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▶ 水島 健太の特許一覧

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024054805
(43)【公開日】2024-04-17
(54)【発明の名称】ブックキーパー
(51)【国際特許分類】
   B42D 9/00 20060101AFI20240410BHJP
【FI】
B42D9/00 F
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022161297
(22)【出願日】2022-10-05
(71)【出願人】
【識別番号】522394203
【氏名又は名称】水島 健太
(74)【代理人】
【識別番号】100205523
【弁理士】
【氏名又は名称】木村 浩也
(72)【発明者】
【氏名】水島 健太
(57)【要約】
【課題】 本を開帳固定するための器具
【解決手段】
上パーツに開帳書籍類似曲面を有し、下パーツに背受け止め用半筒部を有し、それらが開閉運動と固定機能と高さ調節機能を持つヒンジ部を有した書籍開帳器具。
【選択図】 図1

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上パーツに開帳書籍類似曲面を有し、下パーツに背受け止め用半筒部を有し、それらが開閉運動と固定機能と高さ調節機能を持つヒンジ部を有した書籍開帳器具。
【請求項2】
開帳した本の形状を模した本接触面と、その後面に下パーツと固定パーツを繋ぎ合わせるため中央が切れ込んだ突起部を有し、その突起部には固定パーツを差し込み本製品の固定と開閉を行える形状に穴があいている特徴を持つ透明な上パーツと、半筒状の本の背接触部と、その後方に上パーツと固定パーツを繋ぎ合わせるための突起部を有し、その突起部には固定パーツを差し込む穴が高さ別に複数あいている特徴を持つ下パーツと、水平面に扁平で、下パーツの突起部の穴に差し込めて、動揺の少ない程度の大きさの棒状の固定パーツを有する書籍開帳固定器具

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は二枚の器具を固定具で固定する、本の開帳固定に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、器具に立てかけた本を留め具で左右のページを固定する開帳固定具があった(非特許文献1参照)。
また、開帳した本の全面に透明アクリル板を乗せて、器具の重さで開帳させるものがあった(非特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【非特許文献1】ブックスタンド タブレットスタンド https://item.rakuten.co.jp/janri/sl324/
【非特許文献2】BOOK on BOOK https://tent1000.com/bookonbook.html
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのために次のような問題点があった。
(イ)立てかけているため安定性が悪く、倒れたり、器具が緩んで本が閉じてしまった。
(ロ)器具に立てかけたり、本の見開きを器具が覆うため、本に書き込むことができず学習には不だきだった。
(ハ)本を押さえる力が弱いため、固い本や厚手の本には使用できなかった。
本発明は、これらの問題点を解決するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
開帳した本の形状を模した本接触面と、その後面に下パーツと固定パーツを繋ぎ合わせるため中央が切れ込んだ突起部を有し、その突起部には固定パーツを差し込み本製品の固定と開閉を行える形状に穴があいている特徴を持つ透明な上パーツと、半筒状の本の背接触部と、その後方に上パーツと固定パーツを繋ぎ合わせるための突起部を有し、その突起部には固定パーツを差し込む穴が高さ別に複数あいている特徴を持つ下パーツと、水平面に扁平で、下パーツの突起部の穴に差し込めて、動揺の少ない程度の大きさの棒状の固定パーツを有する。
以上を特徴とする開帳固定器具である。
【発明の効果】
【0006】
1)本の厚みに合わせて挟む幅を変えられる 2)挟んだ本をヒンジ部構造でしっかり押さえることができる 3)上パーツが開いた本と同じような形状をしていることで、本をしっかりと開いた形に押さえつけることができる 4)下パーツが半ループ状になっていることで背表紙の角度が変わっても常に本が偏らずに開いていられる 5)ヒンジ部の高さを変えられることで、さまざまな厚みの本に対応できる 6)押さえるのが中央部分だけなので書き込みできる範囲が広い 7)本を寝かして使うことができる
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の閉塞時の図である。
図2】本発明の解放時の図である。
図3】本発明のヒンジ部構造の図である。
図4】本発明の上パーツの挙動例の図である。
図5】本発明のそれぞれのパーツの上面図である。
図6】本発明のそれぞれのパーツの底面図である。
図7】本発明のそれぞれのパーツの左側面図である。
図8】本発明のそれぞれのパーツの正面図である。
図9】本発明のそれぞれのパーツの背面図である。
図10】本発明の本に使用した図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明を実施するための形態について説明する。
(イ)開帳した本の形状を模した本接触面(8)と、その後面に下パーツと固定パーツを繋ぎ合わせるため中央が切れ込んだ突起部(13)を有し、その突起部には固定パーツを差し込み本製品の固定と開閉を行える形状に穴(4)があいていて、開閉時に支点となる突起部(5)(7)と、90度程度開いた時に下パーツ突起部に接触する階段状板部(6)を有する特徴を持つ透明な上パーツ(1)。
(ロ)半筒状の本の背接触部(11)と、その後方に上パーツと固定パーツを繋ぎ合わせるための突起部(10)を有し、その突起部には固定パーツを差し込む穴(12)が高さ別に複数あいている特徴を持つ下パーツ。
(ハ)水平面に扁平で、下パーツの突起部の穴に差し込めて、動揺の少ない程度の大きさの棒状の固定パーツ(3)。
本発明は以上のような構成である。
本発明を使用するときは、3つのパーツを組み立てたのち(図1)、ヒンジ部が開閉可能位置になるように上パーツをスライドさせる(図4)。上パーツを開き(図2)、下パーツの背接触部の上に本の背が来るように開いた本を置く。上パーツを閉じて上パーツと下パーツによって本を挟み込む(図10)。ヒンジ部を固定位置まで上パーツをスライドさせて、器具を固定する。
また、上パーツの本接触部上面は、平坦でも良いし、開帳書類類似曲面出会っても良い。素材はプラスチック素材や、硬質素材であれば良い。本接触部の長さは50mm?200mmであれば良い。ヒンジ部構造は、固定性と高さ調整性、開閉機能のための軸運動ができれば良い。
【符号の説明】
【0009】
1 上パーツ
2 下パーツ
3 固定パーツ
4 上パーツの空洞
5 上パーツの支持用凸部1
6 上パーツの階段状にせり出た板部
7 上パーツの支持用凸部2
8 上パーツ開帳書籍類似曲面
9 本
10 下パーツヒンジ用突起部
11 下パーツ本の背受け止め用半筒部
12 下パーツ固定具貫通用穴
13 上パーツの中央が切れ込んだ突起部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10