(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024054314
(43)【公開日】2024-04-16
(54)【発明の名称】同時に開いているソフトウェアアプリケーションを管理するためのデバイス、方法、及びグラフィカルユーザインタフェース
(51)【国際特許分類】
G06F 3/0488 20220101AFI20240409BHJP
G06F 3/04817 20220101ALI20240409BHJP
【FI】
G06F3/0488
G06F3/04817
【審査請求】有
【請求項の数】14
【出願形態】OL
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2024019578
(22)【出願日】2024-02-13
(62)【分割の表示】P 2022056866の分割
【原出願日】2014-02-26
(31)【優先権主張番号】61/832,892
(32)【優先日】2013-06-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】61/801,943
(32)【優先日】2013-03-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】14/183,353
(32)【優先日】2014-02-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】14/183,347
(32)【優先日】2014-02-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】503260918
【氏名又は名称】アップル インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Apple Inc.
【住所又は居所原語表記】One Apple Park Way,Cupertino, California 95014, U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】チャウドリ, イムラン
(57)【要約】 (修正有)
【課題】同時に開いているアプリケーションを管理するための、より速く、より効率的な方法及びユーザインタフェースを備える電子デバイスを提供する。
【解決手段】タッチ感知ディスプレイを備える多機能デバイスによる方法であって、タッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャを検出することと、タッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャの検出に応じて、ジェスチャが第1の方向での第1のスワイプジェスチャである場合に、少なくとも最近の電子通知のリストを表示することと、ジェスチャが第1の方向とは異なる第2の方向での第2のスワイプジェスチャである場合に、設定パネル内に1つ以上のユーザ指定アプリケーションアイコン及び1つ以上の設定アイコンを表示することと、を含む。
【選択図】
図15
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって
タッチ感知ディスプレイを備える多機能デバイスで、
前記タッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャを検出することと、
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが第1の方向での第1のスワイプジェスチャである場合に、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する複数の開いているアプリケーションのアイコンを表示することと、
前記ジェスチャが前記第1の方向とは異なる第2の方向での第2のスワイプジェスチャである場合に、1つ以上の設定アイコンを表示することと、
を含むことを特徴とする、方法。
【請求項2】
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが前記第1の方向及び前記第2の方向とは異なる第3の方向での第3のスワイプジェスチャである場合に、少なくとも最近の電子通知のリストを表示することを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが前記第3の方向での前記第3のスワイプジェスチャである場合に、前記最近の電子通知のリストを含む情報ユーザインタフェースを表示することを含むことを特徴とする、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが前記第2の方向での前記第2のスワイプジェスチャである場合に、設定パネル内に前記1つ以上の設定アイコンを表示することを含むことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記第1の方向が水平方向であり、
前記第2の方向が上向きの方向であり、
前記第3の方向が下向きの方向であることを特徴とする、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記1つ以上の設定アイコンを表示することが、機内モードアイコン、Wi-Fiアイコン、Bluetoothアイコン、及び回転ロックアイコンのうちの少なくとも1つを表示することを含むことを特徴とする、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記1つ以上の設定アイコンを表示することが、おやすみモードアイコンを表示することを更に含むことを特徴とする、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが前記第2の方向での前記第2のスワイプジェスチャである場合に、前記設定パネル内に1つ以上のオーディオ制御アイコンを表示することを含むことを特徴とする、請求項4乃至7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが前記第2の方向での前記第2のスワイプジェスチャである場合に、前記設定パネル内に輝度調節制御部を表示することを含むことを特徴とする、請求項4乃至8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが前記第2の方向での前記第2のスワイプジェスチャである場合に、前記設定パネル内に1つ以上のユーザ指定アプリケーションアイコンを表示することを含むことを特徴とする、請求項4乃至9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが前記第2の方向での前記第2のスワイプジェスチャである場合に、前記設定パネル内に、
前記1つ以上の設定アイコンと、
輝度調節制御部と、
1つ以上のオーディオ制御アイコンと、
1つ以上のユーザ指定アプリケーションアイコンと、
を同時に表示することを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記1つ以上の設定アイコンが前記設定パネルの第1の部分内に表示され、
前記輝度調節制御部が前記設定パネルの第2の部分内に表示され、前記第2の部分が前記第1の部分の下方にあり、
前記1つ以上のオーディオ制御アイコンが前記設定パネルの第3の部分内に表示され、前記第3の部分が前記第2の部分の下方にあり、
前記1つ以上のユーザ指定アプリケーションアイコンが前記設定パネルの第4の部分内に表示され、前記第4の部分が前記第3の部分の下方にあることを特徴とする、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
方法であって
タッチ感知ディスプレイを備える多機能デバイスで、
前記タッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャを検出することと、
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが第1の方向での第1のスワイプジェスチャである場合に、少なくとも最近の電子通知のリストを表示することと、
前記ジェスチャが前記第1の方向とは異なる第2の方向での第2のスワイプジェスチャである場合に、1つ以上の設定アイコンを表示することと、
を含むことを特徴とする、方法。
【請求項14】
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが前記第1の方向及び前記第2の方向とは異なる第3の方向での第3のスワイプジェスチャである場合に、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する複数の開いているアプリケーションのアイコンを表示することを含むことを特徴とする、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが前記第1の方向での前記第1のスワイプジェスチャである場合、前記最近の電子通知のリストを含む情報ユーザインタフェースを表示することを含むことを特徴とする、請求項13又は14に記載の方法。
【請求項16】
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが前記第2の方向での前記第2のスワイプジェスチャである場合に、設定パネル内に前記1つ以上の設定アイコンを表示することを含むことを特徴とする、請求項13乃至15のいずれか1項に記載の方法。
【請求項17】
前記第1の方向が下向きの方向であり、
前記第2の方向が上向きの方向であり、
前記第3の方向が水平方向であることを特徴とする、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
前記1つ以上の設定アイコンを表示することが、機内モードアイコン、Wi-Fiアイコン、Bluetoothアイコン、及び回転ロックアイコンのうちの少なくとも1つを表示することを含むことを特徴とする、請求項16に記載の方法。
【請求項19】
前記1つ以上の設定アイコンを表示することが、おやすみモードアイコンを表示することを更に含むことを特徴とする、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが前記第2の方向での前記第2のスワイプジェスチャである場合に、前記設定パネル内に1つ以上のオーディオ制御アイコンを表示することを含むことを特徴とする、請求項16乃至19のいずれか1項に記載の方法。
【請求項21】
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが前記第2の方向での前記第2のスワイプジェスチャである場合に、前記設定パネル内に輝度調節制御部を表示することを含むことを特徴とする、請求項16乃至20のいずれか1項に記載の方法。
【請求項22】
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが前記第2の方向での前記第2のスワイプジェスチャである場合に、前記設定パネル内に1つ以上のユーザ指定アプリケーションアイコンを表示することを含むことを特徴とする、請求項16乃至21のいずれか1項に記載の方法。
【請求項23】
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが前記第2の方向での前記第2のスワイプジェスチャである場合に、前記設定パネル内に、
前記1つ以上の設定アイコンと、
輝度調節制御部と、
1つ以上のオーディオ制御アイコンと、
1つ以上のユーザ指定アプリケーションアイコンと、
を同時に表示することを含むことを特徴とする、請求項13に記載の方法。
【請求項24】
前記1つ以上の設定アイコンが前記設定パネルの第1の部分内に表示され、
前記輝度調節制御部が前記設定パネルの第2の部分内に表示され、前記第2の部分が、前記第1の部分の下方にあり、
前記1つ以上のオーディオ制御アイコンが前記設定パネルの第3の部分内に表示され、前記第3の部分が前記第2の部分の下方にあり、
前記1つ以上のユーザ指定アプリケーションアイコンが前記設定パネルの第4の部分内に表示され、前記第4の部分が前記第3の部分の下方にあることを特徴とする、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
電子デバイスであって、
ディスプレイと、
タッチ感知面と、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプログラムと、
を備え、前記1つ以上のプログラムが、前記メモリ内に記憶され、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成されており、前記1つ以上のプログラムが、請求項1乃至24に記載の方法のいずれかを実行する命令を含むことを特徴とする、電子デバイス。
【請求項26】
1つ以上のプログラムを記憶するコンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つ以上のプログラムが命令を含み、ディスプレイとタッチ感知面とを備える電子デバイスによって前記命令が実行されると、前記デバイスに、請求項1乃至24に記載の方法のいずれかを実行させることを特徴とする、コンピュータ可読記憶媒体。
【請求項27】
ディスプレイと、タッチ感知面と、メモリと、前記メモリ内に記憶された1つ以上のプログラムを実行するための1つ以上のプロセッサとを備える電子デバイス上のグラフィカルユーザインタフェースであって、請求項1乃至24に記載の方法のいずれかに従って表示されるユーザインタフェースを含むことを特徴とする、グラフィカルユーザインタフェース。
【請求項28】
電子デバイスであって、
ディスプレイと、
タッチ感知面と、
請求項1乃至24に記載の方法のいずれかを実行する手段と、
を備えることを特徴とする、電子デバイス。
【請求項29】
ディスプレイとタッチ感知面とを備える電子デバイス内で使用するための、情報処理装置であって、
請求項1乃至24に記載の方法のいずれかを実行する手段を備えることを特徴とする、情報処理装置。
【請求項30】
電子デバイスであって、
タッチ感知ディスプレイユニットと、
前記タッチ感知ディスプレイユニットに結合された処理ユニットと、
を備え、前記処理ユニットが、
前記タッチ感知ディスプレイユニットのタッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャを検出し、
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが第1の方向での第1のスワイプジェスチャである場合に、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する複数の開いているアプリケーションのアイコンの表示を可能にし、
前記ジェスチャが前記第1の方向とは異なる第2の方向での第2のスワイプジェスチャである場合に、1つ以上の設定アイコンの表示を可能にする、
ように構成されることを特徴とする、電子デバイス。
【請求項31】
電子デバイスであって、
タッチ感知ディスプレイユニットと、
前記タッチ感知ディスプレイユニットに結合された処理ユニットと、を備え、前記処理ユニットが、
前記タッチ感知ディスプレイユニットのタッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャを検出し、
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが第1の方向での第1のスワイプジェスチャである場合に、少なくとも最近の電子通知のリストの表示を可能にし、
前記ジェスチャが前記第1の方向とは異なる第2の方向での第2のスワイプジェスチャである場合に、1つ以上の設定アイコンの表示を可能にする、
ように構成されることを特徴とする、電子デバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、全般的に、タッチ感知面を備えるポータブル電子デバイスに関し、それらのポータブル電子デバイスとしては、複数の開いているソフトウェアアプリケーションを有するように構成された、タッチ感知面を備えるポータブル電子デバイスが挙げられるが、これに限定されない。
【背景技術】
【0002】
コンピュータ及び他の電子コンピューティングデバイス用の入力デバイスとしての、タッチ感知面の使用は、近年では、著しく増大している。例示的なタッチ感知面としては、タッチパッド及びタッチスクリーンディスプレイが挙げられる。そのような表面は、ソフトウェアアプリケーションを選択、起動、及び管理するために、広範に使用される。
【0003】
ポータブル電子デバイスに関しては、同時に開いているアプリケーションを管理するための既存の方法は、煩雑かつ非効率的である。例えば、小さいスクリーンを備えるポータブルデバイス(例えば、スマートフォン及び他のポケットサイズのデバイス)は、典型的には、そのデバイス上で複数のアプリケーションが稼働している場合であっても、一度に単一のアプリケーションを表示する。そのようなデバイスでは、現在開いているアプリケーションをユーザが見て管理することは、困難な場合がある。この状況は、ユーザに対する著しい認知負担をもたらす。更には、現在開いているアプリケーションを管理するための既存の方法は、必要以上に長い時間を要することにより、エネルギーを浪費する。この後者の考慮事項は、バッテリ動作式デバイスでは特に重要である。
【発明の概要】
【0004】
したがって、同時に開いているアプリケーションを管理するための、より速く、より効率的な方法及びインタフェースを備えるコンピューティングデバイスが必要とされている。そのような方法及びインタフェースは、同時に開いているアプリケーションを管理するための従来の方法を補完するか、又は置き換えることができる。そのような方法及びインタフェースは、ユーザに対する認知負担を軽減し、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスに関しては、そのような方法及びインタフェースにより、電力が節約され、バッテリを充電する間隔が増大する。
【0005】
タッチ感知面を備えるコンピューティングデバイス用のユーザインタフェースに関連付けられる、上記の欠陥及び他の問題点は、開示されるデバイスによって低減されるか、又は解消される。一部の実施形態では、このデバイスは、ポータブル(例えば、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、又はハンドヘルドデバイス)である。一部の実施形態では、このデバイスは、タッチパッドを有する。一部の実施形態では、このデバイスは、タッチ感知ディスプレイ(別名「タッチスクリーン」又は「タッチスクリーンディスプレイ」)を有する。一部の実施形態では、このデバイスは、グラフィカルユーザインタフェース(GUI)、1つ以上のプロセッサ、メモリ、及び複数の機能を実行するためにメモリ内に記憶された1つ以上のモジュール、プログラム、又は命令セットを有する。一部の実施形態では、ユーザは、主にタッチ感知面上での指の接触及びジェスチャを介して、GUIと対話する。一部の実施形態では、それらの機能としては、画像編集、描画、プレゼンテイング、ワードプロセッシング、ウェブサイトの作成、ディスクオーサリング、スプレッドシートの作成、ゲームプレイ、電話をかけること、テレビ会議、電子メール送信、インスタントメッセージング、トレーニングサポート、デジタル写真撮影、デジタルビデオ撮影、ウェブブラウジング、デジタル音楽の再生、及び/又はデジタルビデオの再生を挙げることができる。これらの機能を実行する実行可能命令は、1つ以上のプロセッサによって実行するように構成された、コンピュータ可読記憶媒体又は他のコンピュータプログラム製品内に含めることができる。
【0006】
一部の実施形態によれば、タッチ感知ディスプレイを備える多機能デバイスで、方法が実行される。この方法は、複数の同時に開いているアプリケーション中の第1のアプリケーションに対応する、第1のアプリケーションビューを、タッチ感知ディスプレイ上に表示することを含む。この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも同時に表示することなく、表示される。この方法はまた、第1の入力を検出することと、この第1の入力の検出に応じて、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、対応するアプリケーションビュー内に表示するために選択するための、アプリケーションビュー選択モードに入ることと、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、開いているアプリケーションのアイコンの初期グループを、第1の既定区域内に表示することと、この第1の既定区域に隣接して、第1のアプリケーションビューの少なくとも一部分を同時に表示することとも含む。この方法は、第1の既定区域内の、それぞれの開いているアプリケーションのアイコン上でのジェスチャを検出することと、それぞれの開いているアプリケーションのアイコン上でのジェスチャの検出に応じて、複数の同時に開いているアプリケーション中の対応するアプリケーションに関する、それぞれのアプリケーションビューを、タッチ感知ディスプレイ上に表示することと、開いているアプリケーションのアイコンを、第1の既定区域内に表示することを停止することと、アプリケーションビュー選択モードから出ることとを更に含む。それぞれのアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも同時に表示することなく、表示される。
【0007】
一部の実施形態によれば、タッチ感知ディスプレイを備える多機能デバイスで、方法が実行される。この方法は、複数の同時に開いているアプリケーション中の第1のアプリケーションに対応する、第1のアプリケーションビューを、タッチ感知ディスプレイ上に表示することを含む。この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも同時に表示することなく、表示される。この方法はまた、第1の入力を検出することと、この第1の入力の検出に応じて、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、対応するアプリケーションビュー内に表示するために選択するための、アプリケーションビュー選択モードに入ることと、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、開いているアプリケーションの画像を、既定区域内に表示することとも含む。それらの開いているアプリケーションの画像は、ディスプレイ上で後方に延びる、三次元スタック内に表示される。この方法は、三次元スタック内の、開いているアプリケーションのそれぞれの画像上でのジェスチャを検出することと、開いているアプリケーションのそれぞれの画像上でのジェスチャの検出に応じて、複数の同時に開いているアプリケーション中の対応するアプリケーションに関する、それぞれのアプリケーションビューを、タッチ感知ディスプレイ上に表示することと、開いているアプリケーションの画像の三次元スタックを表示することを停止することと、アプリケーションビュー選択モードから出ることとを更に含む。それぞれのアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも同時に表示することなく、表示される。
【0008】
一部の実施形態によれば、タッチ感知ディスプレイを備える多機能デバイスで、方法が実行される。この方法は、タッチ感知ディスプレイ上に、第1のアプリケーションビューを第1のサイズで表示することを含む。この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の第1のアプリケーションに対応し、この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも、第1のサイズで同時に表示することなく、表示される。この方法はまた、第1の入力を検出することと、この第1の入力の検出に応じて、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、対応するアプリケーションビュー内に表示するために選択するための、アプリケーションビュー選択モードに入ることと、開いているアプリケーションの画像を、既定区域内に表示することとも含む。各画像は、第1のサイズよりも小さい第2のサイズで表示され、それらの画像は、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する。この方法は、既定区域内の、開いているアプリケーションのそれぞれの画像上でのジェスチャを検出することと、それぞれの画像上でのジェスチャの検出に応じて、複数の同時に開いているアプリケーション中の対応するアプリケーションに関する、それぞれのアプリケーションビューを、タッチ感知ディスプレイ上に第1のサイズで表示することと、既定区域内に画像を表示することを停止することと、アプリケーションビュー選択モードから出ることとを更に含む。それぞれのアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも、第1のサイズで同時に表示することなく、表示される。
【0009】
一部の実施形態によれば、タッチ感知ディスプレイを備える多機能デバイスで、方法が実行される。この方法は、タッチ感知ディスプレイ上に、第1のアプリケーションビューを第1のサイズで表示することを含む。この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の第1のアプリケーションに対応し、この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも、第1のサイズで同時に表示することなく、表示される。この方法はまた、開いているアプリケーションの画像を、既定区域内に同時に表示することも含む。各画像は、第1のサイズよりも小さい第2のサイズで表示され、それらの画像は、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する。この方法は、既定区域内の、開いているアプリケーションのそれぞれの画像上でのジェスチャを検出することと、それぞれの画像上でのジェスチャの検出に応じて、複数の同時に開いているアプリケーション中の対応するアプリケーションに関する、それぞれのアプリケーションビューを、タッチ感知ディスプレイ上に第1のサイズで表示することとを更に含む。それぞれのアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも、第1のサイズで同時に表示することなく、表示される。
【0010】
一部の実施形態によれば、タッチ感知ディスプレイを備える多機能デバイスで、方法が実行される。この方法は、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、対応するアプリケーションビュー内に表示するために選択するための、アプリケーションビュー選択モードの間に、以下のアクションを実行することを含む。この方法は、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、開いているアプリケーションのアイコンの初期グループを、既定区域内に表示することと、その既定区域内でのジェスチャを検出することと、既定区域内でのジェスチャの検出に応じて、以下のアクションのうちの1つを実行することとを含む。ジェスチャが、第1の方向での、第1のスクロールジェスチャである場合、この方法は、複数の同時に開いているアプリケーションのアイコン中の、他の開いているアプリケーションのアイコンを、既定区域内に表示するようにスクロールさせることを含む。ジェスチャが、第1の方向とは反対の第2の方向での、第2のスクロールジェスチャである場合、この方法は、既定区域内に設定アイコンを表示するようにスクロールさせることを含む。ジェスチャが、それぞれの開いているアプリケーションのアイコン上での、第1のジェスチャである場合、この方法は、複数の同時に開いているアプリケーション中の対応するアプリケーションに関する、それぞれのアプリケーションビューを、タッチ感知ディスプレイ上に表示することと、開いているアプリケーションのアイコンを、既定区域内に表示することを停止することと、アプリケーションビュー選択モードから出ることとを含む。
【0011】
一部の実施形態によれば、タッチ感知ディスプレイを備える多機能デバイスで、方法が実行される。この方法は、第1のアプリケーション内で、第1のアプリケーションビューを第1のサイズで表示することを含む。この第1のアプリケーションビューは、第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションに関連付けられる、ユーザ選択可能オブジェクトを含む。この方法はまた、ユーザ選択可能オブジェクトに対応する第1の場所での、第1のジェスチャを検出することと、この第1のジェスチャの検出に応じて、第1のアプリケーションビューを表示することを停止することと、第2のアプリケーション内で、第2のアプリケーションビューを表示することともを含む。この方法は、第2のアプリケーションの間に、入力を検出することと、この入力の検出に応じて、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、対応するアプリケーションビュー内に表示するために選択するための、アプリケーションビュー選択モードに入ることと、開いているアプリケーションの画像を、第1の既定区域内に表示することと、アプリケーションを起動するためのアプリケーションアイコンを有するビューの一部分を、第1の既定区域とは異なる第2の既定区域内に表示することとを更に含む。開いているアプリケーションの画像は、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応し、各画像は、第1のサイズよりも小さい第2のサイズで表示され、それらの画像は、第1のアプリケーションビューの画像、及び第2のアプリケーション内のビューの画像を含む。この方法は、アプリケーションビュー選択モードの間に、第2のジェスチャを検出することと、この第2のジェスチャの検出に応じて、以下のアクションのうちの1つを実行することとを含む。この方法は、第2のジェスチャが、第1のアプリケーションビューの画像に対応する場所でのものである場合、第1のアプリケーション内で、第1のアプリケーションビューを第1のサイズで表示することと、第1の既定区域内に画像を表示することを停止することと、アプリケーションビュー選択モードから出ることとを含む。この方法は、第2のジェスチャが、第2の既定区域に対応する場所でのものである場合、アプリケーションを起動するためのアプリケーションアイコンを有するビューを表示することと、第1の既定区域内に画像を表示することを停止することと、アプリケーションビュー選択モードから出ることとを含む。
【0012】
一部の実施形態によれば、タッチ感知ディスプレイを備える多機能デバイスで、方法が実行される。この方法は、タッチ感知ディスプレイ上に、第1のアプリケーションビューを第1のサイズで表示することを含む。この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の第1のアプリケーションに対応し、この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも、第1のサイズで同時に表示することなく、表示される。この方法は、第1の入力を検出することと、この第1の入力の検出に応じて、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、対応するアプリケーションビュー内に表示するために選択するための、アプリケーションビュー選択モードに入ることと、開いているアプリケーションの画像を表示することとを含む。各画像は、第1のサイズよりも小さい第2のサイズで表示され、対応する開いているアプリケーションのアイコンが、各画像と同時に表示され、それらの画像、及び対応する開いているアプリケーションのアイコンは、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する。この方法は、開いているアプリケーションのそれぞれの画像上での選択ジェスチャを検出することと、それぞれの画像上での選択ジェスチャの検出に応じて、複数の同時に開いているアプリケーション中の対応するアプリケーションに関する、それぞれのアプリケーションビューを、タッチ感知ディスプレイ上に第1のサイズで表示することと、それらの画像、及び対応する開いているアプリケーションのアイコンを表示することを停止することと、アプリケーションビュー選択モードから出ることとを含む。それぞれのアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも、第1のサイズで同時に表示することなく、表示される。
【0013】
一部の実施形態によれば、タッチ感知ディスプレイを備える多機能デバイスで、方法が実行される。この方法は、タッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャを検出することを含む。タッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャの検出に応じて、この方法は、ジェスチャが、第1の方向での第1のスワイプジェスチャである場合、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、複数の開いているアプリケーションのアイコンを表示することを含む。この方法は、ジェスチャが、第1の方向とは異なる第2の方向での、第2のスワイプジェスチャである場合、1つ以上の設定アイコンを表示することを更に含む。一部の実施形態では、第1の方向は水平方向であり、第2の方向は上向きの方向である。
【0014】
一部の実施形態によれば、タッチ感知ディスプレイを備える多機能デバイスで、方法が実行される。この方法は、タッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャを検出することを含む。タッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャの検出に応じて、この方法は、ジェスチャが、第1の方向での第1のスワイプジェスチャである場合、少なくとも最近の電子通知のリストを表示することを含む。この方法は、ジェスチャが、第1の方向とは異なる第2の方向での、第2のスワイプジェスチャである場合、1つ以上の設定アイコンを表示することを更に含む。一部の実施形態では、第1の方向は下向きの方向であり、第2の方向は上向きの方向である。
【0015】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、タッチ感知ディスプレイ、1つ以上のプロセッサ、メモリ、及び1つ以上のプログラムを含み、この1つ以上のプログラムは、メモリ内に記憶され、1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成されており、この1つ以上のプログラムは、上述の方法のうちのいずれかの動作を実行する命令を含む。一部の実施形態によれば、タッチ感知ディスプレイ、メモリ、及びこのメモリ内に記憶された1つ以上のプログラムを実行するための1つ以上のプロセッサを備える電子デバイス上の、グラフィカルユーザインタフェースは、上述の方法のうちのいずれかで表示される要素のうちの1つ以上を含み、それらの要素は、上記の方法のうちのいずれかで説明されるように、入力に応じて更新される。一部の実施形態によれば、コンピュータ可読記憶媒体は、その内部に命令を記憶しており、この命令は、タッチ感知ディスプレイを備える電子デバイスによって実行されると、上述の方法のうちのいずれかの動作を、そのデバイスに実行させる。一部の実施形態によれば、電子デバイスは、タッチ感知ディスプレイと、上述の方法のうちのいずれかの動作を実行する手段とを含む。一部の実施形態によれば、タッチ感知ディスプレイを備える電子デバイス内で使用するための情報処理装置が、上述の方法のうちのいずれかの動作を実行する手段を含む。
【0016】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、タッチ感知ディスプレイユニット上に、第1のアプリケーションビューを第1のサイズで表示するように構成された、タッチ感知ディスプレイユニットを含み、この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の第1のアプリケーションに対応し、この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも、第1のサイズで同時に表示することなく、表示される。この電子デバイスはまた、タッチ感知ディスプレイユニットに結合された処理ユニットも含む。この処理ユニットは、第1の入力を検出し、その第1の入力の検出に応じて、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、対応するアプリケーションビュー内に表示するために選択するための、アプリケーションビュー選択モードに入り、開いているアプリケーションの画像の表示を可能にするように構成される。各画像は、第1のサイズよりも小さい第2のサイズで表示される。対応する開いているアプリケーションのアイコンが、各画像と同時に表示される。それらの画像、及び対応する開いているアプリケーションのアイコンは、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する。処理ユニットは、開いているアプリケーションのそれぞれの画像上での選択ジェスチャを検出し、それぞれの画像上での選択ジェスチャの検出に応じて、複数の同時に開いているアプリケーション中の対応するアプリケーションに関する、それぞれのアプリケーションビューを、タッチ感知ディスプレイ上に第1のサイズで表示することを可能にし、それぞれのアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも、第1のサイズで同時に表示することなく、表示され、それらの画像、及び対応する開いているアプリケーションのアイコンを表示することを停止し、アプリケーションビュー選択モードから出るように構成される。
【0017】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、タッチ感知ディスプレイユニットと、そのタッチ感知ディスプレイユニットに結合された処理ユニットとを含む。処理ユニットは、タッチ感知ディスプレイユニットのタッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャを検出するように構成される。処理ユニットは、タッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャの検出に応じて、ジェスチャが、第1の方向での第1のスワイプジェスチャである場合、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、複数の開いているアプリケーションのアイコンの表示を可能にするように構成される。処理ユニットは、ジェスチャが、第1の方向とは異なる第2の方向での、第2のスワイプジェスチャである場合、1つ以上の設定アイコンの表示を可能にするように更に構成される。一部の実施形態では、第1の方向は水平方向であり、第2の方向は上向きの方向である。
【0018】
一部の実施形態によれば、電子デバイスは、タッチ感知ディスプレイユニットと、そのタッチ感知ディスプレイユニットに結合された処理ユニットとを含む。処理ユニットは、タッチ感知ディスプレイユニットのタッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャを検出するように構成される。処理ユニットは、タッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャの検出に応じて、ジェスチャが、第1の方向での第1のスワイプジェスチャである場合、少なくとも最近の電子通知のリストの表示を可能にするように構成される。処理ユニットは、ジェスチャが、第1の方向とは異なる第2の方向での、第2のスワイプジェスチャである場合、1つ以上の設定アイコンの表示を可能にするように更に構成される。一部の実施形態では、第1の方向は下向きの方向であり、第2の方向は上向きの方向である。
