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  • 特開-映像視聴装置 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024053885
(43)【公開日】2024-04-16
(54)【発明の名称】映像視聴装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/436 20110101AFI20240409BHJP
   G01C 21/26 20060101ALI20240409BHJP
【FI】
H04N21/436
G01C21/26 A
【審査請求】有
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022160372
(22)【出願日】2022-10-04
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2023-07-25
(71)【出願人】
【識別番号】307030496
【氏名又は名称】有限会社 ユニオンシステム
(74)【代理人】
【識別番号】100127166
【弁理士】
【氏名又は名称】本間 政憲
(74)【代理人】
【識別番号】100187399
【弁理士】
【氏名又は名称】上西 敏文
(72)【発明者】
【氏名】玉木 勉
【テーマコード(参考)】
2F129
5C164
【Fターム(参考)】
2F129AA03
2F129BB20
2F129EE67
2F129EE94
2F129GG23
2F129GG28
5C164FA16
5C164GA04
5C164UA04S
5C164UB41S
5C164UB71P
5C164YA21
(57)【要約】
【課題】車両が走行中であっても、カーナビゲーションのナビゲーション中にテレビ等の映像視聴を停止させずテレビ等の映像視聴中にナビゲーションを停止させない映像視聴装置を提供する。
【解決手段】車両からカーナビゲーションが受け取る車両情報を一定期間送信せず
記憶し、一定期間後まとめて、車両情報をカーナビゲーションへ送信することで
ナビゲーション中にテレビ等視聴を停止させず、テレビ等視聴中にナビゲーションを
停止させない。

【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載されて、前記車両走行中、ナビゲーション中にカーナビゲーションで
視聴可能なテレビ、映像記録ディスク、メモリー、通信、ネットワークによる映像視聴
を可能にし、視聴中にナビゲーションを停止させない装置であって、
前記車両からカーナビゲーションに送信される信号を受け取る情報入力手段と、
前記車両情報を一定期間送信せず記憶しておく情報記憶手段と、
出力密度を演算する演算手段と、一定期間後まとめて、前記車両情報を
カーナビゲーションへ送信する情報送信手段と、を含む映像視聴装置。
【請求項2】
前記情報送信手段は、前記車両の速度に応じて、一度に送信する情報量を変化
させる、請求項1に記載の映像視聴装置。
【請求項3】
前記情報送信手段は、一度に送信する情報量を連続して又は段階的に変化させる
スイープ機能を持つ、請求項1に記載の映像視聴装置。
【請求項4】
スイッチで従来の動作に戻すことができる、請求項1に記載の映像視聴装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に搭載されて、カーナビゲーションとテレビ等の映像視聴を行う
装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両が走行中にテレビ等の映像視聴できないカーナビゲーションにおいて、
カーナビゲーションに送信する車速情報信号、パーキング信号等車両の走行状態を
監視する信号を遮断することで、走行中にテレビ等を視聴可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特願2022-068020(JP)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両が走行中であっても、ナビゲーション中にテレビ等の映像視聴を停止させず、
かつ、テレビ等の映像視聴中にナビゲーションを停止させない映像視聴装置を提供
することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するため、本発明に係る映像視聴装置は、車両に搭載されて
