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特開2024-54823コンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法、及びコンテンツ配信プログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024054823
(43)【公開日】2024-04-17
(54)【発明の名称】コンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法、及びコンテンツ配信プログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/258 20110101AFI20240410BHJP
   G06Q 50/10 20120101ALI20240410BHJP
   H04L 67/1396 20220101ALI20240410BHJP
【FI】
H04N21/258
G06Q50/10
H04L67/1396
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2023094881
(22)【出願日】2023-06-08
(62)【分割の表示】P 2022161146の分割
【原出願日】2022-10-05
(71)【出願人】
【識別番号】598138327
【氏名又は名称】株式会社ドワンゴ
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】安田 昂平
【テーマコード(参考)】
5C164
5L049
5L050
【Fターム(参考)】
5C164FA06
5C164SB08S
5C164SB29S
5C164SC11P
5C164SD12S
5C164YA10
5C164YA11
5L049CC11
5L050CC11
(57)【要約】
【課題】 サポーターが配信者に対して継続的にサポートを行うモチベーションを維持することができる技術を提供する。
【解決手段】 実施形態によるコンテンツを複数の視聴者端末に配信するコンテンツ配信装置は、特定の配信者に関連付けられた特定の視聴者に関連するログ情報を取得し、取得したログ情報に基づいて、前記特定の視聴者の行動を集計するサポーター情報処理部と、前記サポーター情報処理部による集計結果を前記特定の配信者の配信者端末、及び前記特定の視聴者の視聴者端末の少なくとも一方に送信する通信処理部と、を備える。
【選択図】 図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツを複数の視聴者端末に配信するコンテンツ配信装置であって、
特定の配信者に関連付けられた特定の視聴者に関連するログ情報を取得し、取得したログ情報に基づいて、前記特定の視聴者の行動を集計するサポーター情報処理部と、
前記サポーター情報処理部による集計結果を前記特定の配信者の配信者端末、及び前記特定の視聴者の視聴者端末の少なくとも一方に送信する通信処理部と、
を備えるコンテンツ配信装置。
【請求項2】
前記特定の視聴者は、前記特定の配信者をサポートする視聴者である、
請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
【請求項3】
前記通信処理部は、前記特定の視聴者により入力されるコメント情報を受信し、前記集計結果と共に表示するための前記コメント情報を前記特定の視聴者の視聴者端末に送信する、
請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
【請求項4】
前記サポーター情報処理部は、所定の期間毎に前記特定の視聴者の行動を集計する、
請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
【請求項5】
前記サポーター情報処理部は、各配信者に関連付けられた特定の視聴者の行動を集計し、各配信者についての集計結果に基づいて、配信者のランキングを取得し、
前記通信処理部は、前記ランキングの結果を前記各配信者に関連付けられた特定の視聴者の視聴者端末に送信する、
請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
【請求項6】
前記サポーター情報処理部は、前記集計結果が所定の値に達しているか否かを判定し、前記集計結果が所定の値に達している場合に、前記特定の視聴者及び前記特定の視聴者に関連付けられた配信者の少なくとも一方のポイント情報を更新する、
請求項1に記載のコンテンツ配信装置。
【請求項7】
コンテンツを複数の視聴者端末に配信するためのコンテンツ配信方法であって、
特定の配信者に関連付けられた特定の視聴者に関連するログ情報を取得し、取得したログ情報に基づいて、前記特定の視聴者の行動を集計するステップと、
集計結果を前記特定の配信者の配信者端末、及び前記特定の視聴者の視聴者端末の少なくとも一方に送信するステップと、
を備えるコンテンツ配信方法。
【請求項8】
コンテンツを複数の視聴者端末に配信するコンテンツ配信プログラムであって、
コンピュータを、
特定の配信者に関連付けられた特定の視聴者に関連するログ情報を取得し、取得したログ情報に基づいて、前記特定の視聴者の行動を集計するサポーター情報処理手段と、
前記サポーター情報処理手段による集計結果を前記特定の配信者の配信者端末、及び前記特定の視聴者の視聴者端末の少なくとも一方に送信する通信処理手段と、
して機能させるコンテンツ配信プログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法、及びコンテンツ配信プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、ネットワークを介したコンテンツの配信が一般的に行われている。コンテンツ配信サービスでは、視聴者が配信者又はクリエータの活動をサポートするメンバーシップサービスやサポーターサービスが広く提供されている。
【0003】
非特許文献1に記載されているメンバーシップサービスでは、クリエータをサポートする機能に加え、メンバー間で交流する機能やメンバーがクリエータにメッセージを送る機能が提供されている。
【0004】
非特許文献2に記載されているサポーターサービスでは、クリエータからサポーターのみに特別なコンテンツが配信される機能が提供されている。
【0005】
特許文献1には、配信者は、視聴者が課金した課金額に基づいて報酬を得ることができ、視聴者は、定期的に課金を行うことにより配信者を継続して支援することができることが記載されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0006】
【非特許文献1】“Youtubeチャンネルメンバーシップ”、[online]、[令和4年9月15日検索]、インターネット<https://www.youtube.com/intl/ja/join/>
【非特許文献2】“pixiv FANBOX”、[online]、[令和4年9月15日検索]、インターネット<https://www.fanbox.cc/>
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2020-171005号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、メンバーシップサービスやサポーターサービスでは、メンバーシップ登録やサポーター登録の定期的な更新がなされるため、更新時において、メンバーやサポーターが登録を継続する動機付けを与える必要がある。そこで、サポーターがクリエータのサポートを継続的に行う動機付けを与えるための機能が望まれている。
【0009】
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであって、サポーターが配信者に対して継続的にサポートを行うモチベーションを維持することができる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の第1態様によるコンテンツを複数の視聴者端末に配信するコンテンツ配信装置は、特定の配信者に関連付けられた特定の視聴者に関連するログ情報を取得し、取得したログ情報に基づいて、前記特定の視聴者の行動を集計するサポーター情報処理部と、前記サポーター情報処理部による集計結果を前記特定の配信者の配信者端末、及び前記特定の視聴者の視聴者端末の少なくとも一方に送信する通信処理部と、を備える。
【0011】
本発明の第2態様によるコンテンツ配信装置においては、前記特定の視聴者は、前記特定の配信者をサポートする視聴者である。
【0012】
本発明の第3態様によるコンテンツ配信装置においては、前記通信処理部は、前記特定の視聴者により入力されるコメント情報を受信し、前記集計結果と共に表示するための前記コメント情報を前記特定の視聴者の視聴者端末に送信する。
【0013】
本発明の第4態様によるコンテンツ配信装置においては、前記サポーター情報処理部は、所定の期間毎に前記特定の視聴者の行動を集計する。
【0014】