【0019】
それゆえ、タッチ感知ディスプレイを備える多機能デバイスには、同時に開いているソフトウェアアプリケーションを管理するための、より速く、より効率的な方法及びインタフェースが提供され、それにより、有効性、効率、及びそのようなデバイスに対するユーザ満足度が向上する。そのような方法及びインタフェースは、同時に開いているソフトウェアアプリケーションを管理するための、従来の方法を補完するか、又は置き換えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
本発明の前述の実施形態、並びにそれらの追加的実施形態をより良好に理解するために、以下の図面と関連して、以下の実施形態の説明を参照されたく、それらの図面内では、類似の参照番号は、それらの図の全体を通して対応する部分を指す。
【0021】
【
図1A】一部の実施形態に係る、タッチ感知ディスプレイを備えるポータブル多機能デバイスを示すブロック図である。
【
図1B】一部の実施形態に係る、タッチ感知ディスプレイを備えるポータブル多機能デバイスを示すブロック図である。
【0022】
【
図1C】一部の実施形態に係る、イベント処理のための例示的構成要素を示すブロック図である。
【0023】
【
図2】一部の実施形態に係る、タッチスクリーンを有するポータブル多機能デバイスを示す。
【0024】
【
図3】一部の実施形態に係る、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える例示的な多機能デバイスのブロック図である。
【0025】
【
図4A】一部の実施形態に係る、ポータブル多機能デバイス上のアプリケーションのメニューに関する、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図4B】一部の実施形態に係る、ポータブル多機能デバイス上のアプリケーションのメニューに関する、例示的なユーザインタフェースを示す。
【0026】
【
図4C】一部の実施形態に係る、ディスプレイとは別個のタッチ感知面を備える多機能デバイスに関する、例示的なユーザインタフェースを示す。
【0027】
【
図5A】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5B】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5C】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5D】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5E】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5F】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5G】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5H】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5I】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5J】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5K】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5L】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5M】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5N】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5O】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5P】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5Q】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5R】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5S】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5T】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5U】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5V】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5W】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5X】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5Y】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5Z】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5AA】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5BB】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5CC】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5DD】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5EE】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5FF】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5GG】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5HH】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5II】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5JJ】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5KK】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5LL】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5MM】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5NN】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5OO】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5PP】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5QQ】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5RR】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5SS】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5TT】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5UU】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5VV】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5WW】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5XX】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5YY】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5ZZ】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【0028】
【
図5AAA】一部の実施形態に係る、設定アイコン及び他の情報を表示するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5BBB】一部の実施形態に係る、設定アイコン及び他の情報を表示するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5CCC】一部の実施形態に係る、設定アイコン及び他の情報を表示するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5DDD】一部の実施形態に係る、設定アイコン及び他の情報を表示するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5EEE】一部の実施形態に係る、設定アイコン及び他の情報を表示するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5FFF】一部の実施形態に係る、設定アイコン及び他の情報を表示するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5GGG】一部の実施形態に係る、設定アイコン及び他の情報を表示するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【
図5HHH】一部の実施形態に係る、設定アイコン及び他の情報を表示するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【0029】
【
図6A】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法を示す流れ図である。
【
図6B】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法を示す流れ図である。
【
図6C】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法を示す流れ図である。
【0030】
【
図7】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法を示す流れ図である。
【0031】
【
図8A】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法を示す流れ図である。
【
図8B】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法を示す流れ図である。
【
図8C】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法を示す流れ図である。
【0032】
【
図9】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法を示す流れ図である。
【0033】
【
図10】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法を示す流れ図である。
【0034】
【
図11A】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法を示す流れ図である。
【
図11B】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法を示す流れ図である。
【0035】
【
図12A】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法を示す流れ図である。
【
図12B】一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法を示す流れ図である。
【0036】
【
図13】一部の実施形態に係る、電子デバイスの機能ブロック図である。
【0037】
【
図14】一部の実施形態に係る、設定アイコンを表示する方法を示す流れ図である。
【0038】
【
図15】一部の実施形態に係る、設定アイコンを表示する方法を示す流れ図である。
【0039】
【
図16】一部の実施形態に係る、電子デバイスの機能ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
ここで、添付図面に実施例が示される実施形態を、詳細に参照する。以下の詳細な説明では、本発明の完全な理解を提供するために、数多くの具体的な詳細が記載される。しかしながら、本発明は、これらの具体的な詳細を伴わずとも実践することができる点が、当業者には明らかとなるであろう。他の例では、周知の方法、手順、構成要素、回路、及びネットワークは、実施形態の態様を不必要に不明瞭なものとしないよう、詳細には説明されていない。
【0041】
本明細書では、様々な要素を説明するために第1、第2などの用語が使用される場合があるが、それらの要素は、これらの用語によって限定されるべきではないこともまた、理解されるであろう。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。例えば、本発明の範囲から逸脱することなく、第1の接触を第2の接触と呼ぶことが可能であり、同様に、第2の接触を第1の接触と呼ぶことが可能である。第1の接触及び第2の接触は、双方とも接触であるが、それらは同じ接触ではない。
【0042】
本明細書での本発明の説明で使用される用語法は、特定の実施形態を説明することのみを目的とするものであって、本発明を限定することを意図するものではない。本発明の説明及び添付の特許請求の範囲で使用するとき、単数形「a」、「an」、及び「the」は、文脈がそうではないことを明確に示さない限り、複数形もまた含むことが意図される。本明細書で使用するとき、用語「及び/又は」は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上の、任意の全ての可能な組み合わせを指し、それらの組み合わせを包含することもまた、理解されるであろう。用語「includes(含む)」、「including(含む)」、「comprises(備える)」、及び/又は「comprising(備える)」は、本明細書で使用される場合、記述される特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はそれらの群の存在若しくは追加を排除するものではないことが、更に理解されるであろう。
【0043】
本明細書で使用するとき、用語「~の場合には」は、文脈に応じて、「~のとき」若しくは「~すると」、又は「~という判定に応じて」若しくは「~の検出に応じて」を意味するものと解釈することができる。同様に、語句「~と判定される場合には」又は「(記述される条件又はイベント)が検出される場合には」を、文脈に応じて、「~と判定されると」若しくは「~との判定に応じて」、又は「(記述される条件又はイベント)が検出されると」若しくは「(記述される条件又はイベント)の検出に応じて」を意味するものと解釈することができる。
【0044】
本明細書で使用するとき、ディスプレイの「解像度」という用語は、ディスプレイの各軸に沿った、又はディスプレイの各寸法内での、画素の数を指す(「画素数」又は「画素解像度」とも呼ばれる)。例えば、ディスプレイは、320×480画素の解像度を有し得る。更には、本明細書で使用するとき、多機能デバイスの「解像度」という用語は、その多機能デバイス内のディスプレイの解像度を指す。用語「解像度」は、各画素のサイズ又は画素の間隔に対する、いかなる制限も示唆するものではない。例えば、1024×768の画素解像度を有する第1のディスプレイと比較して、320×480の画素解像度を有する第2のディスプレイは、より低い解像度を有する。しかしながら、ディスプレイの物理的サイズは、画素解像度ばかりではなく、画素サイズ及び画素の間隔を含めた、多くの他の因子に応じても決定されることに留意されたい。それゆえ、第1のディスプレイは、第2のディスプレイと比較して、同じか、より小さいか、又はより大きい物理的サイズを有する場合がある。
【0045】
本明細書で使用するとき、ディスプレイの「ビデオ解像度」という用語は、ディスプレイの各軸に沿った、又はディスプレイの各寸法内での、画素の密度を指す。ビデオ解像度は、多くの場合、ディスプレイのそれぞれの寸法に沿って、1インチの距離の範囲内に一列に配置することが可能な画素の数を計数する、ドット/インチ(DPI)単位で計測される。
【0046】
コンピューティングデバイス、そのようなデバイス用のユーザインタフェース、及びそのようなデバイスを使用するための関連プロセスの、実施形態を説明する。一部の実施形態では、このコンピューティングデバイスは、PDA機能及び/又は音楽プレーヤ機能などの他の機能をも含む、モバイル電話などのポータブル通信デバイスである。ポータブル多機能デバイスの例示的な実施形態としては、アップル インコーポレイテッド(カリフォルニア州クパチーノ)によるiPhone(登録商標)及びiPod Touch(登録商標)デバイスが挙げられるが、これらに限定されない。タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を備えるラップトップコンピュータ又はタブレットコンピュータなどの、他のポータブルデバイスもまた、使用することができる。また、一部の実施形態では、このデバイスは、ポータブル通信デバイスではなく、タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を備えるデスクトップコンピュータであることも理解されたい。
【0047】
以下の論考では、ディスプレイ及びタッチ感知面を含む、コンピューティングデバイスを説明する。しかしながら、このコンピューティングデバイスは、物理キーボード、マウス、及び/又はジョイスティックなどの、1つ以上の他の物理ユーザインタフェースデバイスを含み得ることを理解されたい。
【0048】
このデバイスは、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、ワードプロセッシングアプリケーション、ウェブサイト作成アプリケーション、ディスクオーサリングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、ゲームアプリケーション、電話アプリケーション、テレビ会議アプリケーション、電子メールアプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーション、トレーニングサポートアプリケーション、写真管理アプリケーション、デジタルカメラアプリケーション、デジタルビデオカメラアプリケーション、ウェブブラウジングアプリケーション、デジタル音楽プレーヤアプリケーション、及び/又はデジタルビデオプレーヤアプリケーションのうちの1つ以上などの、様々なアプリケーションをサポートする。
【0049】
このデバイス上で実行することが可能な様々なアプリケーションは、タッチ感知面などの、少なくとも1つの共通の物理ユーザインタフェースデバイスを使用することができる。タッチ感知面の1つ以上の機能、並びにデバイス上に表示される対応する情報は、アプリケーションごとに、及び/又はそれぞれのアプリケーション内で、調節並びに/あるいは変更することができる。この方式で、そのデバイスの共通の(タッチ感知面などの)物理アーキテクチャは、ユーザにとって直観的かつ透明なユーザインタフェースを使用して、様々なアプリケーションをサポートすることができる。
【0050】
ユーザインタフェースは、1つ以上のソフトキーボードの実施形態を含み得る。ソフトキーボードの実施形態としては、2006年7月24日に出願された米国特許出願第11/459,606号、「Keyboards For Portable Electronic Devices」、及び2006年7月24日に出願された同第11/459,615号、「Touch Screen Keyboards For Portable Electronic Devices」で説明されているものなどの、表示されるキーボードのアイコン上の、標準的な(QWERTY)構成及び/又は非標準的な構成の記号を挙げることができ、それらの出願の内容は、全体が参照により本明細書に組み込まれる。これらのキーボードの実施形態は、タイプライター用のものなどの、既存の物理キーボード内のキーの数と比べて、低減された数のアイコン(又は、ソフトキー)を含み得る。このことにより、ユーザは、キーボード内の1つ以上のアイコン、またそれゆえ、1つ以上の対応する記号を、より容易に選択することができる。これらのキーボードの実施形態は、適応的とすることができる。例えば、表示されるアイコンは、1つ以上のアイコン及び/又は1つ以上の対応する記号を選択することなどのユーザアクションに従って、変更することができる。デバイス上での1つ以上のアプリケーションは、共通のキーボード及び/又は異なるキーボードの実施形態を利用することができる。それゆえ、使用されるキーボードの実施形態は、それらのアプリケーションのうちの少なくとも一部に合わせて調整することができる。一部の実施形態では、1つ以上のキーボードの実施形態は、それぞれのユーザに合わせて調整することができる。例えば、1つ以上のキーボードの実施形態は、それぞれのユーザの単語使用履歴(辞書編集、スラング、個人的使用)に基づいて、それぞれのユーザに合わせて調整することができる。これらのキーボードの実施形態のうちの一部は、ソフトキーボードの実施形態を使用する場合に、1つ以上のアイコン、またそれゆえ、1つ以上の記号を選択する際の、ユーザエラーの確率を低減するように調節することができる。
【0051】
ここで、タッチ感知ディスプレイを備えるポータブルデバイスの実施形態に注意を向ける。
図1A及び
図1Bは、一部の実施形態に係る、タッチ感知ディスプレイ112を備えるポータブル多機能デバイス100を示すブロック図である。タッチ感知ディスプレイ112は、便宜上「タッチスクリーン」と呼ばれる場合があり、タッチ感知ディスプレイシステムとしても既知であるか、又はそのように呼ばれる場合もある。デバイス100は、メモリ102(1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含み得る)、メモリコントローラ122、1つ以上の処理ユニット(CPU)120、周辺機器インタフェース118、RF回路機構108、オーディオ回路機構110、スピーカ111、マイクロホン113、入出力(I/O)サブシステム106、他の入力又は制御デバイス116、及び外部ポート124を含み得る。デバイス100は、1つ以上の光センサ164を含み得る。これらの構成要素は、1つ以上の通信バス又は信号線103を介して通信することができる。
【0052】
デバイス100は、ポータブル多機能デバイスの一実施例に過ぎず、デバイス100は、示されているものよりも多くの構成要素又は少ない構成要素を有し得るものであり、2つ以上の構成要素を組み合わせることができ、又は、それらの構成要素の異なる構成若しくは配置を有し得ることを理解されたい。
図1A及び
図1Bに示される様々な構成要素は、1つ以上の信号処理回路及び/又は特定用途向け集積回路を含めた、ハードウェア、ソフトウェア、あるいはハードウェア及びソフトウェアの双方の組み合わせとして実装することができる。
【0053】
メモリ102は、高速ランダムアクセスメモリを含み得るものであり、また、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性半導体メモリデバイスなどの、不揮発性メモリも含み得る。CPU 120及び周辺機器インタフェース118などの、デバイス100の他の構成要素によるメモリ102へのアクセスは、メモリコントローラ122によって制御することができる。
【0054】
周辺機器インタフェース118を使用して、このデバイスの入力及び出力周辺機器を、CPU 120及びメモリ102に結合することができる。1つ以上のプロセッサ120は、メモリ102内に記憶された様々なソフトウェアプログラム及び/又は命令セットを稼働又は実行することにより、デバイス100に関する様々な機能を実行し、かつデータを処理する。
【0055】
一部の実施形態では、周辺機器インタフェース118、CPU 120、及びメモリコントローラ122は、チップ104などの単一チップ上に実装することができる。一部の他の実施形態では、それらは、別個のチップ上に実装することができる。
【0056】
RF(無線周波数)回路機構108は、電磁信号とも呼ばれるRF信号を送受信する。RF回路機構108は、電気信号を電磁信号に/電磁信号を電気信号に変換し、その電磁信号を介して、通信ネットワーク及び他の通信デバイスと通信する。RF回路機構108は、これらの機能を実行するための周知の回路機構を含み得るものであり、それらの回路機構としては、アンテナシステム、RF送受信機、1つ以上の増幅器、同調器、1つ以上の発振器、デジタル信号プロセッサ、CODECチップセット、加入者識別モジュール(SIM)カード、メモリなどが挙げられるが、これらに限定されない。RF回路機構108は、ワールドワイドウェブ(WWW)とも称されるインターネットなどのネットワーク、セルラー電話ネットワーク、イントラネット、並びに/又は無線ローカルエリアネットワーク(LAN)、及び/若しくはメトロポリタンエリアネットワーク(MAN)などの無線ネットワーク、並びに他のデバイスと、無線通信によって通信することができる。無線通信は、複数の通信規格、通信プロトコル、及び通信技術のうちのいずれかを使用することができ、それらの通信規格、通信プロトコル、及び通信技術としては、移動通信用のグローバルシステム(GSM)、拡張データGSM環境(EDGE)、高速ダウンリンクパケット接続(HSDPA)、広帯域符号分割多元接続(W-CDMA)、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、Bluetooth(登録商標)、Wireless Fidelity(Wi-Fi)(登録商標)(例えば、IEEE 802.11a、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、及び/又はIEEE 802.11n)、ボイスオーバーインターネットプロトコル(VoIP)、Wi-MAX、電子メール用のプロトコル(例えば、インターネットメッセージアクセスプロトコル(IMAP)及び/又はポストオフィスプロトコル(POP))、インスタントメッセージング(例えば、拡張可能メッセージング及びプレゼンスプロトコル(XMPP)、インスタントメッセージング及びプレゼンス利用拡張向けセッション開始プロトコル(SIMPLE)、インスタントメッセージング及びプレゼンスサービス(IMPS))、及び/又はショートメッセージサービス(SMS)、あるいは本文書の出願日現在までに未だ開発されていない通信プロトコルを含めた任意の他の好適な通信プロトコルが挙げられるが、これらに限定されない。
【0057】
オーディオ回路機構110、スピーカ111、及びマイクロホン113は、ユーザとデバイス100との間のオーディオインタフェースを提供する。オーディオ回路機構110は、周辺機器インタフェース118からオーディオデータを受信し、そのオーディオデータを電気信号に変換し、その電気信号をスピーカ111に送信する。スピーカ111は、その電気信号を人間の可聴音波に変換する。オーディオ回路機構110はまた、マイクロホン113によって音波から変換された電気信号も受信する。オーディオ回路機構110は、その電気信号をオーディオデータに変換し、そのオーディオデータを、処理のために周辺機器インタフェース118に送信する。オーディオデータは、周辺機器インタフェース118によって、メモリ102及び/若しくはRF回路機構108から読み出すことができ、並びに/又は、メモリ102及び/若しくはRF回路機構108に送信することができる。一部の実施形態では、オーディオ回路機構110はまた、ヘッドセットジャック(例えば、
図2の212)も含む。このヘッドセットジャックは、オーディオ回路機構110と、出力専用ヘッドホンあるいは出力(例えば、片耳又は両耳用のヘッドホン)及び入力(例えば、マイクロホン)の双方を備えるヘッドセットなどの、取り外し可能なオーディオ入出力周辺機器との間の、インタフェースを提供する。
【0058】
I/Oサブシステム106は、タッチスクリーン112及び他の入力制御デバイス116などの、デバイス100上の入出力周辺機器を、周辺機器インタフェース118に結合する。I/Oサブシステム106は、ディスプレイコントローラ156、並びに他の入力又は制御デバイスのための1つ以上の入力コントローラ160を含み得る。1つ以上の入力コントローラ160は、他の入力又は制御デバイス116との間で電気信号を受信/送信する。他の入力制御デバイス116は、物理ボタン(例えば、プッシュボタン、ロッカボタンなど)、ダイヤル、スライダスイッチ、ジョイスティック、クリックホイールなどを含み得る。一部の代替的実施形態では、入力コントローラ(単数又は複数)160は、キーボード、赤外線ポート、USBポート、及びマウスなどのポインタデバイスのうちのいずれかに結合することができる(又は、いずれにも結合されない場合もある)。1つ以上のボタン(例えば、
図2の208)は、スピーカ111及び/又はマイクロホン113の音量調節のための、アップ/ダウンボタンを含み得る。1つ以上のボタンは、プッシュボタン(例えば、
図2の206)を含み得る。2005年12月23日に出願された米国特許出願第11/322,549号、「Unlocking a Device by Performing Gestures on an Unlock Image」で説明されているように、プッシュボタンの素早い押圧により、タッチスクリーン112のロックを解除することができ、又は、タッチスクリーン上でのジェスチャを使用してデバイスをロック解除するプロセスを開始することができ、同出願は、全体が参照により本明細書に組み込まれる。プッシュボタン(例えば、206)のより長い押圧により、デバイス100への電源を、オン又はオフにすることができる。ユーザは、これらのボタンのうちの1つ以上の機能性をカスタマイズすることが可能であり得る。タッチスクリーン112は、仮想ボタン若しくはソフトボタン、及び1つ以上のソフトキーボードを実装するために使用される。
【0059】
タッチ感知ディスプレイ112は、デバイスとユーザとの間の入力インタフェース及び出力インタフェースを提供する。ディスプレイコントローラ156は、タッチスクリーン112との間で、電気信号を受信及び/又は送信する。タッチスクリーン112は、ユーザに視覚出力を表示する。この視覚出力は、グラフィック、テキスト、アイコン、ビデオ、及びそれらの任意の組み合わせ(「グラフィック」と総称される)を含み得る。一部の実施形態では、これらの視覚出力の一部又は全ては、ユーザインタフェースオブジェクトに対応し得る。
【0060】
タッチスクリーン112は、触覚及び/又は蝕知の接触に基づいて、ユーザからの入力を受け入れる、タッチ感知面、センサ、若しくはセンサのセットを有する。タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は(メモリ102内のあらゆる関連モジュール及び/又は命令セットと共に)、タッチスクリーン112上での接触(及び、接触のあらゆる移動又は中断)を検出し、その検出された接触を、タッチスクリーン112上に表示されるユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1つ以上のソフトキー、アイコン、ウェブページ、又は画像)との対話に変換する。例示的実施形態では、タッチスクリーン112とユーザとの間の接触点は、ユーザの指に対応する。
【0061】
タッチスクリーン112は、LCD(液晶ディスプレイ)技術、LPD(発光ポリマーディスプレイ)技術、又はLED(発光ダイオード)技術を使用することができるが、他の実施形態では、他のディスプレイ技術を使用することができる。タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156は、現在既知の、又は今後開発される複数のタッチ感知技術のうちのいずれかを使用して、接触、及びその接触のあらゆる移動若しくは中断を検出することができ、それらの技術としては、静電容量技術、抵抗性技術、赤外線技術、及び表面超音波技術、並びにタッチスクリーン112との1つ以上の接触点を判定するための、他の近接センサアレイ又は他の要素が挙げられるが、これらに限定されない。例示的実施形態では、アップル インコーポレイテッド(カリフォルニア州クパチーノ)によるiPhone(登録商標)及びiPod Touch(登録商標)で見出されるものなどの、投影型相互静電容量式検知技術が使用される。
【0062】
タッチスクリーン112の一部の実施形態でのタッチ感知ディスプレイは、米国特許第6,323,846号(ウェスターマンら)、同第6,570,557号(ウェスターマンら)、及び/又は同第6,677,932号(ウェスターマン)、並びに/あるいは米国特許公開第2002/0015024(A1)号で説明されている、マルチタッチ感知タッチパッドと類似のものとすることができ、これらの文献のそれぞれは、全体が参照により本明細書に組み込まれる。しかしながら、タッチスクリーン112は、ポータブルデバイス100からの視覚出力を表示するが、その一方で、タッチ感知タッチパッドは、視覚出力を提供しない。
【0063】
タッチスクリーン112の一部の実施形態でのタッチ感知ディスプレイは、以下の出願で説明されている通りのものとすることができる。(1)2006年5月2日に出願された米国特許出願第11/381,313号、「Multipoint Touch Surface Controller」、(2)2004年5月6日に出願された同第10/840,862号、「Multipoint Touchscreen」、(3)2004年7月30日に出願された同第10/903,964号、「Gestures For Touch Sensitive Input Devices」、(4)2005年1月31日に出願された同第11/048,264号、「Gestures For Touch Sensitive Input Devices」、(5)2005年1月18日に出願された同第11/038,590号、「Mode-Based Graphical User Interfaces For Touch Sensitive Input Devices」、(6)2005年9月16日に出願された同第11/228,758号、「Virtual Input Device Placement On A Touch Screen User Interface」、(7)2005年9月16日に出願された同第11/228,700号、「Operation Of A Computer With A Touch Screen Interface」、(8)2005年9月16日に出願された同第11/228,737号、「Activating Virtual Keys Of A Touch-Screen Virtual Keyboard」、及び(9)2006年3月3日に出願された同第11/367,749号、「Multi-Functional Hand-Held Device」。これらの出願の全ては、全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0064】
タッチスクリーン112は、100dpiを超えるビデオ解像度を有し得る。一部の実施形態では、タッチスクリーンは、約160dpiのビデオ解像度を有する。ユーザは、スタイラス、指などの、任意の好適な物体又は付属物を使用して、タッチスクリーン112と接触することができる。一部の実施形態では、ユーザインタフェースは、主として指に基づく接触及びジェスチャで機能するように設計されるが、これらは、タッチスクリーン上での指の接触面積がより広いことにより、スタイラスに基づく入力よりも精度が低い恐れがある。一部の実施形態では、デバイスは、指に基づく粗い入力を、ユーザによって所望されるアクションを実行するための、正確なポインタ/カーソルの位置又はコマンドに変換する。
【0065】
一部の実施形態では、タッチスクリーンに加えて、デバイス100は、特定の機能をアクティブ化又は非アクティブ化させるための、タッチパッド(図示せず)を含み得る。一部の実施形態では、このタッチパッドは、タッチスクリーンとは異なり、視覚出力を表示しない、そのデバイスのタッチ感知区域である。タッチパッドは、タッチスクリーン112とは別個のタッチ感知面、又はタッチスクリーンによって形成されるタッチ感知面の拡張部とすることができる。
【0066】
一部の実施形態では、デバイス100は、入力制御デバイス116として、物理ホイール又は仮想ホイール(例えば、クリックホイール)を含み得る。ユーザは、クリックホイールを回転させることによって、又はクリックホイールで接触点を移動させることによって(例えば、この場合には、接触点の移動量は、クリックホイールの中心点に対する、その角変位によって計測される)、タッチスクリーン112内に表示されている1つ以上のグラフィカルオブジェクト(例えば、アイコン)の間をナビゲートし、それらと対話することができる。クリックホイールはまた、表示されているアイコンのうちの1つ以上を選択するためにも、使用することができる。例えば、ユーザは、クリックホイールの少なくとも一部分又は関連ボタンを押し下げることができる。クリックホイールを介してユーザによって提供された、ユーザコマンド及びナビゲーションコマンドは、入力コントローラ160、並びにメモリ102内のモジュール及び/又は命令セットのうちの1つ以上によって処理することができる。仮想クリックホイールに関しては、クリックホイール及びクリックホイールコントローラは、それぞれ、タッチスクリーン112及びディスプレイコントローラ156の一部とすることができる。仮想クリックホイールに関しては、クリックホイールは、デバイスとのユーザ対話に応じて、タッチスクリーンディスプレイ上に出現及び消失する、不透明若しくは半透明のオブジェクトとすることができる。一部の実施形態では、仮想クリックホイールは、ポータブル多機能デバイスのタッチスクリーン上に表示され、そのタッチスクリーンとのユーザ接触によって操作される。
【0067】
デバイス100はまた、様々な構成要素に電力を供給するための、電力システム162も含む。電力システム162は、電力管理システム、1つ以上の電源(例えば、バッテリ、交流(AC))、再充電システム、停電検出回路、電力コンバータ又はインバータ、電力状態インジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、並びにポータブルデバイス内での電力の生成、管理、及び分配に関連付けられる任意の他の構成要素を含み得る。
【0068】
デバイス100はまた、1つ以上の光センサ164も含み得る。
図1A及び
