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特開2024-54257リアルタイムのUAVの接続監視および位置報告のための方法、装置およびプログラム
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  • 特開-リアルタイムのUAVの接続監視および位置報告のための方法、装置およびプログラム 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024054257
(43)【公開日】2024-04-16
(54)【発明の名称】リアルタイムのUAVの接続監視および位置報告のための方法、装置およびプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/00 20090101AFI20240409BHJP
   H04W 64/00 20090101ALI20240409BHJP
   H04W 76/10 20180101ALI20240409BHJP
   H04W 4/44 20180101ALI20240409BHJP
   H04B 17/00 20150101ALI20240409BHJP
   B64U 10/13 20230101ALI20240409BHJP
   B64C 13/20 20060101ALI20240409BHJP
【FI】
H04W24/00
H04W64/00
H04W76/10
H04W4/44
H04B17/00 Z
B64U10/13
B64C13/20 Z
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024017650
(22)【出願日】2024-02-08
(62)【分割の表示】P 2022566705の分割
【原出願日】2022-05-18
(31)【優先権主張番号】63/190,676
(32)【優先日】2021-05-19
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/746,777
(32)【優先日】2022-05-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.3GPP
(71)【出願人】
【識別番号】520353802
【氏名又は名称】テンセント・アメリカ・エルエルシー
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100150197
【弁理士】
【氏名又は名称】松尾 直樹
(72)【発明者】
【氏名】シュアイ・ジャオ
(72)【発明者】
【氏名】ステファン・ヴェンガー
(72)【発明者】
【氏名】シャン・リュウ
(57)【要約】      (修正有)
【課題】リアルタイムのネットワーク監視および位置更新の方法及び装置を提供する。
【解決手段】無人航空機システムにおいて、ユーザ機器(UE)の位置情報を示す位置報告は、位置管理(LM)サーバから無人航空機システム・アプリケーション・イネーブラ(UAE)サーバに通知される。UEのネットワークとの接続ステータスを示す第1のネットワーク・イベント通知は、ネットワーク・リソース管理(NRM)サーバからUAEサーバに通知される。UEの再接続ステータスの検出に応答して、第2のネットワーキング・イベント通知が、NRMサーバからUAEサーバに通知される。第2のネットワーキング・イベント通知は、UEがネットワークに再接続することを示す。さらに、第2のネットワーキング・イベント通知、UAEサーバの識別情報及びLMサーバからのUEの最後に更新された位置情報を、UAEサーバが記録する。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービス・イネーブラ・アーキテクチャ・レイヤ(SEAL)アーキテクチャにおけるユーザ機器(UE)のためのリアルタイムのネットワーク監視および位置更新の方法であって、
無人航空機システム・アプリケーション・イネーブラ(UAE)サーバによって、前記SEALアーキテクチャの位置管理(LM)サーバから位置報告を受信するステップであって、前記位置報告は前記UEの位置情報を示す、ステップと、
前記UAEサーバによって、前記SEALアーキテクチャにおけるネットワーク・リソース管理(NRM)サーバから前記UEと関連付けられた第1のネットワーク・イベント通知を受信するステップであって、前記第1のネットワーク・イベント通知は、前記UEのネットワークとの接続ステータスを示す、ステップと、
前記UEの再接続ステータスを検出したことに応答して、前記UAEサーバによって、前記NRMサーバから第2のネットワーキング・イベント通知を受信するステップであって、前記第2のネットワーキング・イベント通知は、前記UEが前記ネットワークに再接続したことを示す、ステップと、
前記UAEサーバによって、(i)前記第2のネットワーキング・イベント通知、(ii)前記UAEサーバの識別情報、および(iii)前記LMサーバからの前記UEの最後に更新された位置情報、を記録するステップと、
を備える方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年5月19日に出願された米国仮出願第63/190,676号「Method and Apparatus for Real Time UAV Connection Monitoring and Location Reporting」に対する優先権の利益を主張する、2022年5月17日に出願された米国特許出願第17/746,777号「METHOD AND APPARATUS FOR REAL TIME UAV CONNECTION MONITORING AND LOCATION REPORTING」に対する優先権の利益を主張する。先行出願の開示は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
本開示は、無人航空機(UAV)通信に関する。
【背景技術】
【0003】
本明細書において提供される背景技術の説明は、本開示の文脈を大まかに提示することを目的としている。本発明者らの研究は、この背景技術の項に記載されている限りにおいて、ならびに、出願時に先行技術として認められない可能性がある説明の態様において、本開示に対する先行技術として明示的にも暗示的にも認められない。
【0004】
無人航空機(UAV)または乗務員のいない航空機は、人間のパイロット、乗務員、または乗客が乗っていない航空機を含むことができる。UAVは、無人航空機システム(UAS)の構成要素である。UASは、地上コントローラおよびUAVとの通信システムをさらに含むことができる。無人航空機システムの接続要望をサポートする通信システムが開発されている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の態様は、第3世代パートナーシップ・プロジェクト(3GPP)ネットワークなどの無人航空機システム(UAS)のためのリアルタイムのネットワーク接続ステータス監視および位置報告の方法および装置を提供する。いくつかの例では、リアルタイムのネットワーク接続ステータス監視および位置報告のための装置は、受信回路および処理回路を含む。
