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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024055109
(43)【公開日】2024-04-18
(54)【発明の名称】配線モジュール
(51)【国際特許分類】
   H01M 50/298 20210101AFI20240411BHJP
   H01M 50/211 20210101ALI20240411BHJP
   H01M 50/204 20210101ALI20240411BHJP
   H01M 50/569 20210101ALI20240411BHJP
   H01M 50/50 20210101ALI20240411BHJP
   H01M 50/548 20210101ALI20240411BHJP
   H01M 50/557 20210101ALI20240411BHJP
   H01M 50/591 20210101ALI20240411BHJP
   H01M 50/588 20210101ALI20240411BHJP
【FI】
H01M50/298
H01M50/211
H01M50/204 401D
H01M50/569
H01M50/50 201Z
H01M50/548 301
H01M50/557
H01M50/591
H01M50/588 101
【審査請求】未請求
【請求項の数】3
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022161747
(22)【出願日】2022-10-06
(71)【出願人】
【識別番号】395011665
【氏名又は名称】株式会社オートネットワーク技術研究所
(71)【出願人】
【識別番号】000183406
【氏名又は名称】住友電装株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】000002130
【氏名又は名称】住友電気工業株式会社
(71)【出願人】
【識別番号】507357232
【氏名又は名称】株式会社AESCジャパン
(74)【代理人】
【識別番号】110001036
【氏名又は名称】弁理士法人暁合同特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】高田 孝太郎
(72)【発明者】
【氏名】中山 治
(72)【発明者】
【氏名】宮▲崎▼ 克司
(72)【発明者】
【氏名】辻 大輝
(72)【発明者】
【氏名】井澤 貴美
(72)【発明者】
【氏名】中井 昌之
(72)【発明者】
【氏名】柳原 康宏
【テーマコード(参考)】
5H040
5H043
【Fターム(参考)】
5H040AA03
5H040AA20
5H040AS07
5H040AT04
5H040AT06
5H040AY06
5H040DD03
5H040DD13
5H040DD26
5H040JJ03
5H040JJ06
5H040NN03
5H043AA13
5H043AA17
5H043AA20
5H043CA05
5H043CA08
5H043GA23
5H043GA25
(57)【要約】
【課題】コネクタが相手側コネクタに接続されていない状態において、余長部が外部にある他部品と干渉することを抑制する。
【解決手段】配線モジュール20は、複数の蓄電素子11が並べられてなる蓄電素子群に取り付けられる配線モジュール20であって、コネクタ48と、コネクタ48から引き出された複数の電線45と、複数の電線45を保持しつつ、蓄電素子群に取り付けられる絶縁性のプロテクタ50と、を備え、複数の電線45は余長部145を有し、余長部145は、コネクタ48側に配索された先端部145Aと、プロテクタ50側で位置決めされる基部145Bと、先端部145Aと基部145Bとの間に配される本体部145Cとを有し、プロテクタ50は、本体部145Cを取り出し可能な状態で収容する余長収容部57と、先端部145A又はコネクタ48を取り外し可能な状態で保持する保持部58とを有する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の蓄電素子が並べられてなる蓄電素子群に取り付けられる配線モジュールであって、
コネクタと、
前記コネクタから引き出された複数の電線と、
複数の前記電線を保持しつつ、前記蓄電素子群に取り付けられる絶縁性のプロテクタと、を備え、
複数の前記電線は、各々の前記電線が束状に集まった部分から構成され、前記コネクタを伴って前記プロテクタ側から外側へのばすことが可能な余長部を有し、
前記余長部は、前記コネクタ側に配索された先端部と、前記プロテクタ側で位置決めされる基部と、前記先端部と前記基部との間に配される本体部とを有し、
前記プロテクタは、前記本体部を取り出し可能な状態で収容する余長収容部と、前記先端部又は前記コネクタを取り外し可能な状態で保持する保持部とを有する配線モジュール。
【請求項2】
