(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024053838
(43)【公開日】2024-04-16
(54)【発明の名称】行動証明システム、行動証明方法、サーバ装置、及びプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240409BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】未請求
【請求項の数】10
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022160286
(22)【出願日】2022-10-04
(71)【出願人】
【識別番号】522246016
【氏名又は名称】株式会社プレイシンク
(74)【代理人】
【識別番号】110004277
【氏名又は名称】弁理士法人そらおと
(74)【代理人】
【識別番号】100130982
【弁理士】
【氏名又は名称】黒瀬 泰之
(72)【発明者】
【氏名】鵜川 太郎
(72)【発明者】
【氏名】大橋 寛史
(72)【発明者】
【氏名】西窪 洋平
【テーマコード(参考)】
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】統一された方式によりユーザーの様々な行動を証明できるようにする。
【解決手段】ユーザー端末及び行動証明サーバを有する行動証明システムである。ユーザー端末は、ユーザーによる所定の行動が検出されたことに応じて、該行動を特定する認証情報を含む非代替性トークン発行要求を行動証明サーバに対して送信する(ステップS4)。行動証明サーバは、ユーザー端末から上記非代替性トークン発行要求を受信したことに応じて、上記認証情報の少なくとも一部を含む非代替性トークンを発行する(ステップS6~S9、S10~S13)。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザー端末及びサーバ装置を有する行動証明システムであって、
前記ユーザー端末は、ユーザーによる所定の行動が検出されたことに応じて、該行動を特定する認証情報を含む非代替性トークン発行要求を前記サーバ装置に対して送信し、
前記サーバ装置は、前記非代替性トークン発行要求を受信したことに応じて、前記認証情報の少なくとも一部を含む非代替性トークンを発行する、
行動証明システム。
【請求項2】
前記ユーザー端末は、前記ユーザーによる所定の行動が検出されたことに応じて、前記ユーザー端末の位置、現在時刻、前記ユーザーを識別するユーザー識別情報のうちの少なくとも1つを示す付加情報を取得し、
前記非代替性トークン発行要求及び前記非代替性トークンはそれぞれ前記付加情報の少なくとも一部をさらに含む、
請求項1に記載の行動証明システム。
【請求項3】
前記ユーザー端末は、前記ユーザーに対する特典の付与を要求する特典付与要求を前記サーバ装置に対して送信し、
前記サーバ装置は、
前記特典付与要求を受信したことに応じて、前記ユーザーに対して発行された1以上の前記非代替性トークンを検索し、
検索された前記1以上の非代替性トークンに対応する特典を示す特典情報を前記ユーザー端末に対して送信する、
請求項2に記載の行動証明システム。
【請求項4】
前記ユーザー端末はマイクを有し、
前記所定の行動は、前記ユーザー端末の周囲で所定の音声が発生していたことを前記マイクにより検出することによって検出される、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の行動証明システム。
【請求項5】
前記ユーザー端末は近距離無線通信装置を有し、
前記所定の行動は、所定のビーコンを前記近距離無線通信装置により検出することによって検出される、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の行動証明システム。
【請求項6】
前記ユーザー端末は電子書籍を閲覧するためのリーダーアプリを実行可能に構成され、
前記所定の行動は、電子書籍の所定のページが表示されたことを前記リーダーアプリにより検出することによって検出される、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の行動証明システム。
【請求項7】
前記ユーザー端末はブラウザアプリを実行可能に構成され、
前記所定の行動は、ECサイト内の所定ページが表示されたことを前記ブラウザアプリにより検出することによって検出される、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の行動証明システム。
【請求項8】
ユーザー端末及びサーバ装置により実行される行動証明方法であって、
前記ユーザー端末が、ユーザーによる所定の行動が検出されたことに応じて、該行動を特定する認証情報を含む非代替性トークン発行要求を前記サーバ装置に対して送信するステップと、
