(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024055051
(43)【公開日】2024-04-18
(54)【発明の名称】標識柱
(51)【国際特許分類】
E01F 9/627 20160101AFI20240411BHJP
E01F 9/608 20160101ALI20240411BHJP
【FI】
E01F9/627
E01F9/608
【審査請求】未請求
【請求項の数】4
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022161646
(22)【出願日】2022-10-06
(71)【出願人】
【識別番号】515356373
【氏名又は名称】日本ロードネクス株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100149711
【弁理士】
【氏名又は名称】服部 耕市
(72)【発明者】
【氏名】鷹雄 眞二
【テーマコード(参考)】
2D064
【Fターム(参考)】
2D064AA11
2D064AA22
2D064BA05
2D064CA02
2D064DB03
2D064EA02
(57)【要約】
【課題】標識柱としての剛性・復元性を確保しながら情報表示部として広い面積を確保する。
【解決手段】筒状を成し、横幅を構成する壁2aの長さW1が奥行きを構成する壁2bの長さD1よりも長い形状の水平断面を有し、横幅を構成する壁2aの外周面2cに情報表示部5が設けられた本体ポール2と、路面に固定される台座3と、台座3に本体ポール2を連結するジョイント4と、を備え、ジョイント4は、台座3に固定される台座側筒部4aと、上面4fに本体ポール2の下端2dが挿入される溝4bを有する本体側筒部4cと、を備え、本体側筒部4cの内側には台座側筒部4aを上方に延長させた補強部4dが設けられている。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒状を成し、横幅を構成する壁の長さが奥行きを構成する壁の長さよりも長い形状の水平断面を有し、前記横幅を構成する壁の外周面に情報表示部が設けられた本体ポールと、
路面に固定される台座と、
前記台座に前記本体ポールを連結するジョイントと、を備え、
前記ジョイントは、
前記台座に固定される台座側筒部と、
上面に前記本体ポールの下端が挿入される溝を有する本体側筒部と、を備え、
前記本体側筒部の内側には前記台座側筒部を上方に延長させた補強部が設けられている
ことを特徴とする標識柱。
【請求項2】
前記台座側筒部の水平断面は、円形または正多角形であることを特徴とする請求項1記載の標識柱。
【請求項3】
前記台座に固定され、前記ジョイント内を通過して前記本体ポール内まで伸びる補強ポールを備えることを特徴とする請求項1記載の標識柱。
【請求項4】
前記補強ポールは、前記本体ポールの横幅を構成する壁の内周面に接していることを特徴とする請求項3記載の標識柱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、道路や敷地等に設置される標識柱に関する。
【背景技術】
【0002】
今般、スクールゾーンにおける学童の安全対策、横断歩道以外の場所での道路の横断禁止表示、ゾーン30などの生活道路での車両の速度抑制、自転車通行帯表示、高速道路の逆走防止対策など、道路利用者へのサイン表示のニーズが高まっており、標識柱がサイン表示として利用されている。
【0003】
従来の標識柱では、円筒状のポールに表示板を後付けしたり(特許文献1)、円筒状のポールの一部を平坦に潰して表示部分にしていた(特許文献2)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平9-71911号公報
【特許文献2】特開2016-113821号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、円筒状のポールに表示板を後付けした標識柱では、表示板の取り付けに金具等の部品が必要になると共に、ポールと表示板が別体であるため、車両の衝突や踏み付け等によって破損しやすく、また、変形した場合に元の形状に戻り難い。
【0006】
また、ポールの一部を平坦に潰して表示部分を設けた標識柱では、表示部分を大きくするのが困難であると共に、平坦に潰した部分が折れに対して弱く復元性に劣る。
【0007】
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、標識柱としての剛性・復元性を確保しながら情報表示部として広い面積を確保することができる標識柱を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の標識柱は、筒状を成し、横幅を構成する壁の長さが奥行きを構成する壁の長さよりも長い形状の水平断面を有し、横幅を構成する壁の外周面に情報表示部が設けられた本体ポールと、路面に固定される台座と、台座に本体ポールを連結するジョイントと、を備え、ジョイントは、台座に固定される台座側筒部と、上面に本体ポールの下端が挿入される溝を有する本体側筒部と、を備え、本体側筒部の内側には台座側筒部を上方に延長させた補強部が設けられている。