本発明の第5態様によるコンテンツ配信装置においては、前記サポーター情報処理部は、各配信者に関連付けられた特定の視聴者の行動を集計し、各配信者についての集計結果に基づいて、配信者のランキングを取得し、前記通信処理部は、前記ランキングの結果を前記各配信者に関連付けられた特定の視聴者の視聴者端末に送信する。
【0015】
本発明の第6態様によるコンテンツ配信装置においては、前記サポーター情報処理部は、前記集計結果が所定の値に達しているか否かを判定し、前記集計結果が所定の値に達している場合に、前記特定の視聴者及び前記特定の視聴者に関連付けられた配信者の少なくとも一方のポイント情報を更新する。
【0016】
本発明の第7態様によるコンテンツを複数の視聴者端末に配信するためのコンテンツ配信方法は、特定の配信者に関連付けられた特定の視聴者に関連するログ情報を取得し、取得したログ情報に基づいて、前記特定の視聴者の行動を集計するステップと、前記サポーター情報処理部による集計結果を前記特定の配信者、及び前記特定の視聴者の視聴者端末の少なくとも一方に送信するステップと、を備える。
【0017】
本発明の第8態様によるコンテンツを複数の視聴者端末に配信するコンテンツ配信プログラムは、コンピュータを、特定の配信者に関連付けられた特定の視聴者に関連するログ情報を取得し、取得したログ情報に基づいて、前記特定の視聴者の行動を集計するサポーター情報処理手段と、前記サポーター情報処理手段による集計結果を前記特定の配信者、及び前記特定の視聴者の視聴者端末の少なくとも一方に送信する通信処理手段と、して機能させる。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、サポーターが配信者に対して継続的にサポートを行うモチベーションを維持することができるコンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法、及びコンテンツ配信プログラムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、第1の実施形態のコンテンツ配信装置を含むコンテンツ配信システムの概略的構成を示す図である。
図2図2は、第1の実施形態のコンテンツ配信装置の一構成例を概略的に示すブロック図である。
図3図3は、第1の実施形態の視聴者端末に表示されるサポーターページ画像の一例を概略的に示す図である。
図4図4は、第1の実施形態の視聴者端末に表示されるサポーターページ画像の別の例を概略的に示す図である。
図5図5は、第1の実施形態のコンテンツ配信装置における情報処理動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図6図6は、第2の実施形態の視聴者端末に表示されるサポーターページ画像の一例を概略的に示す図である。
図7図7は、第2の実施形態のコンテンツ配信装置における情報処理動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図8図8は、第3の実施形態の視聴者端末に表示されるサポーターページ画像の一例を概略的に示す図である。
図9図9は、第3の実施形態のコンテンツ配信装置における情報処理動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図10図10は、第4の実施形態の視聴者端末に表示されるサポーターページ画像の一例を概略的に示す図である。
図11図11は、第4の実施形態のコンテンツ配信装置における情報処理動作の一例を説明するためのフローチャートである。
図12図12は、第4の実施形態のコンテンツ配信装置における情報処理動作の別の例を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0020】
[第1の実施形態]
以下に、第1の実施形態のコンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法、及びコンテンツ配信プログラムについて、図面を参照して詳細に説明する。
【0021】
(構成例)
図1は、実施形態のコンテンツ配信装置を含むコンテンツ配信システムの概略的構成を示す図である。
【0022】
コンテンツ配信システムは、コンテンツ配信装置1、配信者端末2、及び視聴者端末3を備えている。コンテンツ配信装置1は、ネットワークを介して配信者端末2、及び視聴者端末3と通信可能に接続され得る。なお、図1では、3台の視聴者端末3が図示されているが、視聴者端末3の数は図示した数に限定されるものではない。図1では、1台の配信者端末2が図示されているが、配信者端末2の数は複数台であってもよく、図示した数に限定されるものではない。
コンテンツ配信装置1は、ネットワークを介してコンテンツ配信サービスを提供するサーバ装置である。コンテンツ配信装置1は、情報処理機能を有するコンピュータを含む電子機器である。コンテンツ配信装置1は、配信者端末2から受信したコンテンツデータに基づいて、コンテンツデータを複数の視聴者端末3に配信する。コンテンツデータは、動画コンテンツデータ、及び静止画コンテンツデータを含む。以下の説明では、コンテンツデータは、動画コンテンツデータであるものとする。コンテンツデータは、単にコンテンツともいう。動画コンテンツは、生放送のコンテンツであってもよく、録画された動画コンテンツでもよい。コンテンツ配信装置1は、情報処理装置の一例である。コンテンツ配信装置1の構成例については後述する。
【0023】
コンテンツ配信装置1は、複数の配信者と複数の視聴者の情報を管理する。コンテンツ配信装置1は、サポーターサービスを提供する。サポーターサービスは、複数の視聴者が、複数の配信者のうちから選択した特定の配信者に対してサポートをすることができるサービスである。特定の配信者に対してサポートをする視聴者は、サポーターともいう。サポーターは、特定の配信者を選択し、課金等によるサポーター登録を行い、特定の配信者の創作活動を応援する。サポーター登録は、定期的に更新され得る。サポーター登録は、定期的な課金、又はその他の方法により更新され得る。サポーターは、複数の配信者のうち少なくとも一人の配信者のサポーターとなることができる。サポーターは、登録によりサポーター番号等のサポーターを個々に識別する識別情報を取得し得る。サポーターは、対象の配信者から特典を受け得る。特典は、例えば、対象の配信者に特有のサポーターカード等の配信を含む。サポーターは、特定の配信者、又は特定の配信者をサポートする他のサポーターとコミュニケーションを取ることができる。コンテンツ配信装置1は、視聴者によりサポーター登録が行われる毎に、対象の配信者の配信者端末2にサポーターの情報を送信してもよい。コンテンツ配信装置1は、対象の配信者の配信者端末2に、コンテンツ配信画面にサポーターの情報を表示させる情報を送信してもよい。サポーターは、ファンともいう。サポーターサービスは、視聴者が特定の配信者を支援するためのサービスであり、視聴者が特定のサービスを受けるために課金等を行うプレミアム会員サービス等とは異なるサービスである。
【0024】
配信者端末2は、例えばビデオカメラ等のコンテンツソースに接続可能なコンピュータを含む電子機器である。配信者端末2は、例えば、テレビ受像機(インターネットテレビを含む)、PC(Personal Computer)、モバイル端末(例えば、タブレット、スマートフォン、ラップトップ、フィーチャーフォン、ポータブルゲーム機、デジタルミュージックプレイヤー、電子書籍リーダ等)、VR(Virtual Reality)端末、AR(Augmented Reality)端末等であり得るが、これらに限られない。
【0025】
配信者端末2は、例えば、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサにより実行されるプログラムが記憶されたメモリと、を備え、ソフトウエアにより又はソフトウエアとハードウエアとの組み合わせにより種々の機能を実現可能に構成されている。
【0026】
視聴者端末3は、コンピュータを含む電子機器である。視聴者端末3は、例えば、テレビ受像機(インターネットテレビを含む)、PC、モバイル端末(例えば、タブレット、スマートフォン、ラップトップ、フィーチャーフォン、ポータブルゲーム機、デジタルミュージックプレイヤー、電子書籍リーダ等)、VR端末、AR端末等であり得るが、これらに限られない。
【0027】
視聴者端末3は、例えば、少なくとも1つのプロセッサと、プロセッサにより実行されるプログラムが記憶されたメモリと、を備え、ソフトウエアにより又はソフトウエアとハードウエアとの組み合わせにより種々の機能を実現可能に構成されている。
【0028】
視聴者端末3は、コンテンツ配信装置1からコンテンツデータ等のコンテンツデータを受信し、図示しない表示手段や音響手段等により視聴者へコンテンツを提示することが可能である。
【0029】
図2は、実施形態のコンテンツ配信装置1の一構成例を概略的に示すブロック図である。
図1に示すコンテンツ配信装置1は、図2に示すように制御部11と、通信部12と、記憶部13と、計時部14と、を備えている。
【0030】