図1Bは、I/Oサブシステム106内の光センサコントローラ158に結合された、光センサを示す。光センサ164は、電荷結合素子(CCD)又は相補的金属酸化物半導体(CMOS)フォトトランジスタを含み得る。光センサ164は、1つ以上のレンズを通して投影された、環境からの光を受光し、その光を、画像を表すデータに変換する。撮像モジュール143(カメラモジュールとも呼ばれる)と関連して、光センサ164は、静止画像又はビデオを取り込むことができる。一部の実施形態では、光センサが、デバイスの前面上のタッチスクリーンディスプレイ112の反対側である、デバイス100の背面上に配置されることにより、タッチスクリーンディスプレイは、静止画像及び/又はビデオ画像の取得のためのビューファインダとして使用することが可能となる。一部の実施形態では、光センサが、デバイスの前面上に配置されることにより、ユーザがタッチスクリーンディスプレイ上で他のテレビ会議の参加者を見る間に、ユーザの画像をテレビ会議のために取得することができる。一部の実施形態では、光センサ164の位置は、ユーザによって(例えば、デバイス筐体内のレンズ及びセンサを回転させることによって)変更することができ、それにより、テレビ会議並びに静止画像及び/又はビデオ画像の取得の双方のために、単一の光センサ164を、タッチスクリーンディスプレイと共に使用することができる。
【0069】
デバイス100はまた、1つ以上の近接センサ166も含み得る。
図1A及び
図1Bは、周辺機器インタフェース118に結合された、近接センサ166を示す。あるいは、近接センサ166は、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に結合することもできる。近接センサ166は、米国特許出願第11/241,839号、「Proximity Detector In Handheld Device」、同第11/240,788号、「Proximity Detector In Handheld Device」、同第11/620,702号、「Using Ambient Light Sensor To Augment Proximity Sensor Output」、同第11/586,862号、「Automated Response To And Sensing Of User Activity In Portable Devices」及び同第11/638,251号、「Methods And Systems For Automatic Configuration Of Peripherals」で説明されるように機能し得るものであり、これらの出願は、全体が参照により本明細書に組み込まれる。一部の実施形態では、この多機能デバイスが、ユーザの耳の近くに配置される場合(例えば、ユーザが電話通話を行っている場合)、近接センサは、タッチスクリーン112をオフにして無効化する。
【0070】
デバイス100はまた、1つ以上の加速度計168も含み得る。
図1A及び
図1Bは、周辺機器インタフェース118に結合された、加速度計168を示す。あるいは、加速度計168は、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160に結合することもできる。加速度計168は、米国特許公開第20050190059号、「Acceleration-based Theft Detection System for Portable Electronic Devices」、及び同第20060017692号、「Methods And Apparatuses For Operating A Portable Device Based On An Accelerometer」で説明されるように機能し得るものであり、これらの文献の双方は、全体が参照により本明細書に組み込まれる。一部の実施形態では、情報は、1つ以上の加速度計から受信されたデータの分析に基づいて、縦表示又は横表示で、タッチスクリーンディスプレイ上に表示される。デバイス100は、任意選択的に、加速度計(単数又は複数)168に加えて、デバイス100の位置及び向き(例えば、縦表示又は横表示)に関する情報を取得するための、磁力計(図示せず)及びGPS(又は、GLONASS若しくは他のグローバルナビゲーションシステム)受信機(図示せず)を含む。
【0071】
一部の実施形態では、メモリ102に記憶されたソフトウェア構成要素は、オペレーティングシステム126、通信モジュール(又は、命令セット)128、接触/動きモジュール(又は命令セット)130、グラフィックモジュール(又は、命令セット)132、テキスト入力モジュール(又は、命令セット)134、全地球測位システム(GPS)モジュール(又は、命令セット)135、及びアプリケーション(又は、命令セット)136を含む。更には、一部の実施形態では、
図1A、
図1B、及び
図3に示すように、メモリ102は、デバイス/グローバル内部状態157を記憶する。デバイス/グローバル内部状態157は、存在する場合には、いずれのアプリケーションが現在アクティブであるかを示す、アクティブアプリケーション状態、いずれのアプリケーション、ビュー、又は他の情報が、タッチスクリーンディスプレイ112の様々な領域を占有するかを示す、ディスプレイ状態、デバイスの様々なセンサ及び入力制御デバイス116から取得した情報を含む、センサ状態、並びにデバイスの場所及び/又は姿勢に関する場所情報のうちの、1つ以上を含む。
【0072】
オペレーティングシステム126(例えば、Darwin(登録商標)、RTXC(登録商標)、LINUX(登録商標)、UNIX(登録商標)、OS X(登録商標)、WINDOWS(登録商標)、又はVxWorks(登録商標)などの組み込みオペレーティングシステム)は、一般的なシステムタスク(例えば、メモリ管理、記憶デバイス制御、電力管理など)を制御及び管理するための、様々なソフトウェア構成要素及び/又はドライバを含み、様々なハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素との間の通信を容易にする。
【0073】
通信モジュール128は、1つ以上の外部ポート124を介した他のデバイスとの通信を容易にし、また、RF回路機構108及び/又は外部ポート124によって受信されたデータを処理するための様々なソフトウェア構成要素も含む。外部ポート124(例えば、ユニバーサルシリアルバス(USB)、FIREWIRE(登録商標)など)は、他のデバイスに直接結合するように、又はネットワーク(例えば、インターネット、無線LANなど)を介して間接的に結合するように適合される。一部の実施形態では、外部ポートは、iPod(アップル インコーポレイテッドの商標)デバイス上で使用される30ピンコネクタと同じか、若しくは同様のマルチピン(例えば、30ピン)コネクタ、及び/又は互換性のあるマルチピン(例えば、30ピン)コネクタである。
【0074】
接触/動きモジュール130は、(ディスプレイコントローラ156と関連して)タッチスクリーン112との接触、及び他のタッチ感知デバイス(例えば、タッチパッド又は物理クリックホイール)との接触を検出することができる。接触/動きモジュール130は、接触が生じたか否かを判定すること(例えば、指を下ろすイベントを検出すること)、接触の移動が存在するか否かを判定し、タッチ感知面を横断する移動を追跡すること(例えば、指をドラッグする1つ以上のイベントを検出すること)、及び接触が停止したか否かを判定すること(例えば、指を上げるイベント又は接触の中断を検出すること)などの、接触の検出に関する様々な動作を実行するための、様々なソフトウェア構成要素を含む。接触/動きモジュール130は、タッチ感知面から接触データを受信する。一連の接触データによって表される、接触点の移動を判定することは、接触点の速さ(大きさ)、速度(大きさ及び方向)、及び/又は加速度(大きさ及び/又は方向の変化)を判定することを含み得る。これらの操作は、単一の接触(例えば、1本の指の接触)又は複数の同時接触(例えば、「マルチタッチ」/複数の指の接触)に適用することができる。一部の実施形態では、接触/動きモジュール130及びディスプレイコントローラ156は、タッチパッド上での接触を検出する。一部の実施形態では、接触/動きモジュール130及びコントローラ160は、クリックホイール上での接触を検出する。
【0075】
接触/動きモジュール130は、ユーザによるジェスチャ入力を検出することができる。タッチ感知面上での異なるジェスチャは、異なる接触パターンを有する。それゆえ、特定の接触パターンを検出することによって、ジェスチャを検出することができる。例えば、指のタップジェスチャを検出することは、指を下ろすイベントを検出し、続いて(例えば、アイコンの位置での)その指を下ろすイベントと同じ位置(又は、実質的に同じ位置)で指を上げる(リフトオフする)イベントを検出することを含む。別の実施例として、タッチ感知面上での指のスワイプジェスチャを検出することは、指を下ろすイベントを検出し、続いて1つ以上の指をドラッグするイベントを検出し、その後、続いて指を上げる(リフトオフする)イベントを検出することを含む。
【0076】
グラフィックモジュール132は、表示されるグラフィックの明度を変更するための構成要素を含めた、タッチスクリーン112又は他のディスプレイ上にグラフィックをレンダリングして表示するための、様々な既知のソフトウェア構成要素を含む。本明細書で使用するとき、用語「グラフィック」は、ユーザに対して表示することが可能な任意のオブジェクトを含み、それらのオブジェクトとしては、テキスト、ウェブページ、アイコン(ソフトキーを含むユーザインタフェースオブジェクトなど)、デジタル画像、ビデオ、アニメーションなどが挙げられるが、これらに限定されない。
【0077】
一部の実施形態では、グラフィックモジュール132は、使用されるグラフィックを表すデータを記憶する。各グラフィックには、対応するコードを割り当てることができる。グラフィックモジュール132は、アプリケーションなどから、必要に応じて、座標データ及び他のグラフィック特性データと共に、表示されるグラフィックを指定する1つ以上のコードを受信して、次いで、ディスプレイコントローラ156に出力するためのスクリーン画像データを生成する。
【0078】
テキスト入力モジュール134は、グラフィックモジュール132の構成要素とすることができ、様々なアプリケーション(例えば、連絡先137、電子メール140、IM 141、ブラウザ147、及びテキスト入力を必要とする任意の他のアプリケーション)内でテキストを入力するための、ソフトキーボードを提供する。
【0079】
GPSモジュール135は、デバイスの場所を判定し、この情報を、様々なアプリケーションで使用するために(例えば、場所に基づくダイヤル発呼で使用するために電話138へ、写真/ビデオのメタデータとしてカメラ143へ、並びに、天候ウィジェット、地域のイエローページウィジェット、及び地図/ナビゲーションウィジェットなどの、場所に基づくサービスを提供するアプリケーションへ)提供する。
【0080】
アプリケーション136は、以下のモジュール(又は、命令セット)、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含み得る。
●連絡先モジュール137(アドレス帳又は連絡先リストと呼ばれる場合もある)、
●電話モジュール138、
●テレビ会議モジュール139、
●電子メールクライアントモジュール140、
●インスタントメッセージング(IM)モジュール141、
●トレーニングサポートモジュール142、
●静止画像及び/又はビデオ画像用のカメラモジュール143、
●画像管理モジュール144、
●ビデオプレーヤモジュール145、
●音楽プレーヤモジュール146、
●ブラウザモジュール147、
●カレンダーモジュール148、
●天候ウィジェット149-1、株価ウィジェット149-2、電卓ウィジェット149-3、アラーム時計ウィジェット149-4、辞書ウィジェット149-5、及びユーザによって取得された他のウィジェット、並びにユーザ作成ウィジェット149-6のうちの1つ以上を含み得る、ウィジェットモジュール149、
●ユーザ作成ウィジェット149-6を作成するためのウィジェット作成モジュール150、
●検索モジュール151、
●ビデオプレーヤモジュール145及び音楽プレーヤモジュール146を併合する、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152、
●メモモジュール153、
●地図モジュール154、並びに/あるいは
●オンラインビデオモジュール155。
【0081】
メモリ102内に記憶することが可能な他のアプリケーション136の例としては、他のワードプロセッシングアプリケーション、他の画像編集アプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、Java(登録商標)対応アプリケーション、暗号化、デジタル著作権管理、音声認識、及び音声複製が挙げられる。
【0082】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と関連して、連絡先モジュール137は、(例えば、メモリ102又はメモリ370内の連絡先モジュール137のアプリケーション内部状態192内に記憶される)アドレス帳又は連絡先リストを管理するために使用することができ、この管理には、アドレス帳に名前(単数又は複数)を追加すること、アドレス帳から名前(単数又は複数)を削除すること、電話番号(単数又は複数)、電子メールアドレス(単数又は複数)、実際の住所(単数又は複数)、又は他の情報を名前と関連付けること、画像を名前と関連付けること、名前を分類して並び替えること、電話138、テレビ会議139、電子メール140、又はIM 141などによる通信を開始及び/又は促進するために、電話番号又は電子メールアドレスを提供することなどが含まれる。
【0083】
RF回路機構108、オーディオ回路機構110、スピーカ111、マイクロホン113、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と関連して、電話モジュール138は、電話番号に対応する一連の文字を入力し、アドレス帳137内の1つ以上の電話番号にアクセスし、入力されている電話番号を修正し、それぞれの電話番号をダイヤルし、会話を遂行し、会話が完了した際に接続を切るか又は電話を切るために、使用することができる。上述のように、この無線通信は、複数の通信規格、通信プロトコル、及び通信技術のうちのいずれかを使用することができる。
【0084】
RF回路機構108、オーディオ回路機構110、スピーカ111、マイクロホン113、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、光センサ164、光センサコントローラ158、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、連絡先リスト137、及び電話モジュール138と関連して、テレビ会議モジュール139は、ユーザの指示に従って、ユーザと1人以上の他の参加者との間のビデオ会議を開始し、遂行し、終了するための、実行可能命令を含む。
【0085】
RF回路機構108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と関連して、電子メールクライアントモジュール140は、ユーザの指示に応じて、電子メールを作成し、送信し、受信し、管理するための、実行可能命令を含む。画像管理モジュール144と関連して、電子メールクライアントモジュール140は、カメラモジュール143で撮影された静止画像又はビデオ画像を有する電子メールを作成及び送信することを、非常に容易にする。
【0086】
RF回路機構108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と関連して、インスタントメッセージングモジュール141は、インスタントメッセージに対応する一連の文字を入力し、従前に入力された文字を修正し、(例えば、電話ベースのインスタントメッセージ用のショートメッセージサービス(SMS)若しくはマルチメディアメッセージサービス(MMS)プロトコルを使用して、又はインターネットベースのインスタントメッセージ用のXMPP、SIMPLE、若しくはIMPSを使用して)それぞれのインスタントメッセージを送信し、インスタントメッセージを受信し、受信されたインスタントメッセージを見るための、実行可能命令を含む。一部の実施形態では、送信及び/又は受信されるインスタントメッセージは、MMS及び/又は拡張メッセージングサービス(EMS)でサポートされるような、グラフィック、写真、オーディオファイル、ビデオファイル、及び/又は他の添付ファイルを含み得る。本明細書で使用するとき、「インスタントメッセージング」とは、電話ベースのメッセージ(例えば、SMS又はMMSを使用して送信されるメッセージ)及びインターネットベースのメッセージ(例えば、XMPP、SIMPLE、又はIMPSを使用して送信されるメッセージ)の双方を指す。
【0087】
RF回路機構108、タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、地図モジュール154、及び音楽プレーヤモジュール146と関連して、トレーニングサポートモジュール142は、(例えば、時間、距離、及び/又はカロリー消費目標を有する)トレーニングを作成し、トレーニングセンサ(スポーツデバイス)と通信し、トレーニングセンサデータを受信し、トレーニングを監視するために使用されるセンサを較正し、トレーニング用の音楽を選択及び再生し、トレーニングデータを表示、記憶、及び送信するための、実行可能命令を含む。
【0088】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、光センサ(単数又は複数)164、光センサコントローラ158、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及び画像管理モジュール144と関連して、カメラモジュール143は、静止画像又は(ビデオストリームを含む)ビデオを取り込み、それらをメモリ102内に記憶し、静止画像又はビデオの特性を修正するか、あるいはメモリ102から静止画像又はビデオを削除するための、実行可能命令を含む。
【0089】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びカメラモジュール143と関連して、画像管理モジュール144は、静止画像及び/又はビデオ画像を配列し、修正(例えば、編集)するか若しくは他の方式で操作し、ラベルを付け、削除し、(例えば、デジタルスライドショー又はアルバム内で)提示し、記憶するための、実行可能命令を含む。
【0090】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路機構110、及びスピーカ111と関連して、ビデオプレーヤモジュール145は、ビデオを(例えば、タッチスクリーン112上に、又は外部ポート124を介して外部に接続されたディスプレイ上に)表示するか、提示するか、又は他の方式で再生するための、実行可能命令を含む。
【0091】
タッチスクリーン112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路機構110、スピーカ111、RF回路機構108、及びブラウザモジュール147と関連して、音楽プレーヤモジュール146は、MP3又はAACファイルなどの1つ以上のファイル形式で記憶された、録音済みの音楽及び他のサウンドファイルを、ユーザがダウンロード及び再生することを可能にする、実行可能命令を含む。一部の実施形態では、デバイス100は、iPod(アップル インコーポレイテッドの商標)などのMP3プレーヤの機能性を含み得る。
【0092】
RF回路機構108、タッチスクリーン112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と関連して、ブラウザモジュール147は、ウェブページ又はその諸部分、並びにウェブページにリンクされた添付ファイル及び他のファイルを検索すること、リンクすること、受信すること、及び表示することを含めた、ユーザの指示に従ってインターネットを閲覧するための、実行可能命令を含む。
【0093】
RF回路機構108、タッチスクリーン112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と関連して、カレンダーモジュール148は、ユーザの指示に従って、カレンダー、及びカレンダーに関連付けられたデータ(例えば、カレンダー項目、to doリストなど)を作成し、表示し、修正し、記憶するための、実行可能命令を含む。
【0094】
RF回路機構108、タッチスクリーン112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と関連して、ウィジェットモジュール149は、ユーザによってダウンロードされ、使用することが可能なミニアプリケーション(例えば、天候ウィジェット149-1、株価ウィジェット149-2、電卓ウィジェット149-3、アラーム時計ウィジェット149-4、及び辞書ウィジェット149-5)、又はユーザによって作成することが可能なミニアプリケーション(例えば、ユーザ作成ウィジェット149-6)である。一部の実施形態では、ウィジェットは、HTML(ハイパーテキストマークアップ言語)ファイル、CSS(カスケーディングスタイルシート)ファイル、及びJavaScript(登録商標)ファイルを含む。一部の実施形態では、ウィジェットは、XML(拡張可能マークアップ言語)ファイル及びJavaScriptファイル(例えば、Yahoo!(登録商標)ウィジェット)を含む。
【0095】
RF回路機構108、タッチスクリーン112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と関連して、ウィジェット作成モジュール150は、ウィジェットを作成する(例えば、ウェブページのユーザ指定箇所をウィジェットに変える)ために、ユーザによって使用することができる。
【0096】
タッチスクリーン112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と関連して、検索モジュール151は、ユーザの指示に従って、1つ以上の検索基準(例えば、1つ以上のユーザ指定の検索語)に一致する、メモリ102内のテキスト、音楽、音声、画像、ビデオ、及び/又は他のファイルを検索するための、実行可能命令を含む。
【0097】
タッチスクリーン112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と関連して、メモモジュール153は、ユーザの指示に従って、メモ、to doリストなどを作成及び管理するための、実行可能命令を含む。
【0098】
RF回路機構108、タッチスクリーン112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、及びブラウザモジュール147と関連して、地図モジュール154は、ユーザの指示に従って、地図、及び地図に関連付けられたデータ(例えば、運転方向、特定の場所若しくはその付近の店舗及び関心対象の他の地点についてのデータ、並びに場所に基づく他のデータ)を受信し、表示し、修正し、記憶するために使用することができる。
【0099】
タッチスクリーン112、ディスプレイシステムコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、オーディオ回路機構110、スピーカ111、RF回路機構108、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と関連して、オンラインビデオモジュール155は、ユーザが、特定のオンラインビデオにアクセスし、閲覧し、(例えば、ストリーミング及び/又はダウンロードによって)受信し、(例えば、タッチスクリーン上で、又は外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上で)再生し、そのオンラインビデオへのリンクを有する電子メールを送信し、また他の方式で、H.264などの1つ以上のファイル形式でオンラインビデオを管理することが可能となる、命令を含む。一部の実施形態では、電子メールクライアントモジュール140ではなく、インスタントメッセージングモジュール141を使用して、特定のオンラインビデオへのリンクを送信する。オンラインビデオアプリケーションの更なる説明は、2007年6月20日に出願された米国仮特許出願第60/936,562号、「Portable Multifunction Device,Method,and Graphical User Interface for Playing Online Videos」、及び2007年12月31日に出願された米国特許出願第11/968,067号、「Portable Multifunction Device,Method,and Graphical User Interface for Playing Online Videos」に見出すことができ、これらの出願の内容は、全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0100】
上記で特定されたモジュール及びアプリケーションのそれぞれは、上述の1つ以上の機能、及び本出願で説明される方法(例えば、コンピュータにより実施される方法及び本明細書で説明される他の情報処理方法)を実行する、実行可能命令のセットに対応する。これらのモジュール(すなわち、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、それゆえ、様々な実施形態では、これらのモジュールの様々なサブセットを組み合わせるか、又は他の方式で再構成することができる。例えば、ビデオプレーヤモジュール145は、音楽プレーヤモジュール146と組み合わせて、単一のモジュール(例えば、
図1Bのビデオ及び音楽プレーヤモジュール152)にすることができる。一部の実施形態では、メモリ102は、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶することができる。更には、メモリ102は、上述されていない追加的モジュール及びデータ構造を記憶することができる。
【0101】
一部の実施形態では、デバイス100は、デバイス上での既定の機能のセットの動作が、排他的にタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを介して実行されるデバイスである。デバイス100の動作に関する主要な入力制御デバイスとして、タッチスクリーン及び/又はタッチパッドを使用することによって、デバイス100上の物理入力制御デバイス(プッシュボタン、ダイヤルなど)の数を低減することができる。
【0102】
排他的にタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを介して実行することが可能な、既定の機能のセットは、ユーザインタフェース間のナビゲーションを含む。一部の実施形態では、タッチパッドは、ユーザによってタッチされると、デバイス100上に表示することが可能な任意のユーザインタフェースから、メイン、ホーム、又はルートメニューへと、デバイス100をナビゲートする。そのような実施形態では、タッチパッドは、「メニューボタン」と称することができる。一部の他の実施形態では、メニューボタンは、タッチパッドではなく、物理プッシュボタン又は他の物理入力制御デバイスとすることができる。
【0103】
図1Cは、一部の実施形態に係る、イベント処理のための例示的構成要素を示すブロック図である。一部の実施形態では、メモリ102(
図1A及び1B内)又はメモリ370(
図3)は、イベントソータ170(例えば、オペレーティングシステム126内)及びそれぞれのアプリケーション136-1(例えば、前述のアプリケーション137~151、155、及び380~390のいずれか)を含む。
【0104】
イベントソータ170は、イベント情報を受信して、そのイベント情報の配信先となる、アプリケーション136-1、及びアプリケーション136-1のアプリケーションビュー191を決定する。イベントソータ170は、イベントモニタ171及びイベントディスパッチャモジュール174を含む。一部の実施形態では、アプリケーション136-1は、そのアプリケーションがアクティブであるか又は実行中の場合に、タッチ感知ディスプレイ112上に表示される現在のアプリケーションビュー(単数又は複数)を示す、アプリケーション内部状態192を含む。一部の実施形態では、デバイス/グローバル内部状態157は、いずれのアプリケーション(単数又は複数)が現在アクティブであるかを判定するために、イベントソータ170によって使用され、アプリケーション内部状態192は、イベント情報の配信先となるアプリケーションビュー191を決定するために、イベントソータ170によって使用される。
【0105】
一部の実施形態では、アプリケーション内部状態192は、アプリケーション136-1が実行を再開する際に使用される再開情報、アプリケーション136-1によって情報が表示されているか又は表示の準備が整っていることを示すユーザインタフェース状態情報、ユーザがアプリケーション136-1の以前の状態又はビューに戻ることを可能にするための状態待ち行列、及びユーザが以前に行ったアクションのリドゥ/アンドゥ待ち行列のうちの1つ以上などの、追加情報を含む。
【0106】
イベントモニタ171は、周辺機器インタフェース118からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント(例えば、マルチタッチジェスチャの一部としての、タッチ感知ディスプレイ112上でのユーザのタッチ)についての情報を含む。周辺機器インタフェース118は、I/Oサブシステム106から、あるいは近接センサ166、加速度計(単数又は複数)168、及び/又は(オーディオ回路機構110を介して)マイクロホン113などのセンサから受信する情報を送信する。周辺機器インタフェース118がI/Oサブシステム106から受信する情報は、タッチ感知ディスプレイ112又はタッチ感知面からの情報を含む。
【0107】
一部の実施形態では、イベントモニタ171は、所定の間隔で、周辺機器インタフェース118にリクエストを送信する。これに応じて、周辺機器インタフェース118は、イベント情報を送信する。他の実施形態では、周辺機器インタフェース118は、重要なイベント(例えば、所定のノイズ閾値を上回り、かつ/又は所定の持続時間を超える入力を受信すること)が存在する場合にのみ、イベント情報を送信する。
【0108】
一部の実施形態では、イベントソータ170はまた、ヒットビュー判定モジュール172及び/又はアクティブイベント認識部判定モジュール173も含む。
【0109】
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチ感知ディスプレイ112が2つ以上のビューを表示する場合に、サブイベントが1つ以上のビュー内のいずれの場所で発生したかを判定するための、ソフトウェア手順を提供する。ビューは、ユーザがディスプレイ上で見ることが可能な、制御部及び他の要素で構成される。
【0110】
アプリケーションに関連付けられるユーザインタフェースの別の態様は、本明細書では、アプリケーションビュー又はユーザインタフェースウィンドウと呼ばれる場合がある、ビューのセットであり、それらの中で、情報が表示され、タッチに基づくジェスチャが実施される。タッチが検出される(それぞれのアプリケーションの)アプリケーションビューは、そのアプリケーションのプログラム階層又はビュー階層内の、プログラムレベルに対応し得る。例えば、タッチが検出される最下位レベルのビューはヒットビューと呼ぶことができ、適切な入力として認識されるイベントのセットは、少なくとも部分的には、タッチに基づくジェスチャを開始する最初のタッチのヒットビューに基づいて、判定することができる。
【0111】
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチに基づくジェスチャのサブイベントに関連する情報を受信する。アプリケーションが、階層として編成された複数のビューを有する場合、ヒットビュー判定モジュール172は、サブイベントを処理するべき階層内の最下位のビューとして、ヒットビューを特定する。殆どの状況では、ヒットビューは、開始サブイベント(すなわち、イベント又は潜在的なイベントを形成するサブイベントのシーケンス内の、最初のサブイベント)が発生する、最下位レベルのビューである。ヒットビューが、ヒットビュー判定モジュールによって特定されると、そのヒットビューは、典型的には、それがヒットビューとして特定された、同じタッチ又は入力ソースに関連する、全てのサブイベントを受信する。
【0112】
アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ビュー階層内のいずれのビューが、特定のサブイベントのシーケンスを受信するべきかを判定する。一部の実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ヒットビューのみがサブイベントの特定のシーケンスを受信するべきであると判定する。他の実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、サブイベントの物理的な場所を含む全てのビューが、アクティブに関与するビューであると判定することにより、アクティブに関与する全てのビューが、特定のサブイベントのシーケンスを受信するべきであると判定する。他の実施形態では、タッチサブイベントが、特定の1つのビューに関連付けられる区域に完全に限定された場合であっても、その階層内のより上位のビューは、依然として、アクティブに関与するビューとして維持される。
【0113】
イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をイベント認識部(例えば、イベント認識部180)に配布する。アクティブイベント認識部判定モジュール173を含む実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、アクティブイベント認識部判定モジュール173によって判定されたイベント認識部に、イベント情報を配信する。一部の実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、それぞれのイベント受信器モジュール182によって読み出されるイベント情報を、イベント待ち行列内に記憶する。
【0114】
一部の実施形態では、オペレーティングシステム126が、イベントソータ170を含む。あるいは、アプリケーション136-1が、イベントソータ170を含む。更に他の実施形態では、イベントソータ170は、スタンドアロンモジュールであるか、又は、接触/移動モジュール130などの、メモリ102に記憶された別のモジュールの一部である。
【0115】
一部の実施形態では、アプリケーション136-1は、そのアプリケーションのユーザインタフェースの各ビュー内で発生するタッチイベントを処理する命令をそれぞれが含む、複数のイベントハンドラ190及び1つ以上のアプリケーションビュー191を含む。アプリケーション136-1の各アプリケーションビュー191は、1つ以上のイベント認識部180を含む。典型的には、それぞれのアプリケーョンビュー191は、複数のイベント認識部180を含む。他の実施形態では、イベント認識部180のうちの1つ以上は、ユーザインタフェースキット(図示せず)、又は、アプリケーション136-1が方法及び他の性質を継承する、より高レベルのオブジェクトなどの、別個のモジュールの一部である。一部の実施形態では、それぞれのイベントハンドラ190は、データアップデータ176、オブジェクトアップデータ177、GUIアップデータ178、及び/又は、イベントソータ170から受信されるイベントデータ179のうちの1つ以上を含む。イベントハンドラ190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データアップデータ176、オブジェクトアップデータ177、又はGUIアップデータ178を利用するか、若しくは呼び出すことができる。あるいは、アプリケーションビュー191のうちの1つ以上は、1つ以上のそれぞれのイベントハンドラ190を含む。また、一部の実施形態では、データアップデータ176、オブジェクトアップデータ177、及びGUIアップデータ178のうちの1つ以上が、それぞれのアプリケーションビュー191内に含まれる。
【0116】
各イベント認識部180は、イベントソータ170からイベント情報(例えば、イベントデータ179)を受信して、そのイベント情報からイベントを特定する。イベント認識部180は、イベント受信器182及びイベント比較器184を含む。一部の実施形態では、イベント認識部180はまた、メタデータ183及び(サブイベント配信命令を含み得る)イベント配信命令188の、少なくともサブセットも含む。
【0117】
イベント受信器182は、イベントソータ170からイベント情報を受信する。このイベント情報は、例えば、タッチ又はタッチの移動などの、サブイベントについての情報を含む。サブイベントに応じて、イベント情報はまた、サブイベントの場所などの追加情報も含む。サブイベントが、タッチの動きに関係する場合、イベント情報はまた、そのサブイベントの速度及び方向も含み得る。一部の実施形態では、イベントは、1つの向きから別の向きへの(例えば、縦向きから横向きへの、又はその逆の)デバイスの回転を含み、そのイベント情報は、デバイスの現在の向き(デバイスの姿勢とも呼ばれる)についての、対応する情報を含む。
【0118】
イベント比較器184は、イベント情報を、既定のイベント又はサブイベントの定義と比較し、その比較に基づいて、イベント又はサブイベントを判定するか、あるいはイベント又はサブイベントの状態を判定若しくは更新する。一部の実施形態では、イベント比較器184は、イベント定義186を含む。イベント定義186は、例えば、イベント1(187-1)、イベント2(187-2)などの、イベントの定義(例えば、サブイベントの既定のシーケンス)を含む。一部の実施形態では、イベント187内のサブイベントは、例えば、タッチの開始、タッチの終了、タッチの移動、タッチの取り消し、及び複数のタッチを含む。一実施例では、イベント1(187-1)に関する定義は、表示オブジェクト上でのダブルタップである。このダブルタップは、例えば、所定の段階に関する表示オブジェクト上での第1のタッチ(タッチの開始)、所定の段階に関する第1のリフトオフ(タッチの終了)、所定の段階に関する表示オブジェクト上での第2のタッチ(タッチの開始)、及び所定の段階に関する第2のリフトオフ(タッチの終了)を含む。別の実施例では、イベント2(187-2)に関する定義は、表示オブジェクト上でのドラッギングである。このドラッギングは、例えば、所定の段階に関する表示オブジェクト上でのタッチ(又は、接触)、タッチ感知ディスプレイ112を横断するタッチの移動、及びタッチのリフトオフ(タッチの終了)を含む。一部の実施形態では、イベントはまた、1つ以上の関連するイベントハンドラ190に関する情報も含む。
【0119】
一部の実施形態では、イベント定義187は、それぞれのユーザインタフェースオブジェクトに関するイベントの定義を含む。一部の実施形態では、イベント比較器184は、いずれのユーザインタフェースオブジェクトがサブイベントに関連付けられるかを判定するために、ヒットテストを実行する。例えば、3つのユーザインタフェースオブジェクトが、タッチ感知ディスプレイ112上に表示されるアプリケーションビューでは、タッチ感知ディスプレイ112上でタッチが検出されると、イベント比較器184は、ヒットテストを実行して、3つのユーザインタフェースオブジェクトのうちのいずれが、そのタッチ(サブイベント)に関連付けられているかを判定する。各表示オブジェクトが、それぞれのイベントハンドラ190に関連付けられている場合には、イベント比較器は、そのヒットテストの結果を使用して、いずれのイベントハンドラ190をアクティブ化させるべきかを決定する。例えば、イベント比較器184は、ヒットテストをトリガするサブイベント及びオブジェクトに関連付けられた、イベントハンドラを選択する。
【0120】
一部の実施形態では、各イベント187に関する定義はまた、サブイベントのシーケンスがイベント認識部のイベントタイプに対応するか否かが判定されるまで、イベント情報の配信を遅延させる、遅延作用も含む。
【0121】
それぞれのイベント認識部180が、一連のサブイベントがイベント定義186内のイベントのいずれにも一致しないと判定する場合には、それぞれのイベント認識部180は、イベント不可能状態、イベント失敗状態、又はイベント終了状態に入り、その後は、このタッチに基づくジェスチャの後続のサブイベントを無視する。この状況では、存在する場合には、ヒットビューに関してアクティブのまま維持される他のイベント認識部が、進行中のタッチに基づくジェスチャのサブイベントを、継続して追跡及び処理する。
