機器管理サーバ200またはサービス管理サーバ300に送信する。例えば、情報送信部440は、操作受付部430による受け付けられた家電機器100の遠隔操作の要求を機器管理サーバ200に送信する。
【0056】
(記憶部)
記憶部490は、例えば、RAM、ROM、EEPROM、またはSSDなどの組み合わせにより実現される。記憶部490は、各種情報を記憶する。例えば、記憶部490は、アプリケーションプログラムPと、利用機器情報491と、通知情報492とを記憶する。
【0057】
図8は、利用機器情報491の内容の一例を示す図である。利用機器情報491は、ユーザUが利用可能である各家電機器100が、購入家電機器100Kであるか、貸出家電機器100Sであるかを示す情報である。利用機器情報491は、機器管理サーバ200から機器登録DBに登録された情報が情報取得部410により取得されることで生成され、記憶部490に記憶されている。
【0058】
図9は、通知情報492の内容の一例を示す図である。通知情報492は、過去に取得された通知として、購入家電機器100Kに関する複数の通知N1と、貸出家電機器100Sに関する複数の通知N2とを含む。購入家電機器100Kに関する通知N1は、例えば、機器管理サーバ200から取得された通知である。貸出家電機器100Sに関する通知N2は、例えば、機器管理サーバ200から取得された通知(貸出家電機器100Sの状態または不具合に関する通知など)と、サービス管理サーバ300から取得された通知(貸出家電機器100Sの契約に関する通知など)とを含む。以下では、通知N1と通知N2とを区別しない場合、単に「通知N」と称する。各通知Nは、受信時刻、通知内容、当該通知Nが関係する家電機器100の種類、および当該通知Nがサブスクリプションサービスに関係するか否かを示す情報を含む。これら通知情報492に記憶される情報は、例えば受信時刻を除いて、機器管理サーバ200またはサービス管理サーバ300により予め付加されて通知Nの一部として受信される。
【0059】
<6.表示制御部による表示内容>
次に、表示制御部420による表示内容について説明する。以下に説明する表示内容は、特段の説明がない限り表示制御部420の処理によって実現される。以下の説明で「操作部」とは、表示画面401aに表示される操作部であって、特定の機能を呼び出すためにその機能が割り当てられたファンクションキーである。なお、以下に説明する機能または動作は、全てが1つの実施形態で実現される必要はなく、1つ以上の機能または動作が個別に実現されてもよい。
【0060】
<6.1 ホーム画面における操作部の表示>
まず、ホーム画面D1における操作部B1の表示について説明する。
図10は、端末装置400の表示画面401aに表示される表示内容の一例を示す図である。図10に示される画面は、例えば、家電管理アプリAPPのホーム画面(トップ画面)D1である。「ホーム画面」とは、家電管理アプリAPPの操作画面として最初に表示される画面である。
【0061】
本実施形態では、表示制御部420は、ホーム画面D1に、それぞれ家電機器100を操作するための操作部B1の一覧を表示させる。本実施形態では、表示制御部420は、ユーザUが利用可能な家電機器100として1つ以上(例えば複数)の購入家電機器100Kが存在する場合、操作部B1としてそれぞれ購入家電機器100Kを操作するための1つ以上(例えば複数)の操作部B1aを第1態様(第1表示態様)で表示させる(図9中の(a)参照)。一方で、表示制御部420は、ユーザUが利用可能な家電機器100として1つ以上(例えば複数)の貸出家電機器100Sが存在する場合、操作部B1としてそれぞれ貸出家電機器100Sを操作するための1つ以上(例えば複数)の操作部B1bを第2態様(第2表示態様)で表示させる(図9中の(b)参照)。
【0062】
本実施形態では、表示制御部420は、ユーザUが利用可能な家電機器100として、1つ以上(例えば複数の)の購入家電機器100Kと、1つ以上(例えば複数)の貸出家電機器100Sとの両方が存在する場合、操作部B1として、それぞれ購入家電機器100Kを操作するための1つ以上(例えば複数)の操作部B1aを第1態様(第1表示態様)で表示させるとともに、同じ画面に、それぞれ貸出家電機器100Sを操作するための1つ以上(例えば複数)の操作部B1bを第2態様(第2表示態様)で表示させる(図9中の(c)参照)。
【0063】
