(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024055148
(43)【公開日】2024-04-18
(54)【発明の名称】二重煙突管及びこれの製造方法
(51)【国際特許分類】
F23J 13/02 20060101AFI20240411BHJP
F16L 59/14 20060101ALI20240411BHJP
F24C 15/20 20060101ALI20240411BHJP
【FI】
F23J13/02
F16L59/14
F24C15/20 K
【審査請求】有
【請求項の数】1
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022161838
(22)【出願日】2022-10-06
(11)【特許番号】
(45)【特許公報発行日】2024-02-21
(71)【出願人】
【識別番号】595073498
【氏名又は名称】勝又金属工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100139044
【弁理士】
【氏名又は名称】笹野 拓馬
(72)【発明者】
【氏名】勝又 貞治
(72)【発明者】
【氏名】勝又 祐人
【テーマコード(参考)】
3H036
3K070
【Fターム(参考)】
3H036AA01
3H036AA09
3H036AB13
3H036AB24
3H036AE01
3K070BA04
3K070BA12
3K070BA24
3K070BA30
(57)【要約】
【目的】 断熱材を備える二重煙突管の連結作業を素早く行うことを可能にする。
【解決手段】 二重煙突管1において、第1の半径を有する円筒形の形状の内筒体の両端部付近において該内筒体の外周側へ突出する凸部が周方向に延在している。また、内筒体から離間して同心状に配置され、第1の半径よりも大きい第2の半径を有する円筒形の形状の外筒体の一端部25付近において該外筒体の内周側へ突出する凸部が周方向に延在している。さらに、内筒体と外筒体との間に配置された断熱材6と、内筒体と外筒体との間に径方向に沿って延在する環状の円盤8であって、内筒体の一端部付近の凸部に当接しつつ断熱材を封止する第1の環状の円盤8並びに、内筒体の他端部付近の凸部及び外筒体の一端部付近の凸部に当接しつつ断熱材を封止する第2の環状の円盤10とを備える。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内筒体と外筒体を有する二重煙突管において、
第1の半径を有する円筒形の形状の内筒体であって、該内筒体の両端部付近において該内筒体の外周側へ突出する凸部が周方向に延在している、内筒体と、
内筒体から離間して同心状に配置され、第1の半径よりも大きい第2の半径を有する円筒形の形状の外筒体であって、該外筒体の一端部付近において該外筒体の内周側へ突出する凸部が周方向に延在している、外筒体と、
内筒体と外筒体との間に配置された断熱材と、
内筒体と外筒体との間に径方向に沿って延在する環状の円盤であって、内筒体の一端部付近の凸部に当接しつつ断熱材を封止するように設けられた第1の環状の円盤並びに、内筒体の他端部付近の凸部及び外筒体の一端部付近の凸部に当接しつつ断熱材を封止するように設けられた第2の環状の円盤と、
を備える、二重煙突管。
【請求項2】
第1の環状の円盤及び第2の環状の円盤のそれぞれに、内筒体の凸部よりも外側の端縁がかしめられていることを特徴とする、請求項1に記載の二重煙突管。
【請求項3】
外筒体の軸方向長さの方が内筒体の軸方向長さよりも長く形成されており、
1つの外筒体の外周側へ突出する凸部にもう1つの外筒体の端部が当接する位置まで外筒体どうしが嵌合し得るように、外筒体の上記一端部の開口半径の方が、外筒体の上記他端部の開口半径よりも数mmだけ短く形成されているとともに、外筒体の上記一端部から所定の距離だけ離れた位置に、外筒体の外周側へ突出する凸部が外筒体の周方向に延在していることを特徴とする、請求項2に記載の二重煙突管。
【請求項4】
内筒体と外筒体を有する二重煙突管の製造方法において、
内筒体の一端部付近において内筒体の周方向に延在するように外周側へ突出する凸部に、内筒体と外筒体との間に径方向に沿ってフィットし得る寸法に形成された第1の環状の円盤の内縁部を当接させ、その第1の環状の円盤の内縁部に、内筒体の一端部付近の凸部よりも外側の端縁をかしめるステップと、
内筒体の外周面に断熱材を配置するステップと、
内筒体の他端部を外筒体の一端部よりも外方まで延出させるように、該内筒体の他端部を先頭にして、外筒体の他端部の開口から外筒体内へ内筒体を押し込むステップと、