前記余長収容部は、前記蓄電素子群側に配される底部と、前記底部から外側にのびた壁部と、前記底部及び前記壁部の少なくとも一方に立設され、前記本体部が曲げられた状態で収容されるように、前記本体部に接触して前記本体部の向きを調整する向き調整部を含む、請求項1に記載の配線モジュール。
【請求項3】
前記保持部が前記先端部を取り外し可能な状態で保持し、
前記プロテクタは、前記蓄電素子群側から外側に向かって開口した凹状をなし、取り外し可能な状態で前記コネクタが収容されるコネクタ収容部を有する、請求項1又は請求項2に記載の配線モジュール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、配線モジュールに関する。
【背景技術】
【0002】
電気自動車やハイブリッド自動車等に、高圧の蓄電素子群(電池積層体)を備える蓄電モジュールが搭載されている。この種の蓄電モジュールが備える蓄電素子群は、互いに積層するように並べられた複数の蓄電素子を備えており、それらは、互いに電気的に直列又は並列に接続されている。そして、このような蓄電素子群には、各蓄電素子の電圧や温度等を検知するために利用される複数の電線が配索された配線モジュールが取り付けられている。
【0003】
配線モジュールは、例えば、特許文献1に示されるように、蓄電素子群に取り付けられる絶縁性のプロテクタと、そのプロテクタで保持される複数の電線と、各電線の端部をまとめて保持しつつ、外部機器が備える相手側コネクタに接続されるコネクタとを備えている。コネクタで保持された複数の電線は、プロテクタ側から外側へある程度、のばすことができるように、プロテクタで保持されていない余長部を備えている。
【0004】
特許文献1に示されるように、コネクタが外部機器の相手側コネクタに接続されていない状態において、コネクタが他部品と干渉することを防ぐために、プロテクタには、余長部の先端にあるコネクタを、一時的に保持するためのコネクタ保持部が設けられている。
けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2019-36471号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来、この種の配線モジュールにおいて、コネクタが相手側コネクタに接続されていない場合に、コネクタに接続する余長部が、他部品と干渉することを抑制することまでは検討されていなかった。余長部の長さは、蓄電モジュールの用途等に応じて、適宜、設定されるため、場合によっては、余長部の長さが長くなり、蓄電モジュールの組み立て時や、蓄電モジュールを外部機器に接続する作業を行う直前の状態等において、余長部が外部にある他部品(例えば、組み立て作業で使用される治具)と干渉することがある。余長部が干渉して、余長部に力が加えられる(例えば、引っ張られる)と、コネクタと余長部との接続部分等が破損してしまうおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の配線モジュールは、複数の蓄電素子が並べられてなる蓄電素子群に取り付けられる配線モジュールであって、コネクタと、前記コネクタから引き出された複数の電線と、複数の前記電線を保持しつつ、前記蓄電素子群に取り付けられる絶縁性のプロテクタと、を備え、複数の前記電線は、各々の前記電線が束状に集まった部分から構成され、前記コネクタを伴って前記プロテクタ側から外側へのばすことが可能な余長部を有し、前記余長部は、前記コネクタ側に配索された先端部と、前記プロテクタ側で位置決めされる基部と、前記先端部と前記基部との間に配される本体部とを有し、前記プロテクタは、前記本体部を取り出し可能な状態で収容する余長収容部と、前記先端部又は前記コネクタを取り外し可能な状態で保持する保持部とを有する配線モジュールである。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、コネクタが相手側コネクタに接続されていない状態において、余長部が外部にある他部品と干渉することが抑制される配線モジュールを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、実施形態1に係る電池モジュールの正面図である。
図2図2は、電池積層体の前部の斜視図である。
図3図3は、ラミネート型電池の要部を示す斜視図である。
図4図4は、余長部が収容されている状態の余長収容部及び保持部の拡大図である。
図5図5は、余長部が収容されていない状態の余長収容部及び保持部の拡大図である。
図6図6は、余長部が収容されている状態の余長収容部及び保持部の拡大斜視図である。
図7図7は、実施形態2に係る配線モジュールのプロテクタが備える、2つの余長部が収容されている状態の余長収容部及び保持部の拡大図である。
図8図8は、2つの余長部が収容されていない状態の余長収容部及び保持部の拡大図である。
図9図9は、2つの余長部が収容されている状態の余長収容部及び保持部の拡大斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列挙して説明する。