制御部11は、コンテンツ配信装置1の中枢部分に相当するコンピュータを構成する。制御部11は、1以上のプロセッサを備える処理回路である。プロセッサは、典型的にはCPU(Central Processing Unit)及び/又はGPU(Graphics Processing Unit)であるが、マイコン、FPGA(Field Programmable Gate Array)、又はDSP(Digital Signal Processor)等であってもよい。制御部11は、メモリを備える。メモリは、不揮発性のメモリ領域としてROM(Read Only Memory)を備える。メモリは、揮発性のメモリ領域としてRAM(Random Access Memory)を備える。プロセッサは、ROM、又は記憶部13に記憶されているプログラムをRAMに展開する。プロセッサがRAMに展開されるプログラムを実行することで、制御部11は、コンテンツ配信装置1の全体の動作を制御する。
【0031】
通信部12は、有線通信、又は無線通信を行うためのNIC(Network Interface Card controller)を備える通信インターフェースである。通信部12は、ネットワークを介して、配信者端末2及び視聴者端末3と通信を行う。
【0032】
記憶部13は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)等の不揮発性記憶媒体で実現され得る。記憶部13は、配信者端末2から受信したコンテンツデータを記憶する。コンテンツデータは、リアルタイム配信用の生放送の動画コンテンツデータ、タイムシフト配信の動画コンテンツデータ等の画像データを含み得る。タイムシフト配信は、録画された動画コンテンツをユーザの要求に応じて配信することを含む。動画コンテンツは、単にコンテンツともいう。記憶部13は、コンテンツデータをコンテンツ識別情報と関連付けて記憶する。コンテンツ識別情報は、各コンテンツを識別可能な情報であり、コンテンツID、又はコンテンツ名等の情報を含む。記憶部13は、コンテンツデータを配信者又は配信者端末2の識別情報(ユーザ識別情報)と関連付けて記憶してもよい。
【0033】
記憶部13は、ログ記憶領域130を含む。ログ記憶領域130は、ログ情報を記憶する。ログ情報は、配信者の行動、又は視聴者の行動に関する情報を含む。配信者の行動は、コンテンツの配信に関連する行動を含む。コンテンツの配信に関連する行動に関する情報は、コンテンツの配信回数、コンテンツの配信日時、コンテンツ内容、コンテンツの配信時間等の情報を含む。視聴者の行動は、コンテンツの視聴に関連する行動を含む。コンテンツの視聴に関連する行動に関する情報は、コンテンツの視聴回数、コンテンツの視聴日時、視聴したコンテンツ、視聴したコンテンツの配信者、コンテンツの視聴時間、コメントの投稿回数、コメントの投稿日時、コメントの内容等の情報を含む。
【0034】
記憶部13は、ユーザ情報記憶領域131を含む。ユーザ情報記憶領域131は、ユーザ情報を記憶する。ユーザ情報は、配信者又は配信者端末2の識別情報、視聴者又は視聴者端末3の識別情報、配信者に関連付けられた視聴者の情報、視聴者がサポーター登録を行った配信者の情報等を含み得る。配信者又は配信者端末2の識別情報、及び視聴者又は視聴者端末3の識別情報は、ユーザ識別情報ともいう。ユーザ識別情報は、視聴者又は配信者を個々に識別するために視聴者又は配信者毎に割り当てられた固有の識別情報である。配信者に関連付けられた視聴者の情報は、サポーター情報ともいう。サポーター情報は、サポーターのユーザ識別情報等を含む。視聴者がサポーター登録を行った配信者は、対象配信者ともいう。視聴者がサポーター登録を行った配信者の情報は、対象配信者情報ともいう。対象配信者情報は、対象配信者のユーザ識別情報等を含む。ユーザ識別情報は、ユーザID、ユーザ名、又はユーザを示すアイコン等であり得る。なお、サポーター情報は、サポーターランクを示す情報を含んでもよい。サポーターランクは、サポーターを段階的に区別するサポーターの区分を示す。例えば、サポーターランクは、プレミアムサポーター、及び通常サポーター等のランクを含んでもよい。プレミアムサポーターは、通常サポーターよりユーザランクが高いサポーターであってもよい。サポーターランクに応じて登録時又は更新時の課金額等が異なってもよい。サポーターランクに応じて、サポーターが受けられるサービスの内容が異なってもよい。以下の説明において、「配信」するは、「送信」すると読み替えてもよい。
【0035】
計時部14は、クロック信号を生成するための発振回路及び可変PLL(Phase Locked Loop)、クロック信号のパルス数をカウントするカウンタ回路等から構成される。計時部14はカウントされるパルス数に基づいて時刻を計時する。なお、制御部11は、計時部14がカウントするパルス数に基づいたタイミングで各種制御を実行する。また、制御部11は、計時部14が計時する時刻に基づいて、コンテンツの開始時点からの経過時間をカウントしたり、予め定められた時間を経過したか否かを判別したりする。制御部11は、計時部14が計時する時刻に基づいて、視聴者又は配信者の行動を管理する。
【0036】
以下、制御部11の機能的な構成を説明する。制御部11は、サポーター情報処理部110、及び通信処理部111として機能する。各部は、制御部11、プロセッサ、又は処理回路と読み替え可能である。

サポーター情報処理部110は、記憶部13に記憶されているユーザ情報とログ情報を取得する。サポーター情報処理部110は、特定の配信者に関連付けられた特定の視聴者であるサポーターに関連するログ情報を取得する。サポーター情報処理部110は、取得したログ情報に基づいて、サポーターの行動を集計する。サポーター情報処理部110は、配信者毎にサポーターの行動を集計する。サポーターの行動は、対象配信者のコンテンツの視聴に関連する行動を含む。対象配信者のコンテンツは、対象配信者により配信されるコンテンツを示す。サポーターの行動は、コンテンツの視聴回数、対象配信者のコンテンツの視聴日時、視聴した対象配信者のコンテンツ、対象配信者のコンテンツの視聴時間、対象配信者に向けたコメントの投稿回数、対象配信者に向けたコメントの投稿日時、対象配信者に向けたコメントの内容等の情報を含む。対象配信者に向けたコメントは、対象配信者が配信したコンテンツに対するコメントを含む。サポーター情報処理部110は、サポーターの行動を、視聴したコンテンツが生放送コンテンツであるか録画されたコンテンツであるかを区別して集計してもよい。サポーター情報処理部110は、所定の期間毎にサポーターの行動を集計してもよい。所定の期間は、例えば、1週間毎、1か月毎、1年毎等の周期的な期間を含んでもよい。所定の期間は、管理者、配信者、又は視聴者等により設定された期間であってもよい。所定の期間は、サポーター登録者数が所定の期間は、予め設定された期間でもよく、管理者により適宜設定又は更新されてもよい。サポーター情報処理部110は、配信者又はサポーターの行動に基づいて、サポーターの行動を集計してもよい。例えば、サポーター情報処理部110は、配信者がコンテンツを10件配信する毎にサポーターの行動を集計してもよい。サポーター情報処理部110は、サポーター登録者数が10人増える毎にサポーターの行動を集計してもよい。なお、サポーター情報処理部110は、対象配信者のログ情報に基づいて、サポーターの行動を集計してもよいし、サポーターのログ情報に基づいて、サポーターの行動を集計してもよい。サポーター情報処理部110は、ログ情報の公知の処理技術によりサポーターの行動を集計してもよい。サポーター情報処理部110は、所定の期間におけるサポーターの行動の合計を集計結果として取得する。例えば、サポーター情報処理部110は、1年間の対象配信者のサポーター全員が対象配信者のコンテンツを視聴した視聴回数の合計を集計結果として取得する。サポーター情報処理部110は、コンテンツ単位ではなく、配信者単位でサポーターの行動の集計結果を取得する。例えば、対象配信者が複数のコンテンツを配信している場合、サポーター情報処理部110は、複数のコンテンツのそれぞれについての各サポーターの視聴回数の合計を集計結果として取得する。サポーターの行動は、サポート活動ともいう。集計結果は、サポーターの行動実績ともいう。以下の説明では、「集計」は、「算出」と読み替えてもよい。
【0037】
サポーター情報処理部110は、各配信者に関連付けられたサポーターの行動を集計し、各配信者についての集計結果に基づいて、配信者のランキングを取得してもよい。サポーター情報処理部110は、集計結果に基づいて、集計項目毎に配信者のランキングを取得してもよい。集計項目は、例えば、サポーターの登録人数、サポーターのコメント数、サポーターのコンテンツ再生回数、サポーターの「いいね」の数、一番多く視聴されたコンテンツ等を含む。例えば、サポーター情報処理部110は、各配信者のサポーターのコメント数について、コメント数が多い順に配信者のランキングを取得してもよい。以下の説明では、「取得」は、「算出」と読み替えてもよい。
【0038】
サポーター情報処理部110は、集計結果が所定の値に達しているか否かを判定し、集計結果が所定の値に達している場合に、対象配信者、及びサポーターの少なくとも一方のポイント情報を更新してもよい。所定の値は、集計項目毎に設定され得る。例えば、集計項目が「サポーターの登録人数」である場合、所定の値は、50、100、150等の数値である。集計項目が「サポーターのコメント数」である場合、所定の値は、50、100、150等である。ポイント情報を更新することは、ボーナスポイントを付与することを含む。例えば、サポーター情報処理部110は、サポーターのコメント数が5万回を達成した場合に、対象配信者、及びサポーターの少なくとも一方にボーナスポイントを付与してもよい。
