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  • 特開-警告装置 図1
  • 特開-警告装置 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024055055
(43)【公開日】2024-04-18
(54)【発明の名称】警告装置
(51)【国際特許分類】
   G08B 5/00 20060101AFI20240411BHJP
   E04G 21/32 20060101ALI20240411BHJP
   G08B 5/36 20060101ALI20240411BHJP
   G08B 25/00 20060101ALI20240411BHJP
【FI】
G08B5/00 A
E04G21/32 Z
G08B5/36 K
G08B25/00 510M
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022161655
(22)【出願日】2022-10-06
(71)【出願人】
【識別番号】000001373
【氏名又は名称】鹿島建設株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002468
【氏名又は名称】弁理士法人後藤特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】椎田 宗樹
(72)【発明者】
【氏名】小松 淳
(72)【発明者】
【氏名】柳田 克巳
(72)【発明者】
【氏名】中村 隆寛
(72)【発明者】
【氏名】西脇 司
【テーマコード(参考)】
5C083
5C087
【Fターム(参考)】
5C083AA02
5C083CC30
5C083FF03
5C083JJ30
5C083JJ46
5C087AA02
5C087AA11
5C087AA44
5C087DD03
5C087DD49
5C087EE05
5C087FF01
5C087FF02
5C087FF04
5C087GG02
5C087GG08
5C087GG66
(57)【要約】
【課題】床あるいは地面に形成された孔の開口の存在を認識させる。
【解決手段】警告装置10は、地面1に形成された孔2の開口部2aを開閉する蓋3の開閉に応じた信号を出力するスイッチ30と、開口部2aの位置を認識させる警告灯51と、警告灯51の点灯及び消灯を制御するコントローラ20と、を備える。コントローラ20は、スイッチ30から出力される信号が蓋3の開に対応する信号である場合には、警告灯51を点灯させる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
床あるいは地面に形成された孔の開口部を開閉する蓋の開閉に応じた信号を出力する検出器と、
前記開口部の位置を認識させる警告灯と、
前記警告灯の点灯及び消灯を制御する制御装置と、を備え、
前記制御装置は、前記検出器から出力される信号が前記蓋の開に対応する信号である場合には、前記警告灯を点灯させる警告装置。
【請求項2】
請求項1に記載された警告装置であって、
前記検出器は、前記開口部の一部が前記蓋によって閉じられていない場合でも、前記蓋の閉に対応する信号を出力する警告装置。
【請求項3】
請求項1に記載された警告装置であって、
前記孔の外部に設けられた警報装置をさらに備え、
前記制御装置は、前記検出器から出力される信号が前記蓋の開に対応する信号である場合には、前記警報装置を作動させる警告装置。
【請求項4】
請求項1に記載された警告装置であって、
前記制御装置は、前記孔の内部に取り付けられた昇降用のタラップに着脱可能に取り付けられている警告装置。
【請求項5】
請求項1に記載された警告装置であって、
前記孔の内部における前記開口部近傍に設けられ、前記孔の内部を撮像する撮像装置をさらに備え、
前記制御装置は、前記検出器から出力される信号が前記蓋の開に対応する信号である場合には、前記撮像装置に前記孔の内部を撮像させる警告装置。
【請求項6】
請求項5に記載された警告装置であって、
前記制御装置と管理サーバとの間で通信を行う通信装置と、をさらに備え、
前記制御装置は、前記撮像装置によって撮像した撮像データを前記通信装置を介して前記管理サーバに送信し、
前記管理サーバは、前記制御装置から受信した前記撮像データに基づいて、前記孔に出入りした人物を識別する警告装置。
【請求項7】
請求項1に記載された警告装置であって、
前記孔の内部の酸素濃度を測定する酸素濃度計をさらに備え、
前記制御装置は、前記検出器から出力される信号が前記蓋の開に対応する信号である場合には、前記酸素濃度計によって測定した酸素濃度の大きさに応じて、前記警告灯の点灯パターンを変化させる警告装置。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか1つに記載された警告装置であって、