【0011】
(1)本開示の配線モジュールは、複数の蓄電素子が並べられてなる蓄電素子群に取り付けられる配線モジュールであって、コネクタと、前記コネクタから引き出された複数の電線と、複数の前記電線を保持しつつ、前記蓄電素子群に取り付けられる絶縁性のプロテクタと、を備え、複数の前記電線は、各々の前記電線が束状に集まった部分から構成され、前記コネクタを伴って前記プロテクタ側から外側へのばすことが可能な余長部を有し、前記余長部は、前記コネクタ側に配索された先端部と、前記プロテクタ側で位置決めされる基部と、前記先端部と前記基部との間に配される本体部とを有し、前記プロテクタは、前記本体部を取り出し可能な状態で収容する余長収容部と、前記先端部又は前記コネクタを取り外し可能な状態で保持する保持部とを有する配線モジュールである。
【0012】
このような構成によると、コネクタを伴ってプロテクタ側から外側へのばすことが可能な余長部の先端部又はコネクタを保持部で取り外し可能な状態で保持しつつ、余長部の本体部を取り出し可能な状態で余長収容部に収容することができる。したがって、このような構成を備えた配線モジュールでは、コネクタが相手側コネクタに接続されていない状態において、コネクタがプロテクタの近くに配されつつ、余長部の本体部が余長収容部で囲まれるため、コネクタや本体部が外部にある他部品と干渉することが抑制される。
【0013】
(2)前記余長収容部は、前記蓄電素子群側に配される底部と、前記底部から外側にのびた壁部と、前記底部及び前記壁部の少なくとも一方に立設され、前記本体部が曲げられた状態で収容されるように、前記本体部に接触して前記本体部の向きを調整する向き調整部を含むことが好ましい。
【0014】
このような構成によると、余長部の本体部を向き調整部に接触させて、その本体部を曲げつつ余長収容部に収容することができる。したがって、例えば、余長部の本体部の長さが長い場合であっても、余長収容部に設けられた向き調整部を利用することで、余長部の本体部を余長収容部に収容することができる。
【0015】
(3)前記保持部が前記先端部を取り外し可能な状態で保持し、前記プロテクタは、前記蓄電素子群側から外側に向かって開口した凹状をなし、取り外し可能な状態で前記コネクタが収容されるコネクタ収容部を有することが好ましい。
【0016】
このような構成によると、余長部の先端部を保持部が保持する場合に、コネクタがコネクタ収容部に収容されることにより、コネクタがコネクタ収容部で囲まれるため、そのコネクタが、外部にある他部品に干渉することが抑制される。また、このような構成によると、コネクタが振動等により、大きく動くことが抑制される。したがって、コネクタの動きに伴って余長部の先端部が保持部から外れることが抑制される。
【0017】
[本開示の実施形態の詳細]
以下、本開示の実施形態について説明する。本開示はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【0018】
<実施形態1>
本開示の実施形態1について、図1から図6を参照しつつ説明する。本実施形態の配線モジュール20を備えた電池モジュール10は、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車等の車両に搭載されて、その車両の駆動源として用いられる。以下の説明において、複数の同一部材については、一部の部材にのみ符号を付し、他の部材の符号を省略する場合がある。また、本明細書では、各図に示される矢線Xの示す方向を前方、矢線Yの示す方向を左方、矢線Zの示す方向を上方として説明する。
【0019】
[電池モジュール]
電池モジュール10は、図1及び図2に示されるように、主として、電池積層体11Lと、電池積層体11Lに取り付けられる配線モジュール20とを備える。本実施形態の電池モジュール10は、更に、電池積層体11Lを上下左右の四方から覆う筐体15を備える。筐体15は、全体的には、概ね直方体状の外形を有する筒型をなしている。このような筐体15は、電池積層体11Lの下面側に配される板状の底部15Aと、電池積層体11Lの上面側に配される板状の天井部15Bと、底部15Aと天井部15Bとを左右両側において接続する板状の一対の側方部15Cとを備える。
【0020】
[電池積層体]
電池積層体(蓄電素子群)11Lは、図2に示されるように、ラミネート型電池(蓄電素子)11が左右方向に一列に並ぶように複数個(本実施形態の場合、18個)積層されて構成されている。図2には、説明の便宜上、電池積層体11Lの前側部分のみが示されている。ラミネート型電池11は、図3に示されるように、全体的には、前後方向に長くのびつつ、偏平な形状をなしている。このようなラミネート型電池11は、その厚み方向が左右方向となるように並んで配置されている。ラミネート型電池11の内部には、蓄電要素(不図示)が収容されている。また、ラミネート型電池11の前後方向における両端には、それぞれ1つずつ互いに極性の異なる電極リード12が設けられている。このような互いに極性の異なる1組の電極リード12は、それぞれ板状をなすと共に、互いに反対方向を向くように突出している。つまり、一方の電極リード12は、前方を向くように突出し、他方の電極リード12は、後方を向くように突出している。