前記サーバ装置が、前記非代替性トークン発行要求を受信したことに応じて、前記認証情報の少なくとも一部を含む非代替性トークンを発行するステップと、
を含む行動証明方法。
【請求項9】
ユーザーが実行した行動を特定する認証情報を含む非代替性トークン発行要求をユーザー端末から受信したことに応じて、前記認証情報の少なくとも一部を含む非代替性トークンを発行する、
サーバ装置。
【請求項10】
ユーザーが実行した行動を特定する認証情報を含む非代替性トークン発行要求をユーザー端末から受信したことに応じて、前記認証情報の少なくとも一部を含む非代替性トークンを発行する処理をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、行動証明システム、行動証明方法、サーバ装置、及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
放送の視聴に基づいて視聴者に様々な便益を提供するサービスが知られている。特許文献1には、この種のサービスを実現する技術の一例が開示されている。同文献に記載の技術では、放送受信機又は受信機能付きストレージ装置の中に、視聴証明を発行する機能を有する視聴証明発行部が設けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、放送の視聴を証明することしかできない。電子書籍を読了したこと、イベントに現地で参加したこと、店頭を訪れたこと、EC(Electronic Commerce)サイトで商品を購入したことなど、ユーザーの様々な行動を統一された方式により証明できればサービス提供者及びユーザーの両方にとって利便性は大きいと考えられるが、従来、そのような証明を行うことは不可能であった。
【0005】
したがって、本発明の目的の一つは、統一された方式によりユーザーの様々な行動を証明できる行動証明システム、行動証明方法、サーバ装置、及びプログラムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による行動証明システムは、ユーザー端末及びサーバ装置を有する行動証明システムであって、前記ユーザー端末は、ユーザーによる所定の行動が検出されたことに応じて、該行動を特定する認証情報を含む非代替性トークン発行要求を前記サーバ装置に対して送信し、前記サーバ装置は、前記非代替性トークン発行要求を受信したことに応じて、前記認証情報の少なくとも一部を含む非代替性トークンを発行する、行動証明システムである。
【0007】
本発明による行動証明方法は、ユーザー端末及びサーバ装置により実行される行動証明方法であって、前記ユーザー端末が、ユーザーによる所定の行動が検出されたことに応じて、該行動を特定する認証情報を含む非代替性トークン発行要求を前記サーバ装置に対して送信するステップと、前記サーバ装置が、前記非代替性トークン発行要求を受信したことに応じて、前記認証情報の少なくとも一部を含む非代替性トークンを発行するステップと、を含む行動証明方法である。
【0008】
本発明によるサーバ装置は、ユーザーが実行した行動を特定する認証情報を含む非代替性トークン発行要求をユーザー端末から受信したことに応じて、前記認証情報の少なくとも一部を含む非代替性トークンを発行する、サーバ装置である。
【0009】
本発明によるプログラムは、ユーザーが実行した行動を特定する認証情報を含む非代替性トークン発行要求をユーザー端末から受信したことに応じて、前記認証情報の少なくとも一部を含む非代替性トークンを発行する処理をコンピュータに実行させるためのプログラムである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、所定の行動の具体的な内容によらず、認証情報を含む非代替性トークンを行動証明として用いることができるので、統一された方式によりユーザーの様々な行動を証明することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本発明の実施の形態による行動証明システム1の構成を示す図である。
【
図2】ユーザー端末2、行動証明サーバ3、及び情報サーバ4のハードウェア構成の一例を示す図である。
【
図3】行動証明としてのNFTを発行するための処理を示すシーケンス図である。
【
図4】
図3のステップS1において実行される検出処理の具体的な例を示すシーケンス図である。
【
図5】行動証明としてのNFTの発行を受けたユーザーに対して特典を付与するための処理を示すシーケンス図である。
【
図6】NFT素材情報の転送を受けたユーザーに対してNFTを発行し、特典を付与する処理を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0013】
図1は、本実施の形態による行動証明システム1を含むシステムの構成を示す図である。行動証明システム1は、所定の行動をしたユーザーに対し、行動証明としての非代替性トークン(Non-Fungible Token。以下「NFT」という)を発行するとともに、行動に対する特典を付与する行動証明サービスを実現するためのシステムであり、同図に示すように、複数のユーザー端末2、行動証明サーバ3、複数の情報サーバ4、及び、複数のブロックチェーンネットワーク5がネットワーク6を介して相互に接続された構成を有している。典型的な例では、ネットワーク6はインターネットである。