前記警告灯は、前記開口部の内周面を一周するように取り付けられている警告装置。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、警告装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、点検口をマンホール蓋によって覆うことが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11-323986号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示された発明では、マンホール蓋を開けて点検しているときに、通行人がマンホール蓋を開いていることに気づかずに、点検口の開口につまずいたり、あるいは点検口に落下するおそれがある。
【0005】
本発明は、床あるいは地面に形成された孔の開口の存在を認識させることができる警告装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、床あるいは地面に形成された孔の開口部を開閉する蓋の開閉に応じた信号を出力する検出器と、開口部の位置を認識させる警告灯と、警告灯の点灯及び消灯を制御する制御装置と、を備え、制御装置は、検出器から出力される信号が蓋の開に対応する信号である場合には、警告灯を点灯させる。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、床あるいは地面に形成された孔の開口の存在を認識させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本実施形態の警告装置が設置された立坑の断面図である。
図2】本実施形態の警告装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
【0010】
本実施形態の警告装置10は、例えば、建物の建設現場等の床スラブに設けられた孔(開口)などに適用される。床スラブに設けられた孔(開口)は、資材の搬出入や作業員の出入りに利用される。この孔(開口)は、通常は作業員の落下防止のために蓋によって閉じられる一方、孔(開口)を通じた資材の搬出入や作業員の出入りの際には蓋が開けられる。警告装置10は、孔(開口)の周辺を通行する人物やこれらの周辺で作業する人物に、蓋が開いていることを認識させるために用いられる。
【0011】
図1に示すように、建物の建設現場等の床スラブ(以下、単に「床」という。)1に形成された孔2は、上端側の開口部2aが蓋3によって覆われている。孔2は、断面が円形あるいは矩形に形成され、内面が、コンクリートによって覆工されている。
【0012】
図1に示すように、孔2の内壁には、作業員が昇降するための昇降用のタラップ4が上下方向に複数設けられる。孔2は、通常は蓋3によって塞がれている。作業員は、孔2の内部で作業をする必要があるときには、蓋3を開けて昇降用のタラップ4を利用して孔2の内部に入っていく。
【0013】
ところで、作業員が孔2内で作業をしている間や孔2から資材の搬出入などをしている間は、蓋3が開いた状態のままになる。このとき、例えば、地上で作業している作業員(人物)が、蓋3が開いていることに気づかずに孔2の近辺で作業していると、場合によっては、作業員が孔2によってつまずいたり、あるいは孔2内に落下するおそれがある。そこで、本実施形態では、孔2の開口部2aの周辺で作業する作業員や孔2の周辺を通行する作業員に対して蓋3が開いていることを認識させる警告装置10を設けている。以下に、警告装置10の構成について具体的に説明する。
【0014】
図1及び図2に示すように、警告装置10は、蓋3の開閉に応じた信号を出力するスイッチ30(検出器)と、警告灯51と、表示装置52と、回転灯53と、スピーカ54と、カメラ55と、酸素濃度計56と、コントローラ20と、バッテリ40と、通信装置60と、を備える。なお、スイッチ30は、特許請求の範囲における「検出器」に相当し、表示装置52、回転灯53、及びスピーカ54は、特許請求の範囲における「警報装置」に相当し、カメラ55は、特許請求の範囲における「撮像装置」に相当し、コントローラ20は、特許請求の範囲における「制御装置」に相当する。
【0015】
スイッチ30は、ノーマルクローズ型のマグネット式スイッチである。スイッチ30は、蓋3に取り付けられたマグネット30aと、マグネット30aに対向する位置において孔2の開口部2a近傍に取り付けられたリードスイッチ30bと、を有する。マグネット30aとリードスイッチ30bとが近接している場合、すなわち、蓋3が孔2の開口部2aを閉じている場合(図1に示す状態)では、リードスイッチ30bはOFFになる。これに対し、マグネット30aとリードスイッチ30bとが離間している場合、すなわち、蓋3が開けられている場合では、リードスイッチ30bがONになる。このように、リードスイッチ30bは、蓋3の開閉に応じた信号を出力する。リードスイッチ30bの信号は、コントローラ20に送信される(図2参照)。なお、蓋3の開閉に応じた信号を出力する検出器は、スイッチ30に限らず、他の形式のスイッチ、あるいはセンサなどであってもよい。
【0016】
図1に示すように、警告灯51は、複数のLEDライト51aが所定の間隔をあけて取り付けられるとともに複数のLEDライト51aを電気的に接続する配線が施された帯状のLEDテープライトによって構成される。警告灯51(LEDテープライト)は、粘着テープによって孔2の開口部2aの内周面を一周するように取り付けられる。
【0017】
図1に示すように、表示装置52は、床1の孔2の開口部2a近傍に設けられる。表示装置52は、コントローラ20からの指示により、所定のメッセージを表示する。表示装置52は、例えば、電光掲示板によって構成される。