【0021】
電池積層体11Lには、図2に示されるように、同じ方向(例えば、前方)を向きつつ、左右方向に連続して並ぶ4つの電極リード12を、電気的に1つに接続する接合部13が設けられている。接合部13の形成過程において、4つの電極リード12は、2つで1つの組をつくるように左右方向で2つの組に分けられる。そして、各組の電極リード12同士は、互いに重ね合わせられつつ、同じ方向に略直角に折り曲げられる。より具体的には、一方の組における2枚重ねの電極リード12と、他方の組における2枚重ねの電極リード12とは、互いの先端側が重なるように略直角に折り曲げられる。このように互いに重ねられた部分が、レーザー溶接によって接合されることで、4つの電極リード12の先端側が互いに重なりつつ接合された部分である接合部13が形成される。
【0022】
本明細書において、接合部13を構成する電極リード12を、「接続電極リード12A」と称する場合がある。1つの接合部13を構成する4つの接続電極リード12Aのうち、右側に配される、一方の組の2つの接続電極リード12Aと、左側に配される、他方の組の2つの接続電極リード12Aとは、反対の極性を有している。例えば、右側の2つの接続電極リード12Aが正極の場合、左側の2つの接続電極リード12Aは負極となる。このような接合部13は、電池積層体11Lにおいて、2つのラミネート型電池11が並列接続されたもの同士を、互いに直列接続している。図2に示されるように、電池積層体11Lは、前部に4つの接合部13を備える。なお、電池積層体11Lは、後部にも前部と同様の4つの接合部(不図示)を備える。
【0023】
電池積層体11Lは、図1に示されるように、前部の左端部(図1の図示右端部)に出力部14を備える。また、電池積層体11Lは、図示されないものの、後部の右端部にも、前部と同様の出力部を備える。出力部14は、同じ方向(例えば、前方)を向く複数の電極リード12のうち、接合部13を構成しない隣り合った2つの電極リード12同士が、互いに重ね合わせられた状態で接合されたものからなる。本明細書において、出力部14を構成する電極リード12を、「出力電極リード12B」と称する場合がある。1つの出力部14を構成する2つの出力電極リード12Bは、互いに同じ極性を有している。出力部14は、電池積層体11L全体の正極又は負極を構成する。例えば、図2に示される前部の出力部14が、電池積層体11Lの総正極である場合、その後部の出力部(不図示)は電池積層体11Lの総負極となる。
【0024】
[配線モジュール]
配線モジュール20は、電池積層体(蓄電素子群)11Lの前部及び後部にそれぞれ取り付けられるものである。図1に示される配線モジュール20は、電池積層体11Lの前部に取り付けられるものである。このような配線モジュール20は、主として、コネクタ48と、複数の電線45と、プロテクタ50とを備える。本実施形態の場合、配線モジュール20は、更に、接続電極リード12Aに接続される端子30や、出力電極リード12Bに接続されるバスバー40等を備える。以下では、電池モジュール10の前側に配される配線モジュール20の構成について詳細に説明する。なお、電池モジュール10の後側に配される配線モジュール(不図示)は、前側に配される配線モジュール20と同様の構成を備えているため、その詳細説明は省略する。
【0025】
[コネクタ]
コネクタ48は、絶縁性の合成樹脂製のハウジング48Aと、そのハウジング48A内に収容される複数の雄端子(不図示)とを備える。ハウジング48Aは、コネクタ48の外観形状を構成する部分であり、概ね直方体状をなしている。ハウジング48Aの内部に収容された複数の雄端子は、ハウジング48Aの先端側から露出した状態となっている。コネクタ48は、雌端子を有する外部の相手側コネクタに対して着脱可能である。コネクタ48は、相手側コネクタに対して嵌合する形で装着可能であると共に、その相手側コネクタとの嵌合が解消されることで、取り外し(離脱)が行われる。このようなコネクタ48から、後述する複数の電線45が左方に引き出されている。
【0026】
相手側コネクタは、図示されない電線に接続すると共に、その電線を介して外部のECU(Electronic Control Unit)等に接続されている。ECUは、マイクロコンピュータや各種の素子が搭載されてなる周知のものであり、各ラミネート型電池11の電圧、電流、温度等の検知や、各ラミネート型電池11の充放電制御等を行う。
【0027】
[電線]
配線モジュール20は、図1に示されるように、複数の電線45を備えている。各電線45は、各ラミネート型電池11の電圧を検知するために利用されるものであり、各々が可撓性を有する長手状のものからなる。電線45は、導電性を有する線状の芯線と、その芯線の周りを覆う絶縁被覆とを有する。各電線45における一方の各端部45aは、束状に集められつつ、コネクタ48に接続されている。この場合における各電線45の一方の各端部45aは、ハウジング48Aにより保持されつつ、ハウジング48A内に収容されている各雄端子に対して電気的に接続されている。これに対して、各電線45における他方の各端部45bには、それぞれ端子30が接続されている。