【0122】
一部の実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、アクティブに関与しているイベント認識部にイベント配信システムがどのようにサブイベント配信を実行するべきかを示す、設定可能な特性、フラグ、及び/又はリストを有する、メタデータ183を含む。一部の実施形態では、メタデータ183は、イベント認識部が互いにどのように相互作用し得るかを示す、設定可能な特性、フラグ、及び/又はリストを含む。一部の実施形態では、メタデータ183は、サブイベントがビュー階層又はプログラム階層内の様々なレベルに配信されるか否かを示す、設定可能な特性、フラグ、及び/又はリストを含む。
【0123】
一部の実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベントの1つ以上の特定のサブイベントが認識されると、イベントに関連付けられたイベントハンドラ190をアクティブ化させる。一部の実施形態では、それぞれのイベント認識部180は、イベントハンドラ190に、そのイベントに関連付けられたイベント情報を配信する。イベントハンドラ190をアクティブ化させることは、それぞれのヒットビューにサブイベントを送信すること(及び、送信を延期すること)とは異なる。一部の実施形態では、イベント認識部180は、認識されたイベントに関連付けられたフラグをスローし、そのフラグに関連付けられたイベントハンドラ190は、フラグをキャッチして、既定のプロセスを実行する。
【0124】
一部の実施形態では、イベント配信命令188は、イベントハンドラをアクティブ化させることなく、サブイベントについてのイベント情報を配信する、サブイベント配信命令を含む。その代わりに、サブイベント配信命令は、一連のサブイベントに関連付けられたイベントハンドラ、又はアクティブに関与するビューに、イベント情報を配信する。一連のサブイベント又はアクティブに関与するビューに関連付けられたイベントハンドラは、そのイベント情報を受信して、所定のプロセスを実行する。
【0125】
一部の実施形態では、データアップデータ176は、アプリケーション136-1で使用されるデータを作成及び更新する。例えば、データアップデータ176は、連絡先モジュール137で使用される電話番号を更新するか、又はビデオプレーヤモジュール145で使用されるビデオファイルを記憶する。一部の実施形態では、オブジェクトアップデータ177は、アプリケーション136-1で使用されるオブジェクトを作成及び更新する。例えば、オブジェクトアップデータ176は、新たなユーザインタフェースオブジェクトを作成するか、又はユーザインタフェースオブジェクトの位置を更新する。GUIアップデータ178は、GUIを更新する。例えば、GUIアップデータ178は、表示情報を準備し、その表示情報を、タッチ感知ディスプレイ上に表示するために、グラフィックモジュール132に送信する。
【0126】
一部の実施形態では、イベントハンドラ(単数又は複数)190は、データアップデータ176、オブジェクトアップデータ177、及びGUIアップデータ178を含むか、若しくはそれらに対するアクセスを有する。一部の実施形態では、データアップデータ176、オブジェクトアップデータ177、及びGUIアップデータ178は、それぞれのアプリケーション136-1又はアプリケーションビュー191の単一のモジュール内に含まれる。他の実施形態では、それらは、2つ以上のソフトウェアモジュール内に含まれる。
【0127】
タッチ感知ディスプレイ上でのユーザのタッチのイベント処理に関する前述の論考はまた、入力デバイスを使用して多機能デバイス100を動作させるための他の形態のユーザ入力にも適用されるが、その全てがタッチスクリーン上で開始されるわけではなく、例えば、マウスの移動及びマウスボタンの押圧を、キーボードの単一又は複数の押圧若しくは保持、タッチパッド上でのユーザの移動、タップ、ドラッグ、スクロールなど、ペンスタイラス入力、デバイスの移動、口頭指示、検出される眼球移動、バイオメトリック入力、並びに/あるいはこれらの任意の組み合わせと連携させるか、あるいは連携させずに、認識するべきイベントを定義する、サブイベントに対応する入力として、利用することができる点を理解されたい。
【0128】
図2は、一部の実施形態に係る、タッチスクリーン112を有するポータブル多機能デバイス100を示す。このタッチスクリーンは、ユーザインタフェース(UI)200内に、1つ以上のグラフィックを表示することができる。本実施形態、並びに以下で説明される他の実施形態では、ユーザは、例えば、1本以上の指202(図には正確な縮尺率では描かれていない)又は1つ以上のスタイラス203(図には正確な縮尺率では描かれていない)を使用して、グラフィックに接触又はタッチすることによって、グラフィックのうちの1つ以上を選択することができる。一部の実施形態では、ユーザが1つ以上のグラフィックとの接触を中断する場合に、1つ以上のグラフィックの選択が発生する。一部の実施形態では、この接触は、1回以上のタップ、1回以上の(左から右、右から左、上向き、及び/又は下向きの)スワイプ、及び/又は、デバイス100と接触した(右から左、左から右、上向き、及び/又は下向きの)指のローリングなどの、ジェスチャを含み得る。一部の実施形態では、グラフィックとの不測の接触は、そのグラフィックを選択し得ない。例えば、選択に対応するジェスチャがタップである場合、アプリケーションアイコンの上を掃過するスワイプジェスチャは、対応するアプリケーションを選択し得ない。
【0129】
デバイス100はまた、「ホーム」又はメニューボタン204などの、1つ以上の物理ボタンも含み得る。前述のように、メニューボタン204を使用して、デバイス100上で実行することが可能なアプリケーションのセット内の任意のアプリケーション136に、ナビゲートすることができる。あるいは、一部の実施形態では、メニューボタンは、タッチスクリーン112上に表示されるGUI内の、ソフトキーとして実装される。
【0130】
一実施形態では、デバイス100は、タッチスクリーン112、メニューボタン204、デバイスの電源をオン/オフし、デバイスをロックするためのプッシュボタン206、音量調節ボタン(単数又は複数)208、加入者識別モジュール(SIM)カードスロット210、ヘッドセットジャック212、及びドッキング/充電用外部ポート124を含む。プッシュボタン206は、ボタンを押し下げて、既定の時間間隔にわたってボタンを押し下げられた状態で保持することによって、デバイス上の電源をオン/オフし、ボタンを押し下げて、既定の時間間隔が経過する前にボタンを解放することによって、デバイスをロックし、及び/又は、デバイスをロック解除するか、若しくはロック解除プロセスを開始するために、使用することができる。代替的実施形態では、デバイス100はまた、マイクロホン113を介して、一部の機能のアクティブ化又は非アクティブ化に関する口頭入力も受け入れることができる。
【0131】
図3は、一部の実施形態に係る、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える例示的な多機能デバイスのブロック図である。デバイス300は、ポータブル型である必要はない。一部の実施形態では、デバイス300は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、マルチメディアプレーヤデバイス、ナビゲーションデバイス、教育用デバイス(子供の学習玩具など)、ゲームシステム、又は制御デバイス(例えば、家庭用又は業務用コントローラ)である。デバイス300は、典型的には、1つ以上の処理ユニット(CPU)310、1つ以上のネットワーク又は他の通信インタフェース360、メモリ370、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ以上の通信バス320を含む。通信バス320は、システム構成要素間の通信を相互接続及び制御する、(チップセットと呼ばれる場合もある)回路機構を含み得る。デバイス300は、典型的にはタッチスクリーンディスプレイである、ディスプレイ340を備える、入出力(I/O)インタフェース330を含む。I/Oインタフェース330はまた、キーボード及び/又はマウス(又は、他のポインティングデバイス)350、並びにタッチパッド355も含み得る。メモリ370は、DRAM、SRAM、DDR RAM、又は他のランダムアクセス半導体メモリデバイスなどの、高速ランダムアクセスメモリを含み、また、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、光ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性半導体記憶デバイスなどの、不揮発性メモリを含み得る。メモリ370は、CPU(単数又は複数)310から遠隔に配置される1つ以上の記憶デバイスを、任意選択的に含み得る。一部の実施形態では、メモリ370は、ポータブル多機能デバイス100(
図1)のメモリ102内に記憶されたプログラム、モジュール、及びデータ構造に類似する、プログラム、モジュール、及びデータ構造、若しくはそれらのサブセットを記憶する。更には、メモリ370は、ポータブル多機能デバイス100のメモリ102内には存在しない、追加的なプログラム、モジュール、及びデータ構造を記憶することができる。例えば、デバイス300のメモリ370は、描画モジュール380、プレゼンテーションモジュール382、ワードプロセッシングモジュール384、ウェブサイト作成モジュール386、ディスクオーサリングモジュール388、及び/又はスプレッドシートモジュール390を記憶することができるが、その一方で、ポータブル多機能デバイス100(
図1)のメモリ102は、これらのモジュールを記憶しない場合がある。
【0132】
上記で特定された
図3の要素のそれぞれは、前述のメモリデバイスのうちの1つ以上に記憶することができる。上記で特定されたモジュールのそれぞれは、上述の機能を実行する命令セットに対応する。上記で特定されたモジュール又はプログラム(すなわち、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、それゆえ、様々な実施形態では、これらのモジュールの様々なサブセットを組み合わせるか、又は他の方式で再構成することができる。一部の実施形態では、メモリ370は、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶することができる。更には、メモリ370は、上述されていない追加的なモジュール及びデータ構造を記憶することができる。
【0133】
ここで、ポータブル多機能デバイス100上に実装することが可能な、ユーザインタフェース(「UI」)の実施形態に注意を向ける。
【0134】
図4A及び
図4Bは、一部の実施形態に係る、ポータブル多機能デバイス100上のアプリケーションのメニューに関する、例示的なユーザインタフェースを示す。同様のユーザインタフェースを、デバイス300上に実装することができる。一部の実施形態では、ユーザインタフェース400Aは、以下の要素、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●セルラー信号及びWi-Fi信号などの無線通信(単数又は複数)に関する信号強度インジケータ(単数又は複数)402、
●時刻404、
●Bluetoothインジケータ405、
●バッテリ状態インジケータ406、
●以下のような、頻繁に使用されるアプリケーション用のアイコンを有するトレイ408、
○不在着信又はボイスメールメッセージの数のインジケータ414を含み得る、電話138、
○未読電子メールの数のインジケータ410を含み得る、電子メールクライアント140、
○ブラウザ147、及び
○音楽プレーヤ146、並びに
●以下のような、他のアプリケーション用のアイコン、
○IM 141、
○画像管理144、
○カメラ143、
○ビデオプレーヤ145、
○天候149-1、
○株価149-2、
○トレーニングサポート142、
○カレンダー148、
○電卓149-3、
○アラーム時計149-4、
○辞書149-5、及び
○ユーザ作成ウィジェット149-6。
【0135】
一部の実施形態では、ユーザインタフェース400Bは、以下の要素、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●上述のような、402、404、405、406、141、148、144、143、149-3、149-2、149-1、149-4、410、414、138、140、及び147、
●地
図154、
●メモ153、
●以下で更に説明されるような、デバイス100及びその様々なアプリケーション136に関する設定へのアクセスを提供する、設定412、
●iPod(アップル インコーポレイテッドの登録商標)モジュール152とも称される、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152、及び、
●YouTube(グーグル インコーポレイテッドの登録商標)モジュール155とも称される、オンラインビデオモジュール155。
【0136】
図4Cは、ディスプレイ450(例えば、タッチスクリーンディスプレイ112)とは別個のタッチ感知面451(例えば、
図3のタブレット又はタッチパッド355)を備えるデバイス(例えば、
図3のデバイス300)上の、例示的なユーザインタフェースを示す。以下の実施例の多くは、タッチスクリーンディスプレイ112上の入力(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされている場合)を参照して説明されるが、一部の実施形態では、デバイスは、
図4Cに示されるように、ディスプレイとは別個のタッチ感知面上での入力を検出する。一部の実施形態では、このタッチ感知面(例えば、
図4Cでの451)は、ディスプレイ(例えば、450)上の主軸(例えば、
図4Cでの453)に対応する主軸(例えば、
図4Cでの452)を有する。これらの実施形態によれば、デバイスは、ディスプレイ上のそれぞれの場所に対応する場所(例えば、
図4Cでは、460は468に対応し、462は470に対応する)でのタッチ感知面451との接触(例えば、
図4Cでの460及び462)を検出する。この方式で、タッチ感知面がディスプレイとは別個のものである場合、タッチ感知面(例えば、
図4Cでの451)上でデバイスによって検出されたユーザ入力(例えば、接触460及び462、並びにそれらの移動)が、多機能デバイスのディスプレイ(例えば、
図4Cでの450)上のユーザインタフェースを操作するために、デバイスによって使用される。同様の方法を、本明細書で説明される他のユーザインタフェースに関して使用することができる点を理解されたい。
【0137】
ここで、デバイス300又はポータブル多機能デバイス100などの、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える多機能デバイス上に実装することが可能な、ユーザインタフェース(「UI」)及び関連プロセスの実施形態に注意を向ける。
【0138】
【0139】
本明細書及び特許請求の範囲で使用するとき、用語「開いているアプリケーション」とは、状態情報が(例えば、デバイス/グローバル内部状態157及び/又はアプリケーション内部状態192の一部として)保持されている、ソフトウェアアプリケーションを指す。開いているアプリケーションは、以下のタイプのアプリケーションのうちのいずれか1つである。
●現在ディスプレイ112上に表示されている(又は、対応するアプリケーションビューが、現在ディスプレイ上に表示されている)アクティブなアプリケーション、
●現在ディスプレイ112上には表示されていないが、対応するアプリケーションに関する1つ以上のアプリケーションプロセス(例えば、命令)が、1つ以上のプロセッサ120によって処理されている(すなわち、稼働している)バックグラウンドアプリケーション(又は、バックグラウンドプロセス)、
●現在稼働していない、中断されたアプリケーションであって、揮発性メモリ(例えば、メモリ102の、DRAM、SRAM、DDR、RAM、又は他の揮発性ランダムアクセス半導体メモリデバイス)内に記憶されているアプリケーション、及び
●稼働していない、休止状態のアプリケーションであって、不揮発性メモリ(例えば、メモリ102の、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、光ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性半導体記憶デバイス)内に記憶されているアプリケーション。
【0140】
本明細書で使用するとき、用語「閉じているアプリケーション」とは、状態情報が保持されていない(例えば、閉じているアプリケーションに関する状態情報が、デバイスのメモリ内に記憶されていない)ソフトウェアアプリケーションを指す。したがって、アプリケーションを閉じることは、そのアプリケーションに関するアプリケーションプロセスを停止及び/又は除去すること、並びに、そのアプリケーションに関する状態情報をデバイスのメモリから除去することを含む。一般的には、第1のアプリケーションの間に、第2のアプリケーションを開くことにより、第1のアプリケーションが閉じられることはない。第2のアプリケーションが表示され、かつ第1のアプリケーションの表示が停止される場合、表示されていた際はアクティブなアプリケーションであった第1のアプリケーションは、バックグラウンドアプリケーション、中断されたアプリケーション、又は休止状態のアプリケーションとなり得るが、この第1のアプリケーションは、その状態情報がデバイスによって保持されている間は、開いているアプリケーションのまま維持される。
【0141】
図5A~
図5Dは、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択して、対応するアプリケーションビューを表示するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【0142】
図5Aは、ポータブル電子デバイス(例えば、ポータブル多機能デバイス100)のタッチスクリーン112上に複数のアプリケーションアイコン5002(例えば、5002-21~5002-38)を表示する、例示的なユーザインタフェース(「ホーム画面」5001)を示す。
図5Aでは、指ジェスチャ505(例えば、タップジェスチャ)が、タッチスクリーン112上の、地図アプリケーションアイコン5002-27に対応する場所で検出される。(
図5Aで表示されるホームページ上のアプリケーションアイコン5002は、開いているアプリケーションのアイコンに対応する場合も、又は対応しない場合もあるが、その一方で、
図5C~
図5Zでのアプリケーションアイコン5002は、開いているアプリケーションのアイコンに対応することに留意されたい。)
【0143】
図5Bでは、指ジェスチャの検出に応じて、地図アプリケーションが起動され、タッチスクリーン112上に、地図アプリケーションビュー5004-1が表示される。この実施例では、地図アプリケーションビューは、地図の一部分と、検索入力フィールド、検索アイコン、及び道順アイコンなどの、ユーザインタフェースオブジェクトとを含む。また
図5Bでは、入力507(例えば、ホームボタン204上でのクリック又はダブルクリック)も検出される。
【0144】
図5Cは、入力507の検出に応じて、地図アプリケーションビュー5004-1の一部分、及びアプリケーションアイコン区域5006が、同時に表示されることを示す。一部の実施形態では、入力507の検出に応じて、デバイスは、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、アプリケーション選択モードに入り、地図アプリケーションビュー5004-1の一部分、及びアプリケーションアイコン区域5006が、アプリケーション選択モードの一部として同時に表示される。アプリケーションアイコン区域5006は、同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、開いているアプリケーションのアイコンの初期グループを含む。この実施例では、多機能デバイスは、同時に開いている複数のアプリケーションを有するが、それらのアプリケーションが一斉に表示されることはない。この実施例ではまた、アプリケーションアイコン区域5006は、ウェブブラウザ(Safari)、音楽アプリケーション(iPod)、金融アプリケーション(株価)、及びマルチメディアストアアプリケーション(iTunes(登録商標))に関するアプリケーションアイコンを含む。
【0145】
一部の実施形態では、地図アプリケーションビューとアプリケーションアイコン区域との同時表示は、アニメーションを含み得る。例えば、地図アプリケーションビューは、地図アプリケーションビューの一部分が移動してディスプレイから消え、地図アプリケーションビューの一部分がディスプレイ上に留まるように、上にスライドすることができる。アプリケーションアイコン区域が、画面の底部から同時にスライドして入ることができるため、このアニメーションは、地図アプリケーションビューとアプリケーションアイコン区域とが接続されているという視覚的外見を与える。
【0146】
図5Cでは、指ジェスチャ509(例えば、タップジェスチャ)が、タッチスクリーン112上の、ウェブブラウザアプリケーションアイコン5002-37に対応する場所で検出される。
【0147】
図5Dは、ウェブブラウザアプリケーションアイコンに対応する場所での指ジェスチャの検出に応じて、ウェブブラウザアプリケーションビュー5004-2が、タッチスクリーン112上に表示されることを示す。
【0148】
図5E及び
図5Fは、アプリケーションアイコン区域のスクロールを示す。
図5Eでは、接触511(例えば、指接触)が、タッチスクリーン112上の、アプリケーションアイコン区域5006に対応する場所511-Aで検出される。
図5E及び
図5Fでは、接触511は、タッチスクリーン112を横断して異なる場所(例えば、511-B)まで移動し、アプリケーションアイコン区域5006内のアプリケーションアイコンは、この接触511の移動に従ってスクロールされる。
【0149】
図5G~
図5Iは、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを閉じるための、例示的なユーザインタフェースを示す。
図5Gでは、デバイスがアプリケーション選択モードにある間に、指ジェスチャ513(例えば、押圧及び保持ジェスチャ)が、タッチスクリーン112上の、音楽アプリケーションアイコン5002-38に対応する場所で検出される。
図5Hは、この指ジェスチャの検出に応じて、多機能デバイスがアプリケーション終了モードに入ることを示す。アプリケーション終了モードでは、音楽アプリケーションアイコンは、タッチスクリーン112上に表示された残りのアプリケーションアイコンから、視覚的に区別される。この実施例では、音楽アプリケーションアイコンはアニメーション化され(例えば、揺れ動き)、表示された残りのアプリケーションアイコンは淡色表示される。更には、アプリケーション終了の印(例えば、「-」アイコン5012-1などのアプリケーション終了アイコン)が、音楽アプリケーションアイコンに隣接して表示される。
【0150】
図5Hでは、指ジェスチャ515(例えば、タップジェスチャ)が、タッチスクリーン112上の、視覚的に区別されたアプリケーションアイコン(例えば、音楽アイコン5002-38)に対応する場所で検出される。
図5Iは、このジェスチャの検出に応じて、視覚的に区別されたアプリケーションアイコン(例えば、5002-38)が、アプリケーションアイコン区域から除去されることを示す。また、このジェスチャに応じて、多機能デバイスは、対応するアプリケーション(例えば、音楽アプリケーション)も閉じる。視覚的に区別されたアプリケーションアイコン(例えば、5002-38)が除去された後、多機能デバイスは、アプリケーションアイコンの新たなセットを、視覚的に区別することなく表示する(例えば、それらのアプリケーションアイコンは、もはや淡色表示されない)。このアプリケーションアイコンの新たなセットは、閉じられたアプリケーションアイコン以外の、アプリケーションアイコンの初期セット内に含まれていたアプリケーションアイコン(例えば、5002-37、5002-26、及び5002-32)を含む。更なるアプリケーションアイコン(例えば、5002-35)が、アプリケーションアイコンの新たなセットに追加される。また、視覚的に区別されたアプリケーションアイコンを除去した後、多機能デバイスは、アプリケーション終了モードから出て、アプリケーション選択モードに戻る。一部の実施形態では、アプリケーション終了アイコン5012-1に対応する場所での指ジェスチャ(例えば、タップジェスチャ)により、視覚的に区別されたアプリケーションアイコンが除去される。
【0151】
図5J及び
図5Kは、音楽アプリケーションビューを含む、例示的なユーザインタフェースを示す。
図5Jでは、音楽アプリケーションビュー5004-3(例えば、iPodアプリケーションビュー)が表示される。音楽アプリケーションビュー5004-3は、音楽制御部(例えば、再生/一時停止、早送り/次のトラック、及び巻き戻し/前のトラック、並びに/あるいはスクラブバー)を含む。
図5Jはまた、入力517(例えば、ホームボタン204上でのシングルクリック又はダブルクリック)が検出されることも示す。
【0152】
図5Kでは、音楽アプリケーションビュー5004-3の一部分、及びアプリケーションアイコン区域5006が、同時に表示される。この実施例では、音楽アプリケーションアイコン(例えば、5002-38)は、対応する音楽アプリケーションが、どの程度最近使用されているか、又は、対応する音楽アプリケーションが、音楽を再生しているか否かにかかわりなく、音楽アプリケーションビュー(例えば、5004-3)が表示される間は、アプリケーションアイコン区域内には表示されないことに留意されたい。
【0153】
図5Lは、既定区域内に音楽制御アイコン(例えば、アプリケーションアイコン区域5006-1内に、音楽制御アイコン5106(例えば、一時停止アイコン、前のトラックアイコン、及び次のトラックアイコン))を含む、例示的なユーザインタフェースを示す。音楽制御アイコン5106及びアプリケーションアイコンは、(拡大された)既定区域5006-1内の別個の行上に表示されることに留意されたい。一部の実施形態では、アプリケーションアイコンがスクロールされる間も、音楽制御アイコン5106は、ディスプレイ上に留まる。
図5Lでは、左から右へのスワイプジェスチャ537が、タッチスクリーン112上で検出される。
【0154】
図5Mは、既定区域内に設定アイコンを含む、例示的なユーザインタフェースを示す。一部の実施形態では、これらの設定アイコンは、左から右へのスワイプジェスチャ537の検出に応じて表示される。
図5Mでは、設定アイコン(例えば、回転ロックアイコン5102-1、Wi-Fiアイコン5102-2、及びBluetoothアイコン5102-3)が、アプリケーションアイコン区域5006-1内に表示される。各設定アイコンは、(例えば、指ジェスチャによって)アクティブ化されると、対応する設定を変更する(例えば、Wi-Fiアイコン5102-2は、アクティブ化されると、Wi-Fi接続をオン又はオフにする)。一部の実施形態では、1つ以上のアプリケーションアイコンを、アプリケーションアイコン区域5006内に、設定アイコンと同時に表示することができる(図示せず)。
【0155】
図5Nは、多機能デバイス100の回転を示す。この多機能デバイス100の回転の検出に応じて、アプリケーションアイコン5002は、回転及び再構成される。一部の実施形態では、横表示モードで表示されるアプリケーションアイコンの数(例えば、5つ、6つなど)は、縦表示モードで表示されるアプリケーションアイコンの数(例えば、3つ、4つなど)とは異なる。一部の実施形態では、横表示モードで表示されるアプリケーションアイコンは、縦表示モードで表示されるアプリケーションアイコンを含む(例えば、縦表示モードから横表示モードへの、
図5Lに示すようなデバイスの回転の後、このデバイスは、少なくとも、株価アイコン、地図アイコン、iTunesアイコン、及びGame Centerアイコンを表示することができる(図示せず))。他の実施形態では、横表示モードで表示されるアプリケーションアイコンは、縦表示モードで表示されるアプリケーションアイコンを含まない(例えば、
図5M及び
図5N)。
【0156】
図5Oは、開いているアプリケーションを選択するための、代替的なユーザインタフェースを示す。デバイスが、(例えば、
図5Bでの入力507によって)アプリケーション選択モードに入ると、アプリケーションアイコン(例えば、
図5Cに示されるようなもの)を表示する代わりに、開いているアプリケーションの画像(例えば、5008-10、5008-11、及び5008-13)を、既定区域5006内に表示することができる。
【0157】
図5P~
図5Yは、格子状に配置構成された、開いているアプリケーションに対応するユーザインタフェースオブジェクトを含む、例示的なユーザインタフェースを示す。これらのユーザインタフェースオブジェクトは、典型的には、ユーザ選択可能(又は、ユーザがアクティブ化可能)である。
【0158】
図5P及び
図5Qは、格子状に配置構成された、開いているアプリケーションのアイコンを、スクロールさせることを示す。
図5Pでは、開いているアプリケーションのアイコン5002(例えば、5002-1~5002-9)は、3×3の格子状に表示される。一部の実施形態では、アプリケーションアイコン5002は、
図5A~
図5Kに示されるアプリケーションアイコンと同じものとすることができる(例えば、地図アプリケーションアイコン5002-6と地図アプリケーションアイコン5002-27とは、同一のものとすることができる)。他の実施形態では、格子状に表示されるアプリケーションアイコン5002は、他の場所で(例えば、アプリケーションアイコン区域5006内、又はホーム画面5001上に)表示されるアプリケーションアイコンとは、異なるものとすることができる。
【0159】
図5Pはまた、ジェスチャ519(例えば、スワイプジェスチャ)が、タッチスクリーン112上で検出されることも示す。
図5Qは、ジェスチャ519の検出に応じて、
図5Pでタッチスクリーン112上に表示されていた、開いているアプリケーションのアイコン5002が、スクロールされてディスプレイから消え、開いているアプリケーションのアイコン5002の異なるセット(例えば、5002-10~5002-18)が、タッチスクリーン112上に表示されることを示す。
【0160】
図5R及び
図5Tは、開いているアプリケーション(又は、対応するアプリケーションビュー)の画像を含む、例示的なユーザインタフェースを示す。
図5Rでは、開いているアプリケーション又はアプリケーションビュー(例えば、ライブサムネイル)の画像5008(例えば、5008-10~5008-18)が、格子状に表示される。一部の実施形態では、これらの開いているアプリケーションの画像は、対応するアプリケーションが、対応するアプリケーションビューを変更する(例えば、ブラウザが、ウェブページ上に新たなコンテンツを表示する、映画プレーヤが、映画を再生するなどの)場合に、更新される。
【0161】
図5Sでは、開いているアプリケーションのアイコン(例えば、5002-36、5002-35、及び5002-37)が、対応する開いているアプリケーションの画像(例えば、5008-10、5008-11、及び5008-12)に、少なくとも部分的に重ね合わせて表示される。一部の実施形態では、開いているアプリケーションのアイコン5002は、重ね合わせることなく、対応する開いているアプリケーションの画像5008に隣接して表示される。一部の実施形態では、開いているアプリケーションのアイコン5002は、対応する開いているアプリケーションの画像5008に、完全に重ね合わせて表示される。
【0162】
図5Tは、画像5008の少なくともサブセットが、対応するアプリケーションに関する状態印を含むことを示す。この実施例では、地図アプリケーション画像5008-6は、対応する地図アプリケーション内で、特定の機構(例えば、GPS追跡機能)がアクティブ化されていることを示す、コンパスアイコン5010-1を含む。一部の実施形態では、開いているアプリケーションのアイコン(例えば、5002)が、状態印を含み得る。
【0163】
図5U及び
図5Vは、アプリケーション終了モードを含む、例示的なユーザインタフェースを示す。
図5Uでは、画像のうちの1つ(例えば、5008-12)が、揺れ動くアニメーションで表示される。更には、画像5008-12は、アプリケーション終了アイコン5012-2を含む。画像5008-12は、(例えば、指タップジェスチャによって)選択されると、表示されている画像のセットから、画像5008-12を除去して、対応するアプリケーション(例えば、ウェブブラウザアプリケーション)を閉じる。その後、
図5Vに示されるように、残りの画像(例えば、5008-10、5008-11、5008-13~5008-18)及び新たな画像(例えば、5008-19)が表示される。このアプリケーション終了アイコンは、
図5G~
図5Iを参照して上述されたようなアプリケーション終了モードに類似する方式で動作する。
【0164】
図5W及び
図5Xは、開いているアプリケーションのアイコンと検索アイコン5004との同時表示を含む、例示的なユーザインタフェースを示す。
図5Wでは、接触521が、タッチスクリーン112上の、検索アイコン5104に対応する場所で検出される。
図5Xは、検索アイコン5104に対応する場所での接触521の検出に応じて、キーボード5014が、タッチスクリーン112上に表示されることを示す。一部の実施形態では、検索アイコン5104及びキーボード5014は、開いているアプリケーションのアイコン5002の少なくともサブセット(例えば、
図5Xのアプリケーションアイコン5002)と同時に、タッチスクリーン112上に表示される。一部の実施形態では、同時に表示されるアプリケーションアイコンは、検索語(単数又は複数)に一致するアプリケーションに対応する。一部の実施形態では、検索アイコン5104及びキーボード5014は、アプリケーション(例えば、検索語(単数又は複数)に一致するアプリケーション)のリストと同時に表示される。
【0165】
図5Yは、多機能デバイス100の回転を示す。この多機能デバイス100の回転の検出に応じて、開いているアプリケーションのアイコン5002は、回転及び再構成される。一部の実施形態では、横表示モードで表示されるアプリケーションアイコンの数(例えば、2×4、2×5など)は、縦表示モードで表示されるアプリケーションアイコンの数(例えば、3×3、4×3、4×2など)とは異なる。
【0166】
図5Z又は
図5AAは、ユーザ選択情報を表示するための、ジェスチャを示す。
図5Zでは、ジェスチャ523(例えば、スワイプダウンジェスチャ)が、ディスプレイの上縁部から、タッチスクリーン112上で検出される。
図5AAは、ジェスチャ523の検出に応じて、ユーザ選択情報を含む例示的なユーザインタフェースが表示されることを示す。このユーザ選択情報のユーザインタフェースは、例えば、ユーザ選択可能アイコン(例えば、完了アイコン5020)、ユーザ選択情報(例えば、地域の天候5016)、及び最近の電子通知(例えば、新しい電子メール5018-1及び今後のイベント5018-2)を含む。一部の実施形態では、通知パネル5021が表示され、ユーザ選択可能アイコン(例えば、完了アイコン5020)、ユーザ選択情報(例えば、地域の天候5016)、及び最近の電子通知(例えば、新しい電子メール5018-1及び今後のイベント5018-2)は、この通知パネル5021内に表示される。
【0167】
一部の実施形態では、通知パネル5021は、タッチスクリーン112の一部分の上に表示される。一部の実施形態では、通知パネル5021は、タッチスクリーン112の全体未満(例えば、少なくとも80%又は90%であるが、100%未満)を占有する。一部の実施形態では、通知パネル5021の少なくとも1つの縁部は、タッチスクリーン112の縁部に接触しており、かつ/又は、タッチスクリーン112の縁部にドッキングされているように見える。一部の実施形態では、通知パネル5021は、タッチスクリーン112の縁部には接触しない(例えば、ホーム画面5001の諸部分は、通知パネル5021の全ての側方で可視である)。一部の実施形態では、ホーム画面5001(例えば、ホーム画面の背景画像、及び/又はホーム画面内に表示されたアイコン)は、通知パネル5021が占有していないタッチスクリーン112の諸部分で可視となる。一部の実施形態では、通知パネル5021が表示される場合に可視となる、ホーム画面5001の諸部分は、通知パネル5021が表示される場合に、不鮮明化されるか、陰影表示されるか、又は他の方式で視覚的に不明瞭化される。一部の実施形態では、通知パネル5021がタッチスクリーン112の全体未満を占有する場合、通知パネル5021によって占有されない区域は、空白である(例えば、ホーム画面5001のグラフィック、アイコン、壁紙などは、それらの区域内には表示されない)。
【0168】
図5BB及び
図5CCは、開いているアプリケーションの画像の三次元スタックを含む、例示的なユーザインタフェースを示す。
図5BBでは、開いているアプリケーションの画像は、ディスプレイ上で後方に延びる、三次元スタック内に表示される。例えば、直近に使用された開いているアプリケーションの画像(例えば、5008-10)は、最前面に表示され、2番目に最近使用された開いているアプリケーションの画像(例えば、5008-11)は、直近に使用されたアプリケーション(例えば、5008-10)の真後ろに表示される、などとなる。一部の実施形態では、スワイプジェスチャによって、それらの画像をスクロールさせることができ、タップジェスチャによって、対応するアプリケーションを選択することができる。
図5BBでは、ジェスチャ533(例えば、タップジェスチャ)が、開いているアプリケーション(例えば、メールアプリケーション)のそれぞれの画像に対応する場所で検出される。これに応じて、
図5CCに示されるように、メールアプリケーションビューが表示される。
【0169】
図5CC~
図5HHは、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
図5CCは、電子メールアプリケーション(例えば、メール)に関するメールアプリケーションビュー5004-4を示す。
図5CCでは、メールアプリケーションビュー5004-4は、ウェブページへのリンク5020-1を含む、電子メールテキストを含む。ジェスチャ525(例えば、タップジェスチャ)が、タッチスクリーン112上の、リンク5020-1に対応する場所で検出される。
【0170】
図5DDでは、リンク5020-1に対応する場所でのジェスチャ525の検出に応じて、対応するウェブページが、ウェブブラウザアプリケーションビュー5004-2内に表示される。
図5DDはまた、入力527(例えば、ホームボタン204上でのシングルクリック又はダブルクリック)が検出されることも示す。
【0171】
図5EEは、入力527の検出に応じて、ホーム画面5001の一部分、ウェブブラウザアプリケーションビュー5008-12、及びメールアプリケーションビュー5008-10の一部分が表示されることを示す。
図5EEはまた、メールアプリケーションの画像5008-10に対応する場所で、タップジェスチャ535を検出することができることも示す。タップジェスチャ535の検出に応じて、(
図5CCに示されるような)メールアプリケーションビュー5004-4が、いずれの他のアプリケーションビューも同時に表示することなく、表示されることになる。
図5EEはまた、タッチスクリーン上の、メールアプリケーションビュー5008-10に対応する場所で、スワイプジェスチャ529を検出することができることも示し、
図5FFでは、スワイプジェスチャ529の検出に応じて、アプリケーションビュー(例えば、5008-10及び5008-12)がスクロールされ、地図アプリケーションビュー5008-6の一部分が表示される。