【0006】
本開示の態様によれば、サービス・イネーブラ・アーキテクチャ・レイヤ(SEAL)アーキテクチャにおけるユーザ機器(UE)のためのリアルタイムのネットワーク監視および位置更新の方法が提供される。本方法では、位置報告は、SEALアーキテクチャの位置管理(LM)サーバから、無人航空機システム・アプリケーション・イネーブラ(UAE)サーバによって受信することができる。位置報告は、UEの位置情報を示すことができる。UEに関連付けられた第1のネットワーク・イベント通知は、UAEサーバによって、SEALアーキテクチャにおけるネットワーク・リソース管理(NRM)サーバから受信することができる。第1のネットワーク・イベント通知は、ネットワークとのUEの接続ステータスを示すことができる。UEの再接続ステータスの検出に応答して、第2のネットワーキング・イベント通知を、NRMサーバからUAEサーバによって受信することができ、ここで、第2のネットワーキング・イベント通知は、UEがネットワークに再接続することを示すことができる。(i)第2のネットワーキング・イベント通知、(ii)UAEサーバの識別情報、および(iii)LMサーバからのUEの最後に更新された位置情報は、UAEサーバによって、記録することができる。
【0007】
いくつかの実施形態では、LMサーバから位置報告を受信したことに応答して、位置報告に関連付けられたタイムスタンプを、UAEサーバによって記録することができ、タイムスタンプは、位置報告が受信された時刻を示すことができる。
【0008】
本方法では、UEの接続損失のイベントを示す第1のネットワーク・イベント通知に応答して、イベントおよびイベントに関連付けられたタイムスタンプを、UAEサーバによって記録することができ、タイムスタンプは、イベントが発生した時刻を示すことができる。
【0009】
本方法では、第2のネットワーク・イベント通知のタイムスタンプを、UAEサーバによって記録することができ、タイムスタンプは、UEがネットワークに再接続された時刻を示すことができる。
【0010】
いくつかの実施形態では、最後に更新された位置情報のタイムスタンプを、UAEサーバによって記録することができる。タイムスタンプは、UEの最後に更新された位置情報が受信された時刻を示すことができる。
【0011】
本方法では、LMサーバとLMクライアントとの間の位置更新を、UAEサーバによってトリガすることができる。
【0012】
いくつかの実施形態では、位置更新をトリガすることにより、LMサーバに、位置情報要求をLMクライアントへ送信させることができる。位置情報報告は、位置情報要求に応答して、LMクライアントによってLMサーバに送信され得る。位置情報報告は、最後に更新された位置情報を示すことができる。
【0013】
いくつかの実施形態では、UAEサーバは、(i)NRMサーバからのリアルタイムのネットワーク監視、および(ii)LMサーバからの位置更新に、加入され得る。
【0014】
本開示の別の態様によれば、装置が提供される。装置は処理回路を含む。処理回路は、上述の方法のいずれかを実行するように構成することができる。
【0015】
本開示の態様はまた、コンピュータによって実行されると、コンピュータに上述の方法のいずれかを実行させる命令を記憶する、非一時的コンピュータ可読媒体を提供する。
【0016】
以下の詳細な説明と添付の図面とから、開示されている保護対象のさらなる特徴、性質および様々な利点がより明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】一実施形態による、無人航空機システム(100)の概略図である。
図2】一実施形態による、サービス・イネーブラ・アーキテクチャ・レイヤ(SEAL)のためのネットワーク上の機能モデル(200)である。
図3】一実施形態による、リアルタイムの無人航空機(UAV)ネットワーク接続ステータス監視および位置更新のプロセス(300)を示す。
図4】本開示のいくつかの実施形態による、リアルタイムのネットワーク接続ステータス監視および/または位置更新のプロセスの概要を示すフローチャートである。
図5】一実施形態による、コンピュータシステムの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
図1を参照すると、無人航空機システム(UAS)(100)は、無人航空機(UAV)(101)およびコントローラ(102)を含むことができる。コントローラ(102)は、データリンク(103)を用いて、コントローラ(102)からUAV(101)に制御コマンドを通信することができる。コントローラ(102)は、データリンク(103)を介して、超短波(VHF)および/もしくは超短波(UHF)、ならびに/または、アナログおよび/もしくはデジタル無線通信が可能な他の無線技術を介して、通信を提供するように構成された、少なくとも1つの通信回路を含むことができる。コントローラ(102)は、UAV(101)の1つまたは複数のモータおよび/もしくはエンジンなどの推進装置(114)、ならびに/または、モデル航空機(図示せず)の制御面の電力レベルを制御することができる。ピッチ、ヨー、およびロールなどのより抽象的なコマンド、ヘリコプタおよび/または航空機のコマンドと同様のコマンドを、使用することができる。経験豊富なパイロットは、UAV(101)内の制御信号の高度な搭載処理に頼ることなく、基本的な制御でUAV(101)を操作することができる。UAV(101)は、ヘリコプタおよび/または任意の他の航空機の形態とすることができる。
【0019】
搭載電子設計の進歩により、人間のオペレータ(またはユーザ)113からUAV(101)自体への特定のタスクのオフロードが可能になる。UAV(101)などの多くのUAVは、UAV(101)の姿勢および加速度を検知するために搭載制御回路(105)に結合されたセンサ(104)を含むことができる。搭載制御回路(105)は、縮小されたおよび/または存在しないユーザインターフェースを有するコンピュータシステムとすることができる。コントローラ(102)からデータリンク(103)から受信した制御入力に加えて、センサ(104)によって取得された情報は、コントローラ(102)から肯定的な制御入力が取得されない限り、UAV(10)が安定したままであることを可能にする。
【0020】
