(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024053943
(43)【公開日】2024-04-16
(54)【発明の名称】車両用バンパ装置
(51)【国際特許分類】
B60R 19/24 20060101AFI20240409BHJP
B62D 25/08 20060101ALI20240409BHJP
【FI】
B60R19/24 N
B62D25/08 D
【審査請求】未請求
【請求項の数】6
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022160481
(22)【出願日】2022-10-04
(71)【出願人】
【識別番号】000003997
【氏名又は名称】日産自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000486
【氏名又は名称】弁理士法人とこしえ特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】國保 雄介
【テーマコード(参考)】
3D203
【Fターム(参考)】
3D203AA02
3D203BA13
3D203BB16
3D203CA04
3D203CA23
3D203CA33
3D203CA35
3D203CA42
3D203CB03
3D203DA22
(57)【要約】
【課題】クラッシュボックスの変形に追従することができる車両用バンパ装置を提供する。
【解決手段】少なくとも前面131、上面132及び下面133を有し、車両左右方向に一体的に延在するバンパレインフォース・ロア13と、前記バンパレインフォース・ロアの車両後方に配置された箱状のクラッシュボックス・ロア14と、前記バンパレインフォース・ロアに設けられ、前記クラッシュボックス・ロアに覆い被さるように、前記バンパレインフォース・ロアの後端よりも車両後方に向けて延在する、前記バンパレインフォース・ロアとは別体の板状部材20と、を備える。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも前面、上面及び下面を有し、車両左右方向に一体的に延在するバンパレインフォースと、
前記バンパレインフォースの車両後方に配置された箱状のクラッシュボックスと、
前記バンパレインフォースに設けられ、前記クラッシュボックスに覆い被さるように、前記バンパレインフォースの後端よりも車両後方に向けて延在する、前記バンパレインフォースとは別体の板状部材と、を備える車両用バンパ装置。
【請求項2】
前記板状部材は、
車両前後方向に沿う断面視においてコの字形状とされ、
前記バンパレインフォースの前面に対面する前面と、前記クラッシュボックスの上面に対面する上面と、前記クラッシュボックスの下面に対面する下面と、を含む請求項1に記載の車両用バンパ装置。
【請求項3】
前記板状部材の前記前面に、車両左右方向に延在するビードを有する請求項2に記載の車両用バンパ装置。
【請求項4】
前記板状部材の素材の破断強度は、前記クラッシュボックスの素材の破断強度以上である請求項1~3のいずれか一項に記載の車両用バンパ装置。
【請求項5】
前記バンパレインフォースは、前面、上面、下面及び後面を有し、車両前後方向に沿う断面視において閉じ断面形状とされている請求項1~3のいずれか一項に記載の車両用バンパ装置。
【請求項6】
前記バンパレインフォースは、バンパレインフォース・アッパとバンパレインフォース・ロアとを含み、
前記板状部材は、少なくとも前記バンパレインフォース・ロアに設けられている請求項1~3のいずれか一項に記載の車両用バンパ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用バンパ装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
車両用バンパ装置として、バンパレインフォースメントと、クラッシュボックスと、固縛ナットと、を有し、バンパレインフォースメントは外側表面を構成する板部を有し、クラッシュボックスは、板部よりもキャビンに近い位置に配置され、軸方向が車両前後方向に伸びる向きで板部に固定された筒部を有するものが知られている(特許文献1)。この種の車両用バンパ装置では、車両の衝突によってバンパレインフォースメントに荷重が加わるとクラッシュボックスが潰れ、これにより衝突エネルギーが吸収される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来の車両用バンパ装置では、車両の衝突によってクラッシュボックスが潰れて拡径することになるが、バンパレインフォースメントが左右方向に延在する一体的構造物であるため、クラッシュボックスの拡径変形に追従してバンパレインフォースメントが変形しないおそれがある。
【0005】