【0172】
図5FFでは、地図アプリケーションビュー5008-6に対応する場所で、ジェスチャ531(例えば、タップジェスチャ)が検出されると、これに応じて、
図5GGに示されるように、地図アプリケーションビューが表示される。
【0173】
図5FFでは、ホーム画面5001に対応する場所で、ジェスチャ533(例えば、タップジェスチャ)が検出されると、これに応じて、
図5HHに示されるように、ホーム画面5001が表示される。
【0174】
図5II~
図5ZZは、一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
図5II~
図5ZZでは、同時に開いているアプリケーションは、ウェブブラウザアプリケーション、メールアプリケーション、地図アプリケーション、電話アプリケーション、ブックマークアプリケーション、ドキュメントアプリケーション、連絡先アプリケーション、レーシングアプリケーション、メモアプリケーション、数独(登録商標)アプリケーション、及びカレンダーアプリケーションを(一部の実施形態では、使用の最新性の順序で)含むことが想定される。
【0175】
図5IIは、タッチスクリーン112上の場所539-1から開始される、スワイプジェスチャを示す。
図5IIでは、場所539-1は、タッチスクリーン112の縁部に対応する。あるいは、スワイプジェスチャ551が、タッチスクリーン112上で検出される。本明細書で使用するとき、タッチスクリーン112の縁部から開始されるスワイプジェスチャは、エッジスワイプと呼ばれ(例えば、場所539-1から開始されるスワイプジェスチャ)、タッチスクリーン112の縁部上の場所以外の場所から開始されるスワイプジェスチャは、非エッジスワイプと呼ばれる(例えば、ジェスチャ541)。
【0176】
図5JJ及び
図5KKは、場所539-1から開始されるスワイプジェスチャ(
図5II)の検出に応じて表示される、アニメーションを示す。しかしながら、一部の実施形態では、
図5JJ及び
図5KKに示されるアニメーションは、非エッジスワイプジェスチャ(例えば、
図5IIでのジェスチャ541)の検出に応じて表示される。一部の他の実施形態では、非エッジスワイプジェスチャ(例えば、
図5IIでの水平のジェスチャ541)は、ホーム画面の次のページへのスクロール、又は
図5IIには示されない1つ以上のアプリケーションアイコンを含む、アプリケーション起動パッド(図示せず)へのスクロールを開始させる。
【0177】
図5JJでは、場所539-1から開始されるスワイプジェスチャ(
図5II)の検出に応じて、
図5IIに示されたアプリケーションアイコンがクラスタ化される。一部の実施形態では、
図5JJに示されるように、アプリケーションアイコンに関するラベルが除去される(例えば、天候アプリケーションアイコンに関するラベル「天候」が除去される)。場所539-1から開始されるスワイプジェスチャは、場所539-2を通過するタッチの移動を含む。同時に、開いているアプリケーション(例えば、ウェブブラウザアプリケーション)の画像5008-12が、タッチスクリーン112上にスクロールされて入る。
図5JJはまた、ウェブブラウザアプリケーションに対応するアプリケーションアイコン5002-37が、タッチスクリーン112上にスクロールされて入ることも示す。
【0178】
図5KKは、
図5IIに示されたアプリケーションアイコンが、更にサイズを縮小され、開いているアプリケーション(例えば、ウェブブラウザアプリケーション)の画像5008-12が、タッチスクリーン112上で更にスクロールされることを示す。同時に、開いているアプリケーション(例えば、メールアプリケーション)の画像5008-10の一部分が、タッチスクリーン112上にスクロールされて入る。
図5KKはまた、アプリケーションアイコン5002-37が、タッチスクリーン112上で更にスクロールされ、メールアプリケーションに対応するアプリケーションアイコン5002-36が、タッチスクリーン112上に、同時にスクロールされて入ることも示す。
図5KKでは、ディスプレイユーザインタフェースは、
図5W及び
図5Xに関して上述された、検索アイコン5104を含む。
【0179】
図5JJ及び
図5KKは、開いているアプリケーションのアイコン(例えば、5002-37及び5002-36)が、開いているアプリケーションの画像(例えば、5008-12及び5008-10)と同時にスクロールされて入ることを示すが、一部の実施形態では、開いているアプリケーションのアイコンを表示するタイミングは、開いているアプリケーションの画像を表示することと同時ではない。例えば、一部の実施形態では、開いているアプリケーションのアイコンは、開いているアプリケーションの画像のスクロールに続いて表示される。
【0180】
図5KKでは、タッチスクリーン112上で、タップジェスチャが検出される。一実施例では、タップジェスチャ545が、メールアプリケーションの画像5008-10上で検出され、これに応じて、メールアプリケーションに関するアプリケーションビュー5004-4が表示される(例えば、
図5CC)。別の実施例では、タップジェスチャ547が、メールアプリケーションに関するアイコン5002-36上で検出され、これに応じて、メールアプリケーションに関するアプリケーションビュー5004-4が表示される(例えば、
図5CC)。あるいは、タップジェスチャ541が、ウェブブラウザアプリケーションの画像5008-12上で検出され、これに応じて、ウェブブラウザアプリケーションに関するアプリケーションビュー5004-2が表示される(例えば、
図5LL)。更に別の実施例では、タップジェスチャ543が、ウェブブラウザアプリケーションに関するアイコン5002-37上で検出され、これに応じて、ウェブブラウザアプリケーションに関するアプリケーションビュー5004-2が表示される(例えば、
図5LL)。
【0181】
図5LLは、ウェブブラウザアプリケーションに関するアプリケーションビュー5004-2を示す。一部の実施形態では、アプリケーションビュー5004-2は、
図5KKでのタップジェスチャ541又はタップジェスチャ543の検出に応じて表示される。
図5LLはまた、場所549-1から開始されるスワイプジェスチャが、タッチスクリーン112上で検出されることも示す。あるいは、スワイプジェスチャ551が、タッチスクリーン112上で検出される。
【0182】
図5MM及び
図5NNは、場所549-1から開始されるスワイプジェスチャ(
図5LL)の検出に応じて表示される、アニメーションを示す。しかしながら、一部の実施形態では、
図5MM及び
図5NNに示されるアニメーションは、非エッジスワイプジェスチャ(例えば、
図5LLでのジェスチャ551)の検出に応じて表示される。一部の他の実施形態では、非エッジスワイプジェスチャ(例えば、
図5LLでの水平のジェスチャ551)は、表示されているアプリケーションによってサポートされる動作(例えば、表示されているアプリケーション内の次のページへのスクロール、図示せず)を開始させる。あるいは、表示されているアプリケーションが、検出された非エッジスワイプジェスチャをサポートしない場合には、非エッジスワイプジェスチャは無視される。
【0183】
図5MMでは、場所549-1から開始されるスワイプジェスチャ(
図5LL)の検出に応じて、
図5LLに示されたアプリケーションビュー5004-2のサイズが縮小される。場所549-1から開始されるスワイプジェスチャは、場所549-2を通過するタッチの移動を含む。同時に、開いているアプリケーション(例えば、メールアプリケーション)の画像5008-10が、タッチスクリーン112上にスクロールされて入る。
図5MMはまた、メールアプリケーションに対応するアプリケーションアイコン5002-36が、タッチスクリーン112上にスクロールされて入ることも示す。
【0184】
図5NNは、
図5MMに示されるアプリケーションビュー5004-2が、更にサイズを縮小され、開いているアプリケーション(例えば、メールアプリケーション)の画像5008-10が、タッチスクリーン112上で更にスクロールされることを示す。更には、開いているアプリケーションのアイコン(例えば、地図アプリケーション)の画像5008-6の一部分が、タッチスクリーン112上にスクロールされて入る。
図5NNはまた、アプリケーションアイコン5002-36が、タッチスクリーン112上で更にスクロールされ、地図アプリケーションに対応するアプリケーションアイコン5002-27が、タッチスクリーン112上に、同時にスクロールされて入ることも示す。ウェブブラウザアプリケーションに対応するアプリケーションアイコン5002-37もまた、
図5NNで表示される。一部の実施形態では、開いているアプリケーションの画像のうちの1つ(例えば、5008-12)は、直近に使用されたアプリケーションに対応する。一部の実施形態では、開いているアプリケーションの画像のうちの1つ(例えば、5008-10)は、2番目に最近使用されたアプリケーションに対応する。一部の実施形態では、開いているアプリケーションの画像のうちの1つ(例えば、5008-6)は、3番目に最近使用されたアプリケーションに対応する。換言すれば、一部の実施形態では、開いているアプリケーションの表示画像は、直近に使用された複数のアプリケーションに対応する。
【0185】
図5MM及び
図5NNは、開いているアプリケーションのアイコン(例えば、5002-36及び5002-27)が、開いているアプリケーションの画像(例えば、5008-10及び5008-6)と同時にスクロールされることを示すが、一部の実施形態では、開いているアプリケーションのアイコンを表示するタイミングは、開いているアプリケーションの画像を表示することと同時ではない。例えば、一部の実施形態では、開いているアプリケーションのアイコンは、開いているアプリケーションの画像のスクロールに続いて表示される。
【0186】
図5NNでは、タッチスクリーン112上で、タップジェスチャが検出される。一実施例では、タップジェスチャ553が、ウェブブラウザアプリケーションの画像5008-12上で検出され、これに応じて、ウェブブラウザアプリケーションに関するアプリケーションビュー5004-2が表示される(例えば、
図5LL)。別の実施例では、タップジェスチャ555が、ウェブブラウザアプリケーションに関するアイコン5002-37上で検出され、これに応じて、ウェブブラウザアプリケーションに関するアプリケーションビュー5004-2が表示される(例えば、
図5LL)。あるいは、タップジェスチャ557が、メールアプリケーションの画像5008-10上で検出され、これに応じて、メールアプリケーションに関するアプリケーションビュー5004-4が表示される(例えば、
図5CC)。更に別の実施例では、タップジェスチャ559が、メールアプリケーションに関するアイコン5002-36上で検出され、これに応じて、メールアプリケーションに関するアプリケーションビュー5004-4が表示される(例えば、
図5CC)。一実施例では、タップジェスチャ561が、地図アプリケーションに関する画像5008-6又はアイコン5002-27上で検出される場合、これに応じて、地図アプリケーションに関するアプリケーションビュー5004-1が表示される(例えば、
図5B)。
【0187】
図5NNはまた、開いているアプリケーションの画像のうちの1つ(例えば、画像5008-6)に対応する場所で、スワイプジェスチャ565が検出されることも示す。一部の実施形態では、スワイプジェスチャ565は、開いているアプリケーションの表示画像を包囲する区域(例えば、画像5008-10と画像5008-6との間の区域)に対応する場所で検出される。
【0188】
図5OOでは、スワイプジェスチャ565(
図5NN)の検出に応じて、画像5008-12、5008-10、及び5008-6がスクロールされることにより、画像5008-12が、スクロールされてタッチスクリーン112から消え、画像5008-11の一部分が、スクロールされてタッチスクリーン112上に入る。アイコン5002-37、5002-36、及び5002-27が、同時にスクロールされることにより、アイコン5002-37が、スクロールされてタッチスクリーン112から消え、アイコン5002-35が、スクロールされてタッチスクリーン112上に入る。
【0189】
図5PPは、スワイプジェスチャ565の検出に応じて表示される、代替的なユーザインタフェースを示す。
図5PPでは、スワイプジェスチャ565(
図5NN)の検出に応じて、
図5OOに示されるように、画像5008-12、5008-10、及び5008-6がスクロールされることにより、画像5008-12が、スクロールされてタッチスクリーン112から消え、画像5008-11の一部分が、スクロールされてタッチスクリーン112上に入る。
図5PPでは、アイコン5002-37、5002-36、及び5002-27が、同時にスクロールされ、アイコン5002-35及び5002-13が、スクロールされてタッチスクリーン112上に入ると共に、アイコン5002-37、5002-36、及び5002-27は、タッチスクリーン112上に留まる。
【0190】
上記の
図5NN~
図5PPで示されるように、一部の実施形態では、開いているアプリケーションの表示画像を包囲する区域に対応する場所でのスワイプジェスチャ565(
図5NN)は、開いているアプリケーションの画像を、1つの画像ずつスクロールさせることを開始させる。一部の実施形態では、
図5OOに示されるように、スワイプジェスチャ565はまた、開いているアプリケーションのアイコンを、1つのアイコンずつスクロールさせることも開始させる。一部の実施形態では、開いているアプリケーションの表示画像を包囲する区域に対応する場所で検出される、別のスワイプジェスチャは、開いているアプリケーションの画像を、1つの画像ずつスクロールさせ、開いているアプリケーションのアイコンを、1つのアイコンずつスクロールさせることを開始させる。
【0191】
一部の実施形態では、
図5PPに示されるように、表示される開いているアプリケーションのアイコンの数が、(例えば、3つから5つに)増大されることにより、表示される開いているアプリケーションのアイコンは、開いているアプリケーションの表示画像に対応する開いているアプリケーションのアイコン(例えば、アイコン5002-36、5002-27、及び5002-35)、開いているアプリケーションの表示画像に対応する開いているアプリケーションよりも最近に使用された開いているアプリケーションに対応する、第1の開いているアプリケーションのアイコン(例えば、アイコン5002-37)、及び開いているアプリケーションの表示画像に対応する開いているアプリケーションよりも前に使用された開いているアプリケーションに対応する、第2の開いているアプリケーションのアイコン(例えば、アイコン5002-13)を含む。例えば、一部の実施形態では、表示される開いているアプリケーションのアイコンは、直近に使用された5つのアプリケーションに対応する。一部の実施形態では、開いているアプリケーションの表示画像を包囲する区域に対応する場所で検出される、別のスワイプジェスチャは、開いているアプリケーションの画像を、1つの画像ずつスクロールさせ、開いているアプリケーションのアイコンを、1つのアイコンずつスクロールさせることを開始させる。
【0192】
図5QQは、
図5NNに示されるユーザインタフェースと同等のユーザインタフェースを示す。
図5QQでは、開いているアプリケーションのアイコンのうちの1つ(例えば、アイコン5002-27)に対応する場所で、スワイプジェスチャ567が検出される。一部の実施形態では、スワイプジェスチャ567は、表示される開いているアプリケーションのアイコンを包囲する区域(例えば、アイコン5002-36とアイコン5002-27との間の区域)に対応する場所で検出される。
【0193】
図5RRでは、スワイプジェスチャ567(
図5QQ)の検出に応じて、アイコン5002-37、5002-36、及び5002-27(
図5QQ)がスクロールされることにより、アイコン5002-37、5002-36、及び5002-27は、スクロールされてタッチスクリーン112から消え、アイコン5002-35、5002-13、及び5002-14が、スクロールされてタッチスクリーン112上に入る。画像5008-12、5008-10、及び5008-6(
図5QQ)が、同時にスクロールされてタッチスクリーン112から消え、画像5008-11、5008-13、及び5008-14が、スクロールされてタッチスクリーン112上に入る。
【0194】
図5SSは、スワイプジェスチャ567の検出に応じて表示される、代替的なユーザインタフェースを示す。
図5SSでは、スワイプジェスチャ567(
図5QQ)の検出に応じて、
図5RRに示されるように、画像5008-12、5008-10、及び5008-6(
図5QQ)がスクロールされてタッチスクリーン112から消え、画像5008-11、5008-13、及び5008-14が、スクロールされてタッチスクリーン112上に入る。
図5SSでは、アイコン5002-37、5002-36、及び5002-27(
図5QQ)がスクロールされることにより、アイコン5002-37及び5002-36は、スクロールされてタッチスクリーン112から消え、アイコン5002-27は、タッチスクリーン112上に留まる。更には、アイコン5002-35、5002-13、5002-14、及び5002-15が、スクロールされてタッチスクリーン112上に入る。
【0195】
上記の
図5QQ~
図5SSに示されるように、表示される開いているアプリケーションのアイコンを包囲する区域に対応する場所で検出されるスワイプジェスチャ567(
図5QQ)は、開いているアプリケーションのアイコンを、開いているアプリケーションのアイコンのグループごとにスクロールさせることを開始させる。比較すると、上述のように、開いているアプリケーションの画像を包囲する区域に対応する場所で検出されるスワイプジェスチャ(例えば、
図5NNでのジェスチャ565)は、開いているアプリケーションのアイコンを、1つのアイコンずつスクロールさせることを開始させる。それゆえ、第1の数の開いているアプリケーションの画像、及び第1の数とは異なる第2の数の開いているアプリケーションのアイコンを表示することにより、ユーザは、同時に開いているアプリケーションを、迅速にナビゲートして移動することが可能となる。例えば、ユーザは、開いているアプリケーションのアイコン上でのスワイプジェスチャを使用して、同時に開いているアプリケーションに素早く目を通すことができる。あるいは、ユーザは、開いているアプリケーションの画像上でのスワイプジェスチャでスクロールさせることによって、同時に開いているアプリケーションに1つずつ目を通すことができる。
【0196】
一部の実施形態では、
図5QQ、
図5RRに示されるように、スワイプジェスチャ567(
図5QQ)は、全ての開いているアプリケーションのアイコンを置き換える(例えば、3つの開いているアプリケーションのアイコンが除去され、次の3つの開いているアプリケーションのアイコンが、それらの使用の最新性に基づいて表示される)ように、開いているアプリケーションのアイコンをスクロールさせることを開始させる。一部の実施形態では、
図5SSに示されるように、スワイプジェスチャ567の検出の前に表示されていた、開いているアプリケーションのアイコンのうちの1つ(例えば、
図5QQでの地図アプリケーションアイコン5002-27)が、タッチスクリーン112上に留まることにより、
図5QQに示される開いているアプリケーションのアイコンと、
図5SSに示される開いているアプリケーションのアイコンとの関係性に関する、手掛りが提供される。
【0197】
図5SSはまた、開いているアプリケーションの画像のうちの1つ(例えば、画像5002-14)に対応する場所で、スワイプジェスチャ569が検出されることも示す。一部の実施形態では、スワイプジェスチャ569は、表示される開いているアプリケーションのアイコンを包囲する区域に対応する場所で検出される。
【0198】
図5TTでは、スワイプジェスチャ569(
図5SS)の検出に応じて、(
図5SSでの)アイコン5002-27、5002-35、5002-13、5002-14、及び5002-15がスクロールされることにより、アイコン5002-27、5002-35、5002-13、及び5002-14は、スクロールされてタッチスクリーン112から消え、アイコン5002-15は、タッチスクリーン112上に留まる。更には、アイコン5002-16、5002-17、5002-18、及び5002-19が、スクロールされてタッチスクリーン112上に入る。更には、画像5008-11、5008-13、及び5008-14が、同時にスクロールされてタッチスクリーン112から消え、画像5008-16、5008-17、及び5008-18が、スクロールされてタッチスクリーン112上に入る。
図5SSに示される「連絡先」アプリケーションアイコン5002-15が、ジェスチャ569の後もタッチスクリーン112上に留まる(
図5TT)ことにより、
図5SSに示される開いているアプリケーションのアイコンと、
図5TTに示される開いているアプリケーションのアイコンとの関係性に関する、手掛りが提供される。
【0199】
あるいは、スワイプジェスチャ569(
図5SS)の検出に応じて、一部の実施形態では、アイコン5002-27、5002-35、5002-13、5002-14、及び5002-15(
図5SS)がスクロールされることにより、アイコン5002-27、5002-35、及び5002-13は、スクロールされてタッチスクリーン112から消え、アイコン5002-14及び5002-15は、タッチスクリーン112上に留まる(図示せず)。更には、アイコン5002-16、5002-17、及び5002-18が、スクロールされてタッチスクリーン112上に入る(図示せず)。アプリケーションアイコン5002-15、5002-16、及び5002-17に対応する、開いているアプリケーションの画像が、同時に表示される(図示せず)。画像5008-11、5008-13、及び5008-14(
図5SS)を、アプリケーションアイコン5002-15、5002-16、及び5002-17に対応する画像と置き換えることによって、開いているアプリケーションのアイコン5002-35、5002-13、5002-14、5002-15、5002-16、及び5002-17に対応する、開いているアプリケーションの画像は、開いているアプリケーションのアイコン5002-35、5002-13、5002-14、5002-15、5002-16、及び5002-17のうちのいずれに関する画像も省略することなく、表示される。比較すると、
図5SSから
図5TTへの移行では、開いているアプリケーションのアイコン5002-15に対応する、開いているアプリケーションの画像は、(例えば、開いているアプリケーションのアイコン5002-15に対応する、開いているアプリケーションの画像を、スクロールさせて移動させることによって)スキップされるか、又は表示されない(例えば、開いているアプリケーションのアイコン5002-15に対応する、開いているアプリケーションの画像を表示することは、放棄される)。
【0200】
図5UUは、スワイプジェスチャ569の検出に応じて表示される、代替的なユーザインタフェースを示す。
図5UUでは、(
図5SSでの)アイコン5002-27、5002-35、5002-13、5002-14、及び5002-15は、スクロールされてタッチスクリーン112から消え、アイコン5002-16、5002-17、5002-18、及び5002-19が、スクロールされてタッチスクリーン112上に入る。更には、画像5008-11、5008-13、及び5008-14が、同時にスクロールされてタッチスクリーン112から消え、画像5008-17、5008-18、及び5008-19が、スクロールされてタッチスクリーン112上に入る。
図5UUに示される開いているアプリケーションのアイコンと、
図5SSに示される開いているアプリケーションのアイコンとは、共通の開いているアプリケーションのアイコンを有さないことにより、開いているアプリケーションのアイコンを移動する、より速いナビゲーションが可能となる。一部の実施形態では、
図5SSから
図5UUへの移行では、開いているアプリケーションのアイコン5002-15に対応する、開いているアプリケーションの画像は、(例えば、開いているアプリケーションのアイコン5002-15に対応する、開いているアプリケーションの画像を、スクロールさせて移動させることによって)スキップされるか、又は表示されない(例えば、開いているアプリケーションのアイコン5002-15に対応する、開いているアプリケーションの画像を表示することは、放棄される)。
【0201】
図5VVは、ジェスチャ571(例えば、タップジェスチャ)が、検索アイコン5104に対応する場所で検出されることを示す。
【0202】
図5WWでは、キーボード5014を含む検索入力ユーザインタフェースが、ジェスチャ571(
図5VV)に応じて表示される。
図5WWに示されるように、一部の実施形態では、キーボード5014は、ジェスチャ571の検出の前に表示されている、ユーザインタフェースの上に表示される。
図5WWはまた、ジェスチャ573(例えば、タップジェスチャ)が、キーボード5014上の文字「O」に対応する場所で検出されることも示す。
【0203】
図5XXは、ジェスチャ571の検出に応じて表示される、代替的なユーザインタフェースを示す。ジェスチャ571の検出に応じて、開いているアプリケーションの表示画像(例えば、画像5008-17、5008-18、及び5008-19)及び開いているアプリケーションのアイコン(例えば、アイコン5002-16、5002-17、5002-18、及び5002-19)が、上にスクロールされる。一部の実施形態では、開いているアプリケーションの表示画像及び開いているアプリケーションのアイコンが、上にスクロールされることにより、開いているアプリケーションの表示画像及び開いているアプリケーションのアイコンは、検索入力ユーザインタフェース(例えば、キーボード5014)と重なり合わない。あるいは、開いているアプリケーションの画像及び同時に開いているアプリケーション(例えば、画像5008及びアイコン5002)は、開いているアプリケーションの表示画像及び開いているアプリケーションのアイコンが、検索入力ユーザインタフェース(例えば、キーボード5014)と重なり合わないように、ジェスチャ571の検出の前に位置決めされている。
【0204】
図5XXはまた、ジェスチャ573(例えば、タップジェスチャ)が、キーボード5014上の文字「O」に対応する場所で検出されることも示す。
【0205】
図5YYは、ジェスチャ573(
図5WW又は
図5XX)の検出に応じて、検索アイコン5014が、受け取った入力、すなわち、文字「O」を表示するように更新されることを示す。更には、ジェスチャ573に応じて、従前の開いているアプリケーションの表示画像及び開いているアプリケーションのアイコン(例えば、画像5008-17、5008-18、及び5008-19、並びにアイコン5002-16、5002-17、5002-18、及び5002-19)は、受け取った入力に一致する開いているアプリケーション(例えば、文字「O」を含むアプリケーション名を有する、開いているアプリケーション)のうちの少なくとも一部に関する、開いているアプリケーションのアイコン、及び受け取った入力に一致する開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に関する画像と置き換えられる。
図5YYでは、アプリケーション名「Phone」、「Bookmark」、「Document」、「Contacts」、及び「Notes」に関する、開いているアプリケーションのアイコンが表示される。更には、「Bookmark」、「Document」、及び「Contact」に関する画像が表示される。
図5YYでは、これらの画像は、中央に表示された既定数(例えば、3つ)の、開いているアプリケーションのアイコンに対応する。一部の他の実施形態では、既定数の左端の開いているアプリケーションのアイコン(例えば、「Phone」、「Bookmark」、及び「Document」)又は右端の開いているアプリケーションのアイコン(例えば、「Document」、「Contacts」、及び「Notes」)に対応する、開いているアプリケーションの画像を表示することができる。
【0206】
図5YYはまた、ジェスチャ575(例えば、タップジェスチャ)が、キーボード5014上の文字「N」に対応する場所で検出されることも示す。
【0207】
図5ZZは、ジェスチャ575(
図5YY)の検出に応じて、検索アイコン5014が、受け取った入力、すなわち、文字「ON」を表示するように更新されることを示す。更には、ジェスチャ577に応じて、従前の開いているアプリケーションの表示画像及び開いているアプリケーションのアイコン(例えば、画像5008-13、5008-14、及び5008-15、並びにアイコン5002-35、5002-13、5002-14、5002-15、及び5002-17)は、受け取った入力に一致する開いているアプリケーション(例えば、「ON」を含むアプリケーション名を有する、開いているアプリケーション)のうちの少なくとも一部に関する、開いているアプリケーションのアイコン、及び受け取った入力に一致する開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に関する画像と置き換えられる。
図5ZZでは、アプリケーション名「Phone」及び「Contacts」に関する、開いているアプリケーションのアイコン及び画像が表示される。
【0208】
図5KK及び
図5NN~
図5ZZに示されるユーザインタフェースは、検索アイコン5104を含むが、当業者には、検索アイコン5104を含まない同様のユーザインタフェースを使用することができる点が、理解されるであろう。
【0209】
図5AAA~
図5HHHは、設定アイコン及び他の情報を表示するための、例示的なユーザインタフェースを示す。
【0210】
図5AAAは、複数の(例えば、
図5Aに示されるアプリケーションアイコン5002-21~5002-38に対応する)アプリケーションアイコンを表示する、例示的なユーザインタフェース(例えば、ホーム画面5001)を示す。
図5AAAは、デバイス100によって検出することが可能な、上向きのスワイプジェスチャ570及び571を示す。上向きのスワイプジェスチャ570は、非エッジスワイプである(例えば、タッチスクリーン112「内部」での接触から開始される)。上向きのスワイプジェスチャ571は、エッジスワイプである(例えば、タッチスクリーン112の縁部、並びに/あるいは、デバイス100のタッチ感知部分及びデバイス100の非タッチ感知部分の双方との接触から開始される)。スワイプジェスチャ570及び571は、1つ以上の設定アイコン(及び/又は、他の情報)を、デバイス100上に表示させることができる。一部の実施形態では、スワイプジェスチャ570又は571のうちの一方のみが、1つ以上の設定アイコンを表示させる。一部の実施形態では、スワイプジェスチャ570又はスワイプジェスチャ571のいずれもが、1つ以上の設定アイコンを表示させることができる。
【0211】
図5BBBは、スワイプジェスチャ570又はスワイプジェスチャ571の検出に応じて、1つ以上の設定アイコンを表示する、例示的なユーザインタフェースを示す。
図5BBBに示されるように、設定パネル5024が表示される。一部の実施形態では、設定パネル5024は、タッチスクリーン112の一部分の上に表示される。一部の実施形態では、設定パネル5024は、タッチスクリーン112の全体未満(例えば、少なくとも80%又は90%であるが、100%未満)を占有する。一部の実施形態では、設定パネル5024の少なくとも1つの縁部は、タッチスクリーン112の縁部に接触しており、かつ/又は、タッチスクリーン112の縁部にドッキングされているように見える。一部の実施形態では、設定パネル5024は、タッチスクリーン112の縁部には接触しない(例えば、ホーム画面5001の諸部分は、設定パネル5024の全ての側方で可視である)。一部の実施形態では、ホーム画面5001(例えば、ホーム画面の背景画像、及び/又はホーム画面内に表示されたアイコン)は、設定パネル5024が占有していないタッチスクリーン112の諸部分で可視となる。一部の実施形態では、設定パネル5024が表示される場合に可視となる、ホーム画面5001の諸部分は、設定パネル5024が表示される場合に、不鮮明化されるか、陰影表示されるか、又は他の方式で視覚的に不明瞭化される。一部の実施形態では、設定パネル5024がタッチスクリーン112の全体未満を占有する場合、設定パネル5024によって占有されない区域は、空白である(例えば、ホーム画面5001のグラフィック、アイコン、壁紙などは、それらの区域内には表示されない)。
【0212】
一部の実施形態では、設定パネル5024は、通知パネル5021と実質的に同様に見える。例えば、設定パネル5024及び通知パネルは、同じ若しくは実質的に同様の、背景のグラフィック及び/又は色を使用することができる。一部の実施形態では、設定パネル5024は、通知パネル5021とは実質的に異なるように見える。例えば、設定パネル5024及び通知パネルは、異なる背景のグラフィック及び/又は色を使用することができる。
【0213】
図5BBBでは、設定アイコン(例えば、設定アイコン5022-1~5022-5)が、設定パネル5024内に表示されている。設定アイコンは、例えば、Wi-Fiアイコン5022-1、Bluetoothアイコン5022-2、機内モードアイコン5022-3、おやすみモードアイコン5022-4、及び回転ロックアイコン5022-5を含む。一部の実施形態では、おやすみモードアイコン5022-4は、「おやすみモード」設定が選択されているか又は「オン」である間に、通知(例えば、着信音、可聴式の電子メール通知など)がオフにされる設定に対応する。一部の実施形態では、他の設定アイコンが表示される。一部の実施形態では、設定パネル内に表示される具体的な設定(またそれゆえ、設定アイコン)は、ユーザによって決定される。それゆえ、ユーザは、設定パネル5024内に表示するための、より多くの設定、より少ない設定、又は異なる設定を選択することができる。例えば、「3G」設定に対応する設定アイコン(図示せず)を、回転ロックアイコン5022-5と置き換えることができる。
【0214】
一部の実施形態では、設定アイコン5022-1~5022-5は、「オン/オフ」スイッチである(例えば、それらは、2つの異なる状態のうちの一方を有し得る、設定を表す)。一部の実施形態では、設定アイコン5022-1~5022-5は、その基底となる設定の状態に基づいて、外観が変化する。例えば、設定アイコン5022-1~5022-5は、基底となる設定が「オフ」である場合に、第1の色、形状、又は他の特性を有し得るものであり、基底となる設定が「オン」である場合に、第1のものとは異なる、第2の色、形状、又は他の特性を有し得る。
【0215】
図5BBBでは、設定パネル5024内にはまた、輝度調節制御部5026(例えば、スライダバー)、オーディオ制御アイコン5028(例えば、再生/一時停止、早送り、巻き戻し、停止、音量制御、及び/又はトラック制御)、及びユーザ指定アプリケーションアイコン5030-1~5030-4も表示される。
図5BBBに示されるように、設定アイコン5022-1~5022-5は、設定パネル5024の第1の部分内に表示され、輝度調節制御部5026は、この第1の部分の下の、設定パネル5024の第2の部分内に表示され、オーディオ制御アイコン5028は、この第2の部分の下の、設定パネル5024の第3の部分内に表示され、ユーザ指定アプリケーションアイコン5030-1~5030-4は、この第3の部分の下の、設定パネル5024の第4の部分内に表示される。一部の実施形態は、これらのアイテムを、別の配置構成で表示する。
【0216】
図5CCCは、スワイプジェスチャ570又はスワイプジェスチャ571の検出に応じて、1つ以上の設定アイコンを表示する、別の例示的なユーザインタフェースを示す。
図5CCCでは、設定アイコン5022-1~5022-5、輝度調節制御部5026、オーディオ制御アイコン5028、及びユーザ指定アプリケーションアイコン5030-1~5030-4は、設定パネルなしに、タッチスクリーン112上に表示される。
【0217】
図5DDDは、(例えば、
図5AAAでの)スワイプジェスチャ570又はスワイプジェスチャ571の検出に応じて、1つ以上の設定アイコンを表示する、例示的なユーザインタフェースを示す。
図5DDDに示されるように、設定パネル5024が表示される。一部の実施形態では、設定パネル5024は、タッチスクリーン112の一部分の上に表示される。一部の実施形態では、設定パネル5024は、タッチスクリーン112の全体未満(例えば、少なくとも80%又は90%であるが、100%未満)を占有する。一部の実施形態では、設定パネル5024の少なくとも1つの縁部は、タッチスクリーン112の縁部に接触しており、かつ/又は、タッチスクリーン112の縁部にドッキングされているように見える。一部の実施形態では、設定パネル5024は、タッチスクリーン112の縁部には接触しない(例えば、ホーム画面5001の諸部分は、設定パネル5024の全ての側方で可視である)。一部の実施形態では、ホーム画面5001(例えば、ホーム画面の背景画像、及び/又はホーム画面内に表示されたアイコン)は、設定パネル5024が占有していないタッチスクリーン112の諸部分で可視となる。一部の実施形態では、設定パネル5024が表示される場合に可視となる、ホーム画面5001の諸部分は、設定パネル5024が表示される場合に、不鮮明化されるか、陰影表示されるか、又は他の方式で視覚的に不明瞭化される。一部の実施形態では、設定パネル5024がタッチスクリーン112の全体未満を占有する場合、設定パネル5024によって占有されない区域は、空白である(例えば、ホーム画面5001のグラフィック、アイコン、壁紙などは、それらの区域内には表示されない)。
【0218】
一部の実施形態では、設定パネル5024は、
図5AAに示される通知パネル5021と実質的に同様に見える。例えば、設定パネル5024及び通知パネルは、同じ若しくは実質的に同様の、背景のグラフィック及び/又は色を使用することができる。一部の実施形態では、設定パネル5024は、通知パネル5021とは実質的に異なるように見える。例えば、設定パネル5024及び通知パネルは、異なる背景のグラフィック及び/又は色を使用することができる。
【0219】
図5DDDでは、設定アイコン(例えば、設定アイコン5022-1~5022-5)が、設定パネル5024内に表示されている。設定アイコンは、例えば、Wi-Fiアイコン5022-1、Bluetoothアイコン5022-2、機内モードアイコン5022-3、おやすみモードアイコン5022-4、及び回転ロックアイコン5022-5を含む。一部の実施形態では、おやすみモードアイコン5022-4は、「おやすみモード」設定が選択されているか又は「オン」である間に、通知(例えば、着信音、可聴式の電子メール通知など)がオフにされる設定に対応する。一部の実施形態では、他の設定アイコンが表示される。一部の実施形態では、設定パネル内に表示される具体的な設定(またそれゆえ、設定アイコン)は、ユーザによって決定される。それゆえ、ユーザは、設定パネル5024内に表示するための、より多くの設定、より少ない設定、又は異なる設定を選択することができる。例えば、「3G」設定に対応する設定アイコン(図示せず)を、回転ロックアイコン5022-5と置き換えることができる。
【0220】
一部の実施形態では、設定アイコン5022-1~5022-5は、「オン/オフ」スイッチである(例えば、それらは、2つの異なる状態のうちの一方を有し得る、設定を表す)。一部の実施形態では、設定アイコン5022-1~5022-5は、その基底となる設定の状態に基づいて、外観が変化する。例えば、設定アイコン5022-1~5022-5は、基底となる設定が「オフ」である場合に、第1の色、形状、又は他の特性を有し得るものであり、基底となる設定が「オン」である場合に、第1のものとは異なる、第2の色、形状、又は他の特性を有し得る。
【0221】