【0039】
通信処理部111は、通信部12を介して配信者端末2からコンテンツデータを受信する。コンテンツデータは、コンテンツ識別情報により識別可能なデータである。以下の説明では、「受信」は、「取得」と読み替えてもよい。
【0040】
通信処理部111は、通信部12を介して視聴者端末3にコンテンツデータを配信する。例えば、通信処理部111は、ネットワークを介して視聴者端末3からの配信要求を取得する。通信処理部111は、視聴者端末3から受信した配信要求に応答して、配信要求を受けたコンテンツデータを記憶部13から取得し、視聴者端末3へコンテンツデータを配信する。視聴者端末3からの配信要求は、ユーザ識別情報と、コンテンツ識別情報とを含み得る。ユーザ識別情報は、配信要求を入力したユーザを識別する情報である。以下の説明において、「応答して」は「基づいて」と読み替えてもよい。
【0041】
通信処理部111は、例えば、計時部14から得られる時間情報と、コンテンツデータの配信時刻、又はタイムラインデータに基づいて、コンテンツデータの配信の開始及び終了を管理してもよい。なお、コンテンツ配信部114は、コンテンツデータが受信されたことにより、リアルタイムでコンテンツの配信を開始し、コンテンツデータが終了したことによりコンテンツの配信を終了するように、コンテンツの配信の開始及び終了を管理してもよい。
【0042】
なお、通信処理部111は、記憶部13に保存された動画コンテンツを、視聴者端末3からの配信要求を入力に応答して、配信してもよい。
【0043】
なお、通信処理部111は、配信済みのコンテンツデータを直ちに破棄してもよいが、例えば、リプレイ、又はスローモーション再生を可能とするために所定期間バッファリングしていてもよい。
【0044】
通信処理部111は、通信部12を介して、サポーター情報処理部110による集計結果を対象配信者の配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3の少なくとも一方に送信する。
【0045】
通信処理部111は、通信部12を介して、サポーターにより入力されるコメント情報を受信する。通信処理部111は、通信部12を介して、集計結果と共に表示するためのコメント情報をサポーターの視聴者端末3に送信する。通信処理部111は、コメント情報を対象配信者の配信者端末2に送信する。通信処理部111は、コメント情報を受信する毎にコメント情報を対象配信者の配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3の少なくとも一方に送信してもよい。通信処理部111は、コメント情報を所定の間隔で対象配信者の配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3の少なくとも一方に送信してもよい。
【0046】
通信処理部111は、通信部12を介して、サポーター情報処理部110によるランキングの結果を対象配信者に関連付けられたサポーターの視聴者端末3に送信する。通信処理部111は、通信部12を介して、ランキングの結果を対象配信者の配信者端末2に送信してもよい。通信処理部111は、通信部12を介して、ランキングの結果を対象配信者以外の他の配信者のサポーターの視聴者端末3に送信してもよい。通信処理部111は、通信部12を介して、ランキングの結果を対象配信者以外の他の配信者の配信者端末2に送信してもよい。
【0047】
集計結果の表示画像について説明する。図3は、第1の実施形態の視聴者端末3に表示されるサポーターページ画像の一例を概略的に示す図である。サポーターページ画像は、例えば、サポーターと対象配信者が閲覧できる画像である。サポーターページ画像は、サポーターの行動に関する情報を含む画像である。サポーターページ画像は、集計結果表示画像を含む。
【0048】
図3は、サポーターの行動の集計結果を示す集計結果表示画像Im1を示す。図3に示す例では、集計結果表示画像Im1は、集計項目表示エリアA1、集計結果表示エリアA2、及びコメント入力エリアA3を少なくとも含む。
【0049】
集計項目表示エリアA1は、サポーターの行動を集計する集計項目を示す。この例では、集計項目は、「2022年サポーターが視聴した合計時間」である。集計結果表示画像に表示される集計項目は、サポーターにより選択され得る。例えば、サポーターによりアクセス可能な、サポーター毎のユーザページ等に集計項目一覧が表示されてもよい。サポーターは、集計項目一覧から表示させたい集計項目をタッチ入力等により選択する。通信処理部111は、サポーターにより集計項目が選択されたことに応答して、選択された集計項目に対応する集計結果をサポーターの視聴者端末3に出力してもよい。
【0050】
集計結果表示エリアA2は、集計項目に対応する集計結果を示す。この例では、集計結果は、「1,396,136,xxx秒すなわち44年98日23時間xx分xx秒」である。集計結果は、テキストデータに限られず、イメージデータ、動画データ等に基づく画像であってよい。
【0051】
コメント入力エリアA3は、サポーターがコメントを入力可能なエリアである。サポーターは、表示されている集計結果に関連するコメントを入力可能である。視聴者端末3は、サポーターにより入力されたコメントを、ネットワークを介して、コンテンツ配信装置1に送信する。
【0052】
なお、図3に示す画像は、配信者端末2に表示されてもよい。この場合、集計項目表示エリアA1は、配信者により選択された集計項目を表示してもよい。配信者は、配信者毎のユーザページ等に表示された集計項目一覧から集計項目を選択してもよい。通信処理部111は、配信者により集計項目が選択されたことに応答して、選択された集計項目に対応する集計結果を配信者の配信者端末2に出力してもよい。
【0053】
図4は、第1の実施形態の視聴者端末3に表示されるサポーターページ画像の別の例を概略的に示す図である。
図4は、サポーターの行動の集計結果を示す集計結果表示画像Im2を示す。図4に示す例では、集計結果表示画像Im2は、集計結果表示画像Im1と同様に、集計項目表示エリア、集計結果表示エリア、及びコメント入力エリアA3を少なくとも含む。集計結果表示画像Im2は、コメントC1、及びコメントC2を含む。コメントC1、及びコメントC2は、サポーターにより入力されたコメント情報に基づく画像である。
【0054】
集計結果表示画像Im2を見ているサポーターは、集計結果又は対象配信者等に関するコメントを、コメント入力エリアA3を介して入力する。視聴者端末3は、サポーターにより入力されたコメントを、ネットワークを介して、コンテンツ配信装置1に送信する。コンテンツ配信装置1は、集計結果と共に視聴者端末3に表示するためのコメント情報を視聴者端末3に送信する視聴者端末3は、集計結果に合成又は重畳するようにコメント情報を表示する。コメントC1、及びコメントC2は、公知の技術によりコンテンツに合成又は重畳され得る。コンテンツ配信装置1は、集計結果にコメント情報を合成又は重畳した表示データを視聴者端末3に送信してもよいし、集計結果、及びコメント情報を別々に視聴者端末3に送信し、視聴者端末3が集計結果にコメント情報を合成又は重畳した表示データを表示デバイス等に表示してもよい。
【0055】
例えば、サポーターAが集計結果表示画像Im2を見ている場合について説明する。サポーターAは、表示された集計結果に関するコメントを、コメント入力エリアA3を介して入力してもよい。サポーターAにより入力されたコメントは、例えば、リアルタイムで集計結果と共に表示される。サポーターAが集計結果表示画像Im2を見る前に他のサポーターにより入力されたコメントは、コンテンツ配信装置1により、集計結果と共に視聴者端末3に出力されてもよい。なお、コメントは、テキストデータに限られず、イメージデータ、動画データ等に基づく画像でもあってよい。コメントは、入力したサポーターを識別可能な情報を含んでもよい。
【0056】
図3及び図4に示すように、集計結果表示画像は、集計項目毎に集計結果を含む画像であってもよいし、複数の集計項目についての集計結果を含む画像であってもよい。集計結果表示画像が複数の集計項目についての集計結果を含む場合、配信者、又はサポーターは、集計項目をタッチ入力等により選択して、選択した集計項目についてコメントを入力してもよい。
【0057】
図3及び図4に示す集計結果、及びコメントは、対象配信者とサポーターのみに表示される。そのため、対象配信者とサポーターのみの特定のコミュニティ内でのコミュニケーションを図ることができる。対象配信者とサポーターは、閉じられた特定のコミュニティ内で、例えば、選民意識のような特別な認識を共有することができる。
【0058】
また、集計結果は、対象配信者のサポーターの行動のみを集計した結果であるため、対象配信者とサポーター間、サポーター同士の強い結びつきが生まれ、継続してサポーター登録を維持する動機付けが生まれる。
【0059】
図3及び図4により、視聴者端末3に表示されるサポーターページ画像の表示例について説明したが、視聴者端末3における表示例はこれに限定されるものではない。