【0014】
複数のユーザー端末2はそれぞれ、行動証明サービスのユーザーによって使用される端末であり、例えばスマートフォンによって構成される。ただし、タブレット端末やパーソナルコンピュータなど、スマートフォン以外のコンピュータによってユーザー端末2を構成することとしてもよい。
【0015】
ユーザー端末2は、ハードウェアとしてマイク2a及び近距離無線通信装置2bを有するとともに、後述するCPU101によって実行されるソフトウェアとして、通信アプリ2c、リーダーアプリ2d、ブラウザアプリ2eを有して構成される。これらの詳細については後述するが、ユーザー端末2は、これらのハードウェア及びソフトウェアを用いてユーザーによる所定の行動を検出した場合に、行動証明としてのNFTの発行を行動証明サーバ3に要求するとともに、行動に応じた特典を行動証明サーバ3から受け取る機能を有している。
【0016】
行動証明サーバ3は、行動証明サービスの提供者によって使用されるコンピュータであり、サーバ装置として機能する高性能コンピュータによって構成される。行動証明サーバ3は、ユーザー端末2からの要求に応じて行動証明としてのNFTを発行し、いずれかのブロックチェーンネットワーク5に記録(ミント)するとともに、各ブロックチェーンネットワーク5に記録されているNFTに応じて情報サーバ4から特典内容を取得し、取得した内容に応じた特典をユーザーに付与する役割を果たす。
【0017】
ユーザーは、行動証明サービスに予めユーザー登録した状態で、行動証明サービスを利用する。ユーザー登録をしようとするユーザーは、ユーザー端末2から行動証明サーバ3にアクセスし、行動証明サーバ3に予め記憶される登録画面を開く。そして、開いた登録画面に必要な情報を入力し、登録ボタンを押下することによってユーザー登録を実行する。ユーザーが登録ボタンを押下すると、行動証明サーバ3は、ユーザーに対して行動証明サーバ3にアクセスするための情報(例えば、ログインID及びパスワード)を発行し、登録画面において入力された情報とともに記憶することにより、ユーザー登録を完了する。
【0018】
複数の情報サーバ4はそれぞれ、ユーザーに対して各種の便益を提供するコンピュータであり、サーバ装置として機能する高性能コンピュータによって構成される。典型的な例では、情報サーバ4は、リアルな物品、NFTなどのデジタルデータ、チケットを含む各種の商品をユーザーに対して販売するECサイトを構成する。本実施の形態による情報サーバ4は、行動証明として発行されたNFT又はその組み合わせと、ユーザーに対して付与する特典とを対応付けて記憶し、ユーザーに対して発行された1以上のNFTを特定する行動証明サーバ3からの問い合わせに応じて、特典の内容を通知する役割を果たす。
【0019】
図2は、ユーザー端末2、行動証明サーバ3、及び情報サーバ4のハードウェア構成の一例を示す図である。ユーザー端末2、行動証明サーバ3、及び情報サーバ4はそれぞれ、図示した構成を有するコンピュータ100によって構成され得る。なお、行動証明サーバ3及び情報サーバ4を構成するコンピュータ100は、複数のコンピュータの結合によって構成されるコンピュータであってもよい。
【0020】
図2に示すように、コンピュータ100は、CPU(Central Processing Unit)101、記憶装置102、入力装置103、出力装置104、及び通信装置105がバス106を介して相互に接続された構成を有している。
【0021】
CPU101は、コンピュータ100の各部を制御するとともに、記憶装置102に記憶される各種のプログラムを読み出して実行する装置である。また、記憶装置102は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)などの主記憶装置と、ハードディスクなどの補助記憶装置とを含み、コンピュータ100のオペレーティングシステムや各種のアプリケーションを実行するための各種のプログラム、及び、これらのプログラムによって利用されるデータを記憶する役割を果たす装置である。ユーザー端末2の記憶装置102に記憶されるプログラムには、上述した通信アプリ2c、リーダーアプリ2d、ブラウザアプリ2eが含まれる。
【0022】
入力装置103は、外部からの入力を受け付けてCPU101に供給する装置であり、例えばキーボード、マウス、タッチパネル、マイク、GPS(Global Positioning System)レシーバーを含んで構成される。ユーザー端末2の入力装置103には、上述したマイク2aが含まれる。また、ユーザー端末2は、GPSレシーバーが受信した信号に基づき、ユーザー端末2の位置を検出する機能を有して構成される。出力装置104は、CPU101の処理結果を外部に出力する装置であり、例えばディスプレイ、スピーカーを含んで構成される。