本発明が解決しようとする課題は、クラッシュボックスの変形に追従することができる車両用バンパ装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、少なくともバンパレインフォースとクラッシュボックスとを備える車両用バンパ装置において、バンパレインフォースとは別体の板状部材を、クラッシュボックスに覆い被さるようにバンパレインフォースの上面又は下面の少なくとも一方に設けることによって上記課題を解決する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、車両の衝突によってクラッシュボックスが変形すると、当該変形に追従して板状部材が変形することになる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明に係る車両用バンパ装置の一実施の形態を適用した自動車のフロント部分を示す分解斜視図である。
【
図2】本発明に係る車両用バンパ装置の一実施の形態を示す分解斜視図である。
【
図5】本発明に係る車両用バンパ装置の実施例と比較例について、前面衝突した場合の変形状態を示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための形態例を説明する。
図1は、本発明に係る車両用バンパ装置の一実施の形態を適用した自動車のフロント部分を示す分解斜視図、
図2は、
図1のうちのバンパレインフォース・ロア13を示す分解斜視図、
図3は、
図2のバンパレインフォース・ロア13の主要部を示す斜視図、
図4は、
図3のIV-IV線に沿う断面図である。本実施形態のバンパ装置1は、
図1に示すように、バンパレインフォース・アッパ11と、2つのクラッシュボックス・アッパ12,12と、バンパレインフォース・ロア13と、2つのクラッシュボックス・ロア14,14と、エネルギーアブソーバ・アッパ15と、エネルギーアブソーバ・ロア16と、バンパフェイシア17とを備え、自動車の車体Bの前端に装着される。
【0010】
本実施形態のバンパ装置1が装着される車体Bは、その骨格を構成すべく、車体Bの前後方向に延在する左右一対のフロントサイドメンバB1と、フロント懸架装置を支持するフロントサスペンションメンバB2とを備える。
【0011】
本実施形態のバンパレインフォース・アッパ11は、鋼材又はアルミニウム材など高剛性の金属材料からなり、断面がコ字状,H字状又は閉じ断面形状になるように板材を折り曲げ加工することで構成されている。また、断面がコ字状とされた2つの部材を接合して閉じ断面形状のバンパレインフォース・アッパ11としてもよい。本実施形態のバンパレインフォース・アッパ11は、車体Bの左端から右端にまで一体的に延在し、その左右両端のそれぞれには、クラッシュボックス・アッパ12が溶接などにより固定されている。そして、2つのクラッシュボックス・アッパ12,12をフロントサイドメンバB1の前端に固定することで、バンパレインフォース・アッパ11が車体Bに固定される。クラッシュボックス・アッパ12とフロントサイドメンバB1との固定方法は特に限定されず、ボルトなどを用いることができる。
【0012】
本実施形態のクラッシュボックス・アッパ12は、鋼材又はアルミニウム材など高剛性の金属材料からなり、断面が矩形の箱状又は筒状に形成されている。車体Bの前後方向の両端部は、少なくとも一方が開口していてもよいし両方が閉塞されていてもよい。また、本実施形態のクラッシュボックス・アッパ12は、前面衝突時に車体Bの前後方向に潰れるように、側面又は側面の稜線部には切欠き又はビードからなる脆弱部が形成されている。
【0013】
本実施形態のバンパレインフォース・ロア13は、バンパレインフォース・アッパ11と同様に、鋼材又はアルミニウム材など高剛性の金属材料からなり、断面がコ字状,H字状又は閉じ断面形状になるように板材を折り曲げ加工することで構成されている。また、断面がコ字状とされた2つの部材を接合して閉じ断面形状のバンパレインフォース・ロア13としてもよい。本実施形態のバンパレインフォース・ロア13は、
図4に示すように断面が閉じ断面形状とされ、前面131と、上面132と、下面133と、後面134とを有する。
【0014】
本実施形態のバンパレインフォース・ロア13は、、車体Bの左端から右端にまで一体的に延在し、その左右両端のそれぞれには、クラッシュボックス・ロア14が溶接などにより固定されている。そして、2つのクラッシュボックス・ロア14,14をフロントサスペンションメンバB2の前端に固定することで、バンパレインフォース・ロア13が車体Bに固定される。クラッシュボックス・ロア14とフロントサスペンションメンバB2との固定方法は特に限定されず、ボルトなどを用いることができる。
【0015】
本実施形態のクラッシュボックス・ロア14は、クラッシュボックス・アッパ12と同様に、鋼材又はアルミニウム材など高剛性の金属材料からなり、断面が矩形の箱状又は筒状に形成され、
図3及び
図4に示すように、上面141と、下面142と、2つの側面143とを有する。車体Bの前後方向の両端部は、少なくとも一方が開口していてもよいし両方が閉塞されていてもよい。また、本実施形態のクラッシュボックス・アッパ12は、前面衝突時に車体Bの前後方向に潰れるように、側面又は側面の稜線部には切欠き又は凹部からなる脆弱部144が形成されている。
【0016】