UAV(101)は、米国によって運用される全地球測位システム(GPS)などの全地球航法衛星システム(GNSS)のうちの1つのための受信機(106)を含むことができる。図1は、GNSSを表すために、通信信号(107)を提供することができる単一の衛星(108)を示す。しかしながら、UAV(101)の受信機(106)は、3つ以上、一般的には4つ以上の直接波衛星を含むGNSSから通信を受信して、空間的なUAV(101)の位置を三角測量することができる。受信機(106)などのGNSS受信機は、空間的および時間的なUAV(101)の位置をかなりの精度で決定することができる。UAV(101)では、多くの場合、最も重要な垂直(例えば、Z)軸上のUAV(101)の追加のセンサ(例えば、超音波および/またはlidarセンサ)によってGNSSを増強して、軟着陸(図示せず)を可能にすることができる。GNSS能力を含むUAV(101)は、ユーザに「自宅へのフライト」および「自動着陸」機能を提供することができる。したがって、UAV(101)は、コントローラ(102)からの単純なコマンド時(例えば、単一のボタンを押す)、または、コントローラからのデータリンク(103)の損失もしくは意味のある制御入力の他のタイムアウトの場合に、ホーム位置として定義された位置に飛行することができる。
【0021】
UAV(101)はまた、1つまたは複数のカメラ(109)を含むことができる。場合によっては、UAV(101)は、カメラ(109)のうちの1つとしてジンバル搭載カメラを含むことができる。ジンバル搭載カメラは、例えば高精細テレビ解像度において、UAV(101)のユーザ(113)にとって十分な品質の写真および/またはビデオを記録するために使用され得る。UAV(101)は、移動軸の一部または全部をカバーするための他のカメラ(110)を含むことができる。他のカメラ(110)の信号に基づく搭載信号処理を使用して、UAV(101)が固定物体および移動物体の両方に衝突することを防止することができる。
【0022】
場合によっては、UAV(101)は、カメラ(109)のうちの1つとして「メイン」カメラを含むことができる。「メイン」カメラの信号は、データリンク(111)を介して人間のユーザ(例えば、ユーザ(113))に向けてリアルタイムで通信することができ、コントローラ(102)に含まれる、コントローラに取り付けられる、および/またはコントローラから分離される、表示デバイス(112)に表示することができる。データリンク(111)は、データリンク(103)と同じであっても異なっていてもよい。したがって、UAV(101)は、「一人称視点」(FPV)として知られる技術を使用して、人間のパイロットの視線から離れて、うまく飛行することができる。
【0023】
技術開発の結果として、UAV(101)のようなUAVは、飛行することがかなり簡単になり、その結果、プロのUAVパイロットおよび定められた裕福な愛好家だけでなく、一般の人々にも人気がある。その結果、約15年前に販売されていた数千台(多くても)のモデル・ヘリコプタと比較して、毎年数百万台のUAVが販売されている。同時に、ユーザ・コミュニティの知識、熟練度、および関与は、平均して減少している。
【0024】
サービス・イネーブラ・アーキテクチャ・レイヤ(SEAL)は、垂直アプリケーション(例えば、UAVおよび車両対すべて(V2X))をサポートすることができる。ユーザ機器(UE)およびサーバ上のSEAL機能エンティティは、SEALクライアント(複数可)およびSEALサーバ(複数可)に、それぞれグループ化することができる。SEALは、共通のサービスセット(例えば、グループ管理、位置管理)および基準点を含むことができる。SEALは、そのサービスを垂直アプリケーション層(VAL)に提供することができる。VALは、VALクライアント(例えば、UAV)およびVALサーバを含むことができる。
【0025】
図2は、サービス・イネーブラ・アーキテクチャ・レイヤ(SEAL)のための例示的なネットワーク上の機能モデル(200)を示す。モデル(200)は、ネットワーク・リソース管理に使用することができ、垂直アプリケーション(例えば、UAVおよび車両対すべて(V2X)アプリケーション)をサポートするために、3GPPネットワークシステム(213)などの3GPP無線ネットワーク上の垂直アプリケーション層(VAL)(206)およびSEAL(207)を含む。モデル(200)は、共通アプリケーション・プレーン・エンティティおよびシグナリング・プレーン・エンティティを含む機能アーキテクチャとして示されている。モデル(200)の共通のサービスセット(例えば、グループ管理、構成管理、位置管理)は、垂直アプリケーションにわたって共有することができる。
【0026】
図2に示すように、VAL(206)は、VALクライアント(201)およびVALサーバ(203)を含むことができる。SEAL(207)は、SEALクライアント(202)およびSEALサーバ(204)を含むことができる。VALクライアント(201)およびSEALクライアント(202)は、ユーザ機器(212)を形成するために、互いに通信可能に結合することができる。図2に示すSEAL機能アーキテクチャは、極めて重要な、および、他の垂直アプリケーションをサポートするための共通の能力を考慮に入れることができる。
【0027】
図2を参照すると、VALクライアント(201)は、VAL-UU(205)基準点を介してVALサーバ(203)と通信することができる。VAL-UU(205)は、ユニキャストおよびマルチキャストの両方の配信モードをサポートすることができる。
【0028】
ユーザ機器(212)およびサーバ上のSEAL機能エンティティは、SEALクライアント(202)およびSEALサーバ(204)に、それぞれグループ化することができる。SEAL(207)は、共通のサービスセット(例えば、グループ管理、位置管理)および基準点を含むことができる。SEAL(207)は、VAL(206)にサービスを提供することができる。
【0029】
SEALクライアント(202)は、SEAL-UU(209)の基準点を介して、SEALサーバ(204)と通信することができる。SEAL-UU(209)は、ユニキャストおよびマルチキャストの両方の配信モードをサポートすることができる。SEALクライアント(202)は、SEAL-C基準点(208)を介して、VALクライアント(201)にサービスイネーブラ層のサポート機能を提供することができる。VALサーバ(203)は、SEAL-S(211)基準点を介して、サーバ(204)と通信することができる。SEALサーバ(204)は、3GPPネットワークシステムによって指定されたそれぞれの3GPPインターフェース(例えば、210)を使用して、3GPPネットワークシステム(213)などの基礎となる3GPPネットワークシステムと通信することができる。
【0030】
特定のSEALクライアント(202)およびSEALサーバ(204)を、それらの特定のSEAL-UU(209)基準点および3GPPネットワークシステム(213)の特定のネットワークインターフェース(210)と共に、各SEALサービスについてのそれぞれのネットワーク上の機能モデルに設けることができる。
【0031】
