(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024054959
(43)【公開日】2024-04-18
(54)【発明の名称】車両の制御装置
(51)【国際特許分類】
B60W 20/19 20160101AFI20240411BHJP
B60K 6/442 20071001ALI20240411BHJP
B60W 10/10 20120101ALI20240411BHJP
B60W 10/08 20060101ALI20240411BHJP
F16H 61/04 20060101ALI20240411BHJP
F16H 59/42 20060101ALI20240411BHJP
F16H 59/40 20060101ALI20240411BHJP
F16H 59/70 20060101ALI20240411BHJP
B60L 50/16 20190101ALI20240411BHJP
B60L 15/20 20060101ALI20240411BHJP
【FI】
B60W20/19
B60K6/442 ZHV
B60W10/10 900
B60W10/08 900
F16H61/04
F16H59/42
F16H59/40
F16H59/70
B60L50/16
B60L15/20 S
【審査請求】未請求
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022161450
(22)【出願日】2022-10-06
(71)【出願人】
【識別番号】000003207
【氏名又は名称】トヨタ自動車株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105957
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100068755
【弁理士】
【氏名又は名称】恩田 博宣
(72)【発明者】
【氏名】玉地 俊明
(72)【発明者】
【氏名】佐竹 宣彦
(72)【発明者】
【氏名】奥田 弘一
(72)【発明者】
【氏名】田端 淳
【テーマコード(参考)】
3D202
3J552
5H125
【Fターム(参考)】
3D202AA02
3D202BB11
3D202BB32
3D202BB35
3D202CC03
3D202CC72
3D202CC75
3D202DD05
3D202DD07
3D202DD33
3D202FF06
3D202FF13
3J552MA01
3J552MA12
3J552NA01
3J552NB01
3J552NB05
3J552NB08
3J552PA03
3J552RA20
3J552RB17
3J552SA02
3J552SB02
3J552SB05
3J552TB12
3J552VA32W
3J552VA37W
3J552VA74Z
3J552VC01Z
5H125AA01
5H125AC08
5H125AC12
5H125BA04
5H125BD17
5H125BE05
5H125CA02
5H125EE41
(57)【要約】
【課題】自動変速機のシフトポジションの切り替えに伴う係合ショックを防止し、且つシフトポジションの切り替え中、要求されるトルクを駆動輪に伝達する。
【解決手段】シフトレバー61で選択されているシフトポジションが非走行ポジションから走行ポジションに切り替わったとき、自動変速機85の入力軸85A及び出力軸85Bの回転速度の差が規定値未満になるまでは自動変速機85での非走行ポジションから走行ポジションへの切り替えを待機するとともに、エンジン10のトルクで第1MG82による発電を行い、且つ第2MG88に給電して駆動輪72にトルクを付与する。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンと、前記エンジンからのトルクが入力される入力軸及び駆動輪へとトルクを出力する出力軸を備えている自動変速機と、前記入力軸に接続しているとともに前記入力軸からのトルクによって発電可能な第1モータジェネレータと、前記出力軸に接続しているとともに前記出力軸を介して前記駆動輪にトルクを付与可能な第2モータジェネレータと、乗員が前記自動変速機のシフトポジションを選択するための選択装置と、を有する車両を制御対象とし、
前記エンジンの運転中、前記選択装置で選択されている前記シフトポジションが前記入力軸及び前記出力軸間のトルク伝達が不能な非走行ポジションから前記入力軸及び前記出力軸間のトルク伝達が可能な走行ポジションに切り替わったときに係合ショック低減処理を実行し、
前記係合ショック低減処理では、前記入力軸の回転速度及び前記出力軸の回転速度の差が規定値未満になるまでは前記自動変速機での前記非走行ポジションから前記走行ポジションへの切り替えを待機するとともに、前記エンジンのトルクで前記第1モータジェネレータによる発電を行い、且つ前記第2モータジェネレータに給電して前記駆動輪にトルクを付与する