【0060】
(動作例)
コンテンツ配信装置1の動作について説明する。
以下で説明する処理手順は一例にすぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。処理手順は、実施形態に応じて各処理の省略または置換が可能であり、新たな処理の追加も可能である。
【0061】
図5は、第1の実施形態のコンテンツ配信装置1における情報処理動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【0062】
以下の説明では、配信者毎にサポーターの行動を集計するものとする。コンテンツ配信装置1は、特定の配信者に関連付けられたサポーターの情報を取得し、当該サポーターの行動を集計する。コンテンツ配信装置1は、配信者毎に集計された集計結果を取得する。
【0063】
以下の例では、特定の配信者を「対象配信者」とし、対象配信者のサポーターとしてサポーター登録された視聴者を「サポーター」とする。サポーターの視聴者端末3は、複数の視聴者端末3の一部である。サポーター情報処理部110は、対象配信者のログ情報に基づいてサポーターの行動を集計するものとする。
【0064】
サポーター情報処理部110は、記憶部13に記憶されているユーザ情報から配信者のサポーター情報を取得する(ステップS1)。ステップS1では、例えば、サポーター情報処理部110は、対象配信者のユーザ情報を取得する。サポーター情報処理部110は、対象配信者のユーザ情報に含まれるサポーター情報を取得する。
【0065】
サポーター情報処理部110は、記憶部13に記憶されているログ情報から対象配信者のログ情報を取得する(ステップS2)。ステップS2では、例えば、サポーター情報処理部110は、サポーター情報に基づいて、サポーターの行動に関連するログ情報を取得する。
【0066】
サポーター情報処理部110は、取得したログ情報に基づいて、サポーターの行動を集計する(ステップS3)。ステップS3では、例えば、サポーター情報処理部110は、集計項目に基づいてサポーターの行動を集計する。サポーター情報処理部110は、予め設定された集計項目についてサポーターの行動を集計してもよい。サポーター情報処理部110は、所定の期間毎にサポーターの行動を集計してもよい。この場合、サポーター情報処理部110は、計時部14による計時に基づいて所定の期間が経過したことに応答してサポーターの行動を集計してもよい。サポーター情報処理部110は、管理者、配信者、又はサポーターの集計指示に応答してサポーターの行動を集計してもよい。
【0067】
通信処理部111は、集計結果を示す集計結果画像を表示するための集計結果画像表示用データを対象配信者の配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3の少なくとも一方に送信する(ステップS4)。ステップS4では、例えば、通信処理部111は、集計結果を取得する毎に集計結果画像表示用データを配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3の少なくとも一方に送信する。通信処理部111は、配信者、又はサポーターにより選択された集計項目についての集計結果画像表示用データを配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3の少なくとも一方に送信してもよい。
【0068】
通信処理部111は、サポーターの視聴者端末3からコメント情報を取得した場合、コメント情報を配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3の少なくとも一方に送信してもよい。
【0069】
なお、サポーター情報処理部110は、各配信者のサポーターの行動の集計結果に基づいて、各集計項目について、配信者のランキングを取得してもよい。例えば、サポーター情報処理部110は、集計項目「サポーターのコメント数」について、各配信者の集計結果を分析し、サポーターのコメント数が一番多い配信者から順にランキングを付けてもよい。この場合、通信処理部111は、集計項目毎のランキング結果画像を配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3の少なくとも一方に送信してもよい。
【0070】
なお、サポーター情報処理部110は、各配信者のサポーターの行動の集計結果に基づいて、各集計項目について、所定の値に達しているか否かを判定してもよい。例えば、サポーター情報処理部110は、集計項目「サポーターのコメント数」について、コメント数が所定の値「5万回」に達しているか否かを判定する。サポーター情報処理部110は、サポーターのコメント数が5万回に達している場合、該当する配信者、及びサポーターの少なくとも一方のポイント情報を更新してもよい。
【0071】
(効果)
上記のように、本実施形態によれば、コンテンツを複数の視聴者端末に配信するコンテンツ配信装置は、特定の配信者に関連付けられた特定の視聴者に関連するログ情報を取得し、取得したログ情報に基づいて、特定の視聴者の行動を集計し、集計結果を特定の配信者の配信者端末、及び特定の視聴者の視聴者端末の少なくとも一方に送信する。
これにより、コンテンツ配信装置は、特定の配信者とそのサポーターである視聴者に対して、特定の配信者に関連するサポーターの行動を集計し、特定の配信者の配信者端末、及び特定の視聴者の視聴者端末の少なくとも一方に集計結果を表示させることができる。そのため、コンテンツ配信装置は、サポーターと特定の配信者との密なコミュニケーションを図ることができ、サポーターと特定の配信者との間に選民意識のような特別感を与えることができる。このように、コンテンツ配信装置は、サポーターに特別感を抱かせることにより、継続的にサポートを行うモチベーションを維持させることができる。
【0072】
本実施形態によれば、コンテンツ配信装置は、特定の視聴者により入力されるコメント情報を受信し、集計結果と共に表示するためのコメント情報を特定の視聴者の視聴者端末に送信する。
これにより、コンテンツ配信装置は、集計結果に関連するサポーターのコメントを表示させることができる。そのため、コンテンツ配信装置は、サポーターと特定の配信者とのより密なコミュニケーションを図ることができ、サポーターと特定の配信者との間の特別感をより与えることができる。このように、コンテンツ配信装置は、サポーターに特別感を抱かせることにより、継続的にサポートを行うモチベーションを維持させることができる。
【0073】
本実施形態によれば、コンテンツ配信装置は、所定の期間毎に特定の視聴者の行動を集計する。
これにより、サポーターは、1週間、1か月、1年等の所定の期間に行ったサポーターの行動実績を振り返って確認することができる。そのため、コンテンツ配信装置は、所定の期間毎に、サポーターの行動実績をサポーターと特定の配信者間で共有することで、より一層サポート活動を行う動機付けを行うことができる。このように、コンテンツ配信装置は、継続的にサポートを行うモチベーションを維持させることができる。
【0074】
本実施形態によれば、コンテンツ配信装置は、各配信者に関連付けられた特定の視聴者の行動を集計し、各配信者についての集計結果に基づいて、配信者のランキングを取得し、ランキングの結果を各配信者に関連付けられた特定の視聴者の視聴者端末に送信する。
これにより、サポーターは、自身がサポートしている配信者に対するサポート活動と、他の配信者に対するサポート活動を比較することができ、より一層サポート活動を行う動機付けを行うことができる。このように、コンテンツ配信装置は、継続的にサポートを行うモチベーションを維持させることができる。
【0075】
本実施形態によれば、コンテンツ配信装置は、集計結果が所定の値に達しているか否かを判定し、集計結果が所定の値に達している場合に、特定の視聴者、及び特定の視聴者に関連付けられた配信者の少なくとも一方のポイント情報を更新する。これにより、コンテンツ配信装置は、サポーターに、サポート活動に基づくポイント獲得の動機付けを与えることができ、より一層サポート活動を行う動機付けを行うことができる。このように、コンテンツ配信装置は、継続的にサポートを行うモチベーションを維持させることができる。
【0076】
[第2の実施形態]
以下に、第2の実施形態のコンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法、及びコンテンツプログラムについて、図面を参照して詳細に説明する。
第2の実施形態は、第1の実施形態と同様に、コンテンツ配信装置1は、ネットワークを介してコンテンツ配信サービスを提供するものであり、サポーターサービスを提供する。コンテンツ配信装置1は、対象配信者に対してサポーターから入力されるオブジェクト及びメッセージを表示させるための表示データを出力する。
【0077】
第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。第2の実施形態では、主として、第1の実施形態と異なる部分について説明する。
【0078】
(構成例)
