IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ イビデン株式会社の特許一覧

特開2024-55319コア基板の製造方法及びスルーホール印刷用マスク
<>
  • 特開-コア基板の製造方法及びスルーホール印刷用マスク 図1
  • 特開-コア基板の製造方法及びスルーホール印刷用マスク 図2
  • 特開-コア基板の製造方法及びスルーホール印刷用マスク 図3
  • 特開-コア基板の製造方法及びスルーホール印刷用マスク 図4
  • 特開-コア基板の製造方法及びスルーホール印刷用マスク 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公開特許公報(A)
(11)【公開番号】P2024055319
(43)【公開日】2024-04-18
(54)【発明の名称】コア基板の製造方法及びスルーホール印刷用マスク
(51)【国際特許分類】
   H05K 3/12 20060101AFI20240411BHJP
   H05K 3/00 20060101ALI20240411BHJP
   H05K 3/10 20060101ALI20240411BHJP
【FI】
H05K3/12 610P
H05K3/00 X
H05K3/10 E
【審査請求】未請求
【請求項の数】8
【出願形態】OL
(21)【出願番号】P 2022162142
(22)【出願日】2022-10-07
(71)【出願人】
【識別番号】000000158
【氏名又は名称】イビデン株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100112472
【弁理士】
【氏名又は名称】松浦 弘
(74)【代理人】
【識別番号】100202223
【弁理士】
【氏名又は名称】軸見 可奈子
(72)【発明者】
【氏名】辻井 貴典
(72)【発明者】
【氏名】岩村 一志
【テーマコード(参考)】
5E343
【Fターム(参考)】
5E343AA02
5E343AA05
5E343AA15
5E343AA17
5E343BB72
5E343DD03
5E343FF02
5E343FF12
5E343GG20
(57)【要約】
【課題】コア基板の複数のスルーホールに対し、ペースト材の充填の均一化を図る技術を開示する。
【解決手段】複数のスルーホール15を有する製品領域13が、スルーホール15を有しない製品外領域14に包囲されているコア基板10にスルーホール印刷を行って前記スルーホール15が充填部材43Aにて充填されているコア基板10を製造するコア基板10の製造方法であって、前記スルーホール印刷用マスク30に、前記製品領域13と重なる第1領域31に形成されて、前記複数のスルーホール15に連通する複数の第1貫通孔32と、前記製品外領域14と重なる第2領域34に形成される複数の第2貫通孔33とが備えられている。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のスルーホールを有する製品領域が、スルーホールを有しない製品外領域に包囲されているコア基板にスルーホール印刷を行って前記スルーホールが充填部材にて充填されているコア基板を製造するコア基板の製造方法であって、
スルーホール印刷用マスクに、
前記製品領域と重なる第1領域に形成されて、前記複数のスルーホールに連通する複数の第1貫通孔と、
前記製品外領域と重なる第2領域に形成される複数の第2貫通孔とが備えられている。
【請求項2】
請求項1に記載のコア基板の製造方法であって、
前記複数の第1貫通孔の平均の孔径と、前記複数の第2貫通孔の平均の孔径とが略同一になっている。
【請求項3】
請求項1に記載のコア基板の製造方法であって、
前記第1領域における単位面積当りの前記複数の第1貫通孔の数と、前記第2領域のうち少なくとも幅方向の半分より前記第1領域側における単位面積当りの前記複数の第2貫通孔の数とが略同一になっている。
【請求項4】
請求項1に記載のコア基板の製造方法であって、
前記複数の第2貫通孔は、前記第1領域の一部における前記複数の第1貫通孔のコピーである。
【請求項5】