【0028】
端子30は、導電性の金属板材が所定形状に加工されたものからなり、電線45の他方の端部45bに接続した状態で、接続電極リード12Aに接続する。端子30は、各電線45における他方の各端部45bに、それぞれ1つずつ割り当てられる。つまり、配線モジュール20は、複数の端子30を備える。
[余長部]
【0029】
複数の電線45は、各々の電線45の一端(一方の端部)45a側から他端(他方の端部)45b側に続く部分が束状に集まった部分から構成される余長部145を有する。この余長部145は、コネクタ48を伴ってプロテクタ50側から外側へのばすことが可能である。
【0030】
余長部145は、コネクタ48側に配索された先端部145Aと、プロテクタ50側で位置決めされる基部145Bと、先端部145Aと基部145Bとの間に配される本体部145Cとを有する。
【0031】
また、複数の電線45のうち、余長部145側から各々の電線45の各端部45bへ続く部分(各々の電線45の他端45b側から一端45a側に続く部分)は、それぞれ分岐した状態で、プロテクタ50により保持される。
【0032】
なお、本実施形態における複数の電線45は、各ラミネート型電池11の電圧を検知するための電圧検知線として利用されるものである。
【0033】
バスバー40は、導電性の金属板材が所定形状に加工されたものからなる。バスバー40は、図1に示されるように、上下方向にのびる扁平な板状の第1部分40Aと、その第1部分40Aの上端部から右方にのびる扁平な板状の第2部分40Bとを有する。バスバー40は、プロテクタ50のバスバー保持部53に保持される。このようなバスバー40は、第1部分40Aの上下方向中央部において、出力電極リード12Bに接続されている。第2部分40Bの右端部には、バスバー側接続部41が設けられている。
【0034】
バスバー側接続部41は、板状であり、その略中央に、厚み方向に貫通する形で、ボルトが挿通される挿通孔(不図示)が形成されている。バスバー側接続部41上には、外部機器と電池モジュール10とを接続するために利用される外部接続端子(不図示)が重ねられる。バスバー側接続部41及び外部接続端子が互いに重ねられた状態でボルト締結されることにより、バスバー側接続部41及び外部接続端子が互いに電気的に接続される。
【0035】
[プロテクタ]
プロテクタ50は、複数の電線45を保持しつつ、電池積層体11Lの前部に取り付けられる絶縁性の板状部材であり、例えば、合成樹脂製の成形品等により構成される。プロテクタ50は、前後方向から見た際に、左右方向に長い概ね矩形状をなしている。このようなプロテクタ50は、電池積層体11Lに対して位置決めされるプロテクタ本体51を備える。
【0036】
プロテクタ本体51は、前後方向から見た際に、左右方向に長い概ね矩形状をなした板状部分である。そして、このようなプロテクタ本体51には、電極収容部52、上述したバスバー保持部53、分岐配索部55、集合配索部56、余長収容部57、保持部58、コネクタ収容部59が設けられている。
【0037】
電極収容部52には、左右方向に一列に並ぶ形で複数のものが、プロテクタ本体51に設けられている。電極収容部52は、プロテクタ本体51を厚み方向(前後方向)に貫通しつつ、上下方向に長くのびた略矩形状の開口部を囲む枠状の部分である。プロテクタ本体51において、このような電極収容部52が合計で5つ設けられている。それらの電極収容部52のうち、右側から左側(図1の左側から右側)へ順に4つ並ぶように設けられたものは、接合部13及び接続電極リード12Aを、開口部から露出させつつそれらを取り囲むように収容する接続電極収容部52Aである。また、電極収容部52のうち、最も左端(図1の図示右端)に設けられたものは、出力電極リード12B及び出力部14を開口部から露出させつつそれらを取り囲むように収容する出力電極収容部52Bである。
【0038】
4つの接続電極収容部52A、及び1つの出力電極収容部52Bからなる5つの電極収容部52は、左右方向において互いに間隔を保ちつつ一列に並ぶように配置されている。そして、隣り合った電極収容部52の間には、それぞれ分岐配索部55が設けられている。
【0039】
図1に示されるように、プロテクタ本体51には、4つの分岐配索部55がそれぞれ上下方向にのびて設けられている。分岐配索部55は、前側から後側に向かって凹みつつ、上下方向に長くのびた溝状をなしている。各分岐配索部55は、対応する電線45の端部45b側を収容しつつ保持する。
【0040】
集合配索部56は、電極収容部52の上側に配置されつつ、全体的には左右方向にのびた溝状をなしている。このような集合配索部56は、各分岐配索部55の上端側とそれぞれ接続して互いに繋がっている。各分岐配索部55に収容されている分岐した複数の電線45は、集合配索部56に収容されつつ1つに集められる。このように集合配索部56及び分岐配索部55により、複数の電線45のうち、余長部145側から各々の電線45の各端部45bへ続く部分が収容されつつ保持される。