通信処理部111は、サポーターの視聴者端末3からオブジェクトの選択指示を取得する。オブジェクトは、予め設定されたオブジェクトである。オブジェクトは、例えば、絵馬等のメッセージを書き込める形状の物である。オブジェクトは複数の種類のオブジェクトを含んでもよい。オブジェクトは、複数のグレードのオブジェクトを含んでもよい。例えば、オブジェクトは、グレード1からグレード3等の種類を含む。グレードは、視聴者による課金金額等により設定されてもよい。例えば、グレードが高いオブジェクトほど課金金額等が増加してもよい。例えば、グレード1は、課金金額が1番低いものであってもよい。グレード3は、課金金額が1番高いものであってもよい。オブジェクトは、グレードに応じて大きさが変化してもよい。例えば、グレードが高いオブジェクトほど大きさが増加してもよい。オブジェクトは、グレードに応じて後述するオブジェクト優先表示エリアにおいて表示される期間が変化してもよい。オブジェクト優先表示エリアにおいて表示される期間は、優先表示期間ともいう。優先表示期間は、オブジェクト画像がオブジェクト表示画面に優先して表示されることが可能な期間である。例えば、グレードが高いオブジェクトほど優先表示期間が増加してもよい。なお、オブジェクト画像は、視聴者により画像データから任意に作成されてもよい。サポーターは、オブジェクトを選択し、課金等の方法によりオブジェクトを取得することができる。以下の説明では、「取得」は「購入」と読み替えてもよい。
【0079】
通信処理部111は、サポーターの視聴者端末3からメッセージの入力情報を取得する。メッセージは、対象配信者を応援するメッセージ、対象配信者への要望、希望、感想等を含む。メッセージは、テキストデータ、イメージデータ、動画データ等を含んでもよい。メッセージは、サポーターのユーザ識別情報を含んでもよい。
【0080】
通信処理部111は、取得したオブジェクトの選択指示に基づくオブジェクトと取得したメッセージの入力情報に基づくメッセージを合成又は重畳して表示させるように、表示データを対象配信者の配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3に出力する。通信処理部111は、オブジェクトにメッセージを合成又は重畳した表示データを視聴者端末3に送信してもよいし、オブジェクトデータ、及びメッセージデータを別々に配信者端末2又は視聴者端末3に送信し、配信者端末2又は視聴者端末3が、オブジェクトデータにメッセージデータを合成又は重畳した表示データを表示デバイス等に表示してもよい。
【0081】
通信処理部111は、メッセージに対する他のサポーター又は対象配信者からのリアクションを取得してもよい。リアクションは、例えば、「いいね」等を示すデータである。通信処理部111は、リアクションを対象配信者の配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3に出力してもよい。
【0082】
オブジェクトの表示画像について説明する。図6は、第2の実施形態の視聴者端末3に表示されるサポーターページ画像の一例を概略的に示す図である。サポーターページ画像は、オブジェクト表示画像を含む。
【0083】
図6は、オブジェクト表示画像Im3を示す。図6に示す例では、オブジェクト表示画像Im3は、オブジェクト優先表示エリアA4、オブジェクト一覧表示エリアA5、及び購入ボタンB1を少なくとも含む。オブジェクト表示画像Im3は視聴者のユーザページ等に表示される。
【0084】
オブジェクト優先表示エリアA4は、オブジェクトのグレード又はサポーターによる取得時刻に基づいて、オブジェクトを優先順位に基づいて、優先的に表示するエリアである。オブジェクト優先表示エリアA4は、例えば、オブジェクトの取得時刻が新しいものから順に所定数のオブジェクトを表示する。オブジェクト優先表示エリアA4は、オブジェクトのグレードに応じて優先的に表示されるように設定されたオブジェクトを表示する。オブジェクト優先表示エリアA4は、例えば、優先表示期間が長いものから順に所定数のオブジェクトを表示する。図6の例では、所定数は、「2」である。
【0085】
オブジェクト一覧表示エリアA5は、オブジェクト及びメッセージの一覧を表示するエリアである。オブジェクト一覧表示エリアA5は、例えば、オブジェクトの取得時刻が新しいものから順にオブジェクト及びメッセージを並べて表示する。オブジェクト一覧表示エリアA5は、オブジェクト及びメッセージに対するリアクションを含んでもよい。
【0086】
購入ボタンB1は、サポーターによりオブジェクトを取得するためのボタンである。サポーターは、購入ボタンB1をタッチ入力等により選択することで、所望の種類のオブジェクトを選択し取得することができる。サポーターは、選択したオブジェクトに付与するメッセージを入力することができる。
【0087】
なお、図6に示す画像は、配信者端末2に表示されてもよい。
【0088】
図6により、視聴者端末3に表示されるサポーターページ画像の表示例について説明したが、視聴者端末3における表示例はこれに限定されるものではない。
【0089】
(動作例)
コンテンツ配信装置1の動作について説明する。
以下で説明する処理手順は一例にすぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。処理手順は、実施形態に応じて各処理の省略または置換が可能であり、新たな処理の追加も可能である。
【0090】
図7は、第2の実施形態のコンテンツ配信装置1における情報処理動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【0091】
以下の説明では、配信者毎にサポーターのオブジェクトに関する情報を取得するものとする。コンテンツ配信装置1は、特定の配信者に関連付けられたサポーターから入力情報を取得し、オブジェクト及びメッセージを出力する。
【0092】
通信処理部111は、サポーターの視聴者端末3から入力情報を取得する(ステップS11)。ステップS11では、例えば、通信処理部111は、サポーターの視聴者端末3からオブジェクトの選択指示を取得する。通信処理部111は、サポーターの視聴者端末3からメッセージの入力情報を取得する。
【0093】
通信処理部111は、オブジェクト及びメッセージの表示データを対象配信者の配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3の少なくとも一方に出力する(ステップS12)。ステップS12では、例えば、通信処理部111は、オブジェクト表示画像を表示させるためのオブジェクト表示画像用データを対象配信者の配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3の少なくとも一方に出力する。オブジェクト表示画像は、オブジェクト優先表示画像及びオブジェクト一覧表示画像を含む。オブジェクト優先表示画像は、オブジェクトの優先順位に基づいて所定数のオブジェクトを含む画像である。オブジェクト一覧表示画像は、オブジェクトの一覧画像である。通信処理部111は、オブジェクト及びメッセージに対するリアクションを取得した場合、リアクション情報を対象配信者の配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3の少なくとも一方に出力してもよい。
【0094】
(効果)
上記のように、本実施形態によれば、コンテンツ配信装置は、サポーターの視聴者端末からオブジェクトの選択指示を取得し、メッセージの入力情報を取得して、オブジェクト及びメッセージの表示データを特定の配信者の配信者端末、及びサポーターの視聴者端末の少なくとも一方に出力する。これにより、サポーターは、特定の配信者に対して、応援メッセージ、要望、希望、感想等を送ることができる。そのため、コンテンツ配信装置は、サポーターと特定の配信者との密なコミュニケーションを図ることができ、サポーターと特定の配信者との間に選民意識のような特別感を与えることができる。このように、コンテンツ配信装置は、サポーターに特別感を抱かせることにより、継続的にサポートを行うモチベーションを維持させることができる。
【0095】
また、本実施形態によれば、コンテンツ配信装置は、サポーターにより選択されたオブジェクトのグレード、又はオブジェクトの取得時刻に応じて優先的に表示デバイス等に表示させる。これにより、コンテンツ配信装置は、サポーターに、より早く、又はよりグレードの高いオブジェクトを取得して、優先的に表示させるための動機付けを与えることができる。そのため、コンテンツ配信装置は、サポーターにサポート活動を行うモチベーションを与えることができる。このように、コンテンツ配信装置は、サポーターに継続的にサポートを行うモチベーションを維持させることができる。
【0096】
[第3の実施形態]
以下に、第3の実施形態のコンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法、及びコンテンツプログラムについて、図面を参照して詳細に説明する。
第3の実施形態は、第1の実施形態と同様に、コンテンツ配信装置1は、ネットワークを介してコンテンツ配信サービスを提供するものであり、サポーターサービスを提供する。コンテンツ配信装置1は、対象配信者に対してサポーターから入力されるアンケートを出力する。
【0097】
