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▶ 中村 敏矢の特許一覧

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  • 特開-スマート型枠組立工法 図1
  • 特開-スマート型枠組立工法 図2
  • 特開-スマート型枠組立工法 図3
  • 特開-スマート型枠組立工法 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024054043
(43)【公開日】2024-04-16
(54)【発明の名称】スマート型枠組立工法
(51)【国際特許分類】
   E04G 17/02 20060101AFI20240409BHJP
【FI】
E04G17/02 B
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】書面
(21)【出願番号】P 2022168690
(22)【出願日】2022-10-04
(71)【出願人】
【識別番号】595018190
【氏名又は名称】中村 敏矢
(72)【発明者】
【氏名】中村 敏矢
【テーマコード(参考)】
2E150
【Fターム(参考)】
2E150BA32
2E150CA01
2E150CA03
2E150CA11
2E150CA13
2E150MA02Z
(57)【要約】
【課題】(1)従来の桟木で組み立てる型枠の工法は釘打ち、釘抜きが基本であり、重労務を伴い、微細な技術が求められ、技術者に育つまで長期間を要し、従って、若い人に敬遠され、後継者不足が深刻である。
(2)桟木は腐食して、産業廃棄物の処理費がかかる。
(3)地球の森林が2年間で日本の国土面積相当減少している。
この発明は、上記課題を克服するために、型枠の組み立てを鋼材ビス留めの単純作業化と軽労務化を目指し、組み立て技術者の短期育成が可能で、業界の後継者問題、少子高齢化問題に貢献できる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンクリート型枠の加工組立を組立用部材として、鉄板等で作り。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建設業等のコンクリート型枠の組み立ての合理化促進に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、建設業等のコンクーリト型枠の組み立ては、桟木に枠板を釘打ちして組み立てるのが一般的である。
【先行技術文献】
【0003】
【非特許文献1】図解建築の型枠工事(理工学社、畑中和穂著)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の工法は、次のような欠点があった。
(イ)型枠パネルの加工に手間がかかる。
(ロ)加工の型枠パネルの厚さが6cmになって運搬、積み置き整理の効率が悪い。
(ハ)加工、組み立て技術が複雑で微細な技術を要し、技術習得に長期間を要する。
(ニ)転用効率が悪い。
本発明は、以上の問題点を解決するために発明されたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
課題を解決するために桟木を一切使わず、直線壁部のジョイントにはビス孔を明けた鋼材、鋼鉄板0.5~1.0mm面から枠板にビス留めし、角部壁等全ての角部に角用鉄板等を効果的に用いてコンクリート型枠を組み立てる。
【発明の効果】
【0006】
本発明を使用することによって、加工、組み立ての手間が省け、運搬、積み置き整理の作業能率を高め、組み立ての単純化で、短期間で組み立て技術が習得できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の直線壁部のジョイントに用いる鋼材、ジョイント鉄板と使用例である。
図2】本発明の角壁部のジョイントに用る角用鉄板と使用例である。
図3】本発明の施工に用いる、パイプ取付の金具である
図4】本発明の施工に用いる、角引き用部材のセットと工法である。
【本発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を説明する。
(イ) (1)の要所に接合に利用するビス孔(2)4mmを2又は4ヶ所明けて直線壁部の枠板(3)の接合にビス(4)留めして用いる。
(ロ)鉄板を90度に折り曲げて、折り曲げ面の中央部に角部接合鉄板(5)として、ビス孔(2)4mmを2つ又は4つ明け角を組み立てる。
【符号の説明】
【0009】
1 接合鋼鉄板厚さ0.5~1.0mm
2 ビス孔φ4~5mm
3 枠板コンパネ厚さ12mm
4 ビス φ3、5~12mm
5 角部接合鉄板
図1
図2
図3
図4