【0023】
通信装置105は、外部の装置と通信するための装置であり、CPU101の指示にしたがってデータの送受信を行う。ユーザー端末2、行動証明サーバ3、及び情報サーバ4はそれぞれ、この通信装置105を用いて、
図1に示した各ブロックチェーンネットワーク5及びネットワーク6を含む他の装置との間で通信を行うよう構成される。また、ユーザー端末2の通信装置105には、上述した近距離無線通信装置2bが含まれる。典型的な例による近距離無線通信装置2bはBLE(Bluetooth(登録商標) Low Energy)に対応する通信装置であり、店頭や街頭に設置されるブロードキャスターから送信されるビーコンを検出可能に構成される。また、ユーザー端末2と行動証明サーバ3とは、それぞれの通信装置105を介して、音声通信を行えるように構成される。この音声通信は、例えばモバイル通信技術又はVoIP(Voice over Internet Protocol)技術などにより実現される。
【0024】
図1に戻る。複数のブロックチェーンネットワーク5はそれぞれ、ピアツーピアによって接続された複数のコンピュータのネットワークであり、各ユーザーに割り当てられるウォレットアドレス間での非代替性トークン(NFT)の所有権の移転(移転トランザクション)、及び、新たに生成されたNFTのいずれかのウォレットアドレスへの対応付け(発行トランザクション)をブロックチェーンに記録するように構成される。
【0025】
一般に、ブロックチェーンには、特定の管理者がいないパブリックチェーン、単一の組織により管理されているプライベートチェーン、複数の組織により管理されているコンソーシアムチェーンの3種類があるが、複数のブロックチェーンネットワーク5はそれぞれ、これらのいずれであってもよい。典型的な例では、複数のブロックチェーンネットワーク5には、パブリックチェーンに分類されるイーサリアムネットワーク、及び、プライベートチェーンに分類されるLINEブロックチェーンが含まれる。
【0026】
トランザクションのブロックチェーンへの記録は、ブロックチェーンネットワーク5に接続されたいくつかのコンピュータ(以下、「マイナー」と称する)によって実行される。具体的に説明すると、ブロックチェーンを構成する各ブロックは、ブロックヘッダと、トランザクションの具体的な内容を示すデータ(取引データ)とを含んで構成される。このうちブロックヘッダには、取引データのサイズを圧縮してなるデータであるマークルルートと、1つ前のブロックのハッシュ値と、任意の文字列であるナンス値とが含まれる。ブロックチェーンネットワーク5においては、新たなブロックをブロックチェーンに接続するには、そのブロックのハッシュ値が所定の条件(例えば、「000」で始まる値である、という条件)を満たしていなければならないというルールが定められている。そこで、ブロックチェーンにあるブロックを記録しようとするマイナーは、そのブロックのブロックヘッダのハッシュ値が上記所定の条件を満たすこととなるよう、総当たり的にナンス値を見つける作業(マイニング)を行う。この作業の結果として、最も早くナンス値の発見に成功したマイナーがそのブロックをブロックチェーンに連結することによって、トランザクションのブロックチェーンへの記録が完了する。
【0027】
ブロックチェーンネットワーク5がイーサリアムネットワークである場合、トランザクションをブロックチェーンに記録しようとする者は、「ガス」と呼ばれる手数料を仮想通貨によって支払う必要がある。ガスは、ブロックの連結に成功したマイナーに対し、報酬として支払われる。
【0028】
上述した登録画面は、ブロックチェーンネットワーク5のウォレットアドレスの入力欄を有して構成される。行動証明サービスに登録しようとするユーザーは、予めブロックチェーンネットワーク5のウォレットアドレスを取得し、この入力欄に記入する必要がある。これにより、行動証明サーバ3には、各ユーザーのウォレットアドレスも記憶されることになる。
【0029】
図3は、行動証明としてのNFTを発行するための処理を示すシーケンス図である。以下、この
図3を参照しながら、行動証明としてのNFTを発行するために本実施の形態による各装置が実行する処理について、詳しく説明する。
【0030】
図3に示す処理は、ユーザーによる所定の行動が検出されたことを契機として開始される(ステップS1)。所定の行動には、例えば、放送を視聴したこと、電子書籍を読了したこと、イベントに現地で参加したこと、店頭を訪れたこと、ECサイトで商品を購入したことなどが含まれる。ステップS1は、ユーザー端末2が単独で行ってもよいし、ユーザー端末2と行動証明サーバ3とが協働して行ってもよい。
【0031】
図4は、