VALクライアント(201)は、垂直アプリケーション(例えば、UAV、V2Xクライアント)に対応する、クライアント側機能を提供することができる。VALクライアント(201)は、SEALクライアント(202)との対話をサポートすることができる。
【0032】
VALサーバ(203)は、垂直アプリケーション(例えば、UAV、V2Xアプリケーションサーバ)に対応する、サーバ側機能を提供することができる。
【0033】
SEALクライアント(202)は、位置管理、グループ管理、構成管理、識別情報管理、鍵管理、およびネットワーク・リソース管理といった、特定のSEALサービスに対応するクライアント側の機能を提供することができる。SEALクライアントは、VALクライアント(201)との対話をサポートすることができる。また、SEALクライアントは、2つのUE間の対応するSEALクライアントとの対話をサポートすることもできる。例えば、第1のUE(例えば、UE(212))の第1のSEALクライアント(例えば、SEALクライアント(202))は、第2のUE(図示せず)の第2のSEALクライアント(図示せず)と対話することができる。
【0034】
SEALサーバ(204)は、位置管理、グループ管理、構成管理、識別情報管理、鍵管理、およびネットワーク・リソース管理といった、特定のSEALサービスに対応するサーバ側の機能を提供することができる。SEALサーバ(204)は、VALサーバ(203)との対話をサポートすることができる。
【0035】
本開示は、SEALアーキテクチャを使用して3GPPネットワークの下で、UAS動作のためのリアルタイムのネットワーク・ステータス報告および位置更新を可能にするために提供できる例示的な情報フローおよびデータポイントを含む。
【0036】
図2および図3は、SEALアーキテクチャのネットワーク・リソースおよび位置管理を示している。
【0037】
図3に示すネットワーク・リソース管理(NRM)サーバ(304)は、VALアプリケーション(またはVALクライアント)(201)をサポートするために3GPPシステム・ネットワーク・リソース(例えば、ユニキャスト、マルチキャスト)の管理を提供するSEAL機能エンティティとすることができる。VALアプリケーションは、例えば、UAVおよびV2Xを含むことができる。
【0038】
NRMクライアントとNRMサーバ(304)との間のネットワーク・リソース管理機能に関連する対話は、NRM-UU基準点によってサポートされ得る。図2では、NRMクライアントはSEALクライアント(202)として動作することができ、NRM-UUはSEAL-UU(209)として動作することができる。
【0039】
VALサーバ(203)とネットワーク・リソース管理サーバ(204)との間のネットワーク・リソース管理機能に関連する対話は、NRM-S基準点によってサポートされ得る。NRM-S基準点は、SEAL-S基準点(211)として機能することができる。いくつかの実施形態では、図3のUAEサーバ(303)は、図2のVALサーバ(203)として機能することができ、図3のNRMサーバ(304)は、図2のSEALサーバ(204)として機能することができる。
【0040】
同様に、SEAL位置管理は、UAS位置情報を提供することができる。例えば、位置管理(LM)クライアント(301)は、LMサーバ(302)と対話し、位置データをUAEサーバ(303)に提供することができる。LMクライアント(301)は、SEALクライアント(202)として動作することができ、LMサーバ(302)は、SEALサーバ(204)として動作することができる。LMサーバ(302)とLMクライアント(301)との間の位置管理機能に関連する対話は、LM-S基準点によってサポートすることができ、LM-S基準点は、図2のSEAL-S基準点(211)として機能することができる。
【0041】
ネットワークおよび位置情報を取得するために、UAEサーバ(303)は、UAVおよび/またはUAVクライアントの両方について、ならびにLMサーバ(302)からのUAVの位置情報についても、NRMサーバ(304)からの接続監視サービスに加入され得る。いくつかの実施形態では、UAEサーバ(303)は、UAVおよび/またはUAVクライアントの両方について、NRMサーバ(304)による接続監視のために監視イベント・アプリケーション・プログラミング・インターフェース(API)に、加入され得る。
【0042】
VALサーバがNRMサーバに加入するための例示的な手順は、以下のステップを含むことができる。(i)VALサーバ(例えば、UAEサーバ(303))は、監視イベント・サブスクリプション要求をNRMサーバ(例えば、NRMサーバ(304))に送信し、サブスクリプション要求に従って、VAL UE(例えば、UAV)に関連するイベントを監視するようにNRMサーバに要求し、VALサーバが関心を持つイベントに関連する情報を含むことができる。(ii)NRMサーバは、VALサーバが監視イベント・サブスクリプション要求を開始することを許可されているか否かをチェックすることができ、許可されている場合、VALサーバへのサブスクリプション情報と共に、成功したサブスクリプション・ステータスを示す監視イベント・サブスクリプション応答メッセージで応答することができる。VALサービスIDは、ローカル構成に基づいて、3GPPコア・ネットワーク・サービス(例えば、分析イベント・サブスクリプションにおけるQoS要件)におけるイベント固有情報を導出するために、NRMサーバによって使用され得る。NRMサーバは、VALグループID(受信された場合)を3GPPコア・ネットワークに知られている外部グループIDにマッピングする。(iii)サブスクリプション要求メッセージ内の関心イベントの情報に基づいて、適用可能であれば、NRMサーバは、サブスクリプション要求内のUE(VAL UE)のセットのためのUE監視イベント(例えば、LOSS_OF_CONNECTIVITY、COMMUNICATION_FAILUREなど)に、加入することができる。(iv)サブスクリプション要求メッセージ内の関心イベントの情報に基づいて、適用可能であれば、NRMサーバは、サブスクリプション要求内のUE(VAL UE)のセットのためのUE分析イベント(例えば、ABNORMAL_BEHAVIOURなど)に、加入することができる。
【0043】
いくつかの実施形態では、UAEサーバ(303)は、LMサーバ(302)からのUAVの位置情報および位置逸脱監視イベントに、加入することができる。
【0044】