複数のスルーホールを有する製品領域が、スルーホールを有しない製品外領域に包囲されているコア基板に使用されるスルーホール印刷用マスクであって、
前記製品領域と重なる第1領域に形成されて、前記複数のスルーホールに連通する複数の第1貫通孔と、
前記製品外領域と重なる第2領域に形成される複数の第2貫通孔と、を備える。
【請求項6】
請求項5に記載のスルーホール印刷用マスクであって、
前記複数の第1貫通孔の平均の孔径と、前記複数の第2貫通孔の平均の孔径とが略同一になっている。
【請求項7】
請求項5に記載のスルーホール印刷用マスクであって、
前記第1領域における単位面積当りの前記複数の第1貫通孔の数と、前記第2領域のうち少なくとも幅方向の半分より前記第1領域側における単位面積当りの前記複数の第2貫通孔の数とが略同一になっている。
【請求項8】
請求項5に記載のスルーホール印刷用マスクであって、
前記複数の第2貫通孔は、前記第1領域の一部における前記複数の第1貫通孔のコピーである。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、コア基板の製造方法及びスルーホール印刷用マスクに関する。
【背景技術】
【0002】
従来より知られているスルーホール印刷は、コア基板の複数のスルーホールに対応する複数の貫通孔を有するスルーホール印刷用マスクがコア基板に重ねられ、スルーホール印刷用マスク上に配置されるペースト材が、スキージでならされて、複数の貫通孔から複数のスルーホールへと充填されるという技術である(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2001-298257号公報(段落[0009]、図1~2)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、コア基板の複数のスルーホールを有する製品領域が、スルーホールを有しない製品外領域で包囲されているものである場合には、製品領域のうち製品外領域から遠い位置のスルーホールには十分にペースト材が充填されるものの、製品外領域に近い位置のスルーホールには十分にペースト材が充填されず、スルーホール内でペースト材が固化してなるホール充填部材の表面が凹んだ形状になることがある。そこで、本願では、製品外領域を有するコア基板の複数のスルーホールに対し、ペースト材の充填の均一化を図る技術を開示する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するためになされた請求項1の発明は、複数のスルーホールを有する製品領域が、スルーホールを有しない製品外領域に包囲されているコア基板にスルーホール印刷を行って前記スルーホールが充填部材にて充填されているコア基板を製造するコア基板の製造方法であって、スルーホール印刷用マスクに、前記製品領域と重なる第1領域に形成されて、前記複数のスルーホールに連通する複数の第1貫通孔と、前記製品外領域と重なる第2領域に形成される複数の第2貫通孔とが備えられている。
【発明の効果】
【0006】
請求項1のコア基板の製造方法で使用されるスルーホール印刷用マスクには、コア基板の製品領域と重なる第1領域に、複数のスルーホールに連通する複数の第1貫通孔が形成されるだけではなく、コア基板の製品外領域と重なる第2領域に複数の第2貫通孔が備えられている。これにより、製品領域のうち製品外領域から遠い位置と近い位置とで、ペースト材の流動に係る条件の均一化が図られ、ペースト材の充填の均一化が図られる。これによりホール充填部材の表面の凹みを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本開示の一実施形態に係るコア基板、マスク及び支持テーブルの斜視図
図2】コア基板の拡大図
図3】マスクの拡大図
図4】コア基板のスクリーン印刷工程
