(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024054922
(43)【公開日】2024-04-18
(54)【発明の名称】情報通信システム
(51)【国際特許分類】
G08G 1/09 20060101AFI20240411BHJP
【FI】
G08G1/09 H
【審査請求】未請求
【請求項の数】2
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022161387
(22)【出願日】2022-10-06
(71)【出願人】
【識別番号】000116574
【氏名又は名称】愛三工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000110
【氏名又は名称】弁理士法人 快友国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】小島 達史
(72)【発明者】
【氏名】杉下 雅一
【テーマコード(参考)】
5H181
【Fターム(参考)】
5H181AA12
5H181BB04
5H181CC04
5H181DD10
5H181FF13
5H181FF27
5H181FF32
(57)【要約】
【課題】緊急車両の円滑な走行を確保することができる技術を提供する。
【解決手段】緊急車両は、周囲に存在する一般車両の画像を含む画像情報を取得する取得部と、取得部により取得される画像情報に含まれる少なくとも1台の一般車両の画像から指示対象車両の画像を特定する特定部と、特定部により特定される指示対象車両の画像から、指示対象車両の特徴を示す特徴情報を抽出する抽出部と、抽出部により抽出される特徴情報を周囲の一般車両に送信する送信部と、を備え、一般車両は、緊急車両の送信部から送信される特徴情報を受信する受信部と、受信部により受信される特徴情報を所定の報知情報と共に報知する報知部と、を備える。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
緊急車両と一般車両との情報通信システムであって、
前記緊急車両は、
周囲に存在する前記一般車両の画像を含む画像情報を取得する取得部と、
前記取得部により取得される前記画像情報に含まれる少なくとも1台の前記一般車両の画像から指示対象車両の画像を特定する特定部と、
前記特定部により特定される前記指示対象車両の画像から、前記指示対象車両の特徴を示す特徴情報を抽出する抽出部と、
前記抽出部により抽出される前記特徴情報を周囲の前記一般車両に送信する送信部と、を備え、
前記一般車両は、
前記緊急車両の前記送信部から送信される前記特徴情報を受信する受信部と、
前記受信部により受信される前記特徴情報を所定の報知情報と共に報知する報知部と、を備える、情報通信システム。
【請求項2】
請求項1に記載の情報通信システムであって、
前記緊急車両は、前記指示対象車両に対する指示内容を示す指示情報を生成する生成部を更に備え、
前記緊急車両の前記送信部は、前記生成部により生成される前記指示情報を前記特徴情報と共に周囲の前記一般車両に送信し、
前記一般車両の前記受信部は、前記緊急車両の前記送信部から送信される前記指示情報を受信し、
前記一般車両の前記報知部は、前記受信部により受信される前記指示情報を前記報知情報として報知する、情報通信システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本明細書に開示する技術は、情報通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、緊急車両の接近を他の一般車両に通知するシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、緊急車両の周囲に存在する一般車両に対して緊急車両に係る情報が送信される。このような技術では、実際に緊急車両の走行の妨げになる一般車両に対して緊急車両の接近が通知されるだけでなく、緊急車両の走行の妨げにならない一般車両に対しても緊急車両の接近が通知される。そうすると、緊急車両の走行の妨げにならない一般車両が、誤って、緊急車両の走行を妨げるような走行をしてしまうことが考えられる。例えば、緊急車両が左車線を走行しており、一般車両が緊急車両の前方で右車線を走行している状況を想定する。また、この状況で、一般車両の運転手が緊急車両の位置を正確に把握していない状況を想定する。この状況では、緊急車両の前方で右車線を走行している一般車両は、左車線を走行する緊急車両の走行の妨げになっていない。しかしながら、この状況で、緊急車両の位置を正確に把握していない一般車両の運転手に対して緊急車両の接近が通知されると、その運転手が誤って、左車線に移動するような運転をしてしまうことが考えられる。そうすると、そのまま走行していれば緊急車両の走行の妨げにならない一般車両が、誤って、緊急車両の走行を妨げるような走行をしてしまうことが考えられる。これにより、緊急車両の円滑な走行が妨げられる。
【0005】