車両の制御装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、車両の制御装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示された車両は、エンジンを有する。このエンジンから駆動輪に至るトルクの伝達経路上には、入力クラッチ、モータジェネレータ、トルクコンバータ、及び自動変速機がこの順番で並んでいる。入力クラッチは、エンジンとモータジェネレータとの間のトルクの伝達経路を接続したり切断したりする。自動変速機は、乗員によるシフトレバーの操作に応じてシフトポジションが切り替わる。ここで、自動変速機では、シフトレバーの操作に応じてシフトポジションが非走行ポジションから走行ポジションに切り替わる際、切断状態にある入力軸と出力軸とが接続状態に切り替わる。
【0003】
特許文献1に開示された制御装置は、シフトレバーによって非走行ポジションから走行ポジションへの切り替えの操作があった場合、入力クラッチを切断状態にしたまま、先ず自動変速機の入力軸と出力軸とを接続状態にする。そしてその後、入力クラッチを接続状態にすることによってエンジンとモータジェネレータとを接続する。このように、自動変速機の出力軸側から段階的にトルクの伝達経路を接続していくことで、自動変速機が非走行ポジションから走行ポジションへと切り替えられたときの入力軸と出力軸との係合ショックを抑制できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のように、自動変速機のシフトポジションの切り替え完了後にエンジンとモータジェネレータとを接続する場合、シフトポジションの切り替え中は、エンジンのトルクを駆動輪に伝達できないため、要求されるトルクを駆動輪に伝達できないといった事態が生じ得る。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するための車両の制御装置は、エンジンと、前記エンジンからのトルクが入力される入力軸及び駆動輪へとトルクを出力する出力軸を備えている自動変速機と、前記入力軸に接続しているとともに前記入力軸からのトルクによって発電可能な第1モータジェネレータと、前記出力軸に接続しているとともに前記出力軸を介して前記駆動輪にトルクを付与可能な第2モータジェネレータと、乗員が前記自動変速機のシフトポジションを選択するための選択装置と、を有する車両を制御対象とし、前記エンジンの運転中、前記選択装置で選択されている前記シフトポジションが前記入力軸及び前記出力軸間のトルク伝達が不能な非走行ポジションから前記入力軸及び前記出力軸間のトルク伝達が可能な走行ポジションに切り替わったときに係合ショック低減処理を実行し、前記係合ショック低減処理では、前記入力軸の回転速度及び前記出力軸の回転速度の差が規定値未満になるまでは前記自動変速機での前記非走行ポジションから前記走行ポジションへの切り替えを待機するとともに、前記エンジンのトルクで前記第1モータジェネレータによる発電を行い、且つ前記第2モータジェネレータに給電して前記駆動輪にトルクを付与する。
【0007】
上記構成では、自動変速機の入力軸と出力軸との回転速度の差が規定値未満になるまで自動変速機でのシフトポジションの切り替えを待機する。このことで、入力軸と出力軸との接続に伴う係合ショックを防止できる。その上で、上記構成では、シフトポジションの切り替えを待機する間、第1モータジェネレータによって発電を行う。この発電した電力を第2モータジェネレータの動力源として利用することで、第2モータジェネレータから駆動輪にトルクを付与できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図2】
図2は、発進制御の処理手順を表したフローチャートである。
【
図3】
図3は、発進制御に伴う入力軸及び出力軸の回転速度の時間変化の例を表したタイムチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、車両の制御装置の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、車両99は、エンジン10を有する。エンジン10は、水素を燃料としている。なお、燃料は水素に限定されず、例えばガソリンでもよい。エンジン10のクランク軸14は、入力クラッチ81を介して自動変速機85の入力軸85Aに接続している。入力クラッチ81は、油圧に応じてクランク軸14と入力軸85Aとを断接する。入力クラッチ81が接続状態にある場合、入力軸85Aには、クランク軸14からのトルクが入力される。入力軸85Aの途中には、ロックアップクラッチ84付きのトルクコンバータ83が設けられている。また、入力軸85Aにおいて、トルクコンバータ83に対してクランク軸14側には、第1モータジェネレータ(以下、第1MGと記す。)82のロータ82Aが接続している。ロータ82Aは、入力軸85Aと一体回転する。第1MG82は、入力軸85Aからのトルクによって発電可能である。自動変速機85の出力軸85Bは、ディファレンシャル等を介して駆動輪72に接続している。出力軸85Bは、駆動輪72にトルクを出力する。出力軸85Bの途中には、第2モータジェネレータ(以下、第2MGと記す。)88のロータ88Aが接続している。ロータ88Aは、出力軸85Bと一体回転する。第2MG88は、出力軸85Bを介して駆動輪72にトルクを付与可能である。なお、第1MG82及び第2MG88は、インバータを介してバッテリ79に電気的に接続している。バッテリ79は、第1MG82及び第2MG88の双方と電力を授受する。