車両からカーナビゲーションが受け取る車両情報を受信する受信手段と、受信した
車両情報を一定期間送信せず記憶しておく情報記憶手段と、一定期間後まとめて、
車両の情報をカーナビゲーションへ送信する情報送信手段と、を含む。
【0006】
情報送信手段は、車両の速度に応じて、一度に送信する情報量を変化させる
ことができる。
【0007】
情報送信手段は、一度に送信する情報量を連続して又は段階的に変化させる
スイープ機能を持ち、適切な周波数を判定することができる。
【0008】
スイッチで従来の動作に戻すことができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、車両が走行中であっても、カーナビゲーションの
ナビゲーション中にテレビ等の映像視聴可能であり、テレビ等の映像視聴中に
ナビゲーション可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の映像視聴装置が搭載される車両の電気的構成図である。
図2】従来技術と本発明の電気的処理とカーナビゲーション及びテレビ等の映像視聴の状態を表すグラフである。
図3】本発明の一実施形態に係る映像視聴装置の処理の流れを示すフローチャートである。
図4】本発明の一実施形態に係る映像視聴装置の構造を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0012】
<車両の構成>
図1は、本発明の映像視聴装置3が搭載される車両1の電気的構成図である。
【0013】
テレビ等の映像視聴機能付きカーナビゲーション5は車両1に搭載されているものである。
【0014】
本発明の映像視聴装置3は、テレビ等の映像視聴機能付きカーナビゲーション5と
車両CAN又はその他車両情報2との間に接続する。
【0015】
テレビ等の映像視聴アダプターにより、処理された車両情報4は、テレビ等の映像視聴アダプター3からテレビ等の映像視聴機能付きカーナビゲーション5へ送信される。
【0016】
テレビ等の映像視聴アダプター3は、テレビ等の映像視聴アダプター接続無し状態への切り替えスイッチ6と接続され、テレビ等の映像視聴アダプター接続無し状態へ切り替えることができる。
【0017】
<従来技術と本発明技術>
図2は、従来技術と本発明の電気的処理とカーナビゲーション及びテレビ等の映像
視聴の状態を表すグラフである。
【0018】
テレビ等の映像視聴可能なカーナビゲーション5は、走行中テレビ等の映像視聴することができない。
【0019】
テレビ等の映像視聴可能なカーナビゲーションは、停止中に映像視聴することができる。
【0020】
従来技術は、車両が走行中にテレビ等の映像視聴できないカーナビゲーションにおいて、カーナビゲーションに送信する車速情報信号、パーキング信号等車両の走行状態を監視する信号を遮断することで、走行中にテレビ等を視聴可能にしている。
【0021】
従来技術は、カーナビゲーションに送信する車速情報信号、パーキング信号等車両の走行状態を監視する信号を遮断するため、テレビ等映像視聴中はナビゲーションが停止もしくは正常に動作しない。
【0022】
図3は、本発明の一実施形態に係る映像視聴装置の処理の流れを示すフローチャートである。
【0023】
本発明は、車両情報取得許可(ステップS2)することで、車両情報に応じて、車両情報取得(ステップS10)し、その取得情報の保存蓄積(ステップS11)し、復帰(ステップS12)する。
【0024】
取得した情報を送信する前に、一定時間送信待機中か(ステップS3)確認し、一定時間経過まで、待機する。
【0025】
一定時間経過後、取得した車両情報の保存データを送信用メモリーにコピー(ステップS4)した後、保存した車両情報をクリアする。(ステップS5)
【0026】
車両へ取得情報密度を計算では、車両の速度に応じて、一度に送信する情報量を変化または一度に送信する情報量を徐々に又は段階的に変化させることを合わせて行い送信する。(ステップS6)
【0027】
送信データをすべて送信できるまでループ処理を実行し(ステップS7)、すべて送信終了すると送信用メモリーをクリアする(ステップS8)。
【0028】
図4は、本発明の一実施形態に係る映像視聴装置の構造を示すブロック図である。
【0029】
テレビ等の映像視聴アダプター3は、車両CAN又はその他車両情報を取得するための入力装置21を備える。
【0030】
テレビ等の映像視聴アダプター3は、車両CAN又はその他車両情報を取得するための入力装置21で取得した情報を保存するための記憶装置22を備える。
【0031】