図3のステップS1において実行される検出処理の具体的な例を示すシーケンス図である。同図には、放送局が放送する所定の番組又はCMをユーザーが視聴したことを検出する処理の例を示している。この処理の前提として、放送局は、放送ごとに異なる音声透かしを任意のデジタル音声信号処理技術によって音声の中に埋め込んだ状態で、番組やCMの放送を行う。また、行動証明サーバ3は、事前の処理として、放送される音声の中に埋め込まれた音声透かしと、対応する放送を特定する放送情報(放送局名、番組名、放送日、放送開始時刻など)とを含む放送データを放送局から受信して記憶する(ステップS20)。ステップS20の処理は、音声透かしを含む放送が新たに発生する都度、実行される。したがって、行動証明サーバ3には、それぞれ音声透かしを含む複数の放送データが記憶されることになる。
【0032】
ステップS21以降の処理は、ユーザーが実際に放送を視聴するタイミングで実行される処理である。具体的に説明すると、まずユーザー端末2において、ユーザーにより通信アプリ2cが起動される(ステップS21)。起動した通信アプリ2cは、行動証明サービスにログインした後、ユーザー操作に応じて行動証明サーバ3に架電することにより、行動証明サーバ3との接続状態(音声接続状態)を確立する(ステップS22)。そして通信アプリ2cは、テレビやラジオから出力される音声をマイク2aによって集音しつつ、行動証明サーバ3との接続状態を介し、集音した音声をリアルタイムで行動証明サーバ3に対して送信する(ステップS23)。
【0033】
行動証明サーバ3は、ステップS23においてユーザー端末2より受信される音声から、逐次、音声透かしの検出を実行する(ステップS24)。そして、検出した音声透かしと、記憶している複数の音声透かしのそれぞれとを比較することにより(ステップS25)、検出した音声透かしが、いずれかの音声透かしと一致するか否かを判定する(ステップS26)。一致する音声透かしがないと判定した場合、行動証明サーバ3はステップS24に戻って処理を続ける。
【0034】
一方、ステップS26において一致する音声透かしがあると判定した行動証明サーバ3は、一致した音声透かしに対応する音声(放送)の視聴をログイン中のユーザーが開始した時刻(視聴開始時刻)と、一致した音声透かしに対応付けて記憶している放送情報内に含まれる放送開始時刻とを比較することにより(ステップS27)、対応する放送をユーザーが視聴したか否かを判定する(ステップS28)。具体的には、視聴開始時刻と放送開始時刻との差が所定値以内(例えば30分以内)であった場合に、対応する放送をユーザーが視聴したと判定し、所定値以内でなかった場合に、対応する放送をユーザーは視聴していないと判定すればよい。対応する放送をユーザーは視聴していないと判定した場合、行動証明サーバ3はステップS24に戻って処理を続ける。
【0035】
一方、対応する放送をユーザーが視聴したと判定した行動証明サーバ3は、対応する放送をユーザーが視聴したことを認証する認証情報をユーザー端末2に対して送信する(ステップS28)。認証情報には、ユーザーが実際に行った行動を特定するために必要となる情報(例えば、放送局名、番組名、放送日、放送開始時刻、視聴開始時刻など)が含まれる。
【0036】
なお、
図4には、ユーザー端末2の周囲で所定の音声が発生していたことをマイク2aにより検出することによってユーザーによる所定の行動を検出する例を示したが、検出のために用いるものが行動の種類によって異なることは勿論である。例えば、電子書籍の読了を検出する場合であれば、電子書籍の所定のページが表示されたことをリーダーアプリ2dにより検出することによって、ユーザーによる所定の行動を検出することとすればよい。また、ユーザーがイベントに現地で参加したことや店頭を訪れたことを検出する場合であれば、現地に設置されているブロードキャスターから送信される所定のビーコンを近距離無線通信装置2bにより検出することによって、ユーザーによる所定の行動を検出することとすればよい。また、ユーザーがECサイトで商品を購入したことを検出する場合であれば、ECサイト内の所定ページ(例えば、所定商品の購入完了ページ)が表示されたことをブラウザアプリ2eにより検出することによって、ユーザーによる所定の行動を検出することとすればよい。
【0037】
図3に戻る。ユーザー端末2は、ステップS1においてユーザーによる所定の行動が検出されると、ユーザーが行った行動を特定する認証情報を取得する(ステップS2)。なお、
図4の例では、ユーザー端末2は、ステップS29において行動証明サーバ3が送信した認証情報を受信することにより、ユーザーが行った行動を特定する認証情報を取得することになる。また、ユーザー端末2は、認証情報の他に、付加的な情報である付加情報も取得する(ステップS3)。付加情報は、例えば、ユーザー端末2の位置(上述したようにしてユーザー端末2が検出したもの)、現在時刻、ユーザー端末2の利用者を識別するユーザー識別情報(例えば、上述したログインID)のうちの少なくとも1つを含む情報である。そしてユーザー端末2は、取得した認証情報及び付加情報を含むNFT発行要求を生成し、行動証明サーバ3に対して送信する(ステップS4)。
【0038】