第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。第3の実施形態では、主として、第1の実施形態と異なる部分について説明する。
【0098】
(構成例)
通信処理部111は、サポーターの視聴者端末3からアンケートの作成指示を取得する。作成指示は、アンケート情報を含む。アンケート情報は、アンケート項目と回答選択肢を含む。アンケート情報は、回答の投票期間を含んでもよい。通信処理部111は、サポーターから回答を取得する。回答は、サポーターのユーザ識別情報を含んでもよい。アンケートは、投票ともいう。
【0099】
通信処理部111は、アンケートの回答の集計結果を示す集計結果画像を表示させるための集計結果画像表示用データを対象配信者の配信者端末2及びサポーターの視聴者端末3の少なくとも一方に出力する。
【0100】
通信処理部111は、アンケートの回答率を対象配信者の配信者端末2に出力してもよい。通信処理部111は、アンケートの回答率を、回答を入力したサポーターの視聴者端末3に出力してもよい。
【0101】
通信処理部111は、サポーターから回答締め切り指示を取得してもよい。この場合、通信処理部111は、回答締め切り通知をサポーターの視聴者端末3に出力してもよい。通信処理部111は、回答の投票期間に基づいて、サポーターからの投票を締め切る。
【0102】
サポーター情報処理部110は、アンケート情報に基づいてアンケート表示画像を表示させるためのアンケート表示画像用データを生成する。サポーター情報処理部110は、アンケートの回答を集計する。サポーター情報処理部110は、アンケートの回答率を算出する。
【0103】
アンケートの表示画像について説明する。図8は、第3の実施形態の視聴者端末3に表示されるサポーターページ画像の一例を概略的に示す図である。サポーターページ画像は、アンケート表示画像を含む。
【0104】
図8は、アンケート表示画像Im4を示す。図8に示す例では、アンケート表示画像Im4は、アンケート結果表示エリアA6、及び追加ボタンB2を少なくとも含む。アンケート表示画像Im4は視聴者のユーザページ等に表示される。
【0105】
アンケート結果表示エリアA6は、サポーターにより入力されたアンケート情報に基づくアンケートと、サポーターにより入力された回答結果を表示するエリアである。アンケート結果表示エリアA6は、例えば、アンケート情報の取得時刻が新しいものから順に表示画面の上から並べてアンケート及び回答結果を表示する。アンケート結果表示エリアA6は、アンケート項目、回答選択肢、回答率等を含む。アンケート結果表示エリアA6は、アンケート情報の取得時刻を含んでもよい。アンケート結果表示エリアA6は、アンケート情報を入力したサポーターを識別可能な情報を含んでもよい。アンケート情報を入力したサポーターの識別情報は、配信者、又はサポーターにより表示、又は非表示が選択可能であってもよい。追加ボタンB2は、サポーターがアンケート情報を入力するためのボタンである。サポーターは、追加ボタンB2をタッチ入力等により選択するとこで、新規アンケートを作成することができる。
【0106】
なお、図8に示す画像は、配信者端末2に表示されてもよい。
【0107】
図8により、視聴者端末3に表示されるサポーターページ画像の表示例について説明したが、視聴者端末3における表示例はこれに限定されるものではない。
【0108】
(動作例)
コンテンツ配信装置1の動作について説明する。
以下で説明する処理手順は一例にすぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。処理手順は、実施形態に応じて各処理の省略または置換が可能であり、新たな処理の追加も可能である。
【0109】
図9は、第3の実施形態のコンテンツ配信装置1における情報処理動作の一例を説明するためのフローチャートである。
【0110】
以下の説明では、配信者毎にサポーターのアンケートに関する情報を取得するものとする。コンテンツ配信装置1は、特定の配信者に関連付けられたサポーターから入力情報を取得し、アンケートに関する情報を出力する。
【0111】
通信処理部111は、サポーターの視聴者端末3からアンケート情報を取得する(ステップS21)。サポーター情報処理部110は、アンケート情報に基づいてアンケート表示画像用データを生成する。
【0112】
通信処理部111は、アンケート情報に基づいてアンケート表示画像用データを対象配信者の配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3の少なくとも一方に出力する(ステップS22)。
【0113】
通信処理部111は、サポーターの視聴者端末3から回答を取得する(ステップS23)。ステップS23では、例えば、通信処理部111は、サポーターにより入力される回答の選択指示を取得する。通信処理部111は、回答を入力したサポーターのユーザ識別情報を取得してもよい。
【0114】
サポーター情報処理部110は、アンケート項目毎にサポーターの回答を集計する(ステップS24)。ステップS24では、例えば、サポーター情報処理部110は、回答の選択肢毎に回答率を算出してもよい。
【0115】
通信処理部111は、アンケートの集計結果画像を表示させるための集計結果画像表示用データを対象配信者の配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3の少なくとも一方に出力する(ステップS25)。通信処理部111は、アンケートに回答したサポーターの視聴者端末3に、アンケートの途中結果を示す途中結果画像を表示させるための途中結果画像表示用データを出力してもよい。途中結果画像は、アンケートの投票期間中に集計される回答結果の回答率等を含む。通信処理部111は、アンケートの投票期間終了後、回答をしていないサポーターの視聴者端末3にアンケートの集計結果画像表示用データを出力してもよい。
【0116】
(効果)
上記のように、本実施形態によれば、コンテンツ配信装置は、特定の視聴者端末又は特定の配信者端末からアンケートの作成指示を取得し、特定の視聴者端末から回答を取得する。これにより、特定の配信者、又はそのサポーターは、特定の配信者とサポーターとの間で密なコミュニケーションを図ることができ、サポーターと特定の配信者との間に選民意識のような特別感を与えることができる。このように、コンテンツ配信装置は、サポーターに特別感を抱かせることにより、継続的にサポートを行うモチベーションを維持させることができる。
【0117】
また、本実施形態によれば、コンテンツ配信装置は、アンケートの回答締め切り指示を取得する。これにより、コンテンツ配信装置は、サポーターに、回答の投票期間内に回答するような動機付けを与えることができる。また、コンテンツ配信装置は、アンケートの回答の選択肢毎に回答率を算出する。これにより、コンテンツ配信装置は、サポーターにアンケートに参加する動機付けを与え、アンケート回答の投票期間内においても回答率の変化を表示することで、サポーターを楽しませることができる。このように、コンテンツ配信装置は、サポーターに継続的にサポートを行うモチベーションを維持させることができる。
【0118】
[第4の実施形態]
以下に、第4の実施形態のコンテンツ配信装置、コンテンツ配信方法、及びコンテンツプログラムについて、図面を参照して詳細に説明する。
第4の実施形態は、第1の実施形態と同様に、コンテンツ配信装置1は、ネットワークを介してコンテンツ配信サービスを提供するものであり、サポーターサービスを提供する。コンテンツ配信装置1は、対象配信者又はサポーターにより設定可能な記念日の情報を出力する。
【0119】
第1の実施形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明を省略する。第3の実施形態では、主として、第1の実施形態と異なる部分について説明する。
【0120】
(構成例)
通信処理部111は、サポーターの視聴者端末3から記念日の設定指示を取得する。通信処理部111は、対象配信者の配信者端末2から記念日の設定指示を取得してもよい。記念日は、対象配信者に関連する記念日を含む。記念日は、例えば、配信者の誕生日、コンテンツの初投稿日、生放送の初配信日、コンテンツに関する記念日、サポーターに関する記念日等を含む。コンテンツに関する記念日は、コンテンツの視聴回数に関する記念日等を含む。サポーターに関する記念日は、サポーターの登録人数、サポーターのコメント数等に関する記念日を含む。記念日は、過去の記念日、及び将来の記念日を含んでもよい。過去の記念日は、コンテンツの初投稿日等である。将来の記念日は、サポーターの登録人数が所定の数を達成する日等である。将来の記念日は、未到達の記念日ともいう。記念日の設定指示は、記念日情報を含む。記念日情報は、記念日の日付、記念日の内容等を含む。記念日情報は、記念日を設定した配信者又はサポーターのユーザ識別情報を含んでもよい。
【0121】
通信処理部111は、設定された記念日が将来の記念日を示す場合、記念日に到達したことを示す情報を、対象配信者の配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3に出力してもよい。
【0122】