LMサーバ(302)への位置情報サブスクリプションの例示的な手順は、以下のステップを含むことができる。(i)VALサーバは、位置管理サーバに位置情報サブスクリプション要求を送信して、1つまたは複数のVALユーザおよび/またはVAL UEの位置情報を加入する。要求は、補足位置情報のための指示を含み得る。(ii)位置管理サーバは、VALサーバが位置情報サブスクリプション要求を開始することを許可されているかどうかを、チェックすることができる。さらに、位置管理サーバは、即時報告のためにUEの位置管理クライアントとの位置報告構成を開始することができる。(iii)位置管理サーバは、UEのために3GPPコア・ネットワークからUE位置情報を、任意選択で、加入することができる。補足位置情報の指示がステップ1に含まれる場合、UE位置情報は3GPPコア・ネットワークから取得される。(iv)位置管理サーバは、ステップ3および4で受信されたUEのUE位置情報を決定する。(v)位置管理サーバは、サブスクリプション・ステータスを示す位置情報サブスクリプション応答を返信し、即時報告が要求された場合、VAL UEの位置情報を返信する。
【0045】
UAEサーバが、上述したように、接続監視、位置情報、および位置逸脱監視イベントに加入しているとき、図3のステップ(S305)に示すように、UAEサーバ(303)は、LMサーバ(302)から位置報告を受信することができる。位置報告は、UEの位置情報を提供することができる。UAEサーバ(303)は、現在位置報告タイムスタンプを記録することができる。いくつかの実施形態では、UAEサーバ(303)は、LMサーバ(302)から位置報告および/または位置逸脱監視イベント通知を、受信することができる。いくつかの実施形態では、UAEサーバ(303)は、現在位置報告タイムスタンプを記録することができる。一例では、現在位置報告タイムスタンプは、位置報告がUAEサーバ(303)によって受信された時刻、位置報告がLMサーバ(302)から送信された時刻、またはUEの位置報告が生成された時刻、を示すことができる。別の例では、現在位置報告タイムスタンプは、UEの位置情報が取り込まれた時刻を示すことができる。
【0046】
イベント・トリガ位置情報通知の例示的な手順は、以下のステップを含むことができる。(i)位置管理サーバは、位置報告手順に従ってUEの最新の位置情報を受信する。(ii)位置管理サーバは、3GPPコア・ネットワークからUEの位置情報を、任意選択的に受信することができる。補足位置情報の指示がサブスクリプションに含まれる場合、UE位置情報は3GPPコア・ネットワークから取得される。(iii)例えばサブスクリプション、定期的位置情報タイマ、位置管理サーバなどの構成に基づいて、最新のユーザ位置情報をVALサーバ(例えば、UAEサーバ(303))に報告するようにトリガされる。位置管理サーバは、(示されている場合)補足位置情報を含む、ステップ1および2で受信されたUEの位置情報を決定する。(iv)位置管理サーバは、1つまたは複数のVALユーザおよび/またはVAL UEの最新の位置情報を含む位置情報報告を、VALサーバまたは以前に構成された位置管理クライアントに送信する。(v)VALサーバは、この位置情報を、グループ、または、別のVALユーザおよび/もしくはVAL UEと、さらに共有することができる。
【0047】
位置逸脱を監視する例示的な手順は、以下のステップを含むことができる。(i)VALサーバ(例えば、UAEサーバ(303))は、LMサーバに監視位置サブスクリプション要求を送信する。(ii)LMサーバ(例えば、LMサーバ302))は、要求内の関心領域の情報を処理し、次いで、適切なパラメータ・マッピングを用いてUE位置監視に加入する。サブスクリプションに基づいて、LMサーバは、3GPPコア・ネットワークから周期的にVAL UE位置情報を受信する。(iii)LMサーバは、VAL UE位置情報を周期的に取得する。(iv)LMサーバは、ステップ2および3によるサブスクリプションが成功した後、監視位置サブスクリプション応答を送信し、VALサーバの要求を受け入れることを示し、VAL UEが関心領域内にあるかどうかを検証するために、VAL UEの位置を監視する。
(v)位置管理クライアントから受信した位置情報とコア・ネットワークとが一致しない場合、LMサーバは、VAL UEをその指定された関心領域外と見なすことができ、VALサーバに「Notify Mismatch Location」メッセージを通知することができる。
(vi)VAL UEの現在位置が位置管理クライアントからのものであり、コア・ネットワークが一致し、かつ監視位置サブスクリプション要求メッセージでVALサーバから受信した関心領域内にない場合、LMは、VAL UEをその指定された関心領域外であると見なし、VAL UEの現在位置が関心領域外であり、VAL UE IDが「Notify Absence」メッセージ内にあることを、VALサーバに通知することができる。
(vii)VAL UEの現在位置が関心領域内にある場合、LMSは、「Monitor Location Subscription Request」メッセージ内の「Notify_Interval」値に従って、周期的にVALサーバに(「Notify Presence」メッセージ)を通知し、VAL UEの現在位置情報と共に、VAL UEが関心領域内にあることを示すことができる。
【0048】
表1に示される例示的なデータポイントは、位置情報を報告するために、LMサーバによって要求側位置管理クライアントおよび/またはVALサーバに提供され得る。
【0049】
【表1】
【0050】
いくつかの実施形態では、現在位置報告タイムスタンプは、ISO 8610(例えば、yyyy-month-dayTHH:MM:SS)、RFC 1123(例えば、月曜日、DD月YYYY HH:MM:SSタイムゾーン)、協定世界時(UTC:yyyy-mm-ddTHH:MM:SS)などのいくつかの異なる時間フォーマットのうちの1つをとることができる。
【0051】
ステップ(S306)において、UAEサーバ(303)は、NRMサーバ(304)からネットワーク・イベント通知を受信することができる。このイベントは、UE(例えば、UAVまたはUAV-C)の到達可能性の損失に関連し得る。例えば、「Loss_of_connectivity_notification」というネットワーク・イベント通知を、UAEサーバ(303)によって受信することができ、これは、3GPPネットワークへのUEの接続損失を示す。したがって、UAEサーバ(303)は、そのようなイベントを現在のタイムスタンプで記録することができる。タイムスタンプは、UEが到達できない時間を示すことができる。タイムスタンプはまた、ネットワーク・イベント通知がUAEサーバ(303)によって受信されたとき、またはNRMサーバ(304)から送信されたとき、を示すことができる。
【0052】
いくつかの実施形態では、UAEサーバ(303)は、NRMサーバ(304)から監視イベント通知(またはネットワーク・イベント通知)を受信することができる。例えば、NRMサーバ(例えば、NRMサーバ(304))が、VAL UE関連イベントをVALサーバ(例えば、UAEサーバ(303))に通知するための手順は、以下のステップを含むことができる。(i)該当する場合、NRMサーバは、3GPPコア・ネットワークからVAL UE関連監視イベント通知を受信する。(ii)該当する場合、NRMサーバは、3GPPコア・ネットワークからVAL UE関連分析イベント通知を受信する。(iii)NRMサーバは、VALサーバに、VAL UEに関連するイベントについて、監視イベント通知メッセージで通知する。複数のイベントが通知される場合、NRMサーバは通知を集約し、VALサーバに送信することができる。