【0009】
したがって、路面に固定した台座にジョイントを介して本体ポールを取り付けることで、路面に本体ポールを立てることができる。ジョイントの本体側筒部の内側には補強部が設けられているので、ジョイントの剛性・復元性を確保することができる。また、補強部は台座側筒部を上方に延長させたものであるので、上下2つの型によって成型することができる。さらに、奥行きを構成する壁よりも長さが長い横幅を構成する壁に情報表示部が設けられており、情報表示部として広い面積が確保される。
【0010】
また、本発明の標識柱は、台座側筒部の水平断面を、円形または正多角形としても良い。この場合には、ジョイントの台座側筒部が従来の標識柱と同様の形状になり、剛性・復元性の確保が容易である。
【0011】
また、本発明の標識柱は、台座に固定され、ジョイント内を通過して本体ポール内まで伸びる補強ポールを備えていても良い。この場合には、標識柱の剛性・復元性をより向上させることができる。
【0012】
さらに、本発明の標識柱は、補強ポールが本体ポールの横幅を構成する壁の内周面に接していても良い。この場合には、標識柱の剛性・復元性をさらに向上させることができる。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、標識柱としての剛性・復元性を確保しながら情報表示部として広い面積を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の標識柱の実施形態の一例を示す斜視図である。
【
図2】
図1の標識柱を示し、台座からジョイントを取り外した状態の斜視図である。
【
図6】
図1の本体ポール及び補強ポールの水平断図である。
【
図7】
図1の標識柱の台座を示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。
【
図8】
図1の標識柱のジョイントと補強ポールを示し、ジョイントに本体ポールを連結していない状態の正面図である。
【
図11】
図1の標識柱のジョイントを示す斜視図である。
【
図12】
図1の標識柱の補強ポールの位置を説明するための図である。
【
図13】
図1の標識柱を示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は右側面図、(D)は底面図である。なお、背面図は平面図と同一形であり、左側面図は右側面図と同一形である。
【
図14】(A)~(I)は情報表示部に表示する各種情報の例を示す標識柱の正面図である。
【
図15】台座の他の実施形態を示し、(A)は平面図、(B)は側面図、(C)は底面図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
次に、本発明に係る標識柱の実施形態の一例について、図面を参照しながら説明する。なお、図中同一または相当の部材については同一の符号を付してそれらの説明は省略する。
【0016】
図1~
図14に、本実施形態に係る標識柱1を示す。標識柱1は、筒状を成し、横幅を構成する壁2aの長さW1が奥行きを構成する壁2bの長さD1よりも長い形状の水平断面を有し、横幅を構成する壁2aの外周面2cに情報表示部5が設けられた本体ポール2と、路面に固定される台座3と、台座3に本体ポール2を連結するジョイント4と、を備えている。本実施形態では、前後2枚の横幅を構成する壁2aのうち、両方の壁2a(即ち標識柱1の前後両面)に情報表示部5を設けているが、いずれか一方の壁2aのみに情報表示部5を設けるようにしても良い。
【0017】
本体ポール2は上下に細長い筒状部材であり、水平断面形状が細長い形状、例えば長方形を成している(
図4,
図6)。即ち、壁2aの面積は壁2bの面積よりも広くなっている。ただし、本体ポール2の水平断面形状は長方形に限るものではなく、例えば細長い楕円形、細長い八角形等でも良い。なお、長方形や八角形として、角の丸まった形状のものとすることがより好ましい。
【0018】
本実施形態では、本体ポール2にリブ2gが設けられているが、リブ2gは無くても良い。リブ2gは本体ポール2の上端から下端にわたり設けられている。リブ2gは、例えば本体ポール2の四隅に設けられている。本体ポール2は樹脂成型品であり、材料として例えばウレタン樹脂等が採用されている。
【0019】
本体ポール2の上端はキャップ7によって塞がれている。キャップ7は樹脂成型品であり、材料として例えばウレタン樹脂等が採用される。
【0020】
本体ポール2の壁2aの外周面2cに設けられた情報表示部5には、例えば矢印、図形、記号、絵、マーク、文字等の情報類が表示され、通行車両のドライバーや歩行者等の視線誘導、案内、境界の明示等の情報提供が行われる。情報表示部5は、壁2bよりも面積が広い壁2aに設けられているので、情報を表示する面として広い面積を確保することができ、より多くの情報を標示することができる。情報表示部5に表示される情報として、例えば、矢印、ドライバーの視線を誘導する図形、駐車場を意味するPマーク、「学童注意」、「逆走もどれ!」、「避難場所 500M先」等の文字等が例示される(