【0041】
なお、集合配索部56に収容されて集められた各電線45は、集合配索部56の底部56Aに設けられた開口部56Bを通って、後述する余長収容部57内で1つの束にまとめられる。
【0042】
[余長収容部]
余長収容部57は、余長部145の本体部145Cを取り出し可能な状態で収容する部分であり、集合配索部56の右側寄りの上部に設けられている。余長収容部57は、全体的には、左右方向に長くのびつつ、前方に開口した容器状をなしている。余長収容部57は、図5に示すように、電池積層体(蓄電素子群)11L側に配される板状の底部57Aと、底部57Aから外側(前方)にのびた板状の壁部57Bと、底部57Aに立設される第1向き調整部57C1と、壁部57Bに立設される第2向き調整部57C2とを有する。本明細書において、第1向き調整部57C1と、第2向き調整部57C2とをまとめて、「向き調整部57C」と表す場合がある。
【0043】
底部57Aは、前方側から見た際に、左右方向に長い概ね矩形状をなしている。底部57Aのうち、前方を向く面を、表面57A1と称し、その反対側の面(後方を向く面)を、裏面と称する。底部57Aのうち、左右方向における一方の端側には、厚み方向(前後方向)に貫通する形で設けられた孔部を囲む入口部57A3が設けられている。入口部57A3は、その内側にある孔部に、余長部145を構成する複数の電線45が、前後方向に通される部分である。上述したように、集合配索部56の開口部56Bを通された複数の電線45は、1つの束にまとめられた状態で(つまり、余長部の状態で)入口部57A3に通される。入口部57A3に通された余長部145の基部145Bは、入口部57A3の周縁に接触する等して、位置決めされている。つまり、余長部145の基部145Bは、プロテクタ50側で位置決めされている。
【0044】
また、底部57Aの周縁や、入口部57A3の周縁の一部に、壁部57Bが立設されている。壁部57Bは、所定の厚みを有する板状の部材であり、図6に示すように、余長収容部57内の余長部145(本体部145C)の周りを囲むように配置されている。
【0045】
[向き調整部]
第1向き調整部57C1は、底部57Aに立設されている板片状の部材である。余長部145の長さが長い場合、第1向き調整部57C1の周りに余長部145を巻き付ける等で、余長収容部57内に余長部145が収まるようにしてもよい。
【0046】
第2向き調整部57C2は、前後方向において、入口部57A3と間隔を保ちつつ、入口部57A3を覆うように、壁部57Bに立設されている。このような第2向き調整部57C2は、入口部57A3に通された余長部145の本体部145Cが曲げられた状態で、余長収容部57内に収容されるように、本体部145Cに接触して本体部145Cの向きを調整する。具体的には、入口部57A3に通された余長部145の本体部145Cは、第2向き調整部57C2の端部に接触することで、その配索方向が曲げられている。
【0047】
[保持部]
保持部58は、余長部145の先端部145Aを取り外し可能な状態で保持する部分であり、余長収容部57に隣接する位置に設けられている。保持部58は、電池積層体(蓄電素子群)11L側から外側(前方)に向かって立ち上がると共に、端部に先端部145Aが載せられる凹状に窪んだ窪み部58A1を含む支持部58Aと、この支持部58Aの窪み部58A1に載せられた先端部145Aを構成する束状の電線45を把持する把持部58Bとを有する。窪み部58A1は、余長収容部57内と、コネクタ収容部59内とを繋ぐように、左右方向にのびており、先端部145Aを左右方向に配索した状態で載せることが可能である。把持部58Bは、上下方向において互いに間隔を保ちつつ、窪み部58A1に載せられた先端部145Aを上下方向から挟むように支持部58Aに設けられた一対の板片部58B1を有する。一対の板片部58B1の間に、先端部145Aが挿入された場合、板片部58B1は、互いの間隔が広がるように弾性変形する。余長部145は、余長収容部57に収容されつつ、保持部58で保持されることにより、プロテクタ50よりも上側や前側にはみ出すことが抑制される。
【0048】
[コネクタ収容部]
コネクタ収容部59は、電池積層体11L側から外側に向かって開口した凹状をなし、取り外し可能な状態でコネクタ48が収容される部分である。コネクタ収容部59は、保持部58に隣接する位置に設けられている。余長部145の先端部145Aを保持する保持部58は、コネクタ収容部59と余長収容部57との間に配置されている。余長部145の先端部145Aが保持部58で保持された場合、コネクタ48がコネクタ収容部59に収容されることにより、コネクタ48が電池積層体11L側から外側(前方)へはみ出すことが抑制される。
【0049】
[保持部及び余長収容部に対する余長部の着脱]