テレビ等の映像視聴アダプター3は、取得した情報を保存するための記憶装置22の記憶した情報から演算するための演算装置23を備える。
【0032】
テレビ等の映像視聴アダプター3は、記憶した情報から演算するための
演算装置23で演算した結果を送信するための出力装置24を備える。
【0033】
テレビ等の映像視聴アダプター3は、テレビ等の映像視聴アダプター接続無し状態への切り替えスイッチ6により、テレビ等の映像視聴アダプター接続無し状態へ切り替える。
【符号の説明】
【0034】
1:車両
2:車両CAN又はその他車両情報
3:テレビ等の映像視聴アダプター(映像視聴装置)
4:テレビ等の映像視聴アダプターにより、処理された車両情報
5:テレビ等の映像視聴機能付きカーナビゲーション
6:テレビ等の映像視聴アダプター接続無し状態への切り替えスイッチ
21:車両CAN又はその他車両情報を取得するための入力装置
22:取得した情報を保存するための記憶装置
23:記憶した情報から演算するための演算装置
24:演算した結果を送信するための出力装置

























図1
図2
図3
図4
【手続補正書】
【提出日】2023-05-19
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両とカーナビゲーションとの間に接続されて、前記車両走行時におけるナビゲーション中にカーナビゲーションで視聴可能なテレビ、光ディスク、メモリー、通信、ネットワークによる映像視聴を可能にし、視聴中にナビゲーションを停止させない装置であって、
前記車両からカーナビゲーションに向けて送信される車両情報いったん受け取る情報入力手段と、
前記車両情報をカーナビゲーションに一定期間送信せず記憶しておく情報記憶手段と、
前記一定期間分の前記車両情報をまとめて、予め定められた単位時間に圧縮した圧縮車両情報に演算する演算手段と、
前記一定期間後、前記圧縮車両情報をカーナビゲーションヘ送信する情報送信手段と、
を含む映像視聴装置。
【請求項2】
前記演算手段は、
前記車両の速度に応じて量が変化した前記一定期間分の前記車両情報に、一度に送信する前記圧縮車両情報の量を対応させて変化させる
請求項1に記載の映像視聴装置。
【請求項3】
前記演算手段は、
一度に送信する前記圧縮車両情報の圧縮度を前記単位時間内において連続して又は段階的に変化させるスイープ機能を持つ、
請求項1に記載の映像視聴装置。
【請求項4】
スイッチで従来の動作に戻すことができる、請求項1に記載の映像視聴装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、 車両に搭載されて、カーナビゲーションとテレビ等の映像視聴を行う装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両が走行中にテレビ等の映像視聴できないカーナビゲーションにおいて、カーナビゲーションに送信する車速情報信号、パーキング信号等車両の走行状態を監視する信号を遮断することで、走行中にテレビ等を視聴可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特願2022-068020(jP)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両が走行中であっても、ナビゲーション中にテレビ等の映像視聴を停止させず、かつ、テレビ等の映像視聴中にナビゲーションを停止させない映像視聴装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するため、本発明に係る映像視聴装置は、車両とカーナビゲーションとの間に接続されて、前記車両走行時におけるナビゲーション中にカーナビゲーションで視聴可能なテレビ、光ディスク、メモリー、通信、ネットワークによる映像視聴を可能にし、視聴中にナビゲーションを停止させない装置であって、前記車両からカーナビゲーションに向けて送信される車両情報いったん受け取る情報入力手段と、前記車両情報をカーナビゲーションに一定期間送信せず記憶しておく情報記憶手段と、前記一定期間分の前記車両情報をまとめて、予め定められた単位時間に圧縮した圧縮車両情報に演算する演算手段と、前記一定期間後、前記圧縮車両情報をカーナビゲーションヘ送信する情報送信手段と、を含む。
【0006】
前記演算手段は、前記車両の速度に応じて量が変化した前記一定期間分の前記車両情報に、一度に送信する前記圧縮車両情報の量を対応させて変化させる
【0007】