図14)。
【0021】
台座3は本体ポール2を路面等に設置するためのもので、例えばボルトやピン等の固定具(図示せず)によって路面に固定される。台座3の接地部3eは、例えば
図7に示すように、円板形状を成している。ただし、円板形状に限るものではなく、例えば
図15に示すように、長方形の板形状等でも良い。台座3の上部円筒部3dはジョイント4の形状に合わせて円筒形状を成している。台座3の上面3aには、ジョイント4を差し込む溝3bと補強ポール6を差し込む溝3cが設けられている。また、台座3の上部円筒部3dには、溝3bに差し込まれたジョイント4を固定するためのネジを通すネジ孔3fが周方向に等間隔で例えば4箇所に設けられている。台座3は樹脂成型品であり、接地部3e及び上部円筒部3dは一体成型され、材料として例えばウレタン樹脂等が採用されている。
【0022】
ジョイント4は、台座3に取り外し可能に固定される台座側筒部4aと、上面4fに本体ポール2の下端2dが挿入される溝4bを有する本体側筒部4cと、を備え、本体側筒部4cの内側には台座側筒部4aを上方に延長させた補強部4dが設けられている。
【0023】
台座側筒部4aの水平断面は、円形または正多角形を成している。本実施形態では円形を成している。なお、正多角形としては、例えば正八角形、正六角形、正十角形、正十二角形等が考えられる。また、円形または正多角形の他に、多角形や楕円形としても良い。なお、正多角形や多角形として、角の丸まった形状のものとしても良い。台座側筒部4aの外周面には複数のリブ4eが設けられている。なお、
図1及び
図2ではリブ4eの図示を省略している。本実施形態では、周方向に等間隔で4本のリブ4eが設けられている。台座側筒部4aの下端は台座3の溝3bに挿入される。
【0024】
本体側筒部4cの形状は、本体ポール2の形状に合わせて四角筒形状を成している。即ち、本体側筒部4cの水平断面は、本体ポール2の水平断面と略同じ形状を成している。本体側筒部4cの上面4fには、本体ポール2の下端2dが挿入される溝4bが設けられている。
【0025】
図1中、矢印Wで示す本体ポール2(即ち標識柱1)の幅方向においては、本体側筒部4cは台座側筒部4aよりも太くなっている。したがって、台座側筒部4aから本体側筒部4cに向けて下向きの斜面4gが設けられている。また、矢印Dで示す本体ポール2(即ち標識柱1)の奥行き方向において、本体側筒部4cは台座側筒部4aよりも細くなっている。したがって、台座側筒部4aから本体側筒部4cに向けて上向きの斜面4hが設けられている。
【0026】
また、台座側筒部4aの上端の両脇部分4j,4jはそのまま本体側筒部4c内へと伸びて補強部4d,4dとなっている。補強部4d,4dは本体側筒部4cの横幅を構成する壁4i,4iを連結しており、奥行き方向Dの折れに対する本体側筒部4cの剛性・復元性を向上させている。本実施形態では、補強部4d,4dを本体側筒部4cの上面4fと面一になるまで伸ばしているが、必ずしもそこまで伸ばさなくても良い。
【0027】
ジョイント4は樹脂成型品であり、材料として例えばウレタン樹脂等が採用されている。また、台座側筒部4aと本体側筒部4c及び補強部4dとで材料を変えても良く、例えば台座側筒部4aを比較的硬い樹脂で、本体側筒部4c及び補強部4dを比較的柔らかい樹脂で成型しても良い。
【0028】
ジョイント4は、例えば上下2つの型によって一体成型される。即ち、台座側筒部4aと本体側筒部4cと補強部4dを構成する各壁の伸びる方向が揃っているので、上下2つの型によって成型することができ、製造が容易である。即ち、製造コストを安く抑えることができる。
【0029】
本実施形態では、台座3に固定され、ジョイント4内を通過して本体ポール2内まで伸びる補強ポール6を備えている。補強ポール6は弾力性のある例えば円筒状の部材であり、材料として例えばウレタン樹脂等が採用されている。補強ポール6の下端は台座3の溝3cに挿入され、例えば接着剤等により固定されている。
【0030】
補強ポール6は、ジョイント4の台座側筒部4aよりも若干細く、且つ、本体側筒部4cの横幅を構成する壁4i,4iの間隔よりも太い円筒状の部材であり、ジョイント4の台座側筒部4a内では当該台座側筒部4aとの間に若干の隙間を有しているが(
図10)、本体側筒部4c内では2枚の壁4i,4iによって潰されている(
図9)。即ち、2枚の壁4i,4iを内側から支えて、奥行き方向Dの折れに対する本体側筒部4cの剛性・復元性を向上させている。
【0031】
また、補強ポール6は、本体ポール2の横幅を構成する壁2aの内周面2eに接している(
図4)。即ち、補強ポール6は、本体ポール2の横幅を構成する壁2a,2aの間隔よりも太い円筒状の部材であり、本体ポール2内では2枚の壁2a,2aによって潰されている。このため、2枚の壁2a,2aを内側から支えて、奥行き方向Dの折れに対する本体ポール2の剛性・復元性を向上させている。
【0032】
本実施形態では、補強ポール6は本体ポール2の下側の約1/3の部分を内側から支えている(