【0010】
自動変速機85は有段式である。自動変速機85では、複数の係合要素85Cの断接状態が油圧に応じて切り替わる。そして、各係合要素85Cの断接状態に応じて、自動変速機85はDポジション、Rポジション、Nポジション、及びPポジションのいずれかに対応する変速段を形成する。Dポジションは、前進走行用の変速段を形成するシフトポジションである。Rポジションは、後進走行用の変速段を形成するシフトポジションである。走行ポジションであるこれらDポジション及びRポジションでは、入力軸85A及び出力軸85B間のトルク伝達が可能である。Nポジション及びPポジションは、非走行用の変速段を形成するシフトポジションである。なお、Pポジションでは、出力軸85Bの回転がロックされる。非走行ポジションであるこれらNポジション及びPポジションでは、入力軸85A及び出力軸85B間のトルク伝達が不能である。こうした4つのシフトポジションは、乗員によるシフトレバー61の操作を通じていずれか1つが選択される。シフトレバー61は、4つのシフトポジションに対応する4つの操作位置Lに位置を切り替え可能である。操作レバーの操作位置Lは、位置センサ62によって検出されて後述の制御装置1に送信される。シフトレバー61及び位置センサ62は、乗員が自動変速機85のシフトポジションを選択するための選択装置を構成している。
【0011】
車両99は、制御装置1を有する。制御装置1は、中央処理装置であるCPU2や、制御用のプログラムやデータを記憶したメモリ3などを備えている。そして、制御装置1は、メモリ3が記憶しているプログラムをCPU2が実行することにより各種の処理を実行する。制御装置1は、車両99に搭載されている各種センサからの検出信号を繰り返し受信する。例えば、制御装置1は、自動変速機85の入力軸85Aの回転位置X1を検出する第1センサ91の検出信号、及び出力軸85Bの回転位置X2を検出する第2センサ92の検出信号を受信する。制御装置1は、これらの検出信号に基づいて、入力軸85Aの回転速度Y1から出力軸85Bの回転速度Y2を減じた値である差回転ΔYを算出する。また、制御装置1は、バッテリ79の温度、電圧、及び電流等といったバッテリ情報Bを検出するバッテリセンサ93の検出信号を受信する。制御装置1は、バッテリ情報Bに基づいて、バッテリ79の満充電容量に対する残容量の比率である充電率Jを算出する。その他、制御装置1は、アクセルペダルの踏み込み量であるアクセル操作量Aを検出するアクセルセンサ94からの検出信号なども受信する。
【0012】
制御装置1は、車両99の各種部位を制御対象とする。例えば、制御装置1は、エンジン10のトルクを制御したり、各モータジェネレータの回生及び力行を制御したりする。制御装置1は、バッテリ79の充電率Jが低い場合やエンジン10の暖機完了前などでは、停車中にエンジン10のアイドル運転を継続することがある。アイドル運転とは、エンジン10が自立して運転可能な最小限度に近いのクランク軸14の回転速度でエンジン10を運転させることである。なお、制御装置1は、エンジン10の運転中は、入力クラッチ81によってクランク軸14と入力軸85Aとを接続する。また、制御装置1は、シフトレバー61で選択されているシフトポジションに応じて自動変速機85のシフトポジションを切り替える。
【0013】
制御装置1は、車両99の発進用の制御として発進制御を実行可能である。制御装置1は、停車時におけるエンジン10のアイドル運転中、シフトレバー61で選択されているシフトポジションが非走行ポジションから走行ポジションに切り替わると、発進制御を開始する。なお、停車時におけるエンジン10のアイドル運転中では、差回転ΔYが規定値K以上であることが予め実験等でわかっている。規定値Kは、入力軸85Aと出力軸85Bとの接続に伴う係合ショックが乗員に認知され得る差回転ΔYの最小値として例えば実験で予め定められている。
【0014】
図2に示すように、制御装置1は、発進制御を開始すると、先ずステップS1の処理を実行する。ステップS1において、制御装置1は、係合ショック低減処理を開始する。制御装置1は、係合ショック低減処理では、以下の4つのことを行う。制御装置1は、エンジン10のアイドル運転を継続する。また、制御装置1は、シフトレバー61によって現状で選択されているシフトポジションへの切り替えを待機し、自動変速機85のシフトポジションを、発進制御を開始した時点での非走行ポジションのままに維持する。また、制御装置1は、エンジン10のトルクによって第1MG82に発電させるべく、第1MG82を回生運転させる。また、制御装置1は、第2MG88のトルクを駆動輪72に付与すべく第2MG82を力行運転させる。このとき、制御装置1は、アクセル操作量Aなどから把握される車両99の要求駆動力を満たすように第2MG88を制御する。