図5DDDでは、設定パネル5024内にはまた、輝度調節制御部5026(例えば、スライダバー)、オーディオ制御アイコン5028(例えば、再生/一時停止、早送り、巻き戻し、停止、音量制御、及び/又はトラック制御)、共有状態インジケータアイコン5032及び遠隔メディア制御アイコン5034、並びにユーザ指定アプリケーションアイコン5030-1~5030-4も表示される。
図5DDDに示されるように、設定アイコン5022-1~5022-5は、設定パネル5024の第1の部分内に表示され、輝度調節制御部5026は、この第1の部分の下の、設定パネル5024の第2の部分内に表示され、オーディオ制御アイコン5028は、この第2の部分の下の、設定パネル5024の第3の部分内に表示され、共有状態インジケータアイコン5032及び遠隔メディア制御アイコン5034は、この第3の部分の下の、設定パネル5024の第4の部分内に表示され、ユーザ指定アプリケーションアイコン5030-1~5030-4は、この第4の部分の下の、設定パネル5024の第5の部分内に表示される。一部の実施形態は、これらのアイテムを、別の配置構成で表示する。
【0222】
一部の実施形態では、共有状態インジケータアイコン5032は、アクティブ化されると、共有機能に関する、デバイス100の検出可能性(又は、利用可能性)を変更するための、検出可能性インタフェースを、デバイス100に表示させる。一部の実施形態では、この共有機能により、デバイス100は、デバイス100とは異なる1つ以上のデバイスと、メディアコンテンツを共有することが可能となる。共有機能についての更なる詳細は、2013年6月9日に出願され、「Device,Method,and Graphical User Interface for Sharing Content From a Respective Application」と題された、米国仮出願第____号(代理人整理番号P20003USP1/063266-5898-PR)で説明されている。一部の実施形態では、遠隔メディア制御アイコン5034は、アクティブ化されると、デバイス100とは異なる1つ以上の遠隔デバイスに関する、メディアプレーヤ設定を調節するためのインタフェースを、デバイス100に表示させる。
【0223】
図5EEEは、スワイプジェスチャ570又はスワイプジェスチャ571の検出に応じて、1つ以上の設定アイコンを表示する、別の例示的なユーザインタフェースを示す。
図5EEEでは、設定アイコン5022-1~5022-5、輝度調節制御部5026、オーディオ制御アイコン5028、共有状態インジケータアイコン5032及び遠隔メディア制御アイコン5034、並びにユーザ指定アプリケーションアイコン5030-1~5030-4は、設定パネルなしに、タッチスクリーン112上に表示される。
図5EEEはまた、共有状態インジケータアイコン5032に対応する場所で、ジェスチャ580(例えば、タップジェスチャ)を検出する、デバイス100も示す。
【0224】
図5FFFは、
図5EEEでのジェスチャ580の検出に応じて、タッチスクリーン112上に検出可能性インタフェース5036を表示する、デバイス100を示す。
図5FFFでは、検出可能性インタフェース5036は、共有機能に関する、デバイス100の検出可能性(又は、利用可能性)を調節するための、1つ以上の選択肢を含む。
図5FFFでは、検出可能性インタフェース5036は、アクティブ化されると、デバイス100に共有機能を無効化させる、「オフ」アフォーダンス5038-1、アクティブ化されると、デバイス100を、デバイス100の「共有の範囲」内の連絡先(例えば、デバイス100のユーザに関連付けられるアドレス帳内の連絡先、又は共有機能に関連付けられる連絡先の指定リスト)のみとの共有に関して利用可能にさせる、「連絡先のみ」アフォーダンス5038-2、アクティブ化されると、デバイス100を、デバイス100の「共有の範囲」内の全員(例えば、互換性のある共有機能が、それぞれのデバイス上で有効化されている、全てのユーザ)との共有に関して利用可能にさせる(例えば、デバイス100の利用可能性を広告する)、「全員」アフォーダンス5038-3、及び、アクティブ化されると、デバイス100に検出可能性インタフェース5036を閉じさせる、「キャンセル」アフォーダンス5038-4を含む。一部の実施形態では、「共有の範囲」は、デバイス100の現在のWiFi能力に限定されるか、又は、近距離無線通信に、若しくは共有機能によって指定される無線プロトコルに限定される。
図5FFFはまた、「全員」アフォーダンス5038-3に対応する場所で、ジェスチャ581(例えば、タップジェスチャ)を検出する、デバイス100も示す。
【0225】
図5GGGは、1つ以上の設定アイコンを表示する例示的なユーザインタフェースを表示する、デバイス100を示す。
図5GGGでは、共有状態インジケータアイコン5032は、共有機能が、現在、
図5FFFでの「全員」アフォーダンス5038-3の選択に対応して「全員」の共有モードにあることを示す、テキストを表示している。
図5GGGはまた、遠隔メディア制御アイコン5034に対応する場所で、ジェスチャ582(例えば、タップジェスチャ)を検出する、デバイス100も示す。
【0226】
図5HHHは、
図5GGGでのジェスチャ582の検出に応じて、タッチスクリーン112上に遠隔メディア制御インタフェース5040を表示する、デバイス100を示す。
図5HHHでは、遠隔メディア制御インタフェース5040は、メディアコンテンツを再生させるための複数の遠隔デバイス5042-1、5042-2、5042-3、5042-4から、1つ以上のデバイスを選択するための、制御部(例えば、オン/オフのスイッチ、及び音量スライダ)を含む。
図5HHHでは、遠隔メディア制御インタフェース5040はまた、選択された1つ以上の遠隔デバイス上で再生されるメディアコンテンツを制御するための、主制御部5044(例えば、再生/一時停止、早送り、巻き戻し、停止、音量制御、及び/又はトラック制御)も含む。
【0227】
図6A~
図6Cは、一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法600を示す流れ図である。方法600は、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える、多機能デバイス(例えば、
図3のデバイス300、又は
図1のポータブル多機能デバイス100)で実行される。一部の実施形態では、このディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上に存在する。一部の実施形態では、このディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法600での一部の動作を組み合わせることができ、かつ/又は、一部の動作の順序を変更することができる。
【0228】
以下で説明されるように、方法600は、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、直感的方法を提供する。この方法は、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する際の、ユーザに対する認知負担を軽減することにより、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスに関しては、ユーザが、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、より速く、かつより効率的に選択することが可能となることにより、電力が節約され、バッテリを充電する間隔が増大する。
【0229】
このデバイスは、複数の同時に開いているアプリケーション(例えば、このデバイスは、Safari、iPod、株価、及びiTunesなどの、複数の開いているアプリケーションを有し得る)中の第1のアプリケーションに対応する、第1のアプリケーションビュー(例えば、
図5Bでの地図アプリケーションビュー5004-1)を、タッチ感知ディスプレイ上に表示する(602)。この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも同時に表示することなく、表示される(例えば、
図5Bでは、地図アプリケーションビュー5004-1は、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも同時に表示することなく、表示される)。換言すれば、通常動作モードでは、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの1つに対応する、単一のアプリケーションビューのみが表示される。他の開いているアプリケーション(例えば、Safari、iPod、株価、及びiTunesなどの、他の開いているアプリケーション)は、バックグラウンドで稼働しているか、又は、中断若しくは休止された動作状態にあるものとすることができる。
【0230】
デバイスは、第1の入力(例えば、
図5Bでの入力507)を検出する(604)。一部の実施形態では、この第1の入力は、ホームボタン(例えば、204)上でのシングルタップである。一部の実施形態では、この第1の入力は、ホームボタン(例えば、204)上でのダブルタップである。一部の実施形態では、第1の入力は、3本指ピンチジェスチャ又はスワイプジェスチャなどの、タッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャである。
【0231】
この第1の入力の検出に応じて(606)、デバイスは、以下のアクションを実行する。デバイスは、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、対応するアプリケーションビュー内に表示するために選択するための、アプリケーションビュー選択モードに入る(608)。デバイスは、第1の既定区域(例えば、タッチ感知ディスプレイ上の既定の場所内のストリップ)内に、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、開いているアプリケーションのアイコンの初期グループ(例えば、
図5Cでの、アプリケーションアイコン区域5006内のアプリケーションアイコン5002)を表示する(610)。一部の実施形態では、デバイスは、アプリケーションビュー選択モードから出るまで、この第1の既定区域の表示を、更なる入力(例えば、ホームボタン204上、又はタッチスクリーン112上での、押圧及び保持)なしに維持する。一部の実施形態では、この区域は、開いているアプリケーションのアイコンの直線配列を有する、スクロール可能なストリップとして、それらの開いているアプリケーションのアイコンを表示する(例えば、アプリケーションアイコン区域5006は、
図5E及び
図5Fに示されるように、スクロール可能である)。デバイスは、この第1の既定区域に隣接して、第1のアプリケーションビューの少なくとも一部分を、同時に表示する(612)(例えば、
図5Cでは、地図アプリケーションビュー5004-1の少なくとも一部分、及びアプリケーションアイコン区域5006が、同時に表示される)。この同時表示は、幾つかの利益をもたらす。例えば、この同時表示は、開いているアプリケーションのアイコンを選択している間、第1のアプリケーションビューを維持することによって、コンテキストを提供する。更には、例えば、第1のアプリケーションビュー上をタップすることによって、第1のアプリケーションに戻ること(及び、アプリケーションアイコン区域の表示を停止すること)が容易である。
【0232】
一部の実施形態では、開いているアプリケーションのアイコンの少なくともサブセットは、対応するアプリケーションに関する状態印を含む(
図6Bでの624)。例えば、オーディオアプリケーションアイコンは、そのオーディオアプリケーションアイコン上に、又はその近位に表示される、「録音中」の印(例えば、赤い丸印)を含む。別の実施例では、地図アプリケーションアイコンは、その地図アプリケーションアイコン上に、又はその近位に表示される、「GPSアクティブ」の印(例えば、コンパスの画像)を含む(例えば、画像5008-6がコンパスアイコン5010-1を含む、
図5Sでの類似の実施例を参照)。
【0233】
一部の実施形態では、開いているアプリケーションのアイコンの初期グループは、対応するオーディオアプリケーションが使用中である場合に、オーディオアプリケーションアイコンを含む(626)。例えば、音楽プレーヤアプリケーションが、音楽を再生している場合、開いているアプリケーションのアイコンの初期グループは、対応する音楽プレーヤアプリケーションアイコン(例えば、
図5CでのiPodアプリケーションアイコン5002-38)を常に含む。開いているアプリケーションのアイコンの初期グループの一部として、オーディオアプリケーションアイコンを表示することにより、対応するオーディオアプリケーションの迅速な選択及び表示が容易になる。例えば、オーディオアプリケーションアイコンを表示するために、既定区域内の開いているアプリケーションのアイコンをスクロールさせる必要がない、
【0234】
一部の実施形態では、開いているアプリケーションのアイコンは、第1の既定区域内に、特定の配列順で表示され(628)、この配列順は、対応する開いているアプリケーションに関する使用履歴に従って決定される。例えば、マルチメディアストアアプリケーションのiTunesが最初に使用され、次いで、金融アプリケーションの株価、次いで、音楽アプリケーションのiPod、ウェブブラウザアプリケーションのSafariが使用され、最終的に、地図アプリケーションが、アプリケーションビュー選択モードに入る前に使用された最後のアプリケーションであると想定する。この場合、一部の実施形態では、開いているアプリケーションのアイコンの初期グループは、iTunes、株価、iPod、及びSafariとなる。更には、開いているアプリケーションのアイコンの配列順は、(
図5Cに示されるように)Safari、iPod、株価、及びiTunesとなる。一部の実施形態では、開いているアプリケーションの初期グループのうちの1つに対応する、開いているアプリケーションのアイコンを選択することは、開いているアプリケーションのアイコンの初期グループが表示される配列順を、変更するものではない。例えば、
図5CでのiTunesアプリケーションアイコンを選択して、アプリケーションビュー選択モードに再び入ることは、開いているアプリケーションのアイコンの配列順、Safari、iPod、株価、及びiTunesを変更するものではない。このことは、開いているアプリケーションのアイコンの(ユーザには周知の)従前に提示されている配列順を提供することにより、開いているアプリケーションのアイコンの新たな配置構成を、ユーザが学ぶ必要性が回避されるという利益を有する。このことは、ユーザに対する認知負担を軽減し、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。
【0235】
一部の実施形態では、デバイスは、ディスプレイの既定区域内に、スクロール可能なアイコン(例えば、アプリケーション起動アイコン及び/又はフォルダアイコン)のページ、スクロール可能なアイコンのリスト、又はスクロール可能なアイコンの配列を表示する(例えば、
図5Aでは、アプリケーションアイコン5002-21~5002-34が、スクロール可能なアイコンのページ上に表示される)。デバイスは、ディスプレイの別の異なる既定区域(例えば、ドック区域)内に、固定アイコン(例えば、ユーザによって選択された、頻繁に使用されるか、若しくはお気に入りのアプリケーション起動アイコン及び/又はフォルダアイコン)を、同時に表示する(例えば、アプリケーションアイコン5002-35~5002-38が、ドック区域内の固定アイコンである)。一部の実施形態では、デバイスはまた、入力の検出に応じて(例えば、ホームボタン上でのダブルタップの検出に応じて)、この表示からアプリケーションビュー選択モードに入ることもできる。一部の実施形態では、この入力の検出に応じて、ドック区域内の固定アイコンは、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、開いているアプリケーションのアイコンの初期グループによって置き換えられる。換言すれば、通常動作モードでのドック区域が、アプリケーションビュー選択モードでの、開いているアプリケーションのアイコンを有する第1の既定区域によって置き換えられる。一部の実施形態では、この入力の検出に応じて、スクロール可能なページ及びドック区域上のアプリケーションアイコン(例えば、アプリケーションアイコン5002-21~5002-38)が上にスライドして、それらのアプリケーションアイコンの少なくともサブセットと、開いているアプリケーションのアイコンを含む既定区域とが、
図5Cでのアプリケーションビュー5004-1と既定区域5006との同時表示に類似する方式で、同時に表示される。
【0236】
一部の実施形態では、デバイスは、アプリケーションビュー選択モードの間に、第1の既定区域内に、設定アイコン(例えば、
図5Mでの設定アイコン5102)を表示する(630)。例示的な設定アイコンは、回転ロックアイコン;機内モードアイコン、Wi-Fiアイコン、及び/又はBluetoothアイコンなどの、通信モードアイコン;並びに、再生/一時停止、早送り、巻き戻し、停止、音量制御、及び/又はトラック制御などの、オーディオ制御を含む。
【0237】
一部の実施形態では、開いているアプリケーションに関する設定アイコンが、第1の既定区域内に表示される場合、対応する開いているアプリケーションのアイコンは、第1の既定区域内には表示されない(632)。例えば、音楽プレーヤ制御が、第1の既定区域内に表示される場合、対応する音楽プレーヤアプリケーションアイコンは表示されない(例えば、
図5Lでは、音楽プレーヤ制御5106が、アプリケーションアイコン区域5006-1内に表示される場合、対応する音楽プレーヤアプリケーションアイコン(例えば、iPod)は、アプリケーションアイコン区域5006-1内に表示されない)。
【0238】
一部の実施形態では、デバイスは、オーディオ制御アイコンと、対応するオーディオアプリケーションアイコン以外の開いているアプリケーションのアイコンとを、第1の既定区域内の、それぞれの行内に、同時に表示する(634)(例えば、
図5Lでのアプリケーションアイコン区域5006-1内の、それぞれの行内の、オーディオ制御アイコン5106及び他のアプリケーションアイコン)。
【0239】
一部の実施形態では、第1のアプリケーションビューの少なくとも一部分が、第1の既定区域よりも大きく、かつ第1の既定区域に隣接する、第2の既定区域内に表示される(636)。例えば、
図5Cでは、地図アプリケーションビュー5004-1の一部分が表示される区域は、アプリケーションアイコン区域5006よりも大きく、かつアプリケーションアイコン区域5006に隣接する。
【0240】
一部の実施形態では、開いているアプリケーションのアイコンの第1のセットは、開いているアプリケーションのアイコンの初期グループを含み、その開いているアプリケーションのアイコンの第1のセットが、第1の向きで表示される。デバイスは、第1の向きから第2の向きへの、その多機能デバイスの回転を検出して、開いているアプリケーションのアイコンの第2のセットを、第2の向きで表示する(例えば、
図5N)。開いているアプリケーションのアイコンの初期グループと、開いているアプリケーションのアイコンの第2のセットとは、異なる数の開いているアプリケーションのアイコンを有する(例えば、
図5Nでは、開いているアプリケーションのアイコンの第2のセットは、6つの開いているアプリケーションのアイコンを有するが、その一方で、
図5Cでのアプリケーションの初期グループは、4つの開いているアプリケーションのアイコンを有する)。一部の実施形態では、開いているアプリケーションのアイコンの第2のセットを第2の向きで表示することは、第1の向きの開いているアプリケーションのアイコンの第1のセットを表示することを、停止することを含む。一部の実施形態では、開いているアプリケーションのアイコンの第2のセットを第2の向きで表示することは、第1の向きの開いているアプリケーションのアイコンの第1のセットを、再構成することを含む。
【0241】
デバイスは、第1の既定区域内の、それぞれの開いているアプリケーションのアイコン上でのジェスチャ(例えば、タップジェスチャ)(例えば、
図5Cでの、アプリケーションアイコン5002-37上でのジェスチャ509)を検出する(
図6Aでの614)。このそれぞれの開いているアプリケーションのアイコン上でのジェスチャの検出に応じて(616)、デバイスは、以下のアクションを実行する。デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーション中の対応するアプリケーションに関する、それぞれのアプリケーションビュー(例えば、
図5Dでのブラウザアプリケーションビュー5004-2)を、タッチ感知ディスプレイ上に表示する(618)。それぞれのアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも同時に表示することなく、表示される(例えば、
図5Dでは、ブラウザアプリケーションビュー5004-2は、いずれの他のアプリケーションビューも同時に表示することなく、表示される)。デバイスは、開いているアプリケーションのアイコンを、第1の既定区域内に表示することを停止する(620)(例えば、アプリケーションアイコン区域5006、及びアプリケーションアイコン区域5006内のアプリケーションアイコン5002は、
図5Dでは、もはや表示されない)。デバイスは、アプリケーションビュー選択モードから出る(622)(及び、それぞれのアプリケーションに関する通常動作モードに入る)。
【0242】
一部の実施形態では、アプリケーションビュー選択モードの間に、デバイスは、以下のアクションを実行する(
図6Cでの640)。デバイスは、第1のアプリケーションビューの少なくとも一部分上でのジェスチャ(例えば、タップジェスチャ)を検出する。第1のアプリケーションビューのその部分上でのジェスチャの検出に応じて、デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも同時に表示することなく、タッチ感知ディスプレイ上に、第1のアプリケーションビューを表示して、アプリケーションビュー選択モードから出る(及び、第1のアプリケーションに関する通常動作モードに入る)。例えば、
図5Cで、タッチスクリーン112上の、地図アプリケーションビュー5004-1に対応する場所で、ジェスチャが検出されると、デバイスは、
図5Bに示されるように、アプリケーションアイコン区域5006、又はいずれの他のアプリケーション関するアプリケーションビューも同時に表示することなく、地図アプリケーションビュー5004-1を表示する。
【0243】
一部の実施形態では、この第1の入力の検出に応じて、デバイスは、第1のアプリケーションビューの一部が移動してディスプレイから消え、第1のアプリケーションビューの一部分がディスプレイ上に留まるように、第1のアプリケーションビューをスライドさせる(
図6Cでの638)(例えば、
図5Cでは、地図アプリケーションビュー5004-1の一部分が移動してディスプレイから消え、地図アプリケーションビュー5004-1の一部分がディスプレイ上に留まる)。
【0244】
一部の実施形態では、アプリケーションビュー選択モードの間に、デバイスは、第1の既定区域内でのスクロールジェスチャ(例えば、スワイプジェスチャ)を検出し(642)、このスクロールジェスチャの検出に応じて、第1の既定区域内の複数の同時に開いているアプリケーションのアイコンを、そのスクロールジェスチャに従ってスクロールさせる(例えば、
図5E及び
図5F)。
【0245】
一部の実施形態では、アプリケーションビュー選択モードで、開いているアプリケーションのアイコンの初期グループを表示している間に、デバイスは、以下のアクションのうちの1つを実行する(646)。第1の方向での第1のスクロールジェスチャ(例えば、右から左へのスワイプジェスチャ)が、第1の既定区域内で検出されると、デバイスは、第1の既定区域内に、複数の同時に開いているアプリケーションのアイコン中の、他の開いているアプリケーションのアイコンを表示するようにスクロールさせる(例えば、
図5E及び
図5F)。第1の方向とは反対の、第2の方向での第2のスクロールジェスチャ(例えば、左から右へのスワイプジェスチャ)が、第1の既定区域内で検出されると、デバイスは、第1の既定区域内に設定アイコンを表示するように、スクロールさせる(例えば、
図5L、
図5M)。一部の実施形態では、第1の方向とは異なる、第2の方向での第2のスクロールジェスチャ(例えば、上から下へのスワイプジェスチャ、下から上へのスワイプジェスチャ、又は対角線のスワイプジェスチャ)が、第1の既定区域内で検出されると、デバイスは、第1の既定区域内に設定アイコンを表示するように、スクロールさせる。
【0246】
一部の実施形態では、アプリケーションビュー選択モードの間に、デバイスは、ディスプレイの上縁部から開始する、スワイプダウンジェスチャ(例えば、
図5Zでのジェスチャ523)を検出する(646)。このスワイプダウンジェスチャの検出に応じて、デバイスは、ユーザ選択アイコン(例えば、
図5AAでの完了アイコン5020)を表示し、最近の電子通知のリスト(例えば、新しい電子メール5018-1及び/又は今後のイベント5018-2)、及びユーザ選択情報(例えば、地域の天候情報5016、株価(図示せず)、ニュースの見出し(図示せず)など)のうちの少なくとも1つを表示する。
【0247】
一部の実施形態では、アプリケーションビュー選択モードの間に、デバイスは、以下のアクションを実行する。デバイスは、第1の既定区域内の、開いているアプリケーションのアイコンに対応する場所でのジェスチャ(例えば、
図5Gでの、開いているアプリケーションのアイコン5002-38上での押圧及び保持ジェスチャ513)を検出する(648)。この開いているアプリケーションのアイコンに対応する場所でのジェスチャの検出に応じて、デバイスは、対応するアプリケーションを閉じるための、アプリケーション終了アイコン(例えば、開いているアプリケーションのアイコン上、又はその近位の、「X」アイコン若しくは「-」アイコン5012-1)を表示する。デバイスは、アプリケーション終了アイコンに対応する場所でのジェスチャ(例えば、アプリケーション終了アイコン5012-1上でのタップジェスチャ)を検出する。このアプリケーション終了アイコンに対応する場所でのジェスチャの検出に応じて、デバイスは、対応するアプリケーションを閉じる。換言すれば、デバイスが、対応するアプリケーションの終了/終結を実行することにより、対応するアプリケーションは、開いているアプリケーションであることを停止する。あるいは、アプリケーション終了アイコンを含む、開いているアプリケーションのアイコン上でのタップジェスチャ(例えば、
図5Hでの、開いているアプリケーションのアイコン5002-38上でのジェスチャ515)は、同じ効果を有する。
【0248】
一部の実施形態では、この開いているアプリケーションのアイコンに対応する場所でのジェスチャの検出に応じて、デバイスは、その開いているアプリケーションのアイコンを、その場所で揺れ動かす(650)。一部の実施形態では、この開いているアプリケーションのアイコンに対応する場所でのジェスチャの検出に応じて、デバイスは、他の開いているアプリケーションのアイコンを淡色表示することによって、その開いているアプリケーションのアイコンを視覚的に区別する(例えば、
図5H)。
【0249】
上述のように、方法600を使用して、複数の同時に開いているアプリケーションの中から、表示するための単一のアプリケーションを選択する。また、単一のアプリケーション内の、複数の同時に開いているビューの中から、表示するための単一のビューを選択する(例えば、ブラウザアプリケーション内の複数の同時に開いているウェブページの中から、表示するための1つのウェブページを選択する)ために、類似の方法を使用することもできる。
【0250】
方法600に関して上述されたプロセス(例えば、
図6A、
図6B、及び
図5A~
図5HH)の詳細はまた、以下で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法700、800、900、1000、及び方法1100は、方法600を参照して上述された、様々な方法の特性のうちの1つ以上を含み得る。簡潔性のために、これらの詳細は、以下では繰り返されない。
【0251】
図7は、一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法700を示す流れ図である。方法700は、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える、多機能デバイス(例えば、
図3のデバイス300、又は
図1のポータブル多機能デバイス100)で実行される。一部の実施形態では、このディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上に存在する。一部の実施形態では、このディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法700での一部の動作を組み合わせることができ、かつ/又は、一部の動作の順序を変更することができる。
【0252】
以下で説明されるように、方法700は、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、直感的方法を提供する。この方法は、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する際の、ユーザに対する認知負担を軽減することにより、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスに関しては、ユーザが、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、より速く、かつより効率的に選択することが可能となることにより、電力が節約され、バッテリを充電する間隔が増大する。
【0253】
デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーション中の第1のアプリケーションに対応する、第1のアプリケーションビューを、タッチ感知ディスプレイ上に表示する(702)。この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも同時に表示することなく、表示される(例えば、
図5Bでの地図アプリケーションビュー5004-1)。
【0254】
デバイスは、第1の入力(例えば、
図5Bでの入力507)を検出する(704)。この第1の入力の検出に応じて(706)、デバイスは、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、対応するアプリケーションビュー内に表示するために選択するための、アプリケーションビュー選択モードに入り(708)、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、開いているアプリケーションの画像を、既定区域内に表示する(710)(例えば、
図5BBでは、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する画像5008が表示される)。それらの開いているアプリケーションの画像は、ディスプレイ上で後方に延びる、三次元スタック(例えば、
図5BBでの、画像5008の三次元スタック)内に表示される。
【0255】
一部の実施形態では、これらの開いているアプリケーションの画像は、開いているアプリケーションのアイコンを含む(例えば、
図5Sでの、開いているアプリケーションのアイコン5002を含む画像5008の、類似の実施例を参照)。あるいは、デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、開いているアプリケーションのアイコンを、既定区域内に三次元スタックで表示することができる。
【0256】
一部の実施形態では、三次元スタック内の開いているアプリケーションの画像は、対応する開いているアプリケーションの使用の最新性に少なくとも部分的に基づいて、順序付けされる(712)(例えば、直近に使用された開いているアプリケーションに対応する、開いているアプリケーションの画像が、スタックの前面に表示される一方で、段階的に最近使用されることが少ないアプリケーションが、スタック内で、段階的に更に後退して表示される)。
【0257】
デバイスは、三次元スタック内の、開いているアプリケーションのそれぞれの画像上でのジェスチャ(例えば、
図5BBでの533)を検出する(714)。この開いているアプリケーションのそれぞれの画像上でのジェスチャの検出に応じて(716)、デバイスは、以下のアクションを実行する。デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーション中の対応するアプリケーションに関する、それぞれのアプリケーションビュー(例えば、
図5CCでのメールアプリケーションビュー5004-4)を、タッチ感知ディスプレイ上に表示する(718)。それぞれのアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも同時に表示することなく、表示される(例えば、
図5CCでのメールアプリケーションビュー5004-4)。デバイスは、開いているアプリケーションのアイコンの三次元スタックを表示することを停止して(720)、アプリケーションビュー選択モードから出る(722)。
【0258】
方法700に関して上述されたプロセス(例えば、
図7及び
図5A~
図5HH)の詳細はまた、以下で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法800、900、1000、及び方法1100は、方法700を参照して上述された、様々な方法の特性のうちの1つ以上を含み得る。簡潔性のために、これらの詳細は、以下では繰り返されない。
【0259】
図8A~
図8Cは、一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法800を示す流れ図である。方法800は、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える、多機能デバイス(例えば、
図3のデバイス300、又は
図1のポータブル多機能デバイス100)で実行される。一部の実施形態では、このディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上に存在する。一部の実施形態では、このディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法800での一部の動作を組み合わせることができ、かつ/又は、一部の動作の順序を変更することができる。
【0260】
以下で説明されるように、方法800は、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、直感的方法を提供する。この方法は、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する際の、ユーザに対する認知負担を軽減することにより、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスに関しては、ユーザが、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、より速く、かつより効率的に選択することが可能となることにより、電力が節約され、バッテリを充電する間隔が増大する。
【0261】
デバイスは、タッチ感知ディスプレイ上に、第1のアプリケーションビューを第1のサイズ(例えば、アプリケーションビューの第1のサイズは、タッチ感知ディスプレイの全体、又は実質的に全体(例えば、少なくとも80%又は90%)を占有する)で表示する(802)(例えば、
図5Bでの地図アプリケーションビュー5004-1は、タッチスクリーン112の少なくとも80%を占有する)。この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の第1のアプリケーションに対応し(804)、この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも、第1のサイズで同時に表示することなく、表示される(806)。
【0262】
デバイスは、第1の入力(例えば、
図5Bでの入力507)を検出する(808)。この第1の入力の検出に応じて(810)、デバイスは、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、対応するアプリケーションビュー内に表示するために選択するための、アプリケーションビュー選択モードに入り(812)、開いているアプリケーションの画像(例えば、
図5Rでの開いているアプリケーションの画像5008)を、既定区域内に表示する(814)。典型的には、開いているアプリケーションの画像は、ユーザ選択可能であり、開いているアプリケーションの画像は、(例えば、ジェスチャによって)選択されると、それらのアプリケーションの画像に関連付けられた特定のプロセス(例えば、対応するアプリケーションビューを表示すること)を開始させる。
【0263】
一部の実施形態では、既定区域内の開いているアプリケーションの画像(例えば、
図5Oでの開いているアプリケーションの画像5008)は、単一のスクロール可能な行又は列内に表示される(
図8Bでの826)。一部の実施形態では、既定区域内の開いているアプリケーションの画像(例えば、
図5Rでの開いているアプリケーションの画像5008)は、格子状に表示される(828)。この格子は、開いているアプリケーションの画像の、少なくとも2つの行を含む。
【0264】
一部の実施形態では、デバイスは、既定区域及び検索アイコン(例えば、
図5Wでの検索アイコン5104)を同時に表示する(830)。一部の実施形態では、デバイスは、検索アイコンに対応する場所でのジェスチャ(例えば、
図5Wでの521)を検出し(832)、この検索アイコンに対応する場所でのジェスチャの検出に応じて、デバイスは、検索入力ユーザインタフェース(例えば、キーボード5014を含む、
図5Xでのユーザインタフェース)を表示し、この検索入力ユーザインタフェース内に、1つ以上の検索語を受け取り、その1つ以上の検索語を使用して、検索を実行し、その検索の結果を表示する。
【0265】
各画像(例えば、ライブサムネイル)は、第1のサイズよりも小さい第2のサイズで表示される(834)。例えば、
図5Rでの各画像5008は、
図5Bでの地図アプリケーションビュー5004-1よりも小さい。一部の実施形態では、これらの画像は、対応するアプリケーション(又は、対応するアプリケーション内の現在のビュー)の縮小サイズの画像を表示するように更新される。
【0266】
それらの画像、及び対応する開いているアプリケーションのアイコンは、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する(844)。例えば、
図5Sでは、画像5008-10及びアプリケーションアイコン5002-36は、メールアプリケーションに対応する。それゆえ、一部の実施形態では、画像5008-10及びアプリケーションアイコン5002-36を除去することにより、デバイス100内で、対応するメールアプリケーションが閉じられる。
【0267】
一部の実施形態では、開いているアプリケーションの縮小スケール画像及び/又は開いているアプリケーションのアイコンの格子は、検索入力ユーザインタフェース内部の既定区域内に(例えば、直線配列として、又は少なくとも2つの行を有する配列として)表示される(例えば、
図5Xでのアプリケーションアイコン5002)。
【0268】
デバイスは、既定区域内の、開いているアプリケーションのそれぞれの画像上でのジェスチャ(例えば、画像5008-10上でのジェスチャ、図示せず)を検出する(