通信処理部111は、記念日一覧画像を表示させるための記念日一覧画像表示用データを対象配信者の配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3の少なくとも一方に出力する。
【0123】
サポーター情報処理部110は、記念日の記念日情報に基づいて記念日一覧画像表示用データを生成する。サポーター情報処理部110は、計時部14による計時、及びログ情報の少なくとも1つに基づいて、記念日に到達したか否か判定する。
【0124】
記念日一覧画像について説明する。図10は、第4の実施形態の視聴者端末3に表示されるサポーターページ画像の一例を概略的に示す図である。サポーターページ画像は、記念日一覧画像を含む。
【0125】
図10は、記念日一覧画像Im5を示す。図10に示す例では、記念日一覧画像Im5は、記念日一覧表示エリアA7、及び追加ボタンB3を少なくとも含む。記念日一覧画像Im5は視聴者のユーザページ等に表示される。
【0126】
記念日一覧表示エリアA7は、記念日情報に基づく記念日を表示するエリアである。記念日一覧表示エリアA7は、記念日に関連するテキストデータ、イメージデータ、動画データなどを含んでもよい。記念日一覧表示エリアA7は、例えば、記念日の日時が古いものから順に表示画面の上から並べて記念日を表示する。アンケート結果表示エリアA6は、記念日を設定した配信者、又はサポーターを識別可能な情報を含んでもよい。記念日を設定した配信者、又はサポーターの識別情報は、配信者、又はサポーターにより表示、又は非表示が選択可能であってもよい。追加ボタンB3は、配信者、又はサポーターが記念日情報を入力するためのボタンである。配信者、又はサポーターは、追加ボタンB3をタッチ入力等により選択するとこで、新規の記念日情報を入力、又は記念日の設定をすることができる。
【0127】
なお、図10に示す画像は、配信者端末2に表示されてもよい。
【0128】
図10により、視聴者端末3に表示されるサポーターページ画像の表示例について説明したが、視聴者端末3における表示例はこれに限定されるものではない。
【0129】
(動作例)
コンテンツ配信装置1の動作について説明する。
以下で説明する処理手順は一例にすぎず、各処理は可能な限り変更されてよい。処理手順は、実施形態に応じて各処理の省略または置換が可能であり、新たな処理の追加も可能である。
【0130】
以下の説明では、配信者毎に記念日に関する情報を取得するものとする。コンテンツ配信装置1は、配信者、又はサポーターから記念日に関する入力情報を取得し、記念日に関する情報を出力する。
【0131】
図11は、第4の実施形態のコンテンツ配信装置1における情報処理動作の一例を説明するためのフローチャートである。
以下の例では、配信者、又はサポーターから過去の記念日に関する入力情報を取得したものとする。
【0132】
通信処理部111は、記念日の設定指示を取得する(ステップS31)。ステップS31では、例えば、通信処理部111は、サポーターの視聴者端末3から記念日の設定指示を取得する。通信処理部111は、対象配信者の配信者端末2から記念日の設定指示を取得してもよい。サポーター情報処理部110は、記念日情報に基づいて記念日一覧画像表示用データを生成する。
【0133】
通信処理部111は、記念日情報に基づいて記念日一覧画像表示用データを対象配信者の配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3の少なくとも一方に出力する(ステップS32)。
【0134】
図12は、第4の実施形態のコンテンツ配信装置1における情報処理動作の別の例を説明するためのフローチャートである。
以下の例では、配信者、又はサポーターから未来の記念日に関する入力情報を取得したものとする。
【0135】
通信処理部111は、記念日の設定指示を取得する(ステップS41)。ステップS41では、例えば、ステップ31と同様に、通信処理部111は、サポーターの視聴者端末3から記念日の設定指示を取得する。通信処理部111は、対象配信者の配信者端末2から記念日の設定指示を取得してもよい。
【0136】
サポーター情報処理部110は、記念日に到達したか否か判定する(ステップS42)。ステップS42では、例えば、サポーター情報処理部110は、設定された記念日の内容と、計時部14による計時、及びログ情報の少なくとも1つに基づいて、記念日に到達したか否か判定する。サポーター情報処理部110により記念日に到達したと判定された場合(ステップS42:YES)、処理は、ステップS42からステップS43に遷移する。サポーター情報処理部110により記念日に到達していないと判定された場合(ステップS42:NO)、処理は、ステップS42を繰り返す。
【0137】
通信処理部111は、記念日に到達したことを示す情報を、対象配信者の配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3の少なくとも一方に出力する(ステップS43)。通信処理部111は、記念日に到達したことを示す情報を、例えば、ポップアップ通知として出力してもよい。サポーター情報処理部110は、記念日情報に基づいて記念日一覧画像表示用データを生成する。
【0138】
通信処理部111は、記念日情報に基づいて記念日一覧画像表示用データを対象配信者の配信者端末2、及びサポーターの視聴者端末3の少なくとも一方に出力する(ステップS44)。
【0139】
(効果)
上記のように、本実施形態によれば、コンテンツ配信装置は、特定の視聴者端末又は特定の配信者端末から記念日の設定指示を取得し、記念日の記念日情報に基づいて記念日一覧画像を表示させる。これにより、特定の配信者、又はそのサポーターは、特定の配信者とサポーターとの間で、記念日を共有することによる密なコミュニケーションを図ることができ、サポーターと特定の配信者との間に選民意識のような特別感を与えることができる。このように、コンテンツ配信装置は、サポーターに特別感を抱かせることにより、継続的にサポートを行うモチベーションを維持させることができる。
【0140】
また、本実施形態によれば、コンテンツ配信装置は、未到達の記念日の設定指示を取得した場合、記念日に到達したことを示す情報を特定の視聴者端末及び特定の配信者端末の少なくとも一方に出力する。これにより、配信者又はサポーターは、将来の目標を記念日として設定することができ、コンテンツ配信装置は、サポーターに対し、将来の目標達成に向けてサポート活動等を行う動機付けを与えることができる。このように、コンテンツ配信装置は、サポーターに継続的にサポートを行うモチベーションを維持させることができる。
【0141】
[他の実施形態]
なお、コンテンツ配信装置1が記憶部13を備える例について説明したが、これに限定されない。記憶部13は、コンテンツ配信装置1とは異なる装置に含まれていてもよい。
【0142】
なお、コンテンツ配信装置は、コンテンツ配信装置1を例に説明したように1つの電子機器で実現されてもよいし、複数の電子機器に機能を分散させたシステムによって実現されてもよい。
【0143】
上述のいくつかの実施形態は、コンテンツ配信装置のような1つ以上の電子機器だけでなく、1つ以上の電子機器が実行する方法に適用されてもよい。上述の実施形態は、電子機器のコンピュータに各機能を実行させることが可能なプログラムに適用されてもよい。
【0144】
プログラムは、電子機器に記憶された状態で譲渡されてよいし、電子機器に記憶されていない状態で譲渡されてもよい。後者の場合は、プログラムは、ネットワークを介して譲渡されてよいし、記録媒体に記録された状態で譲渡されてもよい。記録媒体は、非一時的な有形の媒体である。記録媒体は、コンピュータ可読媒体である。記録媒体は、CD-ROM、メモリカード等のプログラムを記憶可能かつコンピュータで読取可能な媒体であればよく、その形態は問わない。
【0145】
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。また、各実施形態は適宜組み合わせて実施してもよく、その場合、組み合わせた効果が得られる。更に、上記実施形態には種々の発明が含まれており、開示される複数の構成要件から選択された組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、課題が解決でき、効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得る。
【符号の説明】
【0146】
1…コンテンツ配信装置、2…配信者端末、3…視聴者端末、11…制御部、12…通信部、13…記憶部、14…計時部、110…サポーター情報処理部、111…通信処理部、114…コンテンツ配信部、130…ログ記憶領域、131…ユーザ情報記憶領域、A1…集計項目表示エリア、A2…集計結果表示エリア、A3…コメント入力エリア、A4…オブジェクト優先表示エリア、A5…オブジェクト一覧表示エリア、A6…アンケート結果表示エリア、A7…記念日一覧表示エリア、B1…購入ボタン、B2~B3…追加ボタン、C1~C2…コメント、Im1~Im2…集計結果表示画像、Im3…オブジェクト表示画像、Im4…アンケート表示画像、Im5…記念日一覧画像。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12