配線モジュール20を備えた電池モジュール10は、最終的に、外部機器(例えば、ECU)に対して、コネクタ48を介して接続される。この際、コネクタ48は、配線モジュール20からある程度、離れた箇所にある外部機器の相手側コネクタに接続されるため、そのコネクタ48に接続する余長部145は、保持部58や余長収容部57によって保持等されずに、プロテクタ50側から外側へ引き出された状態となる。このように電池モジュール10の使用時において、余長部145は、コネクタ48を伴ってプロテクタ50側から外側へのばすことが可能である。
【0050】
これに対して、電池モジュール10の組み立て時や、電池モジュール10を外部機器に接続する作業を行う直前の状態等の、コネクタ48が相手側コネクタに接続されていない状態においては、余長部145の先端部145Aが保持部58で着脱可能な状態で保持されると共に、余長部145の本体部145Cが余長収容部57内に収容される。なお、本実施形態においては、先端部145Aが保持部58に保持された状態で、その先端部145Aに接続するコネクタ48がコネクタ収容部59に収容される。このようにして、余長部145は、プロテクタ50側から外側へはみ出さないように、プロテクタ50によって一時的に保持される。このように、余長部145をプロテクタ50によって一時的に保持させる場合、本体部145Cを先に余長収容部57内に収容し、その後、先端部145Aを保持部58で保持してもよい。また、その反対に、先端部145Aを先に保持部58で保持し、その後、本体部145Cを余長収容部57内に収容してもよい。
【0051】
[実施形態1の作用効果]
実施形態1によれば、以下の作用、効果を奏する。
実施形態1に係る配線モジュール20は、複数のラミネート型電池11が並べられてなる電池積層体11Lに取り付けられる配線モジュール20であって、外部の相手側コネクタに対して着脱可能なコネクタ48と、コネクタ48から引き出された複数の電線45と、複数の電線45のうち、各々の電線45の他端45b側から一端45a側に続く部分を保持しつつ、電池積層体11Lに取り付けられる絶縁性のプロテクタ50と、を備え、複数の電線45は、各々の電線45の一端45a側から他端45b側に続く部分が束状に集まった部分から構成され、コネクタ48を伴ってプロテクタ50側から外側へのばすことが可能な余長部145を有し、余長部145は、コネクタ48側に配索された先端部145Aと、プロテクタ50側で位置決めされる基部145Bと、先端部145Aと基部145Bとの間に配される本体部145Cとを有し、プロテクタ50は、本体部145Cを取り出し可能な状態で収容する余長収容部57と、先端部145A又はコネクタ48を取り外し可能な状態で保持する保持部58とを有する。
【0052】
このような構成によると、コネクタ48を伴ってプロテクタ50側から外側へのばすことが可能な余長部の先端部145A又はコネクタ48を保持部58で取り外し可能な状態で保持しつつ、余長部145の本体部145Cを取り出し可能な状態で余長収容部57に収容することができる。したがって、このような構成を備えた配線モジュール20は、コネクタ48が相手側コネクタに接続されていない状態において、コネクタ48がプロテクタ50の近くに配されつつ、余長部145が余長収容部57に収容されて囲まれるため、プロテクタ50や余長部145が外部にある他部品と干渉することが抑制される。
【0053】
余長収容部57は、電池積層体11L側に配される底部57Aと、底部57Aから外側にのびた壁部57Bと、底部57A及び壁部57Bの少なくとも一方に立設され、本体部145Cが曲げられた状態で収容されるように、本体部145Cに接触して本体部145Cの向きを調整する向き調整部57Cを含んでいる。
【0054】
このような構成によると、余長部145の本体部145Cを向き調整部57Cに接触させて、その本体部145Cを曲げつつ余長収容部57に収容することができる。したがって、例えば、余長部145の本体部145Cの長さが長い場合等であっても、向き調整部57Cを利用することで、余長部145の本体部145Cを曲げつつ余長収容部57に収容することができる。
【0055】
保持部58が先端部145Aを取り外し可能な状態で保持し、プロテクタ50は、電池積層体11L側から外側に向かって開口した凹状をなし、取り外し可能な状態でコネクタ48が収容されるコネクタ収容部59を有している。
【0056】
このような構成によると、コネクタ48がコネクタ収容部59で囲まれるため、コネクタ48が、外部にある他部品に干渉することが抑制される。また、このような構成によるとコネクタ48が振動等により、大きく動くことが抑制される。したがって、コネクタ48の動きに伴って余長部145の先端部145Aが保持部58から外れることが抑制される。
【0057】
<実施形態2>