なお、ホーム画面D1において、操作部B1aおよび操作部B1bの位置および並び順は、操作受付部430に対するユーザUによって変更可能である。例えば、複数の操作部B1aの間に1つ以上の操作部B1bが表示されてもよい。また、複数の操作部B1bの間に1つ以上の操作部B1aが表示されてもよい。
【0064】
操作部B1aは、「購入家電機器100Kに関する第1表示」の一例である。操作部B1aは、例えば、購入家電機器100Kに関する画面に遷移するための操作用の表示である。操作部B1aは、購入家電機器100Kの種類に対応する図柄を含む絵表示(アイコン)である。図9に示す例では、操作部B1aは、購入家電機器100Kの種類である「エアコン」に対応する図柄を含む。
【0065】
操作部B1bは、「貸出家電機器100Sに関する第2表示」の一例である。操作部B1bは、例えば、貸出家電機器100Sに関する画面に遷移するための操作用の表示である。操作部B1bは、貸出家電機器100Sの種類に対応する図柄を含む絵表示(アイコン)である。図9に示す例では、操作部B1bは、貸出家電機器100Sの種類である「エアコン」に対応する図柄を含む。
【0066】
本実施形態では、第1態様と第2態様とは、絵表示(アイコン)の色が異なる。例えば、第1態様と第2態様とは、絵表示(アイコン)に含まれる図柄の背景色が異なる。
【0067】
本実施形態では、表示制御部420は、例えば、利用機器DB491に基づき、購入家電機器100Kと貸出家電機器100Sとを区別して認識し、購入家電機器100Kに関する操作部B1aを第1態様で表示し、貸出家電機器100Sに関する操作部B1bを第2態様で表示する。
【0068】
なお、表示制御部420は、上記例に代えて/加えて、ホーム画面D1を表示させる際に機器管理サーバ200に問い合わせを行い、機器管理サーバ200から受信する情報に含まれる識別子(上述した第1識別子または第2識別子)に基づき、購入家電機器100Kと貸出家電機器100Sとを区別して認識し、購入家電機器100Kに関する操作部B1aを第1態様で表示し、貸出家電機器100Sに関する操作部B1bを第2態様で表示してもよい。利用機器DB491に代えて、機器管理サーバ200から受信する情報に含まれる識別子(上述した第1識別子または第2識別子)に基づき、購入家電機器100Kと貸出家電機器100Sとを区別して認識してもよいことは、以下に説明する表示制御部420に関する他の機能または動作についても同様である。
【0069】
本出願で「家電機器100を操作するための操作部」とは、家電機器100を直接に操作する操作部に限定されず、家電機器100を操作可能な操作画面に遷移するための操作部でもよい。本実施形態では、操作部B1がユーザUによって操作(例えばタップ)されると、操作された操作部B1に対応する家電機器100の個別操作画面D2(家電機器100ごとに分かれた操作画面)に遷移する。
【0070】
図11は、家電機器100を操作可能な個別操作画面D2の一例を示す図である。個別操作画面D2では、家電機器100を操作可能な1つ以上の操作部B2が表示される。例えば、図11は、操作部B1aに対応する個別操作画面D2aを示す。操作部B1aに対応する個別操作画面D2aは、例えば、ホーム画面D1において操作部B1aが操作(例えばタップ)されることで、ホーム画面D1から遷移して表示される。
【0071】
図12は、第1態様および第2態様の別の例を示す図である。例えば、第1態様と第2態様とは、絵表示(アイコン)の色が2種類で異なることに代えて/加えて、絵表示(アイコン)の色が3種類以上で異なってもよく(図12中の(a)参照)、絵表示(アイコン)に含まれる文字の色が異なってもよい(図12中の(b)参照)。例えば、図12中の(a)に示す例では、貸出家電機器100Sに関する操作部B1bが、家電機器100の種類または家電機器100の状況に応じて2種類以上に色分けされている。また、図12中の(b)に示す例では、第1態様と第2態様とで操作部B1に含まれる文字(例えば家電機器100の種類を示す文字)の色が異なる。なお、第1態様と第2態様とで操作部B1に含まれる記号の色が異なってもよい。
【0072】
図13は、第1態様および第2態様のさらに別の例を示す図である。例えば、第1態様と第2態様とは、絵表示(アイコン)の色が2種類で異なることに代えて/加えて、絵表示(アイコン)に付加される文字あるいは記号が異なる。例えば、図13中の(a)~(c)に示す例では、貸出家電機器100Sに関する操作部B1bに「サブスクリプションサービス」を示す文字あるいは記号が付加される。