前記演算手段は、一度に送信する前記圧縮車両情報の圧縮度を前記単位時間内において連続して又は段階的に変化させるスイープ機能を持ち、適切な周波数を判定することができる。
【0008】
スイッチで従来の動作に戻すことができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、車両が走行中であっても、カーナビゲーションのナビゲーション中にテレビ等の映像視聴可能であり、テレビ等の映像視聴中にナビゲーション可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の映像視聴装置が搭載される車両の電気的構成図である。
図2】従来技術と本発明の電気的処理とカーナビゲーション及びテレビ等の映像視聴の状態を表すグラフである。
図3】本発明の映像視聴装置の処理の流れを示すフローチヤートである。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0012】
<車両の構成>
図1は、本発明の映像視聴装置3が搭載される車両1の電気的構成図である。
【0013】
テレビ等の映像視聴機能付きカーナビゲーション5は車両1に搭載されているものである。
【0014】
本発明の映像視聴装置(以下、「テレビ等の映像視聴アダプター」という。)3は、テレビ等の映像視聴機能付きカーナビゲーション5に接続される、車両CAN又はその他車両情報(以下、「車両情報」という。)2のデータラインの間に挿入して接続する。
【0015】
テレビ等の映像視聴アダプターにより、処理された圧縮車両情報4は、テレビ等の映像視聴アダプター3からテレビ等の映像視聴機能付きカーナビゲーション5へ送信される。
【0016】
テレビ等の映像視聴アダプター3は、テレビ等の映像視聴アダプター接続無し状態への切り替えスイッチ6と接続され、テレビ等の映像視聴アダプター接続無し状態へ切り替えることができる。
【0017】
<従来技術と本発明技術>
図2は、従来技術と本発明の電気的処理とカーナビゲーション及びテレビ等の映像視聴の状態を表すグラフである。
【0018】
テレビ等の映像視聴可能なカーナビゲーション5は、走行中テレビ等の映像視聴することができない。
【0019】
テレビ等の映像視聴可能なカーナビゲーションは、停止中に映像視聴することができる。
【0020】
従来技術は、車両が走行中にテレビ等の映像視聴できないカーナビゲーションにおいて、カーナビゲーションに送信する車速情報信号、パーキング信号等車両の走行状態を監視する信号を遮断することで、走行中にテレビ等を視聴可能にしている。
【0021】
従来技術は、カーナビゲーションに送信する車速情報信号、パーキング信号等車両の走行状態を監視する信号を遮断するため、テレビ等映像視聴中はナビゲーションが停止もしくは正常に動作しない。
【0022】
図3は、本発明の一実施形態に係るテレビ等の映像視聴アダプター3の処理の流れを示すフローチャートである。
【0023】
本発明は、車両情報取得許可(ステップS2)することで、車両情報に応じて、車両情報取得(ステップS10)し、その取得車両情報の保存蓄積(ステップS11)し、復帰(ステップS12)する。
【0024】
取得した車両情報を送信する前に、一定時間送信待機中か(ステップS3)確認し、一定時間経過まで、待機する。
【0025】
一定時間経過後、取得した車両情報の保存データを送信用メモリーにコピー(ステップS4)した後、保存した車両情報をクリアする。(ステップS5)
【0026】
演算手段が、車両から取得した車両情報2の密度に関する計算において、車両の速度に応じて一度に送信する車両情報量を変化、又は一度に送信する車両情報量を徐々に又は段階的に変化させる演算を行い、情報送信手段である出力装置が、演算結果として処理された圧縮車両情報4を送信する。(ステップS6)
【0027】
送信データをすべて送信できるまでループ処理を実行し(ステップS7)、すべて送信終了すると送信用メモリーをクリアする(ステップS8)。
【0028】
図4は、本発明の一実施形態に係るテレビ等の映像視聴アダプター3の構造を示すブロック図である。
【0029】
テレビ等の映像視聴アダプター3は、車両情報2を取得するための情報入力手段である入力装置21を備える。
【0030】
テレビ等の映像視聴アダプター3は、車両情報2を取得するための入力装置21で取得した車両情報を保存するための情報記憶手段である記憶装置22を備える。
【0031】
テレビ等の映像視聴アダプター3は、取得した車両情報を保存するための記憶装置22記憶した車両情報から演算するための演算装置23 を備える。