エネルギーアブソーバ・アッパ15及びエネルギーアブソーバ・ロア16は、主として歩行者などの被衝突物の衝突荷重に対して有効に圧縮変形することができる軽衝突用衝撃吸収部材であり、発泡性樹脂などの樹脂材料やアルミニウムなどの金属材料で構成することができる。本実施形態のエネルギーアブソーバ・アッパ15は、バンパレインフォース・アッパ11の前面を覆うように当該バンパレインフォース・アッパ11に固定され、エネルギーアブソーバ・ロア16は、バンパレインフォース・ロア13の前面を覆うように当該バンパレインフォース・ロア13に固定されている。なお、本発明のバンパ装置において、これらエネルギーアブソーバ・アッパ15及びエネルギーアブソーバ・ロア16は必須の構成要素ではないことから、必要に応じてこれらエネルギーアブソーバ・アッパ15及びエネルギーアブソーバ・ロア16を省略してもよい。
【0017】
エネルギーアブソーバ・アッパ15及びエネルギーアブソーバ・ロア16の前方の車体Bには、バンパフェイシア17が固定されている。バンパフェイシア17は、バンパ装置1を構成するバンパレインフォース・アッパ11,バンパレインフォース・ロア13,エネルギーアブソーバ・アッパ15及びエネルギーアブソーバ・ロア16が車体Bの前面に露出しないように隠す意匠部材である。本実施形態のバンパフェイシア17は、特に限定はされないが、ポリプロピレンに代表される、強度、柔軟性、塗装性に優れた樹脂材料から構成することができる。
【0018】
特に本実施形態のバンパ装置1は、
図2に示すように、バンパレインフォース・ロア13とは別部材として形成された板状部材20を備え、この板状部材20がバンパレインフォース・ロア13に固定されている。本実施形態の板状部材20は、クラッシュボックス・ロア14の素材の破断強度と同等又はそれ以上の破断強度を有する素材、たとえば鋼材又はアルミニウム材など高剛性の金属材料で構成されている。本実施形態の板状部材20は、
図3及び
図4に示すように、板状素材を、車両前後方向に沿う断面視においてコの字形状に折り曲げ加工した形状とされ、クラッシュボックス・ロア14の上面141に対面する上面201と、同じくクラッシュボックス・ロア14の下面142に対面する下面202と、バンパレインフォース・ロア13の前面131に対面する前面203と、を含む。
【0019】
本実施形態の板状部材20は、
図4に示すように、バンパレインフォース・ロア13の前面131に溶接などにより固定され、上面201がクラッシュボックス・ロア14の上面141に覆い被さるとともに、下面202がクラッシュボックス・ロア14の下面142に覆い被さるように、バンパレインフォース・ロア13の後端よりも車両後方に向けて延在して設けられている。
【0020】
本実施形態の板状部材20は、
図3及び
図4に示すように、その前面203に、車両左右方向に延在し、車両後方に凸となるビード204を有する。また、本実施形態の板状部材20は、
図3及び
図4に示すように、その前面203に、車両左右方向に延在する孔205を有する。
【0021】
なお、図示する実施形態では、板状部材20をバンパレインフォース・ロア13とクラッシュボックス・ロア14との接合部分に設けた場合を示したが、これに代えて又はこれに加えて、同じ構成の板状部材20をバンパレインフォース・アッパ11とクラッシュボックス・アッパ12との接合部分に設けてもよい。
【0022】
次に作用を説明する。
図5は、本実施形態のバンパ装置1の実施例と比較例について、前面衝突した場合の変形状態を示す断面図である。なお、同図の下に示す実施例は、
図2~
図4に示す本実施形態に係る板状部材20が設けられたバンパ装置1であるのに対し、同図のうえに示す比較例は、実施例の構造から板状部材20のみを省略したものである。このような構成のバンパ装置1を含む実施例及び比較例に係る車両を用い、所定条件のフルラップ前面衝突試験を行った。
図5に示す左側のバリア(障壁)BRと細線で示す断面線が衝突前の状態を示し、右側のバリアBRと太線で示す断面線が衝突後の状態を示す。なお、実際のフルラップ前面衝突試験は、車両が
図5において右から左へ向かって前進走行し、位置が固定のバリアに衝突するが、説明の便宜上、
図5では、バリアBRが左から右へ向かって移動したものとする。
【0023】
図5の上図に示す比較例に係るバンパ装置1では、車両がバリアBRへ衝突するとバリアBRからの衝撃力がバンパレインフォース・ロア13に加わり、当該バンパレインフォース・ロア13を車両の後方に向かって押し込む。クラッシュボックス・ロア14には車両前後方向に脆弱な脆弱部144が形成されているので、バンパレインフォース・ロア13に加わった車両後方への衝撃力はクラッシュボックス・ロア14に伝わり、脆弱部144を起点にして当該クラッシュボックス・ロア14が車両の前後向に潰れる。このとき、
図5の上図に示すように、潰れることにより拡径したクラッシュボックス・ロア14には、バリアBRに向かう鋭利なエッジEDが形成されることがある。このような鋭利なエッジEDがバリアBRに接触又は接近すること自体、好ましくない。
【0024】
これに対し、