内筒体の他端部付近において内筒体の周方向に延在するように外周側へ突出する凸部に、内筒体と外筒体との間に径方向に沿ってフィットし得る寸法に形成された第2の環状の円盤の内縁部を当接させ、その第2の環状の円盤の内縁部に、内筒体の他端部付近の凸部よりも外側の端縁をかしめるステップと、
外筒体の内周側へ内筒体を押し戻し、外筒体の一端部付近において外筒体の周方向に延在するように内周側へ突出する凸部に、第2の環状の円盤の外縁部を当接させ、その第2の環状の円盤の外縁部に、外筒体の一端部付近の凸部よりも外側の端縁をかしめるステップと、
を含む、二重煙突管の製造方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、薪ストーブ等に用いられる煙突管に関し、詳しくは、薪ストーブから出る煙などを屋外へ排出させるための二重煙突管及びこれの製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
薪ストーブなどから出る煙は、連結された煙突管の内部を通流して屋外へ排出されている(
図6を参照)。しかし、屋外に設けられた煙突管内を通流する煙は、特に寒冷地においては低温の外気によって凝結し、煤となって煙突管の内壁に付着してしまうことがある。煙突管内に煤が蓄積すると、煙突管の劣化が進んでしまう。また、ストーブの使用者等が金属製の煙突管に触れて火傷してしまうことがある。これらの事象を防ぐために、熱伝導率の低い断熱材を備える二重煙突管が使用されることが多い。
【0003】
二重煙突管は一般に、内筒管と、該内筒管から離間して同心状に配置された外筒管と、これらの内筒管と外筒管との間に設けられる断熱材とからなる。
【0004】
そのような従来の二重煙突管の内筒体と外筒体との間に断熱材を固定しつつ、ストーブの設置場所において複数の二重煙突管を適切な長さとなるように連結させる作業は時間を要するものであった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2015-152029号公報
【特許文献2】実開昭54-101639号公報
【特許文献3】実開昭63-121246号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、ストーブの設置された現場において、断熱材を備える複数の二重煙突管を連結させる作業を素早く行うことを可能にするような二重煙突管を提供することを目的とする。また、そのような二重煙突管の製造方法を提示することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
内筒体と外筒体を有する二重煙突管において、第1の半径を有する円筒形の形状の内筒体であって、該内筒体の両端部付近において該内筒体の外周側へ突出する凸部が周方向に延在している、内筒体と、内筒体から離間して同心状に配置され、第1の半径よりも大きい第2の半径を有する円筒形の形状の外筒体であって、該外筒体の一端部付近において該外筒体の内周側へ突出する凸部が周方向に延在している、外筒体と、内筒体と外筒体との間に配置された断熱材と、内筒体と外筒体との間に径方向に沿って延在する環状の円盤であって、内筒体の一端部付近の凸部に当接しつつ断熱材を封止するように設けられた第1の環状の円盤並びに、内筒体の他端部付近の凸部及び外筒体の一端部付近の凸部に当接しつつ断熱材を封止するように設けられた第2の環状の円盤と、を備える、二重煙突管を提供する。
【0008】
一実施例においては、第1の環状の円盤及び第2の環状の円盤のそれぞれに、内筒体の凸部よりも外側の端縁がかしめられていることを特徴とする。
【0009】
さらなる実施例においては、外筒体の軸方向長さの方が内筒体の軸方向長さよりも長く形成されており、1つの外筒体の外周側へ突出する凸部にもう1つの外筒体の端部が当接する位置まで外筒体どうしが嵌合し得るように、外筒体の上記一端部の開口半径の方が、外筒体の上記他端部の開口半径よりも数mmだけ短く形成されているとともに、外筒体の上記一端部から所定の距離だけ離れた位置に、外筒体の外周側へ突出する凸部が外筒体の周方向に延在していることを特徴とする。
【0010】