【0032】
テレビ等の映像視聴アダプター3は、記憶した車両情報2を演算するための演算装置23によって処理された圧縮車両情報4を送信するための出力装置24を備える。
【0033】
テレビ等の映像視聴アダプター3は、テレビ等の映像視聴アダプター接続無し状態ヘの切り替えスイッチ6により、テレビ等の映像視聴アダプター接続無し状態へ切り替える。
【符号の説明】
【0034】
1:車両
2:車両CAN又はその他車両情報
3:テレビ等の映像視聴アダプター(映像視聴装置)
4:テレビ等の映像視聴アダプターにより、処理された圧縮車両情報
5:テレビ等の映像視聴機能付きカーナビゲーション
6:テレビ等の映像視聴アダプター接続無し状態への切り替えスイッチ
21:車両CAN又はその他車両情報を取得するための入力装置
22:取得した情報を保存するための記憶装置
23:記憶した情報から演算するための演算装置
24:演算した結果を送信するための出力装置
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正の内容】
図3
【手続補正書】
【提出日】2023-05-31
【手続補正1】
【補正対象書類名】手続補正書
【補正対象項目名】手続補正2
【補正方法】変更
【補正の内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、 車両に搭載されて、カーナビゲーションとテレビ等の映像視聴を行う装置に関する。
【背景技術】
【0002】
車両が走行中にテレビ等の映像視聴できないカーナビゲーションにおいて、カーナビゲーションに送信する車速情報信号、パーキング信号等車両の走行状態を監視する信号を遮断することで、走行中にテレビ等を視聴可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特願2022-068020(jP)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
車両が走行中であっても、ナビゲーション中にテレビ等の映像視聴を停止させず、かつ、テレビ等の映像視聴中にナビゲーションを停止させない映像視聴装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するため、本発明に係る映像視聴装置は、車両とカーナビゲーションとの間に接続されて、前記車両が走行時におけるナビゲーション中に、カーナビゲーションで視聴可能なテレビ、光ディスク、メモリー、通信、ネットワークによる映像視聴を可能にし、視聴中にナビゲーションを停止させない装置であって、前記車両からカーナビゲーションに向けて送信される車両情報をいったん受け取る情報入力手段と、前記車両情報をカーナビゲーションに一定期間送信せず記憶しておく情報記憶手段と、前記一定期間分の前記車両情報をまとめて、予め定められた単位時間に圧縮した圧縮車両情報に演算する演算手段と、前記一定期間後、前記圧縮車両情報をカーナビゲーションヘ送信する情報送信手段と、を含む。
【0006】
前記演算手段は、前記車両の速度に応じて量が変化した前記一定期間分の前記車両情報に、一度に送信する前記圧縮車両情報の量を対応させて変化させる。
【0007】
前記演算手段は、一度に送信する前記圧縮車両情報の圧縮度を前記単位時間内において連続して又は段階的に変化させるスイープ機能を持ち、適切な周波数を判定することができる。
【0008】
スイッチで従来の動作に戻すことができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、車両が走行中であっても、カーナビゲーションのナビゲーション中にテレビ等の映像視聴可能であり、テレビ等の映像視聴中にナビゲーション可能である。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】本発明の映像視聴装置が搭載される車両の電気的構成図である。
図2】従来技術と本発明の電気的処理とカーナビゲーション及びテレビ等の映像視聴の状態を表すグラフである。
図3】本発明の映像視聴装置の処理の流れを示すフローチヤートである。
図4図4は、本発明の一実施形態に係るテレビ等の映像視聴アダプター3の構造を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下では、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
【0012】
<車両の構成>