本明細書は、緊急車両の円滑な走行を確保することができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本技術の第1の態様は、緊急車両と一般車両との情報通信システムに関する。前記緊急車両は、周囲に存在する前記一般車両の画像を含む画像情報を取得する取得部と、前記取得部により取得される前記画像情報に含まれる少なくとも1台の前記一般車両の画像から指示対象車両の画像を特定する特定部と、前記特定部により特定される前記指示対象車両の画像から、前記指示対象車両の特徴を示す特徴情報を抽出する抽出部と、前記抽出部により抽出される前記特徴情報を周囲の前記一般車両に送信する送信部と、を備えていてもよい。前記一般車両は、前記緊急車両の前記送信部から送信される前記特徴情報を受信する受信部と、前記受信部により受信される前記特徴情報を所定の報知情報と共に報知する報知部と、を備えていてもよい。
【0007】
この構成によれば、緊急車両の周囲の一般車両に対して指示対象車両の特徴を示す特徴情報を報知することにより、緊急車両の周囲の一般車両のうちのどの一般車両が緊急車両の走行の妨げになるのかを報知することができる。これにより、緊急車両の走行の妨げになる一般車両(指示対象車両)に対して、緊急車両の走行の妨げにならない走行をするように促すことができる。また、緊急車両の走行の妨げにならない他の一般車両に対して、緊急車両の走行の妨げにならないことを報知することができる。これにより、緊急車両の走行の妨げにならない一般車両が、誤って緊急車両の走行の妨げになるような走行をしてしまうこと抑制することができる。以上より、緊急車両の円滑な走行を確保することができる。
【0008】
第2の態様では、前記緊急車両は、前記指示対象車両に対する指示内容を示す指示情報を生成する生成部を更に備えていてもよい。前記緊急車両の前記送信部は、前記生成部により生成される前記指示情報を前記特徴情報と共に周囲の前記一般車両に送信してもよい。前記一般車両の前記受信部は、前記緊急車両の前記送信部から送信される前記指示情報を受信してもよい。前記一般車両の前記報知部は、前記受信部により受信される前記指示情報を前記報知情報として報知してもよい。
【0009】
この構成によれば、指示対象車両に対して詳細な指示内容を報知することができる。例えば、「道路の左側に移動してください。」又は「道路の右側に移動してください。」等の指示内容を報知することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】実施例の情報通信システムの緊急車両と一般車両の一例を示す図。
【
図4】実施例の緊急車両側の処理のフローチャート。
【
図6】実施例の一般車両側の処理のフローチャート。
【
図7】タッチパネルに表示される特徴情報と指示情報の一例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0011】
実施例の情報通信システム2について図面を参照して説明する。
図1に示すように、情報通信システム2は、緊急車両10と一般車両30との情報通信を実行するためのシステムである。
【0012】
まず、緊急車両10と一般車両30との関係について説明する。緊急車両10は、緊急の業務のために道路を優先的に使用することができる車両であり、例えば、パトカー、救急車、消防車等である。一般車両30は、緊急車両10以外の一般的な車両である。一般車両30は、緊急車両10の走行を妨げないように道路を緊急車両10に優先的に使用させる必要がある。
【0013】
緊急車両10と一般車両30が道路を走行している状況で、一般車両30が緊急車両10の走行を妨げるおそれがあるときは、その一般車両30に対して緊急車両10の走行を妨げないように指示を発する必要がある。例えば、緊急車両10の前方を走行している一般車両30に対して、「道路の左側に移動してください。」という指示を発する必要がある。本明細書では、このような一般車両30を指示対象車両30aと称することがある。
【0014】
図2に示すように、緊急車両10は、車両に搭載されているカメラ14と、情報端末12と、アンテナ16とを備えている。カメラ14は、例えば、緊急車両10の前部に搭載されている(
図1参照)。カメラ14は、緊急車両10の周囲(例えば、緊急車両10の前方)を撮像することができる。カメラ14は、例えば、動画及び静止画を撮像可能である。カメラ14が緊急車両10の周囲を撮像することにより緊急車両10の周囲の画像情報が取得される。
図3に示すように、緊急車両10の周囲(例えば、緊急車両10の前方)に一般車両30が存在する状況では、カメラ14による撮像により取得される画像情報には、一般車両30の画像が含まれる。
【0015】
図2に示すように、情報端末12は、例えば、緊急車両10に搭載されているカーナビゲーションである。情報端末12は、タッチパネル22と、制御部20とを備えている。タッチパネル22は、様々な情報を表示すると共に、様々な情報入力を受け付ける。制御部20は、例えば、CPU、ROM、及びRAM等を備えており、所定のプログラムに従って様々な制御や処理を実行する。例えば、制御部20は、カメラ14が緊急車両10の周囲を撮像することにより取得される画像情報をタッチパネル22に表示する(
図3参照)。また、制御部20は、例えば、一般車両30に対する指示内容を示す指示情報をアンテナ16を介して一般車両30に送信する。
【0016】