また、内筒体と外筒体を有する二重煙突管の製造方法において、内筒体の一端部付近において内筒体の周方向に延在するように外周側へ突出する凸部に、内筒体と外筒体との間に径方向に沿ってフィットし得る寸法に形成された第1の環状の円盤の内縁部を当接させ、その第1の環状の円盤の内縁部に、内筒体の一端部付近の凸部よりも外側の端縁をかしめるステップと、内筒体の外周面に断熱材を配置するステップと、内筒体の他端部を外筒体の一端部よりも外方まで延出させるように、該内筒体の他端部を先頭にして、外筒体の他端部の開口から外筒体内へ内筒体を押し込むステップと、内筒体の他端部付近において内筒体の周方向に延在するように外周側へ突出する凸部に、内筒体と外筒体との間に径方向に沿ってフィットし得る寸法に形成された第2の環状の円盤の内縁部を当接させ、その第2の環状の円盤の内縁部に、内筒体の他端部付近の凸部よりも外側の端縁をかしめるステップと、外筒体の内周側へ内筒体を押し戻し、外筒体の一端部付近において外筒体の周方向に延在するように内周側へ突出する凸部に、第2の環状の円盤の外縁部を当接させ、その第2の環状の円盤の外縁部に、外筒体の一端部付近の凸部よりも外側の端縁をかしめるステップと、を含む、二重煙突管の製造方法を提示する。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図4】二重煙突管の(a)上面側、(b)側面、(c)底面側及び、(d)断面を示す図。
【
図6】薪ストーブに取り付けられた二重煙突管を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の二重煙突管について、添付の図面を参照しつつ以下に説明する。
【0013】
図1に、二重煙突管1の構成部品である(a)内筒体2、(b)外筒体4、(c)断熱材6及び(d)2つの環状の円盤8,10を示す。概して、外筒体4の軸方向長さの方が内筒体2の軸方向長さよりも長く形成されている。内筒体2、外筒体4及び環状の円盤8,10の材料の一例として、加工整形し易い耐熱性金属(金属として、ステンレス鋼を含む)の薄板が使用されるとよい。
【0014】
内筒体2は、第1の半径を有し、該内筒体2の両端部付近において内筒体2の外周側へ突出する凸部12a,12bが周方向に延在するようにロール加工されている。外筒体4は、内筒体2の第1の半径よりも大きい第2の半径を有し、外筒体4の一端部25付近において外筒体4の内周側へ突出する凸部(換言すれば、内周側へ陥没する凹部)14が周方向に延在するようにロール加工されている。さらには、該一端部25から所定の距離だけ離れた位置に、外筒体4の外周側へ突出する凸部16が周方向に延在するようにロール加工されている。また、これらの内筒体2と外筒体4との間に設けられる断熱材6が、例えばグラスウール等の耐熱性素材から形成されている。
【0015】
環状の円盤8,10は、内筒体2と外筒体4との間に径方向に沿ってフィットし得るように、内筒体2の第1の半径と比べてほぼ同じか僅かに長い内径(つまり環の中心から内縁部20までの長さ)及び、外筒体4の第2の半径と比べてほぼ同じか僅かに短い外径(つまり環の中心から外縁部22までの長さ)の寸法を有する。上述した構成部品が組み立てられることにより、本発明の二重煙突管1が完成する。
【0016】
図2A(a)~(d)及び
図2B(e)~(h)に、本発明の二重煙突管1の組立手順を示す。
【0017】
最初に、
図2A(a)に示されるように、内筒体2の一端部17付近において内筒体2の周方向に延在するように外周側へ突出する凸部12aに、内筒体2と外筒体4との間に径方向に沿ってフィットし得る寸法に形成された第1の環状の円盤8を当接させる。そして、金槌などを使って、その第1の環状の円盤8の内縁部20に、内筒体2の一端部17の凸部12aよりも外側の端縁をかしめることにより固定する。
【0018】
次に、
図2A(b)に示されるように、内筒体2の外周面30に断熱材6を巻き付けることなどにより装着させる。すると、
図2A(c)に示されるように、内筒体2に断熱材6が装着された状態となる。
【0019】
続いて、
図2A(d)に示されるように、内筒体2の他端部18を外筒体4の一端部25よりも外方まで延出させるように、内筒体2の他端部18を先頭にして、外筒体4の他端部26の開口から内筒体2を外筒体4内へ押し込む。
【0020】
続いて、
図2B(e)に示されるように、内筒体2の他端部18付近に形成されている凸部12bに、内筒体と外筒体との間に径方向に沿ってフィットし得る寸法に形成された第2の環状の円盤10の内縁部20を当接させる。そして、金槌などを使って、第2の環状の円盤10の内縁部20に、内筒体2の他端部18の凸部12bよりも外側の端縁をかしめることにより、内筒体2に第1の環状の円盤10が固定されると、
図2B(f)に示される状態となる。
【0021】
続いて、
図2B(g)に示されるように、外筒体4の内方へ内筒体2を押し戻し、外筒体4の一端部25付近において外筒体4の周方向に延在するように内周側へ突出する凸部(換言すれば、内周側へ陥没する凹部)14に、第2の環状の円盤10の外縁部22を当接させる。そして、金槌などを使って、第2の環状の円盤10の外縁部22に、外筒体4の一端部25よりも外側の端縁をかしめることにより、外筒体4にも第2の環状の円盤10が固定されると、
図2B(h)に示される状態となる。
【0022】
以上の組立手順に従って、1つの二重煙突管1が完成する。なお、組立手順の一部の順序を入れ替えても二重煙突管1を製造できることが理解されよう。
