(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024005409
(43)【公開日】2024-01-17
(54)【発明の名称】画像読取装置
(51)【国際特許分類】
H04N 1/00 20060101AFI20240110BHJP
H04N 1/04 20060101ALI20240110BHJP
B65H 31/00 20060101ALI20240110BHJP
【FI】
H04N1/00 519
H04N1/00 Z
H04N1/12 Z
B65H31/00 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】7
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022105585
(22)【出願日】2022-06-30
(71)【出願人】
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100179475
【弁理士】
【氏名又は名称】仲井 智至
(74)【代理人】
【識別番号】100216253
【弁理士】
【氏名又は名称】松岡 宏紀
(74)【代理人】
【識別番号】100225901
【弁理士】
【氏名又は名称】今村 真之
(72)【発明者】
【氏名】河崎 麦雄
(72)【発明者】
【氏名】吉岡 一郎
(72)【発明者】
【氏名】▲高▼橋 和章
(72)【発明者】
【氏名】浜 順子
【テーマコード(参考)】
3F054
5C062
5C072
【Fターム(参考)】
3F054AA02
3F054AC01
3F054BC11
3F054BJ02
3F054DA12
3F054DA21
5C062AA05
5C062AB02
5C062AB10
5C062AB17
5C062AB20
5C062AB25
5C062AB30
5C062AB31
5C062AB32
5C062AB33
5C062AB35
5C062AB46
5C062AC09
5C062AC11
5C062AC15
5C062AD02
5C062AD06
5C062BA02
5C072AA01
5C072BA05
5C072DA25
5C072EA07
5C072NA01
5C072NA07
5C072WA02
5C072XA04
(57)【要約】 (修正有)
【課題】ユーザーが操作部を操作しやすいUターンパスを備える画像読取装置を提供する。
【解決手段】画像読取装置110は、媒体における画像を読み取る読取部と、媒体Pが供給される供給口13を有する本体部2と、本体部2より第1の側(前方向側)に配置され、媒体が排出される排出口75を有する排出部5と、を備える。本体部2及び排出部5は、供給口13から供給された媒体をUターンさせ、排出口75から排出する。排出部5は、第1の側から視認可能な面に操作部7を備える。
【選択図】
図1J
【特許請求の範囲】
【請求項1】
媒体における画像を読み取る読取部と、
前記媒体が供給される供給口を有する本体部と、
前記本体部より第1の側に配置され、前記媒体が排出される排出口を有する排出部と、を備え、
前記本体部及び前記排出部は、前記供給口から供給された前記媒体がUターンして前記排出口から排出されるように構成され、
前記排出部の前記第1の側から視認可能な面に、操作部が設けられる、画像読取装置。
【請求項2】
請求項1に記載の画像読取装置であって、
前記排出部は、
前記第1の側から見た場合に、前記媒体の搬送方向の下流側に向けて他の部分より突出した突出部を有し、
前記搬送方向と交差する方向を幅方向としたとき、前記幅方向における前記突出部に対応する位置に、前記操作部が設けられる、画像読取装置。
【請求項3】
請求項2に記載の画像読取装置であって、
前記排出部において、前記突出部と他の部分との間の境界部は、前記第1の側から見た場合に、前記幅方向と交差するように傾斜する、画像読取装置。
【請求項4】
請求項2に記載の画像読取装置であって、
前記突出部は、前記本体部と略同じ高さまで前記搬送方向の下流側に向けて突出し、
前記操作部は、タッチパネルを有する、画像読取装置。
【請求項5】
請求項1に記載の画像読取装置であって、
前記本体部は、前記排出口から排出された前記媒体を受ける受け部を備え、
前記画像読取装置を前記第1の側から見た場合に、前記受け部の一部が露出する、画像読取装置。
【請求項6】
請求項5に記載の画像読取装置であって、
前記受け部の色彩の明度は、前記排出部の色彩の明度より低い、画像読取装置。
【請求項7】
請求項5に記載の画像読取装置であって、
前記受け部の色彩の明度は、マンセル値で7以下である、画像読取装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像読取装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、特許文献1に示すように、原稿を供給可能な供給部と読み取りした原稿を排出する排出部とを備える画像読取装置が知られている。当該画像読取装置では、供給部から供給された原稿をUターンさせて排出部から排出する、いわゆる「Uターンパス」を備えることで、画像読取装置のフットプリントを抑制している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記のUターンパスを備える画像読取装置において、操作部が排出部よりも奥まった位置に配置されていると、ユーザーが操作しにくい、という課題がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
画像読取装置は、媒体における画像を読み取る読取部と、前記媒体が供給される供給口を有する本体部と、前記本体部より第1の側に配置され、前記媒体が排出される排出口を有する排出部と、を備え、前記本体部及び前記排出部は、前記供給口から供給された前記媒体がUターンして前記排出口から排出されるように構成され、前記排出部の前記第1の側から視認可能な面に、操作部が設けられる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1A】第1実施形態にかかる画像読取装置の内部構成を示す模式図。
【
図1B】第1実施形態にかかる画像読取装置の内部構成を示す模式図。
【
図1C】第1実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す正面図。
【
図1D】第1実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す平面図。
【
図1E】第1実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す左側面図。
【
図1F】第1実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す右側面図。
【
図1G】第1実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す底面図。
【
図1H】第1実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す背面図。
【
図1J】第1実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す斜視図。
【
図1K】第1実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す斜視図。
【
図1L】第1実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す斜視図。
【
図2A】第2実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す正面図。
【
図2B】第2実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す平面図。
【
図2C】第2実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す左側面図。
【
図2D】第2実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す右側面図。
【
図3A】第3実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す正面図。
【
図3B】第3実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す平面図。
【
図3C】第3実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す左側面図。
【
図3D】第3実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す右側面図。
【
図4A】第4実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す正面図。
【
図4B】第4実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す平面図。
【
図4C】第4実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す左側面図。