NFT発行要求を受信した行動証明サーバ3は、まず初めに、要求されたNFTを発行するために利用するブロックチェーンネットワーク5を決定する(ステップS5)。このとき行動証明サーバ3は、ユーザーがウォレットアドレスを登録している1以上のブロックチェーンネットワーク5のうちの1つを、要求されたNFTを発行するために利用するブロックチェーンネットワーク5として決定することが好ましい。また、行動証明サーバ3は、行動の種類と、ステップS5で決定するブロックチェーンネットワーク5とを対応付けるテーブルを予め記憶しておき、受信した認証情報により特定される行動の種類に基づいて上記テーブルを検索することにより、ステップS5の決定を行うこととしてもよい。或いは、行動証明サーバ3は、付加情報と、ステップS5で決定するブロックチェーンネットワーク5とを対応付けるテーブルを予め記憶しておき、受信した付加情報に基づいて上記テーブルを検索することにより、ステップS5の決定を行うこととしてもよい。
【0039】
図3には、ブロックチェーンネットワーク5の例として、ブロックチェーンネットワークA,Bの2つを図示している。ステップS5において決定したブロックチェーンネットワーク5がブロックチェーンネットワークAであった場合、行動証明サーバ3は、ステップS4で受信した認証情報及び付加情報に基づき、ブロックチェーンネットワークAに記録できる仕様のNFTを生成する(ステップS6)。このとき行動証明サーバ3は、ステップS4で受信した認証情報及び付加情報の全部又は一部を、生成するNFT内にメタデータとして配置することが好ましい。そして行動証明サーバ3は、生成したNFTをユーザーのウォレットアドレスに対応付ける発行トランザクションの記録(ミント)を、ブロックチェーンネットワーク5に対してリクエストする(ステップS7)。このリクエストを受けたブロックチェーンネットワーク5は、リクエストされたミントが完了すると、その完了通知を行動証明サーバ3に対して返信する(ステップS8)。この完了通知を受信した行動証明サーバ3は、ユーザー端末2に対し、行動証明としてのNFTの発行が完了したことを通知する(ステップS9)。
【0040】
ステップS5において決定したブロックチェーンネットワーク5がブロックチェーンネットワークBであった場合には、行動証明サーバ3は、ステップS4で受信した認証情報及び付加情報に基づき、ブロックチェーンネットワークBに記録できる仕様のNFTを生成する(ステップS10)。このときも行動証明サーバ3は、ステップS4で受信した認証情報及び付加情報の全部又は一部を、生成するNFT内にメタデータとして配置することが好ましい。この後は、上述したステップS7~S9と同様の処理がブロックチェーンネットワークBに関して実行され(ステップS11~S13)、ユーザー端末2に対して、行動証明としてのNFTの発行が完了したことが通知される。
【0041】
ステップS9又はステップS13の通知を受けたユーザーは、ブロックチェーンネットワークAにアクセスし、自身のウォレットアドレスに対して発行されたNFTを確認することにより、行動証明としてのNFTの内容や、該NFTがブロックチェーンネットワーク5に記録された日時などを確認することができる。また、行動証明としてのNFTを他人に提示することで、自身が所定の行動をしたことを証明することが可能になる。一例を挙げると、あるアイドルを最初から推していたこと、連続ドラマを初回から見ていたこと、などを証明すること(いわゆるファン証明)が可能になる。
【0042】
なお、行動証明サーバ3は、行動の内容に対応する画像(例えば、あるイベントに現地で参加したことを示す絵及び文字の描かれたデジタルカードの画像)を予め記憶しておき、ステップS6又はステップS10でNFTを生成する際、ステップS1で検出したユーザーの行動の内容に対応する画像のアドレスを示すURLをNFTのメタデータ内に配置することとしてもよい。こうすればユーザーは、文字情報だけでなく画像により、自身が所定の行動をしたことを証明することが可能になる。
【0043】
図5は、行動証明としてのNFTの発行を受けたユーザーに対して特典を付与するための処理を示すシーケンス図である。以下、この
図5を参照しながら、行動に対する特典を付与するために本実施の形態による各装置が実行する処理について、詳しく説明する。
【0044】
図5に示す処理では、まず初めに、ユーザー端末2から行動証明サーバ3に対し、行動証明サービスにログイン中のユーザーに対する特典の付与を要求する特典付与要求が送信される(ステップS30)。ユーザー端末2は、ユーザーの操作に応じてこの送信を行うこととしてもよいし、
図3のステップS9又はステップS13においてNFTの発行完了通知を受信したことに応じてこの送信を行うこととしてもよい。
【0045】
行動証明サーバ3は、特典付与要求を受信したことに応じて、ユーザーに対して発行されたNFTを複数のブロックチェーンネットワーク5のそれぞれにおいて検索し(ステップS31)、検索結果を得る(ステップS32)。こうして得られる検索結果には、ユーザーに対して発行された1以上のNFTが含まれる。続いて行動証明サーバ3は、検索された1以上のNFTを複数の情報サーバ4のそれぞれに対して送信する(ステップS33)。なお、
図5には2つの情報サーバ4を示しているが、情報サーバ4の数が2つに限定されないのは勿論である。