図8Aでの816)。このそれぞれの画像上でのジェスチャの検出に応じて(818)、デバイスは、以下のアクションを実行する。デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーション中の対応するアプリケーションに関する、それぞれのアプリケーションビューを、タッチ感知ディスプレイ上に、第1のサイズで表示する(820)。それぞれのアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも、第1のサイズで同時に表示することなく、表示される(例えば、
図5CCでのメールアプリケーションビュー5004-4)。デバイスは、それらの画像、及び対応する開いているアプリケーションのアイコンを、既定区域内に表示することを停止して(822)、アプリケーションビュー選択モードから出る(824)。
【0269】
一部の実施形態では、開いているアプリケーションの画像を、既定区域内に表示することは、対応する開いているアプリケーションのアイコンを、各画像と同時に表示することを含む(
図8Cでの836)(例えば、
図5Sでは、アプリケーションアイコン5002-36、5002-35、及び5002-38は、画像5008-10、5008-11、及び5008-12と同時に表示される)。それらの画像、及び対応する開いているアプリケーションのアイコンは、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する。それぞれの画像上でのジェスチャの検出に応じて、デバイスは、それらの画像、及び対応する開いているアプリケーションのアイコンを、既定区域内に表示することを停止する。この画像とアプリケーションアイコンとの同時表示は、幾つかの利益をもたらす。具体的には、ユーザは、それぞれの縮小画像が対応するアプリケーションを、容易に特定することができる。アプリケーションアイコンの同時表示が存在しない場合には、同様の背景を有する複数の画像を区別することは、困難なものとなり得る。それゆえ、アプリケーションアイコンと画像との同時表示を提供することは、ユーザに対する認知負担を軽減し、より良好なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。
【0270】
一部の実施形態では、既定区域内の、それぞれの開いているアプリケーションのアイコンは、対応する開いているアプリケーションの画像に隣接して表示される(838)(図示せず)。一部の実施形態では、既定区域内の、それぞれの開いているアプリケーションのアイコンは、対応する開いているアプリケーションの画像に、少なくとも部分的に重ね合わせて表示される(840)(例えば、
図5Sでのアプリケーションアイコン5002)。一部の実施形態では、既定区域内の、それぞれの開いているアプリケーションのアイコンは、対応する開いているアプリケーションの画像に、完全に重ね合わせて表示される(842)(図示せず)。
【0271】
方法800に関して上述されたプロセス(例えば、
図8A~
図8C、及び
図5A~
図5HH)の詳細はまた、以下で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法900、1000、及び方法1100は、方法800を参照して上述された、様々な方法の特性のうちの1つ以上を含み得る。簡潔性のために、これらの詳細は、以下では繰り返されない。
【0272】
図9は、一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法900を示す流れ図である。方法900は、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える、多機能デバイス(例えば、
図3のデバイス300、又は
図1のポータブル多機能デバイス100)で実行される。一部の実施形態では、このディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上に存在する。一部の実施形態では、このディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法900での一部の動作を組み合わせることができ、かつ/又は、一部の動作の順序を変更することができる。
【0273】
以下で説明されるように、方法900は、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、直感的方法を提供する。この方法は、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する際の、ユーザに対する認知負担を軽減することにより、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスに関しては、ユーザが、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、より速く、かつより効率的に選択することが可能となることにより、電力が節約され、バッテリを充電する間隔が増大する。
【0274】
デバイスは、タッチ感知ディスプレイ上に、第1のアプリケーションビューを第1のサイズ(例えば、このアプリケーションビューの第1のサイズは、タッチ感知ディスプレイの50%超を占有する)で表示する(902)。この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の第1のアプリケーションに対応する(904)。この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも、第1のサイズで同時に表示することなく、表示される(906)。例えば、
図5Bでは、地図アプリケーションビュー5004-1は、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも同時に表示することなく、表示される。
【0275】
デバイスは、開いているアプリケーションの画像を、既定区域内に同時に表示する(908)(例えば、
図5O)。各画像は、第1のサイズよりも小さい第2のサイズで表示される(910)(例えば、ライブサムネイル)。それらの画像は、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する(912)。一部の実施形態では、開いているアプリケーションの画像を、既定区域内に同時に表示することは、対応する開いているアプリケーションのアイコンを、各画像と同時に表示することを含む(914)。それらの画像、及び対応する開いているアプリケーションのアイコンは、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する。
【0276】
デバイスは、既定区域内の、開いているアプリケーションのそれぞれの画像上でのジェスチャを検出する(916)。それぞれの画像上でのジェスチャの検出に応じて、デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーション中の対応するアプリケーションに関する、それぞれのアプリケーションビューを、タッチ感知ディスプレイ上に第1のサイズで表示する(918)(例えば、電子メールアプリケーションの画像5008-10上でのジェスチャは、5CCに示されるような、メールアプリケーションビュー5004-4の表示を開始させる)。それぞれのアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも、第1のサイズで同時に表示することなく、表示される(例えば、5CCでのメールアプリケーションビュー5004-4)。
【0277】
方法900に関して上述されたプロセス(例えば、
図9及び
図5A~
図5HH)の詳細はまた、以下で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1000及び方法1100は、方法900を参照して上述された、様々な方法の特性のうちの1つ以上を含み得る。簡潔性のために、これらの詳細は、以下では繰り返されない。
【0278】
図10は、一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法1000を示す流れ図である。方法1000は、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える、多機能デバイス(例えば、
図3のデバイス300、又は
図1のポータブル多機能デバイス100)で実行される。一部の実施形態では、このディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上に存在する。一部の実施形態では、このディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法1000での一部の動作を組み合わせることができ、かつ/又は、一部の動作の順序を変更することができる。
【0279】
以下で説明されるように、方法1000は、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、直感的方法を提供する。この方法は、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する際の、ユーザに対する認知負担を軽減することにより、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスに関しては、ユーザが、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、より速く、かつより効率的に選択することが可能となることにより、電力が節約され、バッテリを充電する間隔が増大する。
【0280】
複数の同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、対応するアプリケーションビュー内に表示するために選択するための、アプリケーションビュー選択モードの間(1002)に、デバイスは、以下のアクションを実行する。
【0281】
デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、開いているアプリケーションのアイコンの初期グループ(例えば、
図5Cでのアプリケーションアイコン5002)を、既定区域内に表示する(1004)。
【0282】
デバイスは、既定区域内でのジェスチャを検出する(1006)。この既定区域内でのジェスチャの検出に応じて(1008)、デバイスは、以下のアクションのうちの1つを実行する。
【0283】
ジェスチャが、第1の方向での、第1のスクロールジェスチャ(例えば、右から左へのスワイプジェスチャ)である場合、デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーションのアイコン中の、他の開いているアプリケーションのアイコンを、既定区域内に表示するようにスクロールさせる(1010)(例えば、
図5E及び
図5Fでのアプリケーションアイコン)。
【0284】
ジェスチャが、第1の方向とは反対の第2の方向での、第2のスクロールジェスチャ(例えば、左から右へのスワイプジェスチャ)である場合、デバイスは、既定区域内に設定アイコンを表示するように、スクロールさせる(1012)(例えば、
図5L、
図5Mでの設定アイコン5102)。一部の実施形態では、ジェスチャが、第1の方向とは異なる第2の方向での、第2のスクロールジェスチャ(例えば、上から下へのスワイプジェスチャ)である場合、デバイスは、既定区域内に設定アイコンを表示するようにスクロールさせる。
【0285】
ジェスチャが、それぞれの開いているアプリケーションのアイコン上での、第1のジェスチャ(例えば、タップジェスチャ)である場合(1014)、デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーション中の対応するアプリケーションに関する、それぞれのアプリケーションビューを、タッチ感知ディスプレイ上に表示し(1016)、開いているアプリケーションのアイコンを、既定区域内に表示することを停止し(1020)、アプリケーションビュー選択モードから出る(1022)(及び、それぞれのアプリケーションに関する通常動作モードに入る)。一部の実施形態では、それぞれのアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも同時に表示することなく、表示される(1018)。
【0286】
一部の実施形態では、ジェスチャが、それぞれの設定アイコン上での第1のジェスチャ(例えば、タップジェスチャ)である場合、デバイスは、対応する設定を変更して、開いているアプリケーションのアイコンを、既定区域内に表示することを停止し、アプリケーションビュー選択モードから出る(及び、それぞれのアプリケーションに関する通常動作モードに入る)。
【0287】
一部の実施形態では、既定区域内でのジェスチャの検出に応じて、そのジェスチャが、それぞれの開いているアプリケーションのアイコン上での、第1のジェスチャとは異なる第2のジェスチャ(例えば、
図5Gでのタップ及び保持ジェスチャ513)である場合、デバイスは、対応するアプリケーションを閉じるための、アプリケーション終了アイコン(例えば、開いているアプリケーションのアイコン上、又はその近位の、
図5Hでの「X」アイコン若しくは「-」アイコン5002-38)を表示する(1024)。
【0288】
方法1000に関して上述されたプロセス(例えば、
図10及び
図5A~
図5HH)の詳細はまた、以下で説明される方法にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1100は、方法1000を参照して上述された、様々な方法の特性のうちの1つ以上を含み得る。簡潔性のために、これらの詳細は、以下では繰り返されない。
【0289】
図11A及び
図11Bは、一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法1100を示す流れ図である。方法1100は、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える、多機能デバイス(例えば、
図3のデバイス300、又は
図1のポータブル多機能デバイス100)で実行される。一部の実施形態では、このディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上に存在する。一部の実施形態では、このディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法1100での一部の動作を組み合わせることができ、かつ/又は、一部の動作の順序を変更することができる。
【0290】
以下で説明されるように、方法1100は、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、直感的方法を提供する。この方法は、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する際の、ユーザに対する認知負担を軽減することにより、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスに関しては、ユーザが、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、より速く、かつより効率的に選択することが可能となることにより、電力が節約され、バッテリを充電する間隔が増大する。
【0291】
デバイスは、第1のアプリケーション内で、第1のアプリケーションビュー(例えば、
図5CCでの、メールアプリケーション内のメールアプリケーションビュー5004-4)を第1のサイズで表示する(1102)。この第1のアプリケーションビューは、第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーション(例えば、ウェブブラウザアプリケーション)に関連付けられる、ユーザ選択可能オブジェクト(例えば、リンク5020-1)を含む。
【0292】
デバイスは、このユーザ選択可能オブジェクトに対応する場所での、第1のジェスチャ(例えば、
図5CCでのジェスチャ525)を検出する(1104)。この第1のジェスチャの検出に応じて(1106)、デバイスは、第1のアプリケーションビューを表示することを停止し(1108)、第2のアプリケーション内で第2のアプリケーションビュー(例えば、
図5DDでのブラウザアプリケーションビュー5004-2)を表示する(1110)。一部の実施形態では、第2のアプリケーションビューが、第1のアプリケーションビューに置き換わる(例えば、
図5CC、
図5DDでは、ブラウザアプリケーションビュー5004-2が、メールアプリケーションビュー5004-4に置き換わる)。
【0293】
第2のアプリケーションの間に、デバイスは、入力(例えば、
図5DDでの入力527)を検出する(1112)。この入力の検出に応じて(1114)、デバイスは、以下のアクションを実行する。デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、対応するアプリケーションビュー内に表示するために選択するための、アプリケーションビュー選択モードに入る(1116)。デバイスは、第1の既定区域内に、開いているアプリケーションの画像(例えば、
図5EEでの画像5008-12及び5008-10)を表示する(1118)。それらの開いているアプリケーションの画像は、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する。一部の実施形態では、それらの画像は、スクロール可能な、画像の直線ストリップとして表示される(例えば、画像5008は、
図5EE、
図5FFに示されるようにスクロール可能である)。各画像は、第1のサイズよりも小さい第2のサイズで表示される(例えば、ライブサムネイル)。これらの画像は、第1のアプリケーションビューの画像、及び第2のアプリケーション内のビューの画像(例えばブラウザアプリケーションビューの画像5008-12、及びメールアプリケーションビューの画像5008-10)を含む。デバイスは、第1の既定区域とは異なる第2の既定区域(例えば、「ホーム画面」5001の一部分)内に、アプリケーションを起動するためのアプリケーションアイコンを有する、ビューの一部分(例えば、アプリケーションアイコンを有する、ホーム画面又はスプリングボード)を表示する(1120)。
【0294】
一部の実施形態では、デバイスは、論理的に関連する、開いているアプリケーションの画像を表示する。例えば、メールアプリケーション(例えば、
図5CC)内で、ウェブブラウザアプリケーションが開かれること(例えば、
図5DD)を想定する。また、ウェブブラウザアプリケーション内で、電子ブックアプリケーションが開かれること(図示せず)も想定する。この場合、デバイスは、いずれの他の同時に開いているアプリケーションともかかわりなく、メールアプリケーション、ウェブブラウザアプリケーション、及び電子ブックアプリケーションのサブセットの画像を表示する。
【0295】
このアプリケーションビュー選択モードの間に、デバイスは、第2のジェスチャ(例えば、タップジェスチャ)を検出する(
図11Bの1122)。この第2のジェスチャの検出に応じて(1124)、デバイスは、以下のアクションのうちの1つを実行する。
【0296】
第2のジェスチャが、第1のアプリケーションビューの画像に対応する場所でのものである場合(1126)(例えば、
図5EEでのジェスチャ535)、デバイスは、第1のアプリケーション内で、第1のアプリケーションビュー(例えば、
図5Cでの地図アプリケーションビュー5004-4)を第1のサイズで表示し(1128)、第1の既定区域内に画像を表示することを停止し(1130)、アプリケーションビュー選択モードから出る(1132)(及び、それぞれのアプリケーションに関する通常動作モードに入る)。
【0297】
第2のジェスチャが、第2の既定区域に対応する場所でのものである場合(1134)(例えば、
図5FFでのジェスチャ533)、デバイスは、アプリケーションを起動するためのアプリケーションアイコンを有するビュー(例えば、
図5HHに示されるような、ホーム画面5001)を表示し(1136)(換言すれば、アプリケーション起動アイテムを有するビューを、そのビューの単に一部分を表示するのではなく、全体として表示する)、第1の既定区域内に画像を表示することを停止し(1138)、アプリケーションビュー選択モードから出る(1140)(及び、アプリケーションアイコンを有するビューからアプリケーションを起動するための、通常動作モードに入る)。
【0298】
一部の実施形態では、第2のジェスチャが、第1の既定区域内での、それぞれのアプリケーションの画像に対応する場所でのものである場合(1142)、デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーション中の対応するアプリケーションに関する、それぞれのアプリケーションビューを、タッチ感知ディスプレイ上に表示し(1144)、第1の既定区域内に画像を表示することを停止し(1148)、アプリケーションビュー選択モードから出る(1150)(及び、それぞれのアプリケーションに関する通常動作モードに入る)。例えば、地図アプリケーションの画像5008-6に対応する場所でのジェスチャ531の検出に応じて、地図アプリケーションビューが、ディスプレイ上に表示される(例えば、
図5GG)。
【0299】
一部の実施形態では、それぞれのアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも同時に表示することなく、表示される(1146)(例えば、
図5GG)。
【0300】
図12A及び
図12Bは、一部の実施形態に係る、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する方法1200を示す流れ図である。方法1200は、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える、多機能デバイス(例えば、
図3のデバイス300、又は
図1のポータブル多機能デバイス100)で実行される。一部の実施形態では、このディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上に存在する(例えば、タッチ感知ディスプレイ)。一部の実施形態では、このディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法1200での一部の動作を組み合わせることができ、かつ/又は、一部の動作の順序を変更することができる。
【0301】
以下で説明されるように、方法1200は、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択するための、直感的方法を提供する。この方法は、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する際の、ユーザに対する認知負担を軽減することにより、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスに関しては、ユーザが、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、より速く、かつより効率的に選択することが可能となることにより、電力が節約され、バッテリを充電する間隔が増大する。
【0302】
デバイスは、タッチ感知ディスプレイ上に、第1のアプリケーションビューを第1のサイズで表示する(1202)。一部の実施形態では、このアプリケーションビューの第1のサイズは、タッチ感知ディスプレイの全体、又は実質的に全体(例えば、少なくとも80%又は90%)を占有する。例えば、
図5Bでの地図アプリケーションビュー5004-1は、タッチスクリーン112の少なくとも80%を占有し、
図5LLでのウェブブラウザアプリケーションビュー5004-2は、タッチスクリーン112の少なくとも80%を占有する。この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の第1のアプリケーションに対応する。例えば、
図5LLでの地図アプリケーションビュー5004-2は、地図アプリケーションに対応し、
図5LLでのウェブブラウザアプリケーションビュー5004-2は、ウェブブラウザアプリケーションに対応する。この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも、第1のサイズで同時に表示することなく、表示される。例えば、
図5Bでは、地図アプリケーション以外の、いずれのアプリケーションに関するアプリケーションビューも、表示されない。
図5LLでは、ウェブブラウザアプリケーション以外の、いずれのアプリケーションに関するアプリケーションビューも、表示されない。
【0303】
デバイスは、第1の入力を検出する(1204)。例えば、
図5Bでは、入力507が検出される。別の実施例では、
図5LLで、タッチ549-1を含むスワイプジェスチャが検出される。あるいは、
図5LLに示されるように、スワイプジェスチャ551を検出することができる。
【0304】
一部の実施形態では、この第1の入力は、タッチ感知ディスプレイの縁部から開始される、タッチ感知ディスプレイ上でのスワイプジェスチャを含む(1206)。例えば、
図5LLでは、スワイプジェスチャが、タッチスクリーン112の縁部に対応する場所549-1から開始される。一部の実施形態では、この第1の入力は、タッチ感知ディスプレイの側縁部から開始される、タッチ感知ディスプレイでの水平のスワイプジェスチャ(例えば、
図5LLでの、場所549-1から開始される、水平のスワイプジェスチャ)を含む。
【0305】
この第1の入力の検出に応じて、デバイスは、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、対応するアプリケーションビューを表示するために選択するための、アプリケーションビュー選択モードに入り(1208)、開いているアプリケーションの画像(例えば、
図5S及び
図5NNでの、開いているアプリケーションの画像5008)を表示する(1210)。各画像は、第1のサイズよりも小さい第2のサイズで表示される。例えば、
図5Sでの各画像5008は、
図5Bでの地図アプリケーションビュー5004-1のサイズよりも、小さいサイズで表示される。別の実施例では、
図5NNでの各画像5008は、
図5LLでのウェブブラウザアプリケーションビュー5004-2のサイズよりも、小さいサイズで表示される。対応する開いているアプリケーションのアイコン(例えば、
図5S及び
図5NNでの、開いているアプリケーションのアイコン5002)が、各画像と同時に表示される一部の実施形態では、開いているアプリケーションのアイコンは、開いているアプリケーションの画像の下方に表示される。それらの画像、及び対応する開いているアプリケーションのアイコンは、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する。一部の実施形態では、それらの画像、及び対応する開いているアプリケーションのアイコンは、複数の同時に開いているアプリケーションの全体に対応する。一部の実施形態では、それらの画像、及び対応する開いているアプリケーションのアイコンは、複数の同時に開いているアプリケーションのサブセットに対応する。例えば、
図5Sでの、開いているアプリケーションの画像5008は、全ての同時に開いているアプリケーションには対応し得ない。例えば、同時に開いているカレンダーアプリケーションの画像5008-19は、
図5Sには示されない。
【0306】
一部の実施形態では、開いているアプリケーションの画像(例えば、
図5O及び
図5NNでの、開いているアプリケーションの画像5008)は、単一のスクロール可能な行又は列内に表示される(1212)。
【0307】
一部の実施形態では、開いているアプリケーションの画像(例えば、
図5Rでの開いているアプリケーションの画像5008)は、格子状に表示される(1214)。この格子は、開いているアプリケーションの画像の、少なくとも2つの行を含む。
【0308】
一部の実施形態では、デバイスは、開いているアプリケーションの画像、及び検索アイコンを、同時に表示する(1216)。例えば、
図5VVでは、検索アイコン5104は、開いているアプリケーションの画像5008-17、5008-18、及び5008-19と同時に表示される。
【0309】
一部の実施形態では、デバイスは、検索アイコンに対応する場所でのジェスチャを検出する(1218)。例えば、デバイスは、
図5VVでジェスチャ571を検出する。この検索アイコンに対応する場所でのジェスチャの検出に応じて、デバイスは、検索入力ユーザインタフェース(例えば、キーボード5014を含む、
図5WWでのユーザインタフェース)を表示する。デバイスは、この検索入力ユーザインタフェース内に、1つ以上の検索語を受け取る。例えば、
図5XXでは、ジェスチャ573が、キーボード5014上の文字「O」に対応する場所で検出される。デバイスは、その1つ以上の検索語を使用して、検索(例えば、アプリケーション名内に文字「O」を含む、開いているアプリケーションに関する検索)を実行し、その検索の結果を表示する。例えば、
図5YYでは、アプリケーション名内に文字「O」を含む、開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部(例えば、phone、bookmark、document、contacts、及びnotesアプリケーション)が表示される。一部の実施形態では、この検索の結果は、その1つ以上の検索語に一致する、同時に開いているアプリケーションの第1のサブセットの画像、及び、その1つ以上の検索語に一致する、同時に開いているアプリケーションの第2のサブセットの、開いているアプリケーションのアイコン(例えば、bookmark、document、及びcontactsのアプリケーションの画像、5008-13、5008-14、及び5008-15、並びに、phone、bookmark、document、contacts、及びnotesのアプリケーションアイコン、5002-35、5002-13、5002-14、5002-15、及び5002-17)で表示される。一部の実施形態では、第1のサブセット内の、同時に開いているアプリケーションの数は、第2のサブセット内の、同時に開いているアプリケーションの数とは異なる。一部の実施形態では、開いているアプリケーションの画像よりも多くの、開いているアプリケーションのアイコンが表示される。
【0310】
一部の実施形態では、デバイスは、開いているアプリケーションの画像のうちの1つの上での、スワイプジェスチャ(例えば、
図5NNでの、画像5008-6に対応する場所でのスワイプジェスチャ565)を検出する(
図12Bの1220)。この開いているアプリケーションの画像のうちの1つの上での、スワイプジェスチャの検出に応じて、デバイスは、それらの開いているアプリケーションの画像をスクロールさせることにより、開いているアプリケーションの画像のうちの少なくとも1つが、タッチ感知ディスプレイから除去され、開いているアプリケーションの画像のうちの別の1つの少なくとも一部分が、タッチ感知ディスプレイに追加される。例えば、
図5NNでのスワイプジェスチャ565に応じて、
図5OOに示されるように、画像5008-12、5008-10、及び5008-6がスクロールされることにより、画像5008-12が、タッチスクリーン112から除去され、画像5008-11の一部分が、タッチスクリーン112に追加される。デバイスは、開いているアプリケーションのアイコンを、同時にスクロールさせる。例えば、開いているアプリケーションのアイコン5002-37、5002-36、及び5002-27が、同時にスクロールされることにより、開いているアプリケーションのアイコン5002-37が、タッチスクリーン112から除去される。一部の実施形態では、開いているアプリケーションの追加された画像に対応する、開いているアプリケーションのアイコン(例えば、
図5OOでのアプリケーションアイコン5002-35)が表示される。
【0311】
一部の実施形態では、デバイスは、開いているアプリケーションのアイコンのうちの1つの上での、スワイプジェスチャ(例えば、
図5QQでの、アイコン5002-27に対応する場所でのジェスチャ567)を検出する(1222)。この開いているアプリケーションのアイコンのうちの1つの上での、スワイプジェスチャの検出に応じて、デバイスは、開いているアプリケーションのアイコンをスクロールさせることにより、複数の開いているアプリケーションのアイコンが、タッチ感知ディスプレイから除去され、第2の複数の開いているアプリケーションのアイコンが、タッチ感知ディスプレイに追加される。例えば、
図5QQでのスワイプジェスチャ567に応じて、アイコン5002-37、5002-36、及び5002-27が、スクロールされて消えることにより、
図5QQでのアイコン5002-37、5002-36、及び5002-27は、
図5RRでのアイコン5002-35、5002-13、及び5002-14で置き換えられる。デバイスは、開いているアプリケーションの画像を同時にスクロールさせることにより、開いているアプリケーションの表示画像が、タッチ感知ディスプレイから除去され、複数の開いているアプリケーションの画像が、タッチ感知ディスプレイに追加される。例えば、
図5QQでのスワイプジェスチャ567に応じて、画像5008-12、5008-10、及び5008-6が、同時にスクロールされることにより、画像5008-12、5008-10、及び5008-6が、タッチスクリーン112から除去され、画像5008-11、5008-13、及び5008-14が、タッチスクリーン112に追加される。一部の実施形態では、複数の追加された開いているアプリケーションの画像は、除去された開いているアプリケーションの画像のうちのいずれも含まない。例えば、アイコン5008-11、5008-13、及び5008-14は、画像5008-12、5008-10、及び5008-6のうちのいずれも含まない。
【0312】
一部の実施形態では、開いているアプリケーションの画像、及び開いているアプリケーションのアイコンをスクロールさせることに続いて、デバイスは、第1の数の開いているアプリケーションの画像、及び第2の数の開いているアプリケーションのアイコンを同時に表示し(1224)、この第2の数は、第1の数よりも大きい。例えば、一部の実施形態では、
図5NNでのスワイプジェスチャ565に応じて、第1の数の開いているアプリケーションの画像(例えば、
図5PPでの画像5008-12、5008-10、及び5008-6)、及び第2の数の開いているアプリケーションのアイコン(例えば、
図5PPでのアイコン5002-37、5002-36、5002-27、5002-35、及び5002-13)が、同時に表示される。この実施例では、第2の数(例えば、5つ)は、第1の数(例えば、3つ)よりも大きい。一部の実施形態では、これらの開いているアプリケーションのアイコンは、単一のスクロール可能な行又は列内に表示され、開いているアプリケーションの画像は、表示された開いているアプリケーションのアイコンの中央の、既定数の開いているアプリケーションのアイコンに対応する。
【0313】
デバイスは、開いているアプリケーションのそれぞれの画像上での、選択ジェスチャを検出する(1226)。例えば、
図5FFでは、ジェスチャ531が、画像5008-6に対応する場所で検出される。別の実施例では、
図5NNで、ウェブブラウザアプリケーションに関する画像5008-12上でのタップジェスチャ553、メールアプリケーションに関する画像5008-10上でのタップジェスチャ557、又は地図アプリケーションに関する画像5008-6上でのタップジェスチャ561が検出される。
【0314】
それぞれの画像上での選択ジェスチャの検出に応じて、デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーション中の対応するアプリケーションに関する、それぞれのアプリケーションビューを、タッチ感知ディスプレイ上に、第1のサイズで表示する(1228)。例えば、
図5GGでは、
図5FFでのジェスチャ531に応じて、地図アプリケーションビューが表示される。それぞれのアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも、第1のサイズで同時に表示することなく、表示される。デバイスは、それらの画像、及び対応する開いているアプリケーションのアイコンを表示することを停止して、アプリケーションビュー選択モードから出る。
【0315】
一部の実施形態では、このアプリケーションビュー選択モードの間に、デバイスは、それぞれの開いているアプリケーションのアイコン上での選択ジェスチャ(例えば、タップジェスチャ)を検出する(1230)。例えば、
図5NNで、ウェブブラウザアプリケーションに関するアイコン5002-37に対応する場所でのタップジェスチャ555、メールアプリケーションに関するアイコン5002-36に対応する場所でのタップジェスチャ559、又は地図アプリケーションに関するアイコン5002-27に対応する場所でのタップジェスチャ563が検出される。それぞれの開いているアプリケーションのアイコン上での選択ジェスチャの検出に応じて、デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーション中の対応するアプリケーションに関する、特定のアプリケーションビューを、タッチ感知ディスプレイ上に第1のサイズで表示する。例えば、一部の実施形態では、地図アプリケーションに関するアイコン5002-27上でのタップジェスチャ563の検出に応じて、地図アプリケーションビューが表示される(例えば、
図5GG)。この特定のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも、第1のサイズで同時に表示することなく、表示される。デバイスは、それらの画像、及び対応する開いているアプリケーションのアイコンを表示することを停止して、アプリケーションビュー選択モードから出る。
【0316】
図12A及び
図12Bでの動作が説明されている特定の順序は、単なる例示であり、説明される順序が、それらの動作を実行することが可能な唯一の順序であることを示すことを、意図するものではないことを理解されたい。当業者には、本明細書で説明される動作を再順序付けするための、様々な方法が認識されるであろう。簡潔性のために、これらの詳細は、ここでは繰り返されない。更には、方法600(例えば、
図6A~
図6C)、方法700(例えば、
図7)、方法800(例えば、
図8A~
図8C)、方法900(例えば、
図9)、方法1000(例えば、
図10)、及び方法1100(例えば、
図11A及び
図11B)に関して本明細書で説明された、他のプロセスの詳細はまた、
図12A及び
図12Bに関して上述された方法1200にも、類似の方式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法800を参照して上述された、開いているアプリケーションのアイコンは、方法1200を参照して本明細書で説明された、開いているアプリケーションのアイコンの特性のうちの1つ以上を有し得る。簡潔性のために、これらの詳細は、ここでは繰り返されない。
【0317】
一部の実施形態によれば、
図13は、上述のような本発明の原理に従って構成された、電子デバイス1300の機能ブロック図を示す。このデバイスの機能ブロックは、本発明の原理を実行するためのハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装することができる。
図13で説明される機能ブロックは、上述のような本発明の原理を実施するために、組み合わせるか、又はサブブロックに分割することができる点が、当業者によって理解されよう。それゆえ、本明細書での説明は、本明細書で説明される機能ブロックの、あらゆる可能な組み合わせ若しくは分離、又は更なる定義をサポートし得る。
【0318】