【0018】
図1に示すように、回転灯53は、床1の孔2の開口部2a近傍に設けられる。回転灯53は、コントローラ20からの指示により、光源を点灯させるとともに、反射板を回転させる。
【0019】
図1に示すように、スピーカ54は、床1の孔2の開口部2a近傍に設けられる。スピーカ54は、コントローラ20からの指示により、所定の音声あるいは警報音を発する。
【0020】
図1に示すように、カメラ55は、孔2の内部における上端側の開口部2a近傍に設けられる。カメラ55は、孔2内に出入りする作業員を撮像する。カメラ55によって撮像された撮像データは、通信装置60を通じて、外部の管理施設などに設置された管理サーバ70(図2参照)に送信される。
【0021】
図1に示すように、酸素濃度計56は、孔2の下端側に設けられる。酸素濃度計56は、孔2内の酸素濃度を測定する。酸素濃度計56によって測定された酸素濃度は、コントローラ20に送信される。
【0022】
コントローラ20は、マイクロコンピュータによって構成される。コントローラ20には、スイッチ30、カメラ55、及び酸素濃度計56からの信号ないしデータが入力される。コントローラ20は、スイッチ30、カメラ55、及び酸素濃度計56から入力された信号ないしデータに基づいて、警告灯51、表示装置52、回転灯53、及びスピーカ54の動作を制御する。
【0023】
バッテリ40は、例えば、乾電池などの二次電池によって構成される。バッテリ40は、コントローラ20を駆動するための電源、及び警告灯51を点灯させるための電源として機能する。なお、表示装置52、回転灯53、及びスピーカ54は、孔2外の電源によって駆動する。
【0024】
図1に示すように、本実施形態では、コントローラ20、バッテリ40、及び通信装置60は、一つのケース5内に収容される。ケース5は、上部にフック6を有している。ケース5は、フック6をタラップ4に引っかけることで、タラップ4に対して着脱可能に取り付けられる。
【0025】
次に、警告装置10の具体的な警告方法について説明する。
【0026】
まず、図1に示す蓋3によって孔2の開口部2aが閉じられている状態では、マグネット30aとリードスイッチ30bとが近接しているため、上述のようにリードスイッチ30bがOFFになっている。この状態では、警告灯51、表示装置52、回転灯53、スピーカ54、及びカメラ55は、全てOFF(消灯または停止)になっている。
【0027】
作業員が蓋3を開けると、マグネット30aとリードスイッチ30bとが離間し、リードスイッチ30bがONになる。コントローラ20は、リードスイッチ30bからONの信号が入力されると、警告灯51、表示装置52、回転灯53、スピーカ54、及びカメラ55を作動させる。具体的に説明すると、コントローラ20は、警告灯51のLEDライト51aを点灯させる。コントローラ20は、蓋3が開けられている間、LEDライト51aを常時点灯させるか、あるいは、所定のパターンで点滅させる。
【0028】
また、コントローラ20は、リードスイッチ30bからONの信号が入力されると、表示装置52に所定のメッセージを表示させる。表示させるメッセージは、孔2の周囲にいる作業員に、蓋3が開いていること、つまり、孔2の開口部2aの存在を認識させるものであれば、どのようなものであってもよい。具体的には、「蓋が開いています」、「危険」、「注意」といったものである。なお、メッセージは、このような直接的な表現に限らず、例えば、「作業中」といった間接的な表現であってもよい。
【0029】
また、コントローラ20は、リードスイッチ30bからONの信号が入力されると、回転灯53を作動させる。
【0030】
さらに、コントローラ20は、リードスイッチ30bからONの信号が入力されると、スピーカ54から所定のメッセージないし警告音を出力させる。スピーカ54から出力されるメッセージは、表示装置52に表示させるメッセージと同様のものである。
【0031】
また、コントローラ20は、リードスイッチ30bからONの信号が入力されると、カメラ55をONにする。これにより、カメラ55は、孔2内に出入りする作業員の撮像を開始する。上述のように、カメラ55によって撮像されたデータは、通信装置60を通じて、管理サーバ70(図2参照)に送信される。管理サーバ70は、カメラ55によって撮像されたデータに基づいて、孔2内に出入りする作業員を識別し、作業員の名前、作業員が孔2内に出入りした時間などを記憶する。なお、管理サーバ70でのカメラ55によって撮像された撮像データは、これに限らず、適宜利用することができる。また、カメラ55によって撮像された撮像データを、管理サーバ70に送信せずに、カメラ55内に設けられたハードディスクやSDカードなどの記憶媒体に記憶させるようにしてもよい。
【0032】
コントローラ20は、リードスイッチ30bからONの信号が入力されると、酸素濃度計56を起動する。酸素濃度計56によって測定した酸素濃度のデータは、コントローラ20に送信される。コントローラ20は、酸素濃度計56によって測定した酸素濃度に応じて、警告灯51のLEDライト51aの点灯パターン・色パターンを変化させる。これにより、孔2内の酸素濃度を孔2外で認識することができるので、孔2内で作業する前に孔2内の安全性を確認することができる。
【0033】