【0073】
<6.2 契約情報に関する操作部の表示>
次に、契約情報AGに関する操作部B3の表示について説明する。
本実施形態では、表示制御部420は、貸出家電機器100Sに関する1つ以上の画面に、貸出家電機器100Sに関する契約情報AGを示す画面に遷移するための操作部B3を表示させる。
【0074】
図14は、貸出家電機器100Sを操作可能な個別操作画面D2の一例を示す図である。例えば、図14は、操作部B1bに対応する個別操作画面D2bを示す。個別操作画面D2bは、例えば、ホーム画面D1において操作部B1bが操作(例えばタップ)されることで、ホーム画面D1から遷移して表示される。個別操作画面D2bには、貸出家電機器100Sを操作するための1つ以上の操作部B2が表示される。
【0075】
本実施形態では、表示制御部420は、個別操作画面D2に、貸出家電機器100Sに関する契約情報AGを示す画面に遷移するための操作部B3を表示させる。例えば、表示制御部420は、個別操作画面D2において、貸出家電機器100Sの状態が表示される領域A1に操作部B3を表示させる(図14中の(a)参照)。これに代えて、表示制御部420は、個別操作画面D2において、家電機器100の設定項目を選択するための操作部B4が表示される領域A2に操作部B3を表示させてもよい(図14中の(b)参照)。
【0076】
本実施形態では、表示制御部420は、例えば、利用機器DB491に基づき、購入家電機器100Kと貸出家電機器100Sとを区別して認識する。そして、表示制御部420は、購入家電機器100Kに関する操作部B1aが操作された場合は、操作部B3を含まない個別操作画面D2a(図11参照)を表示させ、貸出家電機器100Sに関する操作部B1bが操作された場合は、操作部B3を含む個別操作画面D2b(図14参照)を表示させる。
【0077】
本実施形態では、操作受付部430は、ユーザUにより操作部B3が操作(例えばタップ)されたことが検知された場合、契約情報AGを端末装置400に送信させるための送信要求をサービス管理サーバ300に送信する。サービス管理サーバ300は、上記送信要求を受信した場合、上記送信要求に対する応答として、契約情報AGを端末装置400に送信する。表示制御部420は、サービス管理サーバ300から契約情報AGを受信する場合、個別操作画面D2を、契約情報AGを表示させるための別画面に遷移させ、遷移させた画面に契約情報AGを表示させる。
【0078】
図15は、いくつか別の画面例を示す図である。本実施形態では、表示制御部420は、サービス一覧を示すサービス一覧画面D3において、利用するサービスを選択するための操作部B4の一覧が表示する(図15中の(a)参照)。操作部B4は、例えば、食材管理(食材の在庫管理)、レシピの検索、家電機器100のおすすめの活用術の提案、または家電機器100を用いた見守りなどに関するサービスの詳細画面に遷移するための操作部である。そして、表示制御部420は、利用機器DB491に基づき、貸出家電機器100Sが存在する場合、サービス一覧画面D3において、1つ以上の操作部B4と並べて、上述した操作部B3(すなわち契約情報AGを示す画面に遷移するための操作部B3)を表示させる(図15中の(a)参照)。
【0079】
操作受付部430は、ユーザUにより操作部B3が操作(例えばタップ)されたことが検知された場合、契約情報AGを端末装置400に送信させるための送信要求をサービス管理サーバ300に送信する。一方で、表示制御部420は、利用機器DB491に基づき、貸出家電機器100Sが存在しない場合、サービス一覧画面D3には操作部B3を表示しない。
【0080】
また本実施形態では、表示制御部420は、複数の家電機器100に関して共通する1つ以上の画面に、サブスクリプションに関する設定画面に遷移するための操作部B7を表示させる。例えば、表示制御部420は、操作対象のメニューの一覧を示すメニュー画面D4において、ユーザUのユーザID(ユーザアカウント)の設定や、お知らせの確認などの別画面に遷移するための複数の操作部B5を表示する。そして、表示制御部420は、利用機器DB491に基づき、貸出家電機器100Sが存在する場合、メニュー画面D4において、1つ以上の操作部B5と並べて、契約情報AGを変更または更新する画面に遷移するための操作部B7を表示させる(図15中の(b)参照)。