【0046】
行動証明サーバ3から1以上のNFTを受信した各情報サーバ4は、予め記憶している特典の中から、受信した1以上のNFTに対応する特典を検索し、検索された特典の内容を示す情報を行動証明サーバ3に対してリターンする(ステップS34)。行動証明サーバ3は、各情報サーバ4からリターンされた情報に基づき、ユーザー端末2のユーザーに対して付与される特典の内容を示す特典情報を生成し(ステップS35)、ユーザー端末2に返信する(ステップS36)。これによりユーザーは、自身の行動に対して付与された特典を利用できるようになる。
【0047】
以上のようにしてユーザー端末2に付与される特典について、3つの具体的な例を挙げて説明する。1つ目の例は、放送やイベントが終了した後の所定時間だけ臨時に開設される期間限定のWEBショップに入店できる、という特典である。この場合の特典情報は、WEBショップにアクセスするための情報(URL、ログインID、パスワードなど)を含む情報となる。なお、ログインID及びパスワードに代え、行動証明としてのNFTを用いることとしてもよい。
【0048】
この特典を得たユーザーは、受信した特典情報を用いてWEBショップに入店し、このWEBショップでしか買えない限定商品(対応する放送に登場したキャラクターのグッズなど)の購入などを行う。この特典によれば、「今ここで買わなければならない」とユーザーに思わせることができるので、誰でも入店できるWEBショップで限定商品を販売する場合に比べ、転換率を向上させることが可能になる。また、放送の視聴者やイベントの参加者を増加させることも可能になる。
【0049】
2つ目の例は、特典を得るためのNFTを他人にプレゼントできる、という特典である。人間には、他人にプレゼントをあげ、その他人から感謝されたいという本質的な欲求があり、この特典は、そのような欲求に応えるためのものである。この場合の特典情報は、特典を得るためのNFTを構成する素材の情報(情報サーバ4が特典付与の対象と認識する情報。以下「NFT素材情報」という)を含んで構成される。
【0050】
図6は、NFT素材情報の転送を受けたユーザーに対してNFTを発行し、特典を付与する処理を示すシーケンス図である。同図に示すユーザー端末Eは、行動証明としてのNFTの発行を受けたユーザーのユーザー端末2であり、ユーザー端末Fは、ユーザー端末EのユーザーからNFT素材情報の転送を受けるユーザーのユーザー端末2である。
【0051】
この処理では、まず初めに、行動証明サーバ3からユーザー端末Eに対し、特典としてのNFT素材情報が送信される(ステップS40)。ステップS40の処理は、
図5に示したステップS36の処理に他ならない。続いて、ユーザー端末Eからユーザー端末Fに対し、NFT素材情報が転送される(ステップS41)。この転送は、電子メールやSNSを通じてオンラインで行われるものであってもよいし、手交によって行われるものであってもよい。NFT素材情報の転送を受けたユーザー端末Fは、受信したNFT素材情報を含むNFT発行要求を生成し、行動証明サーバ3に対して送信する(ステップS42)。
【0052】
NFT発行要求を受信した行動証明サーバ3は、
図3に示したステップS5~S13と同様の処理を行う。具体的には、まず初めに、要求されたNFTを発行するために利用するブロックチェーンネットワーク5を決定する(ステップS43)。この決定の具体的な方法は、
図3に示したステップS5の場合と同様でよい。以下では、ステップS43で決定されたブロックチェーンネットワーク5がブロックチェーンネットワークAであるとして説明を続ける。
【0053】
行動証明サーバ3は、ステップS42で受信したNFT素材情報に基づき、ブロックチェーンネットワークAに記録できる仕様のNFTを生成する(ステップS6)。このとき行動証明サーバ3は、ステップS42で受信したNFT素材情報の全部又は一部を、生成するNFT内にメタデータとして配置することが好ましい。そして行動証明サーバ3は、生成したNFTをユーザー端末Fのユーザーのウォレットアドレスに対応付ける発行トランザクションの記録(ミント)を、ブロックチェーンネットワーク5に対してリクエストする(ステップS45)。
【0054】
ブロックチェーンネットワーク5は、リクエストされたミントが完了すると、その完了通知を行動証明サーバ3に対して返信する(ステップS46)。この完了通知を受信した行動証明サーバ3は、ユーザー端末2に対し、特典を得るために必要なNFTの発行が完了したことを通知する(ステップS47)。この後、ユーザーは、ブロックチェーンネットワークAにアクセスし、自身のウォレットアドレスに対して発行されたNFTを確認することにより、特典を得るために必要なNFTの内容を確認することが可能になる。
【0055】
NFTの発行完了通知を受けたユーザー端末Fは、行動証明サーバ3に対し、特典の付与を要求する特典付与要求を送信する(ステップS48)。ユーザー端末Fは、ユーザーの操作に応じてこの送信を行うこととしてもよいし、NFTの発行完了通知を受信したことに応じてこの送信を行うこととしてもよい。ユーザー端末Fから特典付与要求を受信した行動証明サーバ3は、