図5の下図に示す実施例に係るバンパ装置1では、車両がバリアBRへ衝突すると、上述した比較例と同様に、バリアBRからの衝撃力がバンパレインフォース・ロア13に加わり、当該バンパレインフォース・ロア13を車両の後方に向かって押し込む。クラッシュボックス・ロア14には車両前後方向に脆弱な脆弱部144が形成されているので、バンパレインフォース・ロア13に加わった車両後方への衝撃力はクラッシュボックス・ロア14に伝わり、脆弱部144を起点にして当該クラッシュボックス・ロア14が車両の前後向に潰れる。このとき、
図5の下図に示すように、潰れることにより拡径したクラッシュボックス・ロア14には、バリアBRに向かう鋭利なエッジEDが形成されることがある。
【0025】
しかしながら、実施例に係るバンパ装置1では、潰れることにより拡径したクラッシュボックス・ロア14に、バリアBRに向かう鋭利なエッジEDが形成されたとしても、
図5の下図に示すように、板状部材20の上面201と下面202が、クラッシュボックス・ロア14の上面141と下面142にそれぞれ覆い被さるようにして、バンパレインフォース・ロア13の後端よりも車両後方に向けて延在している。これにより、拡径したクラッシュボックス・ロア14に形成された、バリアBRに向かう鋭利なエッジEDは、
図5の下図に示すように板状部材20の上面201と下面202とのそれぞれに当接する。その結果、鋭利なエッジEDがバリアBRに接触又は接近するのを抑制することができる。
【0026】
以上のとおり、本実施形態のバンパ装置1によれば、少なくとも前面131、上面132及び下面133を有し、車両左右方向に一体的に延在するバンパレインフォース・ロア13と、バンパレインフォース・ロア13の車両後方に配置された箱状のクラッシュボックス・ロア14と、バンパレインフォース・ロア13に設けられ、クラッシュボックス・ロア14に覆い被さるように、バンパレインフォース・ロア13の後端よりも車両後方に向けて延在する、バンパレインフォース・ロア13とは別体の板状部材20と、を備えるので、車両の衝突によってクラッシュボックス・ロア14が変形すると、当該変形に追従して板状部材20が変形する。その結果、変形したクラッシュボックス・ロア14がバリアBRに接触又は接近するのを抑制することができる。
【0027】
また、本実施形態のバンパ装置1によれば、板状部材20は、車両前後方向に沿う断面視においてコの字形状とされ、バンパレインフォース・ロア13の前面131に対面する前面203と、クラッシュボックス・ロア14の上面141に対面する上面201と、クラッシュボックス・ロア14の下面142に対面する下面202と、を含むので、一つの部材で構成することができ、組付け作業性がよく、部品点数も削減できる。また、クラッシュボックス・ロア14の上面141の変形と下面142の変形に追従することもできる。なお、クラッシュボックス・ロア14の側面143のバリアBRに向かう変形に対しては、バンパレインフォース・ロア13により遮蔽することができる。
【0028】
また、本実施形態のバンパ装置1によれば、板状部材20の前面203に、車両左右方向に延在するビード204を有するので、上面201と下面202が開く方向に変形し易くなる。したがって、クラッシュボックス・ロア14の変形に対し、より一層追従することができる。
【0029】
また、本実施形態のバンパ装置1によれば、板状部材20の素材の破断強度は、クラッシュボックス・ロア14の素材の破断強度以上であるので、変形したクラッシュボックス・ロア14の鋭利なエッジEDが接触しても板状部材20の破断を抑制することができる。これにより、変形したクラッシュボックス・ロア14がバリアBRに接触又は接近するのをより一層抑制することができる。また、クラッシュボックス・ロア14が破断しても板状部材20は破断することはなく、クラッシュボックス・ロア14を覆い被せて保護することができる。
【0030】
また、本実施形態のバンパ装置1によれば、バンパレインフォース・ロア13は、前面131、上面132、下面133及び後面134を有し、車両前後方向に沿う断面視において閉じ断面形状とされているので、剛性が高くて変形し難く、車両の衝撃力をクラッシュボックス・ロア14に適切に伝達することができる。
【0031】
また、本実施形態のバンパ装置1によれば、バンパレインフォースは、バンパレインフォース・アッパ11とバンパレインフォース・ロア13とを含み、板状部材20は、少なくともバンパレインフォース・ロア13に設けられているので、車両下部の衝突に対しても適切に対応することができる。なお、上述した実施形態のバンパ装置1では、板状部材20をバンパレインフォース・ロア13に設けたが、本発明のバンパ装置はこれにのみ限定されず、板状部材20をバンパレインフォース・アッパ11に設けてもよい。
【符号の説明】
【0032】
1…バンパ装置
11…バンパレインフォース・アッパ
12…クラッシュボックス・アッパ
13…バンパレインフォース・ロア
131…前面
132…上面
133…下面
134…後面
14…クラッシュボックス・ロア
141…上面
142…下面
143…側面
144…脆弱部
15…エネルギーアブソーバ・アッパ
16…エネルギーアブソーバ・ロア
17…バンパフェイシア
20…板状部材
201…上面
202…下面
203…前面
204…ビード
205…孔