【0053】
ステップ(S307)において、NRMサーバ(304)は、UE再接続ステータスが検出されたときに、UAEサーバ(303)に通知を送信することができる。通知は、UEが3GPPネットワーク(213)などのネットワークに再接続されたことを示すことができる。
【0054】
ステップ(S308)において、UAEサーバ(303)は、現在のタイムスタンプに加えて、最後の既知の位置情報およびタイムスタンプを伴う、そのようなイベントを記録することができる。したがって、UAEサーバ(303)は、UEがネットワークに再接続されたことを示すNRMサーバ(304)からの通知、および通知に関連付けられたタイムスタンプを記録することができる。タイムスタンプは、通知が受信または送信された時刻を示すことができる。タイムスタンプは、UEがいつネットワークに再接続されたかを示すこともできる。同様に、UAEサーバは、LMサーバ(302)からのUEの最後に更新された位置情報および関連するタイムスタンプを記録することができる。最後に更新された位置情報に関連付けられたタイムスタンプは、最後に更新された位置情報が生成された時刻、最後に更新された位置情報がLMサーバ(302)によって送信された時刻、および最後に更新された位置情報がUAEサーバ(303)によって受信された時刻、のうちの1つまたは複数を示すことができる。
【0055】
いくつかの実施形態では、UAEサーバ(303)は、UEの再接続の通知および関連するタイムスタンプ、ならびに、UEの最後の既知の位置情報および関連するタイムスタンプ、を記録することができる。LMサーバは、表2に示されたものなどの1つまたは複数のデータポイントを、VALサーバ(例えば、UAEサーバ)または位置管理クライアントに、提供することができる。
【0056】
【表2】
【0057】
いくつかの実施形態では、ステップ(308)に示すように、UAEサーバ(303)がUEの再接続の通知を受信したときに、UAEサーバ(303)は、位置更新をさらにトリガすることができる。例えば、UAEサーバ(303)は、位置更新をトリガすることができる。したがって、LMサーバ(302)は、位置情報要求をLMクライアント(301)に送信することによって、UE位置情報を要求することができる。VALユーザまたはVAL UEは通知され、その位置を共有する許可について尋ねられる。LMクライアント(例えば、301)は、位置情報を含む報告で位置管理サーバに応答する。さらに、LMサーバ(302)は、UEのリアルタイム位置情報を提供するために、UEの位置報告をUAEサーバ(303)に送信することができる。
【0058】
いくつかの実施形態では、UAEサーバ(303)は、表3に示すデータポイントを記録することができる。データポイントは、例えば図3のステップ(308)で記録することができる。
【0059】
【表3】
【0060】
表3に示すように、ネットワーク・イベント情報は、UEの接続損失を示すNRMサーバ(304)からの通知に含めることができる。ネットワーク・イベント情報は、UEの再接続を示すために、NRMサーバ(304)からの通知に含めることもできる。UAEサーバIDは、リアルタイムのネットワーク接続ステータス監視および位置更新を提供する、UAEサーバ(303)の識別子(または識別情報)とすることができる。位置情報は、LMサーバ(302)から受信した更新された位置情報を示すことができる。更新された位置情報は、最後に更新された位置情報を含むことができる。例えば、最後に更新された位置情報は、UEがネットワークに切断される前に、LMサーバから取得された最後に更新された位置情報とすることができる。最後に更新された位置情報は、UEのネットワークへの再接続後に、LMサーバから取得された最後に更新された位置情報であってもよい。
【0061】
図4は、リアルタイムのネットワーク監視および位置更新のプロセス(400)を示す。図4に示すように、プロセス(400)は、ステップ(S401)から開始してステップ(S410)に進むことができ、位置報告は、第1のサーバによって、例えば第2のサーバから受信することができる。位置報告は、SEALアーキテクチャの位置管理(LM)サーバから、無人航空機システム・アプリケーション・イネーブラ(UAE)サーバによって受信することができる。位置報告は、UEの位置情報を示すことができる。
【0062】
ステップ(S420)において、UEに関連付けられた第1のネットワーク・イベント通知は、SEALアーキテクチャにおけるネットワーク・リソース管理(NRM)サーバから、UAEサーバによって受信することができる。第1のネットワーク・イベント通知は、ネットワークとのUEの接続ステータスを示すことができる。
【0063】
ステップ(S430)において、UEの再接続ステータスを検出したことに応答して、NRMサーバから第2のネットワーキング・イベント通知を、UAEサーバによって受信することができ、第2のネットワーキング・イベント通知は、UEがネットワークに再接続したことを示すことができる。
【0064】
ステップ(S440)において、(i)第2のネットワーキング・イベント通知、(ii)UAEサーバの識別情報、および(iii)LMサーバからのUEの最後に更新された位置情報を、UAEサーバによって記録することができる。
【0065】
いくつかの実施形態では、LMサーバから位置報告を受信したことに応答して、位置報告に関連付けられたタイムスタンプを、UAEサーバによって記録することができ、タイムスタンプは、位置報告が受信された時刻を示すことができる。
【0066】
プロセス(400)では、UEの接続損失のイベントを示す第1のネットワーク・イベント通知に応答して、イベントおよびイベントに関連付けられたタイムスタンプを、UAEサーバによって記録することができ、タイムスタンプは、イベントが発生した時刻を示すことができる。
【0067】
プロセス(400)では、第2のネットワーク・イベント通知のタイムスタンプを、UAEサーバによって記録することができ、タイムスタンプは、UEがネットワークに再接続された時刻を示すことができる。
【0068】
いくつかの実施形態では、最後に更新された位置情報のタイムスタンプを、UAEサーバによって記録することができる。タイムスタンプは、UEの最後に更新された位置情報が受信された時刻を示すことができる。
【0069】
プロセス(400)において、LMサーバとLMクライアントとの間の位置更新は、UAEサーバによってトリガされ得る。
【0070】
いくつかの実施形態では、位置更新をトリガすることにより、LMサーバに、位置情報要求をLMクライアントへ送信させることができる。位置情報報告は、位置情報要求に応答して、LMクライアントによってLMサーバに送信され得る。位置情報報告は、最後に更新された位置情報を示すことができる。