一般車両30は、車両に搭載されている情報端末32と、アンテナ36とを備えている。情報端末32は、例えば、一般車両30に搭載されているカーナビゲーションである。情報端末32は、タッチパネル42と、スピーカ44と、制御部40とを備えている。タッチパネル42は、様々な情報を表示すると共に、様々な情報入力を受け付ける。制御部40は、例えば、CPU、ROM、及びRAM等を備えており、所定のプログラムに従って様々な制御や処理を実行する。例えば、制御部40は、緊急車両10から送信される指示情報をアンテナ36を介して受信し、その指示情報をタッチパネル42に表示する。また、制御部40は、緊急車両10から受信する指示情報をスピーカ44から音声出力してもよい。
【0017】
次に、実施例の情報通信システム2で実行される処理について説明する。ここでは、指示対象車両30aが緊急車両10の前方を走行している状況を想定する。
【0018】
(緊急車両側の処理;
図4)
緊急車両側の処理について説明する。
図4は、緊急車両側の処理のフローチャートである。緊急車両側の処理は、例えば、緊急車両10のエンジンが始動すると開始される。
図4に示すように、緊急車両側の処理のS2では、緊急車両10の制御部20が、カメラ14を介して緊急車両10の周囲の画像情報を取得する。カメラ14は、緊急車両10の走行中に継続して緊急車両10の周囲を撮像する。カメラ14が緊急車両10の周囲を撮像することにより、緊急車両10の周囲の画像情報が取得される。緊急車両10の周囲に一般車両30が存在する状況では、カメラ14を介して取得される画像情報に一般車両30の画像が含まれる。
【0019】
続くS4では、制御部20が、S2で取得される画像情報を情報端末12のタッチパネル22に表示する(
図3参照)。タッチパネル22に画像情報が表示されると、指示対象車両30aの指定が可能になる。例えば、緊急車両10の乗員がタッチパネル22を操作することにより指示対象車両30aを指定することができる。緊急車両10の乗員は、タッチパネル22に少なくとも1台の一般車両30の画像が表示されている状況で、特定の指示対象車両30aの画像をタッチする。即ち、画像情報に含まれる少なくとも1台の一般車両30の画像から特定の指示対象車両30aの画像を選択する。これにより、指示対象車両30aが指定される。続くS6では、制御部20が、指示対象車両30aが指定されたか否かを判断する。指示対象車両30aが指定された場合(S6でYES)、処理はS8に進む。指示対象車両30aが指定されない場合(S6でNO)、処理は待機する。
【0020】
S8では、制御部20が、タッチパネル22の操作により指定された指示対象車両30aの画像を特定する。制御部20は、タッチパネル22に表示される画像情報に含まれる少なくとも1台の一般車両30の画像から、指定された指示対象車両30aの画像を特定する(
図3参照)。
【0021】
続くS10では、制御部20が、S8で特定した指示対象車両30aの画像から、その指示対象車両30aの特徴を示す特徴情報を抽出する。指示対象車両30aの特徴は、例えば、指示対象車両30aのナンバーである。制御部20は、指示対象車両30aの画像から指示対象車両30aのナンバー(例えば、12-34)の情報を抽出する。制御部20は、所定の画像処理技術や画像解析技術を用いて指示対象車両30aの特徴情報を抽出する。変形例では、指示対象車両30aの特徴は、例えば、指示対象車両30aの色(例えば、白、黒、赤等)、指示対象車両30aの車種名(例えば、プリウス(登録商標)、セレナ(登録商標)、フィット(登録商標)等)、或いはそれらの組み合わせ等であってもよい。また、他の変形例では、指示対象車両30aの特徴は、例えば、指示対象車両30aのボディに記載されている会社名(例えば、「ABC株式会社」(
図1参照))等であってもよい。
【0022】
続くS12では、制御部20が、指示対象車両30aに対する指示内容(例えば、「道路の左側に移動してください。」、「道路の右側に移動してください。」等)を選択するための選択画面SC1をタッチパネル22に表示する(
図5参照)。緊急車両10の乗員は、タッチパネル22に表示される選択画面SC1から、指示対象車両30aに対する指示内容を選択することができる。選択画面SC1でいずれかの指示内容(例えば、「道路の左側に移動してください。」)が選択されている状態で決定ボタンB1がタッチされると指示内容が決定される。続くS14では、制御部20が、指示対象車両30aに対する指示内容が決定されたか否かを判断する。指示内容が決定された場合(S14でYES)、処理はS16に進む。指示内容が決定されない場合(S14でNO)、処理は待機する。
【0023】
S16では、制御部20が、S14で決定された指示内容を示す指示情報を生成する。S18では、制御部20が、S10で抽出された特徴情報と、S16で生成された指示情報とを、緊急車両10の周囲の一般車両30に送信する。制御部20は、例えば、緊急車両10から半径200mの範囲内に存在する一般車両30に特徴情報と指示情報を送信する。なお、緊急車両10から送信される特徴情報と指示情報は、人工衛星やインターネットを介して一般車両30に送信されてもよい。
【0024】
(一般車両側の処理;
図6)
次に、一般車両側の処理について説明する。
図6は、一般車両側の処理のフローチャートである。一般車両側の処理は、例えば、一般車両30のエンジンが始動すると開始される。
図6に示すように、一般車両側の処理のS32では、一般車両30の制御部40が、緊急車両10から送信される特徴情報と指示情報を受信する。