図13に示されるように、電子デバイス1300は、タッチ感知ディスプレイユニット1302上に、第1のアプリケーションビューを第1のサイズで表示するように構成された、タッチ感知ディスプレイユニット1302を含む。この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の第1のアプリケーションに対応し、この第1のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも、第1のサイズで同時に表示することなく、表示される。電子デバイス1300はまた、タッチ感知ディスプレイユニット1302に結合された、処理ユニット1306も含む。一部の実施形態では、処理ユニット1306は、検出ユニット1308、モード移行ユニット1310、モード退出ユニット1312、表示有効化ユニット134、表示停止ユニット1316、検索語受け取りユニット1318、検索実行ユニット1320、及びスクロール有効化ユニット1322を含む。
【0319】
処理ユニット1306は、第1の入力を(例えば、タッチ感知ディスプレイユニット1302上で、検出ユニット1308を使用して)検出し、この第1の入力の検出に応じて、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを、対応するアプリケーションビュー内に表示するために選択するための、アプリケーションビュー選択モードに(例えば、モード移行ユニット1310を使用して)入り、開いているアプリケーションの画像の表示を(例えば、タッチ感知ディスプレイユニット1302上で、表示有効化ユニット1314を使用して)可能にするように構成される。各画像は、第1のサイズよりも小さい第2のサイズで表示される。対応する開いているアプリケーションのアイコンが、各画像と同時に表示される。それらの画像、及び対応する開いているアプリケーションのアイコンは、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する。処理ユニット1306は、開いているアプリケーションのそれぞれの画像上での選択ジェスチャを(例えば、タッチ感知ディスプレイユニット1302上で、検出ユニット1308を使用して)検出し、それぞれの画像上での選択ジェスチャの検出に応じて、複数の同時に開いているアプリケーション中の対応するアプリケーションに関する、それぞれのアプリケーションビューを、タッチ感知ディスプレイユニット1302上に第1のサイズで表示することを(例えば、タッチ感知ディスプレイユニット1302上で、表示有効化ユニット1314を使用して)可能にし、それぞれのアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも、第1のサイズで同時に表示することなく、表示され、それらの画像、及び対応する開いているアプリケーションのアイコンを表示することを(例えば、表示停止ユニット1316を使用して)停止し、アプリケーションビュー選択モードから(例えば、モード退出ユニット1312を使用して)出るように構成される。
【0320】
一部の実施形態では、開いているアプリケーションの画像は、(例えば、タッチ感知ディスプレイユニット1302上で)単一のスクロール可能な行又は列内に表示される。
【0321】
一部の実施形態では、開いているアプリケーションの画像は、(例えば、タッチ感知ディスプレイユニット1302上で)格子上に表示され、この格子は、開いているアプリケーションの画像の、少なくとも2つの行を備える。
【0322】
一部の実施形態では、処理ユニット1306は、開いているアプリケーションの画像と検索アイコンとの同時表示を(例えば、表示有効化ユニット1314を使用して)可能にするように構成される。
【0323】
一部の実施形態では、処理ユニット1306は、検索アイコンに対応する場所でのジェスチャを(例えば、タッチ感知ディスプレイユニット1302上で、検出ユニット1308を使用して)検出し、この検索アイコンに対応する場所でのジェスチャの検出に応じて、検索入力ユーザインタフェースの表示を(例えば、タッチ感知ディスプレイユニット1302上で、表示有効化ユニット1314を使用して)可能にし、その検索入力ユーザインタフェース内に、1つ以上の検索語を(例えば、検索語受け取りユニット1318を使用して)受け取り、その1つ以上の検索語を使用して、検索を(例えば、検索実行ユニット1320を使用して)実行し、その検索の結果の表示を(例えば、タッチ感知ディスプレイユニット1302上で、表示有効化ユニット1314を使用して)可能にするように構成される。
【0324】
一部の実施形態では、処理ユニット1306は、アプリケーションビュー選択モードの間に、それぞれの開いているアプリケーションのアイコン上での選択ジェスチャを(例えば、検出ユニット1308を使用して)検出し、それぞれの開いているアプリケーションのアイコン上での選択ジェスチャの検出に応じて、複数の同時に開いているアプリケーション中の対応するアプリケーションに関する、特定のアプリケーションビューを、タッチ感知ディスプレイユニット1302上に第1のサイズで表示することを(例えば、タッチ感知ディスプレイユニット1302上で、表示有効化ユニット1314を使用して)可能にし、この特定のアプリケーションビューは、複数の同時に開いているアプリケーション中の、いずれの他のアプリケーションに関するアプリケーションビューも、第1のサイズで同時に表示することなく、表示され、それらの画像、及び対応する開いているアプリケーションのアイコンを表示することを(例えば、表示停止ユニット1316を使用して)停止し、アプリケーションビュー選択モードから(例えば、モード退出ユニット1312を使用して)出るように構成される。
【0325】
一部の実施形態では、処理ユニット1306は、開いているアプリケーションの画像のうちの1つの上でのスワイプジェスチャを(例えば、検出ユニット1308を使用して)検出し、この開いているアプリケーションの画像のうちの1つの上でのスワイプジェスチャの検出に応じて、開いているアプリケーションの画像のスクロールを(例えば、スクロール有効化ユニット1322を使用して)可能にすることにより、開いているアプリケーションの画像のうちの少なくとも1つが、タッチ感知ディスプレイユニット1302から除去され、開いているアプリケーションの画像のうちの別の1つの少なくとも一部分が、タッチ感知ディスプレイユニット1302に追加され、開いているアプリケーションのアイコンの同時スクロールを(例えば、スクロール有効化ユニット1322を使用して)可能にするように構成される。
【0326】
一部の実施形態では、処理ユニット1306は、開いているアプリケーションのアイコンのうちの1つの上でのスワイプジェスチャを(例えば、タッチ感知ディスプレイユニット1302上で、検出ユニット1308を使用して)検出し、この開いているアプリケーションのアイコンのうちの1つの上でのスワイプジェスチャの検出に応じて、開いているアプリケーションのアイコンのスクロールを(例えば、スクロール有効化ユニット1322を使用して)可能にすることにより、複数の開いているアプリケーションのアイコンが、タッチ感知ディスプレイユニット1302から除去され、第2の複数の開いているアプリケーションのアイコンが、タッチ感知ディスプレイユニット1302に追加され、開いているアプリケーションの画像の同時スクロールを(例えば、スクロール有効化ユニット1322を使用して)可能にすることにより、開いているアプリケーションの表示画像が、タッチ感知ディスプレイユニット1302から除去され、複数の開いているアプリケーションの画像が、タッチ感知ディスプレイユニット1302に追加されるように構成される。
【0327】
一部の実施形態では、処理ユニット1306は、開いているアプリケーションの画像、及び開いているアプリケーションのアイコンをスクロールさせることに続いて、第1の数の開いているアプリケーションの画像、及び第2の数の開いているアプリケーションのアイコンの、同時表示を(例えば、表示有効化ユニット1314を使用して)可能にするように構成され、この第2の数は、第1の数よりも大きい。
【0328】
一部の実施形態では、この第1の入力は、タッチ感知ディスプレイユニット1302の縁部から開始される、タッチ感知ディスプレイユニット1302上でのスワイプジェスチャを含む。
【0329】
上述の情報処理方法での動作は、汎用プロセッサ又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを稼働することにって、実施することができる。これらのモジュール、これらのモジュールの組み合わせ、及び/又は、それらの(例えば、
図1A、
図1B、及び
図3に関して上述されたような)一般的なハードウェアとの組み合わせは全て、本発明の保護の範囲内に含まれる。
【0330】
図14は、方法1400を示す流れ図である。方法1400は、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える、多機能デバイス(例えば、
図3のデバイス300、又は
図1のポータブル多機能デバイス100)で実行される。一部の実施形態では、このディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上に存在する。一部の実施形態では、このディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法1400での一部の動作を組み合わせることができ、かつ/又は、一部の動作の順序を変更することができる。
【0331】
以下で説明されるように、方法1400は、設定アイコン及び/又は開いているアプリケーションのアイコンを表示するための、直感的方法を提供する。この方法は、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する際、及び/又は設定アイコンを選択する際の、ユーザに対する認知負担を軽減することにより、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスに関しては、ユーザが、同時に開いているアプリケーションのうちの1つ及び/又は設定アイコンを、より速く、かつより効率的に選択することが可能となることにより、電力が節約され、バッテリを充電する間隔が増大する。
【0332】
デバイスは、タッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャを検出する(1402)。このジェスチャの検出に応じて(1402)、デバイスは、以下のアクションのうちの1つを実行する。
【0333】
ジェスチャが、第1の方向での第1のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、複数の開いているアプリケーションのアイコン(例えば、
図5C、
図5JJ、
図5KK,及び
図5KK~
図5ZZでの、アプリケーションアイコン5002)を表示する(1404)。一部の実施形態では、ジェスチャが、第1の方向での第1のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、複数の開いているアプリケーションの画像(例えば、
図5FFでの画像5008)を表示する。一部の実施形態では、ジェスチャが、第1の方向での第1のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、複数の開いているアプリケーションの画像と、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、複数の開いているアプリケーションのアイコン(例えば、
図5MM~
図5ZZでの、画像5008及びアイコン5002)とを表示する。
【0334】
一部の実施形態では、第1の方向での第1のスワイプジェスチャは、水平方向でのスワイプ(例えば、
図5IIでの、場所539-1又は場所541から開始されるスワイプジェスチャ)である。一部の実施形態では、この第1のスワイプは、左から右へのスワイプ、又は(例えば、
図5IIに示されるような)右から左へのスワイプのいずれかである。
【0335】
ジェスチャが、第1の方向とは異なる第2の方向での、第2のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、1つ以上の設定アイコン(例えば、
図5Mでの設定アイコン5102、
図5BBB、
図5CCC、又は
図5DDD、
図5EEEでの、設定アイコン5022)を表示する(1406)。一部の実施形態では、ジェスチャが、第1の方向とは異なる第2の方向での、第2のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、設定パネル(例えば、
図5BBB又は
図5DDDでの設定パネル5024)内に、1つ以上の設定アイコン(例えば、
図5BBB又は
図5DDDでの設定アイコン5022)を表示する(1408)。
【0336】
一部の実施形態では、第2の方向での第2のスワイプジェスチャは、水平方向でのスワイプ(例えば、
図5Lでの、場所537から開始される左から右へのスワイプジェスチャ)である。一部の実施形態では、第1のスワイプジェスチャ及び第2のスワイプジェスチャの双方が、水平方向でのスワイプジェスチャに対応する場合、第1の方向は、左から右への方向であり、第2の方向は、右から左への方向である(又は、その逆も可能)。一部の実施形態では、第2の方向での第2のスワイプジェスチャは、上向きの方向でのスワイプ(例えば、
図5AAAでの、場所571又は570から開始されるスワイプジェスチャ)である。
【0337】
【0338】
一部の実施形態では、ジェスチャが、第1の方向とは異なる第2の方向での、第2のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、設定パネル内に、1つ以上のオーディオ制御アイコン(例えば、
図5Mでのオーディオ制御アイコン(例えば、再生/一時停止、早送り、巻き戻し)、
図5BBB、
図5CCC、又は
図5DDD、
図5EEEでの、オーディオ制御アイコン5028)を表示する(1410)。これらのオーディオ制御アイコンは、そのソースにかかわりなく(例えば、そのオーディオが、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152によって生成されているにせよ、あるいは別のアプリケーション及び/又はモジュールによって生成されているにせよ)、任意のアクティブなオーディオ提示を制御するように構成される。一部の実施形態では、設定パネルが表示される場合(1408)、オーディオ制御アイコンは、オーディオが同時に提示されている場合にのみ、表示される。
【0339】
一部の実施形態では、ジェスチャが、第1の方向とは異なる第2の方向での、第2のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、設定パネル内に、輝度調節制御部(例えば、
図5BBB、
図5CCC、又は
図5DDD、
図5EEEでの、輝度調節制御部5026)を表示する(1412)。この輝度調節制御部により、ユーザは、タッチスクリーン112の輝度を変更することが可能となる。一部の実施形態では、この輝度制御は、ユーザが、表示されるスライダバー上で、表示される位置インジケータを所望の位置へとスライドさせるか、又は、スライダバーの特定の場所上でタップすることにより、その選択した場所に位置インジケータを移動させることが可能な、スライダ制御である。
【0340】
一部の実施形態では、ジェスチャが、第1の方向とは異なる第2の方向での、第2のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、設定パネル内に、1つ以上のユーザ指定アプリケーションアイコン(例えば、
図5BBB、
図5CCC、又は
図5DDD、
図5EEEでの、ユーザ指定アプリケーションアイコン5030-1~5030-4)を表示する(1414)。一部の実施形態では、アプリケーションアイコンは、ユーザによって指定された、任意のアプリケーションアイコンを含む。一部の実施形態では、それらのアプリケーションアイコンは、懐中電灯アプリケーションアイコン、時計アプリケーションアイコン、カメラアプリケーションアイコン、及び電卓アプリケーションアイコンを含む。
【0341】
一部の実施形態では、ジェスチャが、第2の方向での第2のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、設定パネル(例えば、
図5BBB又は
図5DDDでの設定パネル5024)内に、1つ以上の設定アイコン、輝度調節制御部、1つ以上の音楽制御アイコン、及び1つ以上のユーザ指定アプリケーションアイコンを、同時に表示する。一部の実施形態では、(例えば、
図5BBB又は
図5DDDに示されるように)1つ以上の設定アイコンは、設定パネルの第1の部分内に表示され、輝度調節制御部は、設定パネルの第2の部分内に表示され、この第2の部分は、第1の部分の下方に存在し、1つ以上の音楽制御アイコンは、設定パネルの第3の部分内に表示され、この第3の部分は、第2の部分の下方に存在し、1つ以上のユーザ指定アプリケーションアイコンは、設定パネルの第4の部分内に表示され、この第4の部分は、第3の部分の下方に存在する。
【0342】
一部の実施形態では、ジェスチャが、第1の方向及び第2の方向とは異なる、第3の方向での第3のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、少なくとも最近の電子通知のリストを表示する(1416)。一部の実施形態では、第3の方向での第3のスワイプジェスチャは、下向きの方向でのスワイプ(例えば、
図5Zでの、場所523から開始される下向きのスワイプジェスチャ)である。
【0343】
一部の実施形態では、ジェスチャが、第3の方向での第3のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、最近の電子通知のリストを含む、情報ユーザインタフェースを表示する(1418)。一部の実施形態では、この情報ユーザインタフェースは、タッチ感知ディスプレイ上での、第3のスワイプジェスチャを検出する前に表示されていたユーザインタフェース(例えば、
図5Aのホーム画面5001の一部又は全て)と置き換わる。一部の実施形態では、情報ユーザインタフェースを表示することは、1つ以上のアプリケーションアイコンを表示することを停止して、情報ユーザインタフェースを表示することを含む。一部の実施形態では、情報ユーザインタフェースは、パネル(例えば、
図5AAでの通知パネル5021)であるか、又はそのパネルを含む。
【0344】
図15は、方法1500を示す流れ図である。方法1500は、ディスプレイ及びタッチ感知面を備える、多機能デバイス(例えば、
図3のデバイス300、又は
図1のポータブル多機能デバイス100)で実行される。一部の実施形態では、このディスプレイは、タッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面は、ディスプレイ上に存在する。一部の実施形態では、このディスプレイは、タッチ感知面から分離している。方法1500での一部の動作を組み合わせることができ、かつ/又は、一部の動作の順序を変更することができる。
【0345】
以下で説明されるように、方法1500は、設定アイコン及び/又は開いているアプリケーションのアイコンを表示するための、直感的方法を提供する。この方法は、同時に開いているアプリケーションのうちの1つを選択する際、及び/又は設定アイコンを選択する際の、ユーザに対する認知負担を軽減することにより、より効率的なヒューマン-マシンインタフェースを作り出す。バッテリ動作式のコンピューティングデバイスに関しては、ユーザが、同時に開いているアプリケーションのうちの1つ及び/又は設定アイコンを、より速く、かつより効率的に選択することが可能となることにより、電力が節約され、バッテリを充電する間隔が増大する。
【0346】
デバイスは、タッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャを検出する(1502)。このジェスチャの検出に応じて(1502)、デバイスは、以下のアクションのうちの1つを実行する。
【0347】
ジェスチャが、第1の方向での第1のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、少なくとも最近の電子通知のリストを表示する(1504)。一部の実施形態では、第1の方向での第1のスワイプジェスチャは、下向きの方向でのスワイプ(例えば、
図5Zでの、場所523から開始される下向きのスワイプジェスチャ)である。
【0348】
一部の実施形態では、ジェスチャが、第1の方向での第1のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、最近の電子通知のリストを含む、情報ユーザインタフェースを表示する(1506)。一部の実施形態では、この情報ユーザインタフェースは、タッチ感知ディスプレイ上での、第3のスワイプジェスチャを検出する前に表示されていたユーザインタフェース(例えば、
図5Aのホーム画面5001の一部又は全て)と置き換わる。一部の実施形態では、情報ユーザインタフェースを表示することは、1つ以上のアプリケーションアイコンを表示することを停止して、情報ユーザインタフェースを表示することを含む。一部の実施形態では、情報ユーザインタフェースは、パネル(例えば、
図5AAでの通知パネル5021)であるか、又はそのパネルを含む。
【0349】
ジェスチャが、第1の方向とは異なる第2の方向での、第2のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、1つ以上の設定アイコン(例えば、
図5Mでの設定アイコン5102、
図5BBB、
図5CCC、又は
図5DDD、
図5EEEでの、設定アイコン5022)を表示する(1508)。一部の実施形態では、ジェスチャが、第1の方向とは異なる第2の方向での、第2のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、設定パネル(例えば、
図5BBB又は
図5DDDでの設定パネル5024)内に、1つ以上の設定アイコン(例えば、
図5BBB又は
図5DDDでの設定アイコン5022)を表示する(1510)。
【0350】
一部の実施形態では、第2の方向での第2のスワイプジェスチャは、水平方向でのスワイプ(例えば、
図5Lでの、場所537から開始される左から右へのスワイプジェスチャ)である。一部の実施形態では、第2の方向での第2のスワイプジェスチャは、上向きの方向でのスワイプ(例えば、
図5AAAでの、場所571又は570から開始されるスワイプジェスチャ)である。
【0351】
【0352】
一部の実施形態では、ジェスチャが、第1の方向とは異なる第2の方向での、第2のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、設定パネル内に、1つ以上のオーディオ制御アイコン(例えば、
図5Mでのオーディオ制御アイコン(例えば、再生/一時停止、早送り、巻き戻し)、
図5BBB、
図5CCC、又は
図5DDD、
図5EEEでの、オーディオ制御アイコン5028)を表示する(1512)。これらのオーディオ制御アイコンは、そのソースにかかわりなく(例えば、そのオーディオが、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152によって生成されているにせよ、あるいは別のアプリケーション及び/又はモジュールによって生成されているにせよ)、任意のアクティブなオーディオ提示を制御するように構成される。一部の実施形態では、設定パネルが(例えば、上向きのスワイプジェスチャに応じて)表示される場合(1510)、オーディオ制御アイコンは、オーディオが同時に提示されている場合にのみ、表示される。
【0353】
一部の実施形態では、ジェスチャが、第1の方向とは異なる第2の方向での、第2のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、設定パネル内に、輝度調節制御部(例えば、
図5BBB、
図5CCC、又は
図5DDD、
図5EEEでの、輝度調節制御部5026)を表示する(1514)。この輝度調節制御部により、ユーザは、タッチスクリーン112の輝度を変更することが可能となる。一部の実施形態では、この輝度制御は、ユーザが、表示されるスライダバー上で、表示される位置インジケータを所望の位置へとスライドさせるか、又は、スライダバーの特定の場所上でタップすることにより、その選択した場所に位置インジケータを移動させることが可能な、スライダ制御である。
【0354】
一部の実施形態では、ジェスチャが、第1の方向とは異なる第2の方向での、第2のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、設定パネル内に、1つ以上のユーザ指定アプリケーションアイコン(例えば、
図5BBB、
図5CCC、又は
図5DDD、
図5EEEでの、ユーザ指定アプリケーションアイコン5030-1~5030-4)を表示する(1516)。一部の実施形態では、アプリケーションアイコンは、ユーザによって指定された、任意のアプリケーションアイコンを含む。一部の実施形態では、それらのアプリケーションアイコンは、懐中電灯アプリケーションアイコン、時計アプリケーションアイコン、カメラアプリケーションアイコン、及び電卓アプリケーションアイコンを含む。
【0355】
一部の実施形態では、ジェスチャが、第2の方向での第2のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、設定パネル(例えば、
図5BBB又は
図5DDDでの設定パネル5024)内に、1つ以上の設定アイコン、輝度調節制御部、1つ以上の音楽制御アイコン、及び1つ以上のユーザ指定アプリケーションアイコンを、同時に表示する。一部の実施形態では、(例えば、
図5BBB又は
図5DDDに示されるように)1つ以上の設定アイコンは、設定パネルの第1の部分内に表示され、輝度調節制御部は、設定パネルの第2の部分内に表示され、この第2の部分は、第1の部分の下方に存在し、1つ以上の音楽制御アイコンは、設定パネルの第3の部分内に表示され、この第3の部分は、第2の部分の下方に存在し、1つ以上のユーザ指定アプリケーションアイコンは、設定パネルの第4の部分内に表示され、この第4の部分は、第3の部分の下方に存在する。
【0356】
一部の実施形態では、ジェスチャが、第1の方向及び第2の方向とは異なる、第3の方向での第3のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、複数の開いているアプリケーションのアイコン(例えば、
図5C、
図5JJ、
図5KK,及び
図5KK~
図5ZZでの、アプリケーションアイコン5002)を表示する(1518)。一部の実施形態では、ジェスチャが、第3の方向での第3のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、複数の開いているアプリケーションの画像(例えば、
図5FFでの画像5008)を表示する。一部の実施形態では、ジェスチャが、第3の方向での第3のスワイプジェスチャである場合、デバイスは、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、複数の開いているアプリケーションの画像と、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、複数の開いているアプリケーションのアイコン(例えば、
図5MM~
図5ZZでの、画像5008及びアイコン5002)とを表示する。
【0357】
一部の実施形態では、第3の方向での第3のスワイプジェスチャは、水平方向でのスワイプ(例えば、
図5IIでの、場所539-1又は場所541から開始されるスワイプジェスチャ)である。一部の実施形態では、この第3のスワイプは、左から右へのスワイプ、又は(例えば、
図5IIに示されるような)右から左へのスワイプのいずれかである。
【0358】
一部の実施形態によれば、
図16は、上述のような本発明の原理に従って構成された、電子デバイス1600の機能ブロック図を示す。このデバイスの機能ブロックは、本発明の原理を実行するためのハードウェア、ソフトウェア、又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実装することができる。
図16で説明される機能ブロックは、上述のような本発明の原理を実施するために、組み合わせるか、又はサブブロックに分割することができる点が、当業者によって理解されよう。それゆえ、本明細書での説明は、本明細書で説明される機能ブロックの、あらゆる可能な組み合わせ若しくは分離、又は更なる定義をサポートし得る。
【0359】
図16に示されるように、電子デバイス1600は、タッチ感知ディスプレイユニット1602を含む。電子デバイス1600はまた、タッチ感知ディスプレイユニット1602に結合された、処理ユニット1606も含む。一部の実施形態では、処理ユニット1606は、検出ユニット1608及び表示有効化ユニット1610を含む。
【0360】
一部の実施形態では、処理ユニット1606は、タッチ感知ディスプレイユニットのタッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャを(例えば、検出ユニット1608を使用して)検出し、このタッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャの検出に応じて、ジェスチャが、第1の方向での第1のスワイプジェスチャである場合、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する、複数の開いているアプリケーションのアイコンの表示を(例えば、表示有効化ユニット1610を使用して)可能にし、ジェスチャが、第1の方向とは異なる第2の方向での、第2のスワイプジェスチャである場合、1つ以上の設定アイコンの表示を(例えば、表示有効化ユニット1610を使用して)可能にするように構成される。一部の実施形態では、第1のスワイプジェスチャは、水平方向に対応し、第2のスワイプジェスチャは、上向きの方向に対応する。
【0361】
一部の実施形態では、処理ユニット1606は、タッチ感知ディスプレイユニットのタッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャを(例えば、検出ユニット1608を使用して)検出し、このタッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャの検出に応じて、ジェスチャが、第1の方向での第1のスワイプジェスチャである場合、少なくとも最近の電子通知のリストの表示を(例えば、表示有効化ユニット1610を使用して)可能にし、ジェスチャが、第1の方向とは異なる第2の方向での、第2のスワイプジェスチャである場合、1つ以上の設定アイコンの表示を(例えば、表示有効化ユニット1610を使用して)可能にするように構成される。一部の実施形態では、第1のスワイプジェスチャは、下向きの方向に対応し、第2のスワイプジェスチャは、上向きの方向に対応する。
【0362】
上述の情報処理方法での動作は、汎用プロセッサ又は特定用途向けチップなどの、情報処理装置内の1つ以上の機能モジュールを稼働することにって、実施することができる。これらのモジュール、これらのモジュールの組み合わせ、及び/又は、それらの(例えば、
図1A、
図1B、及び
図3に関して上述されたような)一般的なハードウェアとの組み合わせは全て、本発明の保護の範囲内に含まれる。
【0363】
図6A~
図6C、
図7、
図8A~
図8C、
図9、
図10、
図11A、
図11B、
図12A、
図12B、及び
図14、
図15を参照して上述された動作は、
図1A~
図1Cに示される構成要素によって実施することができる。例えば、検出動作604、アプリケーションビュー選択モード移行動作608、及び退出動作622は、イベントソータ170、イベント認識部180、及びイベントハンドラ190によって実施することができる。イベントソータ170内のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上での接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、そのイベント情報を、アプリケーション136-1に配信する。アプリケーション136-1のそれぞれのイベント認識部180は、そのイベント情報を、それぞれのイベント定義186と照会し、タッチ感知面上の第1の場所での第1の接触(又は、デバイスの回転)が、ユーザインタフェース上のオブジェクトの選択、又は1つの向きから別の向きへのデバイスの回転などの、既定のイベント又はサブイベントに対応するか否かを判定する。それぞれの既定のイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、そのイベント又はサブイベントの検出に関連付けられるイベントハンドラ190をアクティブ化させる。イベントハンドラ190は、データアップデータ176、オブジェクトアップデータ177、又はGUIアップデータ178を利用するか、若しくは呼び出して、アプリケーション内部状態192を更新することができる。一部の実施形態では、イベントハンドラ190は、それぞれのGUIアップデータ178にアクセスして、アプリケーションによって表示されているものを更新する。同様に、
図1A~
図1Cに示される構成要素に基づいて、どのように他のプロセスを実施することができるかは、当業者には明らかであろう。
【0364】
前述の説明は、説明の目的上、特定の実施形態を参照して説明されている。しかしながら、上記の例示的な論考は、網羅的であること、又は本発明を、開示される厳密な形態に限定することを意図するものではない。上記の教示を鑑みて、多くの修正及び変形が可能である。これらの実施形態は、本発明の原理、及びその実際の適用を最も良好に説明するために、またそれにより、他の当業者が、想到される具体的な用途に適するような様々な修正を使用して、本発明及び様々実施形態を最も良好に利用することを可能にするために、選択及び説明されたものである。
【手続補正書】
【提出日】2024-02-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
方法であって
タッチ感知ディスプレイを備える多機能デバイスで、
前記タッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャを検出することと、
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが第1の方向での第1のスワイプジェスチャである場合に、少なくとも最近の電子通知のリストを表示することと、
前記ジェスチャが前記第1の方向とは異なる第2の方向での第2のスワイプジェスチャである場合に、設定パネル内に1つ以上のユーザ指定アプリケーションアイコン及び1つ以上の設定アイコンを表示することと、を含むことを特徴とする、方法。
【請求項2】
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが前記第1の方向及び前記第2の方向とは異なる第3の方向での第3のスワイプジェスチャである場合に、複数の同時に開いているアプリケーションのうちの少なくとも一部に対応する複数の開いているアプリケーションのアイコンを表示することを含むことを特徴とする、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1の方向が下向きの方向であり、
前記第2の方向が上向きの方向であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記1つ以上の設定アイコンを表示することが、機内モードアイコン、Wi-Fiアイコン、Bluetoothアイコン、及び回転ロックアイコンのうちの少なくとも1つを表示することを含むことを特徴とする、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記1つ以上の設定アイコンを表示することが、おやすみモードアイコンを表示することを更に含むことを特徴とする、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが前記第2の方向での前記第2のスワイプジェスチャである場合に、前記設定パネル内に1つ以上のオーディオ制御アイコンを表示することを含むことを特徴とする、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが前記第2の方向での前記第2のスワイプジェスチャである場合に、前記設定パネル内に輝度調節制御部を表示することを含むことを特徴とする、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の方法。
【請求項8】
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが前記第2の方向での前記第2のスワイプジェスチャである場合に、前記設定パネル内に、
前記1つ以上の設定アイコンと、
輝度調節制御部と、
1つ以上のオーディオ制御アイコンと、
1つ以上のユーザ指定アプリケーションアイコンと、
を同時に表示することを含むことを特徴とする、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記1つ以上の設定アイコンが前記設定パネルの第1の部分内に表示され、
前記輝度調節制御部が前記設定パネルの第2の部分内に表示され、前記第2の部分が、前記第1の部分の下方にあり、
前記1つ以上のオーディオ制御アイコンが前記設定パネルの第3の部分内に表示され、前記第3の部分が前記第2の部分の下方にあり、
前記1つ以上のユーザ指定アプリケーションアイコンが前記設定パネルの第4の部分内に表示され、前記第4の部分が前記第3の部分の下方にあることを特徴とする、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記設定パネルは、選択された場合に前記設定パネル上にインタフェースが表示されるようにする個別の設定アイコンを含むことを特徴とする、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の方法。
【請求項11】
多機能デバイスであって、
タッチ感知ディスプレイと、
1つ以上のプロセッサと、
メモリと、
1つ以上のプログラムであって、前記1つ以上のプログラムは、前記メモリに記憶され、前記1つ以上のプロセッサによって実行されるように構成され、前記1つ以上のプログラムは、
前記タッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャを検出することと、
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが第1の方向での第1のスワイプジェスチャである場合に、少なくとも最近の電子通知のリストを表示することと、
前記ジェスチャが前記第1の方向とは異なる第2の方向での第2のスワイプジェスチャである場合に、設定パネル内に1つ以上のユーザ指定アプリケーションアイコン及び1つ以上の設定アイコンを表示することと、を行うための命令を含む、1つ以上のプログラムと、を備えることを特徴とする多機能デバイス。
【請求項12】
前記1つ以上のプログラムは、請求項2乃至10のいずれか1項に記載の方法を実行するための命令を含むことを特徴とする、請求項11に記載の多機能デバイス。
【請求項13】
タッチ感知ディスプレイを有する多機能デバイスによって実行された場合に、前記多機能デバイスに、
前記タッチ感知ディスプレイ上でのジェスチャを検出することと、
前記タッチ感知ディスプレイ上での前記ジェスチャの検出に応じて、
前記ジェスチャが第1の方向での第1のスワイプジェスチャである場合に、少なくとも最近の電子通知のリストを表示することと、
前記ジェスチャが前記第1の方向とは異なる第2の方向での第2のスワイプジェスチャである場合に、設定パネル内に1つ以上のユーザ指定アプリケーションアイコン及び1つ以上の設定アイコンを表示することと、を行わせる命令を含むことを特徴とするプログラム。
【請求項14】
前記プログラムは、前記多機能デバイスによって実行された場合に、前記多機能デバイスに、請求項2乃至10のいずれか1項に記載の方法を実行させる命令を含むことを特徴とする、請求項13に記載のプログラム。
【外国語明細書】