【0071】
いくつかの実施形態では、UAEサーバは、(i)NRMサーバからのリアルタイムのネットワーク監視、および(ii)LMサーバからの位置更新に、加入され得る。
【0072】
上述した無人航空機システム通信の態様は、コンピュータ可読命令を使用し、1つまたは複数の非一時的コンピュータ可読記憶媒体などの1つまたは複数のコンピュータ可読媒体に物理的に記憶されたコンピュータソフトウェアとして、コントローラとUAVの両方に、実装することができる。例えば、図5は、開示された主題の特定の実施形態を実施するのに適したコンピュータシステム600を示す。
【0073】
コンピュータソフトウェアは、コンピュータ中央処理装置(CPU)、グラフィックス処理装置(GPU)などによる、直接、または解釈、マイクロコード実行などを介して実行することができる命令を含むコードを作成するために、アセンブル、コンパイル、リンク、または同様のメカニズムを受けることができる任意の適切な機械コードまたはコンピュータ言語を使用してコード化することができる。
【0074】
命令は、例えばパーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、サーバ、スマートフォン、ゲーミングデバイス、およびモノのインターネットデバイスなどを含む様々なタイプのコンピュータまたはその構成要素上で実行され得る。
【0075】
コンピュータシステム(600)について図5に示す構成要素は、本質的に例示的なものであり、本開示の実施形態を実施するコンピュータソフトウェアの使用または機能の範囲に関する限定を示唆することを意図するものではない。構成要素の構成は、コンピュータシステム(600)の例示的な実施形態に示されている構成要素のいずれか1つまたは組合せに関して依存性も要件も有していないと解釈されるべきである。
【0076】
コンピュータシステム(600)は、特定のヒューマンインターフェース入力デバイスを含み得る。このようなヒューマンインターフェース入力デバイスは、例えば触覚入力(キーストローク、スワイプ、データグローブの動きなど)、オーディオ入力(声、拍手など)、視覚入力(ジェスチャなど)、嗅覚入力(図示せず)を用いた1人以上の人間のユーザによる入力に応答し得る。ヒューマンインターフェースデバイスは、オーディオ(音声、音楽、環境音など)、画像(走査画像、写真画像は静止画像カメラから取得など)、ビデオ(2次元ビデオ、立体ビデオを含む3次元ビデオなど)などの、必ずしも人間による意識的な入力に直接関連しない特定の媒体を取り込むためにも使用され得る。
【0077】
入力ヒューマンインターフェースデバイスは、キーボード(601)、マウス(602)、トラックパッド(603)、タッチスクリーン(610)、データグローブ(図示せず)、ジョイスティック(605)、マイクロフォン(606)、スキャナ(607)、カメラ(608)のうちの1つまたは複数(各々1つのみが図示されている)を含むことができる。
【0078】
コンピュータシステム(600)はまた、特定のヒューマンインターフェース出力デバイスを含み得る。このようなヒューマンインターフェース出力デバイスは、例えば触覚出力、音、光、および臭い/味によって1人以上の人間のユーザの感覚を刺激し得る。このようなヒューマンインターフェース出力デバイスは、触覚出力デバイス(例えば、タッチスクリーン(610)、データグローブ(図示せず)、またはジョイスティック(605)による触覚フィードバックであるが、入力デバイスとして機能しない触覚フィードバックデバイスもあり得る)、オーディオ出力デバイス(スピーカ(609)、ヘッドフォン(図示せず)など)、視覚出力デバイス(CRTスクリーン、LCDスクリーン、プラズマスクリーン、OLEDスクリーン(それぞれタッチスクリーン入力機能の有無にかかわらない、それぞれ触覚フィードバック機能の有無にかかわらない、これらの一部は、2次元視覚出力、またはステレオグラフィック出力などの手段による3次元を超える出力を出力することができ得る)を含むスクリーン(610)、仮想現実眼鏡(図示せず)、ホログラフィックディスプレイ、およびスモークタンク(図示せず)など)、ならびにプリンタ(図示せず)を含み得る。
【0079】
コンピュータシステム(600)はまた、CD/DVDまたは同様の媒体(621)を伴うCD/DVD ROM/RW(620)を含む光学媒体、サムドライブ(622)、取り外し可能なハードドライブまたはソリッドステートドライブ(623)、テープおよびフロッピーディスクなどのレガシー磁気媒体(図示せず)、ならびにセキュリティドングル(図示せず)などの専用のROM/ASIC/PLDベースのデバイスなど、人間がアクセス可能な記憶デバイスおよびこれに関連する媒体を含み得る。
【0080】
また、当業者は、本開示の主題に関連して使用される「コンピュータ可読媒体」という用語が伝送媒体、搬送波、または他の一時的信号を包含しないことを理解すべきである。
【0081】
コンピュータシステム(600)はまた、1つまたは複数の通信ネットワーク(655)へのインターフェース(654)を含むことができる。ネットワークは、例えば、ワイヤレス、有線、光であり得る。ネットワークはさらに、ローカル、広域、メトロポリタン、車両および産業用、リアルタイム、遅延耐性などとすることができる ネットワークの例には、イーサネット、ワイヤレスLANなどのローカルエリアネットワーク、GSM、3G、4G、5G、LTEなどを含むセルラーネットワーク、ケーブルTV、衛星TV、および地上波ブロードキャストTVを含むTVの有線またはワイヤレスの広域デジタルネットワーク、CANBusを含む車両および産業用などが含まれる。特定のネットワークは、一般的には、特定の汎用データポートまたは周辺バス(649)(例えば、コンピュータシステム(600)のUSBポートなど)に接続される外部ネットワーク・インターフェースアダプタを必要とし、他のものは、一般的には、以下で説明されるようにシステムバスへの接続によってコンピュータシステム(600)のコアに統合される(例えば、PCコンピュータシステムへのイーサネットインターフェースまたはスマートフォンコンピュータシステムへのセルラーネットワークインターフェース)。これらのネットワークのいずれかを使用して、コンピュータシステム(600)は他のエンティティと通信し得る。このような通信は、単方向、受信のみ(例えば、放送TV)、単方向送信のみ(例えば、特定のCANbusデバイスへのCANbus)、または例えばローカルもしくはワイドエリアデジタルネットワークを使用した他のコンピュータシステムに対する双方向のものであり得る。特定のプロトコルおよびプロトコルスタックは、上記で説明されたように、それらのネットワークおよびネットワークインターフェースの各々で使用され得る。
【0082】