図1は、本発明の映像視聴装置3が搭載される車両1の電気的構成図である。
【0013】
テレビ等の映像視聴機能付きカーナビゲーション5は車両1に搭載されているものである。
【0014】
本発明の映像視聴装置(以下、「テレビ等の映像視聴アダプター」という。)3は、テレビ等の映像視聴機能付きカーナビゲーション5に接続される、車両CAN又はその他車両情報(以下、「車両情報」という。)2のデータラインの間に挿入して接続する。
【0015】
テレビ等の映像視聴アダプターにより、処理された圧縮車両情報4は、テレビ等の映像視聴アダプター3からテレビ等の映像視聴機能付きカーナビゲーション5へ送信される。
【0016】
テレビ等の映像視聴アダプター3は、テレビ等の映像視聴アダプター接続無し状態への切り替えスイッチ6と接続され、テレビ等の映像視聴アダプター接続無し状態へ切り替えることができる。
【0017】
<従来技術と本発明技術>
図2は、従来技術と本発明の電気的処理とカーナビゲーション及びテレビ等の映像視聴の状態を表すグラフである。
【0018】
テレビ等の映像視聴可能なカーナビゲーション5は、走行中テレビ等の映像視聴することができない。
【0019】
テレビ等の映像視聴可能なカーナビゲーション5は、停止中に映像視聴することができる。
【0020】
従来技術は、車両が走行中にテレビ等の映像視聴できないカーナビゲーションにおいて、カーナビゲーションに送信する車速情報信号、パーキング信号等車両の走行状態を監視する信号を遮断することで、走行中にテレビ等を視聴可能にしている。
【0021】
従来技術は、カーナビゲーションに送信する車速情報信号、パーキング信号等車両の走行状態を監視する信号を遮断するため、テレビ等映像視聴中はナビゲーションが停止もしくは正常に動作しない。
【0022】
図3は、本発明の一実施形態に係るテレビ等の映像視聴アダプター3の処理の流れを示すフローチャートである。
【0023】
本発明は、車両情報2取得許可(ステップS2)することで、車両情報2に応じて、車両情報2取得(ステップS10)し、その取得車両情報2の保存蓄積(ステップS11)し、復帰(ステップS12)する。
【0024】
取得した車両情報2を送信する前に、一定時間送信待機中か(ステップS3)確認し、一定時間経過まで、待機する。
【0025】
一定時間経過後、取得した車両情報2の保存データを送信用メモリーにコピー(ステップS4)した後、保存した車両情報2をクリアする。(ステップS5)
【0026】
演算手段が、車両から取得した車両情報2の密度に関する計算において、車両の速度に応じて一度に送信する車両情報量を変化、又は一度に送信する車両情報量を徐々に又は段階的に変化させる演算を行い、情報送信手段である出力装置が、演算結果として処理された圧縮車両情報4を送信する。(ステップS6)
【0027】
送信データをすべて送信できるまでループ処理を実行し(ステップS7)、すべて送信終了すると送信用メモリーをクリアする(ステップS8)。
【0028】
図4は、本発明の一実施形態に係るテレビ等の映像視聴アダプター3の構造を示すブロック図である。
【0029】
テレビ等の映像視聴アダプター3は、車両情報2を取得するための情報入力手段である入力装置21を備える。
【0030】
テレビ等の映像視聴アダプター3は、車両情報2を取得するための入力装置21で取得した車両情報2を保存するための情報記憶手段である記憶装置22を備える。
【0031】
テレビ等の映像視聴アダプター3は、取得した車両情報2を保存するための記憶装置22が記憶した車両情報2から演算するための演算装置23 を備える。
【0032】
テレビ等の映像視聴アダプター3は、記憶した車両情報2を演算するための演算装置23によって処理された圧縮車両情報4を送信するための出力装置24を備える。
【0033】
テレビ等の映像視聴アダプター3は、テレビ等の映像視聴アダプター接続無し状態ヘの切り替えスイッチ6により、テレビ等の映像視聴アダプター接続無し状態へ切り替える。
【符号の説明】
【0034】
1:車両
2:車両CAN又はその他車両情報
3:テレビ等の映像視聴アダプター(映像視聴装置)
4:テレビ等の映像視聴アダプターにより、処理された圧縮車両情報
5:テレビ等の映像視聴機能付きカーナビゲーション
6:テレビ等の映像視聴アダプター接続無し状態への切り替えスイッチ
21:車両CAN又はその他車両情報を取得するための入力装置
22:取得した情報を保存するための記憶装置
23:記憶した情報から演算するための演算装置
24:演算した結果を送信するための出力装置