図5】本開示の他の実施形態に係るコア基板、マスク及び支持テーブルの斜視図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1図4を参照して、本開示の一実施形態について説明する。図1に示されたコア基板10は、例えば、ガラスクロスにエポキシ樹脂等を含浸させた樹脂層の両面側に導電層が積層されたものであり、全体が四角形になっている。また、コア基板10は、表裏に図示しない絶縁層と導電層とが交互に積層される。即ち、コア基板10の表裏にビルドアップ層が積層される。そして、コア基板10とビルドアップ層とを含んだ多層配線基板が複数に分割されて最終的な製品となり、市販品に組み込まれる。
【0009】
より具体的には、コア基板10のうち外縁の枠状領域は、最終的には製品にならずに例えば破棄される製品外領域14であり、その製品外領域14の内側が、最終的に製品になる製品領域13になっている。本実施形態では、製品領域13は、例えば、複数の四角形の小領域13Aに区画されていて、最終的にそれら小領域13Aごとに分割される。そして、製品領域13の各小領域13A毎が、製品(即ち、多層配線基板)の一部になる。
【0010】
また、コア基板10の製品領域13には、表裏の導電層にサブトラクティブ法など一般的な方法で回路が形成されている。さらに、コア基板10の製品領域13には、表裏に貫通する複数のスルーホール15が備えられ、そのスルーホール15の内面を被覆するように形成されるホール充填部材43Aにより、コア基板10の表裏の導電層の回路同士や、表裏のビルドアップ層の回路同士が接続されている。そして、複数のスルーホール15は、ホール充填部材43Aで埋められる。
【0011】
なお、本実施形態のコア基板10及び製品領域13は、四角形であるが、四角形に限定されるものではなく、それ以外の多角形、円形、半円形、楕円形、異形であってもよい。また、製品領域13は、最終的に複数に分割されるが、分割されないものであってもよい。ホール充填部材43Aは、絶縁性の部材であってもよいし、導電性の部材であってもよい。
【0012】
本実施形態のコア基板の製造方法では、コア基板10が、複数のスルーホール15にホール充填部材43Aが備えられていない未完成の状態で用意される。そして、本実施形態のコア基板の製造方法は、用意されたコア基板10に対し、スルーホール印刷を行ってホール充填部材43Aを形成し、コア基板10を完成させるというものである。
【0013】
なお、用意されるコア基板10のスルーホール15は、ドリル等によって形成され、一定の内径でコア基板10を貫通している。また、コア基板10の製品外領域14の3つの角部には、3つの位置決孔18が形成されている。そして、コア基板10の製品外領域14は、位置決孔18以外に孔も凹凸も有しない平坦な板状になっている。
【0014】
図1には、スルーホール印刷機の支持テーブル40とスルーホール印刷用マスク30(以下、単に「マスク30」という)とが示されている。支持テーブル40は、コア基板10が載置される平坦な上面を有し、その上面には、コア基板10の製品外領域14に対応する枠状領域40Rの各辺に沿って複数の座繰り孔45が並べられて開口している。また、枠状領域40Rの3つの角部からは位置決ピン48が起立している。そして、コア基板10の3つの位置決孔18に、支持テーブル40の3つの位置決ピン48が通されてコア基板10が支持テーブル40上に位置決めされた状態で載置される。
【0015】
マスク30は、コア基板10と略同一の四角形のシート状をなして、コア基板10の製品領域13と重なる第1領域31と、コア基板10の製品外領域14と重なる枠状の第2領域34とを有する。また、第2領域34の3つの角部には、位置決孔38が形成されている。そして、マスク30の3つの位置決孔38に、支持テーブル40の3つの位置決ピン48が通されて、マスク30がコア基板10上に位置決めされた状態で載置される。
【0016】
なお、図1では、説明のためにマスク30には、第1領域31と第2領域34との間等の境界線が付されているが、そのような境界線がマスク30に付されていていなくてもよい。コア基板10の製品領域13と製品外領域14との間等の境界線に関しても同様である。また、マスク30としてはステンレス等の金属製であることが好ましいが、樹脂製であっても良い。
【0017】