【0081】
操作受付部430は、ユーザUにより操作部B7が操作(例えばタップ)されたことが検知された場合、契約情報AGを変更または更新する画面を表示させるための要求をサービス管理サーバ300に送信する。一方で、表示制御部420は、利用機器DB491に基づき、貸出家電機器100Sが存在しない場合、メニュー画面D4には操作部B7を表示しない。
【0082】
また本実施形態では、表示制御部420は、設定項目の一覧を示す設定画面D5において、家電機器100に関する部品の設定や消耗品を購入するための別画面に遷移するための複数の操作部B6を表示する。そして、表示制御部420は、利用機器DB491に基づき、貸出家電機器100Sが存在する場合、設定画面D5において、1つ以上の操作部B6と並べて、契約情報AGを変更または更新する画面に遷移するための操作部B7を表示させる(図15中の(c)参照)。
【0083】
操作受付部430は、ユーザUにより操作部B7が操作(例えばタップ)されたことが検知された場合、契約情報AGを変更または更新する画面を表示させるための要求をサービス管理サーバ300に送信する。一方で、表示制御部420は、利用機器DB491に基づき、貸出家電機器100Sが存在しない場合、設定画面D5には操作部B7を表示しない。
【0084】
<6.3 編集画面における表示>
図16は、設定内容の変更を行う家電機器100を選択可能な選択画面D6の一例を示す図である。図16は、図15に示す操作部B5aが操作された場合にメニュー画面D4から遷移して表示される。
【0085】
本実施形態では、表示制御部420は、選択画面D6において、第1表示領域A2a、第2表示領域A2b、および第3表示領域A2cを分けて表示する。第1表示領域A2aには、購入家電機器100Kであって、ユーザU自身によって機器登録が行われた家電機器100を選択するための1つ以上の操作部B8aが表示される。第2表示領域A2bには、購入家電機器100Kであって、ユーザUにより共有登録が行われた家電機器100を選択するための1つ以上の操作部B8bが表示される。第3表示領域A2cには、貸出家電機器100Sである家電機器100を選択するための1つ以上の操作部B8cが表示される。
【0086】
<6.4 機器登録削除に関する操作部の表示>
次に、機器登録削除に関する操作部B10の表示について説明する。
本実施形態では、表示制御部420は、購入家電機器100Kに関する画面に、購入家電機器100Kの機器登録を削除するための操作部B10を表示させる。表示制御部420は、貸出家電機器100Sに関する上記画面に、貸出家電機器100Sの機器登録を削除するための操作部B10を表示させない、または利用不可の態様で表示させる。以下、この内容の一例について詳しく説明する。
【0087】
(機器登録の削除)
図17は、家電機器100に関する設定変更が可能な設定画面D7の一例を示す図である。例えば、図17は、図16に示す操作部B8aまたは操作部B8cが操作された場合に選択画面D6から遷移して表示される。設定画面D7は、表示領域A3と、操作部B9aと、操作部B9bとを含む。
【0088】
表示領域A3には、家電機器100の種類、ネットワークNWへの接続日、型式(型名)、および製造番号などを示す情報が表示される。操作部B9aは、型式(型名)および製造番号など取得するために製品に付された二次元バーコードを読み込むための操作部である。操作部B9bは、家電機器100に対して任意に付ける名前および設定場所についてユーザUの入力を受け付けるための操作部である。
【0089】
本実施形態では、表示制御部420は、例えば、利用機器DB491に基づき、購入家電機器100Kと貸出家電機器100Sとを区別して認識する。そして、表示制御部420は、購入家電機器100Kに関する設定画面D7(設定画面D7a)を表示させる場合、ユーザUによる機器登録の削除を受け付けるための操作部B10を設定画面D7に表示させる(図17中の(a)参照)。
【0090】
一方で、表示制御部420は、貸出家電機器100Sに関する設定画面D7(設定画面D7b)を表示させる場合、ユーザUによる機器登録の削除を受け付けるための操作部B10を表示させず、貸出家電機器100Sに関する機器登録の削除を行うことはできない旨を示す表示M1を設定画面D7に表示させる(図17中の(b)参照)。これに代えて、表示制御部420は、貸出家電機器100Sに関する設定画面D7(設定画面D7b)を表示させる場合、ユーザUによる機器登録の削除を受け付けるための操作部B10を、利用不可の態様(例えばグレーアウトした態様)で表示させてもよい(図17中の(b´)参照)。