【
図4D】第4実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す右側面図。
【
図5】第5実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す正面図。
【
図6】第6実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す正面図。
【
図7】第7実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す正面図。
【
図8】第8実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す正面図。
【
図9A】第9実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す正面図。
【
図9B】第9実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す平面図。
【
図9C】第9実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す左側面図。
【
図9D】第9実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す右側面図。
【
図9E】第9実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す斜視図。
【
図9F】第9実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す斜視図。
【
図9G】第9実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す斜視図。
【
図10A】第10実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す正面図。
【
図10B】第10実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す平面図。
【
図10C】第10実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す左側面図。
【
図10D】第10実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す右側面図。
【
図11A】第11実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す正面図。
【
図11B】第11実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す平面図。
【
図11C】第11実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す左側面図。
【
図11D】第11実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す右側面図。
【
図12A】第12実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す正面図。
【
図12B】第12実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す平面図。
【
図12C】第12実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す左側面図。
【
図12D】第12実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す右側面図。
【
図13】第13実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す正面図。
【
図14】第14実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す正面図。
【
図15】第15実施形態にかかる画像読取装置の構成を示す正面図。
【発明を実施するための形態】
【0007】
1.第1実施形態
まず、画像読取装置110の構成について説明する。
画像読取装置110は、例えば、媒体Pの第1面とその反対の第2面のうち少なくとも一面を読み取り可能なシートフィードタイプのスキャナーである。媒体Pは、例えば、シート状の原稿や、カード状の原稿や冊子状の原稿等である。
【0008】
以下の各図では、画像読取装置110が水平面上に載置された状態とし、水平面に沿う方向として、画像読取装置110の前後方向をY軸に沿った方向とし、Y軸に直交する左右方向(又は幅方向)をX軸に沿った方向とする。また、水平面に対して鉛直方向(上下方向)をZ軸に沿った方向とする。前方向は+Y方向、後方向は-Y方向、左方向は+X方向、右方向は-X方向、上方向は+Z方向、下方向は-Z方向である。
また、以下では媒体Pが搬送される方向を「下流」といい、これと反対の方向を「上流」と称する場合がある。
【0009】
図1A及び
図1Bは、画像読取装置110の内部構成を示す模式図である。
図1Cは、画像読取装置110を-Y方向に見た正面図である。
図1Dは、画像読取装置110を-Z方向に見た平面図である。
図1Eは、画像読取装置110を-X方向に見た左側面図あり、
図1Fは、画像読取装置110を+X方向に見た右側面図である。
図1Gは、画像読取装置110を+Z方向に見た底面図である。
図1Hは、画像読取装置110を+Y方向に見た背面図である。
図1Jは、画像読取装置110を正面右斜め側から見た斜視図であり、
図1Kは、画像読取装置110を正面左斜め側から見た斜視図である。
図1Lは、画像読取装置110を背面左斜め側から見た斜視図である。
【0010】
図1Aに示すように、画像読取装置110は、本体部2と、本体部2より第1の側(前方向側)に配置された排出部5と、本体部2及び排出部5を支持する支持部6と、を備える。
本体部2は、第1ユニット3及び第2ユニット4を備える。排出部5は、第2ユニット4より+Y方向側に配置される。
【0011】
本体部2は、媒体Pが供給される供給口13を有する。供給口13は、本体部2(第2ユニット4)の上部に配置される。また、供給口13は、上部開閉部10の開閉動作によって開状態と閉状態とに移行可能に構成される。上部開閉部10は、本体部2の頂部に配置される。上部開閉部10は不図示の回転軸を中心に回転可能であり、回転することで供給口13を開閉する。
図1A及び
図1Bは、供給口13の開状態を示し、
図1D等では、供給口13の閉状態を示す。
排出部5は、媒体Pが排出される排出口75を有する。排出口75は、排出部5の上部に配置される。本実施形態の排出口75は、供給口13よりも下方に位置する。
また、本体部2は、排出口75から排出された媒体Pを受ける受け部4aを備える。受け部4aは、第2ユニット4の+Y方向の面である。受け部4aにおいて媒体Pが支持される面は傾斜面であり、排出口75から排出された媒体Pは、受け部4aによって傾斜姿勢に支持される。
【0012】
本体部2及び排出部5は、支持部6に対して本体回転軸6cを中心に回転可能であり、本実施形態において本体部2及び排出部5は、回転することで2つの姿勢を保持可能である。具体的には、
図1Aでは通常読み取り姿勢を示し、
図1Bでは冊子読み取り姿勢を示す。
通常読み取り姿勢は、読み取り搬送路R2が反転搬送路R3に接続された姿勢である。また、冊子読み取り姿勢は、読み取り搬送路R2が非反転搬送路R4に接続された姿勢である。
【0013】
本実施形態において姿勢切り替えは、ユーザーが本体部2及び排出部5に外力を付与することで行われる。通常読み取り姿勢と冊子読み取り姿勢とは、それぞれ不図示のスナップフィット部により保持される。なお、モーター等の動力によって姿勢切り替えを行う構成であってもよい。
【0014】
図1Aに示す角度α1と、
図1Bに示す角度α2は、それぞれ読み取り搬送路R2と画像読取装置110の載置面Gとの成す角度である。冊子読み取り姿勢の場合の角度α2は、通常読み取り姿勢の場合の角度α1よりも小さくなる。なお、直線Lは、読み取り搬送路R2の延長仮想線である。
通常読み取り姿勢では、画像読取装置110を載置する載置面Gへの画像読取装置110の投影面積が最も小さくなり、即ち画像読取装置110のフットプリントが最も小さくなる姿勢となる。
なお、フットプリントとは、画像読取装置110を上方から見下ろした際の画像読取装置110のX-Y平面における占有面積である。
通常読み取り姿勢は、シート状の原稿、即ち剛性の低く撓み易い媒体Pの読み取りに適する。冊子読み取り姿勢は、プラスチックカードや冊子等の、剛性が高く撓み難い媒体Pの読み取りに適する。
【0015】
なお、媒体支持部11の載置面Gに対する傾斜角度は、冊子読み取り姿勢の場合が通常読み取り姿勢の場合よりも小さくなる。
同様に読み取り搬送路R2の載置面Gに対する傾斜角度は、冊子読み取り姿勢の場合が通常読み取り姿勢の場合よりも小さくなる。
同様に第1搬送ローラー対16による媒体Pのニップ位置と第2搬送ローラー対20による媒体Pのニップ位置とを結ぶ直線の載置面Gに対する傾斜角度は、冊子読み取り姿勢の場合が通常読み取り姿勢の場合よりも小さくなる。
【0016】