【0023】
図3(a)は、組み立てられた二重煙突管1を概略的に示す斜視図である。
図3(b)は、
図3(a)に示した二重煙突管1の長手方向軸に沿って切り出された断面図である。内筒体2から離間して同心状に外筒体4が配置されており、内筒体2と外筒体4との間に断熱材6が設けられている。さらには、内筒体2の両端部のそれぞれに、断熱材6を封止するように環状の円盤8,10が取り付けられている。
【0024】
図4(a)は、二重煙突管1の上面側を示す。また
図4(b)は、二重煙突管1の側面を示している。また
図4(c)は、二重煙突管1の底面側を示している。また
図4(d)は、
図4(b)中のA-A線に沿って切り出された二重煙突管1の断面を示している。
【0025】
図3及び
図4に示されているように、外筒体4の一端部25から所定の距離だけ離れた位置に、外筒体4の外周側へ突出する凸部16が周方向に延在するようにロール加工されており、外筒体4の一端部25の開口半径の方が、凸部16の形成されていない他端部26の開口半径よりも数mmだけ小さく作られている。この数mmの差が外筒体4の一端部25から上記所定の距離まで作られていれば、1つの外筒体4に形成された凸部16にもう1つの外筒体4の端部26が当接する位置まで外筒体4どうしが嵌合されることで、2つの二重煙突管1が連結され得る。
【0026】
図5は、
図3及び
図4に示した二重煙突管1の両端部を拡大して示す斜視図である。
図5に示される実施例において、内筒体2の外周側へ突出する凸部12a、外筒体4の内周側へ突出する凸部14及び、外筒体4の外周側へ突出する凸部16は、丸みを帯びた形状となるようにロール加工されている。
【0027】
また、第1の環状の円盤8に内筒体2のかしめられた端縁がかしめ部24aとして示されており、第2の環状の円盤10に内筒体2のかしめられた端縁が24bとして示されており、第2の環状の円盤10に外筒体4のかしめられた端縁がかしめ部28として示されている。
【0028】
図6は、建屋32の屋外まで延びるように薪ストーブ34に取り付けられた二重煙突管1を示す。本発明の二重煙突管1の内筒体2と外筒体4との間に配置された断熱材6は、環状の円盤8,10により所定の位置に支えられているので、ストーブの設置場所において複数の二重煙突管1を素早く連結させることが可能である。
【0029】
また、本発明の二重煙突管1の製造方法においては、内筒体2と外筒体4にロール加工されている凸部12a,12b,14に、環状の円盤8,10を当接させることによって簡単に環状の円盤8,10を位置決めすることができるため、二重煙突管1の組立時間を短縮することができ、ひいては製造コストが低減する。
【符号の説明】
【0030】
1…二重煙突管
2…内筒体
4…外筒体
6…断熱材
8…第1の環状の円盤
10…第2の環状の円盤
12a…(内筒体の外周側へ突出する)凸部
12b…(内周側の外周側へ突出する)凸部
14…(外筒体の内周側へ突出する)凸部
16…(外筒体の外周側へ突出する)凸部
17…(内筒体の)一端部
18…(内筒体の)他端部
20…内縁部(内周側縁部)
22…外縁部(外周側縁部)
24a…かしめ部
24b…かしめ部
25…(外筒体の)一端部
26…(外筒体の)他端部
28…かしめ部
30…外周面
32…建屋
34…薪ストーブ
【手続補正書】
【提出日】2023-11-28
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
内筒体と外筒体を有する二重煙突管の製造方法において、
内筒体の一端部付近において内筒体の周方向に延在するように外周側へ突出する凸部に、内筒体と外筒体との間に径方向に沿ってフィットし得る寸法に形成された第1の環状の円盤の内縁部を当接させ、その第1の環状の円盤の内縁部に、内筒体の一端部付近の凸部よりも外側の端縁をかしめるステップと、
内筒体の外周面に断熱材を配置するステップと、
内筒体の他端部を外筒体の一端部よりも外方まで延出させるように、該内筒体の他端部を先頭にして、外筒体の他端部の開口から外筒体内へ内筒体を押し込むステップと、
内筒体の他端部付近において内筒体の周方向に延在するように外周側へ突出する凸部に、内筒体と外筒体との間に径方向に沿ってフィットし得る寸法に形成された第2の環状の円盤の内縁部を当接させ、その第2の環状の円盤の内縁部に、内筒体の他端部付近の凸部よりも外側の端縁をかしめるステップと、
外筒体の内周側へ内筒体を押し戻し、外筒体の一端部付近において外筒体の周方向に延在するように内周側へ突出する凸部に、第2の環状の円盤の外縁部を当接させ、その第2の環状の円盤の外縁部に、外筒体の一端部付近の凸部よりも外側の端縁をかしめるステップと、
を含む、二重煙突管の製造方法。