一方、作業員が蓋3を閉じると、マグネット30aとリードスイッチ30bとが近接するので、上述のように、リードスイッチ30bがOFFになる。コントローラ20は、リードスイッチ30bからOFFの信号が入力されると、警告灯51、表示装置52、回転灯53、スピーカ54、及びカメラ55の作動を停止する。
【0034】
このように、本実施形態の警告装置10では、作業員が蓋3を開けると、警告灯51、表示装置52、回転灯53、及びスピーカ54が作動する。これにより、孔2の周辺を通行する作業員や孔2の周辺で作業する作業員に、孔2を塞ぐ蓋3が開いていることや孔2の開口部2aの存在(位置)を認識させることができる。よって、作業員が孔2によってつまずくことや孔2内に落下することを防止できる。
【0035】
なお、上記実施形態では、警告灯51は、LEDテープライトによって構成される場合を例に説明した。しかしながら、警告灯51は、発光できるものであればどのような形式のものであってもよい。また、警告灯51は、作業員が開口部2aの存在(位置)や形状を認識できればよく、必ずしも孔2の開口部2aの内周面を一周するように設ける必要はない。
【0036】
また、警告装置10では、表示装置52、回転灯53、スピーカ54、カメラ55及び通信装置60は、必須の構成ではない。これらは、必要に応じて適宜省略してもよい。
【0037】
上記実施形態では、警告装置10を適用する孔として建物の建設現場等の床スラブに形成された孔2を例に説明したが、警告装置10を適用する孔は、これに限らない。警告装置10は、屋外や建物の床に設けられた孔であっても適用できる。具体的には、警告装置10は、建物などの床に形成された点検口などの孔、あるいは、地面に形成されたマンホールなどに適用してもよい。また、孔の大きさは、必ずしも人が入り込める大きさである必要はなく、蓋3を開けていることによって人がつまずく可能性がある程度の大きさの孔であればよい。
【0038】
また、上記実施形態では、ケース5をフック6によってタラップ4に引っかける構成を例に説明したが、これに限らず、ケース5を孔2の内壁に固定してもよい。あるいは、蓋3を閉じた状態で、リードスイッチ30bとコントローラ20との結線が可能であれば、ケース5(コントローラ20)を孔2の外部に設置してもよい。
【0039】
さらに、スイッチ30は、孔2の開口部2aの一部が蓋3によって閉じられていない場合、言い換えると、開口部2aの一部が、作業員がつまずかない、あるいは作業員が落ちない程度に開いている場合でも、リードスイッチ30bがOFFになるように、つまり、蓋3の閉に対応する信号を出力するようにしてもよい。このような構成は、例えば、マグネット30aの磁力を強くしたり、あるいは、マグネット30aを大きくすることで実現できる。
【0040】
以上のように構成された警告装置10によれば、以下の効果を奏する。
【0041】
警告装置10では、コントローラ20(制御装置)は、スイッチ30(検出器)から出力される信号が蓋3の開に対応する信号である場合には、警告灯51を点灯させる。これにより、孔2の周辺を通行する作業員や孔2の周辺で作業する作業員に、孔2を塞ぐ蓋3が開いていることや孔2の開口部2aの位置を認識させることができる。よって、作業員が孔2によってつまずくことや孔2内に落下することを抑制できる。
【0042】
警告装置10では、コントローラ20(制御装置)は、スイッチ30(検出器)から出力される信号が蓋3の開に対応する信号である場合には、表示装置52、回転灯53、及びスピーカ54を作動させる。これにより、孔2の周辺を通行する作業員や孔2の周辺で作業する作業員に、孔2を塞ぐ蓋3が開いていることや孔2の開口部2aの位置をより確実に認識させることができる。
【0043】
警告装置10では、警告灯51(LEDテープライト)は、粘着テープによって孔2の開口部2aの内周面に取り付けられ、コントローラ20(制御装置)は、孔2の内部に取り付けられた昇降用のタラップ4に着脱可能に取り付けられる。これにより、警告灯51(LEDテープライト)及びコントローラ20(制御装置)を簡単に設置あるいは撤去することができる。
【0044】
警告装置10では、コントローラ20(制御装置)は、スイッチ30(検出器)から出力される信号が蓋3の開に対応する信号である場合には、酸素濃度計56によって測定した酸素濃度の大きさに応じて、警告灯51の点灯パターンを変化させる。これにより、孔2内の酸素濃度を孔2外で認識することができるので、孔2内で作業する前に孔2内の安全性を確認することができる。
【0045】
以上、本発明の実施形態について説明したが、上記実施形態は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
【符号の説明】
【0046】
1・・・床、2・・・立坑(孔)、2a・・・開口部、3・・・蓋、4・・・タラップ、5・・・ケース、6・・・フック、10・・・警告装置、20・・・コントローラ(制御装置)、30・・・スイッチ(検出器)、30a・・・マグネット、30b・・・リードスイッチ、40・・・バッテリ、51・・・警告灯、51a・・・LEDライト、52・・・表示装置(警報装置)、53・・・回転灯(警報装置)、54・・・スピーカ(警報装置)、55・・・カメラ(撮像装置)、56・・・酸素濃度計、60・・・通信装置、70・・・管理サーバ
図1
図2