図1Aに示すように、給送される媒体Pは、媒体支持部11によって傾斜姿勢に支持される。媒体支持部11に複数枚の媒体Pが支持された場合には、最上位の媒体Pが給送ローラー14によって下流に送り出される。媒体支持部11は上部開閉部10の一部に形成される。
【0017】
媒体支持部11には、媒体Pのサイドエッジをガイドする一対のエッジガイド12が設けられる。一対のエッジガイド12は、媒体Pの幅方向(X軸に沿った方向)にスライド可能に設けられる。一対のエッジガイド12は、媒体Pの幅方向の中心位置を挟んで互いに離間し、或いは互いに接近する様に、不図示のラックピニオン機構によって連動する様に設けられる。即ち本実施形態の画像読取装置110は、所謂センター給送方式を採用する。
【0018】
給送ローラー14は、第2ユニット4に設けられる。給送ローラー14は、不図示のモーターから動力を得て回転する。第1ユニット3において給送ローラー14と対向する位置には、分離ローラー15が設けられる。分離ローラー15は、不図示のトルクリミッターによって回転トルクが付与されており、媒体Pの重送を抑制する。
給送ローラー14と分離ローラー15は、媒体Pの幅方向における中心位置に設けられる。なお、分離ローラー15に代えて分離パッドを設けてもよい。
また、本実施形態では媒体支持部11に載置された媒体Pに対し上側に給送ローラー14が設けられ、最も上の媒体Pから給送される構成であるが、媒体支持部11に載置された媒体Pに対し下側に給送ローラー14が設けられ、最も下の媒体Pから給送される構成であってもよい。
【0019】
分離ローラー15と不図示のトルクリミッターとは不図示の歯車を介して接続可能に構成されているとともに、不図示のソレノイドによって前記不図示の歯車が変位することで、分離ローラー15とトルクリミッターとが接続される状態、即ち媒体Pを分離する分離状態と、分離ローラー15とトルクリミッターとが接続されない状態、即ち媒体Pを分離しない非分離状態とを切り替え可能となっている。そして、上記ソレノイドを制御する制御部(不図示)は、画像読取装置110が通常読み取り姿勢にある際に分離状態となり、画像読取装置110が冊子読み取り姿勢にある際に非分離状態となる様に上記ソレノイドを制御する。
【0020】
給送ローラー14と分離ローラー15の下流には、第1搬送ローラー対16が設けられる。第1搬送ローラー対16は、第1ユニット3に設けられる第1下ローラー17と、第2ユニット4に設けられる第1上ローラー18とで構成される。第1上ローラー18は、第1下ローラー17に対して進退可能に設けられているとともに、不図示の押圧部材、例えばコイルばねによって第1下ローラー17に向けて押圧される。
第1下ローラー17と第1上ローラー18は、ともに不図示のモーターから動力を得て回転する。第1下ローラー17と第1上ローラー18は、それぞれ媒体Pの幅方向における中心位置を挟む様に2つ設けられる。
【0021】
第1搬送ローラー対16の下流には、読取部を構成する第1読取部32と第2読取部33とが対向配置される。第1読取部32は、第1ユニット3に設けられ、第2読取部33は、第2ユニット4に設けられる。第1読取部32は、媒体支持部11に支持された媒体Pの下面(第1面)を読み取り、第2読取部33は、媒体支持部11に支持された媒体Pの上面(第2面)を読み取る。このとき、第1読取部32と第2読取部33は、媒体Pに形成された画像を読み取る。すなわち、読取部は、媒体Pにおける画像を読み取るとも言える。第2読取部33は、第1読取部32に対して進退可能に設けられているとともに、不図示の押圧部材、例えばコイルばねによって第1読取部32に向けて押圧される。
本実施形態において第1読取部32及び第2読取部33は、密着型イメージセンサーモジュール(CISM)で構成される。第1読取部32はコンタクトガラス32aを備え、第2読取部33はコンタクトガラス33aを備える。
【0022】
第1読取部32と第2読取部33との下流には、第2搬送ローラー対20が設けられる。第2搬送ローラー対20は、第1ユニット3に設けられる第2下ローラー21と、第2ユニット4に設けられる第2上ローラー22とで構成される。第2上ローラー22は、第2下ローラー21に対して進退可能に設けられているとともに、不図示の押圧部材、例えばコイルばねによって第2下ローラー21に向けて押圧される。
第2下ローラー21と第2上ローラー22とは、ともに不図示のモーターから動力を得て回転する。第2下ローラー21と第2上ローラー22は、それぞれ媒体Pの幅方向における中心位置を挟む様に2つ設けられる。
【0023】
一点鎖線で示す媒体給送路R1は、給送ローラー14と分離ローラー15とのニップ位置から、第1搬送ローラー対16のニップ位置までの搬送経路である。
また、破線で示す読み取り搬送路R2は、第1搬送ローラー対16のニップ位置から、第2搬送ローラー対20のニップ位置までの搬送経路である。
【0024】
画像読取装置110が
図1Aに示す通常読み取り姿勢にある場合、読み取り搬送路R2に対し下流には、読み取りの行われた媒体Pを上向きに反転させて排出する際の反転搬送路R3が形成される。反転搬送路R3は、第2搬送ローラー対20のニップ位置から、第4搬送ローラー対28のニップ位置までの搬送経路であって、図において二点鎖線で示す様に、斜め下方向に搬送される媒体Pを上向きに湾曲反転させて排出口75から斜め上方向に排出する為の搬送送路である。反転搬送路R3は、本実施形態では、その全体が搬送される媒体Pを上向きに反転させる反転路として構成したが、例えば、直線状の搬送路を更に含み、媒体Pを上向きに反転させる反転路が反転搬送路R3の一部を構成していてもよい。反転搬送路R3を経由して排出口75から斜め上方向に排出される媒体Pは、第2ユニット4の+Y方向の受け部4aによって傾斜姿勢に支持される。
すなわち、本実施形態の画像読取装置110は、上記搬送経路を介して、供給口13から供給された媒体PがUターンして排出口75から排出されるように構成される。
【0025】
画像読取装置110が
図1Bに示す冊子読み取り姿勢にある場合、読み取り搬送路R2に対し下流には、読み取りの行われた媒体Pを反転させずに排出する際の非反転搬送路R4が形成される。非反転搬送路R4は、第2搬送ローラー対20のニップ位置より下流の搬送路であって、
図1Bにおいて二点鎖線で示す様に読み取り搬送路R2において斜め下方向に搬送される媒体Pを湾曲反転させずにそのまま第2排出口76から斜め下方向に排出する為の搬送送路である。
なお、第2搬送ローラー対20は、非反転搬送路R4から媒体Pを排出する排出ローラー対として機能する。
【0026】
反転搬送路R3には、第3搬送ローラー対24と第4搬送ローラー対28とが設けられる。
第3搬送ローラー対24は、排出部5に設けられる第3駆動ローラー25と、第2ユニット4に設けられる第3従動ローラー26とで構成される。第3従動ローラー26は、第3駆動ローラー25に対して進退可能に設けられているとともに、不図示の押圧部材、例えばコイルばねによって第3駆動ローラー25に向けて押圧される。第3駆動ローラー25は、不図示のモーターにより駆動される。第3従動ローラー26は、従動回転するローラーである。
【0027】
第4搬送ローラー対28は、排出部5に設けられる第4駆動ローラー29と、第2ユニット4に設けられる第4従動ローラー30とで構成される。第4従動ローラー30は、第4駆動ローラー29に対して進退可能に設けられているとともに、不図示の押圧部材、例えばコイルばねによって第4駆動ローラー29に向けて押圧される。第4駆動ローラー29は、不図示のモーターにより駆動される。第4従動ローラー30は、従動回転するローラーである。
【0028】
図1Eに示すように、本体部2の+X方向の側面には、第1接続部71、第2接続部72、及び第3接続部73が設けられる。第1接続部71は、接続対象の一例であるUSB Type-Aのプラグ(不図示)が接続される接続部である。第2接続部72は、接続対象の一例であるUSB Type-Cのプラグ(不図示)が接続される接続部である。第3接続部73は、本体部2に電力を供給する為の電源プラグ(不図示)が接続される接続部である。
なお、USBは、Universal Serial Busの略称であり、Type-AとType-CはそれぞれUSB規格において規定された複数の種類の一つである。
【0029】
第1接続部71には、USBケーブル(不図示)を介して外部機器を接続できるほか、記憶媒体、例えばUSBメモリー(不図示)を接続できる。そして、制御部(不図示)は、第1接続部71に接続された記憶媒体に対し読み取りデータを保存することができる。また、第2接続部72には、USBケーブル(不図示)を介して外部機器を接続できる。第1接続部71、第2接続部72、及び第3接続部73は、本体部2の背面側に位置する回路基板(不図示)に設けられる。
なお、本実施形態では画像読取装置110は第2接続部72に接続された外部機器から電力の供給を受けることも可能に構成されている。
【0030】
次に、画像読取装置110における排出部5等の形態について説明する。