前述のヒューマンインターフェースデバイス、人間がアクセス可能な記憶デバイス、およびネットワークインターフェースは、コンピュータシステム(600)のコア(640)に接続され得る。
【0083】
コア(640)は、1つまたは複数の中央処理装置(CPU)(641)、グラフィック処理装置(GPU)(642)、フィールドプログラマブルゲートエリア(FPGA)(643)の形態の専用プログラマブル処理装置、特定のタスク用のハードウェアアクセラレータ(644)、グラフィックスアダプタ(650)などを含むことができる。これらのデバイスは、読取り専用メモリ(ROM)(645)、ランダム・アクセス・メモリ(646)、内部非ユーザアクセス可能ハードドライブなどの内部大容量ストレージ、SSDなど(647)と共に、システムバス(648)を介して接続されてもよい。一部のコンピュータシステムでは、システムバス(648)は、追加のCPUおよびGPUなどによる拡張を可能にするために1つ以上の物理プラグの形式でアクセス可能であり得る。周辺デバイスは、コアのシステムバス(648)に直接取り付けることも、周辺バス(649)を介して取り付けることもできる。一例では、スクリーン(610)をグラフィックスアダプタ(650)に接続することができる。周辺バスのアーキテクチャは、PCI、USBなどを含む。
【0084】
CPU(641)、GPU(642)、FPGA(643)、およびアクセラレータ(644)は、組み合わせて前述のコンピュータコードを構成することができる特定の命令を実行することができる。このコンピュータコードは、ROM(645)またはRAM(646)に記憶され得る。RAM(646)には一時的なデータも記憶され得る一方、恒久的なデータは、例えば内部大容量ストレージ(647)に記憶され得る。メモリデバイスのいずれかへの高速記憶および検索は、1つ以上のCPU(641)、GPU(642)、大容量ストレージ(647)、ROM(645)、およびRAM(646)などに密接に関連付けられ得るキャッシュメモリの使用によって可能になり得る。
【0085】
コンピュータ可読媒体は、様々なコンピュータ実施動作を行うためのコンピュータコードを有することができる。媒体およびコンピュータコードは、本開示の目的のために特別に設計および構成されたものであり得るし、またはそれらは、コンピュータソフトウェア技術の当業者に周知の利用可能な種類のものであり得る。
【0086】
限定ではなく、例として、アーキテクチャ、特にコア(640)を有するコンピュータシステム(600)は、1つまたは複数の有形のコンピュータ可読媒体で具現化されたソフトウェアを実行するプロセッサ(CPU、GPU、FPGA、アクセラレータなどを含む)の結果として機能を提供することができる。このようなコンピュータ可読媒体は、上記で紹介されたユーザアクセス可能な大容量ストレージ、およびコア内部の大容量ストレージ(647)またはROM(645)などの非一時的性質を有するコア(640)の特定のストレージに関連付けられた媒体であり得る。本開示の様々な実施形態を実施するソフトウェアは、このようなデバイスに記憶され、コア(640)によって実行され得る。コンピュータ可読媒体は、特定の必要性に応じて、1つ以上のメモリデバイスまたはチップを含み得る。ソフトウェアは、コア(640)に、具体的にはその中のプロセッサ(CPU、GPU、およびFPGAなどを含む)に、RAM(646)に記憶されたデータ構造を定義すること、およびソフトウェアによって定義されたプロセスに従ってこのようなデータ構造を変更することを含む、本明細書で説明されている特定のプロセスまたは特定のプロセスの特定の部分を実行させ得る。加えて、または代替として、コンピュータシステムは、本明細書で説明されている特定のプロセスまたは特定のプロセスの特定の部分を実行するために、ソフトウェアの代わりにまたはソフトウェアと共に動作し得る、回路にハードワイヤードされた、または他の方法で具現化された論理(例えば、アクセラレータ(644))の結果として機能を提供し得る。適切な場合には、ソフトウェアへの言及は論理を包含することができ、その逆もまた同様である。必要に応じて、コンピュータ可読媒体への言及は、実行のためのソフトウェアを格納する回路(集積回路(IC:integrated circuit)など)、実行のためのロジックを具体化する回路、またはこれらの両方を包含することができる。本開示は、ハードウェアとソフトウェアの任意の適切な組合せを包含する。
【0087】
本開示はいくつかの例示的な実施形態を説明してきたが、本開示の範囲内にある修正例、置換例、および様々な代替均等例がある。したがって、当業者は、本明細書に明示的に示されていないまたは記載されていないが、本開示の原理を具体化し、したがってその趣旨および範囲内にある多数のシステムおよび方法を考案することができることが理解されよう。
【符号の説明】
【0088】
100 無人航空機システム(UAS)
101 無人航空機(UAV)
102 コントローラ
103 データリンク
104 センサ
105 搭載制御回路
106 受信機
107 通信信号
108 衛星
109 カメラ
110 他のカメラ
111 データリンク
112 表示デバイス
113 オペレータまたはユーザ
114 推進装置
200 機能モデル
201 VALクライアント
202 SEALクライアント
203 VALサーバ
204 SEALサーバ、ネットワーク・リソース管理サーバ
205 VAL-UU
206 垂直アプリケーション層(VAL)
207 SEAL
208 SEAL-C基準点
209 SEAL-UU
210 3GPPインターフェース
211 SEAL-S基準点
212 ユーザ機器
213 3GPPネットワークシステム
300 プロセス
301 位置管理(LM)クライアント
302 LMサーバ
303 UAEサーバ
304 NRMサーバ
400 プロセス
600 コンピュータシステム
601 キーボード
602 マウス
603 トラックパッド
605 ジョイスティック
606 マイクロフォン
607 スキャナ
608 カメラ
609 スピーカ
610 タッチスクリーン
621 CD/DVDまたは同様の媒体
620 光学媒体
622 サムドライブ
623 取り外し可能なハードドライブまたはソリッドステートドライブ
640 コア
641 中央処理装置(CPU)
642 グラフィック処理装置(GPU)
643 フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)
644 ハードウェアアクセラレータ
645 読取り専用メモリ(ROM)
646 ランダム・アクセス・メモリ(RAM)
647 内部大容量ストレージ
647 SSD
648 システムバス
649 周辺バス
650 グラフィックスアダプタ
654 インターフェース
655 通信ネットワーク
1410 スクリーン
1450 グラフィックスアダプタ
1800 コンピュータシステム
1854 インターフェース
1855 通信ネットワーク
図1
図2
図3
図4
図5
【外国語明細書】