【0091】
(共有登録の削除)
図18は、共有登録された家電機器100に関する設定変更が可能な設定画面D8の一例を示す図である。例えば、図18は、共有登録された家電機器100に関して図16に示す操作部B8bまたは操作部B8cが操作された場合に選択画面D6から遷移して表示される。設定画面D8は、表示領域A4を含む。表示領域A4は、家電機器100の種類、ネットワークNWへの接続日、型式(型名)、製造番号、および代表ユーザによって登録された家電機器の名前や設置場所などを示す情報が表示される。
【0092】
本実施形態では、表示制御部420は、例えば、利用機器DB491に基づき、購入家電機器100Kと貸出家電機器100Sとを区別して認識する。そして、表示制御部420は、購入家電機器100Kに関する設定画面D8(設定画面D8a)を表示させる場合、ユーザUによる共有登録の削除を受け付けるための操作部B11を設定画面D7に表示させる(図18中の(a)参照)。
【0093】
一方で、表示制御部420は、貸出家電機器100Sに関する設定画面D8(設定画面D8b)を表示させる場合、ユーザUによる共有登録の削除を受け付けるための操作部B11を表示させず、貸出家電機器100Sに関する共有登録の削除を行うことはできない旨を示す表示M2を設定画面D8に表示させる(図18中の(b)参照)。これに代えて、表示制御部420は、貸出家電機器100Sに関する設定画面D8(設定画面D8b)を表示させる場合、ユーザUによる共有登録の削除を受け付けるための操作部B11を、利用不可の態様(例えばグレーアウトした態様)で表示させてもよい(図18中の(b´)参照)。
【0094】
<6.5 通知の選別(フィルタリング)>
次に、通知Nの選別(フィルタリング)について説明する。
本実施形態では、操作受付部430は、1つ以上の購入家電機器100Kに関する複数の通知N1と、1つ以上の貸出家電機器100Sに関する複数の通知N2とを含む複数の通知Nを端末装置400が外部から受信した場合、受信した複数の通知Nのなかから複数の通知N2を選別して表示させる操作を受け付け可能である。
【0095】
図19は、通知の一覧が表示される通知一覧画面D9の内容の一例を示す図である。表示制御部420は、通知情報492に基づき、通知一覧画面D9において、購入家電機器100Kに関する複数の通知N1と、貸出家電機器100Sに関する複数の通知N2とを、受信時刻順に表示する(図19中の(a)参照)。言い換えると、購入家電機器100Kに関する複数の通知N1と、貸出家電機器100Sに関する複数の通知N2とが同じ画面に一括して表示される。
【0096】
また、表示制御部420は、操作受付部430によりユーザUの所定の操作が検知された場合、複数の通知Nのなかから目的の通知を選別して表示させるための選択画面D10を表示させる(図19中の(b)参照)。本実施形態では、表示制御部420は、選択画面D10に、操作部B12a、操作部B12b、操作部B12c、および操作部B12dを表示させる。
【0097】
操作部B12aは、全ての通知Nを表示させる場合に操作(選択操作)されるための操作部である。操作部B12bは、全ての通知Nのなかから個別の購入家電機器100Kに関する通知N1を選別して表示させる場合に操作(選択操作)されるための操作部である。操作部B12cは、全ての通知Nのなかから個別の貸出家電機器100Sに関する通知N2を選別して表示させる場合に操作(選択操作)されるための操作部である。操作部B12dは、全ての通知Nのなかから全ての貸出家電機器100Sに関する通知N2を選別して表示させる場合に操作(選択操作)されるための操作部である。
【0098】
表示制御部420は、操作部B12aに対する操作が操作受付部430により検知された場合、全ての通知Nを通知一覧画面D9表示させる。表示制御部420は、操作部B12bに対する操作が操作受付部430により検知された場合、選択された個別の購入家電機器100Kに関する通知N1を選別して通知一覧画面D9に表示させる。表示制御部420は、操作部B12cに対する操作が操作受付部430により検知された場合、選択された個別の貸出家電機器100Sに関する通知N2を選別して通知一覧画面D9に表示させる。表示制御部420は、操作部B12dに対する操作が操作受付部430により検知された場合、全ての貸出家電機器100Sに関する通知N2を選別して通知一覧画面D9に表示させる。