図1Cに示すように、排出部5の前方向側から視認可能な面である前方面5aに、操作部7が設けられる。前方面5aは、排出部5の+Y方向端部の面である。操作部7は、電源ボタンを含む複数の操作ボタン群で構成される。操作部7は、X軸に沿って長細い形態で配置される。排出部5における正面側から視認できる前方面5aに操作部7が設けられるため、ユーザーは操作部7を操作しやすくなる。まとめると、画像読取装置110は媒体Pが供給される供給口13を有する本体部2と、本体部2より第1の側に配置され、媒体Pが排出される排出口75を有する排出部5と、を備え、本体部2及び排出部5は、供給口13から供給された媒体PがUターンして排出口75から排出されるように構成され、排出部5の第1の側から視認可能な面に、操作部7が設けられる。これにより、ユーザーは操作部7を操作しやすくなる。
【0031】
排出部5のX軸に沿った方向における幅寸法は、本体部2のX軸に沿った方向における幅寸法とほぼ同じである。
排出部5は、前方向側から見た場合(-Y方向に見た場合)に、媒体Pの搬送方向の下流側に向けて他の部分より突出した突出部111を有する。本実施形態の突出部111は、排出部5の+X方向端部よりも-X方向側に配置されるとともに、排出部5の-X方向端部にかけて形成される。
【0032】
また、排出部5のX軸に沿った幅寸法を100とした場合、突出部111のX軸に沿った寸法は、排出部5の幅寸法の30~40程度である。
また、支持部6の+Z方向端部から本体部2の+Z方向端部までの高さ位置を100とした場合、排出部5の他の部分の頂部115(他の部分の+Z方向端部)の高さ位置は、60程度であり、突出部111の頂部(突出部111の+Z方向端部)の高さ位置は、70程度である。また、本体部2の高さ寸法を100とした場合、排出部5の頂部115と突出部111の頂部との寸法差(高低差)は10程度である。
【0033】
そして、幅方向(X軸に沿った方向)における突出部111に対応する位置に、操作部7が設けられる。すなわち、突出部111が設けられた領域を利用して操作部7が配置される。言い換えれば、排出部5は、第1の側から見た場合に、媒体Pの搬送方向の下流側に向けて他の部分より突出した突出部111を有し、搬送方向と交差する方向を幅方向としたとき、幅方向における突出部111に対応する位置に、操作部7が設けられる。これにより、排出部5全体の面積が大きくなることを抑制しつつ、排出部5に操作部7を設けるスペースを確保することができる。
【0034】
また、排出部5における突出部111と他の部分との間には、境界部112が設けられる。境界部112は、前方向側から見た場合に、幅方向と交差するように傾斜する。本実施形態の境界部112は、排出部5の他の部分の頂部115の-X方向端部から突出部111の頂部に向けて徐々に上方に向く傾斜面を有する。言い換えれば、排出部5において、突出部111と他の部分との間の境界部は、第1の側から見た場合に、幅方向と交差するように傾斜する。
境界部112が幅方向と交差するように傾斜することで、媒体Pを取り出す際に、媒体Pが境界部112に引っかかることを抑制できる。
【0035】
また、画像読取装置110を前方向側から見た場合に、受け部4aの一部が露出する。言い換えれば、本体部2は、排出口75から排出された媒体Pを受ける受け部4aを備え、画像読取装置110を第1の側から見た場合に、受け部4aの一部が露出する。
これにより、受け部4aに支持された媒体Pを前方向側から取り出しやすくすることができる。
【0036】
ここで、受け部4aの色彩の明度は、排出部5の色彩の明度より低いことが好ましい。本実施形態では、受け部4aは黒系色であり、排出部5は白系色である。言い換えれば、受け部4aの色彩の明度は、排出部5の色彩の明度より低い。これにより、画像読取装置110を前方向側から見たとき、排出部5と受け部4aとにコントラストが付くため、受け部4aの位置を認識しやすくなる。
なお、受け部4aの色彩の明度が、マンセル値で7以下であってもよい。このようにすれば、媒体Pは一般的に明度が高いため、受け部4aの色彩を比較的暗くすることで、受け部4aに支持された媒体Pを認識しやすくなる。
【0037】
2.第2実施形態
次に、本実施形態にかかる画像読取装置120の構成について説明する。
図2Aは、画像読取装置120を-Y方向に見た正面図である。
図2Bは、画像読取装置120を-Z方向に見た平面図である。
図2Cは、画像読取装置120を-X方向に見た左側面図あり、
図2Dは、画像読取装置120を+X方向に見た右側面図である。なお、画像読取装置120の底面図及び背面図は、第1実施形態と同様なので省略する。また、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0038】
図2Aに示すように、操作部7が排出部5の前方面5aに設けられる。排出部5のX軸に沿った方向における幅寸法は、本体部2のX軸に沿った方向における幅寸法とほぼ同じである。
排出部5は、前方向側から見た場合(-Y方向に見た場合)に、媒体Pの搬送方向の下流側に向けて他の部分より突出した突出部121を有する。本実施形態の突出部121は、排出部5の+X方向端部よりも-X方向側に配置されるとともに、排出部5の-X方向端部にかけて形成される。
【0039】
また、排出部5のX軸に沿った幅寸法を100とした場合、突出部121のX軸に沿った寸法は、排出部5の幅寸法の20~40程度である。
また、支持部6の+Z方向端部から本体部2の+Z方向端部までの高さ位置を100とした場合、排出部5の他の部分の頂部125(他の部分の+Z方向端部)の高さ位置は、60程度であり、突出部121の頂部(突出部121の+Z方向端部)の高さ位置は、85程度である。また、本体部2の高さ寸法を100とした場合、排出部5の頂部125と突出部121の頂部との寸法差(高低差)は25程度である。
【0040】
そして、幅方向(X軸に沿った方向)における突出部121に対応する位置に、操作部7が設けられる。すなわち、突出部121が設けられた領域を利用して操作部7が配置される。これにより、排出部5全体の面積が大きくなることを抑制しつつ、排出部5に操作部7を設けるスペースを確保することができる。
【0041】
また、排出部5における突出部121と他の部分との間には、境界部122が設けられる。境界部122は、前方向側から見た場合に、幅方向と交差するように傾斜する。本実施形態の境界部122は、排出部5の他の部分の頂部125の-X方向端部から突出部121の頂部に向けて徐々に上方に向く傾斜面を有する。
境界部122が幅方向と交差するように傾斜することで、媒体Pを取り出す際に、媒体Pが境界部122に引っかかることを抑制できる。
【0042】
また、画像読取装置120を前方向側から見た場合に、受け部4aの一部が露出する。これにより、受け部4aに支持された媒体Pを前方向側から取り出しやすくすることができる。
【0043】
なお、受け部4aの色彩の明度に関する形態は、第1実施形態と同様である。
以上、本実施形態によれば、上記同様の効果を得ることができる。
【0044】
3.第3実施形態
次に、本実施形態にかかる画像読取装置130の構成について説明する。
図3Aは、画像読取装置130を-Y方向に見た正面図である。
図3Bは、画像読取装置130を-Z方向に見た平面図である。
図3Cは、画像読取装置130を-X方向に見た左側面図あり、
図3Dは、画像読取装置130を+X方向に見た右側面図である。なお、画像読取装置130の底面図及び背面図は、第1実施形態と同様なので省略する。また、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0045】
図3Aに示すように、操作部7が排出部5の前方面5aに設けられる。排出部5のX軸に沿った方向における幅寸法は、本体部2のX軸に沿った方向における幅寸法とほぼ同じである。
排出部5は、前方向側から見た場合(-Y方向に見た場合)に、媒体Pの搬送方向の下流側に向けて他の部分より突出した突出部131を有する。本実施形態の突出部131は、排出部5の+X方向端部よりも-X方向側に配置されるとともに、排出部5の-X方向端部にかけて形成される。
【0046】
また、排出部5のX軸に沿った幅寸法を100とした場合、突出部131のX軸に沿った寸法は、排出部5の幅寸法の35程度である。
また、支持部6の+Z方向端部から本体部2の+Z方向端部までの高さ位置を100とした場合、排出部5の他の部分の頂部135(他の部分の+Z方向端部)の高さ位置は、60程度であり、突出部131の頂部(突出部131の+Z方向端部)の高さ位置は、70程度である。また、本体部2の高さ寸法を100とした場合、排出部5の頂部135と突出部131の頂部との寸法差(高低差)は10程度である。
【0047】
そして、幅方向(X軸に沿った方向)における突出部131に対応する位置に、操作部7が設けられる。すなわち、突出部131が設けられた領域を利用して操作部7が配置される。これにより、排出部5全体の面積が大きくなることを抑制しつつ、排出部5に操作部7を設けるスペースを確保することができる。
【0048】
また、排出部5における突出部131と他の部分との間には、境界部132が設けられる。本実施形態の境界部132は、排出部5の他の部分の頂部135の-X方向端部から突出部131の頂部に向けてZ軸に沿った面を有する。
【0049】
また、画像読取装置130を前方向側から見た場合に、受け部4aの一部が露出する。これにより、受け部4aに支持された媒体Pを前方向側から取り出しやすくすることができる。
【0050】
なお、受け部4aの色彩の明度に関する形態は、第1実施形態と同様である。
以上、本実施形態によれば、上記同様の効果を得ることができる。
【0051】
4.第4実施形態
次に、本実施形態にかかる画像読取装置140の構成について説明する。