図5のステップS31~S36に示した処理と同様の処理を行う。すなわち、行動証明サーバ3は、ユーザー端末Fのユーザーに対して発行されたNFTを複数のブロックチェーンネットワーク5のそれぞれにおいて検索し(ステップS49,S50)、検索された1以上のNFTを複数の情報サーバ4のそれぞれに対して送信する(ステップS51)。そして、その結果として各情報サーバ4からリターンされた情報に基づいて特典情報を生成し(ステップSS52,S53)、ユーザー端末Fに返信する(ステップS54)。
【0056】
以上の処理により、NFT素材情報の転送を受けたユーザーは、特典を利用できるようになる。また、行動に対する特典を付与する事業者の立場から言えば、NFT付与対象の行動(例えば、所定番組の視聴)をしたユーザーに対しては、他のユーザーにプレゼントをあげる理由を提供することができ、かつ、NFT付与対象の行動をしていないユーザーに対しては、その行動をするきっかけを提供することができるので、NFT付与対象の行動をするユーザー(例えば、所定番組の視聴者)を増加させることが可能になる。
【0057】
なお、この例では、NFT付与対象の行動をしたユーザーに対して付与される特典を他人にプレゼントするためのNFT素材情報としたが、1つ目の例によるWEBショップ内で販売する商品の1つとして、NFT素材情報をラインナップすることとしてもよい。こうすれば、自分で特典を使うか、他人に特典を使わせるかを、NFT付与対象の行動をしたユーザーに選択させることが可能になる。
【0058】
3つ目の例は、自分のお気に入りのモノやコトに対して任意の金額を寄付できる、という特典である。人間には、自分のお気に入りのモノやコトに対して寄付を行いたくなる場合がある。そのような場合、寄付のやり方をユーザーに対して教示することは、寄付行為の後押しになる。したがって、特典情報として寄付の方法を示す情報(例えば、寄付受付サイトのURL、寄付受付サイトにログインするためのログインID及びパスワードなど)をユーザーに付与することにより、ユーザーの寄付を誘引することが可能になる。
【0059】
この例において、ドラマなどの放送の視聴に対する特典として、寄付の方法を示す特典情報をユーザーに付与する場合には、放送内容を後にDVD化する際、DVDに焼き付ける映像のエンドロール内において、実際に寄付を行ったユーザーの氏名を列挙することとしてもよい。こうすることで、DVDを購入するが放送は視聴しないというユーザーには放送の視聴を促すことができ、放送は視聴するもののDVDの購入は行わないというユーザーにはDVDの購入を促すことが可能になる。
【0060】
また、実際に寄付を行ったユーザーに対して、抽選でプレゼントを進呈することとしてもよい。プレゼントの具体的な内容の例としては、対応する放送の台本、対応する放送に登場した出演者のサイン入り色紙などが挙げられる。この場合において、寄付金の額が多いほど当選確率が高くなるように抽選を行うこととしてもよい。また、抽選に代えてユーザーにクジを引かせ、当たったプレゼントを進呈することとしてもよい。
【0061】
以上説明したように、本実施の形態による行動証明システム1によれば、所定の行動の具体的な内容によらず、認証情報を含むNFTを行動証明として用いることができるので、統一された方式によりユーザーの様々な行動を証明することが可能になる。
【0062】
また、行動証明として発行されたNFTを集計することで、ユーザーによる行動の統計(テレビ番組の視聴率など)を取ることが可能になる。これに関して、例えば所定の行動が電子書籍の読了である場合であれば、付加情報に含まれる位置及び現在時刻の情報と組み合わせることで、電子書籍が読まれている地域や時間帯を集計することも可能になる。また、例えば所定の行動がイベントの現地参加や店頭の訪問である場合であれば、イベント又は店舗の担当者及び来場者の手を煩わせることなく、イベント参加者又は店舗来訪者の情報を集計することも可能になる。
【0063】
また、行動証明として発行されたNFTを集計することで、ある行動に対して熱量の高いユーザーを検出することができるので、効率のよいマーケティングを行うことが可能になる。
【0064】
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何等限定されるものではなく、本発明が、その要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施され得ることは勿論である。
【符号の説明】
【0065】
1 行動証明システム
2 ユーザー端末
2 放送局サーバ
2a マイク
2b 近距離無線通信装置
2c 通信アプリ
2d リーダーアプリ
2e ブラウザアプリ
3 行動証明サーバ
4 情報サーバ
5 ブロックチェーンネットワーク
6 ネットワーク
100 コンピュータ
101 CPU
102 記憶装置
103 入力装置
104 出力装置
105 通信装置
106 バス