【0099】
なお上記に代えて、操作部B12dは、全ての通知Nのなかから、全ての貸出家電機器100Sに関する通知N2であって契約に関する通知(サービス管理サーバ300から取得された通知)を選別して表示させる場合に操作(選択操作)されるための操作部であってもよい。すなわち、表示制御部420は、操作部B12dが操作された場合、通知情報492に含まれる全ての通知Nのなかから、サービス管理サーバ300から取得された全ての通知を選別して表示してもよい。
【0100】
(変形例)
1つの変形例では、表示制御部420は、操作部B12bに対する操作が操作受付部430により検知された場合、選択された個別の購入家電機器100Kに関する通知N1に加え、全ての貸出家電機器100Sに関する通知N2を通知一覧画面D9に表示してもよい。または、表示制御部420は、操作部B12bに対する操作が操作受付部430により検知された場合、選択された個別の購入家電機器100Kに関する通知N1に加え、全ての貸出家電機器100Sに関する通知N2のなかで契約に関する通知(サービス管理サーバ300から取得された通知)を通知一覧画面D9に表示してもよい。
【0101】
また、表示制御部420は、操作部B12cに対する操作が操作受付部430により検知された場合、選択された個別の貸出家電機器100Sに関する通知N2(貸出家電機器100Sに関する機器の状態や不具合および契約に関する通知)に加え、全ての貸出家電機器100Sに関する通知N2のなかで契約に関する通知(サービス管理サーバ300から取得された通知)を通知一覧画面D9に表示してもよい。このような構成によれば、通知N1と比べて重要度が高い場合が多い通知N2に対してユーザUが気付く機会を増やすことができる。
【0102】
<6.6 保守依頼の操作部の表示>
次に、保守依頼の操作部B13,B14の表示について説明する。
本実施形態では、表示制御部420は、貸出家電機器100Sに関する1つ以上の画面に、貸出家電機器100Sの保守を依頼するための画面に遷移するための操作部B13を表示させる。
【0103】
図20は、貸出家電機器100Sを操作可能な個別操作画面D2bの一例および設定項目の一覧を示す設定画面D5の一例を示す図である。本実施形態では、表示制御部420は、保守依頼を行うための操作部B13を個別操作画面D2bに表示されてもよい(図20中の(a)参照)。また表示制御部420は、上記例に代えて/加えて、保守依頼を行うための操作部B13を、設定画面D5に表示させてもよい(図20中の(b)参照)。
【0104】
ユーザUによる操作部B13に対する操作が操作受付部430により受け付けられた場合、家電管理アプリAPPは、所定の信号をサービス管理サーバ300に送信する。サービス管理サーバ300の保守依頼受付部330は、上記所定の信号を端末装置400から受信する場合、端末装置400に所定の通知を行うことで端末装置400の表示画面401aを介してユーザUに1つ以上の質問を行い、保守に関する内容(保守内容およびユーザU宅へのサービス業者の訪問予定日)などをユーザUに提案する。
【0105】
<6.7 新機種の登場に関する通知>
次に、新機種の登場に関する通知について説明する。
本実施形態では、表示制御部420は、貸出家電機器100Sの新機種の登場を示す通知N3を端末装置400が外部(例えばサービス管理サーバ300)から受信した場合、通知N3を表示画面401aに表示させる。
【0106】
図21は、表示画面401aに表示される通知N3の一例を示す図である。表示制御部420は、例えば、家電管理アプリAPPが起動されている状態で通知N3が受信された場合、家電管理アプリAPPに関する画面DAに、例えばポップアップにより通知N3を表示させる。一方で、端末装置400は、家電管理アプリAPPが起動されていない状態で通知N3が受信された場合、家電管理アプリAPPとは異なる画面DBに、例えばプッシュメッセージにより通知N3を表示させる。
【0107】
<6.8 残りの利用可能日数に関する案内>