本開示の実施形態2について、図7から図9を参照しつつ説明する。実施形態1と同様の構成については、実施形態1と同じ符号を付し、説明を省略する場合がある。また、実施形態1と同様の作用効果については、説明を省略する。実施形態2に係る電池モジュール110は、図7に示されるように、プロテクタ150を有する配線モジュール120を備える。プロテクタ150は、2つの余長部245,345を収容する余長収容部157と、各余長部245,345の各先端部245A,345Aを保持する2つの保持部258,358とを備える。一方の余長部245を構成する各電線45は、実施形態1と同様、各ラミネート型電池(蓄電素子)の電圧を検知するために利用されるものである。他方の余長部345を構成する各電線45Aは、各ラミネート型電池(蓄電素子)の温度を検知するサーミスタに接続するものである。
【0058】
余長収容部157は、電池積層体(蓄電素子群)側に配される板状の底部157Aと、底部157Aから外側(前方)にのびた板状の壁部157Bとを有する。底部157Aには、2つの入口部257A3,357A3が設けられている。一方の入口部257A3は、一方の余長部245の基部245B側が通され、他方の入口部357A3は、他方の余長部345の基部345B側が通される。また、底部157Aのうち、一方の余長部245の近くに、余長部245の長さを調整可能な第1向き調整部257C1が立設され、他方の余長部345の近くに、余長部345の長さを調整可能な第1向き調整部357C1が立設される。また、入口部257A3の近くに立設された壁部157Bに、余長部245の長さを調整可能な第2向き調整部257C2が立設され、入口部357A3の近くに立設された壁部157Bに、余長部345の長さを調整可能な第2向き調整部357C2が立設されている。
【0059】
また、プロテクタ150には、余長部245の先端部245Aを保持する保持部258と、余長部345の先端部345Aを保持する保持部358とが設けられている。各保持部258,358は、それぞれ窪み部258A1,358A1を含む支持部258A,358Aと、それぞれ一対の板片部258B1,358B1を含む把持部258B,358Bとを備える。更に、プロテクタ150には、余長部245の先端部245Aが引き出されたコネクタ248と、余長部345の先端部345Aが引き出されたコネクタ348とを収容するコネクタ収容部159が設けられている。
【0060】
[実施形態2の作用効果]
実施形態2によれば、以下の作用、効果を奏する。
プロテクタ150に2つの余長部245,345の各本体部245C,345Cを収容可能な余長収容部157と、各余長部245,345の各先端部245A,345Aを保持可能な保持部258,358が設けられている。
【0061】
このような構成によると、各先端部245A,345Aを各保持部258,358で保持した状態で、2つの余長部245,345を余長収容部157にまとめて収容することができる。
【0062】
<他の実施形態>
(1)上記実施形態1,2の保持部は、余長部の先端部を、取り外し可能な状態で保持するものであったが、これに限られることはない。他の実施形態においては、余長部の先端部を保持する保持部に代えて、コネクタを取り外し可能な状態で保持する保持部をプロテクタに設けてもよい。
【0063】
(2)上記実施形態1,2において、保持部は、余長部の先端部を上下方向から挟むように設けられた一対の板片部からなるものであったが、これに限られることはない。保持部としては、余長部の先端部を取り外し可能な状態で保持できるものであれば、特に制限はない。
【0064】
(3)余長部の本体部を、向き調整部に巻き付けることや、向き調整部を利用して折り返す等して、余長部の本体部を曲げつつ、余長収容部内に収容してもよい。
【0065】
(4)電池積層体を構成するラミネート型電池同士が、プロテクタで保持される複数のバスバーによって電気的に接続される構成であってもよい。
【符号の説明】
【0066】
10,110: 電池モジュール
11: ラミネート型電池(蓄電素子)
11L: 電池積層体(蓄電素子群)
12: 電極リード
12A: 接続電極リード
12B: 出力電極リード
13: 接合部
14: 出力部
15: 筐体
15A: 底部
15B: 天井部
15C: 側方部
20,120: 配線モジュール
30: 端子
40: バスバー
40A: 第1部分
40B: 第2部分
41: バスバー側接続部
45: 電線
45a: 一方の端部
45b: 他方の端部
48,248,348: コネクタ
48A: ハウジング
50,150: プロテクタ
51: プロテクタ本体
52: 電極収容凹部
52A: 接続電極収容凹部
52B: 出力電極収容凹部
53: バスバー保持部
55: 分岐配索部
56: 集合配索部
57: 余長収容部
57A: 底部
57A3,257A3,357A3: 入口部
57B: 壁部
57C: 向き調整部
57C1,257C1,357C1: 第1向き調整部
57C2,257C2,357C2: 第2向き調整部
58: 保持部
59,159: コネクタ収容部
145,245,345: 余長部
145A,245A,345A: 先端部
145B,245B,345B: 基部
145C,245C,345C: 本体部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9