スルーホール15の配置や数が異なる複数のコア基板10を製造する場合には、コア基板10毎のマスク30が用意される。その一例として図1に示されたコア基板10の複数のスルーホール15は、例えば、以下のようになっている。即ち、コア基板10では、複数のスルーホール15が密に集まっている場所と疎に離散している場所との多少のばらつきはあるものの、製品領域13の全体に亘って複数のスルーホール15が概ね均等に分散して配置されている。また、コア基板10の製品外領域14は、前述した通り、3つの位置決孔18以外に孔も凹凸も有しない平坦な板状になっている。なお、図1では、複数のスルーホール15の一部のみが示されている。
【0018】
これに対し、図1のマスク30には、コア基板10の製品領域13の全てのスルーホール15と配置も内径も同じ複数の第1貫通孔32が形成されている。即ち、マスク30には、コア基板10の製品領域13と同様に、その製品領域13に重なる第1領域31の全体に亘って複数の第1貫通孔32が概ね均等に分散して配置されている(図2参照)。これに加え、マスク30には、スルーホール15を有しないコア基板10の製品外領域14に重なる第2領域34に、複数の第2貫通孔33が形成されている。複数の第2貫通孔33は、例えば、第1領域31の一部における複数の第1貫通孔32のコピーであって、第2領域34の全体に概ね均等に分散して配置されている。即ち、マスク30では、第1領域31と第2領域34の区別なく、マスク30の全体に亘って、複数の第1貫通孔32と複数の第2貫通孔33とからなる複数の貫通孔が概ね均等に分散して配置されている(図3参照)。
【0019】
本実施形態のコア基板の製造方法では、上述した支持テーブル40及びマスク30が使用されて、以下のようにしてコア基板10が製造される。
【0020】
(1)複数のスルーホール15を有し、それらスルーホール15にホール充填部材43Aが備えられていない未完成のコア基板10が用意される。
【0021】
(2)コア基板10の製品領域13に対応する大きさにカットされた剥離シート50が、支持テーブル40の上面の枠状領域40Rより内側に敷設される。そして、その上に、コア基板10が重ねられて前述の通り支持テーブル40に位置決めされた状態で載置され、さらにその上にマスク30が位置決めされた状態で載置される。(図4(A)参照)。
【0022】
(3)マスク30の4辺の外縁部のうち一辺の外縁部上にペースト材43が乗せられる。そして、スキージ46が、マスク30の一辺の外縁部から水平方向で離れた位置からマスク30の一辺の外縁部に乗り上がるように移動され、さらに、スキージ46がマスク30に押し付けられた状態で、マスク30上を通過するように移動される。これにより、マスク30の第1貫通孔32を通して複数のスルーホール15に向けてペースト材43が充填される。この時、第1貫通孔32及び第2貫通孔33にも、マスク30の厚み分のペースト材43が充填される(図4(B)参照)。なお、ペースト材43としては、エポキシ系樹脂が用いられるが、銀ペーストや導電性インキ等であってもよい。
【0023】
(4)コア基板10は、下面に剥離シート50が付着した状態で支持テーブル40から取り外される。そして、コア基板10の上面全体に剥離シート50が重ねられ、加圧装置により厚さ方向で挟まれた状態で加熱される。これによりペースト材43が硬化されて、スルーホール15内部にホール充填部材43Aが形成され、コア基板10が完成する。
【0024】
本実施形態のコア基板10の製造方法で使用されるマスク30には、コア基板10の製品領域13と重なる第1領域31に、複数のスルーホール15に連通する複数の第1貫通孔32が形成されるだけではなく、コア基板10の製品外領域14と重なる第2領域34に複数の第2貫通孔33が備えられている。これにより、製品領域13のうち製品外領域14から遠い位置と近い位置とで、ペースト材43の流動に係る条件の均一化が図られる。
【0025】
より具体的には、本実施形態のマスク30では、第2領域34の複数の第2貫通孔33に、第1領域31の一部の複数の第1貫通孔32をコピーして使用したことで、複数の第1貫通孔32の平均の孔径と、複数の第2貫通孔33の平均の孔径とが略同一になり、第1領域31における単位面積当りの複数の第1貫通孔32の数と、第2領域34における単位面積当りの複数の第2貫通孔33の数とが略同一になって、ペースト材43の流動に係る条件の均一化が図られ、ペースト材43の充填の均一化が図られる。これによりホール充填部材43Aの表面の凹みを抑えることができる。