図4Aは、画像読取装置140を-Y方向に見た正面図である。
図4Bは、画像読取装置140を-Z方向に見た平面図である。
図4Cは、画像読取装置140を-X方向に見た左側面図あり、
図4Dは、画像読取装置140を+X方向に見た右側面図である。なお、画像読取装置140の底面図及び背面図は、第1実施形態と同様なので省略する。また、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0052】
図4Aに示すように、操作部7が排出部5の前方面5aに設けられる。排出部5のX軸に沿った方向における幅寸法は、本体部2のX軸に沿った方向における幅寸法とほぼ同じである。
排出部5は、前方向側から見た場合(-Y方向に見た場合)に、媒体Pの搬送方向の下流側に向けて他の部分より突出した突出部141を有する。本実施形態の突出部141は、排出部5の+X方向端部よりも-X方向側に配置されるとともに、排出部5の-X方向端部にかけて形成される。
【0053】
また、排出部5のX軸に沿った幅寸法を100とした場合、突出部141のX軸に沿った寸法は、排出部5の幅寸法の75~80程度である。
また、支持部6の+Z方向端部から本体部2の+Z方向端部までの高さ位置を100とした場合、排出部5の他の部分の頂部145(他の部分の+Z方向端部)の高さ位置は、60程度であり、突出部141の頂部(突出部141の+Z方向端部)の高さ位置は、70程度である。また、本体部2の高さ寸法を100とした場合、排出部5の頂部145と突出部141の頂部との寸法差(高低差)は10程度である。
【0054】
そして、幅方向(X軸に沿った方向)における突出部141に対応する位置に、操作部7が設けられる。すなわち、突出部141が設けられた領域を利用して操作部7が配置される。これにより、排出部5全体の面積が大きくなることを抑制しつつ、排出部5に操作部7を設けるスペースを確保することができる。
【0055】
また、排出部5における突出部141と他の部分との間には、境界部142が設けられる。境界部142は、前方向側から見た場合に、幅方向と交差するように傾斜する。本実施形態の境界部142は、排出部5の他の部分の頂部145の-X方向端部から突出部141の頂部に向けて徐々に上方に向く傾斜面を有する。
境界部142が幅方向と交差するように傾斜することで、媒体Pを取り出す際に、媒体Pが境界部142に引っかかることを抑制できる。
【0056】
また、画像読取装置140を前方向側から見た場合に、受け部4aの一部が露出する。これにより、受け部4aに支持された媒体Pを前方向側から取り出しやすくすることができる。
【0057】
なお、受け部4aの色彩の明度に関する形態は、第1実施形態と同様である。
以上、本実施形態によれば、上記同様の効果を得ることができる。
【0058】
5.第5実施形態
次に、本実施形態にかかる画像読取装置150の構成について説明する。
図5は、画像読取装置150を-Y方向に見た正面図である。なお、画像読取装置150にかかる平面図、左側面図、右側面図、底面図及び背面図は、第1実施形態等とほぼ同じなので省略する。また、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0059】
図5に示すように、操作部7が排出部5の前方面5aに設けられる。排出部5のX軸に沿った方向における幅寸法は、本体部2のX軸に沿った方向における幅寸法とほぼ同じである。
排出部5は、前方向側から見た場合(-Y方向に見た場合)に、媒体Pの搬送方向の下流側に向けて他の部分より突出した突出部151を有する。本実施形態の突出部151は、排出部5の+X方向端部よりも-X方向側に配置されるとともに、排出部5の-X方向端部にかけて形成される。
【0060】
また、排出部5のX軸に沿った幅寸法を100とした場合、突出部151のX軸に沿った寸法は、排出部5の幅寸法の20~40程度である。
また、支持部6の+Z方向端部から本体部2の+Z方向端部までの高さ位置を100とした場合、排出部5の他の部分の頂部155(他の部分の+Z方向端部)の高さ位置は、60程度であり、突出部151の頂部(突出部151の+Z方向端部)の高さ位置は、100程度である。すなわち、画像読取装置150を-Y方向に見たとき、本体部2の頂部の高さと突出部151の頂部の高さとが略同じである。また、本体部2の高さ寸法を100とした場合、排出部5の頂部155と突出部151の頂部との寸法差(高低差)は40程度である。なお、突出部151の頂部は、X-Y平面に沿う平面により構成され、本体部2の頂部を構成する平面と略面一となる。
【0061】
そして、幅方向(X軸に沿った方向)における突出部151に対応する位置に、操作部7が設けられる。すなわち、突出部151が設けられた領域を利用して操作部7が配置される。これにより、排出部5全体の面積が大きくなることを抑制しつつ、排出部5に操作部7を設けるスペースを確保することができる。
【0062】
また、排出部5における突出部151と他の部分との間には、境界部152が設けられる。境界部152は、前方向側から見た場合に、幅方向と交差するように傾斜する。本実施形態の境界部152は、排出部5の他の部分の頂部155の-X方向端部から突出部151の頂部に向けて徐々に上方に向く傾斜面を有する。
境界部152が幅方向と交差するように傾斜することで、媒体Pを取り出す際に、媒体Pが境界部152に引っかかることを抑制できる。
【0063】
また、画像読取装置150を前方向側から見た場合に、受け部4aの一部が露出する。これにより、受け部4aに支持された媒体Pを前方向側から取り出しやすくすることができる。
【0064】
なお、受け部4aの色彩の明度に関する形態は、第1実施形態と同様である。
以上、本実施形態によれば、上記同様の効果を得ることができる。
【0065】
6.第6実施形態
次に、本実施形態にかかる画像読取装置160の構成について説明する。
図6は、画像読取装置160を-Y方向に見た正面図である。なお、画像読取装置160にかかる平面図、左側面図、右側面図、底面図及び背面図は、第1実施形態等とほぼ同じなので省略する。また、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0066】
図6に示すように、操作部7が排出部5の前方面5aに設けられる。排出部5のX軸に沿った方向における幅寸法は、本体部2のX軸に沿った方向における幅寸法とほぼ同じである。
排出部5は、前方向側から見た場合(-Y方向に見た場合)に、媒体Pの搬送方向の下流側に向けて他の部分より突出した突出部161を有する。本実施形態の突出部161は、排出部5の+X方向端部よりも-X方向側に配置されるとともに、排出部5の-X方向端部にかけて形成される。
【0067】
また、排出部5のX軸に沿った幅寸法を100とした場合、突出部161のX軸に沿った寸法は、排出部5の幅寸法の35程度である。
また、支持部6の+Z方向端部から本体部2の+Z方向端部までの高さ位置を100とした場合、排出部5の他の部分の頂部165(他の部分の+Z方向端部)の高さ位置は、60程度であり、突出部161の頂部(突出部161の+Z方向端部)の高さ位置は、100程度である。すなわち、画像読取装置160を-Y方向に見たとき、本体部2の頂部の高さと突出部161の頂部の高さとが略同じである。また、本体部2の高さ寸法を100とした場合、排出部5の頂部165と突出部161の頂部との寸法差(高低差)は40程度である。なお、突出部161の頂部は、X-Y平面に沿う平面により構成され、本体部2の頂部を構成する平面と略面一となる。
【0068】
そして、幅方向(X軸に沿った方向)における突出部161に対応する位置に、操作部7が設けられる。すなわち、突出部161が設けられた領域を利用して操作部7が配置される。これにより、排出部5全体の面積が大きくなることを抑制しつつ、排出部5に操作部7を設けるスペースを確保することができる。
【0069】
また、排出部5における突出部161と他の部分との間には、境界部162が設けられる。本実施形態の境界部162は、排出部5の他の部分の頂部165の-X方向端部から突出部161の頂部に向けてZ軸に沿った面を有する。
【0070】
また、画像読取装置160を前方向側から見た場合に、受け部4aの一部が露出する。これにより、受け部4aに支持された媒体Pを前方向側から取り出しやすくすることができる。
【0071】
なお、受け部4aの色彩の明度に関する形態は、第1実施形態と同様である。
以上、本実施形態によれば、上記同様の効果を得ることができる。
【0072】
7.第7実施形態
次に、本実施形態にかかる画像読取装置170の構成について説明する。
図7は、画像読取装置170を-Y方向に見た正面図である。なお、画像読取装置170にかかる平面図、左側面図、右側面図、底面図及び背面図は、第1実施形態等とほぼ同じなので省略する。また、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0073】
図7に示すように、操作部7が排出部5の前方面5aに設けられる。排出部5のX軸に沿った方向における幅寸法は、本体部2のX軸に沿った方向における幅寸法とほぼ同じである。
排出部5は、前方向側から見た場合(-Y方向に見た場合)に、媒体Pの搬送方向の下流側に向けて他の部分より突出した突出部171を有する。本実施形態の突出部171は、排出部5の+X方向端部よりも-X方向側に配置されるとともに、排出部5の-X方向端部にかけて形成される。