本実施形態では、表示制御部420は、サービス管理サーバ300から受信する情報に基づき、貸出家電機器100Sに関して所定条件が満たされた場合、ユーザUの操作を伴わずに、貸出家電機器100Sの残りの利用可能日数を示す案内(例えば通知N4)を表示する。「所定条件」は、例えば、貸出家電機器100Sの残りの利用可能日数が所定日数未満になった場合、またはサブスクリプションサービスの契約が更新された場合などである。
【0108】
図22は、表示画面401aに表示される通知N4の一例を示す図である。表示制御部420は、例えば、残りの貸出有効期間を示す通知N4が受信された場合、家電管理アプリAPPに関する画面DAに、例えばポップアップにより通知N4を表示させる。貸出有効期間は、「利用可能日数」の一例である。
【0109】
(変形例)
表示制御部420は、サービス管理サーバ300から受信する情報に基づき、貸出家電機器100Sに関して所定条件が満たされた場合(例えば、貸出家電機器100Sの残りの利用可能日数が所定日数未満になった場合)、通知N4を表示することに代えて/加えて、ホーム画面D1において、貸出家電機器100Sに関する操作部B1bを、上記第1態様および第2態様とは異なる第3態様で表示してもよい。第3態様は、第1態様および第2態様に対して、絵表示の色、絵表示に含まれる文字の色、または絵表示に付加される文字あるいは記号が異なる。このような構成でも、ユーザUは、貸出家電機器100Sの残りの利用可能日数が所定日数未満になったことを容易に知ることができる。
【0110】
<6.9 広告およびポイント取得に関する案内>
次に、広告およびポイント獲得に関する案内について説明する。本実施形態では、表示制御部420は、貸出家電機器100Sの機器登録があることに応じて、広告または料金支払いに利用可能な点数(ポイント)の取得に関する情報を表示させる。
【0111】
図23は、表示画面401aに表示される操作部B14および操作部B15の一例を示す図である。表示制御部420は、利用機器DB491に基づき、購入家電機器100Kと貸出家電機器100Sとを区別して認識し、貸出家電機器100Sが存在する場合、操作部B14を表示させる。操作部B14は、サービス管理サーバ300の広告配信部350により配信される広告を見るために操作される操作部である。
【0112】
また、表示制御部420は、貸出家電機器100Sが存在する場合であって、所定条件が満たされた場合、操作部B15を表示させる。操作部B15は、サービス管理サーバ300のポイント管理部340が提供する抽選を通じてポイントを取得するための操作部である。
【0113】
<7.利点>
本実施形態では、表示制御部420は、購入または譲渡により利用可能である第1家電機器(例えば購入家電機器100K)に関する第1表示と、期間ごとの料金支払いに基づく貸し出しにより利用可能である第2家電機器(例えば貸出家電機器100S)に関する第2表示とを端末装置400の表示画面401aに表示させる場合に、上記第1表示を第1態様で表示させ、上記第2表示を第1態様とは異なる第2態様で表示させる。このような構成によれば、ユーザUは、どの家電機器100が第1家電機器であり、どの家電機器100が第2家電機器であるか容易に認識することができる。これにより、ユーザUの利便性の向上を図ることができる。
【0114】
本実施形態では、上記第1表示は、第1家電機器に関する画面に遷移するための操作用の表示である。上記第2表示は、前記第2家電機器に関する画面に遷移するための操作用の表示である。このような構成によれば、家電機器に関する操作部の表示を利用して、どの家電機器100が第1家電機器であり、どの家電機器100が第2家電機器であるかを容易に示すことができる。これにより、ユーザUの利便性のさらなる向上を図ることができる。
【0115】
本実施形態では、上記第1表示は、第1家電機器の種類に対応する図柄を含む絵表示である。上記第2表示は、第2家電機器の種類に対応する図柄を含む絵表示である。上記第1態様と上記第2態様とは、絵表示の色、絵表示に含まれる文字あるは記号の色、または絵表示に付加される文字あるいは記号が異なる。このような構成によれば、家電機器100を示す絵表示(アイコン)を利用して、どの家電機器100が第1家電機器であり、どの家電機器100が第2家電機器であるかを容易に示すことができる。これにより、ユーザUの利便性のさらなる向上を図ることができる。
【0116】