【0026】
また、支持テーブル40のうちコア基板10の製品外領域14が重なる枠状領域40Rに複数の座繰り孔45を設けたことによっても、ペースト材43の流動に係る条件の均一化が図られる。具体的には、コア基板10のうち製品領域13は、複数のスルーホール15を備えることで、それらスルーホール15を有しない製品外領域14より剛性は低い。即ち、剛性の相違により、コア基板10のうち製品領域13は、製品外領域14に比べてスキージ46による押圧力によって下方に変形し易くなっている。これに対し、支持テーブル40のうちコア基板10の製品外領域14を下方から支持する枠状領域40Rには、複数の座繰り孔45が設けられる一方、コア基板10の製品領域13を下方から支持する領域には複数の座繰り孔45は設けられていないから、支持テーブル40による支持の相違から、コア基板10のうち製品外領域14は、製品領域13に比べてスキージ46の押圧力によって下方に変形し易くなり、製品外領域14及び製品領域13の下方への変形量の差が抑えられて、ペースト材43の流動に係る条件の均一化が図られる。
【0027】
なお、上述した「ペースト材43の流動に係る条件」の相違により、マスク30の変形量やスキージ46のマスク30上での滑り具合等が相違するため、従来のコア基板10の製造方法では、コア基板10の製品領域13のうち製品外領域14に近い位置のスルーホール15において、遠い位置のスルーホール15よりもペースト材43が十分に充填されにくいという問題が生じていたと推測され、本開示の技術により、「ペースト材43の流動に係る条件」の均一化が図られるので、従来の問題が解消されると推測される。
【0028】
<他の実施形態>
(1)前記実施形態では第2領域34の全面に第2貫通孔33が形成される構成になっているが、第1領域31と隣接する一部分にのみ設けられる構成になっていてもよい。また、第2領域34の幅方向のうち第1領域31に近い側のみに複数の第2貫通孔33が形成されていてもよい。
【0029】
(2)前記実施形態では第2領域34の複数の第2貫通孔33は、第1領域31の一部の複数の第1貫通孔32をコピーしたものであったが、第1領域31の複数の第1貫通孔32とは全く無関係の配置及び大きさの複数の第2貫通孔33が第2領域34に形成されていてもよい。
【0030】
(3)前記実施形態のコア基板10では、製品外領域14に包囲される製品領域13が1つであったが、図5に示したコア基板10Aのように、製品外領域14に包囲される製品領域13が複数備えられていてもよく、そのようなコア基板10Aに対応させてマスク30A及び支持テーブル40Aを形成してもよい。具体的には、同図に示したコア基板10Aは、例えば、4つの製品領域13を有し、製品外領域14がそれら4つの製品領域13の全体を包囲すると共に製品領域13同士の間を仕切るように設けられて、各製品領域13がそれぞれ製品外領域14によって包囲されている。これに対し、支持テーブル40Aには、コア基板10Aの製品外領域14全体が重なる枠状領域40Rに座繰り孔45が形成されている。また、マスク30Aには、コア基板10Aの4つの製品領域13と重なる4つのマスク内第1領域31Qにそれぞれ複数の第1貫通孔32が形成されると共に、製品外領域14全体が重なるマスク内第2領域34の全体に複数の第2貫通孔33が形成されている。このような構成としても、前記実施形態と同様の作用効果を奏する。
【0031】
なお、本明細書及び図面には、特許請求の範囲に含まれる技術の具体例が開示されているが、特許請求の範囲に記載の技術は、これら具体例に限定されるものではなく、具体例を様々に変形、変更したものも含み、また、具体例から一部を単独で取り出したものも含む。
【符号の説明】
【0032】
10,10A コア基板
13 製品領域
14 製品外領域
15 スルーホール
30,30A スルーホール印刷用マスク
31 第1領域
32 第1貫通孔
33 第2貫通孔
34 第2領域
43 ペースト材
43A ホール充填部材
46 スキージ
図1
図2
図3
図4
図5