【0074】
また、排出部5のX軸に沿った幅寸法を100とした場合、突出部171のX軸に沿った寸法は、排出部5の幅寸法の10~40程度である。
また、支持部6の+Z方向端部から本体部2の+Z方向端部までの高さ位置を100とした場合、排出部5の他の部分の頂部175(他の部分の+Z方向端部)の高さ位置は、60程度であり、突出部171の頂部(突出部171の+Z方向端部)の高さ位置は、100程度である。すなわち、画像読取装置170を-Y方向に見たとき、本体部2の頂部の高さと突出部171の頂部の高さとが略同じである。また、本体部2の高さ寸法を100とした場合、排出部5の頂部175と突出部171の頂部との寸法差(高低差)は40程度である。なお、突出部171の頂部は、X-Y平面に沿う平面により構成され、本体部2の頂部を構成する平面と略面一となる。
【0075】
そして、幅方向(X軸に沿った方向)における突出部171に対応する位置に、操作部7が設けられる。すなわち、突出部171が設けられた領域を利用して操作部7が配置される。これにより、排出部5全体の面積が大きくなることを抑制しつつ、排出部5に操作部7を設けるスペースを確保することができる。
【0076】
また、排出部5における突出部171と他の部分との間には、境界部172が設けられる。境界部172は、前方向側から見た場合に、幅方向と交差するように傾斜する。本実施形態の境界部172は、排出部5の他の部分の頂部175の-X方向端部から突出部171の頂部に向けて徐々に上方に向く傾斜面を有する。
境界部172が幅方向と交差するように傾斜することで、媒体Pを取り出す際に、媒体Pが境界部172に引っかかることを抑制できる。
【0077】
また、画像読取装置170を前方向側から見た場合に、受け部4aの一部が露出する。これにより、受け部4aに支持された媒体Pを前方向側から取り出しやすくすることができる。
【0078】
なお、受け部4aの色彩の明度に関する形態は、第1実施形態と同様である。
以上、本実施形態によれば、上記同様の効果を得ることができる。
【0079】
8.第8実施形態
次に、本実施形態にかかる画像読取装置180の構成について説明する。
図8は、画像読取装置180を-Y方向に見た正面図である。なお、画像読取装置180にかかる平面図、左側面図、右側面図、底面図及び背面図は、第1実施形態等とほぼ同じなので省略する。また、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0080】
図8に示すように、操作部7が排出部5の前方面5aに設けられる。排出部5のX軸に沿った方向における幅寸法は、本体部2のX軸に沿った方向における幅寸法とほぼ同じである。
排出部5は、前方向側から見た場合(-Y方向に見た場合)に、媒体Pの搬送方向の下流側に向けて他の部分より突出した突出部181を有する。本実施形態の突出部181は、排出部5の+X方向端部よりも-X方向側に配置されるとともに、排出部5の-X方向端部にかけて形成される。
【0081】
また、排出部5のX軸に沿った幅寸法を100とした場合、突出部181のX軸に沿った寸法は、排出部5の幅寸法の85~95程度である。
また、支持部6の+Z方向端部から本体部2の+Z方向端部までの高さ位置を100とした場合、排出部5の他の部分の頂部185(他の部分の+Z方向端部)の高さ位置は、60程度であり、突出部181の頂部(突出部181の+Z方向端部)の高さ位置は、70程度である。また、本体部2の高さ寸法を100とした場合、排出部5の頂部185と突出部181の頂部との寸法差(高低差)は10程度である。
【0082】
そして、幅方向(X軸に沿った方向)における突出部181に対応する位置に、操作部7が設けられる。すなわち、突出部181が設けられた領域を利用して操作部7が配置される。これにより、排出部5全体の面積が大きくなることを抑制しつつ、排出部5に操作部7を設けるスペースを確保することができる。
【0083】
また、排出部5における突出部181と他の部分との間には、境界部182が設けられる。境界部182は、前方向側から見た場合に、幅方向と交差するように傾斜する。本実施形態の境界部182は、排出部5の他の部分の頂部185の-X方向端部から突出部181の頂部に向けて徐々に上方に向く傾斜面を有する。
境界部182が幅方向と交差するように傾斜することで、媒体Pを取り出す際に、媒体Pが境界部182に引っかかることを抑制できる。
【0084】
また、画像読取装置180を前方向側から見た場合に、受け部4aの一部が露出する。これにより、受け部4aに支持された媒体Pを前方向側から取り出しやすくすることができる。
【0085】
なお、受け部4aの色彩の明度に関する形態は、第1実施形態と同様である。
以上、本実施形態によれば、上記同様の効果を得ることができる。
【0086】
9.第9実施形態
次に、本実施形態にかかる画像読取装置190の構成について説明する。
図9Aは、画像読取装置190を-Y方向に見た正面図である。
図9Bは、画像読取装置190を-Z方向に見た平面図である。
図9Cは、画像読取装置190を-X方向に見た左側面図あり、
図9Dは、画像読取装置190を+X方向に見た右側面図である。
図9Eは、画像読取装置190を正面右斜め側から見た斜視図であり、
図9Fは、画像読取装置190を正面左斜め側から見た斜視図である。
図9Gは、画像読取装置190を背面左斜め側から見た斜視図である。なお、画像読取装置190の底面図及び背面図は、第1実施形態と同様なので省略する。また、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0087】
図9Aに示すように、操作部7が排出部5の前方面5aに設けられる。また、本実施形態の操作部7は、ボタン類に加え、タッチパネル198を有する。タッチパネル198は、例えば、液晶パネル等の表示装置と、タッチパッド等の位置入力装置とを組み合わせた電子部品であり、手指で操作可能な入力装置である。
【0088】
排出部5のX軸に沿った方向における幅寸法は、本体部2のX軸に沿った方向における幅寸法とほぼ同じである。
排出部5は、前方向側から見た場合(-Y方向に見た場合)に、媒体Pの搬送方向の下流側に向けて他の部分より突出した突出部191を有する。本実施形態の突出部191は、本体部2と略同じ高さまで突出する。また、突出部191は、排出部5の+X方向端部よりも-X方向側に配置されるとともに、排出部5の-X方向端部にかけて形成される。
【0089】
また、排出部5のX軸に沿った幅寸法を100とした場合、突出部191のX軸に沿った寸法は、排出部5の幅寸法の35~40程度である。
また、支持部6の+Z方向端部から本体部2の+Z方向端部までの高さ位置を100とした場合、排出部5の他の部分の頂部195(他の部分の+Z方向端部)の高さ位置は、60程度であり、突出部191の頂部(突出部191の+Z方向端部)の高さ位置は、100程度である。また、本体部2の高さ寸法を100とした場合、排出部5の頂部195と突出部191の頂部との寸法差(高低差)は40程度である。なお、突出部191の頂部は、X-Y平面に沿う平面により構成され、本体部2の頂部を構成する平面と略面一となる。
【0090】
そして、幅方向(X軸に沿った方向)における突出部191に対応する位置に、操作部7が設けられる。すなわち、突出部171が設けられた領域を利用して操作部7が配置される。これにより、排出部5全体の面積が大きくなることを抑制しつつ、排出部5に操作部7を設けるスペースを確保することができる。また、突出部191は、本体部2と略同じ高さまで突出することで、面積がより広くなる。そのため、突出部191にタッチパネル198を配置でき、さらに操作性を向上させることができる。言い換えれば、突出部191は、本体部2と略同じ高さまで搬送方向の下流側に向けて突出し、幅方向における突出部191に対応する位置に操作部7が設けられる構成において、操作部7は、タッチパネル198を有する。これにより、さらに操作性を向上させることができる。なお、タッチパネル198の大きさは、突出部191のスペースに合わせて適宜設定することができる。
【0091】
また、画像読取装置190を前方向側から見た場合に、受け部4aの一部が露出する。これにより、受け部4aに支持された媒体Pを前方向側から取り出しやすくすることができる。
【0092】
なお、受け部4aの色彩の明度に関する形態は、第1実施形態と同様である。
以上、本実施形態によれば、上記同様の効果を得ることができる。
【0093】
10.第10実施形態
次に、本実施形態にかかる画像読取装置200の構成について説明する。
図10Aは、画像読取装置200を-Y方向に見た正面図である。
図10Bは、画像読取装置200を-Z方向に見た平面図である。
図10Cは、画像読取装置200を-X方向に見た左側面図あり、
図10Dは、画像読取装置200を+X方向に見た右側面図である。なお、画像読取装置200の底面図及び背面図は、第1実施形態と同様なので省略する。また、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0094】
図10Aに示すように、操作部7が排出部5の前方面5aに設けられる。また、本実施形態の操作部7は、ボタン類に加え、タッチパネル208を有する。
【0095】