アクセル操作量Aがゼロである場合、制御装置1は、予め定められた大きさのクリープトルクを駆動輪72に作用させるべく第2MG88を制御することになる。制御装置1は、以上の内容を含む係合ショック低減処理を開始すると、処理をステップS2に進める。ステップS2において、制御装置1は、最新の差回転ΔYが規定値K未満であるか否かを判定する。制御装置1は、差回転ΔYが規定値K未満になるまでステップS2の処理を繰り返す。そして、制御装置1は、差回転ΔYが規定値K未満になると(ステップ2:YES)、処理をステップS3に進める。そして、ステップS3において、制御装置1は、自動変速機85のシフトポジションを、シフトレバー61によって現状で選択されているシフトポジションに切り替える。この切り替えの間、制御装置1は、エンジン10、第1MG82、及び第2MG88の制御については、ステップS1で説明した内容を維持する。すなわち、ステップS3の処理は、係合ショック低減処理の一環である。制御装置1は、シフトポジションの切り替えを完了すると、処理をステップS4に進める。そして、ステップS4において、制御装置1は、係合ショック低減処理を終了するとともに通常処理を開始する。制御装置1は、通常処理では、要求駆動力を満たすように、エンジン10、第1MG82、及び第2MG88を適宜制御する。制御装置1は、通常処理を開始すると、発進制御の一連の処理を終了する。
【0015】
本実施形態の作用について説明する。
図3に示すように、時刻T1において、車両99が停車中であり、且つ自動変速機85のシフトポジションがNポジションであるものとする。そしてこのとき、エンジン10がアイドル運転中であるとする。この場合、時刻T1の前後において、自動変速機85の入力軸85Aの回転速度Y1は、クランク軸14の回転速度に応じた略一定値に維持されている。さて、時刻T1の後の時刻T2で、乗員がシフトレバー61の操作位置LをNポジションからDポジションに切り替えるとともにブレーキペダルを解放したとする。この場合、制御装置1は、時刻T2で係合ショック低減処理を開始する。すなわち、制御装置1は、自動変速機85のNポジションからDポジションへの切り替えを待機させつつ、エンジン10のアイドル運転を継続する。これにより、入力軸85Aの回転速度Y1は、時刻T2の前と同じ略値に維持される。また、制御装置1は、エンジン10のトルクで第1MG82に発電させる。制御装置1は、この発電した電力の少なくとも一部を第2MG88への給電にまわす。そして、制御装置1は、第1MG82が発電した電力を含め、バッテリ79が蓄えている電力を動力源と利用して第2MG88にトルクを出力させる。このトルクが駆動輪72及び自動変速機85の出力軸85Bに付与されることになる。この結果、時刻T2の時点でゼロであった駆動輪72及び出力軸85Bの回転速度Y2が、時刻T2以降徐々に上昇していく。換言すると、時刻T2を契機として車両99が走行を開始する。時刻T2以降に出力軸85Bの回転速度Y2が上昇することで、入力軸85Aと出力軸85Bとの回転速度の差である差回転ΔYは徐々に小さくなっていく。そして、時刻T3で差回転ΔYが規定値K未満になると、制御装置1は、自動変速機85のシフトポジションをNポジションからDポジションへと切り替える。このように、制御装置1は、差回転ΔYが規定値K未満になるまでは自動変速機85でのシフトポジションの切り替えを待機する。
【0016】
本実施形態の効果について説明する。水素を燃料とするエンジン10では、高圧の水素をインジェクタから噴射することなどとの関連で、燃料噴射量の目標値を少なく設定したときの実噴射量のコントロールが難しい。そして、上記目標値を少なく設定すると、実噴射量のばらつきが大きくなり得る。実噴射量のばらつきが大きい状態でエンジン10を運転するとクランク軸14の回転が不安定になる。こうしたこともあり、水素を燃料とするエンジン10では、アイドル運転時の燃料噴射量の目標値を相応に多く設定している。それに伴い、アイドル運転する際のクランク軸14の回転速度は、例えばガソリンを燃料とするエンジンに比べて高くなっている。そのため、停車中においてエンジン10がアイドル運転しているときの差回転ΔYは大きくなりがちである。したがって、何の対処もせずに自動変速機85の入力軸85Aと出力軸85Bとの接続を行うと、そのときの係合ショックが大きくなり得る。この点、本実施形態では、上記のとおり、差回転ΔYが規定値K未満になるまでは、自動変速機85のシフトポジションの切り替えを待機する。したがって、入力軸85Aと出力軸85Bとの接続に伴う係合ショックを防止できる。その上で、本実施形態では、シフトポジションの切り替えを待機する間、第1MG82によって発電を行う。そして、この発電した電力を第2MG88の動力源として利用する。したがって、第2MG88から駆動輪72にトルクを付与できる。
【符号の説明】
【0017】
1…制御装置 10…エンジン 61…シフトレバー 72…駆動輪 79…バッテリ 82…第1MG 85…自動変速機 入力軸85A 出力軸85B 88…第2MG 99…車両