本実施形態では、表示制御部420は、第2家電機器に関する1つ以上の画面に、第2家電機器に関する契約情報AGを示す画面に遷移するための操作部B3または操作部B7を表示させる。このような構成によれば、ユーザUは、サブスクリプションサービスに関する契約情報AGを確認したい場合に、操作部B3または操作部B7を利用して契約情報AGを容易に確認することができる。これにより、ユーザUの利便性のさらなる向上を図ることができる。
【0117】
本実施形態では、表示制御部420は、第1家電機器に関する画面に、第1家電機器の機器登録を削除するための操作部B10を表示させる。表示制御部420は、第2家電機器に関する上記画面に、第2家電機器の機器登録を削除するための操作部を表示させない、または利用不可の態様で表示させる。このような構成によれば、ユーザUによって第2家電機器に関する機器登録が誤って削除されたり、変更されたりすることを抑制することができる。
【0118】
本実施形態では、操作受付部430は、1つ以上の第1家電機器に関する複数の第1通知N1と、1つ以上の第2家電機器に関する複数の第2通知N2とを端末装置400が外部から受信した場合、受信した複数の通知Nのなかから複数の第2通知N2を選別して表示させる操作を受け付け可能である。このような構成によれば、第2家電機器に関する第2通知N2を選別して表示させることができる。このため、第1通知N1と比べて内容が重要であることが多い第2通知N2に対するユーザUの見落としを抑制することができる。
【0119】
本実施形態では、表示制御部420は、第2家電機器に関する1つ以上の画面に、第2家電機器の保守を依頼するための画面に遷移するための操作部B13を表示させる。このような構成によれば、操作部B13を利用して第2家電機器の保守を容易に依頼することができる。これにより、ユーザUの利便性のさらなる向上を図ることができる。
【0120】
本実施形態では、表示制御部420は、第2家電機器の新機種の登場を示す通知を端末装置400が外部から受信した場合、上記通知を表示画面401aに表示させる。このような構成によれば、家電機器100の借り換え(交換)が可能であるサブスクリプションサービスにおいて家電機器100を新機種に借り換える機会を増やすことができる。これにより、ユーザUの利便性のさらなる向上を図ることができる。
【0121】
本実施形態では、表示制御部420は、第2家電機器に関して所定条件が満たされた場合、ユーザUの操作を伴わずに、第2家電機器の残りの利用可能日数を示す案内を表示する。このような構成によれば、ユーザUは、第2家電機器の残りの利用可能日数を容易に知ることができる。これにより、ユーザUの利便性のさらなる向上を図ることができる。
【0122】
本実施形態では、表示制御部420は、第2家電機器の機器登録があることに応じて、広告または料金支払いに利用可能なポイントの取得に関する情報を表示させる。このような構成によれば、ユーザUは、サブスクリプションサービスに関する広告またはポイントの取得機会を容易に知ることができる。これにより、ユーザUの利便性のさらなる向上を図ることができる。
【0123】
本実施形態では、表示制御部420は、複数の家電機器100に関して共通する1つ以上の画面に、上記貸し出しに関する設定画面に遷移するための操作部B7を表示させる。このような構成によれば、ユーザUは、操作部B7を利用することで、貸し出しに関する設定画面に容易にアクセスすることができる。これにより、ユーザUの利便性のさらなる向上を図ることができる。
【0124】
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、情報処理システムの表示制御部は、購入または譲渡により利用可能である第1家電機器を示す第1表示と、期間ごとの料金支払いに基づく貸し出しにより利用可能である第2家電機器を示す第2表示とを端末装置の表示画面に表示させる場合に、第1表示を第1態様で表示させ、第2表示を前記第1態様とは異なる第2態様で表示させる。このような構成によれば、利便性の向上を図ることができる。
【0125】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
【符号の説明】
【0126】
100…家電機器、100K…購入家電機器(第1家電機器)、100S…貸出家電機器(第2家電機器)、200…機器管理サーバ、300…サービス管理サーバ、400…端末装置、401a…表示画面、410…情報取得部、420…表示制御部、430…操作受付部。
図1
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