排出部5のX軸に沿った方向における幅寸法は、本体部2のX軸に沿った方向における幅寸法とほぼ同じである。
排出部5は、前方向側から見た場合(-Y方向に見た場合)に、媒体Pの搬送方向の下流側に向けて他の部分より突出した突出部201を有する。また、突出部201は、排出部5の+X方向端部よりも-X方向側に配置されるとともに、排出部5の-X方向端部にかけて形成される。
【0096】
また、排出部5のX軸に沿った幅寸法を100とした場合、突出部201のX軸に沿った寸法は、排出部5の幅寸法の35~40程度である。
また、支持部6の+Z方向端部から本体部2の+Z方向端部までの高さ位置を100とした場合、排出部5の他の部分の頂部205(他の部分の+Z方向端部)の高さ位置は、60程度であり、突出部201の頂部(突出部201の+Z方向端部)の高さ位置は、90程度である。また、本体部2の高さ寸法を100とした場合、排出部5の頂部205と突出部201の頂部との寸法差(高低差)は30程度である。
【0097】
そして、幅方向(X軸に沿った方向)における突出部201に対応する位置に、操作部7が設けられる。すなわち、突出部201が設けられた領域を利用して操作部7が配置される。これにより、排出部5全体の面積が大きくなることを抑制しつつ、排出部5に操作部7を設けるスペースを確保することができる。また、突出部201は、本体部2と略同じ高さまで突出することで、面積がより広くなる。そのため、タッチパネル208を配置でき、さらに操作性を向上させることができる。なお、タッチパネル208の大きさは、突出部201のスペースに合わせて適宜設定することができる。
【0098】
また、画像読取装置200を前方向側から見た場合に、受け部4aの一部が露出する。これにより、受け部4aに支持された媒体Pを前方向側から取り出しやすくすることができる。
【0099】
なお、受け部4aの色彩の明度に関する形態は、第1実施形態と同様である。
以上、本実施形態によれば、上記同様の効果を得ることができる。
【0100】
11.第11実施形態
次に、本実施形態にかかる画像読取装置210の構成について説明する。
図11Aは、画像読取装置210を-Y方向に見た正面図である。
図11Bは、画像読取装置210を-Z方向に見た平面図である。
図11Cは、画像読取装置210を-X方向に見た左側面図あり、
図11Dは、画像読取装置210を+X方向に見た右側面図である。なお、画像読取装置210の底面図及び背面図は、第1実施形態と同様なので省略する。また、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0101】
図11Aに示すように、操作部7が排出部5の前方面5aに設けられる。また、本実施形態の操作部7は、ボタン類に加え、タッチパネル218を有する。
【0102】
排出部5のX軸に沿った方向における幅寸法は、本体部2のX軸に沿った方向における幅寸法とほぼ同じである。
本実施形態の突出部211は、本体部2と略同じ高さまで突出する。また、突出部211は、排出部5の+X方向端部よりも-X方向側に配置されるとともに、排出部5の-X方向端部にかけて形成される。
【0103】
また、排出部5のX軸に沿った幅寸法を100とした場合、突出部211のX軸に沿った寸法は、排出部5の幅寸法の35~45程度である。
また、支持部6の+Z方向端部から本体部2の+Z方向端部までの高さ位置を100とした場合、排出部5の他の部分の頂部215(他の部分の+Z方向端部)の高さ位置は、60程度であり、突出部211の頂部(突出部211の+Z方向端部)の高さ位置は、100程度である。また、本体部2の高さ寸法を100とした場合、排出部5の頂部215と突出部211の頂部との寸法差(高低差)は40程度である。なお、突出部211の頂部は、X-Y平面に沿う平面により構成され、本体部2の頂部を構成する平面と略面一となる。
【0104】
そして、突出部211に対応する位置に、操作部7が設けられる。すなわち、突出部211が設けられた領域を利用して操作部7が配置される。これにより、排出部5全体の面積が大きくなることを抑制しつつ、排出部5に操作部7を設けるスペースを確保することができる。また、突出部211は、本体部2と略同じ高さまで突出することで、面積がより広くなる。そのため、タッチパネル218を配置でき、さらに操作性を向上させることができる。なお、タッチパネル218の大きさは、突出部211のスペースに合わせて適宜設定することができる。
【0105】
また、排出部5における突出部211と他の部分との間には、境界部212が設けられる。境界部212は、前方向側から見た場合に、幅方向と交差するように傾斜する。本実施形態の境界部212は、排出部5の他の部分の頂部215の-X方向端部から突出部211の頂部に向けて徐々に上方に向く傾斜面を有する。
境界部212が幅方向と交差するように傾斜することで、媒体Pを取り出す際に、媒体Pが境界部212に引っかかることを抑制できる。
【0106】
また、画像読取装置210を前方向側から見た場合に、受け部4aの一部が露出する。これにより、受け部4aに支持された媒体Pを前方向側から取り出しやすくすることができる。
【0107】
なお、受け部4aの色彩の明度に関する形態は、第1実施形態と同様である。
以上、本実施形態によれば、上記同様の効果を得ることができる。
【0108】
12.第12実施形態
次に、本実施形態にかかる画像読取装置220の構成について説明する。
図12Aは、画像読取装置220を-Y方向に見た正面図である。
図12Bは、画像読取装置220を-Z方向に見た平面図である。
図12Cは、画像読取装置220を-X方向に見た左側面図あり、
図12Dは、画像読取装置220を+X方向に見た右側面図である。なお、画像読取装置220の底面図及び背面図は、第1実施形態と同様なので省略する。また、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0109】
図12Aに示すように、操作部7が排出部5の前方面5aに設けられる。また、本実施形態の操作部7は、ボタン類に加え、タッチパネル228を有する。
【0110】
排出部5のX軸に沿った方向における幅寸法は、本体部2のX軸に沿った方向における幅寸法とほぼ同じである。
本実施形態の突出部221は、本体部2と略同じ高さまで突出する。また、突出部221は、排出部5の+X方向端部よりも-X方向側に配置されるとともに、排出部5の-X方向端部にかけて形成される。
【0111】
また、排出部5のX軸に沿った幅寸法を100とした場合、突出部221のX軸に沿った寸法は、排出部5の幅寸法の50~55程度である。
また、支持部6の+Z方向端部から本体部2の+Z方向端部までの高さ位置を100とした場合、排出部5の他の部分の頂部225(他の部分の+Z方向端部)の高さ位置は、60程度であり、突出部221の頂部(突出部221の+Z方向端部)の高さ位置は、100程度である。また、本体部2の高さ寸法を100とした場合、排出部5の頂部225と突出部221の頂部との寸法差(高低差)は40程度である。なお、突出部221の頂部は、X-Y平面に沿う平面により構成され、本体部2の頂部を構成する平面と略面一となる。
【0112】
そして、幅方向(X軸に沿った方向)における突出部221に対応する位置に、操作部7が設けられる。すなわち、突出部221が設けられた領域を利用して操作部7が配置される。これにより、排出部5全体の面積が大きくなることを抑制しつつ、排出部5に操作部7を設けるスペースを確保することができる。また、突出部221は、本体部2と略同じ高さまで突出することで、面積がより広くなる。そのため、タッチパネル228を配置でき、さらに操作性を向上させることができる。なお、タッチパネル228の大きさは、突出部221のスペースに合わせて適宜設定することができる。
【0113】
また、画像読取装置220を前方向側から見た場合に、受け部4aの一部が露出する。これにより、受け部4aに支持された媒体Pを前方向側から取り出しやすくすることができる。
【0114】
なお、受け部4aの色彩の明度に関する形態は、第1実施形態と同様である。
以上、本実施形態によれば、上記同様の効果を得ることができる。
【0115】
13.第13実施形態
次に、本実施形態にかかる画像読取装置230の構成について説明する。
図13は、画像読取装置230を-Y方向に見た正面図である。なお、画像読取装置230にかかる平面図、左側面図、右側面図、底面図及び背面図は、第9実施形態等とほぼ同じなので省略する。また、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0116】
図13に示すように、操作部7が排出部5の前方面5aに設けられる。また、本実施形態の操作部7は、ボタン類に加え、タッチパネル238を有する。
【0117】
排出部5のX軸に沿った方向における幅寸法は、本体部2のX軸に沿った方向における幅寸法とほぼ同じである。
本実施形態の突出部231は、本体部2と略同じ高さまで突出する。また、突出部231は、排出部5の+X方向端部よりも-X方向側に配置されるとともに、排出部5の-X方向端部にかけて形成される。
【0118】
また、排出部5のX軸に沿った幅寸法を100とした場合、突出部231のX軸に沿った寸法は、排出部5の幅寸法の50~55程度である。