図12)。ただし、本体ポール2のより高い位置まで支えるようにしても良く、あるいは、より低い位置までを支えるようにしても良い。一般的に標識柱1の下側の部分の方が上側の部分よりも折れやすい。本実施形態の標識柱1では、より折れやすい下側の部分の剛性・復元性を向上させている。
【0033】
標識柱1を路面に設置する場合、まず最初に、台座3を路面に固定する。例えばボルトやピン等の固定具を使用して路面の標識柱1の設置位置に接地部3eを固定する。なお、台座3は本発明の標識柱1の専用品ではなく、例えば従来の標識柱等、他の標識柱でも使用される汎用品である。したがって、路面への固定方法は本発明以外の標識柱と同様である。
【0034】
次に、台座3に補強ポール6とジョイント4を取り付ける。台座3の上部円筒部3dの溝3cに補強ポール6の下端を差し込み、溝3bにジョイント4の台座側筒部4aの下端を差し込む。このとき、補強ポール6がジョイント4の本体側筒部4cの壁4i,4iによって潰される。溝3bにジョイント4の台座側筒部4aの下端を差し込んだ後、台座3の上部円筒部3dに設けられたネジ孔3fにネジを通してジョイント4の台座側筒部4aを上部円筒部3dに固定する。
【0035】
次に、キャップ7が嵌め込まれた本体ポール2の下端2dをジョイント4の本体側筒部4cの溝4bに差し込み、本体ポール2をジョイント4に接続する。このとき、補強ポール6が壁2a,2aによって潰される。これによって、標識柱1が路面に設置される。なお、本体ポール2にキャップ7を装着してから当該本体ポール2をジョイント4に取り付けるようにしても良いが、キャップ7を本体ポール2に装着する前に当該本体ポール2をジョイント4に取り付け、その後で本体ポール2にキャップ7を装着しても良い。
【0036】
本発明の標識柱1では、本体ポール2の水平断面形状を奥行方向Dの長さD1よりも幅方向Wの長さW1の方が長い略長方形として本体ポール2の幅を広げているので、情報表示部5として広い面積を確保することができる。そのため、通行車両のドライバーや歩行者等の視認性を向上させることができると共に、より多くの情報を表示することができる。
【0037】
ここで、単に本体ポール2の水平断面形状を略長方形にしたのでは奥行き方向Dの折れに対する剛性・復元性が低下し、標識柱としての実用性が失われてしまうが、本発明の標識柱1では、奥行き方向Dの折れに対する剛性・復元性を向上させる数々の工夫がなされている。
【0038】
即ち、一般的に標識柱では根本(下端)に近い部分の剛性・復元性がより重要になるが、本発明の標識柱1では、本体ポール2を支持するジョイント4の本体側筒部4cに補強部4d,4dを設け、奥行き方向Dの折れに対する本体側筒部4cの剛性・復元性を向上させている。これにより、幅Wの広い本体ポール2の採用を可能にしている。
【0039】
また、ジョイント4内に補強ポール6を通し、本体側筒部4cの壁4i,4iを内側から支えて、奥行き方向Dの折れに対する本体側筒部4cの剛性・復元性を向上させている。これによっても、幅Wの広い本体ポール2の採用を可能にしている。
【0040】
また、本体ポール2内に補強ポール6を通し、本体ポール2の壁2a,2aを内側から支えて、奥行き方向Dの折れに対する本体ポール2の剛性・復元性を向上させている。これにより、本体ポール2の幅Wを広げることを可能にしている。
【0041】
なお、水平断面形状が略長方形の本体ポール2では、幅方向Wの折れに対する剛性・復元性については、その構造上、実用的に十分な大きさを有している。
【0042】
このように、本発明の標識柱1では、折れに対する剛性・復元性を確保しつつ、情報表示の視認性を向上させることができる。
【0043】
本体ポール2が破損した場合は、本体ポール2をジョイント4から外し、交換すれば良い。このように、本体ポール2のみを交換することができ、メンテナンスに要するコストを削減することができる。
【0044】
また、ジョイント4が破損した場合は、ジョイント4を台座3から外し、さらに本体ポール2も外し、交換すれば良い。このようにジョイント4のみを交換することができ、メンテナンスに要するコストを削減することができる。
【0045】
さらに、本体ポール2及びジョイント4が破損した場合は、本体ポール2が接続されているジョイント4を台座3から外し、交換すれば良い。このように台座3をそのまま活かして本体ポール2及びジョイント4を交換することができ、メンテナンスに要するコストを削減することができる。
【0046】
なお、上述の実施形態は本発明を実施する際の好適な一例であるがこれに限るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
例えば、上述の標識柱1は補強ポール6を備えていたが、補強ポール6を省略しても良い。
【符号の説明】
【0047】
1 標識柱
2 本体ポール
2a 本体ポールの横幅を構成する壁
2b 本体ポールの奥行きを構成する壁
3 台座
4 ジョイント
4a 台座側筒部
4c 本体側筒部
4d 補強部
5 情報表示部
6 補強ポール
D1 奥行きを構成する壁2bの長さ
W1 横幅を構成する壁2aの長さ