【0025】
続くS34では、制御部40が、緊急車両10から受信する特徴情報(例えば、一般車両30のナンバーの情報)と、指示情報(例えば、「道路の左側に移動してください。」という指示内容の情報)とを、タッチパネル42に表示する(
図7参照)。変形例では、制御部40が、特徴情報と指示情報をスピーカ44から音声出力してもよい。
【0026】
(効果)
以上、実施例の情報通信システム2について説明した。以上の説明のように、情報通信システム2では、緊急車両10の制御部20が、緊急車両10の周囲に存在する一般車両30の画像を含む画像情報を取得し、その画像情報に含まれる少なくとも1台の一般車両30の画像から指示対象車両30aの画像を特定する。また、制御部20は、指示対象車両30aの画像から指示対象車両30aの特徴(例えば、車両のナンバー)を示す特徴情報を抽出し、その特徴情報を周囲の一般車両30に送信する。また、制御部20は、指示対象車両30aに対する指示内容を示す指示情報を生成し、その指示情報を周囲の一般車両30に送信する。一般車両30の制御部40は、緊急車両10から送信される特徴情報と指示情報を受信し、その特徴情報と指示情報をタッチパネル42に表示する。これにより、特徴情報と指示情報が一般車両30の運転手に報知される。
【0027】
この構成によれば、緊急車両10の周囲の一般車両30に対して指示対象車両30aの特徴を示す特徴情報を報知することにより、緊急車両10の周囲の一般車両30のうちのどの一般車両30が緊急車両10の走行の妨げになるのかを報知することができる。これにより、緊急車両10の走行の妨げになる一般車両30(指示対象車両30a)に対して、緊急車両10の走行の妨げにならない走行をするように促すことができる。また、緊急車両10の走行の妨げにならない他の一般車両30に対して、緊急車両10の走行の妨げにならないことを報知することができる。これにより、緊急車両10の走行の妨げにならない一般車両30が、誤って緊急車両10の走行の妨げになるような走行をしてしまうこと抑制することができる。例えば、緊急車両10の右前方を走行する一般車両30が、緊急車両10の走行の妨げにならないにもかかわらず、誤って道路の左側に移動することにより緊急車両10の走行の妨げになることを抑制することができる。これにより、緊急車両10の円滑な走行を確保することができる。また、上記の構成によれば、指示対象車両30a以外の一般車両30の円滑な走行を確保することもできる。更に、緊急車両10から特徴情報を送信するときに、指示対象車両30aだけでなく他の一般車両30にも特徴情報を送信するので、送信対象を指示対象車両30aに限定する処理を省くことができる。例えば、指示対象車両30aのIPアドレスを特定する処理等を省くことができる。
【0028】
また、上記の構成によれば、指示対象車両30aに対する指示内容を示す指示情報を緊急車両10側で生成することにより、指示対象車両30aに対して詳細な指示内容を報知することができる。
【0029】
(変形例)
上記の実施例では、指示対象車両30aに対する指示内容が選択画面SC1で選択される構成であったが、この構成に限定されない。変形例では、指示対象車両30aに対する指示内容がタッチパネル22の操作により手動で入力される構成であってもよい。また、指示対象車両30aに対する指示内容がマイク(不図示)を介して音声入力される構成であってもよい。
【0030】
他の変形例では、指示対象車両30aに対する指示内容が予め設定されている構成であってもよい。例えば、「緊急車両が走行するので移動してください。」等の指示内容が予め設定されていてもよい。この場合、指示内容を示す指示情報が一般車両30の情報端末32に予め登録されていてもよい。情報端末32の制御部40は、予め登録されている指示情報を、緊急車両10から受信する特徴情報と共にタッチパネル42に表示してもよい。この場合、
図4のS12-S16の処理は省略される。
【0031】
(対応関係)
図4のS2の処理を実行する制御部20が「取得部」の一例である。S8の処理を実行する制御部20が「特定部」の一例である。S10の処理を実行する制御部20が「抽出部」の一例である。S16の処理を実行する制御部20が「生成部」の一例である。S18の処理を実行する制御部20が「送信部」の一例である。
図6のS32の処理を実行する制御部40が「受信部」の一例である。S34の処理を実行する制御部40が「報知部」の一例である。
【0032】
緊急車両10の情報端末12で生成されてから一般車両30に送信される指示情報が「報知情報」の一例である。一般車両30の情報端末32に予め登録されている指示情報が「報知情報」の他の一例である。
【0033】
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書又は図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書又は図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
【符号の説明】
【0034】
2:情報通信システム、10:緊急車両、12:情報端末、14:カメラ、16:アンテナ、20:制御部、22:タッチパネル、30:一般車両、30a:指示対象車両、32:情報端末、36:アンテナ、40:制御部、42:タッチパネル、44:スピーカ