また、支持部6の+Z方向端部から本体部2の+Z方向端部までの高さ位置を100とした場合、排出部5の他の部分の頂部235(他の部分の+Z方向端部)の高さ位置は、60程度であり、突出部231の頂部(突出部231の+Z方向端部)の高さ位置は、100程度である。また、本体部2の高さ寸法を100とした場合、排出部5の頂部235と突出部231の頂部との寸法差(高低差)は40程度である。なお、突出部231の頂部は、X-Y平面に沿う平面により構成され、本体部2の頂部を構成する平面と略面一となる。
【0119】
そして、幅方向(X軸に沿った方向)における突出部231に対応する位置に、操作部7が設けられる。すなわち、突出部231が設けられた領域を利用して操作部7が配置される。これにより、排出部5全体の面積が大きくなることを抑制しつつ、排出部5に操作部7を設けるスペースを確保することができる。また、突出部231は、本体部2と略同じ高さまで突出することで、面積がより広くなる。そのため、タッチパネル238を配置でき、さらに操作性を向上させることができる。なお、タッチパネル238の大きさは、突出部231のスペースに合わせて適宜設定することができる。
【0120】
また、画像読取装置230を前方向側から見た場合に、受け部4aの一部が露出する。これにより、受け部4aに支持された媒体Pを前方向側から取り出しやすくすることができる。
【0121】
なお、受け部4aの色彩の明度に関する形態は、第1実施形態と同様である。
以上、本実施形態によれば、上記同様の効果を得ることができる。
【0122】
14.第14実施形態
次に、本実施形態にかかる画像読取装置240の構成について説明する。
図14は、画像読取装置240を-Y方向に見た正面図である。なお、画像読取装置240にかかる平面図、左側面図、右側面図、底面図及び背面図は、第9実施形態等とほぼ同じなので省略する。また、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0123】
図14に示すように、操作部7が排出部5の前方面5aに設けられる。また、本実施形態の操作部7は、ボタン類に加え、タッチパネル248を有する。
【0124】
排出部5のX軸に沿った方向における幅寸法は、本体部2のX軸に沿った方向における幅寸法とほぼ同じである。
本実施形態の突出部241は、本体部2と略同じ高さまで突出する。また、突出部241は、排出部5の+X方向端部よりも-X方向側に配置されるとともに、排出部5の-X方向端部にかけて形成される。
【0125】
また、排出部5のX軸に沿った幅寸法を100とした場合、突出部241のX軸に沿った寸法は、排出部5の幅寸法の20~30程度である。
また、支持部6の+Z方向端部から本体部2の+Z方向端部までの高さ位置を100とした場合、排出部5の他の部分の頂部245(他の部分の+Z方向端部)の高さ位置は、60程度であり、突出部241の頂部(突出部241の+Z方向端部)の高さ位置は、100程度である。また、本体部2の高さ寸法を100とした場合、排出部5の頂部245と突出部241の頂部との寸法差(高低差)は40程度である。なお、突出部241の頂部は、X-Y平面に沿う平面により構成され、本体部2の頂部を構成する平面と略面一となる。
【0126】
そして、幅方向(X軸に沿った方向)における突出部241に対応する位置に、操作部7が設けられる。すなわち、突出部241が設けられた領域を利用して操作部7が配置される。これにより、排出部5全体の面積が大きくなることを抑制しつつ、排出部5に操作部7を設けるスペースを確保することができる。また、突出部241は、本体部2と略同じ高さまで突出することで、面積がより広くなる。そのため、タッチパネル248を配置でき、さらに操作性を向上させることができる。なお、タッチパネル248の大きさは、突出部241のスペースに合わせて適宜設定することができる。
【0127】
また、画像読取装置240を前方向側から見た場合に、受け部4aの一部が露出する。これにより、受け部4aに支持された媒体Pを前方向側から取り出しやすくすることができる。
【0128】
なお、受け部4aの色彩の明度に関する形態は、第1実施形態と同様である。
以上、本実施形態によれば、上記同様の効果を得ることができる。
【0129】
15.第15実施形態
次に、本実施形態にかかる画像読取装置250の構成について説明する。
図15は、画像読取装置250を-Y方向に見た正面図である。なお、画像読取装置250にかかる平面図、左側面図、右側面図、底面図及び背面図は、第9実施形態等とほぼ同じなので省略する。また、第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0130】
図15に示すように、操作部7が排出部5の前方面5aに設けられる。また、本実施形態の操作部7は、ボタン類に加え、タッチパネル258を有する。
【0131】
排出部5のX軸に沿った方向における幅寸法は、本体部2のX軸に沿った方向における幅寸法とほぼ同じである。
本実施形態の突出部251は、本体部2と略同じ高さまで突出する。また、突出部251は、排出部5の+X方向端部よりも-X方向側に配置されるとともに、排出部5の-X方向端部にかけて形成される。
【0132】
また、排出部5のX軸に沿った幅寸法を100とした場合、突出部251のX軸に沿った寸法は、排出部5の幅寸法の80程度である。
また、支持部6の+Z方向端部から本体部2の+Z方向端部までの高さ位置を100とした場合、排出部5の他の部分の頂部255(他の部分の+Z方向端部)の高さ位置は、60程度であり、突出部251の頂部(突出部251の+Z方向端部)の高さ位置は、100程度である。また、本体部2の高さ寸法を100とした場合、排出部5の頂部255と突出部251の頂部との寸法差(高低差)は40程度である。なお、突出部251の頂部は、X-Y平面に沿う平面により構成され、本体部2の頂部を構成する平面と略面一となる。
【0133】
そして、幅方向(X軸に沿った方向)における突出部251に対応する位置に、操作部7が設けられる。すなわち、突出部251が設けられた領域を利用して操作部7が配置される。これにより、排出部5全体の面積が大きくなることを抑制しつつ、排出部5に操作部7を設けるスペースを確保することができる。また、突出部251は、本体部2と略同じ高さまで突出することで、面積がより広くなる。そのため、タッチパネル258を配置でき、さらに操作性を向上させることができる。なお、タッチパネル258の大きさは、突出部251のスペースに合わせて適宜設定することができる。
【0134】
また、画像読取装置250を前方向側から見た場合に、受け部4aの一部が露出する。これにより、受け部4aに支持された媒体Pを前方向側から取り出しやすくすることができる。
【0135】
なお、受け部4aの色彩の明度に関する形態は、第1実施形態と同様である。
以上、本実施形態によれば、上記同様の効果を得ることができる。
【0136】
なお、本発明は上記において説明した実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
例えば、上記各実施形態では、本発明を画像読取装置に適用した例を説明したが、媒体Pに記録を行う記録装置に適用しても良い。記録装置の一例としては、媒体Pにインクを吐出する記録ヘッドを備えたインクジェットプリンターが挙げられる。上記各実施形態において、例えば、読取部に代えて記録ヘッドを設けることで記録装置の一例を構成できる。
【符号の説明】
【0137】
2…本体部
3…第1ユニット
4…第2ユニット
4a…受け部
5…排出部
5a…前方面
6…支持部
6c…本体回転軸
7…操作部
10…上部開閉部
11…媒体支持部
12…エッジガイド
13…供給口
14…給送ローラー
15…分離ローラー
16…第1搬送ローラー対
17…第1下ローラー
18…第1上ローラー
20…第2搬送ローラー対
21…第2下ローラー
22…第2上ローラー
24…第3搬送ローラー対
25…第3駆動ローラー
26…第3従動ローラー
28…第4搬送ローラー対
29…第4駆動ローラー
30…第4従動ローラー
32…第1読取部
32a…コンタクトガラス
33…第2読取部
33a…コンタクトガラス
71…第1接続部
72…第2接続部
73…第3接続部
75…排出口
76…第2排出口
110…画像読取装置
111…突出部
112…境界部
115…頂部
120…画像読取装置
121…突出部
122…境界部
125…頂部
130…画像読取装置
131…突出部
132…境界部
135…頂部
140…画像読取装置
141…突出部
142…境界部
145…頂部
150…画像読取装置
151…突出部
152…境界部
155…頂部
160…画像読取装置
161…突出部
162…境界部
165…頂部
170…画像読取装置
171…突出部
172…境界部
175…頂部
180…画像読取装置
181…突出部
182…境界部
185…頂部
190…画像読取装置
191…突出部
195…頂部
198…タッチパネル
200…画像読取装置
201…突出部
205…頂部
208…タッチパネル
210…画像読取装置
211…突出部
212…境界部
215…頂部
218…タッチパネル
220…画像読取装置
221…突出部
225…頂部
228…タッチパネル
230…画像読取装置
231…突出部
235…頂部
238…タッチパネル
240…画像読取装置
241…突出部
245…頂部
248…タッチパネル
250…画像読取装置
251…突出部
255…頂部
258…タッチパネル
P…媒体